P「それじゃあ罰ゲームな」 (122)
某場所で書いてたSSが残りの分書けたので全員分まとめて書かせて貰いたいと思ってここに建てました。
SS速報にスレ建てするのは初めてなので何かあったら指摘をお願いします。
あと次に誰を書くのかを安価で決めてたので1人1回じゃないものもあります。
見直しながら書くので少し時間かかると思いますがお付き合いよろしくお願いします。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1388393447
美希「えー、そんなのってないの!ハニーずるいの!」
P「何がずるいだ。誰が見ても正々堂々だったろ」
P「んー、罰ゲームとして敗者は勝者の言うことを一つ何でも聞く、か……」
美希「あんまり厳しいのはヤなの……」
P「よし、決めた」
P「お前、一週間俺の作ったおにぎり生活な」
美希「ハ、ハニー!!」
P「ははっ、ちょっと厳し過ぎたか?」 ニタァ
P「あー、あと、付け合わせに味噌汁と自家製の漬物も絶対食ってもらうから」ニヤニヤ
美希「……」プルプル
P「ん、どうした?さすがにキツイか?まあでも罰ゲームだ、嫌だって言われてもやらせるがな……」ケラケラ
美希「……ハニーって本当酷すぎるの。キツ過ぎて6日もしたらギブアップしちゃいそうなの」
美希「でも美希、頑張ってみるね。一週間全力で取り組むから!」
P「おう、一粒でも残したら許さないからな」ケラケラ
一週間後
小鳥「あら?美希ちゃん、ちょっと前までお肌の調子少し悪かったのに今日は肌ツヤすっごくいいわね」
美希「えっそうかな」
小鳥「うん、ぷにぷにつるつるよ」
小鳥「ここ最近のハードスケジュールの影響かなって心配してたんだけど……今は大丈夫そうね」ニコッ
美希「……あー、あれかも」
小鳥「あれって?」
美希「ハニーが最近毎日美希の為におにぎりとお味噌汁を作ってくれてるの」
小鳥「え?」
美希「えへへ、美希それをぜーんぶ一粒残らず食べなきゃ許されないの、厳しいの」ニコニコ
小鳥「えっ、えっ?」
美希「あ、次の仕事の時間だ、それじゃあね小鳥」
バタン
小鳥「えっ、美希ちゃん、ちょっと……詳しく……!」
プロデューサーさんは最近自家製糠漬けにハマっていたそうです。
自分で食べるだけと言うのも飽きたな~、とそんな折に目の前にろくに物を食べてないカモがノコノコやってきたのでこれ幸いと餌食にしてやったそうです。
私も「最近いい物食べてません」とプロデューサーさんに言ってみたら「そうですか、それにしてはお肌ぷにぷにですね」って言われちゃいました。えへへ
終わり
伊織「はあ!?なんでこの私が罰ゲームなんかしなきゃなんないのよ!」
P「いやいや、始める前に決めたろ罰ゲーム有りって」
P「『何をあんたにさせてやろうかしらおーっほっほ』ってノリノリだったじゃないか」
伊織「そんな風には言ってないわよ!」
P「あーあ、今や天下のトップアイドルの水瀬伊織さんが約束の一つも守れないなんてなぁ」
伊織「ぐっ、……いいわ、なんでも命令しなさいよ」
伊織「この水瀬伊織ちゃんがなんだろうと完璧にこなしてあげるわ」 フフン
P「……」ニタァ
P「よし、それじゃあこのゴミの処理を命じる」
伊織「え……ゴミ処理? なんでこの伊織ちゃんが……」
P「伊織」
伊織「…………はいはいわかったわよ」
伊織「……え、何この猫のぬいぐるみ」
P「いや、この前夢と魔法の国に出向いて仕事の調整しててな。その終わりに貰ったんだよ」
P「向こうさんの結構無茶な調整に乗ったからな、なんかお詫びも兼ねて無理矢理渡されて」
P「なんでも世界に一つしかない限定品らしいぞ」
P「ただ、俺は男だしな。ぬいぐるみにも興味ないから扱いに困ってたんだ」
P「まあせっかく貰った物に対してゴミ処理扱いは語弊があるが、それでも必要ないものだからな」
P「伊織に処分を任せられて助かったわ」
伊織「……」
P「まあ伊織にはシャルルもいるし、更に人形が増えたら邪魔で仕方ないだろ?」
P「我ながらいい罰ゲームだな」ニタァ
伊織「…………わかったわよ。罰ゲームだから邪魔だけど仕方なく任されてあげるわ」ギュッ
小鳥「あら?伊織ちゃん最近そのぬいぐるみ連れてくること多いわね」
伊織「そんなことないわ。たまたまよたまたま」
伊織「今日はシャルルがお家に居たいって言うから仕方なく代わりにこの子を連れてきたの」
伊織「だから本当にたまたま」
小鳥「ふーん、そうなんだ」クスクス
伊織「何よ、文句あるの?」
小鳥「いーえ」クスクス
伊織「ふんっ、行くわよシャルプ」
最近の伊織ちゃんはプロデューサーさんと一緒の仕事じゃない日は必ずと言っていいほどこの新しいネコちゃんのぬいぐるみを連れてきます。
やよいちゃんに聞いたところ「シャルル・P・ミナセ」と言う名前だそうです。シャルルの弟らしいです。
初めは「ゴミのリサイクルよ!エコの為エコの!」
と言い張っていましたが、大切に大切に扱っているので今ではみんな暖かくその様子を見守っています。
私も「ぬいぐるみ欲しいなぁ」ってプロデューサーさんの前でつぶやいてみたら「音無さんそのものが765のマスコットみたいなものですからなくても大丈夫ですよ」って言われました。えへへ
終わり
真「……参りました」
P「うーん、ギリギリだったな」
真「ちぇー、せっかくプロデューサーに何でもして貰えるチャンスだったのになー」
P「はは、勝ちは勝ちだ」
真「わかってますよーだ。さ、何でも言って下さい。どーんとこなしちゃいますよ」
P「よし、次のお前の仕事はこのフリフリの衣装着て出ろ」
真「……え?」
P「そして発言も仕草も自然な女の子らしくしろよ」
P「くっくっく、全国公開罰ゲームだ……」ニタァ
______
____
__
真「はい、はい、そうなんです」ニコッ
司会「いやーなんか今日の菊地さん華があってすごくいいね」
真「ふふっ、そうですか?ありがとうございます」
タレント「あ、わかりますー。いつもの元気なマコトくんもいいけど、今日の感じはまた違ったマコトちゃんの魅力があって、私一層ファンになっちゃいました」
真「そんな、本当にありがとうございます」ニコッ
番組D「ちょっとPちゃん、今日の真ちゃんすごくいいじゃない」
P「ありがとうございます」
番組D「この真ちゃんの感じで今度ミニコーナー作らせてよ」
P「はい、是非!お願いします!」
番組D「あ、もちろんいつもの真ちゃんのミニコーナーも続けてくよ? ギャップが出ていいと思うんだよねー」
真「たっだいまー!」ガチャ
小鳥「おかえりなさい、真ちゃん」
小鳥「あら?今日のその服……」
真「はい、この前の番組の衣装です!」
真「これは勝負に負けた結果の着ることになったものですから、仕方なく、あの負けを忘れないようにっていう自分への戒めの為に着てるんですよ」ニコニコ
あの番組以降、真ちゃんはキリッとしたボーイッシュな仕事だけでなくフワフワでガーリーな女の子らしい仕事がぐっと増えました。
そのおかげか元々持ってた真ちゃんの女の子らしさが自然に出るようになり、なんというか魅力の幅が広がりました。
そしてあの可愛らしい衣装は今では真ちゃんの一張羅です。
あの番組後プロデューサーさんが衣装さんに掛け合って正式に買い受けたそうで
「せっかくプロデューサーがボクの為に用意してくれたから、仕方なく着てあげてるんだ」って嬉しそうに雪歩ちゃんに話してるのを聞いちゃいました。
私も「あーあ最近新しい服買ってないなぁ似合うの欲しいなぁ」ってボソッと言ってみたら「音無さんってその事務服すごい似合いますよね」って褒められちゃいました。えへへ
終わり
P「ふっやはり勝ってしまったか……」
やよい「うぅ、勝ったら1人2パック限定の卵買いに行くの付き合って貰おうと思ってたのに……」
P「残念だがやよい、勝負の世界は非情なんだ」
やよい「はい、わかってます……
やよい「罰ゲームの内容教えて下さいプロデューサー、私何でも頑張ります!」
P「そうだな……」
P「……あー最近焼肉行ってないな」
P「でも一緒に行く相手がいないしなー、1人焼肉はちょっとなー」
P「ん?あ、そうだ。おあつらえ向きに今勝ったばかりの罰ゲームがあるじゃないか」
P「よしやよい、罰ゲームとして焼肉食いに行くの付き合え」
やよい「おっおっおっおっ美味しいですー!!!」
やよい「私こんな美味しいお肉初めて食べましたー!」
P「うん、確かに美味い。ここ値段もリーズナブルで美味しいって雑誌で評判だったからな。一度来てみたかったんだよ」モグモグ
P「このレベルの店なら次の仕事のネタとしても使える」
長介「うめーうめー」ガツガツ
かすみ「そんなに慌てていっぱい食べちゃダメだよ」
浩太郎「プロデューサーのにいちゃんのおごりなんだからだいじょうぶだよだいじょうぶ」ガツガツ
P「はは、いっぱい食えよ」
やよい「……でも本当に長介達も連れてきて良かったんですか?」
P「ああ、人に話すネタにするには詳細な多くのデータが必要だしな」
P「特にこの店は色んな人に紹介出来るし接待にも使える当たりの店だ。むしろ沢山連れてきて大正解だったよ」モグモグ
P「……ん?この玉子スープ美味いな」
やよい「あっ本当!これもすっごく美味しいです!」
P「ふむふむ 『烏骨鶏の特製玉子スープです。この美味しい烏骨鶏の卵 なんとお土産用にあります!』か。 今度うちでも作ってみようかな……」
P「すみませーん! 後でお土産にこの卵を。はい、 6パック分でお願いします」
小鳥「えっ、それでプロデューサーさんの家に玉子スープを作りに?」
やよい「えへへ、そうなんですよー」
やよい「あんまり美味しいスープだったんで『やよいに再現して欲しい』って」テレテレ
やよい「スープすっごく美味しいって褒めてくれました」
ニコニコ
小鳥「いいわねぇ、そんなに美味しいなら私も食べてみたいわ」
やよい「いいですよ、今度作りますね!」
小鳥「でも6パックって。玉子スープって卵そんなに使うの?」
やよい「あ、そうなんですよ、作った後卵が5パックも残っちゃって……」
やよい「そしたら『やよい、食い切れんし余ったからやるよ』って」
やるよ「えへへ、プロデューサーちょっとおドジさんかなーって」ニコニコ
やよいちゃんは産まれて初めて「お肉で満腹になる」という不思議体験が出来たととっても喜んでいました。
家族みんなもお腹いっぱいになってすごく楽しい焼肉会だったそうです。
罰ゲームなのにこんなに嬉しくていいのかな、ってやよいちゃんも少し困惑してたくらいです。
私も「そう言えば最近焼肉食べてないなー、1人焼肉はちょっとなー」ってうっかり言ってみたら「あ、俺が最近行った店安くてすごく美味しかったですよ。紹介しますね」って美味しいお店をオススメされちゃいました。えへへ
終わり
P「で、まーた美希の負けか」
美希「酷いの……ハニー容赦がなさすぎるの」
P「『ハニー!リベンジなの!リベンジ!』って意気込んで来たわりには無策なんだもんなあ」
美希「考えようと思ったけどその時その時全力で行けばいいやって思っちゃったの……」
P「仕事でももう少し事前に準備出来るともっと視界が広がるぞ。これ当面のお前の目標な」
美希「はいなの……」
P「さて……うーん罰ゲームか」
P「よし、今度の休みに俺の買い物の荷物持ち兼暇つぶし要員な」
P「おらこれも持て」
美希「わぁっ、キャラメルマキアートなの」
P「いっぱい飲みたいと思って2つ買っちまったが流石に2つは飲めなかったわ」
P「正直邪魔だから好きに処分していいぞ」スタスタ
美希「はいなの!」ニコニコ
P「あ、あれ最近出来たババロア専門店だわ。小腹も空いて来たし暇つぶしも兼ねて付き合え」
美希「あーんすっごく美味しいの~!!このいちごババロアとろけるの……」
P「……」モグモグ
P「あー今日は残り何すっかなー。あっ、そうだ最近あんまり寝てないから新しい枕が欲しいんだよな」 モグモグ
P「次はそこだな」
P「ちょっと歩くけど罰ゲームなんだからちゃんと着いて来いよ」
美希「うん!」ニコニコ
小鳥「美希ちゃーん、今度の仕事のことでちょっと」
小鳥「……また寝ちゃってる」
美希「……ハニー…………」スヤスヤ
小鳥「くすっ、それにしても最近は前にも増してすぐ寝ちゃうわね。この枕のおかげかしら」
美希ちゃん最近この新しい枕がお気に入りのようです。
いつでもどこでもこの枕を持っていって少しでも時間が空いたら取り出して寝だしちゃいます。
オンオフのメリハリが一層効いて前よりも活き活きと仕事をしています。
なんでもこの枕、プロデューサーさんが間違えて枕を2つ買っちゃったから仕方なくあげたとか。
私も「最近寝不足なんだよなぁゴシゴシ」ってプロデューサーさんの前でアピールしてみたら「音無さんいけませんよ、はいこれ」って眠眠打破を貰っちゃいました。えへへ
終わり
ちょっとご飯食べてきます
戻ったらすぐ続きやります
P「参りました」
小鳥「……え、あの、はい」
P「さすが音無さんはお強い」
勝ってしまいました。
普通に。
なんか違うんじゃないかなとは思いましたが、それでもこっちからも罰ゲーム出せるじゃない小鳥!ファイトよ!ファイト!と思い切って
「プロデューサーさんの一番大切なもの、下さい」ってお願いしてみました。
765プロアイドル全員集合生ブロマイド(限定版)を手に入れることが出来ました。えへへ
終わり
響「うがーっ!本当にやるのか?」
P「当たり前だ。勝負は勝負」
P「約束通り敗者は勝者の言うことを一つ何でも聞いてもらう」
P「というか勝負前に『自分完璧だからこんな勝負ちょろいぞ!プロデューサーに何させてやろっかな!』ってフンフンしてたのはお前だろうに」
響「うぐっ…………何が来たってぜーんぶ完璧にこなしてやるからいいもん!はやく!」
P「んー、じゃあ何して貰おうかな……」
P「あっ、決まったわ」
響「……」ゴクッ
P「響、お前一週間俺のこと『にぃに』呼びな?」ニタァ
響「……にぃに、はいこれ。次の仕事の要望書」
P「ん?おう。このにぃにが確かに受け取りました」ニヤニヤ
響「……うぅ、変態プロデューサー」
P「ん?何か言ったか?」
響「う、ううん!にぃに、自分何も言ってないぞ!」
P「そうか?ならいいんだが」
P「………」 カタカタ
P「んー、仕事もひと段落したな」
P「響、にぃにと少し遊ぶか」
響「! …………にぃにが遊びたいって言うなら遊んであげてもいいけど」
響「あははは!もー、にぃに!それはずるいぞ!」
P「響の動きはすぐ読めるからなぁ」
響「そんなことないもん!自分完璧なんだから!にぃにのばか!」
P「はいはい完璧完璧、響はすごい」
響「もう!」
P「あー、腹減ったな、響、そのせんべいにぃにに食わせてくれ」
響「……全く、にぃには1人じゃ何も出来ないんだから」
響「はい、あーん」ニコニコ
響「ふふんふーん♪」
小鳥「あら?響ちゃんなんだかご機嫌ね。メール中?」
響「あっピヨ子!そうなんだよ!ちょっとにぃにとメールして……て…………」
小鳥「にぃに?」クスクス
響「うがー!なんでもない!なんでもないぞ!」
少し前までこちらでの故郷から離れた地での慣れない一人暮らしと毎日の仕事仕事で張り詰めていた響ちゃん。
あらゆる意味でいっぱいいっぱいになりかけていました。
でも響ちゃんって少し意地っ張りな部分があって
そういう部分を人に見せたがらないので心配だったんです。
けどプロデューサーさんへの「にぃに」呼びを始めてから、なんだか人に自然に甘えられるようになったみたいで
近頃は以前の太陽みたいなニコニコな笑顔が戻ってきました。
あれ、でもそう言えばプロデューサーさんが言ってた罰ゲームの一週間はもうとっくに過ぎているような……
プロデューサーさんに「あーあ、私も誰かをにぃにって呼んでみたいなぁ、にぃににぃに」ってアピールしてみたら「音無さんっていつも自然体ですよね」って褒められちゃいました。えへへ
終わり
やよい「うー……また負けちゃいました」
P「はっはっはやよいにはまだまだ負けん」
やよい「今日は罰ゲームにもやしの詰め放題に連れて行って貰おうと思ってたのに……」
やよい「でもでも負けは負けです。プロデューサー!なんでも言って下さい!精一杯頑張ります!」
P「ふふっ、いい度胸だ後悔するなよ?」ニタァ
P「あー、しかし最近寒いな」
P「なんか湯たんぽ的な物でもあればいいんだが」
P「あっそうだ、丁度罰ゲームを受ける奴がいたな」
P「と言うわけでやよい。お前これから一週間、事務所にいる時は俺の湯たんぽだから」ニタァ
P「ただいま戻りました」 ガチャ
P「うーさむさむ、おい湯たんぽ湯たんぽ」
やよい「はいっ任せてください!今日も頑張ります!」ポスッ
P「ふー、やよいはあったかいなぁ」
やよい「えへへ」ギュー
P「さて仕事仕事」ナデナデ
______________________________
P「やよいの弁当は美味いなぁ」モグモグ
やよい「プロデューサーがいーっぱいお仕事頑張ってるからご飯が美味しく感じるんですよ」ニコニコ
やよい「……あ、もープロデューサー、またほっぺにご飯粒付いてますよー」
やよい「動かないでください……」
やよい「はいっ取れた」パクッ
P「最近の湯たんぽは高性能だなぁ」
やよい「えへへ」ギュー
P「飯も食ったし仕事仕事」ナデナデ
小鳥「やよいちゃん最近なんだかプロデューサーさんと兄弟みたいに仲良しね」
やよい「えへへそうですか?」
やよい「……前に響さんがプロデューサーのこと『にぃに』って呼んでたじゃないですか」
やよい「それ見てたら私もこんなお兄ちゃん欲しいなぁって羨ましくて」
やよい「家では私が一番年上ですから。この罰ゲームのおかげでなんか本当のお兄ちゃんが出来たみたいですっごく嬉しいかなーって」ニコニコ
お家ではしっかりもののお姉さんもたまには甘えたくなる時があるみたいで
最近は罰ゲーム期間が過ぎてもいつも湯たんぽとしてプロデューサーさんにくっついてます。
だからプロデューサーさんも最近では湯たんぽ代と言って一緒にスーパーの特売に行ったりしてるみたいで
昨日もやよいちゃんの家でご飯を食べたそうです。
元々の罰ゲームは湯たんぽだけのはずじゃあと思ったんですが、家でも湯たんぽになってるそうなので全然大丈夫だそうです。
何が全然大丈夫なんでしょうか。
私も「あっプロデューサーさん、もし寒いなら私が湯たんぽ代わりになりましょうか?」って聞いたら
「音無さん毎日冷え性で冷え性でって言ってるじゃないですか。湯たんぽは夏になったらお願いしますよ」って予約をされちゃいました。えへへ
終わり
春香「プロデューサーさん!罰ゲームですよ!罰ゲーム!」
P「おう、お前がな」
春香「わかってますよーだ」エヘヘ
春香「さあ!私にどどんと罰ゲームをさせて下さい!さあ!」
P「……」
P「……お前、他の奴らに罰ゲームのこととか聞いてるのか?」
春香「えっ、えっ、えっ?ぜ、全然聞いてませんよ?」
春香「こ、こういう罰ゲームがあるって言うのも今日この時が初耳のアレですし」
P「…………はぁ。よし決めた」
春香「! はい! お願いします!」ワクワク
P「お前これから一ヶ月転ぶの禁止な」
ガチャ
春香「おはようございまーす!」
春香「あっプロデューサーさーんって、うわ「春香」」
春香「はい」
P「罰ゲームの内容って何だったっけ」
春香「転ばないことです」
P「よしわかってるならいい」
春香「はい」
P「あと29日な」
春香「はい」
春香ちゃんは少し前まで日々の転倒が影響し、少なからず膝に負担をかけていました。
ライブの時なんかにはそれが顕著に出ていて、パフォーマンスも目に見えて落ちていました。
でも罰ゲームを受けて転ばなくなってからと言うもの、それがみるみる改善していきダンスのキレなんかも凄く増して、
なんと"2013年度ベストダンサーズ"(アイドル部門)で賞をとってきてしまったほどです。
これは本当に快挙なことで、これで春香ちゃんのトップアイドル人生もまだまだ続きそうです。
春香「プロデューサーさーん!ってうわー」ギュッ
春香「えへへ、また転んじゃいました。プロデューサーさんが丁度いいところに居て助かっちゃいました」エヘヘ
と罰ゲームの一ヶ月が過ぎた今は
ただ転ぶのではなくプロデューサーさんと言うクッションを見つけてからのみ転ぶようにしたようで膝への影響も心配ないそうです。
私も「うわープロデューサーさーん転んじゃいますー」ってやってみたら「音無さん、音無さんは本当に危ないですよ」って心配されちゃいました。えへへ
終わり
千早「まさか本当に負けてしまうなんて……」
P「カラオケだと千早に勝てるんだよなぁ」
千早「くっ……いいですから早く罰ゲームの内容を教えて下さい」
P「そうだな……」
P「……うーん、なんか最近リラックス出来て無いんだよなぁ」
P「こういう時は静かに音楽でも聴いて安らぎたいよなぁ」
P「あっ、そう言えば丁度いい企画があったわ」
P「千早、今度千早の初ソロコンサートな」
千早「む、無理です!まだ自分1人だけでステージを、それもこんな大きなステージでやるなんて!」
P「いや、関係ないから罰ゲームだから」ニタニタ
千早「そんな……」
P「ソロコンサートは一ヶ月後な。演出家はKさんに、音響監督はFさん、トレーニングコーチも~」
千早「すごい有名な方ばかり……」
P「それと、体調管理は必須だ。どうせまた最近はカロリーメイトばっか食ってんだろ」
P「今日から毎日飯作りに行くから残さず食えよ」
P「あと内容はその日のことでも仕事のことでも何でもいいから毎日電話しろ。これも必須な」
P「んじゃ俺を千早の歌でリラックスさせるために罰ゲーム、頑張ってくれたまえ」ニタァ
千早『~~~~~♪』
ワーワーパチパチパチパチ
千早『みなさん……本日は私の歌を聞いて下さり本当にありがとうございました!』
ワーワーパチパチパチパチ
千早「プロデューサー!」ダッ
P「千早、すごいじゃないか。大成功だ」
千早「はい……はい……ヒグッ……これも、本当にプロデューサーのおかげです……」ズズッ
千早「毎日毎日悩みを聞いてくれて、近くで見守ってくれて、全部のフォローもしてくれて」ヒグッ
千早「…………私の大きな夢が一つ叶いました!本当にありがとうございました!」ズズー
P「んー、あー……まあ罰ゲームだしなぁ。理不尽な罰ゲームをこなした千早が頑張ったからじゃん?……おかげで俺も今日はリラックスして眠れそうだし」
P「……それより千早聞こえるだろ?大音声のアンコールだ、行って来い」バシッ
千早「グスッ…………ふふっ、はいっ行ってきます!」
千早「ふふっ、だからそうだって言ってるじゃないですか。はい、はい、これからもう一つ仕事なので切りますね。それじゃあ」ピッ
小鳥「あら? 千早ちゃん、今の電話プロデューサーさん?」
千早「あ、音無さん。ええ、なんだかあのライブの後もこの定時連絡が日課になっちゃって」
千早「罰ゲームの名残だからあまり気が向いてやってるというものでもないんですけどね」ニコニコ
本当はかなり前から千早ちゃんのソロコンサートのオファーは来てたんです。
でも、本人がまだ1人じゃ無理だその実力がないと言い張っていて。
プロデューサーさんも私も千早ちゃんにあと足りないのは、一歩前に出る勇気だけと思っていたのでそのことが非常に歯痒かつたんです。
けどプロデューサーさんに嵌められて、罰ゲームと言う後には引けない状況を作られて
そして、大成功という結果を得て……
千早ちゃんはあのライブによって、自信がすごく付いたみたいです。
今ではどんなことにも積極的になって色んな仕事に取り組むようになりました。
毎日笑って泣いて、色んな表情が出るようになった千早ちゃんは本当に可愛いです。
プロデューサーさんに「あーあ、私ももっと色んなことに積極的になっちゃおうかな?」って言ってみたら「音無さんはそのままが一番ですよ」って言われちゃいました。えへへ
終わり
P「参った参りました」
小鳥「……え、はい、えーと」
P「やはり音無さんはお強い」
また勝ってしまいました。
また普通に。工夫もなく勝てました。
でも私も以前の私じゃありません。
前みたいな失敗は繰り返してはならないと
ずっと心に誓ってきたんです。
今度こそ清楚で奥ゆかしくあり、かつ既成事実が出来るような罰ゲームを出してやろうとずっと考えてたんです。
だから言ってやりました。
「プロデューサーさん、なんだか今夜は帰りたくないの…………罰ゲームは私と一晩いること」って
プロデューサーさんが気を利かせてくれて今夜は765プロ全員で徹夜でパーティ会が開催されることになりました。
あさまでみんなでおいしいものたべてさわいでとーってもたのしいひとばんをぷろでゅーさーさんとみんなであかすことができました。えへへ
終わり
律子「……参りました」
P「ふぅギリギリ」
律子「仕事時間も迫ってるしさっさと罰ゲーム教えて下さい」
P「風情がないなぁ律子は。もっと勝利の余韻をたのし「早く」」
P「はい」
P「あの、それじゃ1週間コンタクトでお願いします」
P「おっ、メガネじゃない律子も新鮮でいいなぁ」
律子「……屈辱です。恥ずかしいですからあまり見ないで下さい」
P「いいじゃん似合ってるんだし、コンタクトの世界はどうよ?」
律子「まあ楽と言えば楽ですが、仮眠が取りづらいのが厳しいですね」
P「律子は仕事のことばっかりだなぁ」
律子「もう、それはお互い様でしょう」
P「……よし、それじゃ仮眠じゃなくしっかり睡眠を摂るために今まで以上に連絡取り合って調整してくか」
P「竜宮の方の送り迎えも余裕があったらやるよ。目指せ定時」
律子「ふふっ、そうですね。こんな屈辱の罰ゲームさせられたんだしお願いします。 ……それでも定時は無理でしょうけど」ニコッ
P「律子ー、アレ」
律子「はいこれ、出来てます」
律子「あ、あと昨日の」
P「はいはい、これね。調整しといた」
律子「ありがとうごさいます。あと今日の」
P「オッケー、じゃあ帰りに」
なんなんでしょうか。いつの間にか律子さんとプロデューサーさんが夫婦みたいになってるんですが。阿吽の呼吸です。ツーカーの仲です。
最後の「じゃあ帰りに」って何のことなんでしょうか。なんなんでしょうか。
……それと、罰ゲーム期間が終わったらしっかり眼鏡に戻してきた律子さん。
似合ってたのに戻しちゃうんですねって聞いたら
律子「プロデューサーが『やっぱり律子は眼鏡が一番律子って感じでいいな』って」
律子「……だからコンタクトの方が楽だったけど仕方なく戻しました、仕方なく」テレッ
って。
なんなんでしょうか。
私も「あー眼鏡っていいですよね。眼鏡かけてみようかなぁ」ってプロデューサーさんにアピールしたら「音無さんは裸眼なのが個性じゃないですか。そのままが一番ですよ」って個性を尊重されちゃいました。えへへ
終わり
亜美「兄ちゃんずーるーいよー」
P「なーに言ってんだ完璧俺の勝ちだろ」
亜美「むー、ちかたないね」
亜美「ま、罰ゲームの申し子と言われるこの亜美様が腕を貸して上げよう」
P「胸を貸す、な」
亜美「いやーん、兄ちゃんのえっちー」
P「はいはい。それじゃ罰ゲームな」
P「んー、よし、決まった」
P「これから一週間俺に色んなイタズラをして俺を退屈させるな」
亜美「兄ちゃん兄ちゃん!これ、はるるんに教わってクッキー作ってきたの!食べて食べて!」
P「お?すごいなチョコクッキーか?サンキュー、いただきます」モグモグ
P「………」
P「…………何入れた」
亜美「んっふっふー。みんな大好きご飯ですよだよ」
P「磯くせえ……あめえ…………」
亜美「いやっ!兄ちゃんせっかく亜美が作ってきたのに!なんてひどい!」ププッ
P「あー全部貸せ………… 明日に響きませんように」バクバク
亜美「…………えへへ」
亜美「兄ちゃん兄ちゃん、これあげる」
P「ん?なんだこれ?」
P「…………うっ、芋虫………生きてる……」ウネウネ
亜美「それ触るのちょー嫌だったんだかんね!感謝してよね!」
亜美「あ、今のいおりんっぽい」
P「……伊織なら、感謝しなさいよね!だ……」
亜美「なるほど、兄ちゃんやりますなー」ニヒヒッ
__________________________
亜美「にーいーちゃん!」グサッ
P「うわっいきなり押すな……ってなんじゃこりゃー」
亜美「あはははは!血糊とギミックナイフでしたー!」
亜美「兄ちゃん、良い『なんじゃこりゃー!』だったぜ……!」グッ
P「いや……まだまだだ。ナイフのだしな。今度一緒に『太陽に吠えろ』観るぞ」
P「本物の"なんじゃこりゃあ"を味合わせてやる」
亜美「…………んっふっふー、約束だかんね?」
小鳥「亜美ちゃん何やってるの?」
亜美「あっ、ピヨちゃん!……おほん、次の兄ちゃんへの秘密作戦を練っているのだよ」
小鳥「あら、ふふ。何するのか教えてくれる?」
亜美「んっふっふー、ダメだよピヨちゃん隊員。これは兄ちゃんと2人だけの秘密の作戦だからね」
最近の亜美ちゃんは竜宮でのお仕事お仕事で真美ちゃんとも中々遊べず色々な我慢を沢山しているようでした。
何より日課のイタズラが出来ていないのがすごいストレスだったみたいで。
でもプロデューサーさんという全力で甘えてもいい遊び相手を見つけてすっかり以前以上の亜美ちゃんです。
約束の一週間は過ぎたみたいですけどそんなのお構いなく今でも毎日イタズラを仕掛けています。
曰く「罰ゲームだからねちかたないね」って。
……内容が結構えぐめなのでプロデューサーさんは少し可哀想ですけど、遊び盛り全開の亜美ちゃんが可愛くて誰も止められません。
私も「イタズラと言えばプロデューサーさん、トリックorトリート?
うふふ、大人のお姉さんのイタズラしちゃおっかなー?」って言ってみたら
「トリートで。あ、そこのスティックシュガーで大丈夫です。ありがとうございます」って感謝されちゃいました。えへへ
終わり
真美「兄ちゃんずるい」
P「なーに言ってんだ完全に俺の勝ちだろ」
真美「むー……ちかたないね」
真美「ま、罰ゲームの申し子と言われるこの真美様が腕を貸して上げよう」
P「胸を貸す、な」
真美「……兄ちゃんのえっち」
P「やめろいきなり赤くなるな、訂正しただけだから」
真美「う、うん……」
P「…………それじゃあ罰ゲームな」
P「んー、よし決まった。」
P「真美、これから一週間イタズラ禁止な」
真美「にーいちゃんっ!」ダキッ
P「うおっ、真美かいきなりはびっくりするからやめろ」
真美「だって兄ちゃんが寂しいからいつでも構ってくれって言ったんじゃん」
真美「罰ゲームでイタズラでは構えなくなったからね。こういう方法しかないよねちかたないね」
真美「んっふっふー、それもこれも兄ちゃんが寂しん坊なのがいけないんだよ」
P「…………」
真美「な、なに……」
P「……うーん、確かに寂しいなぁ、寂しいからしょうがないなぁ」ダキッ
真美「えっ……ちょっ……」カアッ
P「あれ、嫌だったか?ならやめ「別にいい」」
真美「別にいいよ」カアッ
真美「……兄ちゃん寒い」
P「ん、確かに。でも今はあったまるもんないしロケ地まで我慢してくれ」
真美「無理、めっちゃ寒いっしょ。手もちょー冷たい」
P「……んーなんか温まるもんあったか「だから」」
真美「……んっ」スッ
P「……ん? …手?」
真美「んっ」
P「……やれやれ」ギュッ
真美「……へへっ」
真美「……寒いから早く行くっしょ、寂しん坊の兄ちゃん」
真美ちゃんも亜美ちゃんもみんなにイタズラをするというのは甘えたい気持ちの現れだと思います。
けど真美ちゃんの場合、双子と言ってもお姉さんですから、いつもはそういう甘えたい気持ちを亜美ちゃんより少しだけ我慢しているのかなとも思います。
でもこの一週間は誰よりも目一杯甘えられたみたいで。
そのおかげか最近は事務所のみんなへのイタズラは減りました。
代わりに目に見えてプロデューサーさんにベッタリするようになりましたけど。
やっぱり素直な真美ちゃんの可愛さは異常だと思います。
私もプロデューサーさんに「んっ」って手を差し出してみたら「あ、この企画書やって下さるんですか?助かります」って頼られちゃいました。えへへ
終わり
P「はいはい参りました」
小鳥「……はい、勝ちました」
P「なるほど音無さんはお強い」
またまた勝ってしまいました。
もはや勝った感慨に浸るまでもない圧倒的勝利。
途中から罰ゲーム何にしようかなーって考えてました。
もう2度も罰ゲーム選びに失敗してる私です。
同じ轍は2度踏みましたが3度めの正直という奴です。
今度こそ清純で優雅で、かつ既成事実が出来るような罰ゲームを出してやろうと思っています。
なので言ってやりました「プロデューサーさん!セクロスしようぜ!」って
ここ惑星コルラには高度な文明を持つペトラ人と凶悪なバスラ族の2つの人種が共存していた。
ところが、圧倒的多数を誇るバスラ族は突如ペトラ人に宣戦布告をしたのであった。
高度な文明を持っていたペトラ人ではあったが、長年の平和主義の為武器らしいものはなく、
無抵抗のまましだいに地下に追いやられるのであった。
地上に残された一部のペトラ人、あるいはバスラ族の捕虜となり命辛々逃げ出した人々は味方の救助を待っていた。
そして救助用小型ホバーリングバイク・ギルギットペトラが開発され、
地上に残されたペトラ人救出の為秘密ゲートより発進したのであった。君はこのセクターゾーンを救えるか!
と言った内容のゲームを現実にプレイ出来るとは思っていなかったので非常に有意義な体験が出来たと思っています。
なんだかんだ一晩中一緒にピコピコ出来たので楽しかったです。えへへ
終わり
ちょい休憩します
あと雪歩貴音あずささんかな
再開します
あずさ「やっぱり……本当にやるんですか?」
P「当たり前です。勝負は勝負です」
P「約束通り敗者は勝者の言うことを一つ何でも聞いてもらいます。いいですね?」
あずさ「はい……プロデューサーさん、お手柔らかにお願いします」
あずさ「それで……罰ゲームの内容は?」
P「んー、そうですねぇ……」
P「これから一ヶ月は地図とコンパスを絶対に携帯すること」ニタァ
P『もしもし、あずささん?今どこですか?』
あずさ『すみませんプロデューサーさん、どこかの公園だと思うんですけど…………あら?可愛いわんちゃん、迷子かしら?困ったちゃんねぇ』クスクス
P『……………あずささん!とりあえずそこから動かないで下さい!絶対ですよ!』
P『あと地図とコンパスはどうしたんですか?ちゃんと使ってますか?』
あずさ『はい、ちゃんと使ってますよ』
あずさ『でも地図って不思議ですよねぇ、さっき右にあったなってものが今度は左にあるんですもの』
P『……』サー
P『今見えてる物を教えて下さいお願いします』
あずさ『えーっと、わんちゃんと地図が見えます。あ、あとアイスクリーム屋さんが、ふふっ美味しそうねぇ』
P「動く犬と持ってる地図と店を同列の目印として認識している……」ボソッ
P『とりあえず絶対動かないで下さい今すぐ迎えに行きますから!』
P「見つけた……」ハァハァ
あずさ「プロデューサーさんすみません……ちゃんと地図とコンパスは使ってたんですが……」
P「いえ、これは地図コンパスくらいでどうにかなると甘く見てた俺の落ち度です」
P「……これから罰ゲーム期間中は毎日送り迎えしますから家で待っていて下さい」
あずさ『あ、プロデューサーさん。今日のお見送りの時お時間空いてますか?』
あずさ『はい、はい、ふふっ良かった、なら今日も美味しい物食べに行きましょう』
あずさ『ふふっ、わかってますよ。はい、それでは』ピッ
小鳥「あれ?あずささんの罰ゲームって……」
あずさ「あ、音無さん。それが……今でも持ってはいるんですけど地図もコンパスも上手く使いこなせなくて……」
あずさ「でもと言うかだからと言うか……プロデューサーさんが毎朝毎晩家に迎えに来て下さってお仕事先とか色んな所に連れて行ってくれるんですよ」ニコッ
あずさ「不思議ですよねぇ、プロデューサーさんと一緒にいるとすぐに目的地に着いてしまうんですもの」
あずさ「時間的にもそうですし、気持ち的にも本当あっという間で」
あずさ「本当に不思議ねぇ」ニコニコ
さすがのプロデューサーさんもあずささんの迷子癖はどうにもならなかったみたいで。
初めは日々忙しいあずささんの時間のロスを極力無くすのが目的だったようなのですが、何故か今では一緒に出勤し、一緒に退社していきます。
それだけでなくどうしてか毎日の朝夕の食事も一緒に摂り、休みの日もあずささんが迷わないように一緒に過ごしているそうです。
ことりにはなぜなのかさっぱりわかりません。おとなのいうことはむずかしいです。
私も「あー、最近道に迷っちゃうんだよなぁ、どうしようかなぁ」
ってプロデューサーさんの前で呟いてみたら「音無さん、はい脳トレ、これそういうのに効くらしいですよ」ってオススメされちゃいました。えへへ
終わり
P「なんだこれ1機も減ってないぞ」
貴音「全力を尽くしましたが、あなた様はお強いですね」
P「いや、これは貴音が弱すぎる」
貴音「なんと」
P「まあいいんだが。それじゃ罰ゲーム決定な」
貴音「はい、あなた様の罰げぇむ……これも試練と思いやり遂げてみせます」
P「うん、いい心がけだ」
P「んじゃそうだな……罰ゲームの内容は」
P「よし、あれで行くか」
P「それじゃあ貴音、罰ゲームはこのパソコンの使い方をマスターすることだ」ニタァ
P「けどマスターと言っても漠然とし過ぎてるしな。とりあえず何か一つ、貴音のブログでも作ることを目標にするか」
貴音「ぶろぐ……」
P「まあその前に色々触ってパソコンの使い方に慣れてくれ。それが上達の一番のコツだな」
P「初めはわからないことだらけだろうしつまづいたら教えてくからバンバン頼ってくれ」
P「んじゃ罰ゲーム頑張ってくれたまえ」ニタァ
貴音「ひぃっ……あなた様、何やら動かなくなってしまいました。わたくしは何もしていないのですが……」
P「んー、何もしてないことはないと思うが、まあ見せてみ。あぁこんな時は……」
___________________
パソコン「ニャーニャー」
貴音「ふふっ、真愛らしい猫達です。……次はこの動画が面白そうですね」カチカチッ
パソコン「ギェェェェェェェエェ!!」
パソコン「ワタシヲコウシタノハオマエカーー!!!」
貴音「……」ビクッ
貴音「」
貴音「」
貴音「」
P「ただいま戻りましたー」ガチャ
P「って貴音!? ……気絶してる」チラッ
P「……あぁ、ホラー系の動画を……しかし何故……」
貴音「…………」カアッ
P「ん、どうした貴音。なんかあったのか?」
貴音「いいいいいいえ!大丈夫です!本当に!真です!」
P「んーでもさっきから手が止まってるぞ? 問題があるなら早めに対処しないとまずいしな……」
貴音「…………うぅ」
貴音「………………誓って言います。私が開いたのではないのです。勝手に、勝手にこのぺぇじになったのです」
貴音「それで、その、…………このぺぇじから戻れなくなってしまって……」
貴音「申し訳ないのですがこのぺぇじの閉じ方をご教授願います……」
P「おう、よしちょっと見せてみ……ろ…………」スッ
貴音「信じて下さい信じて下さい…………決して、決して私が望んでこのような破廉恥なぺぇじを開いたのではないのです」グスッ
________________
貴音「見て下さいあなた様、ついに30秒で上級をくりあー出来ました」ドヤッ
P「なんかやけに集中してカチカチしてると思ったらマインスイーパー……ブログ書けブログ」
貴音「……いけずです」
貴音「こ・の・ら・ぁ・め・ん・は・だ・し・も・の・う・こ・う・で・た・い・へ・ん・お・い・し・ゅ・う・ご・ざ・い・ま・し・た」ッターン
貴音「ふぅ、出来ました……」ドヤァ
小鳥「ふふ、貴音ちゃん今日のブログ記事完成したの?」
貴音「はい小鳥嬢、このらぁめんが非常に美味しかった故に筆……指もすらすらと進みました」
小鳥「ふふ『四条貴音のらぁめんぶろぐ』すごく評判いいわよ。内容もだけど、文章に味があって面白いって」
小鳥「(人差し指でキーボードを押す貴音ちゃんがまた可愛いのよね、言わないけど)」
貴音「なんと……ならば罰げぇむは達成したということでいいでしょう」
貴音「ふふ、これはもうぱそこんをますたーしたと言っても過言ではありませんね」ニコニコ
最近ラーメンを律子さんに止められてた貴音ちゃん。
ブログを書くと言う大義名分を得てからは大手を振るってラーメンを食べてまくっている毎日です。
それなのにラーメンを止められてた時期よりはるかに溌剌として仕事をしています。
もしかして貴音ちゃんに限って言えば好きな物を好きなように食べた方が健康的なのかも。
全然太らないしそれどころかどんどんメリハリ効いた体になってるし……ちくしょう。
ブログも評判でまたまたラーメン番組のレギュラーのお仕事が来ました。
何より笑顔でラーメンを食べてる貴音ちゃんが可愛過ぎて。
私も「あー私もこれからラーメン屋巡りしてみようかなぁ」ってプロデューサーさんの前で言ってみたら「音無さんはやめといた方がいいと思いますよ。本当に」って身を案じて貰っちゃいました。えへへ
終わり
雪歩「ふぇぇ負けちゃいました……」
P「ふぅ、雪歩も案外やるな」
P「ま、でも勝った。罰ゲームだ罰ゲーム」ニタァ
雪歩「ひぃぃ、怖いのはやめてください」
P「んーどうしよっかなぁ」ニタニタ
雪歩「お願いです、怖いの以外なら何でもしますからぁ!」
P「……んー、何でもかぁ。そうだなぁ」
P「あっそうだ、雪歩今日17:00に仕事終わりだろ?俺も今日は早く終わるから買い物付き合え」
P「ちょうど欲しいものがあったんだ、それが罰ゲームな」
雪歩「ふんふんふーん♪ふんふんふーん♪クリスーマスー♪」テクテク
雪歩「……プロデューサー、どこもイルミネーションが綺麗ですねぇ」
P「おう、確かにすごいな。この技術をライブでどうにか使えないものか……」
雪歩「プロデューサーはいつもお仕事のことを考えてますね」クスクス
P「悪い悪い、ついな」
雪歩「ふふっいえいえ……そう言えば今日は何を買いに来たんですか?」
P「ん?今日は…………おっとちょうどいい、この店だ」
雪歩「あ、ここだったんですね。……えっと、アクセサリーショップですか?」
P「ああ、ちょっと贈り物をしたい女性が居てな。こういうのよくわからんから雪歩にそれを見たてて貰おうと思って」
雪歩「…………えっ」ドサッ
P「おっと、おいおいどうしたいきなり立ち止まって。鞄落としたぞ、ほら」
P「おっ、雪歩。これなんかどうだ?」
雪歩「……」
P「どうした雪歩、体調良くないのか?」
雪歩「いえ、大丈夫です……」
雪歩「……あの、その……贈り物をする女の人って……プロデューサーのた、大切な人なんですか?」
P「ん?まあな、当たり前だ」
雪歩「そう、なんですか……」
P「質問はもういいか?それじゃあアクセサリーどれがいいか教えてくれ」
雪歩「あんまり、教えたくないかもです……」
P「はは、駄目だ。アクセサリーの見たても罰ゲームの一部だしな。大丈夫そうだしどんどん見て行こう」
雪歩「(あ、このネックレス可愛いな……これプレゼントで貰えたら嬉しいだろうなぁ)」
雪歩「(でもあんまり教えたくないな…………)」
雪歩「(ううん、もうどうせ駄目なんだし……すっぱり思いを断てるように、ちゃんとしたものを教えてあげよう)」
雪歩「……プロデューサー」
P「ん、いいのあったか?」
雪歩「……はい、これが素敵だと思います」
P「お、確かにこれはいいな。値段は…………予算はちょっと超えるけどまあこれならいいか」
P「よし決まりだな。精算してくるから少し待っててくれ」
P「よし、目当ての物も買ったしどっかで飯でも食ってくか?」
雪歩「いえ……今日はもう、帰ります」
P「そうか……んじゃここでかな」
雪歩「はい……」
P「雪歩」
P「はいこれ」
P「一日遅いけど誕生日おめでとう」
雪歩「…………え?」
雪歩「え?え?だって、これって……さっきの」グシュ
雪歩「大切な人にあげるって」グスッ
雪歩「……」
雪歩「ふぇぇん……」
雪歩「わ、私の分は昨日みんなと一緒に貰ったし……」グスッグスッ
P「いや、昨日の俺があげたものはケーキだけだぞ?それにあれはクリスマスの分だし」
雪歩「でも、でも」グスッ
P「すまん中々プレゼントを用意する時間が無くてな。渡すの誕生日過ぎてからになっちまった」
P「それにそのプレゼントも本人に選ばせちゃったし……」
P「……あー、凄く泣いてるけどあんまり嬉しくなかったな、ごめんな」
雪歩「いえっ、これはっ、凄く驚いたのと………………嬉しくて、です」グスッ
P「あー、ほら、泣くな泣くな。顔拭くぞ、はい、チーンして」
雪歩「は、はぃっ」チーン
雪歩「……えへへ」グシュ
P「ようやく泣き止んだな……」
雪歩「はいっ、このネックレス、我ながらすごくいいものを選びました」ニコニコ
雪歩「見てるだけで嬉しくなっちゃいます」
P「あー、でもほらネックレスって見るだけのものじゃないだろ?」
雪歩「え?」
P「ほら貸して、んで後ろ向いて」
雪歩「は、はい……」
P「……」カチッ
P「ん、よし。こっち向いて」
P「……うん、本当によく似合ってる」
雪歩「え、え、」カアッ
P「雪歩、誕生日おめでとう」
クリスマスが明けてから雪歩ちゃんは毎日ご機嫌です。
あんなに幸せそうにしてるんだからあのネックレスには秘密があるのかなとも思っているんですが中々ガードが固くて。
罰ゲームでって言ってますが明らかに誰かにクリスマスプレゼントとして貰ったものだと睨んではいるんです。
でもあの鈍感プロデューサーさんも社長もあんな女心をくすぐるような素敵なものを贈ることは出来ないだろうしなぁ。
なんとなく「あーあ私もクリスマスプレゼント何か欲しいなぁ」って呟いてみたら「音無さん、はいこれ。メリークリスマス」ってクリスマスパーティのケーキの残り貰っちゃいました。えへへ
終わり
P「ふぅやっぱり勝てない」
小鳥「はい、わたしのかちです」
P「本当に音無さんはお強い」
小鳥「はい」
またまたまた勝ってしまいました。
もう勝つ方法すら考えてなかったのに。ただただ無心で動かしてただけなのに。
でも勝ったんだから今度こそ。
前みたいな失敗は繰り返してはならないと自分を戒めてきました。
今度こそ今度こそ清楚で大和撫子のようであり、飛ばし過ぎず、私の気持ちを素直に出した罰ゲームにしようとずっと考えてきたんです。
だから言ってやりました「プロデューサーさんとデートがしたいです」って
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