シャロのマン毛

アリス「シャーロック先輩の陰毛が欲しいなぁ」

シャロ「えっ…」

カズミ「ちょっ…何言ってるのアリス！？」

ネロ「うわぁ…」

コーデリア「え、えっと…」

エリー「…………」

カズミ「ほら先輩達もれなく全員ドン引きだよ！？冗談キツ…」

アリス「冗談じゃないよ！私は本気で…！」

コーデリア「本気なの！？」

アリス「だって、シャーロック先輩の毛はお守りになるって噂が…」

カズミ「どこのパイロットなのよアリスは！」

エリー「と、とにかく…サンタさんには別の物をお願いしたほうが…」

アリス「えー…、でも…」

ネロ「ほら、シャロも何か言ってあげなよ」

シャロ「>>10」

マソ毛は生えてないけど下痢便ならあげれるよ

シャロ「まだ毛は生えてないですけど…でもおなか痛い時に出るものならあげられます！」

アリス「さ、流石にそれは…」

ネロ（体よく断ってるな）

コーデリア（全然よくないでしょ…）

カズミ「だってさアリス、諦めなよ」

アリス「でも、サンタさんなら…」

ネロ「生えてないものはサンタだってプレゼント出来ないって、って言うかサンタなんていな」

エリー「ネロ…！」ｶﾞｯｼｨ

ネロ「むぐぐー！！」

アリス「サンタさん…」ｼｭﾝ

カズミ「………」

ネロ「しっかし、アリスがまだサンタを信じてたなんてねー」

コーデリア「今時シャロでも信じてないのに、なかなかピュアな心の持ち主よね…」

カズミ「肝心のリクエストが全然ピュアじゃないですけどね」

エリー「アリスちゃん…なかなか特殊な趣味なんですね」

シャロ「…よし！今年はみんなでアリスちゃんにプレゼントをあげましょー！」

シャロ「アリスちゃんの欲しがってるものはプレゼントできませんでしたけど…でも他に喜んで貰えるものがきっとあるはずです！」

シャロ「みんなでアリスちゃんのサンタさんになるんですー！」

コーデリア「別にいいけど…でも、何をあげればいいのかしら？」

ネロ「毛欲しがるくらいだし、シャロの私物ならなんでも喜ぶんじゃないの…あげれば？」

シャロ「いやですー」

カズミ「仕方ない…アリスを尾行して欲しがりそうな物を突き止めましょう！」

カズミ「>>17先輩、手伝ってくれませんか？」

20

カズミ「二十里先生！手伝ってくれませんか？」

二十里「オッケェェェーーイ！！可愛い生徒の頼みとあれば！僕も一☆肌脱ぐしかナッシィィィィンングッ！！」ﾇｷﾞｨ

エリー「キャーーーー！！」

ネロ「何いきなり脱いでるんだよこの変態教師！！」

二十里「そこに服があるからさっ…」

シャロ「寒くないんですか？」

コーデリア「カズミちゃん…なんで二十里先生なの？尾行には絶対に向いてないと思うわ」

カズミ「え…なんか…ノリで」

コーデリア（フェザーズにまともな感性の子はいないの…？）

二十里「さぁ早速追いかけよう、ターゲットと僕の美しさは待ってはくれないよ…」

カズミ「はい！」

カズミ「ミルキィホームズフェザーズ＋二十里先生！出動です！」ﾊﾞｯ

ミルキィホームズ「………」

コーデリア「……パーティーの準備でもしましょうか」

エリー「そ、そうですね…」

偵都ヨコハマ
　市街地

アリス「～♪」ﾃｸﾃｸ

カズミ「見つけた…アリスだ！」

二十里「ふむ…見た所一人のようだが…」

カズミ「アリスの家、こっちじゃないのに…買い物でも行くのかな？」

アリス「あ、ここにしようっと」ｽﾀｽﾀ

カズミ「お店に入った！」

二十里「ここは……>>22だね」

石流の部屋

二十里「ここはスト…石流さんの部屋だね」

カズミ「お、お店かと思ったら…アパートの部屋だったとは」

カズミ「でも…なんでアリスが石流さんの部屋に？」

二十里「………」

カズミ「うーん…」

二十里「…不純異性交遊？」

カズミ「……アリスーーーーッ！！！」ﾀﾞｯ

二十里「Ｔ・Ｏ・Ｔ・Ｓ・Ｕ・Ｇ・Ｅ・Ｋ・Ｉ！突撃！！ポーーーーゥ！！！」ｶﾞﾁｬｯ

石流「む！？曲者！？」ﾊﾞｯ

アリス「あっ…か、カズミちゃん！？」

カズミ（部屋の中には予想通り、石流さんと…アリスがいました）

カズミ（そこでなんと、アリスは>>26をしていたのです…）

アルセーヌプレイ

カズミ（部屋の中には予想通り、石流さんと…何故か怪盗アルセーヌの格好をしたアリスがいました）

カズミ（そこでなんと、アリスは石流さんとアルセーヌプレイをしていたのです…）

アリスーヌ「ふふ…情けない格好ですわ！もっといい声でお鳴きなさい！！」ﾋﾟｼｨﾋﾟｼｨ

石流「ぬおおおおおお！！アルセーヌ様ああああああ！！！」

カズミ「うっわ」

石流「む！？曲者！？」ﾊﾞｯ

アリスーヌ「あっ…か、カズミちゃん！？」

カズミ「引くわァ…」

二十里「君は…いったい何をしているんだい、スト…石流さん」

石流「トゥ……二十里先生！？何故ここに！」

二十里「流石の僕もおふざけ無しに引くよ、はっきり言って醜い」

石流「貴様にだけは言われなくない！！」

アリスーヌ「か、カズミちゃん！これは…違うの！」

カズミ「違う？違うって何が！？こんな…こんないやらしい事して！！」

カズミ「今日のアリス、変だよ…！最低だよ！！」

アリスーヌ「カズミちゃん…！」

カズミ「その『ーヌ』とって！！！」

アリス「カズミちゃん…！」

カズミ「最低だよアリス！！」

カズミ「シャーロック先輩の毛が欲しいとか…！石流さんとSMプレイしたりとか…！」

カズミ「私…アリスの事が分かんないよ…！」

カズミ「きらきら目でサンタさんを待ってたアリスはどこに行っちゃったの…？」

アリス「…………」

カズミ「黙ってないで何とか言ってよ！！」

アリス「………>>31」

サンタを呼ぶために

アリスーヌ「カズミちゃん…！」

カズミ「その『ーヌ』とって！！！」

アリス「カズミちゃん…！」

カズミ「最低だよアリス！！」

カズミ「シャーロック先輩の毛が欲しいとか…！石流さんとSMプレイしたりとか…！」

カズミ「私…アリスの事が分かんないよ…！」

カズミ「きらきらした目でサンタさんを待ってたアリスはどこに行っちゃったの…？」

アリス「…………」

カズミ「黙ってないで何とか言ってよ！！」

アリス「………>>31」

アリス「これは……サンタさんを呼ぶために…」

カズミ「サンタ？」

アリス「いい子にしてればサンタさんが来てくれるってみんなは言ってたけど…」

アリス「でも、石流さんが『それだけじゃダメだ』って！『アルセーヌの格好して私の体を叩けばサンタも来てくれる』って！」

カズミ「石流さん…」

二十里「……呼ぶしかない、警察を」

石流「ぬあああああああああああああああああ！！」

アリス「いやらしい事だって知らなかったの…！ごめんなさい！カズミちゃん！！」

アリス「もう……私のところにサンタさんは来てくれないかな…？」ｸﾞｽｯ

カズミ（…アリスは、ただ純粋にサンタからプレゼントを貰いたかっただけなんだ）

カズミ（心の底から信じてるんだ、いい子のところにはサンタが来るって…）

カズミ「私が……」

アリス「？」

カズミ「私が……サンタを連れてくる！！」

ホームズ探偵学院
　ミルキィホームズ事務所

シャロ「それで、サンタさんを連れてくるって約束しちゃったんですか！？」

コーデリア「どうしてそうなるの…」

カズミ「だって…！アリスは本当にサンタクロースを信じてるんですよ！」

ネロ「いっその事、本当の事教えてあげたら？そしたら今回みたいに変な事にも巻き込まれなくて済むし…」

カズミ「でも……私は…」

カズミ「……ああああああ！！エルキュール先輩！！サンタを呼び出すトイズとか無いんですか！？」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

エリー「はわわわわ…！」ｶﾞｸｶﾞｸ

ネロ「おい！エリーを振り回すなよ！」

エリー「さ、サンタを呼び出すトイズは無いですけど……でも…」

エリー「いい方法なら…あります…！」

シャロ「いい方法？」

カズミ「そ、それは！？」

エリー「>>37です…！」

ネロが根津くんと性の６時間を過ごせばサンタさんが来る（かもしれない）

エリー「ネロが根津君と性の6時間を過ごせばサンタが来るかもしれません！」

ネロデリア「ちょっと待ったああああああああああああああ！！！！」

ネロ「なんで僕が根津なんかと寝なくちゃいけないんだよ！って言うかそれサンタ関係ないじゃん！！」

コーデリア「そうよエリー！貴女何を言ってるか分かってるの！？ネロのお花畑を散らせって事なのよ！？」

カズミ「性…お花？何？」

シャロ「まだ知らなくていいんですよー」

ネロ「しかもそこまでして、かもしれないって…！ハイリスクノーリターンにも程があるよ！！」

エリー「で、でもある本にそう書いてあって…」

ネロ「何の本だよ！！！！」

エリー「ひぅっ…！」

カズミ「なんだかよく分からないけど…ネロ先輩が手伝ってくれればサンタは来るんですね！？」ｼﾞｯ

ネロ「……はぁ！？なんでこっち見てるのさ！やだよ、絶対やだ！！」

カズミ「どうか…！アリスの為に！お願いしますっ！！力を貸してください！！」

ネロ「…………」

ネロ「>>42」

とりあえずグーグルマップでサンタクロース追跡

ネロ「そんな事しなくたってサンタくらい見つけられるよ…ったく」ｺﾞｿｺﾞｿ

カズミ「先輩…なにしてるんですか？」

ネロ「とりあえずグーグルマップでサンタクロース追跡！」

エリー「最近のグーグルはサンタの追跡まで出来るのね…」

ネロ「えーっと…グーグル開いて……えっと…」ｶﾀｶﾀ

ネロ「……ダイレクトハック！！」ｼｬｷｨﾝ!

カズミ「うわ！？」

ネロ「よし…！サンタ発見！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

コーデリア「嘘！？」

シャロ「どこですか！？サンタさんどこにいるんですか！？」ﾜｸﾜｸ

ネロ「今、サンタは…>>46にいる！」

この中にいる

ネロ「サンタの現在地は、偵都ヨコハマ！ホームズ探偵学院、ミルキィホームズ事務所…！」

ネロ「つまり今、サンタは…この中にいる！」ﾊﾞｰﾝ

カズミ「な、なんだってー！！」

シャロ「この部屋にサンタさんが！？」

コーデリア「でも…今この部屋には私とエリー、ネロとシャロとカズミちゃんしかいないわよ！？」

エリー「と言う事は…！」

カズミ「誰かが変装してるって事ですね！？」ﾊﾞｰﾝ

コーデリア「そんな馬鹿な…」

エリー「誰がサンタなんでしょう…？」

シャロ「あたし知ってます！サンタさんはすっごい大きくて白いおヒゲが生えてるんです！」

シャロ「つまり！太ってて白ひげの人が犯に…じゃなかった、サンタさんです！」ﾊﾞｰﾝ

ネロエリデリア「……」

カズミ「…いませんけど」

シャロ「あれ？」

コーデリア「今カズミちゃんが変装してるって言ったでしょう…」

ネロ「って言うかそんな人がいたらみんな気づいてるよ」

シャロ「えへへ…そうですね！」

エリー「ともかく…今この部屋にいる5人のうち誰かが…サンタの変装かも知れません」

ネロ「マップは今もこの部屋を指してる…そう考えて間違いなさそうだね」

カズミ「一体誰が…？」

シャロ「早速調べましょう！」

ネロ「調べるったって…どうするのさ？」

シャロ「簡単です！>>53すればいいんです！」

服を脱ぐ

シャロ「簡単です！服を脱げばいいんです！」

シャロ「サンタさんはとっても太ってるはずです！つまり服を脱いで体を見れば全部まるっとお見通しです！」

カズミ「で、でもそれってちょっと恥ずかしいような…」

ネロ「僕を根津と寝させようとした奴がそれを言うか…」

コーデリア「まぁでも…確かに、手っ取り早いわね」

エリー「そ、そんな…！恥ずかしい…です…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

コーデリア「仕方ないのよエリー、これはサンタを探すためなの…緊急事態だし必要不可欠、避けては通れない道なのよ」ﾊｧﾊｧ

シャロ「コーデリアさん、息が荒いですー」

…

カズミ「じゃあみなさん…私の合図で同時に振り返りましょう！」

ネロ「みんなで一斉に顔を合わせて…服を脱いでない、もしくは極端に太ってるやつがサンタ！って事だね！」

エリー「は、恥ずかしいです…！」

コーデリア「………」ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ

シャロ「いっせーの！で振り返るんですか？いっせーの！せっ！で振り返るんですか？」

ネロ「どっちでもいいよそんなの」

カズミ「じゃ、行きますよ…」

コーデリア「いつでもいいわ！」ﾊｧﾊｧ

エリー「や、やっぱり止めませんか…？」ｸﾞｽｯ

ネロ「なんだよエリー、いつも一緒にお風呂入ってるだろ！？服くらいなんでもないって！」

シャロ「へぶしっ！…うぅ、さむいですー」

カズミ「……いっせーの！！」

シャロ「はいっ！」ｸﾙｯ

カズミ「せっ！！」ｸﾙｯ

シャロ「！？」

カズミ（振り返った瞬間、目に入ってきたのは下着姿の先輩たち…）

カズミ（しかし、その中にいたのだ！サンタの疑いがある人が！）

カズミ（>>60先輩だけ…服を脱いでいなかった！）

オペラ

カズミ「小林オペラさんだけ…服を脱いでいなかったッ！！」ﾄﾞｯｷﾞｬｱｧｰｰﾝ

ネロ「………は？」

コーデリア「………えっ」

エリー「……ひぃっ！？」

シャロ「あ！先生！せんせーーい！！」

オペラ「やぁみんな！久しぶり！！メリークリスマス！！」

カズネロエリデリア「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！」

オペラ「ははっ、そんなに驚いてくれるなんて…こっそりイギリスから帰ってきたかいがあったよ」

エリー「きゃーっ！！きゃーーーーーっ！！！」

オペラ「隠しててごめんよみんな、でもせっかくのクリスマスだし…サプライズでも仕掛けてみようと」

ネロ「エリー！トイズ使ってトイズ！！」

コーデリア「シャロ！教官を抑えて！」

シャロ「はいですー」ｶﾞｼｨ

エリー「えーーーーいっ！！」ｼｬｷｨﾝ!　ﾎﾞｸｼｬｱｧ

オペラ「ぎにゃああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！」

ネロ「人が脱いでるところに登場するなよこの変態！！」

コーデリア「見られた…教官に見られた…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

エリー「もうお嫁に行けません…！」

オペラ「がはっ……ごほっ…！！」ｾﾞｪｾﾞｪ

シャロ「先生の全身が真っ赤に腫れ上がって……サンタさん！？」ﾋﾟｷｰﾝ

カズミ「シャーロック先輩、それより服着ましょう」

…

オペラ「ははは…参ったな、死ぬかと思ったよ」

ネロ「一回死ねばよかったんじゃないかな…のぞき野郎」

オペラ「ご、誤解だよネロ…そこの棚の中に隠れてて、出てきたらみんなが脱いでたんだ」

シャロ「結局…この部屋にサンタさんがいるって情報はなんだったんでしょう？」

カズミ「グーグルが壊れてたんでしょうか…」

ネロ「おっかしいなぁ…」

オペラ「サンタ…？あぁ、それは僕の事かも知れないな」

カズミ「え？」

オペラ「はいこれ！みんなにクリスマスプレゼント！」ｼﾞｬｰﾝ

シャロ「わぁー…！先生！ありがとうございます！」

コーデリア「こ、これどうしたんですか！？」

オペラ「今日はクリスマスだからね…アンリエット生徒会長に頼まれたんだよ」

オペラ「帰ってくるならミルキィホームズにプレゼントをあげてくれ、ってね！」

エリー「嬉しいです…」

ネロ「それでなんでグーグルマップに映ってたのかよく分かんないけど…まぁプレゼント貰えたからいいか！」

オペラ「はい、フェザーズの二人にも」

カズミ「え、あっ…ちょっと待っててください！アリスも連れてきます！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

コーデリア「そうだったわ！アリスちゃんのためにサンタを探してたんだった！」

シャロ「先生！この服着てください！」

オペラ「え？サンタ服…なんで？」

ネロ「着ないと小林オペラがミルキィホームズの着替えを覗いたって言いふらすよ」

オペラ「わ、分かったよ…」

アリス「わあぁ…！」

サンタ（オペラ）「ホッホッホッ…メリークリスマス！」

シャロ「アリスちゃん！本物のサンタさんが来てくれましたよ！」

コーデリア「ほら、プレゼントもあるって！」

アリス「すごい…！本物のサンタさんだ！！」

サンタ「ホッホッホッ、今年一年いい子だったアリスちゃんにはプレゼントをあげようね」ｶﾞｻｺﾞｿ

カズミ「いい子だってさ、やったじゃんアリス！」

アリス「あ、ありがとうございますっ！！」

アリス「えへへ…♪」ﾆｺﾆｺ

カズミ（ふふ、すっごいいい笑顔してる…よかったね、アリス♪）

ヨコハマ市街
　カズミとアリスの帰り道


カズミ「よかったねアリス、プレゼント貰えて！」

アリス「うんっ！！」

アリス「～♪」

カズミ（ふぅ…なんとかアリスをがっかりさせずに終わってよかった…）

アリス「ありがとう、カズミちゃん」

カズミ「え…何が？」

アリス「カズミちゃん、ミルキィ先輩達と一緒にサンタさん連れて来てくれたんだよね？」

アリス「だから…ありがとう！カズミちゃん大好き♪」

カズミ「べ、別に私は…何もしてないし！アリスがいい子だったからだよ！」

アリス「サンタさん、いい子にしてたら来年も来てくれるかな？」

カズミ「……うん！絶対来てくれるよ！」

カズミ（来年も小林さんに帰って来てもらわないと）

アリス「えへへ…！ハッピーメリークリスマース♪」

アリス「………あ」

カズミ「どうしたの？」

アリス「雪……だ…」

カズミ「…ホワイトクリスマス、だね」

アリス「うん！凄いね！」

カズミ「これは寒くなるかもね…」

アリス「……カズミちゃん、手繋いで帰ろ？」

カズミ「うん、いいよ」ｷﾞｭｯ

アリス「えへへ…来年のクリスマスも一緒に過ごそうね？」

カズミ「…そんなの当たり前じゃん！」

カズミ「私とアリスは…ずっと一緒だよ！」

アリス「…うんっ♪」


おしまい