モバP「普通にアイドルと」「付き合ってます」 (113)

SR木村夏樹が絶望的なのでムシャクシャして立てた。
周子と夏樹とそれぞれのP。イチャイチャ。


・アイドル 塩見周子 と プロデューサー編

事務所 19:20

P「お疲れ様です、ただいま戻りましたー」

ちひろ「周子ちゃんとプロデューサーさん、お疲れ様です!」

P「ちひろさんこそお疲れ様です」

周子「あーん、もう疲れたーん」

P「今日もよく頑張ったな周子。最近注目度もかなり上がってきてるしな」

ちひろ「えっと、今日は握手会でしたよね?」

周子「そうそう、結構いっぱいファンの人来ててさー、ありがたいんだけどね」

P「ちゃんとお客さんの前ではアイドルらしく振舞えてたからな、立派なもんだよ」

周子「でも握手するだけでも意外と疲れるねー。600人だっけ?」

P「そんなもんだな。握手券の数が600枚だったけど、まぁ100パーセント消化されるわけはないからな」

ちひろ「周子ちゃんもアイドルらしくなってきたわね」

周子「んー、本当はもっと気楽にやりたいんだけどさー。Pさんが仕事とってくるじゃん?」

P「そりゃ、俺の仕事だからな」

周子「あたしだってPさんのためならーって思うわけですよ」

P「もうそれは、ありがたいことでございます。スカウトした時は、素材は抜群なのにって何度思ったことだろうか……」

周子「なんていうか、努力っていうかさ。そういうの基本的に好きじゃないんだよねー、あたし」

ちひろ「その割には最近のレッスンは大分気合入ってるんじゃない?」

周子「そりゃあ、だってPさんのご希望ですもの?」

P「仕事にレッスンに大変だろうけど、周子がトップアイドルとして輝いて欲しいからな、厳しくやらしてもらってるよ」

ちひろ「周子ちゃん、本当にプロデューサーさんのこと信頼してるんですね?」

周子「カレシのことくらい信頼し……っ!!モゴっ!!」

P「さぁ周子、今日は頑張ってくれたからなんでもおごってやるぞー、さー行こう、すぐ行こう!」

ちひろ「彼氏……?」

P「最近ね、周子がカレー誌の、いわゆるカレー雑誌のね、そのね、まぁいいじゃないですか。さて、行こうかー!」

周子「ひひろはんはよはらー(ちひろさんさよならー)」



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駐車場 19:30

P「おい周子、俺らが付き合ってるって話は事務所でしちゃダメだろって……」

周子「あー、そうだねー。ゴメンPさん」

P「実際付き合ってるプロデューサーとアイドルはそこそこいるみたいだけどさ、一応マナーっつうかな……」

周子「わかってるって、ゴメンてば」

P「ちひろさんだったら、気付いてるかもしんないけど、社長は流石にマズイからな。最悪俺クビだぜ?」

周子「クビはちょっと困るなぁ……」

P「俺も気をつけるからさ……ほらさっさと乗っちゃえ」

周子「んー、お邪魔しまーす」

P「ベルトしめろよー」

周子「わかってるーん……、そういえば最近はPさんのクルマしか乗ってないなぁ」

P「仕事も、プライベートも一緒だしな……。っと……入れるかな……」

周子「PさんPさん……んー」

P「んっ……」

周子「はーい、こっからはよそ見なしでお願いしまーす」

車内 19:40

P「飯かぁー、周子何食いたい?」

周子「なんでもいいけど、ダーツしたいかも」

P「ダーツバーで軽く食べる感じで?」

周子「おっけー!」

P「マイダーツは……もちろんあるか」

周子「いつもバッグに入ってますから。Pさんこそ持ってるの? たまに忘れるでしょー」

P「車に1セット置いてあるよ。忘れると腹立つからもう1セット買った、同じやつ」

周子「おー、稼いでますねぇ」

P「何言ってるんですか、周子さんのお陰ですよ。俺らプロデューサーって仕事はアイドルに食わしてもらってるようなもんだからな」

周子「じゃあ、Pさんはヒモってことだね」

P「おいおい……」

周子「ウソウソ、あたしこそPさんのおかげでなんとかアイドルやらせてもらってます。っていうかPさんと一緒じゃなきゃ無理だったと思うよ」

P「そっか、ありがとな。周子をスカウトしてよかったよ、ほんと」

周子「それは仕事の話、それともプライベート?」

P「どっちも……って言いたいところだけど、一目惚れみたいなもんだったからなぁ、ちょっとプライベートの比重が大きかったり……」

周子「そういうの公私混同っていうんだよねー」

P「はい、肝に銘じております……」




周子「でも、あたしもフラフラしてただけだからさ。Pさんに拾ってもらってよかったって、心から思ってるんだ」

P「俺は、とんでもなく可愛い子が歩いてたから、声かけただけだよ」

周子「Pさんは可愛いって思ってくれてるんだね?」

P「当たり前だろ、アイドルとしても逸材だと思うし、その上恋人としても、最高に可愛いと思ってるよ」

周子「んもー……、ばーか……」

P「照れんなよー、しゅーこぉ」

周子「よく真顔でそんなこと言えるよねー」

P「そうか? これでも結構恥ずかしいんだぞ」

周子「えー、ぜんぜんわかんないって」

P「周子が照れてるのはすぐわかるけどな。肌が白いから、赤くなるとすぐわかるよ」

周子「あーそっかー、あたし結構白いもんね」

P「綺麗だよな、すべすべしてるし」

周子「う、うん……ありがと……」

P「気持ちよくなってるなぁ、ってのもすぐわかるよ」

周子「へ? いきなり何言ってんの?」

P「いや、肌白いし綺麗だろ? だからベットの上とかでも、ところどころ朱が差して……痛てっ、抓んなよー」

周子「Pさんが恥ずかしいこと言うから!!」

P「はいはい、悪かった悪かった」

周子「悪いと思ってないでしょ?」

P「あんまり……っつ、だから痛いって、運転中ですよ?」

周子「ばーか、ばかばかばか……」

P「んじゃ、そういうのは……後でな?」

周子「うひゃぁ?! 耳元で囁かないでよっ! 運転中! 前見る!」

P「赤信号ですけど?」

周子「うるさい! ばかP!」





ダーツバー 20:00

P「2人で、はい……。あー、フェニックスとライブどっちがいい?」

周子「フェニックスかなぁ?」

P「じゃあ、フェニックスで……、ドリンクは、マッカランのロックと……」

周子「テキーラサンライズ」

P「以上でお願いします。3番のブースですね、はい、どうも……」

周子「2人でダーツバー来るの久しぶりかも?」

P「そうかもな、最近結構仕事入ってるし」

周子「ま、Pさんとは一緒だから仕事しててもいいんだけどさ」

P「つか周子さ、お前、普通に酒頼むなよ……」

周子「えー、ダーツの時くらい飲みたいよー」

P「お前アイドルなんだからさ、バレたらマズいじゃん」

周子「プロデューサーと付き合ってるのがバレるのと、どっちがマズい?」

P「付き合ってる方が、マズいよそりゃ」

周子「じゃあいいじゃん、お酒がスキャンダルになる時は、『プロデューサーと熱愛!!』ってのがメインで出ちゃうもん」

P「そうならないようにこの店選んでるから、まぁいいんだけどな、個室だしお高めですし」

周子「きゃぁーおかねもちー!」

P「お前のおかげだっつうの!」


周子「あ、Pさん飲み物きたよー」

P「じゃあ、ついでにフードお願いします。頼むの適当でいいか?」

周子「お任せしまーす」

P「じゃあ、これとコブサラダと……ピザはマルゲリータで、いいかな」

周子「さー、投げよ投げよー」

P「よっし、注文終わり。俺も投げるぞー」

周子「じゃあ、腕ならしのカウントアップねー。Pさんカード貸してー」

P「ほら、よろしくー」

周子「はい、了解。じゃあ、早速投げさせてもらおうかなぁ……あー、ワクワクするー」

P「ほんと、趣味が同じって楽しいよな」

周子「……ね! よっし……調子悪くないかな……。事務所入ったときにプロフィール書いてたら、Pさんがニコニコしてるから何事かと思ったよ」

P「ダーツ仲間が出来るってのが半分、周子と趣味が同じって言うのが半分。かなり嬉しかったぞ」









限界、今日はここまで。

投げないから頑張るわ。

周子「Pさんってば、事務所だとあんまりはしゃがないのに『塩見さんダーツ好きなの? ダーツ何使ってる?』とか言ってさ。ちひろさんちょっと驚いてたよ?」

P「あー、そういやそうだったな。同僚のPでもダーツやる人いなかったからさあ……ついな」

周子「そうだよ、あの時は塩見さんだったんだ、呼び方。今では周子ですよ、呼び捨てですよ……」

P「別に塩見さんでもいいぞ?」

周子「えー? しゅーこって呼んでくれなきゃやだー」

P「わかってるよ、周子って呼んでいいのは俺だけだしな」

周子「他のプロデューサーさんが周子って呼ぶと、Pさんが怖いからって、みんな自然と『周子ちゃん』って呼ぶようになっちゃったんだよ?」

P「あいつらは自分の担当アイドルのことになると俺と同じようになるぞ?」

周子「あー、そうだねー。なつきちのプロデューサーもそうかも」

P「あいつもな……大好きだからな」

周子「なつきちのことが?」

P「そうそう夏樹ちゃんのことがな」

周子「あいつもってことは、Pさんはあたしのこと大好きなんだね?」

P「まったく、知ってるくせに聞くなって」

周子「Pさんの言葉で聞きたいーん」

P「大好きだよ、周子……」

周子「えへへへ……、ちょっと、照れますね……」

P「周子、顔真っ赤」

周子「え?! あー、もうやだやだ……。さ、投げよ投げよ!」

P「周子は?」

周子「んー……、何が?」

P「俺のこと」

周子「ふふ、知ってるくせに聞かないでよ」

P「お前の言葉で聞きたいな」

周子「んー、大好きだよ……Pさんっ……」

P「あー、もう周子やべぇ、超かわいいなお前」

周子「うわあぁ……恥ずかしいなぁ。もう……えいっ!」

P「お、ナイスブル!」

周子「きれいに真ん中入りましたー」

P「ほら、周子おいで」

周子「なになに、っと……あんっ……」

P「周子って華奢だよなぁ……、すげーいい匂いだし……」



周子「あ、あのさ……男の人って、もっとこう、肉付きがいいほうがよかったりするのかな?」

P「んー、そういう人もいるんじゃないか? 俺は周子のカラダ大好きだけどな」

周子「ちょっと細すぎたりしない?」

P「むしろ、大好物です……ん……」

周子「あ……あむんっ…んっ……、Pさんの匂いがするね……」

P「今日はほんとお疲れ様」

周子「ふふっ、Pさんこそ。いつもありがとー」

P「こうやって抱きしめてるとわかるけど、周子って意外と背高いんだよな……」

周子「163cmあったかな? なんか小さく見られるんだよねー」

P「あと、こんな細いのに出るとこ出てるといいますか。結構、その、あるよな、うん」

周子「もう……!! Pさんのえっち!!」

P「こんな可愛い周子が悪い」

周子「まぁ、嫌な気は、しないけどさ……。Pさん、もっとぉ……んんっ……あむぅ……ちゅ」

P「……んっ」

周子「……ぷはぁ。あー、あたしダメだなあ……」

P「ん、どうした?」

周子「京都から出てきてさ、もちろんアイドルとして頑張ってるんだけど……」

P「ああ、そうだな」

周子「Pさんの彼女にしてもらって、こうやってキスしてもらって……、なんていうか依存しちゃってるかも?」

 

P「アイドル頑張ってるとは言え、周子はまだ18だしな。少しずつ成長していくんだよきっと」

周子「そうかなぁ、だといいんだけど……。あ、頭……撫でられるのすごい気持ちいいかも」

P「みんな喜ぶんだよなぁ、頭撫でると」

周子「はぇ? みんなって誰? どういうこと!? Pさんはあたし以外にもこういうことしてるんだね……へぇ……」

P「あ、いや、そうじゃなくてだな」

周子「そうじゃなかったら、どういうこと? あたしだけっていっつも言ったじゃんかー!」

P「仕方ない……、そのな、事務所でな、他のアイドルとプロデューサーが、その、よくなでなでーってしてるんだよ」

周子「あぁ……なるほどね」

P「凛ちゃんなんかも、普段あんな気が強そうなんだけどさ。この前ミーティングルームに忘れ物取りに行ったら……」

周子「あの子も……結構好き好きオーラ出ちゃってるもんねぇ……」

P「まぁ、ごまかしてたけど、ドア開けた瞬間は、犬をもふもふするみたいにさ……」

周子「わかるよ、凛ちゃん犬系だよね。ご主人様には超甘えるの」

P「あいつ(担当P)もあいつでさ、この前『塩見さんもすごい才能ですけど、うちの凛はすごいですよ』とか言ってんの。同じクールだからって対抗意識がすごくてな……」

周子「あたしは凛ちゃんとは仲いいんだけどねー」

P「なので、みんなというか……撫でられるの好きなんだなぁーってさ」

周子「ま、そんなことだろうとは思ったけどね。ちょっと拗ねてみました♪」

P「ったく、俺には周子だけなんだから、信頼してくれよな……」

周子「してるしてるっ! 間違いなくしてるよ。 ちゅ……んむぅ……。あたしがこんなふうするのは、Pさんとだけだよ」

P「他にされてたら、俺は死ぬしか無いぞ……」

店員「……」

周子「!!」

P「うわぁっ……! あ、はい、ありがとうございます」

周子「……っ! お、ピザ、美味しそー! 」

P「じ、じゃあ、全然ダーツやってないけど、とりあえず飯だな」

周子「う、うん、そうだね、ご飯にしましょ♪」

ダーツバー 20:50

周子「Pさん結構うまいよね、ダーツ」

P「まぁ、それなりに長くやってるからなぁ……」

周子「じゃあ、次のひと勝負は、なんかかけようか?」

P「おう、いいぞ。何かけるんだ?」

周子「んー……、Pさん明日のスケジュールは?」

P「明日は……、えーっと、周子が10:30からレッスンで、15:00からラジオの収録。比較的暇な一日だな」

周子「Pさん自身は?」

P「俺か? 基本的には周子についてるけど、11:00から雑誌の打ち合わせで、周子のラジオに合わせて戻ってくる感じだな」

周子「じゃあ、朝は結構ゆっくりしてても大丈夫?」

P「プロデューサーミーティングは無いから、大丈夫かな」

周子「じゃあさー、あたしが勝ったらPさんは朝ごはん係ね」

P「朝食作るだけか?」

周子「そんなわけないじゃん? 朝ごはん係ってのはね、ベッドで寝ているあたしを起こさずにこっそり抜け出して、
ご飯の準備をすべて済ませてから優しいキスで起こす係のことー♪」

P「ほう……、じゃあ、俺がかったら周子は、同じコトしてくれるんだな?」

周子「まぁ、いつもやってると思うけど?」

P「確かにそうだな。……じゃあ俺が勝ったら、……周子が朝ごはんな?」

周子「へ? どういうこと?」

P「だから、『周子が朝ごはん』だよ」

周子「……!! あーそぉ……、そういうことねー。ソレだっていつもと変わんないじゃん……」

P「うーん、そうか? まぁ、そうか……」

周子「よっし、じゃあPさんが勝ったらイイコトしてあげるー♪」

P「ん、それで行こう。周子に任せた。さぁ、勝負すっか」








周子「えー? 内容聞かないのー?」

P「俺にとって良いことならなんでもいいよ。まぁ、俺が勝つと思うからよろしく」

周子「ふーん、自信満々だねー」

P「今日は、意外と調子いいからな」

周子「じゃあ、あたし先攻ねー。いくよーん♪」


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P「というわけで、俺の勝ちです」

周子「むぅ……、大人げないんですけど」

P「実際、周子がイイコトしてくれるって言うから、かなり本気だった」

周子「やっぱりねー。なんか気合の入り方が違ったもん」

P「さーて、何してくれるのかなぁ……?」

周子「うーん……、内緒っ!」

P「だと思ったよ、んじゃもうちょっとやって帰るか?」

周子「そだね、もうちょっとやってね……ってかPさん、運転代行予約した?」

P「うぉ、忘れてた……」

22:30 P宅

周子「ただいまーん」

P「お前の家じゃないだろ?」

周子「でもー、週2か3でおじゃましてるしー。服とか生活用品も置いてあるしー。寮の部屋引き払っちゃおうかなぁ?」

P「アイドルが帰ってこない女子寮とか、レアメダルが泣くぞ」

周子「だってあそこって夜さ、住んでる人の割に、人影がないんだよ……」

P「なんつー事務所だ……」

周子「それに加担してるPさんが言える話じゃないよね?」

P「社長の奥さんだって元アイドルだし、伝統ということにしておこう、うん」

周子「他のアイドルの子たちも、積極的だよねー?」

P「さすがに中学生以下のアイドルのプロデューサーはそのへんわきまえてるよ。高校生以上は、まぁ、そのな」

周子「あたしは18だからいいけどねぇ……、法的な問題がさ……」

P「あるな、たしかに。ポリスメンに目を付けられたら倒産する自信がある」

周子「ファンのみんなごめんねって感じで」

P「ほんとすいませんだよ……、まぁそれも含めてアイドルってのは偶像なのかもな」

周子「よっし、Pさんお風呂入ってくれば?」

P「ん、そうするかなぁ」

周子「PさんPさん、ちゅー……」

P「ん、ちゅ……。うし、風呂行ってくる」

周子「いってらっしゃーい♪」

風呂 23:45

P「あぁ……、アイドル事務所としては大問題だよなぁ」

P「こうなちゃった以上仕方ないんだろうけど……」

周子「何が仕方ないの?」

P「ああ、プロデューサーとしてな、普通にアイドルと付き合ってるってのもなぁ、俺だけじゃないけどさ……って周子!!」

周子「はーい、お背中流しにきましたーん♪」

P「びっくりしたー、全然気づかなかったぞ……」

周子「こっそり入ってみましたー。というわけで、ダーツの勝利報酬になりますー。シューコのスペシャルマッサージコースだよー」

P「おお、なるほどな……」

周子「ちょっとシャワー貸してねー、少し寒いかも……」

P「お、すまん。ほらどうぞ」

周子「んー、あったかいー……」

P「……周子ってさ、ホント綺麗なカラダしてるよな……」

周子「なになに? 興奮した?」

P「ああ、お湯で真っ白な肌がすこし赤くなって、すげーエロい……」

周子「へへ……、それはまた後でねっ。はいはい、じゃあ座って座ってっ!」

P「おう、よろしくお願いしますよ、周子さん」



周子「かゆいところございませんかー?」

P「ん、気持ちいいぞー」

周子「……ねぇ、Pさん……」

P「どうした?」

周子「頭のてっぺん……、やばいよ……?」

P「うそっ!? マジで? まだ2x歳だぜ……。うわぁ……、マジかー……」

周子「うっそーんっ! 健康的な髪ですよー」

P「おいー、驚かせないでくれって。男子はそれはホント、気にしてるんだからさ……」

周子「シャンプー流しまーす! 次は、背中かな?」

P「はーい、よろしく」

周子「やっぱり背中おっきいよね、Pさん」

P「男の背中ってこんなもんじゃないのか?」

周子「Pさんとお父さんくらいしか知らないもん……」

P「他の男の背中知ってたら、泣くぞ」

周子「ふふっ、安心してよ、Pさん以外考えてないからさ。よーし、じゃあ、いくよーん……」

P「……!! あの……、周子さん……、スポンジここにありますよ?」

周子「んー、スポンジシューコはいかがでしょ?」

P「あ、その、やらかくて、はい、いいですよ……。ちっちゃいポッチが、こうツボ押し効果的な……」

周子「んんっ……、ぬるぬるして、あたしも、ちょっと気持ちいいかも……んぅ…・




周子「んんっ……、ぬるぬるして、あたしも、ちょっと気持ちいいかも……んぅ……」

P「これ、そういう漫画とかであるけどさ、汚れが落ちる気がしないんだよな」

周子「別に……くぅっ……いいんじゃ、ひゃっ……ない?」

P「(周子エロすぎだろ……)」

周子「Pさんも、顔真っ赤だよ……」

P「周子だって、真っ赤だぞ……」

周子「んー、Pさぁん……ちゅむ……んんっ、はぁん……ちゅぅ……」

P「んっ……むぅ……」






一旦ここまで。

周子「ぷぁ……んー、じ、じゃあ背中流すねー」

P「お、おう……」

周子「気持ちよかった?」

P「それは……もう……」

周子「次はー、前……かな?」

P「前は、大変なことになってるけど、大丈夫か?」

周子「大変な、って……あー、元気だねー」

P「ふにふにのすべすべで、たまにクリってされたら、それは仕方ないんじゃないか?」

周子「あたしも、ちょっと気持ちよかったしねー……」

P「あの反応で『ちょっと』なのか?」

周子「ちょっとなの!! ほら、いいからいいからー。後ろから失礼しまーす」

P「お、思いっきり当たってるけど……」

周子「そりゃあ、この体勢ならそうなるじゃん?」

P「やっぱりスポンジは使わないんだな?」

周子「Pさんて、意外と胸板厚いよねー。うりうりー」

P「(これは、やばいな……)」

周子「じゃあ、少しずつ下の方へ……」

P「もう、その辺でいいんじゃないかな?」

周子「えー? 一番汚れるのって、このへんでしょ?」

P「うぉ……いきなり握るなよな……。なんつうアイドルだ……」

周子「そんなアイドルに手を出してる悪いプロデューサーは?」

P「くっ……俺だな……」

周子「どうするPさん、一回出したい?」

P「んん……これがマッサージの正体か?」

周子「いやー、あたしのカラダでそんな元気になってもらえると嬉しくて、ついねー」

P「……周子に任せるよ」

周子「んー、りょうかいーん」

P「ん……」

周子「どう、こんな感じかな?」

P「ああ、やばいよ……」

周子「すんごいあっついね……。ガチガチだしー……」




P「周子……」

周子「もう、Pさんかわいすぎー、んんっ! ……んむっ……ちゅぅ……」

P「ちゅ……、んんっ……!!!!」

周子「ぷはっ…………。んー、Pさんイッちゃったねー」

P「はぁ、はぁ……。周子上手すぎるだろ? 3ヶ月までバージンだったとは思えないな……」

周子「んふふっ、お褒めに預かり光栄です」

P「ほら、周子、手流せ」

周子「えー、もったいないーん♪ ……んー、はむ……ぺろ……。相変わらず変な味ー」

P「じゃあ舐めるなって……」

周子「でもー、これがPさんの味だしー。ちょっとクセになるんだよ? んんっ……んむっ……」

P「アイスついてるみたいに指舐めすんなよなー」

周子「ふぅー、ごちそーさまでしたーん」

P「んじゃ、ちゃんと洗って、出ますかね……」




リビング 24:15

P「あぁ、気持ちよかった」

周子「お風呂が? あたしが?」

P「どっちもです……」

周子「よかったよかった」

P「風呂上りだと、ほんと赤くなるなぁ、肌が……」

周子「あたし? そうだねー、昔からだから気にしてないけどね」

P「可愛いよな、ほんと」

周子「ふふっ、ありがとっ」

P「明日も仕事かー。そういえば、ラジオの収録は準備できてるのか?」

周子「あー、多分大丈夫。向こうのスタッフさんも、好きに喋っててくれればいいよってさ」

P「変なこと話すなよ?」

周子「変なことって? Pさんのこととか?」

P「ポロっと出ちゃいそうだからな……」

周子「大丈夫、気をつけてはいるからさー」

P「いつも心配しながら収録見てるよ」

周子「でも収録だしさ、やばいところはカットしてくれるはずだしー」

P「あのな、ラジオ局のスタッフさんにバレるのもダメだからな」

周子「そうかー、そうだよねー。Pさんクビになっちゃうもんねー」

P「おっし、俺はそろそろ寝るぞ」

周子「ふぁーい、あたしもねるー」


24:30 ベッド

周子「ねね、PさんPさん……」

P「なんだー?」

周子「腕まくら、重くない?」

P「ああ、全然重くないぞ。しかし、周子は本当に細いなぁ……。ちゃんと食ってんのにな」

周子「んんっ……、いきなり抱きしめないでよー」

P「腕の中にすっぽり収まっちゃうな……」

周子「Pさんにぎゅーってされてると、すごい安心するよ……」

P「周子……愛してるよ……んっ」

周子「んぅ……、くちゅ……はむっ、んっ……。あたしもだよ……Pさん」

P「周子……」

周子「ねぇ……しよっか?」

んー、きゅうけいーん♪

朝チュンでいいかなぁ

P「周子っ!!」

周子「んんっ……、もう、がっつき過ぎー!」

P「ん、すまん……。周子が可愛すぎるからさ」

周子「あなたのシューコは逃げませんよー♪」

P「じゃあ、優しく、するから……」

周子「うんっ……、んぁ……ひゃんっ……!」

P「周子、やっぱり胸おっきいよな」

周子「そりゃあ……んぅ、アイドルですからね……」

P「プロフィールだとDだっけ……、すげ……やらかい……」

周子「やぁ……、Pさん……手つきエロいってぇ……」

P「キャミ脱がすな……」

周子「んん……ふわぁーい」

P「周子、やばい……。お前なら絶対トップアイドルになれる……。なんだこの綺麗なカラダ……」

周子「そんなこと……、ヒトのおっぱい見ながら言わないでよ……」

P「誰にも見せたくないけど、仕方ないよな……」

周子「大事なトコ見せるのは、Pさんにだけだよ? ……んんっぅ!!」

P「ちゅう……ん……。そうだな、こんな周子が見れるのは俺だけだな」

周子「いきなりちゅーされると、びっくりするってば!」

P「お腹もすべすべで、やっぱりじわじわ赤くなってる……」

周子「んんっ……、おへその周りくすぐったい……よ」

P「本当にくすぐったいだけか?」

周子「え? Pさん、何聞いてんの?」

P「腰がぴくぴくしてるのに、くすぐったいだけなのかって聞いてんの」

周子「んあぁ……だっ……てぇ、Pさんが、いやらしい触り方、するからぁ……」

P「周子は敏感だな、ほんと」

周子「あ……ぅうあぁ……、ひゃぁっ!!」

P「周子のココ熱いし、トロトロなんだけど……」

周子「いきなり……、下着に手つっこむとか、うぅ……くうぅ……! マナー違反でしょ!?」

P「あー、その、すまん……」

周子「とかいいながら、手……ひゃんっ! うごかすなぁ!」

P「いや、これが、止まらないんですよ。いじってるだけで、手が気持ちいいと言いますか」

周子「もうっ! ばかっ、ばか……。んっ、あ……あんっ……、やぁ……」

P「うぉ、周子の顔真っ赤……」

周子「だめっ……Pさん……、イッちゃう……からぁ……、それ……あかんよぉ……ひゃあぁっんっ!!」

P「……手、ベタベタだな」

周子「んはぁっ……、はぁ……んんっ……。なんでそういうコト言うん? めっちゃ恥ずかしい……」

P「ごめんごめん、ちょっとデリカシーなかったな」

周子「ほんとだよ、もう……」

P「じゃあ、下も……脱いじゃうか」

周子「Pさんも、……脱いじゃってよ」

P「あ、ああ、そうだな」

周子「あたしはPさんに脱がしてほしいーん♪」

P「ったく、甘えん坊だな……っと、ほら、脱ぎ終わったぞ。じゃあ周子のショーパンを、下着ごと……」

周子「ん……、脱がされましたー」

P「太ももとおしりも、パーフェクトだな、こりゃ」

周子「はいはい、ありがとー。じゃあ、今度はあたしがシテあげるから……、あーんっ……ん」

P「ん……(すげぇ、な……我慢出来るかな俺……)」

周子「ん……ん……れろぉ……」

P「周子……ちょっと、ペース落として」

周子「ふぇ……? やはー(やだー)。ん……ん、ん、ん……」

P「ちょ、待って、2発目出しちゃうとあとキツイぞ……」

周子「んんー、れろぉ……、はむっ、ん、ん……。いいはら、いっひゃいなよー……」

P「おい、周子っ! まてって……、言っ、てっ……」

周子「ん、ん、ん……ちゅ……んんっ!!」

P「すまん……、周子が上手すぎて……ダメだった……」

周子「ん……こく……んんー。ぷはぁっ……、やっぱり美味しくないけど、飲んじゃったーん♪」

P「……」

周子「なに? Pさん怒ってる……?」

P「……挿れるからな」

周子「え? え? って……いきなり、ひゃぁっん!!」

P「しゅーこ、しゅーこ……んっ……!」

周子「ちゅむ……あむぅ、ちゅ……、ぴぃさぁん……あっ、あっ……くぅんっ……!」

P「周子のナカ、締め付けてくるから、くぅっ……きっついぞ、これ」

周子「Pさんの……おっきぃの……はぁん、あっ、ああぁ……、奥ぅ……いっぱい、あんっ!」

P「やばい、下半身溶けてるみたいでわけわかんなくなってる、くっ……」

周子「Pさんっ……ぴぃさん……くぅんっ!」



P「周子は、こんな時までさん付けか?」

周子「Pっ! 大好きぃっ! 大好きだからぁ……あぅ、P……」

P「俺も、しゅーこ……愛してる……はぁ…っく」

周子「あんっ……イクぅっ……あかんよぉ……あぁぅっ!」

P「ん……周子、イッたか?」

周子「イッたぁ……んんっ……。はぁ、はぁ……。Pは、まだぁ?」

P「もう……ちょっと、スパート……します」

周子「んっ……んっ、んんっ……あ、あ、あぁ……」

P「ごめんな周子……もうちょっと頑張ってくれ……」

周子「い、いいよ……はぅ……すきに、うごいて……」

P「はぁ、はぁ……んんっ……」

周子「うぁ……ナカででてるぅ……」

P「周子……周子……、んんっ……」

周子「んっ……ちゅ……、はぁ……んあぁ……」

P「やっぱり、周子は最高だよ、ほんと」

周子「あたしも……Pさんじゃないと、ダメ……かも」

P「ん…・…、抜くぞ?」

周子「だめー、このまま寝るーん♪」

P「このままって、このままか?」

周子「そ、挿れたままねー」

P「正常位だと、ちょっときつくないか?」

周子「おっぱい、枕にしていいからね? んじゃ、おやすみー、Pさんっ♪」

事務所 翌朝 10:00


P「おはようございます、ちひろさん」

ちひろ「はい、おはようございますっ!」

P「あれ、周子はまだ来てないですか?」

夏樹「おはよう! 周子のプロデューサーさん」

P「お、夏樹ちゃん。おはよう」

夏樹「ちゃん付けってガラじゃないんだけどなぁ……」

P「夏樹って呼ぶと、若干機嫌悪くなるヤツがいるんだよ」

夏樹「あー、ごめんなPさん」

P「夏樹ちゃんが謝ることじゃないんだけどな」

ちひろ「あ、周子ちゃん来ましたよ?」

周子「Pさんにちひろさんに、なつきちだ。おっはよーん♪」

P「おう、おはよう。じゃあ、周子はレッスンの準備な」

周子「了解ー。なつきち今日の予定は?」

夏樹「アタシはPさん(夏樹P)と、フェスの打ち合わせとか色々な」

ちひろ「夏樹ちゃんったら、事務所入ってきたらまず自分のプロデューサー探すんですもの」

夏樹「ちょっと、ちひろさん! アタシ、そんなことしてたか?」

夏P「おう、夏樹! お待たせ!」

周子「おはよーございますー」

夏P「周子ちゃん、ちひろさん、おはようございます。 おいP! うちの夏樹に何してやがる?」

P「何してやがるも、朝の挨拶だよ」

夏P「ったく、クールのPは何考えてるかわかんねぇからなっ!」

周子「ちょっと夏Pさん、あんまりうちのPさんのこと悪く言わないでよねっ!」

P「周子、気にすんな。こいつなりの冗談だから」

周子「そうなん? まぁ、わかったけどさー」

夏樹「Pさん、とりあえず衣装合わせだろ、さっさと行こうぜ」

夏P「お、おう! そうだな。じゃーな、P。周子ちゃんとうまくやれよー!」

P「なんだそれ、恋人みたいな言い方すんなって……」

ちひろ「あら、恋人じゃないんですか?」

周子「ち、違うよー。ちひろさん、勘違いしてるって」

P「そうですよ、周子とはアイドルとプロデューサーとして、しっかりやらせてもらってますから……」

ちひろ「へぇ……、その割には同じシャンプーの匂いですよね?」

P「あ、分かりますか? 俺が使ってみてすごく良かったんで周子に勧めたんですよ」

周子「そうそう、同じの使ってるんだー」

ちひろ「じゃあ、帰りの車でちゅーしてても、付き合ってないんですね?」

P「……へ?」

ちひろ「事務員さんにはなんでもお見通しなんですよ?」

P「……このことは、会社には内密に……」

ちひろ「そうですねぇ……、周子ちゃんがかわいそうですしー」

周子「ちひろさん、あたしからもお願いっ!」

ちひろ「あたしも、鬼や悪魔じゃないので……20ダースで……いいですよ?」

P「本当ですかっ?!」

ちひろ「はいー、スタエナ20ダースずつで、黙ってますからね?」

P「じ、じゃあ、請求書出しといて下さい……」

ちひろ「わかりました」

周子「やっぱりバレてたね……」

P「まぁ、出費はでかいが、出すもの出せばちひろさんは信頼できるから、大丈夫だろ?」

ちひろ「(ふふっ……夏樹ちゃんのPさんの分と合わせて請求書つくらないとねっ!)」

周子「まー、いいやー。んじゃ、Pさんレッスン行ってくるねー」

P「おう、怪我すんなよ」

周子「んー、アイドルシューコは頑張るよー。んじゃねー。……あー、そうだ、PさんPさんっ」

P「ん、どした?」

周子「……んちゅう」

P「んっ!?」

周子「ぷはぁっ……いってきまーすっ!」

P「おい、周子!! ……ったく……いくらちひろさんが知ってるからって……」

ちひろ「ほんとに、可愛い子ですよね?」

P「ええ、最高の女の子ですよ。あいつをトップアイドルにできないプロデューサーは、無能に違いない」

ちひろ「Pさんならできますよね?」

P「ええ、もちろん」

ちひろ「ふふ、期待してますねっ」

P「じゃあ、俺も打ち合わせ、行ってきます!」

ちひろ「周子ちゃんのために?」

P「ええ、ファンのみんなに妖精の爽やかな風が届くようにね」

ちひろ「あら、意外とポエマーな感じですね?」

P「言ってて自分で恥ずかしかったです……。では、行ってまいります!」

ちひろ「いってらっしゃーい」





周子 編 END




以降Pは夏樹Pと切り替わります

でも、今日はこれ以上無理。

夏樹編は1週間以内に書くよ。

アイドル 木村夏樹 と プロデューサー編


会議室 11:00



P「……というわけで、ちひろさんにバレた」

夏樹「というわけでじゃないよ。Pさんがあんなとこで抱きついてくるからだろ?」

P「急に抱きついた時の夏樹は可愛いからな!」

夏樹「はぁ、なんでこんな人がカレシなんだろ……」

P「近々スタエナの請求書が来るからさ、それ払っときゃ大丈夫だよ」

夏樹「でもなー、ちひろさん、絶対狙ってるよな」

P「ん、何を?」

夏樹「さっき周子からメール来てさ。ちひろさんにバレたって」

P「うわぁ、あいつらもかよ……」

夏樹「それで、やっぱりドリンク買えば黙っててくれるってさ」

P「でも、あいつらなんでバレたの?」

夏樹「さぁ、そこまでは知らないけど、アタシ達と同じようなもんじゃないの?」

P「ちひろさんって、基本的には自分のデスクにいるよな?」

夏樹「まぁ、いつもはね。どうやって情報集めてるんだろうな」

P「ドリンクを売るためなら事務所の仲間にも容赦なしか……」

夏樹「社長に言わないでくれるだけ優しいと思うけどな。でも、この話はもうやめようぜ。考えると頭痛くなりそ……」

P「そうだな! 俺がちょっとドリンク買えば解決する話だしな!」

夏樹「いくら位になりそう? アタシも少し出そうか?」

P「バーカ、そんなの夏樹に払わせるわけにはいかねぇよ……、気にすんな」

夏樹「……っ!! 急に頭撫でんなよな!!」

P「ははっ、悪い悪い」

夏樹「ん、もう……。で、Pさん。今度のライブはどうするんだい?」

P「んー、大丈夫じゃね?」

夏樹「大丈夫って……もうちょっと真剣に考えろよな」

P「いや、だってよ、夏樹の場合はロックなアイドルってことで戦略立ててるからさ」

夏樹「だから?」

P「怒んなよ夏樹。でさ、バックバンドは揃ってるだろ、基本的に」

夏樹「まぁ、そうだな……。Pさんがベースで、Pさんの連れてきたスタジオミュージシャンの人がいるよな」

P「そうそう。ドラム、ベース、ギター。んで夏樹が頑張ってギターもう1本。十分だろ?」

夏樹「確かに、そりゃそうなんだけどさ」

P「リハもやって曲もできてる。心配することないよ。ライブなんだから、ノリが一番大事だって」

夏樹「Pさんの作る曲はかっこいいからな! ま、自分は売れなかったみたいだけど……」

P「言うなよ、夏樹……」

夏樹「はは、ゴメンゴメン。でも、そういう意味では、この事務所にしては珍しくちゃんと『プロデューサー』してるよな」

P「もともとそういう話で入ってるからな。音楽メインの子の担当お願いしますって」

夏樹「へぇ、そうだったんだ……」

P「ま、そんな感じでライブ自体は心配すんな。夏樹がもうちょっとギターの練習しておくくらいだな」

夏樹「いつもアタシがだりーに言ってることじゃん……」

P「ま、元プロから見たらもうちょっとだな」

夏樹「わかった、頑張るぜ!」

P「おう。まぁ、ライブってのはセックスみたいなもんだからな」

夏樹「へっ!? い、いきなり何言ってんだよ、Pさん!?」

P「いやいや、これが大マジでさ。予定調和じゃつまらないし、同じ事の繰り返しも飽きてくる」

夏樹「ま、まぁな……」

P「テクニックも大事だけど、情熱がなきゃダメだ。ほら、そっくりだろ?」

夏樹「うーん、そう言われたらそんな気もするけどさ……」

P「だろ? ソッチの練習……ってか本番か。俺とシてるんだからさ、大丈夫だよ」

夏樹「はぁっ!? こんなトコで、ば、馬鹿な事言ってんじゃねぇよ!!」

コンコン

P「あ、どうぞー、開いてますよ」

凛P「お疲れ様です、渋谷凛のプロデューサーです。会議室いつ頃空きますでしょうか?」

P「あー、もうここでの打ち合わせは終わったんで今空けますよ?」

凛P「助かります。おーい、凛。夏樹さんの打ち合わせ終わってるから使えるって」

夏樹「……んじゃPさん、アタシ先に出てるよ」

P「おう、昼飯食ったら夕方まではリハするからさ、いつものカフェで待っててくれ。細かい仕事を片付けたらすぐに向かうよ」

夏樹「了解ー」

凛P「お疲れ様です、夏樹さん」

夏樹「その呼び方なんかむず痒いんだけどなぁ……。まぁ、いいか、お疲れ様でしたー」

P「んじゃ、凛Pさん、俺もちょっと作業して昼飯食ってきますわ」

凛P「あ、Pさん」

P「なんでしょう?」

凛P「ちひろさんから請求書です、渡してくださいと」

P「あ、ああ……。わざわざありがとうございます……」

凛P「ちなみに、……私宛にも同じものがあるんですよ、ほら」

P「あー、そうでしたか。じゃあ凛ちゃんも?」

凛P「お恥ずかしながら……」

P「夏樹とか周子ちゃんとかは18ですけど、凛ちゃんは、その……大丈夫ですか?」

凛P「然るべき時には、これがありますので」

P「辞表……ですか?」

凛P「はい」

P(辞めりゃいいってもんじゃないと思うが……)

P「あー、くれぐれもお気をつけて……。んじゃ、会議室お使いください」

事務所近くのカフェ 11:50



P「あー、すまん。待ったか?」

夏樹「まぁ、20分くらいね。バイクだとすぐだからさ」

P「ちょっと処理しなきゃいけない書類があってな、悪かった」

夏樹「ああ、大丈夫。ライブ用の曲聞いて確認してたからさ」

P「夏樹は真面目だなぁ」

夏樹「なんだよそれ、馬鹿にしてんのか?」

P「いやいや、そういう意味じゃないよ」

夏樹「まぁ、いいや。Pさん何頼む?」

P「んー、あんま腹へって無いんだよなぁ……」

夏樹「相変わらず不規則な生活してんの?」

P「仕事柄な。帰ってきても夜中に曲作ったりしてるし」

夏樹「体壊すなよな、ホント……」

P「まぁ、昔からそんな生活だからな。夏樹がベットで寝てるのを眺めながら、パソコンの前でベース弾いてるとさ、イメージが湧いてくるんだよ」

夏樹「へ、へぇ……」

P(テンション上がってきて夏樹を襲ってしまうのは、これミュージシャンの性ということで)

P「まぁ、とりあえず……、すいませーん! えー、アイスコーヒーとツナサンドで……はい、お願いします」

夏樹「Pさん、Pさん」

P「どうした?」

夏樹「そういえば、社長に他のアイドル用の曲も頼まれてるんだって?」

P「あー、そうだな、作曲メインのプロデューサーがあんまりいないからな」

夏樹「バリバリの『アイドル』って曲作れんのかよ?」

P「まぁ、やってやれないことはないだろう」

夏樹「Pさんの作る曲からそんなイメージ無いけどなぁ……」

P「その子が一番輝くような曲を書けばいいんだろ? なんとかするよ。夏樹はなんか心配なのか?」

夏樹「心配ってわけじゃねぇけど……」

P「まぁ、手っ取り早いのは……アイドルの一番可愛いところを一回見せてもらうのが早いんだよなぁ。イメージがすぐに掴めるし」

夏樹「ふーん……」

P「だから、寝ちゃうのが一番早いんだよなぁ……」

夏樹「言うと思ったぜ!! 絶対ダメだからな!!」

P「怒んな怒んな……、冗談だって……」

夏樹「Pさんが言うと冗談に聞こえないんだよ!」

店員「アイスコーヒーとツナサンド、お待たせ致しました」

P「はーい、どもー」

夏樹「……とにかく、アタシは浮気は絶対に許さないからな」

P「……李衣菜も?」

夏樹「だりーが一番ダメだよ!! まだまだにわかだし、Pさんがちょっと口説いたらすぐコロっといっちまうって……」

P「お前……親友の扱いひどいな……」

夏樹「——!! そういう意味じゃなくて……!! ……その」

P「安心しろって、お前以外のアイドルに興味ないから」

夏樹「そういうことじゃないけど……、ああ、もうっ! よくわかんないぜ!」

P「とにかく、仕事だから他のアイドルの曲は作んなきゃいけないけど、『そういうこと』にはならないから」

夏樹「……わかった」

P「それに、李衣菜のプロデューサーだって、俺が前から知ってる人だぞ。まぁ、色々と聞いてる……」

夏樹「えっ? そうなのか……?」

P「夏樹は相談とか受けてないの? 親友なんだろ?」

夏樹「アタシ……、Pさんとの話もまだだりーにしてない……」

P「ええっ?」

夏樹「だって! ……なんか恥ずかしいだろ?」

P「お前……可愛いな」

夏樹「うう……、うっさい!」

レッスンスタジオ 13:00



P「んじゃ、夏樹。とりあえず、弾きながら歌ってみ」

夏樹「う、うん……」

夏樹「すぅ……、〜〜〜♪」

P「…………」

夏樹「〜〜〜♪……どうかな?」

P「おお、かなり上手くなったな」

夏樹「マジか!? よかったー!」

P「あとは、夏樹はボーカルだからギターにだけ集中しないように。弾きながら歌うってのはそういうことだ」

夏樹「そうだな……、まだギターに気を付け過ぎてるかもな」

P「ギターは余裕をもって弾けるようにして、歌とかパフォーマンスの方により力を入れられるようになればOKだ」

夏樹「もっと練習しなきゃなー」

P「ま、ライブは来週だからな、まだ時間あるよ。あと30分もしたらバックバンドの人達くるから、ちょっと確認しとこう」

夏樹「もうちょっと、スムーズに弾けるように練習しとくよ」

P「あ、あと夏樹さ……」

夏樹「ん? なんだよ? ……っ! ……んっ、ちゅ……んん……ぷはぁっ!」

P「んじゃ、がんばれよ〜。ちょっと夕方からの仕事の確認してくるわ」

夏樹「こんのぉ……、いきなりキスしやがってぇ、ばかぷろでゅーさ——!!」

レッスンスタジオ 16:00



P「じゃ、こんな感じで。お疲れさまでしたー」

ミュージシャンs「おつかれっしたー」

夏樹「お疲れさまでした! 本番もよろしくお願いします!」

ギターさん「よろしくー。夏樹ちゃんさ、アイドルのプロデューサーをやってるベーシストには気をつけるんだよ?」

夏樹「はい?」

ギターさん「プロデュースをするベーシストは、もれなく『次々と』アイドルに手をだすからさ、昔からね……」

P「こらテメェ、余計なこと夏樹に言ってんじゃねぇよ!」

ギターさん「どうしたんですかベーシストさん、今度のライブよろしくお願いしますよベーシストさん」

P「夏樹、こいつの言うこと聞かなくていいからな?」

夏樹「へぇ……なるほど、勉強になりますぅー」

P「夏樹?」

夏樹「気を付けないといけないですねぇー……」

ギターさん「そうそう、しっかりとガードしとかないとね、んじゃお疲れっす!」

夏樹「お疲れさまでしたっ!」

P「…………」

夏樹「やっぱ、ミュージシャンってそうなんだな……」

P「俺の話じゃないぞ、昔そういう人がいたって話だからな?」

夏樹「昼にとんでもないこと言ってたし、信用できないなー……」

P「……はぁ、夏樹ちょっと来い……」

夏樹「なんだよPさん?」

ぎゅっ

P「冗談だから、昼の話も……。絶対に浮気とかしないし。不安がるなって」

夏樹「ちょ、Pさん、練習終わったばっかで、アタシ、汗臭いぜ……」

P「俺だって汗でベチョベチョだぜ?」

夏樹「Pさんの匂いは、落ち着くっていうか……さ」

P「ああ、夏樹の汗もいい匂いだ……」

夏樹「まったく……。アタシはロック好きだからさ、色んなミュージシャンのこととか、読んだり聞いたりするとさ……」

P「みんな女癖悪いだろ?」

夏樹「うん、どうしようもないくらいにね……」

P「でもな、俺はプロダクション所属の会社員なんだよ、元ミュージシャンのな」

夏樹「うん……」

P「ロックになりきれなかった男ってこと、わかっときな」

夏樹「アイドルに手出しちゃった時点で、相当ロックだと思うけどな……」

P「ま、そうかもな……」

夏樹「でも、ほかの子達でもいいんだろ?」

P「違うんだよ、アイドルだから夏樹と付き合ってるんじゃなくてな。その……夏樹、お前じゃなきゃダメなんだよ」

夏樹「……」

P「入社してすぐに、どの子をプロデュースするかって話になってさ」

夏樹「うん……」

P「デモテープとか写真とか、見せてもらった時には、夏樹に惚れてた……」

夏樹「マジかよ……」

P「すげぇ才能だって、俺にはない物ばっかりもってるって……。すぐに、夏樹のプロデューサーになることに決めたんだよ。恥ずかしいから言ってなかったけどな」

夏樹「そっか……ありがとな……」

P「それに、こんなに可愛いんだからな……」

夏樹「Pさん、ごめん……。アタシPさんが他のアイドルと仕事すんのちょっと嫌」

P「わかってるよ」

夏樹「でも、仕事だもんな! しょうがないよ! 我慢するし……信用する」

P「こっちこそ、不安にさせてゴメンな……んっ……」

夏樹「んむぅ……ちゅ…はむっ……ん……。Pさん、大好きだぜ……」

P「ああ、俺もだ……」

ガチャ

スタジオスタッフ「お疲れさまでーす! 次入ってますんで、セッティングさせて頂きまーす」

P「あ、お願いします……」

夏樹「…………」

P「とりあえず、俺らも支度するか……」

夏樹「そ、そうだな……」

ここまでー。
書き溜めがつきたので、またそのうち来ます。
凛は考えてなかったわー。みんな書くしねぇ。

塩見周子に投票頂いた方、ありがとうございます。
私も僭越ながら50票ほど入れさせて頂きました。

FMラジオ局 17:30

夏樹「よろしくお願いしまーすっ!」

DJ「よろしくお願いしますね! すごーい、やっぱりイケメンですよねー」

夏樹「そうですか? 可愛いって言われるよりは確かにそう言われますけど……」

ディレクター「CM空けまで30秒ー……」

P(ライブの宣伝とCDの販促を兼ねたラジオ番組のゲスト)

P(夏樹は仕事に対しては非常に真面目で精力的)

P(DJとの世間話も、いい意味で緊張感を保っているように見える)

ディレクター「5秒前ー、4、3、2………」

DJ『さて、ここで本日のゲスト! 新曲が大きな注目を集めているこちらの方!』

夏樹『こんばんはー、木村夏樹です』

DJ『私お会いするのは2度目になるんですけどもー。やっぱりCM開ける前にスタジオ入っていらした時……イケメン!』

夏樹『いやー、そんなことないですよ』

DJ『そんなことありますってー。えー、今では、アイドル事務所として様々な所で注目を浴びているシンデレラガールズの皆さんですが……』

P(こんな感じで夏樹とDJとのトークが始まった。出演時間はおおよそ20分。フリートーク、1曲のオンエア、ライブの宣伝)

P(と言っても、おかげさまで来週の分のチケットは売り切れだが……)

DJ『さてさて、ではここで夏樹さんにリスナーから質問のメールがたくさん届いております』

夏樹『ありがとなっ、みんな!』

DJ『じゃあ、こちらの質問です、"今ハマっているものはなんですか?"ということですが……』

夏樹『うーん、そうだなぁ。やっぱりギターですかねロックな楽器だと思うし、弾いてても楽しいし……。ライブで弾いてるので、ファンのみんなには見に来て欲しいぜ!』

DJ『ギターってなんかいいですよねぇ。誰か先生みたいな人はいるんですか?』

夏樹『そうですね、教えてくれる人がいますよ』

DJ『よくアイドルの方なんかは、業界にいるプロの方に習えてうらやましーって言う話を聞くんですけどー』

夏樹『ええ、元プロの人です。普段見てくれてるのは』

P(……なんとなく嫌な予感)

DJ『ちなみにその方は、ガラスの向こうにいらっしゃるプロデューサーさん?』

夏樹『あ、はいっ、そうです……』

P(おいおい、こっちの話題はあんまり出さないでくれよな……。一応手振っとくか)

DJ『あっ、手を振っていらっしゃいますねー。プロデューサーさんもすごいかっこいいんですよ!』

夏樹『そ、そうですか?』

DJ『そうですよー。実はー……私独身なんですけどぉ、紹介してくれますかぁ?』

夏樹『あ、あー……、はい、彼も多分……今フリーなんで……』

DJ『やりました! アイドルに出会いを提供してもらうDJになれそうです! ではここでそんな木村夏樹さんの新曲…………』

P(まぁ、DJさんの冗談に対する反応としては大正解なんだが……)

車内 18:20


P「おつかれ夏樹。ラジオどうだった?」

夏樹「どうだったも何も、ずっと見てただろ……?」

P「ずいぶん機嫌悪そうだな」

夏樹「別に悪くない。悪くないけど……」

P「けど?」

夏樹「……ごめんな、Pさん」

P「おいおい、謝ることなんて何ひとつも無いぞ? アイドルのラジオ出演として完璧な仕事だったよ」

夏樹「そうなんだけどさ……、DJさんに紹介してくれって言われた時、冗談なのはわかってたんだぜ……でもすごく、胸が苦しくてさ……」

P「…………。そっか……ありがとな、夏樹」

夏樹「へ? 何がだよ?」

P「俺もちょっとだけ、切なくなっちゃってな。フリーじゃないぜ、夏樹っていう可愛い彼女がいるぜ!って」

夏樹「う、うん……」

P「夏樹のっていうか、アイドルのプロデューサーとしてはダメなんだろうけどさ。夏樹がそこまで想っててくれることが、嬉しくてさ」

夏樹「へへ……わかったよ」

P「大っぴらにできないことはわかってるんだけど……、まぁそんな感じだ」

P「よしっ! じゃあ、今日の仕事はこれで終わりだ。事務所戻らないで直帰でいいらしいからさ、寮まで送ってくよ」

夏樹「今日は、Pさんとこ泊まっちゃダメか?」 

P「いや、別に構わないけど……」

夏樹「けど……なんだよ?」

P「着替えとかないだろ? 俺の部屋に部屋着くらいはあるけどさ……」

夏樹「じゃあ、一旦寮に寄ってくれよ。必要な物だけ持ってくるからさ」

P「了解。んじゃ、そうしようか」

夏樹「でもさ、Pさん」

P「ん?」

夏樹「多分寮に着くのが7時前くらいだろ?」

P「ああ、そうだな」

夏樹「いくらみんながそれなりに忙しいにしても、寮がガラガラなのって、やっぱりおかしいよな……」

P「あー、そうなのか? 寮がどんな風になってるかは、俺らはよく知らないんだよ」

夏樹「都内とか近場の人は、実家から通ってる子が多いとしてさ」

P「まぁな」

夏樹「アタシも茨城だけどさ、もっと遠かったり地方出身の人達は、寮にそれなりの数いるはずだろ?」

P「全国からアイドルが集ってるからな」

夏樹「静かなんだよ、夜……」

P「……どういうことだ?」

夏樹「人の気配がさ……、しないんだ……」

P「お、おお……」

夏樹「多分50人は住めるんだよな、あの寮って?」

P「そうだったと思うが……」

夏樹「平均したら3、4人じゃないかな? 普段いる人数って」

P「そりゃ、少なすぎるな……」

夏樹「それも、だいたい違う人なんだよ。アタシも寮にいるときは『今日は夏樹ちゃんなんだね』みたいに言われるしさ」

P「なんでそんなことになってるんだ?」

夏樹「ウチの事務所のプロデューサーとアイドルってさ……」

P「あー……、みんな『そう』なんだな」

夏樹「多分ね……」

P「ひどい話だ……」

夏樹「まったくだぜ……」

18:50 女子寮


P「寮の駐車場で待ってるから、適当に準備して戻ってきな」

夏樹「おう、すぐ戻るからな!」

---------------------

夏樹「ただいまー……ってサロンには誰も居ないな……。相変わらず、すげー静かだな……」

夏樹「えっと……部屋の鍵……開けてっと……」

夏樹「着替え着替えっと……。下着は……これでいいな……」

夏樹「Pさんもこういうボクサーパンツより、もっとセクシー系の方が好きなのかな……?」

バタン!!!!!!

夏樹「……!? なんか、すげー音したぞ? 向こうの部屋か?」

夏樹「おーい、誰かいるのか?」

??「うわぁ、ごめんなさいっす!」

夏樹「この喋り方……、沙紀か?」

吉岡沙紀「夏樹さん! おかえりなさいっす!」

夏樹「で、なんの音なんだよ? どうした?」

沙紀「大きめのキャンバス倒しちゃったんすよ……、ごめんなさいっす……」

夏樹「そっか、大丈夫ならいいんだけどな」

沙紀「びっくりさせちゃったみたいっすね……」

夏樹「人の気配があんまりしないからさ……」

沙紀「そうっすね、静かでアタシは良く集中できるっすけど……」

夏樹「沙紀は、今日はそっちのプロデューサーさんの所いかないのか?」

沙紀「い、今はちょっと色々あって……顔合わせらんないんすよ……」

夏樹「へぇ……テーマパークのライブの時はすごい仲良さそうだって聞いてたけど……」

沙紀「別に仲悪いわけじゃないんすけど……///」

夏樹(あっ、そういうことか)

沙紀「なんか、気まずいっていうか……恥ずかしいんすよ……」

夏樹「まぁ、詳しくは聞かないけどさ……。……避妊だけはしっかりな?」

沙紀「そんなの当たり前っすよ!!」

夏樹「ふぅん……『当たり前』なんだな」

沙紀「あ、あぅ……ひどいっすよ、夏樹さん……///」

夏樹「んじゃ、アタシはPさん待たせてるから、行ってくるぜー」

沙紀「あ、はい! いってらっしゃいっす!」

夏樹「じゃあなー」


車内 19:05


夏樹「お待たせ、Pさん!」

P「うっし……ちょっと時間かかってたな。なんかあったか?」

夏樹「いや、沙紀が絵書いててさ、ちょっとだけ話してきた」

P「へぇ、そうなのか。じゃあ車出すぞ」

夏樹「よろしくなー……、でも、こうやって車から見てても、やっぱり人の気配ないよな……この寮」

P「社長が悲しむよな、何のために建てたんだってさ」

夏樹「まぁ、これからアイドルも増えるだろうからいいんじゃないか?」

P「確かにな。仙台とか愛媛で新しいアイドルをスカウトしてるって聞いてるよ」

夏樹「まだ増やす気なんだ、社長……」

P「それに伴ってプロデューサーも増えるだろうし」

夏樹「じゃあ、どっちにしろ女子寮は寂しいままだぜ」

P「おいおい、アイドルのみんながプロデューサーとくっつく訳じゃないだろ?」

夏樹「……さぁ、どうだろうね。沙紀もだしなぁ……」

P「あぁ……、そういう話してきたのか?」

夏樹「まぁね……」

P「同僚が捕まらないことを祈るしかできないな……」

すげぇ間開いたし、全然進んでない。

17〜19歳組をいっぱい出したいね。
西島櫂ちゃんいいよね。

また来るよ。

>>72
>P「ひどい話だ……」
>
>夏樹「まったくだぜ……」

おい当事者どもwwwwww


P宅 19:45

P「あぁ……今日はかなり楽だったな。こんな早く帰ってくるのも久しぶりだよ」

夏樹「いつも大体何時くらいに帰ってくるんだい?」

P「平均するとだいたい10時過ぎだろうな。もちろん、もっと遅い時も多いけどな」

夏樹「やっぱり大変なんだな……」

P「まぁ、夏樹のためだから頑張れるけどな!」

夏樹「ったく……アタシはPさんが体調崩したりしたら困るんだからさ。無理だけはしないでくれよな」

P「心配してくれんのか?」

夏樹「当たり前だろ。そうやって頑張ってくれるのは本当に嬉しいけどさ……」

P「無理はしないようにしてるさ」

夏樹「頼んだぜ……。んーっと、じゃあご飯どうしようか?」

P「任せる。特になんもないから外でもいいし」

夏樹「はぁ……適当だなぁ。冷蔵庫開けるぜー」

P「おーう」

夏樹「やっぱり……。この前泊まった時もなんにもなかったけど、相変わらずだな……」

P「基本的に自分では作らないからなぁ。お陰でキッチンも汚れないよ」

夏樹「身体の話してる矢先にこれだもんな。外食ばっかじゃ体壊すぜ、Pさん」

P「ロックなアイドルらしからぬ発言だな……」

夏樹「アタシはロッカーじゃなくてアイドルだからいいんだよ」

P「俺も一応ただの社会人なんだが……」

夏樹「アンタは元々どうしようもない生活をしてた連中だろ?」

P「まぁ、ミュージシャンなんて得てしてそんなもんだな」

夏樹「会社員っつったって、こういう業界じゃなきゃ働けないだろうし」

P「まぁ、浄水器売ったりはできないだろうなぁ」

夏樹「一歩間違えたら、ホームレスみたいな性格なんだからさ……」

P「ひどいこと言うな、夏樹……」

夏樹「わりぃ、ちょっと言い過ぎた。でもさ、アタシのためにも元気でいてもらわないと!」

P「んー……、結構元気なつもりだけど?」

夏樹「そりゃ、今はいいけどさ……」

P「そうだなぁ……夏樹抱けなくなったら困るもんなぁ」

夏樹「ばっ、馬鹿っ!! そういうこと言ってんじゃねぇよ!!///」

P「わかってるよ。ありがとな、心配してくれて」

夏樹「お、おう……。じ、じゃあ買い物……行こうぜ?」

P「そうだな、近所のスーパーまで行くとしますか。着替えるからちょっと待ってな……っと」

夏樹「あー、アタシも着替えようかなー。ちょっとお風呂行ってくるよ」

P「シャワーでも浴びるのか?」

夏樹「違うよ、着替えるだけさ」

P「ここで着替えちゃえよ?」

夏樹「恥ずかしいからヤダ」

P「もっと恥ずかしいコトしてるのに?」


ゴンッ!!


夏樹「着替えてくるから覗くなよー…………」

P「痛てぇー……、ゲンコツいてぇ……。あー、部屋着に着替えるかぁ」

P「スーツ着るのもだいぶ慣れたなぁ……」

P「昔のレコード会社のコネで紹介してもらったけど……、まさかアイドルと付き合うことになるなんてな」

P「いやー、でもやっぱアイドルすごいわ……。可愛いしスタイルいいし。その辺歩いてる子とレベル違い過ぎる……」

P「特に夏樹は……俺が一目惚れするほどだし。音楽の才能もあるし、アイドルの中でも頭ひとつ抜けてキレイな身体だし……。アッチの具合も半端なくて……」

P「おっと……いかんいかん。pさんの出番はもうちょっと後……」

夏樹「おい!! な、なんて独り言喋ってんだよ!! 全部丸聞こえだぜ!?」

P「まぁ、聞こえるだろうな……広めとはいえワンルームだし」

夏樹「しかも、反応に困るようなことコト言いやがって……」

P「自分の彼女を褒めてただけだろ?」

夏樹「そんな褒め方されてもうれしくないぜ……」

P「悪かったよ。……で、お前その格好で行くのか?」

夏樹「ダメなのかよ?」

P「ダメっていうか、タンクトップにショートデニムで髪下ろしてるのはスゲェ似合ってるんだけどさ」

夏樹「楽な格好してるだけなんだけどな……」

P「お前は、自分がアイドルだって自覚してるのか?」

夏樹「してるつもりだけど……」

P「おもいっきり夏樹ってバレるだろ?」

夏樹「だから、髪下ろしてるだろ?」

P「いやー、バレるだろー」

夏樹「じゃあ、どうしたらいいんだい?」

P「グラサンかけたところでなぁ……、とりあえず帽子かなぁ」

夏樹「持ってきてないよ、そんなの」

P「俺のクローゼットにキャップ入ってたはず…………っと、こんなんでいいか。ほらよ」

夏樹「サンキュー、Pさん」

P「それを目深に被っときゃとりあえず大丈夫だろ」

夏樹「……っし、これでどうだい?」

P「おう、似合ってるよ。さ、行くか」

P(とんでもなくナイスなスタイルが全く隠れてないのは、黙っておこう)

21:00 P宅 食後

P「うぉー……うまかったぁ……」

夏樹「気に入ってくれたなら何よりだぜ!」

P「ほんとにうまかったよ、いつもありがとな夏樹」

夏樹「大したもんじゃないけどさ……ありがとな」

P「夏樹が料理得意だとは、付き合う前はまったく思わなかったよ」

夏樹「見た目で判断するのは良くないぜ?」

P「確かにな。ボーイッシュで格好いい感じだけど、中身は結構女の子だもんな」

夏樹「んー……撫でられるのって……気持ちいいな……」

P「二人きりだとこうやって甘えてくれるのも可愛い、うん」

夏樹「Pさんのそばにいるとさ、すごい安心するんだ……」

P「そういう風になってるなら、俺としては嬉しい限りだよ」

夏樹「Pさん…………んっ……」

P「ん…………」

夏樹「っちゅ……ん……じ、じゃあ、シャワー浴びてくる……」

P「おう……」

21:10 P宅 リビング(P side)

P(夏樹が風呂行ったから、明日のスケジュールの確認でもしとくか……)

P(えっーっと……、午前は雑誌のインタビュー2件。昼過ぎにライブのスタジオリハ)

P(あんま今日と変わらないが、夕方過ぎからローカル局の音楽番組の収録)

P(この局で、レギュラー欲しいよな……。若者向けの番組のMCなんて最高だ)

P(ちょっとスタッフさんに売り込んでみるか……)

P(昔の知り合いも多いしなぁ……)

P(あんまり俺の仕事じゃないような気もするけど、使えるものはなんでも使って夏樹の才能をいろんな人に知ってもらいたい……)

P(あー……、べた惚れじゃねぇか、俺……)

同時刻 P宅 浴室 (夏樹side)

夏樹(Pさんと一緒にいると、上手くカッコつけられないなぁ……)

夏樹(やっぱり女なんだよな、アタシ)

夏樹(女っぽいのがイヤとかそういうことじゃなくて……)

夏樹(カレシと一緒にいると感じるうれしさっていうか……)

夏樹(この後……するんだよな、えっち……)

夏樹(付き合ってどれくらいだろ……半年くらいか……)

夏樹(もう数えられない位だけど……やっぱ緊張するよな……)

夏樹(Pさんはすごい手馴れてる気がするけど……)

夏樹(ギタリストの人とかに聞いてみようかな……昔の話)

夏樹(ダメだ! そんなの全然いいオンナじゃねぇな……)

夏樹「……身体洗って出よう……」






20:30 P宅

夏樹「出たよー」

P「おうー、んじゃ入れ替わりで俺入ってくるわ」

夏樹「はいよー」

P「そういえばナイスなDVD買ったから見てみ」

夏樹「へぇ、気になるな……。もう入ってるのかい?」

P「ああ、再生してみな。やり方わかるだろ?」

夏樹「もちろん!」

P「おっけー。じゃあ、ちょっと行ってくる」

夏樹「うん、いってらっしゃい」

夏樹「DVDね……なんだろ?」

〜♪〜♪ 

夏樹「……これは、ナイスじゃないか!!」

夏樹「…………このバンド、かっこいいな…………」

夏樹「はぁ……Pさん早く出ないかな……。抱きついて一緒に見たいな…………」

夏樹「……アタシ……べた惚れじゃないか……」

今日はこんなもんで。次回はえっちぃ感じだなぁ。
ある種の付き合ってるカップルのリアルさがテーマだったりします。

最後の時間は21:30でしたね。

塩見周子上位報酬の件ですが、あんまり無駄遣いもできないので走れません。
涙が出そうなので、しおみーのどエロいSS書いて昇華してやろうかしらと思いました。

コメントくださった方々、本当にありがとうございます。

また間が開いてしまうかもしれませんが、今しばらくお待ち下さい。

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21:50

P「ふぅ……さっぱりしたわー」

夏樹「なぁなぁPさん、このバンドカッコいいな!」

P「だろ? まぁ、超有名なバンドだけどな」

夏樹「へえー……」

P「40年以上前のバンドだよ……」

夏樹「なんか、あんまり古い感じしないなー」

P「60年代から今までを流れで聞いていくと、ロックって大きく変わった気がしないよな、なんとなくだけど」

夏樹「そう言われてみれば、そうかもな」

P「なんか、人間っていつの時代もあんまり変わんないんだよな……」

夏樹「なんか、そう考えると面白いかもな」

P「音質とかは良くなってるんだろうけどな……。後ちょっとだろうから一緒に見るかー」

夏樹「なぁPさん!」

P「ん?」

夏樹「ほら、ここ座ってよ」

P「なんだ? テレビの真正面か?」

夏樹「そうそう」

P「っと……これでいいか?」

夏樹「んじゃ、アタシはPさん膝の上で見るぜ!」

P(うわ、夏樹の髪すげぇいい匂いするな……。同じシャンプーだよな、使ってるの)

夏樹「ほらPさん、ボーっとしてないで後ろから抱きしめてくれよー」

P「おう……こんな感じか?」

夏樹「んー、良い感じだぜ……」

P「…………すっぽり収まるな」

夏樹「そうだね、Pさんに包まれてるってカンジがするよ……」

P「夏樹……こっち向いてみ」

夏樹「ん? んっ……!! はぁ、ちゅ……ん、ん……」

P「ん……ちゅ……んっ」

夏樹「……ん、ちゅぱぁ……。Pさぁん……」

P「風呂あがりの夏樹、すごい良い匂いすんのな……」

夏樹「Pさん、アタシ……、シたいよぉ……」

P「んー? 我慢できなくなっちゃったのか?」

夏樹「ば、ばかっ! そんな聞き方すんなよなっ!」

P「ショーツとTシャツだけで男の膝に座ってくるなんて……さ」

夏樹「んんっ……!」

P「触ってくださいってことだろ?」

夏樹「そ、そういう……わけ、じゃぁっ……ねぇっ……」

P「夏樹は普段もボクサーばっかだよな、履いてんの」

夏樹「アタシが……可愛いの履いたって……んっ……似合わない、だろ?」

P「んー、そういうのも見てみたい気もするけど。これはこれでよく似合ってるからなぁ」

夏樹「P……さん、下着の上からじゃなくて……直接……」

P「ったく、焦るなよ……。俺だって我慢してるんだから」

夏樹「Pさんも、がまん……してるのか?」

P「お尻の下、どうなってるよ?」

夏樹「あっ……。もう、カタくなってんじゃん……かぁ……」

P「ほら、ちょっと指入れるな?」

夏樹「んはあぁ……!! Pさぁん……んっ、くぅっ……はぁ……はぁ……」

P「うわぁ、きっつ……どろどろなのになぁ……」

夏樹「はぁ……んっ……ひゃぁっ……!!」

P「あ、可愛い声でたな」

夏樹「ぴぃ……さんがぁ……ごりごりってする……ひゃうっ……からぁ……!」

P「いつものカッコイイ夏樹と違って……すごい可愛いぞ」

夏樹「アタシ……だってぇ……おんなのこ……なんだよぉ……?」

P「あー、超かわいい。夏樹超可愛いわ。俺にしか見せないんだろ、そういうの?」

夏樹「あたり、まえだろ……? くぅっ……Pさんの前だけは……おんなのこでいたいんだぜ?」

P「夏樹……ん……」

夏樹「はむっ……! んんっ……ちゅむぅ……んちゅ……ぴぃ……ひゃぁん……」

P「ん……んっ……」

夏樹「ゆび……きもち……きゃぅ!」

P「軽く指動かすだけで、なんかどんどん出てくるんだけど」

夏樹「んはぁ……はぁ……あっ……あっ」

P「イキそうか? んじゃ、一回イっときな」

夏樹「Pさん……P!! あっ……あ……んくぅっ……ああぁぁぁっ!!」

P「どろっどろだな……こりゃ……」

夏樹「……あ……あっ……あぅ……あー……」

P「夏樹、腰びくびくしてるぞ?」

夏樹「イッた……はぁっ……ばっかだからぁ……あっ」

P「イッてるとこ悪いんだけどさ、俺もそろそろ我慢の限界ということで……」

夏樹「はぁ……はぁ……?」

P「ほら、ちょっと前に倒れて……そうそう肘ついて…………っ!!」

夏樹「あああぁぁ……!! いま……ああぁ!! イッたばっかだって!!」

P「んー……わりい、んっ……挿れたくなった……」

夏樹「はぁ……ん……んっ……ん!!」

P「歌ってるからだろうけど……さっ、腹筋も軽く割れてるから……すげぇ締まるんだよな……」

夏樹「ぴぃ……さぁん……きもちいいよぉ……ん、はぁ……」

P「バックで突いてると、夏樹のお尻が最高なのが……よく分かるなぁ……」

夏樹「はずか……しぃからぁ! ひゃぅ……ん……んっ!」

P「ダメだなこりゃ……あんまっ、もたねぇぞ!」

夏樹「ぴぃ……P!!」

P「夏樹……夏樹! あいしてるぜ」

夏樹「こんな……ときにぃ……言うなよなぁ!!」

P「普段からは想像できないくらい可愛くて……たまんねぇな……これは」

夏樹「んんっ……Pの……おっきいから……おくまで……あっ……あっ……」

P「さっきからイキっぱなしだな、夏樹」

夏樹「も……んっ……っはぁ……らめだぜ……P……」

P「俺もそろそろイキそう……んん!」

夏樹「…………はぁ……ん」

P「このまま中でってわけにも……いかんからな……」

夏樹「……ん…………んんんっ!!! はげしっ……」

P「……はぁ……イクぞっ!!」

夏樹「…………」

P「はぁ……はぁ……」

夏樹「…………」

P「はぁ……夏樹……? ……気持ちよさそうに気失ってるな……。敏感すぎだよ、これ……。……いろいろ拭いとこ」

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22:30 浴室

夏樹「ほらほら、Pさん詰めて詰めて。狭いんだからさ」

P「結局風呂入り直しだな」

夏樹「誰のせいだと思ってるんだよ?」

P「俺のせいだな……すまん」

夏樹「もっと我慢してさ……その……準備してからでも良かったのに……」

P「下着はいたままってのも、興奮するんだよ」

夏樹「ショーツもシャツもドロドロで結局着替え直しじゃないか!」

P「ショーツは夏樹の液だろうが」

夏樹「液とか言うんじゃねぇよ!」

P「とりあえず、風呂で一旦さっぱりしようぜ……」

夏樹「ったく……ほんとマイペースだよな……」

P「そういえば、来週のライブだけどさ、どうだ?」

夏樹「どう? ってどういうことだよ?」

P「準備というか、心構えというかだな……」

夏樹「んー、そうだなぁ……」

P「なんか引っかかってるところあんのか?」

夏樹「そのさ、アタシってアイドルだろ?」

P「そうだな」

夏樹「本職のミュージシャンとかボーカリストってわけじゃないんだ」

P「そりゃたしかにそうだな」

夏樹「だから、舞台上でどういうパフォーマンスをしたらいいかっていうのがさ……」

P「自分の中でイマイチ決まらない?」

夏樹「ああ……」

P「んー……、やっぱりさアイドルって魅力的でかわいくて、憧れの存在だろ?」

夏樹「うん……」

P「でさ、夏樹の持ってるカッコ良さってさ、女の子が憧れるもんじゃないかと思うんだよ」

夏樹「確かに、女の子からの応援がすごい多いよ」

P「一方、男性ファンが求めてるのは可愛さっていう魅力だろ?」

夏樹「アタシ……それ自信ないかもなぁ……」

P「ばか、むしろそっちで自信持てっつうの。こんなでかい胸してよー」

夏樹「なっ!? いきなり揉むなぁ!」

P「ぷはぁっ……顔に水かけんなよー。こうやって風呂入ってるとちょうどいい位置なんだよ」

夏樹「真面目な話してるだろ?」

P「もちろん真面目だよ……んー、だからさぁ……」

夏樹「なんだよ?」

P「お前は可愛いんだからさ、いいじゃんなんも考えないで」

夏樹「はぁ?」

P「お前のロックなスタイルは憧れで、うちに秘める女の子らしさとかスタイルは超魅力的」

夏樹「う、うん……」

P「だからさ……『アタシが木村夏樹だ』って感じでやろうぜ!」

夏樹「全然具体的じゃないけど……なんとなくわかった」

P「そうだよ、俺が愛する女なんだからさ。魅力的に決まってんだろ、ナメんな」

夏樹「Pさん……いつもありがとな」

P「プロデューサーとして当然だけどな」

夏樹「それもそうなんだけどさ……」

P「けど?」


夏樹「恋人として……すごいありがとうって、思った……」

P「特に何にもしてないけどな」

夏樹「一緒にいてくれるだけで嬉しいんだよ、ばーか……」

P「そっか、じゃあ俺もありがとうだな……」

夏樹「なんでだよ?」

P「俺も同じ気持だよ、こんなに魅力的な女の子と一緒に入られるなんてさ……」

夏樹「Pさん……」

P「ありがとな、夏樹……んっ」

夏樹「んっ……ちゅ……」

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数日後 ライブ会場


夏樹「みんなー!! 今日は来てくれてありがとな!!」

ウァアアアアアアア!!!!!!!! ナツキー!!!!

夏樹「次が残念だけど最後の曲になるぜ!」

エエエエエエェェェェェェ!!!! ヤダー!!

夏樹「アタシだってこんな楽しい時間が終わるのは嫌だけどさ、しょうがないだろ?」

夏樹「この前さ、ライブDVDを見たんだ。Doorsって結構前のバンドなんだけどさ」

夏樹「今のアタシの気分に合ってるっていうかなんていうか……まぁそんな感じなんだよ!」

夏樹「予定には入ってなかったんだけどさ、バンドのメンバーに無理言ってカバーすることにしたんだ」

夏樹「じゃあ、最後の曲。聞いてください『Light My Fire』」

P(ったく曲名言う前に俺の方チラ見しやがって……バレたらどうすんだっての)

P(まぁしょうがないわな。アイドルと付き合ってんだから、そんくらい承知だよ……)

P(夏樹……かっけぇしかわいいなぁ……。いいアイドルになれるよう頑張らないとな!)

P(……あっ、間違えた……やべ)





ひとまず終わり

終わったー。

あんなん2000位取れるわけねぇよ。
10%チケットでしおみー出るかなぁ……。

なつきちもスーパーかわいいよね。

後日談的なのとか続きとか別のアイドルとかどうしようか悩み中。

気まぐれで書くかもしれないしHTML化依頼出すかも。

出す時は出しますって書き込みますね。

こいつ見てみたい!ってのあったら、リクエストくれたら同じ感じで書くかも。
安価とかやったこと無いけど、やってみたい気もする。

とりあえず、見てくださった方がいらっしゃいましたら、ありがとうございました!

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