入須「折木、ちょっと来てくれ」(86)

折木「何です?」

入須「この前のお詫びをしようと思ってな」

折木「ああ、それならもう良いですよ」

入須「まあそう言わずに気持ちくらい貰ってくれないか?」

折木「気持ちだけなら別に・・・」

入須「そうか、じゃあ折木。」

入須「今晩私を好きにしていいぞ」

える「」

こんな感じどうですか!?

える(これは一体どういうことでしょう!?)

える(好きにしていいとは何を好きにするのか気になります!)

折木「それってどういう…」

入須「そのままだよ。君が普段から節約してるエネルギーを使い果たすチャンスだろ?」

入須「それとも初めてはやっぱりえるとするのが良いのか?」

折木「ちっ千反田は関係ありません!」

入須「初めてはみとめるんだな?」ニヤァ

折木「ぐぬぬ…」

える(初めてってどういう意味なのかとても気になります!)

入須「とにかく、今度私の家に来い。いいな?」

折木「ちょっ…待ってくださいよ。いきなりそんな」

入須「ジョークだよ、ジョーク。」

折木「なっ…」

入須「そういう事だ。今度の日曜に家に来い。いいな?」

折木「わっ…分かりましたよ…」

入須「結構だ。それじゃあ楽しみにしてるよ」

える(これは福部さんに聞いて見ましょう!)

える「福部さん!福部さん!」

さとし「おや、どうしたんだい?千反田さん」

える「それがですね!かくかくしかじかで、気になるんです!」

さとし「くふふ…なるほどね」

える「何か分かるんですか?!」

さとし「分かるって言っても過程だけどね。僕はデータベースだから答えは出せないんだよ」

える「どうすれば分かるのでしょうか…?」

さとし「知りたいかい?」

える「とても!!」

さとし「じゃあ今度の月曜日にお赤飯を炊いて来てよ」

える「お赤飯…ですか?」

さとし「ああ、作れるよね?」

える「前に一度母のを手伝ったことなら…」

さとし「よし!じゃあ頼んだよ!真相を解く鍵は千反田さんに委ねられたからね」

える「わかりました!わたし頑張ります!」

さとし(面白くなってきたぞぉ…)

―日曜日―

折木(ここ…だよなぁ…)

折木(千反田に負けず劣らず凄い家だ…)ピンポーン

入須「やっときたか」ガチャ

折木(早っ!!)

折木「こ、こんにちわ…」

入須「さ、上がってくれ」

折木「お邪魔します…」

折木(なんだかいやな予感がするぞ…)

入須「ここだ、少し待っててくれ」ガチャ

折木「はあ…」

折木(何だこの部屋…)

折木(厚めの紫のカーテン、天蓋付きでキングサイズのベッド、照明は…アロマキャンドルか何かか?)

折木(怪しすぎる…)

入須「待たせたな」ゴトッ

折木「これは…」

入須「ハーブティーだ、普通のな」

折木(怪しい…)

ここからどうエロに結びつければいいのか思いつかない

入須「ところで折木」

折木「なんです?」

入須「その…なんだ、この前は本当にすまなかったな」

折木「いや、だから前に言った様にそれはもういいと」

入須「私だって人の子だ。罪悪感ぐらい感じるさ…」

折木(怪しい…)

入須「あの件についてはきちんと謝罪していなかったからな…このばできちんとしようと思ってね」

折木「はあ…」

入須「折木」グイッ

折木(近っ!)

入須「本当にすまなかったな」

折木「わっ…わかったので…その…顔が…」

入須「ん?顔がどうかしたのか?」グイッ

折木「その…ちかっ…」

入須「どうした?顔が赤いぞ?熱でもあるのか?」スッ

折木(うおっ!)

入須「熱は無い様だな…」

折木「あの…大丈夫ですので…顔を…」

入須「こうされるのは嫌いか?」

折木「いえ…おでことおでこを合わせて熱を測るなんて産まれてこの方たされた事がないので…」

入須「ふふっ…産なんだな」

折木「そんなことっ」

入須「なあ折木」

入須「君はいつも省エネ省エネといっているがそのエネルギーはどこに溜め込んでいるんだ?」

折木「そっ…それは…」

入須「私に教えてくれないか…気になるんだ…」サワ

折木「うわぁっ!ちょっちょっと!」

入須「いいだろう?別に取って食う訳じゃないんだ…」サワサワ

折木(あれ…手が…)

入須「どうした?折木」

折木(痺れて…)

折木「っは!」

入須「目が覚めたか?」

折木「さっきのは一体…」

入須「ああ、君に飲ませたハーブティーだがな…どうやら麻酔薬の粉末が混ざっていたらしい」

折木「何でそんなものが家にあるんです!」

入須「父の職業柄あってもおかしくはないだろう?」

折木「あーなるほど…」

入須「ところで折木」

入須「さっきの返事を聞かせてもらおうか…?」サワ

折木「ちょっちょっと待ってください!それは…!」

入須「それが…どうした?」ドサッ

折木(うわっ!先輩がのしかかって…)

折木「そっそれは・・・」

入須「くふふふ」

折木「何がおかしいんですか」

入須「いやぁ…やけに隠したがってるみたいだが…表面に出てしまっているぞ?」サワサワ

折木「ひゃぁっ!」

入須「かわいい声も出せるじゃないか…これが体は正直って言うやつか?」

折木「待ってください!それは卑怯でっ…」

入須「卑怯?私をこれだけ焦らした君のほうこそ卑怯だろう?」

折木「一体なにを…」

入須「君はまだ気づいてくれないのか…?それは残酷というものだ…」

折木(いやいや待てよ。なんで俺が悪いことしたみたいになってるんだよ…!)

折木「さっぱり意味が分かりません!僕に分かるように分かりやすく説明してください!」

入須「ふふっ…こんな鈍感に千反田なんかくっつけてしまったら、結ばれる頃には地球が滅んでいるな…」

入須「だから言っているだろう…?折木…君が好きだ…」ッチュ

折木「んぐっ!」

入須「これでわかったか?」

折木「」

入須「ふふっ…どこまで行っても君は産だな…」ジィッ

折木「そっそんな急に…」

入須「なんだ、君は焦らしプレイがそんなに好きなのか?それとも言葉の意味が分からないのか?」

折木「だからっ」ムグゥ

入須「もう私は待ちきれないんだ…」ファサッ

入須「さぁ…君の答え…聞かせてくれるかな?」

折木「おっ…俺は…」

折木(夢だ…夢に違いない…)

折木(きっと疲れてるんだ…もうすぐ姉貴が起こしに…)

折木「ひゃっ!!」

入須「ふふっ」レロレロ

折木「いっ…いつの間にっ!」

入須「私だって覚悟くらいある…嫌なら嫌でいいんだぞ?」レロレロ

折木(全裸の入須先輩…何時もよりも美人だなぁ…)

入須「さぁ…聞かせてくれ…」

折木(俺は…)

折木「…も…」

入須「ん?」

折木「俺も…先輩のことが…」

入須「」チュッ

入須「ふふ…やっと素直になってくれたな…」カチャッ

折木「これ…外して貰えるんですか」

入須「答えを聞かせてくれたからな」カチャリ

折木「ありがとう…ございます」

入須「さて、それじゃあこちらも約束を履行しようかな」

折木「約束…?」

入須「さあ」ドサッ

入須「好きに…していいぞ…」

折木「いいんですか…本当に…」

入須「ああ…約束だ…」

折木「そっ…それじゃあ…」モミッ

入須「んぁっ…」

折木(先輩…美人な普段と違ってかわいいな…)

入須「んんっ…君だけ…ずるいぞ…」ニギィ

折木「うぅっ…」

折木(先輩…濡れてる…?)クチュ

入須「んっ…」

入須「その…なんだ…い…いれてもいいんだぞ…」

折木「いっ…入れるって…そんな」

入須「大丈夫だよ、私たちは好き同士なのだろう?」

折木「それはそうですけど…」

入須「ならば当然のことだ…」

折木「そうですけど…」

入須「君が来ないなら…私から行くぞ?」ガバッ

入須「ほら…行くぞ…」クパァ

入須(やっと…やっと伝わったのだな…)ネチャァ

折木(凄い…)

入須「入ったぞ…はぁ…はぁ…」

折木「き…きもちいいです…」

入須「どうした…はやく動かさないか…」

折木「いいんですけど先輩…ちょっといいですか…」ガバッ

入須「きゃっ!」

折木「気づいたんです」カチャリ

入須「なっ…なにをっ」

折木「普段と違う先輩のかわいさ…」

入須「わっ…私は普段からっ」

折木「違うんです」

入須「ふぇ?」

折木「普段の先輩は仮面をかぶってる。でも僕の前でその仮面を脱いでくれた」カチャ

折木「だから、今度は俺の番です」ヌチャァ

入須「んぅっ…!」

折木(さっきよりも感じてる…?入須先輩って案外Mなのか…?)

入須「はっ…んっ…もっ…もっと…おねがいぃ…」ネチャッ

折木(入須先輩…かわいい…)

折木「うぅっ…先輩…出そうですっ…」ヌッチャ

入須「…にっ…」

折木「えっ?」

入須「中にっ…出して…お願いっ…」

折木「いっいいんですか?」

入須「大丈夫だ…今日は…んぅっ…」

折木「じゃあ…遠慮なくいきます…!」パンパンパン

入須「はげしっ…んんぅっ…はぁっ…!!」

入須「もっと…もっともっとしてぇぇ!!」

入須「ちょうだい!はやくぅ!!」

折木(もうダメだっ…!)ビュルルッ

入須「はぁ…はぁ…」

折木「先輩…訊いていいですか」

入須「何だ…?」

折木「先輩って…結構Mですよね…」

入須「…バカっ…なにを言ってるんだ…」

折木「先輩…手錠を付ける前と後で感じ方が違いました…」

入須「きっ気のせいだろ…!」

折木(素直じゃない先輩かわいい)

―月曜日―

える「福部さん!お赤飯炊いてきました!」

さとし「よくやったよ千反田さん!あとはほうたろうと入須先輩が一緒になるタイミングを計るだけだ!」

える「わかりました!行きましょう!!」

さとし(入須先輩きっと怒るぞー)フヒヒ

える「福部さん!丁度二人でいますよ!」

さとし「よし!でかした!突撃だ!!」

折木「で、話って…」

入須「次だよ」

折木「えっ?」

入須「だから…つっ…次はその…いつ時間が空いてるんだ…」

折木「いつでも空いてますけど」

入須「そうか!じゃあメールで知らせるよ」

折木「わかりました」

入須「それで…だな…私のことは…ふっ…冬実って呼んでくれないか…」

折木「冬実…ですか」

入須「そっ…そうだ…私のしたの名前…」

折木「わかりました。冬実さん」

入須「…さんは要らないだろう」

折木「えっ…でも…」

入須「いいから、よんで見てくれ」

折木「…冬実…」

入須「…ふふっ…なんだかこそばゆいな」

える さとし「」

さとし「あ…あれは一体…」

える「なんだかだいぶお二人とも懇意になられたようで…」

さとし「懇意?!懇意ってもんじゃないよ!!」

える「??」

さとし「千反田さん、分かったよ。事の真相が」

える「わかったんですか!?教えてください!」

さとし「…但しとても下ネタな話だ」

える「」

終わり

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