わたし「地球外生命体から見れば、この星の支配者は虫である、という説があります」
わたし「それは単純に、この星にもっとも多い種族が虫であるからというお話なのですが……」
わたし「では、いまや地球上に数百億と存在している現人類、妖精さんは地球外生命体にはどう映るのでしょうか?」
わたし「お菓子をあげるだけで、楽しいことをするだけで増殖する妖精さんの存在は、決して無視出来ない存在のはずです」
わたし「もっとも、妖精さんを認識することが出来るかどうかというのが最大の問題なのですが」
わたし「妖精さんの科学力は皆さんも知っての通り。我々旧人類、人間の常識をはるかに上回ります」
わたし「具体的には人間が数千年かけて起こした文明を数日で追いつくどころか追い抜いてしまうぐらい」
わたし「そんな彼らの大好物はお菓子と楽しいことで、爛熟しきった科学文明も飽きてしまえば即座にポイです」
わたし「故に真面目かつ積極的に業務に取り組む調停官としては、彼らに常にお菓子と楽しいことを提供し続けなければならないのです」
わたし「……ふう、そのはずがどうしてこんなことに」
祖父「見ろ、この見事に真っ赤なクスノキの里を」
わたし「なんですかこれ」
祖父「妖精種の人口がどんなもんかを調べた地図だ。特にクスノキの里は過去最高どころか、全世界最高の妖精密度だ」
わたし「……」
祖父「原因はなんだろうな?」
わたし「待ってくださいおじいさん。しかし退嬰的で衰退中の人間が調べたデータなど、アテにはなりませんよ」
祖父「退嬰的は余計だ。アテにならんにしても、適当に調べたわけじゃない。おまえも人間ならこのデータのありのままを受け容れろ」
わたし「受け容れがたい……」
祖父「ここまで数が増えては問題も多かろう。よって彼らには移住してもらおうと思ってな」
わたし「そんな素直に言う事聞いてくれますかねえ……」
祖父「甘い餌をちらつかせれば簡単だろう。おまえがお菓子を作れば彼らが寄ってくるようにな」
わたし「たいへんいやな予感がするのですが」
祖父「うむ。おまえが率先して彼らの移住を手伝え。単身赴任だ。もう場所は決まってある」
わたし「……うっ」
わたし(そこはかとなく漂う冒険のにおいに、思わず顔をしかめてしまいます。冗談じゃありません)
わたし「……確かに妖精さんは増えているようですが、実はこれが正しい数値なのかもしれません」
祖父「そうか。行ってこい」
わたし「このデータを調べた人が数え間違えたという可能性も否定出来ません。彼らを区別して数えるのは難儀ですから」
祖父「そうか。行ってこい」
わたし「うぐぐ……」
わたし(為すすべなしでした)
妖精さん「おひっこしですかー」「わるくないかも」「しんてんちで、あらたなじぶんをみつけるです」
わたし「はいはい皆さん。点呼しますから整列してくださいね」
妖精さん「しかたないなー」
わたし(綺麗に一列に並んだ妖精さん。こういう時の連帯感は半端ないですね)
わたし「とぅーわな・おぅわ・てぬわ・あうわ・にまうわ……」
わたし「――10人ですね。これだけいればある程度の科学力はありますし、移住先でも無事に増えてくれるでしょう」
わたし(気分は引率の先生です。が、この単身赴任の期間は未定。それがひたすらに恐ろしい……)
妖精さん「しゅーじんなんばーとぅーわな、じゅんびできましたです?」
わたし「囚人って……そういう意味で点呼したわけじゃないですよ」
わたし(彼らの移住先について確認しておきましょうか……ええっと、場所は)
>>9
下北沢
わたし(どうやら指定された場所は都市遺跡のようです。こんな所で妖精さん増やして何しろと……)
わたし「ともかく出発しましょうか」
妖精さん「はーい」
わたし「……見事に廃墟ですね、これ」
わたし(かつては人間の文明があったそこも、雨風に曝されて数世紀。かつての繁栄は見る陰もありません)
妖精さん「なんかくらいなー」「てんしょんさがってきたかも」「あー」
わたし「……あれ。なんかあなたたち、数減ってません?」
妖精さん「そう?」「あんまりいしきしたことないですな」「まー、たいしたもんだいではないかと」
わたし「ゼロになるのだけは避けて下さいよ。わたし、食料なども現地調達しないとだめなんですから」
妖精さん「それはじつに、たのしげですな?」
わたし「ゲームや物語の中ではそうかもしれませんけどね」
わたし(これは現実なのです。妖精さんというファンタジーな存在がなければ、わたしなどは数日で餓死してしまうでしょう)
わたし「さてと。まずは拠点でも作りましょうか」
妖精さん「べーすのいちはだいじです」「てきじんちかくにせっちし、そっこうねらうのもありかと」
わたし「何の話してるのか分かりませんけど、安全な場所に設置しましょうね」
わたし(適当な廃墟に潜り込み、わたしは持ってきた荷物を広げます。その気になれば一週間ほどは持ちそうです)
わたし「この単身赴任がどれだけ長期化するのか分かりませんし、妖精さんには本当に期待して……ってあら」
妖精さん「きがつけば、ぼくしかいないよかん」
わたし「まさにそのとおりで……」
わたし(現場到着30分。10人いた妖精さんは1人になっていました。これはもう、だめかもしれぬ)
わたし「どうしてこんなに数が減るんでしょうか……ここ、妖精さんを増やすには不適切な場なんじゃあ」
わたし「何か心当たりはあります?」
わたし(目を逸らした隙に居なくなりそうなので、妖精さんを凝視しながら問いかけます)
妖精さん「さー?」
わたし「自分たちのことでしょ」
妖精さん「しいていうなら、ぼくらをたべるばくてりあとか」
わたし「怖すぎでしょうそれ……」
妖精さん「ちょうさちゅうとしか、いいようがありませんな」
わたし「してませんけどね、調査」
わたし(どこかではぐれたのかもしれません。その可能性はすこぶる低い気もしますが、とりあえず移動するとしましょう)
わたし「……うーん、この廃墟群はどうにも不気味ですね」
わたし(妖精さんのテンションが下がるのも納得です。が、こういうのみると彼らは普通、わくわくしそうなんですけどね)
妖精さん「あー……」
わたし「わわ、待って待って。あんまり無気力にならないでくださいよ。あなたが消えたら、わたしが困りますから」
妖精さん「いきるいみをみうしないそうです」
わたし「むしろ今まで生きる意味を持っていたんですか、あなた」
わたし(ともかくこれはまずいです。お菓子を取り出してハッピー成分を補充します)
妖精さん「いきかえりますな」
わたし「良かった……それじゃ、お仲間を探しにいきましょうか」
妖精さん「ぼくしかいませんが?」
わたし「はぐれちゃいましたからね、たぶん」
妖精さん「ぼくしかいませんが?」
わたし「……」
わたし(前途多難です)
わたし(その後もふらふらと彷徨い歩きましたが、人影は当然として妖精さんの影も見つかりませんでした)
わたし「疲れた……熱いシャワーを浴びて気持ちいいベッドで眠りたい……」
わたし「うそ、これ……」
わたし(ベースに戻ってきたわたしの目に映ったのは、荷物が消失した空虚な廃墟でした)
妖精さん「さばいばーですな?」
わたし「望んでそうなったわけじゃないですけどね……」
わたし(これはきっと建物を間違えたのだと周辺の建物も調査しますが、結論から言ってしまえば最初の建物こそがベースを設置した場所なのでした)
わたし「一日目にして食料ゼロ。道具も皆無ですか。この空腹と喉の渇きはどうすれば……」
わたし(これはまずい。多くのトラウマが脳裏に蘇ります)
妖精さん「てんしょんさがりますなー」
わたし「ま、まって……お菓子あげるから、いかないで……」
わたし(仕事もせずにギャンブルばかりする夫にお金を渡すような惨めさで、わたしは唯一の食料を妖精さんに提供するのでした)
001日目 AM07:00
わたし「……死ぬ」
わたし(起床と同時、わたしは空ろな瞳で天井を眺めながら呟きました)
わたし「食料なんて高望みしません……せめて水さえ見つけられればそれでいい」
妖精さん「ではさがしにいきます?」
わたし「ええ、そうしましょう」
たいりょく:30%
てんしょん:12%
ようせいさん:1
わたし「とりあえず水確保と、妖精さんを増やすことが重要ですね……」
どこにいく?
>>21
元居住区っぽいところ
わたし「調査開始といきますか」
妖精さん「みつかってしまた」
わたし「妖精さん……ってあれ、何か服がえらくボロボロですよ」
妖精さん「げんじゅーみんですから……」
わたし「そうなんですか。お近付きの印にお菓子など……」
妖精さん「これはたまらんですばい」「みにしみますなー」
わたし「この妖精さんたちを大事にせねば……っと、原住民さん、飲料水のありかは知りませんか?」
妖精さん「ないです」
わたし「……」
妖精さん「じょーすいせつびが、ひつようかも?」
わたし「とりあえずベースに戻りましょうか。いちおう、水道らしきものはありましたから」
わたし「わっ……この蛇口、かたい」
わたし(いくら力を込めども、蛇口はぴくりとも動きません)
わたし「くぅぅ……非力な女の子すぎて、蛇口をまわすことすらままならない」
妖精さん「なにをおっしゃっているのか……」
わたし(妖精さんが珍しく毒舌でした)
わたし「せいっ」ガコン
ドボッ……ゴボボボボゴォドゥルルルル……!
わたし「ひいいぃぃっ!」
わたし(蛇口をようやく捻られたと思ったら、スライムのような物体がドバドバとあふれ出てきます)
妖精さん「いんりょうすいにちかそうですな?」
わたし「……いやいや」
わたし(でも、飲めないことも……ない?)
>>28
せにはらはかえられないです
じい「おまえ、人もあつめられんのか。」
ふじょし「そのままじゃ、ピコ手のままだぞ」
わたし「はっ……はぁ……この渇きはいかんともしがたい……」
わたし(怪しげに蠢くスライムを手に取り、唇を濡らすように這わせます。舌で舐めとった感じでは、ちょっと甘い)
わたし「いただきます」
わたし「……美味しい。なんかお腹の中で少し動いてますけど、むしろ調子が良いぐらいです」
妖精さん「じゃー、じょーすいせつびは?」
わたし「不要でしょうね。このスライムを繁殖させるなりして、水分確保は終了としましょうか」
妖精さん「さっそく、すらいみーのねどこをさくせい」「おつぎはあまいものがほしいですな?」
わたし「お菓子ね……わたしもあなた達にお菓子を提供したいんですけど、ここじゃ材料も得られませんから……」
わたし「はっ。もしかしたらあのスライムみたいな生物がまだいるかもしれません」
わたし(もちろん食用の。甘い生物がいればそれを材料にお菓子作りも出来るかもしれないです)
わたし「妖精さん、ここはお任せしま……ってあれ、増えてる」
妖精さん「さぎょうこうりつがきになったので、ふえてみました」
わたし「……そんな簡単な理由で増えられるの?」
妖精さん「さー?」「ぼくらきままですから」「ふえたいときにふえるかんじ」
わたし「まあ……いっか。じゃあ妖精さん、一人だけわたしについてきて、あとは作業の方をお願いします」
妖精さん「へい」「ごりょうかい」
わたし「寝床とかシャワーとか、ほしいものは色々あるんですよね。食料もそうですけど……何から調達しましょうかね」
>>36
スライム風呂
ねどこです?
わたし「色々ありますけど、お風呂ですかね。髪が長いと手入れも大変ですし……」
妖精さん「よくそうのざいりょうがひつようですな?」
わたし「何がいるんですか? わたしが持てるものなら運びますよ」
妖精さん「あれとかよいかも」
わたし(妖精さんが指差したのは家具屋さんでした。意外とふつう……)
妖精さん「おたからのけはいがしますなー」
わたし「ベッドとかも調達出来るかもしれませんしね。行くだけいってみましょうか」
G「!?」サササァーッ
わたし「ひっ」
妖精さん「しょくりょうもげっととは、これがいっせきにちょうというやつです?」
わたし「いやいやいやいや……」
わたし(さすがにこれは食べられないでしょうに。さっきのスライムはまだ何とかなっても、これは完全にGですよ?)
妖精さん「ぼくがみるかぎりでは、あんぜんそーですが」
わたし「……」
①お腹が空いてるから食べてみる
②見なかったことにして食べない
>>48
わたし「そこまで言うなら、妖精さん食べてみて下さいよ」
わたし「そこまで言うなら、妖精さん食べてみて下さいよ」
妖精さん「ぼくはおかしいがいたべられませんゆえ」
わたし「これ、味とかどうなんですか」
妖精さん「あまいかんじしますが、たべてみなければわからぬかと」
わたし「甘味ね……磨り潰せば食べられないこともないですかね」
妖精さん「おかしできます?」
わたし「できます」
わたし(逃げ回るGを一匹捕獲。背と腹を指で押さえてみれば、抵抗するさまが意外と可愛らしい)
わたし「はい妖精さん、どうぞ」
妖精さん「ぴーーーーーーーーーっ!!」
わたし「おやおや逃がしませんよ? お菓子を食べる妖精さんのお口に合わなければ、このGが使えるかどうかわかりませんし」
わたし(右手にGを。左手に妖精さんを。もはや、逃れられぬのです)
わたし「ほらほら……Gの足が肌を撫でる感じがたまらないでしょう?」
妖精さん「やーめーれー」
わたし「……慣れるの早いですね。それはそれでつまらない」
妖精さん「てきおうりょくにはじしんありです」
わたし「じゃあ、半分こしましょうね」
わたし(Gをぶちっと半分こにして、下半身側を妖精さんに差し出します)
妖精さん「いっぴきのごきぶり……」
わたし「一杯の掛けそばみたいに言わないで下さい。それじゃ、せーのっで食べますよ? せーのっ」
妖精さん「せんこうはゆずるです」
わたし「……じゃあもうお先に頂きますよ。んぐ」
わたし(こ、これは――)
わたし「さ、砂糖だ。甘いですよこれ、これならお菓子も作れそうです!」
妖精さん「さようですか」モグモグ
わたし「妖精さん、わたしを実験台にしましたよね?」
妖精さん「さー?」
わたし(ともあれ、大量のGを箱に詰め込み、妖精さんに指示された廃材をベースに運びました)
わたし「浴槽はどれぐらいで出来そうですか?」
妖精さん「もうできてるよかん」
わたし「それはどこに?」
妖精さん「こちらへ、くいーん」
わたし「クイーンって……」
わたし(案内されたのはベースの別室でした。壁や天井はぼろいですが、やたらと小奇麗な浴槽が設置されています)
わたし「中はスライムなんですね……まあ、これが現状、一番安全な水ですから仕方ないといえば仕方ないですが」
わたし「妖精さんぐらいしかいませんし、早速入ってみましょう」
わたし(衣類を妖精さんが用意してくれたカゴに入れ、生まれたままの姿で浴槽にダイブします)
わたし「こ、これはなかなか……」
わたし(スライム達には意思があるのか、わたしの身体を這うようにして蠢きます。全身に伝わる蠕動感が不快ですが……)
妖精さん「すらいみーは、けがれをすいとってくれそうなかんじ」
わたし(妖精さんの言うとおり、スライム風呂は入っているだけで身体を綺麗にしてくれるみたいです)
わたし「でも……視覚的に半透明のスライムが黒くなるのはちょっと嫌ですね」
わたし(と思いきや、汚れを吸い取ったスライムがピュッと汚物(しつれいです)を開け放たれた窓の外に吐き出しました)
わたし「……吐き出された汚れをを処理する設備は必要そうですね」
わたし「さてと。とりあえずサトウゴキブリ(例のGです)で糖分を補充しましたし、寝ることに……ってベッドがないですね」
わたし「仕方ない。もう一仕事しますか。……どんなベッドがいいかな?」
>>68
ウォーターベッド
妖精さん「うぉーたーべっどなどいかが?」
わたし「なんですかそれ? さすがに寝る時に身体が濡れるのはいやですよ」
妖精さん「そのしんぱいはごむようかと」「うぉーたーべっどは、ぷよんぷよんなべっどですから」「ぬれるしんぱいはないかと」
わたし「快適ならいいですけどね。それじゃ、お願いします」
妖精さん「おまかせをー」
妖精さん「かんせいです」「よいしごとでした」「さとうごきぶりで、こばらをみたすです」バリバリ
わたし「何で丸いんですか、このベッド」
わたし(いわゆる長方形のベッドではなく、半円のベッドでした。お洒落といえばお洒落です)
妖精さん「ふんいきじゅうし」「まーなかみはともかく、がいけんはきれいです」
わたし「中身ってあれでしょ。ウォーターっていうぐらいだからスライムなんでしょ」
妖精さん「ばれたー」
わたし「ふう。でも今日は動き回って疲れちゃいましたし、寝るとしますか」
わたし「じゃあ失礼して……わわっ、身体が沈むっ」
妖精さん「すらいみーべっどですから」「からだをやさしくつつんでくれるです」
わたし「確かに快適ですけど……寝返りを打てないのが少しつらいかも」
妖精さん「からだにふぃっとしますから」「かいみんぐっずの、おもわぬけってん」「てれびではかたれぬです」
わたし「ううーん。でもこれ、思ったより辛い。ちょっと硬度をあげれません?」
妖精さん「このぼたんをおせばあるいは」
わたし(そういって、妖精さんがベッドの頭部側に設置されているボタン群を指差します)
わたし「ああ。これでスライム達を制御してるんですね。じゃあ、せっかくだからわたしはこの赤いボタンを押します」
ぞぞぞっとスライムが動き出します。どうなった?
>>85
濡れ場
ずばんっ
わたし「うぶっ!」
わたし(突然シーツがふたつに割かれ、わたしはスライムの海に身体の自由を奪われます)
わたし「こ、これは一体なんのボタンですかー!」
妖精さん「きゅうにおふろはいりたくなったときとか、おすとよいかと」
わたし「ないですよっ、そんな時は……!」
わたし(なんとか這い出ますが、身体中がべとべとです)
わたし「この機能は未来永劫封印するように」
妖精さん「えー」
わたし「えーじゃない。この機能はベッドに必要ありません」
妖精さん「はー、ならばいたしかたない」「てっきょします」
わたし(妖精さんに後片付けをしてもらい、気を取り直して安眠します……)
002日目 AM08:00
わたし「ふわぁ……うぅ、お腹が空きました」
わたし(やはりサトウゴキブリとスライムだけでは空腹を満たせないようです)
妖精さん「くいーん、あさのあまいだけてぃーです」
わたし「ズズッ……うぇ、あまいだけ……」
わたし(甘いだけのスライムを飲み干して、よたよたとベッドから降ります)
わたし「はあ。まずは食料ですね。このままじゃ餓死してしまう……」
妖精さん「しょくりょうさがしますか?」「まんぷくどのいじはだいじですな」「みずにぬれてくさると、てんしょんさがるです」
わたし「じゃあ、今日は食料を各自探してください。わたしも探してみますから……」
わたし「さて。今日はまずどうしますかね……とりあえず居住区っぽい場所へ」
わたし「ゲテモノばっかりですから、普通の食べ物もほしいところです。今のサバイバルスキルなら何でも食べれそうな気がしますけど」
わたし(適当な建物内を散策していると、視界の端を何かが駆け抜けました)
わたし「人? 食べ物? なんでしょうか、あれ……どうやら奥の部屋にいったみたいですけど」
わたし「気は進みませんけど行ってみましょう。このままじゃ空腹でのたれ死にます」
なにがいた?
>>96
小鹿
わたし「食料!!」
わたし(空腹はわたしを狩猟民族としての適正を上昇させます。いつも持ってるナイフを手に、ゆっくりと部屋の様子を伺います)
わたし(……小鹿ですね。二匹いる内、一匹は足を怪我をしているみたいです)
わたし「勝機!」
小鹿「!?」
わたし(部屋に飛び込むなり、怪我をしている小鹿Aを庇うように小鹿Bがわたしに向き直ります)
わたし「世の中は弱肉強食です。強い者が勝ち、弱い者は淘汰される……」
わたし(じりじりと距離を詰めながら、わたしは小鹿を仕留める機会をうかがいます)
わたし「せいっ」
ミス!
わたし「とおりゃあっ」
ミス!
わたし「あたれっ」
ミス!
わたし「……全然だめでした。わたし、自分の運動神経を過信しすぎていたみたいです」
わたし(そうこうしている内に小鹿が一匹、部屋の外に逃げ出します。残ったのは足を怪我した小鹿だけ)
わたし「そんなに憂いに満ちた瞳で見つめられても、わたしはあなたを食べることを諦めませんよ」
小鹿「……」ウルウル
わたし「うぐぐ」
小鹿「……」ウルウル
わたし「しねっ」グサ
小鹿「……」
わたし「ごはん、ゲットです(とてもいい笑顔で)」
わたし「丁度良い台車もありましたし、小鹿はこれで運ぶとしますかね」
ガラガラガラ……
わたし「っていうかこれ、どうやって食べればいいんでしょうか……」
わたし(その場を凌ぐ根性はあっても、調理スキルは皆無です。参った)
わたし「おや」
小鹿「……」ゾロゾロ
わたし(目の前に小鹿の群れ。なんと全部、足を怪我しているようでした)
わたし「かわいそうに……ほら、おいで」
小鹿「……」ヨタヨタ
わたし「あなたの居場所は黄泉の国」グサ
小鹿「……」
わたし「鏖殺です!」
わたし(これでしばらく食料は何とかなりそうです。調理方法はあとで考えるとして、次はフリータイムといきますか)
>>110
鹿肉を燻製する
わたし「お肉といえば燻製肉。どうやって作るかの知識ぐらいなら知ってます」
わたし「えっと……とりあえず煙ですよね? あれ? 煙って何で起こせばいいんでしょ? うーん……」
わたし「……わ、分からない。燻製肉がどんなものかは知ってても、その知識すらも非常に頼りないものでした」
わたし(仕方ないので妖精さんの力をお借りするとしますかね)
わたし「妖精さーん」
妖精さん「たいりょーですなー」「しかにくいっぱいです」「どうたべるです?」
わたし「燻製しようと思うんですけど、わたし賢しいだけで全然ものを知りませんでした」
妖精さん「あー、なるほど」
わたし「まず何すればいいんですか?」
妖精さん「>>116」
はーとにひをつけるです
妖精さん「はーとにひをつけるです」
わたし「はい?」
妖精さん「なにするにもじょうねつがひつようかと」「にんげんさんは、じょうねつにかけているぶぶんがあるかも……」
わたし「……」
わたし(全然答えになっていない挙句、さり気無くわたしの悪い点を指摘されました)
妖精さん「ぼくらにおまかせしてもらえればと」「くんせーぐらい、よゆうです」
わたし「お菓子は無理でも料理は出来ると……」
妖精さん「あたりまえですな?」
わたし「よく分かりません……」
妖精さん「くいーん・えりざべす。にくがしあがりましたぞ」
わたし「妖精女王の繋がりでエリザベスですか。妖精さん、助かります」
わたし(どうやって燻製したかはともかくとして、鹿肉は大変美味しくいただくことが出来ました)
わたし「ごちそうさま。ところであなた達、最近数が増えてきてませんか?」
妖精さん「じゃっじ、ぼくらたのしいことあるとふえますから」「はたらきがいあるかんじ」「じょおうさまもいますし?」
わたし「ジャッジってなんですか……まあ、数が増えるのはいいことです。わたしが帰れる日も近付きますから」
妖精さん「えっ……」
わたし(しまった)
妖精さん「にんげんさん、かえってしまうです?」「ぼくらもおともしたいです」「ひとりぼっちはいやでは?」「かえらないでー」
わたし「う、うん。はい、帰らないですよ? 帰らないですから。しばらくはここにいますから、ね?」
妖精さん「しばらく……」
わたし「ず、ずっといるよてい」
わたし(その内妖精さんはころっとわたしの事も忘れるでしょうし、嘘を吐いてやり過ごします)
きょうはここがおまつりです?
わーい、この>>1さんまえにあんかすれたてた、できるひとですなー
002日目 PM04:00
わたし「夏の日差しが辛い……はぁ、都合よく地下に天然の氷室があって肉は保管できましたが、これはどーにかならんものか」
わたし(一着しかない服は汗を吸い込み、着るだけでいやな臭いが鼻をツンと刺激します。助手さんがいなくて良かったと思える瞬間です)
わたし(お風呂、ベッド、食料、水分。トイレもなんかうまい具合に確保出来てましたし、あとは何が必要でしょうか)
わたし「……冷房設備」
わたし(飽くなき欲望は留まることを知りませんでした。何か涼む方法が必要です)
その方法とはずばり>>129
わーい♪あんかー
ぼくらがこおりつくりましょうか?
風鈴
ふうりんかー
なつですゆえ
あー
そろそろきゅうてんかいほしいですなー
ぼくらせいよくないですゆえ
妖精さん「それは、たやすいねがいかと?」
チリンチリーン……
わたし「こんなんで涼めるわけないでしょうが」
妖精さん「ああー」
わたし(女王はわがままです。そうでなくても、風鈴の音色だけで肉体的に涼しくなるはずもないのです。風流くそくらえです)
わたし「仕方ない。氷室から氷を削って持ってきますかね」
妖精さん「そのようにてはいします」「ぼくらぜったいふくじゅうゆえ」「さからえませんな」
わたし「じゃあお願いしますね」
じょおうさまやさしいですなー
つくります?
わたし(そんなこんなで我が妖精国は安泰でした)
わたし(繁殖しすぎたスライムは都市遺跡の清掃に当たらせ、サトウゴキブリを中心としたスイーツな虫たちによるお菓子作成)
わたし(何故かたくさんいる足を怪我した小鹿のおかげで、食料が尽きることもありません)
わたし(気がつけば妖精さんたちは、この都市遺跡全域に生息するようになっていました)
わたし「しかしそろそろ、普通のお菓子も作ってみたいですね。味は万全でも見た目がよろしくない……」
妖精さん「くいーん・えりざべす。であるなら、たんさくしてみては?」
わたし「果物とかを探しにいくんですか?」
妖精さん「くにのそとはしぜんいっぱいですからー」「さがせばなんかあるかも?」
わたし「なるほど。それは良いアイディアです」
ぼうけん・・・よいひびきですなー
わたし(森を彷徨うこと小一時間……)
妖精さん「いっぱいだー」「なんかあまあまなよかん」「すいーついっぱいでうれしいです?」「みためもよろしいかと」
わたし「これだけたくさんあれば、しばらくは材料に困りませんね」
リンゴ「ガウガウッ!」
ブドウ「ガウガウッ!」
わたし「何故か生きているのが難点ですけど……中身は普通ですし、一体何が動力なのか」
妖精さん「さー?」
わたし「まだ何も聞いてないですけど、やっぱり妖精さんの仕業なんですか」
妖精さん「なぜばれたし」「かおにでてたのかも?」「あー、ひょうじょうゆたかだから」
わたし「妖精さんの表情から読み取れる情報なんて皆無ですけどね……」
あー
030日目 PM01:00
祖父「で、全然戻ってこんと思ったらおまえは何しとる」
わたし「やや、おじいさん……どうしたんです、こんなところまで?」
祖父「助手が心配してな。おまえの様子を見に来たのだ」
助手「……」
わたし(助手さんが心配そうな目でわたしを見つめていました。単身赴任の話は伝えていたはずですけどね……)
祖父「ここまで彼らが増えれば、もはや用は済んだも同義だろう。早く戻ってこい」
わたし「そうは言いましても、この世界は中々に快適でですね……」
わたし(まだこの国には進化の余地が残されているのです。ここで去ってしまうのは名残惜しい)
助手「……」
わたし「え? じゃあ一緒にここで暮らす? ……助手さん、グッドアイディアですそれ」
祖父「グッドなものか。ここでまた妖精種が増えれば、おまえもまた単身赴任するはめになるぞ。無限ループか」
わたし「じゃあせめて、最後にあれやらせて下さい。我が妖精国最後にして最大の事業があるんです」
それは、
>>161
核実験
わーいかくきょかでましたー
わたし「核です」
祖父「……」
わたし「わたしは調停官として、新旧人類についての知恵と知識とがありますが、新人類である妖精さんには欠けているものがあります」
祖父「なんだそれは。一応聞いておこうか」
わたし「他者を寄せ付けない力です」
祖父「必要か、それは?」
わたし「国を運営するにあたり、力を持つというのは大事です。他国に舐められますから」
祖父「妖精種に必要とは思えんが」
わたし「彼らは新人類です。のちに地球を支配する彼らには力が必要ですよ」
祖父「……」
わたし「最初の国であるここはより強大な力を持たねばなりません。まずはインディアンどもを駆逐し、ここに一大帝国を……」
祖父「まてまてまて」
じょおうさまこわれてきました?
わたし「旧人類の歴史は戦争の歴史ですよ、おじいさん」
祖父「それを妖精種にまで適用させる必要はないだろ。彼らのこの呆けた顔をみろ。争いを望んでいるとは思えん」
妖精さん「はー、なるほど」
わたし「いえ。それはこれからです。今はまだ敵がいないから、こんなにのんびりしているんですよ」
祖父「だとしてもだ。核を持つというのは早過ぎる。せめて私たちが絶滅してからにしてほしいものだな」
わたし「早過ぎるという事はないでしょう。むしろ核以上の抑止力を持っていてもおかしくない妖精さんには、核技術は古い技術ですよ」
祖父「分かっているのかおまえ。調停官としてやりすぎていることに」
わたし「……」
わたし(そうでした、わたしは調停官なのでした)
わたし「……仕方ない。じゃあ核は発電のために用いるとします」
祖父「それも大分良くないからな」
わたし「でも核技術を活かせば大量のエネルギーが得られますよ。そして歴史は繰り返すのです――そう、核の時代に突入です」
祖父「その先が衰退だと私は知っている。馬鹿騒ぎはやめて、さっさと戻ってこい」
わたし「おじいさんを納得させるには、わたしは力不足みたいですね。こうなったら――>>185」
巻き毛を呼ぶ
くすぐり拷問
誰得
わーいくすぐりーぼくらのでばんですなー
われわれがくすぐりやくやります?
わたし「ならばクリークです。女王は一心不乱の大戦争を所望します」
祖父「なにをいって……おわっ」
わたし「我と共に生きるは霊験なる勇者、出でよ」
妖精さん「ようしゃしねえぜ」「ゔぁるきりーよ、わらわのじょせいがひつようか」「はらいおとしてさしあげます?」
わたし(号令と同時に、無数の妖精さんがおじいさんをくすぐりにかかります)
祖父「や、やめんかっ! これ、いったいどこに……わはははははっ!」
わたし「ふふ、おじいさん。戦争は変わったのです」
祖父「やめ、やめろ……! ひぃ、いつまでつづけるつもりだ!」
わたし「無論、納得してくれるまでです」
じょおうさまようしゃないですゆえ
わたし「……そろそろ納得してくれましたか?」
祖父「うぐぐ……まだだ、私はまだ納得しておらん」
わたし「ではこの者を牢へ」
妖精さん「ごりょうかい」「こころえましたー」「せっせとあるくです」
わたし(おじいさんは牢に連行されました。いや牢といっても、実に快適なもんですけどね。遊びの範疇です」
助手「……」
わたし「助手さんはどうします?」
助手「……」
わたし「え? わたしの格好が可愛い……? そ、そうですか」
わたし(女王様になるにあたり、実にお姫様ちっくな服に着替えているのです。涼しげで動き易いようにしてますけどね)
助手「……」
わたし「もう助手さん、褒めたって何も出ませんよ。……あ、そうだ。助手さんは何かしたいことあります? 今の我が国なら、たいていの事は出来ますよ」
助手「……」
わたし「え? >>200をしたい?」
旧友、具体的に言うと巻き毛ちゃんを呼ぶ
ヴァンガードファイト
かーど・・・わくわくなひびきです
かーどはたのしいですゆえ
わたし「ヴァンガードファイト? 申し訳ありませんけど、わたし、それが何なのか全然知らなくて……」
DAIGO「うぇ、マジっすか? ヴァンガ知らないとかヤバくないスか?」
わたし「だ、だれですあなた」
DAIGO「それより妖精ちゃん、ガチキュートな衣装っスね~、それどこで買ったんスか?」
わたし「いやあの……」
DAIGO「あ、俺DAIGOって言います。妖精ちゃん、ウィッシュ☆」
わたし「へ?」
DAIGO「あっれ~、まだこの界隈じゃ売れてないんスかね」
わたし「売れてる? ええと」
DAIGO「ちょっと照れ気味な妖精ちゃんに、思わずMDD~」
わたし「MDD?」
DAIGO「ムネがドキドキって意味っス」
わたし(やりにくい……)
あーふぁんがーどしらないですなー
DAIGO「えっと、ヴァンガるにはまず……あれ、ここに置いてあったデッキ知らないっスか?」
わたし「それならさっき清掃用スライムが掻っ攫っていきました」
DAIGO「スライムが清掃してんスか。マジパナイっスねそれ」
わたし「それよりもあなたは一体誰なんですか。さっきまでいなかっ」
DAIGO「うっわぁ~見てくださいよ妖精ちゃん。あそこに小人さんがめっちゃいるじゃないスか~。ガチでファンタジーっスね」
わたし「ああ、あれは妖精さんと言って……」
DAIGO「え、何そのアロハ、金髪と相まってイカしすぎじゃないスか。マジロックっすね」
助手「……」
DAIGO「やっべ、寡黙な雰囲気なのに言う事めっちゃ面白いじゃないスか。腹筋クラッシャーっスね」
わたし「……」
わたし(会話することは諦めました。この人、あまりに自由気まますぎて制御不能です)
だいごうざいです?
わたし「はあ。とりあえずお菓子でも作りましょう」
わたし(テンション高い人と助手さんが意気投合しているようなので放っておき、わたし専用の厨房に入ります)
わたし(今日は適当にケーキでも焼きますかね。ええと、クリームミミズはどこにあったかな……)
わたし「……できた」
DAIGO「スイーツな香りがすると思ったら妖精ちゃんじゃないスか」
わたし「……」
DAIGO「え、このケーキもしかして妖精ちゃんが作った感じっスか。ガチで美味そうっスね~」
わたし「良ければどうぞ……」
DAIGO「うわぁ~女の子の手作りケーキなんて超嬉しいッスよ」モグモグ
わたし「……」
DAIGO「デリシャっスね、これ。ケーキ屋さんしたら、俺ガチで毎日通いますよ」
わたし「あ、ありがとう……」
DAIGO「あ、やべ。そろそろライブ始まるんで、名残惜しいけど失礼しますね……ウィッシュ☆」
わたし「……行ってしまった」
わたし(ってなんでわたし、ちょっとガッカリしてるんですか! ええい、ここは気を取り直して助手さんと>>223しましょう!)
Yを呼びましょう
じゃんけん
わーい♪じゃんけんだー
結婚して王と王女
>>228おそすぎますなー
わたし「じゃーんけーん……」
助手「……」
わたし「……空虚なじゃんけんです。目的もへったくれもあったもんじゃない」
わたし(楽して人生を充実させたいわたしにとって、無意味なことほど嫌いなものはありません)
わたし「じゃあ、わたしが勝ったら核実験開始で。じゃーんけーん……」
妖精さん「くいーん・えりざべすー」「てーへんだ、てーへんだ」「なんか、やばいかんじ」
わたし「どうしたんです、妖精さん?」
妖精さん「ちかのひむろがぴんち」「こおりとりすぎて、じばんがやばい」「かくちょうこうじも、うらめにでましたな?」
わたし「……具体的にはどうなったんですか」
妖精さん「ここらいったい、しずむ」「ぼくらのよそくじゃ、あとごびょうごー」「かうんとだうんはみんなでやろうとおもいまして」
わたし「……言うのがおそーいっ!」
わたし(必死の突っ込みも空しく、突如として大地震が発生します。我が国は表向き華やかでしたが、地盤はひどく歪んでいたのでした)
わーい、かうんとだうんたのしいです
2
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イ "" ⌒ ヾ ヾ ドガァァァァァァァァン.....
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( 、 , ヾ )
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_ _i=n_ ._ [l_ .._....,,. .-ー;''! i;;;~-ヽ_ii_i=n_ [l h__
/==H=ロロ-.γ ,~ー'''l ! |'''ーヾ ヾ 「!=FH=ロロ
¶:::-幵-冂::( ( |l | ) )=HロΠ=_Π
Π=_Π「Ⅱヾ、 ⌒~"""''''''⌒~'"´ ノ;;'':::日lTΠl:::....
Д日lTl,,..:''''" ""'''ー-┬ーr--~''"" :::Д日lT::::
FH=n.:::::' | | :::FL日l」:::::
ロΠ=:::::.:. ノ 从 ゝ .::田:/==Д::
口=Π田:::. .::::Γ| ‡∩:::::
Γ| ‡∩Π::.... ...:::Eヨ::日lTlロ::::
Д日lTlロ_Π::::....... ...::::::::田:凵Π_=H:::
=Hロ凵Π=_Πロ=HロΠ:::.................:::::::::::口ロロH「l.FFl
ちかはみちのりょういきゆえ
妖精さん「わがこくも、いちまいいわではありませんからなー」
わたし「いや。あなたたちの場合だと完全に一枚岩ですよ……っと、また冒険の予感です」
わたし(なんとか生き残れましたが、再興は難しいでしょうね……)
妖精さん「くいーん、ごぶじですかー」
わたし「ご無事ですよ。でもこれ、登れそうにないですね」
妖精さん「くらいまーにてんこうすればあるいは……」
わたし「このひ弱な腕じゃ無理ですってば。ただでさえ、最近は怠惰に過ごしてきたわけですし」
助手「……」
わたし「あ、助手さん。よかった……助手さんも一緒の位置に落ちてきたんですね」
わたし(国は完全に地の底に沈みましたけど、妖精さんがいるお陰で無傷です。瓦礫を登るのは無理として、幾つかある通路を進むしか……)
①すれ違うことも出来ない通路を進む
②比較的広い通路を進む
③別の通路を探す(どんな通路を進むのか自由安価)
>>251
③みずのなかをおよぐ
3.銀色のゲートをくぐる
ぎんいろのげーとってもとねたなんです?
ぎんいろのげーとってなんです?
さいあんかきぼうですゆえ
そのてがあったかー
わたし「せっかくなんで、この銀色のゲートを選びましょう」
わたし(他の通路に比べれば人工的ですし、何やら安全な予感がします)
助手「……」
わたし「しかし銀というと、あの忌々しい銀髪が脳裏に浮かびますね……あいたっ」
わたし(ごつん、とゲートに頭をぶつけてしまいます。わたしの身長だと、ちょっと屈まないと進めないようですね)
わたし「……これ、いつまで続くんでしょうか」
助手「……」
わたし「助手さんはいいですけど、屈んでいるわたしには辛いものが……だめだ、ちょっと休みましょう」
わたし(この後どうすればいいのか分からず、ぐだぐだとしているわけではないのです。たぶん)
ふぁみこんしかしたことないゆえ
とちゅうしましたかーわくわくですなー
わたし「腰が痛い。この歳で腰痛に苦しむとは」
助手「……」
わたし「あ、助手さんありがとうございます……」
わたし(心配してくれたのか、助手さんが腰を擦ってくれました。手の位置的にいつぞやのクソガキ様を思い出してしまいますけど)
わたし「あ、そういえばおじいさんは無事なんですかね。牢に放り込んだきりですけど」
助手「……」
わたし「え? 足音が聞こえる? ……んん、言われてみれば」
コツコツ……
わたし「だ、誰か来る。人間とは限りませんけど……」
○○出現
>>303
あんかとおいですなー
しくりましたな?
>>284
わーい、ちかいですなー
巻き毛ちゃん
わーい♪あんかとりましたー♪
巻き毛「ひっく……ひく、ま、まよっちゃいましたあー……」
わたし「……」
わたし(またあなたですか……ちょっと気軽に時空越えすぎでしょう、わたしもあなたも)
助手「……」スッ
巻き毛「え、えっ……あ、あなたは?」
助手「……」
巻き毛「ふくやまさん?」
わたし(よりによって、助手さんは中の人の名前で自己紹介しているようです。まったく、アニメ化して調子に乗ってるんですかねえ)
わたし「こんばんは、お嬢さん」
巻き毛「あ、あれ……その声、お姉さん?」
わたし「他人の空似です。わたしには妹なんていませんから」
巻き毛「でもなんか、雰囲気が似てる……」
わたし「似てませんってば。仮に似てるとしても、他人の空似で説明ができます」
巻き毛「……??」
小鹿の燻製肉(ばんごはん)のじかんです
しばらくのあいだ、ヨウセイサンはてきとうにくっちゃべってればよいとおもわれ
小さい頃の巻き毛ちゃんかー
>>292
おまかせあれー
ほしゅだいこうはいないです?
誤爆
みんなげんきですなー
-‐- ._ } j
. ´ `ヽ ! /
.′ イ :/`ヽ 八 ,′ /
j / j/fヒ}フ|││ |ゝ′// \人_从人__从_人__从__从人__从_/
|/ ftぇ jイ ! ! |/ ,′ ≫ ≪
ムイハ <⌒ヽ | | | j ,′ ≫ ここは私が防ぐ! ≪
,ハ__ | 个 .`´ ,j __rУ_ ′ ≫ 今のうちに飯を食べるんだ!≪
/ Y Y`ヽ__ _ |ハハ/ {`7´ZУア〈 j ≫ ≪
c彡'´卜、 {_ `ー-----< {三ニ〔〕ニニニ〉/ ,ハ /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WY⌒W⌒Y\
\! ` <ニ=- _ {三_ア`マニニニニニニニヽ
` -=ニ{/ニ/ |: /`¨¨¨¨i`jノ
/ニ/{ |/ |
/ニ/\ヽ | イ-───────── 、
マア /》、│ /⌒ヽ
//.:.:.〉└ 、 /.:.:.:.://
/ /.:.:.:.:.:.〉 `ー- 、 | .:.:.://
/ /.:.:.:.:.:./ /\ \ | .:.//
/ /_ -┤ / \ \ __ __ :| //
/´ ̄ |// \ /\ ⌒i f⌒ j /
〈 l/ _ \ \/ ヽ j { //
j ├───一 "´.:.:.:.:.:.:.\ V o`´/
| ヽ `ー . ____ト、 \_ノ
>>313まかせたー
巻き毛「そ、そうですか……あのっ、お姉さんって呼んでもいいですか?」
わたし「ええ、構いませんよ」
わたし(名前を教えるわけにもいきませんしね。わたしの正体がばれてしまいます……馬鹿正直に教える必要もありませんけど)
巻き毛「そして、お兄さん……」
助手「……」
わたし「……」
巻き毛「あのっ、わたし道にまよっちゃったみたいで……ここ、どこだかわかります?」
わたし「分からなくもないですけど、あなたにとっては大分遠い場所である事には違いありませんね」
わたし(なんせ未来ですから)
巻き毛「かえれないのかなあ……」
わたし(不安そうな巻き毛。それをみたわたしは――>>325)
わーい、ゆうごはんおいしかったですかー?
思わず抱きしめる
ムラムラきました
ねらってるひとおおいですなー
わたし(不安そうな巻き毛。それをみたわたしは、ムラムラきました)
巻き毛「ど、どうしよう……帰れなかったら、こまる……」
わたし(な、なんですかこの感情は。巻き毛が困っている様子をみて、わたしは何を感じているんです?)
助手「……」
わたし「え? 顔が赤い? いやっ、これは夏だから火照っているだけでですね」
巻き毛「お姉さん、ここはずいぶんすずしいですよ」
わたし「うっ……」
巻き毛「もしかしてさむいんですか?」ギュ
わたし「おわあっ」
わたし(な、な、な……なんでわたしはこんなに幼い子にムネがドキドキ……MDDしちゃってるんですか!)
わたし(そんな……わたしもYと同じような感じだったんでしょうか)
助手「……?」
わたし(年下の男の子……)
巻き毛「……?」
わたし(年下の女の子……)
×××「よう! ひさしぶりだなあー姉ちゃん!」
わたし(年下の男の子……)
わたし(Yが少年同士の恋愛を好むように、わたしは自分より年下の少年少女を好むと……まさか、認めたくない)
わたし「っていうか、なんであなたまでいるんですか……名前に困るんですけど」
×××「いやさー姉ちゃん。名前なんて関係なくね? だって俺っち、名前なんてなくてもみーんなに知られてる有名人だかんなっ!」
わたし「ああはい、そうですねそうですね」
われわれはどこにいったのだろう?
×××「にしてもやべー! べらぼうに寒いじゃねーのここ!」
わたし「元は氷室ですから……それじゃ、先に進みますよ」
×××「やべえな。俺っち、姉ちゃんのお尻を眺めながら進まないとだめなのか……」
わたし「……あなたが先にいってください」
×××「え? いく時は一緒だろ?」
わたし「何言ってるんですかこの人」
わたし(とりあえずクソガキ様を先頭に、助手さん、巻き毛、わたしと続きます)
わたし「……妖精さん」
妖精さん「ひとおおいところにがてです」
わたし「なんでまた彼らが一同に会しているんです。前代未聞ですよ、これ」
妖精さん「ふぁんさーびすてきな」
わたし「いりませんよ、そんなもん……」
×××「――うおおおっ! なんかすっげーの出てきた!」
わたし(天井の低い通路を抜けた先にいたのは、>>346)
祖父
わたし
わーい♪おかしたくさんたべれます?
どういうことなのです?
おかしまつりのよかん?
わたし「ちょちょ、ちょーっとまった!」
×××「やっべー! やっぱ俺っちの睨んだとおり、姉ちゃんはすっげえよな!」
わたし(通路の先にはすっげーわたしがいました。なにがすごいって? それはもうすごい格好でした)
巻き毛「お、お姉さん……」ブフ
わたし「なんであなたが鼻血出してるんですか……」
助手「……」
わたし「助手さん、凝視しないでください」
すっげーわたし「……」
わたし「ちょっとあなた、そんな所に突っ立ってないでこれを着なさい!」
わたし(とはいえわたしが脱ぐわけにもいかないので、都合良く持っていたマントをすっげーわたしの肩にかけてあげます)
すっげーわたし「……」
×××「繁殖アピールもいきすぎるとついてけねえな……姉ちゃん、やっぱ大人だよな」
わたし「こ、こんなのわたしじゃない……」
すっげーわたしさんなにがすごいです?びょうしゃがたりないのでは?
すっげーわたし「……」
わたし「ぜ……いや、むしろ全裸がマシみたいな格好して突っ立っているなんて、わたしじゃない」
×××「姉ちゃん、現実見ようぜ。人間誰しもこういう一面もあるもんだしんさぁ」
わたし「違います違いますー。仮にそうだとしても、わたしはこんな格好だけはしない」
巻き毛「お姉さん……」
わたし「黙ってれば深窓の令嬢を気取ることも出来るわたしが、破廉恥な格好で外をうろつくわけがない……」
助手「……」
わたし「こんなの、」
すっげーわたし「……」
わたし「こんなの、わたしじゃないッ!!」
すっげーわたし「……あははは、あはははは」
わたし「しまった……ついうっかり」
わたし(何がうっかりなのかは、アレを観ている人にしか分からないのでした)
???日目 PM11:00
わたし(自分の新たな一面を知ったわたしは、先ほどのハイテンションを喪失したクソガキ様の後に続いて通路を進んでおりました)
わたし「ねえあなた、アテがあって歩いているんでしょうね?」
×××「アテ? 姉ちゃん……アテがあったらとっくに脱出できてるだろうぜ」
わたし(この場合、おじいさ……いえ、クソガキ様を責める事は出来ません。そもそも悪いのは妖精国を作ったわたしなのですから)
巻き毛「はぁ、はぁ……お姉さん、もうだめです。うごけそうにありません」
わたし「み、妙な息遣いはやめてください……」
わたし(その一面だけは認めたくないのです。わたしはYと違って普通に普通の人が好きなんですから。……たぶん)
助手「……」
わたし「え? そろそろ休んだ方がいい? そうですね、そこに広間がありますし、今日はそこで休みましょう」
わたし「……あ、ちょうどスライムもいる。ごくごく……くぅ、生き返る」
×××「ひくわ……」
わたし(やっぱりスライムを啜るのは異常なんでしょうか? 他国には理解出来ない我が国特有の風習ですね。……さて、誰かとお話しますか)
>>375
巻き毛ちゃん
いまきたです
またあなたにあえるとはこれもなにかのえん
かんしゃのせっぷくしいちまんかいやるです
ひがくれるまえにおわらせるのでごあんしんを
巻き毛ちゃん
さいあんかですかな?
わたし「妖精さんと
>妖精さんと話をしよう……
わたし「なんですか、この無粋なシステムメッセージ」
わたし(無視してキャンプ地である広間から離れた位置にいる妖精さんの下に向かいます)
わたし「こんばんは、妖精さん」
妖精さん「あーおひさしぶりですな、にんげんさん」
わたし「ほんの数時間ぶりですよ」
妖精さん「そうだったかしら」
わたし「なぜオネエ言葉に……」
妖精さん「さー?」
わたし「定番のやりとりですね」
妖精さん「にんげんさんはかわっても、ぼくらはかわりませんからー」
わたし「そうですね。あなたがたは昔から全然変わってません」
わたし「そういえばあなた、わたしが最初に会った妖精さんですね」
妖精さん「そんなぐうぜん、ありえるので?」
わたし「ありえてしまってるんですよ」
妖精さん「そのご、いかがおすごしですかな?」
わたし「お陰様で面白おかしくやってますよ。大変なことも多いですけど」
妖精さん「よのなか、うきしずみなしではたいくつすぎるかと」
わたし「楽に充実を得られるなら、それに越したことはありませんけど……」
妖精さん「……」
わたし「……」
>いい雰囲気だ……
わたし「このメッセージなんなんですか」
妖精さん「さー?」
>妖精さんは、こちらを見て無表情に微笑んだ……
わたし「器用な真似しますね、あなた」
>妖精さんとお話した……
>妖精さんとの仲が深まった……
わたし「……」
妖精さん「ふらぐ、たててしまいましたな」
わたし「え、フラグ? 旗? 旗揚げするんですか?」
妖精さん「てれかくしですかー」
わたし(そんな事を言いながら、妖精さんはどこかに消え去りました)
わたし(絆の力が強まるのを感じながら、わたしはキャンプ地に戻ります)
>誰と話そうか……
①クソガキ様
②助手さん
③巻き毛
④おまえの後ろにいるそいつ(自由安価)
>>401
④
おまえのうしろにいるのは・・・おまえだー!!
折木「いいか千反田、あの休憩所は金がかかるんだ」
える「そうなんですか……」シュン
折木「金は持ってきてないからな。ほら、分かったら帰るぞ」
える「待ってください折木さん!」
折木「今度はなんだ……」
える「わたしがお金を出します! 折木さんの分とあわせて二人分!」
折木「……待て、待て待て」
える「これなら問題はないですよねっ。折木さん、何ならタクシー代もご用意します」
折木「千反田、あのな……」
える「はいっ」キラキラ
折木「……はぁ」
える「折木さん、溜息吐いてお疲れみたいです。あそこに丁度良い休憩所があります」
折木「知ってる」
える「折木さんっ!」
折木「……男を見せろと、そういう場面なのかこれは?」
おっと、うっかりごばくですな?
わたし「と思ったけど、もうちょっと離れた場所で休憩を……ってうわあっ!」
わたし「……」
わたし「わ、わたし? さっきのわたしとは違うようですけど……」
わたし「あなたも迷っているのね?」
わたし「え、ええ、まあ……」
わたし(デジャブです。つい先週見た気がするぐらいのデジャブ)
わたし「実はわたしもなのよ。ここ、どこだかご存知?」
わたし「妖精国の地下ですね……」
わたし「そうそう。まったく困ってしまうわね。あ、立ったままもあれだから、そこにおかけになって?」
わたし「どうも……」
わたし「あらそうなの……あなたも大変ねえ」
わたし「とりあえず、ここから出る手段などが分かればいいんですけどね」
わたし「そうねえ……わたしもまだ迷っている途中だし」
わたし「うーん。わたしは結構いいところまで進んでいるのよ? でもね、途中で行き詰っちゃって」
わたし「一応、血文字でメッセージを残したのだけれど、ちゃんと読んでくれたかしら……」
わたし「ああ、でもあれはアドバイスと見せかけた罠の可能性もあるから……」
わたし(増えてる……非常に分かりにくいと思いますが、わたし、増えてます)
わたし「あ、あのー皆さん。まさかまたタイムスリップとかしちゃった感じですか?」
わたし「「「「「さー?」」」」」
わたし(卒倒しそうでした)
わたし「そんなこんなで増殖した自分自身とお話した後に就寝。翌日、再び探索開始です」
助手「……」
わたし「え? 四人いるからチームを作って探索する? うーん、でも少し危険な気がしますよ」
×××「その方が燃えるぜっ! 危険どんとこいだ!」
巻き毛「わたし、このひととはくみたくない……」
×××「まあまあそう言わずに、な? 俺っち、あんたの将来性には期待してんだぜ」
巻き毛「うぇっ……」
わたし「二組ねえ……どうしましょうか?」
①二組でいく(ペア相手指定)
②みんなでいく
③それ以外の方法(自由安価)
>>425
バラバラで探索
わたし(考えられる限り最悪の選択肢でした。わたし達はそれぞれ時計を持ち、一時間経ったら引き返すという条件で一度分散します)
わたし「あ、出られた……」
わたし(実に呆気ない。三十分と経たぬ間に、わたしは地上に到着していました)
わたし(となれば一度戻って、助手さん達に出口を教えてあげましょう)
ガラガラガラッドンガラガッシャーンッ!!
わたし「……」
妖精さん「さいさきよいですな?」
わたし「わるいです……」
わたし(助手さんたちは……ちかのなかにいる!)
わたし「あ……でもよくよく考えれば、まだ王国民(妖精さん)がいる地上は救いがあるかも」
わたし(見れば既に再興がはじまっていました。わたしが見ていない場所でも、妖精さんは働いていたのです)
わたし「……みんなを招集してください」
妖精さん「たやすいことです」
わたし「我々の国は大規模な災害により、地に沈みました。これにより多くを失いましたが、けれども未だ失っていない大切なものがあります」
わたし「それはわたしの友人達です。助手さんや、巻き毛、あとクソガキおじいさん」
わたし(そういえば現代のおじいさんはどこいったんですかね?)
わたし「人命は尊いものです。資材があれば作り直せる王国とは違う……」
妖精さん「おお……」「こうごうしいかんじ」
わたし「ゆえに、我々は救助隊を結成し、この地下で救いを求めている人達を助け出します!」
妖精さん「わー」「さすがくいーん」「かんがえることがちがいますな」
わたし「それでは例の合言葉を」
妖精さん「せかいーいち、かわいーいよ!」
わたし「どうもありがとうっ」
わたし(というわけで救助隊を結成しました。妖精さんはお遊び気分が半分なので、予め大事なことを決めておきます)
わたし「大事なことといっても、一口で言えるものじゃないですけれど」
妖精さん「きおくりょくには、けっこうなじしんがないです」
わたし「知ってます……でも、この三つだけは覚えて救助に向かうようにしてくださいね」
妖精さん「ぜんしょするかも」
わたし「そこで曖昧な返事をされると困ってしまいますよ……じゃ、この三つを覚えて下さい。一番上がもっとも優先すべき大事なことですよ?」
きゅうじょたいこころえ、
①>>443
②>>444
③>>445
もむ
ふえる
なかない
わたし「もむ、ふえる、なかない……もふなと覚えましょう」
妖精さん「おぼえにくいですなー」
わたし「じゃあ、『揉むと増えるけど泣かない』と覚えてください」
妖精さん「ちょっきゅうでわかりやすいかと」「さいようさせていただきます」
わたし「結構。それでは早速、巻き毛から捜索を開始してください」
妖精さん「もむとふえるけどなかぬですー!」
巻き毛「あ、あれ……またまよっちゃった」
妖精さん「はっけーん」「まずはもむのがじゅうようですな?」
巻き毛「……えっ、だ、だれ? 今、だれがしゃべったの?」
妖精さん「あー、あのにんげんさんに、ぼくらのすがたとらえられぬです?」「こうつごうでは?」「ではもむかー」
モミモミ
巻き毛「ひっ、ぁ、ひゃんっ」
妖精さん「みせいじゅくなもみごたえ……」「ふえますかー」
モミモミモミモミモミモミモミモミモミ
たったです
巻き毛「ひっ……な、なにこれっ……ぁ、なんなのこれぇ……」
妖精さん「どこでもどあー」
巻き毛「え、なにこの扉?」グスン
ガチャ
わたし「おかえりなさい」
巻き毛「うわぁぁん、こわかったよぉーお姉さぁん」グス
わたし「よしよし……」
わたし(あと二人ですね……)
妖精さん「あーでも、だんしふたりはもむばしょがなー」「ものたりないかんじ」
わたし「そんなの簡単です。深夜なんですから、気にせずガンガン>>460を揉んだらいいんですよ」
たま
×××「ふっふーんふーん♪ あー、なんかめっちゃ繁殖してえ。やっぱさっきのすっげー姉ちゃんを襲っておくんだったな」
妖精さん「たーげっと、はっけん」「やはりみえてないかんじ」「こうつごうですな」
モミモミモミモミ
×××「ぐぉっ……」
モミモミモミ
×××「いていていていていてえええええええっ! なんだこれっ! 激いてえ! 天罰か!? よからぬことを考え……いってえええ!」
モミモミモミモミ
×××「い、息が……息ができんっ!」
妖精さん「どこでもどあー」
×××「うぉぉ……なんだか知らんが、救いの扉が現れたぜ……」
ガチャ
わたし「おかえりなさい」
×××「……て、天使だ」
わたし「はい?」
×××「俺っちの危機を救ってくれた天使そのものだ……。う、うおおお、感動して目と股間から汁が漏れ出しそうだぜ!」
わたし「残るは助手さんだけですけど、流石に助手さんまで揉んで救うわけにはいかない気がします……」
×××「つうか俺っち、なんでタマタマ揉まれちまったんだ?」
わたし「救助隊の心得ですからね。これに懲りたらやたらと女遊びをしないように」
×××「それは約束できねえな……」
わたし「ああそうですか」ギュウ
×××「死ぬ! 死ぬからやめてくれ!」
わたし「やっぱり助手さんには、普通に助かって欲しいですねー」
妖精さん「ひいきですな」「それもまたよいかと」「だいじなひとのだいじななにのため?」「おげひんです?」
わたし「そ、そんな深い理由はないですよ……」
わたし(助手さんはどんな感じでお助けしましょうか?)
>>475
おねしょた
∩___∩三 ー_ ∩___∩
|ノ 三-二 ー二三 ノ ヽ
/ (゚) (゚)三二-  ̄ - 三 (゚) (゚) |
| ( _●_) ミ三二 - ー二三 ( _●_) ミ ウオーォオォーアッヒャアアアウオホーオオオオオ
彡、 |∪| 、` ̄ ̄三- 三 彡、 |∪| ミ テンション上がってきた!!テンション上がってきた!!
/ __ ヽノ Y ̄) 三 三 (/' ヽノ_ |
(___) ∩___∩_ノ ヽ/ (___)
わたし「……わたしがいきます」
妖精さん「おおおー」「とうとうくいーんがうごきだしますな」「あるまだのかいせんのよかん」
わたし「そんな大仰なことはしません。ただ大事なひとを一人、救いにいくだけです……」
妖精さん「なんですそれ?(わらい)」
わたし「……」
わたし「しかし参りましたね。オネショタといわれてもわたしにはアレな想像しか出来ません……健全なオネショタが想像できませんよ」
わたし「ま、細かいことは助手さんに会ってから考えましょうか」
妖精さん「だいぶちかいかんじ」
わたし「そうですか。ではここからはわたしひとりでいきます」
妖精さん「ごぶうんをー」
わたし「助手さんっ」
助手「……」ズズ
わたし(助手さんが暢気にスライム茶を飲みながら、サトウゴキブリ羊羹を食べていました)
わたし「何してるんですか、あなたは……」
助手「……」
わたし「え? そうそうに行き止まりだったから戻ってきて休んでた? まあ、無闇に動かなかったのは正解ですけどね」
助手「……」
わたし「え? でも火がなくて身体が冷えた? そうですか、じゃあ……」ギュ
助手「……!」
わたし「健全なオネショタ(わたしの妄想ですが)でハグです」
助手「……」
わたし「こうしてると暖かいでしょう? しばらく休んでおきましょうね……」
助手「……」
わたし「……はっ」
わたし(いつの間にか眠ってしまっていました。ここは……ベッド?)
ズチュ、ズチュ……
わたし「んん、なんか下腹部が熱い……っていうか、あ、あれ。なんでわたしが全裸にー!」
助手「……」
わたし「じ、助手さん、ま、まさか……」
わたし(まさかも何もなく、わたしは助手さんに突かれていました(※想像図2参照))
わたし「ち、ちょっとまって……あ、よ、妖精さん」
妖精さん「ここからあまいのでるよてい」
わたし「予定!?」
わたし(相変わらずの無表情で、妖精さんがわたしの乳首をちゅーちゅーと吸い上げます。ああ、あんいなえろ……)
そろそろ、あきてきたかんじ?
わたし(――という淫夢をみました)
わたし(やっぱりわたしには年下の少年少女と行き過ぎた友情……いや、いやいや。違う違う。こればっかりは違うはず)
わたし「わたしは健全です。腐りきったYとは違います」
Y「腐りきったは褒め言葉だ。使い所を間違えないようにな」
わたし「きゃあっ。どうしてあなたがここに居るんですか!」
Y「ん? この辺りで何かが活性化しているという情報があってね。上司の指示で先行探索というわけだ」
わたし「そうですか……ようこそ、妖精国へ」
Y「何言ってるんだあんた。とうとう頭の中もお花畑になったというのか?」
わたし「……ところで助手さん達は?」
Y「博士と少年なら別室にいる。少し疲れている様子だったな」
わたし「そうですか。じゃあ、ちょっと様子を見てきます」
Y「ああ、足元には気をつけたまえ。ワックスを掛けたばかりで滑りやすいからな」
わたし「え?」
わたし(ぬるりとした感触の足元に目を向けると、そこには赤い文字で『よくすべる』と書かれていました)
やまなしおちなしいみなし
>>508がおわりでいいかんじ?
にんげんさんのだしすぎはくせですゆえ
ぜんきゃらとうじょうは、だれしもがいだくゆめですな?
まあこういうおわりかたでもありでは?
/ │ | / | |_、 { ゚。} |
|,_j__| /∨ リ \\ \ヘ
/ / / { ̄`ヽ 〒〒 \__ \\
(¨¨ー| i i ハ } } 乂ソ }/⌒iーヘ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | | し' ̄ ̄ ̄ ̄`゙f⌒j′ /: :ト-ヘ
| l__ノ{__ノ__,ノ |i:i:i:|_/:./リ
| |i:i:i:|: :イ/
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| 乙 |i:i:i:| }\: : ヽ
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