春香「プロデューサーグッズ直売所?」(253)
春香「面白い名前のお店だなぁ」
春香「プロデューサーってプロデューサーさんのことじゃないよね?」
春香「…」
春香「ちょっとだけ…ちょっとだけ覗いてみよう」
春香「ごめんくださーい」
春香「うわぁ色んな商品があるんだ」
春香「ってこれ全部プロデューサーさん関連!?」
春香「プロデューサープロマイド…これ全部隠し撮り?目線がカメラを向いてないのばかり…」
春香「プロデューサーの使用した上着、無洗濯3日もの…」
春香「胡散臭いなぁ…」
春香「え!?疑うなら確かめてみろ?」
春香「じゃあちょっと触らせてもらっていいですか?」
春香「あ…手触りは確かにプロデューサーさんの感じがする」
春香「匂いは…くんくん…わ、本物だ」
春香「…ゴクリ」
春香「あの、これいくらですか?」
春香「うーん、有るかなぁ…」
春香「あ、いや待っててください!いまお金下ろしてきますから!!」
P「うーん?」
真美「どしたの→兄ちゃん?」
P「いや上着無くしちゃってさ」
真美「事務所で?」
P「いや何処でなくしたのかも検討つかないんだけどさ…」
春香「いい買い物しちゃった♪すんすん」
千早「ん、何かしら?」
千早「プロデューサーグッズ直売所…」
千早「下らない、早くレッスンに行かないと」
千早「…」
千早「今からレッスンに行くと早く着きすぎるから…」
千早「だから…そう、少しだけ…少しだけ時間を潰すため…」
千早「たくさんあるのね」
千早「プロデューサーのラフスタイル特集?」
千早「ふふっこんなだらしないなんて…」
千早「プロデューサーの部屋の監視カメラ?」
千早「コレはどうなのかしら…法律的に」
千早「プロデューサーの生活が二十四時間のぞき放題?」
千早「そ、そんなストーカーの真似事なんて…」
P「…ハァ」
亜美「兄ちゃんどうしたの→?」
P「いや最近家に居るとずっと誰かに見られてる気がしてな…」
亜美「あはは兄ちゃんそれヒガイモーソーって言うんだよ☆」
P「は、はははそうだよな!」
千早「プロデューサー」
P「ん?どうした千早」
千早「人のことは言えませんが、3日続けて冷凍食品を食べるのは健康によくないと思います、それとよく睡眠を取るようにしてください。睡眠時間が短すぎます、大切な身体なんですから壊さないようにry」
P「あ、ああそうだな気をつけるよ」
P「あれ、千早はなんで俺の食生活や睡眠時間を知ってたんだ?」
真「プロデューサーグッズ直売所?」
真「???」
真「すいませーん!」
真「うわぁお店中プロデューサーでいっぱいだ」
真「プロデューサーの使用済みバスタオル!?」
真「えっ嗅いでみていいんですか?」
真「お孃さんが可愛いからサービス?えへへ店員さん上手いなぁもうっ」テレテレ
真「じゃあちょっとだけ…くんくん」
真(本当にプロデューサーの汗の匂いだ…ずっと嗅いでいたい)
P「あれバスタオルがない?」
P「さっき使ったばっかりなんだけどな…」
P「くそぅどこ行っちまったんだ…」
P「まさか本当にストーカー…」ゾクッ
P「いやいやアイドルたちはまだしも俺につくわけないない」ふるふる
真「くんくんくんくん…プロデューサーの匂いだぁ…へへっ」
P「ひっ!?またゾクッってきた!?」
雪歩「ご、ごめんくださーい!」
雪歩「わぁ…プロデューサーがいっぱい…」
雪歩「ひゃっ!えっ…探しもの…ですか?」
雪歩「あ、あのっぷ、プロデューサーの…グッズを…もにょもにょ」
雪歩「え?オススメ品ですか?」
雪歩「わ、私なんかがオススメ品なんて…」
雪歩「レコーダー?」
『コンニチハ』
雪歩「あ…プロデューサーの声…」
雪歩「『あ』から『ん』までプロデューサーの肉声を録音してあるんですか?」
雪歩「どんな台詞も思いのまま…はぅっ欲しいです」
『…キ…ホ』
小鳥「あら?プロデューサーさん帰ってきてたんですか?」
小鳥「?気のせいかしら…」
『キホ…ル…』
小鳥「ピヨヨッ!?」
小鳥「プロデューサーさんはここに居ないはずなのに…怖いピヨ…」ふるふる
『ゆキホだイスキゆキホあいシてる』
ぴっ
『ゆキホだイスキゆキホあいシてる』
ぴっ
『ゆキホだイスキゆキホあいシてる』
雪歩「えへへ…♪」
律子「はぁ~プロデューサー業も楽じゃないわ」
律子「プロデューサーグッズ直売所?」
律子「765プロのプロデューサーグッズを販売?」
律子「なんでプロデューサーなのかは解らないけど事務所の了解を得てるのかしら?」
律子「あのすいません、765プロの者ですがこちらのお店は弊社の許可を得て…え?ちょちょっと私は…」
律子「プロデューサーの使用済み歯ブラシ?ふざけてるんですかそんなもの…このブラシの部分なんか」
律子「こんなに…いやらしく光って…」
律子「ご、五百円!?たったそれだけでこんなレアアイテムが!?」
P「あれ?歯ブラシ…」
P「さっきまで手に持ってたよな俺…?」
P「は、ははは寝ぼけてたんだよなそうだそうに違いない」
P「さーて新しい歯ブラシ出そうははは」
P「…」ブルブル
社長「おや事務所で歯磨きかね?するの忘れてきてしまったのかい?」
律子「ええまあ…」シャカシャカ
やよい「プロデューサーグッズ…?」
やよい「うぅ…でも寄り道は…」
やよい「すいませーん」
やよい「わああ、プロデューサーがたくさんいます~!」
やよい「あ、でも高いのばっかりでわたしのお金じゃ…」
やよい「プロデューサーの食べたゼリー五円?」
やよい「プロデューサーの体内直送?うっうー美味しそうですー!」
小鳥「プロデューサーさんまた十秒飯ですか?さっきも飲んでませんでした?」
P「え?なんかお腹空いちゃってあはは」ちゅーちゅー
P(なんでだなんで吸っても吸っても空腹なんだ…)
小鳥「…?」
やよい「~♪」ちゅーちゅー
伊織「はぁ?」
やよい「プロデューサーグッズだよ伊織ちゃん」
伊織「ちょっと意味がよくわからないんだけど…」
やよい「プロデューサーがいっぱいでね?とーっても、面白かったから伊織ちゃんにも教えてあげようと思って」
伊織「えっとその…プロデューサーグッズ?には何があるのよ?」
やよい「プロデューサーの裸の写真とかあったよー」
伊織「はだっ…!?何よそのいかがわしい店は!?変態じゃないの!」
伊織「やよいの言ってた店はここね」
伊織「まったく、犯罪臭しかしないじゃない」
伊織「一応…お金は持ってきたけど」
伊織「あら、何かしらこれ?」
伊織「プロデューサーの唇レプリカ?」
伊織「形、感触を完璧に再現…バカらしい」
伊織「形や感触が一緒でもプロデューサー本人の唇じゃないなら意味ないじゃない」
伊織「やっぱり期待はずれ…ん?」
伊織「プロデューサーとキスできる券?」
伊織「いや…こんなの偽物よ、偽物…」
伊織「使用された人には記憶が残りません、か…」
伊織「使用された人物は抵抗できません、本券は一度のみ有効…」
伊織「…こ、これ!」
伊織「そ、そうよ!売ってって言ってるの!!」
伊織「面白そうだし偽物か確かめるだけなんだからね!」
伊織「ぷ、プロデューサー!」
P「んー?」
伊織「こ、これ」
P「なんだこの紙?」
伊織「よ、よく見なさいよ」
P「…」ポケー
伊織(ボーっとしてる?効いたのかしら?)
伊織「最近よく頑張ってるみたいだから、ご褒美…ほっぺだしなさい」ちゅっ
伊織「…」
伊織「ちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっ」
P「ハッ!?でなんだっけ伊織?」
P「あれ?誰もいない?」
P「つーか暗ッ!?今何時だ!?」
P「しかも頬がなんかベタつくな…」ゴシゴシ
P「てか頬がすごい濡れてる?よだれ垂らして寝てたのか俺…?」
響「プロデューサーグッズ…?」
響「す、すごい胡散臭さだぞ…」
響「よ、よおし…自分プロデューサーグッズが欲しいんですけど!」
響「おじさん!なんかオススメある?」
響「プロデューサーの使用済みティッシュ?うーん紙切れかぁ…」
響「くんくん…あれ?これすごいプロデューサーの濃い匂いがするぞ?どこの匂いだろ?」
響「えっこれが…プロデューサーの…液?」
響「う、うん…自分これにするぞ…くんくん」
貴音「プロデューサーぐっず?」
貴音「もし、プロデューサーぐっずとやらはこちらにあるのでしょうか?」
貴音「なんと、プロデューサーの…液をダシにしたらぁめんがあると?」
貴音「それは是非頂いてみたいものです」
貴音「つるつる…この深いコク、間違いなくプロデューサーの…」
貴音「舌触りも柔らかく、まるでプロデューサーの…液に舌全体が包まれているような…」
貴音「まさしくプロデューサーの味、まこと美味でした」
真美「亜美どこ行ったのかな?」
真美「あれ?プロデューサーグッズ直売所?」
真美「むむむ、事件の予感!真美隊員、吶喊します!」
真美「わあお!兄ちゃんが所狭しと!!」
真美「えっ?つけてると兄ちゃんに好きなだけ甘えられる香水?」
真美「う、うん真美これ欲し…」
真美「ううんやっぱいんないや…ごめんねおじちゃん!」
真美「真美は兄ちゃん写真集買おっと☆」
真美「うん、この香水は…真美に似た子が来たらすすめてあげて?きっと、喜ぶから」
亜美「真美とはぐれちゃったよ→」
亜美「あれ?プロデューサーグッズ直売所?」
亜美「むむむ、異変の予感!亜美隊員、突撃します!」
亜美「おおー兄ちゃんが所狭しと!!」
亜美「つけてると兄ちゃんに好きなだけ甘えられる香水?」
亜美「わあお!欲しい欲しい!」
亜美「ぐぬぬ、お値段ちょい高めだが…スーパーアイドル亜美ちゃんは出せちゃうのだ!」
亜美「ありがとーおじちゃん!またねー!」
亜美「真美真美~」
真美「亜美?」
亜美「今いいもん買っちゃった~兄ちゃんのとこいこ!」
真美「兄ちゃんのとこ?」
亜美「そーれぷしゅっと」
真美「あっ…それ…」
亜美「はい真美もぷしゅっと」
真美「亜美どうして…?」
亜美「どうしてって、兄ちゃんに甘えるんなら二人一緒っしょ→」
真美「亜美…そうと決まれば兄ちゃんにくっつきにいこ→ぜ!」
亜美「おうよ~☆」
P「なんか二人とも今日はいい匂いだな…」
真美「右からぎゅー!」
亜美「左からぎゅー!」
P「ははは…二人ともどうしたんだ…」なでなで
亜美「おおっ兄ちゃんが嫌がらない!?」
真美「いつもの兄ちゃんなら嫌がるのに!」
あずさ「プロデューサーグッズ直売所?」
あずさ「今日はお仕事も終わったし、ほんの少しだけ、寄り道しちゃおうかしら♪」
あずさ「つけてるとプロデューサーさんが甘えてくるネックレス?まあっうふふ」
あずさ「すいません、こちらのネックレスを頂けますか?」
あずさ「どうもありがとうございます~」
あずさ「いいもの買っちゃった♪さあ帰りましょう」
あずさ「あら?そういえばここはどこかしら?」
P「あずさしゃーん!」ガバッ
あずさ「はぁい、どうしましたかプロデューサーさん?」
P「おうちかえりたくないよぉ」スリスリ
あずさ「大丈夫ですよ、ほぉらわたしといっしょに帰りましょう?」
P「だって絶対ストーカー見てうもん」ポヨポヨ
あずさ「あらあら、それは大変ですね?」
P「あずさしゃんがなでなでしてくんないとややっ帰んにゃいっ」プルプル
あずさ「あらあら、甘えん坊さんですね♪」なでなで
美希「ハニーが最近つれないの…」
美希「振り向いてもらうにはやっぱりなにか決定的なのが必要なのかな」
美希「髪型変えるとか遊園地を貸し切りにして告白するとか…」
美希「あれ?お店があるの」
美希「プロデューサーグッズ直売所?」
美希「わぁ…ハニーのものがたくさんなの!」
美希「ハニーの下着、ハニーの唾液、ハニーの汗…たくさん素敵なものが売ってるの!」
美希「ハニーを思いのままに出来るペアリング?」
美希「ね、ねぇハニー?」
P「ん?どうした美希」
美希「これ!ミキからの誕生日プレゼントだよ」
P「えっ?こんな高そうなの貰えないよ」
美希「そんなこといわずに貰って欲しいって思うな」
P「まあそこまで言うなら…ありがとな」
美希「うんっ」
P「じゃあ着けてみようかな…似合うか?」
美希「すっごく似合ってるの!じゃあ…」
美希「これでもう、ハニーはミキのものだね…?」
P「えっ?」
春香「あ、プロデューサーさん次のオーディションの話なんですけど」
P「ああ…それなら律子に任せてあるから」
春香「えっでも…」
P「美希、ほらおむすびだぞ~」
美希「あーん…おいしいの~」
P「ははは…もっとあるからな」
美希「うんっ♪」
小鳥「ふむ、これは何かおかしいピヨ…」
小鳥「纏めるとこうですね」
小鳥「みんなはおかしなお店で商品を買っていた」
一同「こくこく」
小鳥「ぬ、抜け駆けピヨッ!許されざる悪徳ピヨッ!」
小鳥「コホン…まあいいでしょう。で、恐らくプロデューサーさんの様子がおかしくなったのは」
真美「プロデューサーグッズのせい、だね?」
春香「今のプロデューサーさん、美希以外のみんなに冷たいもんね」
千早「最近家に帰らないことが多いと思ってたのよ」
響「でもプロデューサーはメロメロだし」
やよい「絶望的です~…」
小鳥「いや、恐らくこの状況の打破は可能よ」
伊織「どうすんのよ?」
小鳥「効果を相殺、もしくはそれを上回る効果のグッズがあるはずです!」
春香「それをみんなで買えば…」
あずさ「プロデューサーさんは正気にもどるんですか?」
小鳥「正気にはならないでしょうけどみんな同じくらい好かれることはできます」
律子「いい案ですね」
貴音「早速行動を起こしましょう」
美希「ハニー、ずーっといっしょなの!」
P「ああ、愛してるよ美希…」ブルン
春香「そこまでよ美希!」
亜美「行くよ真美!」
真美「おうさー☆」
小鳥「みんな!プロデューサーさんにこの惚れ薬を!」
P「みんな何をするんだ!」
律子「はいはいプロデューサー暴れないでくださいね」
真「美希とだけじゃなくて、今日はみんなとの結婚記念日になりますよ!」
千早「だって私たちみんな」
一同「仲間だもんげ!」
小鳥「あの激戦の後、プロデューサーさんは」
P「みんな大好きだよ…」
雪歩「今日は私がいっしょにいる日です、えへへ」
小鳥「見事にみんなを平等に好きになりました!」
春香「いーなぁ雪歩…よおし、次の当番の日はちょっと変態的なプレイを…」
美希「明日の当番はミキなの!」
真美「やっぱりみんないっしょがいいよね→」
亜美「うんうん、兄ちゃんはみんなの財産だもんね」
小鳥「けどあのお店は一体何だったのでしょうか?すべては謎のままです」
高木順二郎「いやー何だかわからないけどプロデューサーグッズが売れてるねぇ」
高木順一郎「おおっそうかそうか!!いや、企画した甲斐があったよ」
高木順二郎「一体誰が買ってるんだろうねぇ?物好きもいたものだ」
高木順一郎「まさか惚れ薬とかペアリングとか効くわけないだろうにね」
高木s「ははははっ」
みんな好きだから選ばなかった
今回は誰も忘れてないよな
おわり
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