羽入「古手梨花、無限に時を繰り返す魔女」 (6)

この世界も駄目だった。
何度となく経験した、死にゆく感覚の中私の気分は高揚していた。

次の世界への期待?
そんなものは幾度と繰り返される中でとっくに忘れた。
では何故こんなにも私は高揚しているのだろうか。

「羽入」

もうとっくに声など出ないが、それでも私の声は伝わるのだ。
だって私はオヤシロ様の巫女なのだから。

「羽入、聞こえているでしょう?」

死にゆく時、私は羽入に声をかけることにしている。
1人で死ぬのは寂しいから。

明日9時から仕事なのになにしてんだ俺
しこって寝る

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