P「おい、起きろ美希。仕事の時間だぞ」
美希「あふぅ~まだ眠たいの……」
P「仕事が終わるまでは頑張って起きていてくれ」
美希「ミキは……眠たい……かな……って……Zzz」
P「うわー時間が!?起きてくれ美希!!」
美希「あふぅ~」
P「で、撮影の時にはディレクターの───」
美希「うん……うん……」
P「おーい美希、聞いてるか?」
美希「うん……」
P「……おーい美希聞いてないか?」
美希「……うん」
P「あぁ、もうすぐ現場の着くっていうのに……」
P「おはようございます、今日はよろしくお願いします」
D「おはようね765さん」
美希「おはようございますなのー♪」
D「いやー美希ちゃん今日も可愛いね~」
美希「ありがとうございますなの」
─――
――
―
P「今日はありがとうございました」
D「いや~こちらこそ。またよろしくね」
美希「Zzz~」
これだから天才は…
美希「Zzz~」
P「また寝てるのか……」
P「1日中寝てるよな美希って……」
P「もしかして病気なんじゃないのか?」
P「……まさかな」
美希「Zzz~……あふぅ……」
P「おい美希! いつまで寝てっ」
美希「」
P「し、死んでる……」
BJ「!!……おい、あんた」
P「はい?」
BJ「その娘はどうした?」
美希「Zzz~」
P「えっ、いや~疲れて眠ってるんだけだと思いますが……」
BJ「私は医者だが……見た所その娘は病気の恐れがあるぞ」
P「えっ!?」
BJ「病院にでも連れていくんだな」
P「はぁ……」
美希「あふぅ~」
P「なんだったんだあのコナンの犯人見たいな奴は……」
P「とりあえず、今度病院にでも行かせるか……」
美希「Zzz……あが……」ビクッ
―――――――――――――――――――――――――
律子「あっプロデューサー、この前アイドル達が受けた健康診断の結果が届いてますよ」
P「そうか。おーい各自、結果確認しとけよー」
春香「はい!!」
美希「Zzz~」
―――――――――――――――――――――――――――――――
私は医者だが……見た所その娘は病気の恐れがあるぞ
―――――――――――――――――――――――――――――――
P「……」
ガサガサ
P「美希に至急再診断……」
P「おい、美希起きろ!!」
美希「……プロデューサー……ミキまだ……眠いかなーって……」
千早「7……2……」
春香「えっ72?72か言った千早ちゃん?」
千早「なんでも72は……」
千早「私の胸を大きくして下さい!お願いします!」
BJ「こればかりは無理だ…諦めて帰りたまえ」
千早「先生…」
その夜
ピノコ「先生、お茶…」
ピノコ「あのアイドルしゃん、かわいそうなのよね」
BJ「私に話しかけるな!」
ピノコ「!!」
BJ「私だって…私だって気の毒だと思っているんだ…!」
P「いいから来い……すいません、俺と美希少し外にでます……」
美希「ふぁ~……行ってきますのー」
春香「はい!!」
やよい「どうしたんですか……」
千早「た、高槻さん、ちょっと見せあいっこしないかしら?」
やよい「良いですよ―」ピラッ
千早「……」
千早「なん……だと……」
美希「もう一回病院いくのプロデューサー?」
P「そうだ、もしかしたら悪い所があるかもしれないそうだ」
美希「ふーん……ふぁ~……」
P「まぁ、多分大丈夫だろ……」
P「大丈夫さ……」
―――
――
―
P「あの美希の身体は?」
医者「ん?ご家族の方ですか?」
美希「Zzz~」 P「美希はいつでも寝てるな……」
P「ひらめいた」
>>26
通報した
P「いえ、仕事の上司ですが……」
医者「申し訳ありませんが、ご家族の方でないと……」
美希「別に言ってもいいよ、どうせ美希からプロデューサーに話しちゃうんだからお医者さんが言ってもいっしょだと思うな」
医者「この娘はとてもめずらしい病気です。簡単に言うとずっと眠ってしまうのです」
P「はぁ……?まぁ、今でもよく寝てますけど……」
医者「その睡眠時間がどんどん増えていくのですよ」
P「睡眠時間が……?」
医者「えぇ、いずれは起きてる時間も無くなってしまうかも……」
P「えっ」
美希「……」コクッ……コクっ……
P「そお、それは治るんですよね?」
医者「残念ながら、我々にはどうにもすることが出来ません」
P「そんな!?それなら美希はどうなるんですか!?」
医者「残念ですが……」
P「……」
医者「このまま行くと、一週間後にはもう……」
P「一週間って……そんな急な……」
BJ「話は聞かせてもらった」
医者「あ、あんたはブラックジャック」
P「ブラック……ジャック……?」(なんてカッコいい名前なんだ……)
BJ「私になら、その娘の病気を治す事ができる」
P「本当ですか!?」
BJ「えぇ……しかし、手術代はしっかりいただきますよ」
P「い、いくらなんですか?」
BJ「この病気を治すことができるのは私くらいだろう……ざっと一億円だ」
P「い、一億円!?」
億越えは珍しいな
BJ「ああそうだ。聞く所によるとその娘はアイドルだそうじゃないか」
P「……」
BJ「そんな娘を救うのに一億円は安いと思うがね……」
P「そ、それは……」
BJ「まぁいい、その娘の親御さんに相談でもしてみる事だ」
P「……」
律子「……で、親御さんはどうなったんですか?」
P「やはり一億円だからな……難しいらしい……」
律子「け、けどそれじゃあ美希は……」
P「あぁこのままだと……社長どうにかなりませんか?」
社長「う~む、一億円とはね~……」」
社長「申し訳ないが、そんな大金はないね~」
P「……そうですか」
美希「おはようございますなのー」
P「み、美希お前大丈夫なのか?」
美希「全然大丈夫なの。」
P「そ、そうか無理するなよ」
美希「無理なんてしてないの。プロデューサーは心配性だと思うな」
律子「でも、本当に大丈夫なの?」
美希「もーさっきから言ってるの、大丈夫!!」
P「分かった分かった、ほらあっちに春香がクッキーを持ってきてたぞ」
美希「クッキーなのー♪」
律子「なんかいつもと変わりませんね?」
P「だな……」
律子「もしかしたら誤診とか……」
美希「でねー美希ね───」
響「へーそうなのかー」
P「(今日は美希寝てないな……やっぱり誤診だったのか……?)
―――
――
―
P「ふぁ~、ん!?美希まだ残ってたのか?」
美希「っ……あぁプロデューサなのー……」
P「眠いんじゃないか?大丈夫か?」
美希「全然眠くなんかないよ……そうだ、美希コーヒー飲みたいかなって」
P「そうか、じゃあちょっと待ってろ」
美希「うん……」
P「おーいコーヒーだぞ美希」
美希「うん……ありがとうプロデューサー……」
P「大丈夫か美希?」
美希「全然平気だよ」ゴクッ
ゴクゴク
美希「ふ~そろそろミキも帰ろうかな」
P「おっそうか?送って行こうか?」
美希「んー、大丈夫なの。バイバイプロデューサー」
P「おー、気をつけてな」
バタン
……バタン
P「ん?」
BJ「こんばんわ、手術の決心はつきましたか?」
こんなアクティブに手術を勧めるBJ見たこと無い
>>61
美希のファンなんだよ、察しろ
P「なんでここが……」
BJ「そんな事はどうでもいいだろう、で手術のほうはどうするんだ?」
P「そのことだが、あれは誤診なんじゃないか?」
P「今日1日、美希は眠りなんかしなかったし……」
BJ「私は誤診などはしない。あの娘が無理をして我慢したんじゃないのかい?」
P「無理……」
BJ「たとえばコーヒーやガムを食べて眠気を誤魔化してたんじゃないのかい?」
P「……」
BJ「言っておくが、そんな誤魔化しは通じない。今日寝なかった分を明日寝る事になるのさ」
P「そんな訳ないだろ」
BJ「明日になればわかるさ、きっと彼女は眠ったままでここには来れないだろう」
P「……」
―――――――――――――――――――
P「美希は今日は来てないんですか?」
律子「そういえば、まだ来てないですね」
小鳥「色々あったから、疲れてるんじゃないですか?」
律子「そうですね誤診っていっても、精神的には疲れてるだろうし」
P「……」
P「結局、美希は来なかったか……」
美希「おはようございますなの……」
P「美希!!昨日はどうしたんだ?」
美希「えっ……なんでもないの、ちょっと用事があっただけなの……」
P「そ、そうか……」
美希「あっ貴音おはよーなの」ダッ
貴音「おはようございます美希」
美希「貴音もガム食べる?キシリトールが入ってる奴なの」
貴音「では1粒頂きましょうか」
P「……」
――――――
―――
―
P「今日も美希が最後か?」
美希「うん……」
P「……」
P「今日もコーヒーか……美希はコーヒーより甘いものの方が好きじゃなかったか?」
美希「……」
P「ガムとかもそんなに食べてたか?」
美希「……」
P「昨日、もしかしてずっと寝てたんじゃないか?」
美希「……」
P「今も眠いんじゃないのか?」
美希「……」
美希「皆プロデューサーは知ってるんだね」
P「美希……」
美希「そっ、コーヒーもガムも眠くならないように食べてるの」
P「じゃあ昨日も……」
美希「うん……ずーーっと寝てて起きたら今日になってたの」
P「そんな……」
美希「ねぇプロデューサー……ミキ寝たらこのまま起きれないのかな……」
P「……」
美希「ミキね、いつのまにか寝ちゃったの……そしたら一日中ずーっと寝てたんだって……」
P「……」
美希「こんど寝たら、ミキは起きれるかな……」
P「大丈夫さ……」
美希「今度のライブね美希すっごく楽しみにしてたんだ……美希も出たかったな……」
P「出れるさ」
美希「あぁ……怖いな……ミキ、眠くなってきっちゃたよプロデューサー……」
P「美希?おい美希」
P「寝るなって美希!!」
美希「うぅ……」
P「ほらライブ頑張るんだろ!!こんな所で寝てる暇ないだろ!!」
美希「うん……うん……」
P「だから寝るなよ……」
美希「ライブに出れないのも嫌だけど……プロデューサーと……喋れないのも……ちょっと……嫌かな……」
P「じゃあほら喋るから。いつまでも喋るからな」
美希「うん……」
P「ほら、この前春香がクッキー作ってきただろ?」
美希「うん……」
P「それでさ、春香の奴がこけちゃってさ──」
美希「ゴメンね……おやすみ……ハニー……」
P「それでクッキーばらまいちゃって大変だったんだよ」
美希「ス―……ス―……」
P「ホントに、大変だったんだよ……」
P「起きろよ美希……美希……」
美希「ス―……ス―……」
BJ「やはりこうなったか」
P「先生……」
BJ「無理して力を振り絞っていたにすぎないからね、こうなると思っていた」
P「……」
BJ「手術代は一億円だ、それでも君は彼女を救いたいかい?」
P「はい、俺が一生を掛けてお支払いします。美希を助けてください」
BJ「その言葉が聞きたかった」
――――――
――――
――
ガ―
BJ「……」
P「先生、手術は……美希は?」
BJ「成功だ、行ってやればいい」
P「はい、美希!!」ダッ
BJ「さぁ行くぞピノコ」
ピノコ「もうちょっとみちぇちぇもいいでしょ」
BJ「無粋な事はよしてさっさと行くぞ」
ピノコ「わかったにょよ」
相変わらずイケメンなBJ
なおたまにメタネタやギャグにも走る模様
>>103
「残りページが少ないからな」
「少年チャンピオンって雑誌さ」
とかですねわかります
「…き………みき」
誰?ミキはまだ眠いの……
「……ろ…希、……てくれ」
もう少し……寝てたいの……
「……がいだ……起きてくれ……希」
そんな悲しそうな声をだすのは……誰?
「……てくれ、起きて……美希」
「……ハニー?」
P「良かった……本当に良かった……」
美希「……泣かないでハニー」
P「うん……うん……」
美希「……ミキねまたハニーの顔見れて嬉しいよ」
P「あぁ……」
――――――
――――
――
P「よしオッケーだ美希」
美希「ハニー、ミキ綺麗だった―?」
P「おー最高だったぞ。それと、こんな所でハニーは辞めてくれ」
美希「えーなのー」
BJ「やぁ、どうやら上手くいっているようだな」
P「先生!!」
ピノコ「先生、しゅごいのよ」
美希「ハニー……って誰?」
P「あぁ美希、この人はミキの病気を治してくれた人だ」
美希「そうなんだー、ありがとうございましたなの」
BJ「いいさ……そうだな出来れば私達に一曲歌を歌ってはくれないかい?」
美希「歌……ハニーいい?」
P「あぁ、歌ってくれ」
ス―
美希「~♪」
――――――
――――
――
美希「~♪」
パチパチパチ
ピノコ「しゅごかったのよ先生」
BJ「あぁ」
BJ「さて、私達は行くとするよ」
P「あの……先生、手術代の一億円はいずれきっと……」
BJ「手術代?それならさっきもらったが」
P「えっ」
BJ「アイドルが私達だけの為に歌ってくれたんだ」
BJ「一億円以上の価値を持つさ」
P「先生……」
BJ「さぁ行くぞピノコ」
ピノコ「はいなのよ」
P「……ありがとうございました先生」
おわり
こんな時どういうレスをすれば良いか分からないの
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