P「やっぱりアイスはあずきバーだろ」 小鳥「は?」(208)

P「いやぁー、暑いなぁ……」

小鳥「本当に暑いですね……エアコンは調子悪いですし……」

P「あー……仕事もはかどりませんね」

小鳥「ですねぇ」

P「こう暑いと……やっぱり冷たいものが食べたいですね」

小鳥「……そうめんとかですか?」

P「いえ、やっぱりキーンと冷えてて、甘くて疲れもとってくれる……」

小鳥「アイス……いいですねぇ」

P「暑い中だとアイスが溶けてちっちゃくなってしずくが垂れそうになるんですよね」

小鳥「あぁ、プロデューサーさんは棒アイス派ですか?」

P「棒アイスっていうか……まぁ」

小鳥「……?」

P「やっぱり、アイスはあずきバーだろ、ってね」

小鳥「は?」

P「はい?」

小鳥「いやいや、この暑いのに……あずきバーですか」

P「暑いからですよ?」

小鳥「なんだかなー。ちょっと納得いきませんね」

P「じゃあ小鳥さんは何が好きなんですか?」

小鳥「そうですねぇ、私は……やっぱりベタにスーパーカップですかね」

P「えー」

小鳥「えーってなんですか、えーって」

P「いや。なんだか地味じゃないですか?」

小鳥「あずきバーには言われたくないんですけど」

P「いやいや、あずきバーはオリジナル感強いでしょう?」

小鳥「オリジナル感とかじゃなくて……雰囲気の話ですよ、雰囲気の」

P「わかってませんね……じゃああずきバーのよさを教えてあげますよ」

小鳥「ほほう、興味深いですね」

P「まず、あずきバーは堅いんですよ」

小鳥「……それ、メリットですか?」

P「自分の歯の頑強さを確認できます」

小鳥「そんなドヤ顔で言われても……」

P「まぁ、つまり急いで食べすぎて頭痛にならないってことなんですけれど」

小鳥「クリーム系のアイスで急いで食べすぎて頭がキーンってなる、なんて話は聞いたことないですよ?」

P「……それはそれ、これはこれで」

小鳥「……それで、メリットは?」

P「まぁ、冗談をおいて話をすると……あずきバーって独特の味があるじゃないですか」

小鳥「あぁ、まぁありますけど……」

P「俺、クリーム系の味があんまり得意じゃないのもあるんですけど和風ーって感じの味が好きなんですよ」

小鳥「わふー、ですか」

P「あっ、今のちょっとかわいかったです」

小鳥「ありがとうございます……じゃなくて。確かにまぁ同系統はあんまりないですね」

P「そこが悩みなんですよねー」

小鳥「あっ、あいすまんじゅうってアイスがありましたよね」

P「……あれはあずきとアイスの温度差がちょっとねぇ」

小鳥「うーん、ってことはプロデューサーさんは和菓子とかが好きなんですか?

P「まぁそうなりますね……」

小鳥「アイスじゃないですけれど、水ようかんとか?」

P「大好物ですね。雪歩のお茶と一緒に食べたいです……クーラーのきいた部屋で」

小鳥「……思い出させないでくださいよぉ、だんだん暑くなってきてお仕事の手が動かなくなりそうですよ」

P「元々動いては……ん?」

ガチャッ

律子「ただいま戻り……うわぁ、あつっ……」

P「律子か。おかえりー」

小鳥「おかえりなさーい……」

律子「エアコンの調子が悪いのはわかってましたけど……こんなに……」

P「……律子、竜宮小町のメンバーは?」

律子「ちゃんと送ってきましたよ。一旦資料をとりに戻ってきただけです」

P「そうか、律子。まぁ座ってくれよ」

律子「なんでそんな……」

小鳥「まあまあ、律子さん……どうぞどうぞ」

律子「小鳥さんまで……お仕事はどうしたんですか?」

P「ちょっと手が動かなくてなぁ。大丈夫だよ間に合わせるから……涼しい話でもしたいんだよ」

律子「涼しい話ですか……いったいなんです?」

小鳥「そうそう、今好きなアイスのお話をしてるんだけど……律子さんは何が好きですか?」

律子「アイスですか……んー、そうですね……」

小鳥「やっぱりカップアイスですよね!」

P「いやいや、やっぱりアイスはあずきバー!」

律子「はぁ……アイスならやっぱりスイカバーじゃないんですか?」

P「なんだと」

小鳥「そ、そのこころは!」

律子「……そんなにくいつかれると言いづらくなるんですけれど

小鳥「バーアイスなんて溶けて手にたれてロクなことがないですよ!」

P「同じバーならスイカよりあずきのほうが低脂質の高タンパクだぞ!」

律子「……いやぁ、暑い中食べるんだったらやっぱりスイカバーじゃないんですか? 夏を感じられますし」

P「冬にコタツで食べるアイスのうまさを知らないのか律子!」

小鳥「そうそう、今話してるのは好きなアイスのお話よ!」

律子「……いや。普段そんなに食べないので」

P「もったいねぇ!」

小鳥「人生の1/3は損してますね」

律子「そこまでいわれるほどですか!?」

律子「それに……スイカバーはチョコも入ってるし、なんだか夏が来た感じがしてお得じゃないですか?」

P「お得っていうか……うーん。バランス悪くないか?」

律子「かみ合いませんね……あの氷菓子のみずみずしさの中にあるから美味しいんじゃないですか」

小鳥「おや……ちょっと熱が入ってきたのかしら?」

律子「別に……急ぎの用でもないから少しつきあってあげますけれど。2人とも仕事はしてくださいよ?」

P「あいあいさー」

小鳥「頭ではわかってるんですー」

律子「……まったく。それに、夏の思い出ってスイカバーにありませんか?」

小鳥「あー、でもそれはちょっとわかるかも……」

P「俺は春夏秋冬あずきばーに思い出が詰まってるんだが」

律子「プロデューサーのことはこの際無視しますけど……なんだか昔の思い出を少しだけ感じられる気もしますし」

律子「やっぱり、アイスならスイカバーですかね。冬場は食べる気にはなりませんし」

小鳥「律子さん……うん、感動しちゃった! でもね、もったいないと思わない?」

律子「もったいないって、なにがですか……」

小鳥「冬場のコタツでのアイスの美味しさ、あれは夏の身体のほてりを鎮めるアイスとは別物なのよ!」

律子「はぁ……」

小鳥「あの寒さを感じながらも、身体の一部を温めて……身体の芯まで熱を持つのをアイスで防ぐ……」

P「あずきバーで」

小鳥「スーパーカップです!」

律子「冬場のアイスはちょっとわからないですけど……っていうかこの暑いのにコタツとか……」

小鳥「あっ……思い出したら急に……」

P「あ、あぁ……溶ける……」

律子「なにアホなことやってるんですか、まったく」

P「……そろそろ誰か帰ってきてもおかしくない時間か」

律子「えっ? そんなに長く話した覚えは……あら?」

小鳥「まぁまぁ。竜宮小町の3人ならちゃんと帰ってこれるでしょうから」

P「あずささんも?」

小鳥「単独のお仕事じゃないんですから、そんな……」

律子「……えぇ、たぶん大丈夫ですよ」

P「ちょっと間が空いた気がするんだが」

律子「気のせいです」

P「だがなぁ……お、誰か帰ってきたか」

タッタッタッタ……ドンガラガッシャーン

春香「あ、あいたたた……転んじゃいました……って暑いっ!?」

P「春香、おかえりー」

小鳥「おかえりなさーい」グデー

春香「あ、ただいま戻りました……クーラーの調子、本当に悪いですね」

P「なー、こんなに暑いと……アイスが食べたくなるよな?」

春香「えっ? あぁ、そうですね……」

小鳥「うん、やっぱりスーパーカップよね!」

P「いやいや、あずきバーだよな!」

律子「いや……普通はスイカバー、なんじゃないの?」

春香「え、えっ? いや……ガリガリ君……じゃないんですか?」

小鳥「また棒アイスかー!」

P「そっちか……」

律子「あー、確かにガリガリ君もいいわね……」

春香「え、なんですか? これ……」

小鳥「いやねー。暑いじゃない?」

春香「確かにすごく暑いですけれど……」

小鳥「だから、アイス食べたくなるじゃない?」

春香「まぁ、この時期って冷たいものが美味しいですよね」

小鳥「そういうわけで、好きなアイスについて熱く語ってたの」

春香「暑いのにですか?」

小鳥「暑いからです」

P「ははは、小鳥さんうまいなぁ」

律子「いいから手を動かしてください、手を」

P「動かしてるぞ? 意味のわからん文字列になってるだけで」

律子「なにやってるんですかあなたはぁ!」

小鳥「それで春香ちゃん。好きなアイスについて一言どうぞ」

春香「一言……えーっと、ガリガリ君ってお手頃で美味しくて、なおかつ涼しい感じがするから……?」

P「普通だな」

春香「普通っていうか、そんな深く考えたつもりはなかったんですけど……」

小鳥「甘いわね……」

P「本当に……あいすまんじゅうのあずき部分だけすすって周りのバニラアイスだけを楽しもうとするやつより甘いな」

律子「それ、普通のバニラアイスバーでいいんじゃないですか?」

P「ロマンだ。……男のな」

律子「かっこつけてるつもりなら滑ってますからやめておいたほうがいいですよ?」

P「まじか」

P「まぁ、ガリガリ君も嫌いではないんだ」

律子「スイカバーの時は割とめたくそに言ってくれましたよね」

P「だって氷菓子にチョコ入れるとかわけわかんないもん」

律子「あれはスイカの種を表現してるんです。あれがなきゃスイカバーじゃなくてメロンバーになっちゃうじゃないですか」

P「いいじゃんもうメロンバーで。ウォーターメロンなんだし」

律子「それは私の夏の思い出が否定された気分になるので断固拒否します」

P「えーっ、ケチー。律っちゃんの鬼軍曹ー」

律子「子供ですかあなたは……まったく」

P「男っていうのはスーツを着た子供なんだよ、うん……じゃなくてだな。話がそれた」

P「ガリガリ君のさわやかさはいいな。口の中がさっぱりする」

律子「スイカバーだってさっぱりしますよ?」

P「いや。スイカバーにはガリガリ分が足りない」

律子「ガリガリ分って……」

P「こう、歯ごたえが足りないな」

律子「……あずきバーが硬すぎるんじゃないんですか? 箱に注意書きまでしてあって」

P「別に硬ければいいってもんでもないんだぞ」

律子「そうですか。てっきり歯を削るために硬いものをかじらないといけなくなったのかと思いましたよ」

P「俺はげっ歯類じゃない! ただ純粋にあずきバーを愛してるだけだぁ!」


春香「……あ、暑いですね」

小鳥「んー、律子さんもだんだんヒートアップしてるのね……」

小鳥「ちなみに春香ちゃんがガリガリ君を好きな理由は?」

春香「さっきも言いましたけど……こう、お手頃で美味しいですし……夏だなぁって」

小鳥「春香ちゃんも冬場のアイスを知らない子だったのね……」

春香「えっ?」

小鳥「身体をあっためながら、冷たい空気を感じつつ食べるアイスは美味しいのよ……」

春香「……あぁ、なんだかよさそうですね」

小鳥「うん、すごくおいしいのよ。だから私はスーパーカップのクリーミーな味が……」

雪歩「ちょ、ちょっと待ったぁ! それなら……MOWのほうが濃厚ですぅ!」

小鳥「雪歩ちゃん……いつの間に……」

春香「えっ、今どこから? あれ?」

小鳥「MOW……ね。やっとカップアイス派が来たけれど……」

雪歩「とっての濃厚も、甘くって……私はMOWが好きです」

春香「あー、確かに美味しいね……でも……結構みないよね。なんでだろう?」

雪歩「アイスに必要なのはシェアじゃなくて美味しさです!」

小鳥「同感ね。私はMOWの濃厚さよりシンプルなスーパーカップの方が好きだけど」

雪歩「……小鳥さんとはわかりあえると思ってました」

小鳥「私もよ……でも譲れないものがあるのなら……」

雪歩「戦わなければ!」

小鳥「生き残れない!」

春香「……なにこれ?」

千早「いったいなんの騒ぎかと思ったら……アイス?」

春香「千早ちゃん……いつからいたの?」

千早「ずっといたわ」

春香「え、えぇー?」

千早「まぁいいの……アイスか。懐かしいわね」

春香「……千早ちゃん?」

千早「昔はよく、優と一緒にかき氷を作ったりして……ふふっ、一生懸命ガリガリまわして削って……」

春香「そっか……かき氷……それなら今度、一緒に」

千早「だから私は爽が好きよ」

春香「あっれー?」

春香「え、千早ちゃん。爽なの?」

千早「そうなの……爽……っく、ふふっ……春香、いいセンスしてるわ」

春香「えっ? いや、今のはギャグじゃなくってね……」

千早「照れなくてもいいわ。今のはかなりいけてたもの」

春香「う……うん。なんで千早ちゃんは爽が好きなの?」

千早「ただのアイスだけだと重くて食べられないんだけど……爽なら中に氷が入ってる分さわやかな感じになるでしょ?」

春香「うん、まぁ……」

千早「それに……いえ。やっぱりなんでもないわ」

春香「えっ?」

千早「気にしないで」

真「……帰ってきたら、なにこれ?」

春香「あ、真! 今好きなアイスの話してるんだよ」

真「好きなアイス……うーん、アイスボックスは結構重宝してるかな」

春香「アイスボックスって……氷だよね?」

真「うん。あれに炭酸飲料入れて飲むとすっごくおいしいんだよね。運動した後ならスポーツドリンクだけど……」

春香「……アイス論争的にアリなのかなぁ?」

真「アイス論争?」

春香「ほら、あれ見て」


P「ふっ……あずきバーの真の硬度をみせてやる!」

律子「だから、中のチョコが溶けないのもメリットなんです!」


千早「萩原さん、もういいんじゃないかしら……MOWだけに」

雪歩「ち、千早ちゃん……暑さでちょっとおかしくなってるの?」

小鳥「まぁ、やっぱりスーパーカップが一番だっていうのは揺るがないんだけどね」

雪歩「ね、寝言は寝ていいやがれですぅ!」

真「……」

春香「……ね?」

真「ボク、帰ろうかな……」

春香「ちょ、ちょっと待って。今おいていかれるとすっごく心細いから!」

真「でも雪歩もなんか目がおかしいし……ねぇ?」

春香「わかるけど、ねぇっていわないで!」

真「でもこんな状況……」

響「はいさーい! 自分、我那覇響!」

貴音「……おや、なにやら面妖な空気ですね」

春香「……味方増えた!」

真「響……」

響「ん、みんなどうしたんさー?」

真「いろいろあって、なんくるある状況なんだ」

響「それは大変だなぁ……」

ごめんなさい
すっごく眠いです

貴音「ふむ、好きなあいす……モナカ系統でしょうか」

響「うーん……ガツン、とみかんかな……」

春香「見事に被らないね……」

真「うん……あと、あっちの空気はちょっとついていけないかな」

貴音「あちら?」

真「ほら、どのアイスが一番かって話しあい……話しあい? をしてるんだけどさ」

貴音「それは……興味深いですね」

真「えっ、貴音?」

貴音「わたくしも参戦します。他のものにも伝えねばなりません……モナカのすばらしさを!」

響「貴音……かっこいいぞ!」」

春香「ダメだこりゃ」

P「くっ……確かにその解釈ならスイカバーのチョコは利点かもしれない、だがな律子!」

律子「こ、これは……!」

P「そうだ、カルアミルクにあずきバー。こういうおしゃれもありなんだ! 負けを認めろ!」

律子「そんな、私はまだ未成年なのに……!」

P「お前にはまだまだわからないだろう、悔しいか! フハハハ!」

律子「……くっ、勝てないの……?」

貴音「あきらめてはなりませんよ、律子嬢」

律子「貴音……!?」

貴音「あなた様……確かにあずきは素晴らしいものですが、真にあうのはモナカ!」

P「モナカ……だと……!?」

貴音「えぇ、教えて差し上げます……あなた様に、深淵というものを……」

P「面白い……なら貴音にも見せてやろう、あずきバーの硬度を!」




春香「……それにしても暑いよねー」

響「うーん、東京の暑さって独特だなー」

真「こまめに水分補給しないとね……あれ? おかえり、真美」

真美「あっ、まこちん……みんなはなにやってんの?」

真「いや。なんか好きなアイスの話だったはずらしいんだけどね……」

真美「好きなアイスかー、真美は雪見大福かなー」

真「へぇ、なんで?」

真美「もちもちしてて美味しいし、2個入りだから分けやすいんだよね」

真「あー。確かにいいよね……普通の?」

真美「うん、なんだかんだいってやっぱりフツーのが一番おいしいって感じるんだよねー」

春香「あっ、それわかるかも。チョコ入りの豪華なのよりも普通のガリガリ君の方がおいしいもんね」

真美「えっ、ガリガリ君は梨味っしょー」

春香「……あぁ、それは確かにありかも」

響「あれ、やよい? 入口のところでなにしてるんだ?」

やよい「あっ、響さん……えっと、みんながなにかケンカしてるみたいで、どうしようって……」

響「あぁ、あれは青春だから大丈夫だぞ!」

やよい「せーしゅん、ですか?」

響「うん! 好きなアイスについてあつーくなってるだけさー」

やよい「好きなアイス……私、ピノとかアイスの実がごちそーです!」

響「ピノか……なんで?」

やよい「えっと……わけやすくて、ケンカしなくていいし……」

響「やよい……」

やよい「それに! アイスの実だったら苦手な味とか好きな味とかもわかるから皆で分けるのがとっても楽しいんですよー!」

響「今度、やよいの家にたくさんアイスもっていってあげるね……」

やよい「えっ、いいんですか!?」

美希「……あふぅ、暑いの……」

春香「あれ、美希? 奥のソファーで寝てたの?」

美希「よくわかんないけどうるさいし暑いしでもうヤなの」

真「あっ……美希。好きなアイスってある?」

美希「好きなアイス……? うーん……」

美希「あっ、風船の中に入ってて先っちょを切ってちゅーちゅーするやつとか美味しいよね」

真「うわー、シブいね……」

美希「そう? 結構おいしいよ?」

春香「でもあれって最後らへんとかすごい勢いだよね」

美希「それを一気にごっくん! って飲むとすっきりするの!」

春香「でもはねたりとかして手が汚れない?」

美希「春香が食べるのヘタクソなだけなの」

春香「えーっ」

美希「まぁ、綺麗な食べ方が教えてほしいなら今度トクベツに……」

ガチャッ

亜美「亜美、さんじょー!」

あずさ「ただいま帰りました~」

伊織「うわっ……あっついわね……」

美希「あっ、おかえりなさいなの!」

伊織「はいはい、ただいま……思った以上ね」

美希「ねぇねぇでこちゃん。その袋はなんなの?」

伊織「でこちゃんいうなっ! これ、暑いと思ってアイス買ってきたのよ」

あずさ「適当に選んだのだけど、大丈夫かしら?」

美希「ホント!? うわぁ、嬉しいの! さっすがでこちゃん!」

全員「「……」」ピクッ

伊織「っていうかそっちのはなにやってるのよ、まったく」

亜美「なんか忙しいみたいだから亜美が皆の分のアイスももらっておこうかな?」

律子「ま、待ったぁ! スイカバーちょうだい!」

亜美「う、うわっ? は、はいどうぞ」

雪歩「MOWはありますか……?」

千早「私には爽をお願いしたいのだけど……」

あずさ「両方あるから大丈夫よ~」

響「やよい、今日は一人で食べていいんだぞ? ……あっ、自分にはがつん、とみかんで」

やよい「えっ、でも……ピ、ピノください!」

貴音「モナカを」

伊織「ちょ、急になによ……はい、持ってきなさいよ!」

美希「ミキのアイスがないの……」

春香「まぁまぁ、たまにはガリガリ君でもいいよね? 今度教えてくれる前払いで!」

美希「……まぁ、ベツに……うん。春香と一緒だし文句ないの」

亜美「おーい真美ー! 雪見大福とパピコ、ワンオフトレードねー!」

真美「あいあいさー!」

伊織「……そろそろ私も……あら? 私のハーゲンダッツがない?」

小鳥「……ピヨッ」ギクッ

伊織「小鳥、あんたそれ!」

小鳥「王者はスーパーカップだけど、それ以上もあるのよー!」

伊織「返しなさーい!」

真「……アイスボックスは流石にないかぁ。クーリッシュでいいかな」

あずさ「うふふ、みんな元気ですね……プロデューサーさん?」

P「無い……だと……」

あずさ「あら、どうしたんですか?」

P「俺が好きなのがないんです、あず……」

あずさ「……?」

P「あずささん、それってあずきバーですよね?」

あずさ「あ……好きなんです。やっぱり女の子らしくないですよね~?」

P「いや、そんなことない! 最高ですよ!」ギュッ

あずさ「え、えっ?」

P「やっぱりアイスは、あずきバーだろ!」

あずさ「は、はいっ!」



おわり

スレタイ提供してくれた人ありがとう
ごめん、眠くてぐちゃぐちゃになったけど好きなようにかけて満足だ

そしていい感じにもっと会いそうなアイスを途中であげられてちょっと泣きそうだった

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom