穏乃「もしもし!憧?」(790)
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穏乃「へ……?」
穏乃「麻雀教室だった所に行ってみよう……玄さんいたりしないかな……?」
穏乃「けほっけほっ……すごい埃……そっか、赤土さんが来なくなってから誰も使ってないんだ……」
穏乃「和が全中で優勝してたから、高校に入ったら私もと思ったけど……生徒数が少ない阿知賀で部員集めるのは……」
穏乃「無理……かな?いやいや、諦めちゃダメだ!」
穏乃「だって決めたんだもん!全国で和とまた遊ぶって!」
>>8「お待たせ」
にわか先輩
やえ「お待たせ」
穏乃「……!」
やえ「どした?あーあれか……麻雀部再建してインハイに挑みたいってか?」
穏乃「ど、どうしてそれを……?」
やえ「ニワカには分からんだろうが私には分かるんよ。かつては活気であったここが、こんな閑散としてしまったのを目の当たりにしてもまだ諦めてはいないようだね」
穏乃「当然ですっ!」
やえ「ほぅ……良い目をしている」
やえ「さて、まずは部員を集めなきゃだけど……」
穏乃「やっぱり生徒数の少ない阿知賀で部員を集めるのは難しいでしょうか?」
やえ「心配しなさんな……必ず来るよ」
穏乃「え……?」
やえ「噂をすれば……」
>>16「まず一人!ここにいる!」
はるる
春「………」ポリポリ
穏乃「巫女さん!?」
やえ「な、来ただろ?」
春「春からここに入学するから麻雀部に見学」ポリポリ
やえ「ほぅ、麻雀をやるのに晩成じゃなく阿知賀を選ぶか……どうやらニワカではないようだな」
春「それが自慢」ニコッ
やえ「これで3人……」
穏乃「後二人ですね、やえさん!」
春「………」ポリポリ
やえ「待ってるのは性に合わんな……こちらから出向くとするか。高鴨、滝見、ついてこい」
穏乃「どこ行くんですか?」
やえ「>>25年生の教室だ」
1
やえ「春から2年生になる奴の教室だな」
春「この時期、この時間に人なんているの?」ポリポリ
やえ「いるよ。都合よくな」
穏乃「都合よくですか」
やえ「着いたな。すぅーーー」
やえ「私は君が欲しい!」
>>30「こんな私でよければ」
小鍛治健夜16歳
レジェンドのトラウマ再び
健夜「小鍛治健夜16歳でっす!」キャピッ
やえ「………」
穏乃「………」
春「………」ポリポリ
やえ「誰もいないな」
穏乃「誰もいませんね」
春「何も見ていない……」ポリポリ
やえ「他を当たるか」
穏乃「そうですね」
健夜「ちょっ、待ってよ~」
穏乃「制服似合ってないですね!」
健夜「余計なお世話だよ!」
春「20年出番を間違えてる……」ポリポリ
健夜「10年だよ!……じゃなかった私これでも現役JKだから」
やえ「見えないな」
穏乃「見えませんね」
春「無理しすぎ……」ポリポリ
健夜「」
健夜「麻雀部の再建?」
穏乃「そうです!麻雀部再建してインハイに挑んでまた和と遊ぶんです!」
健夜「そっか~ってことは後一人探さなきゃだね」
穏乃「さらっと自分を頭数に加えましたよこの人」
やえ「高鴨、ツッコんだら負けだ」
健夜「私の友達連れてきてもいいかな?」
穏乃「学生ですらないのか」ハァ
健夜「ちゃんと学生さんだよ~」
健夜「……多分」
春「………」ポリポリ
やえ「部員が揃わんことにはどうしようもないしな……頼めるか?」
健夜「おまかせあれ!>>64ちゃんっていう子なんだけどね……」
穏乃「……不安だ」
エトペン
佐々野いちご
健夜「というわけで佐々野ちゃん連れてきました~」
いちご「広島から引っ張ってこられるなんてそんなん考慮しとらんよ……」
健夜「もう転校手続きとか済ませちゃったよ?土地の縛りとか面倒なのないし」
いちご「こうなってしまったのは仕方ないけぇ……佐々野いちごです。気軽にちゃちゃのんと呼んでね」
穏乃「よろしくお願いします!いちごさん!」
いちご「えっ?」
春「佐々野先輩……」ポリポリ
いちご「ちょっ……」
やえ「ニワカで充分だな。よろしく頼むぞニワカ」
いちご「だから……」
いちご「佐々野と書いてちゃちゃのんと読むきん!」
穏乃「5人揃ったーっ!」
健夜「これで麻雀部再建ね」
穏乃「この5人で全国目指すのかぁ……なんだか行けそうな気がしますね!」
やえ「ニワカは無理」
穏乃「そんな……」
やえ「まっ、心配しなさんな……その為に私がついてる」
穏乃「やえさん……」
いちご「私も頑張るけぇ。きっと大丈夫じゃ」
穏乃「いちごさん……」
春「精一杯頑張る……」ニコッ
穏乃「春……」
健夜「皆で頑張ろうね」
穏乃「………」
穏乃「これで全国に行ける……遊ぶんだっ!和と!」
カガヤイテーココイチバンー
穏乃「今日も沢山打ちましたね~もう腕上がんないですよ~」
やえ「あの程度で豆が出来るなどまだまだニワカだな」
穏乃「精進します!」
やえ「ん?あれは……晩成の制服」
穏乃「あっ、玄さん!お久し振りです」
玄「穏乃ちゃん!?」
玄「穏乃ちゃん、阿知賀に行ったんだ……」
穏乃「そうでーす」
やえ「高鴨……?」
穏乃「あ、やえさん……紹介しますね。子供麻雀クラブ時代の友達です」
やえ「なんだニワカか」
玄「穏乃ちゃんは今でも麻雀続けてるの?あそこ今麻雀部すらないようだけど……」
穏乃「それがあるんだな……私たち、全国行くんです。そしてまた遊ぶんです、和と」
玄「全国……?いきなりね。でも晩成は40年連続全国出場してるよ?そんな晩成に阿知賀が勝てるとは思えないよ」
やえ「ククク……なるほど……ニワカだ」
穏乃「去年までだったらそうかもしれないですね……でも今は優秀なコーチがいるんですよ」
玄「!?」
穏乃「噂をすれば……」
>>97「しずー?やえー?そろそろ行くよー?」
代行
郁乃「乗って乗って~」
穏乃「あ、はいっ!玄さん、またどこかの卓で」
玄「………」
玄「今のは赤阪郁乃……?80年前にうちを破ったあの……阿知賀レジェンド!」
穏乃「まさか玄さんが晩成に行ってたとは……」
やえ「あーあれか……さっきの子か?」
穏乃「はい……玄さん、子供麻雀クラブでは一番強かったから……」
やえ「まっ、心配しなさんな……」
やえ「ニワカは相手にならんよ!」
カガヤイテーココイチバンー
OPとED間違う程度に眠い
落ち込んだニワカをしずが押し倒す展開はよ
ほらほらほらほら
>>181
可愛い
郁乃「皆お揃いやね~」フラフラ
穏乃「あ、赤坂さん!おはようございます!」
健夜「もー遅刻ギリギリだよ?郁乃ちゃん」
郁乃「いやぁ、かんにんしたってなぁ~」
やえ「チッ……ニワカが」
いちご「代行が遅刻したらうちら試合に出れんばってん」
春「今日から県予選……」ポリポリ
礼儀正しいしずたそは人間の鑑
穏乃「県予選……流石に緊張しますね……」
やえ「高鴨、心配しなさんな」
健夜「私たちなら大丈夫だよ穏乃ちゃん!」
郁乃「皆、この子といい勝負出来るようになってきたからねぇ~」
『メゲルワ……』
いちご「代行ともいい勝負出来るようになったけぇ。大丈夫じゃろ」
郁乃「確かに80年前の私に近いくらいは強いかなぁ~でも――」
郁乃「200年前の私の足下にも及ばんからねぇ」
健夜「ところで郁乃ちゃん、オーダーはどうなってるの?」
郁乃「ん~これがえらい悩んでなぁ~」
いちご「悩んでるようには全く見えんかったけぇ」
春「悩みとか無縁そう……」ポリポリ
穏乃「で、どんなオーダーになったんですか?」
郁乃「んっとな~先鋒>>205、次鋒>>206、中堅>>207、副将>>208、大将>>209やよ~」
健夜「考えてなかったんだ!?」
すこやん
ちゃちゃのん
すこやん
ニワカ
穏
郁乃「健夜ちゃんは先鋒と中堅だから頑張ってなぁ~」
健夜「何がどうなってるの!?」
郁乃「いちごちゃんは次鋒だからキンクリには気を付けなあかんよ~」
いちご「そんなん考慮しとらんよ……」
郁乃「んで、やえちゃんが副将。これは問題ないな~」
やえ「ニワカは相手にならんからな」
郁乃「最後にしずちゃんが大将。メゲることもあるかもやけど頑張ってなぁ~」
穏乃「はいっ!」
春「………」ポリポリ
穏乃「いきなり初戦の相手が……」
いちご「晩成高校……100年連続出場の奈良の王者じゃな……」
健夜「……でもどうせ当たる相手だよ?」
やえ「いつ当たろうが関係ない……奴らがニワカなのは変わらん」
やえ「ニワカは相手にならんよ!」
春「メゲる……」ポリポリ
『メゲルワ……』
郁乃「じゃあ健夜ちゃん、先鋒戦頑張ってきてなぁ~」
健夜「おまかせあれ!」
穏乃「………」
いちご「………」
やえ「………」
春「……おまかせあれ!」ポリポリ
穏乃「……ブフォ」
郁乃「健夜ちゃん、ちょーっと無理があるなぁ~」
いちご「恥ずかしくないんかのう?」
やえ「ニワカが……」
手
やはり>>1はニワカだったか
穏乃「やえさん!保守しましょうよ!」
やえ「見せてやろう、王者の保守を!」
>>332
寝落ちに関しては並のニワカは相手にならんよ
寝られないじゃないか
>>343
睡眠代行ならお任せあれ
アナウンサー「さぁ、県予選1回戦先鋒戦が始まりました!解説の三尋木プロ、よろしくお願いします」
咏「よろしくねぃ~」
アナウンサー「200年間奈良に君臨する晩成が勝つのか、はたまた他校が革命を起こすのか……三尋木プロはどう見ますか?」
咏「わかんねー」
アナウンサー「今年は過去に一度だけ晩成を打ち倒した阿知賀女子が400年振りに出場とのことです。これは期待できますね」
咏「あーそうかもねー」
アナウンサー「晩成の先鋒は松実玄、対する阿知賀女子は小鍛治健夜です」
咏「えっ?あれっ?何で……?」
咏「わかんねー全てがわかんねー」
咏(何でアラフォー姉さんが高校生に混じって打ってんの?)
健夜「ロン……24000の7本場は26100」
玄(お姉ちゃん……助けて……)
アナウンサー「東ラスで阿知賀女子、小鍛治選手が大連荘!2位と既に14万点近い差をつけ未だ親を継続中!三尋木プロ、ここから晩成の逆転は難しいでしょうか?」
咏「いや、知らんし」
咏(アラフォー姉さん大人気ねぇなぁ)
郁乃「健夜ちゃん張り切っとるなぁ」
穏乃「高校生相手にこれはちょっと……」
春「痛々しい……」ポリポリ
やえ「空気も読めんニワカが……」
いちご「周りがドン引きじゃけぇ」
健夜「ツモ……16800オールです」ドヤァ
アナウンサー「決まったー!阿知賀女子、王者晩成を破り2回戦進出です!」
咏「あーそうだねぇ」
アナウンサー「ところで三尋木プロ、阿知賀女子の先鋒はどこかで見たような気がするのですが……」
咏「いや、知らんし」
咏(オーダー見たらアラフォー姉さん、中堅にもエントリーされてる……わかんねー全てがわかんねー)
健夜「このまま気を抜かずに優勝まで行こう!」
穏乃「………」
春「………」ポリポリ
いちご「………」
やえ「………」
『メゲルワ……』
健夜「あ、あれれ……?」
郁乃「あのー健夜ちゃん?」
郁乃「ちょっとは空気読まんとあかんよ~」
健夜「えっ?」
郁乃「えっ?」
穏乃(どうしよう……このままだと和と遊べないよ!)
健夜「ロン……33800!」
アナウンサー「決まったー!奈良県代表は阿知賀女子!10年振りの全国に挑みます!」
咏「あーそうだねぇ」
いちご「一回も回ってこないなんて……そんなん考慮しとらんよ」
『メゲルワ……』
郁乃「ホント空気読めないなぁ……」
郁乃「皆、全国行きおめでとさん」
健夜「おめでとー!」
穏乃「………」
やえ「………」
健夜「あれ……?何か全然嬉しそうじゃない?」
郁乃「………」
郁乃「それにあたって全国を前に合宿でもしようかなと考えとるんやけど……」
健夜「郁乃ちゃん、是非やろう!合宿!」
郁乃「健夜ちゃんはちょい黙っててなぁ~」
郁乃「団体戦で必要なのは総合力や。そこのアラフォーがいくら張り切っても他がダメダメやったら目も当てられん」
穏乃「確かにそうかもしれませんね……」
健夜「ちょっと待って郁乃ちゃん!」
郁乃「……ん?」
健夜「この私が高校生相手に負けると思う?」ドヤァ
健夜「痛い……」ヒリヒリ
郁乃「分かりやすく言うとそうやなぁ……皆はまだぶちスライムに30ターンかかった挙げ句、全滅するカスやけどそこのアラフォーは本気ムドーを1ターンで仕留める化物ってところやね」
穏乃「つまり私たちに足りないのは……」
春「総合力……」ポリポリ
郁乃「そや。ってことで私たちは明日から合宿してくるから健夜ちゃんは一人でネト麻でもしててなぁ~」
健夜「え、えぇぇぇぇぇ!?」
郁乃「というわけで皆は合宿するならどこ行きたいのかなぁ~?」
やえ「ニワカがいないとこなら何処でも構わんよ」
いちご「広島以外なら……」
春「鹿児島以外……」ポリポリ
穏乃「長野……」
郁乃「長野ねぇ……」
郁乃「ん、分かった。長野の龍門渕
さんに連絡してみるなぁ~」
穏乃「お願いします!」
いちご「長野かぁ……楽しみじゃけぇ」
やえ「ニワカがいなければいいがな」
春「………」ポリポリ
穏乃(龍門渕……和のいる清澄に負けたとはいえ、全国クラスの強豪校に違いはない。確かめたい……今、和とどれだけ差があるのかを……っ!)
穏乃「というわけで来ました長野!」
衣「遠路大義!」
郁乃「今日から全国大会までよろしくお願いなぁ~」
透華「龍門渕の名に恥じぬ最高のおもてなしをして差し上げましてよ」
穏乃「衣さん!早速、練習試合お願いします!」
衣「わぁい!衣と遊んでくれるのかー!」
穏乃「か……勝てない……」
衣「わぁい!また衣の勝ちだー!」
やえ「ニワカが……」
春「………」ポリポリ
穏乃「衣さん!メチャクチャ強いですね!和は……えっと清澄は本当に衣さんに勝てたんですか!?」
衣「いや、衣に土をつけたのはののかじゃない……」
穏乃「え……?」
透華「というより衣も原村和も決勝には出てなくてよ」
穏乃「えっ!?」
純「これ、清澄のオーダーな」
穏乃「あ、ありがとうございます。なにこれ和の名前がない……」
穏乃「っていうかこれおかしくないですか!?」
衣「衣に言われても困る」
穏乃「先鋒・宮永咲、次鋒・宮永咲、中堅・宮永咲、副将・宮永咲、大将・宮永咲――私の……私たちの倒すべき相手だ!」
イメージカソクシテユクミライニー
咲「これならお姉ちゃんがどこに出てもお話し出来るし、原村さんも転校しなくて済むよ!咲さん頭いい」
てす
ID変わっちゃったけどどうしましょ
穏乃「宮永咲――これが私の……私たちの倒すべき相手だ!」
衣「言うが易しというが、これを討ち倒すのは難しいと思うぞ?衣は清澄の試合を牌譜でしか見ていないが、これには満月時の衣も苦笑いだ」
穏乃「……えっ?」
透華「昼間の衣にすら勝てない貴女には映像を見せた方が早そうですわね。一、準備を」
一「心臓に悪い映像だから覚悟して見てね……正直、清澄のあの子は同じ人間とは思えなかった」カタカタ
穏乃「………」ゴクッ
槓!
もいっこ槓!!
もいっこ槓!!!
もいっこ槓!!嶺上ツモ!!
槓槓槓槓槓槓槓槓槓槓槓槓!!!
カンカンカンカンカンカン!!!
カカカカカカカカカカカカ!!!
ンンンンンンンンンンンン!!!
穏乃「なにこれ……」
麻雀って楽しいよね――
それ生牌だけど本当に切っていいの?――
これで45度目の嶺上――
私、麻雀それほど好きじゃないんです――
槓ドラを乗せてあげてから絶望に叩き落とす……そこに喜びを感じるんです――
風越さん、これで点数±0だね――
皆でいっしょに楽しもうよ!――
穏乃「うわあぁぁぁぁぁぁああ!!!」
穏乃「はぁっ……はぁっ……」
透華「これ以上は止めておきましょう……貴女が壊れてしまいますわ」
穏乃「私は……あんなのに勝とうとしていたのか……はは、震えが止まらないや」
郁乃「なぁ、シズちゃん……」
穏乃「赤阪さん……」
郁乃「本当にあの子より強くなりたい……?」
穏乃「………わ、私は――」
『ヨクカンガエナオシタホウガイイ……』
『イキテレバメゲルコトモアル……』
『デモジブンヲステテマデツヨクナロウトシチャアイケナイ……』
穏乃「メカ原さん……」
『メゲルワ……』ニコッ
穏乃「郁乃さん!私、無理してまで強くなりたいとは思いません!」
郁乃「シズちゃん……」
穏乃「私は人間のまま、あの魔物に勝ちたい!」
やえ「ニワカが……」
透華「そ、そんな……月が欠けているとはいえ衣が負けたですって!?」
いちご「ちゃちゃのんでも勝てんかった相手に……」
春「流石ニワカ先輩……」ポリポリ
衣「阿知賀の……名前を教えてくれないか?」
やえ「ニワカに教える名前はないよ」
衣「………」クスン
やえ「ニワカは相手にならんよ!」
三週間後――
郁乃「龍門渕さん、長いことありがとうございましたぁ~」
透華「お礼は結構でしてよ。衣の遊び相手を探していたところだったので、丁度良かったですわ」
衣「沢山打てて楽しかったぞ」
穏乃「こちらこそ、全国前に衣さんと打てて良かったです」
一「全国、頑張ってね」
いちご「ちゃちゃのん頑張るきん!」
春「………」ポリポリ
衣「なぁ……また衣と遊んでくれないか?」
穏乃「勿論ですよ!」
いちご「こちらからお願いしたいくらいじゃ」
春「またいつか……」ポリポリ
やえ「ニワカを卒業していたらな」
透華「よかったですわね、衣」
衣「うんっ!」
健夜「やったーまたトップだぁ」
健夜「にしてもこの『のどっち』って子、中々強かったなぁ」
健夜「あー早く皆帰ってこないかなぁ~」
『もしかして小鍛冶プロですか?』
健夜「アラフォーじゃないよーアラサーだよー、っと」カタカタ
咏「アラフォー姉さん、ご飯できたよー」
健夜「はーい!」
チョーテンマデアトヒトイキーアガリーチオーライサーキホコレー
郁乃「というわけで合宿も無事終わり、これから東京に向かうからなぁ~」
穏乃「はいっ!」
春「………」ポリポリ
いちご「ついに、じゃのう……」
やえ「ククク……ニワカ共が集う地か……」
健夜「10年振りの全国、か……」
郁乃「あれ?20年振りじゃないの?」
健夜「10年振りだよ!」
健夜「でもいいの?郁乃ちゃん」
郁乃「ん?何が~?」
健夜「長野代表の試合、ネットで見たよ。あれをこの子たちに相手させるのはちょっと心配かな……」
健夜「大阪だって3校合同で対策してきてるし、東京だってプロを投入してきてた……ここは私が先鋒から大将まで全部出た方が……」
郁乃「健夜ちゃん?ホント自重したってなぁ~?」
郁乃「サービスエリア寄るとなんかフラグ建てそうやから通過してくなぁ~」
健夜「郁乃ちゃん、おしっこ……」
いちご「そんなん考慮しとらんよ……」
やえ「ニワカが……」
春「放尿……」ポリポリ
穏乃「頑張ってください健夜さん!」
健夜「え、ええぇぇぇぇぇ!?」
穏乃「東京だーーーっ!」
いちご「東京じゃー」
健夜「………」ブルブル
春「………」ポリポリ
郁乃「あ、そういえば部長決めてなかったねぇ~」
やえ「ニワカが……」
郁乃「じゃあ>>687が部長ということで」
健夜「そ、そろそろ……限界……」ブルブル
そんなん考慮しとらんよ……
郁乃「ま、まぁ部長なんて一番年長に任せれば問題ない訳だしね」
健夜「え、えっ?」
穏乃「よろしくお願いします健夜さん!」
いちご「ま、妥当なとこじゃのう」
春「抽選会場はあっち……」ポリポリ
健夜「で、でも私トイレに……」
郁乃「健夜ちゃん、よろしく頼むなぁ~?」
健夜「う、うぇぇぇぇぇぇぇん」
健夜「ふぅ……」ツヤツヤ
郁乃「大事にならんとホントよかったなぁ~」
健夜「全くだよっ!危うくお嫁に行けなくなるところだったんだからね!もう……」
春「大丈夫、それはそれで需要ある……」ニコッ
健夜「そんなの嬉しくないよ!」
穏乃「あ、もし偶然和に会っちゃったらどうしよう……」
やえ「心配しなさんな……まだその時じゃない」
健夜「……っ!」
やえ「ほう……」
郁乃「あらあら……」
穏乃「えっ、何……?」
コツーン……コツーン……
いちご「あ、あの制服……清澄っ!?」
春「………」ポリポリ
コツーン……コツーン……
穏乃(同い年……何て言ったっけ?名前……確か――)
穏乃(咲……宮永咲……私の……私たちの倒すべき相手だ!)
イメージカソクシテユクミライニー
穏乃(同い年……何て言ったっけ?名前……確か――)
穏乃「ニワカです」
やえ「そうか……ニワカか」
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