ベルトルト「どうしたの?」アニ「しもやけ痛い」(31)

※ベルアニほのぼの
※幼少期捏造
※キャラ崩壊注意
※原作最新話まで既読推奨
※誤字あったらごめんなさい

以上、苦手な者はウォール・シーナまで撤退せよ!

-----故郷・冬-----


アニ「...あっ!雪だ!おとうさん起きて!雪が積もってる!」

アニ父「ん...おはよう、アニ。おお...一晩でだいぶ積もったなぁ。どうりで寒いワケだ...」



アニ「.....」ウズウズ

アニ父「.....」チラッ

アニ「お、おとうさん...あの.....」モジモジ


アニ父「.....やれやれ、仕方ないな。今日の特訓はお休みだ。外で遊んで来るといい」

アニ「えっ!いいの...!?やったー!!」ピョンピョン

アニ父「そのかわり、明日からまた頑張るんだぞ?」

アニ「うんっ!」ニコッ



アニ父(そうだアニ...。どんなに辛くても、その表情だけは忘れないようにな...)



アニ父「さ、その前に朝ごはんだ。顔を洗っておいで」

アニ「はーい!」ドタバタ

「ライナー!ベルトルトー!」



ライナー「ん...?」

ベルトルト「...あ!アニ!」ドキッ



アニ「おはよ!」


ライナー「おはよ...っておまえ、おじさんとの特訓は?」

アニ「えへへ...今日はお休みなの!だからわたしも一緒に遊んでいい?」

ベルトルト「う、うん!もちろんだよっ!(今日はいい日だ...)」


ライナー「よーし!じゃあ、誰が一番デッカイ雪だるまを作れるか競争しようぜ!」

アニ「絶対に負けないもんね!」

ベルトルト「ぼ...僕だって...!」


キャッキャッ! ア、ライナー!ボクノホウノユキモッテカナイデヨ! オイ!ユキダマブツケンナ! アハハハ...


~その日の夜~


アニ(今日は楽しかったなぁ....)ウトウト

アニ(明日からまた特訓頑張らないと...。おとうさんにいっぱい褒めてもらうんだ...)ウトウト



アニ「........」


アニ「........?」



アニ「なんだろ...?足の指が痛痒い...」モゾモゾ


-----開拓地・冬-----


アニ「う.....(寒い...)」



ライナー「ぐおー...ぐおー...」

ベルトルト「すや...すや...」



アニ(ライナー...いびきうるさいよ...)イラッ


アニ(はぁ...今年もか...。足が痛痒くて眠れない....)




アニ「......よし」ムクッ


ベルトルト「......どーも!ゲームセ○ターCXL、課長のフーバーです!」

ベルトルト「今日挑戦するソフトはコレ!"超魔○村"です!」

ベルトルト「チョー魔○村~.....ですね!」


アハハハハハ.....




(..........はっ!)


ベルトルト「ゆ....夢か.....(なんだろ..."超魔○村"って....)」


ベルトルト「....あれ?アニ....?」キョロキョロ


続きます。書き溜めてからまた来ます。

期待


期待ありがとう!お暇なときに読んで貰えたら幸いです。少し続きを置いて行きます。


~開拓地・炊事場~


アニ(良かった。さっきおばさんたちが沸かしてたお湯、少し残ってた...)

アニ(まだあったかいね....。よし、これを洗面器に入れて...と)

アニ(こっちには水を入れて...)



アニ「ふう....」チャプン



アニ(痛いけどマッサージしなきゃ....)グニグニ




「アニ....?」

アニ「!?」ビクッ


ベルトルト「どうしたの?眠れないの?」

アニ「なんだ、ベルトルトか...。うん、ちょっと足のしもやけがね....」

ベルトルト「えっ...大丈夫?ヒドイの....?」オロオロ

アニ「毎年冬になるとね...。足に体重かけてないと痛くてさ...」

ベルトルト「それは...?」

アニ「ああ、これかい?昔おとうさんに教えてもらったんだよ。しもやけの時はこうやってお湯と水、交互に浸すといいんだってさ」

ベルトルト「血行を良くするんだね」

アニ「そう。まぁ、わたしの場合正直気休めにしかなってないんだけどね....」




ベルトルト「...ねぇ、アニ」

アニ「ん?」



ベルトルト「その....マッサージ、僕にやらせて?」


アニ「...え!?い、いいよ!いくらあんたでもこんなことさせられないよ...!」

ベルトルト「ううん。僕がやってあげたいんだ。だめかな....?」

アニ「で、でも....(恥ずかしいよ...)」

ベルトルト「それに...」

アニ「?」


ベルトルト「こんな時間に一人で危ないよ...。アニは女の子なんだから....。これからは辛くなったら僕を起こして...ね?」

アニ「.......!」ドキッ



アニ(女の子....か.....)



アニ「わかった...お願いするよ」


ベルトルト「じゃ、じゃあ触るね.....(自分で言っておきながら恥ずかしくなってきた...。アニの足、ちっちゃくてカワイイなぁ...)」ドキドキ



アニ「あははははっ!ちょっとベルトルト....!くすぐったいってば!」ジタバタ

ベルトルト「ア、アニ...静かにしてよ...!みんな起きちゃう.....!」

アニ「ごめんごめん...!じゃあさ、もうちょっと強めにしてよ。あんたのマッサージ、弱すぎるんだよ」

ベルトルト「こ、こう?」ギュッ

アニ「痛いよバカ!!」バキッ

ベルトルト「ひでぶっ!」


チガウ!ヨワイ! コウ? ダメ!ナッテナイ! ジャアコウダ! ダカライタイッテバ! アベシッ




アニ「よしよし、いい感じになってきた。うまいじゃないか」

ベルトルト「それは良かったよ....」ズタボロ グニグニ


ライナー(う~...寒ぃ~!トイレトイレ...)

ライナー(ん...?あいつらいねぇと思ったら...こんなところで何やってんだ....?)


キャッキャ! ウフフ


ライナー(.......)

ライナー(アニも楽しそうだし放っておくか...。良かったな、ベルトルト...!)


一旦ここまで。

乙、続き期待!

いいね支援!



『アニ...俺が間違っていた...』

(どうして泣いてるの、おとうさん...?)


『今さら俺を許してくれとは言わない』

(誰がおとうさんをいじめたの...?)


『この世のすべてを敵に回したっていい』

(敵...?そいつらがおとうさんをいじめたの...?)


『この世のすべてからお前が恨まれることになっても...』

(恨まれたっていいよ...)


『父さんだけはお前の味方だ...』

(うん、わかってる...)


『...だから...必ず帰って来い...!!』

(ライナーもベルトルトもいるから大丈夫...)


『父さんとの約束だ...。お前は自慢の娘だよ、アニ....』

(何もかも、きっとうまくいくよ...)



(お父さん.....)


-----壁内・冬-----



アニ「.......」

アニ(またこの夢か...。もう何度目だい....)ハァ




ミーナ「アニ!おはよっ!」

アニ「おはよう、ミーナ」

ミーナ「アニ...?目、赤いよ?大丈夫?」

アニ「ああ...大丈夫だよ。なんでもない」

ミーナ「そっか...。アニ、無理しないでね...?」

アニ「...うん、ありがと」




アニ(わたしは...なんでここにいるんだろうね.....)


~兵舎・食堂~


ザワ...ザワ...

「おい、聞いたか?今日は大雪のせいで訓練中止だとさ」

「そのかわり全員で雪かきだろ?めんどくせぇー....」

「いいじゃねーか。終わったらみんなで雪合戦しようぜ!」

「やるやる!」



アニ(ウソだろ...?しもやけフラグじゃないか....)ズーン



ライナー「ベルトルト!おまえも来るよな?」

ベルトルト「いや、僕は遠慮しておくよ...」チラッ




ベルトルト(アニ...大丈夫かな...)


~数時間後~


アニ(くそ...案の定だよ...。お父さんが"しもやけは大きくなったら治る"って言ってたけど、ありゃウソだね.....)ブツブツ

アニ(そもそも"大きくなったら"っていつ?20歳ぐらいなの?それとも身長?身長なのかい....?)ブツブツ

アニ(とにかく早くブーツを脱ぎたいよ....。汗で蒸れてるから痒みも出てきたね....)



ガラッ



ベルトルト「やぁ、アニ」

アニ「....!なんであんたがここに...?」

ベルトルト「準備できてるよ。そこに座って」

アニ「誰かに見られたら....」

ベルトルト「みんな雪合戦に夢中だよ」

アニ「だけど....!」

ベルトルト「お湯冷めちゃうよ。ほら、早く」グイッ


アニ「いいって...!汗かいてるから汚いよ...!」ジタバタ

ベルトルト「いいから。ブーツ脱がすよ?」

アニ「やだ...っ!やめて...ベルトルト...!」

ベルトルト「えいっ」スポーン




ベルトルト「よし、じゃあ右足からいくね...」チャプ

アニ「.......」

ベルトルト「.......アニ?」

アニ「..........ッ」ポロポロ

ベルトルト「ッ!?あ...!アニ...!その、ごめ...っ」アタフタ


アニ「あんたは.....」ギロ

ベルトルト「は...はいッ!」ビクッ

アニ「乙女心をわかってない!!」

ベルトルト「うぐ...っ!」グサッ

アニ「あんたは乙女心をわかってない!!」

ベルトルト(2回言った...!)

アニ「大事なことだから2回言ったんだよ!」ゲシッ

ベルトルト「はいィィイ!!(読まれてる...!?)」




アニ「やめてって...言ったのに....」グスッ

ベルトルト「........」


ベルトルト「僕は....」

アニ「......?」



ベルトルト「僕は....アニが苦しむところなんて見たくないよ....」

アニ「....しもやけで?」

ベルトルト「え...!?あ...いや、しもやけもそうだけど...他にもいろいろ.....さ....」

アニ「今回泣かせたのはあんただけどね」

ベルトルト「はい...それは.....スミマセン....」シュン



ベルトルト「アニが苦しいときは話を聞いてあげたいし、その....しもやけが痛いときは、これからもずっとマッサージするよ...」

ベルトルト「僕らがそんなことを言っている状況じゃないのはわかってる....でも....っ」



アニ「ねぇ」

ベルトルト「う....うん?」



アニ「それってプロポーズ?」

ベルトルト「えぇっ!!?(あ、あれ...!?僕、今なんて言ったっけ....!?)」カアァァ


アニ「ふふっ....」

ベルトルト(あ.....笑った...)ドキッ




アニ「あんたはさ...変わらないで、ずっとそのままでいてね....」ニコッ

ベルトルト「........っ(ああ、神様....今だけ....僕に勇気を....!)」




ベルトルト「アニ....っ!あのさ....!僕....君のことが....!」

アニ「ストップ!」

ベルトルト「.....ッ!!」




アニ「その先は故郷に帰ってから聞かせてもらうよ....。お父さんの前で、ね...?」

ベルトルト「あ....あはは...。それ、僕の死亡フラグだよね....?」



ベルトルト(アニには悪いけど.....)チラッ


(雪....やまないといいなぁ......)



   -------終わり-------



短いけど以上です。ベルアニ好きによる「しもやけは辛いよ」というお話でございました。

ありがとうございました。

乙!良かった

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