―――北白蛇神社

てくてくてく…

キャロン「参拝シーズンなのに、全然人が居ないわねぇお兄ちゃん」

研「いいから、さっさと終わらせて帰ろうぜー」

バリカン「ねぇねぇ研～、本当にお賽銭なんかして、効果なんてあるのかな」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ

研「どうかなー、キャロンは信じてるみたいだけど、お金の無駄遣いだと思う！」

キャロン「もうっ！お兄ちゃんとバリカンたら、罰当たりなんだから！」

研「あははははは！あははははは！あははははは！」

―――お賽銭箱前

キャロン「えいっ！」ﾁﾘｰﾝ

研「よーし…ボクも、50円くらいならやってみるか！」ﾁﾘｰﾝ

バリカン「んー！んー！」ﾋﾟｮｺｯﾋﾟｮｺｯ

研「あははは！バリカンはお賽銭箱に背が届かないんだ！」ｹﾞﾗｹﾞﾗ

バリカン「な、なんだと研～！からかったな～！」

研「あははは！ごめんごめん！」

ひょこっ
撫子「撫子だよ！」

　
キャロン「まあっ！」

研「あっ…！」

撫子「驚かせちゃってごめんね！改めまして、撫子だよ！」

研「えー、えっとー、君はー」ﾃﾞﾚﾃﾞﾚ

撫子「撫子はね、神様になったんだよ！嬉しいな！お賽銭入れてくれて！信者１号と２号なんだよっ！」

研「えっとー、ボクー、泉研って言いますー。よろしくね」ﾃﾞﾚﾃﾞﾚ

バリカン「研ってば、ナデコが可愛いからデレデレしちゃってんの！」ﾌﾟﾌﾟｰｯ

キャロン「もう、お兄ちゃんたら！」

研「ナデコちゃんはー、こんなところで、何をしてるの？」ﾃﾞﾚﾃﾞﾚ

撫子「撫子はねー、三月になるのをずっと待ってるんだ！その頃になったら、好きな人をぶっ殺せるの！」

バリカン「エェーッ！？」

研「ぶっ殺す…？」

キャロン「お兄ちゃん、何だか怖い！」

撫子「撫子はね、暦お兄ちゃんが大好きなんだ！だからね、ぶっ殺すんだよ！」

研「……！」

研「……この雰囲気、ジュラル星人に違いない！」ﾃｷｰﾝ!

　
　
　
　
研「チャージーング、ゴォーーーッ」

ｽﾀｯ
ﾁｬｰｼﾞﾏﾝ研「ジュラル星人め！許さないぞ！」


撫子「……ハッハッハッハッハッハッ」

ﾎﾞﾜｧﾝ

ジュラル星人「ハッハッハッハッハッハッ…」


ジュラル星人「おのれ、何故分かったチャージマン研！」

ﾁｬｰｼﾞﾏﾝ研「黙れ！お前のような卑怯なジュラル星人は、全滅してやるぞ！」

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ…
ジュラル星人「しねーっ！」

ﾁｬｰｼﾞﾏﾝ研「はっ！」ｽｶｯ

くるくるくる…

ﾁｬｰｼﾞﾏﾝ研「アルファガン！」バシューッ！

ジュラル星人「ギャァーッ！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘ…


バリカン「やったぁ！」

キャロン「お兄ちゃん、凄い！」


ﾁｬｰｼﾞﾏﾝ研「………」ぐっ

―――お賽銭箱

キャロン「改めて、お賽銭いれましょ。今回はバリカンも一緒よ」

バリカン「あれれー？研が居ないよキャロン！」

キャロン「えぇっ…？」

ひょこっ
研「ナデコだぞー！」

バリカン「ひゃあっ」


研「ぶっころしてやるぞー！」

バリカン「驚かさないでよ研！」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ

キャロン「もうっ！お兄ちゃんたらっ！」

研「あはははははははは！あははははは！」



おわり