ヒロイン「バイトじゃなくて経営してるの。それと…もう先生じゃないよ」
主人公「俺にとっては先生は先生ですし。それにしてもコーヒー専門店なんて先行き大丈夫ですか?」
ヒロイン「今のところはね。お客さんも来ていて忙しいし…ただ…」
主人公「常連客が掴めてないとか…?」
ヒロイン「まだ始めてから3ヶ月しか経ってないから、どうとは言えないんだけどね」
主人公「それにしたって、何でコーヒー店なんてマニアック溢れる仕事を」
ヒロイン「前からの夢…というか、お父さんの夢だったんだけどね。夢を実現する前にね…」
主人公「あー…変な事聞いてすみません…先生、コーヒー頂きますよ」
ヒロイン「コーヒー飲めるの?日頃は見てるとイチゴ牛乳とかスポーツドリンクばっかりじゃなかった」
主人公「よく見てますね。俺のこと」
ヒロイン「教師ですし…あっ…でしたし。生徒のことはよく見てるよ」
主人公「学校の近くに建てたのは、まだ未練があったり」
ヒロイン「それは秘密…はい、どうぞ」
主人公「どうもっす。…………」
ヒロイン「不味い………?」
主人公「かなり覚悟を決めて飲めば…イケる…ぐらいですね」
ヒロイン「そんなに不味かった!?」
主人公「冗談です。単純に俺がガキだから苦いとしか思えなかっただけです」
ヒロイン「じゃあシロップでも入れる」
主人公「重ね重ねすいません」
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