京子「レズビッチレラ」(398)
むかしむかし、とても可愛くてやさしい京子がいました
京子には義理の姉と妹が二人いましたが、彼女たちは事あるごとに京子をいぢめました
「と、としのーきょーこっ!またお皿洗い忘れてるわよっ!」
「家事を忘れるなんて……京子先輩には罰を与えないといけませんよね……」
「えへへ、大丈夫だよ、京子ちゃん、痛い事とかしないから、ね?」
姉や妹たちにいぢめられるので、京子の服は何時もボロボロです
お風呂入る時も何時も姉や妹たちと一緒で、京子の身体には何時もキスマークが付いていました
そこで姉妹たちは京子の事を「誘い受けの百合娘」という意味のレズビッチレラと呼んだのです
今日もレズビッチレラは姉達の命令で街にお買い物に来ていました
~花屋さん~
京子「でねー、聞いてよひまっちゃん、綾乃達ったら酷いんだよ~?」
京子「私がちょっとお皿洗い忘れて漫画読んでたからって、いっぱいお仕置きしてきて……」
向日葵「それは災難でしたね、歳納先輩……」
京子「ううー、そう言ってくれるのはひまっちゃんだけだよ……」
向日葵(歳納先輩、こんなにぐったりして……)
向日葵(どんなお仕置きされたんでしょうか……)
京子「ほらー、これ見てよ、跡が残ってる……」チラッ
向日葵「こ、これは……!」
向日葵(歳納先輩の足に、小さい痣が……?)
向日葵(きっと、ぶたれたんですわね……可哀そうに……)
向日葵(わたくしで何か力になれる事は無いかしら……そうだ)
向日葵「歳納先輩?」
京子「なに~?」
向日葵「お花で作った打ち身用軟膏がありますので、それを差し上げますわ」
京子「え、いいの?」
向日葵「はい……わたくしに出来ることと言えばこれくらいですし……」
京子「ひまっちゃん……」ウルッ
向日葵「と、歳納先輩……」
京子「あ、ありがと、私、こんなに優しくされたのって、久しぶりで……」グスッ
向日葵「……」キュン
向日葵(ああ、どうしましょう、歳納先輩を見ていると……)
向日葵(何か守ってあげたくなるような、そんな気持ちでいっぱいになってしまいますわ……)
京子「ひまっちゃんがお姉ちゃんっだったら、良かったのにな……」ボソッ
向日葵「え、と、歳納先輩、今なんて……」
京子「あ、な、なんでもないよ、気にしないでっ///」
向日葵(わたくしが、歳納先輩の姉だったら……と聞こえましたわ)
向日葵(そ、そうですわね、歳納先輩は年上ですけど、もし妹でしたら……)
向日葵(毎日面倒見て差し上げて、一緒にお風呂に入って、一緒に寝て……)
向日葵(そんな毎日を過ごせていたかも……)ポー
京子「ひまっちゃん?」
向日葵「え、あ、は、はいっ///」
京子「早速、軟膏使わせて貰ってるんだけど……」
向日葵「あ、ど、どうぞどうぞ!」
京子「んー、それがね、背中に手が届かないんだ」
向日葵「あ、それは難儀ですわね」
京子「だから、ひまっちゃんに塗ってほしいなーって」
向日葵「……え?」
京子「んしょっ」スルスル
向日葵「ちょ、ちょ、ちょっ、歳納先輩どうして服脱ぐんですのっ///」
京子「え、だって背中出さないと塗れないでしょ?」
向日葵「え、し、しかし、そんないきなり裸になられても心の準備と言うか、そのっ///」
京子「……そうだね、ごめん」ショボン
向日葵「と、歳納先輩?」
京子「あはは、ごめんね……そうだよね、実の姉妹でもないのに、こんな事お願いするのおかしいよね……」
京子「私、私、ひまっちゃんに、甘えちゃんってた……私は、誰かに甘えちゃいけない人間なのに……」
向日葵「あ……」
向日葵(わ、私ったらなんて事を……不幸な身の上の歳納先輩が頼ってきてくれたのに、その手を振り払うような事をするなんて……」
京子「ごめんね、ひまっちゃん……私、もう帰るから……お花のお金はここに置いておくね……」チャリン
向日葵「ま、待ってくださいっ!」
京子「ふえ?」
向日葵「……すみません、先程は気が動転してしまい……」
向日葵「あ、あの……軟膏塗るの……背中でよろしいんですわよね?」
京子「あ……」パァッ
向日葵「か、勘違いしないでください、この軟膏は花から作られたものですし」
向日葵「それが適正に使われるか管理するのも、花屋の務めですからっ///」
京子「ひ、ひまっちゃん……ありがと!」
向日葵「お、お礼を言われるほどの物ではありませんわ///」
京子「えへへ、じゃあ、お洋服脱ぐねっ!」ヌギヌギポイ
向日葵「は、はい///」
京子「はい、じゃあおねがいしまぁす」クルッ
向日葵「は、はい///」
向日葵(と、歳納先輩の背中……綺麗ですわね……)
向日葵(けど、所々に赤くなってるか所が……ここもぶたれたのかしら)
向日葵(優しく、塗って差し上げますわね……)スッ
ヌリッ
京子「ひゃっ///」
向日葵「……!?」ビクッ
向日葵「と、歳納先輩?」
京子「あ、ご、ごめん、ちょっとびっくりしただけだからっ///」
向日葵「そ、そうでしたの……」
向日葵(けど、いまの声、凄く色っぽかったですわ……)
向日葵(こんな可愛い歳納先輩があんな声を上げるなんて///)
向日葵(あの、それじゃあ続けますわね///)
京子「う、うん……あの……」
向日葵「はい?」
京子「……やさしく、してねっ」
向日葵「……はいっ///」
ヌリッ
京子「んぅっ///」
ヌリッ
京子「あんっ///」
ヌリッ
京子「ふぇっ///」
向日葵「……」ムラムラ
向日葵「ぬ、塗り終わりましたわ……///」
京子「はぁ……はぁ……はぁ……」グッタリ
向日葵(ううぅっ、ぐったりしてる歳納先輩、なまめかしいですわ///)
向日葵(背中も軟膏のおかげでヌルヌルひかってますし///)
京子「あ……ひ、ひまっ……」
向日葵「は、はい、なんですか、歳納先輩っ」
京子「ありが、と……ひまわり、おねえちゃん……」
向日葵「……」プツンッ
向日葵「歳納先輩、背中は塗り終わりましたけど他の個所はまだですわよね、お手伝いいたしますわ」
京子「え、自分の手が届くところはいいよぉ……」
向日葵「そう言わずに……ね?お姉ちゃんの言う事聞いて?」
京子「あ///」
向日葵「ね?」
京子「は、はいっ///」
向日葵「さ、こっちを向いて……」
京子「///」クルッ
向日葵「駄目ですわよ、手で胸元を隠したりしちゃ、塗れませんわ……」
京子「け、けどっ///」
向日葵「だいじょうぶ……わたくしはお姉ちゃんですから、恥ずかしくありませんわ……」
向日葵「さっ……手をおろして……」
京子「……うん///」スッ
『としのー』
京子「ん?」
向日葵「え?」
綾乃「きょーーーこーーー!」ドーンッ
京子「あ、綾乃っ!?」
向日葵「す、杉浦先輩っ!?」
綾乃「まったくもう、歳納京子ったらお花を買いに行くだけでどれだけ時間がかかってるの!」
京子「///」ササッ
綾乃「……え、歳納京子、ど、どうして半裸なの?」
京子「こ、これは、その、ひまっちゃんにお薬塗って貰ってたのっ///」
向日葵「そ、そうなんです杉浦先輩っ、やましい行為は一切してませんわっ///」
綾乃「そ、そう……そうなの、レズビッチレラはまたお外でえっちな事をしてたのね……」
京子「し、してないよ、綾乃、私を信じてっ!」
綾乃「け、けどっ!」
京子「信じてっ!!!」キラキラキラ
綾乃「……はい///」
京子「あ、ひまっちゃんこれお花の料金ね」チャリ
向日葵「はい、まいどありがとうございます」
ちなつ「あ、杉浦先輩、レズビッチレラ見つけたんですね」
綾乃「……お花屋さんに居たわ」
京子「おー、ちなちゅも探しに来てくれたの?ありがとー!」ダキー
ちなつ「ち、ちなちゅって言うなっ!というか、家にはまだ仕事がいっぱい残ってるんですから、さっさと戻ってきてくださいよ!」
京子「ごめんね、ちなちゅ、怒らないで?」プニプニ
ちなつ「ほ、頬突くなっ!!」
綾乃「そういえば、赤座さんは?」
ちなつ「あかりちゃんなら海の方に探しに行くって走って行きましたよ」
綾乃「んー、それじゃあ、赤座さんが戻るまでショッピングでもしましょうか」
京ちな「「わーい!」」
京子「綾乃ー!ラムレーズン食べに行こうよ!」
綾乃「今朝食べたでしょ、駄目」
京子「う、うう、綾乃、いぢわるだ……」
こうして、京子は毎日姉や妹たちにいぢわるをされているのでした
京子「それにしても、街が何やら賑やかだね、何かあるのかな?」ペロペロ
綾乃「歳納京子、ソフトクリーム食べながら話さないのっ、ほっぺについちゃってるじゃない」
京子「えー、どこどこ?」
綾乃「そこ、その頬の所っ」
京子「んー、判んないや、綾乃とってっ」
綾乃「は、はあ!?」
京子「いーじゃん、取った分は綾乃が食べていいからさ?」
綾乃「た、食べる訳ないでしょっ///」スッ
京子「そう言いながら取ってくれる綾乃、だーいすきっ♪」
綾乃「べ、別に歳納京子の為じゃないんだからっ、一緒に歩いてる私達が恥ずかしいかったから仕方なくよっ///」
京子「もー、綾乃つめたーいっ!」ブー
ちなつ「もう、京子先輩、杉浦先輩を困らせちゃ駄目ですよっ」
京子「はーいっ」
綾乃「……」
綾乃「///」ペロッ
ちなつ「あ、京子先輩見てください、このチラシ」
京子「ん?どったの?」
ちなつ「船見城の王子様が結婚相手を探す為の舞踏会を開くらしいです」
京子「なるほど、それで街がにぎわってるんだねえ……」
ちなつ「王子様かぁ……素敵な人なんだろうなぁ……」ポー
京子「ちなつちゃん、舞踏会に参加するの?」
ちなつ「はい!一度王子様を見てみたいですし!あわよくば結婚したいです!」
京子「ふーん、私も参加しようかなあ……」
ちなつ「……え」
綾乃「え……」
綾乃(もし歳納京子が王子様と結婚してお城に住む事になったら……え、私たちどうなるの、もう会えないの?そんなの嫌よ!)
ちなつ(私が王子様と結婚したら皆をお城に招くつもりだけど、京子先輩が王子様と結婚したら私達捨てられるんじゃ……)
京子「綾乃?ちなつちゃん?どったの?」
綾乃「レズビッチレラは舞踏会の時は家でお留守番ね」
ちなつ「京子先輩にお城の舞踏会なんて似合いませんよ、似合うのは私達のお家くらいです」
京子「え、えぇぇ……二人とも酷い……」
綾乃「酷くないわっ」
ちなつ「酷くありませんっ」
京子「うう、私だって綺麗なドレス着て舞い踊りたいのに……」
いぢわるな姉と妹は、レズビッチレラを舞踏会に参加させない事に決めました
~舞踏会当日~
綾乃「吉川さんのドレス、綺麗ねえ」
ちなつ「杉浦先輩こそ!凄く素敵です!」
綾乃「ふふ、ありがと……」
京子「……」ブー
綾乃「もう、歳納京子?何時までムクれてるの?」
京子「だって、私だって綺麗なドレス着たかったんだもんっ……」
綾乃「はぁ……しょうがないわねえ、歳納京子は……吉川さん、アレを持ってきてあげて?」
ちなつ「はいっ」
ガサゴソ
京子「綾乃?アレって?」
綾乃「べ、別に特別な意味があるわけじゃないのよ?単に布が余っただけなんだからっ!」
京子「?」
ちなつ「はい、京子先輩っ」トン
京子「え?箱?」
ちなつ「これは、京子先輩の分ですよ、舞踏会に連れて行くわけにはいきませんけど、これで我慢してください」
京子「開けてみていいの?」
ちなつ「はい」
京子「わーいっ、なにかななにかなぁ……」ガサゴソ
京子「……うわあっ!」
京子「ドレスだーーー!」
京子「あ、綾乃、ちなつちゃん、こ、これっ!?」
綾乃「だ、だから、布が余ったから、仕方なくよっ」プイッ
ちなつ「私達のドレスを作って貰った仕立て屋さんについでに作って貰ったんです、ほんとについでだったんですからねっ」プイッ
京子「綾乃……ちなつちゃんっ……」ウルッ
京子「あ、ありがとっ……わ、わたしっ、わたしっ」グスッ
綾乃「も、もう、泣かないで歳納京子……」
ちなつ「そ、そうですよ、涙がドレスにかかったらシミになっちゃいますっ」
京子「え、えへへ、そうだよね、こんな綺麗なドレス貰って泣くなんて、変だよね……」ゴシゴシ
京子「じゃ、じゃあ、わたし、着替えて来るねっ!」トテトテ
綾乃「歳納京子、喜んでたわね……」
ちなつ「そうですね……」
綾乃「あの笑顔を、赤座さんとも一緒に見たかったんだけど……」
ちなつ「仕方ないですよ……杉浦先輩……」
あの日以来、あかりは海から戻ってきていないのでした
京子「じゃーん♪」スタッ
綾乃「あ……」
ちなつ「……あ」
京子「どう?どう?似合ってる?」クルリクルリ
綾乃(うわ……す、凄く、綺麗……)
ちなつ(京子先輩は髪が金色だから、ドレスも似合うなあ……)
京子「もー、二人とも黙ってたら判んないよ?」
綾乃「そ、そうね、前のボロボロの服よりはマシじゃないかしらっ///」プイッ
ちなつ「そうですねっ、少しは見れるようになったかもしれませんっ///」プイッ
京子「ちぇーっ、素直じゃないんだから~♪」クルリクルリッ
綾乃「ちょ、歳納京子?そんなにハシャイデたら転ぶわよっ!」
京子「そんなドジはしないって~!」グッ
京子「あっ、ど、ドレスの端踏んじゃったっ」ヨロッ
綾乃「ちょ、あぶなっ」
ちなつ「京子先輩っ」
ドシーンッ
綾乃「だ、大丈夫!?」
ちなつ「大丈夫ですか!?」
京子「い、いたたた……あはは、転んじゃった、ドレス、大丈夫かなあ?」
綾乃「え……」
ちなつ「……え」
綾乃(と、歳納京子のドレス、はだけて、胸元が見えてる……)
ちなつ(京子先輩のスカート、捲れ上がって、綺麗な脚が……)
京子「ううう、綾乃、ちなつちゃん、私ちょっと足ひねっちゃったみたい……手かして……」ウルッ
綾乃(あ……駄目よ歳納京子……そんな潤んだ目でみあげられると……)
京子「あやのぉっ……」
ちなつ(だ、駄目ですよ、京子先輩……そんなえっちな恰好でお願いされたら……)
京子「ちなつちゃんっ……」
綾乃「……」
ちなつ「……」
京子「ねっ、おねがい……」
綾乃「……そうね、脚を捻ったのなら1人では立てないわよね」
京子「う、うん……ごめんね、綾乃、手間かけさせて……」
綾乃「いいのよ、歳納京子、私達、姉妹じゃない……義理だけど」
ちなつ「京子先輩、痛いのはこの脚ですか?」
京子「あ、そっちじゃなくて逆の……」
ちなつ「こっちです?」ムニュッ
京子「ちょ、ちなつちゃん、そこ太股だからっ///」
ちなつ「ここは痛くないんですか……?」ツーッ
京子「ひゃっ///」ビクッ
綾乃「あら、悲鳴なんてあげて……ひょっとして他の個所も汚してるのかしら……」
京子「ち、違うよっ!他には怪我なんてしてないってっ!」
ちなつ「そんな事判りませんよ……ドレスに隠れた場所とかに傷が出来ちゃってるのかもしれませんし……」
綾乃「そ、そうね……ちゃんと、確かめないといけないわよね……」
京子「あ、あやの?ちなつちゃん?」ビクビク
綾乃「首元とかは、どうかしら……」サワッ
京子「ふぁっ……ちょ、あ、あやのっ、くすぐったいっ///」
ちなつ「腰とかは、どうです……」サワッ
京子「んぁっ……ち、ちなつちゃん、そ、そこ、私弱いからっ///」ビクッ
綾乃「背中も、ちゃんと見てあげないと……」ツーッ
京子「やっ、やあっ///」
ちなつ「ドレスが邪魔になって、見にくいです……」
綾乃「そうね……少し、破ってしまいましょうか……」
京子「え、ええ!?せ、折角プレゼントして貰ったのにっ……」
綾乃「大丈夫、また買ってあげるから……」
ビリビリッ
京子「ちょ、そ、そんなに破いたら、全部丸見えになっちゃうっ///」
ちなつ「いいじゃないですか……そうしないと、怪我してないかどうか見れないんですから……」
ビリビリビリッ
京子「ふ、ふぇぇっ、ひ、ひどいよっ二人ともっ」ウルッ
綾乃(ビリビリに破れたドレス着て半泣きになってる歳納京子……)ポー
ちなつ(何か、真っ白な雪を汚してるみたいで……凄くドキドキします……)ポー
京子「ふ、二人とも?目が怖いよ?」ビクッ
綾乃(もっと、もっと歳納京子の可愛い姿がみたいわ……)
ちなつ(もっと、もっと京子先輩の綺麗な肌を汚したい……)
綾乃(もっと……)
ちなつ(……もっと)
京子「あっ、ふ、二人とも、のしかかって来ないでっ、やっ///」
綾乃「歳納京子……歳納京子可愛い、ずっと、ずっと抱きしめて痛いのっ」チュッ
京子「あっ、あやの、やだっ、耳の後ろばっかり舐めないでっ///」
綾乃「だって、だってここ舐めると、凄くいい匂いがすもの……」チュプ
京子「ふぇぇっ、み、耳たぶ吸わないでっ///」
ちなつ「杉浦先輩は耳の後ろ好きですね……私はこっちのほうが好きですけど……」カリッ
京子「やっ、だめっ、ちなつちゃん、指噛んじゃやだっ///」
ちなつ「京子先輩の指、細くてかわいらしい……」
ちなつ「この指で、いつもえっちな事してるんでしょう……?」
京子「し、してないよっ///」
ちなつ「嘘です……きっと、何時もこの指で自分を慰めたりしてるんです……」レロッ
京子「あっ、あっ、ち、ちなつちゃんの舌の感触、指で感じちゃうっ……」
ちなつ「京子先輩、可愛い、素敵です……ほら、腕にも、いっぱい私の印つけてあげますから……」チュッ
綾乃「ほに、首筋にも、肩にも、私達が愛してあげたしるしを残してあげる……」チュッ
京子「だ、だめだよっ、そんな目立つ所につけられたら、ドレス着れなくなっちゃうっ///」
綾乃「いいのよ……歳納京子はお外でドレス着なくても……お家の中だけで来てればいいの……」チュッ
ちなつ「そうですよ……もう二度とお家から出なくていいです……ずっと、ずっとここに居てください……」チュッ
京子「え、そ、そんなのやだっ、街に遊びに行ったりしたいよっ」
綾乃「駄目よ、街に言ったら、また他の子とえっちなことするじゃない……」チュッ
ちなつ「そうですよ、だから京子先輩がお外に出られないように、してあげますから……」チュッ
チュッチュッチュー
こうして、いぢわるな姉と妹は京子に愛と言う名の鎖を巻きつけてお外に出れないようにしたのでした
~2時間後~
ちなつ「じゃ、京子先輩!お留守番お願いしますね!」ツヤツヤ
綾乃「お土産にお城のアイス持って帰ってきてあげるわ、べ、別に歳納京子にあげる為じゃなくて自分で食べる為だからねっ!」ツヤツヤ
京子「う、うん、いってらっしゃい……」グッタリ
バタンッ
京子「……」
京子「二人とも、行っちゃった……」
京子「はぁ……私も舞踏会、行きたかったなあ……」
京子「……そうだ、破れちゃったドレス、なおしておこっと」
京子(破れちゃったとは言え、二人がくれた大切なドレスだもんね……)
京子(元通りに、なるといいな……)
チクチクチク
京子(うう、ちなつちゃんから指をいっぱい吸われたから、何か針仕事がしにくいよぉ……)
『なにやってるんだ、歳納』
京子「え、だ、だれ?」
京子が声のした方を見ると、1人のお姉さんと妖精の女の子がいました
西垣「ははは、舞踏会の日なのに針仕事とは、冴えないなあ、歳納」
りせ「……」
京子「あ、貴女は?」
西垣「私は通りすがりの科学者だ」
りせ「……」ボソボソ
京子「え?」
西垣「貴女は普段から頑張ってるから舞踏会に出席すべき……と松本は言っている」
京子「え、け、けど……ドレス、こんなになっちゃったし、そ、それに腕や首にキスマークが……」
西垣「よし、それなら私の科学力でドレスをなおしてやろう!」
京子「科学力で!?」
りせ「……」ボソボソ
西垣「身体についた痣なら、松本が治せるそうだ」
京子「ほ、ほんと!?」
京子「やったぁっ!これで私も舞踏会に行けるかもっ!」ピョンッ
りせ「……」クイクイ
京子「え、どうしたの?会長さん」
西垣「ドレスを脱げ、と松本は言っている」
京子「……は?」
西垣「まあ、ドレス脱がないと直せないしな」
西垣「身体中についたキスマークも、見せて貰わないと治せないし」
京子「あ……け、けど、その、私、他にもう服がなくて……」
西垣「んー、それなら諦めるしかないなあ……」
京子「そ、そんなっ……」
りせ「……」ボソボソ
西垣「女の子同士だから恥ずかしがらなくて良い……と松本は言っている」
京子「……そ、それもそうだね」
京子(女の子同士なんだし、気にする事ないか……)ヌギヌギ
西垣「よし、確かに預かった……私はこれを超速で治してくるから、あとは頼む、松本」
りせ「……」コクコク
京子「あ、あの、会長さん、キスマークって、どうやって消すの?」
りせ「……」ボソボソ
京子「え?」
りせ「……」スッ
京子「?」
ペロッ
京子「ひゃっ///」
京子「か、会長さん何するのっ///」
りせ「……」ジー
京子「え、あれ……キスマークが、消えてる……」
京子「そ、そうか、会長さんに舐めて貰った場所はキスマークが消えるんだ!」
京子「こ、これなら首や肩やおっぱいや太股やお臍やお尻や背中や足の付け根にいっぱいつけられたキスマークも消せるよね!」
りせ「……」コクコク
京子「……あれ、じゃあ、その色んな所を会長さんに舐められる事に?え?」
りせ「……」ペロッ
京子「あっ///」
りせ「……」ペロッペロッ
京子「ちょ、だ、駄目っ、私さっき沢山責められたせいで、か、感じやすくなってっ///」
りせ「……」ペロペロペロ
京子「か、会長さんっ、お願い、優しくっ……んんっ///」ビクンッ
京子(う、うう、会長さん、無表情な顔で容赦なく舐めて来るよぅっ///)
りせ「……」ジーッ
京子「か、会長さん?」
京子(会長さんの目、綺麗だな……真っ黒で……吸い込まれそう……)
京子(こんな小さな子に、わたし、押し倒されて、全身なめられちゃってるんだ……)
ペロッ
京子「ひゃんっ///」ビクッ
こうして、童顔な妖精さんから全身を舐められた京子は
とても綺麗な身体になりました
もうどこにもキスマークは残っていません
京子「わーい、ドレスも直ってる~♪」
西垣「さ、歳納、自転車で送ってやるから、早く乗れ」
京子「ありがと!西垣ちゃん!」
りせ「……」フリフリ
京子「会長さんも、ありがとねっ!」ニコ
りせ「///」コクン
童顔の妖精に見送られた京子は
無事お城に到着します
お城の人達は驚きました
ドレスを着て身体のキスマークも無くなった京子は、お城の人達がそれまで見た事もないくらい可愛かったからです
~お城~
~舞踏会場ベランダ~
結衣「ふふふ、下で踊ってる子達、皆可愛いなぁ」
結衣「……けど」
結衣「はぁ……突然、結婚相手を探せって言われても……」ダルー
結衣(結婚なんて、まだ早いよ)
結衣(だって、私まだ中学生なんだし……)
結衣「……ん?」
結衣「何だろ、1人、凄く個性的な踊りしてる子がいるなあ……」
結衣(誰だろ、凄く可愛らしい、金髪の女の子……リボンが似合ってる、元気そうな子だな)
結衣(それにしても……)プッ
結衣「ほ、ほんとに、何あの踊り、面白いっ」ププッ
結衣「あ、今度はエアギター始めた……楽しそうだなあ……」
結衣(あんな子と毎日一緒に居られたら、いっぱい、楽しいをわけて貰えるんだろうな……)
結衣(あ、けど、調子に乗り過ぎ、そんなにはしゃいだら……)
パリーンッ
結衣(あーあ、料理運んでるメイドさんにぶつかって、料理頭から被っちゃった……)
結衣(……そのままメイドさんに連れられて厨房の方に引っ込んじゃったけど、怪我とかしちゃったのかな?)
結衣「……どうせ暇だし、様子を見に行こうっと」
~お城の厨房~
結衣「えーと、確かこっちの方に……」
『ひゃんっ』
結衣(あれ、何だろ……何か、色っぽい声が聞こえたような……)
結衣(あっちかな……)
『く、くすぐったいよっ』
『歳納さん、我慢して?な?』
『け、けどぉっ』
結衣(え、なに?何やってるの?)ドキドキ
千歳「ごめんなあ、歳納さん、うちのお城では『食べ物は絶対に粗末にするな』言う規則があって……」
千歳「例え、人が頭から被ってしもうた料理でも、無駄にするわけにはいかへんのよ」
京子「だ、だからって、そんな、舐め取らなくてもっ///」
千鶴「歳納、うるさい……」ドンッ
京子「ひゃっ……」ビクッ
千鶴「私はな、歳納、騒がしいのが嫌いなんだ……」
京子「ち、千鶴?」ビクビク
千鶴「それ以上騒ぐようなら……こうだ……」
京子「えっ、えっ……」
チュー
京子「んっ、んぐっ///」
千鶴「……ちゅっ……ちゅぷっ……」
千歳「あらあら、千鶴ちゃんの唇でお口ふさがれたら、もう歳納さん喋れへんやんねぇ」
京子「んんっ///」
千歳「歳納さんが大人しゅうしてたら、すぐ終わるし、な?」ペロッ
京子「んんっっ///」ビクッ
千歳「お料理、歳納さんの胸元にも入ってしもてる……」ペロッ
京子「ぷはっ……だ、だめっ、ちとせぇっ///」
千鶴「歳納、逃げるな……」チュッ
京子「ひゃあんっ///」
チュッチュッチュー
ペロペロペー
結衣(う、嘘、さっきまであんなに元気で可愛かったあの子が……)
ひゃんひゃんひゃん
結衣(メイドの子達に責められて、目に涙を浮かべて、あ、あんなにえっちな声を……)ドキドキ
チュッチュッペロペロ
結衣(あ、あれ、わたし、どうして……どうしてドキドキしてるのかな……)ドキドキ
結衣(あ、あの子の、せい?)ドキドキ
結衣(わ、わたしっ……もしかして、あの子の事を……)ドキドキドキ
結衣(元気に癖に責められるとひゃんひゃん鳴いちゃうあの子の事を……好きになっちゃったのかな……)ドキドキ
結衣(わ、私もっ……私も、あの子を鳴かてたいっ)ドキドキ
結衣(ロープて縛って完全に動けなくしてニッコリ笑いかけてあげつついっぱいキスしたり抓ったりしてあげたりしたいっ)ドキドキ
王子様はドSでした
~30分後くらい~
~舞踏会会場~
京子「うう、酷い目に会った……」
京子「けど、ドレスについちゃってた料理の染みも落として貰えたのは良かったっ!」
京子「せっかく、綾乃達に貰って西垣ちゃんに直して貰ったドレスだもんね……今度は大切にしないと……」
ザワザワ
京子(あれ、なんだろ、突然騒がしく……)
『ねえ、そこのキミ』
京子「ふえ?私?」
結衣「うん、そう、キミ」
京子(うわあ、かっこいい人だな……なんだろ)
ザワザワ
キャー、王子サマヨッ
京子(え、この人が王子様?)
結衣「あの……もし良かったら、私と踊らない?」
京子「いいよ~?」
結衣「そ、そっか!良かった……断られたらどうしようかって……」ホッ
京子(ふふ、この人、恰好いいのに、何か可愛い人だなあ……)
こうして、京子は王子様と一緒にダンスをする事になりました
~♪ ~♪ ~♪
結衣「京子、踊り方、判る?」
京子「えへへ、正直、ちょっと判んないから……王子様に、リードして欲しいかなって」
結衣「……結衣で良いよ、呼び方」
京子「あ、うん……」
京子(近くで見たら、本当に格好いいな……結衣……)
京子(軽くダンスの誘いを受けちゃったけど、ちょっとドキドキしてきた……)
結衣「……京子」
京子「ひゃ、ひゃいっ!」
結衣「もっと、私とひっつかなきゃ」ギュッ
京子(う、うわ、結衣に抱きしめられてる……)
京子「ご、ごめんね、ダンス下手で///」
結衣「ううん、京子は、とてもダンス上手だよ……」クスッ
京子「そ、そんな事ないって、さっきまで1人で創作ダンスみたいなの踊ってたんだし……それはそれで楽しかったけどっ」
結衣「そう言う意味じゃなくて……ね?」サワッ
京子「ひゃっ///」ビクッ
京子(え、ゆ、結衣の手が今、私のお尻を……?)
京子(ぐ、偶然当たっただけだよね……わたし、変な声出してハスガシイっ///)
結衣「ほら、やっぱり上手じゃない……」フーッ
京子「んあっ///」ビクーッ
京子(えっ、えっ、い、今、結衣が私の耳を、ふーってっ///)
京子「ゆ、ゆいぃ?」オドオド
結衣「やっぱり、京子はダンスが上手だよ……誰かに抱かれて、顔を真っ赤にして悶えるダンスが……」サワッ
京子「えっ、えっ、ゆ、結衣、駄目だよっ、こ、こんな所でっ、周りで皆ダンスしてるのにっ///」
結衣「京子が声を出さなければいいんだよ……そうすれば、バレないから……」スリッ
京子「あふっ///」ビクッ
京子(クールな結衣が、私の首に顔をうずめてくれてるっ///)
京子(こ、こんなのっ、あたまがパンクしちゃうよっ///)
結衣「ほら、京子、足並みが乱れてるよ……」
京子「ゆいっ、もう、やめよっ?ねっ?」ウルッ
結衣「……そうやって、京子が誘ってくれてるのに、止められるはずないじゃないか……」チュッ
京子「にゃんっ///」
結衣「ほら、京子、ちゃんと自分で立って……ね?」ギュ
京子「だ、だって、だってぇっ///」ガクガクッ
結衣(京子、私の腕の中でこんなに震えて……可愛い……)
結衣(今、判った……やっぱり、やっぱり私は、京子の事が……京子の事がっ)
結衣「京子……あのね、私っ」ジッ
京子「ゆ、ゆい?」
結衣「私、京子の事が……京子の事がっ」
リーンゴーン
京子「……!?」ビクッ
結衣「あ……0時の鐘だ……」
京子「え、0時?」
結衣「うん……舞踏会は、これでおしまい……あとは、花嫁の発表だけだね」
京子「0時……」
結衣「京子、ごめん、話の途中だったね……わ、私、京子の事っ……」
京子「……帰らなきゃ」
結衣「え?」
京子「ご、ごめん!結衣!私帰らないとっ!」タッ
結衣「あっ、ま、待って京子っ!」タッ
結衣「京子、ごめん、さっきのダンスの時の事怒ってるんだよねっ、本当にごめんっ!私我慢出来なくてっ」トテトテ
京子「ち、違うの結衣、私ちょっと急いで帰らなきゃならない理由がっ!」トテトテ
結衣「京子、お願い行かないでっ!私、私京子に言わなきゃならない事がっ!」トテトテ
京子「あ、明日聞くからっ!今日はもうっ!」トテトテ
結衣「ま、待って……あっ……」コッ
コローン
結衣「う、いたたた……」
京子「ゆ、結衣!?大丈夫!?」トテトテ
結衣「う、うん、大丈夫……あはは、私がこんな所で転んじゃうなんて、余程焦ってたのかな……」
京子「……あれ」
結衣「ん?」
京子「ゆ、結衣……胸元が、膨らんでない?」
結衣「え……あっ///」ギュ
京子「え、も、もしかして……」
京子「結衣って王子様じゃなくて王女様だったの!?」
結衣「……くっ、転んだ拍子に胸に巻いてたサラシが緩んじゃったのか///」
京子「ど、どうして王子様だなんて嘘を……」
結衣「だ、だって……王女様だと、女の子らしい喋り方しないといけないし……」
結衣「そ、そんなの恥ずかしいから……」
京子「ゆ、結衣……」
結衣「それに、私って、小さい頃から男の子っぽいって言われてたし……」
結衣「絶対、似合わないよ、女の子っぽい仕草とか、口調なんて……」
京子「……」
結衣「……きょ、京子、私の事、幻滅した?」
京子「……そんな事、無い」
結衣「そ、そっか……良かった……」ホッ
結衣「あ、けど、出来ればこの事は黙っておいてもらえると……」
京子「違うのっ!」
結衣「きょ、京子?」
京子「結衣に、女の子っぽい仕草が似合わないなんて、そんな事ないよっ!」
結衣「うう……けど……私……」シュン
京子「……結衣、お顔あげて?」
結衣「え?」
京子「……」スーッ
結衣「きょ、京子?」
チュッ
結衣「あっ……」
結衣「えっ、い、いま、京子の方から、キスして……」
結衣「///」カーーッ
結衣(え、な、なんで、さっきは私からいっぱい京子にキスしてあげたのに……)
結衣(京子からキスして貰っただけで、こ、こんな、身体がこんなに熱くなるなんてっ///)
京子「……ほら、可愛いじゃん」
結衣「きょ、きょうこぉっ///」
京子「結衣はさ、自分で気付いてないだけで、凄く女の子っぽいし、可愛いの……」ナデッ
結衣「あぅっ///」
結衣(な、なんだろ、京子に頭撫でて貰ってると……凄く気が休まる……)
結衣(可愛いって言ってくれて、ありがと……)
結衣(京子、京子大好き、京子っ……)
京子「あ、ご、ごめん!もうマジで時間ない!家に帰るね!」
結衣「え、あ、待って!」
京子「ううっ、しまった、この靴、西垣ちゃんに貰ったものだけど凄く走りにくいっ」
京子「えーいっ、ごめんね西垣ちゃんっ!」ポイポイッ
京子「んー、裸足はやっぱり気持ちいいなあ~♪」
京子「さて、家まで猛ダッシュだ!」
ズドドドドドー
結衣「待って京子っ!」
結衣「……くっ、見失った……」
結衣(どうしよう、京子の家って何処にあるんだろ……)
結衣(私の気持ち、ちゃんと伝えたいのに……京子……)
結衣「あれ、この靴は……」
~レズビッチレラのお家~
京子「はぁ……はぁ……ぜぇ……ぜぇ……」
京子「ちょ、調子に乗って走ったのは良いけど……私って体力ないの忘れてた……」ハァハァ
京子「けど、けど、何とか間に合ったかな……」グッタリ
京子「テレビをつけて……と」ポチッ
『愛と正義の魔女っ娘ミラクるん!このあとすぐ放送だよ!』
京子「やったぁ、まにあった♪」ゴローン
こうして、舞踏会は終わりを告げたのでした
舞踏会が終わった翌日から、王子様は残された靴を手掛かりに街の広場で京子を探し始めました
しかし、広場に集まる色んな女の子の足を調べましたが、一向に京子は見つかりません
何故かというと……
~レズビッチレラのお家~
京子(あの夜は結衣の話を聞かずに飛び出して来ちゃったけど……)
京子(もしかして、嫌われちゃったりしたんじゃないかな……)
京子(それを考えると、怖くてお城には行けないよ……)
京子(けど、けど会いたい……結衣に会って、もっと教えてあげたい……)
京子(結衣は、可愛くて、凄く女の子っぽいよって、いっぱい教えてあげたい……)
京子「はぁぁっ……」ボー
綾乃「歳納京子!何ぼーっとしてるのよっ!ご飯が冷めちゃうわよ!」
ちなつ「京子先輩、どうしたんですか……こないだから様子が変ですよ?」
京子「なんでもないよぉ……」
……舞踏会の日以来、レズビッチレラはお家に引きこもってしまっているからでした
~数日後~
ピピピピピッ
京子「ふえ……あ、もう朝かぁ……」
京子「んふぅっ……」ノビー
京子「ふぅ……」
京子(駄目だ、お家で考え事してても、全然解決案出てこないや……)
京子(……そうだ、でっかい海でも見れば、この悩みの矮小さを実感できるかもしれない……)
京子(そうすれば、お城に行く勇気が出てくるかも……)
京子「よし、今日は海に行ってみよっと!」
この国は小さな国なので
レズビッチレラのお家から歩いて30分くらいの位置に、海はあるのでした
~海~
京子「んーっ、やっぱり海は広いなあ……」
京子「こんな大きな海に比べたら私の悩み事なんて……悩み事なんて……」
京子「……」ハァ
京子(やっぱりそう都合よく勇気なんて出てこないよね)
『キョーコチャーン』
京子(こんな時に、あかりがいてくれたらなあ……)
『キョウコチャーンッ』
京子(あかりなら、私にいっぱい勇気くれるんだろうけど……)
『キョウコチャーンッ』
京子「もー、うるちゃいなあ、あかりは……」
京子「……あれ、あかりの声?え?何処から……」
『キョウコチャーンッ』
京子「あ、海だ、海の上から聞こえる……」
京子「……あの遠くの方の海の上に立ってるのって」
京子「もしかして、あかり?」
『キョウコチャァンッ』
京子(うわっ、立ったままの状態でこっちに近づいてきてる?)
京子(あかり、あんな泳ぎ方出来たっけ……)
あかり「えへへ、やっぱり京子ちゃんだっ」
京子「あ、あかり、どうして海の上に立ってるの?」
あかり「え?ああ、これは立ってるんじゃなくて……」
ザバァッ
『ちかれたぁっ……』ドスンッ
京子「うわ、あかり、亀さんの上に乗ってたのか……」
櫻子「亀じゃないですーっ!」プンプンッ
京子「け、けど、どうして櫻子ちゃんに乗って海から来たの?」
あかり「えっとね、あかりね、>>22の辺りでお買い物に出たっきり戻らない京子ちゃんを探して海に来てたんだけど」
あかり「そこで、お腹空かして倒れてる櫻子ちゃんを見つけたの」
あかり「だから、あかりが持ってたポテチあげたんだけど……」
櫻子「いやあ、あの時はほんと助かったよ、あかりちゃんっ」
あかり「櫻子ちゃんがお礼に海の向こうの大室家に案内してくれるって言ってくれたから……今まで遊びに行ってたのっ!」
京子「……あかりぃっ」グリグリ
あかり「え、え、い、痛いよ京子ちゃんっ」
京子「こんな世界だから死ぬ事は無いだろうけど、お腹空かしてるんじゃないか、寒い思いをしてるんじゃないかって」
京子「皆で心配してたんだからね?」
京子「他所のお家にお泊りする時は、ちゃんと家に連絡しないとだめでしょ!」
あかり「う、うう……ごめんなさい……」
あかり「うぅっ……」ショボン
京子「もう、あかりはほんとお子ちゃまなんだから……」ナデ
あかり「京子ちゃん?」
京子「……おかえり、あかり」ニコ
あかり「あ……」パァッ
あかり「うんっ、ただいまっ、京子ちゃんっ!」ニコ
あかり「それで、京子ちゃんはどうして海に居たの?」
京子「あー……うん、実は……」
京子(王子様がどうとか言い出すと、あかり混乱しそうだな……ここはちょっとオブラートに包んで)
京子「えっと、こないだ、新しい子と友達になったんだけど……」
京子「遊んでる最中に、急いで家に帰らなきゃならない用事が出来て、その子が呼びとめるのを聞かずに帰っちゃったんだよ……」
京子「それで、その子に謝りたいんだけど……あの、怒ってるんじゃないかって、不安で……会いに行けなくて……」モジモジ
あかり「……」
京子「ね、ねえ、あかり、どうしたらいいと思う?」
あかり(京子ちゃん……さっきはお姉さんみたいだったのに、今は幼い頃の弱虫な感じに戻っちゃってる)
あかり(小さいころみたいにあかりの事を頼ってくれるの、ちょっと嬉しいなっ)クスッ
京子「も、もーっ、笑わないでよあかりっ!」プンプンッ
あかり「えへへ、ごめんなさい京子ちゃんっ」
あかり(けど、こんなに京子ちゃんから想われてる相手が、京子ちゃんの事を怒ってる訳ないよね)
あかり(京子ちゃん、相手の事を大切に想い過ぎて、不安になってるんだろうな……)
あかり(なら、必要なのは、きっかけ……)
あかり(謝りに行くのが怖いなら、何か他の理由で会いに行って貰えば……)
あかり「あのね、京子ちゃん、実は櫻子ちゃんのお家でお土産貰って来たんだけど」
京子「え?なになに、お菓子?」
あかり「ううん、玉手箱って言ってね」ドン
あかり「幼い頃の身体に戻れるお薬が入ってるんだって」
京子「幼い頃の姿に……」
あかり「京子ちゃんが、小さい頃の姿になってその新しい友達に会いに行って怒ってるかどうか確認してくる……というのは、どうかな?」
京子「……おお、それって凄く良いアイデアじゃない?」
あかり「えへへ、そうかな?」
京子「うん!凄いよあかりっ!ご褒美になでなでしてあげよう!」ナデナデ
あかり「わあいっ♪」
京子「よし、この箱を開ければいいんだよね?」
あかり「うんっ!」
京子「ちょっとドキドキするけど……え、えいっ!」カパッ
モクモクモクモク
京子「ううっ、けむいっ!けむいよあかりっ!」
京子「けむ……あか……」
あかり「京子ちゃん、平気?」ソーッ
きょうこ「……」
あかり「京子、ちゃん……?」
きょうこ「あ、あかりちゃん、私、小さくなってる?」
あかり「あ……」
あかり(ちっちゃい頃の京子ちゃんだ……まだ、あかりに頼ってくれてた頃の京子ちゃんだ……)
きょうこ「あかりちゃん?」キョト
あかり(し、しかも小さいころみたいに『あかりちゃん』っていってくれてるっ)
あかり「う、うんっ、ちっちゃくなってるよ、京子ちゃんっ」
きょうこ「やったぁっ、全部あかりちゃんのおかげだねっ」ピョンッ
あかり「……!」キュン
あかり(あ、あれ、あかり、胸がきゅんって///)
きょうこ「あかりちゃん?どうしたの?」
あかり「な、なんでもない、なんでもないよっ///」
きょうこ「じゃ、私、お友達の所に行って来るね?」
あかり「あっ……ま、まって京子ちゃんっ!」
きょうこ「ふえ?」
あかり「あ、あのね……ちょっとだけ、ちょっとだけ、抱っこしても良い?」
きょうこ「え?」
あかり「だ、だめ?」ジッ
きょうこ(あかりちゃん、どうしたんだろ……)
きょうこ(あ、もしかして……あかりちゃんって、一番下の子だから、妹的なものにあこがれがあるのかな……)
きょうこ(だから、ちっちゅくなった私を抱きしめたいとか……)
きょうこ「ごめんね、あかりちゃん、気付いてあげられなくて……」
あかり「きょ、京子ちゃん?」
きょうこ「ん、いっぱい、抱っこしていいよ、あかりちゃん」ニコ
あかり「あ、ありがと、京子ちゃんっ!」ギューッ
きょうこ「んむぅー」ムギュ
きょうこ(もう、あかりちゃんってば子供だなあ……まあ、そういうところが可愛いんだけど……)ポフポフ
あかり「京子ちゃん……ほんとにちっちゃい……」ギッュ
きょうこ「あかりちゃん?そろそろ……」
あかり「あかり、ちっちゃい京子ちゃんも大好き……」スリスリ
きょうこ「あ、あかりちゃん?」
あかり「だって、きょうこちゃん柔らかくていい匂いがするんだもん……」スリスリ
きょうこ「も、もう、あかりちゃん?聞いてる?」
あかり「京子ちゃん、もっと、もっとあかりの事を呼んで?」
京子「ふえぇっ?」
あかり「あかり、京子ちゃんに名前呼ばれると、凄く嬉しいの、嬉しく出ドキドキするの……」
きょうこ「あかり、ちゃん?」
あかり「京子ちゃん……」ギュー
きょうこ「うう、動けないよぉ……」モゾモゾ
きょうこ(しょうがない、あかりちゃんが飽きるまで、つきあってあげるか……)
あかり「京子ちゃん?何かお遊びする?」
きょうこ「あかりちゃんが決めてくれていいよ?」
あかり「えへへ、それじゃあ……おままごと!」
あかり「はい、京子ちゃん、あーんしてくださぁい」
京子「あ、あーんっ」
あかり「京子ちゃん、おいしい?」
京子「う、うん、あかりちゃんは、お料理が上手だねえ」
あかり「もうっ!京子ちゃんったらっ///」ペシペシッ
京子(けど、懐かしいなあ……この雰囲気、小さい頃はよくあかりとこうやって遊んでたよね……)
あかり「あ、京子ちゃん、ほっぺにご飯粒が……」
京子「ふえ?」
ペロッ
京子「あうっ///」
あかり「えへへ、美味しいねえっ」
京子「も、もう、あかりちゃんったら///」ペシペシッ
京子「あかりちゃん?」
あかり「ん?どうしたの、京子ちゃん」
京子「そろそろ夕方だね……」
あかり「うん……そうだね」
京子「私、そろそろ行かないと……」
あかり「……」
京子「あかりちゃん?」
あかり「……えへへ、楽しかったなぁ」
京子「うん」
あかり「あのね、あかり、また京子ちゃんとこうやって遊びたいな……」
京子「私も、あかりちゃんと、またこうやって遊びたい……」
あかり「……うん」
あかり「だから、だからね、京子ちゃん」
京子「あかりちゃん?」
あかり「あかり達、お家で待ってるから」
京子「ふえ?」
あかり「もし、京子ちゃんがその友達と喧嘩して泣いちゃったとしても……お家に帰ったら、あかり達がいるから」
あかり「こうやって、楽しい事を一杯して、あかり達が慰めてあげるから……」
あかり「だから、頑張って……!」
京子「……うん!」
京子(あかりちゃん、ありがとうね……)
京子「それじゃ、あかりちゃん、行ってくるねっ」
あかり「行ってらっしゃいっ」ニコッ
~街の広間~
きょうこ(ここを抜ければ、お城への近道のはずだけど……)
きょうこ(うう、凄く混んでる……何の騒ぎなんだろ……)
きょうこ(ちょっと近づいてみてみよう……)
きょうこ「んんーっ、キツい……」ギュウギュウ
結衣「この靴に合う脚を持つ女の子を探しています」
結衣「どなたか、ご存じではありませんか?」
きょうこ(あ、ゆ、結衣だ!結衣が従者の人達を連れて広場に来てる……)
きょうこ(ど、どうして結衣がこんな所に……)
きょうこ(というか、あの靴って、確か私が落とした靴だよね……)
きょうこ(ひょっとして、私を探してるのかな……)ドキドキ
きょうこ(ど、どうして私を……)ドキドキドキ
結衣「はぁ……」グッタリ
きょうこ(……結衣、あんなに辛そうな顔で……)
きょうこ(やっぱり、やっぱり私の事、怒ってるんだ……)
きょうこ(だから、だから怒りをぶつける為に私を探して……)
きょうこ(ど、どうしよう、私……)ウルッ
『頑張って……!』
きょうこ(……あかりちゃん)
きょうこ(ありがと……私、もう少し、頑張ってみる)グ
きょうこ「あ、あの……」クイックイッ
結衣「ん?」
きょうこ「あの……えっと……」モジモジ
結衣「……」ドキッ
結衣(い、いやいや、私、何で見ず知らずの小さい子に話しかけられてドキッとしてるの)
結衣(はあ……疲れてるのかな……)
結衣「どうしたのかな?迷子になっちゃった?」ニコ
きょうこ「あの……王子様?」
結衣「うん、私はこの国の王子様なんだ」
きょうこ「そ、そうだよね……」モジモジ
結衣(……可愛い子だな……どうしたんだろ……)
きょうこ「あの、王子様は、誰かを探してるの?」
結衣「……うん、ある女の子をね、探してるんだ」
結衣(見つからないんだけどね……やっぱり、避けられてるのかな……)ハァ
結衣(そりゃそうだよね……舞踏会会場であんなことしたんだから……)ショボン
きょうこ「どうして、探してるの?」
結衣「……彼女に、伝えなきゃならない事があるから」
きょうこ「……そっか」
きょうこ(ああ、やっぱりそうなんだ)
きょうこ(この顔を見れば判るよ、すごく悲しそうだもん)
きょうこ(私が、私がこんな顔をさせちゃったんだ……)
きょうこ(ごめんね、ごめんね、結衣……)ウルッ
きょうこ「あ、あの……」
結衣「ん?」
きょうこ「王子様が人を探す所を、私も近くで見てて、いい?」
結衣(ああ、励ましてくれるつもりなんだ……優しい子だな……)
結衣「うん、いいよ……ほら、こっちおいで……」
きょうこ「あ、ありがとっ……」トテトテ
きょうこ「よいしょっ」チョコンッ
結衣(ふふふ、気は弱そうだけど、可愛い子だな)
結衣(……どうしてだろ、何となく、京子に似てる気がする……)
結衣(京子とは、正反対な性格の子に見えるのに……)
それから、京子と王子様は、沢山の女の子と会いました
しかし、当然、王子様の探し人は見つかりません
王子様の顔は曇るばかりです
結衣「……」ハァ
きょうこ「あの、プリンたべる?」
結衣「いや、それは君が食べてくれればいいよ」ニコ
きょうこ「……」ズキンッ
きょうこ(舞踏会の夜は、あんなに可愛く笑ってたのに……)
きょうこ(ううっ……駄目、私のせいで結衣がこんな悲しそうな顔するの、もう耐えられないっ)
きょうこ(……受け止めよう、結衣の言いたい事を)
きょうこ(たとえそれが怒りの言葉だったとしても……それで結衣が少しでも楽になってくれるなら……)
きょうこ「……結衣」
結衣「ん?どうしたの?お腹空いた?」
きょうこ「……あのね、結衣が探してる女の子の居場所、知ってるの」
結衣「……え?」
結衣「ほ、ほんと!?ど、何処にいるの!?」
きょうこ「……私なの」
結衣「へ?」
きょうこ「私が、京子なのっ!」
結衣「……」
きょうこ(い、言っちゃったっ……!)
結衣「……ははは、キミはやっぱり優しいね」ニコ
きょうこ「ふえ?」
結衣「私を慰める為に言ってくれたんだよね、ありがと……」ナデナデ
きょうこ「結衣?」
結衣「けど、ごめん、私が探してる子は、君よりもっと歳上の女の子なんだ」
きょうこ「ち、違うの!きょうこは私なの!」
結衣「けど、ほら見て、あの子が落として行った靴と、キミの足は、全然サイズが違うでしょ?」
きょうこ「そ、それは……」
結衣「別に責めるわけじゃないよ、キミの気持ちは嬉しいしね」
きょうこ「……」
きょうこ「……ごめんなさい」
結衣「気にしなくていいよ」
きょうこ「あの時、話を聞かずに行っちゃってごめんなさい」
結衣「え?」
きょうこ「上手くダンス踊れなくてごめんなさい……」
結衣「……!」
きょうこ「結局結衣の指が気持ち良くて声出しちゃってごめんなさい……」
結衣「ど、どうして、その事を……」
きょうこ「臆病で、弱虫で、会いに来るのが遅くなって、ごめんなさい……」
結衣「ほ、本当に、京子なの?」
きょうこ「……うん」
結衣「けど、けど年が全然違うしっ」
きょうこ「お願い、結衣っ……私を、私を見てっ!」ウルッ
結衣「……!」
その時、王子様は思い出しました
明るくて、元気で優しいあの子の中には
こんなにも弱くて、泣き虫な部分があったという事を
責められるとひゃんひゃん鳴いてしまう部分があったという事を
思い出しました
結衣「きょ、京子なんだね」
きょうこ「……うん」
結衣「あ、あの、私、京子に言いたい事が……」
きょうこ「……受け止める、覚悟はできてるよ」
結衣「……!」
きょうこ(そう、どんな怒りも、ちゃんと受け止めるから)
きょうこ(受け止めて、絶対仲直りして見せるから)
きょうこ(だから、結衣、遠慮せずに……)
結衣「……京子っ」
きょうこ「……!」ビクッ
結衣「結婚して下さいっ///」
きょうこ「ふ、ふえっ?」
結衣「あ、あの、舞踏会の時は突然えっちな事してごめんっ」
結衣「京子があまりにも可愛かったから、ついっ!」
京子「ゆ、結衣?」
結衣「もし、許してくれるならで良いんだ、あの、結婚の事、考えてくれればなって……」モジモジ
京子「……」ドキドキ
結衣「……」ソワソワ
京子「あの、私、実は泣き虫だったりするよ?」
結衣「……うん、知ってる」
京子「押しに弱かったり、勇気が無かったり、我儘だったりもするよ?」
結衣「うん……」
京子「そんな子と、本当に結婚していいの?」
結衣「……私はね、京子」
京子「……うん」
結衣「子供みたいに弱い京子も、元気で、明るい京子も……全部の京子が好き」
結衣「だから、その……」
結衣「きょ、京子以外と、結婚したくないっ///」カーッ
京子「結衣……」
京子「ありがとう、結衣……」
京子「私も、女の子っぽい喋り方が苦手で、ちょっとえっちで、心配性で、けど可愛くて優しい結衣の事が……」
京子「大好き……だよっ」スッ
結衣「きょ……」
チュッ
結衣「///」プルプル
京子「ふふ、相変わらず、相手からキスされると真っ赤になっちゃうんだねっ」クスッ
結衣「きょ、京子っ///」キッ
京子「あはは、ごめんごめんっ」クスクス
結衣「も、もうっ///」プイッ
京子「あ、そうだ、そろそろ子供の姿から元に戻らないとねっ」
結衣「……もう、戻ってるよ」クスッ
京子「ふえ?」
結衣「はい、鏡」
京子「あ、あれ、ほんとだ……」
全ての魔法は、王子様のキスによって解かれる
これは世界の常識なのでした
こうして、愛の告白をしあった二人は、無事結婚することになりました
結婚式には国中の女の子たちが押し寄せ、二人を祝福してくれました
京子「皆!来てくれたの!ありがと!」
京子「えへへ、この着物素敵でしょ?今日の為に取りよせたんだよ~!」クルリクルリ
京子「へ?ゲームで負けたらこの着物を1枚ずつ脱いで行くの?」
京子「うふんっ、脱がせるならやさしく……してねっ♪」
京子「なーんちゃってっ☆」
京子「……え、あの、みんな、どうしてマジ顔なの?」
京子「確かにゲームにはぼろ負けしたけど、あの、結婚式で本当に脱ぐわけ無いでしょ?ふえ?」
京子「ちょ、ちなつちゃん、帯ひっぱらないでっ、ゆ、結衣、たすけっ///」
京子「って、どうして結衣まで一緒になって脱がそうとしてるのっ///」
京子「ち、千鶴、駄目だって、そんなトコ引っ張ったら着物破れちゃうっ///」
京子「ひまっちゃんっ、りせちゃんもそんなとこに手を突っ込まないでっ///」
京子「やっ、ひゃっ、ふぁっ///」ビクビクッ
むかしむかし、ある小さな国に、とても可愛くてやさしい王女様がいました
王女様は、何時も街に出かけては、女の子たちにひゃんひゃん鳴かされていたので
国中の娘たちは王女様の事を
「誘い受けの百合娘」という意味のレズビッチレラと呼んだそうです
おしまい!
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