エレン「なにシコシコしてるんですか?」
オルオ「ん?エレンか」
オルオ「今オルペトの同人誌書いてんだよ。」
エレン「おるぺと?どうじんし?」
オルオ「ふっ…ガキには解らんだろうな」
エレン「見てもいいですか?」
オルオ「かまわねぇが汚すんじゃねぇぞ?売り物だからな」
エレン「?」
オルオ「どうした?声も出ねぇほど……
エレン「絵も字も汚くて読めないです……前書きの2行目解読中なんですけど。コレ何て書いてるんですか?この気持ち悪い化け物は何なんですか?巨人の奇行種ですか?」
オルオ「………」
オルオ「その絵はペトラだ…」
エレン「え!?これペトラさんなんですか!?似てねぇ……」
オルオ「…………」
エレン「しかもペトラさんこんな気持ち悪くないですよ。あ、こっちはオルオさんですね!これはわかりました」
オルオ「…………」
ゴチン!!
エレン「痛ってぇぇ~!何で殴るんですか!!」
オルオ「うるせぇ!!お前に俺の芸術が解ってたまるか!!」ゴチ!ゴチ!
エレン「痛っ!痛い!ゲンコツはやめてください!痛いです!」
オルオ「うっせぇ!こんにゃろ!!」べし!!べし!!
エレン「うわぁぁぁぁん!!」
ガチャ
ペトラ「何なの!?大っきな声出して!」
エレン「ペトラさぁぁぁぁん!!!」
ペトラ「エレン!?どうしたの!?こんな綺麗な三連タンコブ見たことないんだけど!?」
エレン「オルオさんが殴るんです…」しくしく
ペトラ「オルオ!!!」
オルオ「うっ………」
ペトラ「なんでエレンを殴るの?」
オルオ「へん!知らねぇよ!」
エレン「オルオさんが書いた本の感想言ったら殴られたんです……」
ペトラ「その本ちょっと見せてくれる?」
エレン「どうぞ」つ本
オルオ「ちょっ!待っ!」
ペトラ「どれどれ?」
ペトラ「……………」
ペトラ「この絵は何なの?奇行種の巨人?」
オルオ「そ、それはだな…」
エレン「それペトラさんらしいです」
オルオ「クソガキ!!!」
エレン「ひぃ!!」
ペトラ「ふ~ん、アンタはいつもこんな目で私を見てたんだぁ。しかも内容もめちゃくちゃ気持ち悪いし」
オルオ「いや、それは」
エレン「え!?ペトラさんその字が読めるんですか!?」
ペトラ「こいつの字は昔から汚くて下手だけど慣れてるの」
エレン「すげぇ…俺が四歳の時書いた字より下手なのに」
オルオ「クソガキ!!てめぇ!!」
エレン「ひぃ!!」
ペトラ「オルオ!!!!」
オルオ「ひぃ!!」
ペトラ「せっかくクッキー焼いたから呼びに来たのに。オルオにはあげない」
オルオ「え……」
ペトラ「行こ、エレン」
エレン「あ、はい!結局その本何て書いてるんですか?」
ペトラ「エレンは知らなくていいの」
ペトラ「オルオ」
オルオ「?」
ペトラ「このこと兵長に報告するから。ついでにアンタを特別作戦班から外してもらうよう言うから」
オルオ「ごめんなさい」
ペトラ「無理、許さない」
オルオ「ブス………」ぼそっ
ゴチン!!!
オルオ「いってぇぇぇぇ!!!」
リヴァイ「」もぐもぐもぐ
エルド「」もぐもぐもぐ
グンタ「」もぐもぐもぐ
ガチャ
エルド「あれ?オルオはどうしたんだ?」
ペトラ「オルオにはクッキーあげないことにした」
グンタ「なんで?」
ペトラ「兵長!!」スタスタスタスタ
リヴァイ「なんだ?」
ペトラ「オルオから悪質なセクハラを受けたのでオルオを特別作戦班から外してください」
リヴァイ「セクハラだ?ただでさえ人員不足なんだ。くだらんことでガタガタ騒ぐな」
バン!!!!!!
リヴァイ「!?」びくっ
ペトラ「兵長は!!いやらしい男の目が女性にどれだけ不快な思いをさせてるかわからないからそんなことが言えるんです!!!!!」
リヴァイ「うるせぇし顔が近い!離れろ!」
ペトラ「例えば!!例えばですよ!?エルドがお風呂も入らずトイレに行っても手を洗わない人間で!!その手で兵長に必要以上に触りに来たりしても兵長は同じことが言えるんですか!?くだらないことだと言えるんですか!?どうなんですか!?」
エルド「なんで俺なんだ!俺は風呂入ってるし手も洗ってるぞ!!」
リヴァイ「…………」ぞっ
リヴァイ「わかった……オルオには厳しく注意しておく……」
リヴァイ「後エルド……」
エルド「はい?」
リヴァイ「しばらく俺に近づくな」
ガチャ
リヴァイ「おい、オルオ」
オルオ「ひぃ!!」
オルオ「すいません!!すいません!!!」土下座
リヴァイ「調査兵団は常に問題山積みなんだ。これ以上増やすんじゃねぇ」
オルオ「すいません!!!」
リヴァイ「これをやる」
オルオ「へ?」
リヴァイ「ペトラのクッキーだ。貰って来た」
リヴァイ「もうセクハラなんざするんじゃねぇぞ」
オルオ「へいちょぉ……ぐすっ……一生ついて行くっしゅ……ずずっ……」
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