斧乃木余接「鬼のお兄ちゃんは僕にはイヤらしい事をしないの?」 (20)

暦「……なんだよ藪から棒に。イヤらしい事をされたいのか?」

余接「いや。けど、他のみんなは鬼いちゃんの被害にあっているのに、僕だけ手を出されていないと言うのには釈然としないものがあってね」

暦「僕だって誰彼構わずイヤらしい事をしているわけではないのだが……と言うより、僕は誰に対してもイヤらしい事などしていない」

余接「それは嘘だよ。鬼いちゃんがこれまで出会った女の子と妹さん達に、サービスシーンと称した猥褻行為を繰り返してきたのは紛れもない事実だろ?」

暦「サービスシーンとか称してねーよ。なんで斧々木ちゃんがそんな僕のプライベートな所業を知ってるんだって疑問もあるけど……」

暦「まあ、確かに僕はこの1年、知り合った女の子と妹達に猥褻行為を繰り返してきたよ」

余接「あれ、認めちゃうんだ」

暦「けど、それにはちゃんと理由があるんだ。あと、猥褻行為なら斧々木ちゃんにだってスカートめくったりしただろ?」

余接「その『一応ノルマはこなしてるけど?』みたいなのも気に入らないね」

暦「そんな事言われてもな……なんと言うか僕のしてる猥褻行為って、コミュニケーションの一環だったりするんだよ」

余接「そんな高度なテクニックじゃないでしょ。欲望の赴くまま、流されるままに行動してるだけじゃないの」

暦「いやいや、ほんとだって。猥褻行為によって話を繋げたり、変化を付けて相手を楽しませるように気を回してるんだよ」

暦「けど斧々木ちゃんの場合だと、こうして話してるとき急に胸を鷲掴みにされても構わず話し続けちゃうだろ?」

余接「話し続けちゃわないよ。何を言っているんだ、この鬼いちゃんは」

余接「前にも言ったけど、僕は人形だからって羞恥心がないわけじゃないんだからね」

暦「ああ、そう言えばそんな事を言ってたな。でもなぁ、僕も流石に童女に手を出すのは気が引けると言うか……」

余接「八九寺さんや忍姉さんにはしてたのに……少女と幼女はよくて童女はダメなの?」

暦「少女や幼女と楽しく遊んだり一緒にお風呂に入ったり抱きしめて舐めたりする事を、猥褻行為と言うほうがおかしいんだよ」

余接「一緒にお風呂に入るのはまだしも、抱きしめて舐めるのはどう見ても猥褻行為だ……」

暦「そこだけ切り取って見ると猥褻行為でも、コミュニケーションの一環として見ればふつうの事なんだよ」

余接「詭弁としか思えない」

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