はい
ギバ子「あ゛ご゛ぢ゛ゃ゛ん゛がテレビでててねーか゛っ゛こ゛よ゛た゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛」
咏「それで自分も全国目指したいってか?知らんけど」
ギバ子「〇ω〇」
咏「そんな目をすんなよ……分かった、私も協力しようじゃないか。知らんけど」
ギバ子「わたしもぜんこくいけるの?」
咏「いや、知らんし」
ギバ子「〇ω〇」
咏「まずは頭数揃えるところからかねぇ」
ギバ子「ヴ゛ァ゛ーイ゛ン゛タ゛ーハ゛イ゛で゛れ゛り゛ゅ゛ー」
咏「いや、インハイ終わってるし。アンタの歳だと全中じゃないかねぇ」
ギバ子「〇ω〇」
咏「なになに麻雀部ない上に面子もいない?いや、知らんし」
ギバート「クロちゃーーーーお帰りなさい!」
ギバート「インターハイかっこよかったです!」
ギバート「これからも応援してます!」
咏「うっはー部すらないとかマジすか」
ギバ子「マ゛ジ゛だ゛よ゛ー」
咏「まぁ、心配しなさんな。この咏ちゃんが暇そう奴を4人転校させてくるからさ、そしたら麻雀部を作ればいい。知らんけど」
ギバ子「ウ゛タ゛チ゛ャ゛ーーー」
数日後――
咏「一人目連れてきたよー」
衣「うにゅ。衣をこんなとこに連れてきて一体何の用だ?」
ギバ子「ヴ゛ァ゛ーや゛っ゛た゛ーーー」ダキッ
衣「ふぇぇ抱きつくなー」
衣「何?全中出るから協力しろ?衣は高校生だよ?」
ギバ子「〇ω〇」
咏「どう頑張って見ても子供にしか見えないねぇ。そう簡単にはバレないっしょ。知らんけど」
衣「衣はこどもじゃなーい!」
咏「いや、知らんし」
衣「ふん、こんなことに付き合ってられるか。衣は帰るぞ」
ギバ子「〇ω〇」ジー
衣「帰ると言ったら帰るからな」
ギバ子「〇ω〇」ジー
衣「そんな目で見るなぁ」ジワァ
咏(まず一人目っと)
衣「分かった。協力する」グスッ
咏「子供にしては聞き分けがよくて助かるねぇ」
衣「だからこどもじゃない衣だ!」
咏「違いが分かんねー」
ギバ子「あ゛と゛さ゛ん゛に゛ん゛だ゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛~~~」
アラフォーティーンさんもでるのか
数日後――
ギバ子「ふんぎふんぎ」ドドド
ギバ子「さんにんめつれてきたってホント?ウ゛タ゛チ゛ャ゛ーーー」
咏「ああ、今度はマジもんの中学生だよ」
マホ「マホ、誘拐されてきちゃいました~」
マホ「マホ、お家に帰りたいんですが」
咏「帰るの?もう向こうの学校の学籍残ってないよ?知らんけど」
マホ「え、ええっ!?」
咏「ちゃんと親御さんには話しといたんだけどねぇ。聞いてなかった?」
マホ「そんなの聞いてないですよぉ~」
咏「いや、知らんし」
ギバ子「〇ω〇」ジー
マホ「な、なんでしょうか」
ギバ子「〇ω〇」ジジー
マホ「そんな見つめられてもマホ、困っちゃいますよぉ」
ギバ子「マ゛ホ゛チ゛ャ゛ーーー」ダキッ
マホ「ふえぇぇええ~~~」
さらに数日後――
咏「4人目連れてきたよー」
初美「誘拐されてきたですよー」
衣「また愉快な打ち手を連れてきたな」
ギバ子「み゛ご゛さ゛ん゛だ゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ア゛~~~」
初美「ところでこれはなんの集まりですかー?」
咏「言ってなかったっけ?この面子で全中目指すの」
初美「それは初耳ですねー」
咏「初美だけにってかい?知らんけど」
ギバ子「〇ω〇」
咏「後一人か……」
咏「さてさてどうするかねぇ」
咏「こんな時はトシさんに頼るとしますか。知らんけど」
咏「トシさんおひさー」
トシ「あら?三尋木プロ、お久しぶり。最近面白いことをしてるって聞いたけど」
咏「やー、そのことでトシさんに相談があってねぇ」
トシ「私に相談?ところでドリンクは?」
咏「いや、いらんし」
咏「全中に出たいって子がいたから協力してるんだけどさー後1人が見つからないんだよねー」
トシ「あらあら」
咏「最悪、私が出てもいいんだけど。ほら私、若いっしょ」
咏「でもでも中学生の大会にプロが出るなんて大人気ないと思ってさー困ってんのよ」フハハー
トシ(それでロリ高校生を出すのは大人気なくないのかしら?)
咏「ってなわけで5人目連れてきたよー」
胡桃「よろしく」
マホ「よ、よろしくお願いしますです」
初美「よろしくですよー」
衣「ついに5人揃ったのか」
ギバ子「ヴ゛ァ゛ーや゛っ゛た゛ーーー」
胡桃「うるさいそこ!」
ギバ子「〇ω〇」
ギバ子:中学?年生
衣:高校2年生
マホ:中学2年生
初美:高校3年生
胡桃:高校3年生
咏「じゃあ、この5人で全国目指して頑張るよ。知らんけど」
ギバ子「ウ゛ヴ゛ァ゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛~~~」
マホ「全国……夢みたいです」
初美「頑張るですよー」
衣「高校生が3人いるが大丈夫なのか?」
咏「いや、知らんし」
胡桃(バカみたい!)
ギバ子は小6
>>57
中学生ですらなかったのかwww
あれ?でも穏乃が小6の時に小3じゃなかったかな。知らんけど
咏「まさかアンタが小6だったなんてねぇ。わかんねー」
ギバ子「〇ω〇」
咏「まぁ、中学生にも見えない高校生だっているんだ。私がなんとかするよ」
衣「衣か!衣のことなのか!」
ギバ子「ウ゛タ゛チ゛ャ゛ーーー」
咏「じゃあとりあえず皆がどれくらい打てるか見てみようかねぇ。さぁ、あと三人卓について」
ギバ子「〇ω〇」
衣「衣も遊ぶぞー」
マホ「マホもやるです!」
初美「私は見てるですよー」
咏(やっぱり天江はこんなかじゃ格が違うねぇ)
衣「ダブリー海底ツモダブ南ドラ6!12000・6000!」
咏(マホって子も育て方次第じゃ面白いことになりそうだねぇ。知らんけど)
マホ「待ちが分からないですーあっ、それロンかもです。点数?知らないです」
初美「それは純九ですねーダブル役満ですよー」
咏(そしてこの子……用量が量れない)
ギバ子「〇ω〇」
咏(これは久しぶりに楽しめそうだ。知らんけど)
ダブリー海底wwwwwwwww
咏「皆がどれだけ打てるか大体分かったよ。知らんけど」
胡桃(どっちなの!?)
咏「これは中学生じゃ相手にならんわ」
衣「全国クラスの高校生を集めて何を今更」
咏「というわけで練習試合は強そうな高校にお願いするから。まっ、楽しみにしてなよ」
初美「それは楽しみですねー」
週末――
穏乃「こんにちはー」
咏「お、来たね?」
衣「遠路大義!」
穏乃「衣さん!?」
憧「龍門渕の天江衣?こんなとこでまた会うなんて……」
ギバ子「あ゛ご゛ぢ゛ゃ゛ん゛だ゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ア゛~~~」
穏乃「へぇ、衣さん全中目指すんですか」
衣「そだよー」
憧(あれ?この人高校生じゃなかったっけ?)
咏「いやー奈良のインハイ出場校が近くにあって助かったよー」
ギバ子「〇ω〇」
咏「じゃあ、ちゃっちゃと打ってこうか」
初美「よろしくですよー」
マホ「よろしくお願いしますです」
穏乃「よろしくお願いします!」
玄「よろしくお願いします」
玄「ツモドラ7!8000オールです」
咏(阿知賀のドラローちゃんが来てくれてホントに良かったよ)
マホ「なんかドラが集まりそうな気がするです!」
憧「ドラは玄に抱えられちゃうから無理じゃないかなー」
初美「それは面白い能力ですねー」
玄「ドラが……一枚もない……」
憧「えっ!?」
マホ「ロン。タンヤオドラ7!16000です」
1時間後――
穏乃「か……勝てない……」
咏(阿知賀の子には悪いことしちゃったかなー知らんけど)
咏(毎週末に全国クラスの高校生の子と練習試合させてマホが化けた)
咏(そしてギバ子も……我ながら恐ろしいもんを育てちゃったね)
咏(さてさて、来週末は県予選だがこの子達ならなんとかなるっしょ。知らんけど)
咏ちゃんだろ
咏「オーダーどうするかわかんねー」
初美「副将は任せてくださいですよー」
胡桃「じゃあ中堅で」
マホ「マホは次鋒やりたいです」
衣「衣が大将だと卓が吹き飛ぶから先鋒やるぞー」
ギバ子「〇ω〇」
咏「じゃあギバ子が大将だね。オーダーはこれでいいかな。知らんけど」
県予選――
初美「人がいっぱいですねー」
マホ「マホ、緊張してきちゃいました……」
咏「あれ?ギバ子と衣は?」
初美「衣ちゃんが寝坊したので起こしに行っちゃったですよー」
胡桃(後でお仕置きっ)
ギバ子「こ゛ろ゛も゛ち゛ゃ゛ーお゛ーき゛ーて゛ー」バンバン
衣「ふにゅ…あと12時間……」
ギバ子「お゛ーき゛ーて゛ー」ゴッ
衣「!?」ムク
ギバ子「こ゛ろ゛も゛ち゛ゃ゛ーお゛ーき゛ーた゛ー」
衣「今のは……なるほど、随分と愉快な打ち手になったものだな」
ギバ子「ふんぎふんぎふんぎふんぎ……」ドドド
咏「やっと来たみたいだね」
初美「ギリギリでしたねー」
ギバ子「しぇーふー」
マホ「衣さんはまだ寝てますね」
衣「」zzz
胡桃「衣っ起きろっ!」カッ
衣「ふにゅ……」ビクッ
初美「そろそろ始まっちゃうですよー」
衣「行ってくる……」
ギバ子「ゴ゛ーゴ゛ーこ゛ろ゛も゛ち゛ゃ゛ーーー」
アナウンサー「こ、これは夢でも見ているんでしょうか……」
(また十三不塔……)
解説「阿知賀の選手以外全ての局で十三不塔を完成させてますね……そして1面子すら完成しないまま流局……」
アナウンサー「その阿知賀も聴牌してるにも関わらず和了ず、聴牌宣言もせず流局させてますね……」
解説「これは酷い」
衣「終わったよー」
初美「オーラス1回だけ、しかも海底のみの安手で和了るとか相変わらず舐めプが好きですねー」
咏「まぁ、お陰さんでうちがトップだしいいんじゃない?」
マホ「次はマホの出番ですね!頑張りますよー!」
ノーテン罰符だけで10万点削りきれるだろこいつ
マホ「マホ、なんだか裸単騎で和了れそうな気がするです!」
マホ「マホ、嶺上でツモれる気がします!」
マホ「マホ、なんだか北家だと調子がいいです!」
マホ「マホ、きっと13巡以内に聴牌できる気がします!」
マホ「マホ、なんとなく1巡先が見えてきました!」
アナウンサー「これは……阿知賀が大暴れだー」
解説「これは攻め手が変則すぎて他校は対処し難そうですね」
マホ「ただいま戻りましたー」
初美「お疲れ様ですよー」
咏「まさか一人で3校を削りきるなんてねぇ……これは予想以上の仕上がりだ。知らんけど」
ギバ子「マ゛ホ゛チ゛ャ゛ーーース゛ゲ゛ーーー」
マホ「マホ、いつの間にこんな強くなったんでしょうか?」
初美「さて残る二回戦、決勝もこの調子でらっくらく~に突破してしまいましょう!」
マホ「はいです!」
ギバ子「ギ゛ョ゛ボ゛ーーー!」
胡桃(充電出来なくて辛い……)
アナウンサー「県予選決勝、副将戦で阿知賀の薄墨が小四喜を炸裂ー!阿知賀中学の全国進出が決まりましたー!」
解説(阿知賀の先鋒、中堅、副将はどっかで見た気がするんだよなーどこだったかな?)
初美「戻りましたよー」
マホ「はっちゃんさんお疲れ様です」
初美「しかしギバ子ちゃんに一度も回らなかったですねー」
衣「まぁ、県予選など全国大会の云わば余興……ギバ子の力をわざわざ見せるまでもなかろう」
初美「それもそうですねー」
ギバ子「〇ω〇」
咏「高校生が三人も混ざってるのに意外とバレないもんだねー世の中わかんねー」
初美「私たちピッチピチですもんねー」
衣「まぁ、衣は溢れんばかりの大人の魅力を隠すために目立たないような打ち方してたけどな」
胡桃(バカみたい!)
咏「東京まではどうやって行くかわかんねー」
マホ「えぇ!?」
初美「それは困りましたねー」
衣「阿知賀女子の顧問に送迎させればよかろう。賭け麻雀でもふっかけて」
咏「おお、それいいねぇ。知らんけど」
咏「というわけで阿知賀女子に来たよー知らんけど」
穏乃「お久しぶりです」
咏「全国前にこの子たちに練習試合させたくてねぇ」
玄「そんなことなら私たちにお任せあれ!」
咏「まぁただの練習試合してもつまんないし、勝った側は負けた側に1つ言うことをきくってのはどうだい?」
憧「え……?」
×勝った側は負けた側に1つ言うことをきく
〇負けた側は1つだけ勝った側の言うことをきく
疲れてるのかな
20分後――
穏乃「か……勝てない……」
咏「じゃあお宅らの顧問を少し借りてくからね。いつ返せるか知らんけど」
衣「これで東京までの脚が手に入ったー」
ギバ子「と゛う゛き゛ょ゛う゛き゛た゛ーーー!」
咏「やー、バイオレンス感たっぷりの運転だったねぇ。知らんけど」
初美「失神3回、追突5回、正面衝突2回もしてよく無事に辿り着けたですねー私たち」
胡桃(いつか死なす!)
健夜「咏ちゃん、咏ちゃん」
咏「およ?アラフォー姉さんも来てたのかい」
健夜「うん、解説のお仕事で……ってアラサーだよ!」
咏「違いがわかんねー」
健夜「それより咏ちゃんが顧問してる中学って……」
咏「なかなか強そうっしょ」
健夜「うん……じゃなくて!なんで高校生の子が三人も混ざってる!?」
咏「えっ?」
健夜「えっ?」
咏「あー、あの子達が高校生だったんだー知らんけど」
健夜「白々しいよ!もうなに考えてるか相変わらず分かんないなぁ……」
咏「若さに嫉妬してるね?」
健夜「余計なお世話だよ!」
健夜「とにかく不正がある以上は見過ごせないから……」
咏「まぁ、待ちなよアラフォーちゃん」
健夜「アラサーだよ!で、何?」
咏「これこれ、あの子達の生徒証と在学証明書」
健夜「本物?」
咏「本物だよ。知らんけど」
咏「実際にさ、中学生の子に触発された高校生の子もいるし、またその逆も然りだ。面子揃えてまだ一月程だけど皆かなり育ったんだよね」
健夜「咏ちゃん……そこまで考えてたのね」
咏「いや、知らんし」
健夜「………」
咏「ま、そんなわけだから見守ってて頂戴よ」
健夜「うん……でも、いいの?咏ちゃん、ここのところプロの試合サボってばかりで……」
咏「いーのいーの!見届けたい子がいるんだよね……」
マホ「偶然聞いてしまったです」
初美「ですねー」
衣「衣は楽しめればそれでいいと思ったが、勝ちにいきたくなったな。少しでも長く衣たちが打つところを見せるが為に」
ギバ子「ウ゛ェ゛ーーーイ゛!!」
胡桃「うるさいそこ!」
ギバ子「〇ω〇」
胡桃「まっ、このまま負けて帰るのもトシさんに悪いですからね……優勝しましょうか」
ギバ子「ア゛イ゛ア゛イ゛ア゛ーーー」
マホ「ぼっちじゃないですよーツモ!四槓子!」
アナウンサー「1回戦、次鋒戦で阿知賀が3校をまとめてトバして決まりましたー!」
健夜(この子だけは中学生って聞いたけど……)
アナウンサー「しかし阿知賀は麻雀部を今年新設したばかりと聞きましたが……」
健夜「阿知賀の顧問はあの三尋木プロですからね……何が起きても不思議じゃありません」
初美「二回戦もらっくらく~でしたねー」
衣「後は決勝を残すのみだな」
マホ「マホ、頑張っちゃいますよー」
ギバ子「■■■■■■■■■ーーー!!!」
胡桃(つぶす……)
全国中学生大会団体戦決勝・大将戦
アナウンサー「いよいよ全国大会も大詰め!大将戦が始まろうとしています!」
健夜「阿知賀の大将はこれが公式戦デビューですね」
健夜(あれがあの咏ちゃんに見届けたいと言わしめた子……)
初美「あまり稼げなくてごめんなさいですよー」
胡桃(くっ)
衣「ギバ子、後は任せたぞ」
マホ「ギバ子ちゃん頑張ってくださいです!」
咏(さぁ、いよいよお目見えだ)
ギバ子「■■■■■■■ーーー!!」
終わる
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません