小鞠「百合同人誌?」兄「!?」 (262)

コンコン

小鞠「お兄ちゃーん。ドラゴンボールの続き貸してー」

コンコン

小鞠「悟飯vsセルの続きが気になるのー」

コンコン

小鞠「あれ?留守なのかな?入るねー」

ガラッ

小鞠「…いない。まぁいっか。借りるだけだし」

小鞠「そういえば、お兄ちゃんの部屋、久々だな…」

小鞠「お兄ちゃんの部屋に入ろうとしても入れてくれないし」

小鞠「…」

小鞠「何か猫ミミ関連のポスターとお人形が増えてる……男子ってキモイ」

小鞠「まぁ、それより漫画っと」

小鞠「ここかな…違う。ここは?…子猫の写真集!?」

小鞠「わぁーーー♪………はぁ…」

小鞠「…表紙のカバーが子猫なだけで、中身は水着写真集…」

小鞠「水着の何がいいんだろう…」


小鞠「こっちかな?…あずまんが大王…トリコロ…けいおん…ゆるゆり…ひだまり…きんモザ…ゆゆ式…キルミー…妹は思春期…ラブやん…百合姫…のんのんびより…」

小鞠「お兄ちゃんの部屋ってこんなに漫画あったんだ。今度貸してもら…あ、あった!」

小鞠「机の上に置いてあった。お兄ちゃんの事だから、すぐに渡せるように置いててくれたんだ」

小鞠「よかった♪」

小鞠「って、あれ?ドラゴンボールの下に大きいけど薄い本が置いてある」

小鞠「あっ、絵が可愛い♪」

小鞠「ちょっと読んでみよう~♪」



☆読書中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

唯「あれ?あずにゃん?どうしたの?顔が真っ赤だよ?」

梓「いえ、その…ちょっと風邪を引いてしまったようで…」

ギュウウウ

梓「きゃぁっ//」

唯「あずにゃんあったかーい」

梓「って、先輩!急に抱きついて、何をするんですか!?」

唯「風邪はね。人にうつした方が早く治るんだよ」

梓「でも今度は先輩が風邪をひいちゃうじゃないですか!」

唯「あっそっか~…う~ん。でもあずにゃんが辛そうなのを見ると、私まで辛くなっちゃうし」

梓「薬飲んでますから、すぐに治りますから、早く離れてください」


唯「そうだ!」

梓「また変な事を思いついたんですか?」

唯「風邪って体に抵抗?対抗?だっけ?あれができるらしいよ!」

梓「免疫の事かな…うぅ…頭がクラクラする…」

梓(先輩に抱きしめられているせいで頭が周らない…じゃなくて風邪のせいで!)

唯「だから、私に風邪がうつったら、今度はあずにゃんが同じことをすればいいんだよ!」

梓「へ?」

唯「私が風邪をひいたら『ギュッ』としてよ!そうすればあずにゃんから免疫が貰えて」

梓「風邪が治ると?」

唯「うん。そういうこと~」

梓「………………はぁ…もうそれでいいですから、練習しましょう」

唯「えぇ~?練習したら『ギュッ』ってできないよー」

梓「じゃあ、それでいいですから!早くうつっちゃう事してください!」

唯「えへへ~。あずにゃん柔らかい~」スリスリ

梓(もう先輩が可愛すぎて訳が分からない…風邪のせいで訳が分からない…)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

小鞠「なるほど…風邪の治し方ってこういう方法もあるんだ…」

小鞠「夏海が風邪をひいたら試してみようかな…」

小鞠「あっ、次の本も絵が可愛い♪」

☆読書中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

綾(公園で陽子と待ち合わせ…)

綾「はぁ…」

綾(クリスマス前だからカップルが多いわね)

綾「…」

綾(あのカップル…手握ってる…いいなぁ~)

綾(私も恋人と手握りたいな…)

綾「…」

綾(でも私の手って、シノと比べたらスベスベでもないし…喜んでくれるのかしら?)ジー

ギュッ

陽子「え?手がどうかしたの?」

綾「きゃーーーーーー」

陽子「手を握ったくらいでそんなに驚くなよ…ちょっとショックだぞ…」

綾「ちっ違うのっ。今日はカップルが多いなーって思って」

陽子「ああ、綾はああいうのに憧れてるからなー」

綾「勘違いしないでよねっ!別に手を繋ぎたいわけじゃないんだから!」

陽子「はいはい、綾は素直じゃないなー」

綾「素直じゃないって何よ!」


ギュッ


綾「なっななななななな//」

陽子「じゃあ、今日は未来の予行練習って事で」

綾「しししししっ仕方ないわね。陽子じゃ不服だけど未来の為に練習してあげるわ」

湯子「はいはい。顔は嬉しそうだぞっ」

綾「っ!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

小鞠「クリスマスか~」

小鞠「クリスマスは町が綺麗だから、蛍とこのみちゃんを誘って行ってみようかな?」

小鞠「うんっとオシャレして、蛍を驚かしてあげようかな~♪」

小鞠「あっ、まだ漫画がある」


☆読書中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

チュッ

櫻子「やっぱり向日葵の口の中で食べるプリンが最高だねっ♪」

向日葵「もうっ。櫻子ったら//」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


小鞠「ぎにゃぁぁぁぁぁ!?」

小鞠「え?何で女子同士でキス!?」

小鞠「え?え?他のページは…?」

☆読書中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

結衣「浮気は禁止だぞ?」

京子「結衣こそっ!浮気したら私が浮気してやるんだから!!」

結衣「ふふっ。私は京子の浮気なんて見たくないから。ああ、これは浮気できないね」

京子「でしょ?えへへ~」

結衣「京子…ずっと好きだよ」

京子「私だって!ずっとずっと結衣が好きだよ」

結衣「じゃあ今日から恋人としてよろしくな」

京子「うん♪」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


小鞠「え?女の子同士で…恋人…?」

小鞠「もしかして、片方は女装とか?…それはないか…」

小鞠「あれ?でもさっきの漫画もよく考えたら…」

小鞠「…」

小鞠「ま、まさか…女の子同士で恋愛してるの!?」

ガララッ

兄「!」

小鞠「!?」

兄「…」

小鞠「お、お兄ちゃん…」

兄「」

小鞠「…あ、あぅ…そ、その…勝手に入って、ごめんなさーい!!」タタタタタタ

兄「!?」

■夜

小鞠(さっきの本がもっと読みたい…)

夏海「あー、兄ちゃん今から風呂ー?」

兄「」ウン

小鞠(お兄ちゃんがお風呂の間に部屋に入って本を借りよう)



■深夜

夏海「ぐーぐー」Zzzz

小鞠(よし!隣の部屋の夏海は寝た)

小鞠(とりあえず、本をたくさん借りてきた…懐中電灯の準備もよし!)

小鞠(読もう!)




(なっなななななななな!?)

(な、何で女の子同士で脱いで…)

(あぁぁぁっぅあぅぅぅぅ//)

■次の日


このみ「朝ごはんご馳走になりまーすっ」

雪子「このみちゃんには普段お世話になってるからねー」

小鞠(一睡もできなかった……本…同人誌はお兄ちゃんが顔洗っている間にこっそり返せたけど…眠い)

夏海「ああっ!このみちゃんの方がウインナーが一本多い!?」

このみ「あっ、本当だ」

雪子「このみちゃんは高校生だからいいの」

夏海「うー」

このみ「はい、なっちゃん。一つあげるねっ」

夏海「おっおぉ!ありがとう!さすがこのみちゃん!太っ腹!」

このみ「もうっ。乙女に太っ腹とか言わないの」

夏海「あはははは」

小鞠「…」


☆妄想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

夏海「だからウチまだそういうのは…恥ずかしくて//」

このみ「えー手を握っただけなのに…なっちゃんてばウブなんだからー」

夏海「その…えーと…」

ペロッ

夏海「きゃんっ//」

このみ「あははは。ごめんね。ほっぺたにご飯粒がついてたよ♪」

夏海「え?え?いや、ウチさっきパンを…」

フーッ

夏海「んっ//」

このみ「耳に息をかけただけなのに…かっわいぃー♪」

夏海「だ、抱きしめないで。や、やめてっ」

このみ「だ~めっ」

夏海「ああああぅぅぅぅ//」

このみ「もっとなっちゃんの鳴き声を、聞・き・た・い・な♪」

夏海「い、いやっ」

このみ「えー、だめー?やめるー?」

夏海「………………べ、別にダメじゃ…」

このみ「えへへ。じゃあ頂っきま~す♪」

夏海「あーーーーーーっ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

このみ「小鞠ちゃん?小鞠ちゃん?」

小鞠「ハッ!?」

このみ「大丈夫?顔真っ赤だよ?」

夏海「そういえばずっとボーッてしてるけど、風邪?」

小鞠「ち、ちがっ。大丈夫!大丈夫だから!違うから!」

小鞠(私、妹で何て事を!?)

このみ「?」


雪子「ほら早く食べなさい!学校に遅れるよ!」

夏海「って、兄ちゃんもういない!?

小鞠「急がなきゃ」

■登校中

蛍「おはよーございますー」

夏海「はよー」

小鞠「おはよ」


蛍「…あれ?センパイ…目の下にクマが…」

夏海「本当だ…姉ちゃん寝不足だったんだ」

小鞠「え!?熊!?どこどこ!?早く逃げないと!」


蛍「いえ、その目の…」

小鞠(えっ?蛍が近付いてきて…)

☆妄想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

蛍「センパイっ♪キスしませんか?」

小鞠「え!?で、でも夏海が見てるし…」

蛍「大丈夫です。こういう時は漫画とかによくあるあれをやるんですよ」

小鞠「え?あれ?」

蛍「目にゴミが入ってるのを見ていた…というのを理由にすればキスし放題です」

小鞠「い、いやいやいやいやいや。夏海目の前だし!さすがに気付くよ!」

母ちゃんってこのみちゃんじゃなくてこのちゃんって呼んでね?

蛍「…」ウルウル

小鞠「ほ、蛍?」

蛍「センパイは…したくないんですか?」

小鞠「べ、別にしたくないわけじゃ…」

蛍「じゃあ、しましょう。そうです!夏海センパイに見せつけるように!」

小鞠「え?ちょっと蛍?何で服を脱ぐの?蛍さん?」


小鞠「あーーーーーーっ」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


小鞠「ハッ」

蛍「センパイ!?センパイ!?」

夏海「もう姉ちゃん!?寝てるの!?」

小鞠「あっ…もう大丈夫だから…」

>>63
統一されてない。蛍が「こまセンパイ」「こまちゃん先輩」「小鞠センパイ」と呼ぶのと一緒

夏海「はぁ~。もう心配をかけさせる姉だな~」

小鞠「うっさい!」

蛍「バスが来るまで寝た方がいいんじゃないですか?」

小鞠「うん、そだね。ちょっとだけ寝る…」


れんげ「にゃんぱすー」

夏海「はよー」

蛍「おはよーれんちゃん」

小鞠「おはよ。れんげ」

小鞠「じゃあ、少しだけ寝るね」

蛍「はーい♪」

蛍(えへへ。センパイを自然に膝枕できちゃった♪)


☆夢の中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

れんげ「ほたるん!手を繋ぐのん!」

蛍「れんちゃん、いいよー」

ギュッ

蛍「え?この握り方って…」

れんげ「恋人繋ぎなん!昨日テレビで見たのん!」

蛍「でもね。これは恋人同士がやるんだよー」

れんげ「?」

蛍「え、えーと、これはれんちゃんが好きな人と…」

れんげ「ウチ、ほたるんが大好きなのん」

蛍「え?」

れんげ「ウチじゃ…ダメなん?」

蛍「ううん。ダメじゃないよ。いきなりだったから、びっくりしただけ」

蛍「だって、私もれんちゃんが大好きだから」

れんげ「やったん♪将来は結婚するんな!」

蛍「うん、しようね♪」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


蛍「センパイ!センパイ」

小鞠「…あれ?」

夏海「あー姉ちゃんが泣いてるー。いっけないんだー♪いけないんだー♪先生~に言ってやろー」

れんげ「ほたるんが泣かせたん?」

蛍「違います!」

小鞠「…え?本当だ。涙が…」

夏海「怖い夢でも見たの?姉ちゃん怖いの苦手だから泣いちゃったんでちゅよねー?」

小鞠「ただの寝不足のせいだバカ」

蛍「ああ、寝不足だとあくびしただけで涙出ちゃいますよね」

小鞠「って、ここ学校!?」

夏海「ほたるんが運んじゃいました」

蛍「持ち運んじゃいました♪」

れんげ「ほたるんさんの怪力っぷりはすごいのん!」

蛍「あははは。それはやめてね」

小鞠「重かったでしょ?ごめんね蛍」

蛍「いえいえ、そんなー」



一穂(先生)「キーンコーンカーンコーン。はい授業の時間だよー」

小鞠(少し寝たお陰で頭がシャキッとしてきたかも…)

 
………


小鞠(授業が…やっぱり眠い…少し別の事を考えて頭の体操を…)

夏海「先生!ここがわかりませんです!」

一穂「逆に聞くけど、わかるところはあるんかい?」

夏海「ありません!」

一穂「あははは。夏海は正直だねー」

夏海「いやー。かず姉にそんなに褒められると照れるなー」エヘッ


小鞠(…)

☆妄想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

夏海「かず姉…また眠ってる…」

一穂「あのね。こんな目してるけど起きてるんよ?」

夏海「あっ、今は起きてたのか?」

一穂「ちょっと寝すぎちゃって、少し運動しようかと思ってね」

夏海「運動?」

一穂「夏海。今日は野外でしよっか?」

夏海「へ?運動ってそれ!?」

一穂「あははは。いいじゃん。いいじゃん」

夏海「え?だって、誰かが見たりでもしたら」

一穂「それが面白いんでしょ?」

夏海「いや、無理無理無理無理無理無理」

一穂「まったく夏海は恥ずかしがり屋さんだねー。でも大丈夫。気持ちよくしてあげるから…」


夏海「あーーーーーーっ」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

小鞠「ハッ」

一穂「キーンコーンカーンコーン。次の授業は家庭科だから、家庭課室に集まってねー」

蛍「はーい」

小鞠(…あれ?もしかして…今日は妄想ばかりしてる?)

小鞠(ダメダメ!ちゃんとしなきゃ)


一穂「あっ、そうそう。日直の人は準備を手伝って貰うから早く来てねー」

小鞠「あっ、はい」

れんげ「はいなのん!」

■家庭課室

楓(駄菓子屋)「注文の分は以上ですね」

一穂「ありがとうねー楓」

れんげ「駄菓子屋なにをしてるのん」

楓「今日のケーキ作りの材料を持ってきたんだ」

れんげ「ケーキ!?ケーキどこにあるのん!?」

楓「キョロキョロしてもケーキはないぞ。れんげ達が作るんだ」

れんげ「おぉっぉお!?ウチが作るん!?ウチケーキ職人なん!?」

楓「ああ、そうだ。今日のれんげはケーキ職人だから頑張れよ」

れんげ「頑張るん!」

楓「じゃあ、帰るんで」

一穂「気を付けてねー」

れんげ「え?」

楓「ん?どうした?れんげ?」

れんげ「帰るん?ウチケーキ職人なのに帰るん?」

楓「ああ、頑張って作れよ」

れんげ「ケーキ職人のケーキ食べないん?」

楓「…え?ああ…ああ、ちょっと仕事があってな…」

れんげ「ウチ…初めてのケーキ職人なのに…食べてくれないん?」

楓「あっ…え…そのな…」

一穂「ダメだよれんちょん。楓も忙しいんだから」

れんげ「………」ウルウル

楓「うっ…あっ…」


楓「ああっー!わかったわかったよ!仕事が終わったら来るから、取っておいてくれ」

れんげ「っ!?」パァァァァ

楓「そう嬉しそうにすんなっ!その変わり絶対に美味しいの作れよ!」

れんげ「うん♪頑張るん!」

楓「ああ、頑張れよ」


小鞠(妄想する必要性がなかった)ダパー

一穂「って、こまちゃんヨダレ!ヨダレ!」

楓「…ったく、どんだけ食いしん坊なんだよ」

れんげ「こまちゃん!駄菓子屋の分は食べたら、めっなの!」

小鞠「ち、違うもん!これは違うの!」

■授業開始

一穂「じゃあ、特別講師にほたるん先生とお兄ちゃん先生を呼んでおりますー」

一穂「出来たら起こしてねー」

一穂「…」Zzzzz


蛍「え?え?私が教えるんですか!?」

兄「…」

蛍「先生!?先生!?」

一穂「わぁーいケーキー♪」Zzzz

蛍「…寝てる…」

夏海「ほたるんー肩の力を抜いてー」

蛍「は、はいっ!!頑張ります!!!」

蛍「え、えーと…その…まずは…えーと………………………………えーと」

兄「」カキカキ

蛍「あっ、そうです。この順番で、細かく説明すると…」


夏海「おぉぉぉ!れんちょん!生クリームが甘い甘いよ!!」

れんげ「なっつんダメなのん!あまり食べるとケーキ作る分がなくなるのん!」

夏海「少しぐらい大丈夫だって♪」


小鞠「あんたら…蛍の話を聞きなさいよ」

夏海「わかってるって♪」

小鞠(…)

☆妄想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

夏海「じゃじゃーん、夏海ちゃんケーキ完成~♪」

れんげ「なっつん…裸になって、生クリームつけて何してるん?」

夏海「あはははは。冗談冗談だって」


ペロッ

夏海「ひぃっ//」

れんげ「美味しいのん」

ペロペロペロペロ

夏海「んんっあああんっ//」

れんげ「美味しいのん。美味しいのん」


夏海「れんちょん!冗談…あんっ…冗談だから!お願いだからやめてっぇぇぇぇぇ!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


小鞠「ハッ」

蛍「…となります。じゃあ、さっそく作ってみましょう」

夏海・れんげ「はーい」


小鞠(あっ…し、しまった…全然聞いてなかった…)


蛍「センパイ、聞いてました?」

小鞠「え?あの…その…ごめんね」

蛍「仕方ありません。手取り足とり教えてあげますね♪」

小鞠「え?あっ、ありがとう」

蛍「いえいえ♪」



夏海「って、兄ちゃんスゲー!これケーキの家!?」

兄「」ウン

蛍「わわっ。これは本当にすごいかも」


小鞠(…)

☆妄想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

蛍「え?これを結婚祝いにですか?」

夏海「うん、兄ちゃんが作ってくれたんだ」

蛍「でも、お菓子の家なんて…しかも住めるように電気とかガスとかもあるなんて…」

夏海「ちゃんと役所にも申請して、正式にここが住所になったから♪」


蛍「もうーっ。センパイってば…少しぐらい妻の私に相談してください」

夏海「あはははは。でもこれで甘々な結婚生活が…」


蛍「じゃあ、お仕置きとして今晩はたくさん鳴かせてあげますね♪」

夏海「え?」

蛍「うふふふふ。お風呂にローションがありましたよ?」


蛍「まだ引っ越しの準備も終わってないのに、そういう準備は終わってるなんて…」

蛍「本当はすっごく期待してたんでしょ?」

夏海「いや、その…あの…」

蛍「あれぇー?違うんですか?じゃあ、これは捨てちゃおうかなー?」

夏海「こ、今晩はよろしくお願いします//」

蛍「ふふふっ。夏海センパイには本当に……その真っ赤な表情が似合いますね」

夏海「ひゃうっ//」


夏海「耳元で、あ、あんまり言わないで…//」

蛍「ふふっ。本当はこういう風に攻められるのが大好きな…変態さんなんですよね?」

夏海「うぅ………//」

蛍「今晩は記念日だから…寝かせませんよ?」



夏海「あーーーーーーっ」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

小鞠(やっぱり夏海は受けだよね)

小鞠(じゃない!ちゃんとしっかりしなきゃ!)

蛍「センパイ?」

小鞠「え!?えーと、あれ?またボーっとしてた?」

蛍「いえ、その…顔が真っ青ですけど、大丈夫ですか?」


小鞠「う、うん。大丈夫だよ」

蛍「無理そうなら保健室も…」

小鞠「だ、大丈夫だから…」

小鞠(し、心配かけすぎちゃった…これ以上…しん…ぱい…か…け…)

 
………


小鞠「ハッ」

小鞠「…ベッド…保健室?」

小鞠「そっか…私…」

蛍「くーくー」Zzzz


小鞠「蛍…そっか…私の事を看ててくれたんだ」

ナデナデ

蛍「えへへ…センパイ…」Zzzz

小鞠「…」

☆妄想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

蛍「センパイ…」

小鞠「蛍…本当に行っちゃうの?」

蛍「ごめんなさい。でも仕方ないんです」

小鞠「嫌だよ!蛍が東京に帰っちゃうなんて!私!私!」

蛍「センパイ…」

小鞠「だって、私せっかく蛍と仲良くなれたのに!なのに!」

小鞠「………いかないで…ひぃかぁなぃでよぉ…ほたるぅ…」ポロポロ

 
ギュウウウ


蛍「ごめんなさい。ごめんなさい。センパイ…ごめんなさい」ポロポロ

小鞠「私ね…蛍の事が好きなの。女の子同士で気持ち悪いって思うかもしれないけど…私、蛍の事が」

蛍「…わたしも…私も…私だってセンパイの事が好き!好きなんです!」

小鞠「じゃあ、じゃあ!行かないでよ!蛍!」

蛍「で、でも…仕方ないんです…仕方ないんですよぉ…」ポロポロ

小鞠「うぅぅ…」ポロポロ

蛍「センパイ…私センパイの事絶対に忘れません。手紙出します!毎日電話します!だから…」

小鞠「…だぁから?」ポロポロ

蛍「大人になったら迎えに来てもいいですか?一緒に住んでくれますか?」

小鞠「…うわぁぁぁぁぁん。ほたるぅーーー」

ギュウウウ


小鞠「当たり前!当たり前!絶対に待ってるからね!」

蛍「はい、絶対に迎えに行きますから」

蛍「だから…今日は…私…約束が…絶対になる…約束が欲しいんです」

小鞠「…え?」


チュッ


蛍「…」

小鞠「…」

蛍「えへへ。センパイ泣くほど嫌でしたか?」

小鞠「蛍だって泣いてるじゃん…」

蛍「泣くほど嬉しかったんですよ」

小鞠「私も…泣くほど嬉しい」

蛍「電車が…じゃあ、さよならセンパイ」

小鞠「『さよならじゃない!』またね!蛍!」

蛍「…はい。またですね。顔がグシャグシャだけど、私がとっても大好きなセンパイ」

小鞠「うん。また…私の大好きな人…」ポロポロ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


小鞠「涙が…」

蛍「センパ~イ~えへへ~」Zzzzz

小鞠(蛍可愛い…)

小鞠(って、私は何を考えてるの!?)

小鞠(蛍は純粋な心で私を看病してくれたのに!!)




小鞠「…じゃなくて!女の子同士なのに!!!!」

蛍「んっ…あっセンパイだぁ~。おはようござます~」グシグシ

小鞠「っ~//」カァァァァァァ

小鞠(え?え?え?何で蛍が天使みたいに見えるの!?)


蛍「…って、センパイ大丈夫ですか!?」

小鞠「あっ、も、もう大丈夫だから」

蛍「顔が真っ赤ですよ!?今度は熱が!?」

小鞠「あ、アカクナイモン」

蛍「いえいえ、絶対に熱がありますって」


小鞠「って、ちょっと待って!おデコで熱を測ろうとしないで!」

蛍「え?でも、これが分かりやすくて…」

小鞠「大丈夫だから!たっぷり寝たおかげで、もう大丈夫だから!」

蛍「あっ、汗かいてます…ちょっと部屋を暖め過ぎたかな?」

小鞠「うん、わかった!わかったから、そのタオルは私に頂戴」

蛍「へ?」

小鞠「お願いだから、私を拭こうとしないで!自分で拭けるから!」

蛍「は…はい。そうですよね。センパイ全部一人で出来るし、余計なお世話ですよね」

小鞠(あっ、蛍が落ち込んでる!?)

小鞠「いや、えーと…あのね?」

蛍「?」

小鞠(え、えーと…あぁ…えーと)

小鞠「今度、ケーキの作り方をまた教えて!蛍にプレゼントしたいから!」

小鞠(って、蛍に作り方を教えてもらって、蛍にプレゼントって意味が分からない!)


蛍「…」

小鞠「え、えーと…駄目かな?」



蛍「いえ、是非お願いしますっ♪」パァァァ

小鞠「」キュン

小鞠「って、あははは。お願いしてるのは私だけどね」

蛍「あっ、じゃあ、えーと…そうだっ。任せちゃってくださいっ」

小鞠「その返事の仕方も少し変かも…」

蛍「そのじゃあ、お世話になります」

小鞠「あはははは。蛍ってば可っ笑しい♪」

蛍「あ、あれ?」






小鞠(蛍…さっきはすっごい笑顔だったな…)

 
………

小鞠(そして、蛍と少しどうでもいい世間話をした)

小鞠(うん、昨日までの私にとってはどうでもいい世間話)

小鞠(…でも、今の私にとっては)


小鞠(1秒1秒が必死で嬉しくて楽しくて…もう壊れてしまいそうに嬉しい世間話だった)

蛍「センパイ。もう夕方ですし、帰れます?お義母さんを呼びます?」

小鞠「大丈夫。帰れる、あれ?」フラッ

蛍「あっ、大丈夫ですか?」

小鞠「ごめんね。立ちくらみが」


蛍「じゃあ、手を繋いで帰りませんか?」

小鞠「う、うん//」



小鞠(これくらいの演技…別にいいよね?)

 
スタスタスタスタ



小鞠「今度、風が無くて日が出てる日に、野原にピクニックに行こうか?」

蛍「はい!是非是非!」

小鞠「私、お弁当作ってくるから…その食べてくれる?」

蛍「はい!!!じゃあ、私もお弁当作ってきますね!」

小鞠「じゃあ、交換だね」

蛍「はい♪」

小鞠「あ、あと、クリスマスって暇?」

蛍「はい、特に予定はありませんけど」

小鞠「じゃ、じゃあさ、町に遊びに行かない?その……二人で」

蛍「はい!喜んで!」

小鞠「クリスマスになると町の方がキラキラになるから、蛍もびっくりすると思うよ」

蛍「そうなんですね。うわぁ~楽しみです♪」

小鞠「うん、私も楽しみ♪」

小鞠(ようやく完全に自覚できた)

小鞠(私は蛍の事が好き…そう恋愛的な意味で好き)


小鞠(でも、今はまだ告白とかできない…)

小鞠(だって、こうやって蛍と遊ぶだけでも幸せなんだもんっ)

小鞠(…それに……怖い…)

小鞠(告白して今の関係が壊れてしまったら…)


小鞠(でも…もし……もし、もの足りなくなった時…その時は…その時は…爆砕覚悟で…何もかもを無くす覚悟で)

小鞠「ねえ、蛍…」

蛍「はい?」

小鞠「これからもたくさん遊ぼうねっ」

蛍「はい!」






小鞠(今はこれで精一杯だけど…絶対に蛍の心を奪ってあげるんだから…)

小鞠(私無しじゃ生きていけないくらい、好きにさせてあげるんだから!!)

小鞠(覚悟しておきなさいよねっ!)




小鞠(蛍っ!)






       終わり

     _,r=ミv
    ⌒≫=r宀=-ミ                                                                      /´
  _彡'´ . : :'ー=≦´: :>                                                                     ⌒≫' ⌒ ヾ¨ : :、
  `'7 . : ∧: }: :ト、} : :八_                                                                    〃 . : : : : : . \: .:.
{ミ nム: {V ⌒ `´ ⌒jイ:〈/'彡 ____                                                              .' .:.i f^^}イi: i: i:. .ヽi
`ヽ ノ\:{ x=ミ  x=ミj/7´ /ニニニ二\                                                          i :从j⌒j从人从人〉
   \ 八 ┌‐ ┐ ノ /  =ニニニニニニニ\                                            〃ニニニニニニニニニヽ :{ r=ミ  r=ミj : }:|
    ノ\ >r─<  イ   'ニニニニニニニニニニ\                                           rー┐ ゝニニニニニニニニニニ人:.ミ r─┐彡:イ l
   ⌒从〉 |`´| .イ从 /ニニニ/___\ニニニ=i                                  r──|ニニ|─‐┐   /ニニ/| :j从≧=-=≦:ノ从:|
     ´/ ¨|  |¨¨|  /ニニニ/ニニニニニニ}\ニノ          rー┐    iニニi                   l=ニニニニニニニニi  /ニニ/ 人: : i:〃f父i ヽ : : 八
     /   |  |  |i /ニニニ/ニニニ二二ノ              |ニニ|── |ニニ|ー‐┐fニニニニニニヽfニニニニニニヽ──|ニニ|─‐┐ /ニニ/ fニiニi: : : : i |_| |: : : : : :.
     ゝ. __|  |_,》{=ニニ/ _____ ______,|ニニ|ニニニニニニニニニi 'ニニニニニニニ} 'ニニニニニニニ}ニニニニニニニニニi /ニニ/   |ニ|ニ|: i : i L.」//L.」 i: : i :i }
       {____} ゝ彡゙〃ニニニニニニニニ=iニニニニニニニニニニ|ニニ|   _|ニニ|__       (ニニ/      (ニニ/   _|ニニ|,__ lニニ'    |ニ|ニ|从从i∪//∪i人从イノ
        |ニニ∧ニニ|     ゝニニニニニニニニニ}ニニ! r‐─┐|ニニ|ニニ|〃ニニニニニニニ)‐┐      r‐┐      〃ニニニニニニニニ)|ニニ|    `´`´  ///////∧
       ニニi  iニ!              /ニニ/ニニ| |ニロニ! |ニニ|ニニ|ニニロニニ厂 ̄{ニニ{     r‐┐=!     r ┤ニロニニ厂 ̄ !ニニ!        〈/////////〉
        ニ|  |ニ            /ニニ/ lニニl└─ ┘|ニニ|ニニ|,ニニニニノ     '=ニ\_/ニ/=ニ\_/ニ∧=ニニニノ    'ニニ\___     `T TT T´
       |ニ|  |ニ|          (ニニ/ ∟ニニニニニニニニ」`¨´  ̄ ̄       \ニニニ/  \ニニニ/   ̄ ̄       \ニニニニノ     lー| |ーl
       ‘┛ ┗’           ̄                           ̄ ̄      ̄ ̄                    ̄ ̄      ┗┷┛

追いついた。

れんげ「zzz...」

楓「なんでウチの居間で寝てるんだよ…」

れんげ「zzz...」

楓「ちょっと裏の片付けしてる間に入ってきたのか…」

れんげ「zzz…ダガシヤー…カウノン…zzz」

楓「何か買いにきただけか…それにしてちょっとの時間でしっかり寝入っちゃって」

れんげ「zzz…ダガシヤー…チュー…」

楓「」

続きはよ

いいのかよこんな雑な内容で。即興だし

楓「って、別に寝言だし」

れんげ「zzz…」

楓「寝言だしさ、それに子どもの言うことだし…」

れんげ「zzz…」

楓「ほ、ほら甘えてる的な…」

れんげ「zzz…んむぅ…」

楓(な、な、なんであたしはこんなにドキドキしてんだよ…///)

楓「ゆ、指先ならいいよな。そ、そうそう!いきなりチューなんてしたら失礼だもんな!うん!あたしの指先にチューさせてやろう!」

駄菓子屋ってれんちょんのことなんて呼んでたっけ

>>207って>>1

あざっす。あとアニメしかみてないから多少の語尾とか色々は許してちょ

楓「ゆ、指なら…」ソー

ぷにっ

楓「はうっ///」

れんげ「んむ…zzz」

楓(な、なんだこの不思議物質…同じ人間の唇とは思えない…///)ドキドキ

楓「も…もっかい…」

ふにっ

楓「んふう///」

楓(やばいやばい…これ病みつきになっちゃう///)フニフニ

れんげ「zzz…ペロッ」

楓「!?!?」ドキッ

楓(指を…舐めた!?)

支援

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) '
Σ(* ・ω・)((´:,(' ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
   ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄

          /\
     . ∵ ./  ./|
     _, ,_゚ ∴\//
   (ノ゚Д゚)ノ   |/
  /  /

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/

出来心で乗っ取った。反省してないけど>>1をみて書きたくなった。>>1は神

れんげ「んぅ…」ペロペロ

楓「ぅあ…くすぐった…///」

楓(なんでれんげ舐めてくるんだよぉ…離せないじゃん…けど…)

楓「」ソーッ

れんげ「んぅぁ…zzz」

楓(ど、どうにか抜け出した…しかし、危ないところだった…このままだと…その、本当にとにかくやばかった…///)

れんげ「zzz…ヒック」

楓「えっ?」

れんげ「ヒック…返して…ヒック…れんげのだからぁ…ヒック」

楓「」

指ちゅはもええなー

楓(まずい…泣かせてしまった)

れんげ「ヒック…やだ…ヒック…やだぁ…エグッ…」

楓(え?え?ど、どうしよ、どしよ)
楓(れんげが泣いてるのなんで初めてみたから…どうしていいかわからない…)

れんげ「ぅあ…ゥワアアア…!」

楓「ま、まずい!」

すぽん!

楓「あっ」

楓(れんげの口に指をもろに入れてしまった…)

れんげ「ゥワアアア…んふぅ」ペロペロ

楓「はぅぅ…///」

楓(そして、指が…舌どころか口内全体に犯されるぅ…///)

れんげ「あぅ…ラガシヤァ…」ペロペロ

楓(え…れんげ…いま私のこと呼んだ…?)

れんげ「モットォ…ホシイ…ノン…」ペロペロ

楓(なん…だと…)

しまった。段取りが不自然だった。みなさん適当に補完しておいてくだされ。

楓(もっと欲しいと言われても…)

れんげ「ラガシヤァ…モットォ…」ペロペロペロペロ

楓「あぅっ…///」

楓(けど、けど…考えれないくらい…くすぐったいし…ちょっと…気持ちいい///)

れんげ「ラガシヤァ…カエデ…」ペロペロペロペロ

楓「えっ///」

れんげ「カエデ…カエデ…」ペロペロペロペロ

楓(な、なんでれんげったら、あたしの事を…名前で…///)

れんげ「カエデ…カエデ…」ペロペロペロペロ

楓「れ…れんげ…んぅ///」

楓(だめ…これ以上は…///)

れんげ「カエデ…チュー…」ペロペロ

楓「」

れんげ「チュー…シテヨ…」ペロッ

楓(これは…我慢しなくてもいいよね…)

ええなー


でももう眠い

楓(わたしは気がつかなかった…このれんげという少女の頬が紅潮したこと)

楓(己の唾液で妖艶に光るその唇…少しばかり粗い息遣い)

楓(起きてるとか、寝てるとか。なんでいるとか。そうじゃない)

楓(私の使命は、れんげの欲求を満たしてあげることに違いなかった)

楓「れんげ…」

楓「ファーストキス…貰うからな…」

楓(寝ているはずのれんげが、僅かに揺れた気がした。それとも、はち切れん己の心臓の鼓動か)

おっおおお!

楓「」ゴロン

楓(目標をセンターにいれてチュー…目標をセンターにいれてチュー…)ドキドキ

楓(れんげの横に寝転んで間近でみると、さらに紅潮していることが分かった)


楓(あたしもか)


楓「ハァハァ…れんげ…」

楓(もうすこし…もう少しで…)ドキドキドキドキ







れんげ「愛してるのん」

楓「ぇっ…んう…」

楓(なんてことだ)

れんげ「んぅ…ふぁ…」

楓(れんげは)

楓「れんげ…れんげぇ…」

楓(騙していたのだ)

れんげ「好き…好き…大好き…」

楓(あたしを、最初から)

楓「あたしも…あたしも…っ!」






楓(あたしたちがお互いの唇を、愛を求めた時がどれだけ経ったかは分からなかった)

楓「…」

れんげ「…」

楓(ふと、店先を見ると、ガチャガチャの影が随分長く伸びているのが見えた)

小学生相手にwwwww


ありだと思います

れんげ「ねぇ…」

楓「…なに」

れんげ「うちはね…不安なのん」

楓(れんげは背中合わせの向こうから声をかけてきた)

楓「…なにが」

楓(あたしの背中にもたれる小さな身体は、明らかに震えていた)

れんげ「怖いのん…わかんないけど…とにかく怖い…っ!」

れんげ「うちも出来心だったのん…けど、けど…っ!」

楓(初恋。ふと、そんな言葉が頭をよぎった)

れんげ「楓…優しいし頼れるし…うち、ほんとバカなのん…!」

楓(好きな子に悪戯する。そんな幼心に近いものを、れんげはしていたのかもしれない)

最後の支援
もう眠い明日ログ即で見る

れんげ「ごめん…なさい…」

楓「なんで…謝るんだよ…」

れんげ「けど…ごめんなさい…」

楓(ふりかえると、顔をおさえ、ポロポロと涙を流すれんげがいた)

れんげ「だって…だって…!」

楓「れんげ…!」

楓(私にも分からなかった。けど、確かに私はれんげを抱きしめていた)

れんげ「う、うえええん!!ごめんなさい…ごめんなさい!!!」

楓「大丈夫…大丈夫だから…っ!」

楓(繰り返し謝るれんげ。誰かを抱きしめるあたし。頬には涙)

楓(みんな初めての経験だった)

楓(泣き止むまでに時間はそうかからなかった)

れんげ「ごめんなさい…なのん」

楓「もう、いいって」

楓(真意が分からなかった。けど謝られてしまうと、私は何だったの?)

れんげ「あのね…駄菓子屋…」

楓「なんだ、名前で読んでくれるのはもうおしまいか?」

れんげ「ぅぇ…そ、それは…駄菓子屋、大人気ないのん!乙女の心を弄ぶな!」

楓「わかったわかった」

楓(れんげの顔は真っ赤だった。けど、反論してくるくらいの元気はあるらしい)

楓「で…なによ?」

れんげ「あ…あのね…うち、駄が…楓が好きなのは本当なのん」

楓(呼び直してくれた)

れんげ「ほんとは、もっと早い段階で起きるつもりだったのん…けどね、えっと…」

楓「わかったわかった」

楓(普段快活に喋るれんげが言葉を詰まらせるほど、何かを考えさせたくなかった)

楓「あたしもさ、悪かったよ」

れんげ「えっ…」

楓「いや…それこそ大人気ないじゃん?あんな迫力で迫ったら、逃げられないし?」

楓「けどさ」

楓「れんげの、あの言葉。あれだけでいいんだ」

れんげ「あっ…///」

楓(流石に思い出させるのは悪かったかな?)

楓「あたしもさ、愛してるよ。れんげのこと」

れんげ「……」

楓(そこには、店先のりんご飴ほどに頬を赤らめたれんげがいた)

れんげ「…ばかっ!」

楓「わかったわかった」

楓(ぽんと頭を叩くと、れんげは小さく「バカ」と言った)

楓「さ、帰ろう?先輩も心配するしさ」

楓(体一つできたれんげを持ち上げると、そのまま原付のシートまで持って行った)

楓(れんげは人のことをあーだこーだと罵ったが、シートに座らせてから店先にあった棒付き飴を渡すと、驚くほど静かになった)

一穂「あらぁ…ごめんねいつもいつも」

楓「いえ、いつもの事ですからお構いなく。日も短くなりましたし」

楓(れんげを家に届ける頃にはすっかり暗くなっていた)

れんげ「駄菓子屋…ありがと…なん…」

楓(先輩の後ろに隠れたれんげは小さくなった飴を舐めていた)

一穂「あら、れんげ。随分おとなしいじゃない」

れんげ「ね、ねぇねには関係ないのん!!」

楓(先輩…鈍いなぁ。生徒が、妹が成長したのに)

一穂「あら…何よその顔」

楓「えっ」

一穂「随分とドヤっとしてるけど…あんたたち、なんか私に書く仕事してるの?」

れんげ楓「そ、そんなことないのん!!」

れんげ楓「あっ」

一穂「ふぅん…」ニマニマ

楓(先輩…うざい…)

書く仕事➡︎隠し事
一穂「ま、いいわ。とにかくありがとね。どう?夕飯でも」

楓「え、ああすいません。けどお店の鍵を…」

楓(強い視線を感じた。悲しみ、怒り、疑問…種々雑多な意味のある視線を!)

れんげ「帰るのん…?」

楓「」

れんげ「帰るのん…?」シュン

楓「あ、か、鍵は閉めました!はい!なんで、お言葉に甘えていただきます」

一穂「ほんと?よかったぁ、そしたら、ささ、入って入って!」

楓(あの泣き落としには、勝てん)

すまん、家のWi-Fiから飛ばせなかったからもしもしで飛ばす。もう終わるから。

楓「…?」

楓(靴を脱いで、居間に進もうとした時だった)

楓「れんげ…?」

れんげ「手…繋いで」

楓(小さな手は、あたしの上着の袖をぎゅっと掴んでいた)

楓「…しょうがないな」
楓(あたしはれんげの手を取り、膝をついた)

楓「これは…サービス」チュッ

楓(我ながら酷くくさい行為だ。れんげの手の甲に軽く接吻をした)

れんげ「ふぁ…も、もう…ばか…」

楓(尻すぼみになる声、うつむく頭。くそぅ、可愛いなぁ)

楓「さ、行こう?れんげ」

れんげ「う、うん!」

楓(あたしはこの顔が見たかったのかな)

楓(れんげの顔は眩しすぎる笑顔だった)

楓(愛が家族愛かわからないけど…れんげがいればそれで今はいいや)

楓(まずは、れんげをもっと愛してあげよう)

れんげ「…?かえで、早く行くのん!」

楓「ああ、はいはい」

楓(この小さな恋人には笑って欲しいから)



楓(…このあとにれんげが、一緒に風呂入りたいとか、寝たいとか。あたしの想像以上にませていたことは、また別の時に)

おわり

くぅ~疲れm(ry

一時期随分と携帯が虐げられてたことがあったからなんとなく隠してたけど、今はそんなことないのね。

乗っ取り、雑文、誤字脱字失礼しました。あの二人のカップリングは好きです。

では。

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