雁夜「やっぱ間桐継ぐわ」 臓硯「えっ」(821)

臓硯「・・・雁夜、貴様悪いもんでも食ったか?」


雁夜「んなわけないだろ、吸血鬼。ほらさっさと当主の座をよこせ」


臓硯「いや別に当主を継ぐの構わんのだが、お前魔術一つ扱えぬろうに」


雁夜「現当主だって魔術使えないだろが」

臓硯「あやつは仕方なくだな・・・」


雁夜「解った、魔術だろうがなんだろうが習得してやる。だから・・・」


臓硯「分かった、分かった。まぁ、お前には一応回路も存在しておるし、鍛錬を積めば一人前ぐらいには成れるだろう」


雁夜「よし!何からやれば良いんだ!?蟲共の世話やりか?それとも腹筋からか?」

臓硯「そう焦るな、雁夜。じっくりと実力を積みかせねて行けば良い。まずは蟲に餌やりでもやってこい」


雁夜「よし来た!やってやるぜえええええええええええええええええ!!!待ってろ葵さん!!!」

ドドドドドドドド

臓硯(それにしても何故、今更当主の座を欲しがるのか理解に苦しむわい・・・)


臓硯(まったく何が奴をそうさせたのやら・・・。まぁ、実際実権ワシが持つのだがな)


臓硯(まぁ、どこまでやれるのか見ものじゃな。精々ワシを失望させるなよ。雁夜・・・)

事の発端は5時間前に遡る。

公園


雁夜「おーい!葵さーん」


葵「あっ、雁夜君!久し振りね。元気にしてた?」


雁夜「あぁ、桜ちゃんと凛ちゃんは?(相変わらず綺麗だな、葵さん・・・)」


葵「あぁ、あの二人なら主人と遊園地に」


雁夜「時臣がああああああああああああああああああああああああああ!?」


雁夜(馬鹿な・・・。時臣は魔術の事にしか頭に無い野郎じゃなかったのか・・・!?)


葵「もう、雁夜君ったら。そんなに驚いて。あの人だって一応人間よ?」


葵「年中、魔術の事にしか頭に無いサイコ鬼畜外道屑男のわけないじゃない」


雁夜「いやそこまで思ってないけど・・・」

雁夜(それにしてもまさか、時臣にそんな人間らしい一面があるとは・・・。意外だ)


雁夜(だが、二人だけを連れて行って葵さんだけを残すとは。けしからん野郎だぜ・・・)


雁夜「葵さんは一緒に行かなくていいの?(ここはクールに慰めの言葉を・・・)」


葵「私はちょっと風邪気味っぽいから・・・。でも夕食はホテルで、主人と・・・///」


雁夜(時臣ぃいいいいいいいいいいいいいいい!貴様はああああああああああ!!うらやましいいいいいいいい!!!)


雁夜(くそっ!少しは欠陥残せよ!何で完璧なんだよお前はアアアアアアアアアアアアああああああああ!!!)


雁夜(確かに奴は、育ちは良いし、そこそこ顔は良いし、金持ちだし、あと声なんかカッコいい!)


雁夜(だが、それは俺も同じはず・・・。金持ち・・・。あ、俺金持ってねーわ)


雁夜(まさか対等ではないから・・・俺は葵さんと結婚できなかったとでも言うのか・・・)

雁夜(普通、完璧か一つ欠陥かを二択で選ばされたら、確実に前者を選ぶ・・・。そういうことか・・・)ガクッ


葵「ちょっ!雁夜君どうしたの!?いきなり跪いて!」


雁夜「立ちくらみが・・・」バタン

葵「とりあえず、ベンチに・・・!雁夜君しっかりして・・・!」


葵「よいしょ!よいしょ!」


雁夜(葵さん・・・君は美しくて可憐で、良い匂いがして、あとおっぱいがでかい・・・)


雁夜(完璧だ・・・。あぁだから惹かれ合うのか・・・完璧どうしは・・・。クソッ・・・)


雁夜(そういえば・・・間桐って金持ちだったよな・・・)

その刹那。雁夜脳みそがフル稼働し始め、ある答えを弾き出した!


雁夜(間桐継ぐ→金持ち→俺スーパー完璧→葵さんに求婚→素敵!抱いて!)



雁夜(・・・これだあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!)

バッ!


葵「きゃっ!雁夜君だいじょうなの・・・?いきなり起き上がって!」


雁夜「葵さん君に相応しい男になって帰ってくる・・・!それまで待っていてくれるか?」


葵「は?」


雁夜「ありがとう葵さん!俺行くよ!」

タッタッタッタッタ

葵「行っちゃった・・・何だったのかしら・・・?」


凛「お母様ー!ただいまー!」


桜「お母様・・・。ただいま・・・」


葵「あら?凛、桜早かったわね?」

時臣「た、ただいま・・・葵・・・。」ヒューヒュー


葵「ど、どうされたんですか・・・!?そのお顔・・・」


時臣「い、いやぁ・・ジェットコースターというモノに乗ったのだが・・・思いのほか凄くてな・・・」


葵「は、はぁ・・・」


桜「お父様が、あまりにもアレだったから早めに繰り上げてきたの・・・」


凛「こらっ・・・!桜・・・!もうちょっと言い方考えなさいよ!何よアレって・・・!」


桜「だって・・・」


葵「・・・」

そして現時刻。蟲倉


雁夜「うへへへ・・・そして葵さんと桜ちゃんと凛ちゃんを・・・」ニヤニヤ


臓硯「おい、雁夜!気味の悪い、薄ら笑いはやめろ。蟲達が怯えてるだろうが!」


キシャーキシャー


雁夜「おわっ!何だよ!ビックリさせんな・・・」

臓硯「まったく・・・。餌やりが終わったら、さっさと戻らんか。いくら時間が潤沢にあるとはいえ無駄に使うな」


雁夜「わかったよ、で次はなにをやればいいんだ?」


臓硯「そうじゃな・・・ではちとばかり魔術を教えてやろうかの」


雁夜「ふん・・・やっとそれらしいのが来たな」

臓硯「言っとくが、お前は基礎から学び直さんといけんぞ。貴様は基本の、「き」の字も知らんのだからな」


雁夜「えー無限に剣を作ったり、剣からビームを出す魔術をさっさと教えろよ」


臓硯「戯け、魔術は基礎から積み重ねんと必ず失敗する。爆薬を扱ってるようなものだと思え」

書庫

雁夜「この部屋に入るのは、子供の時以来だな・・・」


臓硯「何を言っておる、貴様子供の頃は勉学もせず、遊びほうけてたろうが」


雁夜「失礼だな、ちゃんと中学からしてたぞ!」


臓硯「・・・まぁいい。では基礎中の基礎からだ」

そうして勉強が始まった・・・


臓硯「雁夜、このマナとオドの違いが分かるか?」


雁夜「マナカナみたいなもんだろ」


臓硯「違うわ、馬鹿者。というかなんじゃマナカナって」


臓硯「いいか、オドは人間などが作り出す、小魔力を指す。一方マナは自然などで生成される大魔力じゃ」


雁夜「へー」ボケー


臓硯「おい」

臓硯「魔術回路は魔術師の心臓とも言える。一度傷つけられれば二度と再生せん」


雁夜「そもそもどうやって傷つけるんだ?」


臓硯「まぁ一概には言えんが・・・例えば・・・」



臓硯「まぁ今日は手始めじゃし、こんな物でよかろう。今日の講義は終了じゃ」


雁夜「あー終わった。終わった。寝よ寝よ」


臓硯「こやつめが・・・」

そうして・・・


臓硯「さて、ワシが教えられる知識は全て与えた。後は実践あるのみじゃ」


臓硯「ではさっそく蟲を使役してみせよ」


雁夜「動け・・・動け・・・」

シーン


臓硯「はぁ・・・雁夜よ。お前は手足にいちいち動けなどと命令して動かしているのか?」


臓硯「もっと自分の体の一部だと認識しながら、やってみろ」

雁夜「(体の一部ねぇ・・・)」

ズズッ


雁夜「う、動いた・・・」


臓硯「やれば出来るではないか。そうだそのような感じで引き続き動かしてみろ」


雁夜「(体の一部・・・体の一部・・・)」

ブウウウウウウウウウウウウン


臓硯「おぉ、これは中々。(まさか短時間で集団で飛ばすことができるとは・・・こやつもしや・・・)」


雁夜「うおおおおおおおおおおっ!!!やった!!!って・・・」

雁夜「こ、これどうやって止めるんだ!?」


臓硯「どわっ!馬鹿者!ワシに蟲を向けるな!」

ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン


雁夜「んなこと言われたって!止まらないんだよ!」


臓硯「(先のは読み違いか・・・。)あだっ!ワシを刺すな!」


そんなこんなで・・・


臓硯「これで全過程終了じゃ。貴様を心技体ともに鍛えぬいた」


雁夜「ふぅ・・・結構長かったな・・・」


臓硯「雁夜、お前に間桐家の全権を委任する」


雁夜「そ、それじゃあ・・・」


臓硯「あぁ・・・お前が間桐の当主じゃ!」


雁夜「イヤッホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」ビューン

雁夜「これで葵さんと・・・うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉおおおお!!!ちょっと公園まで行ってくる!!」


臓硯「・・・ま、前にも言ったが名だけだがな・・・カッカッカッカッカッカッカッ!」

公園


雁夜「葵さーん!」


葵「どうしたの雁夜君そんなに息切らして・・・」


雁夜「お、俺、間桐を継いだんだ!だから俺と!(ついに葵さん一緒になれるうううううううううううううううう!!)」


葵「」


葵「雁夜君・・・私貴方が分からない!」


タッタッタッタッタッタ


雁夜「な、何で・・・」

葵(貴方はけして魔術に染まらないと思ってたのに・・・雁夜君・・・)


凛「お母様何で、泣いてるの?まさか雁夜おじさんが・・・!」


葵「り、凛これは違うの!ちょっと目にゴミが・・・」


ドドドドドドドド


雁夜「り、凛ちゃん・・・」


凛「なんでお母様を泣かしたの!サイテー!雁夜おじさん!」


雁夜「えっ」

桜「・・・」トトトトト


雁夜「桜ちゃん・・・」


桜「雁夜おじさん、嫌い・・・」


雁夜「う、うわああああああああああああああぁああああああわああああああああああああああああああああ」


凛「行こう!桜・・・」


桜「うん・・・」


タッタッタッタッタ


雁夜「俺は一体・・・」ピクピク

雁夜(俺は葵さんのために・・・相応しい男になろうと・・・何故っ・・・何故こうなるっ・・・!)ポロポロ


雁夜「うわああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

オカーサンアノヒトナイテルヨ シッ!ミチャイケマセン


雁夜「チクショウ!チクショウ!チクショウ!チクショウ!チクショウ!チクショオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

ドドドドドドドドドドドドドド


雁夜「ああああああああああああぁあああああああああああああああ!!」

タッタッタッタッタッタ

間桐の家


雁夜「俺は葵さんのために・・・相応しい男になろうと・・・」ブツブツ


臓硯(む・・・あやつめ帰っておったのか)


雁夜「遠坂・・・時臣・・・時臣まさかアイツが三人を洗脳したんじゃ・・・!」


臓硯(何か独り言を言っておるぞ・・・)


雁夜「そうだ!そうに違いない!どうすれば助け出せる・・・?三人を・・・!」


雁夜「考えろっ・・・考えるんだっ・・・!間桐雁夜っ・・・!」

真実はいつも一つ

せいはいくんに頼んでナカヨクナールを出してもらおう

雁夜「あっ・・・」


雁夜(聖杯・・・)


雁夜「そうだよ・・・これがあれば・・・!三人を解放できる・・・。そうすれば葵さんも俺を認めてくれる・・・!」


雁夜「おい・・・聞いていたんだろう?吸血鬼。俺を聖杯戦争に出せ・・・!」


臓硯「はっ・・・?何を言っておる貴様。お前はまだ伸びしろがある・・・まだ聖杯戦争に出るのは・・・」


雁夜「黙れっ・・・!俺には聖杯が必要なんだ・・・!」

雁夜「もしも聖杯を手に入れたら貴様の願いも叶えてやるよ・・・」


臓硯「聖杯が叶えるのは唯一つの願いのみ・・・。二つめなどありはせぬ・・・!」


雁夜「あるだろサーヴァントの枠が・・・」


臓硯「き、貴様・・・」


雁夜「お前の考えている通りだ。こいつ(令呪)でサーヴァントに強制的に願わせればいい」


臓硯(令呪を考案したのはワシ・・・。これは可能なのか・・・?二つ目の願いというのは・・・)


臓硯(わからん!わからんが・・・試してみる価値は大いにある・・・!)

なんかお爺ちゃんかわいくね?

臓硯「よかろう・・・雁夜・・・!出ろ聖杯戦争に!ワシが最大限の支援をしてやる!」


臓硯「だがな・・・聖杯に選ばれるという事は、並大抵の訓練では無理だ。これからは・・・」


雁夜「痛ッ!」シュウ・・・


臓硯「ば、馬鹿な!令呪が!」


雁夜「どうやら選んでくれたみたいだな。聖杯が」

雁夜「だが今のままでは、時臣にすら勝てない・・・必要だ。圧倒的な実力が・・・!」


臓硯「・・・・・・・」


雁夜「・・・吸血鬼」


臓硯「なんじゃ・・・?」


雁夜「俺に刻印蟲を植えつけろ」


臓硯「正気か・・・?貴様・・・」


臓硯「アレはタダで力が手に入る代物ではない。寿命を半分以上削り、激痛にもがき苦しむ事になるぞ・・・」


雁夜「それがどうした・・・?俺がそんな事で屈折するとでも?」


臓硯(刻印蟲を植えつけて、手に入れた力など結局は破滅の道を辿る・・・。少しは頭が切れると思ってたんじゃがな・・・)


臓硯(今回の聖杯も無理か・・・。そんな事も分からん男に聖杯は掴めん)


臓硯(まぁ、雁夜の苦痛にもがく様を肴にして楽しむ事にするかの・・・)

なんかデジャヴ

臓硯「よかろう、蟲倉に行け。ワシはちとばかり準備して行くから、先に言っておれ」


雁夜「分かった。早く来いよ」


またまた蟲倉

臓硯「ではさっそく施術を開始する」


臓硯「とりあえず、一週間ほど蟲の苗床になってみせよ。それで狂い死にしなかったら次の段階を踏んでいくぞ」


雁夜「ふん・・・茶番だな・・・」

臓硯「何?」


雁夜「俺の生き様をしっかりと見とけ!うおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

ザッバーン


雁夜「うおおおおおおおおおおおおおおおおおぉおおおおおおお!!!」バッシャバッシャ


臓硯「何だと・・・クロールしながら泳いでおる・・・」


雁夜「ハッハッハッハー!なんか気持ちいいぞ!これ!」バッシャッバッシャ


臓硯「うわぁ・・・」

そうして一週間後


雁夜「タイムだいぶ縮んだな・・・。このままメドレーでもやってみるか・・・」  


臓硯「蟲倉でそのさわやかな笑顔はやめろ」


雁夜「たまにはこういうのも悪くないよな・・・」


臓硯「だからやめろ!」

雁夜「何だよ、うるさいな・・・。で、そろそろ一週間立ったろ?」


臓硯「ん、あぁ・・・。そういえばそうじゃな・・・。(まさか蟲倉をプールとして活用するとは・・・。コイツ頭のねじが吹っ飛んだか?)」


雁夜「じゃあ、さっそく植えつけてもらおうか」


臓硯「それでは始めるとするか・・・」

施術後・・・

雁夜「あんまり痛くなかったな」


臓硯(ふん・・・そんな事をほざいてられるのも今のうちじゃ・・・)


臓硯「おっと!暗い蟲倉のせいで、視界が悪く足をつまづいて、雁夜に勢いよく蹴りを入れてしまったー!」

ドゴォ!

雁夜「あだっ!何すんだ!気をつけろよ・・・」


臓硯「えっ」

刻印蟲「えっ」

臓硯(何故じゃ・・・。何故蟲共が奴の体を食い散らかさん!?)


臓硯(もう一度・・・)「あぁー!杖を何か振り回してたら物凄いスピードで杖がすっぽ抜けたー!」グルングルン

ビューン

雁夜「ぐえっ!いい加減にしろよ・・・!臓硯!」


臓硯(ありえん・・・!刻印蟲が痛み無くして、魔術回路を拡張するなどありえん・・・!)

おじさん「フロア一つ借り切っての完璧な工房だ…」


臓硯(何という事だ・・・!こんな事態生まれて初めてじゃ・・・)


臓硯(もしやコイツ本当に天性の何かを持っているのか・・・?)


臓硯「(だとしたら・・・!)ククカカカカカカッッ!雁夜!今宵は召喚の儀に取り移る!」


雁夜「何だよ、いきなりだな」


臓硯「まぁそういうな!(ククク!本当にワシの願いが成就されるやもしれぬ!クククククッッ!滾ってきたわ!)」

ここでキャスターを出してしまう安定の幸薄おじさん

臓硯「では、腹は減っておるじゃろ?夕飯を食って来い」


雁夜「あぁ、じゃあ夜な」

タッタッタッタッタ


臓硯(ククク!愉悦ではなく興奮がワシを駆り立てる!久しい!実にこの感覚は久しいぞ!)


臓硯「ハハッハハハアハッハアアアアハッハッハッハッハッハ!!!」

廊下

雁夜(不思議だ・・・。ほとんど痛みも無い・・・)


雁夜(しかも内から力が沸々と湧いてくる・・・)


雁夜「ククク!時臣!精々の今のうちに首を洗って待ってろよ!」


雁夜「痛!こんなころに棘が・・・」


雁夜「・・・ん?あれ傷が無い・・・」

そうして夜



臓硯「貴様には、狂化の属性を付与してもらう」


臓硯「今のお前なら、狂兵すら手懐けることなど容易いだろう」


雁夜「当たり前だ。」


臓硯「お前のために、最高の素材を用意してやった」


雁夜「これは・・・」


臓硯「アロンダイト。かつてサーランスロットが愛用していた言われている剣だ」


臓硯「この媒介で・・・。雁夜!聖杯を必ずや手に入れろ!」


雁夜「言われるまでも無い!」

④ヽ(´・ω・`)ノ

推奨BGM
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臓硯「では召喚の儀を執り行う!」



雁夜「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。

    繰り返すつどに五度。
    ただ、満たされる刻を破却する」

               
   「――――告げる。

    汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
    聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

 「誓いを此処に。

    我は常世総ての善と成る者
    我は常世総ての悪を敷く者!」

   「されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。
   汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者!」

 

雁夜「汝三大の言霊を纏う七天!
    抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!


雁夜「狂戦士・・・」


 「■■■■■■■■■―――――――――!!!!!」

To Be Continued―――

雁夜「コイツがバーサーカー・・・」


バーサーカー「・・・・・・」


臓硯「召喚には成功したようじゃな・・・(そういえばこのサーヴァントは人語が通じるのか・・・?)」


臓硯「おい、雁夜」


雁夜「何だよ」

臓硯「試しのこのサーヴァントに命令してみろ、人語が通じるのか知りたい」


雁夜「ん・・・確かに気になるな・・・。よしお手!」


バーサーカー「・・・・・」スッ


グッ


雁夜「あ、握手した・・・」

雁夜「お座り!」


バーサーカー「・・・・・」スッ


雁夜「正座した・・・」


臓硯「無駄に礼儀正しいのぉ・・・」


雁夜「ある程度は伝わるみたいだな・・・」

臓硯「うむ・・・コイツは幸運な事じゃ・・・。無駄に令呪を消費しなくて済むぞ」


雁夜「ようし!さっそく時臣の家に襲撃をかけるか!」


臓硯「馬鹿者、気が早すぎるわ。もう少し状況を見ろ」


雁夜「んな事言われたって、どうすればいいんだよ」

臓硯「こんな事があろうかと、遠坂の邸宅に使い魔を放っておいた。これで状況が観察できる」


雁夜「ほぉ、気が利くじゃないか。臓硯」


臓硯「貴様もうちょい、言葉遣いをだな・・・」


雁夜「で、テレビは何処に?」

おもろい支援

雁夜「おい臓硯、この使い魔はその・・・お風呂とかも除けたりするのか?」

>>192
おまわりさんこいつです

臓硯「応接間だ。」


雁夜「何で見てないんだよ!状況が変わってるかもしれないだろ!」ダダダッ


雁夜「付いて来い!バーサーカー!」


バーサーカー「・・・・・・」コクッ


応接間

雁夜「どうやって、見るんだ!?」


臓硯「えぇと確か、映像受信機とテレビ繋いで・・・だな」


バーサーカー「・・・・・・」テキパキ


雁夜「おぉ、コイツ凄いぞ!」


臓硯「もしかしたら、ワシらは最優秀なサーヴァントを召喚したやもしれぬぞ!」

才能の無駄使い

バーサーカー「・・・・・・・」



雁夜「おっ!映った!って何だ、これ!地面が抉れてるぞ・・・」


臓硯「どうやら、サーヴァントとの戦闘が始まったようじゃな・・・」


雁夜「でも、黒煙しか映ってないけど・・・」


雁夜「おい!戦闘終わってるじゃないか!だから見とけって言ったろうが!」


臓硯「ワシはお前みたいに暇をもてあましておらぬ!」

バーサーカー「・・・・・・」


雁夜「まったく、まぁ明日から動きあるだろうし・・・寝る!」


臓硯「ワシも寝るわ!まったく・・・」


バーサーカー「・・・・・・」シュウウウウウン

かわいい

朝 

雁夜「まったく眠れなかった」ギンギン


臓硯「ワシはグッスリと深い眠りにつけたがな!」


雁夜「お前は寝なくてもだいじょうぶだろうが」

>>231
誰得

雁夜「さて、偵察てがら外出してくるか」


雁夜「行くぞ、バーサーカー」


バーサーカー「・・・・・・・」コクリ


雁夜「そういば、俺日の光とか浴びてだいじょうぶなのか?」

>>233
雁夜「(射精し足りなくて)まったく眠れなかった」ギンギン
臓硯「ワシは(アナルを掘られすぎて疲れたから)グッスリと深い眠りにつけたがな!」



!?

>>235やめろwwwwwww

公園の入り口

雁夜「あんまり変わらないな、むしろちょっと健康になってる気が」


雁夜「そういえば、いつも葵さんは公園にいる・・・。このまま行ったら鉢合わせになるじゃないか!」


雁夜「新都にでも行くか・・・」

葵(・・・?アレは雁夜君?)


葵「雁夜・・・!」


雁夜「だっ!葵さん!?じゃなくて、人違いじゃないですか?えぇ、僕は雁夜君じゃありません!それでは!」ダダダッ



葵(・・・?アレは雁夜君?)


葵「雁夜君・・・!」


雁夜「だっ!葵さん!?じゃなくて、人違いじゃないですか?えぇ、僕は雁夜君じゃありません!それでは!」ダダダッ

新都

雁夜「ふぅ・・・本当に鉢合わせしてしまうとは・・・」


セイバー!アノパフェタベクラベシマショウ

イイデスネアイリスフィール


雁夜(ん・・・外人か?綺麗だな・・・まるで西洋人形みたいだ・・・)


バーサーカー「・・・・・」シュウウウウン


雁夜「どわっ!馬鹿!何で実体化してるんだ!」

バーサーカー「・・・・・・・」ブンブン


ナニアレーカッコイイー! ママーアレホシイー


女子学生「あの・・・一緒に写真取ってもらっていいですか?」


雁夜「えぇ!?いやっ俺らいや、僕達はですね・・・」

雁夜「早く霊体化しろ!目立つだろうが!」


バーサーカー「・・・・・・・」ブンブン


ナニアレーカッコイイー! ママーアレホシイー


女子学生「あの・・・一緒に写真取ってもらっていいですか?」


雁夜「えぇ!?いやっ俺らいや、僕達はですね・・・」

一般人「何かのプロモーションやってるんですか?」


雁夜「え、えーと、クソッおおおおおおおおお!我がサーヴァントに命ずる!即座に霊体化し、俺について来い!」


雁夜「すいません、どいてください!」ダダダダダ

アイリ「何か騒がしいわね」モグモグ


セイバー「何かの催しがで行われているようですね」モシャモシャ


アイリ「セイバーそのクレープもう一口だけくれない?」


セイバー「だ、ダメです!さっき一口と言ったではありませんか!」

アイリ「お願い!セイバー!」


セイバー「ならば、私はそのクレープの三口目を要求します!」


アイリ「だ、ダメよ!」


セイバー「えっ!」

食事のため、持ち場を離れる

ほしゅ

食事終了。投下を開始する

待ってたぜ

雁夜「ぜぇ!ぜぇ!酷い目にあった・・・」


バーサーカー「・・・・・・」ヒュウウウン


雁夜「おい!バーサーカー!よくも令呪を使わせやがったな!」


雁夜「頼むから言う事聞いてくれ!お願いだから!」


バーサーカー「・・・・・・・」コクコク

雁夜「まったく収穫どころか、逆に令呪を消費してしまうとは・・・!あぁ後で、ジジイにどやされる・・・」


雁夜「あぁ、帰りたくないな・・・。波止場にでも行くか・・・」



雁夜「ここは落ち着くな・・・。よく昔家出したとき来たっけ・・・」

ネェセイバー

雁夜「ん・・・?こんな時間に話し声が・・・誰だ?」


バーサーカー「・・・・・・・」ギリッ


雁夜「バーサーカー?」


雁夜「この音・・・まさか・・・」

そういえばランスはディルとは相性悪かったっけ

相手の宝具白刃取りしたらどうなんの

セイバー「・・・・」


ランサー「・・・・・・」


雁夜「サーヴァントか・・・?」


バーサーカー「・・・・・・!!」ググググググ


雁夜「おい!バーサーカー落ち着け!」

セイバー「・・・・・!誰だ!」


雁夜「・・・・・やるしかなさそうだな・・・。構えろ、バーサーカー・・・」


雁夜「あの時の外国人・・・」


ランサー「一般人か・・・・?」


セイバー「一般人なら、早急に立ち去って貰おう!でなければ・・・」


雁夜「・・・・・・令呪」スッ


ランサー「マスターか!」

>>302
ギルの出した武器を宝具化した

つまりそういうこった

>>307
あれはギル自身の宝具じゃないし,しかもギルの手から離れてたからできたんじゃね?

雁夜「あぁ、アンタらサーヴァントようだが、お取り込み中だろ。邪魔して悪いな」


ランサー「ただ今、このセイバーと決闘中でな。控えてくれると助かる」


雁夜「そうしたいのは山々なんだが・・・コイツがな・・・」


バーサーカー「■■■■■■■■――」


雁夜「殺せ、バーサーカー」

>>302
セイバー戦で白刃どりしてただろ

バーサーカー「■■■■■■■■――――――――――!!!」



ランサー「馬鹿なっ!二体のサーヴァントの相手にするだと・・・!」


セイバー「伏せろ!ランサー!!!」


ランサー「何っ!」


ドゴオオオオオオオオオン!


ランサー「ごはっ・・・!」

バサカ無双

この人でなし!

セイバー「ランサーが倉庫にめりこんだ・・・!?」


雁夜「おい、あんまり余所見するなよ」


アイリ「セイバー・・・」


セイバー「アイリスフィール!!」


雁夜「おっと、あまり動かない方がいい。動くと蟲の餌になるぞ」

ブウウウウン

これきりつぐに射殺されんじゃね?

舞弥「切嗣!マダムが!」


切嗣「あぁ!分かってる!だいじょうぶだ・・・(あの木偶の坊が・・・!)」

セイバー「この外道が・・・!騎士の戦いを汚しただけでは無く、アイリスフィールまで!」


雁夜「俺は、由緒正しき騎士でもないし、ましてや騎士道など知らない。外道で結構」


雁夜「さて、今の状況分かるだろ。そのサーヴァントを殺せ。さもなくばこの人の死骸ができるぞ」


舞弥「切嗣っ!」


切嗣「舞弥あのマスターを3カウントで、アイリごと撃ち抜くぞ」


舞弥「切嗣!あなた・・・」


切嗣「アイリにはアヴァロンが仕込んである。問題ない」


舞弥「・・・分かりました・・・では合図を・・・」

アラララララーイ来るか

ライダーがアップを始めました

ウェイバーが凸ピンされました

アイリ「だいじょうぶよ、セイバー。心配しないで・・・(切嗣助けて・・・)」


セイバー「アイリスフィール!」


雁夜「あまり喋るな。蟲達を刺激する。さぁ、早くそのサーヴァントを殺して」


ランサー「セイバー・・・」


切嗣「3」


切嗣「2」


切嗣「1」

To Be Continued―――

パアアアアアアアン!


アイリ「あっ・・・」


雁夜「がっ・・・あああああああぁあ」ガクッ


セイバー「アイリフィールッッッッッ!!!!!」


雁夜「あぁあああああああ・・・(撃たれた・・・だと・・・)」

カリヤーが死んだ!!

ふざけるなのAA↓




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ニニニニニニニ|/二二 }八{ \{∨ j./..{ /|/}:イニ\ニi|ニニニニニニニニ ふざけるな!ふざけるな!
ニニニニニニニ|ニニニニム \\ー――/ / /ニニニ=ヾlニニ/ニニニニニ ばかやろー!!
ニニニニニニニ|二ニニニニム \ 二二. / ハ二二二二i|二 /ニニニニニニ
ニニニニニニニ|二二二ニニム ー―‐ ′ {ニニニニニ|ニ.′ニニニニニ

切嗣「やったか・・・!」


舞弥「確認します・・・」

雁夜「あれ、血が止まってる・・・」


アイリ「切嗣・・・」


セイバー「アイリスフィール!!!」


雁夜「・・・サーヴァントが死んでない・・・!」

おじさん無敵すぎワロタwwwww


雁夜「手を見せろ!」ガバッ


アイリ「きゃっ!」


雁夜「うわっ!生きてる!!」


雁夜「令呪が無い・・・」


雁夜「偽のマスターか!」


舞弥「切嗣!生きています!しかも偽装が見破られました!」


切嗣「ハァッ!?頭部に撃ち込んだんだぞ!有り得ない!」


舞弥「私に言わないでくださいよ!」

きりつぐww

ますます化け物じみてきたなおじさん

ケイネス「おい、ランサーしっかりしろ!治癒を掛けた!さっさと引き上げるぞ!」


ランサー「ん・・・あぁ。痛み入ります我が主・・・」シュウウウン


雁夜「逃げられた・・・!クソッ!」

アヴァロン並みとか強すぎだろおじさん

あれ?先生がいいやつ


切嗣「何が何でも、あのマスターを生かして返すな!二射目を用意しろ!3カウント!」


舞弥「了解!」


切嗣「3」


切嗣「2」


切嗣「1」


「そこまでにしておけ」

切嗣「何っ!?がっ・・・!」ガシッ


臓硯「フン、夜の散策で騒音がするから来てみたものの・・・」


臓硯「雁夜の奴、醜態を晒しおって・・・。まぁ可愛げがあるので良しとしよう」


舞弥「切嗣どうしたんですか?応答してください!」

臓硯√

セイバーも消えるのか

切嗣「舞弥ぁ・・・!アイリを・・・」


ベキィ! ザー


舞弥「切嗣の身に何が・・・」



臓硯「して、貴様はよくも可愛い息子に傷を付けてくれたな・・・」


切嗣「あっ・・・!ぐああああっ・・・!」

臓硯「あやつは愚息じゃがな・・・。中々可愛いじゃろ?えぇ?ん?貴様どこかで見た気が・・・」

       
      
切嗣「クッ!Time alter ――!double acce――!」


ドガガガガガッ!


臓硯「ぐあっ!」


切嗣「やったか・・・」

なんでアサシンには気づくのに爺さんには気づかなかったんだ

>>452
アサシンのは気配察知したわけじゃないんじゃなかったっけ?

臓硯「なんてな。そんな鉛玉をばら撒いただけじゃ、ワシは殺せんよ」ヒュゴオオオオン


切嗣「銃創が塞がった・・・!」


臓硯「ふむ、その腕邪魔じゃな。削ぎ落としてやろう」


臓硯「蟲共よ、剣となり、その男の腕を落とせ」


ブウウウウウウウウウウン!

   固 有 時 制 御    二 倍 速
切嗣「Time alter ――!double acce――!」



切嗣「ぐっ!避けきれっ・・・!あぁっ!」

ガスッ!


臓硯「ふむぅ・・・掠っただけか・・・。まぁそれで満足に銃は扱えんじゃろ」

ジジィが強いだけ


カラカラ・・・


臓硯「あ、貴様の術で思い出したぞ!衛宮の孫か!いやぁ!全然似てないのぉ!」


臓硯「ん?なんじゃこれは、海に捨ててしまうか」

ガチャッ


切嗣「それに触るなああああああ!」

ガバッ

臓硯「やかましいぞ。まったく良家に生まれたくせに、ネズミの様な真似をしおって。衛宮の名が廃るわ」

ドゴォ!


切嗣「がはっ!」


臓硯「ついでにコイツ事、海に投げ込んでしまおう、よっとな」

ザッバーン

臓硯「やかましいぞ。まったく良家に生まれたくせに、ネズミの様な真似をしおって。衛宮の名が廃るわ」

ドゴォ!


切嗣「がはっ!」


臓硯「ついでにコイツごと、海に投げ込んでしまおう、よっとな」

ザッバーン

臓硯「さて、雁夜を迎えに行ってやるかの」



舞弥「マダム!」


アイリ「舞弥さん・・・」


舞弥「マダムから離れろ!」

雁夜「君がこのサーヴァントのマスターか?」


舞弥「そ、そうだ!その人を解放しろ!」


セイバー「舞弥・・・」


雁夜「あぁ、なんだか混乱してきた!クソッ!バーサーカー!さっさとそいつを殺れ!」

臓硯「おい、雁夜。何をしておる!さっさと引き上げるぞ」


雁夜「どわっ!ジジイ!何時からそこに居た!」


臓硯「ついさっきじゃ。衛宮の孫を殺してきたんでの」


舞弥「切嗣が・・・!貴様ああああああああああ!!」

ジャキン!

アイリ「待って!セイバーが消えてないわ!」


雁夜「何だと、じゃあセイバーのマスターはそのエミヤって奴なのか!?」


アイリ「あっ!」


臓硯「衛宮の孫は海に、不法投棄してしまったわい。生きてるなら拾っといた方がいいぞ」

アララライ「なんか入りづらい」

雁夜「バーサーカー、引き上げるぞ」


セイバー「はぁはぁ・・・」


バーサーカー「・・・・・・」コクッ

サアアアアアアア

最優のサーバント

アイリ「行きましょう・・・セイバー」


セイバー「もうしわけありません!アイリスフィール!舞弥!こうなったのは私の責です!」


舞弥「セイバー、貴方だけの責任ではありません」


アイリ「そうよ、セイバー。これは聖杯戦争だもの」


セイバー「すみません・・・痛み入ります・・・」ペコッ

二時間後・・・

ギル「・・・・誰もおらぬ・・・」

ライダー「出遅れてしまったぞ・・・」

ウェイバー「・・・・・」

To Be Continued―――

ライダぁ~……

∑(ι´Дン)ノ

間桐の家

雁夜「なぁ、臓硯。俺は人外になってしまったのか?」


臓硯「何を言っておる、今更じゃな」


雁夜「いやだって、頭に弾丸を受けてもすぐ再生したし・・・」

To Be Continued―――
もしかしてこれは場面転回に使ってるだけか?

>>539
区切りです

臓硯「刻印蟲を受け入れた時点で貴様は、化け物じゃ既にな」


臓硯「嫌か・・・?化け物になるのは」


雁夜「別に、時臣と対等になるには、俺が化け物ぐらいで丁度いいんだよ」


臓硯「・・・そうか」

ケイネスビル


ケイネス(震えがまだ止まらん・・・)カタカタ


ランサー「我が主よ、私をお叱りにならないのですか?」


ケイネス「えっ、あ、あぁ・・・。先の戦闘は正常な判断が下せなかった私にも、責任がある・・・」

ソラウ「珍しいわね、ケイネスが自分の過ちを認めるなんて」


ケイネス「そ、そんなことはないぞ!ソラウ!私はだな・・・」

これは工房が破壊されない良いケイネス

ランサー「・・・・・クックク」


ケイネス「何を笑っているランサー!まったく・・・今後は気をつけろ!いいな!」


ランサー「はい、我が主よ・・・」

――――ケリィはさ、どんな大人になりたいの?


切嗣「僕は・・・ぐっガッハッハアアアアアアアアア!」


切嗣「クソッ!こんな所で死んでたまるか!!!」バッシャバッシャ

ドボボボボボボボ

舞弥「切嗣!」


切嗣「舞弥・・・!」

ガシッ

時臣の隠れ家


時臣「綺礼、その後の状況はどうなった?」


綺礼「・・・・・」


綺礼「その・・・申し上げにくいのですが、バーサーカーがランサー吹き飛ばされたときに出た、破片でアサシンが・・・」


時臣「はぁ?」

TOKIOみ「はぁ?」で吹いた

アサシン貧弱すぎわろた

時臣の隠れ家


時臣「綺礼、その後の状況はどうなった?」


綺礼「・・・・・」


綺礼「その・・・申し上げにくいのですが、バーサーカーがランサーを吹き飛ばしたときに出た、破片でアサシンが・・・」


時臣「はぁ?」

        l::::::::::::::::::/ \             _,./   ':::::::::|
        |::::::::::::::::.′  ` ー―-- 、: : : : : : ,,´      :,::::::|
        l::::::::::::::/            \: :r ´       _,. ヽ:::!
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        _}::|  : : : :./ _,,......,,_ ヽ : : ヘ   !: : /:/ ̄`ヽ } ./:/::ハ|
       l´::`:、n  : :/:/ ̄ ̄`ヽ} : : : ::, |  :、: : :...     /{}:::/:::|
       |::i::、:::リ、    :、 : : : : : . /: : : : :, |   \___/ /:::.'::::!:::j
       |:::!:::ヽ::::ヽ   `ー―‐ ′  : : : ‐;          l::::,':::/::/
.        '.::::、:::::':.::::'.           : :l: :!:〉       ,:::::'::/::/     サーヴァントには物理的攻撃が効かない
         ヽ::::::::::'.::::|               `´       r、::::j::。:/
            \::。:i::::ヾ{}-.、               /:`::/{_ノ       そんな風に考えていた時期が私にもありました
             ゝ八::::::::::::::\:.r:、r:、l:、「 Y^Y^Y^y''rj::::::::::/::|
              :,:::、::::::::::::\ '; l ! ! | j //'’:::::::/::: !
              :,::::\::::::::::::`¨¨'┴┴‐'"´ ̄::::::::/:::::::!

               :,:::::::::\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::/:::::::l
                〉::::'. :::::\::::::::::::::::::::::::::::::/::::::.′:::::iヽ
              /::,::::::'. :::::::::丶;___;/:'::::::::/::::::::::i::::::\
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>>602
やめろww

アインツベルン城


セイバー「アイリスフィール、切嗣の容態は・・・?」


アイリ「アヴァロンの治癒で殆ど全快よ」


セイバー「よかった・・・」

アイリ「ただ・・・」


セイバー「ただ・・・?」


切嗣「・・・・・・」トコトコ


セイバー「き、切嗣!昨日は本当にすみませんでした!アイリフィールの護衛を忘れ、敵との勝負に興じてしまうなど・・・」


切嗣「・・・・・・」スッ


セイバー「切嗣・・・」

アイリ「ちょ、ちょっと!切嗣!」


切嗣「アイリか、君の傷はだいじょうぶなのか?」


アイリ「わ、私はだいじょうぶよ。じゃなくて!」


アイリ「確かに、セイバーにも責任はあるけど!でも!」

切嗣「でも、なんだい?」


アイリ「切嗣・・・今のセイバーには貴方の言葉が必要よ?」


切嗣「ではこう伝えておいてくれ。今回の件はセイバーのせいだと」


アイリ「切嗣・・・!」

蟲がおじさん
無視が切嗣

これセイバーちゃん悪くないだろ…

>>624
だれうま

セイバー存在否定されてるの?

切嗣「だが、責任の半分は僕にもある。そこは勘違いするな」


切嗣「よろしく頼む」


アイリ「切嗣・・・」

セイバーキリツグガ エッ!?

舞弥「切嗣」


切嗣「舞弥か」


舞弥「今回の戦闘の損失は?」


切嗣「コンデター、一丁。起源弾、14発。」

切嗣「ハッキリ行って大きすぎる。紙幣どころか、財布ごと持っていかれたよ・・・」


舞弥「では状況は最悪だと」


切嗣「あぁ、相手に手の内まで曝け出してしまったしな・・・」

アヴァロンあるし起源弾作り放題か?

http://livedoor.blogimg.jp/aburamamire/imgs/2/4/2449abc1.jpg

>>652
けしからん

切嗣「だが」


舞弥「だが?」


切嗣「それぐらいで、諦める僕じゃない。泥をすすっても、這いずり回っても聖杯は必ず手の内に納めてみせる」

鬼畜な>>648がいると聞いて


切嗣「舞弥こっからは茨の道だ。それでも付いて来てくれるか?」


舞弥「貴方が朽ち果てるまで」


切嗣「そうか・・・ありがとう」

股間のコンテンダーから相手の体内にぶち込めばいいだろ
実際骨削るより起源詰まってる気がする

>>678
ケリィの起源(種)・・・ゴクリ

間桐の家

臓硯「では、情報まとめようかの」


雁夜「あぁ」


臓硯「まず、セイバーのマスター衛宮の孫。ちょいと調べてみたらのかなりの大物でのう」

雁夜「大物?」


臓硯「世間では魔術師殺しなどと騒がれておるのだ。名は衛宮切嗣」


雁夜「衛宮・・・切嗣・・・」


臓硯「で、その衛宮の周りには、二名の兵隊もどきがおる」

臓硯「で、あそこに白髪の女がおったじゃろ?」


雁夜「あぁ・・・マダムとか言われてた人ね・・・」


臓硯「あの人間離れした・・・美貌・・・。あの女はアインツベルン八代目当主。」


臓硯「アハト翁の鋳造品じゃ」

雁夜「鋳造?人間じゃないのか!?」


臓硯「あぁ、そうだとも。錬金術で生成された人形じゃ」


雁夜「はぁ・・・」

・・・・・・

臓硯「良し、一通りこんなもんじゃろ。」


雁夜「よしじゃあ、そろそろ時臣の家に攻めこむかな」


臓硯「おい」

雁夜「所で、時臣のサーヴァントは割れたのか?」


臓硯「あぁ、何とかな。どうやら単独行動スキルを保有してるらしく、街を度々徘徊してるらしい」


雁夜「扱いがめんどくさそうなサーヴァントだな・・・」


臓硯「だが実力は、ハッキリ言って、バーサーカーの上を行く」


雁夜「・・・・・」


臓硯「心しておけ雁夜。奴は強い」

雁夜「・・・分かった」


臓硯「で、次は何処に攻め込むかのぉ・・・」


雁夜「ランサー」


臓硯「ん?」


雁夜「あの槍使いだ。バーサーカーの一撃で、地面に伏していた」


臓硯「そいつなら、狩れると?」


雁夜「あぁ、たぶんな」

臓硯「ふむ、あのランサーのマスターにはちょいと心当たりがあってのぉ」


雁夜「またか」


臓硯「うるさい、黙って聞いておれ」


臓硯「奴はケイネス・エルメロイ・アーチボルト。ロード=エルメロイの通り名で知られてとる」


雁夜「んなことはいいんだよ!そいつの居場所とか知らないのかよ!」

臓硯「そうじゃなあ・・・時計塔の連中チップでも握らせるか」


雁夜「買収かよ」


臓硯「この方法が一番手っ取り早いんじゃよ」


雁夜「蟲に餌でもやってくるか・・・」

ケイネスェ・・・・・・

アインツベルン城


舞弥「切嗣これを」


切嗣「ん?何だこれは」


舞弥「変わり、と言ってはなんですが・・・」

カチャ

切嗣「これは・・・」

舞弥「アーウェン37、アインツベルン城に残ってた代物ようです」


切嗣「グレネードランチャーじゃないか。こんなものが城内にあるとはな・・・。フッ、アハトの贈り物か?」

アイリ「切嗣!」


切嗣「どうしたアイリ?」


アイリ「敵よ」


切嗣「相手は?」


アイリ「言峰綺礼・・・」

To Be Continued―――

寝るつもりだったのにぃぃぃぃぃ

アインツベルンの森

言峰「ふん・・・衛宮切嗣!貴様の腹の内見させてもらうぞ・・・!」


アサ子「綺礼様」


綺礼「どうした、アサシン。浮かない顔をしているな」


綺礼「死んだ同胞の事を考えているのか?」

アサ子「えぇ、まぁ・・・あんな死に方をした個体は初めてでしたから・・・」


綺礼「・・・・・・だろうな」


アサ子「でもけして無益な犠牲だとは思いたくありません・・・!」


綺礼「・・・・・・・・あぁ」

アインツベルン城

切嗣「まさかこんなタイミングで出張ってくるとはな・・・」


舞弥「えぇ、タイミングが悪すぎます」


切嗣「舞弥、城の武器全て、かき集めてきてくれ・・・!何でもいい!武器になるものは全てだ!」


舞弥「分かりました」タタタッ

切嗣「アイリ君は城に残っていてくれ」


アイリ「私は戦力外?」


切嗣「・・・・・・」


アイリ「切嗣・・・私ね、切嗣のためなら槍にでも盾にでもなるよ?」


アイリ「だから、お願い・・・一緒に戦わせて・・・!切嗣・・・!」

切嗣「・・・・・・」


アイリ「切嗣・・・私ね、切嗣のためなら槍にでも盾にでもなるよ?」


アイリ「だから、お願い・・・一緒に戦わせて・・・!切嗣・・・!」


切嗣「すまないアイリ・・・本当にすまない・・・。一緒に戦ってくれ」ギリッ


アイリ「ありがとう切嗣・・・」ダキッ

切嗣「バカガードっ!!」

アイリ「切嗣テメェー」ブベラッ


切嗣「・・・・・・アイリ・・・・」


セイバー「//////」


舞弥「・・・・・お邪魔でしたでしょうか?」


切嗣「え、いや・・・」

セイバー「・・・・・・・・!来ます!」


ガッシャアアアアアアアアン


アサ子「綺礼様の命に従い、貴様らの首を貰い受ける」


アサ子「覚悟しろ」


切嗣「クソッ!来たか!セイバー!ここはお前に任せる!」


セイバー「えっ!?(切嗣が初めて、私に言葉を・・・!)」


切嗣「だからお前に任せる!分かったか!?」


セイバー「任せてください!!!切嗣!!!!!」

切嗣「頼んだぞ!」タッタッタッタ


切嗣「で、舞弥。武器は?」


舞弥「これで全部です」

古ぼけたクロスボウ×1

レプリカの槍×10

レプリカの盾×10

グレネード弾×17

9mm弾×35

矢×56

木材×3


切嗣「んー古城にしてはだいぶあったな・・・・」

アイリ「あっ・・・!これよく御爺様が、よく使ってたクロスボウよ!懐かしいわー!」


切嗣「時間が惜しい!使えるものは適当に装備してくれ!」

アインツベルンの森

綺礼「・・・・・」タッタッタッタッタ


綺礼「・・・・・」タッタッタッタッタ


綺礼「迷った・・・」


綺礼「む・・・?あれは城壁か?」


切嗣「グレネードランチャーを使うなんて、傭兵のとき以来だな・・・」カションカション


ガッシャアアアアアアアアアン


切嗣「クソ!なんで城門から入ってこないんだ!クレイモアが勿体無いだろ!」ジャコン

綺礼「初めまして、衛宮切嗣。そして死ね」


綺礼「―――――― 黒鍵!」

ヒュン!

    固 有 時 制 御  二 倍 速
切嗣「Time alter ――!double acce――!」

バキンッ!

綺礼「避けたか、まぁ当然だな。避けてもらわなければ困る」


切嗣(病み上がりだってのに・・・クソッ!)

ガガガガガガガガッ!


綺礼「効かんな」

切嗣「効いてない・・・!ケブラー繊維か!?」


綺礼「この服は、代行者のために作られた特注でな。9mm程度じゃ貫けん」


綺礼「こっちからも行かせて貰うぞ。―――――掌底!」


ゴッ!


切嗣「うおっ!(当たっていたら確実に頭が吹っ飛んでた・・・)」



綺礼「これも避けるか、ならば・・・」


         シャロンシキ
綺礼「――――降龍式」

切嗣「アッパー!?ぐっ!」


切嗣「しまっ・・・」

ガキン!


アイリ「切嗣ッ!」


舞弥「マダムいけない!」


綺礼「そこか、――――黒鍵!」

ドスッ

アイリ「ガハッ・・・」


綺礼「貴様もだ、女・・・」

舞弥「来るなああああああ!!」ドンドンドン

ザクッ

舞弥「ごふっ・・・切嗣・・・ごめんさい・・・」

バタッ


綺礼「味気ない奴らだった・・・。まったく時間の無駄遣いだ・・・!」



切嗣「言峰ぇえええええええええええええええええええ!!!」

ドォン!ドォン!


綺礼「くっ・・・!グレネードだと・・・!」


綺礼「崩落する・・・!あぁ・・・!」

ドドドドドドドド


切嗣「舞弥!アイリ!」


舞弥「・・・・・」


アイリ「・・・・・・」


綺礼「ふむ・・・屍が二つか。貴様もすぐに送ってやる」


切嗣「なっ!」


綺礼「―――黒鍵!」

ドスン!

切嗣「あっ・・・」

そんなこんなで時臣と一騎打ちに


ギル「フン!雑種風情が良くぞここまで生き残ったな。誉めて使わす!」


バーサーカー「■■■■■■■――――!」


雁夜「行くぞ!バーサーカー!」


臓硯「ちなみにワシは何故か死んだぞ」


時臣「掛かって来い!雁夜!」


雁夜「うおおおおおおおお行くぞおおおおおおおおおお!」


END

長くなりすぎました。こんなEDでごめんなさい。

爺さんのセリフワロタwwww

でもこれはねーよ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年01月05日 (火) 14:55:41   ID: 52WzoM10

こんな雁屋が見たかった

2 :  SS好きの774さん   2016年04月08日 (金) 23:21:58   ID: ZjL0FqkH

せっかく面白かったのにもったいない

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