怜「…なぁ竜華、まだ時間あるで」(269)
雨で暇だし
セーラ「ハァー ホテルハ涼シイナァ」
泉「園城寺先輩は大丈夫ですかね?」
フナQ「観察しに行きましょうや」
セーラ「ドーセ昼寝デモシテルヤロ 脅カシタルカ」
フナQ「…残念やったな起きとるみたいや、何か声聞こえるで」
『あかん怜、皆そろそろ帰ってくる』
『…大丈夫や、まだ時間あるしもう一回ぐらいできるで』
『ちょ、あかんって言うとる…やろ、ンンッ…』
『ふぅん、竜華はもうこないなってるのに本当に止めてもええん?』
『…は、恥ずかしいこと言わんとって、これ以上されたら変になっ… ヒャン』
『ふふ、可愛いで竜華… また気持ちようしたるから力抜きや…』
\ モウカンニンシテ- / \ アンアン トキィ- / \ ソッチハラメェエエエ /
セーラ「 」
泉「せ、先輩…?」アワワ
フナQ「…まぁ済むまで自分の部屋で待つで」
怜「…なんや、皆早う帰ってきてたんやなぁ」テカテカ
竜華「い、嫌やわぁ、声かけてくれれば良かったのに…」クタァ
泉「…ええっとですね」
セーラ「…マァ、ソノナンダ …フナQ、頼ム」
フナQ「コホン …つまり我々が言いたいことはですね」
竜華「なんや皆して、言いたいことあるなら気にせんでええで~」
フナQ「はい… そのですね、お二人とも乳繰り合うのは構いませんが、もう少し控えてくれませんか?」
怜「…ほら、竜華の声大きいからバレてるやないか」
竜華「ふぇ?!」///
セーラ「二人ノ事ハ部公認ヤカラ別ニ構ワンデ…」
フナQ「でも下級生とかも同宿してるわけやし…」
セーラ「見テミィ 泉ナンテマダ耳マデ真ッ赤ニシテルデ」
泉「そ、そのぉ、まだ自分らは高校生やし、健全なお付き合いちゅうか…」
怜「…ああ、それなら安心しぃや。 竜華のご両親にはもう挨拶は済んでるから」
竜華「ホンマ? そんな話、初耳やで」
怜「…ああ、まだ竜華に言ってなかったっけ? この前、病院の帰りにお義母さんにバッタリ会ってな」
フナQ「今、普通にお義母さん言うてましたね」
怜「…で、お家にたまたまお義父さんもおったしええ機会かなって」
セーラ「エライ軽イ流レヤナ」
竜華「…それでウチの親には何って言うたの?」
怜「…いや、普通に『必ず幸せにするからお嬢さんください』って言うた」
泉「そ、それで返事はどうでした?」
怜「…うん、不束な娘やけどお願いしますって」
竜華「 」///
セーラ「オウ、オメデトサン ジャアコレカラハ園城寺竜華ニナル、チュウコトカ!」
怜「まぁ、正式なご挨拶は大会後やな。 ほんで卒業次第北欧かカルフォルニアで籍入れるで」
泉「船久保先輩…?」
フナQ「泉、ペースに巻き込まれたらあかんで…」
フナQ「…お二人とも不純異性交遊ちゃう、ちゅうんは分かりました」
泉「…正確には同性ですけどね」
セーラ「マァ、大会中ハイチャツクンハアカンデ」
フナQ「レギュラーが浮ついてたら他の子たちに示しがつきませんから」
竜華「はぁ~い、反省してます」
怜「…善処はするわ」
セーラ「マ、試合デ結果出シテクレレバ何デモエエンヤケドナ」
ブブッ~!!
『終ゅううぅ了ォオオッ!!! インターハイBブロック準々決勝、大波乱が起きました!!』
『第四シード千里山女子を退けトップ通過は10年ぶり出場の奈良代表・阿知賀女子ッッ!!』
『まさかの5万点差付けられての2位で望みを繋いだ名門千里山女子の巻き返しはあるのかッッ!!』
竜華「あ、危なかった…」
穏乃「さすがです清水谷さん! 最後のあの粘り、よく頑張りましたね」 ドヤァ
竜華「!?」
穏乃「…でも、もう貴女たちにおめでとうは無しですからね!」 フフン
竜華「」
『そうさねぇ… 千里山はさぁ、エース園城寺と大将の清水谷?』
『あの二人の不調をさ、なんとかしないとヤバいんじゃね? 知らんけど』
怜「…竜華」
泉「…」
セーラ「…」
フナQ「…さ、とっとと帰って反省会や」
セーラ「ハイ、二人トモ正座ナ」
泉「勝負は水もんやし、勝った負けた責める気はありませんけど…」
フナQ「内容悪すぎや! 二人とも有り得んミス連発して…」
怜「…ごめんな、ウチ体弱くて」コホン
竜華「大丈夫か怜!? 今すぐ膝枕したるで」
セーラ「ッタク、竜華ハ甘ヤカシスギヤ」
竜華「だって怜が可愛ぇんやから仕方ないやろ」ブー
泉「まぁ、ホンマ体調悪かったとしてもこの成績はありませんで」
怜「あ、泉は自分が仮病やと疑ってるんやね」
フナQ「…そんな肌がツヤツヤで血色ええ病人おりませんわ」
セーラ「オ前ラサ、ホンマヤル気アルンカイナ」
怜「セーラまで酷いで。 優勝を土産にご挨拶行くんや、むっちゃ気合入ってるで」プンスカ
竜華「そうやで、自分ら3年はこれで最後や。手なんて抜く訳ないで!」プンプン
泉「じゃあ相手がお二人より強かったってことですか?」
フナQ「それはない。普通にやってれば一蹴できる面子や」
セーラ「傍カラ見トッタラ二人トモ集中デキテナカッタヨウニ見エタデ」
泉「そうですね、園城寺先輩は唯一のリーチも一発で引っ張ってこれんかったし」
セーラ「竜華ハバレバレノ親引ッカケ、一発デ振リ込ンドル」
竜華「まぁ確かに気ぃ抜けてたかもしれんなぁ…」
怜「…自分はなんか東京に来てから先の展開が見えんようになってしもた」
セーラ「今日ハコノグライデ済ンダケド、次ハ白糸台ヤデ」
泉「お二人がこのままじゃ確実にやられますわ…」
フナQ「こんな急に調子悪うなるんわ絶対原因があるはずや」
麻雀部員が5人しかいないわけじゃないなら
レギュラー降格でしょうな普通は
>>23
普通はそうなると思う
怜「…そんなこと言われても全く思い当たる節なんてないで。 なぁ竜華?」
竜華「そ、そやね…」ビクッ
セーラ「…竜華、自分ノ目チャント見テ言イヤ」
泉「…むっちゃ怪しいやん」
竜華「そ、そんなことない。 今日はたまたまや!次は絶対大丈夫やって!!」アセアセ
フナQ「…清 水 谷 先 輩?」
竜華「」
竜華「…今日は試合やったし、早よ寝なアカンって怜を膝枕してたんよ」
泉「普通にイチャついとるやないですか…」
竜華「え~、膝枕ぐらいええやんかぁ」
セーラ「マァ膝枕グライハエエワ 普段カラシトルシナ」
竜華「…うん、でな怜の寝顔がなぁむっちゃ可愛くてな、ほんま天使みたいに」
フナQ「…そんな惚気話どうでもええから先、お願いしますわ」
竜華「あぅ… でな、ちょ頬っぺたプニプニしたろって…」
怜「…うん、今から思うたらソレがあかんかったなぁ」
竜華「…そしたらウトウトしてた怜が目ぇ覚ましてもうて」
怜「…自分はそれまでちゃんと自重してたんやで」
竜華「…でな、怜がいつものおやすみのチュウしてくれ、言ったんや」
泉「甘ったるくて自分、胸やけしてきましたわ…」
竜華「でもな、大会終わるまでは約束やからアカンって自分はちゃんと断ったんやで」エヘン
セーラ「別ニエバルコトデモナイワ」
竜華「でも怜が寝れへんって駄々こねるから『じゃあ頬っぺにやで』って…」
フナQ「先輩、流され過ぎですわ…」
竜華「そしたら怜が強引にな口にな…」
怜「…ほら、据え膳喰わぬは女の恥ゆうやん?」
セーラ「言ワン」
怜「…で、試合控えてむっちゃムラムラしとってたからついついなぁ」
竜華「…ほんで、気づいたらもう朝になってたんや」///
セーラ「デモ隣ノニハ何モ聞コエナカッタデ」
怜「…布団噛み締めて必死に声出さんと我慢する竜華は色っぽいで」ニヤリ
竜華「と、怜いいぃィいッ!!!」///
フナQ「……ほんで結局お二人は朝まで何局打ったんです?」
怜「三本場で親の倍満直撃受けた竜華の飛び終了や!!」ドヤッ
泉「」
セーラ「オーイ泉、大丈夫カ?」
フナQ「…話はようわかりました。不調の原因、把握しましたわ」
怜「…フナQようわかったなぁ。 ほんで何が原因やったん?」
セーラ「…エエ加減ニセントホンマシバクデ」
フナQ「…ええっと、まず今夜からお二人は別々の部屋にします」
竜華「え~、そんなん酷いでぇ」
フナQ「それに試合と練習、ミーティング以外での接触を一切禁止しますんで」
竜華「そんなぁ、せめて膝枕ぐらいは許してぇな、な?」
怜「…そうやで、自分から竜華のふともも取り上げられた死んでまう」
フナQ「膝枕されないで死んだ話なんて聞いたことないわ」
怜「…自分が膝枕されないで死ぬ最初の一人やったらどうするねん」ブーブー
セーラ「ソン時ハ香典ハズンダルカラ安心セイ」
フナQ「…分かりました。そんな膝枕好きなら泉にでもさせますわ」
泉「ヒッ!! じ、自分はお嫁に行くまで綺麗な体でいたいんで勘弁してください!!」
怜「…人のことを見境ない性獣みたいに言うんは失礼やで」
フナQ「と、言う訳でこれはもう決定ですんで。 従わない場合は…」
怜「…どうするねん」
フナQ「おばち…、もとい監督にチクるしかないですわ」
竜華「うぅ… は~い、以後気をつけます」
~そして~
セーラ「麻雀ノ方ハ調子戻ッタヨウヤケド元気ナイナァ」
竜華「…当たり前や。怜を膝枕せんと落ち着かへん」
セーラ「マァ二人ハベッタリヤッタカラナァ」
竜華「あ、そうや! なぁセーラ、ちょっとウチに膝枕されへん?」
セーラ「膝枕? ソンナンデ元気ニナルナラ別ニ構ワ… 」ゾクリ
怜「……」ギロッ
セーラ「…アカン、急用思イ出シタワ」
竜華「…あ。 しゃあないなぁ、気分転換に散歩してくるわぁ」
竜華「はぁ、怜に膝枕せんとイマイチ調子出ぇへんなぁ」
宥「ねぇ玄ちゃん、もしかしてあの人って千里山の清水谷さんかなぁ?」
玄「あ、本当だぁ。 こんにちは。この前の試合は何だか疲れてたみたいですね」
竜華「玄ちゃんにそのお姉ちゃんやぁ~ 良かったらこっちに座りぃ」
宥「あのぉ、あの先鋒の園城寺…さん? あの人は今日はご一緒じゃ?」
竜華「ああ、今日は怜と別なんや… 二人は買い物でもしてたん?」
玄「はい! 皆のお土産買いにちょっとそこまで。ねぇお姉ちゃん」
竜華「そうやったんかぁ。 二人は仲良しさんでええなぁ…」
宥「あ、あのぉ、何だか元気ないみたいですけど大丈夫ですか?」
竜華「おおきにな、ウチは大丈b… そうや!なぁ玄ちゃん、一つ頼みあんねん」
玄「え、え? わ、私にですかぁ??」
竜華「そや! 玄ちゃん、ちょっと私と寝てくれへん?」
玄「」
宥「」
竜華「急な話で困るのはわかるで。 それともウチみたいな女じゃあかん?」
玄「い、いえ、その、あの清水谷さんは凄く素敵な女性だと思いますし…」キュン
宥「」
竜華「ふふ、竜華でええよ」ニコッ
玄「は、はい! だから清…、竜華さんはおもちも素晴らしいけど私は…」アタフタ
宥「そうです! 玄ちゃんはお姉ちゃんの物なんですからあげません!!」ガルル
竜華「いや、取って食べる訳やないんやからそない警戒せんでええで」
宥「と、取って食べる!?」(勘違い)
玄「あわわわ お、お姉ちゃん、どうしよ~!!」(勘違い)
竜華「いやいや、二人とも落ち着きぃや…」
~で~
竜華「…まぁそんな感じで色々あってな、怜を膝枕できへんのや」
玄「なんだぁ、そういうことだったんですか。 私で良ければ膝枕ぐらいいいですよ」
竜華「そうかぁ、やっぱ玄ちゃんはええ子やなぁ」
玄「えへへ こういうの初めてなんで何か恥ずかしいですね」
竜華「大丈夫やウチに任せとき。 …でな玄ちゃん。そのぉ、お姉ちゃんなんやけど」
玄「はい?」
竜華「…むっちゃ睨まれとるんやけど何とかならん?」
宥「ぐぬぬぬ」
玄「お姉ちゃん!?」
宥「…本当に、本当ぉ~に膝枕だけですからね」フーッ
竜華「嘘なんてつかへんからそない睨まんでといてーな」
玄「お姉ちゃん、大丈夫だから。ね?」
竜華「はい、じゃあここに頭をのせてくれる?」
玄「は、はい」///
宥「玄ちゃん…」
竜華「…」
竜華「……」
竜華「……やっぱちゃう」
玄「あ、あのぉ何か私が至らなかったですか?」
竜華「ううん、玄ちゃんは全然問題ないで」
竜華「…膝枕なら誰でもええ訳じゃなかったんや」
竜華「いつの間にか怜やないと駄目な体になってたんやなぁ…」
玄「…はぅ」///
宥「…あぅあぅ」///
竜華「あ、二人ともえらい勘違いしてる! 今のはそういう意味やなくて…」
~で~
セーラ「ウ-ン、困ッタナァ」
泉「部長は普段の調子に大分戻りましたけど…」
フナQ「まさかこない深刻な問題とは思ってなかったですわ」
竜華「…三軍の子を相手にトータルマイナス、か」
怜「…ごめんな。全力でやったつもりなんやけどな」
竜華「…なぁ怜、いつもの1巡先見れるんはどないした?」
怜「…あかん。全然見えへん」
セーラ「二人ヲクッツケテモ駄目、離シテモ駄目カ」
怜「…自信あれへんし、今からでも自分外してくれへんか?」
竜華「駄目や、あの宮永を相手に出来るんは普段の怜ぐらいしかおらへん…」
泉「園城寺先輩には何としても元に戻ってもらわんと」
フナQ「…じゃあこうしましょ。先輩が勝ったらご褒美あげますわ」
泉「ちょ、ご褒美って子供ちゃうんやからそんなんで…」
フナQ「部長にチョメチョメする権利、1万点毎にグレードアップや!」
竜華「フナQ、なに勝手なこと言うとるんや!」
怜「…フナQ、話を続けや」
竜華「怜ッ?!」
怜「…1万点で1時間、竜華を自由にしてええんやね?」
フナQ「そのかわり1万点失う毎に部長は1時間おあずけです」
怜「…それは厳しいわぁ。 そもそも竜華は自分の物なんやし」
竜華「…アンタら人のこと、何だと思うてんねん」
セーラ「マァ部長トシテワ部員ノタメ、ヒト肌脱ガント」
泉「まぁ園城寺先輩の前じゃひと肌どこじゃなかったみたいですけど」
セーラ「オ、泉ニシテハ上手イコト言ウヤンカ」
フナQ「で、ご褒美は大会終了後に纏めてあげますから」
怜「それはあかん、竜華分が切れてそれまでに死んでまうわ」
フナQ「じゃあポイント制にして試合終了後に商品と交換でどうです?」
怜「まぁそれで我慢するけど、相手があの宮永やからなぁ… 試合中にも竜華を補給したいわぁ」
セーラ「我ガ儘言ワントキ、生中継中ニ乳クリアウ訳ニモイカンヤロ」
怜「…自分は全然構わんで」
竜華「アホ、自分が構うわッ!!」
フナQ「…そうですね、言われてみたら先輩の言う事も一理ありますわ」
竜華「何言うてんねん! アンタらおかしいで!!」
セーラ「セヤケドアノ宮永照ヤ… 怜ニハベストノ状態デ戦ッテモラワント」
泉「…そうですね、この際ですから先輩の希望をできるだけ叶えてあげないと」
竜華「なぁ、アンタらくそ真面目な顔してアホなこと言わんといてや…」
フナQ「…わかりました。じゃあこうしましょう」
『さぁこちらインターハイBブロック準決勝、試合開始5分前となりましたッ!!』
『緊張がヒートアップする会場では千里山女子に対して何やら他校から抗議が入ってる様子です』
照「いや、だからさソレは何だって聞いてるんだけど?」
怜「…アンタもわからん人やなぁ。だからコレは飲み物や!」
花田「…い”やぁ、こでばどう見でも人間ですよねぇ~」
竜華「玄ちゃん助けて……」
玄「」
『あ~、どうやら千里山女子の持ち込んだドリンクが規定違反じゃないかと抗議してるみたいですね』
『…あれ、箱に入ってますけど人だよね? 千里山の清水谷さんだよね?』
『あ、今主審が副審を集めて協議しています。 …あ、問題ないとジャッジが出たみたいですね』
『ねぇ待って。おかしいよね? アレどう見たって飲んだりする物じゃないよね?』
ブブッ~!!
『さぁ、何やら荒れ模様のこの一戦、はたしてどのような展開になるんでしょうかッッ!!!』
照(…何なんだアイツらは。 いや、あんなのはただ搖動。心を乱すな)トン
花田(そんなことより宮永さんが見に回る東1に火力を…)トン
玄(うわぁ、竜華さん助けてほしそうにずっとこっち見てるよぉ…)トン
怜「……」
~で~
照(ふん、テッパったが普段通りここは見に回るか…)トン
怜「ロン… 断ヤオ 平和 三色 ドラ2、跳満12000や」
照「なッ?!」
『おおっと、いきなりチャンピオン宮永照に千里山・園城寺がダマ跳を喰らわせたアァッ!!』
怜「…意外そうな顔しとるな、宮永。 でもこれは既に決まっていたんや」
照「…?」
怜「…まぁええ、じきにわかるわ。 そんなことよりご褒美や」
玄「えっ?」
『おや、千里山の園城寺がおもむろに席を立ち上がったぞ?』
『対局中、むやみに席を立つのは警告の対象ですが… えええッ!?』
怜「…ふぅ、やっぱ3日ぶりの竜華は美味しいで」
照「」
花田「」
玄「」
『なんと園城寺選手、ドリンク…、と言うか清水谷選手と衆人環視の中で熱烈なキスを交わしたアアァ!!』
『』
憧「うっわぁ~、今のすっごい舌入れてたよね?」
穏乃「…宥ねぇ、都会の人ってああいうの普通にするの?」
宥「えええええ、そんなの私知らないよぉ」
灼「こ、これがインターハイ…」
赤土(最近の子って凄いわねぇ…)
~
竜華「うぅ… 恥ずかしい、もうお嫁行へん」
怜「…安心しぃや竜華。ちゃんと自分が責任取ったるから」
花田「す、すばらッ…」
照「…お前ら麻雀を舐めてるのかッッ!!」
怜「…舐めてなんてない。 自分は誰よりも本気や!!」
玄「あわわわわ(助けてぇお姉ちゃん!!)」
怜「…今の自分は誰にも負ける気がせぇへん。 10巡、いやラスまで見えるでッ!!」
~で~
『前半戦終ぅう了オォッ!! 優勝候補筆頭・白糸台を含む他校を圧倒する千里山女子ッッ!!!』
『水分補給をする度に冴えわたる園城寺の前にチャンピオン宮永照はなす術もありませんでしたッッ!!』
怜「…さすがやな宮永。前半で飛ばす予定やったんやけどな」
照「…クッ」ワナワナ
怜「…まぁええ、後半まで生き長らえた点棒を大事に抱えておきや」フフン
『ねぇだからアレって水分補給とかじゃないよね? あんなの本当に放送しちゃっていいの?』
『日本最強の小鍛治プロはどうやら若いカップルに嫉妬してる様子!! 後半戦にも期待が高まりますッッ!!』
おしまい。
もう夕飯の支度しないとあかん
書き溜めなくなってるし、後半はたぶん視点変わるよ
ペース遅くなるよ
薫「…苦戦したな」
照「人じゃないモノと対局した。そんな気がしたよ」
淡「フフ、宮永先輩がそんなこと言いますか」
渋谷「…情報より遥かに園城寺は凄かった。仕方がないです」
亦野「あの、アレですけど… 本当にしてたんですか、キス…?」
照「……」ギロッ
亦野「ヒッ、くだらないこと聞いてすいませんッ」
薫「当たるのはよせよ、照… ところで打開策はあるのか?」
照「…正直思い当たらん。あの卓は全て園城寺の思惑通りで進まされてるのだろう」
淡「そもそもあのドリンク? あれ反則じゃないんですか」
渋谷「…競技規定を調べたけど確かに罰則はない」
亦野「クッ、じゃあ打つ手なしですか? このまま負けちゃうんですかッ!!」
照「…落ち着け亦野。 一つだけ、あと一つだけ手がある」
薫「…ほぅ、さすがだな照。聞かせてもらおうか」
照「…園城寺のあの異常な強さ。認め難いがあのドリンクとやらに秘密があると見ていい」
淡「じゃあアレを今のうちにどっかに隠しちゃったりします?」
渋谷「…無理。選手控え室は警備がついてる」
照「ならば目には目を、歯には歯を… 私たちもあのドリンクを用意すればいい…」
亦野「ど、どういうことですかッ?! まさか宮永先輩もあんな恥ずかしい真似を?」
照「…いいか亦野、そして渋谷と大星も聞いてくれ」ニッコリ
淡「…は、はい」
照「…我々白糸台に敗北は許されん。勝利の為ならどんな犠牲も厭うなッ!!」
菫「…ああ、照の言う通りだ。 どんなに無様な姿を晒そうと最後に勝利するのが白糸台だッ!!」
亦野(す、すごい気迫… これが高校麻雀界の頂点、なんて力強い人なんだ…)
渋谷「…わかりました。 では今すぐ下級生から見繕って準備します」
途中まで弘世先輩の名前間違えてるのは秘密だよ
照「…待て渋谷。勝手に宛がわれたドリンクを補給した所で意味はない」
渋谷「…す、すいません。追い詰められて焦っていました」
菫「…フッ、まぁいい。 こ、ここは恥を忍んで私がだな、その照のドリンクをだな…」
照「…断る」
菫「」
淡「うわぁ今のは酷いですよ! 弘世先輩、すっごい勇気ふりしぼって告白したのに!」
照「いやぁ、だって菫とチュウしたとこでさ、私は全然嬉しくないもん」
渋谷「…最低。 弘世先輩ガチ泣きしちゃったし」
照「人を悪者みたいに言うのはよせ。 …まぁこんなこともあろうかと準備はしておいた」
亦野「こ、こんな状況すら想定していたのですか宮永先輩は!?」
照「…ああ。 このメモの場所に宮永咲という者がいる。急いでその娘を連れてきてくれ」
淡「宮永…咲…? もしかして宮永先輩のご身内の方ですか?」
照「…急げよ。 どこまで園城寺を凌げるかわからんからな」
セーラ「…大丈夫カ、怜?」
怜「…キッついわぁ。 竜華分でなんとか保ってるけど、正直しんどいで」
フナQ(…一時的に能力を増大させとる分、体への負担も大きいみたいやな)
泉「清水谷先輩もむっちゃ辛そうですね…」
竜華「……」/// ハァハァ
フナQ(…こっちはまぁ、ほっといてもええか)
セーラ「ドコマデ二人ノ体力持ツカガ勝敗決メルナ…」
菫「…照なんて知るか。あんなの勝手に負けちゃえばいいんだ」グスッ
渋谷「…まぁまぁ。ちゃんとした告白じゃないんですからまたチャンスありますよ」
亦野「まぁ弘世先輩がこんなで私たちはフォローしてるからさ、淡はこの子お願いね」ヒソヒソ
淡「ええッ!? こんな恥ずかしいこと、どうやってお願いするんですか?」ヒソヒソ
渋谷「…緊急だし、宮永先輩が倒れたとか嘘ついてでも連れてきて!」ヒソヒソ
淡「…後でその子にすごい怒られたって知りませんからね! …全く面倒を押し付けて」ブツクサ
~で~
淡(…さて、メモの場所に来たはいいけどどうしよう)
淡(ま、断られて当然。 私の責任じゃなし正面突破、当たって砕けろでいいか)
淡「すいません~ 清澄高校の方はいらっしゃいませんか~?」
和「…はい、私は清澄の者ですがどなたでしょうか?」
淡「あ、すいません。私、白糸台高校1年の大星淡と申しまして…」
和「白糸台?! …それで大星さんはどんな御用でしょうか?」
淡「は、はい。 実はですね、こちらにいらっしゃいます宮永…咲さん?」
和「はい、確かに宮永は清澄の生徒でこちらに居ますけど…」
淡「そう、その宮永さんのですね、ご身内の方が倒れてしまいまして…」
和「えっ!? わかりました、今すぐ本人を呼んできますのでお待ちください」
淡(何か上手く行きすぎて、騙すの気がひけちゃうなぁ…)
咲「あ、あのぉ、お姉ちゃんが倒れちゃったって本当ですか?」ドタドタ
淡「は、はい。 それでご身内の方には今すぐ病院に来てほしいって…」
淡(…同性だから身内の人かなぁ、とは思ってたけどまさか妹さんだなんて)
咲「はい、わかりました。 …和ちゃん、部長たちに行ってくるって伝えておいて」
和「はい! 咲さん、後は任せて急いでくださいッ!!」
淡「じゃあ表に車を待たせていますので乗ってください!」
淡(…あれ? じゃあ宮永先輩は妹さんにあんな所で… 淡知ぃ~らない)
和「…咲さん、間に合えば良いのですが」
優希「あれ和ちゃん、玄関なんかで突っ立って何してるんじぇ?」
和「…いえ、実は宮永さんのご身内の方。お姉さんがですね…」
優希「あ、そうそう宮永って苗字で思い出したじぇ」
和「…何をですか?」
優希「今ね、テレビでやってる白糸こんにゃくの試合が大変なことになってるんだじょ!」
和「優希、それを言うなら白糸台です… って、今試合をしている?」
優希「うん、それでねあの花田先輩が福岡の先鋒で出場してるんだじぇ!」
和「…花田先輩ってあの花田先輩ですか!?」
優希「そうだじょ! それでね、千里山って所の人は上がる度にチューしてるんだじぇ!」
和「…何とです?」
優希「ええっと、テレビの人はドリンクって言ってたじょ」
和「…言ってる事の意味が全然わかりません」
優希「そうそう、それでチャンピオンの宮永照はもう3万点割っちゃったんだじょ!」
和「…確かチャンピオンも先鋒でしたよね?」
優希「だから千里山の人はチューするたびにどんどん強くなってるんだじぇ!」
和「…水分補給する度に強くなるなんてオカルトありえません(S・O・A)」
和「……って優希、確かその中継は生放送でしたよね?」
優希「うん、テレビの人が生放送でお届けしてますって言ってたじょ」
和「」
優希「…どうしたんだじぇ、和ちゃん?」
和「おのぉおおおおおおれぇえええええええ!!!謀ったなぁあああ宮永ァ照ぅうぅうううううう!!!!!」
優希「」
ザンコクスギテ コワイ~♪ テッテテン
渋谷「…ん、淡からメールが来たみたいだ」
淡 (・只今、宮永先輩の指示された方を連れてそちらに向かっています。以後の指示をお願いします。)
亦野「弘世先輩、どうやら淡が宮永先輩の件を成功させたみたいですが?」
菫「ええい、そんなの知るかッ! 私が1年の頃から照にどれだけ尽くしてきたかな…」グスッ
渋谷「…弘世先輩はこんなで使い物にならない。 もう後は宮永先輩に任せよう」
亦野「って言うか宮永咲って他校の選手ですよね? さすがに反則になりません?」
渋谷「…あ」
× 他校の選手
○ 長野産の飲み物(15年物)
>>165
なるほど、そういう手もあったか
カナデチャッテヨマイセレナ-デ~♪
渋谷 (・お疲れ様です。頼まれ物はそのまま会場に直行させてください。)
淡(うっわぁ~、騙したままあんな所で晒し者にしちゃうんだ…)
咲「あのぉ、大星さん… 何か連絡があったんですか?」グスッ
淡「すいません、全然関係ない連絡でした。 さぁ着きましたよ、こちらになります」
咲「はい、色々とご親切にありがとうございます。 …あれ、何かここ来たことある気がする」
淡「え、ええっと、…ほら大きな建物ってどれも同じような造りじゃないですか?」アセアセ
咲「そうですよね。 私、方向オンチだし動転して勘違いしちゃってました」
淡(良かった… 姉妹揃って方向オンチで本当に良かった…)
淡「……はい、この扉の向こうに照さんがいらっしゃいます。後はご家族の方だけで ゴメンナサイ」
咲「え? きっと聞き間違いだよね… 遅くなってごめん、お姉ちゃあぁあああん!!!」
\ オソクナッテゴメン、オネェチャァァン!! /
『おおっと!! 王者・白糸台女子、絶体絶命の危機に突如謎の乱入者が現れたッ!!』
『波乱に次ぐ波乱が続くこの試合、もはや全く先行きが見えなくなってきましたッッ!!』
『ねぇプロレスじゃないんだから乱入っておかしいよね? これって確か競技麻雀だったよね?』
照「…フフ、まだ勝利の女神は我を見捨てていなかったようだな」ハァハァ
怜「…み、宮永どういうこっちゃ?」ゼェゼェ
玄「…あ、あのぉ竜華さん、大丈夫ですか?」
竜華「…も、もういっそ楽にしてぇな」/// ハァハァ
『勢いよく飛び込んできた謎の乱入者ですがどうやら戸惑っている様子だぞ? これは一体どういう事だッ!?』
『今、係員に確保されて追い出されるようですね~ 全く意味不明な行動に場内から大ブーイング』
『試合に熱中するのもわかりますけど、こういう行為は試合の妨げになるから控えてほしいですね』
『…おや、白糸台の宮永選手、審判団に何やら話かけていますね。 これはどういう事でしょう?』
『…あ、今入った情報によりますとあの乱入者はどうやら白糸台の水分補給との事です』
『あれってどこからどう見ても人だよね? それにあの恰好、どう見ても他の学校の生徒だよね?』
『ええっと競技規則によりますと選手の体調保全を重んじ、競技中の水分補給と交換は許されていますね』
『あ~、また主審が副審を呼び集めて協議をしています。はたして判定はどうなるのかッ!?』
『ええっと選手の体調の大切ですけど、あの、その飲み物扱いされてる子たちの気持ちとかは…?』
『続行ォオォオ!! 主審の判定は問題なしッ、突如現れた謎の乱入者の正体は白糸台の水分補給だったァァ!!』
『この判定に猛抗議する千里山・園城寺ッ! だいぶエキサイトしちゃってますね~』
『あ~、これに応じた白糸台の宮永選手も大分興奮して… あ、両者主審に呼ばれてイエローカードだッッ!!』
『…執拗な抗議に対する非淑女的行為と見なされてしまったようですね』
『園城寺選手、宮永選手ともに累積一枚目のカードですので、仮に決勝戦進出しても出場は可能です』
咲「…ねぇお姉ちゃん、一体どういうこと? 私、お姉ちゃんが倒れたって聞いて…」ヒソヒソ
照「…済まない咲、お前を騙して連れてこさせたのは私の指示だ」ヒソヒソ
咲「そんなぁ、普通に呼んでくれれば私はいつだって行ったのに…」
照「…ありがとう。 それで咲を騙してまで呼んだには深い事情があってな…」
ブブッ~
『ここで主審の試合再開を促す合図とともにゲームは再び幕を上げるッ!!』
照「クッ… 説明は後だ、まずはこの場を黙って見ていてくれ」
怜(くっ、今のロスタイムで体力をえらい損耗してしもうた…)
照「……」ニヤリ
怜(…さすがチャンピオン、技術だけやなく策略にも長けてるちゅうことか)
竜華「……」///ハァハァ
怜(…竜華の体力も限界に近い。何としてもこの局で決着をつけるで!)
咲「…あんなに苦しそうなお姉ちゃん、初めて見るよ」
~で~
花田(相変わらず配牌だけは悪くはないんですね)トン
玄(…でも、どんな好配牌で引きが悪くなくっても)トン
怜(…ラスまでの流れが見える自分には絶対に勝てへん)トン
照(…完璧な場の支配。 だが、火力と反比例して徐々に綻びが見えている)トン
怜(…宮永にはもうバレてるんやろうなぁ)トンッ
照(…わかっているぞ、園城寺。 体力不足から募るお前の焦りがッ!)トンッ
怜「……立直」
『おおっとここで千里山・園城寺が先制リーチ!! ここまで全て一発上がりの奇跡がまた起こるのかッッ!!』
花田(…す、すばらッ?!)
玄(うわぁあああどうしよう、また一発で引いてきちゃうのかなぁ)
照(早いッ… 安牌候補は幾らでもある。と、いうことまた一発で引く?)
怜(あかん… 一発で引いてこれるんわ既にわかっとるけど)
怜「…ツモ 立直 一発 ツモ 混一 ドラ1…、裏は乗らずの3000-6000や…」
照(た、助かった… 裏が乗って倍満だったらハコ割れしていた…)
怜(ここまで来て運に見放されたかぁ…)
竜華「…怜、もう無理せんでええ。ようやったわ」
照(咲の目の前で醜態を晒してまで掴んだこの好機、必ず活かしてみせるッ!!)
咲「お姉ちゃん、大丈夫…?」
照「ああ、何とか残ったよ… それでな、咲。お前に一つお願いがあるんだ…」
咲「…うん、私なんかで出来ることなら何でもするよ」
照「…そうか。じゃあ今すぐここでお姉ちゃんにチュウしてくれないかな?」
咲「…えっ?」
照「…咲、私のこと嫌い?」
咲「ううん、大好きだよ」
照「…じゃあお姉ちゃんにチュウぐらいできるよね? 当然、口にだよ」
咲「…ごめんねお姉ちゃん、言ってること全然わかんないよ」
照「うん、だからねお姉ちゃん喉が渇いたから咲にチュウしてほしいんだ」
咲「…お水、取ってきてあげようか?」
照「お姉ちゃんね、そこにいる怖そうな人達と麻雀してて負けちゃいそうなんだ」
咲「…なんか体悪そうで今にも倒れそうな人とか、泣いちゃいそうな人だよ?」
照「咲はお姉ちゃんが負けちゃってもいいのかな?」
咲「ううん、お姉ちゃんには勝って私と麻雀してほしいよ」
照「やっぱり咲は優しい良い子だね。お姉ちゃんも大好きだよ」
咲「えへへ」///
照「だから、咲にはお姉ちゃんにチュウしてくれるよね?」
咲「この試合って全国に生中継されてるんだよね?」
照「うん、そうだよ。それがどうかしたのかな?」
咲「今の時点で凄く恥ずかしいのにそんなことできる訳ないよね?」
照「じゃあ中継されてなかったらお姉ちゃんにチュウできるのかな?」
咲「ううん、この年齢でお姉ちゃんとチュウする妹なんて変だよ」
照「そんなことないよ。仲が良い姉妹だったら幾つになってもチュッチュできるよ」
咲「ごめんねお姉ちゃん、私は恥ずかしいからそんな事できないよ」
照「…どうしても?」
咲「…うん、どうしても」
照「そうか、お姉ちゃん凄く残念だけど咲が嫌だって言うなら諦めるよ」
咲「ごめんね。でもお姉ちゃんのこと大好きなのは本当だよ」
照「ありがとう咲。私も大好きだよ」
照「…ところで咲、おトイレとかは済ませてきたのかな?」
咲「お昼寝してた所をいきなり呼び出されたから済ませてないよぉ」
照「そっか。嘘なんて吐いて本当にごめんね」
咲「うん、お姉ちゃんにも事情があったんだよね。全然怒ってないよ」
照「……それでね咲。 お姉ちゃん、いま凄く喉が渇いているんだ」
咲「だから私がお水取ってきてあげるよ。ちょっと待っててね」
照「………ううん、お姉ちゃんはね、今 す ぐ 飲 み た い ん だ 」
咲「…えっ?」
『……えッ、宮永選手は一体何しようとしてるの? ねぇ、嘘でしょ?冗談でしょ!?』アワワ
怜「…み、宮永?」
竜華「怜ィッ、見たらアカン!!見たらアカンッッ!!」
花田「…す、すば、…すばッ?」
玄「お、お姉ちゃん助けて……」
\ おい、カメラ止めろッ!!! / \ 解説も今すぐだッ、マズいってマジでッ!! /
菫「馬鹿だよ、アイツは本当の大馬鹿だよ…」グズッ
淡「さようなら、宮永先輩…」
~一方~
和「おのれぇええええええッッ宮永照ゥうううううウ、離せッ離せええぇえッ!!!」
久「落ち着いて和ッ!! もう遅いわ、もう何もかも手遅れよ!!」
『は、白糸台宮永選手、これは二枚目のイエローじゃないッ!? 一発レッド退場ですッッ!!』
『場内はあまりの惨状に阿鼻叫喚がこだましていますッッ!! まさか、まさかの白糸台の反則負けッッ!!』
『高校麻雀界始まって以来のこの悲劇を誰が予想したでしょうかッ!? 大変残念な結末ですがこの辺でお別れします。ありがとうございました』
おしまい。
ごめんよ、もうオチが思い浮かばなかったんだ
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