杏子「はぁ!?ん猫に願い事使ったぁ!?」まどか「う、うん……」(208)

まどか「これで私は魔法少女になったんだね」

QB「そうだよ。これが君のソウルジェムだ」

まどか「わぁ……、綺麗……」

QB「魔力を使いすぎると、それが濁っていくから気を付けて」

まどか「そうなんだ」

まどか「……あれ?でも、今点滅してるよ?これは?」

QB「それは……!近くに魔女がいるんだ!」

スレタイ誤字るとは痛恨のミス
またあとで立て直す

にゃんにゃん

落ちた瞬間に立て直すんだろうか

ほむ

せっかくなので残す

あんこちゃんとマック行きたい

あんこちゃんとマック行きたい
久々の外食にワクワクソワソワするあんこちゃん
並んでる間も目を輝かせながら「なに食べる? なに食べる?」と俺に訊いてきたりする
そうしているうちにあんこちゃんの番が来てしまい
緊張して「えっと… ハ、ハンバーガー ください…」としか言えなくなっちゃう
席について俺が何か言おうとしたのを察して、それを遮るように
「いいの… ハンバーガー、おいしいから…」と食べ始めたところへ
俺が二人分注文しておいたチキンナゲットとシェイクを差し出すと
パアァッと明るい顔になって、飲んだ事ないのに「これもおいしいよね!」とストローに口をつける
吸ってもなかなか飲めないのを不思議に感じつつも、頑張って飲むあんこちゃん
食べ終わって店を出る時、「また来ようね!」と言ったあんんこちゃんの手を
そっと握りたい

あんんこちゃん

ん猫ちゃん

あんあん

もうこっちでやれよ

いいんじゃね

乗っ取られるぐらいならこのまま投稿するぞ

>>32
さっさと立て直せよks

まどか「これで私は魔法少女になったんだね」

QB「そうだよ。これが君のソウルジェムだ」

まどか「わぁ……、綺麗……」

QB「魔力を使いすぎると、それが濁っていくから気を付けて」

まどか「そうなんだ」

まどか「……あれ?でも、今点滅してるよ?これは?」

QB「それは……!近くに魔女がいるんだ!」

まどか「魔女……って、悪者だっけ」

QB「そうさ。でも」

まどか「じゃあ急がないと!」ダッ

QB「あぁ!待つんだまどか!」

まとめやってる者だけど、スレタイは修正した方に改変していい?

QB「まどか、君はまだ初心者も初心者なんだから……」

まどか「先に行ってるよ!」タタタッ

QB「……全く」

QB「マミを呼んでおかないといけないね」

>>38
スレタイ変えるとか捏造かよ
そのままにしとけ

まどか「あ、さっきより反応が強い」

まどか「このあたりにいるんだ……」

まどか「よぉし、変身!」パァァ

使い魔「ウェヒヒ」

まどか「あれが魔女……?意外と弱そう」

まどか「何か武器は……」

まどか「うわっ!これ……弓?」

まどか「弓なんて漫画でしか見たことないよぉ……。えっと、確かこうやって……」グググ

まどか「えいっ!」ビュン!

まどか「やった!飛んだ!」

バチッ!

まどか「あ、あれ?弾かれちゃった……?」

「ちょっとちょっとー、何やってんのさアンタ」

「使い魔がグリーフシード持ってる訳ないじゃん?」

まどか「あの子も魔法少女だ……」

「卵を産む前の鶏を絞めてどうすんのさ」

まどか「あの、使い魔って……?」

名前欄で会話する作者の95割は駄作しか生まない法則

「ちっ。トーシロかよ」

「魔女の子分みたいなやつだよ。放っときゃそのうち魔女になる」

まどか「そんな!じゃあなんとかしないと!」

「はぁ……。あのさ、食物連鎖って知ってるか?」

「弱い人間を魔女が喰う。それをあたし達が喰う。それが当たり前のルールでしょ?」

まどか「そ、そんなの間違ってるよ……」

「あぁ?」ギロッ

まどか「ひっ」ビクッ

「ちょっと痛い目みないとわかんないみたいだね」

まどか「や、やめようよ!魔法少女同士で争うなんて、おかしいよ!」

「うぜー……。チョーうぜぇ!」

まどか「っ!」

チュイン!

「ちっ!」

「そこまでよ、佐倉さん」

杏子「マミ……!」

マミ「あなた、ケガはない?」

まどか「あ……。は、はい」

マミ「そう。よかった」ニコッ

マミ「さて、佐倉さん。見滝原が私のテリトリーだって知ってるわよね?」

杏子「ふん」

マミ「これ以上好き勝手するつもりなら、次は当てることになるけど?」カチャ

杏子「……ちっ。邪魔したね」ヒュッ

マミ「危ないところだったわね。えっと……」

まどか「あ、鹿目まどかって言います」

マミ「鹿目さんね。私は巴マミ。キュゥべえから少し話は聞いたわ」

マミ「魔法少女になりたてなのに、怖かったでしょ」

まどか「い、いえ……」

投下間隔が下手糞
4,5分に一度にしないと支援レスしにくいよ

マミ「ねぇ、せっかく同じ街で魔法少女になったんだから」

マミ「一緒に戦いましょ?ね?」

まどか「いいんですか?」

マミ「もちろんよ!じゃあ、魔法少女コンビ、結成ね!」

ごめん
誰も支援しないから普通に投下していいよ

まどか「あの、さっきの子は……」

マミ「あの子は佐倉杏子。隣町の風見野を拠点にしてる魔法少女よ」

マミ「昔は優しい子だったんだけど……」

まどか「そうなんですか……」

まどか「あの、もう一度あの子と話してみたい……です」

マミ「攻撃されそうになったのよ?」

まどか「きっと、何か理由があると思うので……」

マミ「……そうね。私も佐倉さんとはちゃんと話したいと思ってたし……」

マミ「今度二人で会いにいってみましょう」

まどか「はい!」

マミ「それじゃあ、今日は私の家で魔法少女コンビ結成パーティー、なんてどうかしら」

まどか「わぁ!いいですね!」

マミ「でしょ?じゃあ、とりあえずこれからよろしくね」

まどか「はい!」

風見野

マミ「佐倉さんの家は確かこの辺りだったと思うんだけど……」

まどか「あ、教会ってあれですか?」

マミ「そうそう。行ってみましょうか」

もうちょっと1レスの内容増やせないの?
レス数稼ぎにしか見えないんだけど

教会

マミ「これは……」

まどか「ボロボロですね……」

マミ「あんなに綺麗だったのに……」

杏子「何しにきやがった!」

マミ「……佐倉さん」

杏子(マミにだけは知られたくなかったのに……!)

杏子「昨日の続きでもやろうってのか?受けて立ってやるよ」

まどか「ち、違うの!今日は杏子ちゃんと話がしたくて……」

杏子「あたしは話すことなんてないな」

マミ「ねぇ、佐倉さん。あなたに何があったか教えてくれないかしら……?ご両親やモモちゃんは……?」

杏子「っ!」

杏子「……死んだよ」

マミ「そんな……」

俺「俺も佐倉さんとはちゃんと話したいと思ってたんだ!」

マミさんはあんこちゃんの家がどうなったか知ってるんじゃなかったっけ

なんで杏子の家族死んだことをデブが知らないんだよ
にわかがSS書くな市ね

マミ「まさか、あの時……」

杏子「そうさ。あの時にはもうとっくにね」

マミ「……ごめん、なさい」

杏子「ちっ。だから知られたくなかったんだ」

マミ「ねぇ、佐倉さん。あなたに何があったか教えてくれないかしら……?ご両親やモモちゃんは……?」

杏子「っ!」

杏子「……死んだよ」

マミ「そんな…… まさか、あの時……」

杏子「そうさ。あの時にはもうとっくにね」

マミ「……ごめん、なさい」

杏子「ちっ。だから知られたくなかったんだ」

マミ「ゴメン、知ってた」

杏子「ひでぇ!」

>>71
続きはよ

まどか「うぅ……。ぐすっ」

杏子「……なんでお前が泣くんだよ」

まどか「だ、だって……」

杏子「あぁ、もう!調子狂うなぁ!」

杏子「いいから出てってくれ!」

まどか「杏子ちゃん!」

杏子「な、なんだよ?」

まどか「一緒に戦おうよ!」

杏子「はぁ?なんであたしが」

まどか「だって、そんな話を聞いて杏子ちゃんを一人になんてできない」

>杏子「……死んだよ」

>マミ「そんな……」

>マミ「まさか、あの時……」

>杏子「そうさ。あの時にはもうとっくにね」

>マミ「……ごめん、なさい」

>杏子「ちっ。だから知られたくなかったんだ」

この会話だけでまどかが泣くのが意味不明なんですけど

杏子「……ざけんな」

杏子「ふざけんな!会ったばかりのお前に、あたしの何がわかるってんだ!」

杏子「もういい。……死ね」パァッ

マミ「ダメ……っ!」

グサッ

>>75
杏子「死んだよ」

マミ「ごめんなさい」

まどか(う~ん… そういう話しに来たんじゃないんだけど)

まどか(サクッと味方につけらんないかなぁ… あ、そうだ!)

まどか「うぅ……。ぐすっ」

俺ら「……なんでまどっちが泣くんだよ」

まどか「ぐっ……うぅ……」

マミ「鹿目さん!」

まどか「てぃ、てぃひひ……」

杏子「なんで……」

杏子「なんで笑ってんだよテメェ!腹ぶっ刺されたんだぞ!?」

まどか「あのね……。ママが言ってたんだ」

まどか「本当に辛い人は、泣きたくても泣けないんだって」

まどか「だからずっと、心が泣いてるんだって。杏子ちゃん、この前も、今日も、ずっと辛そうな顔してた」

まどか「私は鈍くて何の取り柄もないけど、なんだかそういうことは分かっちゃうんだ」

まどか「辛いんだろうな、悲しんだろうな、無理してるんだろうな……って」

まどか「だから、ね?杏子ちゃんの苦しみをちょっとでも一緒に分かち合えたら」

まどか「それはとっても、嬉しいな……って」

まどか「だから……、一緒……に……」ガクッ

マミ「鹿目さん!」

杏子「……くそっ!なんなんだよ……!」

まどか「ん……。あれ……?」

杏子「やっと起きたか」

まどか「杏子ちゃん!?あ、あれ?夢?天国?」

杏子「落ち着け。ちゃんと生きてるよ、お前は」

まどか「どうして……」

>>80
>まどか「私は鈍くて何の取り柄もないけど、なんだかそういうことは分かっちゃうんだ」

本編のまどか知らないの?
一番辛いであろうほむらの苦しみすら理解できなかったんだぞ?

マミ「私の魔法で治療したの。よかった……。目を覚ましてくれて……」

杏子「魔法少女がそう簡単に死ぬかよ」

マミ「あら、殺す気じゃなかったのかしら?」クスクス

杏子「……そいつの運が良かっただけだ」

マミ「ふふ、やっぱり変わってないわ、あなた」

>>82
それがわかる人に「私は鈍くて取り柄が無い」って言われてもなぁ

まどか「杏子ちゃん、もしかして看病してくれてたの?」

杏子「な、んな訳ないだろ!あ、あれだ、マミが食いもんくれるっていうから仕方なく……」

マミ「あの後、『あたしのせいで!早く助けてくれマミ!』って泣きながら言ってたのは誰だったかしら」

杏子「泣いてねぇよ!」

まどか「言ってはくれたんだね」

杏子「あ、いや、言ってない!言ってないぞ!」アセアセ

まどか「ありがとう、杏子ちゃん」

杏子「だから言ってないって言ってるだろ!」

マミ「ねぇ、佐倉さん?やっぱり、魔女しか狙わないっていうのはやめた方がいいと思うの」

まどか「私も、そう思うな……」

杏子「……うるせぇよ。あたしはもう誰かのために魔法を使うのはやめたんだ」

まどか「でも、私に使い魔を倒すのは無駄だって教えるために魔法を使ってくれた」

杏子「それは……、魔女が減るから……」

マミ「でもここは見滝原なんだから、たとえ魔女になってもあなたが狩れるとは限らないじゃない」

杏子「うぅ……」

藍花みたいにシリアス狙ってすべってる
しかもあれと同じように退屈な会話

マミ「じゃあ、佐倉さん。一回だけ」

マミ「一回だけ、私たちと一緒に戦ってみましょう?それくらいならいいでしょう?」

杏子「一回だけ……」

マミ「戦ってみて、やっぱり私たちとは組みたくないって思ったら、悔しいけどもう何も言わないわ」

マミ「それでどう?」

杏子「一回だけなら、まぁ……」

マミ「契約成立ね!」

まどか「てぃひひ、マミさん、キュゥべえみたい」

翌日

マミ「早速お出ましね」

まどか「魔女ですか?」

杏子「あぁ。ほら、さっさと行くぞ。あたしは早くアンタたちの仲良しごっこから解放されたいんだ」

マミ「そんなこと言って、実はちょっと楽しいでしょ?」

杏子「冗談じゃない」

外野必死過ぎ 気持ち悪い NGでスッキリ

まどか「よくよく考えたら、私これが初陣なんですよね……。緊張してきちゃった……」

マミ「そう固くならなくていいわよ。なにせベテラン魔法少女が二人もいるんだもの」

マミ「今回は私たちの戦い方を見学しててもいいくらいなのよ?」

まどか「そんな!私も戦います!」

まどか「杏子ちゃんが一緒に戦ってくれるの、今日が最後かもしれないんだもん……」

杏子「……けっ」

マミ「照れない照れない」

杏子「照れてねぇよ!」

>>94
じゃあこのSSの面白いところ書いてみろよ

マミ「ここね。鹿目さん、できるだけ私から離れないようにしてね」

まどか「は、はい」

杏子「気抜いてるとすぐオダブツだぞー」ケラケラ

まどか「ひぃっ」ビクッ

マミ「こら、佐倉さん」

杏子「へへっ。ほら、置いてくぞ」

マミ「全く……。鹿目さん、行きましょうか」

魔女結界内

まどか「こ、怖い……」

マミ「どこから使い魔が出てくるかわからないから……」

まどか「ひぃぃぃぃっ!!何これぇ!」

使い魔「キャハハ」

マミ「気を付けて、って言おうと思ったんだけど…」

まどか「ふぇぇぇん!杏子ちゃぁぁん!」

杏子「あたしかよ……。しゃあねぇな」ズバッ

使い魔「」シュゥゥゥ…

まどか「何かが私の脚に!杏子ちゃぁん!」

まどか「杏子ちゃぁん!囲まれちゃったよぉ!」

まどか「いやぁぁぁ!杏子ちゃぁん!」

杏子「あぁ、もう!うるせぇ!」

杏子「なんであたしなんだよ!てかろくに武器も使えないなら引っ込んでろ!」

まどか「だって……」

マミ「少しうらやましいわ」

杏子「何がだよ」

マミ「私の後輩だったのに」ジトー

杏子「まどかはお前のじゃないだろ」

でもまどかの面倒みちゃうあんこちゃんかわいい
結婚したい

まどか「あ……」

杏子「今度はなんだよ」

まどか「ううん。ただ、初めて名前呼んでくれたな、って」ニコッ

杏子「なっ……」

杏子「き、気のせいだ!」

まどか「てぃひひ」

マミ「あれが魔女ね」

杏子「なんだ、弱そうだな。楽勝かね、これは」

マミ「気を抜いてはダメよ。鹿目さん、絶対に私の……」

まどか「きゃぁぁぁぁ!!」

マミ「鹿目さん!?」

杏子「魔女の手が伸びた!?」

1レスの短すぎ

使い魔「ウフフ」ワラワラ

マミ「くっ……!使い魔が!」

まどか「助けてぇ!杏子ちゃぁん!」

杏子「……こんなときまであたしかよ……」

杏子「世話の焼けるやつだな!!」ダッ

魔女「」シュゥゥゥ

杏子「まどか!」

まどか「杏子ちゃぁぁぁん!!」ダキッ

杏子「おぉ!?」

まどか「うぇぇぇん!怖かったぁぁぁ!」

杏子「……ったく」クスッ

俺はもう寝るから代わりに誰か支援してあげて
>>1が可哀想だから…

戦ってばかりで話が進まないんで、もうちょっとテンポよく進めてください

マミ「今日は大活躍だったわね、佐倉さん」

杏子「誰かさんのせいでな」

まどか「てぃひひ」

杏子(マミ、お前手抜いてただろ)

マミ(あら、どうして?)

杏子(お前があんなに後輩から目を離す訳ないからな)

マミ(バレてたのね。でもそれはあなたならちゃんと助けてあげるってわかってたからよ?)

杏子(……だからって最後のはやりすぎだろ)

マミ(あれはわざとじゃないわ。油断していたのは認めるけど……)

まどか「マミさん?どうかしたんですか?」

マミ「なんでもないわ。さ、帰りましょう?」

マミ(だから、最後鹿目さんを守ってくれてありがとう、佐倉さん)

杏子「……ふん」

まどか「それで杏子ちゃん……」

杏子「ん?」

まどか「これからも一緒に戦ってくれるのかな……?」

杏子「……」

杏子「嫌だ、って言ったら?」

まどか「……どうもしないよ。杏子ちゃんが嫌なら私は諦める」

まどか「やっぱり今日私が足引っ張ってばかりだったから……」ウルウル

杏子「な、泣くなよ」

杏子「……いいよ、一緒にいてやるよ」

まどか「え……?」

杏子「ただし、アンタが一人前になるまでだからな!」

まどか「……うん!」

見滝原中学校

まどか(学校だとマミさんはともかく、杏子ちゃんに会えない……)

早乙女「あ、あと転校生を紹介しまーす」

さやか「いやいや、そっちが先だろ!」

早乙女「暁美ほむらさーん」

ほむら「はい!」

ほむら「暁美ほむらです!よろしくお願いします」

早乙女「じゃあ、暁美さんの席は……」

ほむら「……」スタスタ

ほむら「鹿目さん!私も魔法少女になったんだよ!」

まどか「……え?えっと……」

マミ「あなたも魔法少女なのね?」

ほむら「はい!」

杏子「また弱そうなのがきたもんだな」

まどか「杏子ちゃん!仲良くしないとダメだよ!」

杏子「はいはい」

ほむら(鹿目さんとあの子、仲良さそうだなぁ……)

ほむら(前の時間軸ではいなかったのに……)

マミ「どんな魔法が使えるの?」

ほむら「えっと……、時間停止、です」

マミ「時間停止……?」

まどか「ほむらちゃんすごい!」

ほむら「そ、そんなこと……。えへへ」

杏子「……」イライラ

マミ「ふふ、鹿目さん、とられちゃうわね」

杏子「な!?そんなんじゃねぇ!」

マミ「隠さなくてもいいのに」

杏子「だから、そんなんじゃないって……」

杏子「……なんつーかさ、まどかを見てるとモモを思い出すんだ。あいつが生きてたら、こんな感じだったのかな、って」

マミ「佐倉さん……」

杏子「でも、こんなこと思うのって、まどかにもモモにも悪いよな。わかってるんだけどさ……」

杏子「情けない話だよ」

マミ「そんなことない……。だって、それはあなたが鹿目さんのことを本当の妹のように大事に思ってるってことでしょ?」

杏子「本当の妹、ね……」

杏子(ほんとにそうなのか……?)

まどか「杏子ちゃん!ほむらちゃんの魔法すごいんだよ!」

ほむら「か、鹿目さん……!恥ずかしいよ……」

杏子「ま、考えてたって仕方ないか」

まどか「杏子ちゃん?」

杏子「いや、ただの独り言だよ。忘れてくれ」

委員長の魔女結界内

まどか「えいっ!」ビュッ

杏子「でりゃああ!!」ズバッ

マミ「はぁっ!」

マミ「暁美さん、今よ!」

ほむら「は、はい!」

ほむら「時間……停止!」カチッ

ドォォォォン

まどか「やったぁ!やったよ杏子ちゃん!」ダキッ

杏子「ひ、ひっつくなって!ったく……」

マミ「暁美さんも、お疲れさま」

ほむら「あ……、はい……」

ほむら(前より鹿目さんが遠いな……)

ほむら(でもあなたが生きててくれるなら、私は……)

ほむら「あの、少し話を聞いてもらってもいいかな……?」

まどか「どうしたの?」

杏子「まどかの矢が危なっかしいからなんとかしてほしい、とか」

まどか「ま、前よりうまくなってるもん!怒るよ杏子ちゃん!」

マミ「はいはいごちそうさま。暁美さん、どうぞ?」

ほむら「ありがとうございます……。実は、私まだみんなに話してないことがあって……」

マミ「時間遡行の魔法……」

杏子「それに魔法少女が魔女に、ねぇ。ちょっと信じられないな」

ほむら「そう……だよね」

杏子「だいたい、キュゥべえのやつがあたし達を騙してどうすんのさ」

ほむら「それは……」

マミ「確かににわかには信じられないわね」

マミ「でも無視できる話でもない。魔女云々もそうだけど、もうすぐあのワルプルギスの夜が来るなんて、本当だったら大変なことになるわ」

まどか「超弩級の魔女……。怖いよ、杏子ちゃん……」

杏子「怖いっつっても、実際来たら戦うしかないだろ」

杏子「見滝原を見捨てるのか?」

まどか「そ、そんなのやだよ!」

杏子「ま、来るかどうかも含めて、確認してみるしかねぇな。あいつにさ」

QB「訂正するほど、間違ってはいないね」

マミ「そんな……」

マミ「私たちを……騙してたの?」キッ

QB「騙す、という行為自体、僕たちには理解できない。認識の相違から生じた判断ミスを後悔するとき、なぜか人間は他者を憎悪するんだよね」

杏子「……もう余計なこと喋んな。質問にだけ答えろ」チャキ

QB「やれやれ。わかったよ」

杏子「ワルプルギスの夜は、ほんとに来るのか?」

QB「来る。正確にはニ週間後だね」

杏子「それはあたし達だけで倒せるやつなのか」

QB「どうだろうね。過去にも複数人で挑んだ子たちがいたけど、言うまでもなく彼女たちは敗れたよ」

まどか「杏子ちゃん!やだ……、こんなのやだよぉ」グスッ

杏子「泣くな……。泣くんじゃねぇよ」

杏子「アンタは絶対あたしが守るから……」

マミ「ねぇ、佐倉さん」

杏子「どうした、マミ」

マミ「あなたは、どうしてまだ私たちと戦ってくれるの?」

杏子「それは……」

マミ「鹿目さんはもう十分一人で戦えるだけの力をつけた。あなたに守られたいって思ってるせいか、全力で戦おうとはしないけれど」

杏子「あたしが邪魔だって言いたいのか?」

マミ「違うわ!そうじゃないの……。ごめんなさい」

杏子「わかってるよ。今のはあたしが意地悪だった」

杏子「……あたしさ、やっぱり正義の味方を諦め切れてなかったんだよ」

杏子「まどかを見てると昔の気持ちを思い出せたんだ」

杏子「あいつはいつも誰かのためだから……」

マミ「あなたのこと以外、ね」クスッ

杏子「……うるせぇ」

マミ「あーあ、ほんとすっかり佐倉さんに懐いちゃって。私とコンビのはずだったのに」

杏子「まだ言ってんのかよ……。だいたい、あいつはマミのことだってあたしと同じくらい大事に思ってるだろ」

マミ「……そう、ね。あんな優しくて良い子初めて会ったわ」

杏子「……それがわかってんなら、妙なこと考えんじゃねぇぞ」

マミ「え……?」

杏子「どうせ、いずれ魔女になるなら死ぬしかないとか考えてんだろ」

マミ「……」

杏子「あたし達のことも殺すつもりだったのか?それで、一番強いあたしを最初に狙った訳だ」

杏子「なめんじゃねぇぞ」

杏子「今のあたしなら真っ向から戦えばマミにだって負けねぇ」

杏子「まどかを傷つけるつもりなら、あたしがアンタをいの一番にぶっ潰してやる」

杏子「……それにさ、アンタさっき言ってたじゃねぇか。まどかは優しくて良い子だ、って」

杏子「アンタが死んだらあの子は泣くよ」

杏子「あんな良い子を泣かせていいのかい?正義の魔法少女さん」

マミ「……っ!」

マミ「かなわないなぁ……。もう私のことはなんでもお見通しね」

杏子「一番弟子だぞ?これくらいじゃないと妹弟子に示しがつかないからな」

マミ「師匠じゃないってば……。でも、まだそんな風に思っててくれたのね」

マミ「うん……。もうちょっと頑張ってみようかな……。後輩にあんまり格好悪いとこ、見せられないものね」

マミ「だけどやっぱり魔女になるのは嫌だなぁ。誰も呪いたくない」

杏子「アンタが魔女になったら誰かを呪う前にあたしが斬ってやるよ」

杏子「案外、中からグリーフシードの代わりにソウルジェムが出てきたりしてな」

マミ「……ありがとう。でも私はあなたを撃ちたくないわよ?」

杏子「さっきまで殺そうとしてたくせによく言うよ」

マミ「ふふ、そうね……。一度でもあんなことを考えた自分が怖いわ……」

杏子「ほむらやキュゥべえの言ってた絶望ってやつか」

杏子「あたしは絶対絶望なんてしない。あいつの思い通りになるなんてごめんだ」

マミ「私も、ワルプルギスの夜を倒すまではもう絶対に……」

マミ「そのあとはどうなるか分からないけど……、もしものときは佐倉さんにお願いするわね」

杏子「……あぁ。任せな」

まどか「マミさん、大丈夫だった……?」

杏子「とりあえずは、かな。これからもあたし達で支えてやろうな」

まどか「うん……」

まどか「ねぇ?杏子ちゃん」

杏子「ん?」

まどか「お話、しよ?」

杏子「話って、何のだよ?」

まどか「なんでもいいの。今は、杏子ちゃんの声を聞いていたいなぁ、って……」

杏子「まどか……」

まどか「てぃひひ、そういえばそんなことあったね」

杏子「あれは傑作だったよな。マミのやつ、あの後腰抜かしてやがってさ」

まどか「しょうがないよ。食べられそうになったんだもん」

杏子「あれからマミ、魔女倒した後の紅茶飲まなくなったよな」ケラケラ

まどか「トラウマになっちゃったんだね……」

杏子「なぁ、まどか。訊いてもいいか?」

まどか「なにかな?」

杏子「あのさ……、聞きにくいんだけど……」

まどか「杏子ちゃんの質問ならなんでも答えるよ?」

杏子「じゃあ……。まどかの願いって、なんだったんだ?」

まどか「えっと……」

杏子「い、いや、いい!やっぱいいよ!言いにくいもんな!」

杏子「別に、まどかの願いをあたしが叶えてあげたかったとか!そんなこと考えた訳じゃないから!」

まどか「てぃひっ、ありがとう杏子ちゃん」

杏子「なっ!ち、違う!今のなし!」アセアセ

まどか「私の願い事はね、エイミーっていう猫を助けてほしいってことだったんだ」

杏子「……は?」

まどか「事故に遭っちゃって。でも助けてあげられて良かったなぁ」

杏子「ちょっ、ちょっと待て!それ、飼い猫か?」

まどか「ううん、違うよ?」

杏子「はぁぁぁ!?猫に願い事使ったぁ!?」

まどか「う、うん……。変、かな?」

杏子「変に決まってんだろ!そんなことでアンタはいつか魔女になっちまうような体にされたんだぞ!?」

まどか「む……。今のは嫌だったな」

まどか「小さくても、エイミーは生きてるんだよ?そんなことなんて言っちゃダメだよ」

杏子「でも……!」

まどか「それにね、私、魔法少女になったこと後悔してないよ?」

まどか「魔女になるのは怖いけど、でも……」

まどか「杏子ちゃんに、会えた」

まどか「それだけで、私はどんな絶望にだって負けないよ」

杏子「まど、か……」

まどか「だから、これからもずっと、ずっとずっと、一緒にいようね?」ニコッ

杏子「当たり前だ……!」

杏子「まどかは、あたしが守り通してみせる!」

ニ週間後

マミ「暁美さん、本当にここで間違いないのね?」

ほむら「はい。いつも出るのはこの辺りでした」

杏子「もういいだろ、マミ。あとは待つだけだよ」

まどか「みんなちゃんと避難できたかな……」

マミ「それは信じるしかないわね」

杏子「どの道、あたし達が負けたらみんな死んじまうんだ。今は気にしない方がいい」

ほむら「……!みんな!」



マミ「今まで感じたことのない魔力ね……」



ほむら「今度こそ勝つ……!」



まどか「杏子ちゃん……」



杏子「ただ一つだけ守りたいモノを、最後まで守り通す!」

「キャハハハハハハハハハハハハハ!!」

ワルプルギスの夜「キャハハハハハハハハ!」

マミ「鹿目さん!いくわよ!」ズラァ

まどか「はい!」

ドドドドドドド!!

ほむら「二人の攻撃で足止めしてるうちに!」

杏子「言われなくても!」

杏子「うおぉぉぉぉぉ!!」

ガキン!

杏子「……おいおい、かってぇな」

ワルプルギス「キャハハハハハハハ!」

杏子「笑ってんじゃねぇ!」

杏子「ほむら!」

ほむら「うん!」ポイッ

ドカァァァァァァァン!

ワルプルギス「キャハハハハハハハハハハ!」

杏子「今のでも効かないのかよ……」

マミ(二人とも!下がって!)

マミ「ティロ・フィナーレ!」

ドカァァァン!!

ワルプルギス「………………」

マミ「効いた!?」

まどか「マミさん!!」

ワルプルギス「キャハハハハハハハハハ!」

ズガァァァァン!

まどか「マミさん!?マミさん!!」

杏子「まどか!今は敵から目を離すな!」

まどか「そんな……、マミさんが……」

ワルプルギス「キャハハハハハハハ!」ゴゴゴゴ

ほむら「鹿目さん!」

杏子「まどかぁ!」ダッ

まどか「え……?」

杏子「ったく……。ほんと、世話の焼ける……」

まどか「杏子……ちゃん?」

杏子「へへっ……。言ったろ?あたしが守ってやるってよ……」

まどか「杏子ちゃんお腹が……」

杏子「あぁ?……あー、半分くらい持ってかれちまったな……」

杏子「体が軽くなってちょうどいいや……」

まどか「何言ってるの杏子ちゃん!早く治さないと……」

杏子「アンタ、治癒魔法なんて使えないだろうが……」

杏子「きっと、あの時まどかの腹を刺したバチが当たったんだなぁ……」

まどか「もう、喋っちゃダメだよ……!」

杏子「そう、言われてもな……。あたしが黙ってたらまどかが心配するだろ……?」

杏子「いってて……。結構ヤバいな、これ……」

まどか「杏子ちゃぁん……」

杏子「……でも、これくらいじゃ死なねぇんだよな。だったら師匠の仇くらいは討たねぇと」

まどか「な、何するつもり!?ダメだよ!」

杏子「ほむら、いるか……?」

ほむら「ここにいるよ……」

杏子「まどかのこと、頼んだぞ……」

ほむら「……うん」

まどか「杏子ちゃん!ダメ!絶対行かせない!」ギュッ

杏子「あんまりあたしを困らせないでくれよ……」フッ

まどか「あ、あれ……?杏子ちゃんが消えた……?」

ほむら「これは……、佐倉さんの魔法……?」

杏子「ごめんな、まどか。あたしはもう一緒にいてやれそうにないけど……」

杏子「アンタが生きる道だけは作ってみせる……!」

まどか「待って!やだ!やだよ!行っちゃやだ!」

まどか「杏子ちゃぁぁぁん!!」

杏子(まさか、また使えるようになるなんてな……)

杏子(もう自分のためにしか魔法は使わないと思ってたのに……)

杏子(まどかのため……か)

杏子(誰かのために魔法を使うのって、こんなに誇らしいことだったんだな。忘れてたよ……)

ワルプルギス「キャハハハハハハハ!」

杏子「さぁ、一緒にいこうぜ。独りぼっちは、寂しいもんなぁ!」

杏子「必殺!ロッソ・ファンタズマァァァァァァ!!」

まどか「杏子、ちゃん……」

ほむら「すごい……。佐倉さんが二十人、いや、もっといる……」

ほむら「これなら……」

ワルプルギス「キャハハハハ……ハハハ……ハ……」

ドォォォォン!

杏子(まどか……?見てたか?あたしやったぜ……)

まどか(……!杏子ちゃん!?無事なんだね!?)

杏子(無事じゃあ……ないかもな……)

杏子(最後にあたしもまどかの声、聞きたくなってさ)

まどか(最後なんて言わないでよ!)

まどか(杏子ちゃん!?しっかりして!!)

杏子(まどかと一緒にいた時間、楽しかった……)

杏子(ちゃんとあたしを救ってくれたよ、まどかは……)

杏子(ありが……と……)

プツンッ…

まどか「うぅ……、うあぁぁぁぁぁぁん!!」

ほむら「鹿目さん……」

まどか「やだ……。やだやだやだ!」

まどか「私杏子ちゃんがいないとダメなのにぃ!!」

ほむら「か、鹿目さん……?」

まどか「……くい」

まどか「憎い!憎い憎い憎い憎い!」

まどか「私から杏子ちゃんを奪ったワルプルギスの夜が憎い!」

まどか「杏子ちゃんを止めてくれなかったほむらちゃんが憎い!」

まどか「杏子ちゃんを死なせた私が!一番憎い!!」

ほむら「鹿目さん!気をしっかり持って!」

まどか「……ねぇ、ほむらちゃん……。これが絶望、なの?」

まどか「こんな理不尽な感情が……。気持ち悪いよぉ……」

まどか「私、魔女になっちゃうんだね……」

ほむら「そんな……。ワルプルギスの夜に勝ったのに……」

まどか「ほむらちゃん……?」

まどか「ほむらちゃん、過去に戻れるって言ってたよね……」

まどか「こんな終わり方にならないように、歴史を変えられるって……」

まどか「だからね?お願いがあるんだ……」

まどか「過去に戻ったら、杏子ちゃんと仲良くしてあげてね……?杏子ちゃん、一人だとまた無理しちゃうだろうから……」

まどか「うっ……、ぐ……、うぅ、うぁぁぁぁぁぁ!!」

ほむら「鹿目さん!!」

まどか(ごめんね……、杏子ちゃん……)

まどか(大好きだよ……っ)

パキン…

ガチッ

マミ「鹿目さん。それがどんなに恐ろしい願い事か解っているの?」

まどか「……たぶん」

まどか「希望を懐くのが間違いだなんて言われたら、そんなのは違うって」

まどか「何度でも言い返せます。いつまでも、言い張れます」

杏子「いいんじゃねぇの?」

杏子「戦う理由、見つけたんだろ?逃げないって決めたんだろ?」

杏子「なら仕方ないじゃん。あとは突っ走るしかねぇんだからさ」

杏子「それに……」

杏子「アンタはまだ知らないかもしれないけど、猫に使うよりよっぽどまどからしい願いだと思うよ」ニコッ

おわり

ちくしょうめ

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