スザク「ルルーシュが女の子だったなら理想的なんだけどな…」(133)

スザク「……」チラッ

ルルーシュ「…っ!?」ゾクッ



的な?

ミレイ「……え?」

シャーリー「…え?え?」

リヴァル「……マジ?」

カレン「………うわぁ」

ニーナ「…………」ピクッ

ナナリー「えと…どういう事でしょう?」

スザク「あれ?なんか微妙な反応だな、みんなそう思わないの?」

ルルーシュ「……いきなり何を言っているんだお前は」

スザク「だってルルーシュってかなり美形じゃないか、間違ってるかな?」

ミレイ「あー、まあ確かにそうね」

ルルーシュ「会長、乗らないで下さい」

スザク「僕の見立てでは相当なものだと確信してます」

シャーリー「ルルが女の子なら…か、うーん…」

ルルーシュ「シャーリー、真面目に考えるな」

カレン「…それなりの格好したら見えなくもない…かも」

ルルーシュ「おいやめろ」

リヴァル「実際線は細いからな~、今でもボーイッシュな女の子に見えなくもないし」

ルルーシュ「…冗談はよせ」

スザク「眼つきの怖~いお姉さん」

ナナリー「お兄様は結構家庭的な面もありますからね」

ルルーシュ「ナナリーお前まで!?」

スザク「満場一致だねルルーシュ」

ルルーシュ「…………」

ニーナ「……ルルーシュ×スザク…」ボソッ

ルルーシュ「……なにやら不穏な事が聞こえたが」

スザク「気のせい気のせい」

ルルーシュ「…まあ良い、みんなが言うように俺が女として理想的だとしよう、だが俺は女ではなく男だ!!いくら理想的でも性別の壁は越えられないだろう!!」

リヴァル「まぁまぁルルーシュ…そんな剥きになって反論すんなって!!スザクも冗談で言ったんだろうし」

スザク「え?本気だけど?」

ミレイ「えぇ…?」

シャーリー「す、スザクって…その…」

スザク「ルルーシュが理想的って言った事は嘘じゃないよ」

ルルーシュ「…………」


よし

ルルーシュ「スザク、こう言ったら難だか言い方をもうちょっと考えてくれ、勘違いされても困るだろ?」

スザク「勘違い?何に?」

ニーナ「嫌がるルルーシュを無理矢理に乱暴し、その恐怖に歪んだ顔に己の欲望をぶちまけ…」ブツブツ…

ルルーシュ「………こういうのが湧くから発言に気をつけてくれ頼む」

カレン「え…ニーナは一体何を…」

ミレイ「カレン、引き込まれてちゃうから深入りしちゃダメ」

スザク「ん…なるほど、確かに誤解を生んだかな」

ルルーシュ「わかってくれて何よりだ」

ナナリー「えと…つまりスザクさんはお兄様の事が大好きって事で良いんですよね?」

ルルーシュ「ちょ…」

スザク「うんそうだよ」ニコリ
ミレイ「………」

リヴァル「………」

カレン「…スザク…あなた」

スザク「え?僕変な事言ったかな?」

ルルーシュ(ナナリーィィィィィィィィィィィィ!?)

ニーナ「………なるほど」

ルルーシュ(まて…ナナリーには罪は無い、ナナリーは素直に感じた事を聞いただけだ!!決して腐った方向で聞いた質問ではない!!)

ナナリー「スザクさんとお兄様は仲が良いですしね、もし男女に別れて生まれていたらお似合いだったかも」

スザク「ははっ、ありがとうナナリー」

リヴァル「…会長、こう言っちゃ難ですけどあの表現は普通否定しませんかね?」ヒソヒソ

ミレイ「うーん…男の子の事は分かんないけど…多分素じゃないかしら…確信はないけど」ヒソヒソ

ルルーシュ「そこの二人ひそひそ疑うような話はしないで下さい!!」

ニーナ「………これはイケる」

ルルーシュ「まったくお前が妙な事言い出すから有らぬ疑いがかかりそうじゃないか」

スザク「ごめんルルーシュ…」

ナナリー「え…お兄様はスザクさんの事嫌いなんですか?」

ルルーシュ「いや…何でそうなる」

カレン「さっきからスザクの事否定するような事しか言ってないしね、うん」

ルルーシュ「…そんな事はないと思うが」

スザク「ルルーシュ…僕の事が嫌いなのか君は…?」

ルルーシュ「だから誤解を招くようなセリフを吐くな頼むから!!」

スザク「ごめんルルーシュ…僕の失言で迷惑を…」

ルルーシュ「…気をつけてくれ本当に」

ナナリー「お兄様ひどいです!!」

ルルーシュ「っ!?」

ナナリー「スザクさんは素直に思っている事を言っただけなのに迷惑だなんて!!」

ルルーシュ(ナナリー!?何をそこまで!?)

スザク「良いんだよナナリー、さっきのは僕に原因があるから」

ナナリー「スザクさん…」

スザク「ルルーシュが素直じゃないのは今に始まった事でもないしね」ニコリ

リヴァル「…なるほどツンデレか」ボソリ

ルルーシュ「リヴァルちょっと校舎裏まで来い」

ミレイ「あーこれはアレね、ルルーシュがどう思ってるかはっきり言えば解決ね、多分」

ルルーシュ「会長!?」

シャーリー「ルルはスザクの事好きかどうか?」

カレン「そうみたい」

ルルーシュ(…スザクを嫌っている訳がない、だがこの状況で好きと言えと?そんな事したら余計に腐った方向に…だが嫌いと言えばナナリーが悲しむ…!!どうすれば!?)

スザク「ルルーシュ…君は僕の事好きなのか?聞かせてくれ」

ルルーシュ(とどめを刺すなスザァァァァク!!!!)

ルルーシュ「………す」プルプル…

スザク「す?」

ルルーシュ「…す、好き…だぞ?友達として、あくまでも友達としてだからな?勘違いするなよ?」

カレン「なんであんなに念を押すの?」ヒソヒソ

リヴァル「まさか本心はもっと…」ヒソヒソ

ミレイ「あー…否定は出来ない…かも」ヒソヒソ

シャーリー「…え、うそ…そうなんですか会長?」ヒソヒソ

ニーナ「ツンデレの変化球よ間違いない…」ヒソヒソ

ナナリー「え?どういう事ですか皆さん」ヒソヒソ

ルルーシュ(うぉぉぉぉ!?しくじったか!?)

スザク「…ふう、実はよかった嫌われてるのかとひやひやしたよ」ニコリ

スザク「…ふう、よかった…実は嫌われてるのかとひやひやしたよ」

すまん文章が崩れてた

シャーリー「ルル…まさか男の子が好きだなんて…」

ルルーシュ「誤解だぞシャーリー!?」

ミレイ「……確かに仲が良すぎるとは感じてたけど…」

ルルーシュ「会長やめて下さい!!」

カレン「……気持ち悪い」

ルルーシュ「う…そんな目で見るな!!」

ニーナ「で、どっちが攻めなの?」

ルルーシュ「………」

ナナリー「多分お兄様が受けだと思いますよニーナさん」

ルルーシュ「え?」

スザク(さっきから何の話をしてるんだろう?)

ルルーシュ「ナナリー?」

ナナリー「はい?」

ルルーシュ「受けってなんだ」

ナナリー「知らないんですか?」

ルルーシュ「…いや知っている、俺が聞きたいのは何故ナナリーがそんな単語を知っているのかだ」

ニーナ「女の子なら誰でも知ってるわよ」

ルルーシュ「……そうなんですか会長にシャーリーにカレン」

ミレイ「…………」プイッ

シャーリー「…………」プイッ

カレン「受け?格闘技とかの事?」

リヴァル「…知らなくて良いと思うよ」

ルルーシュ「……カレン以外全滅だと…」

スザク「攻めとか受けとか一体何の事?」

カレン「さあ?」

ルルーシュ「…行こうスザク…それにカレン、ちょっとここには居たくない気分だ」

スザク「え?あ、ああ」

カレン「私は何の事だかちょっと知りたいんだけど…」

ルルーシュ「…頼むからやめてくれ」

ミレイ「……」

シャーリー「る、ルル…」

ルルーシュ「…シャーリーまでそうだなんておもわなかかったよ」スタスタ…ガチャ

シャーリー「………………知ってただけだもん」グスッ
ニーナ「この前薄い本貸してあげたのに」

シャーリー「うぐ…」

ルルーシュ「……」ズーン

スザク「…凄い落ち込みっぷりだねルルーシュ」

カレン「どうしたのかしら?」

ルルーシュ「………ナナリー…シャーリー…」

スザク「ルルーシュ…何にそんなにショックを受けているのか分からないけど…元気出して、ほら」

ルルーシュ「…しにたい」ドヨーン

カレン「…どんだけショックなの」

ルルーシュ「この世界は腐っている…」

カレン「………」

スザク「………」

ルルーシュ「…こんな世界はぶっ壊した方が良いな」

スザク「………そうかな?」

ルルーシュ「……なに?」

スザク「ルルーシュ、それは傲慢だよ…君がショックを受けた理由…それが何かは分からないけど…独り善がりの考えだって事だけは分かる」

ルルーシュ「傲慢、か…確かにそうだな、だが傲慢だろうと間違っているとは限らない」

スザク「………君は」

ルルーシュ「ああ…確かに小さい事かもしれない、だがシャーリーを…ナナリーを狂わせた存在なんて認める訳にはいかない!!」

スザク「………」

カレン(何の話なんだろこれ…)

ルルーシュ「シャーリーもナナリーも…会長も!!みんなあり得ないような妄想をたしなんでいたんだ!!俺を使って!!スザク、お前もその被害者だぞ!!」

スザク「被害者?僕は何の害も受けていないよルルーシュ」

ルルーシュ「知らないだけだお前は!!」

スザク「知れば君のように嫌悪感に支配されるのか?」

ルルーシュ「間違いなくな」

スザク「そうか…きっと教えてはくれないだろうね、君の事だから」

ルルーシュ「…知らないほうが良い」

カレン「いやだから何の話なの?」

スザク「そうか、わかったよルルーシュ…」

ルルーシュ「……調べようなんて思うなよ?」

スザク「…わかってる、じゃあ僕は行くよ」

ルルーシュ「ああ、また明日学校で」

スザク「うん、じゃあねルルーシュ、カレン」スタスタ…

ルルーシュ「…カレンも調べたりしないようにな」

カレン「へっ?う、うん」







スザク(……セシルさんなら知っていそうだな…ごめんルルーシュ)

翌日


ナナリー「…お兄様、昨日はあの後…スザクさんと何をしていたのですか?」

ルルーシュ「…………すぐに解散して帰ったよ」

ナナリー「えぇ…?残念です」

ルルーシュ「……ナナリー…せめてオープンにするのはやめてくれ」


シャーリー「あ…あの…ルル……」

ルルーシュ「………何かな?」

シャーリー「わ、私は…違………」

ニーナ「右側と左側の意味は?」

シャーリー「ノンカプとBL!!」

ルルーシュ「……………」

シャーリー「あああぁぁぁぁ…」ズーン

ホモが嫌いな女子はいません!

シャーリー「…………うぅ…違うもん…違うもん…」グスン

ミレイ「ニーナ…シャーリーがかわいそうでしょ?」
ニーナ「自分の生きざまを否定しちゃダメよ、だから」

シャーリー「私はニーナほどどっぷりじゃないもん!!」

ナナリー「でも嘘は良くないです」

シャーリー「………うぅ」

リヴァル「……居心地悪くなったな」

ルルーシュ「…同感だ」

カレン「………うぅ////」モジモジ

ミレイ「カレンどうしたの?」

カレン「へっ?いや…その……」

ニーナ「ルルーシュ×スザクだとしてで攻めにあたるのはどっち?」

カレン「ルルーシュ!!×の前が攻めで後ろが受け!!」

ニーナ「ようこそカレン歓迎するね?」

カレン「あああぁぁぁぁ…」ズーン

ルルーシュ「……調べるなって言ったのに…最後の砦が……」ズーン

リヴァル(…やめようかな生徒会)

※カレンは千葉さんに聞きました

カレン(藤堂鏡志郎総受け……?なにこれすごい)

シャーリー(………ルルは攻めも受けも可能な万能型…)



ルルーシュ「………恐ろしいな、何を考えているのやら」

リヴァル(………でも可愛い娘が腐ってると萌えるのってなんでだろ)



スザク「……ルルーシュ……」

ルルーシュ「スザク?遅かったな?」

スザク「ルルーシュ…やっぱり君は間違っている」

ルルーシュ「なんだいきなり?」

スザク「ルルーシュには止められたけど…あの後調べてしまったんだ」

ルルーシュ「………」

スザク「ルルーシュは言ったよね?間違っている、と」

ルルーシュ「…ああ、言ったな」

スザク「やっぱり傲慢だよ君は…!」

わからん、だが凄そうだ

スザク「趣味は人それぞれだ!!それを君は…自分の考えだけで世界を否定している!!それはおこがましい事なんだよ!!」

ルルーシュ「…そうかもしれない、だがっ!!敢えて言ってやるぞスザク!!自分を男と絡まされて悦び悦に入った女など気色悪いだけだ!!断じて受け付ける事は出来ない!!」

シャーリー「」

ナナリー「嫌がるお兄様を無理矢理ってシチュは凄く興奮しますけどね」

ニーナ「そうだね」

ミレイ「……否定は出来ないわね」

ルルーシュ「…………ましてや隠そうともせずおおっぴらしにているなんて言語道断だ!!虫酸が走る!!」

シャーリー「」

スザク「彼女達は別に特別な訳じゃない!!至って普通の考えだとある人は言っていた!!」

ルルーシュ「騙されるなスザク!!誰だか知らないが決して普通ではないからな!?」

スザク「でも見て欲しいルルーシュ!!この場でルルーシュの考えに賛同できる人間が居るのか!?こんな小さな輪の中で、君は少数派だ!!例え輪を広げてもきっと変わらない現実なんだこれが!!」

ニーナ「そーだそーだ」

シャーリー「……ルル…わかって?お願い…」

ナナリー「お兄様…」

カレン「ルルーシュ…諦めようよ…」

リヴァル「…俺もそこまでは否定出来ないかなー…なんて」

リバ腐

ルルーシュ「……くっ、腐っている…とことん世界は腐っている」

スザク「…ルルーシュ、君は嫌悪感だけで現実を敵に回すのか?聡明な君らしくない無謀過ぎる願望だよ…」

ルルーシュ「……では聞くぞスザク、お前は何故そっちの味方につく?男であるお前がそちら側につく理由は何処にある?」

スザク「おかしな事なのか?僕は自分に正直に行動しているだけだ」

ルルーシュ「…おかしいな、男がそちらにいれば間違いなくホモ疑惑がかかる」

じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ

エリカ「んっ、はん……ああっ、あ」

レッド「くぁ」

エリカ「はぁっ、ん! レッド!レッド!あぁ」

レッド(ううっ……?! すごい気持ちいい)

じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ

エリカ「レッド!」

レッド「エリカっ……」

むぎゅっ…むに、むにっ

エリカ「ぁっ、あんっ、胸……ああぁ!」

レッド「ごめん!イクよ、エリカっ! くぅっぁッッ」

びゅくっ どびゅるるるるるるるる!!!

エリカ「ん~~~~~」

シンジ「はぁ、はぁ、はぁ」

盛大に誤爆ったwwwwwwww
本当にすまん

スザク「ホモ?それがどうしたっていうんだ、自分自身がそうでないなら何の問題も無いはずだ」

ルルーシュ「だが世間体というものを考えろ!!ホモ扱いされて気分がよくなるのか!?他人の蔑む視線に耐えられるというのか!?」

スザク「大丈夫だって言っている!!」

ルルーシュ「…なにっ!?」

スザク「…相手が君なら…ルルーシュだっていうなら僕はむしろ嬉しいかもしれない…それが僕の気持ちだ…」

ルルーシュ「…………………なんだと」

ニーナ「っ!?」ガタッ

ナナリー「………」ゴクリ

ミレイ「………」ワクワク

シャーリー「………」

カレン「………うわぁ」


ルルーシュ「…………」


スザク「いきなりこんな事言っても困るだろうけど…君に嘘はつきたくないから」

ルルーシュ「」

スザク「もちろん僕はホモのつもりなんか無い、だけど…君が好きだって事も嘘じゃないんだ」

ルルーシュ「」

スザク「ルルーシュ…君が女の子なら理想的なのに」

ルルーシュ「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

>スザク「ルルーシュ…君が女の子なら理想的なのに」


そうそうこういう話だったね…

…数日後

コンコン

ナナリー「お兄様?今日も外へは出ないのですか?」

「…………」


ナナリー「…皆さん心配してます、お兄様」

「……………」

ナナリー「…スザクさんも酷く落ち込んでしまって…自分がお兄様を傷つけたって…」

「やめてくれ!!あいつの!!あいつの話はしないでくれ…!!」

ナナリー「…お兄様、またお声を掛けます…」

「………うぅ」

C.C.「……今日も部屋に綴じ込もったままのつもりかルルーシュ?」

「…………」

C.C.「今更ながら孤独になるのを恐怖したか?…いや、閉ざした窓を開く事を恐れた…か」

「……………」

C.C.「……王の力が無くとも孤独になる、か…因果だなルルーシュ」

「……………」

C.C.「愛から逃げて…世界から弾き出された王様、か…悲しい奴だよお前は」

「……………」

C.C.「……心配するな、私が一緒に居てやるさ、お前が死ぬまでな」




おわれー

寝る。

ちなみに俺は女じゃねえ、なんでこんなもんかいたんだろ…

じゃあな

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