小町「結衣さんと話してる時の必死に勃起を隠してるお兄ちゃん」
小町「小町はあの姿を思い出したらつい笑ってしまうのでした」
八幡「み、見てたのかよ」
小町「うん。てか気づいてなかったの?」
八幡「全然……」
小町「小町意外も気づいてると思うけどなぁ」
小町「ちなみに雪乃さんとか絶対気づいてたよ。だって笑ってたもん」
八幡「つかなんで俺の股間を雪ノ下は見てんだよ」
小町「さぁ?雪乃さんに聞けば?」
八幡「いや聞けるわけ無いだろ……」
八幡「女子相手に『何故俺の股間を見てたんだ?』とか完全に変態じゃねーか」
小町「雪乃さんなら笑って流してくれそうだけど」
八幡「冬のシベリアみたいな冷たい笑いだけどな」
小町「はぁ。それだからお兄ちゃんはモテないんだよ」
八幡「?なんでそうなるんだよ?」
小町「もういい。なんでもない」
小町「さて、じゃあ小町そろそろ寝るね」
八幡「……もうこんな時間か」
小町「お兄ちゃんの勃起について語りすぎちゃった」
八幡「女の子が勃起勃起言うんじゃねーよ」
小町「こんぐらい中学だとみんな言ってるよ?」
小町「中にはあの男子は粗チンだとかあっちの男子はデカイとか言ってる娘もいるし」
八幡「…サラッと俺の理想の女子中学生像を破壊するのはやめろ」
小町「現実見ようよお兄ちゃん……」
小町「お兄ちゃんのクラスメイトだって彼氏とズッコンバッコンやってるんだから」
八幡「……」
八幡「もしかしてお前も……」
小町「小町?さてどーなのかなー非処女かもねー」
八幡「!?」
八幡「……………」
八幡「俺自殺するわ…さよなら小町」
小町「え?いや、ちょっと」
小町「じょ、冗談だって!小町は処女!安心して!」
八幡「……本当か?」
小町「本当……だよ?」
八幡「……駄目だ」
八幡「信じられない……もう何も信じられない…小町ですら…」
小町(あぁ…お兄ちゃんの性欲を掻き立てぼっちを脱出させる作戦が……)
翌日 教室
八幡(小町の話…衝撃的だった)
八幡(まさか…女子というものがあそこまでビッチだったなんて)
八幡(由比ヶ浜は…ビッチ…雪ノ下も…ビッチ…戸塚も…ビッチ…)
八幡(何も信じられない……)
八幡「ビッチ…ビッチ…ビッチ…ビッチ…ビッチ…」ブツブツ
八幡「ミンナビッチ…ミンナビッチ…ミンナビッチ…ミンナビッチ…ミンナビッチ…」ブツブツブツブツ
由比ヶ浜「ヒッキーが壊れてる」
戸塚「どうしたんだろ八幡……」
平塚「お前ら席につけー」
戸塚「あっ、もうこんな時間」
戸塚「八幡!静かにしないと!」
八幡「ビッチビッチビッチビッチビッチビッチ」
戸塚「八幡?聞いてる?」ユサユサ
八幡「ビッチビッチ……戸塚?」
戸塚「もう授業始まるよ?」
八幡「本当だ…悪い面倒かけた」
戸塚「八幡のためだもん。気にしないで」
八幡「……」
八幡(訂正する…戸塚以外全員ビッチだ……)
由比ヶ浜(ヒッキーまたデレデレしてる)イライラ
平塚「よし、席についたな」
平塚「まずその……授業の前にひとつ話がある」
平塚「最近校内でその……なんだ」
平塚「……風紀に違反する行為が行われているようだ」
八幡(…… )
平塚「このクラスにそんなことをする奴はいないと思うが……」
平塚「何かあってからでは遅い。絶対にしないように」
八幡(……嘘だろ)
八幡(一応ここ進学校だろ?)
八幡(……なのに校内で)
八幡(やっぱりエリートほどそういう変態プレイが好きなのか……?)
八幡(まあ結論として世の中ビッチで溢れかえってるってことだ)
八幡(俺には戸塚がいるからな……安心だ)
戸塚「風紀に違反?……授業中にお菓子でも食べてたのかな?」
由比ヶ浜(ヒッキー…なわけないよね)
奉仕部 放課後
雪ノ下「それで?依頼とは?」
平塚「君のクラスでも朝話があっただろう?」
雪ノ下「……校内でSEXする変態のことですか?」
平塚「せっく!?……ま、まあそうだな」
由比ヶ浜(ゆきのん大胆……)
八幡(気まずくなるだろうが。主に俺が)
雪ノ下「それで……私達は何をすれば?」
平塚「校内の見回りを頼みたいんだ」
雪ノ下「先生方で見回れば良いのではないでしょうか」
平塚「そうしたいところなんだが…教職員の方は学期末で手が足りなくてな……」
平塚「内容が内容なだけに有志の生徒に頼むのも憚られてな」
平塚「その点君たちなら信用に値する」
八幡「嫌な信用のされ方だ……」
雪ノ下「……つまり依頼内容は校内でのSEX防止、ということですね?」
平塚「あぁそうだ」
雪ノ下「分かりました。引き受けます」
由比ヶ浜「えぇ!?」
雪ノ下「どうかしたの由比ヶ浜さん?」
由比ヶ浜「いや…さすがに恥ずかしいというか」
雪ノ下「別に私達がSEXするわけではないわ」
雪ノ下「なのに何故恥ずかしがる必要があるのかしら?」
由比ヶ浜「そ、そりゃそうだけど」
雪ノ下「なら問題ないわね」
由比ヶ浜「うぅ……なんか納得いかないような…納得したような」
平塚「それじゃあよろしく頼む」
雪ノ下「分かりました」
ガラッ
雪ノ下「さて、早速見回りに行きましょうか」
八幡「三人でか?」
雪ノ下「……確かに女子と会話するだけで勃起してしまうあなたには荷が重いかもしれないわね」
八幡「なぜその話をここで持ち出す」
雪ノ下「…仕方ないから私と由比ヶ浜さんの二人で見回りに行ってくるわ」
八幡「スルーすんじゃねーよおい」
雪ノ下「留守番よろしく。勃起谷くん」
由比ヶ浜「あはは……また後でね」
このSSまとめへのコメント
なんて興味深い話しだ。続きを要求する。
しえん
私怨
試演
続いて欲しかった