綾野「ねっ、合コン行かないっ?」(240)


赤沢「はっ?」

綾野「だから合コン! 4対4で今度の日曜日!」

赤沢「行かないわよ、そんなの」

綾野「え~、来てよ~。絶対楽しいって!」


※Another合コンネタは前にもありましたね。同じネタでごめんなさい

赤沢「は~っ……。相手はどんな人が来るのよ?
   こんな田舎じゃ相手も限られるでしょ
   相手も夜見北中の生徒とかなわけ?
   そんなの絶対いやよ」

綾野「相手は勅使河原が用意してくれるの
   ほら、アイツ顔広いだけが取り柄じゃん
   で、ご心配には及ばず
   勅使河原に相手は夜見北生以外でよろしくって言ってあるから」

赤沢「(勅使河原の友達じゃロクなの来そうになさそうね…)
   とにかく私は行かないから。もう、この話はおしまいっ」
   
綾野「え~、そう…。じゃあ、他を当たるしかないか~
   無理言ってごめんね、泉美」

綾野「(う~ん。他、誰かにしようかな~)」

~日曜日~
~イノヤ~

小椋「ね~、彩~。今日はちゃんとした人来るんでしょうね~」

綾野「だ、大丈夫だと思うよ。こないだ勅使河原にキツく言っといたから」

小椋「この間みたいなの来たら、私ソッコー帰るから」

綾野「ま~、ま~。落ち着いて。勅使河原もそこまで馬鹿じゃないよ…、きっと…」

有田「合コンなんて久しぶりだな~。ね、珊」

渡辺「そうだね~、松子。綾野さん、誘ってくれてありがとう」

綾野「いや、いや、お安い御用だよ。有田っち、渡辺っち、
    めいっぱい楽しめよ~」



今の座席

綾野 小椋 有田 渡辺
|ーーーーーーーーーー|
|              |
|              |
|ーーーーーーーーーー|

小椋「それにしても遅いわね。まったく、なにやってんのかしら」

カランコロン

猪瀬「いらっしゃいませ~」

勅使河原「おう。待たせたな」

綾野「ちょっと、遅いよ~…っっっ!!!!」

小椋・有田・渡辺「!!!!」


綾野「こ、こ~いっちゃんっ!!」

恒一「やあ、綾野さん。こんにちは」

綾野「え、ど、どういうことっ、勅使河原」

勅使河原「いや、サカキは転校してきたばっかだろ
     だからクラスに早く溶け込めるようにと思ってさ
     それにお前、どうせサカキだったら問題ないだろ、
     というよりむしろきっと、よくやった、
     ありがとう勅使河原、って心の中では思って…」

綾野「ちょっ、ちょ、な、な~に言ってんのかな、アンタはっっ
   あはっ、あはははは!!!」

恒一「???????」

安価じゃないだろwww  

ドログバ

小椋「(ちょ、ちょっと!!どういうことっ!!恒一くん来るなんて聞いてないわよっ!!)」

有田「(やばい!!勅使河原の友達だからそんな期待してなかったから、服装地味だ
   恒一くん来るならあっちのワンピースにしておくんだった!!)」

渡辺「(やばい!!勅使河原の友達だからそんな期待してなかったから、
   髪の毛しっかりセットしてきてない!!)」

恒一「それにしても、合コンなんて初めてだよ
   みんなはよくやっているの?」


綾野・小椋・有田・渡辺「!!!!」



>>16 CL決勝までの時間つぶしだと良く分かったな


勅使河原「あ~、俺と綾野と小椋はだいたい週一で…」

綾野「ぜ、全~然!!全然やったことないよ!!今日が初めて!!」

小椋「そ、そう!!初めて、初めて!!いや~。緊張しちゃうな~」

有田「わ、私たちもやったことないわっ!!ねえ、珊!!」

渡辺「えっ、あっ、そうねっ、そうよ!!一回もないわ!!
    今日初めて誘われたの!!」

恒一「そうなんだ。確かに、みんなかわいいからね
   かわいい人は他の女の子の方が敬遠して
   誘われづらいって聞くけど本当なんだ」

綾野・小椋・有田・渡辺「!!!!」

恒一「???」

勅使河原「(すげ~…。サカキの奴、完全に素で、女子たちが何に
     驚いてるのかわかってね~よ…)」

勅使河原「とりあえず、座ろうぜ」

恒一「うん、そうだね」

小椋「(う、うわ、恒一くんが、しょ、正面に…//)」

渡辺「(あ、私、遠いじゃないのよ!!後で席替えあるんでしょうね!)」

恒一「それにしても、綾野さん以外とは教室ではなかなか話したことなかったね
   席が遠いから仕方ないのかな」

小椋「(そ、そんな気軽に恒一くんに話しかけられるわけがないじゃない!!)」

有田「(あ、綾野さんとは良く話すのか…。席は、大事ね
    2学期は絶対になんとしても恒一君の近くに席をとるわ!!)」

渡辺「(…一度だけ恒一くんと二人きりで話をしたら、その日一日、
    前の席から強烈な負のオーラが私に向けて発せられていたわ
    それ以来、なかなか話しかけづらいのよね…)」

プルルルップルルルッ
勅使河原「ん、電話だ
     は~い、もしもし。あっ、どうした?もう店で待ってるぞ
     …は?いや、マジで?
     …うんわかった。じゃあまた」プツンッ

勅使河原「ん~、あと来るはずだった男子二人が合コン行くの二人とも
     彼女にばれたらしくて、来れなくなったらしい」

恒一「えっ、じゃあどうするの?」

勅使河原「ん~、これじゃ学校にいるのと変わんねえし、お開きに…」

有田「!!はっ、な、何言ってんのよ、バカじゃないの、続行よ、続行」

綾野「そ、そだよ~。せっかくだし楽しんでいかなきゃ、ね、こ~いっちゃん!」

恒一「そうだね。まあ、僕はどちらでも構わないけど、せっかくだし、
    みんなとお話したいな」

渡辺「そ、そうよね。はい、決まり。続行で決まり」

小椋「わたしも、あの、いっぱいお話したいな////。
   てゆうか、勅使河原そんなに帰りたいなら帰れば。帰っていいわよ」

勅使河原「(うわっ、酷ぇ)」

勅使河原「…よ~し!じゃあ、まず自己紹介しようぜ。じゃあ、女子から」

綾野「わ、私は綾野彩。部活は、え、演劇部。きょ、今日はよろしくね」

小椋「お、小椋由美。わ、わたしも、え、演劇部。よ、よろしくね」

有田「あ、有田松子です。しゅ、趣味は、え、映画鑑賞とかかな
    わ、私もよろしく」

渡辺「わ、渡辺珊です。ご、合コンは初めてだから、
    な、何言ったらいいかわかんないや。と、とりあえずよろしくね」

勅使河原「(全員、わかりやすく緊張してるな…)」

勅使河原「よ~し。じゃあ、次、男子ね。俺は勅使河原直哉
       今日は楽しく行こうぜ!」

綾野・小椋・有田・渡辺「…………」

勅使河原「……次、サカキ」

恒一「榊原恒一です。夜見北中の…とかは必要ないか
   えー、趣味はなんだろ。ホラー小説とかが結構好きかな
   とりあえず、今日はみんなと、仲良くなれたら嬉しいです。
   よろしくお願いします」

綾野・小椋・有田・渡辺「こちらこそよろしくねっ!!
              (私も恒一くん(こ~いっちゃん)と
               仲良くなりたいです!!)」

勅使河原「…え~と、まずはじゃあ、質問タイムからかな」

綾野・小椋・有田・渡辺「ハイ、ハイ、ハイ、ハイ!!」

勅使河原「いや、手挙げなくてもいいから、普通に質問してくれ…」

綾野・小椋・有田・渡辺「あの、!!」

綾野・小椋・有田・渡辺「!!!!」

勅使河原「…みんな質問あるなら、順番でいいだろ。じゃあ、綾野から」

綾野「はいは~い!!じゃあね~、えっと~、
   (うわ~!!何聞いちゃお!やっぱ好きな人とか!うきゃ~!!)
   あの~、こ、こ~いっちゃんの~、す、す、好きな~…」

恒一「僕の好きな?」

綾野「////好きな、な、な、食べ物とかは…何…か…な…?」

小椋「(彩…、意気地なし)」

有田・渡辺「(綾野さんはもっと突っ込んでくれると信じてたのに…)」

恒一「僕の好きな食べ物?それ、前も聞かれなかったっけ?
   まあいいや。ええとね、やっぱそばかな
   って、この答えも前と同じだよね」

綾野「えっ、あっ、え~と、そだね、こ~いっちゃん!!
   あは、あはははははは!!!!!」

恒一「あはっ、綾野さん、可笑しい」

綾野「あはははははは!!!!!!
  (ああああああぁぁぁぁぁぁ
   やっあああぁぁちゃっああぁぁたああぁぁぁーーーー……)」

勅使河原「…次、小椋」

小椋「…………………っ」

勅使河原「なんだ、質問なしか?」

小椋「ギロッ あるわよっ………
   ………あの、さかっ、男子2人に聞きたいんだけど、
   3年3組の中で、その、とても可愛いなあって思う子いる?//////////」

綾野・有田・渡辺「!!!!」

勅使河原「(…以外に勇気あるな、小椋)」


※言っておくけどエロないよ

まぁ、中学生だし持ち帰りはないだろ・・・・ないよな?チラッ

恒一「え~、そういう質問は勘弁してほしいな~」

勅使河原「いいじゃねえか、サカキ。俺は、そうだなあ、
     あえて言うなら、やっぱ、アカ…」

恒一「おい、勅使河原。答えるなよ。お前が答えたら、
   僕も答えなきゃいけなくなるだろ」

勅使河原「だから、いいじゃねえか、サカキ。減るもんじゃねえし
     お前もちゃんと答えろよ」

恒一「え~……。その、いるか、いないかで答えるなら、…いる」

綾野・小椋・有田・渡辺「!!!!」

小椋「だ、誰!!!!」

恒一「…いや、ホントに誰かまでは勘弁して……」

小椋「そ、そう…。ご、ごめんね。変なこと聞いて…」

恒一「…いや、べつに、気にしてないけど。
   やっぱり女子ってみんなそういった話が好きなんだね」

小椋「そ、そうかもね……////////」

勅使河原「…ハイ、次、有田」

有田「(お、小椋さん、あんなに切り込んでくるとは思わなかった…
    意外だあ…。ど、どうしよう。畳み込みたいけど、言いづらい雰囲気だな…
    れ、恋愛がらみの話はちょっと無理っぽいよね…
    こ、ここはしょうがない、無難に行こう…)
    さ、榊原君の…」

勅使河原「(…俺のこと、素で忘れ去られてないか?……)」

有田「す、好きなスポーツは何?……)」

渡辺「(…逃げたわね、松子……)」

恒一「好きなスポーツ?僕、あんまり体丈夫じゃないから、
   スポーツはどれも得意じゃないな~」

有田「そ、そうだよね!ほら、あの、じ、実際にやるのじゃなくて、
   み、観るだけで好きなのとか!…)」

恒一「あ~、そういう意味でなら大体のスポーツは好きだよ
   野球も面白いし、サッカーも好きだし
   この間、テレビでラクロスの試合がやっていて、観てみたら
   白熱して面白かったし」

有田「そ、そうなんだ!ス、スポーツいいよね!」

恒一「そうだね」

勅使河原「…最後、渡辺」

怜子「三神怜子、15さいです!」

渡辺「わ、私の番ね!
   (…わ、私はもうちょっと、意味のあることを聞くわよ…
   こ、こんなチャンス逃せないし…)
   さ、榊原君は…」

勅使河原「……………」

渡辺「と、東京にいた時彼女いた?……」

綾野・小椋・有田「!!!!」

勅使河原「(…渡辺もがんばるな)」

恒一「か、彼女?いなかったよ」

渡辺「そ、そう!で、でも、こ、告白されたことはあるでしょ!」

恒一「こ、告白!さ、されたことないな~……」

渡辺「……ほ、本当のこと答えて…」

恒一「…………な、何回かあるけどみんな友達が好きだった人だったりとかで、
   付き合えなくて断っちゃた…」

渡辺「そ、そうなの…。そうなんだ……」

勅使河原「…はい、質問タイムは終了ね。次…」

恒一「僕からも、一個質問いいかな?」

綾野・小椋・有田・渡辺「!!!!」

綾野「(こ、こ~いっちゃんのほうから、私たちに質問っ!!)」

小椋「(わ、私たちに何か聞きたいことがあるってこと!!)」

有田「(ぱ、パンツの色から生理周期まで、な、何でも聞いていいわよ、
    恒一くん!!)」

渡辺「(な、何かな!!何が気になるのかな!!)」

勅使河原「おう、なんだ、サカキ。何聞きたいんだ?」

恒一「あ、いや、みんなの得意科目は何かな?、とおもってさ」

綾野・小椋・有田・渡辺「!!!!」

綾野「(と、得意科目!!)」

小椋「(こ、恒一くんはそれを聞いてど、どうしたいの!!)

有田「(な、何を答えれば正解かな?)」

渡辺「(ど、どうしよう!!)」

勅使河原「得意科目か。綾野は?」

俺「英語」ドヤァ

綾野「!!わ、私!わ、私は、ほら、その、こ、国語とかかな!!」

恒一「綾野さん、国語が得意なんだ。ちょっと、意外だね
   じゃあ、僕転校してきたばかりで授業についていけないことが
   あるかもしれないから、国語で分からないところがあったら、
   綾野さん教えてもらえるかな?」

綾野「!!え、あ、あ~!もちろん、こ~いっちゃん、まっかせといて!!
   どんどん、聞いちゃって!!」

恒一「ありがとう、綾野さん。助かるよ」

綾野「(きょ、今日から国語を猛勉強しないと……)」

勅使河原「…はい、小椋」

小椋「(そ、そうか!ここで、答えた科目を恒一くんに教えることになるのか!!
    ……ほ、保健とか言っちゃおうかな~!!…だ、ダメよ、由美!!
    絶対引かれるわ!!」

小椋「…す、数学かな…」

恒一「小椋さん、数学が得意なんだ。なんか数学が得意なのって、
   頭いい感じがするよね」

小椋「!!そ、そ、そんなことないよ。あ、でも、数学で分からないとこあったら、
   私に聞いてね!一緒に勉強しよう!!」

恒一「うん、ありがとう」

小椋「///////////」

勅使河原「…有田は?」

有田「縦笛が得意かな」

有田「……わ、私は、ご、5教科全部得意かな…」

綾野・小椋・渡辺「!!!!」

綾野・小椋「(…そ、そうか!その手が……)」

渡辺「(松子、英語苦手じゃないのよ……
    私は一生日本から出ないから英語は出来なくてもいいの、
    って言ってたじゃない…)」

恒一「有田さん、勉強できるんだ
   感心しちゃうな~。僕、英語が少し苦手でさ~
   ライティングはできるんだけど、リーディングがちょっとね~」

有田「!!!え、あ、り、リーディングはその、な、慣れだよ!!
   か、回数こなせば、榊原君もきっと、できるようになるよ!!
   だ、大丈夫だよ!!」

恒一「やっぱ、そういうものなんだな~」

有田「(と、隣町の駅前に、た、確かイーオンあったわよね……)」

勅使河原「(…授業中の発音聞く限り、有田は英語できないよな……)
       …じゃあ、渡辺」

渡辺「(どうしよう、私教えられるほど得意って科目ない…
    だからって、ウソついて松子みたいに自滅したくないし…)
    わ、私は、あえて言うなら、び、美術とかかな…」

恒一「渡辺さん、美術得意なんだ!」

渡辺「!!と、得意というよりは、す、好きって感じかな…」

恒一「そうなんだ、渡辺さん、美術が好きなんだ!へ~
   どのジャンルが一番好きなの?やっぱり絵画?」

渡辺「!!そ、そうかな…」

恒一「あ~、やっぱ、そうか~
   じゃあさ、画家の中なら、誰が一番好きなの?」

渡辺「!!え、え~と…」

渡辺「(な、なんで、こんなに聞いてくるの。もしかして恒一くん美術に詳しい?
    私、そこまで詳しくないよ…)」

綾野・小椋・有田「(恒一君(こ~いっちゃん)、美術好きなんだ…
           美術について勉強しておこう…)」

渡辺「(ど、どうしよう…。いとうのいぢとかの絵とかはかわいくて好きだけど、
    絶対そういう意味じゃないわよね…
    そ、それなりに詳しそうな名前を出した方がいいわよね…
    る、ルノワールっていう名前は聞いたことあるわ…
    だ、ダメよ!どこが好きなの、とか聞かれたら一発で終わるわ…
    やっぱ、ここはわたしにもある程度わかる王道で…)
    ……や、やっぱ、ご、ゴッホかな…
    ひ、ひまわりを観て好きになったの…」

恒一「ゴッホか~。確かにゴッホはいいよね。ジャポニズムの影響があるから
   日本人には観やすい絵なのかもね
   僕は、絵画なら特にバロック期のオランダ絵画が一番好きだな~
   特にベタだけど夜警なんかは当時のオランダの勢いを象徴するかのような
   力強さが感じられるところや
   多くの人物の配置が躍動感あふれる構図になっているところなんかが、
   ひとつの芸術作品として完成度が高くて非常に素晴らしいと思うんだけど、
   渡辺さんはどうかな?」

渡辺「!!え、え~と…、そ、そうだね、いいと思うよ!わ、わかるな~!!!」

恒一「そうだよね~。でね…」

勅使河原「(…これ以上は、渡辺絶対無理だよな……。)
      はいは~い、最後、俺が質問ね。俺、サカキに質問していいか?」

恒一「う、うん。いいけど…」
      
渡辺「(…美術資料集どこにあったかしら……)」

てっしー良い奴なのに女子からの扱いの酷さたるや

勅使河原「サカキはさ、女の子の髪型で、どういうのが好み?」

綾野・小椋・有田・渡辺「!!!!」

恒一「なにその質問……
   ん~、特にこれといってこだわりはないな~
   ショートでもロングでもどっちでもその人に合っていれば
   あ、でも色が派手すぎるのはな~。ちょっとな~
   茶色に分類されるぐらいの色ならいいけど、あまり派手な色は
   好きじゃないな~」

綾野・小椋・有田・渡辺「…………。」

勅使河原「……そうかそうか。変なこと聞いて悪かったな~
      では、質問タイム終了~。次いきま~す」

恒一「次は何するの?」

勅使河原「う~ん。カラオケはここじゃできないし…
     全員ある程度顔見知り同士だし、いっきに、王様ゲームしちゃおう」

綾野・小椋・有田・渡辺「!!!!」

恒一「王様ゲームか~。聞いたことはあるけど、詳しく知らないや
   どうやってやるの?」

勅使河原「ま、普通は今の箱の中に、王様と1~5までの数字が書かれた
     紙をいれて、くじひいて、王様になった人が一個命令すんの
     1番と4番が握手、とか。で、その命令は拒否できないわけ
     普通はこうだけど、女子たちはそれでいいか?」

綾野「え、あっ、うん、うん!それでいいよ!!やろう、やろう、
   王様ゲーム!!!」

勅使河原「……………ま、いっか…」

~王様ゲーム、1回目~

勅使河原「よし、みんな引いたな。じゃ、それじゃ…」

全員「王様だ~れだ」

恒一「あ、僕だ」

勅使河原「じゃあ、サカキ。一個命令しろよ」

恒一「う~ん。何言ったらいいかよくわからないな~
   じゃあ、さっきの例と一緒で、1番と4番が握手、で」

小椋「……私、1番…」

渡辺「私、4番だ…」

ニギッ

小椋「…………」

渡辺「…………」

綾野・有田・勅使河原「…………」

勅使河原「……じゃ、じゃあ次…」

~王様ゲーム、2回目~

全員「王様だ~れだ」

綾野「あ!私!私だ!ほら、ほらね!!」

小椋・有田・渡辺「…………」

勅使河原「はい、じゃあ、命令」

綾野「(ど、どうしよう、き、キスにしようかな!!い、いきなりすぎるか!!
    だ、抱きしめられるとかは、どうかな!い、いいよね!
    じゃ、じゃあ、内容は王様を抱きしめるで決まりね!!
    あ、後は、こ~いっちゃんの番号だけど………
    んっ?………。……………)」
   
綾野「……2番と3番が握手…」

小椋・有田・渡辺「(えっ、何その内容……)」

渡辺「私、3番…」

勅使河原「あ、俺2番だ」

渡辺「えっ!……」

勅使河原「…………」

ニギッ

渡辺「…………」

勅使河原「…………」

小椋・有田「…………」

勅使河原「次…」

~王様ゲーム、3回目~

全員「王様だ~れだ」

渡辺「あ、私だ!!」

小椋・有田「…………」

勅使河原「…では王様、どうぞご命令を」

渡辺「(き、来たわ!!ちゃ、チャンスよ!!
    き、キス?!だ、ダメね…。勅使河原に当たったら悲惨ね…
    ほ、抱擁なんてどうかしら?!い、いいわ!!!
    よし、命令は王様に抱擁!!
    あ、後は、恒一くんの番号よね………
    んっ?………。……………)」

渡辺「……1番と5番が握手…」

小椋・有田「(えっ、またその内容!何で…)」

小椋「1番、私…」

恒一「5番僕だ」

綾野・小椋・有田・渡辺「!!!!」

小椋「(え、え、えっ!!ら、ラッキー!!!!
   だ、ダメよ由美!!!へ、平静を装って!!!!)」

恒一「女の子と握手なんて緊張するな~」

小椋「………」

ニギッ

恒一「あ~、王様ゲームって緊張するね~」

小椋「///////////」

盛り上がらんしBS11でもうちょいで始まる(′・ω・`)
離脱するか

小椋・有田「(で、でもなんで。こんなつまんない命令……
       もっと、王様に握手とか、王様に抱擁とかじゃないと
       自分がなる可能性ないじゃない……
       わ、私ならはずれてもいいから王様にき、キスとか……
       んっ?………。……………
       ……………い、言えない……言えないわ……
       じ、自分から王様に????って命令はさすがに
       恥ずかしくて言えない……)」

綾野・小椋・有田・渡辺「……………」

勅使河原「(……気づいたか…)」

勅使河原「…よし!じゃあ、ちょっとルール変更しようぜ
      一回の王様ゲームで2回くじを引く
      一回目は王様を決めるくじで、
      王様と書かれた紙と何も書かれてないくじ5枚
      で、王様が1~6までの数字を使って命令して、
      で、もう一回全員で1~6までの数字が書かれたくじをひく
      こうしようぜ」

綾野「!!……そ、そうだね!それがいいね!賛成!そうしよう!!」

恒一「それはいいけど、それって変えて何か意味あるの?
   そんなに変わらない気がするけど」

勅使河原「いや、ま~、いいじゃないか。とりあえずルール変更ね」

~王様ゲーム、4回目~

全員「王様だ~れだ」

勅使河原「お、俺じゃん!」

勅使河原「じゃ~ね、そうだな~、1番が4番を10秒間抱きしめる!」

綾野・小椋・有田・渡辺「!!!!」

恒一「!!お、おい!そんな命令ダメだろ!!」

勅使河原「いや、全然ダメじゃないぜ。王様ゲームは普通これぐらいの命令を
      するもんだし」

恒一「そ、そうなのか……」

ここまでしても女子のてっしーの評価は変わらないという

勅使河原「じゃ、2回目のくじ引きするぜ」

勅使河原「(自分が当たり引くより、サカキと女子の組み合わせ観てた方が
      これは楽しそうだな…)」

-2回目のくじ引き終了-

有田「わ、私4番だ……」

恒一「……1番、僕…」

綾野・小椋・有田・渡辺「!!!!!!!!」

勅使河原「(お、さっそくビンゴ!!)」

恒一「……ほ、ホントにやるのか、勅使河原…」

勅使河原「当然だろ。王様の命令は絶対だ」

有田「……わ、私じゃイヤなの、榊原君……」

恒一「!!そ、そんなわけないよ!!むしろ、光栄というか、その、
   なんというか、…でも、その、やっぱ、
   ちょっとさすがに恥ずかしいというか…」

勅使河原「恥ずかしがるなよ、サカキ!ほら、はやくやれ!」

恒一「……わ、わかったよ…。じゃ、じゃあ失礼します、有田さん…」

有田「………………」

ダキッ

有田「!!!!!///////////」

綾野・小椋・渡辺「……………」

有田「(こ、恒一くんが私を抱きしめて……!!!
    す、すごく近いよ……!!!!
    あ、頭がボーッとしてきて……)」

恒一「(…シャンプーのいい香りがする……)」

サッ

恒一「!!!!」

綾野・小椋・渡辺「!!!!」

恒一「(!!あ、有田さん。ど、どうして腕をまわしてきて……)」

勅使河原「(お~、抱きしめ合ってるよ!)」

恒一「(す、すごい密着して……
    てっ、ていうか、な、なんか肋骨のあたりに、
    や、柔らかい感触が……)」

有田「////////////」

綾野・小椋・渡辺「……………」

勅使河原「……9、10。はい、10秒経ったよ」

恒一「(お、終わりだね……
    ………あ、あれ、でも、ちょっと、抱きつかれていて、
    離れられない……)」

有田「////////////」

恒一「あ、有田さん……
   じゅ、10秒経ったって……」

有田「////////////」

恒一「あ、有田さん!」

有田「///////!!!!!
   あ、あっ!ご、ごめん!!いま、離れるね!!」

恒一「(あ~。恥ずかしかった
    顔、赤くなってないかな……
    あ、有田さんもすごい顔赤い……
    有田さんも相当恥ずかしかったんだな……)」

有田「////////////」

綾野・小椋・渡辺「……………」

勅使河原「(こりゃ、おもしれぇ!!)」

~王様ゲーム、5回目~

全員「王様だ~れだ」

小椋「……あ、わ、私だ」

勅使河原「おう、じゃあ、命令を」

小椋「……ろ、6番が、に、2番を、だ、だ、抱きしめる…」

綾野・有田・渡辺・恒一「!!!!」

勅使河原「(お~、今のでいい感じに感覚が麻痺っているぜ)」

勅使河原「じゃ、もう一回くじびきね~」

-2回目のくじ引き終了-

小椋「……に、2番私だ…」

勅使河原「あ~、俺1番か~。サカキは何番だ?」

綾野・小椋・有田・渡辺「!!!!」

恒一「僕は3番だよ」

勅使河原「なんだ、そうか~。それは残念だったな、サカキ」

恒一「…………。」

綾野「…あ、私6番だ……」

勅使河原「はい、じゃあ、はやく、やっちまえ~」

小椋「わ、わかってるわよ」

ダキッ

恒一「…………(うわぁ、これを観てるのも結構恥ずかしいぞ…)」

綾野「……………由美、残念だったね」ボソッ

小椋「……………彩こそ」ボソッ

勅使河原「そろそろ、いいだろ。じゃあ、次行くぞ~」

~王様ゲーム、6回目~

全員「王様だ~れだ」

有田「……わ、私…」

勅使河原「はい、じゃあ、命令」

有田「………ご、5番の人が自分の秘密をひとつ暴露する……」

勅使河原「へ~、なかなか面白そ~だな
     でも、暴露するに値しないような内容だったらダメだかんな
     納得するようなの言うまで終わらせないぜ」

有田「…と、当然そうね!!……」

-2回目のくじ引き終了-

勅使河原「で、かわいそうな5番は誰だ」

有田「!!わ、私だ……」

勅使河原「あはははは。有田、お前自分で引いちまったのか!
     災難だなぁ!」

有田「!!う、うるさいわね!な、殴るわよ!!」

勅使河原「お、怒んなよ。で、何暴露すんだ?」

有田「ちょ、ちょっとまって。今考えてるから……」

勅使河原「おー、じっくり考えろー」

有田「………………。
   ………き、決まったわ。い、言うわね…
   わ、私には………」

勅使河原「私には?」

有田「………す、好きな人がいます……/////////////」

綾野・小椋・渡辺「!!!!」

勅使河原「(ほぅ…)」ニヤッ

恒一「え、有田さん好きな人いるの!誰?夜見北生?」

有田「えっ!うっ、………そ、そう…で…す……//////」

恒一「へ~、知らなかった~。相手は僕も知ってる人?」

有田「えっ!そ、それ以上はちょっと………//////」

勅使河原「サカキ、それ以上はやめてやれよ
     有田、困ってるだろ」

恒一「あ、そ、そうだね……。ごめん、有田さん…」

有田「あっ、い、いいよ!ぜ、全然、き、気にしないで!!」

勅使河原「まあ、とりあえず、これで暴露はOKだな。次行こう」

有田「/////////////」

~王様ゲーム、7回目~

全員「王様だ~れだ」

勅使河原「お、また俺だ」

勅使河原「じゃ、そうだな~。内容は、4番が1番に愛の告白!」

綾野・小椋・有田・渡辺「!!!!」

恒一「!!な、なんだよ、それ!」

勅使河原「なんだよって、愛の告白だよ
     具体的には、4番が1番の眼を見て、
     「大好きだ、○○(下の名前を呼び捨て)」って言うんだよ
     ダメとは言わせないぜ。王様の命令は絶対だからな」

恒一「!!わ、わかったよ……」

勅使河原「はい、じゃあ、くじ引くよ~」ガサッゴソッ

勅使河原「(まあ、自分がなってもいいけど、
       ここはサカキ×女子の方が面白いよな
       1番と4番の紙は他と比べてほんの少し小さいから、
       多分これとこれかな…)

-2回目のくじ引き終了-

勅使河原「はい、じゃあ、くじ開いて~」

恒一「………よ、4番だ……」

綾野・小椋・有田・渡辺「!!!!」

勅使河原「(お~、すげぇ~!!)」

綾野・小椋・有田・渡辺「ドキドキッ ドキドキッ」ヒラキッ

綾野「…!!わ、私だ!私だよ、こ~いっちゃんっ!!」

恒一「ほ、ホントだね…」

綾野「えへへっ、あはっ、あは~//////」

小椋・有田・渡辺「…………」

勅使河原「…よし、じゃあ、告白スタート!」

恒一「……あ、綾野さん!!!」

綾野「は、ハイっ!!!!」

勅使河原「はい、ダメ~。サカキ、下の名前を呼び捨てで呼ぶって言ったじゃん
       やり直し!」

恒一「…………あ、彩!!!!!」

綾野「は、ハヒィ!!!!」

綾野「(こ、こ~いっちゃんがまっすぐ私を見てるっ!!)」

恒一「ぼ、僕は彩のことが……」

綾野「/////////////」

恒一「(綾野さんすごい顔赤い……)」

恒一「す、好きだぁ!!」

綾野「!!!!!!/////////////」ドキン!

小椋・有田・渡辺「…………」

綾野「………わ、私も……す、好き……だよ、こ~いっちゃん……//////」

小椋・有田・渡辺「!!!!」

恒一「!!え、ええっ!えっ、あの、そのっ…」

綾野「!!!い、いや、あの、その、え、演技だよ!!
   や、やだな、こ~いっちゃん!!こ、こ~いっちゃんがす、すごいから!!」

恒一「え、え、演技ね!!!さ、さすが演劇部だね!!
   え、演技上手だね!!び、びっくりしちゃった!!。」

綾野「や、やだな、こ~いっちゃん!!あは、あははははは!!!!!!!」

小椋・有田・渡辺「…………」

勅使河原「…よし、じゃあ、まあ次行こう」

prrrrrrr
恒一「ん、あ、電話だ。ちょっとごめんね
   もしもし、あ、怜子さん。あ、どうしたの
   ………え、あ、うん。分かった。今帰るね」プツッ

恒一「あ、ごめん。みんな、僕帰らなきゃ
   お金はここに置いとくね。ホントごめん。じゃ、それじゃ」

カランコロン

猪瀬「ありがとうございました~」

綾野・小椋・有田・渡辺「…………」

勅使河原「……さ、サカキが帰っちゃったけどどうする?続ける?」

小椋「は、何言ってんの?」

有田「続けるわけないじゃん!!」

渡辺「解散ね、解散!!」

綾野「あっ、じゃ、じゃ~ね~…」

カランコロン

猪瀬「ありがとうございました~」

勅使河原「…………」

~月曜日、朝~
~教室~

恒一「昨日は楽しかったよ。誘ってくれてありがとう、勅使河原」

勅使河原「お~、いいってことよ」

ガラガラッ

勅使河原「お、望月おはよーっす、遅いぞー」

綾野「おはろ~、もっち~」

望月「おはよう、勅使河原君、綾野さん」

恒一「おはよう」

望月「おはよう、榊原君
    そういえば智香さんから聞いたんだけど、
    榊原君昨日合コンしたんだってね」

ほとんどのクラス女子「!!!!」

綾野「!!も、もっち~!その話は……」

望月「相手は、綾野さんと小椋さんと有田さんと渡辺さんだって
    勅使河原君がクラスメイトと早く仲良くなれるように
    セッティングしてくれたんだってね
    みんなと仲良くなれた?」

恒一「うん。おかげさまで。ね、綾野さん」

綾野「!!そ、そうだね~!!こ~いっちゃん!!」

勅使河原「(…望月、バカだなぁ……)」

クルッ
赤沢「渡辺さん、由美、有田さん。次の休み時間ちょっといいかしら?」ニコッ

小椋・有田・渡辺「う、うん……」

赤沢「(……渡辺さん、髪ちょっとおとなしめの色になってるわね
    どうしたのかしら……。…まあ、それよりも、今は……)

赤沢「勅使河原、ちょっと来なさい!!」

勅使河原「(うわ~、行きたくねえ~…)」

赤沢「勅使河原、早く来なさい!!」

ここまでみなさんのお暇つぶしになっていれば幸いです

自分はサッカー観ます
まだ頭の中には続きの構想があるのでサッカー観ながら書き溜めます
自分でもある程度保守するつもりですが
スレ残ってたら書き終わったの連続投下します
落ちてたらいつかまたスレ建てます
では

~月曜日、放課後~
~教室~

赤沢「女子は、みんないるわね。じゃあ、始めるわね」

赤沢「え~、女子だけ残ってもらったのには訳があります
   来週の日曜日に勅使河原がどうしてもと言うので、
   勅使河原主催で4対4で合コンをすることになりました
   で、勅使河原から女子メンバーを集めるように私は頼まれました
   男子メンバーで今確定しているのは、勅使河原と榊原君だけです
   他2人は夜見北生以外にすると勅使河原は言っています」

赤沢「で、いまから、その合コンに行く4人を決めます
    もちろん、行きたくない人は辞退してくれて結構です
    辞退する人?」

金木「私辞退しま~す」

松井「私も辞退しま~す」

赤沢「はい、わかりました。時間をとらせてごめんなさい
    帰ってくださっていいわよ」

金木「わかりました~。行こっ、亜紀!」

松井「うん!」

ガラガラッ

赤沢「……はい、他に辞退する人?」

杉浦「……私も興味ないわ。帰るわね」

赤沢「はい、分かったわ、多佳子」

杉浦「………………。」

ガラガラッ

赤沢「………………。」

赤沢「他に辞退する人?」

シーン…

赤沢「……い、いないの?辞退してくれて全然OKなのよ」

シーン…

赤沢「……ご、合コンが嫌な人や、日曜日に用事がある人は辞退していいのよ」

シーン…

赤沢「…………。
  (え、どういうこと!!ここに残った13人全員恒一くん狙いってこと!!
   ……彩や由美は分かってたけど、
   ライバルは5人ぐらいだと思ってたのに……
   嘘でしょ……。ゆかりとかそんな素振り全然なかったじゃない!!)

赤沢「え~、本当に辞退する人いませんか~?」

シーン…

赤沢「……で、では公平に決めるために、今からくじ引きをします
   この箱の中に当たりが書かれた4つ折りの紙が
   すでに4枚入っているので、いまから空くじを9枚入れます」

~3分後~

赤沢「はい、今この箱の中には13枚のくじが入っています
   今見てもらったように、しっかりと箱の中はかき混ぜました
   では、出席番号順に引いて行って下さい」

~日曜日~
~某店内~

カランコロン

店員「いらっしゃいませ~」

サッ

勅使河原「お~。もう女子は集まっていたのか」

赤沢「ちょっと!!恒一くんは?!」

勅使河原「きょ、今日は現地集合なんだよ…
      (…こ、このメンバーは……)」

小椋「泉美~、このお店のオレンジジュース結構おいしいわね~」

多々良「ドキドキッ ドキドキッ」

見崎「………………」

勅使河原「(な、なんというか、図ったかのように……)」

赤沢「…………
   (なんなのよ!このメンバー!!
    要注意人物ばかりじゃないのよ!
    私は、一個4つ折りにした後わざと開いておいた当たりくじを
    あらかじめ箱に入れておくことで当たりくじひいたけど……
    この3人は、実力で引き当てたってこと!!
    なんなのよもう!!」

赤沢「…………」

サッ

勅使河原「お、来たぜ、サカキ!」

赤沢・小椋・多々良「!!!!」

見崎「……………」

恒一「やあ、みんな。休日に合うなんてなんか新鮮だね」

赤沢「こ、恒一くん!…こんにちは」

恒一「こんにちは。赤沢さん」

赤沢「(し、私服の恒一くん!!良い、良いわ!!)」

小椋「さ、榊原君!!こ、こんにちは!!」

恒一「小椋さんもこんにちは。先週も一緒だったね」

小椋「う、うん……////」

多々良「さ、榊原君。わ、私からもこんにちは……」

恒一「こんにちは、多々良さん。多々良さんが合コンなんて
   なんだかイメージないね。どうせ勅使河原にむりやり
   連れてこさせられたんでしょ」

多々良「え、い、いやっ……」

勅使河原「まあ、そのへんはいいじゃねえか、サカキ!」

見崎「………榊原君、こんにちは」

恒一「見崎!見崎まで来てたのか。見崎こそイメージないね
   勅使河原あんまり他人のプライベートタイムを潰してやるなよ
   見崎がかわいそうじゃないか!」

勅使河原「あ、あ~。次からは気をつけるよ」

見崎「……………」

恒一「それにしても、普段制服しか見たことないけど、
   私服みんなすごくおしゃれなんだね~
   みんなかわいいね~」

赤沢・小椋・多々良「!!!!」

見崎「……………」

赤沢「な、なにいってんのよ!!…こ、恒一くん
   そういうことは思ってても普通は口に出さないものなのよ」

恒一「そ、そうだよね。ごめんね」

赤沢「ふん!!
   (か、かわいいって言われちゃったわ!!きゃ、きゃ~、どうしよう!!
    う、嬉しいわ!う、嬉しすぎるわ!!)」

恒一「ところで、赤沢さん? 
   なんで急に店が変更になったの?」

赤沢「!!そ、それは!!…ほら、イノヤでやったら、め、迷惑になるじゃない
   このお店は合コンすることを前提として作られたお店だし、
   合コンするならこっちのお店のほうがいいのよ。分かった?恒一君」

恒一「へ~。そうなんだ~。確かにここ個室だもんね~」



~そのころ、イノヤ~

江藤「ちょっと!恒一くん達いないわよ!!」

綾野「や、やられた……。い、泉美ね……」

桜木「……………」

~再び、某店内~

恒一「それにしても、後男子2人遅いね~」

勅使河原「あ~、それが、2人ともこれないってさ」

赤沢・小椋・多々良「!!!!」

見崎「……………」

恒一「え、そうなの!」

勅使河原「なんかさっき2人とも急用でこれないって連絡来てさ
     だからメンバーはこの6人ですべて」

恒一「そうなんだ…」

赤沢「(……勅使河原もやればできるじゃない…)」

勅使河原「よし、じゃあ、始めようぜ!
     まあ、自己紹介はいらないだろ。じゃあ、質問タイム!
     どうせ、みんな何か質問したいことあるだろうし、赤沢から1個ずつね」

赤沢「分かったわ…。じゃあ、恒一くんに質問ね
   そうね…。では質問ね。恒一くんが今まで付き合ったことがある
   彼女はいったいどんな人なのかしら?」

小椋・多々良「!!!!」

見崎「……………。」

勅使河原「(……赤沢、最初から飛ばすなぁ…)」

恒一「!!えっ、か、彼女!!いたことないから答えられないな~」

赤沢「!!嘘言わないで!!正直に答えなさい!!」

恒一「ほ、ホントだって…」

小椋「…い、泉美…。に、似たようなことを先週も聞いたけれど、
   ほ、ホントらしいわよ…。
   こ、告白されたのは色々あってすべて断ったらしいわ…」

赤沢「!そ、そうなの…。じゃ、じゃあ、当然今も彼女いないのよね…」

恒一「そうだね。いないね~」

赤沢「そうなの………」

赤沢「(チャンスだわ!!チャンスよ、泉美!!)」

勅使河原「……はい、次小椋…」

小椋「…わ、私ね。……さ、榊原君は、ふぇ、フェルメール好き?」

恒一「フェルメール?!うん、まあ、好きだね」

小椋「そ、そう…。私も結構好きでね……。
   と、特に、し、真珠の耳飾りの少女が好きなの……」

恒一「あ~、フェルメールの代表作だね~
   僕も、フェルメールならあれが一番好きかな~
   どんなところが好きなの?」

小椋「そ、その、なんというか、バックを黒く塗りつぶすことで、
   しょ、少女と背景の明暗をはっきりさせているところとか……」

恒一「あ~、あれは素晴らしい技法だよね~。人物が引き立つよね~」

小椋「そ、そうよね!!で、でね!!い、今、東京で、その、
    ふぇ、フェルメール展がやっているから
    こ、今度一緒にどうかな!!……」

赤沢・多々良「!!!!」

見崎「……………」

恒一「あ、そうなんだ。いいね~。ぜひ行こうよ」

小椋「!!!ほ、ホント!!や、約束だよ!!
   ぜ、絶対だよ!!!」

恒一「うん。じゃあ、また今度詳しい日程決めようね~」

小椋「う、うん…。わ、分かった……///////」

赤沢「………。
   (な、なんなの!!
   それってデートじゃないの!!由美だけズルいわ!!
   大体フェルメールって何?何なの?
   なんで由美はそんなこと詳しいの!!)」

多々良・見崎「……………」

勅使河原「……次、多々良…」

多々良「……だ、男子2人に質問なんだけど、お、女の子の髪型は
    どういったのが、こ、好み?」

勅使河原「髪型ね~。俺は、ロングがいいな~。それもかなり明るめの色
      とかだとよりいいよな~」

多々良「……そ、そう…。で、さ、榊原君は?」

勅使河原「………………」

恒一「これも先週聞かれたような気がするな~
   僕は、特にこだわりはないよ
   ショートでもロングでもストレートでもパーマでもその人に似合っていれば」

赤沢「へ~、そうなのね
   髪の色とかははどうなの?好きな髪色はないの?」

恒一「あ~、色についてだったら………」

小椋「!!ちょ、ちょっと待って!!し、質問は
一人一個まででしょ!!
   つ、次は見崎さんの番よ!!」

恒一「????」

勅使河原「……あ~、じゃあ、最後、見崎…」

見崎「……………榊原君は絵画好きになった?」

恒一「うん、見崎のおかげで結構ね」

見崎「………一番好きな絵画は?」

恒一「う~ん、やっぱ夜警かな」

見崎「………レンブラントね
   きっと、榊原君のことだから、あの絵から伝わる躍動感や
   力強さが好きなんでしょ?」

恒一「そうそう!!よく分かったね、見崎!!」
   
見崎「………榊原君のことなら私はなんでも分かるのよ。サ・カ・キ・バ・ラ・君」

恒一「あはは。やっぱり、見崎はすごいなあ」

見崎「………私はラス・メニーナスが好き…
    人物が人形のようでまるで幻想を見たかのような
    あのなんともいえない不思議な感覚…
    それでいて随所で綿密に作り込まれた構成…」

恒一「あ~。見崎が好きそうな絵だね~。確かにあの絵の人物は
    人形のように見えるね~
    いや~、やっぱ、見崎と話していると楽しいな~」

見崎「………ありがとう……」

赤沢「………………」ギリッ

勅使河原「……じゃ、じゃあ次行こうぜ…」

勅使河原「え~。次何しようかな~」

赤沢「………ねえ、そういえば多々良さん
   火曜日に1組の小林君から告白されてたのあれどうなったの?」

多々良「!!!!
    そ、それはっ!……」

赤沢「また断ったの?これで何人目よ……」

多々良「そ、それは!そのっ!……」

恒一「そんなことあったんだ。多々良さんすごいね」

多々良「え!い、いや、そ、そんなこと……」

赤沢「そうなの。それなのにこの人…」

恒一「やっぱ多々良さん美人だもんね~」

赤沢・小椋・多々良「!!!!」

見崎「……………」

多々良「びっ!びっ!びっ……」

恒一「多々良さんホント美人だもんね~。やっぱモテるんだね
   多々良さんと付き合える人は羨ましいな~
   あっ、そうだ!ねえ、多々良さん
   僕の東京の友達の親が芸能プロダクション運営してるんだけど、
   履歴書送ってみない?多々良さんならきっと芸能人になれるよ!
   どうかな?」

多々良「えっ!あ、あの、……」

赤沢「………………」ギリッギリッ

赤沢「つ、次よ!!早く進めなさい!!勅使河原!!」

勅使河原「……よ、よし!じゃあ、次は王様ゲームだな……」

赤沢さんの歯「限界や・・・・」

赤沢「……王様ゲーム…。まあ、いいけど。勅使河原、あんた、
   王様になったときに王様に???って卑猥なこと言ったら殺すわよ」

勅使河原「だ、大丈夫だって!くじ引きは1回の王様ゲームで2回やって、
     一回目は王様を決めるくじ引き。で、王様は1~6までの番号使って
     命令して、2回目は1~6までを決めるくじ引き
     そうすれば、文句ないだろ!」

赤沢「えっ、王様ゲームって、普通ルールちが…………
   ………………ま、まあ、そ、それでいいわ…、そのほうがいいわ……」

勅使河原「小椋たちもそれでいいよな?」

小椋「う、うん!」

多々良「は、はい…」

見崎「……………」コクッ

恒一「そうだね~。この間と一緒だし、それでいいんじゃないかな」

勅使河原「じゃ、じゃあ始めるぜ」

~王様ゲーム、1回目~

全員「王様だ~れだ」

恒一「あ、僕だ。前も最初は僕だったね
   ん~、じゃあね~、3番と4番が握手!」

勅使河原「……ん~、まあ、最初だし、サカキだし、いっか。
      じゃあ、2回目のくじね」

-2回目のくじ引き終了-

赤沢「…私、4番…」

見崎「……3番…」

勅使河原「……じゃあ、握手…」

ニギッ

赤沢「……………」

見崎「……………」

小椋・多々良「……………」

勅使河原「(…つ、つまんねえ……)
      …じゃ、じゃあ次……」

~王様ゲーム、2回目~

全員「王様だ~れだ」

勅使河原「お、俺だ!よしきた!
     内容はもう決まっている!1番と4番がポッキーゲーム!!」

赤沢・小椋・多々良・恒一「!!!!」

見崎「……………」

赤沢「はあ!!なによそれ……」

勅使河原「だからポッキーゲームだよ!分かるだろ」

赤沢「イヤよ、そんなの……。大体、ポッキーなんてどこにあるのよ?」

勅使河原「ちゃんとあるぜ、ほれ。来る前に横のコンビニで買ってきた
     それに王様の命令は絶対だから拒否できないぜ」

赤沢「……やっぱりアンタバカね……」

勅使河原「おう、バカでいいから、早くしようぜ」

-2回目のくじ引き終了-

赤沢「……1番だわ…」

小椋「……よ、4番…」

勅使河原「あ~、こりゃなかなかの組み合わせだわ!じゃ、はい、ポッキー」

赤沢「……………」

小椋「……………」

勅使河原「ちゃんと口にくわえたね。じゃ、スタート!」

カリカリッ カリカリッ

赤沢「……………」

小椋「……………」

多々良「/////////////」

見崎「……………」

恒一「……………
   (す、すごい…。2人の顔、あんなに近い……)」

勅使河原「……………
      (……すぐ折るかと思ったら、2人とも根がまじめだな…)」

カリカリッ カリカリッ ポキッ

勅使河原「あ~、折れた~。よし、じゃあ次!」

赤沢「……………」

小椋「……………」

~王様ゲーム、3回目~

全員「王様だ~れだ」

勅使河原「お、また俺だ!ツイてるな~!
     ん~、よし、じゃあこれにしよう」

赤沢「……何よ、メニューなんか指して?」

勅使河原「このカップルジュースってやつ!
     これを、1番と4番が一緒に飲む!」

赤沢「!!な、何よこの写真!!
    す、ストローが途中で別れて、は、ハート型に……」

勅使河原「な~、面白そうだろ!!はい、これで決まり!!」

赤沢・小椋・多々良・見崎・恒一「……………」

-2回目のくじ引き終了-

勅使河原「はい、じゃあ、やるの誰だ~」

小椋「……4番だわ…」

恒一「…………い、1番だ…」

赤沢・小椋・多々良「!!!!」

見崎「……………」

勅使河原「お~。来たか!!よしよし、よくやったぜ、俺!」

赤沢「……ちょ、ちょっと!!ホントにやるの、こんな事!!」

勅使河原「当然だぜ。王様の命令は絶対だ」

赤沢「で、でもっ!!……」

サッ

店員「お待たせしました~」

勅使河原「お、来たぜ来たぜ。お~、写真通りだ!すげ~!!」

勅使河原「はい、じゃあ、王様の命令は絶対!はやくやれ~」

赤沢・多々良・見崎「……………」

小椋「ドキドキッ ドキドキッ」

恒一「……じゃ、じゃあ失礼します…」チュー

小椋「ドキドキッ ドキドキッ…………」チュー

勅使河原「(お~、すげ~)」

恒一「(す、すごく顔が近い……)」チュー

小椋「(こ、恒一くんがこんなに近くに…/////)」チュー

赤沢「(近い!近い!近すぎるわ!!)」

多々良「/////////////」

見崎「……………」

チュー チュー ジュコジュコッ

勅使河原「あ~、終わっちゃった~。量少ないな~、これ」

小椋「/////////////」

恒一「/////////////」

赤沢「(…何なのよ!!何2人とも赤くなってんのよ!!)」

多々良「/////////////」

見崎「……………」

勅使河原「…よし、じゃあ次行こう」

~王様ゲーム、4回目~

全員「王様だ~れだ」

赤沢「……私だわ…」

勅使河原「お~。赤沢か~。じゃ、どうぞご命令を」

赤沢「……そうね…。………6番の人がこの中で、
   一番気に入った異性を発表する」

小椋・多々良・恒一「!!!!」

見崎「……………」

勅使河原「あ~、定番のヤツだな~、それ
     よし、じゃあ2回目のくじね~」

-2回目のくじ引き終了-

勅使河原「6番誰だ~」

赤沢「………私だわ…」

勅使河原「あはは、自爆したのか。バカだな~」

赤沢「 ギロッ」

勅使河原「…に、睨むなよ……。は、早く俺かサカキどっちか言えよ…」

赤沢「……恒一くんね」

勅使河原「お~、そうか~。ま~、そうだろうな~。サカキ~、選ばれたぞ~」

赤沢「まあそうね。勅使河原はありえないわ。消去法で恒一くんね」

勅使河原「………………」

赤沢「何よ!!」

勅使河原「……な、なんでも…」

恒一「いや、でも、選ばれて嬉しいよ。ありがとう赤沢さん」

赤沢「そ、そう!!良かったじゃない…
   私に選ばれたんだから感謝しなさいよ、恒一君!」

赤沢「(消去法なんかじゃなくても、あなたが世界で一番よ、恒一君!!)」

小椋・多々良・見崎「……………」

勅使河原「(…ありえないって酷ぇな……)
     はい、じゃあ次」

~王様ゲーム、5回目~

全員「王様だ~れだ」

恒一「あ、僕だ。じゃあね~……」

勅使河原「握手とかってのはナシな!」

恒一「え、ダメなの」

勅使河原「あ~、このゲームはもっと当たった人が恥ずかしい思いをするような
     そういうのにしなきゃ意味ないぜ」

恒一「そうか~。恥ずかしいね~…
   ん~、じゃあね、6番がここの店員さんの服装を褒める!」

勅使河原「………ん~、何だそれ…。まあ、確かにこの店のウェイトレスの
      服装は白いシャツにオレンジのスカートが映えてかわいいけどさ…」

恒一「そうだろ。でも、見ず知らずの人に話しかけるなんて勇気いるよ~
   あ、勅使河原アップル注文しといて
   じゃあ、くじ引いてくね~」

-2回目のくじ引き終了-

勅使河原「(…やべぇ、くじ引くの最後になっちまった……)
     6番誰だ~」
     
勅使河原「…………俺だ……」

恒一「あはは、勅使河原になったか。残念だったな。がんばれよ!」

勅使河原「………………」

サッ

店員「お待たせしました~。アップルジュースになりま~す」

恒一「あ~、ありがとうございます。…ほらっ、勅使河原!」

勅使河原「…………て、店員さん!!」

店員「!!!!は、ハイ!!」

勅使河原「…………せ、制服、か、可愛いですね!!」

店員「!!…………あ、はい…。…ありがとうございます……」

勅使河原「………………」

店員「
………………。……じゃ、じゃあ、失礼します………」

パタンッ

勅使河原「………………」

多々良・見崎「……………」

赤沢「……なんていうか、キモかったわね…」

小椋「……うん、完全に変質者だったわね……」

勅使河原「(…ひ、酷ぇ……)
      …………つ、次な……」

~王様ゲーム、6回目~

全員「王様だ~れだ」

勅使河原「俺だ。そうだな~……
      (……な、なんていうか、し、仕返しがしたい……
       …木っ端みじんに辱しめたいな……
       …俺が引いてもダメージ薄くて、他の奴らが困ること……)」

勅使河原「……………………」

勅使河原「……………………。
      …………よ、よし……。い、いいか…、
      王様の命令は、ぜ、絶対だぞ……
      …2番が、と、隣のコンビニで、え、え、エロ本を買ってくる…………」

赤沢・小椋・多々良・恒一「!!!!」

見崎「……………」

赤沢「!!!!何よそれ!!!アンタバカじゃないの!!!!」

小椋「頭おかしいんじゃないの!!!」

多々良「/////////////」

見崎・恒一「……………」

勅使河原「う、うるせえ!!王様の命令は絶対だ!!早く、くじ引くぞ!!!!」

-2回目のくじ引き終了-

勅使河原「2番誰だ!!」

小椋「………!!うわ…、わ、私だ……」

勅使河原「おう、じゃあ、小椋、行ってこい!!」

小椋「……………」

赤沢「……ちょ、ちょっと!!ホントにやらせるの、こんなこと!!
   由美が可愛そうじゃない!!!」

勅使河原「うるせえ!!だから、王様の命令は絶対だって言ってんだろ!!
     は、早く言ってこい、小椋!!」

小椋「……………わ、分かったわよ……」

サッ  パタンッ

赤沢「………………」

勅使河原「………………」

多々良・見崎・恒一「……………」

~10分後~

サッ  パタンッ

小椋「………………か、買ってきたわよ……」

勅使河原「……おう、じゃあ、ちょっと見せてみろ…」

ガサゴソッ

勅使河原「……お前、これプレイボーイじゃねえか……」

小椋「な、何よ、文句ある!!」

勅使河原「……いや、その横に、もっとこれこそってのあっただろ……」

小椋「!!!!!あ、あんなの買えるわけないじゃない!!!!」

勅使河原「……いや、でも、これはエロ本じゃねえよ……」

小椋「う、後ろの方に、そ、そ、その、ヌードグラビアがあったわ!!!!
   十分エロ本よ!!!!」

勅使河原「…ペラペラ……これのことか……。いや、でも……」

見崎「……勅使河原君、ちょっと貸して」

勅使河原「……ん、あ、ああ……」

見崎「……ペラペラ……ん、確かに女の人の裸の写真があるわね……
   ん~、でも、これでは確かにエッチ本じゃないわね
   私の知る限り、エッチ本ってのはエッチなことする女の人が
   エッチなことしてるのがエッチ本よ」

赤沢・多々良・恒一「/////////////」

小椋「で、でも!!!!そ、そのひとは、
   その、あの、え、え、AV女優でしょ!!!
   じゃ、じゃあ、十分エッチよ!!!!」

見崎「……ん~。まあ、そうなのね。じゃあ、これでいいんじゃない」

勅使河原「……ま、まあ、これでOKだ、小椋…
     変な命令出してすまなかった……」

小椋「あ、アンタ!!!!次こんなこと言ったら、
   夜見山に埋めて夜見山の動植物の肥料にするからね!!!!」

勅使河原「……お、おう、悪かった……
    (…………でも、なんで小椋、この人がAV女優って知ってんだ……
     そんなことどこにも書いてないぜ……)」

小椋「/////////////」

勅使河原「……………………
     ……………ま、まあ、次行こう……」

赤沢・多々良・恒一「/////////////」

見崎「……………」

~王様ゲーム、7回目~

全員「王様だ~れだ」

見崎「………私……」

勅使河原「お、見崎か!見崎は、どんな命令すんだ」

見崎「………2番が3番の唇にキス……」

赤沢・小椋・多々良・恒一・勅使河原「!!!!」

勅使河原「え、き、キス!!!」

見崎「………そう、2番が3番の唇にキス……」

恒一「えっ、で、でも見崎……」

見崎「……王様の言うことは絶対よ、榊原君…」

小椋「……で、でも、た、例えば、勅使河原と榊原君が選ばれたりしたら……」

見崎「……大丈夫、絶対そうならないわ…。……ねえ、勅使河原君……」

勅使河原「!!!!そ、そうだな!!か、確率は低いよな!!!」

見崎「………………」

勅使河原「…………。
    (…ば、バレてるのか……)
     よ、よしわかった!!じゃあ、くじ引こう!!
     じゃ、俺もう引くな!!」ガサッゴソッ

-2回目のくじ引き終了-

勅使河原「……に、2番は?!」

恒一「…………ぼ、僕だ……」

赤沢・小椋・多々良「!!!!」

見崎「………………」

勅使河原「……さ、3番は?!」

赤沢・小椋・多々良「ドキドキッ ドキドキッ」ヒラキッ

見崎「………………」ヒラキッ

赤沢「……わ、私だ!!私だわ!!私よ、恒一君!!」

赤沢「ドキドキッ ドキドキッ」

小椋・多々良・見崎「………………」

恒一「………見崎。…ホントにやるのか……」

赤沢「!!!!」

見崎「……王様の命令は絶対…」


赤沢「そ、そうよ!!王様の命令は絶対なのよ!!!
   なに、恒一くん!!私に不満でもあるわけ!!!」

恒一「!!そ、そんなわけないよ!!いや、でも、その…」

赤沢「め、眼閉じてるから、早くしなさい!!!」パチッ

恒一「!!…………ん、わ、わかったよ……」

赤沢「ドキドキッ ドキドキッ」

小椋・多々良・見崎「………………」

恒一「…………じゃ、じゃあいきます………」

赤沢「ドキドキッ ドキドキッ ドキドキッ ドキドキッ」

恒一「…………
   (す、すごい………。赤沢さん、耳まで真っ赤だ……)」

赤沢「ドキドキッ ドキドキッ ドキドキッ ドキドキッ」

恒一「……………………」

チュッ

赤沢「!!!!!!!!!!!!!!!!!」

恒一「…………お、終わったよ。…これでいい、見崎………」

見崎「……OK…」

赤沢「(こ、恒一くんと、き、キス、キスしちゃった!!!!
    ま、まだ唇に感触が!!!!!
    だ、ダメよ泉美!!いつもの毅然とした泉美で…
    あ、恒一くん、顔すごい真っ赤だ!!!)」

赤沢「////////////////////////////////////////」

恒一「//////////」

小椋・多々良・見崎「………………」

勅使河原「…………よ、よし、次だ…」

ガーン ガーン

恒一「ん、何この音?」

勅使河原「あ、これは5時の合図だな」

恒一「えっ、もう5時なの?!やばっ、もう帰らなきゃ!
   あ、お金はここにおいてくね。じゃ、僕帰るから!
   バイバイ!ありがとう、楽しかったよ!」

サッ  パタンッ

小椋・多々良・見崎・勅使河原「………………」

赤沢「////////////」

勅使河原「………え~と…、お、お開きですよね……」

小椋「当然そうね!!」

見崎「………帰る…」

多々良「…あ、じゃ、じゃあ、私も帰ります…」

勅使河原「………………」

赤沢「////////////」

勅使河原「………………」

来週も再来週もその次の週も恒一君は合コンです

~終~


読んでくれた方々ありがとう
他に書く時があったら今度はエロ要素もうちょっと強めの内容にしたい

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