蝉「そろそろ夏が終わるねー」 (6)

蝉1「夏が終わったらどこ行こうか」

蝉2「温泉がある所に飛んで行って見ようよwwまだ行ったことないんだよww」

蝉1「温泉かーいいねー!どこの温泉に行こうかwwww」

蝉2「うーん。やっぱ温泉って言えば草津とか伊香保でしょ!」

蝉1「東京からだと遠いな!wwww」

蝉2「俺らなら余裕過ぎだわwwww」

蝉1「そうだなwwwwうはっwwwwテラ楽しみwwww」

蝉2「夏よ!早く終われーwwww」

-そして秋が近づき-


蝉1「最近フラフラする事が増えたなぁ」

蝉2「そうだね..体調悪いのかな」

蝉1「でもこんな体調も温泉に入ると全回復でしょww」

蝉2「当たり前じゃんかっww」

蝉1「それにしても最近蝉の声が少なくなったね..」

蝉2「皆も温泉とかに行ったんじゃね?」

蝉1「そうか!じゃあ俺らも早く行こうぜwwww」

-そして秋になり-


蝉1「はぁ...はぁ...遠いな」

蝉2「でも後もう少しだ...ようやくここまで来たんだからもう少し頑張ろう」

蝉1「つかめっちゃフラフラしてマトモに飛べねぇ...www」

蝉2「そうだな...wwだいぶ飛んだから疲れが溜まってんだろな」

蝉1「それにしてもここに来るまでに仲間の死体があっちこっちにあったな..........」

蝉2「うん。みんな温泉目指してたけど遠すぎてチカラ尽きたのかな...?」

蝉1「それしか考えられないもんな...」

蝉2「みんなの分も俺らが頑張ろう...!」

蝉1「おう!じゃあ後少し一気にいくぜ」ブーン

蝉2「お、おいムチャすんなよw」ブーン

-冬が近づいて-

蝉1「...はぁ...はぁ...大丈夫...か?」

蝉2「だ、大丈夫...じゃないかも...もう意識を保つのに精一杯だよ...」

蝉1「頑張れ...もう...そこまで...温泉が見えてるよ...」

蝉2「う...う...ん...」

-数日後-


爺さん「さぁて孫ちゃん近所の温泉にでも行くかい?」

孫「うん!わーい!」キラキラ

イッテキマース ハーイ

蝉1「」

蝉2「」

爺さん「おやおや?こんな所に蝉さんの死骸があるぞい」

孫「あー死んじゃってるの?」

爺さん「そうじゃな~お店の前で死んでしもうたのならもしかしたら温泉に入りたかったのかもしれないの~」

孫「じゃあ蝉さんも入れてあげようよ」

爺さん「そうじゃなwwじゃあ蝉さん達も連れて行こうね」

孫「うん!」


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