妹「ねぇお兄ちゃん、腕知らない?」兄「……は?」(915)


妹「いやぁ、トイレに落としちゃったのかなぁ~」キョロキョロ

兄「……いや、いやいやいや、は?は!?」

妹「ん?どしたのお兄ちゃん、あっ、もしかして私の右腕が何処に有るか知ってるの?」

兄「お、おい…おまっ、な、なんだよその右腕…か、肩から下が……う"ぇ」

妹「へ?あぁ、これね、大丈夫大丈夫、血は出ないから」

兄「つーか、つーか…なんだよお前、右腕?は?な、なんで取れてんだよ」

妹「ゾンビだから~、かなぁ?…ひゃっ!」ボトボトボト

兄「!!!」

妹「ありゃりゃ、お腹が割れちゃった…あぁもう、臓器がボトボトだよ~」ヒョイヒョイ

兄「ぅ'っぐ……うぇぅ"っぉっおっあ」


妹「ふぅ…なんか最近身体の調子が悪いんだよね~、すぐボロって取れちゃうし」

兄「……(ダメだ、吐くな…耐えろ)」プルプル

妹「ああぁあ!!見つけたー!右腕!」

兄「み、右腕?ど、何処だよ」チラッ

右腕「……」カサカサカサカサカサカサ

妹「あぁもう!待てー!」

兄「うっ"ぷ!?(う、腕がゴキブリみたいに床を這ってる!!あ、あぁ…た、耐えろ……耐えろ俺)」プルプル

妹「もう!こうなったら…」グリュブチュグチュゥウ

兄「!!(は、腹を裂いて腕突っ込んでる…あぁ、や、やばっ、もう限界…)」プルプル

妹「小腸をこうして結んで…うん、カウボーイだね!」ヒュー

ガシィ!

右腕「ぴきぃいい!!」ジタバタジタバタ

兄「うぉ"えぇ"えぇえ!!」ボトボトボト


妹「もう!逃げちゃダメでしょ!」

右腕「ぴきぃい!うきゅきゅきゅきゅ!」

妹「チビハムちゃんのモノマネしたって許さないよ!ほらっ、くっ付く」グイ

ガチャ

妹「……うん、グーパーグーパーっと」ニギニギ

兄「おおお、お前!だ、誰だ!」

妹「へ?なーに言っちゃ天皇?お兄ちゃんの妹だよ妹、あ~あ、壮大に吐いちゃって、お母さんに怒られても知らないからね」

兄「ち、違う!俺の妹は人間だ!お、おまっ、お前は人間じゃねー!」

妹「いやぁ、そりゃあ私はゾンビだし…」ポリポリ

兄「ちょちょっ、ちょっと来い!」グイ

妹「わっ!そんな引っ張ったらまた取れちゃ」スポーン

兄「………」

妹「もう!女の子の身体は優しく扱ってよね!左手取れちゃったじゃん」

~兄の部屋~

兄「説明しろ、なるべく分かりやすくかつ、俺が納得する様にな」

妹「う~ん、そんな事言われたってさぁ…気づいたらゾンビだったとしか」

兄「嘘だっ!!き、昨日まで普通の女の子だったじゃねーか!つ、つーか顔色悪っ!顔色悪うぅう!!」

妹「そりゃあゾンビだし…て言うかお兄ちゃん、そこまで言われたら流石に凹んじゃうかも…」

兄「あっ、悪い……で、今の今まで隠してたのか?つ、つーかなんでゾンビなんだよ!お、俺は人間だぞ?」

妹「……言っちゃっても良いのかな」

兄「言え!隠さず言え!俺が納得する様にな!!」

妹「お母さん……ゾンビなんだけど」

兄「今知ったよぉぉお!!嘘つくんじゃねー!!」

妹「いや、ママはゾンビだし、だから私もゾンビなの…ほら、マジンガーZごっこだって出来るよ?ロケットパーンチ」 スポンジ

ボトン……

兄「……付けなさい」

妹「えへへへ、うけなかった」ガチャ


兄「母さんがゾンビ?意味わかねー事言うなよぶん殴るぞ」

妹「うわ~、妹に手を出すとか怖~い」

兄「……お前にだけは言われたく無いよ」

妹「まぁ、うん…実はママにはお兄ちゃんにはこの事を話しちゃダメだって言われてたからさ、だから今の今まで隠してたの」

兄「じゃ、じゃあなんで今日になって急にカミングアウトした?い、言え!俺が納得する様に言え!」

妹「お兄ちゃんうるさい……だって、右腕が勝手に逃げ出したからさぁ、もういっかな~ってな感じで」

兄「おかしい、その考えはおかしい…つーか顔色どんどん悪くなってきてるぞ、顔色じゃなくて主に全体が」

妹「そりゃあもう無理に血液巡回しなくて良いからね~、はあぁあ、案外疲れるんだよ?学校でも家でも疲れてたから良かった~」

兄「うわ…気持ち悪い」

妹「なんと失礼な、褐色だよ褐色?」

兄「違う、それはただの腐った死体だ」

妹「え~、褐色でいいじゃ~ん」


兄「ち、因みにさ、さっきお腹を裂いてただろ?」

妹「あっ、妹の裸見たいの?エッチだね~」

兄「裸じゃねーだろ、それに俺は臓器で興奮なんかしねぇよ…」

妹「なんで?だって服着てるより服脱いでた方が興奮するでしょ?」

兄「ま、まぁ…そりゃあ一応男子だし女子の裸には興奮せざる得ないな」

妹「裸で興奮するなら更に脱いだ臓器だと射精もんでしょ!」

兄「俺は普通の人間だ…お前の物差しではからないでくれ……で、臓器を取り出しても血は出ないんだよな?」

妹「う、うん…今は完全に血を止めてるからなにしても大丈夫だけどぉ~、どうして?」

兄「いや、どれだけバラバラになるのかなぁってさ」


妹「まぁ……多分頭さえ大丈夫なら幾らバラしても平気かも。基本頭以外はそれぞれ意思を持ってるからね~」

兄「なるほど、じゃあ首を飛ばしてもお前は死なないと…うん、さすがゾンビだ」

妹「お風呂の時以外はバラバラにしないよ?でも案外時間掛かるんだよ~?全部の臓器を隅々まで洗わないと皆うるさいから」

兄「そうか、だからお前と母さんの風呂は異常に長かったんだな…二時間近く風呂入ってるからなんでだと思ったら」

妹「まぁ、とりあえずバラしてみる?」

兄「……じゃあまずは右腕からだな…んしょ」ボキッ

妹「あいたぁあ!!ちょっとお兄ちゃん!関節を上手に取らないと…ほらぁ、骨だけ取れてないじゃん!」

兄「……」プルプル

右腕「きゃぁあぁああ!!」

兄「ぉ"えぇぇえ"!!ぇぐごぐぎぎぎぎか」ゲロボルョリャルュリュ

妹「あ~あ、また吐いてるし…んしょ」バキン

右腕「早くほねを付けて…は、恥ずかしい////」

妹「アンタも急にキャラ変えんなっつーの」


兄「はぁっはぁ…ほ、骨って思ってた以上にくるな…こう、なんか背筋にくるな」

妹「んしょ…」ボキッ

左腕「ふむ、久しぶりのシャバの空気でござるな…失礼、拙者、妹殿の左腕でござる」

兄「あ、どうも、妹がお世話になってます…(な、なんで当たり前の様に喋るんだよこいつらは)」

妹「え~っと、足取るの難しいから手伝ってくれない?あはは、つーか手順間違えちった」

兄「両腕吹き飛ばされたデスピサロみたいになってんな…こ、これはこれで気持ち悪いぞ」

妹「もー!見たいって言ったのお兄ちゃんでしょ!?ほら、早く足取ってよ」ジタバタ

兄「えっと、付け根を引っ張れば良いんだよな?」グッ

妹「うん、けどあんまり力強く引っ張ると …ズリャリャリュリュリュ

兄「……」

妹「あ~あ、背骨まで抜いちゃった…」ペタン


右足「あっ、始めまして~私は妹ちゃんを毎日支えてる右足ですぅ」

兄「おぉ、き、君は女性なんだね…(うん、パット見じゃ全然分からんな、けど優しい声だ)」

背骨「……ちょっと、無視すんなバカ」

兄「あ、ついでに出てきた背骨か…」

背骨「はぁ?なにそのいい様、なに?私はたまたま出てきただけだし、アンタなんかと話してたら腐っちゃうんだけど」

右足「うふふ、ごめんなさいね、彼女、あまり外の空気が好きじゃ無いんです…あっ、でもこれってツンデレってやつですよね?ファイトです、頑張って攻略してくださいね」

背骨「ちょっ!意味わかんない事言わないでくんない?!私は妹の身体に戻るよ?つーか私が居ないとバランス取れなくてタコみたいになっちゃってるし」

妹「あはは…お兄ちゃん、ちょっと私の頭を引っ張ってよ、なんか背骨無いと気持ち悪くてさ。顔だけになりたい」

兄「あ、うん………んしょっ!」ズボォオ

妹「ふぅ、ありがとお兄ちゃん。これで後はお腹を…じゃなくて左足を引き抜かないとね」


兄「……」ズボォオ

左足「いったーい!もうお兄ちゃん、いたいよぉ…」

妹「痛覚遮断してんだから痛い訳無いでしょ?私のお兄ちゃんに猫かぶるな」

左足「……ちっ、せっかく落としてやろうと思ってたのに…」

兄「あぁ、君も女の子か…つーかもしかして左腕が異端なだけか?拙者とかござるとか言ってるが」

右足「うふふ、そんな事言うと左腕ちゃん、泣いちゃいますよ~?」

兄「へ?ま、まさか女なの?」

左腕「ふっ…拙者、挫けそうでござる…」プルプル

妹「バラバラになってんだから挫けるも何も無いでしょ……ささっ、次はこの身体だね~♪」

兄「……身体か」


妹「……ど、どしたのお兄ちゃん、早くお腹を裂いて臓器を取り出そうよ」

兄「お前、案外胸有るよな」

妹「まぁ、そうだね…自慢だけどDは有るかも。って、なんで今更そんな事?」

兄「これ、足と腕が無いよな……し、しかもこれ…暖かいな」ピタッ

妹「ま、まぁそりゃあゾンビだけど生きてるんだし体温位はあるでしょ」

兄「……」ゴクリ

妹「お、お兄ちゃん?ちょ、ちょちょちょ!な、なにするき!?え!?え?!」

兄「先ずはお前の頭、つまりお前本体をベッドにぶち投げます」ブンッ

妹「うわっぷ!」ボス

兄「次にズボンを脱ぎます、ついでにパンツも脱ぎます…」ヌギヌギ

妹「ちょ、ちょっとー!!み、皆!は、早くお兄ちゃんを止めろー!間に合わなくなっても知らんぞー!」

右足「別に私には関係無いしね~」

背骨「まぁ、同意」

左腕「拙者……挫けそうでござる…」

右腕「……セックス‼」


妹「ちょいちょいちょい!お兄ちゃん!ステイ!ステイ!!」※ステイとは犬に言うアレです

兄「……俺さ、童貞じゃあ無いんだすまねぇな…彼女だっている」

妹「いや、知ってるってば!な、ならその彼女さんとやれば良いじゃん!こ、こんなの絶対おかしいよ!」

兄「妹よ…野郎ってのは常に新たな刺激を求める野獣、つまり狼なのさ」

妹「……したら殺すよ、したら殺すからね!こ、こんなのレイプじゃん!」

兄「なぁに、デカいオナホと思えば良いさ…さっ、行きましょうか」

身体「……は、はい////」

妹「うぉい!なんでノリノリなの!?な、なんでノリノリなのよー!」

身体「……セックスイズLOVE」

妹「NO!セックスNO!!」

~30分後~

妹「……てやる、…してやる…殺してやる、殺してやる殺してやる殺してやる…」

兄「やっべ、気持ちいっ、超気持ちいぃ」

妹「い、妹の目の前で身体を犯すなんて…あぁ、死にたい…北島みたいな言い方やめて、ムカつくから」

兄「つーか血を止めてるからなんつーか、処女奪った気持ちがしなかったな」

妹「……くっついたら殺してやる」

兄「んあ?そう言えばセックスの最中に皆、喋らなかったな…つーか皆なんで黙ってるんだ?」

妹「基本的に外気に触れてられるのは10分が限界だから…お風呂の時は湯船にぶち込んでるの」

兄「あぁ、なんだ、そうなのか」

妹「……死ね」

兄「あには さいこうの おなほをてにいれた」

妹「ぶち殺してやる…」


兄「まぁ流石に臓器には興味無いからな…ほら、皆くっつけてやるよ」

妹「先ずは背骨だよ…じゃないとバランス取れないから……死ね、変態」

兄「はっはっはっ、思い切り膣内にぶちまけてやったぜぇ俺ぇ!」ズブリュレラュリュリャアァ

妹「はぁ……背骨入れたら後はプラモを組み立てる容量でね、つーか早く私をくっつけてよ」

兄「っと、右腕に左足っと…」カチャカチャ

妹「わわっ!お兄ちゃんそれ左腕だし!あぁもう!なんで腕の部分に足くっつけるの!?」

兄「いやぁ、不器用だかんな~俺」カチャカチャ

妹「だから先に私をくっつけろー!!」

兄「はいはい、両腕両足くっつけ終わりましたよっと…」ヒョイ

妹「はぁ……早くくっつけてよ」

兄「……ガンダムゥウゥウ!!」ガチャピン!

妹「私はAGE3じゃないっつーの…」


妹「……うわぁ、気持ち悪う…中べちゃべちゃなんだけど…」ヌチャア

妹「くっさ!精液ってこんな匂いなの?うへぇ、マジでお兄ちゃんの事嫌いになったかも…」

兄「今度はダブルバレットにしような!それかタイタスにするか?それともスパローに!」

妹「……私ね、血を止めれるじゃん?つまりね、身体の一部を凝固する事できるんだよね…」グググ

兄「それかフォー

妹「私はお兄ちゃんのおもちゃじゃ無いんだよぉぉおぉお!!」メコリメコリィイ‼

兄「はぁあっ!!がっ…か。…」ピクピク

妹「ったく、例えるならボーリングの玉位簡単に砕けるの…はぁ、ティッシュで拭かなきゃ、いや、避妊剤飲まないと」

メールデース、トゥーンハムテキデース

妹「ん?……お兄ちゃん、彼女さんからメール届いてるよ」

兄「がはっ!ごほっぐぶっ…」ピクピク


妹「え~と?……お兄ちゃん、今から会えないかだってよ?」

兄「ぁ"っ…ぐふっ、がはぁっ!」ドバッ

妹「あ~、ちょっと力込めすぎたかなぁ?血反吐吐いてるし…っと、大丈夫だよっと……送信」カチカチ

兄「ぐっ…いってぇ、こ、殺す気かよ…」

妹「はい、携帯!次私を犯したらこれよりもっと酷いかんね!?分かった!?」

兄「い、イエッサー…」メールデーストムノカチデース

兄「……んあ、悪い、今から彼女の家に行く事なった」

妹「はぁ…もう帰ってこなくて良いよ、出来たら一生帰ってこなくて良いよ」

兄「こんな素晴らしいオナホを堪能出来なくなるなんて勿体無い事言うな!!」

妹「……殴るよ?」

兄「すみませんっしたー!」ドゲザー

~玄関~

兄「じゃあ行ってくっから、今が夜の7時だろ?多分9時頃には帰ってこれるからな!」

妹「別に帰ってこなくて良いってば…ママには言っとく、ていうかお兄ちゃん、彼女さんとは上手くいってんの?」

兄「あん?大丈夫大丈夫、あいつかなり緩いから、チョロいチョロい」

妹「うわぁ……さいっていな言い方だね、まぁ良いよ、早くその彼女さんに会いに行ってきなってば」

兄「ふふっ、帰って来たら二回戦だ!もちろんお前は引っこ抜くけどな!」

妹「空気嫁買えば良いじゃん…」

兄「馬鹿野郎!!空気嫁と比べんじゃねー!!!」

妹「……(喜んで良いのかなわかんないな)」

~彼女の家~

兄「お~い、来てやったぞ~」ピンポーン

彼女『ごめ~ん、今開けるね~』ガチャ

彼女「ごめんね?なんか変な時間に呼んじゃって……きょ、今日は大切な話があるって言うか…なんていうか」モジモジ

兄「ん?ま、まぁとりあえず上がるよ?」

彼女「あ、うん…どうぞ」

兄「あはは、相変わらず玄関でプチトマト栽培してんだな~」

彼女「……好きだからね、トマト」

兄「だよなぁ、デートの時もトマトジュースしか飲まないもんなぁ~」

彼女「そう、だね…」ドキドキ

~リビング~

兄「んで?大切な話ってなんだよ。あっ、座るぞ?」ボスッ

彼女「……あ、あのね…じ、実はね、兄くんに黙ってた事が有ってね…」モジモジ

兄「秘密?べーつに秘密の一つや二つ位良いじゃねーか、そんくらいがちょうどい

彼女「吸血鬼なんだ…私」

兄「………きゅ、吸血鬼?」

彼女「う、うん…正直ね、もうトマトジュースじゃ我慢出来ないの……で、でね?今日は兄くんの…そ、その」

兄「へいジョニー、分かった分かった、少し落ち着こうじゃ無いか~」

兄「youヴァンパイア?Why?」

彼女「い、Yes…I’mヴァンパイア、youの血、pleaseme」

兄「lol」

彼女「lol」


兄「hahahaha!you、Americanジョーク!VeryGOOD!」

彼女「……pleaseme、you」

兄「lollollol」

彼女「ふぅ、そろそろ本題に戻りたいんだけど…良いかな」

兄「あぁ、すまん、頭が爆発しそうだったからついつい英語が」

彼女「あはは……でね?今日は兄くんに教えときたい事が有ってね?」

兄「……ヴァンパイア?」

彼女「えっと、首のうなじ?その部分ってあまり噛まれても痛く無いんだぁ、だ、だからね?血、吸わせて?」

兄「NO」

彼女「Why?」

兄「痛いのNO」

彼女「……大丈夫、痛く無いから」スッ

兄「ちょっ!?まま、ま カプー

彼女「んふぅ…」チュゥウゥウウ


兄「………」プルプル

彼女「んっぴりゅ……ありがと、美味しかったよ」ニコニコ

兄「あ~………ぁ"~~」プッシュゥゥウ

兄「いっだがぁあ'"ぁあ!!!NOー!!」ジタバタジタバタ

彼女「も~、ちょっとリアクション強すぎだよぉ…はあぁあ、久しぶりの人間の血、すっごい美味しかったよぉ…」

兄「ぐがぁあぁ"!!し、止血とかは!?な、なんか血が止まらないんですけどぉ!?」プッシュゥゥウ

彼女「う~ん、私は吸うの専門だからよくわかんないや、えへへ」

兄「ぐっつ!いっでぇ…じぐじぐする、お前に噛まれた箇所がジグジグするぅ…」ドクドク

彼女「あっ!とりあえず絆創膏あるけど…」

兄「早くよこせー!」バシッ


兄「うっつぅ…いってぇ、あぁ、この年で泣く事になるなんてな…うぁあ…」

彼女「あっ、トマトジュース有るけど飲む?」チュゥウゥウウ

兄「要らない……で、もしかして俺を呼んだのって俺の血が吸いたかっただけか?」

彼女「え?……う、うん…」チュゥウゥウウ

兄「ストローでトマトジュース飲みながら答えるな、ムカつくから」

彼女「えへへ、やっぱトマトジュースなんかより血の方が美味しいよ」

兄「……別れよう」

彼女「!!?」

兄「いやいや、当たり前だろ、何が悲しくてこんな痛い思いしなきゃなんねーんだよ」


彼女「え…あ、あの」

兄「は?」

彼女「言うの忘れてたのがもう一つ有るんだけど……」モジモジ

兄「んだよ、早く言えよ吸血鬼」

彼女「あ、あのね?吸血鬼が大切な人、つ、つまり愛してる人の血を吸うとね?離れられなくなっちゃうんだぁ…」

兄「……おい、どういう意味だ、まるで意味が分からんぞ」

彼女「あのね?こうなっちゃったら定期的に血を抜いて貰わないと兄くん、死んじゃうの」

兄「はっはっはっ、そ、そうやって俺を騙そうってかぁ!?はっ、吸血鬼ってのはとことんクズだな ズキズキ

兄「……な、なぁ、なんかさっき噛まれた箇所が疼くんだけど」ズキズキ

彼女「はわわ!だ、だったらまた血を抜かないと!」


兄「は?」カプー

彼女「んひゅぅ…ほいひぃ…」チュゥウゥウウ

兄「ぅあ"~♭☆^,=°〒」

彼女「んじゅりゅりゃっ…ちゅぷ……ん、おいひぃ」

兄「あ……疼きが収まったけどぉ、収まったけどぉ!!……いでぇぇえぇえ!!」プッシュゥゥウ

彼女「う~ん、なんでこんなに早く疼いたんだろ?ま、まぁいっか♪」

兄「ほぉぉおぉ!ば、絆創膏をぇお!絆創膏を早くー!」

彼女「あ、うん…はい」ピト

兄「……さっき言った事、ま、マジなのか」

彼女「えへへ~、嘘じゃないから疼いたんだよ?」


兄「……つまりだ、俺はお前から離れられないと」

彼女「う~ん、けど普通なら一日起きに疼く筈だからベッタリしてなくても良いんだよ?(ま、まぁ私はずっとくっ付いてたいけど)」

兄「ま、まぁさっきは俺も言い過ぎた…ごめん、別れようなんて言っちまってさ、なんかこんがらがってたからついな」

彼女「別に気にしてないから大丈夫だよ、ね?」

兄「一つ質問、もしさ、セックスしてる時に疼いたらどうなるんだ」

彼女「そりゃあ…血を抜かないと死んじゃうから中断だよぉ」

兄「……因みに疼き始めて放置しても大丈夫な時間はどれくらいだ」

彼女「ウルトラマンが帰って行く位だから約3分間かなぁ?ごめんね、私も詳しくは知らないから…」

兄「よ、要は今までの日常の中に血を抜かれるってのが追加されると…」

彼女「Yes♪」


兄「はぁ…なんか頭くらくらしてきた」

彼女「ごめんね?私ったら加減知らないからさっきのとその前ので2000ccは吸っちゃったから…」

兄「いや、血はあんまし関係無いんだよ…つーかお前、よく耐えれてきたな」

彼女「大変だったんだよ…兄くんの匂いを嗅ぐ度に身体が求めちゃってさ、その度に自動販売機でトマトジュース買って飲んでたもん」

兄「……もしもだぞ?明日の学校、俺達は違うクラスだよな?そん時に疼いたらどうすんだよ」

彼女「へ?その時はメールして!私、飛んで行くから!」

兄「さよなら、俺の日常…」ボソボソ

彼女「やったぁ、コレで前よりもずっとずっーと仲良くなれるね」

兄「付き合ってるんだし…別にこれ以上仲良くならなくてもなぁ」

彼女「ぶ~!ちょっとドライ過ぎだよぉ」

兄「……じゃあ俺、帰るから」

彼女「あっ、うん!また明日ね」

~公園~

兄「……なんか、人生ってなんなんだろうな」

兄「妹がオナホになったり彼女が吸血鬼だったり…しかも今の今まで気づけなかった俺っていったい…」

兄「ていうか、俺は本当に普通の人間なのか?か、母さんだってゾンビなんだぞ?と、父さんが百歩譲って一般人だっとしよう…」

兄「けど、ゾンビから産まれたんだぞ俺……あはは、もしかしたら腕とか取れたりしてな」ギョウゥウゥ

兄「……(取れないな、良かった、俺は一般人なんだ。そうだよ、一般人だ、一般人バンザイ!普通バンザイ!)」

幼馴染「お~、なんか自らの腕を引っ張って泣いてる人が居ますな~」

兄「あ…幼馴染」

幼馴染「おっひさ~、つっても昨日ぶりなんだけどさ、どしたのこんな時間に?夜空でも見てたのかなかな」

兄「……日常とのお別れ会開いてたの」


幼馴染「に、日常とのお別れ会?あっ、隣座るよ」スッ

兄「あぁ…なんかさ、もう今まで騙されてた気分でよ、グルグルでばきばきな訳…」

幼馴染「ふ~ん、まぁ誰に騙されたかしんないけどさ、もしかして何か困ってる?」

兄「べっつに、つーかお前もなんでこんな時間にウロウロしてんだよ、危ないぞ」

幼馴染「あははは、変態に強姦?無い無い、私に限ってそれは無いから」

兄「そこまで言うなら大丈夫なんだろ…な、なぁ、お前は俺に隠してる事とか無いよな」

幼馴染「ふえ?例えば~?」

兄「えっと…実はゾンビだったり吸血鬼だったりとか」

幼馴染「ゾンビ?吸血鬼?……ぷっ、あははは!意味わかん無いよ!」

兄「そ、そっか、ならよかっ

幼馴染「殺人鬼、かな、かな」

兄「……???」


幼馴染「ほら、これ見てよ…さっきAmazonで買ったククリナイフなんだけどさ」スッ

兄「……(な、なんだよこれ…)」ガタガタガタガタ

幼馴染「いやぁ、私ったらなんか殺意の波動に駆られちゃうって言うかさ、なんか無償に人の血が見たくなる時が有るんだよねぇ~」

兄「あ、あの…おさっ、幼馴染さん?ももも、もしかしてその真っ赤で大胆な服の柄は…そそそ、そのぉ、ですね…あの」ガタガタガタガタ

幼馴染「へ?あぁ、うん、さっきドン・キホーテで絡まれちゃってさぁ~、外に連れ出されたからそのままスパーって」

兄「ああああ、あのっ、あのっ…もももも、もしかして数週間前からニュースになってるこの辺に出る通り魔ってのは」

幼馴染「あぁ、それ多分私。アレでしょ?人の遺体がバラバラになるって話題になってるニュース」

兄「……(あぁ、こいつが一番ヤバイかもしんない)」ガタガタガタガタ

幼馴染「大丈夫大丈夫、私は兄に手は出さないから……ま、まぁ…彼女さんはちょっとムカつくかなぁ…」


兄「あ、あははは…はっは……あは…(ヤバイヤバイヤバイヤバイ、こ、こいつ警察に突き出すか?)」

幼馴染「あっ、一応言っとくけど私を警察に突き出そうなんて考えない方が良いよ?それはいくら兄でも許せないからね」ニッコリ

兄「んんん、んな事考えてねーし!か、考えてねーし!」ジョワァアァア

幼馴染「あ~あ、トイレならそこに有るのに…」

兄「んなははははは!じゃ、じゃあな!じゃあな!!」ガクガクガクガク

幼馴染「ねぇ、産まれたばかりの小鹿みたいになってるよ?大丈夫?なんなら送ってこうか?」

兄「だだだ、大丈夫だし!べべべ、別に怖くねーし!!」ガクガクガクガク

幼馴染「は?なにいってんの?」

兄「う、うるせー!!」ダッタッタッタ

幼馴染「あっ、行っちゃった……まっ、いっか、兄には見られたく無いしねぇ」

幼馴染「……うふふ、あんな所にホームレスかな?かな?私が解放したげるねぇ~、このクソつまんない世界から」スッ

~自宅~

兄「……た、ただいま」

妹「おかえり~、結構早かったね~あれあれ?もしかして彼女さんとにゃんにゃん出来なかったのかな~?」

兄「疲れた…いや、まじで疲れた」

妹「あっ、ご飯なら出来てるよ?お風呂も湧いてるから入りたいときに入ってねってママが言ってた」

兄「……(妹はゾンビオナホだったよな…)」ギュッ

妹「うわっ!?な、なに急に?抱きついて来られても困るんだけど」アセアセ

兄「お前が一番マシだよ…」ギュウ

妹「は、はぁ?そんな事言う前に早く離れてよっと!うわっ」ポロッ

兄「あはは、目玉が飛び出してるぞ」

妹「もう、お兄ちゃんのばーか!」

~自分の部屋~

兄「はぁ…なんか、妹がゾンビとか彼女が吸血鬼とかんなの全部合わせてもどうでも良くなったな」

兄「ま、まさか殺人通り魔が…なんでよりによってあいつなんだよ、マジで意味わかんねーよ!」

兄「ぶっちゃけゾンビだの吸血鬼だのはオカルトで済ませれるけどあいつは違う、人間なのに人間じゃない……有る意味一番タチが悪い」ガタガタガタガタ

兄「洒落にならん、あんな奴と同じクラスとかもう…吐き気が…」ガタガタガタガタ

兄「……あぁ、なんか腹も全然減ってない、つーか多分さっきのやりとりで数キロは痩せたぞ」

兄「朝風呂で良いから今日は寝よ、早いとかそんなん関係無い、なんか…リセットしたい」

兄「寝て現実逃避したい………zZZ」

~翌朝~

妹「……早いね、何時もは私に起こされるのに」

兄「すまん、朝風呂、シャワーうるさかったろ」

妹「私達は二階だからそんな音聞こえないってば、ねぇお兄ちゃん、なんか有ったの?彼女さんと喧嘩しちゃった?」

兄「いや…寧ろ仲良くなった」

妹「けどさぁ、結局昨日はご飯も食べずに寝ちゃってたじゃん。それに言うの忘れてたけど獣臭かったよ」

兄「獣か……あはは、さすがゾンビ、うん、ゾンビ」

妹「むっ、なんかバカにされたから仕返しのロケットパーンチ!」ガチャン、ボシュー

兄「……」ヒラリ

兄「バカ、自分の身体で遊ぶなっての、ほらよ、右腕だ」ズポッ

妹「む~!なんかムカつくー!」


妹「……ねぇお兄ちゃん」

兄「んあー?どうしたゾンビ」

妹「なんか元気無いよね?ちょっと待ってね……んしょ」グジュッバビリュ

妹「はいコレ!私の心臓、お守りに持っと居てよ」スッ

心臓「ふわ~、もう朝なの~?」プルプル

兄「あぁ、ありがとな…」

妹「なんだ、気持ち悪がると思ってわざと心臓抜いたのに。心臓無くても大丈夫なのかとかツッコミは無しなんだ」

兄「ん?あぁ…これ、大切に預かっとくよ」

心臓「ええぇ!?嫌だよこんな汚い外気に触れるなんてー!心臓に毛が生えちゃうよぉ」

妹「ふふふ、じゃあ朝ごはん食べて学校にレッツゴー!」

兄「そうだな…朝ごはん食べないとな」

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

~ゾンビ家の食卓~

兄「……と、父さん?なにしてんだ…」

父「お~、妹から聞いたぞぉ?だからワシも隠すのやめた」

母「うふふ、実はお父さんもゾンビだったのよ、どう?びっくりしちゃった?」

妹「あはははは!ねぇお兄ちゃん、今日の朝ごはんは豚骨ラーメンだってさ」

兄「いや、豚骨って…鍋に腕がぶち込まれてるんだけど」

父「はっはっはっ、人骨ラーメンと言った方が良いかな!」グツグツグツ

兄「……俺は人間だ、俺は一般人だ、俺が普通なんだ…」ブツブツ

妹「ん?どしたのお兄ちゃん、早く食べようよ」

兄「いや、いい…朝ごはん要らない……じゃあ学校いってくる」

母「あっ、良いの~?あんた昨日の夕方から食べて無いんでしょー?」

~学校への通学路~

兄「アイムピーポー、一般ピーポー、そうだ、俺は普通なんだ…おかしいのは周りの奴らだけなんだ」ブツブツ

友「おはっす~、な~んか朝っぱらから暗い顔してんな~お前は、なんかあったんか?」

兄「……なんだ、友か」

友「うわっ、なにその言い方、朝っぱらからきっついねお前」

兄「いや…ごめんな、なんかさ、俺の中の普通がぐちゃぐちゃになってるから」

友「ふ~ん、あっ、朝飯食った?」

兄「いや……食欲無いから食べてない」

友「お~お~、高校男児がそんな事でどうすんだよ、ほら!パンあるからやるよ」

兄「あ、ありがとう…」


兄「……なぁ」ムシャムシャ

友「ん~?」

兄「お前は普通だよな、な、なぁ!?」

友「うわっつ、近い近い近い、顔近いっつーの気持ち悪ぃ」

兄「す、すまん……悪い、なんか変な質問しちゃってさ」ムシャムシャ

友「普通ってなんだよ?俺は別に元気だけどさ…普通ってどういう意味だ?」

兄「あっ……た、例えばさ、例えばだぞ?実はゾンビだったり吸血鬼だったり魔法使いだったりとか」

友「……お前、漫画の読み過ぎだろ」

兄「あ、あははっ、だ、だよなぁ!そうだよな!そうだよな!漫画の読み過ぎなんだよ俺ってさぁ、マジでバカだよ~!」

友「まぁ、そのぉ…なんだ」

兄「おいやめろ、そのパターンはやめろ!実は◯◯だったんだてきな前振りはよせ!」

友「はぁ?だから俺は普通だっての!なんかお前見てたら哀れに思ってきただけだ…ほら、行くぞ」

兄「……だよな、うん、そうだよな」


ブスー

友「いっつ!?」

幼馴染「おはようお二人さん」

兄「ひぃいぃぃいいい!!!ととと、友ぉ!は、腹からナイフが、ナイフがぁあ!!」

友「つ~、んだよ幼馴染、いきなり後ろから刺すなっての…あ~あ、血が止まらねぇじゃねーか」プッシャー

兄「おい!おいおいおい!なにさも平然を装ってんだよ!血!血が出てんだぞ!」

友「ん?あぁ、痛がった方が良かった?幼馴染から聞いたんだがこいつが殺人鬼だって聞いてたんだろ?なら別に良いかなぁって」

幼馴染「んしょ!」ズポッ

幼馴染「あははは、彼はアレだよ、超鈍感人間だからね~、ほらっ!こうして刺しても別に異常ないの」ブスッ

友「超鈍感人間ってなんだよ…一応痛みだって有るんだからやめろ」ドポドポドポ

兄「おいぃい!!おーいぃぃいい!何処が普通なんだよブラザー!」

友「んあ?うん、タダの痛みが人より鈍く感じるだけだから」

兄「……普通、なのかそれが」


友「うん、普通だな。つーかめちゃくちゃ便利だぞ?喧嘩とかになってもマズ負けないからな」

兄「そ、そういやお前って中学生の頃よく他中の奴等と喧嘩してたな…」

友「あははは、あんな餓鬼の頃の話は止めてくれよ。俺はもうあんなやさぐれて無いっての」ドポドポドポ

幼馴染「う~ん……やっぱ痛がらないとつまんないんだよね、んしょ」ズポッ

友「お前なぁ、カミングアウトしたのは良いけどいきなりは無いだろ?周りに人が居ないから良かったけど居たら大惨事だったんだぞ?」

幼馴染「てへへ、周り位見えてるよ~。だから刺したんだし」

友「……はぁ、次からは刺すなら刺すって言ってくれよ」

兄「お、おい…血は大丈夫なのか?」

友「ん?もう傷口塞がってるから平気平気、ほら、超回復ってやつ?よく漫画で有るだろあんな感じだ」

兄「………漫画…だと…」

友「まぁ俺はこいつみたく周りに危害を加える様なキチガイじゃ無いのは確かだから、ほらな?普通だろ」

兄「あはは、普通…ね(普通ってなんだっけ?)」

~教室~

兄「……」ズーン

友「なぁ、何時まで落ち込んでんだ?とりあえずお前の位顔見てると俺まで暗くなるから止めてくれよ」

兄「もう、なんかさ…疲れた」

友「貧血かぁ?なんなら幼馴染に頼んで誰かの血を分けて貰うか?」

兄「貧血だし頭痛いしもう世界が逆に見える……もういっその事溶けて亡くなりたいよ」

友「ははは、そんな普通じゃない事考えるなっての。幼馴染の奴もキチガイなだけで人間なんだぞ?」

兄「アレは人間じゃねーよ、それと普通に接してるお前も人間じゃねー」

友「……俺は人間だ」

兄「はっ、それが人間?いやいやいや、おかしいぞおかしいよおかしいだろ!」

友「落ち着け…俺は人間、幼馴染だって人間、お前だって人間……だろ?」

兄「うるせー!俺に絡んでくるんじゃねー!」ダタタタ

友「あっ、おい!もうすぐホームルームがって……行きやがった」

~廊下~

兄「はぁっはあ…はぁあ…」

兄「もう嫌だ、妹から始まり彼女に続いて幼馴染の奴まで……なんだよ、なんか取り残されてる感がするのはなんでなんだよ!」

兄「落ち着け俺、ふ、普通なのが普通なんだ。あいつらにちょっと毒されてるだけなんだ…大丈夫、普通なのが普通なんだぞ、普通……普通なんだよ俺は」

兄「………普通ってなんだ?俺が普通だろ?あいつらは普通じゃないんだろ?」

兄「あ?じゃ、じゃああいつらから見たら俺は普通じゃない?あいつらの普通は俺からしたら異常なんだ、じゃああいつらから見たら俺は異常…?は、はいぃ?」

兄「俺が普通で異常…異常なあいつらが普通で普通な俺が異常?あ?は?いやいやいや、違う!違う!俺が普通であいつらが異常なんだよ!」

兄「……異常から見て普通は普通?普通から見て異常って異常なのか?あ?あはは、あははは、あははははははは!」

兄「あぁ、もう無理…屋上行って頭冷やそ」

~屋上~

兄「……」グイッグイ

兄「やっぱ取れないな…俺の腕、もういっその事ゾンビにでもなんでもなりたかったよ」

兄「つーか俺はなんで人間として産まれてきたんだ?ゾンビ×ゾンビだぞ?=ゾンビにならなきゃ異常だろ!」

兄「あ?なら俺って普通じゃねーの?ゾンビの子がゾンビじゃないって普通じゃないのか?なら俺は……俺は普通じゃない?」

兄「……はっ、ははは、そっか…俺って普通じゃないのか…」

「授業をサボってブツブツブツブツ、なーにをそんなに困ってるのかい?」

兄「あ…先輩」

先輩「珍しいね、アンタがこんな所に来るなんてさ。ほらっ、なんなら語り合おうじゃないか~」

兄「……先輩は普通なんすか」

先輩「あ、あぁ?なーにいってんだ」


兄「いや、先輩は普通なのかなって…」

先輩「普通?普通ってなにが普通なんだい?まっ、授業サボってこんな何処に居るのは普通じゃないかもなぁ」

兄「普通じゃない?せ、先輩も普通じゃないんすか!?な、なら言ってくださいよ!隠し事はもう沢山だ!騙されるのはもう沢山なんだよ!」

先輩「す、ストップストップ!深呼吸して落ち着きなっての…なんなら相談にのるよ?良かったら何が有ったか話して見な」

兄「……実はですね、俺の日常がぐちゃぐちゃになりつつあるんです」

先輩「うん、その説明の仕方は普通じゃないね。全くわかんない、分かりやすく普通に説明して欲しいんだけど」

兄「すんません…実はですね」


先輩「……」

兄「はい、と言う訳なんですよ」

先輩「…ぷっ」

先輩「ぷはははは!あーお腹痛い、よくもまぁそんな事べらべらと人に喋れるね。ぷくくく、きひひひひ」

兄「せ、先輩…?」

先輩「いや~、面白いね!家族がゾンビで彼女が吸血鬼?それに友達二人が殺人鬼と無痛覚人間?それで小説書けるっつーの」

兄「あ、はぁ…(そうだよな、普通ならこうやって笑流すもんな…良かった、先輩はこっち側の人間、つまり普通なんだ)」

先輩「いや~、けど他の人にはこんな事喋んない方が良いよ?冷ややかな目で見られちゃうから」

兄「あ、あはは、そうっすよね~」

先輩「しっかし、妄想もここまで来るとおかしいね。やっぱアンタ才能あるよ」

兄「あはは……っつ!?」ズキズキ

先輩「んん?どうしたどうした~?邪気眼でも開いちゃったのかぁ?」


兄「い、いや…(ヤバい、傷口が疼いてきた)」ズキズキ

先輩「あ~、そういや彼女さん吸血鬼なんだっけ?それで傷口が定期的に疼くんだよね」

兄「は、あはは…(メール?いや、本当にコレで俺は死ぬのか?もしかして嘘だったりする可能性も無い事は無いんだよな…)」ズキズキ

先輩「にゃははは、なんなら私が噛んで見よっか?ほら、首出しなって」

兄「大丈夫なんすかぁ?…まぁ、首位見せて減るもんじゃないんで」スッ

先輩「……は?(え?ま、マジで傷口有るんですけど…へ?もしかして本当だった?あれあれ?私ってなんかサラッとスルーしたけどヤバいんじゃない?)」

兄「ん?どうしたんすか先輩、噛まないなら噛まないって言ってくださいよ」

先輩「へ?あ、あぁ…うん…(と、とりあえず犬歯の尖ってる部分で噛めば良いかな……)」カプチーノ

兄「っ"つー!!」


先輩「………うえっ」

兄「いっだあぁああがぁぁああ!!」プッシャー

先輩「うぉ"えぇえぇぇ"!!(口の中に血が…たっぷり入ってきたぁ…う"ぉ"えぇ"っえ")」ゲボワァア

先輩「ぺっ!ぺっぺっ!ち、血って不味いんだね…うぉえ、口の中が気持ち悪い…初めてアナルセックスした時の事思い出した…」

兄「せせせ、先輩!絆創膏ください!血が、血がとまりません!」プッシャー

先輩「あ、うん…なんであんな勢い良く血が出たんだろ……はいっと」ペタ

兄「ふぅ…絆創膏ってやっぱ凄いな」

先輩「な、なぁ……もしかしてさ、さっきの事ってマジ?」

兄「……信じたく無いですよね?その気持ちよーく分かります(つーか疼きが止まったって事は血さえ抜いて貰えば大丈夫って事か……くそ、騙された)」

先輩「いやいやいやいや!信じたく無いですよねじゃなくて信じれないよ!は、はぁ?!なにそれ、ハリーポッター?」

兄「ハリーポッターなんて目じゃ無いくらい奇想天外っすよ…」

先輩「……あはは、なんかアンタがダレてた気持ち分かったかも」


兄「……先輩、普通ってなんなんすかね」

先輩「さ、さぁ…私に言われても答えらんないよ……ぶっちゃけこれ以上アンタに関わりたく無いんだけど」

兄「先輩!?」

先輩「いや、それが普通でしょ…私はタダちょっと突っ張ってるやんちゃレディな訳でアンタみたく周りがハリーポッターな訳じゃ無いし」

兄「ウィンガーレディアンオフサイ?」

先輩「また懐かしい呪文を…確かかなり初期の奴でしょそれ」

兄「先輩…俺を一人にしないでください、先輩だけが理解者なんです」

先輩「いや~、そんな事言われてもねぇ…下手したら殺されかねないような感じだし」

兄「なんなら俺と付き合いましょう」

先輩「……はぁ?」


兄「俺と恋人同士になれば他人じゃなくなります!な、なら俺と離れられなくなりますよ!」

先輩「……なんちゅーオッパッピーな脳の持ち主なの?それ、異常だよ異常。つーか彼女居るでしょうが」

兄「あああっ、あんな吸血鬼こっちから願い下げだ!命がいくら有っても足りないんだ!先輩!!」

先輩「いや……断りたいんだけど」

兄「そうですか、なら俺を見殺しにするって事ですね…犯罪者だよアンタ」

先輩「ぶふっ!?な、なんでそうなんの!?やっぱアンタ頭おかしいよ」

兄「必死に助けを求めてる人を突き放すなんて……幼馴染と同じ殺人鬼だよアンタぁ」

先輩「うっわ~、ムカつく言い方すんねぇ…良いよ、そこまで言われちゃしょうがない」

兄「!!せんぱ

先輩「ただし!今の彼女とは別れるな、あくまで秘密だこの関係は…あと、お前とセックスはしない、以上」

兄「セックス無しだと…?」プルプル

先輩「いや、当たり前だろ…」


兄「何故だ!高校生でしかも秘密の関係なんですよ?!デートも出来ないしバレたらヤバい、ならセックス無しでどうやって親睦を深めろと!?」

先輩「アンタねぇ…付き合うの意味履き違えてるよ……この付き合うは恋人になる付き合うじゃなくて秘密を知った者同士、アンタの悩み解決に付き合うって意味だろ常識的に考えて」

兄「……セックス出来ねぇ雌なんて中にチョコが入ってないトッポと同じじゃないっすかぁ…最後までチョコタップリな関係になりましょうよ先輩…」

先輩「絶対にやだ‼それにもしもだぞ?もしもそれが彼女にバレてみ?私多分殺されるよ?」

兄「危ない橋を渡る者同士、アレっすよ、吊り橋効果とかなんとか」

先輩「……私は誰にでも股を開くようなビッチじゃないから」

兄「そうですか…まぁ、付き合ってくれるだけでも心の支えになるんですけど」

先輩「ねぇ、確か彼女さん、吸血鬼に噛まれたら普通ってアンタも吸血鬼になるんじゃないの?」

兄「さぁ~?現に俺は特に何もなってないですけど」

先輩「ふ~ん…普通なら吸血鬼に噛まれた奴も吸血鬼になるんだけどねぇ~、それか死ぬかとか」

兄「あっはっは!先輩って漫画の読み過ぎとか言われませんか?」


先輩「まっ、別に良いんだけどさ……じゃあ、まぁよろしく」

兄「ありがとうございます、マジで感謝っす!」

先輩「……なぁ、今から彼女をここに連れ出せないのか?ちょいと試したい事が有るんだけど」

兄「は?今からですか?ま、まさか見せつけセックス!!」

先輩「違うっちゅーの、セックスはしないって言ったしアンタとの関係も秘密だって言ったばっかだろ……で?呼べるの?」

兄「まぁ…傷が疼いたらメールくれって向こうから言ってたんで、やってみます」カチカチ

先輩「よし、返事が来るまでちょっとアンタに聞きたい……彼女がどうなっても良い?」

兄「死にたく無いです…」

先輩「鬼畜だねアンタ……つまりどうなっても良いと」

兄「あんな血を吸うちょっとマンコの締め付けが良い異常者、こっちから願い下げです」メールソウッシン‼


先輩「……これ、何か分かる?」

兄「はい?ワサビとかが入ってるチューブですよね…それがなんなんですか」

先輩「摩り下ろしオニオン、食堂からパクって来たんだよ。食パンに塗って食べたら美味しいからね……ほら、傷口出してみな」

兄「あ、はい…」スッ

先輩「コレを、傷口に…」ブリュレ

兄「うひっ!!」ビクン

先輩「ちょっち冷たいけど我慢ね~、コレを広げる様に塗りたくるっと」ヌリヌリ

兄「先輩、いったいコレで何が始まるんです?」

先輩「まぁまぁ、物は試しって言うじゃん!じゃあ私は向こうの方に隠れてるから頑張っ!」

兄「は、はぁ…(何を頑張れば良いんだ?あの痛みに耐える事か?)」


バタン

彼女「ごめん!ちょっと教室を抜ける理由が思いつかなくて遅くなっちゃった…」

兄「いや、別に良いけどさ…(えっと?とりあえず疼いてる演技すれば良いんだよな)」

兄「ぐわぁあ!!ち、血を吸ってくれえぇ!」ジタバタ

彼女「わわわっ、だ、大丈夫だから!まだ1分24秒位しか経って無いから落ち着いて!ほら、絆創膏剥がすから」

兄「うがぁあぁ!疼く、疼くぞぉぉお!!」ペリペリ

彼女「……う"っ!?(こ、この匂い…オニオン!?な、なんで?なんでオニオン!?)」

兄「……(なるほど、そういう事か)」

先輩「……ふふっ(やっぱオニオンダメなんだ、コレで傷口に歯を当てたらどうなるんだろ…ぐふふふふ、どうせ付き合うなら遊ばなきゃね~♪)」


兄「す、吸ってくれー!うがぁああ!傷口が疼くぅぅう!死にたくないよー!ママぁぁああ!」ジタバタ

彼女「……(やばいよやばいよ、なんで兄くんの傷口にオニオンが塗って有るのかは知らないけどこんなの口にしちゃったらヤバいよ私ぃ!)」

兄「うぎゃぁあぁあ!う、ウルトラマンが帰ってしまうー!M78星雲に帰ってしまうー!」

彼女「う…うぅ…(けど、こんな身体にしちゃったのは私なんだし…なによりこんな苦しそうな兄くんなんて見たくないよぉ…)」

兄「カップラーメンが出来ちまうー!シーフードヌードルが完成してしまうぅぅう!!」

彼女「……(うん、覚悟を決めよ…兄くんと私の身体じゃ比べるまでも無いよね…)」カプコン

兄「ぁ"~血が吸われてんのが分かる…あっ、そろそろ痛みが…」

彼女「……」ドサッ


兄「お、おい!大丈夫か……って」プジョー

兄「い"っでぇぇえぇお!!うっぎゃぁあぁあ!!」ブリュレブリュレー

彼女「ぐふっ…よ、良かった……ニンニクなら死んでたよ……うっ…」ガクン

先輩「ほ~、やっぱオニオンでもダメージ有るんだねぇ。ほらっ、絆創膏貼ってやるからこっち来な」

兄「はひぃいい!はやぐはっでぐだざい"いぃい!」プッシー

先輩「摩り下ろしオニオンでこのダメージ…うん、アンタにこれあげる、暇な時に彼女さんにオニオンプレイでもやってあげな、気絶する程喜ぶよ」ベタ

兄「ふううぅ~、絆創膏効くうぅ…」

彼女「……」ピクピク

先輩「まっ、とりあえず疼いた時は私に連絡してみな。それか自分で注射器でも使って血を抜けば大丈夫って事でしょ?はい、彼女との関係はとりあえず解決」

兄「さ、さすが先輩…俺の悩みの種を早速一つ取り除いた!どうせなら俺のちんこの先から出る子供の種も吸い取ってください!おねがっしまーす!」

先輩「はいはい、頭冷やしましょうね~」


先輩「…よいしょ、動けない様に固定してっと」ブリュリュリュリュ

兄「せ、先輩?なにしてるんですか?彼女の周りに摩り下ろしオニオンを塗りたくって」

先輩「ん~?どうせなら遊ぼうかなぁってさ……よしっ、コレで完成だな」ブリュップ

兄「へ~、コレで何が始まるんですか?」

先輩「へ?だってこの子にオニオンが効くって分かったんでしょ?そして今は気絶してる…つまりそういう事」

兄「????」

先輩「だからぁ~、目が覚めます、周りにオニオンが有ります。どうなります?」

兄「……き、気絶して…また目が覚めたら気絶します」

先輩「そそっ!つまり無限ループ、とりあえず今日はこの吸血鬼に怯えなくても大丈夫って訳、放課後にでもアンタが抱きかかえて家に連れて帰ってやんな、多分彼女、嬉しくてにゃんにゃんしてくるよ」

兄「……ぶっちゃけこいつのマンコ飽きたからなぁ…それに妹って言う最強のオナホ手に入れたし」

先輩「はいはい、そんな冷たい事言わないの~。じゃあ次行ってみよー!」

~図書室~

兄「あの、先輩…なんで図書室なんですか」

先輩「アンタ馬鹿ぁ?今は授業中でしょうが!だから誰も来ないココで作戦会議」

兄「さ、作戦会議……なんかワクワクしますね!」

先輩「はぁ…やっぱアンタ普通じゃないよ、これから殺人鬼を攻略しなきゃいけないってのに」

兄「殺人鬼……つまり幼馴染っすね」

先輩「あぁ、話を聞いたところ警察に突き出した所で解決する程生優しく無さそうだし……なにより通り魔事件だけでも98人殺してるからねぇ」

兄「……」ゴクリ

先輩「普通に戦ってもまず勝てない、多分私なんか10秒もしない内にミンチにされちゃう…だからどうにかする為に作戦会議、OK?」

兄「OK包茎」

先輩「……真性?」

兄「いえ、仮性包茎です」

先輩「手術しな、今度医者紹介してやるから」


先輩「まぁ……一応だけど聞くよ?あの殺人鬼に何か特別な感情でもいだいてる?」

兄「いえ、あんな殺人鬼、ファックユーです」

先輩「アンタねぇ、一応幼馴染なんだよ?ちょっと位何か躊躇ったりしても罰は当たらないと思うんだけど」

兄「いえいえ、なんで幼馴染と付き合って無いか教えてあげましょうか?」

先輩「……教えてくれるんなら聞きたいかな」

兄「あいつとは中学生の時に付き合ってたんすよ~、けどですよ?キスさせてくり~っつったらあいつ、震えて今は無理とかほざいたんすよ?」

兄「だから俺、プッチンプリンしちゃって……そのまま襲おうとしたんすよ~」

先輩「うわぁ…引くわぁ」

兄「そしたらあいつ、俺の綺麗な頬を真っ赤にしたんすよ!?思い切りビンタされてそのまま逃げられちゃいました…あんたアバズレこっちから願い下げっすよ!」

先輩「……それで?翌日どうなったの」

兄「はい?あぁ、なんか泣きながら謝って来たからいってやったんすよ!てめえみたいな女よりもっと可愛い子、彼女にするからって」

先輩「……(そりゃ病むわな…私でも発狂するっての、よく今の関係まで復活したもんだよ)」


兄「まぁだからあんな奴、いや、社会の癌は早く死んで欲しいですね」

先輩「……まぁ、そこまでの意志が有るんなら大丈夫かな」

兄「もしかして包丁で刺すんですか!?」

先輩「いや、殺人鬼を殺しても今度はこっちが殺人鬼扱い喰らっちゃうでしょ?だから殺人は無し」

兄「じゃ、じゃあどうするんすか」

先輩「一番手っ取り早いのがアンタが幼馴染と付き合えば早いんだけどね……けどアンタには可愛い彼女が居るからそれも無理」

兄「可愛い?あぁ、先輩って可愛いですもんね」

先輩「バッカ、私じゃなくてあの吸血鬼ちゃんでしょうが…」

兄「あんなマンコ、要らんとですよ!先輩のマンコの方が良いです!」

先輩「……私のマンコなんかより絶対に吸血鬼ちゃんの方が良いと思うんだけど」

兄「あぁ、俺って処女よりやりなれたマンコの方が好きですから」ニッコリ

先輩「ぶち殺すぞ…そこまで使い込んでないわ」


兄「えぇ!?やりマンじゃないんすか!?」

先輩「アンタねぇ……そこまでやりマンに見える?別に金髪とかじゃないしヘソにピアスなんか付けてないんだけど」

兄「いや、可愛いんでズッコンバッコンされてるのかなぁと」

先輩「う~ん……経験人数って何人位だったかな~?多分3人とかそれ位だったような」

兄「か、回数は!!回数は何回なんですか!!」

先輩「へ?あぁ……多分両手で数えられる位かなぁ、基本あんまり好きじゃ無かったのとそれで相手が萎えちゃって別れるパターンだったし」

兄「つまり……先輩のマンコを俺のちんこの形に出来るって事ですか」

先輩「それだけは無いから安心しろ…私はアンタみたいな顔だけ男は生理的に無理だから」

兄「でも先輩、よく俺に話し掛けてきてくれますよね?ぶっちゃけ同級生と話してる姿見たこと無いんですけど」

先輩「そっ、それはだなぁ…あ、あの~なんだ……話しやすいからかな」

兄「答えになってませんよ!」

先輩「って!今はそんなの良いだろ!」


兄「そうですね、殺人鬼フレディを如何に残虐に殺すかの作戦会議っすよね!」

先輩「フレディって…ま、まぁ良いや、とりあえず彼女に殺人を止めて貰えるようにしない事には始まらないだろ」

兄「先輩!!例えあいつが殺人を止めてもあいつに殺された人は帰って来ないんですよ?!なんの解決にもならないじゃないか!」

先輩「うっ……(なんだよぉ、いきなり正論かまされてびっくりしたじゃないかよぉ)」

兄「あいつに殺された人の遺族の気持ちを考えた事が有りますか!?きっと遺族は今もその殺人鬼を恨んでます!それを殺人を止めさせてはい終了?舐めてんじゃねーぞ!」

先輩「……ご、ごめん…け、けど」

兄「けどじゃ無いんです!遺族の無念を晴らす簡単な方法、それが復讐です!だから私は鬼になろう!立ち上がり、ナイフを振り回す鬼になろう!」

兄「先輩……Do or die」

先輩「あはは…や、殺るか殺られるか…」

兄「俺はあいつを殺します、あいつに殺された遺族の無念を晴らす為に」


先輩「……で?どうやって殺すの?下手にやろうとしても返り討ちにあうよ?なんたって相手はプロなんだし」

兄「ぐぬぬ」

先輩「はぁ…言うだけなら誰だって言えるっての、それが殺人とかなら尚更だよ。ナイフを持って相手に近づく度に胸の中がもみくちゃになるよ?きっとアンタは幼馴染を刺せない、断言出来るね」

兄「や、殺ってみないと分からないじゃ無いですか!」

先輩「アンタは命の重みを知らないだけ、分かる?すっごく重いよ?きっとアンタじゃ持てない位ね」

兄「け、けどあいつが出来たんだから俺にだって殺人位できますよ!」

先輩「はぁ……幼馴染ちゃんはいろんな意味で頭のネジが何本か飛んじゃってるから、分かる?普通じゃ無いの」

兄「……だったらどうするんすか」

先輩「とりあえず………鍵はアンタなのは確かだね」

兄「はぁ?なんで俺が鍵なんすかぁ~、あっはっはっ、さては先輩、ビビって俺に全てぬすくり付けるつもりですね~?」

先輩「……やっぱアンタとだけは絶対に寝ない」

~屋上~

彼女「……ぅ…うぅん」ピクン

彼女「あうぅ、ここは…あ、確か兄くんの血を吸って……そのまま気絶したんだっけ」

彼女「はぁ…最悪だよぉ、せっかく頼って来てくれたのに私ったら気絶しちゃうなんて…け、けど血は吸えたから死んで無いよね!メールは来てないから大丈夫って事だよね」

彼女「はぁ…よかっ……」

オーニオーン

彼女「うぐぅ!!?な、ななな、なんっで…はわぁあ!は、はにゃがぁあ!ぐ、ぐるじい"……にゃんで摩り下ろしオニオンが…」ピクピク

彼女「!!!?(し、しかも何で私の周りにあるのー!!こ、コレじゃ動けないよぉ……ぁ"っ、苦しっ、、、)」

ドサッ

彼女「……」ピクピク

オーニオーン


先輩「なぁ、アンタってセックス好きなんだよね?もう幼馴染ちゃんを抱いちゃいなよ」

兄「はぁ?俺にだって選ぶ権利有るでしょう」

先輩「ま、まぁそうなんだけどさ……ほ、ほら、幼馴染ちゃんって可愛いんだし」

兄「あいつより彼女の方が可愛いですけど?まっ、先輩が一番なんですけどね」

先輩「……抱け」

兄「先輩をですか!?」

先輩「違う、幼馴染を抱け、多分殺人は無くなるから」

兄「嫌です!!絶対に嫌です!」

先輩「……(しょうがない、私も腹を括りますか)」

先輩「幼馴染を抱いたらアンタと寝てやる、これじゃダメ?」

兄「抱きます!ちんこぶち込んでアヘらせて膣内射精してやり捨てます!」

先輩「……そう(まっ、多分これで幼馴染ちゃんも少しは報われるかなぁ…うんうん、歪み切った幼馴染ちゃんをアンタが真っ直ぐしてやんな)」

兄「じゃあ早速だいてきます!」

先輩「は、はぁ!?ななな、なにいってんだよアンタは!」


兄「だってあいつを抱いたら先輩を抱けるんですよね!?うぉおお!燃えてきたきたきたー!」

先輩「ばばば、馬鹿!物には順序ってもんが有るでしょうが!ちょっとそこに座りなさい!」

兄「……俺は早く先輩とセックスがしたいんです、早目にしてくださいよ説明は」

先輩「とりあえずだな、普通に考えてみな?いきなり抱いてくれって言われて幼馴染ちゃんが股を開くと思う?」

兄「あぁ、無視したらレイプするつもりなんであいつに拒否権は無いっすよ」

先輩「……」パチーン

兄「あいたぁあ!!な、なにするんですかぁ!」

先輩「少しは考えて行動しなさいっつーの!ぶっちゃけるけど幼馴染ちゃんが変わったのはアンタが悪いんだよ?!」

兄「はぁ?なんで俺が悪いんすかぁ」

先輩「いや、何でも無い!忘れろ馬鹿野郎」

兄「じゃあ俺、レイプしにいって来ますよ」

先輩「だからなぁ……とりあえずそこに座りなさい」

兄「……分かりました」


先輩「良い?吹っ飛んで抱けとか言った私が悪かった、とりあえず聞いてくれ」

兄「キスしてくれたら許しますよ」

先輩「……口は嫌だぞ」

兄「じゃあちんこにキスしてくだ パチーン

兄「いったぁあぁあ!!」

先輩「ったく、すぐ調子に乗るんだから…で、とりあえず聞いてくれ」

兄「くっ、絶対俺のちんこ無しじゃ生きられない位ぐちょぐちょにしてやる…」

先輩「ぶっちゃけると幼馴染ちゃんが変わったのはアンタのせい、だからバラバラになっちゃった積み木をまた積み上げなきゃなんない訳、分かる?」

兄「先輩が俺と早くセックスしたいって事は良く分かりましたよ」

先輩「……まぁ何が言いたいかって言うとな?幼馴染ちゃんと付き合え」

兄「えー!??先輩と付き合ってるのに二股っすかぁ!?」

先輩「正確には三股な、ちゅーか私とじゃなくて吸血鬼ちゃんでしょうが、アンタが付き合ってるのは」

兄「で、幼馴染と付き合えばセックスさせてくれるんすね?」

先輩「……ま、まぁ…そうだな」

兄「分かりました、四時限目も始まりますしそろそろ教室に戻りますね」

~教室~

兄「……」

友「おっ、今までなにしてたんだよ~暇だったんだぞ」

幼馴染「そうだよぉ、や、やっぱり兄くんが居ないと落ち着かないっていうかさ…」

兄「ILOVEyou」

幼馴染「!!!」

兄「you LOVE me?」

友「おい、なに教室で告白してんだよ、つーかお前には彼女が居るだ

幼馴染「い、Yes…you LOVE」

友「おい、おい!なに二股かましちゃっ天皇!君たちおかしいYo」

兄「メイクLOVEしたいよぉ」

友「ぶふうぅう!!な、なんちゅーこと言ってんだよ!いくら何でもはやす

幼馴染「わ、私なんかで良いの…?」

友「なんで承諾しちゃ天皇!!キスとかデートとか吹っ飛ばしちゃっていきなり本番かYo!」


兄「なぁ友、俺さ、四時限目……保健体育に変わっちまった」

幼馴染「わ、私も保健体育に変わっちゃった…」

友「……お前、彼女はどうすんだよ、悲しむぞ」

兄「大丈夫、俺の彼女は胸もデカけりゃ心だって広いんだ。だから大丈夫」

幼馴染「だ、大丈夫だ…Yo」

友「お前等……」

兄「じゃあ友、俺達は体育倉庫に行って保健体育してくるから先生に宜しくな」

幼馴染「ょ、よろしくだYo」

友「……勝手にしろ」

~体育倉庫~

ガチャン

幼馴染「さっ、入ろ!」

兄「……(まぁうん…やっぱ鍵はそのぶっといナイフで開けるんですね)」

幼馴染「あ、あのさ…なんで私なんかを抱こうって思ったの?」ドキドキ

兄「は?んなの決まってんじゃん、お前を抱いたら先輩を抱けるからだよ」

幼馴染「…………は?」

兄「ほら、早く脱げよ。ちゃちゃっとやってドパーって膣内に射精してお前をポイーして先輩とあーん♥したいんだけど」

幼馴染「……先輩って、あのよく話してるあの先輩さんの事…だよね」

兄「あぁ?うん、だからなに?早く保健体育始めようぜ」

幼馴染「……ごめん…ちょっと殺る事出来たから……」

兄「え?セックスしなくていいの?(まぁ断られたって言っちゃマズイから抱きましたって嘘つくかな)」

幼馴染「うん………ごめんね…」

兄「いや、別に良いぞ。寧ろ良かったわ~お前抱かなくて済んだんだし、じゃあな!」スタスタスタスタ

幼馴染「………99人目は昨日のホームレスさんだったからぁ…100人目かぁ……」

~図書室~

先輩「……(久しぶりに見てるけどやっぱハリーポッターって面白いなぁ)」ペラッ

兄「せんぱーい!!」

先輩「んあ?なんだ、四時限目も結局でなかったのか」

兄「はい、つーか幼馴染抱いて来ました」

先輩「……へ?は、早く無い?教えたよね?付き合い始めてからセックスしろって…レイプじゃ無いだろうな」

兄「いえいえ、ちゃんと教室で告白しましたよ?それから誘ったらOKしてくれたんでセックスしました」

先輩「う、嘘じゃ無いだろうなぁ…」

兄「嘘?なんで嘘つかなきゃなん無いんですか?先輩とセックスしたいんすから本気でしたよ!で、こ、ここでやらせてくれるんですか!?」

先輩「う"ぅ…な、なんか本当っぽいし……はぁ、せめて保健室のベッドで抱いてくれない?床でやるとかそんなムードの無い事したくないし(はぁ…あんな事言うんじゃ無かった)」

兄「保健室?あぁ、確かに保健医なら今は居ませんもんね」

~保健室~

先輩「う~、やっぱ嫌なんだけど…」

兄「先輩!ここまできてそれは無いっすよ!ささっ、脱がしますんでベッドに腰掛けて下さい」

先輩「いや、自分で脱ぐから」

兄「先輩!!!脱がしのロマンを知らないんですか?!!脱がす度に露わになるサンクチュアリを目に焼き付ける興奮が分からないんですか!ダメです!俺が脱がせます!」

先輩「……変態野郎」

兄「ぐひひひひ、それじゃあ脱ぎ脱ぎしましょうね~」

先輩「うわぁ……せめてもうちょっとムードって物を作ってくれない?」

兄「おほん、分かりました……先輩、キスしましょう」

先輩「……お前から来い、私は待ってるから」ンッ

昼はすまんかった、仕事行ってたんだ
で、今から晩ご飯なんだ3分間待ってくだせぇ

>>1
妹「ねぇお兄ちゃん、腕知らない?」兄「……は?」

妹「あ、あったあった。
  こんなところにあるじゃん。あたしの腕っ」 キュッ

兄「うわっ ちょっとなんだよ! なに抱きついてくんだよ」

妹「別に腕くらい組んだっていいでしょ」

兄「いやちょっと、その、お、おっぱい当たってんだよ!やめろって」

妹「は?別にこの腕、もうあたしのものなんだからあたしの勝手でしょ。知らなーい」



っていうスレだと思って開いたのになんなんだよ・・・

~屋上~

ガチャ

幼馴染「……居ない居ないばぁあ」キョロキョロ

幼馴染「あははは、本当に居ないやぁ…何時もここに居るって兄くんが言ってたんだけどなぁ……」

幼馴染「…ん?」

彼女「…くさっ……ぁあ、っ」ピクピク

幼馴染「……居たぁあ、私が大嫌いな人ぉ…」ノソノソノソ

幼馴染「あはははは……なぁあんだぁ、先輩なんかより殺したい人見つけれたじゃあぁぁん」

彼女「はへ?あ、あにゃたは…くっさ…ぁあ…」

幼馴染「ん~~~?……貴女を地獄に落とす人だよぉ?」スッ

彼女「……あ、言っとくけど私には刃も

幼馴染「あんばぁあぁあたぁーじ!!!」スパーン

~保健室~

先輩「ちょっ!ぱ、パンツは自分で脱ぐっつーの!!」

兄「シャラーップ!!先輩!パンツじゃなくておパンツって言って下さい!!」

先輩「……て言うかさ、脱がせたのは良いけどなにこのかっこ?私の制服を脱がせてなんでアンタの制服着なきゃなんないの?なんか脱がした意味無いような」

兄「ファック!!サイズがだぼだぼの服を着る女の可愛さが分からないとはファーック!!さっ!おパンツ脱いだら足にかけてもらいますからね!」

先輩「いや…脱がせてまた履かせんの?」

兄「足にかけるのが重要なんですよ!分かりますか!?リピートアフターミー!おパンツ!」

先輩「……おパンツ」

兄「グッドグッドグッド!!おパンツ脱がせますよ~」ヌギー

先輩「……(あ~あ、見られた…)」

兄「先輩……なにしてんすか」

先輩「は、は?」

兄「なんで綺麗に剃ってるんすかぁぁあああ!、」


先輩「綺麗にって…べ、別にツルツルじゃ無いし(こいつ人の性器見ていきなり文句って……はぁ、なんだかなぁ)」

兄「違う!!なんで森林にメスを入れてんすかぁああ!!女の子は剃っちゃダメ!ありのままを何故晒けだそうとしないんですかー!!」

先輩「いや…手入れするのは当たり前な様な……って!んなマジマジ見るなぁ、恥ずかしいんだぞ馬鹿野郎」

兄「畜生、畜生……なんで女ってのはそんな徹底してんだ…くそっ、くそぉぉお!!」

先輩「……でさ、やるなら早くやんない?私も早く終わらせたいんだよね(つーか早くしないと先生もどってくるっつーの!あぁもう、まさか着替えだけでこんな時間取るとは思わなかったぁ…)」

兄「は?先ずは前座でしょ?30分はしますよ俺」

先輩「さっ、30分!?長っ!別に前座なんて良いから!適当に水なりで濡らせばアンタの位入るから」

兄「シャラーップ!!セックスで一番大事なのは前座なんですよ!?なーにいってんすか先輩!先ずは女性を気持ちよくさせるのが紳士的セックスの基本でしょ!」

先輩「紳士的て…つーかそんなに時間無いし、先生もどってくるし」

兄「ぐっ……分かりましたよ、5分で前座を終わらせますから」

先輩「いや、だから水なりで濡らせば良いだろ」

兄「黙れー!!俺のセックスに口だしすんじゃねー!!」


幼馴染「………え?」

彼女「あ~あ、だから言ったのにぃ…私に刃物なんて効かないんだってばぁ」

幼馴染「な、なんで?あっ、友みたいな体質?な、なら痛み位は!」ズプッズボッ

彼女「あはは……ごめんね?銀のナイフって言う限定的な刃物以外はね…そんなステンレスナイフじゃ…」

幼馴染「あ、あはは、な、ならこれは!?こ、これはぁ!?」カチャリ

彼女「わわっ!?な、なんで拳銃なんてもっ ズバァァンッ‼

幼馴染「はぁっはぁ……はぁ…まずった、学園でこの音はヤバかったかなぁ…」

幼馴染「あはは、け、けどこれで…終わった…あひゃひゃひひひ、これで後は先輩だけぇ…くひひひひ」

彼女「……(どうしようかなぁ?このまま死んだふりしてたほうが良いかも…刺された時にオニオンサークルから突き飛ばされたし)」

幼馴染「いひひひひっひゃはははは!次は先輩だぁあ」

バタン

彼女「……行ったかな?」ムクリ

彼女「て言うか、なんで拳銃なんて持ってたんだろ?いやっ、ナイフもおかしいけどぉ……先輩?先輩って誰?」


先輩「……は?」

兄「いっくぅぅうぅ!!」バブリャァァアア

先輩「ちょっ…おまっ……は、はやっ!出すの早っ!は?ま、まだ奥まで入れて無いでしょ?」

兄「はぁあぁ、はぁあ、せ、先輩…アンタの凄すぎ…や、ヤバかった……はぁっはあぁ」

先輩「いやいやいやいや、は?はぁ?!た、確かに前座は上手かったよ?(しょ、正直何度が逝きそうだったし…)」

先輩「けど……入れて何分、いや、何秒持った?多分…10秒も持ってないよね?」

兄「先輩の締まりが尋常じゃないだけです、尋常小学校です」

先輩「……いや、まぁこれで終わりなら」

兄「は?なにいってんすか?まだ俺元気っすよ?須藤元気っすよ?」

先輩「二回やるとは誰もいってないだろ…ほら、ゴム無しでやらせてあげたんだからコレでお終い、分かった?」

兄「……あ~そうですか?はい、分かりました。じゃあ先輩の服は俺が貰って行きますんでぇ、あざっした~」ヒョイヒョイ

先輩「わあぁあ!か、返せっつーの!こ、こんな格好で出れる訳無いだろ!」

兄「いや、俺の服着てるじゃ無いっすか。俺は別に上半身裸でも皆に笑われて終わりですから、体操服着れば良いだけですから」

先輩「……悪魔が」


先輩「ちょっと洗ってくる…うへぇ、中で出されたの初めてだったから気持ち悪ぅ」

兄「……」ガシッ

先輩「な、なんだよ…離せよぉ、大丈夫だからぁ、別に逃げないっての」

兄「先輩、このままやるに決まってんじゃないっすか」

先輩「は、はぁ!?無理無理無理!気持ち悪くて吐きそうなんだぞ?し、しかも妊娠したらどうすんだっつーの!退学なんて洒落になんないから!(まぁ堕ろせば良いんだけどさ…避妊剤なんて持ってきて無いし)」

兄「精液と言うなの愛液に塗れてヌルヌルなんですよ!?ぬるっぬるやぞ!入れるなら今しか無いやろ!」

先輩「……アンタ、よく今の彼女とセックスしてきたね」

兄「いやぁ、基本俺はマグロだったんで…彼女が全てやってくれました」

先輩「はぁ……それなのにアンタは文句言ってたのか」

兄「だって、あいつ俺に何もさせてくれないんですよ?吸血鬼だって知らなかったからなんでしょうけど、俺が動きたいって言ったら絶対にダメって言われてましたし」

先輩「そうですか…(うわぁ、もう四時限目終わるぅ)」


先輩「……(うわ、やっぱ大きいな…間違いなく一番大きいよ)」

兄「ふううぅ……じゃあ先輩、行きますよぉ…」ズブズブズブ

先輩「んっ…(あぁ、やっばい、これっ、これに突かれたら本当に飛んじゃいそうになる!)」

兄「あひん」ブリャリャラュリャリ

先輩「……だから早いっての二発目でこれは無いでしょ…」ドロー

兄「はぁっくはぁ…な、なぜだ!妹の時はこれほど早くは無かったのに、なぜだぁぁああ!!」

先輩「そっか、アンタ妹ともセックスしたんだ…(救えないよ…私とやる前に幼馴染ちゃんとやったってのにねぇ)」

兄「あぁもう、さいっこうですよ先輩マンコ!こんな気持ちいいマンコ初めてっすよ!」

先輩「褒められても全く嬉しく無いけど…まぁ、これで終わりに」ガシィ

兄「もう一回」ニッコリ

先輩「……妊娠したらどうすんだよ」

ガラララララ

先輩「!?!」


幼馴染「……理科室にも居なかった、図書室にも音楽室にも居なかった…勿論、トイレにも居なかった…」

先輩「!!!(まままま、マズイマズイマズイ!この声って幼馴染ちゃんでしょ?!ヤバイって!こんな姿見られたら殺されちゃうっての!)」

兄「……先輩、ちょっと服返してもらえませんか?とりあえずこの状況を打破しますから」ボソボソ

先輩「だ、大丈夫なの?い、嫌だよ私、まだ死にたく無いよ?」プルプル

兄「大丈夫ですよ、適当にあしらいますから。終わったら三回戦ですからね」

先輩「ああああ、あっ、あぁ、三回戦でも四回戦でもやらさたげるから早く、早くしてくれぇ…」ガタガタガタガタ

兄「……んしょ」

ピシャッ

幼馴染「………あれぇ?なんで兄くんが居るのぉお?…しかもなんでスカート履いてるのかなぁ」

先輩「!!(ばかぁあ!ばかばかばかばかぁ!な、なんで上半身制服で下半身は私のスカート履いてんだよ!こんなんじゃ絶対怪しまれるだろうがぁ!)」

兄「しらないのか?スカート系男子って、それだよそれ…で?なにしに来たんだ」

幼馴染「……別にぃ…今は関係無いよぉ」


兄「あ~、ション便したいなぁ~」

幼馴染「ねぇ…そのベッドさ……誰か居るでしょ?靴が二足有るんだけど」

先輩「……(あぁ、終わった…靴隠すの忘れてた)」

兄「ション便したいな~!けどこの保健室にはトイレ無いしな~!!漏らすの嫌だなぁああ!」

幼馴染「……どいてよ…刺したく無いから」

兄「どこかに良い穴無いかなぁあ!!目の前にすっごい良い穴があるなぁああ!!」

幼馴染「……」

先輩「……(ダメだ、こいつに任せた私が馬鹿だった…もう良いや、学校楽しく無かったし……サヨナラ、私の人生)」

兄「幼馴染、俺のション便を飲んでくれないか」

幼馴染「……口の中?」

先輩「って!良いのかよぉ!!」


幼馴染「ん?なんか声がした様な気がするんだけど…」

兄「ん、んなわけ無いジャーン!ジャンジャーン!(先輩の馬鹿野郎!なに大声出してんだよ!)」

先輩「……(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい、け、けど突っ込ませたアンタ達だって悪いんだ!)」ドキドキ

幼馴染「ふ~ん……でさ、口の中なの?そ、それともさ…」

兄「まぁ待て、とりあえず右手に刃物、左手に拳銃は笑えないからそこに置こう、な?」

幼馴染「……」コトン

兄「よ、よしよしよし、良い子だ…で、俺はどっちでも良いぞ」

幼馴染「……じゃあ…どうせなら、ね…」ヌギヌギ

兄「……なっ」プルプル

幼馴染「へ?ど、どうしたの…あ、あんまり見られたら恥ずかしいな…(どうしよ、濡らされる前から濡れちゃってるよぉ)」

兄「パイパンかよぉぉおぉおお!!なんでだよぉぉお!!」


幼馴染「……へ?」

兄「なんでパイパンなんだよぉおぉお!!芝刈り機かけてないんじゃないよぉ!!」ガシッ

幼馴染「きゃっ!?」ドサッ

兄「高校生でパイパンは無いだろ!お前何歳だ!?あん?もう17位だろ?な、なんでパイパンなんだよぉお!!」

幼馴染「え、だって…じゃ、邪魔だし…(あいたたた、床に頭打っちゃった)」

兄「お'"~ん"!?!!?邪魔!?はぁ!?お前今、秘境に生い茂る草木達を邪魔って言った!?」

幼馴染「あ、うん……(ち、近い近い近い…か、顔近いってばぁ)」

兄「おまっ、前座の時に芝生を撫で回す気持ちよさを知らないのかよぉ!!あのわしゃわしゃした感触が有るか無いかで前座の興奮度がどれだけ違うと思ってんだよぉお!!」

幼馴染「ちょ、ちょっと兄くん…か、顔…ち、近いから…(鼻息が…あうぅ、ダメ、我慢出来ないってばぁ)」

兄「お前わぁあ!お前は一番やっちゃいけない事してんだよぉぉお!!何やっ天皇!!チクチクしてるよぉお!」サワサワ

幼馴染「ひゃあぁあ!」ビクン

先輩「……(な、なんか説教始まってるし…よかった、パイパンじゃなくて)」


兄「これ!俺が一番嫌いなのがこのチクチクした感触なんだよぉお!!」サワサワ

幼馴染「んっ、くはぁ!ちょ、ちょっとあ、兄くんっ…あっくぅ」ピク

兄「半端な気持ちでパイパン名乗ってんじゃないよぉお!!どうせなら永久脱毛する位の覚悟見せろよぉぉおお!」ズリズリ

幼馴染「ひやぁああ!!(か、顔ぉ!顔くっつけられ…んあぁあ!)」

先輩「……(これ、私逃げれるんじゃ無いだろうか…つーかあいつ、私を騙したって事か……ま、まぁ良いかな、あいつの前座すっごい気持ちよかったし)」

兄「俺の剃ったばかりの髭と反発しあってジョリジョリなってるよぉお!!」スリスリ

幼馴染「んっく!?あぁ、は、はやくっ、と、トイレならこ、ここで早くっ!早くぅう!」

兄「トイレなんて関係無いよぉおぉお!!核でも打ち込まれたかのような荒野に俺の微妙に剃り残しの有る髭を当てて活力与えてんだよぉおおぉおお!!」スリスリスリスリ

幼馴染「んあっかはっぐうぅ!…ぁ、もっ、だ、だめ…!っくぅふっあぁあ!」プシュシャンプー

兄「博多の塩吹いてんじゃ無いよー!人の話を聞けよぉおぉぉお!!」

ガラララララ

保健医「はぁ、やっと終わりました~………あ」

兄「……」

幼馴染「はぁっハァっあ…んっく…」ビクンビクン

~生徒指導室~

担任「……で?お前等授業サボってナニしてたんだ?あ?」イライライライラ

兄「と、トイレを…」

担任「あ"!?」

幼馴染「すみません…私が悪いんです」

兄「いえ、先生、俺が無理やり幼馴染を襲ったんです…」

担任「んにゃろてめー!」グイッ

兄「あゔぅ…く、苦しいでっず…く、首しめにゃいでくーださーい」

担任「愛生風に言ってんじゃねーぞ!お前自分がナニしたか分かってんのか!?凶器で生徒を脅してレイプまがいな事しやがって!」

兄「ゆ、許してくーださーい…」ピクピク

幼馴染「せ、先生!あ、あの凶器は」

担任「もう大丈夫だからな、こいつに無理やりレイプされそうになったんだろ?大丈夫、俺がこいつに制裁を加えてやるからお前は教室にもどっておけ」

幼馴染「……は、はい…失礼しました」

兄「ま、待ってくーださーい」

担任「黙れぇえぇぇえ!!」グググ


幼馴染「……どうしよ、一応手袋して凶器を持ってたから私の指紋が出る事は無いんだけど…」

「へ~いじゅーどんめきっば~」
「黙れぇえぇぇえ!お前は童貞の俺に隠れてナニやってだぁあぁああ!!」

幼馴染「う~ん……まぁ、まだ教室に有るから良いかなぁ…(あふぅ、そ、それにしてもさっきの…す、凄かった…まだドキドキしてる)」

幼馴染「あ、あのままトイレ代わりにされてたらどうなっちゃってたんだろ……あ、あの時、あ、兄くんとせ、セックスしとけば良かったかなぁ」カアァア

幼馴染「な、なにいってんだろ私!こ、これじゃあタダの淫乱だよぉ…」

先輩「……あ、あのさ」

幼馴染「!!?」クルッ

幼馴染「……先輩…なにしに来たんですかぁ?(ちっ、今は凶器が無いからナニも出来ないなぁ…絶好の機会なのにぃ)」

先輩「あ、あいつはさ…なんつーか、その…不器用なだけだから!だ、だから許してやってほしいんだ…(うわぁ、何言ってんだろ私…これじゃあ彼氏を庇う彼女みたいじゃん)」

幼馴染「……次は無いですから」

先輩「へ?」

幼馴染「今は…許してあげます、ただ……次は許しませんから」


先輩「……あのさ、む、向き合ってやんなよ。んな歪んだ形じゃなくてさ」

幼馴染「はい?……うふふ、おかしな事言いますね」

先輩「あいつさ、思った以上に単純でクッソバカだから。だからアンタもバカになって接しろって言ってんの!野郎なんて昔の事を屁みたいにしか思ってんだし、無理に引きずる必要無いだろうが」

幼馴染「……先輩は良いですよね、
平気で居られて……関係無いですから」

先輩「……」

幼馴染「私はバカですよぉ?だから何時までも何時までも引きずってるんです……あはは、早く先輩を100人目の埋葬者にしたいなぁ」

先輩「アンタ、私に殺人鬼だってバラして良いの?警察に突き出したら終わるんだよ」

幼馴染「……」ニヤァ

先輩「!」ゾクッ

幼馴染「先輩にそんな事言う勇気なんて無いじゃないですかぁ~……足、震えてますよぉ?……ふふふ、それじゃあ、まあ」


スタスタスタスタ……

先輩「……あ、あはは…」ペタン

先輩「はぁっはっはあぁ……こ、怖かったあぁ…ま、マジで殺されるかと思った…」ガタガタガタガタ

先輩「ふっふっふうぅ…ふっふっふううぅ…お、落ち着いて、大丈夫、まだ手足は有るから……あはは、まだって…変な言い方だな」ガタガタガタガタ

先輩「うっぷ!やばっ、軽く吐きそうになった…まだ何も食べてないのに」

ガラララララ

担任「お前、放課後ここに来いよ、来なかったらぶち殺すからな」ポイッ

兄「^q^」ピクピク

担任「ん?どうしたんだお前は、立ち聞きか?感心しないな」

先輩「あ、あはは…す、すみません…」

担任「ふんっ、お前も授業にあまり出ないと職員会議で話題になってるぞ?突っ張って良いのは厨房までだぞ」

先輩「あはは……は、はい」

~屋上~

先輩「なぁ…どうするんだ今から」

兄「……先輩、そういや彼女が居ませんね」

先輩「んなのどうでも良いんだよ!お前、拳銃やナイフの説明どうすんだよ!退学どころか下手したら少年院だぞ?!」

兄「あはは、わ、悪いのは俺で」ギュウゥ

兄「せ、先輩?あ、あの…ちょっ…(胸DEKEEEEEE!ぽゆんぽゆんしてりゅー!!)」

先輩「あはは…ご、ごめっ…な、なんかこうしてないと落ち着かなくてさ…ごめん」

兄「……先輩?なんで震えてるんすか」

先輩「ば、ばーか、武者震いだっつーの…そ、それより!」グッ

先輩「お前が居なくなったら私はマジで一人なんだぞ?責任とれんのかよ…」

兄「だ、大丈夫ですよ…ウチの親を呼ぶって言っでしたけど上手く丸まりますから」

先輩「……本当だろうな…お前、居なくなって少年院行く事になったら毎日しつこい位面接に行くからな…」

兄「だから大丈夫ですって!ウチの親を舐めないでくださいよ」

先輩「ゾンビなんて舐めたく無いよ…」


兄「そ、それよりお昼にしましょうよ。ちょうど昼休みですし」

先輩「……彼女ん所に行ってやんな、きっとアンタのこと待ってるから」

兄「へ?いや、俺は学校であいつと昼一緒に食べた事無いですよ?」

先輩「ばっか、だからお前は早漏なんだよ…ほら早く行け!屋上は私の特等席だ!お前みたいなクズが居たら腐っちまうだろ」ググググ

兄「ちょちょ、せ、先輩!?おさっ、押さないでくださいよ!」

先輩「はいはい、出て行け馬鹿野郎」ガチャン

バタン

「ちょ、先輩!?開けてくださいよ!」ドンドンドン

先輩「うるさいっつーの!早く彼女ん所に行けよクズ!ノロマ!早漏クソ虫野郎!」

「……わ、分かりました」スタスタスタスタ

先輩「………はぁ、なーにいってんだが…あいつに抱かれて魔が差したのかねぇ…はっ、なーにが責任とれんのかよだっつーの」

~隣のクラスの山田君~

彼女「……」

兄「よっ!お昼…もう食べた?(つーか誰とも話して無いんだな、隅の席なのが幸いしたのかマジで見つけられなかったぞ)」

彼女「え?わっ!?ななな、なんで兄くんが私のクラスに居るの?!」

兄「へ、いや……た、たまには良いかな~って、だめだった?」

彼女「う、ううんそんな事無い…すっごく嬉しいけど……あの、良かったら場所変えない?あ、あんまり人と話してるとこ見られたく無いから」

兄「あ、うん…お昼は」

彼女「まだ食べてないよ、それに…今日は血を吸ったから何も食べなくても大丈夫っていうか…」

兄「あ~、なら中庭行こっか?あそこあんまり人居ないし」

彼女「………う、うんっ!」

~中庭~

兄「……な、なにその弁当」

彼女「へ?トマトだけど」

兄「いや、トマトなのは良いよ?で、なんでトマト以外入ってないの?なんで?え?」

彼女「いや…吸血鬼だもん、仕方ないよ」

兄「ほ、ほぉ~……きゅ、吸血鬼はトマト以外食べないって法則でも有るんですかねぇ」

彼女「……デートの時だってサラダ位しか頼んだ事無いのにな~、忘れちゃってるのかなぁ~」

兄「た、確かに…そういやデートの時も野菜位しか食べてなかったな……か、身体もつのか?それで」

彼女「うん、それに今は兄くんが居るから大丈夫だよ」

兄「ひ、人をご飯呼ばわりすんじゃねーよ」ボカン

彼女「あいたっ!」

兄「はぁ…じゃあトマト、貰うよ」


彼女「あのさ……クラスで話題になってたんだけど…お、幼馴染さん犯したって本当かな」

兄「んあ~?うん、本当だよ本当」モグモグ

彼女「……そっか、本当なんだ…嘘じゃ無いんだね」

兄「お前に嘘なんてついても意味無いからな~、それに、別にセックスした訳じゃ無いし」モグモグ

彼女「あっ、セックスはして無いんだ…(ほっ、良かったぁ…それなら大丈夫かな)」

兄「ん?も、もしセックスしてたらヤバいのか?」モグモグ

彼女「……あのね、私と…初めてやった時に言ったよね?覚えてる?」

兄「………ごめん、覚えてない」

彼女「私以外の人とやったらヤバいんだよ~って……今はもうカミングアウトしたから言うけどさ、私以外の人とセックスしちゃったらね?」

彼女「……身体、腐っちゃうんだ…やった相手がだけど」

兄「……」


兄「は?」

彼女「あのね?ちょっと卑猥な言い方になっちゃうんだけど、わ、私の愛液にはね?ちょっと特別な成分が混じっちゃってて…ま、まぁ私のっていうより吸血鬼のだけど」

兄「い、いやいやいや、は?は!?」

彼女「所謂契約ってヤツなのかな…私が兄くんに動かさせなかったのもそのせい、下手に刺激与えちゃうとそれが兄くんまで標的にしちゃうっていうか」

兄「ちょっ、く、腐るってなにが!?え?は!?な、なんで今更!?」

彼女「だ、大丈夫だよぉ、幼馴染さんが死ぬ訳じゃ無いんだから…あのね?だからその愛液、染み付いちゃってるんだよ」

兄「え、えっと…つまりだ、俺がお前以外の人とセックス!しちまったらその愛液が膣内に入ると…」

彼女「う、うん…それでね?私以外のだって認識したらその愛液がその人の身体を蝕むって言うか…」

兄「……それ、大丈夫なのか(い、妹は元から腐ってるから大丈夫だろ?そ、それに膣を分解して洗ってるだろうか等大丈夫だろ?……お、おいっ、じゃあ先輩は)」

彼女「だ、大丈夫じゃないかも…」

兄「わ、悪い!ちょっ、ちょっと用事思い出した!」ダタッタッタッタ

彼女「あっ!……行っちゃったよ…どうしよこのトマト、血を飲んだ後だから凄く変な味に感じる…」モグモグ

~屋上~

先輩「あ~、なんだろ、さっきから頭くらくらすんな~…ご飯食べたのにな~」

ドンドンドン‼

兄「ちょっ、先輩!あ、開けてください!ま、マジで緊急事態なんです!」

先輩「うっせぇよ…だーから彼女の所に行けって言ってるだろぉ?(あはは、ぶっちゃけ鍵開けいくのめんどくさいなぁ)」

兄「いや!だから開けろ!開けろってば!」ドンドンドン‼

先輩「うるへー!身体重いんだぁ、自分で蹴り飛ばすなりなんなりで無理やり入って来いよ…」

兄「……ドロップキックで行くか……らぁあぁああ!!」

ガッシャーン

先輩「うっわ、マジでドア蹴破った…知らないからなぁ?先生に怒られても」

兄「せ、先輩!ち、膣!ちゃんと洗いましたか!?」

先輩「はぁ?当たり前だろばーか…それよりさぁ、なんか身体動かないんだけど、なんかしたろぉ?」

兄「……せ、先輩!」ダタッ


先輩「ったく、なんで帰って来たんだよ…腐っちまうだろ?私の特等席」

兄「んなのどうでも良いんすよ!と、とりあえず無事なんですね!?(あぁくそ!彼女に電話で聞くか)」カチャ

先輩「無事?あぁ、うん…さっき幼馴染ちゃんに威圧された位だね、怖かったよぉあん時は死ぬかと思ったし」

兄「そ、そうっすか…(あぁもう!早く出ろ早く出ろ早く出ろ早く出ろ!)」

彼女『あっ、ごめん…さっきはどうしたの?慌てて走って行っちゃったけど』

兄「な、なぁ!その愛液がなんちゃらって治す方法あんのか?!」

彼女『あっ……なんだ、やっぱり幼馴染さんとセックスしたんじゃん…嘘つき』

兄「ちげーよ!あんなヤツ抱いたりなんかしねー!だ、だからその愛液なんちゃらは治す方法無いのかって聞いてんだよ!」

彼女『う~ん………無いよ』

兄「……は、は?」

彼女『だから…無いよ』

先輩「あーもう、怒鳴ったり急に黙りこくったり耳に触るヤツだなぁお前は」


彼女『だいたい8時間位で身体の中がボロボロになる筈なんだけど…』

兄「は、8時間…?」

彼女『う、うん…お母さんはそう言ってた。浮気対策は吸血鬼が最高クラスだって自慢気に話してたんだよぉ?』

兄「……8時間」

彼女『あっ、そろそろお昼休み終わるから切るね…大好きだよ。じゃ、じゃあまた放課後、一緒に帰ろうね』ピッ

兄「……」ポロッ…ガチャン

先輩「あ~あ、液晶シール貼ってないから画面が割れてんじゃん、馬鹿だねぇ~」

兄「あ……あ…」

先輩「ん~?どうしたんだ馬鹿野郎、用事が済んだら授業に戻んなって、アンタ担任の先生に怒鳴られてたろ?」

兄「せ、先輩…あ、あの……す、すみませんでした!!」

先輩「は、はぁ?なに土下座してんだよ」


兄「お、俺が…俺が悪いんです!!俺が、俺のせいで先輩がっ!」

先輩「ちょいちょい、なんか話が読めないからぁ、分かりやす~く説明、よろしくぅ」

兄「……先輩、あとだいたい7時間後に死にます」

先輩「ぷっ、また面白い事言うねぇ…まっ、多分そんだけ持たないでしょ」

兄「えっ!?せ、先輩!?(な、なんっで?ま、まさか知って…)」

先輩「だって私、殺人鬼に目を付けられてんだよ?きっと今日にはバラバラにされちゃうっての」

兄「……違う、違うんです!あいつからは俺が全力で守ってみせます!けどっ、あ、あの…」

先輩「はいはい、もう面白い冗談は良いっての~」

兄「せ、先輩……お、俺の家に来ませんか」

先輩「……ふふふ、面白い冗談ありがとね。ほんっとアンタは前から私を笑わせるのは得意だね~」

兄「冗談じゃない!も、もしかしたら!母さんならなんとかしてくれるかもしれねぇ!」

~駐輪場~

先輩「ちょ、ちょっとぉ!引っ張んなっつーの!腕取れるぞ馬鹿野郎!」

兄「あぁくそ!と、とりあえず適当に誰かのチャリぱくんないと…」キョロキョロ

先輩「え~?!アンタとニケツすんの?うわぁ、そういう恥ずかしい事したく無いんだけど…(あはは、抱かれたのに今更なに言ってんだろ)」ポリポリ

兄「!!よし、田中のチャリにしよう!鍵かけっぱなしだ!先輩、早く乗ってください!」

先輩「うっわ、田中かわいそうだな…にひひ、じゃあ遠慮無く」

兄「……先輩?なに荷台に座ってんすか?漕ぐのは先輩っすよ?」

先輩「殴られたい?」

兄「す、すんません…じゃあ行きますよ!」ガシャン

プシュウゥウゥウウゥゥウ………プスッ

兄「……(田中の自転車ェ…誰かにイタズラされて空気抜けるようにされてんじゃねーか)」


先輩「ぷっ、あはははは!プシューだって!あははははは!田中ってかわいそうなヤツだなぁ!くくくく、あぁ、お腹痛い」

兄「くそっ!なら山根のチャリにするか!先輩、早く荷台に乗ってください!」

先輩「はいは~い、山根のチャリはイタズラされて無いんだろうなぁっと」

兄「大丈夫!山根は明るい奴で声かけたらお金くれる気前の良い奴なんです!だから大丈夫!」

先輩「……アンタ、恐喝してたのか」

兄「は?いやいや、ちょっと軽く殴ったらお金くれるんで、トレーニング代として貰ってるだけです」

先輩「くふふ、アンタってやっぱ最低な奴だよ、寧ろ清々しいかも…(良かった、こんなバカに抱かれて後悔してたけどなんか吹っ切れちゃった…)」

兄「じゃあ気を取り直して行きますよ」ガチャン

先輩「振り落としたりとかすんなよー?私ってニケツとかした事無いんだから安全運転なー?」

兄「へぇ?今まで付き合ってた奴とは自転車乗ったりしなかったんですか?」

先輩「いや……だって私、原付持ってるから」

兄「……」コキコキコキ

~自宅~

ガチャ

兄「た、ただいま!か、母さーん?!母さーん!」

先輩「……(な、なんか緊張すんな…実際こいつの家に入るのって初めてだし)」ドキドキ

母「あら~ん、おかえりんこ~」

兄「ただいマン肛門!って、今はそんな馬鹿な事言ってる場合じゃ無いんだってば!」

母「あっ、そちらは……お付き合いしてる人?」

先輩「え?あ、ち、違います…はじめまして、彼の一つ上の先輩です」

兄「あっ、母さん、彼女は母さんの事知ってるから良いよ」

母「あら~、だったら楽にしようかしら~」ボドボドボドボド

先輩「ひっ?!(お、お腹の中から何か出てきた!)」

母「臓器って意外に重いのよね~、あっ、踏んだりしないでねぇ?」

先輩「あ、は、はい…(うえっ、マジでゾンビなんだ…)」

~リビング~

兄「あのね?吸血鬼って知ってる?」

母「あぁ、うんうん。それでぇ、吸血鬼がどうしたの~?」

兄「俺さ、実は吸血鬼の彼女が居るんだ…そ、それでさ、その吸血鬼とセックス三昧だった訳なんだ」

母「……アンタ、もしかしてその上でこの子と」ワナワナワナ

先輩「……す、すみません…(うわぁ、はずっ!なんの罰ゲームだよこれぇ…)」カアァア

母「ちょっと来なさい」

兄「あ、は、はい…」

ドボルザァァアァアクッッッッ‼‼

兄「ごっ"!??!」メリメリバリィ

先輩「ひぃい!?(じ、地獄車…すっご、生で見たの初めてかも……身体柔らかく無いと出来ないんだよねこれって)」

母「アンタって子はぁぁあ!!」ゴロゴロゴロゴロ

兄「ひぎゃぁあぁぁあぁあ!!」バキバキバキバキ

~10分後~

母「ふぅふぅっ…」

兄「……」死~ん

先輩「あ、あの…だ、大丈夫なんですか?彼、大丈夫なんですよね」

母「ごめんなさい!本当にごめんなさい!」

先輩「へ?あ、あの…突然謝られても困ります、か、顔を上げてください」

母「このバカ息子が……本当にごめんなさい!」

先輩「だ、だからなんで謝るんですか?そ、それに浮気したのは多分、私が発端ですし」

母「……もしかして、聞いてないの?あ、あなたが死ぬこと」

先輩「……は、い?(え?え?へ?は?)」

母「良い?落ち着いて聴いてね?吸血鬼の女の子には浮気予防にあるワクチンが身体の中に入ってるの……それでね?吸血鬼とセックス!!した人はそのワクチンが身体の中に入るの」

母「問題はそのワクチン…やった男の人にはなんの害も無いんだけどぉ、問題はその男の人が他の人とセックスした時なの」

先輩「え、あ、あの…もしかして彼の言ってた7時間後に死ぬってのは……本当なんですか」


母「……そう、息子も一応その事については言ってたのね…」

先輩「えっと、あの…」

母「ええ、そうよ…貴女の身体はそのワクチンに蝕まれて腐って行くの。最後に待つのは……死よ」

先輩「………」

母「それはね、4545前に浮気が膨満した吸血鬼界の長が怒っちゃってね?吸血鬼を舐めるなーってね?だからそのワクチンを撃ち込まれるようになったのよ」

先輩「あの…つ、つまり……た、助かる術は」

母「……無い事は無いわね」

先輩「あぁ良かったぁ…治るんですね」

母「ただ、人間辞めて貰う事になるわよ?」

先輩「あはは、そうですかぁ、人間辞めれば治るんですか~」

先輩「…………は、はいぃ!?」


母「腐るなら先に腐ってしまえってね♪」

先輩「な、なんですかその理由は…く、腐るなら腐る前に腐る?あぁ…なんか腐るって言葉がもうぐちゃぐちゃに」

母「うふふ、まぁ簡単に言うとゾンビになれば助かるって事よ~」

先輩「い、嫌ですよ!ぞ、ゾンビってさっきのお母様みたいに臓器がどぼどぼこぼれ落ちるんでしょ!?」

兄「うっぐぅ…」

先輩「あっ、起きたんだ」

兄「か、身体が…動かない……」

先輩「……(こいつは人間なんだよなぁ…どうしよ、ゾンビになんて絶対になりたく無いんだけど)」

兄「か、母さん…そっ、それで……た、助かる方法ってあんの?」

母「えぇ、今彼女に話したわよ~」

兄「!!な、なら先輩!は、早く治して貰いましょうよ!」

先輩「……ごめん、ちょっと考えさせて…」

兄「あ、な、なら妹の部屋で

先輩「アンタの部屋が良い……お願い」

~兄の部屋~

先輩「……」

兄「あの、先輩?なんで黙ってるんすか?早く治して貰わないと時間が」

先輩「ちょっと黙って…今考え中だから…」

兄「けど先輩!どうせなら早く治して貰いましょうよ!なにを躊躇う必要があ

先輩「黙ってよ!!」

兄「あっう……つぅ…すんません」

先輩「……ねぇ、もしさ、私が私じゃなくなっても……今まで通りバカやってくれる?」

兄「へ?な、なにいって

先輩「答えてよ…私が普通じゃなくなったらアンタ……いや、普通のアンタは私を異常だって思うよね」

兄「……ま、まぁ、そうっすね」

先輩「あはは……だよねぇ(どうしよ…普通じゃなくなるんだ)」

兄「先輩?もしかしてなんか結構マズイ手術なんすか?」

先輩「……私が私じゃなくなんの」

今北産業

>>484
兄「ぉ"えぇぇえ"!!ぇぐごぐぎぎぎぎか」ゲロボルョリャルュリュ
先輩「うぉ"えぇえぇぇ"!!(口の中に血が…たっぷり入ってきたぁ…う"ぉ"えぇ"っえ")」ゲボワァア
ドボルザァァアァアクッッッッ‼‼


兄「先輩が先輩じゃなくなる…?」

先輩「そう…姿は変わらないけどね?今までの私が死んじゃうの……助かるには死ななきゃなん無いんだよ」

兄「ちょ、ちょっと何言ってるかわかんないっすねー、あ、あははのは~」

先輩「……私だって分かりたく無いよ、けど………治るにはゾンビになんなきゃいけないみたいなんだよね」

兄「ぞ!ぞ、ゾンビに…っすか」

先輩「うん…身体が蝕まれて腐るなら、腐ってしまえばなんの問題も無いって言われた……私、わかんないよ」

兄「……す、すみま

先輩「アンタは悪くない、アンタに抱かれた事はもう後悔してない…けどさ、なんかわかんないんだよ」

兄「……」

先輩「ねぇ、今の私はどうなっちゃうの?ゾンビになった私は今の私じゃないんだよ?ゾンビになって生きていくのって今の私を殺すって事だよ?」

先輩「………アンタと違う、異常になっちゃうんだよ…普通じゃなくなるんだよ、それってさ、とっても恐いんだよ…」

兄「……先輩」


先輩「……アンタのおかげで私は普通になれたんだよ」

兄「え?」

先輩「アンタが入学する前までは私は普通じゃなかった…まっ、今でも異常っちゃ異常だよね。学校に行くだけでずーっと屋上で暇を潰してた…」

先輩「ずっと空っぽだった……何回も思ったよ、こっから飛び降りたら楽になるんだろうな~って…けどさ、やっぱりお母さんに心配と迷惑掛けたくないから出来なかった」

兄「……(そうか、確か先輩って母子家庭だったよな)」

先輩「アンタが入学して、屋上にやって来た時に言ったよね?覚えてる?」

兄「こ、ここは生徒が入っちゃ行けない、普通の場所じゃないんだ、早く出て行きな……ですよね」

先輩「ふふっ、正解。覚えててくれたんだね…ちょっと嬉しい」

兄「けど、俺はその場をどかなかった。だって…お

先輩「俺は普通を求めてるんじゃ無いです、だから出て行きませんよ~だっけ?」

兄「……はい」

先輩「はぁ…そっからだよなぁ、私達が毎日屋上で会うようになったのは……くっだらない事言ってバカしたりさぁ、あっ、アンタが彼女出来たって自慢してきた時、嬉しかったけど悲しかったよ」

兄「……」

眠れないじゃないか


先輩「……あのさ、私、普通じゃなくなる位ならこのまま死ぬから」

兄「な、なにいってんすか!!」

先輩「にしし、アンタは私が死んで一生後悔すれば良いのさ…あの時私を抱くんじゃなかった~ってね」

兄「くだらない冗談はやめてください!は、早くゾンビになっ……っ…」

先輩「ふふふ、そうだよ。アンタが言うのを躊躇ったって事は、まだ私に普通であって欲しいって事だよね」

兄「……今の先輩がいなくなる…すんません、本当にすんません……けど、このままじゃ」

先輩「あははは、そうやって苦しめ苦しめ~。私は死ぬまでアンタを恨んでやっからさ」

兄「……先輩、ほ、本当に…良いんですか」

先輩「だから言ったでしょ?私は私のままで居たいの、ゾンビが嫌とかじゃなくて…私が私じゃなくなるのが嫌なだけ…まっ、ゾンビも嫌っちゃ嫌なんだけどね」


兄「……」

先輩「アンタと同じ、普通のままで良い…異常なんて絶対に嫌。アンタと同じが良い」

先輩「あはは、幼馴染ちゃんを止められなかったのは残念だけどさ…一人でも殺れるでしょ?異常撲滅委員会、会長さん」

兄「……なんすか、その異常なんちゃら委員会って」

先輩「うしし、今作った。異常者を撲滅する委員会。委員は私とアンタを含めて二人だけだけどね…あはは、一人になっちゃうけど」

先輩「頑張れよ、会長…」

兄「だから、意味わかんないっすよ!それに、一人でそんなの…恥ずかしいっすよ……それこそ普通じゃないっすよ…」

先輩「……あと6時間位だよね、どうせならさ。アンタの彼女さんと幼馴染ちゃん、それに友だっけ?あの異常者をどうするか考えようよ」

兄「だから!んなの良いんですって!先輩が普通なら普通で良いじゃないっすか!もう、もう……普通ってなんなんすか」

先輩「あはっはは……わかんない、けど、アンタと私は普通だよ。ただ、周りからみたら異常かもしれないけどね」

兄「なら…異常撲滅委員会ってのも矛盾するじゃないっすか……」

先輩「あぁ、そうだね…」

兄「先輩……お願いです、生きてください。生きてくださいよ」

先輩「それは、死んでから生きろって事?それとも残りの時間を生きろってこと?どっち?」


兄「……」

先輩「ほら、答えない……ふっ、けどね、それはアンタの優しさ…だから私はその優しさに甘えさせて貰おうかね」

兄「……撲滅委員会」

先輩「あはは、それはもう良いって…ねぇ、アンタのベッドで寝て良い?なんかもう下半身の感覚が麻痺してきてさ、あはは…良い?」

兄「はい…」

先輩「ありがと…」モソモソ

先輩「……うわっ、エロ本みっけた…うわぁ、ハードな物見てるんだねぇ」ペラッペラ

兄「先輩、絶対に帰ってきます。だから…ここで待ってて下さい」

先輩「おいおい、私を一人にすんのぉ?兎はさみしさで死んじゃうんだよ?」

兄「必ず帰ってきます…だから、待ってて下さい」

先輩「……分かったよ、このエロ本読みながら待ってますよ~だ…うっへぇ、こんな物入るんだ」ペラッ

兄「ありがとうございます…それじゃあ、いってきます」

バタン

~リビング~

兄「……」ガサガサガサ

母「彼女、決めた?ゾンビになる決意」

兄「いや、先輩は普通、俺と同じが良いって言った…母さん、ニンニクって何処にあったっけ」

母「……冷蔵庫の前にある棚の二段目に有るわよ」

兄「ありがと……あとさ母さん」

母「ん~?どうしたのぉ」

兄「……俺を普通の人間に産んでくれてありがと…」ガサガサガサ

母「……これ、持って行きなさい」

兄「これは…なに?」

母「銀のスプーン、これなら貴方のやりたいことを助けてくれる筈よ…純銀だから効果は抜群よ」

兄「……ありがと」

~玄関~

母「あっ、あとコレ!アンタ朝置きっぱなしだったでしょ?心臓」

兄「あっ…確か妹から貰って学校に持って行くの忘れてたんだっけ」

母「とりあえずZIPロック保存してたから外気に触れては無いわよ~」

心臓「はぁ、ちょっとぉ、なんで私を置いてったの?私をそんなに殺したいの?」

兄「……別に要らないんだけど」

母「まぁまぁ、それなりに役に立つかも知れないから、ね?お母さんを信じなさい」

兄「わ、分かった…ありがと」

心臓「あっ!別にZIPロックから取り出さないで良いからね!このまま運びなさい!」

兄「はぁ…分かったよ、よろしくな」

心臓「ふん、なにがよろしくなよ…早く行くわよ」

兄「……(うるさい心臓だなぁ…)」

~学校~

ガチャン

兄「サンキューな山根チャリ…」

心臓「ちょっ、ちゃんと駐輪場に返しなさいよ!アンタバカじゃないの?」

兄「……バカでも良いさ、普通ならな」

心臓「いや、普通じゃないわよそれは…普通ならちゃんと駐輪場に返すでしょ?」

兄「山根は金づるだから…そんな気配りはイラねぇんだよ(っと、彼女をメールで呼びだすか…場所は屋上で良いよな)」カチカチ

心臓「ちょ、ちょっと…な、なにしてるか教えなさいよ。気になるじゃない」

兄「……異常撲滅委員会、最初の汚仕事だ」カチカチ

心臓「い、異常撲滅委員会?」

兄「あぁ、俺は会長だからな…もう、先輩意外何も要らない」

心臓「ふ、ふ~ん…そ、そうなんだ」

~屋上~

ヒュオォオォォオ

兄「……(風が気持ち良いな…そういや、あの日も風が吹いてて先輩のパンツ見せて貰ったっけ)」

心臓「うぅ、寒い…ね、ねぇ、ポケットに入れるなりなんなりしてくれない?手に持ってるだけとかある意味拷問なんだけど…」

兄「あっ、すまん…これでいいかな」ガサガサ

心臓「ちょっと!デリケートに扱いなさいよ!心臓は一番大事な部分なのよ!?」

兄「……」モミモミ

心臓「きゃぁああぁあ!!へ、変態!な、なに直接心臓マッサージしてんのよ!」

兄「いや、温まるかなと…それにブラックジャックでもやってたろ?」

心臓「あぁもう!ポケットに入れるだけで良いって言ってるでしょ!」

兄「……しっかしよく喋るなお前」

心臓「なによ、喋っちゃ悪い?」

兄「いや、別に」

ガチャ


彼女「ごめん!なにも六限目が始まった時に呼び出さなくても…今回はお腹が痛くなりましたって言って飛び出してきちゃったよぉ」

兄「心臓、こっからは喋るなよ」ボソボソ

心臓「……はいはい(くっ、か、可愛いじゃない…悔しいけど私の本体より可愛いわね)」

彼女「で、だ、大丈夫?は、早く血を抜いて上げるから首、出して?」

兄「あぁ、あのさ…目、瞑ってくれねぇか」

彼女「へ?うん…別にいいけど………こ、これで良い?」

兄「……瞳をと~じて~君を描くよ~」スッ

兄「そ~れだ~けでぇぇえい~いぃいい!」ニンニクホイホイニンニクホイホイ

彼女「!ぶっ!?ぐぎぎかっ?!」

兄「あははははは!どうだぁ?生のニンニクは美味いだろう?あはははは!」ニンニクホイホイニンニクホイホイ

彼女「ぶっ!ごぼっ、ま、まっ"で(ん~~!!く、口の中にニンニクがぁあ!ニンニクがぁあ!)」ジタバタ

兄「次は来れだな…銀のスプーン、攻撃表示、吸血鬼にダイレクトアタック!Silverlight!!」

彼女「ひぎぃぃいぃい!!!」ビクビクビク


兄「リバースカードオープン!摩り下ろし生ニンニク!こいつは場に居る吸血鬼に3000ポイントのダメージを与えるぜ!」

ニンニクー

彼女「いやぁぁあぁああ!!」LP6000→3000

兄「まだまだぁあ!手札から速攻魔法発動!揚げニンニク!こいつは墓地の摩り下ろしニンニクを除外し発動!吸血鬼に2000ポイントのダメージを与える!!」

彼女「え、え!?え!(だ、駄目ぇえ!あ、揚げニンニクは私が最も嫌いな食べ物!し、死んじゃう!死んじゃうよぉお!)」

彼女「り、リバースカードオープン!ねぇ、エッチしよ?を発動!あ、相手のカードの効果を無効にしてはか

兄「銀のスプーンの効果発動!吸血鬼の発動するカードを全て無効にする!シルバー人材センター!!」

シルバー!

心臓「これで吸血鬼の発動したねぇ、エッチしよ?は無効になって兄が発動した揚げニンニクが発動する…つまり、吸血鬼に2000ポイントのダメージって訳ね…凄い、相手の動きを完全に縛ってる」

彼女「きゃぁあああぁあ!揚げニンニクいやぁぁあぁああ!」LP3000→1000

兄「ラストぉぉお!手札から速攻魔法発動!マンコにニンニクを!口に銀のスプーンを!この効果でお前のライフは0だぁあぁあ!!」ニンニクホイホイシルバースプーン

彼女「きゃぁぁぁあ'あぁあ!!!」LP1000→0


兄「……なぁ、銀のスプーンってそんなに嫌いなのか?」

彼女「……うん、ニンニクより苦手かも…」

兄「そうか……」ブスッ

彼女「あ"っ"?!がっ…ぁ…あぁ」プルプル

心臓「……(結局銀のスプーンで喉を貫いてお終いって訳ね…さっきの茶番はなんだったのよ)」

兄「お前が先輩を殺したんだ…お前が先輩を……お前がぁぁああ!!」ズボッ

彼女「ぁっぐぷ…ぷっごほっ…ぁ、あっぁあっぐ…ぎっい」プシュー

兄「お前が俺から普通を奪ったんだ!お前が異常だったから普通の先輩は普通じゃなくなったんだ!俺は……俺は…くっ…」ブスッ

彼女「がっ…ぎひっ…ぁ……ぐっ…」

心臓「ちょっと、何も心臓にまで刺さなくて良いでしょ?もう喉を貫いた時点で死ぬのは確定じゃない…」

兄「くそぉ…くそぉ……」ズボッ

彼女「…ぁ…(行っちゃう…兄くんが……わ、私の最愛の人が行っちゃう…やだ…行かないで……ひ、一人に…しなっ…)」ガクッ

~図書室~

兄「……」

心臓「ねぇ、何読んでんのよ…」

兄「ハリーポッター、先輩が好きだった本…いや、唯一読んでた小説だな」ペラッ

心臓「はぁ…もう時間が無いんでしょ?それに、吸血鬼、彼女を殺しちゃって本当に良かったの?アンタ、普通のままが良いとか言ってた割には異常じゃない」

兄「……違う、俺は異常じゃない。先輩と同じ…先輩と同じ普通の人間なんだ…」グッ

心臓「ふ~ん…今の彼女より近い存在なんだ、その先輩って人(まっ、どの道後で会えるんだから良いわね。今はこいつの行く末を見守るとしますか…はぁ、早く本体とくっ付きたい)」

兄「なぁ…心臓って引っこ抜かれて妹は無事なのか」

心臓「へ?あぁ、心配しないで、彼女の本体は頭だから。手足がふっとぼうが心臓が抜かれ様が脳が無事なら大丈夫なの…まっ、ドラゴンボールでいうセルみたいなものかしら」

兄「……先輩、あと少しだけ、あと少しだけ待ってて下さい…あと二人、異常者を殺して帰ります」

兄「普通の人間だけで良い、俺から普通を奪った異常や奴等を……俺から先輩を奪った異常を……消してやる」

j普段、つんつんしてるくせに
本屋とかで立ち読みしてると、かまって欲しいのか肩に顎のせてくる
だから本を見えないように傾けると、覗きにくるww
どうしたのぉ?って聞くと、

かまってください…

(*′Д'*)やばいw

一緒に寝るとき抱き合って寝たがる
最初は私も抱き合うけどやっぱり寝づらいから離れるとギュッとしがみついてくる
かわいいけど私の顔に顎のせて抱きすくめるから
息しづらいしヒゲが当たって痛い…
でもかわいいし嬉しいから我慢してる

すごく優しいけど、好きとか自分から絶対言わないタイプの彼。

エッチしてるときに、
「好き?」って聞いたら「当たり前」ってギュー。
「好き!!」って私が言ったら「うん、知ってる」ってギュー。
萌えた。
Sな彼だけど、たまに正常位で抱きついてきて、
「動いたらいっちゃう…」って。萌え萌えすぎた!!

初キスは自分からしたいと思っていた。
彼に内緒で勝手にしてやろうと思ってたけど、電話で流れで言ってしまい、
「最初は絶対俺からしたい!」って彼も言い出し、お互い譲らない。

後日駅ビルの人気の無い階段で彼がキスしようと迫ってきた。
私が駄々をこねてたら仕方ないなあ、という風に彼が目をつぶってくれた。
そこに通りすがるおばちゃん。タイミングの悪さに思わず噴出す私。
おばちゃんが通りすぎ、再び彼に目を瞑ってもらって
突然異様に心拍数が上がりだすも、えいやっと身を乗り出して初キス。
背伸びしないと届かなかった。

目を瞑ってる彼を見てるのが恥ずかしくて、さっさと目を閉じちゃったせいで
彼と鼻を軽くぶつけた・・・ かっこわるい。
「これでいいのかな?」とか「こんなもんかあ」とか思いながら離れてそっぽ向いたとたん
がばって抱き締められて、何回もチュ、チュってキスされた。
すごい恥ずかしくて、嬉しかった。
初キス譲ってくれてありがとうね

~職員室~

兄「なぁ心臓…あれが見えるか?」

心臓「ん?あぁ、って!な、なんで学校に拳銃とぶっといナイフが有るのよ!」

兄「俺の幼馴染が持ってる私物、あいつは殺人鬼だから…もう99人殺してるらしい」

心臓「……アンタが壊れるのも無理無いわね、そ、そんな怪物とよくもまぁ今まで一緒に過ごせてたものね…凄いを通り越して呆れちゃうわ」

兄「あいつは先輩を殺すって言った…そんな事絶対にさせない、俺が先輩を守るんだ…だから俺は幼馴染を殺す」

心臓「もう、そんな殺気立たないの。ったく、で?私に何をしろっていうの?」

兄「いや…バレ無い様に奪って来てくれないかな~って」

心臓「い、嫌よ!そ、それにどうやって運べっていうの?い、嫌!絶対にい モミモミ

心臓「きゃぁあぁああぁあ!!」

兄「なぁ~、頼むよ~」モミモミモミモミ

心臓「ひぃいぃぃい!わ、分かったから揉まないでー!心臓に毛が生えちゃうぅうまう!!」


心臓「……(う~、周りに職員だらけね…下手に私が動いてるの見たらパニックになるわよね)」キョロキョロ

担任「はぁはぁっはぁ」シコシコシコ

心臓「うわ、誰あの童貞臭い顔したおっさんは……仕事放ったらかしでパソコンの画面に釘付け、それにちんこを握ってる…気持ち悪いわね、反吐が出るわ」

担任「くぎゅぅぅうぅうぅう!!」ビリャラャリャリー

心臓「あっ、射精した…って、画面にぶっかけてるじゃない。引くわ~、良かった、兄があんな変態じゃなくて」

担任「はっはぁあぁ………ちっ、何が釘宮だよ気持ち悪ぃ、あんな老害早く引退しやがれ」フキフキ

心臓「……あぁ、アレが妹の言ってた賢者モードってやつなのかしら?ま、まぁそんな事より早くナイフと拳銃をっと!」ポインポイン

心臓「う、やっぱりZIPロックに入ったままだと動き辛いわね…」ポインポイン

心臓「んしょっ!…ふぅ、やっと着いたのは良いんだけどぉ……どうやって運べば良いのか思い浮かばないわ」


心臓「私に手が生えてたら楽なんだけどね~…と、とりあえずナイフをおんぶする形で置かないと……し、慎重にしないと下手したら刺さるじゃない…」プルプルプル

心臓「んっしょ!うん、これでナイフはOKね。次は拳銃……一度に二つは無謀かしら」

心臓「けどあいつの事だから二つ持って来なかったらうるさそうなのよね~、間違いなく揉まれるわ…それだけは避けないと、毛が生えたらたまったもんじゃないもの」

心臓「う~ん、だったらナイフの上に乗せれるかしら……んー!」プルプル

心臓「う"っ…の、乗ったのは良いんだけど重い…果てしなく重い…」プルプル

心臓「って、挫けちゃあいつにバカにされちゃう……それだけは絶対に嫌よ、が、頑張らないと」ポインポイン

心臓「っ!?きゃあ!!」ガシャーン

担任「ぐわぁあぁぁあ!!あ、足にナイフがぁぁあぁあ!!」プッシャー

心臓「い、いけない!け、拳銃だけでもいいから早くしないと!」ポインポイン


兄「……」

心臓「はぁっはぁ…も、戻ったわよ」

兄「拳銃だけか…当たり前だが弾は抜かれてるな」カチャカチャ

心臓「ちょっと…わ、私にありがとうの一言も無い訳?!が、頑張ったんだから少しは褒めなさいよ」

兄「っと、職員室が騒がしいからとりあえず場所を帰るぞ」

心臓「ちょっと!だからありがとうの一言位有っても罰はあたら」チュッ

心臓「~~~!?!」

兄「心臓だからどこにキスしたかわかんないけどさ、ありがとな」

心臓「あぁもう!この気持ち悪い異常者!!(な、なんでよりによってあそこなのよー!)」

兄「早くいくぞ」タッタッタッタ

心臓「ちょっ!私を置いて行くなー!」ポインポイン

~中庭~

兄「……とりあえず、ここに居れば大丈夫かな。問題は放課後な訳だが…どうするかなぁ」

心臓「はぁはぁ…な、何が問題なのよ……っはぁ、もう歩けない…早くポケットにいれて」

兄「ん?そうか、心臓は知らないんだよな…俺は幼馴染の持ってる凶器を使って幼馴染をレイプした疑いをかけられてるんだ」

心臓「それって本当に疑い?アンタなら本当にしそうなんだけど」

兄「バカ、俺は普通なんだぞ?あん時はややこしくなるのが嫌だったから全部受け止めたけど……よくよく考えたらバカな事してたよ」

心臓「ふ~ん、で?この弾が入ってない拳銃でどうやってその子を殺すつもりなの?もしかして撲殺?」

兄「お前がナイフを取って来てくれたらどれ程楽だった事か…」

心臓「な、なによ…私のせいにしないでよね!私だって心臓なりに頑張ったんだから」

兄「はいはい、とりあえず今あるのは多量のニンニクと銀のスプーン、それに弾が入ってない拳銃一丁」

兄「相手は殺人鬼、きっと拳銃だってナイフだって持ってる……殺るならやはり学校が終わった時の方が良いな」

心臓「じゃあ…一旦帰るって訳?」

いけない、風呂入らせてくださいすみません
つーか心臓なんでこんなキャラになった…

~自宅~

兄「ただい

妹「おっかえりんごー!あっ、心臓もおかえり~、どうだった?楽しかった?」

心臓「もう二度と離れたく無いわよ…ほら、早くくっ付けてよ……もう外はこりごりねぇ」

妹「……んしょ」ジュリュップチュグチャ

兄「なんだ、案外帰ってくるの早かったんだな」

妹「あ~うん、でさお兄さん…あの部屋に居る人って誰?」

兄「あぁ……俺の恋人、大好きで、大切な人」

妹「ふ~ん、あっ、今心臓の記憶を読みと……うぇえ!?ちょっ、お兄ちゃん!?なななな、なんで彼女さん殺してんの!」

兄「……悪い、ちょっと部屋戻るから」

妹「あっ、うん…って!今から幼馴染さんを殺しにいくって……ちょ、ちょっとお兄ちゃん!」

兄「悪いな、もう止まりたく無いんだ…すまん」

~兄の部屋~

兄「先輩、すみません…」

先輩「あっ…やっと帰ってきたぁ、遅いっつーの……もうエロ本も見飽きちゃった」

兄「……先輩?それ、漫画本ですよ」

先輩「え?あ~ごめん、さっきから頭の中がぐちゃぐちゃでさぁ、記憶がこんがらがってコレがエロ本だって思い込んじゃってた」

兄「せ、先輩…あの」

先輩「嫌だよ?言ったじゃん…普通のままが良いって……ほらぁ、残りの時間はアンタと一緒に居たいんだもん、そばにきてよ」

兄「もう少しだけ時間が掛かります…これで、もう本当に最後ですから」

先輩「あはは……また置いてっちゃうんだね…知らないよ?帰ってきた時に私がぽっくり逝ってても」

兄「そんなに時間は掛かりません…だから先輩、あと少しだけ待ってて下さい」

先輩「……あんまさ、無理しちゃダメだぞぉ?どうせアンタ、ろくでもないことやってるんでしょ…別にそんな事しなくても私はアンタと居れたらそれでいいから…」

兄「先輩……行ってきます」

先輩「ふふっ…いってらっしゃい…(はぁ…なんで行っちゃうのかな…帰って来たあいつ、別人みたいだった)」

先輩「……怖いなぁ、あいつも変わって私も変わってるんだもん…」

~玄関~

兄「ふうぅ…(とりあえず自分の部屋からカッターとボールペン数本は確保した、
カッターかボールペンで喉元刺したら俺の勝ちだ)」グッ

妹「はいちょっとストーップ!」

兄「な、なんだよ…なにか用なのか?なら後にしてくれ」

妹「バカ!今から何するかはだいたい心臓から教えてもらいました…で、送り出すと思ってるの?甘いってばお兄ちゃん」

兄「……止めたって俺は行くぞ、殺人鬼を殺せば異常者が消える。それに、殺された人の遺族の無念だって晴らせて一石二鳥だ」

妹「で?そんなカッターとボールペンだけであの通り魔殺人鬼を殺せるとでも?私が言いたいのは死にに行くお兄ちゃんを止めたいってわけ!」

兄「だから止められてもおれは行く、おれが殺らなきゃだれが殺るんだよ」

妹「はぁ……せめて盾位にはなるでしょ、伊達に不死身のゾンビじゃないんだし」

兄「バカな事言ってんじゃねぇ、お前まで犯罪の片棒を担がなくて良いっての」

妹「それはコッチのセリフ!みすみす死にに行くお兄ちゃんを助けれないなんて死んでも後悔するもん!だから私も着いてくかんね!」

兄「……勝手にしろ」

~公園~

妹「ふ~ん、ここで待ってるだけで良いの?メールとかで呼び出した方がよくない?」

兄「ここで良いんだ…俺が殺るのは殺人鬼なんだ、メールで呼び出して来るのは殺人鬼じゃない。だからこれで良いんだ」

妹「ふ~ん、一応筋は通すんだ…かっこいいじゃん、犯罪だけど」

兄「……なぁ、本当に巻き込んで良かったのか?いくら不死身って言っても痛みは有るんだろ」

妹「へ?言わなかった?痛覚遮断出来るから本当に痛み感じなくなるんだって…まぁ、頭狙われたらアウトだけど」

妹「普通は心臓狙うでしょ!だから大丈夫、ゾンビを舐めないでよね~」

兄「そうだったな、脳を殺られたらいくらお前でもダメなんだったな…心臓から聞いたよ」

妹「まぁまぁ、何度も言うけどふつう人殺しをする時って鈍器で頭を殴るか刃物で心臓をひとつき」


兄「ん?ひとつき…がどうしたんだ?」

妹「お、お兄ちゃん……あ、あれだよね」

兄「……」クルッ

幼馴染「あれぇ~?また会えたねぇ…奇遇だよぉお、運命感じちゃうね……100人目、決めてたのに中々会えないからさっき6人程ね…」

兄「お前、なんでそんな事始めたんだ…良かったら教えてくれないか」

幼馴染「え~、どうしよっかなぁ……ふふふ、良いよ。答えて上げるね…私がこ~んな事する様になったのはぁ……」チャキ

妹「!!お、お兄ちゃん!危なっ!」ドン

兄「うぉわっ!」

幼馴染「刺激が欲しかったからだよぉお!!」ズバァアァンッ‼

妹「うわぁ…本物なんだ、お兄ちゃん大丈夫?」

幼馴染「……え?な、なんで効かないの?あ、もしかして妹ちゃんも吸血鬼なの?ならぁ…銀のナイフじゃないといけないねぇ」

妹「う~ん…吸血鬼が云々はよく分からないけどぉ、お兄ちゃんを殺そうとしたのは確かなんだよねぇ………はは、妹として許せるわけ無いじゃん」

妹「お兄ちゃん、カッター借りるよ」

兄「あっ、おい!」


幼馴染「うひひひひひぃい!!」ブズッポ

妹「……(う~ん、やっぱ痛がったほうが良いよね?ゾンビだけどやっぱ頭はデリケートなんだから身体が効くって騙せれば頭を狙われる心配も無いんだし)」

妹「いっ!?うぐっ…(そして、ちょっと過剰演技する為に血反吐を吐くと…)」ゴボェ

幼馴染「あっはぁ…やっぱり銀のナイフ効くんだぁぁあ!吸血鬼の妹ちゃんもって兄くんも大変だねぇ……けど大丈夫、私が楽にしてあげるからねぇ…」

妹「あ、あなたは…ぐぅ……お、お兄ちゃんをどうするつもりなの…」

幼馴染「……もう100人以上殺しちゃったからねぇ…兄くんを殺して私も死ぬのぉぉ、そして天国で二人幸せに暮らすんだっよ!!」ズボォオ

妹「あぁあっっ!!」

幼馴染「…………おかしいなぁ、何故か血反吐は吐いてるんだけど肝心のナイフに血が付いてないんだよねぇ」

妹「……(あちゃーマズったぁ、けど痛覚消して血だけ流すとか中々難しいからやりたくてもやれないんだけどね…)」

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

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