遊星「美樹さやかちゃんはクズなんかじゃない!」(64)

ジャック「クズだろwww」

遊星が見滝原に来るクロスssはもうあったっけ

遊星「インキュベーター、デュエルだ!俺が勝ったらこの星の魔女を全て消し去り、彼女たちを元の人間に戻して貰う!」

QB「いいだろう!」

QB何デッキなんだよ

QB「僕はDDBを使うよ」

遊馬「そのカードは禁止カードのはず…!」

QB「関係ないよ。僕は地球人じゃあないからね。何使ってもいいんだ」

遊星「俺のターン!」

遊星「俺はモンスターを裏側守備表示でセット!」

遊星「さらにカードを2枚セットし、ターンエンドだ!」

QB「僕のターンだ」

QB「速攻魔法《手札断殺》。お互いに手札を2枚墓地に送り、2枚ドローしよう」ピッピッ

遊星「……」ピッピッ

QB「……これはいいカードが来た」

QB「僕は《奈落との契約》を発動するよ」

QB「闇属性モンスターの儀式召喚に使えるカードだ」

QB「儀式モンスターと同じレベルになるように、モンスターをリリースする必要があるけど……」

QB「僕は墓地の《儀式魔人カースエンチャンター》と《儀式魔人プレサイダー》を除外し、リリースの代わりにする」

遊星「なるほど、さっきの《手札断殺》で……」

QB「儀式召喚。《仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー》」

QB「まだ僕は通常召喚を行っていない」

QB「《宝玉獣サファイア・ペガサス》を召喚」

QB「サファイア・ペガサスの召喚時の効果で、僕はデッキからサファイア・ペガサスを永続魔法扱いで僕のフィールドに置く」

QB「そして《宝玉の契約》を発動だ」

QB「永続魔法扱いのサファイア・ペガサスを場に特殊召喚」

QB「サファイア・ペガサスの効果は特殊召喚でも発動する」

QB「もう一体のサファイア・ペガサスをデッキから永続魔法扱いで僕の場に置くよ」

QB「さて……バトルフェイズだ」

QB「マスクド・ヘルレイザーで、遊星、君のモンスターを攻撃する」

儀式宝玉獣ってなんだよ

遊星「俺の伏せモンスターは《ロードランナー》!」

遊星「こいつは攻撃力1900以上のモンスターとの戦闘では破壊されない」

QB「攻撃力3200のマスクド・ヘルレイザーでは倒せない、か……」

QB「でも、僕の場にはまだ攻撃力1800のサファイア・ペガサスが残っている。それも2体」

遊星「……」

QB「一体目のサファイア・ペガサスの攻撃」

遊星「罠発動! くず鉄のかかし! 相手モンスターの攻撃を無効にし、再びセットする!」

QB「まあ、二枚も伏せていれば、どちらかが攻撃反応型の罠であるとは思っていたけどね」

QB「じゃあ、二体目のサファイア・ペガサスの攻撃はどうかな?」

遊星「……すまない、《ロードランナー》……!」

QB「やっとフィールドが空いたか。でも、もう攻撃できるモンスターはいないね」

QB「ターンエンドだ」

遊星「俺のターン、ドロー!」

QB「言っておくけど、《儀式魔人カースエンチャンター》を儀式召喚のために使用した儀式モンスターがフィールドにいる限り」

QB「シンクロモンスターの効果は無効化されるからね」

QB「低いレベルのモンスターを並べ、攻撃力の上がった《ジャンク・ウォリアー》で攻撃しようとしたり」

QB「《ジャンク・アーチャー》で除外したり」

QB「《ジャンク・デストロイヤー》で破壊したり」

QB「他にもあるけどとりあえず君のシンクロモンスターは何もかも無意味というわけさ」

遊星「お喋りがすぎる!」

遊星「俺は手札からチューナーモンスター、《ロードシンクロン》を召喚!」

遊星「さらに魔法カード、《ワン・フォー・ワン》!」

遊星「手札のモンスターを1枚捨て、デッキからレベル1モンスターを特殊召喚する!」

遊星「来い! 《チューニング・サポーター》!」

遊星「さらに墓地の《ボルト・ヘッジホッグ》の効果! 俺の場にチューナーモンスターがいるとき、墓地から特殊召喚できる!」

遊星「《チューニング・サポーター》は、シンクロ素材となるとき、レベルを2として扱うことができる!」

遊星「レベル2の《チューニング・サポーター》と、レベル2の《ボルト・ヘッジホッグ》に、レベル4の《ロード・シンクロン》をチューニング!」

遊星「集いし希望が、新たな地平へいざなう! 光さす道となれ!」

遊星「シンクロ召喚! 駆け抜けろ! 《ロード・ウォリアー》!」

遊星「シンクロ素材となった《チューニング・サポーター》の効果で、デッキからカードを1枚ドロー!」

QB「そのモンスターは、デッキからレベル2以下の戦士族か機械族を呼べるけど……先程も言った通り、その効果は無効となるよ」

QB「それに、《ロード・ウォリアー》の攻撃力は3000。僕のマスクド・ヘルレイザーの攻撃力3200には及ばないよ」

QB「まあ、サファイア・ペガサスは破壊されてしまうけどね」

遊星「……バトル」

遊星「《ロード・ウォリアー》で、マスクド・ヘルレイザーに攻撃!」

QB「!?」

QB「どうして攻撃力の低いモンスターで攻撃を……!?」

QB「……いや、あのくず鉄のかかしではない方のセットカード、まさか……!」

遊星「この瞬間、リバースカードオープン!」

遊星「罠カード、《シンクロ・ストライク》!」

遊星「シンクロ召喚したモンスター1体の攻撃力を、シンクロ素材にしたモンスターの数×500ポイントアップさせる!」

QB「攻撃力……4500!?」

遊星「やれ! 《ロード・ウォリアー》!」

QB「くっ……!」

 QBライフ 4000→2700

遊星「これで、お前の場に《儀式魔人カースエンチャンター》の効果を得た儀式モンスターは存在しなくなった」

遊星「メインフェイズ2で、俺は《ロード・ウォリアー》の効果を発動する」

遊星「デッキから、レベル2以下の戦士族モンスターを特殊召喚!」

遊星「二体目の《ボルト・ヘッジホッグ》を守備表示で特殊召喚する!」

遊星「ターンエンドだ」

QB「……エンドフェイズを迎えたから、《ロード・ウォリアー》の攻撃力は元に戻るね」

遊星「ああ。《シンクロ・ストライク》の効果は、発動ターンのエンドフェイズまでだ」

QB「……あのカード、僕がマスクド・ヘルレイザーの攻撃をしかけたときに発動するべきだったよ」

遊星「何……?」

QB「僕のターン、ドロー」

QB「僕はレベル4のサファイア・ペガサス2体をオーバーレイ」

遊星「なっ!?」

QB「二体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築」

QB「エクシーズ召喚」

QB「ダイガスタ・エメラル」

QB「エメラルのモンスター効果」

QB「墓地の効果モンスター以外のモンスター1体を選択し、特殊召喚するよ」

QB「さあ、戻っておいで。マスクド・ヘルレイザー」

遊星「!?」

QB「苦労して破壊したモンスターだけど、何の意味もなかったね」

QB「いや、僕のライフを削れたし、意味はあったか」

遊星(……大丈夫だ、くず鉄のかかしがあれば、攻撃は防げる……!)

QB「言い忘れていたけど《ダイガスタ・エメラル》の効果を発動するときにオーバーレイ・ユニットはちゃんと使ってるよ」



QB「ああ、そういえば、君の場にはくず鉄のかかしがあったんだったね」

QB「そのカードの致命的な弱点は、セット状態で戻るってことだ」

QB「永続罠だったら、フィールドに表側表示で残ってたのにね」

QB「さっき引いた《ナイト・ショット》を発動」

QB「君の場のセットされている魔法・罠を1枚破壊する」

QB「このカードの発動に対して、相手は選択されたカードを発動できない」

QB「まあ、くず鉄のかかしじゃ、意味ないけれどね」

遊星「くっ……!」

QB「……バトルフェイズ」

QB「マスクド・ヘルレイザーで《ロード・ウォリアー》に攻撃」

遊星「ぐっ……!」

 遊星ライフ 4000→3800

QB「さらにエメラルで《ボルト・ヘッジホッグ》を戦闘破壊しておこう」

QB「まあ、墓地に行っても自身の効果で特殊召喚して、シンクロに利用できるけれど、破壊しておいて損は無いからね」

遊星「……」

QB「ターンを終了するよ」

遊星「……俺は《ミスティック・パイパー》を召喚!」

遊星「このカードをリリースし、デッキからカードを1枚ドローする!」

遊星「引いたカードがレベル1モンスターだった場合、さらに1枚ドローできる!」

遊星「まず、最初のドロー!」

遊星「俺が引いたのはレベル1モンスター、《速攻のかかし》! さらにドロー!」

遊星「俺はこれでターンエンドだ」

QB「厄介なカードをドローされたね。僕のターン、ドロー」

QB「けど、面白いカードを引いたよ。《リニアキャノン》」

遊星「! そのカードは……!」

QB「僕の場のモンスターをリリースし、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える」

QB「このカードを発動するターン、僕は他の魔法カードを発動できなくなるけどね」

QB「マスクド・ヘルレイザーをリリース。元々の攻撃力分、すなわち3200のダメージだ」

遊星「ぐぅううぁあっ!」

 遊星ライフ 3800→600

QB「エメラルの効果」

QB「オーバーレイ・ユニットを1つ使い」

QB「再びマスクド・ヘルレイザーを復活させる」

QB「ダイレクトアタックだ」

遊星「直接攻撃時、手札から《速攻のかかし》を捨てることで、攻撃を無効にし、バトルを終了させる!」

QB「まあ、そうなるよね」

QB「でも、君のライフはもう残り600しかない」

QB「そして、攻撃力3200のマスクド・ヘルレイザーが僕の場には存在する」

QB「君の手札は2枚……次のドローを使っても3枚か」

QB「この状況をどう覆すか……いや、どうやれば覆すことができるのか……」

QB「教えてよ、不動遊星」

リニアTUEEEEE と思ったら

通常魔法
自分フィールド上に存在するモンスター1体を生け贄に捧げ、
そのモンスターの元々の攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。
このカードを発動する場合、このターン中に他の魔法カードを発動する事はできない。

半分じゃねえか畜生

QB「リニアキャノン、よーく読んだら元々の攻撃力の半分だった!」

QB「あんまり使われないカード使いたいなー、あ、これいいかもしれないな、と思って適当にテキスト読んだらこのざまだよ!」

遊星「あるある」



遊星(……)

遊星(俺の手札からは、ある戦術が見える)

遊星(だが、その戦術を完成させるには、あのカードが必要だ)

遊星(……このドローで……引いてみせる!)

遊星「俺の……」


遊星「タァァァァァアアアアン!」


 ――。


遊星「……」

遊星(来たか……!)

遊星「俺は、《ジャンク・シンクロン》を召喚!」

遊星「召喚に成功したとき、墓地からレベル2以下のモンスターを特殊召喚する!」

遊星「来い! 《ロードランナー》!」

遊星「そして! 墓地の《ボルト・ヘッジホッグ》の効果!」

遊星「俺の場にチューナーモンスターが存在するとき、墓地から復活する!」

QB「合計レベルは6……《ジャンク・ガードナー》で時間稼ぎかい?」

遊星「墓地に存在するモンスターが特殊召喚に成功したとき……」

遊星「手札から、《ドッペル・ウォリアー》を特殊召喚できる!」

QB「……!」

遊星「俺は、レベル2の《ボルト・ヘッジホッグ》と、レベル1の《ロードランナー》と、レベル2の《ドッペル・ウォリアー》に」

遊星「レベル3の《ジャンク・シンクロン》をチューニング!」

遊星「集いし闘志が、怒号の魔神を呼び覚ます! 光さす道となれ!」

遊星「シンクロ召喚! 粉砕せよ! 《ジャンク・デストロイヤー》!」

遊星「シンクロ召喚成功時、《ジャンク・デストロイヤー》のモンスター効果!」

遊星「シンクロ素材としたチューナー以外のモンスターの数まで」

遊星「フィールド上に存在するカードを選択して破壊することができる!」

遊星「マスクド・ヘルレイザーとエメラルを破壊する!」

QB「だ、だけど、《ジャンク・デストロイヤー》の攻撃力は2600! まだ僕のライフは……」

遊星「《ドッペル・ウォリアー》のモンスター効果!」

QB「あ……」

遊星「このカードがシンクロ召喚の素材として墓地に送られたとき……」

遊星「俺の場に、攻撃力400のドッペル・トークンを2体、特殊召喚する!」

遊星「バトル! 《ドッペル・ウォリアー》のダイレクトアタック!」

QB「きゅっぷい!」

 QBライフ 2700→2300

遊星「これで終わりだ! 《ジャンク・デストロイヤー》のダイレクトアタック!」

遊星「デストロイ・ナックル!」

QB「うわぁああああああ!」

 QBライフ 2300→0



まどか「っていう夢を見たの」

さやか「どういうことだよ」


おわり

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