ハルオミ「脚か…それとも胸か…」 (60)

※ゴッドイーター2のネタバレ(?)を含むSSです
メインストーリーのネタバレは無いです、多分


ロミオ「どうしたんすか?ハルオミさん」

ハルオミ「ああ、ロミオか。いや、ちょっとな…」

ロミオ「俺で良ければ相談乗りますよ!」

ハルオミ「…お前さん、女性のどの部分に魅力を感じる?」

ロミオ「…は?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1385323014

ハルオミ「いやな、お前さんとこの副隊長と、女性の魅力について探検していたのだが、

どうもイマイチ結論にたどり着けなくてな」

ロミオ「そ、そっすか」

ハルオミ「ニーハイ、低露出、生足、そして胸…。全て美しいのには変わりないんだ。

だが、脚か胸、どちらが優位であるか考えたときに、どうも踏ん切りが付かなくてな」

ロミオ「胸か脚…」

ハルオミ「ロミオ君、君はどちらに魅力を感じる?」

ロミオ「んー、俺はユノさんが好きだからそんなこと考えたこと無かったけど、どちらかと言えば胸っすかね」

ハルオミ「ほう。如何にしてそういう結論になった?」

ロミオ「ブラッドに、シエルって後輩が居るんすけどね」

ハルオミ「あの冷静過ぎて天然になってる子か」

ロミオ「天然…なんすかね?まあ、あいつと隊員なんで一緒にミッション行くことは多いんすよ

で、戦ってるときにチラッとあいつの方向いたら…」

ハルオミ「…まさか!」

ロミオ「…揺れてたんすよ、ゴスロリっぽい衣装の白い部分が」

ハルオミ「…これは胸で確定だな」

ハルオミ「カノンを連れて行ったあのミッション、アレで抱いた感情はやはり本物だったのだろう」

ジュリウス「…何をブツブツ言っておられるのですか?」

ハルオミ「おやおや、ブラッドの隊長さん」

ジュリウス「何か悩み事でも?」

ハルオミ「いや、解決したんだ。大じょ…」

ハルオミ(いや、待てよ?安易に決めるのは良くないな)

ハルオミ「…なあ隊長さん」

ジュリウス「なんでしょう?」

ハルオミ「…女性のどの部位に魅力を感じる?」

ジュリウス「…は?」

ハルオミ「もっと大きく言えば、胸と脚、どちらに夢を感じる?」

ジュリウス「…それでは」スタッ

ハルオミ「ちょ、ちょっと待ってくれよ!」

ジュリウス「申し訳ありませんが、私も何分忙しい身ですので」

ハルオミ「…これは重要な案件なんだ!」

ジュリウス「…と、言いますと?」

ハルオミ「実は…あんたのとこの室長に研究するよう言われているんだ。女性の衣服と男性のミッション成功率の関係性について」

ジュリウス「ラケル博士がですか?」

ハルオミ「そうそう!」


ラケル「クシュン!…フフフ」

ジュリウス「それならば良いでしょう」

ハルオミ(良かった…)

ジュリウス「胸か脚…ですか」

ハルオミ「そうそう!」

ジュリウス「…脚、でしょうか」

ハルオミ「ほうほう。特にどんな状態の?」

ジュリウス「状態?格好のことでしょうか?でしたら、長めのスカートに隠れている脚が良いと考えています」

ハルオミ(あの博士の事、どんだけ好きなんだよ)


ラケル「うふふ…」ピッピッピッ

ハルオミ「新たな意見に出会ったのは良いが、隊長さんに聞くのはまずかったな」

ギルバート「あっ、ハルさん」

ハルオミ「ようギル!任務帰りか?」

ギルバート「ええ。それより、神妙な顔してましたけど、どうかしたんですか?」

ハルオミ(ギルに聞くのはまずいか?いや、でも…)

ハルオミ「なあギル。率直なお前の意見を聞きたい」

ギルバート「はあ」

ハルオミ「脚と胸、どちらが真の女性美だと考える?」

ギルバート「…は?」

ギルバート「…またナンパですか」

ハルオミ「いや、まだナンパはしてない」

ギルバート「…やれやれ。で、その質問はどういう意味ですか?」

ハルオミ「俺は考えたんだ、お前の副隊長さんと一緒に。魅惑の生足か、秘められた低露出か、絶対領域ニーハイか、はたまた象徴たる胸か」

ギルバート(うちの副隊長、人が良すぎだろ)

ハルオミ「あの時は、男は皆胸に帰ると言ったが、果たしてそれは正しいのか否か、悩んでしまってな」

ギルバート「で、俺の意見を聞きたいと」

ハルオミ「そうだ」

すんません、寝落ちしてました
主人公はどちらか考えてませんが、自分は女で進めました


ギルバート「…仕方ないっすね。俺なら脚を選びますよ」

ハルオミ「ほう、それはどうして?」

ギルバート「り、理由はどうでも良いじゃないですか!」

ハルオミ「…そういえば確か、ブラッドにショートパンツの女の子が居たよな?あれはとても良いとおも…」

ギルバート「ナナのことはいいじゃないですか!」バンッ

ハルオミ「…もしかして、すk」

ギルバート「好きとかそんなんじゃなくて…隊員をそんな目で見たくないんすよ、俺は」

ハルオミ(真面目というか、シャイというか…)

ハルオミ「理由はどう、あれギルは脚…と。これで半々だな」

コウタ「あ、ハルさん!ちーっす!」

ハルオミ「お、コウタ。ちょうど良いところに」

コウタ「ちょうど良い?」

ハルオミ「ああ。お前さんに聞きたいことがあってな?」

コウタ「もしかして、バガラリーの事っすか!?」

ハルオミ「いや…胸と脚、どちらが女性の魅力であるか聞きたいんだ」

コウタ「…は?」

ハルオミ「いや、誤解しないでくれ。俺はただ、女性の…」

コウタ「いいっすねそのノリ!バガラリーっぽくて!」

ハルオミ(ん?なんだかデジャブを感じるぞ)

コウタ「胸か脚っすか…。それなら断然胸っしょ!」

ハルオミ「ほうほう。それはどうして」

コウタ「だって、胸は男の夢で、桃源郷っすから!」

コウタ「アリサ居るじゃないですか」

ハルオミ「あの際どい格好の」

コウタ「そうっす。あいつと元一緒の隊だったんすけど、あの時より更に胸がでかくなって、露出も増えて、さらに大人っぽくなってて」

ハルオミ「おう…!」

コウタ「…正直、ヤバいんすよ」

ハルオミ「ヤバいな!ちょっとアリサ誘ってミッション行ってくるわ!」

ハルオミ「これは胸だな。うん。間違いない」

ソーマ「ハルオミ、ちょっと良いか」

ハルオミ「ソーマ博士か、どうした?」

ソーマ「博士はやめてくれ。それより、この前の研究結果だが…」

ハルオミ「なあ、お前さん、女性美って何だと思う?」

ソーマ「…なんだ藪から棒に」

ハルオミ「正直、脚と胸、どっちが美しいと思う?」

ソーマ「…は?」

ソーマ「…すまないが、無駄な話をしてる暇は無いんだ」

ハルオミ「…これは、大いなる研究なんだ」

ソーマ「…言ってみろ」

ハルオミ「そうだな…。女性が一緒のミッションは、男性の仕事効率が上がるのは知ってるよな?」

ソーマ「阿呆らしいが、結果的にそうだったな」

ハルオミ「だが、その同伴する女性が魅力的な格好では無かった場合、男性陣のモチベーションは下がると思うんだ」

ソーマ「…つまり?」

ハルオミ「女性自身の羞恥心を上げすぎず、男性のやる気を促す。理想の衣装の研究を、俺はしているんだ」

ソーマ「…じゃあな」スタスタ

ハルオミ「あっ!ちょっと待って!」

ソーマ「やめろ!手を離せ!俺は忙しいんだ!」ジタバタ

ハルオミ「言ってくれるまでここから動かさん!」ギューッ

ソーマ「くそっ!神機で叩き切るぞ!」ジタバタ

ハルオミ「ああかまわんさ!夢のためなら犠牲は問わない!」

ソーマ「めんどくせえ…!分かった、分かったから手を離せ!」

ハルオミ「なら早く言え!」

ソーマ「脚だ脚!これでいいだろ!?」

ハルオミ「ほう、脚か。意外だ…って、理由を聞かせてくれ!」

ソーマ(…今後一切関わらないでおこう)ダダダッ

ハルオミ「振り出しに戻ったな。さて次は…」チラッ

エミール「ん?」

ハルオミ「…長そうだしやめとくか」スタスタ

エミール「今、なんと?」

ハルオミ「いや、何でも無いんだ」スタスタ

エミール「お待ちを!そのまま立ち去るのは、騎士道精神に反しているのでは無かろうか!つまり…」ペラペラ

ハルオミ(うわっ、めんどくさい)

ハルオミ「分かった分かった。お前にも質問するよ」

エミール「ふむ、質問ですか。なら騎士道精神に則り、正々堂々とお答えしよう!」

ハルオミ「…お前は脚と胸、どっちが好きか?」

エミール「…は?」

ハルオミ「だから、脚と胸だよ。女性の魅力としての」

エミール「…それは、騎士道的にどうかと言いますか…その…」ゴニョゴニョ

ハルオミ(え?エミールってシャイなの?)

ハルオミ「どうしたエミール?騎士道精神で答えるんじゃなかったのか?」

エミール「えと…これは騎士道に則ってないと言いますか…なんと言いますか…」

ハルオミ「…どうなの?」

エミール「…ええい!なら心して聞くが良い!私は、胸こそ騎士道と考えている!以上だ!」

ハルオミ「理由は?」

エミール「りゆっ…理由などない!それが騎士道であるからそうなのだ!」

ハルオミ「エミールなら長々と女性論を語ってくれると思ったが、見当違いだったようだな」

リンドウ「よう、ハルオミ」

ハルオミ「リンドウさん!帰ってたのか!」

リンドウ「おう。ちょっと野暮用でな」

ハルオミ「ちょうど良い。ちょっと質問に答えてくれないか?」

リンドウ「んー?ああ、いいぞ」

ハルオミ「女性の魅力って、脚と胸、どっちだと考える?」

リンドウ「…ほほう」

リンドウ「良い質問だハルオミ」

ハルオミ「やっぱりリンドウさんもそう考えるか!」

リンドウ「ああ。これは男にとって永遠の謎だからな」

ハルオミ「なら…!」

リンドウ「だが、俺はサクヤ一筋でな。もちろん、サクヤの脚と胸、どっちも好きだが、どちらが良いとは考えたことがないんだ」

ハルオミ「そう…なのか」

リンドウ「それに…あんまりこんな話してると、いつサクヤにスナイプされてもおかしくないんでな」フッ

ハルオミ「流石、リンドウさんは格が違うな」

キグルミ「…」

ハルオミ(…あいつ、男なのか?確かに男っぽい仕草もするが、女っぽいニオイもするし)

キグルミ「…!」

ハルオミ(…この際、女でも男でもいいか!)

ハルオミ「なあキグルミ。お前さん、脚と胸…」

キグルミ「…!!!」ババン

ハルオミ「か、髪…だと…!?」

ハルオミ「も、盲点だった…。まさか、この俺が髪の美しさを忘れていたとは…」ガクッ

キグルミ「…」ポンポン

ハルオミ「そう…だな。胸と脚だけに気を取られていた俺が間違いだった。全てが美しいに決まっているじゃないか!」

キグルミ「…!」

ハルオミ「ああ!このことに気付かせてくれたお前さんに、敬意を表する」

ハルオミ「さて、スッキリしたところで、副隊長さんにでも報告に…ん?ラウンジが騒がしいな」ガチャッ

ムツミ「はーい!どんどん食べてね!」

ナナ「やったー!おでんラーメンだ!」

エリナ「お、おでんラーメン…」

シエル「…悪くない」ズズッ

アリサ「串ごと!?」

カノン「わ、私の料理は…」

ハルオミ(おお!桃源郷とは、まさにこのことか!)

ユノ「あ、ハルオミさん。お邪魔しています」

リッカ「どうしたの?」

ハルオミ「おっと、女子会の途中だったかな?」

ヒバリ「いいえ。たまたま女性陣が揃ってるだけですよ」

ハルオミ「そっか。それなら良かった」

フラン「ミッションを受けられるのですか?」

ハルオミ「いやいや。ちょっと…ね」

ハルオミ(よし!この理論を女性陣にも理解して貰わないとな!)

ハルオミ「なあ。みんなは、自分の衣装についてどう思っている?」

ナナ「どうって言われても…」

エリナ「動きやすく、可愛く?」

ハルオミ「それも重要だろう。だが、こうは考えられないか?服装次第では、男に対する武器に出来るとは?」

サツキ「ちょっ…!ムツミちゃんも居るんですよ!何を言って…」

ハルオミ「いや!彼女も立派な女性だ。知っておくに越したことはない」

シエル「それで、理論というのは?」ワクワク

アリサ(あ、駄目だこの子)

ハルオミ「例えば胸を強調した服装だ。永遠の浪漫にして夢の集合体。男は胸に育てられ、やがて胸に帰る。

胸が嫌いな男など居ないだろう。これほど素晴らしいものを、厚い生地で隠してしまっても良いのか!?

確かに、隠されることによって想像が生まれ、そして期待と夢が高まるかもしれない。だが、それで良いのか!?

その美しさを隠してしまうことで、女の武器を減らしてしまっているのではなかろうか。夢をなくしてしまうのではないだろうか

魅惑のラインを堂々と露出し、隠すべきところは隠す。夢の集合体に、男を導くために!

だが、こうも考える。本当に胸が全てか?否。女の魅力はそこだけでは無いはずだ!

次に脚だ。白く長く美しい、そんな脚に男は幻想を抱く。確かに、隠された脚もまた良いものだ。

服ごしに見える魅惑のライン、チラッと見える白い柔肌。だが、本当にそれでいいのか!?

…いや、脚に関しては良いのかもしれないな。ニーハイで引き締められた脚と、短いスカートの間に出来る桃源郷、全てをさらけ出した神々しき生足、

魅惑のベールに包まれながらも、本来の美しさを損なわないタイツ…。ああ、全てが魅力的だ。

だが、脚と胸だけで良いのだろうか?否。髪にこそ全てが宿る。優しく揺れる細い長髪、明るさを演出する短髪、ポニーやツインが持つ強大な破壊力

全てが美しい。それを保つための努力を考えれば、さらに美しい。

やはり、女性としての魅力は隠さず、堂々とアピールすることこそが武器だ!さあ諸君!今こそ自身の服装について見直すべきでは無かろうか!

…ハッ!いや、君たちの個性を大事にしたその服装を否定しているわけでは無いんだ。そのままが一番美しいのはよーく分かってる。

だが、いつもと違う服装、いつもと違うアピールポイントをすることで、男はそのギャップに心を打たれる。

女性として生まれたことに誇りを持ち、全てをさらけ出そうでは無いか!なっ!」

アリサ「…!///」カァァァァッ

シエル「メモメモ…」

ナナ「え、えっと…///」

エリナ「なっ…なっ…!///」

カノン「…」ガチャッ

サツキ「ユノ、もうあの人に関わらないでね」

ユノ「うん、そうする」

ムツミ「わわっ!なんで聞かせてくれないの!」

リッカ「ダメ!ムツミちゃんはダメ!」

ヒバリ「…ハルさんには難易度11のミッションだけわたそ」

フラン「妙案ですね」


ラケル「あら…、良い供物が見つかったわ」

サカキ「…ハルオミ君がそんなことを?」

ソーマ「ああ。おかげで時間を食っちまった」

サカキ「遅刻しない君がどうしたのかと思ったら、そういうことだったのかい」

ソーマ「…あんたはどう思う?」

サカキ「…え?」

ソーマ「いや…なんでもないさ」スッ

サカキ「…お尻さ」

ソーマ「…は?」

サカキ「お尻こそ、全ての頂点。そうは思わないかい?」ニコッ


終われ

あのキャラエピは卑怯だった。BGMも含めて
SSはグダグダに終わったけど、あのクオリティは絶対出せないので堪忍してください
ゴッドイーター2、これからもよろしくお願いします

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom