平乃「安価でランクアップを狙います!」(217)

平乃「昇格しました!」

次子「何が?」

平乃「ゴスロリ検定六段になったんです!」

平乃「これで各種武道段位合わせて五十一段!!更に私の強さに磨きがかかりましたね!」

小衣「え…武道?え…?」

咲「でも、五十一段って中途半端だよね」カタカタ

咲「もっと上目指しちゃいなよ」カタカタ

小衣「そうね!武道段位計百段とかいったらもっと目立てるんじゃない?」

平乃「そ、その手が…!!」

平乃「よし…!そうと決まれば修行です!」

平乃「まずは>>5の段位をあげたいですねー」

セガール拳

平乃「セガール拳を段位を上げます!!」

咲「なにそれ…?」

平乃「知らないんですか咲さん、遅れてますね」フッ

小衣「っていうかIQ1300の小衣も知らないんだけど…」

平乃「セガール拳は軍隊式の格闘暗殺拳法です!」

平乃「沈黙の怒りを拳にのせ…相手を一撃のもとに叩きのめす必殺拳!!」

平乃「いい声をした軍人の方はこの拳法を必ずと言っていいほど習得しているんです!」

次子「へえ、聞いた感じはすごい強そうだな!」

平乃「でしょう?しかも実際に強いんですよ!」

平乃「私は今、セガール拳二段なんですけど…」

次子「次は三段か」

平乃「はい…でもこの三段昇格が難問で…」

平乃「必殺技・>>14を習得しなければいけないんです」

沈黙

平乃「セガール拳の段位を上げます!!」

咲「なにそれ…?」

平乃「知らないんですか咲さん、遅れてますね」フッ

小衣「っていうかIQ1300の小衣も知らないんだけど…」

平乃「セガール拳は軍隊式の格闘暗殺拳法です!」

平乃「沈黙の怒りを拳にのせ…相手を一撃のもとに叩きのめす必殺拳!!」

平乃「いい声をした軍人の方はこの拳法を必ずと言っていいほど習得しているんです!」

次子「へえ、聞いた感じはすごい強そうだな!」

平乃「でしょう?しかも実際に強いんですよ!」

平乃「私は今、セガール拳二段なんですけど…」

次子「次は三段か」

平乃「はい…でもこの三段昇格が難問で…」

平乃「必殺技・>>14を習得しなければいけないんです」

平乃「必殺技・沈黙を習得しなければいけないんです」

次子「沈黙?」

咲「さっき、この拳法は沈黙の怒りがどうのとか言ってたけど」

平乃「はい、その沈黙ですよ」

平乃「沈黙はこの必殺技習得に、非常に重要なファクターなんです!」ビシッ

咲「あ、小林だ」

小衣「なるほどね…!分かったわ、その技!」

小衣「沈黙…すなわち無音、その中に心を置き精神を研ぎ澄まし…!」

小衣「一撃必殺の拳を放つ!そんな感じでしょ!?」

平乃「いえ、魔法を唱えて相手をちんもくの状態異常にする必殺技です」

次子「ええええええええ!?」

平乃「難しいんですよこれ…MP24も消費するんですから…」

平乃「咲さん、MPを上げる方法知りませんか?」

咲「え…>>22とか?」

人体改造

咲「そりゃもう人体改造しかないでしょ」

平乃「……え?」

咲「MP…魔力は人の体の底に溜まる心の力」

咲「それを無理やり引き出すんだからちょっと手荒にいかないとね」

次子「なぁあいつら何の話してんの?」

小衣「小衣、IQ1300だけどちょっと分からない」

平乃「いや、でも私…痛いのはちょっと…!!」

咲「大丈夫、人体改造のスペシャリストをお呼びしてるから…どうぞー!」

ネロ「呼ばれて飛び出て僕、参上!!」バーン

平乃「譲崎さん!?」

咲「人の体も機械も、どっちも電気信号で動いてるんだからネロのトイズでどうにかなるでしょ」

ネロ「僕に任せろよ小泉!」

平乃「誰ですか!?」

ネロ「よーし行くぞ!僕のトイズで…小泉の体を>>32だ!」シャキィン!

平乃「ぎにゃあああああああああああ!!!!」

生贄にブラックマジシャンガールを召喚

ネロ「小泉をリリース!!ブラックマジシャンガールをアドバンス召喚!!」カッ

ブラックマジシャンガール「うわぁっ!?」ドン☆

ブラマジガール「な、なんですかこれ!?どうなったんですか!!」

小衣「平乃がボヨヨンがボヨヨンに!?」ガーン

ブラマジ小泉「え…きゃああああ!何ですかこの格好!!恥ずかしいー!!」

次子「ま、負けた…!」ゴクリ

ネロ「大成功!これで小泉のMPも大幅アップだよ!」

ネロ「さぁ!ブラックマジシャン小泉!今こそサイレスをブッ放せー!!」
           ブラックバーニング
ブラマジ小泉「黒・魔・導・爆・裂・破!!」ドカーーン

ネロ「ぎにゃああああああああああ!!」LP0



平乃「はぁ…うまくいきませんでしたね」

次子「まぁまぁ落ち込むなって!まだ他にも武道の種類はあるだろ?」

平乃「そ、そうですね…」

平乃「よし、次は>>41の段位を上げましょう!」

極限流

ネロ「小泉をリリース!!ブラックマジシャンガールをアドバンス召喚!!」カッ

ブラックマジシャンガール「うわぁっ!?」ドン☆

ブラマジガール「な、なんですかこれ!?どうなったんですか!!」

小衣「平乃のボヨヨンがボヨヨンに!?」ガーン

ブラマジ小泉「え…きゃああああ!何ですかこの格好!!恥ずかしいー!!」

次子「ま、負けた…!」ゴクリ

ネロ「大成功!これで小泉のMPも大幅アップだよ!」

ネロ「さぁ!ブラックマジシャン小泉!今こそサイレスをブッ放せー!!」
           ブラックバーニング
ブラマジ小泉「黒・魔・導・爆・裂・破!!」ドカーーン

ネロ「ぎにゃああああああああああ!!」LP0



平乃「はぁ…うまくいきませんでしたね」

次子「まぁまぁ落ち込むなって!まだ他にも武道の種類はあるだろ?」

平乃「そ、そうですね…」

平乃「よし、次は>>41の段位を上げましょう!」

平乃「極限流空手の段位を上げます!」

咲「空手かぁ」

小衣「普通の来たわね」

平乃「はい、これは氣の力を使っただけの拳法なのでまぁ普通ですね」

次子「やっぱ普通じゃねーや」

平乃「え?」

小衣「で?それはどうやったら昇格できるのよ」

平乃「物凄くシンプルですよ、段位ごとに決められているボスを倒せばいいんです」

咲「ボス言うな」

次子「ふーん、まぁさっきの比べたら簡単なんじゃない?」

平乃「そうですね、私は今三段なので次は四段…」

平乃「>>51を倒せば昇格できます!」

範馬勇次郎

平乃「範馬勇次郎って方を倒せばいいんです」

咲「え゛」

次子「ちょ…」

平乃「誰なのかはよく分かりませんが大丈夫です!私、武道段位計五十一段ですし!」

平乃「さぁてチャチャッと倒してきますかね」ガチャッ

次子「お、おい…平乃…!!」

平乃「あ、そうだ…私、この戦いが終わったら咲さんと結婚するんだ…」

平乃「行ってきますー」バタン

咲「平乃おおおおおおおおおおおおお!!!!」



勇次郎「邪ッッッッ!!!!」ドゴォッ

平乃「あぎゃああああああああああああああああああああ!!!!」


長谷川平乃(17) 虚空に散る

咲「ザオリク、ザオリクー」

平乃「はっ!?ちょっと死んでました!」ガバッ

次子「無茶しやがって…」

平乃「うぅ…!このままじゃ私、五十一段なんて中途半端で終わっちゃいます!」

平乃「仕方ない…もっと簡単なところから攻めますか」ガサガサ

小衣「なにそれ?」

平乃「私が今までに取得した段位証明書です」

平乃「この中から探せばきっと簡単なのもあるはず…」ゴソゴソ

咲「これいいんじゃない、>>62…一段」ヒョイ

そろばん

咲「これでいいじゃん、珠算検定一段」ヒョイ

咲「バトル関係ないし、次は二段だし楽でしょ」

平乃「あ、それ中学生の時に取った…」

次子(本当にバトル関係ないな…)

小衣「どう?いけそう?」

平乃「これくらい楽勝ですよ!!さっさと二段に昇格してみせます!」

小衣「よく言った!このIQ1300の天才美少女警察官明智小衣が手伝ってあげるわ!」

小衣「何を隠そう…小衣は珠算1300段!!二段の検定の勉強なんて楽勝よ!」

次子「流石天才だぜ!」

平乃「凄ェ!!」

小衣「さぁ行くわよ平乃!」

平乃(この日から…私と小衣さんの猛勉強の日々が始まったんです!!)



平乃「明日はいよいよ…検定試験の日です!」

小衣「検定試験の内容は…>>69!絶対合格しなさいよね!」

範馬勇次郎を倒す

ヨコハマ公民館
 珠算検定試験会場

勇次郎「またお前かぁ…?」ニヤリ

小衣「小衣が二段に昇格した時はこの人と戦ったわ」

平乃「えええええええええ!?無理無理無理!!無理ですよおおおお!」

小衣「しっかりしなさいよ!ちゃんと小衣と勉強したでしょ!」

平乃「私この前、この人に殺されたんですけどおおおおおお!?」

咲「大丈夫、またザオリクしてあげるから」

平乃「いやあああああああああああ!!!」

試験管「時間です、初めてください」

勇次郎「邪ッッッ!!!!!」ブゥンッ

平乃(はっ!?この問題…ココロちゃんゼミでやったところだ!)キュピーン!

平乃「はぁっ!!」サッ

小衣「よし!避けたわ!!」

平乃「ふぅ…!今度はこっちの番です!この前とは違って私の手にはそろばんがありますから!」ジャキィン!

平乃「必殺…!!>>82!!」

沈黙

平乃「サイレス!!」ヴォンッ

勇次郎「……………!!!」ピタッ

小衣「勇次郎の声を封印したわ!」

平乃「ふっ…!譲崎さんに人体改造されたのが功を奏したようですね!!」

平乃「これであなたはしばらく声を出せない!!」ビシッ

次子「いけー!平乃ー!!」

平乃「てやああああーっ!!」バッ

勇次郎「……………!!!」バッ

平乃「え、ちょ待って強…!ぎにゃああああああああああ!!!」ドグシャアアッ

小衣「うわ、ゆうじろうつよい」

次子「あの人の強さは声とか関係なかったな…」

平乃「ぐふぅっ…!」ピクピク

咲「はいはいベホマベホマ」

平乃「……落ちた、そろばんすら昇格できなかった…」ブツブツ

咲「どんまい」

次子「なんていうか…その、元気だせよ」

小衣「せっかく小衣が勉強教えてあげたのに…たるんでるんじゃないの!?」

平乃「べ、勉強してどうにかなる相手じゃないじゃないですかー!あんなのー!!」

小衣「言い訳すんな!黄金仮面ラッガー!!」スパァンッ

平乃「ごふうっ…!!」ベシャ

小衣「そもそもの力が足りないから昇格できないのよこの小泉!!」ビシッ

小衣「一から鍛えなおしてきなさいよ!修業が終わるまであんた小泉だからね!!」

小泉「そ、そんなぁ!?」ガーン

小泉「でも…昇格できないのも事実!分かりました、心身ともに一から鍛えなおしてきます!」

小泉「修行…そうですね、>>93に行きます!!」

並行世界

小泉「一から修行しなおしてきます…並行世界で!!」

次子「へ、並行世界?」

小泉「次子さん、世界っていうのは『可能性の連続』なんです」

小泉「今、私達のいる世界の他にも…過去の可能性の数だけ、別の世界があるって事ですよ」

小泉「例えば、私がこの前の検定で勝利していれば…『長谷川平乃がそろばん二段を取得した世界』があったように」

小泉「『もし私がG4のリーダーだったら』『もし私がミルキィホームズの主人公だったら』『もし小衣さんのIQが13だったら』」

小泉「この『もし…』が並行世界!もし…の数だけ、並行世界は存在するんです!」

次子「よくわかんねー…」

小泉「詳しい事は小衣さんにでも聞いてください!行ってきまーす」ガチャッ

小泉「さて…どの世界に行きますか」

小泉「よし、もし>>101だったらの世界に行きます!!」

強い奴が一番弱くて弱かった奴が一番強い世界

並行世界の一つ
 強い奴が一番弱くて弱かった奴が一番強いミルキィホームズの世界

小泉「到着です、いやぁ時空歪曲は疲れますね!」スタッ

小泉「こんな時のために、空間転移師五段の資格を持っておいて助かりました…」

小泉「さて、強い人が弱くて…弱い人が一番強い世界ですか」

小泉「私自身、武道段位計五十一段ですから普通の人以上には強いと自負してましたが」

小泉「この世界では私の強さはどうなってるんでしょう?」

小泉「ちょっと試してみたいですね…さてどうしたものか」キョロキョロ

小泉「あ、あそこに人が…!おーい!!>>110さーん!」

アイリーンのパパ

小泉「おーい!アイリーンちゃんのお父さーん!」タッタッタッ

アイリーンパパ「あ…あなたは確かG4の…」

小泉「お久しぶりです、その後どうですか?」

アイリーンパパ「いやぁ!最高ですよ、この前もFXで稼いじゃいましてね!!」

アイリーンパパ「もう笑いが止まりません!あっはっはっはっは!」

小泉「!?」ビクッ

小泉(そ、そうか…元の世界では金運が弱い人でしたから…)

小泉(この世界では金運が異常に強い人になっているってことですね!)

アイリーンパパ「それじゃ失礼します、会社で会議があるので!」ダッ

小泉「なるほど…この世界のこと、ちょっと分かりましたよ」

小泉「よし、落ち着いたところで早速腕試しに行きましょう!!」

小泉「>>117に挑戦です!!」

範馬勇次郎

小泉「ふっふっふ…!散々殺された恨みですよ、範馬勇次郎に挑みます!!」

小泉「地上最強の生物も、この世界では地上最弱の生物!!」

小泉「私の力でフルボッコですよー!」



小泉「決闘を申し込む!!」ザン!

勇次郎「ひいぃ…!」

小泉「ふん、他愛もないですね!これが私を殺したオーガの姿ですか!」

勇次郎「ゆ、許してください…マジで…!」ガクガク

小泉「悪いですけど、あなたは私の腕試しの相手になってもらいます!」

小泉(私の戦闘力がこの世界でどうなってるか知りたいですからね…)

勇次郎「うああ…!」プルプル

小泉「くらってください!平乃ゴスロリ天驚拳!!」バッ

小泉「天…!!」ピクッ

小泉(こ、これは…!私の力が>>129になっている…!?)

超サイヤ人並

小泉「ふっふっふ…!散々殺された恨みですよ、範馬勇次郎に挑みます!!」

小泉「地上最強の生物も、この世界では地上最弱の生物!!」

小泉「私の力でフルボッコですよー!」



小泉「決闘を申し込む!!」ザン!

勇次郎「ひいぃ…!」

小泉「ふん、他愛もないですね!これが私を殺したオーガの姿ですか!」

勇次郎「ゆ、許してください…マジで…!」ガクガク

小泉「悪いですけど、あなたは私の腕試しの相手になってもらいます!」

小泉(私の戦闘力がこの世界でどうなってるか知りたいですからね…)

勇次郎「うああ…!」プルプル

小泉「くらってください!平乃ゴスロリ天驚拳!!」バッ

小泉「……!!」ピクッ

小泉(こ、これは…!私の力が>>129になっている…!?)

小泉「私の戦闘力が…超サイヤ人並になっている!?」ビクッ

小泉「うおらあああああああ!!100倍平乃ゴスロリ天驚拳!!」ズゴシャアアッ

勇次郎「ぎにゃあああああああああああ!!!」バシュー

小泉「す、すごい…!範馬勇次郎が消し飛んだ…!?」

小泉「この力…!私こそがこの世界の地上最強の生物…!!」バーン

小泉「って事は、元の世界の私ってかなり弱かったんでしょうか…」

小泉「…へこみます、一応武道段位計五十一段だったのに…」

小泉「…まぁいいでしょう、修行して強くなればいいんですから」

小泉「さて…この世界では強さが逆転している」

小泉「って事は元の世界で弱かった人がかなり強くなっているはず」

小泉「この事を考えて…武者修行に行きましょう!!」

小泉「次の相手は…>>139です!!」

ライオネックさん

小泉「怪盗ライオネックに挑戦です!!」

小泉「正直、あまり強力な怪盗ではないラーガン・ドレイスですが…」

小泉「この世界ではきっと超強力な…それこそ怪盗アルセーヌに匹敵する怪盗になっているはず!」

小泉「今の私の力で勝てるかどうかは分かりませんが、相手に不足はありません!!」

小泉「行きます…長谷川平乃、出る!!」


ヨコハマ市街
 超ヨコハマ美術館

ラット「さぁお前ら!ここのお宝を根こそぎ奪い尽くせー!!」

アルセーヌ「はっ!!ラップ音様!」ビシッ

ストーンリバー「お任せくださいランゴスタ様!」

トゥエンティ「ラリアット様に相応しいお宝を捧げるのはこの僕だッ!!」

ラット「俺の名前はラットだーっ!!」

小泉「そこまでです!怪盗帝国!!」ザンッ

ラット「あ?てめえはG4の…」

ラット「俺が相手するまでもねえ…行け!>>148!!」

シャーロック

ラット「行きな!シャーロック!!」

シャロ「はいですー!!」バッ

小泉「なっ…!シャーロックさん!?」

ラット「ミルキィホームズ…あまりにも弱いからボコボコにして配下にしてやったぜ」

小泉(そうか…ミルキィホームズのみなさんのトイズは超強力…!)

小泉(だからこの世界では最弱クラスの探偵になってしまっているんですね!)

小泉「だったら…!さっさと倒して怪盗ラー・カイラムを倒します!」バッ

小泉「悪く思わないでくださいねシャーロックさん…!必殺っ…!」

シャロ「バリツ!!」ドカッ

小泉「ごふっ!!?」ゴシャアアアアアア

小泉「な、なんで…!?滅茶苦茶強い…!」ドサッ

ラット「シャーロックはトイズは弱いけど腕力は最強だぜ!」

小泉「うぐ…!身体能力は最弱だったってことですか…!」ボタボタ

小泉「なら私にも考えがありますよ、>>156です!」

元の世界へ逃げます

小泉「行きますよシャーロックさん!」バッ!

シャロ「おじいちゃんのバリツ…くらってください!!」シュバッ

小泉「はあぁっ…!空間歪曲!!」ヴォンッ

シャロ「!?」

小泉「この中に逃げればもう誰も追ってこれない!私の勝ちです!」

小泉「持っててよかった空間転移師五段ー!」シュンッ

シャロ「…………」

ラット「…………」

シャロ「って、なんでですかー」



平乃「ふぅ…元の世界に帰ってきました、名前も元に戻ったし最高ですね」

小衣「あ、平乃…やけに早かったけど修行終わったの?」

平乃「う…!も、勿論ですよ!」ギクッ

小衣「そう、じゃあ修行の成果を見せてもらうわ!>>165の段位昇格試験に挑戦しなさい!」

平乃「え!?」

自宅警備

小衣「あんた自宅警備の段位持ってるでしょ?昇格試験に挑戦しなさい!」

平乃「うええ!?なんでそれ知ってるんですか!!」ビクッ

次子「咲が警視庁のデータベースをハックして調べてくれたよ」

咲「超楽勝なうー」カタカタ

平乃「ひ、人の黒歴史掘り起こさないでくださいー!!」

小衣「自宅警備の段位は四十八段…ダメダメだったのね…」

平乃「む、昔の話ですよ!!今はダメダメじゃありません!!」

咲「あれ、武道段位五十一段に自宅警備段位四十八段合わせたらちょうど九十九段じゃん」

小衣「ぴったしね!昇格すれば百段よ!!」

平乃「そんなの嫌ですー!!」

平乃「バレたら嫌だから隠しておいたのに…!」グスッ

次子「どんまい…」

小衣「自宅警備四十九段への昇格試験は…>>173!」

小衣「修行の成果を見せてもらうわよ…平乃!!」

平乃(やる気でませんー…)

受験資格
前提として無職の者に限る

小衣「自宅警備段位昇格試験、受験資格!前提として無職の者に限る!」

平乃(う…!そういえばそうでした…!)

平乃(昔ニートだった時に面白がってとった資格ですからね…)

平乃「あ、あの小衣さん?私は今就職してるんですから…」

小衣「大丈夫!あんたクビにしておいたから♪」

平乃「うわあああああああああああああああああ!!!」

次子「さみしいけどさ…平乃が百段になるためだもんな!」

咲「さようなら小泉ちゃん…ロング・グッドバイ・フォーエバーよ永遠に…」グッ

平乃「な、なんて事してくれるんですかーーっ!!」

小衣「うっさいわね!あんたが百段になるためでしょ!?」

平乃「うぅ…!こんなことならランクアップとか言わなければ…!」グスッ

平乃「……分かりましたよ!!昇格すればいいんでしょう昇格すればー!!」

次子「おぉ!平乃がやる気だー!」

咲「がんばれー」

平乃「えっと…四十九段への昇格条件は>>183…?」

エベレスト制覇

平乃「昇格条件はエベレスト制覇…なんで!?」ギョッ

平乃「自宅警備って一日引き籠ってパソコンカタカタやってるだけの簡単なお仕事でしょう?山と何の関係があるんですか!」

次子「なに言ってんだよ平乃、自宅警備の仕事は想像以上に辛いんだぞ?」

咲「近所の目線から耐えるための精神力…部屋の中だけで生きるための体力…」

小衣「その二つの力が…それこそ、エベレストを制する程のレベルで求められるわけね」

平乃「みなさん私より詳しい!?もうみなさんが自宅警備の段位取ればいいじゃないですか!?」ガーン

次子「やだよ、あたしこの仕事好きだし」

咲「公務員って安定してるし」

小衣「小衣は警察官としての仕事に誇りを持ってるの!簡単にやめるわけないじゃない!!!」

平乃「この外道!!」

小衣「うるさい!いいからさっさと山登ってきなさいよー!!」



平乃「はぁ…なんでこんな事に、山なんて登った事無いのに…何を持っていけば…?」

平乃「そういえば次子さんが登山の必需品を教えてくれましたね」

平乃「えーと…>>190>>192>>195ですか…」

対戦車用ロケットランチャー

アサルトライフル

身元が確認できるもの

平乃「えーっと、対戦車ロケットランチャーとアサルトライフルと身元が確認できるもの…?」

平乃「何に使うのかよく分かりませんが…明日朝一で警察の武器倉庫からお借りしましょう」

平乃「さて明日は早いですから、おやすみなさい…」Zzz


ヨコハマ警察
  G4執務室

平乃「武器は貸せない!?」

小衣「うん、だってあんたもう警官じゃないし…」

咲「流石に部外者に武器を貸すのは無理かな」

次子「ごめんなー」

平乃「なっ…!それじゃあどうしろっていうんですか!」

次子「大丈夫大丈夫!武器が必要なのはクマとか猛獣が出るからだからさ!」

次子「平乃なら拳法とか使えるし楽勝だろー?」

平乃(え…私、クマと素手で戦うんですか…?)ビクッ

次子「それじゃ気を付けてなー」

平乃「嫌ああああああああああ!!!」

エベレスト
 麓のあたり

平乃「……来ちゃいましたねぇ、エベレスト」

試験官「それでは自宅警備段位昇格試験を始めます」

平乃「あ、はーい」

試験官「…長谷川平乃さん、武器をもっていないようですが…?」

平乃「あ、武道段位計五十一段なんて大丈夫です、多分」

試験官「そうですか、死なないでくださいね」

平乃「ど、努力します…」

平乃「…そういえばこの、身元が確認できるものって…何に使うんですか?」

試験官「あぁ、受験者が替え玉受験しないように確認するためと…」

試験官「死体で発見された時、身元がわかるようにです」

平乃「……………」

試験官「それでは試験開始でーす」

平乃(超行きたくないんですけど)スタスタ

エベレスト
 たぶん五合目付近

平乃「さ、寒い……!」ビュゴオオオオオオオ

平乃「なんですかこれ…!吹雪ってレベルじゃありませんよ…!」ビャビュウウウウウウ

平乃「うぅっ…!か、風がっ…!!」ビョエエエエエエエ

平乃「これ以上進めません…!ちょっと止まって…!!」ブザザザザザザ

平乃(…?吹雪の向こうに、何かが…?)

平乃「な、何でしょう…あれはいったい…」

平乃「…もしかして、>>205!?」

他の参加者が落とした対戦車用ロケットランチャーとアサルトライフル

平乃「あれは…!対戦車用ロケットランチャーとアサルトライフル!!」

平乃「きっと他の受験者の落し物ですね、助かりました!これさえあればクマが出ても…!」

クマ「がおー」バッ

平乃「フルバーストおおおおおお!!!」チュドドドドドドカーン

クマ「ぎにゃああああああああああああ!!!!」

平乃「危なかった…!先を急ぎましょう!!」

平乃「この先に…!この先に頂上が…!!」



平乃「…………」

平乃「……頂上、だ」

平乃「すごい…!なんて、なんて高いんでしょう…!」

平乃「……あ、あれは…朝日?」パァッ

平乃「なんて綺麗…!まるで、まるで!」

平乃「徹夜でゲームとかして、朝を迎えた時に窓から見える太陽みたいに…!!」


長谷川平乃  自宅警備検定四十九段昇格試験 合格

日本 
 偵都ヨコハマ

次子「遅いなぁ…」

咲「今日あたり帰ってくると思うんだけど…」

小衣「あ、あれ…!」

シャロ「平乃さんですー!」

平乃「みなさん…!長谷川平乃、ただいま帰りました!!」

小衣「平乃…!」

ネロ「おかえり長谷川百段ー!!」

エリー「すごいです、長谷川百段…!」

コーデリア「尊敬するわ!長谷川百段!」

次子「よくやったよ…!長谷川百段!!」

平乃「みなさん…!ありがとうございます!」

平乃「長谷川平乃!各種武道その他諸々段位計百段!達成しましたー!」

シャロ「おめでとうございますー!!平乃百段ー!!」

コーデリア「凱旋パーティーよー!!」

次子「ひゃっほーい!!」

小衣「やったわね、平乃…!ついに!」

平乃「……はいっ!」

咲「んじゃ、このへんでヒーローインタビューでーす」ヒョコッ

咲「めでたく段位計百段という偉業を成し遂げ日本に帰ってきたわけですが…」

咲「これから帰ったら、何がしたいですか?」

平乃「え?うーんと、そうですね…」

平乃「………就職活動、ですかね!!」


おしまい

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