ほむら「いえ、紅茶以外のものがいいわ」(315)

書き溜めなんて、あるわけない

ほむら(また、まどかを救えなかった…)

ほむら(でも、コツのようなものは大分掴んできている…)

ほむら(大事なのは…敵をつくらないこと)

ほむら(そして、仲間をつくること)

ほむら(今度こそ…)

ほむら「暁美ほむらです、みなさん是非、私とお友達になってください」ニコッ

和子「みなさん、暁美さんにいろいろと教えてあげてくださいね」


さやか「うはー、美人な上に性格も良さそうだねー」

まどか「ホント、私たちともお友達になってくれるかな?」

さやか「じゃあ、後で声かけてみよっか」

まどか「うん、そうだね!」

「前はどこの学校に行ってたの?」

ほむら「東京のミッション系の学校よ。今度、写真を持ってきてあげる」ニコ

「髪、すっごく綺麗だねー。シャンプーは何使ってるの?」

ほむら「特別なものは使ってないわ。オススメがあったら、教えてね」ニコニコ


まどか「ウェヒヒ、人気者だね」

仁美「転校生はどこでもあんな感じですわよね」

さやか「話しかけやすそうだし、さらにって感じだねぇ」

ほむら「あ、ちょっとごめんなさい。保健室に行かなければならなくて」

「そうなんだ、連れてってあげようか?」

ほむら「ありがとう。でも、係の人じゃないと…。人それぞれにミッションがあるのよ」ニコッ

「なにそれー」アハハ


ツカツカ

さやか「あ、あれ、こっちに来てる?」

仁美「そうみたいですわね…」

ほむら「鹿目まどかさん、先生からはあなたが保健係だって聞いてたけど間違いない?」ニコッ

まどか「え、うん、そうだよ。何か用かな?」

ほむら「私、今まで入院していて。それで保健室に行きたいのだけど…」

まどか「あ、先生がさっき言ってたね。分かった、案内するね」ニコッ

さやか「あ、あたしも着いて行っていい、転校生?」

ほむら「…ええ、大丈夫よ」ニコッ

仁美「では、私は次の授業の準備をしていますわ」

―――このやり取りも何度目だろう
何度も繰り返して、まどかだけを守ろうとしても、救えないことに気づいた

―――美樹さやかがいずれは巻き込まれるのなら、初めから親睦を深めるのも悪くはない
いえ、親睦と言わずに…仲間にしてしまおう

美樹さやかの生存がまどかの幸せにも繋がるのなら、無駄にはならない
それどころか、こちらの武器にもなる…

さやか「えっと、転校生は退院してきたんだよね?」

ほむら「ええ、大分良くなったの。運動だって、負けないわ」ニッ

さやか「それは言い過ぎっしょ!なら、今度あたしと勝負ね!」

ほむら「臨むところだわ」クスッ

まどか「無理しちゃ駄目だよ、暁美さん?」

ほむら「ふふっ、心配してくれてありがとう、まどか」クスッ

まどか「!?」

さやか「!?」

ほむら「あっ、ごめんなさい…!」


―――しまった…
あれだけ敵対していたさやかと仲良く話せて油断していた…

でも、これをチャンスに変える…!


ほむら「あ、ごめんなさい…。つい、下の名前で呼んでしまったわ」テレ...

まどか「え、大丈夫、全然気にしてないよ!」アセアセ

まどか「むしろ、嬉しかった。よかったら、今度からもそう呼んで?」

ほむら「本当に?なら、私のこともほむらでいいわ」

まどか「うん、分かったよ、ほむらちゃん」

さやか「あ、あたしもさやかで―――


―――数多の時間軸を越えて、培ったものがこれだった
寝たきりで、ろくに他人とのコミュニケーションをとれなかった私

もちろん、多少のストレスはかかるけど、今までよりもずっと楽だった

―――そして、もう一つ
昔はそれの不足で真実を上手伝えることができなかった
避けられないのなら…、初めから伝えることができれば


―――昼休み

さやか「ほむらも一緒に食べようよー」

ほむら「ええ、まどかもいいかしら?」

まどか「うん、もちろんだよ!」ニコッ

仁美「私は職員室に用がありますので、失礼しますわ」

―――屋上

ほむら「―――あ、放課後に重要な話があるのだけど、時間はあるかしら?」

さやか「ほむらはいきなり話題変えるなあ、今日は大丈夫だけど」モグモグ

まどか「私も大丈夫だよ。でも、重要な話って?」

ほむら「とってもファンタジックだけど、本当の話よ」ニコッ


―――馬鹿馬鹿しい…、何を言ってるんだか…
でも、この世界も端から踏み台にする気は―――ない

―――人気のない空き地


さやか「んー、でも、にわかには信じられないなあ。嘘を言ってるとも思えないけどさ」

まどか「そ、そうだね…なんか証拠とかないのかな?」ウェヒ...

ほむら「じゃあ、驚かせてみせるわ。気絶しないようにしなさい、さやか」

カチッ

さやか「えっ!?」

まどか「うわあっ!?」

ほむら「これで証明になったかしら?」クスッ

さやか「うん、なったなった!だから、その物騒なものを私の頭から離して!」

まどか「ほむらちゃん、その服が…魔法少女の…?」

ほむら「そう、一瞬だったでしょ?普通の人にこれができると思う?」クスッ

まどか「う、あ…。す、すごいよ、ほむらちゃん!」キラキラ

ほむら「そ、そうかしら…?」//

―――帰り道

まどか「そ、それじゃ、こ、ここでお別れだよねっ?」//

ほむら「え、ええ、そうねっ…」//

まどか「じゃ、じゃあ、また明日!」タッタッタッ


―――こればかりはと思っていたけれど、私の目的も話した
もちろん、QBの存在とその目的、魔法少女のシステム、巴マミ、佐倉杏子という魔法少女
ついでに美樹さやかの恋愛についても

―――だけど、まだ気は重い
…巴マミは真実を認めようとしないだろう。今までもそう
これも、一度は誰にも頼らないと決めた要素の一つだった

―――正直、巴マミは好きではない

いっそのこと―――




マミ「あら?」

ほむら「はじめまして」ニコッ

マミ「ここらへんじゃ、見ない顔ね。縄張りを奪いにでも?」

ほむら「…」ギリィ


―――いけない…、でも
なんだかんだ言って、こいつも縄張りだの担当だの…
優しくするのはせいぜい一般人の後輩か


ほむら「いえ、そんなに構えなくても結構です、とm」


―――危ない、知らないはずの名前を言ったら怪しまれてしまう

マミ「…?」

QB『マミ、彼女は異次元の戦士みたいだ』

マミ『QB、どういうこと?』

QB『僕もよく分からない。けれど、そこら辺のベテランの比ではないよ』

マミ『…』

ほむら「できたら、おはn」

マミ「申し訳ないけれど、今日は下がらせてもらうわ。魔女の反応もないみたいだし」

ほむら「っ…。そう…」

マミ「私の邪魔をしないのなら、私も干渉しないわ、それじゃ」トットットッ

ほむら(QBを襲わなくても、こうなるのね…)


―――HOMUHOME

ほむら(まずは一日目、一部を覗いては大成功だわ)

ほむら(接し方、やり方によってはこんなにも早く、真実を伝えることができた)

ほむら(一ヶ月に向けての準備もしましょう…)

―――翌朝

ほむら「う…ん…、時間は…大丈夫ね」ゴシゴシ

ほむら(今日のカロリーメイトはメープルね…)モグモグ


―――通学路

まどか「ほ、ほむらちゃん、おはよっ!」//

ほむら「お、おはよう、まど、か…」//

ほむら(言ったことがなかったから…、恥ずかしいわ…)

―――放課後

さやか「まどかー、ほむらー、今日はどっか寄ってかなーい?」

まどか「うん、いいよ!ほむらちゃんもくるでしょ?」


―――えっと、どうしようかしら
一ヶ月後の準備はしてもし足りないのだけど、仲良くなるのもそのうちね


ほむら「ええ、もちろん。楽しそうね」

ほむら(そういえば、QBをまだ見てないわね…)

―――ハンバーガー屋

さやか「うん、美味い!毎日でもいけそう!」

まどか「そのうち、飽きちゃうよ」ウェヒヒ

仁美「ふふ、ジャンクフードも悪くありませんものね」


―――相も変わらずにここなのね
まあ、これでこの二人が契約せずに済めば安いものだわ


QB「………」

QB(あの三人は全員素質がありそうだね)

QB(特に鹿目まどか。彼女の持つものは計り知れない)

QB(でも、あの魔法少女が気になるね。混沌としたオーラが垣間見える)

QB(マミにも近づいてきたみたいだけど、マミは知らなかった)

QB(一体、何が目的なんだい?)

QB(暁美ほむら)

ほむら「っ…!」バッ

QB「…」ジーッ

まどか「?ほむらちゃん、どうかしたの?」

ほむら「いえ、空耳だったみたい」ニコッ

さやか「変なほむらー」アハッ

さやか「心配事があったら、なんでもさやかちゃんに言ってよね!」

ほむら「頼りにしてるわ」クスッ

ほむら(来たわね、インキュベーター…)

―――まどかの部屋

まどか「―――うんうん、本当だよねー」

さやか「でもさ、ほむらってどこか影があるよねー」

まどか「えっ…」

さやか「え、あ、なんかさ、たまに難しそうってか、悲しそうな顔するじゃんか」

まどか「うん…、分かるかも。私たちの顔を見て、辛そうにするときがあるよね…」

さやか「まあ、何度も死ぬところを見たって話だからねえ、仕方ないかもだけど。私たちも助けてあげられたらねぇ」

まどか「私でも力になれるかな…」ボソッ

―――HOMUHOME

ほむら(ふふ、今日も楽しかった…)

ほむら(少しの工夫でさやかとも衝突しない、まどかも笑ってくれる)

ほむら(あとは巴マミとQBかしら…)

ほむら(二人には真実を告げたし、簡単には契約なんて馬鹿なことはしないと思うけど…)

ほむら(あとは佐倉杏子かしら、不意に衝突するよりは…)

ほむら(今日はもう寝ましょう…)

お昼ご飯を食べてきます
落ちたらそれで構わないYO!

―――翌日、通学路

まどか「おはよう、ほむらちゃん!」

さやか「おっす、ほむら―――


―――放課後

さやか「まどかー、ほむらー、今日もどっか寄ってく?」

まどか「うーん、どうしようかな~。ほむらちゃんは?」

―――親睦を深めるのもいいけど、他にもやることはある
この日常を壊させないためにもね…


ほむら「ごめんなさい、今日は用事があるのよ」ショボン

まどか「そうなんだ、じゃあ仕方ないね。今日はやめとこっか、さやかちゃん」

さやか「そうだね、でも用事ってなんなのさ」


―――この二人も端から、佐倉杏子に合わせるべき?
いや、彼女はまだ仲間になったわけじゃない。じっくりいきましょう…

ほむら「私にも秘密はあるのよ」ニコッ

さやか「いいじゃんか、教えてよー」

ほむら「まどかにも教えないことをあなたには教えないわよ」クスッ

まどか「ほむらちゃん…」//

さやか「あー、ずーるーいー!」バタバタ


―――GAME CENTER

ほむら(彼女はいるかしら…)

ほむら(………いないわね。公園?それとも、待ってみようかしら)

―――帰り道

さやか「ほむらの用事ってなんだろうなー」ツカツカ

まどか「うーん、こないだ話を聞いた限りじゃ、ある程度なにをするってのがあるんじゃないかな」

さやか「ジムで筋トレとか!」

まどか「そ、それはどうかな…」ウェヒヒ

まどか「ほむらちゃんは楽しそうに話してくれたけど、きっと大変だよ…」

さやか「そうだよなあ、何回もやり直すのってしんどそうな感じ」

まどか(この世界でも失敗したら、ほむらちゃんはどこかに行っちゃうのかな…)

―――公園

「待ってよー!」ドタドタ

「鬼が待ってなんて言うなよ!」バタバタ

杏子「はは…あいつらは楽しそうだなあ…んぐ」モグモグ

杏子「誰かと遊んだのなんて、何年前だろうな」ングング

杏子「ま、一人で好きに食って、魔女でストレス発散。こっちのほうが楽しいけどな」ムシャムシャ

杏子「前は巴マミさn…じゃなくて、マミの野郎がいたっけか」ガリガリ

杏子(アタシの何が分かるのさ…、綺麗事ばっかの奴に…!)

幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
パターン3
マミ「あなた誰なの?」 QB「前の個体は処分した」
QB「『前の僕』、は精神疾患を『患い』かけていたからね。『僕達』にとっては、『煩わしい』存在でもあったしね」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

杏子(とか言いつつ、今日みたいにたまに見滝原には来てんだけどな…)

杏子(今さら、仲直りなんて…できっこないもん…)

杏子「あーもうっ、イライラするッ!」ガツガツ


―――GAME CENTER

ほむら(待ってみたけど、来ないわね。いつも来るわけではないだろうけども)

ほむら(公園に行っていなかったら、今日は諦めましょうか…)

「なんだ、あの子。暇潰しにアーケード台の前でゆっくりするなっての」

―――公園

杏子「ゲーセンもいいけど…、夜に備えて寝っかな…」フゥ

杏子(金はたんまりとあるから、早いとこホテルとろ…)スッ


―――二十分後

ほむら「…えっと、…いないわね…」

ほむら(まあ、今までもこんなに早く彼女に会うことはなかったし)

ほむら(巴マミの死亡がここにくるトリガーでもあるものね…)ウーン

―――夜

杏子「さーてと、魔女狩り始めっか…!」

杏子(いなかったらいなかったでさっさと帰れば大丈夫…)


QB「マミ、今日も行くのかい?」

マミ「ええ、魔法少女の務めですもの」フフッ

QB「熱心だね、僕も着いて行くよ」ピョン


ほむら(今日は行きましょう。トラブルにならなければいいけど…)

むしろマミさんとあんこちゃんは間にだれかいないとお互い虚勢張って喧嘩別れしちゃいそうだ

QB「マミ、あそこだ!」

マミ「ええ、ヴァロットラマギカエドゥーインフィニータ!」ドドドドドドドドドドォン

QB「お見事だよ、マミ。マミはもう負けることはないんじゃないかな」キュプ

マミ「QBったら、言い過ぎよ。安全なんてないわ、今でも怖いもの」

QB「いやいや、お世辞じゃないよ。随分と強くなった」

マミ「そうね、昔に比べれば…成長したのかも」

マミ「ところで―――」

マミ「こそこそしないで、出てきたらどう、佐倉さん?

杏子「っ!」バッ

杏子(って隠れてどうする!…クソッ、気配も魔力も消してたハズなのに…!)

マミ「…」

QB「杏子かい?久しぶりだね」フリフリ

杏子「チッ、久しぶりだな、QB…。と、…マミ」コッコッ

マミ「魔女はいなかったわ。なんの用かしら?それともここでやり合う気なのかしら?」

杏子「チッ…、コノヤロー…挑発してんのか?」

杏子(相変わらずこの余裕ぶっこいてる感じが気に入らねえ…)

ほむら(…!?魔力の波動がいきなり2つになったわね…)

ほむら(まさか、まどかとさやか…いえ、唐突すぎるわ…)

ほむら(佐倉杏子なら、都合がいい…けど、それなら…)

ほむら(とりあえず、急ぎましょう…!)


杏子「そっちがその気なら、こっちも容赦しねえ…!」ジャキ...ン

マミ「私は余計なトラブルとは無縁でいたいのだけど…」チャカ

杏子「へーえ…、それなのにわざわざ挑発はするんだな…!」

未練ありまくるくせに相手の前だと強がるめんどくさい奴ら
だがそれがいい

マミさんが負けたらどういう処遇になるんだろ?
ただ追い出すのか、それともほむあんの……

>>148
パンツ脱いだ

マミ「私はなんの用かって聞いたの」チキ...

杏子「そうかい…、でも、アタシには―――」

杏子「ただの挑発にしか聞こえなかったね!」ジャギィ,ビュッ

マミ「!」ドシュ

ほむら(ハァハァ…、気配を消して来てみたはいいけど、一体どういうこと…?)


杏子「―――」

マミ「―――」

QB「…お見事、流石はベテランだね、二人とも」

QB「マミの銃弾、杏子の槍、どちらもが首の横の宙を裂くなんて―――」

QB「信頼してないと、無理なんじゃないのかい?」キュップイ

―――なるほど…、巴マミが生きていると、こうなるのね
喧嘩別れからの再開…。潰し合われても、戦力にならないし…生存していても邪魔かしら
統計から、利己的な杏子よりもマミのおせっかいのほうが悪い結果を招くのよね…


ほむら(気付かれる前に出ていったほうがいいかしら…)

ほむら(二人を仲介しても、杏子とは敵対してしまうでしょうね…)

ほむら(今、杏子をフォローすれば、おそらく杏子は仲間にできる…)

ほむら(でも、マミを完全に敵に回すことになるわ…)

ほむら(ここで殺害してしまうのも手ではあるのだけど…)

杏子「っるーせーぞ、QB…!」

マミ「…」

QB「それはすまなかったね」

マミ「佐倉さん、気を悪くしたなら、ごめんなさい」ポイッ,カララ...

マミ「だけれども、出て行ったあなたがいきなり自分の近くにいれば、不安になると思わない?」

マミ「無意識に語気を強めてしまったのなら、謝るわ。ごめんなさい」

マミ(今、佐倉さんとやり合っても、何のメリットもないもの)

杏子「ぁ…ぅん…」スチャ...

我々の嗜虐心を異常に煽る中学生マミさん

―――なんとか、戦闘は回避したみたいね
今回はまどかたちとマミに関係ができあがってないから、必死に助けなくてもいいのが楽だわ
でも、協力できたら…戦力にはなるわね


ほむら(帰るに帰れないわね、これじゃ)

ほむら(また、喧嘩別れで終わるのかしら…)

ほむら(それだと、二つに一つになってしまうわね…)

ほむら(…)ホムーン

まどかと因果に応じてワルちゃんも強くなるんじゃなかったっけか

杏子「はんっ、んな綺麗事言っても、やっぱり縄張りは大事なんだろ?」

杏子「なんだかんだ言っても、底は卑しい…そんな奴だよ…!」キッ

マミ「佐倉さん…どうして…」ウル...

杏子(えっ…)

マミ「私はね、そこまで縄張りがどうだって思ってないの」

マミ「昔は佐倉さんと一緒に戦ってたじゃない…!」ウルル...

マミ「今だって、忘れていないわ…!」ポロ...

杏子(マミさん…)ズキ

杏子「今日のところは引き下がってやる。アンタがピンチなら、アタシが横取りするからな!」ヒュ

マミ「佐倉さん…、ありがとう…」

QB「やれやれ、少しは仲直りしたという感じだね」キュプ

マミ「QBはそういうの言わなくていいの」ポコン

QB「キュップぃ…」


ほむら(以外ね…)

ほむら(今は巴マミを説得するチャンスかもしれないけど、QBが邪魔ね。帰りましょう)

ちょっと用事できちゃった
AAでぶん殴られたら嬉しいしスレ落としても構わない

            ドッカン
                     ドッカン
         チョーウゼェ

    /i´Y´`ヽ     .┌──┬──┐  , -─-、
   ハ7'´ ̄`ヽ.      .│    │    │  ,マミ-─-'
   l ,イl//`ヘヘ!      │    │    │ *(ノノ`ヽ)))、   ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   リノ(! ゚ ヮ゚ノリ      │    │    │ξ(゜ヮ゚# くξ  < おらっ!出てこい、>>188!!
   ノ /)i杏i|、      │  □|□  │⊂(巴 (つ    \___________
  (( Uく__ハj_)====<> │    │⊂ヽ±|jゝ
      し'ノ      .└──┴──┘   ∪

―――翌日、放課後

さやか「ほーむらっ、この後あたしはまどかと買い物行くけど行く?」

ほむら「ごめんなさい、今日も用事があるのよ」シュン

さやか「あー、そうなんだ。仕方ないね。まあ、手伝えることなら手伝うから言ってよね!」

まどか「うん、私も手伝うからね?」

ほむら「ありがとう。特にまどかから言われると嬉しいわ」ホム

まどか「ウェヒヒ、ありがとう」/

さやか「またそれかよ~!」

ほむら「それじゃあね、私は急ぐわ」コツコツ

さやか「あ、おい…」

まどか「仕方ないよ。でも、ほむらちゃん大丈夫かな…」

まどか(あの話を聞いたら、傍で見てないと心配だよ…)

まどか(あの話が本当なら、私のためだけに…)

まどか(私にも何かできないのかな…)

さやか「まーどかっ」ツン

まどか「わわっ」トトト

さやか「さては何か変なこと考えてたな~」

まどか「そ、そんなことないよ…」ウェヒ

さやか「ほむらが~とか考えてたんだろうけど、それはほむらに任せときなって」

さやか「あいつはすごく強いっぽいし、私たちに下手に動かれると~って言ってたじゃんか」

まどか「うん、そうなんだけど…。なにもできないのは寂しいなって…」シュン

さやか「あはは、まどからしいねぇ」

さやか「でも、あたしたちにできるのは今と違う自分になろうとしないこと。それと―――」

まどか「―――契約しないこと、だよね…」

ほむら(実際に昨日、佐倉杏子を見つけたのなら)

ほむら(下手に動かれるくらいなら、こちらから接触だわ)

ほむら(今日はどこにいるのかしら、昨日はホテルに泊まったみたいだったけど)

ほむら(今日もゲームセンターから探そうかしら)


―――GAME CENTER

杏子「お、なんか新しい筐体じゃん。P4U?」モグモグ

杏子「ストレス発散にやってみっか」ムシャムシャ

杏子「あっ、とっ、おら」ガチャガチャ


―――杏子は他人に対して、警戒が強い
お菓子を持っていくのも考えたけど、私が下に出る必要はない
どちらかと言えば、力の差を認識させたいわね―――


ほむら(あれは格闘ゲームね…)

ほむら(いつかの時間軸では杏子とここでいっぱい遊んだもんだわ、DDRとか)

ほむら(…)

ほむら(乱入しましょう、これで勝てば弱みは一つもない)

ほむら(…)ギュム...

ほむら(乱入はこれね、席が思いっ切り隣だけれど)ピッ

ほむら(このキャラでいいわ)ピッ


杏子(あん?乱入?周りにこいつしかいないし、こいつか)

杏子(やってやんぜ)モグモグ

帰ってきて早々に夕食早めに戻る

杏子「ああっ!ちっくしょ、なんてこった…」

ほむら(こういうのってリベンジが終わるまで会話はなしなのかしら…)チラッ

杏子(くそっ!もっかいだ…!)


―――15戦

杏子「…う…。疲れたな…」ゴクゴク

ほむら「もうやめるの?」ファサ

杏子「ああ、もう疲れたよ。あんた、つえーな」

ほむら「あなたも強かったわよ」ニコッ

杏子「へへ、食うかい?」スッ

ほむら「ありがとう、いただくわ」

ほむら「と、その前に…」ピタッ

杏子「ん、なんだ?」

ほむら「聞きたいことがあるのだけど―――」

ほむら「―――槍のキャラクターを使ったのは自分が使うから?」

杏子「ッ!?」

―――帰り道

さやか「あー、まどか。今日は金曜日だし、お泊りしない?」

まどか「いいね、どっちのお家でしよっか?」

さやか「うーん、あたしんち誰もいないからうちにする?」

まどか「オッケーだよ、じゃあ準備してから行くね!」

さやか「うん、七時前くらいには簡単に夕食作っとくねー」ブンブン

まどか「わかった~」タッタッタ

QB(…)

―――MADOROOM

まどか「久しぶりのお泊りだ~、楽しみ~」ウェヒウェヒ

まどか「服はどうしようかな~。大人っぽいのでいこっかな~」ウーン

まどか「ほむらちゃんからからかわれるかな~?」

まどか「ってあれ、ほむらちゃんじゃなくて、さやかちゃんだ…」

まどか(あ…ほむらちゃんも来てくれるといいのにな…)

QB(…)ジー

まどか「えっ…?」

まどか「あれ…?誰かに見られてたような…」キョロキョロ

QB(鹿目まどか、すっかり接触するのが遅くなってしまったね)

QB(まだ僕のことは見えないようだけど、気配は感じるようだね)

まどか「気のせいだよね…」ウェヒヒ

まどか「早めに準備しちゃおっと」

まどか「あ、パパに言わないとだ」ガチャ,トタトタ

まどか「パパ~、今日の夜はね―――

QB(暁美ほむらのいない今日が狙いどきだね)キュップイ

―――GAME CENTER

杏子「…槍?なんの話だ?ロッキーをことを槍だなんt

ほむら「別に隠さなくたって。私もよ」スッ

杏子「へえ、そのリングならアタシも知ってるぜ」スッ

ほむら「あなたに話があるわ。どこで話そうかしら?」ヒョイ

杏子ホテルでいいかい?公園もあるけど」

ほむら「ホテルでいいわ」ポリポリ

メジャーなら、KREVAとSEEDAかな
一周回って結局ここに辿り着いた

間違えたよ

あ、しかもそっちも間違えてたかごめんなさい

―――掴みはバッチリ。この子の趣味に合わせるだけの作業ね
真実を話すまではいいとして、巴マミはどうしましょうか。
潰してしまうのはプラスマイナスゼロといったところかしら…


―――HOTEL

杏子「―――…驚いた、まだ信じられねえが、そんな神業を目の前にしちゃあねえ」バリバリ

杏子「要するにワルプルギスの夜を倒すために協力して欲しいってこった」ムシャムシャ

ほむら「そうね、ワルプルギスの夜がグリーフシードを落とすなら、見てみたくはない?」

杏子「そうだな、アタシたちの教会も壊されるわけにはいかねえし」

杏子「んで、仲間は二人?マミのやつはめんどくせーし、そのさやかってやつもこの世界じゃ契約してないんだろ?」

ほむら「今のところはね。巴マミはどうするの?」

杏子「どうするのって…アタシに聞くなよ。アンタも知っての通り師弟関係だったが、今はもう…」

ほむら「でも、今度ピンチになったときは助けてあげるのでしょう?」

杏子「は、そんなことまで知ってんのかよ?てか、あの場所にいたのか…」

ほむら「ね、私には敵わないでしょ?」ニコ

杏子「…。好きにすればいいよ。仲間にしたっていいし、いっそ殺すのもありだろ、あんたの経験上からして」

ほむら「あら、非情なのね。いいのかしら」クスッ

―――夜

ほむら「今日も魔女退治に行くのかしら?」

杏子「…ああ。好き放題するためさ」

ほむら「巴マミの様子を見に行くのね」

杏子「いや、一言も言ってねえだろうが!」


―――私も行くべきだろうか
威圧することはできても、彼女に対してはメリットがないわ
いえ、まだ私は巴マミと仲が悪くなったわけではなかったわね…

杏子「結局、一緒に来るのかよ」ツカツカ

ほむら「ええ、なるべく友好的に接しようと思うわ」コツコツ

ほむら「この時間軸ではまだ仲悪くはないもの」コツコツ

杏子「ふう~ん、殺しちゃえば楽っしょ。考えなくていいもんな」ツカツカ

ほむら「とか言いつつ、ホっとしてるんでしょ」コツコツ

杏子「アタシは冷静だ、合理的に考えてるんだよ。アンタの話も信じたじゃねえか」ツカツカ

ほむら「そうね、アナタは飲み込みがいいわ。落ちるとこまで落ちてるからかしら」コツコツ

杏子「お、おい、てめえ!」ガオッ

―――SAYAHOME

まどか「いるよね…」ピンポーン

トタトタトタ,ガチャ

さやか「いらっしゃい、まどか!今、ご飯できるとこだよ、上がって!」

まどか「うん、お邪魔しまーす」トコトコ


まどか「―――おいしかったよ~、さやかちゃん!」

さやか「ほんと?まあ、冷食に手を加えただけなんだけどね」アハハ...

さやか「食器も片付けたし、アタシの部屋に行こっか」

まどか「うん、そうしよ!」

さやか「今日はテレビなにあったっけ~…」

QB(…)

まどか「!?…な、なんか」キョロキョロ

さやか「ん~、どした~?」

まどか「う、ううん。なんでもないの、行こ」ウェヒヒ...

まどか(さっきの感じと同じ。なんだろう…)

ガチャ

さやか「は~、今日も疲れたー」ボスッ

まどか「あはは、ちょっとはしゃぎすぎちゃったかもね」ウェヒヒ

まどか「ほむらちゃんも呼びたかったなあ…あたし」ション

さやか「さやかちゃんを目の前にして、そんなこと言うな~」ダキッ

まどか「あははっ、さやかちゃんくすぐったいよお」バタバタ

QB「こんばんわ」

QB「こっちでは夜間の挨拶といて、今のを使うんだろう?」

まどか「えっ!?」

さやか「なに!?」

QB「僕はここだよ、入っていいかい?」

まどか「さ、さやかちゃん…窓の外に…」ギュ

さやか「う、うん…に、人間じゃないよね…」アワワ

QB「僕は人間じゃないよ。QBっていうんだ」

まどか「入ってきたあ…、ね、猫なの!?」ギュッ

さやか「ま、窓を…ぬいぐるみみたいなのがすり抜けてきた…!」

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