安価 リア充何て…タヒね!(20)
おたく「隣の部屋の人うざいんだな…」
ダーリン♪ キャン♪ ウフフ♪
おたく「頭が痛いんだな もう」
おたく「引っ越すんだな もう」
おたく「どこにいこう…」
おたく「そうだ!3>>のにするんだな!」
おたく「ということでお世話になるんだな もう」
>>1「はぁ!?お母さんっ!なんでこいつが!?」
母上「おたく君の引っ越し先が決まるまでここに置いてあげることにしたのよー」
>>1「聞いてないんだけど」
母上「まぁいいじゃない?昔一緒に遊んだ仲じゃないの」
>>1「そうだけどさあ・・・!」
母上「じゃあ私出かけてくるわねー」
>>1「ちょ、ちょっ・・・」
バタン
>>1「・・・・・・」
おたく「よろしくなんだな もう」
>>1「・・・ンだよもー」
>>1「・・・取りあえず荷物置けよ」
おたく「うん、わかったんだな もう」
ドサッ ガチャ
>>1「ん?その中何が入ってんの?」
おたく「着替えに、洗面用具に」
>>1「あー、そっちじゃなくて。こっちのなんかがちゃがちゃいったやつ」
おたく「そっちにはゲームなんかが入ってるんだな もう」
>>1「ふーん・・・」
>>1「・・・開けていい?」
おたく「いいんだな もう」
ジーッ
>>1「あ・・・これって」
おたく「むかし一緒に遊んだ↓1なんだな もう」
おたく「むかし一緒に遊んだマリオブラザーズなんだな もう」
>>1「なつかしー」
>>1「・・・これ、まだ動くの?」
おたく「うん」
>>1「へぇ~・・・んじゃマリオやる」
おたく「やる気満々なんだな もう」
>>1「久々に見たらやりたくなったわ。それ、繋いで」
おたく「う、うん」
>>1「コントローラーもきれいだし・・・手入れしてたんだ」
おたく「大事なものだから」カチャカチャ
>>1「・・・そか」カチャカチャ
>>1「よし、これで・・・」ガチャ
おたく「よかった。しっかりついたんだな もう」
>>1「ひっさしぶりだけど大丈夫かなー・・・」
>>1「うりゃ」
おたく「あっ跳ね上げられて亀に轢かれたんだな・・・」
>>1「へへへ、残念だったなー」
おたく「ぐぬぬ」
>>1「はー、疲れた」
おたく「僕もなんだな もう」
>>1「・・・ねえ、また引越しなんだ」
>>1「なんかまたいやな理由あったの?」
おたく「・・・今回は隣人がうるさかったんだな」
>>1「うるさかった?」
おたく「生活音とか・・・いろいろなんだな」
>>1「へえ。実家暮らしだとわかんないねそういうとこ」
おたく「週1くらいで下の階が騒がしくなったり・・・」
おたく「男の人の馬鹿笑いとか・・・いろいろなんだな もう」
>>1「一人暮らし大変だねぇ・・・」
>>1「まぁ、それなら元気だったんだね」
おたく「・・・そこそこなんだな」
>>1「そこそこか。中学の時もそんなこと言ってていきなり引っ越してったじゃん」
おたく「・・・・・・」
>>1「なんでかは聞かないけどさ、ゆっくりしてきなよ」
>>1「最初はビビったけど、おたくは昔と変わんないみたいだし少しは安心した」
おたく「そ、そうなのかな・・・」
>>1「そいえば、さっきのゲーム、だいぶたってたのにおたくも上手かったじゃん」
おたく「そ、そんなこと言われると・・・///」
>>1「そういう褒めたらすぐてれるとことかね?」
おたく「・・・はめられたんだな もう」
>>1「人聞き悪い言い方するなー」
>>1「それで・・・ほかに空いてる部屋なんてないから、おたくはここで寝るわけだけど」
おたく「えっ・・・」
>>1「なに?いやなの?」
おたく「い、いやとかじゃなくて・・・」
>>1「いやじゃないならいいでしょ。ふとん持ってくればいいだけで楽ちんじゃん」
おたく「なら・・・それでいいんだな もう」
>>1「何そのしぶしぶって体は・・・」
>>1「あ、そうそう。今お母さん夕飯の材料買にいってるんだと思うけど」
>>1「おたくの好きだった↓1とか作ってくれるんじゃないの?」
>>1「おたくの好きだったチワワとか作ってくれるんじゃないの?」
おたく「ちくわ入り和風パスタでチワワなんだな」
>>1「やっぱりおぼえてたかー」
>>1「おたく好きだったから、お母さんがいない時に2人で作ろうとしたことあったよね」
>>1「でもゆで方が足りずに芯が固くて食べれなくって・・・二人でちょっと泣いちゃったりね」
おたく「あとでおばさんがつくってくれたパスタ美味しかったんだな・・・」
>>1「・・・楽しみ?」
おたく「・・・」コクコク
>>1「そっかそっか。私もかなり久しぶりだからな。だいぶ楽しみなんだー」
>>1「・・・ふう」
>>1「・・・なんかさ、思ったより自分盛り上がっちゃっててびっくりしてる」
おたく「・・・?」
>>1「なんていうかね、心の中から楽しいというか・・・なんというか・・・」
>>1「気兼ねなくいられるっていうか・・・なんだろう」
>>1「・・・おたくってさ、大学行ってるんでしょ?」
おたく「う、うん。行ってるんだな。だから一人暮らしなんだな もう」
>>1「そっか。見たことないから違う大学なのだろうけど」
>>1「大学、楽しい?」
おたく「えっ?」
>>1「ねえねえ、どうなの?」
おたく「・・・楽しく無いといったら嘘になるでござる」
おたく「ぼっちでござるよ?休日も一緒に遊びに行くなんてないでござる」
おたく「でも、それはそれで自分の事に打ち込めるでござるから」
おたく「それなりに充実はしてる・・・と思うでござるよ。もう」
>>1「へえ、でも友達に私がカウントされてないね?」
おたく「そ、それは大学の話だと思ったからでござるよ!」
>>1「へへへ、冗談だし。何あわててんの!」
おたく「ぐぬぬ・・・」
>>1「じゃあさ、私はどうだと思う?」
おたく「どうって・・・大学生活・・・?」
>>1「そうそう」
おたく「それは・・・学内では、教授同級生共に人気で、お昼はみんなで一緒にたべて」
おたく「課題やってなかったらみせあいっこして、ファミレスでだべって、休日には友人達とカラオケや飲み会に」
>>1「ストップ!」
おたく「うひっ!?」
>>1「どれだけ膨らませてんのー」
おたく「筆舌に尽くしがたいほどのリア充ライフを送っていると思ったんだな もう」
>>1「んなわけないじゃん。もー」
おたく「そ、そうなのかな?」
>>1「いくつかは当てはまってるけど」
おたく「ぐぬぬ」
>>1「でも、そうやって休日に一緒に出かけるってさ、遊びじゃなくて・・・なんかこう」
>>1「付き合い・・・みたいな感覚がするんだよね」
おたく「お付き合いしてるのかな?」
>>1「ちがうちがう!」
>>1「なんていうか、つるんでる間は気があんまり抜けないっていうかね」
>>1「たまには楽しいときもあるけどさ・・・すごく疲れるんだ」
おたく「リア充特有の悩みなのかな?」
>>1「うーん・・・よくはわからないけど」
>>1「私、リア充になりきれてないんじゃないかな?」
>>1「中途半端にリア充というか、リア充適性がないというか・・・」
おたく「気疲れするのは、なんとなくわかるんだな・・・」
>>1「おおー理解者がいてくれたか。ありがたや」
おたく「な、なんだか新鮮なノリなんだな・・・」
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