頼んだ
八幡がサッカー部に強制的に入部させられたパターンでいく
「八幡、ウチのサッカー部の練習は厳しいぞ。君についてこれるかな?」
「っせぇ。それより、なんなのこれ。歩きにくいんだけど」
「スパイクは初めてか?大丈夫、そのうち慣れるさ」
「ほんと歩きにくいなこれ……っっとぉお!」
「大丈夫か!八幡」ダキッ
「っ……わりぃ葉山」
「お安い御用さ」
練習
「八幡、パスいったぞ!」
「はぁ……くそっ……なんで俺が……」
練習後
「っはー疲れた。水、水………っと、んだよ」
「ほら、俺のポカリ飲めよ。それより結構やるじゃないか。驚いたよ」
「んっく………っぷは。サンキュ。別に何もやってねぇよ。ただ運動神経は元からいいからな」
「そうか……なぁ、帰りどっか寄ってかないか?」
「はぁ?なんで」
「君ともっと話したいからさ」
「っ……おまえなぁ、あんまそういう事言ってっと誤解されるぞ」
「誤解?俺はただ君と距離を縮めたいだけさ。同じ部員としても、クラスメイトとしても。そして、同じ男としてもね」
「やめとけ。俺なんかといたってつまらないだろ。それに、俺と仲良くしたら他の奴らに嫌われるぞ」
「そんなことはないさ」
「お前ならそうかもな。でも俺はそうとは限らない。お前と仲良くしたら、俺はきっとクラスの奴らから嫌われるだろうな」
「仮にそうなっても俺が守ってやるよ」
「………はぁ。ったく、めんどくせぇな」
「お、おい。どこ行くんだよ」
「チャリ取ってくんだよ。行くんなら早くいこーぜ。もう日が暮れちまう」
「ふっ、君って奴は。どこまでもひねくれてるんだな」
「……ほっとけ」
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