葉山「君を助けたいんだ」八幡「よしてくれ」 (18)

頼んだ

八幡がサッカー部に強制的に入部させられたパターンでいく


「八幡、ウチのサッカー部の練習は厳しいぞ。君についてこれるかな?」


「っせぇ。それより、なんなのこれ。歩きにくいんだけど」


「スパイクは初めてか?大丈夫、そのうち慣れるさ」


「ほんと歩きにくいなこれ……っっとぉお!」


「大丈夫か!八幡」ダキッ


「っ……わりぃ葉山」


「お安い御用さ」

練習

「八幡、パスいったぞ!」


「はぁ……くそっ……なんで俺が……」


練習後


「っはー疲れた。水、水………っと、んだよ」


「ほら、俺のポカリ飲めよ。それより結構やるじゃないか。驚いたよ」


「んっく………っぷは。サンキュ。別に何もやってねぇよ。ただ運動神経は元からいいからな」


「そうか……なぁ、帰りどっか寄ってかないか?」


「はぁ?なんで」


「君ともっと話したいからさ」


「っ……おまえなぁ、あんまそういう事言ってっと誤解されるぞ」

「誤解?俺はただ君と距離を縮めたいだけさ。同じ部員としても、クラスメイトとしても。そして、同じ男としてもね」


「やめとけ。俺なんかといたってつまらないだろ。それに、俺と仲良くしたら他の奴らに嫌われるぞ」


「そんなことはないさ」


「お前ならそうかもな。でも俺はそうとは限らない。お前と仲良くしたら、俺はきっとクラスの奴らから嫌われるだろうな」


「仮にそうなっても俺が守ってやるよ」

「………はぁ。ったく、めんどくせぇな」


「お、おい。どこ行くんだよ」


「チャリ取ってくんだよ。行くんなら早くいこーぜ。もう日が暮れちまう」


「ふっ、君って奴は。どこまでもひねくれてるんだな」


「……ほっとけ」

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