恒一「どういうこと、それ?」
赤沢「ええ。三年三組が抱えるもう一つの災厄」
恒一「・・・」
赤沢「それが、『ナカオという男子に惚れやすくなる現象』よ」
恒一「・・・」
赤沢「どう?」
恒一「・・・イマイチよくわからないんだけど」
勅使河原「中尾ぉ……」
赤沢「まあなかなかはじまらないでしょうけど・・・」
恒一「へえ」
桜木「・・・っ!」タッタッタッ
恒一「あれ?桜木さん何かあったのかな」
赤沢「深刻な顔してたわね」
中尾「・・・嫌な予感がする」ダッ
赤沢「え?中尾!対策は!?」
中尾「俺抜きではじめてくれ!」タッタッタッ
ガラッ バタン
赤沢「・・・?」
恒一「?」
廊下
桜木「はあっ・・・はあっ・・・」タッタッタッ
桜木「お母さん・・・」タッタッタッ
桜木「急がないとお母さんが」
ツルッ
桜木「!?」グラッ
桜木(あ・・・傘が)
中尾「桜木!危ねえ!!」
ズザザザザッ!!!
桜木「いたたた・・・私、助かったの・・・?」
桜木「!?」
桜木「中尾くん!しっかりして!」
中尾「大丈夫か、桜木・・・」
桜木「私は平気だけど・・・中尾くん、血が」
中尾「俺ならいい。急ぎなんだろ?」
桜木「う、うん」
中尾「行ってきな」
桜木「あ、ありがとう・・・」
桜木「じゃ、じゃあ行くね」
中尾「おい、桜木。これ持っていけ」
桜木「え?これ・・・傘?」
中尾「お前のはとがってて危ねえ。俺のやつは丸いからまだマシだろ」
桜木「い、いいの・・・?でもそしたら中尾くんが」
中尾「いいから行きな」
桜木「う、うん」ダッ
タッタッタッ
中尾「・・・桜木!」
桜木「え?」
中尾「気をつけてな」
桜木「・・・///」
桜木「・・・ってことがあってね~」
赤沢「ふ、ふーん・・・」
恒一「お母さんもなんとか助かったみたいだし、本当によかったね」
桜木「うん!」
赤沢「・・・」
桜木「はあ・・・中尾くんかっこよかったなあ・・・」
恒一「ははは」
赤沢(まさかゆかりが現象にかかるなんて・・・)
風見「くそっくそっ」ガンッガンッガンッガンッガンッガンッ
赤沢(まさか死者の災厄に加えてこっちまで・・・)
赤沢(せっかくイケメン優等生が転校してきたのに・・・)
赤沢(・・・)
赤沢(いや、むしろこれはチャンス)
赤沢(中尾現象でライバルが減れば私の一人勝ちよ!!)
赤沢(よし、そうと決まれば死者の現象から対策ね)
綾野「中尾の写真、安くしとくよ?」
桜木「ほっ、欲しいです!!」
綾野「まいどー」
中尾くんが全ての災厄をまとめて引き受けてくれるんですね?
>>21
自分のどうすんだ…
後日
高林「駄目だ、やっぱりフェアじゃない」
恒一「・・・」
高林「ウックルシ」バタン
恒一「高林くん!?」
中尾「榊原!俺に任せろ!」
恒一「う、うん」
中尾「俺が心臓マッサージをするからお前は救急車だ!」
恒一「わかった!」ダッ
恒一(こうして高林くんは助かり、中尾くんに惚れた)
屋上
恒一「中尾くんすごいね。現象をことごとく止めてる」
鳴「ええ・・・」
恒一「? あんまりうれしそうじゃないね?」
鳴「いえ、うれしいわ・・・」
鳴(美咲が中尾くんに助けられて以来、中尾くんにベタ惚れして困ってるのよ・・・)
鳴(なんで私が中尾くんの写真なんか撮ってこないといけないのよ)
恒一「?」
さらに後日
水野「おい、中尾!」
中尾「ん?」
水野「お前、病院のエレベーターの事件は知ってるよな」
中尾「ああ。水野の姉さんを見かけたんで話してたら、そのあと」
水野「ありがとう!!」ガバッ
中尾「お、おいおい男同士だぞ」
水野「お前は姉さんの恩人だよ・・・」
中尾「はあ・・・」
柿沼「●REC」
水野「そうだ!週末ウチにこないか?」
中尾「え?」
水野「ごちそうするぜ!奮発するから」
中尾「まあ・・・そこまで言うなら」
水野「///」
赤沢(やばいやばいわよこの現象)ガタガタ
赤沢(男女関係ないっていうの・・・!?)
赤沢(しかも・・・)チラッ
綾野「新作だよー。はーい、並んで並んでー」
桜木「5枚ください!」
高林「ふふふふ・・・アンフェアなアングルだね・・・」
松井「///」モジモジ
赤沢(着々とファンが増えつつある・・・)
赤沢(直接関わってなくても現象にかかるみたいね・・・)
赤沢(まさかガチ百合までかかるとは・・・おそるべし)
>>29
なんで弟のほうなんだwww
久保寺「はあ・・・」
中尾「どうしたんです?」
久保寺「母のことでね・・・」
中尾「そうですか・・・」
久保寺「ああ・・・現象もあるのにすまないね」
中尾「大丈夫です。こっちは必ず僕がなんとかします。だから先生は安心してお母さんを見てあげてください」
久保寺「中尾くん・・・」ジーン
美咲「私も10枚!」
綾野「あいよー。・・・あれ?見崎ちん眼帯は?」
美咲「?」
赤沢宅
赤沢「どうするか・・・」
赤沢「中尾現象は絶大な効力・・・」
赤沢「しかも恒一くんを独占するには、まず見崎鳴が問題・・・」
赤沢「・・・」
赤沢「!」
赤沢「そうだ!中尾と見崎鳴を一緒に遊ばせればいいのよ!」
赤沢「あ、どうせならみんながいいかな。恒一くんともイチャイチャしたいし」
赤沢「むふふ」
美咲って未咲ちゃんのこと?
中尾「赤沢。似合ってるぞ」
赤沢「・・・」プイッ
中尾「あ・・・」
赤沢「・・・」
赤沢(やばいやばい)
赤沢(不快にもときめきそうになったわ)
赤沢(でも)
赤沢(私はそんなチョロイ女しゃないんだからね!)
三神「もぐもぐ」
>>43
誤字だすまん
勅使河原「あ、ビーチボールか」
中尾「任せろ!」ダッ
望月「行ってらっしゃい////」
鳴「あはは」
恒一「ははは」
赤沢(イチャつくなよ!)ゴシカァン
三神(激しく同意)
中尾「結構遠いな・・・」
中尾「・・・」
中尾「よし、行くか・・・ん?」
中尾「あっちにボートがいるな・・・」
中尾「アレが通り過ぎてから行こう」
綾野「水着バージョンは売れそうだなー」パシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャ
後日
赤沢「結局見崎鳴は中尾に惚れなかった・・・」
赤沢「ぐぬぬ」
綾野「どーしたの泉美?」
赤沢「え、いやなんでも」
綾野「ふーん」
綾野「あ、そういえばさー」
赤沢「?」
綾野「今年、全員犠牲者出てないよね」
赤沢「まあ・・・ね」
赤沢(誰かさんのおかげでね)
綾野「もしかしたら引っ越しもあるかもーって思ってたんだけどねぇ」
赤沢「いいことじゃない(中尾現象以外)」
小椋「はあ・・・」
中尾「どうした、小椋」
小椋「なーんだ、中尾か・・・」
中尾「失礼だな」
中尾「まあ、なんだ。話ぐらいなら聞くぞ」
小椋「・・・兄貴が部屋から出てこなくてさ」
中尾「!」
小椋「このままだと、兄貴が心配で・・・」
中尾「小椋・・・」
小椋「うう・・・」グスッ
中尾「!」
中尾「・・・わかった、小椋。俺に任せろ」
小椋「え」
ダッ
小椋「お、おい!中尾!どこに・・・・・・行っちゃった」
帰り道
小椋「はあ・・・」
小椋「結局中尾を見失なっちゃったし」
小椋「一体どこ・・・」
小椋「!?」
小椋「わ、私の家が・・・!?」
小椋「そんな・・・」
小椋「あ・・・」ポロポロ
小椋「兄貴いいいいいいいい!!!!」ポロポロ
小椋兄「なんだようるせーな・・・ってうおっ!?家が!!」
小椋「ひゃっ!?」
小椋兄「なんだよ」
小椋「あ、兄貴!?なんで外に」
小椋兄「あー?気まぐれだ気まぐれ。ほい、傘」ポイッ
小椋「あ、ありがとう・・・」
小椋兄「さー、家はどうすっかな・・・」
小椋「だね。・・・ん?」
小椋兄「どうした?」
小椋「ほっぺ、どうしたの?腫れてるけど・・・」
小椋兄「あー、これか。目覚まし屋さんが来たんだよ。外にもいいことはあるぞってな」
小椋「・・・なにそれ」
小椋兄「・・・でも、まあアイツの言う通りだな」
小椋「?」
小椋兄「なんたって、由美の笑顔が見れたんだからな」
小椋「・・・馬鹿兄貴」
中尾「やっぱ兄妹はこうあるべきだな」
綾野「だね」パシャッパシャッパシャッパシャッ
三年三組
小椋「おはよう・・・」
赤沢「暗いわね、由美・・・」
小椋「うん・・・」
赤沢「なにかあったの?」
小椋「昨日、兄貴がついに外出したんだけどさ」
赤沢「! よかったじゃない」
小椋「よくない・・・」
赤沢「?」
小椋「まあ中尾のおかげなんだけどさ・・・」
赤沢「また中尾か」
小椋「うん。なんか家に来て説得してくれたらしくて」
赤沢「うん」
小椋「で、兄貴が『誰なんだ誰なんだ』ってうるさいから教えてやったら」
赤沢「うんうん」
小椋「『順太くんの写真キボンヌ』とか言い出して・・・」
赤沢「oh...」
赤沢「災難だったわね・・・」
小椋「ええ。・・・それにしても」チラッ
赤沢「・・・」チラッ
綾野「さあ!順太のファースト写真集!本日発売だよ!並んだ並んだ!」
桜木「買います!」高林「僕も!」未咲「私3冊!」水野姉「はやくー!」
猿田「押すなぞな!」金木「///」藤巻「しゃーなしだな///」
水野「ハァハァ」小椋兄「順太ー!じゅー!ジュアアー!ジュアアー!」
赤沢「感染者増えすぎでしょ」
小椋「うん」
小椋「・・・なんとかならないの?」
赤沢「それなんだけど」
小椋「?」
赤沢「死者の現象が解決すれば自然に中尾現象はなくなるらしいのよ」
小椋「!」
赤沢「できれば見崎鳴が中尾ってる間に恒一くんと私がくっついて、そのあと現象を解決しようと思ってたんだけどね」
小椋「まあしょうがないでしょ」
赤沢「・・・今度の合宿で、なんとかしましょう」
小椋「うん」
中尾と赤沢のイチャラブはよ
合宿
勅使河原「お前が死者だ!」ドンッ
風見「ユカリンッ」
アアアアアアアアアア…
勅使河原「やっちまった・・・」
中尾「やばいぞ、これは・・・」
>>75
中尾なら…きっとガラスでスライスされてくれる!
中尾「寝坊して遅れて来てみれば・・・」タッタッタッ
中尾「一体何が・・・?」タッタッタッ
中尾「風見・・・大丈夫かな」タッタッタッ
<シシャヲシニカエセ!
中尾「!」
中尾「そういうことかよ・・・」タッタッタッ
中尾「みんな・・・疑心暗鬼になるな!」タッタッタッ
<アニキノカタキィィィィ!
中尾「! 小椋か!」タッタッタッ
中尾「ん?でもあいつの兄貴は無事なはず」タッタッタッ
中尾「!」
中尾「窓から見崎と榊原・・・それに小椋!」
中尾「危ないぞあいつら・・・!」
湯浴み
恒一「落ち着いて小椋さん!」
小椋「ふふふ・・・あんたをどうにかすれば兄貴はノーマルに戻るんだ・・・」
鳴「私は死者じゃない!」
小椋「うるさい!」
グラッ
小椋「あっ」
小椋(やばい、落ち―――)
ズザザザザッ!!!
小椋「・・・・・・・・・あれ?私」
中尾「・・・ギリギリセーフ、か」
小椋「な、中尾!?休みなんじゃ」
中尾「遅刻したんだよ。それより、立てるか?」
小椋「う、うん」
中尾「よし。じゃあ俺は中に行くぞ」
小椋「! あ、あんたその腕で行く気!?死ぬわよ!?」
中尾「ん?ああ、さっきのですりむいちまったか。ま、大丈夫だろ」ダッ
小椋「あっ・・・」
タッタッタッ
小椋「中尾・・・」
恒一「・・・よかった。無事みたいだ」
鳴「うん・・・」
恒一「それより早く逃げ」
バタン
恒一「!?」
杉浦「ふふふ・・・見つけたわよ死者」
恒一「違うんだ杉浦さん!見崎は死者じゃない!」
杉浦「嘘をつかないで!そうやって私から順太きゅんを奪う気なんでしょ!?」
恒一「・・・え?」
え?
杉浦「みんな順太きゅん順太きゅんって!!!」
恒一「す、杉浦さん落ち着いて」
杉浦「私はずっと順太きゅんが好きだったのに!!!」
鳴「・・・」
杉浦「そんなときに『死者の現象を解決すれば順太きゅん現象がおさまる』って聞いて、こうやって行動してるのよ!!!」
恒一「杉浦さん・・・」
鳴「あの、失礼だけどいつから好きなの?」
杉浦「はあ?そんなのクラス替えしてからに決まってるでしょ!!!!」
鳴「・・・」
恒一(杉浦さん、それ・・・)
杉浦「さあ、覚悟!!」
恒一×鳴「「!!!」」
杉浦「でぇぇぇい!!!」
ガチャ
中尾「やめろ、杉浦!!!」
杉浦「じゅ、順太きゅん!?///」
中尾「杉浦、落ち着いてくれ」
杉浦「じゅ、順太きゅん。私・・・」
中尾「何も言うな。お前も、現象の被害者なんだから」
杉浦「ごめん・・・ごめんね・・・」ポロポロ
恒一(どっちの現象のことなんだろう)
中尾「榊原」
恒一「!」
中尾「お前は、この状況をどうにかできるか?」
鳴「私に、任せて」
中尾「!」
鳴「この目で、すべて終わらせる」
中尾「そうか。じゃあ行くぞ、見崎、榊原」
杉浦「わ、私も!」
中尾「杉浦は、ここでゆっくりしとけ」
杉浦「で、でも」
中尾「すぐ戻るから。な?」ナデナデ
杉浦「うん、わかった///」
綾野「いいよいいよー」パシャシャシャシャシャシャシャ
タッタッタッ
恒一「見つからないね」
鳴「そうね・・・死の色が見えないわ」
中尾「一体誰なんだ・・・。あと残ってるのは・・・」
赤沢「あーっ!!!!また抜け駆けしたわね!!!見崎鳴!!!」ババーン
鳴「!?」
中尾「あ、赤沢!?」
恒一「あ、赤沢さん僕らは今死者を」
赤沢「恒一きゅんのバカ!!!」ヒュンッ
恒一「ぐっ!?」バチーン
中尾「榊原!?」
赤沢「私も恒一きゅんと一緒にいたかったのに!バカバカバカ!!!」ドスッドスッドスッ
中尾「腹に連続ニーキックはやめてやれ!!」
恒一「うぐぅ・・・」ジワッ
赤沢「もう恒一きゅんも見崎も知らない!」ギラッ
鳴「!!」
恒一「!!」
中尾「やめろ、赤沢!!!」
赤沢「覚悟!!!」
パリーン
赤沢「えっ・・・」
赤沢「・・・」
赤沢(あれ、私・・・)
赤沢(窓ガラスが割れて、それで・・・)
赤沢(でも、あんまり痛くない・・・)
赤沢「な・・・んで・・・?」
中尾「・・・無事か、赤沢」
赤沢「な、かお・・・・・・!?あ、あんた!背中!」
中尾「・・・どうした」
赤沢「ガラスが・・・!」
中尾「ああ、お前をかばったらこうなったよ。ははは」
赤沢「笑い事じゃないわよ!!あんた血が」
中尾「お前が無事ならいいよ」
赤沢「!?」
中尾「・・・榊原はうまくやってるかな」
赤沢「え・・・!?そ、そんな恒一きゅんがいない!?」
中尾「俺が足止めを任されたからな・・・」
赤沢「そ、そんな・・・」
赤沢「・・・私の負けよ」
中尾「そうかい・・・」
赤沢「・・・ねえ」
中尾「ん?」
赤沢「あんた、クラスのみんなから好かれてたこと知ってんの?」
中尾「ま、薄々はな・・・おおかた現象のせいだと思ってたけどな」
赤沢「正解よ」
中尾「ははは・・・やっぱしか」
中尾「残念だな・・・」
赤沢「そうね。死者が消えれば中尾現象も終わりだもの」
中尾「そうじゃなくて」
赤沢「?」
中尾「こんな現象があるのに、お前を振り向かせなれなかったことが、だ」
赤沢「・・・・・・バカね」
中尾「ははは・・・」
赤沢「ま、ここまで犠牲者がいないのはあんたのおかげよ」
中尾「・・・」
赤沢「ありがとう」
中尾「・・・」
赤沢「・・・中尾?ちょっと!中尾!?」
中尾「・・・」
赤沢「起きてよ!ねえ!」ポロポロ
赤沢「中尾ぉーーーー!!!!!」
木村「」ガバァ!
恒一(赤沢さんと離れた後)
恒一(僕と見崎は現象を止めることに成功した)
恒一(こうして、僕らの合宿は幕を閉じた)
恒一(そして・・・)
三年三組
小椋「現象止まってよかったね」
綾野「うん・・・」
小椋「あれ、なんか暗いね」
綾野「それなんだけど・・・」
スタスタ
金木「綾野さん。中尾の写真と写真集、全部返品するからお金返して」
綾野「そ、そんな」
金木「私にはアレはいらないわ。じゃ」スタスタ
綾野「うぇ~ん。由美~」
小椋(自業自得な気がする)
綾野「せっかくいっぱい刷ったのに~」ポロポロ
小椋「はいはい」
綾野「中尾への好意がゼロにされるなんて理不尽だよ~」ポロポロ
小椋「そうね」
小椋(危ない危ない・・・)
小椋(中尾現象にかかってない人はそのままだったらしいからね・・・)
小椋(ギリギリ惚れてて助かったわ・・・)
小椋(中尾への好意99%とかどう接していいかわかんないし・・・)
綾野「こうなったらこういっちゃん写真集を・・・」
綾野「次のビジネス・・・」ブツブツ
小椋「はいはい。部活行くよ」
綾野「うー・・・」
小椋「千曳先生うるさいんだから」
綾野「ぐぬぬ・・・あ!そうだ!泉美がまだだなー!待たないとなー!」
小椋「はあ?泉美は用事でしょ?」
綾野「」
小椋「諦めなさい」ズルズル
綾野「ビジネスが・・・」
赤沢「・・・」
赤沢「2日ぶりね」
赤沢「・・・」
赤沢「今日はお花を持ってきたから」
赤沢「・・・ふふっ」
赤沢「まあ、あんたには似合わないけどね」
赤沢「合宿から1週間経ったけど」
赤沢「やっぱりほとんど中尾への好意がなくなってたわ」
赤沢「かわいそうよね」
赤沢「・・・」
赤沢「ま」
赤沢「女を守って死ぬなんて、あんたらしいわよ中尾」
中尾「おい、勝手に死者にするな」
赤沢「あら起きてたの?」
中尾「寝てるときに来るなよ」
赤沢「仕方ないじゃない。学校終わってすぐきたんだから」
中尾「へいへい」
赤沢「はい、差し入れ。りんごよ」
中尾「・・・スライスしてくれよ」
赤沢「そのままかじりなさいよ」
中尾「ひでーなおい」
赤沢「~♪」
中尾「! !!」
赤沢「~? ~♪」ドヤァ
中尾「~~!!」ダンッダンッ
水野姉「仲いいわね」
恒一「はい」
鳴「そうですね」
水野姉「しかしすごい生命力ね」
恒一「はい。なんたって今回のMVPですから」
鳴「うんうん」
水野姉「じゃ、私は戻るからね」スタスタ
恒一「はい」
スタスタスタスタ
恒一「しかし、偶然だよね。赤沢さんがギリギリ惚れてなかったって」
鳴「ええ、本当ね」
恒一「赤沢さんが、命の恩人への好意を忘れずに済んでよかったよ」
鳴「うん。これでライバルが・・・」
恒一「?」
鳴「なんでもない」
恒一「じゃ、帰ろうか」
鳴「うん」
恒一「僕も好きな人がほしいなあ」
鳴「・・・」チラチラチラッ
恒一「?」
赤沢「はー。じゃあウサギさんにしてあげる」
中尾「やった!ありがとう泉美様!」
赤沢「・・・やっぱめんどくさいからぶつ切りね」ザクッザクッ
中尾「おい!!」
綾野「いいよいいよー」パシャッパシャッパシャッ
おわり
本当はおぐおぐが書きたいんだけどネタがry
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