千早「春香…どうして裸なの?」(155)
春香「えーっと、ストレス解消?」
千早「もしかして普段から朝早く事務所にいるのって」
春香「うん、みんなが来るまでこうして裸でいるよ」
千早「誰かに見られたらどうなるの」
春香「大丈夫だよ、今日の今まで見つからなかったわけだし」
千早「ってことは、私が初めてだったの?」
春香「千早ちゃんがこんなに朝早く来るなんて思わなかったよ、どうしたの?何かあった?」
千早「別に、なんとなく眠れなかっただけで…って、そうじゃなくて」
千早「もう裸でいるのやめなさい、プロデューサーや他のみんなに見られたら大変でしょ」
春香「えー」
千早「えーじゃないわよまったく」
春香「また服着るの面倒くさいなあ」
千早「春香ちょっと待って、下着は?」
春香「着ける日と着けない日があるんだ、今日は着けない日」
千早「…」
千早「どうして服を着ていないのよ…」
春香「んー、そうだなー…じゃあ聞くけど、千早ちゃんはなんで服を着てるの?」
千早「なんでって…普通服は着てるものでしょう」
春香「普通、ねえ…ねえ千早ちゃん、
トップアイドルを目指してるわたし達がそんな
固定概念に囚われていていいのかな?」
千早「え、ええ!?」
春香「うん、少し質問を変えるね、なんで人は服を着るのかな?」
千早「それは…やっぱり裸は恥ずかしいものだし…隠すのがマナーというか…」
春香「なるほど、ありがとう。マナーねマナー…
それはひとまずおいておいて、恥ずかしいからって言ったよね」
千早「え、ええ…言ったわ」
春香「どうして裸が恥ずかしいのかな?
例えばアフリカとかの部族の人達は裸で生活しているでしょう?
きっと恥ずかしいなんて思ってないよね」
千早「それは…そうかも知れないけどここは日本だし…」
春香「うん、そうだね。じゃあ何故アフリカの人は
恥ずかしくないのに日本のわたし達は恥ずかしいと思うのかな」
千早「それは…昔からそういうものでしょう?」
春香「それよ!」プルンッ
千早「くっ」ビクッ
春香「昔からそういうものとか、みんながそうしてるからとか、
そういった思考停止を棄てなければ、
トップアイドルになんてなれないってわたし思うの!」
千早「そ、そうかしら」
春香「そう!」
千早「……」
春香「さっきマナーの話があったけど、
マナーって要するに他人に迷惑をかけない為のものでしょう?」
千早「ま、まあそうかしらね…」
春香「わたし、千早ちゃんが裸でも全然気にしないよ!むしろ嬉しいって思うな!」
千早(嬉しいんだ…)
春香「だから、千早ちゃんも脱いでみて!」プルッ
千早「……」
千早「やっぱり恥ずかしいわよ…」
春香「千早ちゃん!」プルンッ
春香「トップアイドルになりたくないの!?あの時した約束は嘘だったの!?」
千早(なにか約束なんてしたかしら……?)
春香「さあ!自分を解き放って!」
千早「わ、わかったわ…脱いでみる…私だってトップアイドルになりたいもの」
春香「それでこそわたしの親友だよ!」
すぽーん!
春香「どう?千早ちゃん、殻を破った気分は?」
千早「い、意外に悪くないわね」ツルーン
春香「でしょう!あ、わたしちょっとトイレ」スタスタ
千早(本当に意外だわ…なんだか心まで軽くなる様な…)
千早(そうだ…今ならもっと上手に歌が歌えるかもしれない…歌ってみましょう!)
♪青い~鳥~
P「おはようございまーす」ガチャ
千早「」
P「ちっ、千早!?裸で何して!?」ビクッ
千早「ちっ、違うんです!これは…」カクシカクシ
P「い、いいから服を着ろ!」
千早「は、はははい…あれ!?私の服!?あれっ!?」アタフタ
千早(どうしたらいいの…)ウルウル
千早(こうなったら!)
千早「な、何言ってるんですかプロデューサー、私はちゃんと服を着ていますよ」
P「お前が何言ってんだよ…」
千早「これはバカには見えない服です!」
P「よく見たら今日の千早お洒落だな!」
千早「ありがとうございます!」
春香「あっ!プロデューサーさんおはようございます」プルン
P「おっ、春香も今日はかわいい格好してるじゃないか!」
春香「はあ?わたし何も着てませんよ、変なプロデューサーさん」プルン
P(あれ、そういう設定じゃないの…)
千早「……」ダラダラ
P(よくわからないけど、俺は得しかしないし、
乗っかっとこ。外に出るのだけ阻止すればいいや)ニヤニヤ
春香「……なんて事考えてるよ、千早ちゃん」
千早「不潔です!」
P「いや、おかしいだろ!……ていうか何で俺の心を!?」
春香「やだなあ、プロデューサーさんの事は何でもお見通しですよぅ」プルッ
小鳥「おはようございます」ガチャ
小鳥「!」
小鳥「は、ははは春香ちゃん?…千早ちゃんまで…
な、なんで服を着ていないの!?」
春香「小鳥さんこそ何言ってるんですか?
わたし達ちゃんと着てますよ、バカには見えない服を」
P「!?」
千早「!?」
小鳥「ふたり共とってもかわいいわ!」グッ
春香「小鳥さんの分も用意してますからどうぞ」スッ
小鳥「い、いえ、私はいいわよ…」アトズサリ
春香「どうしてですか?」ズイ
小鳥「だ、だって……そ、そうよ、私は制服を着ないといけないし!」
春香「あれ、小鳥さん見えないんですか!?
これ制服のデザインなんですけど、小鳥さんてまさか……」
小鳥「そそそうよね!着替えてくるわ!」タター
千早「……」
P(ブラボー!)
小鳥「ど、どうかな…」オズオズ
春香「いつもの小鳥さんですけど、どうしたんですか、
胸と股間を押さえて?体調でも悪いんですか?」
小鳥「そ、そうじゃないけど…」
春香「はっ!ま、まさか小鳥さん、わたし達が馬鹿だから
服が見えないと思ってるんじゃ…ひどい、小鳥さんわたし達の事
そういう風に見てたんだ…」ウルウル
小鳥「ち、違うわ!ちょっと痒くて掻いてただけよ!」プルルン
P(わっほい!)
千早(……)コソコソ
小鳥「さぁ、仕事仕事!」プルルンプルルン
春香「千早ちゃん、どこに行くの?」
千早「ぎくっ……ちょ、ちょっとトイレに…」
春香「ロッカーに替えの服はないよ?」
千早「……やっぱり春香が私の服を隠したのね!」
春香「しっ!いずれわかるから今は流れに身を任せて!」プルン
千早「……くっ」ツルン
千早「春香、何が目的なの……ってプロデューサー!?
なんで脱いでるんですか!?///」
P「いや、俺だけ来てるのも不自然な気がして…」ポリポリ
千早「……なんで靴下だけ?」
P「そこはほら!身だしなみって大事だろ!」ブルン
千早「知りません!///」
要らない物書いて失礼しました
真「おっはようございまーす!」ガチャッ
真「うわあっ!なななんでみんな裸なの!?」ビクッ
小鳥「真ちゃーん、見えないのー?」ニヤニヤ
真「え?え?何がですか?」オロオロ
小鳥「私達、馬鹿には見えない服を着・て・る・の☆」
真「え…えー!?僕が馬鹿だからかな、何も着てない様にしか見えないよ…」
春香「真」ポン プルン
真「は、春香?一体どういう事!?」
春香「大丈夫、大丈夫だよ真、今は見えなくても、
これを着てみんなと同じ様にしてれば大丈夫だから」スッ
真「…これって?手を差されても…僕にどうしろってのさ!?」
春香「大丈夫、大丈夫だから、これを着て」グイグイ
真「え、ええー……よくわからないけど…」ヌギヌギ
千早(真……)
真「こ、これでいいの…?」ペター
P(よかった……真、ちんこ生えてなかった…)ホッ
春香「うん!それでいいの!だってわたし達みんな、仲間だもん……ね!」
真「は、はは……へへー!そうだね!仲間だもんね!」ペター
千早(そうよ、真は仲間……)ツルーン
雪歩「おはようございます」ガチャ
雪歩「ひっ……ひぃぃぃん、穴を掘って…」ワタワタ
真「雪歩」ツカツカ
雪歩「まっ、真ちゃん!?なななに、なんで?」ガタガタ
真「僕達、仲間だろっ!」ウィンク
雪歩「真ちゃん///」ヌギヌギ
雪歩「真ちゃん…///」プルッ
千早(な、なにが起ころうとしているの……)
P(ここはバルハラだ!遂に俺はバルハラに招かれたんだ!)ジーン
千早(しかし、異様な光景だわ……)
小鳥「はい、765プロでございます」プルルン
春香「……ってお母さんが言ってね」プルン
真「へー、やっぱり春香のお母さんはすごいなぁ」ペター
雪歩「真ちゃん///」プルッ
P「……」カタカタカタカタ タッーン
律子「おはようございます」ガチャ
P(やばっ、律子が来た!ヴァルハラが…)ブルン
律子「さーて、今日も忙しくなりますよー!」プルルンプルルン
春香「何と堂々としたお姿……」プルン
真「さっすが律子!」ペター
雪歩「真ちゃん///」プルッ
千早「り、律子?」
律子「んー?どうしたの、千早?」プルルン
千早「ね、ねぇ律子、その格好で事務所まで来たの?」
律子「そうだけど?何かおかしい?」プルルン
千早「だ、だって…裸じゃないの…」
律子「……ぷっ、あっはっはっ、千早も冗談言う様になったのねー」プルルン
千早「もう何がなんだか…」
P(やったー!なんだかわからないけど…やったー!)
亜美真美「おっはよ→」ガチャ
亜美「って、わっ!みんなはだかんぼだ→!!」
真美「に、兄ちゃんまで///」
P「ま、真美、これはな…」ブルンッ
亜美「面白そう!亜美も脱ぐっ」スポーン
真美「じゃ、じゃあ真美も…」ヌギヌギ
真美「兄ちゃん…見ないで///」モジモジ
P「あ、ああ、見ないぞ!(犯罪的だ…)」
響「はいさーい!」ガチャッ
響「え?なんだこれ…」
小鳥「ええ、その件につきましては前向きに……」プルルン
春香「それでね、その時作ったのがー」プルン
真「なんだよそれー」
亜美「はるるんそれやりすぎっしょー」
響「……な、なあ春香、なんでみんな裸で……」ビクビク
春香「……」
春香「みんな聞いてー!この中に1人仲間外れがいまーす」プルン
一同「じーーー」
響「え……自分の事…?」オドオド
一同「じーーー」
響「う、うう…仲間外れは嫌だぞ…」ヌギヌギ
響「す、スッポンポンでもなんくるないさー!」プルルンッ
一同「パチパチパチパチ」
春香「響ちゃん、わたし達仲間だよ!」プルン
響「春香ぁ……」ウルウル
あずさ「おはようございます~」ガチャ
あずさ「……あらあら~、ここはどこかしら~」
千早「あ、あずささん、あの……」
あずさ「私、道に迷っちゃったみたいで~」
律子「ここ765プロであってますよ」プルルン
春香「あずささん、ちょっとちょっと」チョイチョイ
あずさ「春香ちゃん、私また迷っちゃったみたい~」ドンッドンッ
春香「あずささん、壁に引っ掛かってますよ」
春香「あずささん、最近の研究でわかった極秘情報
なんですけど、服を着てると婚期が遅れるそうです」ヒソヒソ
あずさ「あら~、そうなの~」ヌギヌギ
あずさ「これで私も運命の人が見つかるかしら~」ドタプ~ン
P「!」ガタッ
春香「プロデューサーさん、どこ行くんですか?」ガシ
P「ちょ、ちょっとトイレに」マエカガミ
春香「駄目です座って下さい」ガッシリ
P「はっ、放せ!」モジモジ
やよい「おはようございますー」ガチャ
やよい「……」ポロポロ
春香「やよい、何泣くの?」
やよい「みんなが、みんながおかしくなっちゃいましたー」エーン
春香「やよい、何もおかしい事なんてないよ、
これが普通なの、事務所についたら服を脱ぐ、
当たり前の事じゃない」プルン
やよい「なーんだ、そうなんですねー」ヌギヌギ
やよい「うっうー!お行儀悪くなっちゃうとこでしたー!」ロリッ
千早(そんな高槻さんもかわいいわ…)ハァハァ
貴音「おはようございます」ガチャ
貴音「……面妖な」
雪歩「た、貴音さん、あの……」オドオド
貴音「面妖な…」ヌギヌギ
千早(ええー…)ガビーン
貴音「面妖な!」プルップルン
美希「おはようなのー」ガチャ
美希「……あふぅ、美希まだ寝ぼけてるみたいなの」
P「美希」ビキビキ
美希「ハニー///」ヌギヌギ
美希「なのー!」プルンプルン
P「うんうん」ビキビキ
P「……」スタスタ
春香「さりげなくトイレに行こうとしないで下さい」ガシッ
P「はっ、放せー!」ズルズル
伊織「おはよー」ガチャ
伊織「……な、なんなのよこれ」ピッピッ
伊織「もしもし警視総監?今すぐ機動隊を…」
やよい「伊織ちゃん」ロリッ
伊織「や、ややややよい!?あああんたまでそんな格好///」ピッ
やよい「伊織ちゃん、みんな楽しくやってるんだよ?通報なんてしちゃだめだよ」
伊織「だだだってこんなのおかしいし……」
やよい「伊織ちゃん?」
伊織「わわわわかったわよ、そんな目で見ないでよ……」
やよい「わかるよね、伊織ちゃん?」ロリッ
伊織「う、ううー///」ヌギヌギ
伊織「こ、これでいい?」ペター
やよい「うっうー!はいタァーッチ!いえい!」
P「春香ー!ほどけー!」ガタガタ
社長「おはよう」ガチャ
社長「こ、これは何事かね!?」ビクッ
P「しゃ、社長、これは…」ガタガタ
社長「君!説明したまえ!ん?君縛られて……とにかく何故裸なんだ!?」
律子「裸で何が悪いんですか!」プルルン
社長「り、律子君?」タジ
春香「そうです!わたし達女である前にアイドルなんです!」プルン
真「服を着ていちゃわからない事もあるんです!」
雪歩「わたし、ちんちくりんでダメダメだけど、裸になれました!」プルッ
亜美真美「裸って楽しいよNE!」
響「自分、みんなの仲間だぞ!」プルルンッ
あずさ「あらあら~」ドタプ~ン
やよい伊織「さあ!」ロリッ
美希貴音「自分を解き放って!」プルップルン
小鳥「ぴよ…zzzz」プルルンプルルン
社長「……どうやら私が間違っていた様だ」ヌギヌギ
社長「わっはっは、爽快なもんだね!」ブルルン
P「社長……あんたビッグだ……皆!社長を胴上げだ!」
わっしょいわっしょい
社長「わっはっは、やめたまえ」ブルルンブルルン
千早「今のうちに」コソコソ
千早「よかった、美希の脱いだ服を拾えたわ、
とりあえずこれを着て帰りましょう」コソコソ
千早「ふう、なんとか外に出られた、
今日は帰って明日になれば皆元に戻ってる……わよね」テクテク
通行人男「……」ブランブラン
通行人女「……」プルップルップルップルッ
千早「……え?」
ヒソヒソやだ、あの人服着てるヒソヒソ
ヒソヒソママー、服着てるよーヒソヒソ
ヒソヒソ通報した方がいいんじゃない?ヒソヒソ
千早「どうなってるのよ」ヌギヌギ
おわり
>>143
俺は全裸の世界よりも
女は未妊娠でもおっぱいから母乳が出るのが普通の世界だったら
どんなにいいことかと思うよ
>>146
今度その設定で書いてみようかなと一瞬だけ思った
今からは書かないよw
そんな余裕あったら最初の話もっとふくらませてるわ
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