※ ダンガンロンパ風SSです。1・2のネタバレがある可能性があります。
・どことなくも何も、二番煎じです。楽しそうだったのです。許してください。
・舞台は、希望ヶ峰学園では【ありません】。舞台設定もオリジナルとなります。
・基本的なルールはゲームに準拠します。モノクマが明言しない限り、ルールの変更はありません。
・登場人物は当然、オリジナルとなりますので苦手な方は注意をお願い致します。
・バッドエンドにはなりません。主人公は如何なる場合を持ってしても死なないものと考えてください。
・主人公以外の全てのキャラには死亡の可能性があります。折角作成したキャラが死亡しても泣かない。
・石を投げないでください。痛いです。すいません。
以上が、注意書きとなります。
では、以後よろしくお願い申し上げます。
【前スレ】
【安価】安価ンロンパ:安価で行うオリジナルダンガンロンパ【ダンガンロンパ】
【安価】安価ンロンパ:安価で行うオリジナルダンガンロンパ【ダンガンロンパ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1382618519/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1384870235
能力値について(あくまで最初の目安です)
① コミュ力 … 人付き合いの良さ、他人からの好意判定に関係します。
好意判定が高ければ高いほど、その相手にターゲットにされにくくなります。
また、キャラクターの性格の一端を担う部分となります。
コンマ以下の、十の位がコミュ力の値となります。
得点は、0~9。0が最低で、9が最大となります。
② メンタル … そのキャラの、メンタル力の高さを示します。
メンタル力は、クロ判定に関係します。
クロ判定に関しては、一定数値以上まで溜まるとクロに任命される可能性が生じます。
メンタルが高ければクロ判定が溜まりにくくなり、クロになりにくくなることになります。
コンマ以下の、一の位がメンタルの値となります。
③ クロ判定 … 初期クロ判定の数値がコンマ以下で計算されます。
計算方法に関しては、隠しステータスとなるため非公開です。
クロ判定は、動機が発表された日の夜の時点で、最も高い人物がクロとなります。
また、主人公を除く15人全員がクロ判定50以下の場合、何事も無く次のチャプターに移ります。
チャプターは全部で6予定。選択次第ではコロシアイが起きない可能性も…。
クロ判定は、主人公の行動如何で上下し、動機の発表によって何名かが急激に上昇します。
クロ判定が70以上のキャラ同士が【親友・恋慕・主従】の判定を持つ場合、
共犯となって事件を起こす可能性が生じます。
④ 交友度 … 交友度の細かい数値は隠しパラメータとなり、公開されません。
交友度は0から開始され、特定の行動を起こすと上下します。
また、各キャラも独自に行動しており、交友関係が変動する場合があります。
その場合には、【Info】として公開されます。
交友度が高いキャラ同士では、コロシアイが起きにくくなります。
……が、特定の条件下ではその限りではありません。動機に左右されると思ってください。
交友関係が0以下は険悪、10以上で知人、30以上で友人、70以上で親友・恋慕の判定が生じます。
以上で、能力値についての説明を終わります。
【生徒名簿】
生徒番号 1 (主人公)
【超高校級の魔法少女】 円 マギカ (つぶら マギカ)
「明日も変わら無い一日が過ごせればいいな、って」
モデル:鹿目まどか(魔法少女まどか☆マギカ)
性別:女性
コミュ力5 精神力7
スキル
「恥ずかしがりや」恥ずかしがっているため、自己主張が少ない。
だが、恥ずかしがる姿がウケるのか、交友度が上がりやすくなる。
「身体強化魔法」 自分の身体能力をブーストする魔法を常時身にまとっている。
両親は格闘家になると思い込んでいるようだ。
自由行動時、捜査時に動ける回数が増加することがある。
「主人公」 いかなる場合でも、クロ・被害者・黒幕にならない。
生徒番号 2
【超高校級のサーファー】 茅ヶ崎 ナミ (ちがさき なみ)
「……君は、本当の私を理解してくれるの?」
モデル:古明地こいし(東方project)
性別:女性
コミュ力2 精神力7
スキル
「疑心暗鬼」 表面上ではそれなりにコミュニケーションが取れるタイプだが、疑り深い。
相手をなかなか信用しないため、交友度が上がりにくい。
「ノリが軽い」 話題に乗りやすく、ノリよく会話に参加ができるようになる。
一緒に行動しているメンバーの精神力が+1される。
生徒番号3
【超高校級のカウンセラー】 三菱 乍 (みつびし ながら)
「そんなに自分を責めちゃだめよ? あなたの行いは、間違いなく皆を救っているんだから」
モデル:鞠川静香(学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD)
性別:女性
コミュ力5 精神力9
スキル
「溢れ出る才能」 自分が持つ才能に、更にブーストが掛かる。
相手がどんなに口下手でも、相手との間に言語の壁があっても相手の伝えたいことを読み取ることが出来る。
「トラウマ持ち」 過去に大きいトラウマを抱えている。そのトラウマを乗り越えて今に至る。
相手が抱く絶望を和らげ、一緒に過ごしたキャラのクロ判定を-5する。
生徒番号4
【超高校級の政治家】 円天寺 美菜輝 (えんてんじ みなき)
「いがみ合ってもいいことなんてありません! 宜保さんと私を信じてついてきてください!」
モデル:劉備(真・恋姫†無双)
性別:女性
コミュ力8 精神力9
スキル
「洗脳」 自分の思い通りに相手を動かすだけの言霊を秘めている。
相手との交友度が上がりやすく、主従判定を受けやすくなる。
「謙虚」 何事も謙虚に、今の自分があるのは周りのおかげだと捉えている。
周囲の好感度があがりやすく、被害者に選ばれにくくなる。
生徒番号5
【超高校級の弓道家】 蜜岡 美緒 (みつおか みお)
「マギカちゃんはずーっと、美緒のお友達でいてくれますよねぇ?」
モデル:佐久間まゆ(アイドルマスター・シンデレラガールズ)
性別:女性
コミュ力6 精神力7
スキル
「勇猛果敢」 あふれる勇気で行動するが、自分を顧みずに行動を起こすことも…。
モノクマに対して激しい敵対行動を取りやすくなり、捜査の際には積極的に行動する。
「ヤンデレ」 彼女はいつでも愛に飢えている。ねぇ、どうして私とお話してくれないのぉ?
友好度が激しく上がりやすくなるが、友好度が高い相手を束縛しやすくなる。
生徒番号6
【超高校級の薬剤師】 愛鬼 望 (いとしき のぞみ)
「……な、何よ! 私が薬中でひどい顔をしてるから、いけないっていうの!?」
モデル:黒木智子(私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い)
性別:女性
コミュ力3 精神力2
スキル
「喪女」 本人はなぜかわかっていないが、モテナイ女の子。
モテません。相手の交友度の上がり方が悪くなりますが、相手次第で自分の交友度の上がり方が高くなる。
「被害妄想」 何もかも、悪いのは周りです。自分は悪くありません。被害者なのです。モテナイのも周りがおかしい!
自分が不幸な目にあったとき、周囲からの交友度ががくっと下がる。
「躁鬱」 テンションの上下が激しい。ある意味面倒な体質。
テンションが高い時には交友度に+1のブースト、低いときは-1のブーストがかかる。
なお、コミュ力は変わらない模様。
生徒番号7
【超高校級の秘書】 涌井 留峰 (わくい るみね)
「ご安心ください。皆様にとっての危険は、円天寺様、宜保様、そしてこの涌井が排除してみせますので」
モデル:真希波・マリ・イラストリアス(新世紀エヴァンゲリオン)
性別:女性
コミュ力8 精神力6
スキル
「容姿端麗」 恵まれた美貌と、整った顔立ちを持っている。
他人との交渉に成功しやすくなり、男性陣の交友判定が×1.5される。
「計算高い」 何をするにも、自分や主が特をする方法を考える。
衝動的な殺人を起こしにくくなるが、利益があると考えた場合殺人を起こしやすくなる。
生徒番号8
【超高校級の怪盗】 リアナ・マルジェイヌ
「あまり私と親しくしない方がいいと思うぞ。私は怪盗だ……モノだけでなく、心や命まで盗まれたくはないだろう?」
モデル:エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル(魔法先生ネギま!)
性別:女性
コミュ力2 精神力3
スキル
「ミステリアス」 どことなく不思議な雰囲気を醸し出している。別に中二病というわけではない。
特定のキャラの交友度が上がりやすくなるが、其れ以外のキャラの交友度が上がりにくくなる。
「幻惑」 彼女の発する不思議な雰囲気は、どことなく人を魅了する側面を持っている。
男性キャラの交友度が上がりやすくなり、衣装がやや際どくなる。
「没落貴族」 没落さえしてなければ、きっと【超高校級のお嬢様】だった。
身分と境遇から、モノに対する異常な執着を見せることがある。
生徒番号9
【超高校級の幸運】 破魔耶 麗司 (はまや れいじ)
「ぼ、僕の所為で不幸になっちゃってごめんなさい…」
モデル:津田信澄(織田信奈の野望)
性別:男性
コミュ力4(+2) 精神力1
スキル
「正義感」 独特の正義に則って行動する。その正義をなすためならば、どんな困難があってもめげない。
特定行動時の精神力が最大値になる。
「幸運の種」 一緒にいるだけで、一緒にいる相手の運勢を引き上げる。
コミュ力に+2のブースト。また、一緒に行動している相手に何かしらの幸運が呼び起こされる。
「希望の化身」 希望のためならなんだってする。それが希望のためであるならば、ビバ希望。
特定行動時のコミュ力・精神力に数値変動が起こる。
生徒番号10
【超高校級の落語家】 四ノ宮亭 円扇 (しのみやてい えんおう)
「これは世界が滅亡する前兆だ! 世界は絶望に支配され、人類は滅亡する!」
モデル:キバヤシ(MMR マガジンミステリー調査班)
性別:男性
コミュ力3(日常・学級裁判で5) 精神力3
スキル
「終末思想」 いつでも世界が終わると思っている。ノストラダムスの予言が外れたことに絶望したことがある。
時折、周囲のクロ判定に+5の数値を与える。
「笑い上戸」 いつでも笑いがついて出る。ツボがおかしいともいう。
事件発生時のコミュ力に-2の補正がかかるが、日常のコミュ力に+2の補正がかかる。
「誘導尋問」 相手の言葉を引き出すのが上手だったりする。
学級裁判時のコミュ力に+2の補正がかかり、主人公をアシストしてくれる場合がある。
生徒番号11
【超高校級の画家】 藻根 蔵人(もね くろうど)
「魔法少女ですと? それは、小動物と契約したり、空中で魔砲を撃ちあったり、キスして仮契約するあの魔法少女ですかな?」
モデル:材木座 義輝(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている)
性別:男性
コミュ力2 精神力6
スキル
「オタク体質」 自分の好きなジャンルはとことんまで究めるタイプ。
特定の趣味を持つ相手との交友度が上がりやすくなる。
「ギャグ体質」 どんなに悪いことがおきても、意外となんとかなる。
不運な理由で被害者になる可能性が激減する。
生徒番号12
【超高校級のトレーサー】 地院家 大門 (ちいんけ だいもん)
「よう、円! 絶対ここから、生きて出ような!」
モデル:花村陽介(ペルソナ4)
性別:男性
コミュ力4 精神力3
スキル
「中国拳法」 中国生まれの拳法家。中国拳法を取り入れた新しい形のパルクールを発表した。
体育系の行動をとった場合、友好度があがりやすくなる。
「ムードメーカー」 場を和ませるのが得意。場の雰囲気を良くすることができる。
一緒に行動している相手のクロ判定に-5のブーストが掛かる。
「偽善者」 自らの利己心や虚栄心を満たすために善良である行為を行う。
自分の行動を盲目的に肯定する。正義に関しては、他人の意見を取り入れない。
生徒番号13
【超高校級の霊能力者】 宜保 愛也(ぎぼ あいや)
「勝手な行動をとるな! この私が、必ずこの状態を打開してみせるからな!」
モデル:ルルーシュ・ランペルージ(コードギアス)
性別:男性
コミュ力8 精神力8
スキル
「教祖」 自分を中心とした派閥を作るのに長けている。また、人を扱うのにも慣れている。
自分の意見がより通りやすくなり、リーダー的ポジションを取りやすくなる。
「希望への道標」 絶望しててもいいことなんかないよ! 世の中には希望が満ち溢れているんだ!
周囲の人間の絶望フラグを折ることができ、主人公と行動している場合、
特定のクロ候補を、候補から除外することができるようになる。
生徒番号14
【超高校級のSP】 矢倉 風善(やぐら ふうぜん)
「……無事、か? あまり無茶をするものじゃない……」
モデル:桐生一馬(龍が如く)
性別:男性
コミュ力1 精神力8
スキル
「団体一名様」 本来であれば複数人行うSPの業務を一人でこなすことができる…と言われている。
SPに必須な能力の他、警察の業務一般についての知識を持つため、捜査の中心人物となれる。
「大黒柱」 彼がいるだけでどことなく安心できる。そんな雰囲気が周りに染み出します。
一緒にいる人物の被害者判定を、一緒にいる間のみ-100する。
生徒番号15
【超高校級の検視官】 矢田 大志(やだ たいし) 【DEAD】
「こんなことばっかりしてないで……! もっと、世のために能力を使おうとは思わないのか!」
モデル:上条当麻(とある魔術の禁書目録)
性別:男性
コミュ力3 精神力7
スキル
「熱血漢」 熱い男です。周囲が参ってしまっていても、持ち前の熱さで元気づけます。
動機が発表されてからクロ候補になった人物を、クロ候補から外すことができることがある。
「望郷の念」 何があっても帰りたい場所を持っている。望郷の念が強い。
故郷が原因で殺人を起こしやすくなるが、他の動機で殺人を起こしにくくなる。
生徒番号16
【超高校級の美容師】 島 武彦 (しま たけひこ)
「俺様が髪をセットしてやろうか? 今以上にかっこ良くなること間違いないぜ?」
モデル:ゼロス・ワイルダー(テイルズ・オブ・シンフォニア)
性別:男性
コミュ力1 精神力9
スキル
「女性恐怖症」 女性に触るのが怖く、女性に触られるのも怖い。男性なら大丈夫なのに…。
女性キャラとの交友度が上がりにくくなり、女性キャラを狙ったクロにはならなくなる。
「独創的」 彼が作り出す髪型は独創的の一言。ただ、若い層には大変受けがいい……らしい。
根は悪い人ではないが、独創的につきる。本人は真面目だが、周囲には(笑いの)受けがいいらしい。
ゲストのルール確認です。
① ゲスト達はこの楽園内だけで共同生活を行いましょう。
共同生活の期限はありません。
② 夜10時から朝7時までを”夜時間”とします。
夜時間はホテルから出られませんので、注意しましょう。
③ 就寝は寄宿舎に設けられた個室でのみ可能です。
他の部屋での故意の就寝は居眠りと見なし罰します。
④ 当楽園『テーキョーモノクマランド』について調べるのは自由です。
特に行動に制限は課せられません。
⑤ キャストことモノクマへの暴力を禁じます。
監視カメラの破壊を禁じます。
⑥ 仲間の誰かを殺したクロは”卒業”となりますが、
自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。
⑦ 仲間の誰かが死体となって発見されたとき、
殺害した当人を除く三人が発見したとみなされるとモノクマアナウンスでお知らせします。
⑧ 鍵のかかってるドアを壊すのは禁止とします。
⑨ なお、ゲストルールは順次増えていく場合があります。
以上、ここまでテンプレ。
…とかいいながら、結構多いなぁ。
では、10分ほど休憩挟んでから遺体発見時のところより再開いたします。
推理パートはともかくとして、裁判パートは結構な長丁場になりそうな予感。
使用するコトダマは18個です。
オリキャラロンパスレも増えてきて嬉しいところです。
通勤中に気軽に読めるので…。
>>1は、まだ先の話だけど、完結したらPART2をやろうとしているみたいだよ!
その時は、キャラ決めの安価ルールとかちょっと変更するかもだけど…ね。
では、更新参りますねー。
迎えた宿泊生活七日目。
ドンドンと扉を叩く音に目が覚めた私は、そこで息を切らしているリアナちゃんを見つけた。
リアナ「マギカ姉……ちょっとトイレ行きたい」
マギカ「トイレって……部屋のトイレは?」
リアナ「分かんないけど……断水してるみたいで……」
マギカ「……あ、本当だ。なんでだろう……?」
リアナ「わからないけど! 不安だから、食堂前のトイレまで付き合って欲しいんだけど……」
時刻はそろそろ六時だ。
まだ夜時間中だけど、今回の場合は特例に等しい、よね?
マギカ「分かった……それじゃあ、一緒に行こうか」
リアナ「う、うん」
食堂のある一回付近は、幸い断水はしていないみたいだった。
宿泊エリアだけが一時的に断水しているということなのだろう……。
そう言えば、昨日は宿泊エリアで21時30分前後から停電があったくらいだし、メンテナンスができていないのかも。
リアナ「……ねぇ、マギカ姉? なんで、食堂の電気がついてるの?」
マギカ「……え? 夜時間には消灯しているはずだけど……」
リアナ「……見てみる、しかないよね?」
マギカ「……私が先に見るよ。リアナちゃんは後ろから……」
恐る恐る、食堂の扉から中にはいった私は、すぐに部屋の異変に気づいた。
部屋の温度が以上に暑いのだ。
壁の温度計を見れば、室温は40度近くまで上がっている。
マギカ「でも、とくにおかしいところはなさそうだけど……」
食堂の中を見回してもなにもないことを確認して、私は厨房へと足を踏み入れた。
厨房の中には、何故か肉が置いてあるだけだ。
マギカ「……搬入の人が忘れちゃったのかな? 腐っちゃう気がするけど……」
リアナ「ち、違うよ! マギカ姉……良く、見て」
マギカ「え……?」
そう、解凍されかけている生肉の隙間から見えるのは、人間の足……?
マギカ「きゃあああああああああああああああああ!?」
『死体が発見されました!一定の自由時間のあと、『学級裁判』を開きます!』
それは、認めたくない現実。
お肉の間から見つかったのは、紛れも無いあの人だ。
【超高校級の検視官】、矢田大志君の、変わり果てた姿だった。
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chapter1 さよなら絶望戦線 非日常編 開始
宜保「何の騒ぎだ! 死体が発見された、と言っていたが……!」
茅ヶ崎「うわー、嘘でしょ? 本当に殺人事件起こす馬鹿とかいたんだ……」
地院家「いやいや、冗談じゃねーよ! おいおいおい、嘘、何だろ?」
愛鬼「おい、矢田ぁ! てめぇ、私に愛犬託して死にやがって……何の、あてつけだよ……」
島「お、俺様はお前らと別行動とるからな! 人殺しと同じ場所にいられるかよ……」
破魔耶「ぼ、ボクも怖いから……一人で動くね」
わらわらと厨房に集まってきた皆は口々にそう言っていた。
それを止めたのはモノクマだ。
モノクマ「ちょっと待って!」
モノクマ「こういうのが得意そうな矢田君が被害者になっちゃったので、ボクが事件を纏めておいたよ」
モノクマ「The モノクマファイルー!」
モノクマ「役に立ちそうな人から死んでいくのってセオリーだよね。じゃ、頑張って!」
モノクマ「ところでー、どうして二人しか遺体を見てないのにモノクマアナウンスが流れたんだろうね?」
モノクマ「うぷぷぷ……」
モノクマは場を乱すだけ乱して去っていく。
結局、宜保さんの言葉通り、自由に操作をすることになり……。
矢田君の遺体発見現場、厨房は矢倉さんと地院家君が守ることになった。
……誰が、矢田君を殺したのか!
あんなに熱くて、故郷に思いを馳せて……!
なにより、私達のために脱出口を探そうと躍起になっていた矢田君を!
私は、絶対矢田君を殺した犯人を見つけなくてはいけない……。
矢田君の無念を晴らすためにも……!
モノクマ「あー、そうそう! すっかり話した気になって忘れてたけど……」
モノクマ「これから、学級裁判を開きますぞ!」
宜保「学級裁判、だと?」
モノクマ「ただ人を殺せばでられると思ったら大間違いです!」
モノクマ「どうせやるなら、最後の最後まで仲間を欺いてみせろってことです!」
モノクマ「ゲストルールには後で追加しておくから……」
モノクマ「今は捜査に集中してくださ―い!」
言いたいことだけ行って、モノクマは去っていった。
……とりあえず、矢田君の周りだけでも見ておこうかな?
リアナ「その前に、マギカ姉。モノクマファイルを見ておこうよ」
マギカ「確かに……えっと……」
コトダマ:モノクマファイル01 を入手しました。
モノクマファイル01:被害者は矢田大志。死因は後頭部を鈍器のようなもので殴られたこと。即死だった模様。
マギカ「後頭部を鈍器のようなもので……?」
リアナ「でも、鈍器なんてココにはないし……」
マギカ「即死ってことは硬いものだったはずだよね……うーん?」
矢倉「それだけではなく、モノクマアナウンスもおかしかったな……」
地院家「三人見ないとならないはずじゃねーのかよ!」
マギカ「確かに……この辺り、謎が謎を呼ぶよね……」
コトダマ:不自然なモノクマアナウンス を入手しました。
不自然なモノクマアナウンス:矢田の遺体を発見したのは、マギカとリアナの二人だけだったが、直後にモノクマアナウンスが流れた。
リアナ「後、マギカ姉! これ、何に使ったんだろう……?」
リアナちゃんが指し示していたのは、生肉の近くに落ちていた一本の矢だ。
マギカ「肉の繊維が付着しているけど……なんの矢だろう……」
蜜岡「それ! 私が練習中に無くしちゃったジェラルミン製の矢だわ!」
マギカ「え、無くしちゃってたの?」
蜜岡「そうなのよぉ! 一昨日の夕方に一本無くしちゃったんだけど……こんなところにあったのね」
マギカ「……明らかに犯罪に利用されてるよね」
コトダマ:ジェラルミン製の矢 を入手しました。
ジェラルミン製の矢:生肉のそばに落ちていた金属の矢。肉の繊維がところどころに付着している。一昨日、蜜岡が練習中になくしたもの。
……さて、他の人にも話を聞いてみたほうがいいかな?
それとも、どこか別の場所を捜査しようかな?
人の場合は、一度で証言を得られる場合がありますが、
場所の場合は特定の条件を満たしていないとコトダマがてにはいらないことがあります。
また、特定の人物には、あるものを見つけていないと話が聞けない場合があります。
人の場合、モノクマと話すことも出来ます。
また、モノクマからコトダマを手に入れることが出来る場合もあります。
【人】または【場所】を指定して下さい
行ける場所:ラウンジ・冷凍倉庫・厨房(現在地)・寄宿舎
>>17
冷凍倉庫
>>17 冷凍倉庫 採用
リアナ「やっぱり、寒いけど入るしかない……よね?」
マギカ「まぁ……重要そうだもんね、ここも……」
備え付けられている防寒具を着て、私とリアナちゃんは冷凍倉庫に足を踏み入れる。
マギカ「うわっ、寒いっ!」
リアナ「なんだろ……前より寒くなってるんじゃないの、これ……」
寒いから、あまり長時間はここにいられないと思うけど……。
とりあえず、冷凍倉庫の中のモノを物色しておいたほうが良さそうだよね……。
リアナ「マギカ姉! こんなの見つけたけど……」
マギカ「発注品リスト……? あれ、なんか1つだけ数が合わないって、モノクマのメッセージが」
マギカ「ちゃんと報告は行ってよね……ショボーン……って」
マギカ「……何かに使える、のかな?」
コトダマ:冷凍倉庫の発注品リストを手に入れました。
冷凍倉庫の発注品リスト:バナナの使用数と申告数が1つだけずれているようだ。
マギカ「それにしても寒いね……こんな中じゃ、捜査も……って」
マギカ「リアナちゃん、いつの間にか外でてるし……」
マギカ「って……ん? なんだろ、この紙の切れ端……」
マギカ「って、メモ!? しかも……書いたのは、矢田君だ!」
コトダマ:矢田の書いたメモを手に入れました。
矢田の書いたメモ:『話したいことがある。午後九時頃、厨房まで来て欲しい』と書かれたメモ。
マギカ「うーん……それに、これって、矢田君が持っていた電波時計、だよね?」
マギカ「確か、初日に持っていたはずなんだけど……」
マギカ「どうして、それが冷凍倉庫にあるんだろ?」
マギカ「……しかも、これ止まってるね」
コトダマ:止まってしまった電波時計を手に入れました。
矢田が持っていた電波時計。時刻は十四時十二分をさしたまま止まっている。
リアナ「マギカ姉! この冷凍倉庫、氷点下20度に設定されてるみたいだよ!」
リアナ「厨房が暖かいから、余計に寒く感じるね……」
マギカ「うーん、氷点下20度……。想像したら寒くなってきた……」
マギカ「ダメだ、そろそろ出よう……!」
コトダマ:冷凍倉庫の設定温度を手に入れました。
冷凍倉庫の設定温度:冷凍倉庫内は氷点下20度に設定されており、防寒具を着ていても長時間の活動は危険だった。
冷凍倉庫の中はこれくらいにして……他の場所に行こう。
さすがに寒くてやっていられないよ……!
人か場所を答えて下さい。
>>21
寄宿舎
>>21 寄宿舎 採用
リアナちゃんと別れて、私は単身で寄宿舎に向かった。
寄宿舎にも何か、きっと見落としがあるはずなんだ……!
そこでは円扇さんと藻根君があれこれ捜査をしていた。
円扇「おうあ、魔法少女殿。こんなにも絶望に満ち溢れる展開もありませんよね……」
円扇「ふふ、世界が崩壊するというのは、どうやら本当だったみたいですよ!」
円扇「ふふ、ははははははは! げほっげほっ!」
あ、相変わらずだなぁ……。
藻根「と言っても、特に面白いものは見つかりませんでしたがねぇ」
藻根「あったものといえば、こんなのものだけです故……」
藻根「エレベーター前の椅子に置かれていたのですなぁ……」
マギカ「ざ、雑誌だけど……料理雑誌?」
マギカ「なんで、この一文だけマーカーが引いてあるんだろう……」
マギカ「ちょ、ちょっと怪しいよね……」
コトダマ:肉のドリップを手に入れました。
肉のドリップ:常温で解答された生肉から出てくる赤い色の液体。
円扇「後は……彼の個室だけですね、入っていないのは」
マギカ「……彼?」
円扇「死んだ矢田君の部屋ですよ。他の人の部屋は既に調べ終わっています」
藻根「モノクマが、すべての部屋を入れるようにしてくれたお陰ですなぁ……」
マギカ「へ、変なことしてないよね?」
円扇「滅多なことはしていませんよ。まさか、魔法少女殿があんな黒くて激しい下着を持っているとか……」
マギカ「見たんじゃないですかぁ!」
藻根「……カマをかけただけですぞ」
マギカ「……裁判がなかったら、ここで殺してたよ」
円扇「い、今のは失言でしたね。失敬失敬……」
円扇「代わりに、一つ情報を提供しましょうか」
マギカ「……情報?」
円扇「ええ、実は……一昨日の夜、厨房へと向かう破魔耶君を見たんですよ」
マギカ「破魔耶君を……?」
円扇「ええ、なんだかそわそわしているのが気になってしまって……」
円扇「お詫び代わりと言ってはなんですが、役に立てばいいのですが」
コトダマ:円扇の証言を手に入れました。
一昨日の夜八時半に、厨房へと入っていく破魔耶を見かけた。
円扇さんは別の場所を捜査しに行くということで、ここで別れ、私は藻根君と一緒に矢田君の部屋に入ってきた。
荒らされた様子もないし、誰かが侵入したってこともないみたいだった。
愛犬であるココアの毛も掃除されているし……意外とマメなところもあったのかもしれないなぁ……。
藻根「……そう言えば、マギカ殿。このホテルはメンテナンスがちゃんとしていないと思いませんかねぇ?」
マギカ「メンテナンス……確かに、色々不具合は多いよね」
藻根「昨日は夜時間中断水するし、一昨日は九時半から20分も停電……」
藻根「しかも、一昨日の早朝から昼過ぎまで、厨房のフリーザーが壊れていたのですぞ!」
藻根「外の喫茶店にも氷はないしで、アイスコーヒーが飲めなかったのです!」
マギカ「はは……それは、災難だったね」
マギカ「あの断水のせいで、リアナちゃんもトイレが使えないって起きたんだっけ……」
コトダマ:宿泊棟の不具合を手に入れました。
宿泊棟の不具合:一昨日は九時半頃、宿泊棟全体が停電に陥った。昨日は、夜時間中に断水が起こった。
コトダマ:藻根の証言を手に入れました。
藻根の証言:一昨日の夜から昨日の昼過ぎまで、厨房内のフリーザーが故障していた。
藻根「っとぉ!? マギカ殿! ちょっとすごいものを発見してしまったかもしれませんぞ!」
マギカ「な、なに!? 鼻息荒くてちょっと……気持ち悪いんだけど」
藻根「素で言われるとぐさりときますなぁ……」
藻根「って、それどころではありませんぞ!」
マギカ「なになに、手帳? 矢田君のかな……って、えぇ!?」
マギカ「嘘、これ、本当に矢田君が……書いたの?」
藻根「信じたくはありませんが……これは、真実なのではないでしょうかねぇ?」
マギカ「嘘……だよ、ね……」
コトダマ:矢田の手帳を手に入れました。
矢田の手帳:矢田は、外に出るために破魔耶を不意打ちで殺そうとしていた。醜い私の計画など失敗に終わればいいが、と書かれている。
藻根「さて、もう何も出てこなさそうですな……」
藻根「マギカ殿も他の場所を操作したらいかがですかな?」
藻根君と別れることになったけど……
次はどうしようかな?
行ける場所:厨房・ラウンジ
人:藻根・円扇・リアナ・矢倉・地院家 以外
>>25
破魔耶から話を聞く
>>25 破魔耶 選択
やっぱり……あんなメモがあった以上は、破魔耶君に話を聞かないといけないよね。
あんなメモ……嘘だとは思いたいけど、矢田君の手帳とメモから考えれば、破魔耶君が矢田君とあっている可能性は高いはず。
破魔耶君は、エレベーターホールで持っている情報を整理しようとしているのか、手帳と向かい合っていた。
マギカ「えっと、破魔耶君! ちょっと聞きたいことがあるんだけど……」
破魔耶「ぼ、ボクに聞きたいこと……? な、なにかな?」
マギカ「単刀直入に聞くよ? 一昨日、矢田君と会わなかった?」
破魔耶「あ、会ってないよ! どうしてボクが矢田君と会わなきゃいけないのさ!」
マギカ「……実は、矢田君が破魔耶君を殺そうとしていたみたいなんだ」
マギカ「そして、誰かがメモで厨房に呼び出されたのは間違いないんだよ……」
マギカ「呼び出すためのメモが、冷凍倉庫に落ちていたからね」
破魔耶「し、知らないってば! ぼ、ボクはあの日宿舎にいたんだっ!」
破魔耶「あの日、九時半から停電があったことも知っているし……」
マギカ「でも、円扇さんが……」
破魔耶「知らないってば! ボクは、矢田君となんて会っていないんだよ!」
破魔耶「そ、それとも! ぼ、ボクを疑ってるの!?」
マギカ「い、いや……そういう訳じゃ……」
破魔耶「知らないものは知らないんだよっ! ボクはもう行くからね!」
……あ、行っちゃった……。
でも、これはますます破魔耶君が怪しい気がするけど……。
って、あれ?
破魔耶君、腕に包帯なんて巻いてるけど何かあったのかな……?
聞けるような状況じゃないけど……仕方ないか。
別の場所の操作をしてみようかな……。
行ける場所:厨房・ラウンジ
人:藻根・円扇・リアナ・矢倉・地院家・破魔耶 以外
>>28
厨房
>>28 厨房 採用
取り敢えず……矢田君の遺体がある厨房の捜査はもう一度しておいたほうがいいかな?
矢倉「戻って……来たのか」
地院家「女神様! 何か進展はあったのか?」
マギカ「うん……矢田君が、殺人を起こそうとしてたってことは、分かった……」
地院家「いっ!? それ、マジ……なんだろうなぁ……」
矢倉「……俺は、また守れなかった、のか……」
マギカ「……残念ではあるけど、今は裁判を切り抜けるのが大事だよね」
マギカ「取り敢えず、他のものも見てみようと……思って」
地院家「そういうことなら、女神様? 俺と矢倉で気になるものを纏めておいたぜ!」
矢倉「まず……ここが暑かった理由だが、エアコンのせいだな」
地院家「どうやら、エアコンのタイマーが32度とかいう設定でセットされてたみたいなんだ」
地院家「おかげで、厨房は熱されて40度近い温度に達してたらしい」
マギカ「……なるほどね」
コトダマ:エアコンのタイマーを手に入れました。
エアコンのタイマー:午後十時にセットされた暖房のタイマー。設定温度は32度のようだ。
蜜岡「それと……これも役に立つかわからないけど、目を通しておいたらどうかしらぁ?」
三菱「私達は搬入係を経験していないから、念の為に、ね?」
三菱「何が証拠になるかわからないもの」
蜜岡「って言っても、発泡スチロールに入れろとか、その程度のことしか書いてないんだけどねぇ……」
三菱「そう言えば、リアナちゃんが『なんで冷凍倉庫に氷が張ってるんだ?』とか言ってたけど……」
三菱「水滴が落ちることが、そんなに不思議なのかしら?」
コトダマ:搬入時のマニュアルを手に入れました。
搬入時のマニュアル:野菜の類は袋に詰めてから箱に詰め、肉と魚は入口で完全冷凍してから所定の場所に運ぶこと。
蜜岡「他には本当になにもないみたいねぇ……」
地院家「他の場所を捜査したほうがいいかもしれねーな」
矢倉「捜査は……任せた」
さて、どこにいこうか?
行ける場所:ラウンジ
人:藻根・円扇・リアナ・矢倉・地院家・破魔耶・蜜岡・三菱 以外
>>31
ラウンジ
>>31 ラウンジ 採用
もう、時間も時間なので、残りのコトダマは一気に集めてしまいますね。
まだ調べていないところを調べてみようと、私はラウンジへと来ていた。
ラウンジでは、円天寺さんと涌井さんが何かを見ながら真剣に話していた。
マギカ「円天寺さん、涌井さん! なにか見つけたんですか?」
涌井「実は……こちら、なのです」
円天寺「このラウンジのゴミ箱で見つけたのですが……」
涌井「明らかに凶器として利用されている、と思いまして」
マギカ「えっと……これは、あれだよね?」
マギカ「ドッキリとかじゃ……」
円天寺「ありませんね、残念だけど……」
マギカ「誰かが包丁を使って、ここに捨てた、ってこと……かぁ」
コトダマ:血のついた包丁を手に入れました。
血のついた包丁:ラウンジのゴミ箱に捨てられていた包丁。側面に血液が付着している。
愛鬼「あ、いたいた、マギカ!」
円天寺「あら、愛鬼さん、どうかされました?」
愛鬼「いや、ちょっとマギカが心配になって……」
愛鬼「いつ、傷が開くかわからないんだから……安静にしておいたほうがいいって思って……」
愛鬼「め、迷惑だった? 私が醜いから……!」
マギカ「そんなことないよ! 愛鬼ちゃんのお陰で、傷もなんともないんだもん!」
マギカ「それより、愛鬼ちゃんはなにか事件に関しての情報とか持っていないの?」
愛鬼「わ、私は何も……」
愛鬼「強いて言うなら、昨日の昼食時にはどこにも遺体はなかったよ、ってことくらいしか……」
愛鬼「役立たずだから、嫌うんでしょ!?」
マギカ「嫌わないってば……」
コトダマ:愛鬼の証言を手に入れました。
愛鬼の証言:昼食を作るために冷凍倉庫に入った時には、まだ厨房にも冷凍倉庫にも矢田の遺体はなかった。
円天寺「そう言えば、宜保さんがモノクマと話をするとか言っていましたよ?」
円天寺「茅ヶ崎さんや島さんも一緒みたいですので、言ってみたらどうでしょうか?」
円天寺さんの言葉に従って、私はラウンジを後にした。
茅ヶ崎「だからさ、こんなクマを信用するなんて意味ないって」
茅ヶ崎「そこの気障ったらしい美容師を信用するのと同じくらいさ」
島「お、俺様はそんなに信用ねーのかよ!」
茅ヶ崎「あるわけ無いじゃん。ついでに言えば、私は宜保や円天寺も信用してないから」
茅ヶ崎「信用してるのはマギカだけ」
島「面倒くさいやつだな……」
宜保「御託はいい! いいから、モノクマ! 貴様の知っていることを話せ!」
随分と場が荒れているみたいだけど……大丈夫かな?
モノクマ「マギカちゃんも来たことですし……1つだけ喋ってあげましょう」
モノクマ「だから、もう力任せにモノクマを破壊しちゃダメだよ?」
宜保「言い聞かせておく。だから、話してもらおうか」
モノクマ「はいはい! ボクは、毎日冷凍倉庫から朝の食材を厨房へと運んでいます!」
モノクマ「ボクが言えるのはそれだけだよ!」
宜保「おい!」
茅ヶ崎「だから言ったじゃん! 馬鹿は死んでも治らなそうだねー」
うーん、あのモノクマの発言、本当に必要、なのかな?
コトダマ:モノクマの証言を手に入れました。
モノクマの証言:モノクマは、毎朝3時に冷凍倉庫から解凍品を厨房に運び出している。
マギカ「そう言えば、宜保さんは昨日は何してたの?」
茅ヶ崎「やっぱりマギカもこの男信用出来ないよね! 気が合うよね、私達!」
マギカ「えっと、一応、だからね?」
マギカ「……で、何してたの?」
宜保「昨日の夜か……昨日は確か、愛鬼が部屋に尋ねてきたな」
マギカ「愛鬼ちゃんが?」
宜保「ああ、集めたドラッグを返せ、とな……」
茅ヶ崎「ヤク中キモいよー。マギカ、ちゃんと手綱握らないと!」
マギカ「はは……善処するよ」
コトダマ:宜保の証言を手に入れました。
宜保の証言:一昨日の夜時間になるまでの間、愛鬼にドラッグを返すように詰め寄られていた。
モノクマ『時間になりましたー! オマエラ、チケット売り場に集合して下さい!』
……捜査の時間は終わった。
後は、モノクマの制する……学級裁判だけだ!
……といったところで、今日は終了。
次回更新は、週末か金曜日に。
裁判がすぐかければ、木曜日には?
如何せん、コトダマ数でも分かる通りの長丁場なので厳しいかもです。
ちなみに、事件現場の見取り図
冷凍倉庫
―――――扉―――――――
| 至 宿泊棟 | 遺体 |
| エレベーターホール | |
ラウンジ | | 厨房 扉
| | |
| | |
――――――扉―――――― ―――――――――――――
至テーマパーク 廊下
――――――――――――― ――――――扉――――――
| | | |
土産売り場 | | 大広間 |
| | 兼食堂 |
| | |
使えるか微妙ですけどねー
もう、クロは分かるようになっているので、
しっかりとイベントパートから見返せばクロが分かるはずです。
誰がクロか、あれこれ議論していただいてもー。
もちろん正解はいいませんけどね(フンス!)
では、次回更新をお待ちくださいませ。
お疲れ様でしたー。
あー、見取り図めっちゃ見難くなってる
廊下を中心に、←がテーマパーク ↑が宿泊棟へのエレベーター
四隅にラウンジ、土産売り場、大広間、厨房があり
厨房は右側の扉からしかはいれません。
厨房の↑のドアは冷凍倉庫に繋がっており、出入口はここだけです。
大広間は上川の、ラウンジは下側の扉しか開かず、
それ以外は壁に覆われているので、廊下の向こう側を目指することは出来ません。
土産売り場は吹き抜けになっているので、どこでも見られます。
では、ほんとうに今日は以上!
お疲れ様でしたー
ひょっこり登場
一章:ダンガンリストです。
推理に役立ててくださいねー。
○モノクマファイル01:被害者は矢田大志。死因は後頭部を鈍器のようなもので殴られたこと。即死だった模様。
○冷凍倉庫の発注品リスト:バナナの使用数と申告数が1つだけずれているようだ。
○冷凍倉庫の設定温度:冷凍倉庫内は氷点下20度に設定されており、防寒具を着ていても長時間の活動は危険だった。
○愛鬼の証言:昼食を作るために冷凍倉庫に入った時には、まだ厨房にも冷凍倉庫にも矢田の遺体はなかった。
○肉のドリップ:常温で解答された生肉から出てくる赤い色の液体。
○藻根の証言:一昨日の夜から昨日の昼過ぎまで、厨房内のフリーザーが故障していた。
○搬入時のマニュアル:野菜の類は袋に詰めてから箱に詰め、肉と魚は入口で完全冷凍してから所定の場所に運ぶこと。
○モノクマの証言:モノクマは、毎朝3時に冷凍倉庫から解凍品を厨房に運び出している。
○不自然なモノクマアナウンス:矢田の遺体を発見したのは、マギカとリアナの二人だけだったが、直後にモノクマアナウンスが流れた。
○ジェラルミン製の矢:生肉のそばに落ちていた金属の矢。肉の繊維がところどころに付着している。
○宿泊棟の不具合:一昨日は九時半頃、宿泊棟全体が停電に陥った。昨日は、夜時間中に断水が起こった。
○矢田の書いたメモ:『話したいことがある。午後九時頃、厨房まで来て欲しい』と書かれたメモ。
○エアコンのタイマー:午後十時にセットされた暖房のタイマー。設定温度は32度のようだ。
○血のついた包丁:ラウンジのゴミ箱に捨てられていた包丁。側面に血液が付着している。
○円扇の証言:一昨日の夜八時半に、厨房へと入っていく破魔耶を見かけた。
○止まってしまった電波時計:矢田が持っていた電波時計。時刻は十四時十二分をさしたまま止まっている。
○宜保の証言:一昨日の夜時間になるまでの間、愛鬼にドラッグを返すように詰め寄られていた。
○矢田の手帳:矢田は、外に出るために破魔耶を不意打ちで殺そうとしていた。醜い私の計画など失敗に終わればいいが、と書かれている。
本更新はもうちょっと先ですぜー
今日九時二十分から更新を再開いたします!
裁判に入っていきますので、よろしくお願いいたします。
裁判にともなって、数人が本性を見せる時間がやって来ましたねー!
では、時間になりましたので更新いたしますねー
裁判は長丁場になるので、前後半に分けさせてもらいますのでご了承を
モノクマに言われるがまま、矢田君を除いた15人は、チケット売り場に勢揃いしていた。
モノクマ「オマエラ! 遅いよ、クマの首が伸びすぎてポロリしそうだったよ!」
円扇「首がポロリとするよりは、どちらかと言えばちく……」
茅ヶ崎「ムッツリでもキモいけど、オープンとか生きてる価値ないよねー」
茅ヶ崎「死んじゃえばいいのに♪」
宜保「おい、不謹慎なことを言うな。実際に死者が出ているのだからな……」
茅ヶ崎「はいはい、エセ霊能力者に言われなくてもわかってるって……」
茅ヶ崎「私もこんなところで死にたくないしー」
円天寺「で、ですが……緊張していても、思考が絡まるだけで……」
円天寺「正しいクロを指摘できないのでは……?」
涌井「そういう意味では、あのやりとりで私達は救われたことになるのでしょうかね」
藻根「下品ではありますけどなぁ」
マギカ「アンタが言うな、アンタが!」
……まぁ、それはともかく。
こんなふざけた会話ができるのも、きっとこれが最後。
これから望むのは、命がけの学級裁判だ。
モノクマの合図の元、チケット売り場の先にある地球儀のようなオブジェが二つに割れると……
中からエレベーターが現れたのである。
モノクマ「それでは、裁判場までこのエレベーターで降りて下さい!」
ぞろぞろと、エレベータに乗り込む15人。
……この中に、矢田大志君を殺した犯人がいる。
私達を欺き、卒業を狙っているクロが、この中にいるのだ!
……あの熱血漢で、何事にも一生懸命だった矢田君を殺した犯人は誰なのか!
命がけの謎解き
命がけの裏切り
命がけの騙し合い
命がけの信頼
命がけの学級裁判
それが、今……始まる!
学 級 裁 判 !
開 廷 !
モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明を行います!」
モノクマ「学級裁判の結果は、オマエラの投票によって決定されます」
モノクマ「正しいクロを指摘した場合には、クロだけがお仕置き!」
モノクマ「間違った人物を指摘した場合は、クロを除く全員がお仕置きとなり」
モノクマ「皆を欺いたクロだけが、晴れて卒業となります!」
モノクマ「では、オマエラ! 議論を開始して下さーい!」
それは、まるでアトラクションのような裁判場だった。
モノクマが言っていた学級裁判の会場。
周囲をファンシーにデフォルメされたクマ模様の壁紙に覆われた、円卓の会場。
全員が全員を疑いかかり、罵り合おうとしているかのような錯覚を覚えさせる、不思議な作りの場所。
蜜岡「モノクマさぁん? あの遺影はなんなのかしら?」
ここにいない人……矢田君にすらも糾弾されているかのような錯覚を覚える原因はそれだった。
矢田君の遺影に罰印がつけられ、裁判場に設置されていたのだ。
モノクマ「死んでしまったゲストを仲間はずれにするのは可哀想でしょ?」
モノクマ「いくら殺されちゃったとはいっても、君たちは一心同体の仲間だったはずだからね!」
モノクマ「だから、キャストであるボクが苦心して作っておいたんだよね!」
宜保「悪趣味な奴め……!」
はらわたが煮えくりかえそうなのは、きっと宜保さんだけじゃない。
皆、苦虫を潰したような顔で、裁判場と、モノクマを凝視していた。
モノクマ「そんなことどうでもいいから! さっさと議論を開始してくれないと、アトラクションが開始できないでしょ!」
モノクマの声に、私達は渋々、所定の場所に着いたのだ。
私の向かい側にモノクマが座し、両隣にナミちゃんと蜜岡さんが座ったところで、議論が始まろうとしていた。
円天寺「疑いたくはありませんが……誰かが過ちを犯してしまったのは確かなのでしょうね」
モノクマ「当然です! ボクは、学級裁判に即しては嘘はつかないのです!」
モノクマ「公平なジャッジを下すためにも……うぷぷぷ」
リアナ「ふん、ここからは正真正銘の命の奪い合いというわけだ」
地院家「おい、ちびっ子! こえーこと言ってんじゃねーよ!」
リアナ「誰がちびっ子か!」
藻根「遊んでいる場合ではありませんぞ? 此度の遊戯、命が掛けられているのですからな……」
三菱「のらりくらりとはできなそうねぇ……」
矢倉「……矢田の為だ。せめて、その無念を晴らしてやろう……」
矢倉さんの言葉に、リアナちゃんと地院家君はどちらからともなく静かになった。
そう、これは弔い合戦。
志半ばで死んでしまった矢田君のためにも、私達はここで屈してはいけないのだ。
宜保「……辛いところだが、議論を開始するぞ。涌井、補助は任せた」
涌井「承りましたわ。それでは、まずは事件現場について、意見を交換し合いましょう」
【ノンストップ議論 開始】
<【モノクマファイル01】
<【冷凍倉庫の発注品リスト】
<【冷凍倉庫の設定温度】
涌井「今回亡くなってしまったのは、【矢田大志様】……」
茅ヶ崎「遺体が発見されたのは、【厨房の一角】だったよね?」
宜保「そこまでは、誰もが抑えている事実だな……」
島「後、現場に落ちていたのは、【解凍しかけの生肉】くらいだったか?」
円扇「あの生肉、【牛半頭分】がそのまま吊るされているらしいですからね……」
藻根「もしかすると、そこに何らかのヒントが有るのかもしれませんなぁ」
藻根「現場には特に凶器の類も落ちていなかったわけですし……」
矢倉「それは……つまり……」
藻根「ずばり、【生肉の先制攻撃】ですぞ!」
【コトダマ】→【ウィークポイント】でお応え下さい
>>50
「生肉の先制攻撃」に「発注リスト」
ちょっと遠かったかな?
自己支援 安価なら下で
>>48
【発注リスト】→【生肉の先制攻撃】
藻根「んん? 何がおかしいのですかな?」
藻根「確かに、生肉は発注品リストからはずれていないみたいですが……」
藻根「現場の発見状況から考えても、生肉を使ったことは間違いないと思いますぞ?」
リアナ「……もう、マギカ姉! しっかりしてよ!」
マギカ(しまったぁ! 提示する証拠品を間違えたみたいだ……)
マギカ(みんなからの私を見る目が厳しくなったみたいだ……!)
マギカ(確かに生肉が事件現場にあったことは間違いないけど……)
マギカ(……あの大きい肉で、人のあそこを殴れるのかな……?)
発言力 5 → 4
>>53
ファイル1→生肉の先制攻撃
>>53
【モノクマファイル01】→【生肉の先制攻撃】 正解!
Break!
マギカ「そんなの絶対おかしいよ!」 論破!
藻根「んー、流石に苦しい意見でしたかな? ただ、一応理由をお聞きしておきましょうか」
マギカ「モノクマファイルによると、矢田君は後頭部を鈍器のようなもので殴られたのが死因なの」
マギカ「でも、流石にあの大きさの生肉を持って、殴ろうとしていたら矢田君にばれちゃうよね?」
マギカ「後頭部を殴ったってことは、気づかれないままに矢田君を殺したはずなんだもん」
マギカ「ついでに言えば、そんな大きい物を振りかぶろうとするのは、いくら矢倉さんとかでも難しいんじゃないかな?」
藻根「なるほど、ばれないくらい小さな凶器を使った可能性がある、ということですな」
茅ヶ崎「例えば、あんたの商売道具とかね」
藻根「なんですと? 疑おうというのですかな?」
藻根「どう考えても、怪盗殿の方が小さい凶器を持っていそうな気がしますがね?」
リアナ「な、貴様は私を疑うつもりか!?」
宜保「ええい、貴様ら! 少し静かにできんのか! 今は言い争いをするべきではなく……」
宜保「真のクロをあぶりだす議論をするべきだろうが!」
蜜岡「凶器がわからないならぁ……殺害現場を話し合ってみるのはどうかしらぁ?」
宜保「……では、次は殺害現場を話し合ってみようか」
【ノンストップ議論 開始】
<【冷凍倉庫の発注品リスト】
<【愛鬼の証言】
<【肉のドリップ】
円天寺「では、凶器ではなくて殺害現場を考えてみましょうか?」
リアナ「殺害現場など<厨房に決まっている>だろう?」
リアナ「実際に厨房で倒れている矢田を見つけたんだからな」
三菱「そうよねぇ……。<厨房以外におかしいところはない>わけだもの……」
三菱「これは確定的、なのかしら?」
愛鬼「厨房にもおかしいところくらい……あるわよ」
破魔耶「どこがおかしいの? ボクには全然わからないんだけど」
愛鬼「考えても見なさい。<鈍器で後頭部をなぐられただけ>で……」
愛鬼「あんなに<大量に出血するわけがない>のよ……」
【コトダマ】→<賛成ポイント>で賛成して下さい
>>57
肉のドリップ→大量に出血
>>57
【肉のドリップ】→<大量に出血するわけがない> 正解
Break!
マギカ「愛鬼ちゃんの意見に賛成だよ! 鈍器で殴られたにしても……」
マギカ「矢田君の頭部からの出血量は少なかったはずだよ!」
宜保「確かに、モノクマファイルを見るとすると……」
宜保「後頭部からの出血量にしては、いささか多すぎると考えられるな」
三菱「そうなると……本当の殺害現場が厨房とは限らないということかしら?」
矢倉「そうともなると……殺害現場はどこになるのだ?」
円扇「ですが、そうなってしまうとすれば……殺害現場すらも絞れないことになりませんか?」
円扇「ふふ、ここで全滅なのですね……。これこそ、この世界を絶望させようとする黒幕の……」
円扇「黒幕の思惑通りなのですなぁ!」
円扇「げほっげほっ! げほっ……み、水っ!」
モノクマ「はい、ミネラルウォーター!」
藻根「モノクマに心配されてますぞ!」
地院家「……ちょっといいか?」
蜜岡「なにか気になることでもあるのかしらぁ?」
地院家「いやさ、皆が持っている情報を提示し合えばわからねーかな……って思ったんだけど」
宜保「悪くない意見かもしれないな」
宜保「とにかく、知っていることを洗いざらい話してもらおうか」
【ノンストップ議論 開始】
<【藻根の証言】
<【搬入時のマニュアル】
<【モノクマの証言】
地院家「提案しておいて悪いんだけどさ……」
地院家「俺は大した情報を持っているわけじゃないんだ……」
茅ヶ崎「……<本当に使えない奴>」
リアナ「気づいたことか……。確か、冷凍倉庫の中央のあたりの床に【氷が張っていたな】」
島「別に、冷凍倉庫の床なら氷が張っていても、おかしくねーんじゃねーの?」
破魔耶「そうだよね……。【お肉や野菜を運ぶときに】、水滴が落ちる可能性がある」
矢倉「……その際に落ちた水滴が、【床で凝固してしまった】というわけだな」
宜保「……特に<おかしいところはない>ようだな」
【コトダマ】→【ウィークポイント】で
>>61
マニュアル→運ぶときに
>>61
【搬入時のマニュアル】→【お肉や野菜を運ぶときに】 正解
Break!
マギカ「そんなの絶対おかしいよ!」 論破!
マギカ「搬入時に水滴が落ちることはありえないはずなの」
マギカ「だって、野菜は発泡スチロールに……」
マギカ「お肉や魚は完全冷凍してから運ぶはずなんだもん」
マギカ「入口ならともかく、凍らせるスペースでもない場所に水滴が落ちているのは不自然だよ」
破魔耶「でも……そうすると、あそこにあった氷って一体何なのかな?」
島「確かに……搬入時じゃないとなると、どうしてあんなところに水滴があるのかって話になるな」
宜保「その辺り、なにか考えがあっての発言なのか?」
リアナ「マギカ姉、どう……なの?」
マギカ「あそこに少量の氷が張っていた理由……それは……」
マギカ「こうとしか考えられないよ!」
① 冷凍倉庫内で誰かが飲み物をこぼしたから
② 誰かがマニュアルを守らなかったから
③ 冷凍倉庫内で矢田君が出血したから
>>64
人いないっぽいから明日の夜にしませんかね……このまま安価とるのはあれなんで
3
>>64
もうちょっとだけやっておきたいかな…キリのいいところ……せめて凶器判明までは行っておきたいところ…
まぁ、時間的にあれなら切り上げちゃうかもですけどね
>>65
③ 冷凍倉庫内で矢田君が出血したから 正解!
マギカ「きっと……犯行現場は、冷凍倉庫だったんじゃないかな?」
マギカ「あそこにあった氷は、矢田君の血が凍ってできたものじゃない?」
マギカ「冷凍倉庫の床は赤黒いから、血でもわかりにくいもんね」
円天寺「で、ですが……冷凍倉庫で犯行と言っても、凶器になりそうなものなど……」
茅ヶ崎「それは厨房であっても同じことだよ」
茅ヶ崎「まさか、マグロとかを抱えて殴り殺した、とか言わないよね?」
マギカ「それはもちろんありえないけど……冷凍倉庫の中のモノで凶器に使えそうなものはあるはずだよ」
蜜岡「正直言えば、冷凍倉庫の中にあるモノで凶器になるものなんて思いつかないんだけどぉ……」
宜保「だが、可能性があるというのなら議論をしておいたほうが良いだろうな」
地院家「可能性の問題ってことか……」
地院家「いやいや、もちろん女神様の発言を疑っているわけじゃないんですよ!」
茅ヶ崎「……うざ」
マギカ「ま、まぁまぁ……。とりあえず、何が凶器か、話し合ってみようよ」
【ノンストップ議論 開始】
<【不自然なモノクマアナウンス】
<【冷凍倉庫の設定温度】
<【ジェラルミン製の矢】
島「冷凍倉庫にある凶器って言われてもよぉ……」
島「気付かれないで殴打できるようなものなんかあるのか?」
茅ヶ崎「……うーん、冷凍倉庫にある凶器……」
茅ヶ崎「あの<魚の入った発泡スチロール>とか?」
リアナ「そんなに柔らかいもので殴られて即死になるのか?」
矢田「……それなら、<たてかけてあった台車>はどうだ?」
地院家「いやいや、備品を使ったって言うんなら<コンクリートブロック>が怪しいだろ!」
三菱「押し倒したと考えれば……<床に頭を打ち付けた>可能性もありそうよね」
涌井「そうだとすれば、床ではなく<壁を用いた>可能性も考慮しないといけないのでは?」
蜜岡「……もっと軽くて小さいもの。例えば、<野菜や果物>だって凶器に成り得るはずよねぇ……」
【コトダマ】→【賛成ポイント】
>>69
【冷凍倉庫の設定温度】→<野菜や果物>
設定温度→野菜や果物
>>69
【冷凍倉庫の設定温度】→<野菜や果物> 正解
BreaK!
マギカ「蜜岡さんの意見に賛成だよ!」
マギカ「恐らく、犯人が使った凶器は野菜や果物などの……小さくてバレにくいものだったはずだよ」
茅ヶ崎「野菜や果物って……、正気?」
茅ヶ崎「いくらマギカのいう言葉でも、流石にそれは擁護できないよ」
リアナ「うん……流石にその意見はぶっ飛んでると思うよ」
リアナ「流石にマギカ姉のいう言葉でも……それは、ねぇ」
地院家「いやいや、女神様だって何か根拠があるんだって!」
宜保「……円の発言にはたいてい裏付けがある」
宜保「円、その理由を言ってみろ!」
マギカ「冷凍倉庫の温度は氷点下20度を超えているんだよ」
マギカ「それだけの低温にさらされている状態なら、野菜や果物はハンマーと同じように扱うことが出来るはずなの」
リアナ「なるほど……確かにマギカ姉のいうことには筋が通っている気もするけど……」
涌井「問題は、それを証明することが出来ない、ということでしょうか」
マギカ「でも……状況から考えると、それが一番しっくり来ると思うんだけど……」
円扇「その議論にオチはないみたいですね!」
円扇「確かに、温度の問題では野菜や果物が武器として使われた可能性はあるかもしれません」
円扇「ただ、残念なことに他にも武器になりそうなものがゴロゴロしている以上……」
円扇「そちらを凶器として使った可能性について論じたほうがいいと思いますがね?」
【反論ショーダウン 開始】
<【モノクマの証言】
<【冷凍倉庫の発注品リスト】
<【藻根の証言】
円扇「そもそも、野菜や / 果物がハンマーとして使われるには……」
円扇「それ相応の状況下 / が揃っていないといけないですよね」
円扇「確かに不意打ちで / 人を襲うということを考えれば」
円扇「これ以上ないほど / の凶器かもしれませんが……」
円扇「果たして、あの寒 / い冷凍倉庫の中で」
円扇「そんなことを考え / つく人がいるというのですか?」
マギカ「……でも、野菜や果物の類が犯行に使われた可能性を示唆する」
マギカ「そんな証拠品も存在するんだよ?」
円扇「……では、その証拠品というのをお聞きしましょうか?」
円扇「冷凍倉庫の中の物が【紛失していないと証明しない限り】は」
円扇「【備品以外の凶器】を使うとは思えないのですけれど」
円扇「なにせ、冷凍倉庫からは【何も消えていない】わけですからね」
>>74
発注品リスト→何も消えていない
>>74
【冷凍倉庫の発注品リスト】→【何も消えていない】 正解
Break!
マギカ「その言葉、切らせてもらうよ!」
マギカ「冷凍倉庫から不自然に消えているものが1つだけあるんだよ!」
円扇「……何、ですか? それを聞くまでは納得ができないのですが……」
宜保「確かに、それはきちんと証明しておくべきだろうな」
宜保「何が冷凍倉庫から消えているのか、まずはそれに答えてもらおう」
マギカ「凶器として使われた可能性のある食べ物……それは」
① バナナ
② 冷凍マグロ
③ 生肉
>>78
1
>>78 ① バナナ 正解!
マギカ「……バナナ、だよ」
円扇「バナナ、ですと?」
マギカ「冷凍倉庫の発注品リストで、バナナの消費量が申告数より一つ多いんだよ」
マギカ「……ということは、凍ってトンカチのようになったバナナを用いて犯人が矢田君を殺害した後」
マギカ「矢田君の遺体を厨房に運び出して……」
マギカ「その上で、凶器のバナナを食べて処分した」
円扇「その際にバナナの消費量に申告を忘れた、というわけですか……」
円扇「それなら、筋は通っているのかもしれませんね……」
円扇「声を荒らげて申し訳ありませんでした……」
円扇「それにしても、バナナで殺人とは……」
円扇「この世が滅びようとしている定めなのをはっきりと……ふふ、ははははは!」
島「あいつは放っておいてよ……次の話に進もうぜ」
蜜岡「凶器が分かっても、その場で処分されてしまったなら進展とは言えないわよねぇ……」
宜保「だが、冷凍倉庫でバナナを使っての殺人とわかったのだ」
円天寺「ともすれば、そこから犯人を絞り込むことが出来そうですね」
地院家「……お、俺じゃねーぞ! た、確かに昨日は朝食にバナナを食べたけどよ」
茅ヶ崎「はいはい、自意識過剰男は黙っててねー」
茅ヶ崎「ただでさえ役立たずなのに、ルックスも並以下」
茅ヶ崎「まともに推理も出来ないんじゃ、生きてる意味ないよねー」
マギカ「ちょ、ちょっと! ナミちゃん、いくらなんでも言い過ぎだよ!」
リアナ「……それって、少しはそう思ってるってこと?」
三菱「そういうことなのかしら?」
マギカ「人に矛先を向けるのはやめてよ!」
涌井「……では、次に気になるのは……」
地院家「おいおい! 俺は言われ損かよ!」
破魔耶「犯行時間、じゃないかな? モノクマファイルには死亡時刻が書いていないから……」
破魔耶「死亡時刻を推理しておくことで、アリバイから逆算できないかな?」
矢倉「……悪くない考えかもしれないな」
宜保「では、矢田の遺体はいつから厨房にあったのか、だな」
涌井「もう一度整理してみる必要がありそうですね」
【ノンストップ議論 開始】
<【モノクマの証言】
<【愛鬼の証言】
<【宜保の証言】
涌井「果たして、矢田様の遺体はいつごろから厨房にあったのでしょうか?」
矢倉「……だが、遺体となった矢田を<リアナとマギカの二人が見る>まで……」
矢倉「誰も彼の姿を見ていないわけだが……」
三菱「そうなると困ってしまうわね……」
三菱「逆に、<遺体が存在しないことを証明できる時間>があれば……」
リアナ「そんなことを証明するなんて……<誰にもできないだろう>」
宜保「だが、そこを証明しない限り、<議論は行き止まってしまうわけだ>」
>>82
<【愛鬼の証言】→ <誰にもできないだろう>
>>82
【愛鬼の証言】→ <誰にもできないだろう>
リアナ「やっぱりマギカ姉もそう思うよね!」
リアナ「誰も証明できないってことは……」
リアナ「あれ? もしかして大ピンチなんじゃ……」
茅ヶ崎「はいはい、ちびっ子は黙っててねー」
茅ヶ崎「マギカも、あまり遊んでると怒っちゃうよ?」
マギカ(しまった! 論破するところを間違えたみたいだ……)
マギカ(……あの人の証言を使えば、きっとあの意見に賛成できるはずだよね)
※ ウィークポイントなら正解だったわけです。
<【モノクマの証言】
<【愛鬼の証言】
<【宜保の証言】
涌井「果たして、矢田様の遺体はいつごろから厨房にあったのでしょうか?」
矢倉「……だが、遺体となった矢田を<リアナとマギカの二人が見る>まで……」
矢倉「誰も彼の姿を見ていないわけだが……」
三菱「そうなると困ってしまうわね……」
三菱「逆に、<遺体が存在しないことを証明できる時間>があれば……」
リアナ「そんなことを証明するなんて……<誰にもできないだろう>」
宜保「だが、そこを証明しない限り、<議論は行き止まってしまうわけだ>」
>>84
遺体が存在しないこと→愛鬼の証言
>>84
【愛鬼の証言】→<遺体が存在しないことを証明できる時間> 正解!
Break!
マギカ「三菱さんの言葉に賛成だよ!」
マギカ「それを証明できる人が一人だけいるんだよ!」
三菱「どなたかしら?」
破魔耶「そうだね、ちょっと気になるけど……」
マギカ「確か、愛鬼ちゃん? 昼食の準備のときに、冷凍倉庫まで入っていったよね?」
愛鬼「そ、そうね……。私は一応、厨房で昼食の準備をしていたし……」
愛鬼「それは、マギカも一緒にいたから証明できるはずよ……」
愛鬼「冷凍倉庫の中にも、彼の遺体……なんて」
愛鬼「どこにもなかったはずだもの……」
マギカ「愛鬼ちゃんの証言から考えると、矢田君の遺体は……」
マギカ「少なくとも昼食時まではそこにはなかったてことだよね?」
宜保「だと考えれば……矢田が殺されたのは……」
島「少なくとも昼食の後、ってことなのか?」
蜜岡「ちょっと議論の的が外れていないかしらぁ?」 反論!
マギカ「ど、どうしたの? 蜜岡さん……」
蜜岡「冷凍倉庫に入ったのは愛鬼さんだけなんでしょぉ?」
蜜岡「だとしたら、偽りの証言をすることも出来るはずよねぇ?」
…というところで、今日は中断とさせて下さい。
そろそろ寝ないと明日の朝起きられなくなってしまうので……
できれば、一人くらいは本性を表に出しておきたかったけど、仕方ないよね!
学級裁判はこれで30%前後終わったかってところになります。
次回更新は明日の9時前後…早ければ20時30分頃から更新する予定ですので、よろしくお願いします。
明日には学級裁判を終わらせたいかなーとか考えていますが、
まだ裁判は中断前後までしか書けてないので頑張っちゃいますね。
それでは今日はここまでです。
お疲れ様でした…そして、安価にお付き合いいただいた方、ありがとうございます!
今日は当初の予定通り21時ちょっと前には開始する予定ですので、よろしくお願いします。
主人公の隣は死亡フラグ…ふふ、絶望的だね!
現好感度の数値って表示できるんです?
今のうちにコミュっておかないといけんのかー
>>92
現段階の好感度については、チャプターごとに公表する予定ですよー
なので、学級裁判終了後、ってことになりますね。
そこで指針にしてもらえればいいかなーっと
好感度リストとかもそこで公表しますのでー
他に、あれ公表して欲しいとかあればどうぞー
全員のクロ判定とかは無理だよ…うぷぷ
さて、更新再開ですよー
蜜岡さんの反論ショーダウンからの再開となりますー
【反論ショーダウン 開始】
<【矢田の書いたメモ】
<【血のついた包丁】
<【宜保の証言】
<【不自然なモノクマアナウンス】
<【宿泊棟の不具合】
蜜岡「冷凍倉庫に入ったのは / 確かに愛鬼さんだけ、なのよねぇ?」
蜜岡「誰かが彼女の証言が本当 / かどうか、確かめたわけでもないし……」
蜜岡「他に冷凍倉庫に入った / 人がいるわけでもない……」
蜜岡「愛鬼さんが犯行を実行 / して、それを隠してる可能性はあるはずよねぇ?」
マギカ「でも、愛鬼ちゃんが冷凍倉庫で殺人を実行したとは思えないよ……」
マギカ「だって、あの短い時間で人を殺しているなんて……」
蜜岡「でも、それだってそう信じたいってだけでしょぉ?」
蜜岡「【昼食時に矢田君を殺害】して……」
蜜岡「【昨日の夜時間前に運び出した】ことで、遺体が露見したんじゃないのかしらぁ?」
>>97
「昼食時に殺害」を「矢田の書いたメモ」で切る
他に冷凍庫に入った→不自然なモノクマアナウンス
「夜時間に運んだ」を「宜保の証言」で切るのが正解?
>>97
蜜岡「あらあらぁ? 私なにかおかしいこと言ったかしら?」
蜜岡「確か、全員の話を聞いていると……」
蜜岡「他に昨日、冷凍倉庫に入った人はいないんじゃないかしらぁ?」
蜜岡「それとも、誰かが嘘を付いているってことかしらぁ?」
蜜岡「もちろん、それを証明できないと困るんだけどぉ」
マギカ(しまったぁ……! って、そこはそもそもウィークポイントじゃないような……)
マギカ(ウィークポイントは【】でくくられてる部分のはずだよ……!)
マギカ(紛らわしいけど、/で斬られている部分はウィークポイントじゃなくて……)
マギカ(反論ショーダウンの時に斬っていたことを示したかっただけなんだって……!)
マギカ(それに……あの人の話を聞いている限り、蜜岡さんの主張は間違っているはずだよね)
マギカ(だって、昨日の彼女は、あの人とあっているはずだもの……)
発言力3→2
<【矢田の書いたメモ】
<【血のついた包丁】
<【宜保の証言】
<【不自然なモノクマアナウンス】
<【宿泊棟の不具合】
蜜岡「冷凍倉庫に入ったのは / 確かに愛鬼さんだけ、なのよねぇ?」
蜜岡「誰かが彼女の証言が本当 / かどうか、確かめたわけでもないし……」
蜜岡「他に冷凍倉庫に入った / 人がいるわけでもない……」
蜜岡「愛鬼さんが犯行を実行 / して、それを隠してる可能性はあるはずよねぇ?」
マギカ「でも、愛鬼ちゃんが冷凍倉庫で殺人を実行したとは思えないよ……」
マギカ「だって、あの短い時間で人を殺しているなんて……」
蜜岡「でも、それだってそう信じたいってだけでしょぉ?」
蜜岡「【昼食時に矢田君を殺害】して……」
蜜岡「【昨日の夜時間前に運び出した】ことで、遺体が露見したんじゃないのかしらぁ?」
>>103
反論ショーダウンはノンストップ議論と同じで証拠→【ウィークポイント】じゃなかったっけ?
駄目だ覚えてない、すまん
安価下
>>99
こっちが正解だと思う
>>103
>>102が言うとおり、証拠→【ウィークポイント】で大丈夫だよ!
>>104の示す>>99
【宜保の証言】→【昨日の夜時間前に運びだした】 正解
BREAK!
マギカ「その言葉、切らせてもらうよ!」
マギカ「愛鬼ちゃんは、夜時間に冷凍倉庫になんて行っていないよ!」
蜜岡「どうしてそういいきれるのかしらぁ?」
蜜岡「誰かが愛鬼さんのアリバイを証明できるというのかしらぁ?」
マギカ「……出来るはずだよ?」
マギカ「ね、宜保さん?」
宜保「確かに……昨日は夜時間になるまでの間ずっと……」
宜保「愛鬼がドラッグを返すようにと詰め寄ってきていた」
宜保「少なくとも、夜時間に愛鬼が遺体を出しに行く時間などなかったはずだ」
宜保「私は、愛鬼が部屋に戻るのを見ていたし……」
宜保「明け方四時頃までエレベーターホールを監視していた」
宜保「その間は愛鬼はもちろん……誰も目の前を通らなかったぞ」
リアナ「それに、昼食を準備している間に……」
リアナ「矢田を殺したというのは考えにくいと思うぞ」
茅ヶ崎「確かに……もしも、昼食時にあの暑苦しい男が殺されたんだとすると……」
茅ヶ崎「朝から昼まで冷凍倉庫にいたって事になっちゃうわけだもんね」
宜保「誰も立ち寄らなかった場所は冷凍倉庫しか無い……」
宜保「よほどの運でもない限り、矢田が冷凍倉庫にずっといたことになってしまうな」
円天寺「ですが、それは無理というものでは……?」
島「なんで無理なんだよ……!」
マギカ(そんなもの……理由はこれしかないはずだよ)
① 矢田君はその時間、出口を探すために捜査していたから
② 冷凍倉庫の中は寒すぎて長時間活動できないから
③ 愛鬼はバナナが大嫌いだから
>>107
②
>>107 ② 正解!
マギカ「そんなの……冷凍倉庫の中で長時間活動ができないからに決まっているよ!」
宜保「だが逆に言えば……既に死んでいたと考えれば、冷凍倉庫の中に遺体が隠されていてもおかしくはない」
破魔耶「なるほど……そうすると……冷凍倉庫の中に遺体を置いておいて」
破魔耶「愛鬼さんが嘘をついて隠していた可能性もあるよね」
蜜岡「やっぱり、愛鬼さんが犯人なんじゃないのかしらぁ?」
蜜岡「だって、冷凍倉庫の中に入ることが出来たのは……」
蜜岡「愛鬼さんだけだったんでしょうぉ?」
矢倉「他に誰が冷凍倉庫に入ったわけでもないのだからな……」
円天寺「冷凍倉庫に入った人は手を上げてくださ―い!」
涌井「……いない、みたいですわね」
茅ヶ崎「やっぱり、あのヤク中が犯人なんだってばー!」
マギカ「いや、それも多分違うと思うの」
円扇「何が違うというのです? この生活を乱していた悪は……」
円扇「愛鬼殿なのではないのですかな?」
マギカ「だって……愛鬼ちゃんは、きっと……」
① 矢田君を殺した犯人だから
② モノクマの正体だから
③ 遺体の第一発見者だから
>>111
3しかない…と思うよ
>>111 ③ 遺体の第一発見者だから 正解!
マギカ「多分……愛鬼ちゃんは今回の遺体の第一発見者だと思うんだ」
円天寺「遺体の第一発見者……?」
愛鬼「え……マギカ? わ、わ、私は遺体なんて見てなんてないわ」
愛鬼「なのに、どうして私が、い、遺体の第一発見者だなんて……」
マギカ「それについては、モノクマに聞かないといけないことがある……」
モノクマ「そうだね」
茅ヶ崎「まだ何も言っていないのに!?」
モノクマ「遺体そのものを見なくても、遺体の隠し場所を見つけた場合には……」
モノクマ「遺体の発見者とみなさせてもらっていますとも!」
マギカ「つまり……愛鬼ちゃんは、どこかに隠された矢田君の遺体を……」
マギカ「冷凍倉庫の中で見つけちゃったんだよ!」
マギカ「そうすると……あのことにも示しがつくんだよ!」
リアナ「……あのこと?」
破魔耶「あのことっていうのは?」
マギカ「それは、これだよ!」
コトダマを提出して下さい
コトダマの中身 >>38
>>115
不自然なモノクマアナウンス
不自然なモノクマアナウンス
>>115
不自然なモノクマアナウンス 正解!
マギカ「不自然なモノクマアナウンスだよ!」
藻根「モノクマアナウンスが不自然だったことに、示しがつくと言うんですかな?」
リアナ「……どういうこと?」
地院家「俺にもよくわかんねーが……」
茅ヶ崎「はいはい、バカどもは黙ってなって」
茅ヶ崎「マギカが今から教えてくれるんだからさー」
マギカ「だって……愛鬼ちゃんが最初に遺体を見ているとすれば……」
マギカ「私とリアナちゃんの二人が遺体を見つけたときにモノクマアナウンスが鳴ることも」
マギカ「おかしくはならないはずだもの……」
島「なるほどな……それで、三人目の発見者ってことになるのか」
涌井「そうすると……愛鬼さんが遺体の発見者だというのは間違いがないということですね」
蜜岡「そっかぁ、残念……」
マギカ「残念……?」
蜜岡「折角……大好きなお友達と……心中できると思ったのにぃ……」
リアナ「な、何を言っている?」
宜保「心中だと……?」
蜜岡「ええ、お友達と同じ時間、同じ場所で死ねるなんて……」
蜜岡「そんな素晴らしいことなんて存在しないでしょぉ?」
マギカ「……それってつまり?」
蜜岡「愛鬼さんが犯人じゃないのはわかっていたわ」
蜜岡「だから……敢えてクロを外すことで……心中しようと思っていたのよぉ」
蜜岡「お友達であるマギカちゃんと、ねぇ?」
茅ヶ崎「キモいよー! ここキモい人しかいないじゃん!」
宜保「だ、だが……取り敢えず愛鬼が犯人でないことは確約されたな」
円天寺「遺体の発見者に数えられている場合には、クロではないわけだもんね」
円扇「ただ、遺体が本当にその時間にあったかを確認する手立てがありませんね……」
藻根「何か手がかりがあればいいのですがねぇ……」
マギカ「手がかりなら……あるかもしれない!」
マギカ「きっと、矢田君は時間を示してくれる遺留品を残してくれてるはず……」
コトダマを提出して下さい
コトダマの中身 >>38
>>119
矢田の書いたメモ
壊れた電波時計
電波時計と言えばスーダンChaputa-4
>>119
宜保「……それが何を示すと言うんだ?」
三菱「適当な事は言っちゃダメよ?」
蜜岡「マギカちゃんも一緒に死んでくれる気になったの?」
マギカ(しまったぁ! 証拠品の提出を間違えちゃったかも……)
マギカ(皆の私を見る目が変わっちゃったみたい……)
発言力 2 → 1
コトダマを提出して下さい
コトダマの中身 >>38
>>125
止まってしまっていた電波時計
うぉい!?もうミスれないぞよ(滝汗)
壊れた電波時計
>>125 止まってしまっていた電波時計 正解!
皆忘れてるかもしれないけど、これチャプター1だからねぇ!
まぁ、ゲームオーバーになってもそこからニューゲームできるけど……ね!
マギカ「この、矢田君が持っていたはずの電波時計が手がかりだよ」
宜保「確かに立派な電波時計だが……」
宜保「それのどこが手がかりになるというのだ?」
マギカ「問題は止まっている時刻だよ……」
地院家「十四時十二分をさして止まってるみたいだけど……」
地院家「愛鬼が遺体を発見したと思われる時間は十二時代だろ?」
矢倉「時間に矛盾が生じてしまうが……」
涌井「いえ、そこに矛盾は生じないと思われますわ」
リアナ「……どういうことだ?」
マギカ「この時計が十四時を回って止まっていても……」
マギカ「この時計が十四時に運び込まれたとは考えられないってことだよ」
宜保「……理由を聞こうか」
マギカ「その理由は……」
① 氷点下十度を下回ると電池が劣化し、電池切れを起こすから。
② 真犯人が振り落ろした凶器が、たまたま電波時計にあたったから。
③ モノクマが必死にネジを回したから。
>>132
①
>>132 ① 正解
マギカ「恐らく、冷凍倉庫の環境下で電池が劣化して……」
マギカ「電池切れを起こしちゃったんだと思うよ」
茅ヶ崎「そうなると……二時間で電池切れを起こすほど劣化するとも思えないし……」
茅ヶ崎「十二時より前に矢田の遺体が冷凍倉庫にあった可能性が高まるってことね」
円扇「では、十二時より前に矢田さんの遺体があったと仮定して……」
円扇「その遺体はどこにあったというのですか?」
愛鬼「私だって冷凍倉庫の中は見ていたんだし……」
愛鬼「そうそう、見落とすようなことはないと思うのよね……」
茅ヶ崎「ヤク中だから分からなかっただけだったりしてねー」
宜保「だが、事実気になる点の一つではある」
島「あの時間に矢田が死んでいて、冷凍倉庫に遺体があったのなら……」
三菱「どこに犯人は遺体を隠したのかしら?」
【ノンストップ議論 開始】
<【止まってしまった電波時計】
<【搬入時のマニュアル】
<【血のついた包丁】
<【エアコンのタイマー】
<【ジェラルミン製の矢】
愛鬼「遺体を隠すスペースなんて……」
確かにその通りよね……
愛鬼「<冷凍倉庫にはない>とおもうんだけど……」
隠す場所なんて……
馬鹿は黙ってなよー!
地院家「ってことはよ……実は<隠し場所>が違うとか……」
何言ってんだ……
宜保「だが、姿を見られると面倒になると思ったクロが……」
宜保「どこかに隠した可能性は捨てきれないだろうな」
発泡スチロールか……
茅ヶ崎「<発泡スチロールの中>なら隠せないかな?」
大きさ的に微妙じゃない?
涌井「<壁の方でもたれていれば>暗さで分からなかったのではありませんか?」
藻根「ここは、ボクの芸術的感性を信じるとしますかねぇ……」
いやいや、笑いどころ?
藻根「ずばり! 遺体は<生肉の中>に押し込まれていたのではありませんかな?」
冗談は顔だけにしてよねー!
【コトダマ】→<賛成ポイント>でお願いします。
ちなみに、議論中にあるのは雑音台詞です。
パンパンパンパンパンアンパンパンパンパンパンパンパンマンパンパンパンパンは出来ません!
では、安価
>>137
【ジェラルミン製の矢】→<生肉の中>
>>137
【ジェラルミン製の矢】→<生肉の中> 正解!
BREAK!
マギカ「藻根君の意見に賛成だよ!」
マギカ「恐らく、犯人は冷凍倉庫の入口にあった生肉に目をつけたんだ」
マギカ「牛半頭分の大きさの生肉なら、中に人を隠すことも出来るはずだからね」
リアナ「でも、マギカ姉。肉は半分に開かれていて、包み込むことは出来ないんだよ?」
リアナ「それは、初日の搬入係だった私が知ってることだし……」
円扇「であれば、どうやっても遺体がそこから落ちると思うのですが……」
マギカ「そこで使われたのがこの矢なんだよ!」
マギカ「犯人は、矢田君の遺体を生肉に押し込んだ後……」
マギカ「ジェラルミン製のこの矢を通して肉が開かないように固定した……」
マギカ「後は、冷凍倉庫に吊るしておけば……」
宜保「肉が凍って引き締まり、遺体も落ちてこなくなるというわけか……」
島「しかも、誰かが遺体の入った生肉を外に出しても……」
円扇「犯行時間が特定されないってわけですね……」
円天寺「あれだけ目立つ生肉なら……冷凍倉庫に入れば目に入ります」
涌井「昨日は愛鬼さんしか冷凍倉庫に入っていないわけですので……」
涌井「モノクマアナウンスから考えてもその推理は正しいものかと……」
茅ヶ崎「ちょーっと待ったぁー!」
茅ヶ崎「あれあれ、まさかマギカまでそんな抜けたことを言うとは思わなかったよ!」
茅ヶ崎「この短時間で、頭のなかに膿でも溜まっちゃったのかなー?」
茅ヶ崎「それとも……ここは馬鹿の見本市なのかなー?」
包丁と少し迷ったけどあれはあいつ刺したものだしな
まだこれ前半なの?
【反論ショーダウン 開始】
>愛鬼の証言
>モノクマの証言
>円扇の証言
>矢田の手帳
>宜保の証言
茅ヶ崎「別に、遺体が生肉の / 中にあったってのはいいんだけどさ」
茅ヶ崎「それじゃあ、誰が / あの生肉を倉庫から出したっていうの?」
茅ヶ崎「昨日は既に、そこの / ヤク中以外……」
茅ヶ崎「誰も倉庫に入ってなん / ていないってわかってるんだよ?」
マギカ「いや、たしかに私達は誰も入っていないかもしれないけど……」
マギカ「生肉の搬出自体は行われていたはずだよ」
茅ヶ崎「マギカが言ってることはちょっと支離滅裂気味じゃない?」
茅ヶ崎「誰も【倉庫の中に入っていない】ってことはさ……」
茅ヶ崎「【誰も肉を外に運んでいない】ってことだよ!」
>>143
【コトダマ】で【ウィークポイント】を斬って下さいね
モノクマの証言→誰も肉を外に運んでない
>>141
一応、ここで中断ってところまで行こうと思ったんだけど、昨日は中途半端だったからそのまま続行しちゃってます
このショーダウンで折り返しの予定
>>143
【モノクマの証言】→【誰も肉を外に運んでいない】 正解!
マギカ「その言葉、斬らせてもらうよ!」
マギカ「実はね、ナミちゃん……。一人だけ、冷凍倉庫に入った人がいるんだよ」
茅ヶ崎「ど、どういうこと? だって、愛鬼以外には……まさか!」
マギカ「多分、そのまさかだと思うよ?」
マギカ「そうだよね、モノクマ!」
モノクマ「バレちゃったなら仕方ないね!」
モノクマ「そうです! ボクがあの肉を外に運び出したのです!」
モノクマ「……と言っても、ボクは遺体が入っているから外に運び出したのではなく」
モノクマ「その日に運び出す肉だったからこそ、外に出したわけですね」
マギカ「……ということは、犯人はそれを見越した生肉の中に遺体を隠したんだね」
島「ってことはよぉ……モノクマが外に肉を運び出すのも」
地院家「全部犯人の計算通りってことかよ!」
茅ヶ崎「やっぱりマギカは他の有象無象とは違うなー!」
茅ヶ崎「ごめんねー、脳に膿溜まってるとか言っちゃってー」
蜜岡「私のお友達を虐めたり殺したりしていいのは、私だけよぉ!」
宜保「場を一々引っ掻き回すな!」
円扇「……では、もしかしてあの部屋が異常に暑かったのは……」
マギカ「それはもちろん、これで証明できるよ!」
コトダマを提出して下さい
コトダマの中身 >>38
>>147
エアコンのタイマー
>>147 エアコンのタイマー 正解!
マギカ「あの部屋の温度が高かったのは、室温が高かったからなんだ」
マギカ「その理由は、エアコンのタイマーがセットされていたこと」
円扇「そのせいで、厨房内の温度は40度に達していたわけですね」
涌井「犯人は、それを見越してエアコンのタイマーを入れておいたのでしょうね」
リアナ「誰も厨房や食堂のエアコンなんて……」
リアナ「確認していなかったからな」
藻根「犯人にとっては実行しやすい状況であった、というわけですなぁ!」
愛鬼「……でも、どうしてそんな手のこんだことをやったの?」
宜保「貴様なら、もうその答えも出ているはずだな……」
宜保「本当であれば、私が言ってやってもいいが……」
宜保「ここは、ここまでの議論を引っ張ってきた円がやるべきだろうな」
茅ヶ崎「本当はわからないだけだったりしてねー」
地院家「いいからおめーは黙っておけって!」
マギカ「はは……その理由は……」
マギカ「きっと、あれを誤解させるためだよ!」
【閃きアナグラム 開始】 六文字
ぼ う じ ね き い
ら に く し こ あ
しぼうじこく
>>150 安価忘れてたけど、しぼうじこく 正解!
C O M P L E T E !
マギカ「死亡時刻を誤認させたかったんじゃないかな?」
マギカ「昼食係が冷凍倉庫に入った時……」
マギカ「厨房にも冷凍倉庫にも遺体がなかったと証明してもらうために」
マギカ「そうすれば、必然的にアリバイを作ることが出来るはずだもの」
宜保「……やはりな。だが、そうなると……」
宜保「矢田はいつ死んだというのだ?」
矢倉「昨日は……朝から、矢田を見たものはいなかったな」
茅ヶ崎「一日中いないなんてさ、暑苦しいくせに影の薄い男ー!」
茅ヶ崎「ああいうタイプってモテないよねー」
円扇「では、犯行時刻を確かめることは出来ないのではないですか?」
円扇「誰かが食堂にいない限りは……」
円天寺「いえ、可能だと思いますよ」
円扇「何故、可能だといえるのです?」
涌井「昨日は朝から私が食堂にいたからです」
涌井「少なくとも、夜時間が明ける直前から、お昼過ぎまでに」
涌井「犯行が実行された可能性はありませんわ」
島「ってことは……犯行時刻は絞られてきたな」
三菱「犯行時刻は……いつってことになるのかしら?」
マギカ「犯行時刻は……」
① 一昨日の夜
② 昨日の夜
③ 昨日の朝
④ 初日
>>155
1
>>155 ① 正解!
マギカ「一昨日の夜のはず……だね」
宜保「……とすると、矢田は私に翌日の予定を告げた後……」
宜保「殺されてしまった、というわけなのだな……」
茅ヶ崎「あいつ、意外と嘘つきなんだねー」
茅ヶ崎「男なんて信用するからいけないんだよ―」
地院家「いや、おめーは女だって信用してねーじゃねーか!」
リアナ「……矢田が、そんな嘘を言うとは思えないんだが」
円扇「いや、矢田さんが嘘を言っていなかったとしても……」
円扇「殺されてしまう可能性はありますよね……?」
円天寺「どうしてそう思うのです?」
三菱「言い切るからには根拠がある……ということかしら?」
島「適当な事ばっかり抜かしてんじゃねーぞ?」
宜保「いや、聞くだけ聞いてみようか……」
【ノンストップ議論 開始】
>止まってしまった電波時計
>エアコンのタイマー
>モノクマの証言
>矢田の書いたメモ
>血のついた包丁
円扇「矢田さんが一昨日の夜に冷凍倉庫で死んでしまったとしても……」
……そうなのかなぁ?
円扇「翌日に探索をするという発言が嘘になるわけじゃないですよね」
わけがわからん……
地院家「いやいや、【どこに嘘がある】っていうんだよ!」
え、本当に?
破魔耶「あぁ……なるほど、ボクには【分かってしまったかもしれないよ】」
うぷぷぷ……
破魔耶「つまり、円扇さんが言いたいことは……こういうことだよね?」
愛鬼「……どういうことよ?」
素直に出て行くとか警戒心薄すぎー!
破魔耶「矢田君は、冷凍倉庫に【誰かから呼び出されていた】ってわけじゃないかな?」
卑劣な犯人め……!
島「ってことは、呼び出した奴が犯人ってわけだよなぁ!」
いやいや、無理だろ!
宜保「呼び出した奴は、【今すぐ名乗り出ろ!】」
>>159
【証拠】→【ウィークポイント】
確かビッグウェーブってスキル貰ってなかったっけ?
「矢田の書いたメモ」を……「今すぐ名乗れ」か?
>>158 ビッグウェーブ 使用
【ノンストップ議論 開始】
>止まってしまった電波時計
>エアコンのタイマー
>モノクマの証言
>矢田の書いたメモ
>血のついた包丁
円扇「矢田さんが一昨日の夜に冷凍倉庫で死んでしまったとしても……」
……そうなのかなぁ?
円扇「翌日に探索をするという発言が嘘になるわけじゃないですよね」
わけがわからん……
地院家「いやいや、どこに嘘があるっていうんだよ!」
え、本当に?
破魔耶「あぁ……なるほど、ボクには【分かってしまったかもしれないよ】」
うぷぷぷ……
破魔耶「つまり、円扇さんが言いたいことは……こういうことだよね?」
愛鬼「……どういうことよ?」
素直に出て行くとか警戒心薄すぎー!
破魔耶「矢田君は、冷凍倉庫に【誰かから呼び出されていた】ってわけじゃないかな?」
卑劣な犯人め……!
島「ってことは、呼び出した奴が犯人ってわけだよなぁ!」
いやいや、無理だろ!
宜保「呼び出した奴は、今すぐ名乗り出ろ!」
>>161
あ、>>159はミスがありました。
>>158 ビッグウェーブ 使用
【ノンストップ議論 開始】
>止まってしまった電波時計
>エアコンのタイマー
>モノクマの証言
>矢田の書いたメモ
>血のついた包丁
円扇「矢田さんが一昨日の夜に冷凍倉庫で死んでしまったとしても……」
……そうなのかなぁ?
円扇「翌日に探索をするという発言が嘘になるわけじゃないですよね」
わけがわからん……
地院家「いやいや、どこに嘘があるっていうんだよ!」
え、本当に?
破魔耶「あぁ……なるほど、ボクには分かってしまったかもしれないよ」
うぷぷぷ……
破魔耶「つまり、円扇さんが言いたいことは……こういうことだよね?」
愛鬼「……どういうことよ?」
素直に出て行くとか警戒心薄すぎー!
破魔耶「矢田君は、冷凍倉庫に【誰かから呼び出されていた】ってわけじゃないかな?」
卑劣な犯人め……!
島「ってことは、呼び出した奴が犯人ってわけだよなぁ!」
いやいや、無理だろ!
宜保「呼び出した奴は、今すぐ名乗り出ろ!」
>>162 に訂正
矢田の書いたメモ→【誰かから呼び出されていた】でロンパ
ビッグウェーブ手に入れてたねそういや
矢田の書いたメモ→誰かから呼び出され
使って良かったー(滝汗)
タスカタヨ
>>162 【矢田の書いたメモ】→【誰かから呼び出されていた】 正解
B R E A K!
裁判前に手に入れたスキルを出しておいたほうが良かったね
マギカ「そんなの絶対おかしいよ!」 論破
マギカ「だって、冷凍倉庫には矢田君が書いたメモが落ちていたんだよ?」
破魔耶「メモ……?」
愛鬼「そんなのが落ちていたっていうの?」
島「……おい、メモってのはどういうことだ?」
マギカ「そのメモには……こう書かれていたんだよ」
マギカ「話したいことがある。午後九時頃、厨房まで来て欲しい……って」
円扇「……ということは、もしかして」
リアナ「きっと、矢田は殺害を計画していたんじゃないか?」
リアナ「誰かを呼び出して殺そうとしたが……逆に返り討ちにあった、と」
茅ヶ崎「やっぱり男なんて信用出来ないよ!」
宜保「……まさか、いや……ありえない話じゃないのかもしれないな」
円天寺「私達も、計画を立ててしまうほど、でしたもんね」
リアナ「私も人事とは思えないな……」
茅ヶ崎「……それには、同意するしかないかな」
宜保「では……呼び出されていたのは誰なんだ?」
怪しい人物を指定しろ!
① 円 マギカ
② 茅ヶ崎 ナミ
③ 地院家 大門
④ 宜保 愛也
⑤ 矢倉 風善
⑥ 愛鬼 望
⑦ 破魔耶 麗司
⑧ 藻根 蔵人
⑨ 三菱 乍
⑩ 四ノ宮亭 円扇
⑪ 島 武彦
⑫ リアナ・マルジェイヌ
⑬ 涌井 留峰
⑭ 矢田 大志
⑮ 円天寺 美菜輝
⑯ 蜜岡 美緒
※ マギカから時計回りです。
>>166
7だね
裁判中使用可能だけでも出してほしかた←前スレ見てビッグウェーブ思い出したやつ
>>166 いやはや、申し訳ない。 すっかり失念してました……orz
⑦ 正解!
マギカ「……破魔耶君、あなた、だよね?」
破魔耶「え、え!? ど、どうしてボクなの?」
島「おいおい、破魔耶が呼び出されていたってどういうことだよ!」
矢倉「破魔耶が呼び出された……嘘ではないのだな?」
円天寺「……何か、証拠がおありなのですか?」
円天寺「そうでもなければ、破魔耶さんが疑われているだけになってしまいます!」
リアナ「私も、誰かが呼び出されているというところまではわかったけど……」
リアナ「どうしてマギカ姉は、破魔耶が呼び出されたって分かったの?」
マギカ「それは……これがあったからだよ!」
コトダマを提出して下さい
コトダマの中身 >>38
>>169
円扇の証言
>>169
円扇「え? 私ですか?」
円扇「うーん、申し訳ないのですが、それはちょっと違うのではありませんか?」
マギカ(しまったぁ! 確かに、彼の証言だと、破魔耶君が厨房に行ったってことしかわからない……)
マギカ(偶然厨房に言った可能性だって湧いて出てきちゃうよね……!)
発言力 1 → 0 (後一回でゲームオーバーです。もらえるモノクマメダルが減ります)
>>1(確かに、ここは質問の仕方が悪かったかも……)
コトダマを提出して下さい
コトダマの中身 >>38
>>172
矢田の手帳
>>172 矢田の手帳 正解!
マギカ「これは、矢田君の部屋にあった彼の手帳だよ」
マギカ「そこには、はっきりとこう書かれているの……」
マギカ「破魔耶君を……殺そうとしてるって」
宜保「……そう、なのか」
円天寺「では、過ちを犯そうとしたのは……矢田さんだったのですね」
涌井「そうすると……呼び出されたのは、破魔耶様で間違いないようですね……」
円扇「これはもう、決定的なのではありませんか?」
円扇「矢田さんに呼び出された破魔耶さんが、逆に返り討ちにした……」
円扇「筋が通ると思いますけれども」
地院家「もうこいつの言葉なんて聞かなくてもいいだろ!」
地院家「さっさと投票タイムに入ろうぜ!」
茅ヶ崎「死刑でいいんじゃないの?」
蜜岡「真犯人が見つかってしまったのは残念だけど……」
蜜岡「それなら、もうこれで決定よね」
破魔耶「ちょっと……待ってよ」
地院家「いやいや、犯罪者の言葉に耳なんて貸さねーって!」
破魔耶「ちょっと待てって言ってるんだけど、聞こえてないかな?」
破魔耶「一応、ボクにも言い分はあるんだよ……」
破魔耶「だからさ、これだけは言わせてもらってもいいかな?」
破魔耶「ふざけないでくれるかなぁ?」 反論
【反論ショーダウン 開始】
<不自然なモノクマアナウンス
<モノクマの証言
<宜保の証言
<血のついた包丁
<円扇の証言
破魔耶「あのさぁ……確かに / 矢田君の手帳にはそう書いてあるかもしれないよ?」
破魔耶「でも……それって実 / は……矢田君が実行していない」
破魔耶「可能性だってあるわ / けだよね?」
破魔耶「矢田君が書いただけ / の犯罪計画に巻き込まないで欲しいんだけどなぁ」
マギカ「いや、矢田君が書いている以上……」
マギカ「破魔耶君は厨房に向かったんじゃないかな?」
破魔耶「だから、そんなの矢田君が勝手に書いただけだって……」
破魔耶「ボクは【そんなメモなんか知らない】し……」
破魔耶「【ボクは厨房になんて】行っていない!」
>>176
円扇の証言 →ボクは厨房になんて
>>176
【円扇の証言】→【ボクは厨房になんて】 正解!
BREAK!
マギカ「その言葉、斬らせてもらうよ!」
マギカ「破魔耶君、嘘はついちゃいけないよ……」
マギカ「この学級裁判だと、ひとつの嘘が皆の命取りになっちゃうんだから」
リアナ「嘘、だっていうの? 破魔耶が、厨房に行っていないっていうのは!」
マギカ「そうだよね……円扇さん!」
円扇「そうですね、確かに私は、厨房に入っていく破魔耶さんを見ましたよ?」
円扇「呼び出される30分前の出来事でしたから……」
地院家「やっぱり、殺される前にやってしまおうって考えだったんだろ!」
地院家「もう投票でいいんじゃねーか?」
蜜岡「そうよねぇ……これは、決定的……」
破魔耶「あっはははははははははははは!」
円扇「わ、私ではありませんよ!?」
破魔耶「ボクが、彼を? 殺したっていうの?」
マギカ「は、破魔耶君?」
破魔耶「結論から言えば……マギカさんの言うとおりさ」
破魔耶「ボクは矢田に呼び出されて厨房に行ったよ?」
破魔耶「そして、そこで殺されそうになったんだ!」
リアナ「おいおい……大丈夫、なのか?」
地院家「こいつマジヤバイって!」
破魔耶「円扇さんや島君、後は円天寺さん……涌井さんも及第点かな?」
破魔耶「世界を希望にあふれるものにしてくれるであろう人の殺害計画なら乗るけどさ……」
破魔耶「検視官が外に出て何が変わるっていうの?」
茅ヶ崎「これ、近所の動物を好き好んで殺してるタイプでしょ……」
宜保「これ以上、聞くに耐えんな……」
破魔耶「だからさ、ボクは彼を返り討ちにあわせたんだよ!」
破魔耶「だって、ボクが死んで検視官が出るよりもさ……」
破魔耶「もっと素晴らしい人が出られるようになるじゃん!」
三菱「モノクマ、投票にしましょう!」
涌井「これは、もう擁護もできませんわね……」
破魔耶「ふふ、あっはは……はははははははははははは!」
マギカ「ちょ、ちょっと待って!」
島「どうしたっていうんだよ。こいつ、明らかにヤバイだろ!」
マギカ「破魔耶君は……多分、矢田君を殺してない」
破魔耶「どうしてそう思うの?」
破魔耶「彼は、ボクが殺したのに!」
マギカ「さっき、君はこう言ったんだよ?」
マギカ「円扇さん、島君、円天寺さんに涌井さん……」
マギカ「いずれも、世間の人を幸せにできそうな役職だよね?」
マギカ「つまり、破魔耶君は、そういった人を外に出したかったはずなんだ……!」
破魔耶「だから?」
マギカ「自分では矢田君を殺さないと思うんだよね」
茅ヶ崎「こんなやつ擁護する必要なんて無いって!」
マギカ「でも、これは重要な事だよ!」
宜保「だが……そうなると、冷凍倉庫では何があったんだ?」
マギカ「きっと、矢田君に殺されそうになった破魔耶君は、偶然それを避けれたんじゃないのかな?」
三菱「その理由は? 偶然じゃ、説得力がないわ」
マギカ「そんなことないよ。破魔耶君の才能を考えたら……逆に自然だよ」
マギカ「だって、彼の才能は……」
① 超高校級の童顔
② 超高校級のおぼっちゃま
③ 超高校級の幸運
>>181
3
狛枝降臨しとる
3
>>181 ③ 超高校級の幸運 正解!
マギカ「超高校級の幸運、だもんね?」
宜保「だが、それだけでは情況証拠に過ぎない」
宜保「なにか決定的な証拠がないのか?」
破魔耶「証拠がない限りは、ボクが殺したってことで問題ないよね?」
破魔耶「モノクマ、投票タイムと洒落込もうよ!」
破魔耶「だって、ボクが殺したんだもんね!」
破魔耶「あっははははははははははははははは!」
リアナ「マギカ姉……」
愛鬼「もう、こいつなんかかばう必要ないわよ」
矢倉「クロは……はっきりしたな」
涌井「矢田様を殺したのは、破魔耶様で……」
マギカ「やっぱりそれは違うよ!」
マギカ「破魔耶君が襲われた……そのときの状況を話し合ってみようよ」
破魔耶「それに意味があるとでも? ボクがクロなんだから……そんなもの」
マギカ「あるよ! 破魔耶君は、矢田君を殺していないはずなんだ!」
【ノンストップ議論 開始】
>止まってしまった電波時計
>エアコンのタイマー
>ジェラルミン製の矢
>宿泊棟の不具合
>血のついた包丁
破魔耶「ボクは矢田君を殺したんだよ!」
そうだよね……
破魔耶「だって、あの場には<ボクと矢田君しかいなかった>からね!」
間違いないよね……
リアナ「ほら、やっぱり破魔耶の奴が犯人なんだよ!」
言われなくても……
円扇「これはもう<確定的>でしょう!」
投票タイムだよ!
あっははははははは!
宜保「満場一致で<破魔耶が矢田を殺した>ということで決まりのようだが?」
うるせーから黙ってろって!
愛鬼「ちょ、ちょっと待ちなさいよ……」
愛鬼「あんたのその包帯、一昨日まではなかったはずよね……」
愛鬼「その包帯の下、<切り傷でもある>んじゃないの!?」
【コトダマ】→<賛成ポイント>
>>185
血の付いた包丁→切り傷でもある
>>185
【血のついた包丁】→【切り傷でもある】 正解
B R E A K!
マギカ「愛鬼ちゃんの意見に賛成だよ!」
マギカ「そしたら、破魔耶君? その包帯の下……」
マギカ「当然見せてくれるよね?」
破魔耶「……あっはははははははははは!」
破魔耶「まさかまさか見破られちゃうとはね……!」
破魔耶「確かに、ボクは右腕を斬られているけど……」
破魔耶「でも、ボクが殺したってことは否定出来ないよねぇ?」
愛鬼「……それはあり得ないわね」
蜜岡「なんで、それがあり得ないって言えるのかしらぁ?」
愛鬼「破魔耶がその包帯を持っているからよ」
愛鬼「その包帯は、私がエレベーターホールに置き忘れていたもの……」
宜保「それが何の証明になる!」
茅ヶ崎「そうだよー、このキモいサイコ野郎が犯人だって!」
愛鬼「……私はその包帯を、八時四十分には回収していたの」
愛鬼「円扇の証言では、破魔耶は八時半に冷凍倉庫に向かい……」
円天寺「八時四十分には寄宿舎にいたって事になりますね」
蜜岡「十分じゃそんな偽装工作は出来ない……」
蜜岡「残念だわぁ、私はわかっていたけどぉ……」
蜜岡「みんなといっしょに心中できると思ったのに……」
リアナ「ちょっと待って! ってことは、破魔耶が犯人っていうのは」
破魔耶「あっははははははははは!」
破魔耶「そんなの嘘に決まってるじゃん!」
破魔耶「矢田君はさぁ! ボクを殺そうとしたところで足を滑らせて……」
破魔耶「気絶しちゃったんだよ!」
破魔耶「ボクとしては、矢田君を殺したクロに脱出してもらいたかったんだけどね」
破魔耶「こうなっちゃったら仕方ない、真のクロにおいでになってもらおうか?」
破魔耶「ボク以外に、一昨日冷凍倉庫に行ったのなんて、あの人しかいないはずだもんね?」
怪しい人物を指定しろ!
① 円 マギカ
② 茅ヶ崎 ナミ
③ 地院家 大門
④ 宜保 愛也
⑤ 矢倉 風善
⑥ 愛鬼 望
⑦ 破魔耶 麗司
⑧ 藻根 蔵人
⑨ 三菱 乍
⑩ 四ノ宮亭 円扇
⑪ 島 武彦
⑫ リアナ・マルジェイヌ
⑬ 涌井 留峰
⑭ 矢田 大志
⑮ 円天寺 美菜輝
⑯ 蜜岡 美緒
>>189
⑩ 四ノ宮亭 円扇
>>189 ⑩ 四ノ宮亭 円扇 正解!
マギカ「……円扇さん。あなたしか、いないですよね……」
藻根「な、な、な、なんですと!?」
円扇「くっくっく……あっはっはっはっは! げほっげほっ!」
円扇「何を言っているのか、私には理解できませんけれども……」
円扇「私を怪しむとはどういうことですかね?」
破魔耶「いや、君が言ったことだよね?」
破魔耶「ボクが冷凍倉庫に入ったってこと」
破魔耶「時間がなかったボクと、時間のあった君……」
破魔耶「どっちが犯人かなんてわかりきってると思うけど?」
藻根「いやいやいや! そんなことありえませんぞ!」
地院家「もうどっちがクロでもいい! さっさとこの裁判を終わらせようぜ!」
地院家「胸糞悪すぎるだろ、こんなの!」
茅ヶ崎「黙っててよ、ダメ男」
マギカ「そうだね、ちょっと静かにしてよう」
地院家「女神様まで……」
円扇「私が怪しいというのなら、その理由を話してもらいましょうか?」
マギカ「そう……だよね。一昨日もあったこと……」
マギカ「円扇さんも知っているはずだよね?」
【ノンストップ議論 開始】
<【冷凍倉庫の発注品リスト】
<【搬入時のマニュアル】
<【藻根の証言】
<【エアコンのタイマー】
<【矢田の手帳】
<【宿泊棟の不具合】
<【不自然なモノクマアナウンス】
藻根「……確かに、昨日も一昨日も、色々問題が起こりましたなぁ……」
宜保「色々起こってしまったのは【宿泊棟だけ】みたいだな」
愛鬼「……冷凍倉庫にいなかったのなら、【当然分かる】はずよね」
破魔耶「さて、本当に円扇さんは知っているのかな?」
破魔耶「知ってるわけ無いよね! 言えるはず無いよね!」
島「おい、誰か【こいつをつまみ出せ】!」
茅ヶ崎「ちょっと、【ウジ虫は黙ってて】よー!」
円扇「と、当然その程度分かりますとも……」
円扇「昨日も一昨日も、【断水が起きた】ということですよね!」
【コトダマ】→【ウィークポイント】
>>193
寄宿棟の不具合→断水が起きた
>>193 の通り >>192
【宿泊棟の不具合】→【断水が起きた】 正解!
B R E A K !
マギカ「……そんなの絶対おかしいよ!」 論破
円扇「な、な、何がおかしいというのですか?」
円扇「確かに昨日は断水を……」
藻根「いいえ、昨日は断水が起きたのですが……」
藻根「一昨日は、停電が起きたのですぞ……」
円扇「停電……ですって?」
円扇「ああ、はいはい! 停電したね……」
円扇「いやいや、すいませんね……ちょっと記憶違いをしておりまして」
茅ヶ崎「記憶違いってレベルじゃないでしょ!」
茅ヶ崎「明らかに嘘って分かるレベルじゃん!」
円扇「いえいえ、記憶違いですって。停電でしたね、そういえば……」
リアナ「その時点で苦し紛れの言い訳だろうが!」
円扇「人間誰しも間違いはあるというものですよ」
三菱「その間違いが、人を殺したことなのかしら?」
円扇「……記憶違いだって言ってるだろうが!」
円扇「人間脳なんて完璧には出来てねーんだよ!」
円扇「それを寄ってたかって……なんだってんだよ!」
宜保「お、おい……円扇?」
円天寺「円扇……さん?」
円扇「芸能界ってのはなぁ、白だったとしても……」
円扇「大御所が赤だっていえば、赤になる世界なんだよ!」
円扇「分かったらさっさと、俺の言い分が正しかったと認めろ!」
円扇「俺は記憶違いをしていただけで……」
円扇「決定的な証拠なんか残してねーんだよ!」
円扇「犯人は、そこのキチガイ幸運野郎に決まってんだろうが!」
マギカ「それも……違うんだよ」
円扇「あぁん? どこが違うっていうんだ?」
円扇「俺がなにか間違いでも起こしたっていうのかよ……!」
破魔耶「もう終わりにしてあげたら?」
破魔耶「マギカさんには、もう道筋、わかってるんでしょ?」
マギカ「……円扇さん、その失敗を教えてあげますよ」
円扇「舐めたこと言ってんじゃねーぞ!」
円扇「出来るもんならやってみろ!」
【PTA開始】
円扇「黙れ黙れ黙れ!」
円扇「寿限無寿限無五劫の擦り切れ!」
円扇「海砂利水魚の水行末雲来末風来末!」
円扇「食う寝るところに住むところ!」
円扇「やぶら小路のぶら小路パイポパイポパイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ!」
円扇「グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助!」
円扇「はぁはぁ……げほっげほっ!」
円扇「では、聞きましょうか……!」
円扇「俺がミスしたのはどこだって言うんだぁ!」
マギカ「……どうして、あの朝、円扇さんはあれを飲めたのかな?」
ナ
△
シェ □ ○ バナ
×
イ ク
>>198
○→△→□→×
なんかみんな多少狂ってるのかもしれない
>>198
○ → △ → □ → ×
バナナシェイク 正解!
マギカ「ねぇ、どうして昨日の朝、円扇さんはバナナシェイクを飲めたのかな?」
円扇「取り乱してしまいましたね、申し訳ありません。……それで」
円扇「どうして、とは? 私は常に朝はバナナシェイクを飲んでいると」
円扇「マギカさんにはお伝えしていたはずですが?」
マギカ「あの日は、バナナシェイクは飲めないはずだったんだよ」
マギカ「円天寺さん、昨日の朝、アイスコーヒーは飲めた?」
円天寺「いえ、氷がなかったので諦めて……」
マギカ「愛鬼ちゃん、コーラはどう?」
愛鬼「氷がなかったからぬるいままだったわ……」
円扇「ま……まさか!」
マギカ「……念のため、証拠を提出しようか?」
マギカ「私以外にも……証言者はいるんだよ?」
コトダマを提出して下さい
コトダマの中身 >>38
>>202
藻根の証言
>>202 藻根の証言 正解!
藻根「残念ですが……あの日、フリーザーは故障していました」
マギカ「凍ったものを使わない限りは……」
マギカ「バナナシェイクを飲むことは出来なかったんだよね?」
円扇「あ……あぁ……!」
マギカ「だから、円扇さんは……」
マギカ「凶器を処分するために、バナナシェイクを作ったんだ!」
マギカ「そのとき、慌てていたから円扇さんは申告を忘れたんじゃないかな……」
円扇「あばばばばばばばばっ!」
三菱「……だから、バナナの申告数が一つずれていたのね……」
破魔耶「ボクがいたからこそ、フリーザーがたまたま故障したり」
破魔耶「宿泊棟が停電したり、断水したりしたのかもね?」
破魔耶「だって、その御蔭で犯人を突き止められたんでしょ?」
破魔耶「ボクのファインプレーだね! ははははは!」
島「てめーは黙ってろよ!」
茅ヶ崎「気持ち悪いから口を開かないでよー」
円扇「はぁ……げほっ、げほっ! がはっ!……ひぃ……ひぃ……」
マギカ「……最初から事件を振り返ってみようか」
【クライマックス推理】
① 事件が起こったのは一昨日の夜時間直前。
矢田君によって呼び出された( 1 )君を見た犯人は、こっそりと冷凍倉庫まで尾行していったんだ。
矢田君の一撃は、幸運にも当たらなかったけど、そこで矢田君は転び、意識を失ってしまったんだ。
呼び出された人物が去った後、本当の犯人は気絶した矢田君の後頭部を殴打して殺害したんだよね。
② 当然、矢田君の遺体を冷凍倉庫にそのまま置いておくわけにはいかない。
だって、矢田君が冷凍倉庫の中で見つかってしまったら、真っ先に疑われてしまうのは犯人だもんね。
そこで、犯人は矢田君の遺体を、( 2 )の中に隠すことを思いついたんだ。
料理に使われる食材は、( 3 )が毎日選定しているし、たまたま現れた第三者に罪をなすりつけられると考えたから。
③ ただ、犯人にとって誤算だったのは、寄宿舎が一時的に( 4 )に陥ってしまったことだったんだ。
犯人が寄宿舎に戻る前にそれは治ってしまったから、寄宿舎にいなかった犯人はそれを知ることは出来なかった。
だから、次の日に起きた( 5 )と勘違いしてしまったんだよね。
④ 次に犯人が行ったのは、凶器の処分だったんだ。
問題は、犯行時刻が夜時間の直前であったため、その場でどうやって凶器を処分するかは思いつかなかった。
ただ、犯人は朝食に必ず( 6 )を飲んでいたことを思い出し、朝食を利用して凶器を処分したんだ。
……そのときに、( 7 )が壊れてしまっていることにも気づかずに。
⑤ 夜間の食材搬入の後、昼食は皆で交代交代で作ることが決まっていたから、
( 8 )だった、愛鬼ちゃんは矢田君の遺体には気づかないまま、冷凍倉庫を後にしてしまったんだよ。
このときの証言が原因で、私達は矢田君の( 9 )を誤認してしまったんだよね。
もちろん、愛鬼ちゃんが悪いってわけじゃなかったんだけど。
⑥ 後は、隠しておいた矢田君の遺体を搬出されるように仕向けておけば、
翌朝には矢田君の遺体が見つかるって言う風に。
冷凍倉庫に面している厨房は、常に自然解凍が出来るような温度に調節されていたから。
そして、私達が矢田君の遺体を発見したんだ。
これこそが、犯人が使ったトリック……。
これが可能だったのは、( 10 )さん、あなたしかいない!
( )の中に正しいキーワードを埋めて完成させて下さい
キーワードリスト
破魔耶 モノクマ 搬入する予定の肉 停電 四ノ宮亭円扇
フリーザー 昼食係 バナナシェイク 死亡時刻 断水
>>207
破魔耶→搬入する予定の肉→モノクマ→停電→断水→バナナシェイク→フリーザー→昼食係→死亡時刻→四ノ宮亭円扇
↑
>>207 の示す >>206
破魔耶→搬入する予定の肉→モノクマ→停電→断水→バナナシェイク→フリーザー→昼食係→死亡時刻→四ノ宮亭円扇
C O M P L E T E!
マギカ「これが事件の全容だよ!」
① 事件が起こったのは一昨日の夜時間直前。
矢田君によって呼び出された( 破魔耶 )君を見た犯人は、こっそりと冷凍倉庫まで尾行していったんだ。
矢田君の一撃は、幸運にも当たらなかったけど、そこで矢田君は転び、意識を失ってしまったんだ。
呼び出された人物が去った後、本当の犯人は気絶した矢田君の後頭部を殴打して殺害したんだよね。
② 当然、矢田君の遺体を冷凍倉庫にそのまま置いておくわけにはいかない。
だって、矢田君が冷凍倉庫の中で見つかってしまったら、真っ先に疑われてしまうのは犯人だもんね。
そこで、犯人は矢田君の遺体を、( 搬入する予定の肉 )の中に隠すことを思いついたんだ。
料理に使われる食材は、( モノクマ )が毎日選定しているし、たまたま現れた第三者に罪をなすりつけられると考えたから。
③ ただ、犯人にとって誤算だったのは、寄宿舎が一時的に( 停電 )に陥ってしまったことだったんだ。
犯人が寄宿舎に戻る前にそれは治ってしまったから、寄宿舎にいなかった犯人はそれを知ることは出来なかった。
だから、次の日に起きた( 断水 )と勘違いしてしまったんだよね。
④ 次に犯人が行ったのは、凶器の処分だったんだ。
問題は、犯行時刻が夜時間の直前であったため、その場でどうやって凶器を処分するかは思いつかなかった。
ただ、犯人は朝食に必ず( バナナシェイク )を飲んでいたことを思い出し、朝食を利用して凶器を処分したんだ。
……そのときに、( フリーザー )が壊れてしまっていることにも気づかずに。
⑤ 夜間の食材搬入の後、昼食は皆で交代交代で作ることが決まっていたから、
( 昼食係 )だった、愛鬼ちゃんは矢田君の遺体には気づかないまま、冷凍倉庫を後にしてしまったんだよ。
このときの証言が原因で、私達は矢田君の( 死亡時刻 )を誤認してしまったんだよね。
もちろん、愛鬼ちゃんが悪いってわけじゃなかったんだけど。
⑥ 後は、隠しておいた矢田君の遺体を搬出されるように仕向けておけば、
翌朝には矢田君の遺体が見つかるって言う風に。
冷凍倉庫に面している厨房は、常に自然解凍が出来るような温度に調節されていたから。
そして、私達が矢田君の遺体を発見したんだ。
これこそが、犯人が使ったトリック……。
これが可能だったのは、( 四ノ宮亭 円扇 )さん、あなたしかいない!
宜保「円扇……何か申し開きはあるか?」
円扇「いえ……もう、何も、ありませんとも……」
円扇「私は、絶望に屈した……」
円扇「つまりは、そういうことなのですよ……」
モノクマ「議論の結論が出たようですね!」
モノクマ「では、オマエラはお手元のスイッチで投票して下さい!」
V O T E
円扇 円扇 円扇
モノクマ「いやーっほう! 大正解!」
モノクマ「今回、超高校級の検視官、矢田大志君を殺した犯人は……」
モノクマ「超高校級の落語家 四ノ宮亭円扇君でしたー!」
モノクマ「本当に怖いよね……人殺しですってー!」
藻根「どうして、なのですかな?」
藻根「円、扇殿……!」
藻根「どうしてボクに相談をしてくれなかったのですかな!」
愛鬼「私達だって……頼ってくれればよかったのに……」
三菱「……私、カウンセラーなんだけどなぁ……」
三菱「私ですら、頼ってもらえないのかしら」
宜保「リーダーとして、こんなことになったのは残念だ……」
円天寺「ですが……これも私達の、力不足……ということなのですね」
マギカ「どうして、なんですか?」
マギカ「円扇さんは、あんなに……あんなに落語に真摯に向かい合って……」
マギカ「私達にもあんなに気を配ってくれたのに……」
円扇「……世界が、絶望に支配されているから、ですよ」
マギカ「どういう……こと?」
茅ヶ崎「どうせ、世界が絶望に支配されるから滅亡するっていつものやつでしょ?」
茅ヶ崎「あーあ、根暗な癖にむっつりで人殺しとか……」
円扇「そんな、ふざけた理由ではない!」
円扇「私は……私の落語は……絶望の淵に追いやられた人が笑顔を取り戻す……」
円扇「そんな落語なのですよ」
マギカ「……まさかとは思うけど」
円扇「世界が絶望に支配されているなら、私がその絶望を取り払わなければならない」
円扇「私は、人を笑顔にするために落語を始めたのですから……」
円扇「こんなところで、指を咥えて待っているわけにはいかなかったのです!」
破魔耶「あーあ、なんだかがっかりだなぁ……」
破魔耶「希望を作れる人が、ここで処刑されちゃう、だなんてね」
円扇「私は……外に出て、多くの人々を……!」
マギカ「ふざけないで!」
リアナ「マギカ……姉?」
マギカ「円扇さん! 人を殺して、仲間を見捨てた人間に……」
マギカ「人々を笑顔にできる落語なんて話せないです!」
マギカ「だって、今の円扇さん……泣きそうな顔をしてるから」
円扇「私は……私は……なんてことを……」
円扇「なんということを……っ!」
モノクマ「どうでもいいんだけどさぁ、そんなお涙頂戴のストーリーとかいらないんですけどねぇ」
マギカ「黙ってて! 円扇さんは、今大事なことを……」
円扇「いえ、いいのです……」
円扇「私は、皆を絶望から立ち直らせたいと思いつつも……」
円扇「自分自身がその絶望に手を染めてしまったのです……」
円扇「これでは、落語家失格……亭号を汚してしまいましたね」
宜保「……円扇、過ちは過ちだが……」
茅ヶ崎「ごめん、私が浅はかだった。馬鹿にしたことは謝る……本当にごめん」
茅ヶ崎「あんたがそんな熱いこと、思ってるって思わなかった」
円扇「いいのです……」
円扇「今の私は、もう落語家ではなく……殺人者です」
円扇「ですが、落語家を辞める前に……私の持ちネタを披露させて下さい……」
円扇「皿屋敷…ご存知ですよね?」
モノクマ「そんな暇は与えないよ?」
モノクマ「皆の和を乱した人には……オシオキが必要だよね?」
マギカ「オシオキって、なんなのさ」
モノクマ「人殺しには人殺しで対応しないとね! 処刑だよ!」
宜保「ふ、ふざけるな……!」
円天寺「円扇さんは、詰みを償おうと……」
モノクマ「甘いよ! 甘すぎて反吐が出るよ!」
モノクマ「それでは、『超高校級の落語家』四ノ宮亭円扇君のために……」
円扇「し、死にたくない……! 私が死んだら……誰が四ノ宮の家を……」
モノクマ「スペシャルな、オシオキを……」
円扇「誰がこの世界を……絶望から救い出すのですか……!」
モノクマ「用意しましたぁ!」
円扇「私はまだ……こんなところで死ぬわけには……!」
円扇「嫌だっ! 嫌だぁぁぁぁ! 死にたく、死にたくなああああああああいっ!」
円扇「げほっげほっ……げほっ……!」
G A M E O V E R !
エンオウくんがクロに決まりました。
おしおきをかいしします。
おナタの皿
超高校級の落語家
四ノ宮亭円扇処刑執行
泣き叫ぶ円扇さんを連れてモノクマは外へと飛び出していった。
裁判場には大きいスクリーンが降りてきて、そこに円扇さんの様子が映しだされる。
円扇さんは、落語の寄席に似たステージにあげられ、座布団の上で星座をさせられている。
モノクマは、そんな円扇さんの指に、何かを押し当てて……。
次の瞬間、円扇さんの右手親指の爪が剥がされる。
続けて人差し指が……。
遂に右手の爪がすべて剥がされる……。
円扇さんは、痛みに気絶も出来ないみたいで……。
モノクマは間髪入れずに左手の小指から順に爪をはがしていく。
最後、十枚目になったところで……モノクマは爪を剥がすのをやめた。
そこでオシオキが終わるのかと思っていた私達は、甘かったのだ。
モノクマは、手にした日本の鉈で、円扇さんの膝を切っていく。
モノクマは、膝蓋骨……膝の皿を取ろうとしているようだった。
爪が九枚、皿が二枚……。
痙攣する円扇さんの前で、一枚余った皿をどうするか悩むモノクマ。
そして……一枚余ったなら、もう一枚集めて偶数にしようと、モノクマが数を数え始めた……。
モノクマ「にーまいおおい!」
次の瞬間……円扇さんの頭上からギロチンが落ちてきて……、
円扇さんの首を胴体から切り離した。
本日の更新は以上です。
裁判やトリックが色々穴だらけだったりわかりにくかったりしたのは申し訳ない。
流石に即日で考えて文にするのは難しかったのかも?
……満足していただければ嬉しいところ。
絶望してくれてもええんやで?
オシオキとか、どうだったでしょうか?
ちょっとえぐい感じにしてみましたが……千本ノックとかよりきついかな?
チャプター1はもう本日ですが、夜には終了いたします。
残りの部分はそちらをお待ちくださいませ。
他、チャプター終了時に開示して欲しい情報とかあればお願いします。
一応、矢田君の処刑執行に関しては、番外編で載せようかな、位には思っていますので。
ではでは、今日はながらくおつきあいいただきありがとうございます。
裁判が長丁場になったので大変でしたが……皆様のお陰で、ここまで辿りつけました。
これからも>>1をよろしくお願いいたします。
お仕置きエグすぎ… 映像では絶対見たくない自分が作ったキャラが死ぬって絶望すぎですね…
キャラメイクの時ちょうど仮面ライダーフォーゼのキャンサー退場の回をみていたので落語家の安価を出したのですが、こんな良いキャラになると思いませんでした。最後に乙です。
矢田君の方のお仕置きと二人のスキルってなんだったんだろね
今の所裁判中使用可能なのはビッグウェーブだけだから慎重に使わんと……(使わんコトダマ記憶しないやつもタスカタヨ)
どこのオリキャラロンパスレもレベル高くて自分のスレが哀れに見える
おしおきはまんじゅうこわいを元ネタにして人間まんじゅうにするかとおもったよ。
あ間違えたこのスレはトリックが好き
乙ー
ちょっと気になったので質問いいですか?
>>101
宜保の証言:一昨日の夜時間になるまでの間、愛鬼にドラッグを返すように詰め寄られていた。
蜜岡の発言:【昨日の夜時間前に運び出した】ことで、遺体が露見した
一昨日と昨日って同じ時間のこと指してるの?
>>23
藻根「しかも、一昨日の早朝から昼過ぎまで、厨房のフリーザーが壊れていたのですぞ!」
藻根の証言:一昨日の夜から昨日の昼過ぎまで、厨房内のフリーザ
藻根の発言だと早朝なのにコトダマには一昨日の夜ってなってるけど仕様?
取り敢えず、朝起きて見たところだけレスを返しますねー
>>225
落語家は個人的にも入れてみたい才能だったので嬉しかったですよー
いやはや、オシオキは彼が最初に思いついたんですけどね
>>226
矢田君のオシオキは、チャプター1終了時に番外編で乗せますねー
多分、こっちもそれなりにえぐい……はず
ちなみに、二人のスキルはこちら
四ノ宮亭円扇
誘導尋問:集中力ゲージを消費して発動。議論中に他のキャラからヒントを聞き出すことが出来る。
矢田大志
脅威の観察眼:裁判中に一度だけ発動可能。発動した議論のダミーのコトダマをすべて消し去る。
でした。
個人的におすすめのスキルは、破魔耶君のスキルだよ!
>>227
そんなことないよ! と言うか、私楽しみに読ませてもらってるよ!
だからそんな卑下せず一緒に頑張ろう!
>>228
まんじゅうこわいも考えたんだけど……いちまーい、にまーいって恐怖を煽る感じがやりたかった
映像にしたら目をそらす自信があります!
>>230
トリックを気に入っていただけると嬉しいです!
チャプター2以降も、学級裁判と犯罪計画に本気出します!
>>231
おうふ……
気づいていないミスポイントでしたね。
>>101の部分は、
宜保の証言の表記ミスですね。昨日の夜次官になるまでの間、愛鬼にドラッグを返すように詰め寄られていた。
一昨日は愛鬼はマギカを看病していたので犯行不可能だったので。
それにともなって、包帯をエレベーターホールに忘れたことになっています。
>>23は藻根君の証言部分が間違っていますね。
藻根の証言:一昨日の夜から→一昨日の早朝から
一応見返してはいましたが、気づかない部分もありましたね…
裁判時に混乱させてしまうだろうし…申し訳ない
出来る限り見返しはしますが、気になるところとか会ったら今後もご指摘お願いします!
モノクマ「いやーっほう! エクストリーム!」
モノクマ「アドレナリンが……染みわたるぅぅ!」
マギカ「え、円扇さんが……」
藻根「ピカソもびっくりなほどの近代アートに……!」
茅ヶ崎「き、気持ち悪い……」
愛鬼「こ、こ、こんなの……夢よ、夢に決まってる……」
愛鬼「安定剤はっ! 安定剤を……」
リアナ「あわわわわわわ……!」
三菱「……思った以上に、エグい……ですね」
蜜岡「私は、みんなと一緒なら怖くなんて無いわよぉ?」
破魔耶「絶望的だね! ……ボクも、希望のためなら死んでも構わないと思うけどね」
宜保「……見るな、とは言わない」
宜保「だがな……、これを本気にしてはいけないぞ」
円天寺「……これ以上の殺人を起こさないためにも……」
涌井「私達は、円扇さんのことを記憶し続けなければいけませんね」
地院家「で、でもよぉ……こんなのって、ないだろ……!」
島「もう、二人も死んじまった……。これ以上、ここにいたくない、と思うのも人間らしいことだろ!」
矢倉「……俺がそばにいる限り、これ以上の犠牲者は出さない……」
矢倉「危険だと思った相手のそばに、俺をおけばいい」
宜保「そうだな……。もう、これ以上の犠牲者は……」
蜜岡「無理ね、無駄ね。だって、私は皆で死んじゃいたいと思ってるもの!」
破魔耶「そんなのは不可能だね! だって、ボクはいつでも希望の架け橋になるんだもの!」
モノクマ「おやおやぁ? 仲間割れっすか? 仲間割れなんっすか?」
マギカ「ダメだよ! 皆……そんな、これ以上争うなんて!」
リアナ「……ごめんね、マギカ姉。マギカ姉のことは信用できるけど……」
リアナ「他の人は信用出来ないんだよ……」
茅ヶ崎「あんただって、マギカを殺そうとしたじゃん!」
茅ヶ崎「この殺人未遂犯!」
愛鬼「わ、私は知ってるわよ……!」
愛鬼「あんたもマギカを殺そうとしてたってことを……見てたもの!」
リアナ「貴様だって、最初……目を離した好きに消毒薬をマギカ姉に飲ませようとしてただろうが!」
リアナ「そんな貴様が何を言ったところで……!」
マギカ「ちょ、け、喧嘩しないでって!」
地院家「もう無理だ! こんなところになんかいられねー……」
涌井「今日は一度解散いたしましょう……」
涌井「頭を冷やす時間は……必要なはずですわ」
マギカ「え……ちょっと、皆……」
私の言葉は誰の耳にも届いていないようだった……。
涌井さんが解散を宣言したところで……皆はばらばらに裁判場を後にしてしまった。
裁判場には、私一人……。
そこで、円扇さんの席に一冊の本を見つけた。
アイテム『使い込まれた台本』を手に入れた。
CHAPTER 1 さよなら絶望戦線
E N D
生き残りメンバー:14人
To Be Continued !
番外編!
G A M E O V E R !
ヤダくんがクロに決まりました。
おしおきをかいしします。
へんしたい危機一髪
超高校級の検視官
矢田大志処刑執行
モノクマに連れて来られた矢田君は、どこか手術室のような場所に連れて来られていた。
部屋の中には16個のベッド……。
その全ての上に、何かが包まれている袋が置いてあった。
矢田君が袋を開けると、その中には一体の遺体が眠っていた。
その遺体をまじまじと見つめる矢田君。
やがて彼は、その遺体に『溺死・事件性あり』の札を貼り付けた。
二体目の遺体には『焼死・事件性あり』。
三体目の遺体には『中毒死・事件性あり』。
四体目の遺体には『喉を噛みちぎられたことによるショック死・事件性あり』
五体目の遺体には『後頭部を鈍器で殴られたことにより死亡・事件性あり』
六体目……七体目……矢田君は全ての遺体に事件性ありの札を貼っていく。
そして残る最後の遺体。
彼が判定したのは、彼自身が犯してしまった殺しの手段と同様……
『刺殺・事件性あり』の判断。
全ての遺体を検視した矢田君が部屋を出ようとしたところで、がたりと音が鳴った。
モノクマが全ての遺体を糸で操っていたのだ。
じりじりとあとずさりしていく矢田君だったけど、部屋の扉は決して開かない。
その間にも十六体の遺体が矢田君へと近づいていく……。
そして……矢田君は、遺体の山に埋もってしまったのだ。
何かを咀嚼する音が鳴り響き……モノクマが十六体の遺体をどけたときには……。
そこには、矢田君だった、何か白いものと赤いものが転がっているだけだった……。
モデルは当然、黒ひげ危機一発!から
元ネタは髪じゃなくて発の方なんだよね……
さて、これにてチャプター1は終了です!
今日の夜からチャプター2の更新となります。
その前に、生徒情報と通信簿項目を更新しておいたほうがいいかなーとか、色々考えてます。
でも、ポケモンの厳選もしたい←
さーて、チャプター2の更新を開始していきましょ…
いや、その前にキャラ一覧を更新しましょうか―
【生徒名簿】
生徒番号 1 (主人公)
【超高校級の魔法少女】 円 マギカ (つぶら マギカ)
「明日も変わら無い一日が過ごせればいいな、って」
モデル:鹿目まどか(魔法少女まどか☆マギカ)
性別:女性
コミュ力5 精神力7
スキル
「恥ずかしがりや」恥ずかしがっているため、自己主張が少ない。
だが、恥ずかしがる姿がウケるのか、交友度が上がりやすくなる。
「身体強化魔法」 自分の身体能力をブーストする魔法を常時身にまとっている。
両親は格闘家になると思い込んでいるようだ。
自由行動時、捜査時に動ける回数が増加することがある。
「主人公」 いかなる場合でも、クロ・被害者・黒幕にならない。
生徒番号 2
【超高校級のサーファー】 茅ヶ崎 ナミ (ちがさき なみ)
「……君は、本当の私を理解してくれるの?」
モデル:古明地こいし(東方project)
性別:女性
コミュ力2 精神力7
主人公との交友度:55(友人)
スキル
「疑心暗鬼」 表面上ではそれなりにコミュニケーションが取れるタイプだが、疑り深い。
相手をなかなか信用しないため、交友度が上がりにくい。
「ノリが軽い」 話題に乗りやすく、ノリよく会話に参加ができるようになる。
一緒に行動しているメンバーの精神力が+1される。
生徒番号3
【超高校級のカウンセラー】 三菱 乍 (みつびし ながら)
「そんなに自分を責めちゃだめよ? あなたの行いは、間違いなく皆を救っているんだから」
モデル:鞠川静香(学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD)
性別:女性
コミュ力5 精神力9
主人公との交友度:30(友人)
スキル
「溢れ出る才能」 自分が持つ才能に、更にブーストが掛かる。
相手がどんなに口下手でも、相手との間に言語の壁があっても相手の伝えたいことを読み取ることが出来る。
「トラウマ持ち」 過去に大きいトラウマを抱えている。そのトラウマを乗り越えて今に至る。
相手が抱く絶望を和らげ、一緒に過ごしたキャラのクロ判定を-5する。
生徒番号4
【超高校級の政治家】 円天寺 美菜輝 (えんてんじ みなき)
「いがみ合ってもいいことなんてありません! 宜保さんと私を信じてついてきてください!」
モデル:劉備(真・恋姫†無双)
性別:女性
コミュ力8 精神力9
主人公との交友度:45(友人)
スキル
「洗脳」 自分の思い通りに相手を動かすだけの言霊を秘めている。
相手との交友度が上がりやすく、主従判定を受けやすくなる。
「謙虚」 何事も謙虚に、今の自分があるのは周りのおかげだと捉えている。
周囲の好感度があがりやすく、被害者に選ばれにくくなる。
生徒番号5
【超高校級の弓道家】 蜜岡 美緒 (みつおか みお)
「マギカちゃんはずーっと、美緒のお友達でいてくれますよねぇ?」
モデル:佐久間まゆ(アイドルマスター・シンデレラガールズ)
性別:女性
コミュ力6 精神力7
主人公との交友度:45(友人)
スキル
「勇猛果敢」 あふれる勇気で行動するが、自分を顧みずに行動を起こすことも…。
モノクマに対して激しい敵対行動を取りやすくなり、捜査の際には積極的に行動する。
「ヤンデレ」 彼女はいつでも愛に飢えている。ねぇ、どうして私とお話してくれないのぉ?
友好度が激しく上がりやすくなるが、友好度が高い相手を束縛しやすくなる。
生徒番号6
【超高校級の薬剤師】 愛鬼 望 (いとしき のぞみ)
「……な、何よ! 私が薬中でひどい顔をしてるから、いけないっていうの!?」
モデル:黒木智子(私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い)
性別:女性
コミュ力3 精神力2
主人公との交友度:50(友人)
スキル
「喪女」 本人はなぜかわかっていないが、モテナイ女の子。
モテません。相手の交友度の上がり方が悪くなりますが、相手次第で自分の交友度の上がり方が高くなる。
「被害妄想」 何もかも、悪いのは周りです。自分は悪くありません。被害者なのです。モテナイのも周りがおかしい!
自分が不幸な目にあったとき、周囲からの交友度ががくっと下がる。
「躁鬱」 テンションの上下が激しい。ある意味面倒な体質。
テンションが高い時には交友度に+1のブースト、低いときは-1のブーストがかかる。
なお、コミュ力は変わらない模様。
生徒番号7
【超高校級の秘書】 涌井 留峰 (わくい るみね)
「ご安心ください。皆様にとっての危険は、円天寺様、宜保様、そしてこの涌井が排除してみせますので」
モデル:真希波・マリ・イラストリアス(新世紀エヴァンゲリオン)
性別:女性
コミュ力8 精神力6
主人公との交友度:35(友人)
スキル
「容姿端麗」 恵まれた美貌と、整った顔立ちを持っている。
他人との交渉に成功しやすくなり、男性陣の交友判定が×1.5される。
「計算高い」 何をするにも、自分や主が特をする方法を考える。
衝動的な殺人を起こしにくくなるが、利益があると考えた場合殺人を起こしやすくなる。
生徒番号8
【超高校級の怪盗】 リアナ・マルジェイヌ
「あまり私と親しくしない方がいいと思うぞ。私は怪盗だ……モノだけでなく、心や命まで盗まれたくはないだろう?」
モデル:エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル(魔法先生ネギま!)
性別:女性
コミュ力2 精神力3
主人公との交友度:65(姉妹同然)
スキル
「ミステリアス」 どことなく不思議な雰囲気を醸し出している。別に中二病というわけではない。
特定のキャラの交友度が上がりやすくなるが、其れ以外のキャラの交友度が上がりにくくなる。
「幻惑」 彼女の発する不思議な雰囲気は、どことなく人を魅了する側面を持っている。
男性キャラの交友度が上がりやすくなり、衣装がやや際どくなる。
「没落貴族」 没落さえしてなければ、きっと【超高校級のお嬢様】だった。
身分と境遇から、モノに対する異常な執着を見せることがある。
生徒番号9
【超高校級の幸運】 破魔耶 麗司 (はまや れいじ)
「ぼ、僕の所為で不幸になっちゃってごめんなさい…」
モデル:津田信澄(織田信奈の野望)
性別:男性
コミュ力4(+2) 精神力1
主人公との交友度:20(知人)
スキル
「正義感」 独特の正義に則って行動する。その正義をなすためならば、どんな困難があってもめげない。
特定行動時の精神力が最大値になる。
「幸運の種」 一緒にいるだけで、一緒にいる相手の運勢を引き上げる。
コミュ力に+2のブースト。また、一緒に行動している相手に何かしらの幸運が呼び起こされる。
「希望の化身」 希望のためならなんだってする。それが希望のためであるならば、ビバ希望。
特定行動時のコミュ力・精神力に数値変動が起こる。
生徒番号10
【超高校級の落語家】 四ノ宮亭 円扇 (しのみやてい えんおう) 【DEAD】
「これは世界が滅亡する前兆だ! 世界は絶望に支配され、人類は滅亡する!」
モデル:キバヤシ(MMR マガジンミステリー調査班)
性別:男性
コミュ力3(日常・学級裁判で5) 精神力3
主人公との交友度:40(友人)
スキル
「終末思想」 いつでも世界が終わると思っている。ノストラダムスの予言が外れたことに絶望したことがある。
時折、周囲のクロ判定に+5の数値を与える。
「笑い上戸」 いつでも笑いがついて出る。ツボがおかしいともいう。
事件発生時のコミュ力に-2の補正がかかるが、日常のコミュ力に+2の補正がかかる。
「誘導尋問」 相手の言葉を引き出すのが上手だったりする。
学級裁判時のコミュ力に+2の補正がかかり、主人公をアシストしてくれる場合がある。
生徒番号11
【超高校級の画家】 藻根 蔵人(もね くろうど)
「魔法少女ですと? それは、小動物と契約したり、空中で魔砲を撃ちあったり、キスして仮契約するあの魔法少女ですかな?」
モデル:材木座 義輝(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている)
性別:男性
コミュ力2 精神力6
主人公との交友度:25(知人)
スキル
「オタク体質」 自分の好きなジャンルはとことんまで究めるタイプ。
特定の趣味を持つ相手との交友度が上がりやすくなる。
「ギャグ体質」 どんなに悪いことがおきても、意外となんとかなる。
不運な理由で被害者になる可能性が激減する。
生徒番号12
【超高校級のトレーサー】 地院家 大門 (ちいんけ だいもん)
「よう、円! 絶対ここから、生きて出ような!」
モデル:花村陽介(ペルソナ4)
性別:男性
コミュ力4 精神力3
主人公との交友度:40(崇拝している)
スキル
「中国拳法」 中国生まれの拳法家。中国拳法を取り入れた新しい形のパルクールを発表した。
体育系の行動をとった場合、友好度があがりやすくなる。
「ムードメーカー」 場を和ませるのが得意。場の雰囲気を良くすることができる。
一緒に行動している相手のクロ判定に-5のブーストが掛かる。
「偽善者」 自らの利己心や虚栄心を満たすために善良である行為を行う。
自分の行動を盲目的に肯定する。正義に関しては、他人の意見を取り入れない。
生徒番号13
【超高校級の霊能力者】 宜保 愛也(ぎぼ あいや)
「勝手な行動をとるな! この私が、必ずこの状態を打開してみせるからな!」
モデル:ルルーシュ・ランペルージ(コードギアス)
性別:男性
コミュ力8 精神力8
主人公との交友度:40(友人)
スキル
「教祖」 自分を中心とした派閥を作るのに長けている。また、人を扱うのにも慣れている。
自分の意見がより通りやすくなり、リーダー的ポジションを取りやすくなる。
「希望への道標」 絶望しててもいいことなんかないよ! 世の中には希望が満ち溢れているんだ!
周囲の人間の絶望フラグを折ることができ、主人公と行動している場合、
特定のクロ候補を、候補から除外することができるようになる。
生徒番号14
【超高校級のSP】 矢倉 風善(やぐら ふうぜん)
「……無事、か? あまり無茶をするものじゃない……」
モデル:桐生一馬(龍が如く)
性別:男性
コミュ力1 精神力8
主人公との交友度:30(友人)
スキル
「団体一名様」 本来であれば複数人行うSPの業務を一人でこなすことができる…と言われている。
SPに必須な能力の他、警察の業務一般についての知識を持つため、捜査の中心人物となれる。
「大黒柱」 彼がいるだけでどことなく安心できる。そんな雰囲気が周りに染み出します。
一緒にいる人物の被害者判定を、一緒にいる間のみ-100する。
生徒番号15
【超高校級の検視官】 矢田 大志(やだ たいし) 【DEAD】
「こんなことばっかりしてないで……! もっと、世のために能力を使おうとは思わないのか!」
モデル:上条当麻(とある魔術の禁書目録)
性別:男性
コミュ力3 精神力7
主人公との交友度:30(友人)
スキル
「熱血漢」 熱い男です。周囲が参ってしまっていても、持ち前の熱さで元気づけます。
動機が発表されてからクロ候補になった人物を、クロ候補から外すことができることがある。
「望郷の念」 何があっても帰りたい場所を持っている。望郷の念が強い。
故郷が原因で殺人を起こしやすくなるが、他の動機で殺人を起こしにくくなる。
生徒番号16
【超高校級の美容師】 島 武彦 (しま たけひこ)
「俺様が髪をセットしてやろうか? 今以上にかっこ良くなること間違いないぜ?」
モデル:ゼロス・ワイルダー(テイルズ・オブ・シンフォニア)
性別:男性
コミュ力1 精神力9
主人公との交友度:20(知人)
スキル
「女性恐怖症」 女性に触るのが怖く、女性に触られるのも怖い。男性なら大丈夫なのに…。
女性キャラとの交友度が上がりにくくなり、女性キャラを狙ったクロにはならなくなる。
「独創的」 彼が作り出す髪型は独創的の一言。ただ、若い層には大変受けがいい……らしい。
根は悪い人ではないが、独創的につきる。本人は真面目だが、周囲には(笑いの)受けがいいらしい。
通信簿項目の更新の仕方に失敗したかな…
キャラ一覧に通信簿一覧を載せるべきだった気もする…
それまでに、公開の仕方を考えておかないとなぁ…
では、6Vのバチュルが出たところでチャプター2の更新です
悪夢のような一日は、あっという間に過ぎ去っていった。
矢田君が殺され、そのクロとして円扇さんが処刑された……正に悪夢の一日。
一晩眠った頃には、二人がケロリと食堂に現れることを期待していたものの……そんなことはなかった。
食堂には誰もいない。
昨日までの、朝の騒がしさは見る影もなくなっていた。
お互いがお互いを怪しみ、近づこうとしない生活……そんな、薄気味悪い感覚が私達を取り巻いていたのだ。
誰も集まってこない……そう思ったのもつかの間、宜保さんが現れた。
宜保「テーマパークが開放された。これからそのことについて話し合う……つもりだ」
宜保「当然、疑心暗鬼が渦巻いているだろう。だが……二人が手にしてくれた脱出の機会でもある」
宜保「異議はあると思うが、このテーマパークを捜査しないわけにはいかないのだ」
マギカ「でも、皆は……!」
宜保「今の皆をまとめることは、私や円天寺とて出来はしない……」
宜保「各自で自由に捜査するように話してきたところだ……」
宜保「そして、三菱がカウンセリングを開いてくれることになったからな……」
宜保「時間割性にして、三菱のカウンセリングを受けてもらうことになっている……」
宜保「お前も……無理だけはしないようにな」
宜保「リアナ、茅ヶ崎、愛鬼、地院家……お前を慕っている人間がいることを、忘れるな……」
言いたいことだけ言って、宜保さんは食堂を後にしてしまった。
宜保さんの目の下には大きいクマがあった。
……きっと、彼は眠れなかったんだろう。
彼は超高校級の霊能力者だ。
……死んだ二人のことも、感じ取ってしまっているのかもしれない……。
せめて、私だけは、まともに捜査をしようと……私は食堂を飛び出した。
モノクマの言っていた通り、最初の事件が起こったからテーマパークが開かれた。
テーマパークの入口からは、ファンタジック・エリアへと続いている。
ファンタジック・エリアには三つのアトラクションが存在しているようだ。
一つは、スプラッタ・スプラッシュ。
どうやら、お化け屋敷の中を水上コースターで移動するようなものらしい。
係員もいないため、従業員専用口からも中には入れるようだ。
一つは、サイケデリック・コースター。
全面鏡張りになった室内コースターのようで、非常に気持ち悪くなりそうな作りだ。
一つは、ボルカニック・マウンテン。
火山を模した室外コースターで、高低差の激しさと縦横無尽に走り回るレールが魅力……らしい。
さて、どこから見ていこうかな?
>>248
スプラッタ
>>248 スプラッタ・スプラッシュ 採用
やっぱり、ここは見るからに怪しいこの施設から入ってみるべきよね……。
マギカ「……思った以上に、本格派ね……」
お化け屋敷と水上コースターを合わせていると聞いていたからこそ、どちらつかずの中途半端なものでも出てくると思っていたが、思った以上に軸がしっかりとしていた。
何より、お化け屋敷の恐怖感を煽るため、水上コースターが常にひんやりとしているのが相乗効果でちょっと怖い。
マギカ「とは言え……お化け屋敷も楽しめる種類だし、コースターも落差はないし……」
マギカ「子供向けのアトラクションなのかな?」
って、これではただのアトラクションの感想じゃん!
どうにも、各地に従業員用の出入口があることから、ここのお化け屋敷は常にメンテナンスをしているのか……
はたまた、従業員も本来であればお化け役をこなしているのか……そのどちらかだろう。
マギカ「……ゾンビのはびこる街、死人が歩く村に、怪物が跋扈する建物……」
マギカ「あの青い巨人は、いったい何がモチーフなんだろう?」
マギカ「見てるだけだとそんなに怖そうには感じないけど……」
マギカ「実体験だとすれば、凄い怖い経験だよね……」
やがて、コースターは真っ暗の部屋へと進む。
この部屋は、他の部屋とは違い、お化けの類が設置されておらず、真っ暗闇の中を……コースターがひたすらに進む。
マギカ「ひゃん!?」
直後、雷が鳴り響き、一時的に部屋の中に光が差し込んできた。
どうやら、この部屋はそれで驚かせる部屋のようだった。
……ちょっと怖かったけど、それだけだ。
結局、特にアトラクションの内部におかしいところはないみたいだった……。
仕方ない、裏口から入ってみよう。
裏口の扉を開けると、そこには一人の生徒が佇んでいた。
佇んでいたのは……
>>251 (藻根君は部屋に閉じこもっているので選択できません)
幸運
青い巨人……青鬼かな
破魔耶「やぁ、マギカさん。マギカさんもここの探索?」
マギカ「破魔耶……君……」
破魔耶「そんなおっかない顔をしないでよ。ほら、深呼吸深呼吸……」
破魔耶「ボクとマギカさんは対立してるわけでもないんだし、ここは協力して中の様子を探ろうよ」
破魔耶「ね、親の敵を見るような目しないでさ……」
マギカ「でも、破魔耶君が動かなかったら……」
破魔耶「コロシアイは起きてた、と思うよ?」
破魔耶「ボクはそもそも、被害者候補だったって忘れちゃった?」
マギカ「……そう、だったね」
マギカ「破魔耶君を責めても仕方のない……ことだよね」
破魔耶「怪盗も、サーファーも、薬剤師も、みーんな人を殺そうとしていたんでしょ?」
破魔耶「……こんな状態じゃ、しかたのないことだとも思うけどね」
破魔耶君……一々、人の感情を逆なでしてくる……!
破魔耶「おっと、そんなこと言ってる場合じゃないよね」
破魔耶「中の様子を見てみようよ!」
……気乗りはしないけど、中を一緒に見てみるしかない、か。
【Info】
破魔耶麗司との交友度が少し上がりました。
破魔耶麗司との関係が友人になりました。
破魔耶「お、ちょっと見てみてよ!」
破魔耶「この部屋、従業員用の控室じゃないかな?」
マギカ「……寧ろ、美容室に見えるんだけど」
破魔耶「きっとここは、スタイリストルーム何じゃないかな?」
破魔耶「ここでヘアカットを整えたり、休憩したり出来る……」
破魔耶「ほら、冷水機と言うか、水を出すサーバーまであるでしょ?」
マギカ「ここは、休憩所と美容室を兼ね備えた場所ってことね……」
スプラッタ・スプラッシュの内部は、従業員のための施設であろう場所が多く存在していた。
その一つがこの休憩所と美容室を兼ね備えた場所……
言うなれば、スタイリストルームとも言うらしい。
この他にも、ここには従業員が仮眠をとるための仮眠室。
従業員が入るための小さいお風呂。
様々なものが置かれている倉庫が従業員で入口から行ける範囲のようだ。
スプラッタ・スプラッシュ内部で言えば、ゾンビの部屋、死人の部屋、怪物の部屋、青い巨人の部屋、雷の部屋のどこにでも出ることは可能になっている。
スプラッタ・スプラッシュ自体が一直線だからなのか、このアトラクションのつくりも一直線となっているのだ。
迷うことはないものの、もともと薄暗い室内だからか、ここは危ない気がする……。
と、私までコロシアイに毒される訳にはいかない。
危険、危険じゃないではないはずだった。
破魔耶「マギカさん……ちょっと調子が悪いかな?」
破魔耶「無理せずここで休んでいったら?」
破魔耶「大丈夫、殺したりはしないから」
マギカ「その言い方がそもそも胡散臭いよ……」
結局、私はこの建物の中で唯一明るい休憩所で仮眠をとることにした。
破魔耶君は、私が起きるまでの間、ずっと部屋を見張っていてくれたらしい。
律儀なのやら……何なのやら……。
さて、時間もそろそろ夕方になってるし……もう一ヶ所だけ見ておこうかな?
どちらに行こうか……
サイケデリック・コースター or ボルカニック・マウンテン
>>260
ボルカニック・マウンテン
破魔耶「今度はボルカニック・マウンテンに行ってみるんだね?」
破魔耶「あ……でも、ボク……ジェットコースターって苦手なんだよね……」
破魔耶「だからさ、一緒に徒歩で登ってみようよ!」
結局、あのまま破魔耶君とボルカニック・マウンテンへと登ることになってしまった。
いや、私も正直ジェットコースターは苦手なんだけど……。
破魔耶「へぇ……ボルカニック・マウンテンなんて名前だけだと思ったけど……」
破魔耶「中央には噴火口……しかも、ちゃんと奥の方に炎が見える……」
破魔耶「細部まで拘っているみたいだね!」
マギカ「高所恐怖症なら下見なければいいのに……」
そんなにブルブル震えながら下を見るくらいなら……っていうか、私がわざわざ抑えてあげてるのに。
破魔耶「つ、突き落とされるんじゃないかなぁ……とか」
マギカ「突き落としてあげようか?」
破魔耶「冗談だって! だから、本当にやめ……やめてくれるよね?」
マギカ「はいはい、だったら最初から言わないでよ……」
結局、ボルカニック・マウンテンは中央部に火山を模した火の元があるということだけがわかった。
コース上におかしいところは存在しないみたいだし……普通のジェットコースターのようだ。
破魔耶「あ、見てみて! こんなところに喫茶店があるよ」
ボルカニック・マウンテンから降りてきた後、出口には喫茶店があった。
当然、中に人がいるわけもなく、セルフサービスになっているみたいだけど……
コーヒーサーバーだけでなく、アルコールのサーバーまで稼働していることが分かってしまった。
なるほど、これもモノクマが用意した犯行用の道具ってことなのかな。
破魔耶「素晴らしいよ! こんな絶望を与えられても尚……」
破魔耶「彼ら、希望の象徴が負けるわけ無いよね!」
……希望モードに入ってしまった破魔耶君を残して、私は一足先に宿舎へと戻った。
宜保さんに調査結果は渡したから、皆のもとに情報は行き届くはずだ。
【Info】
破魔耶麗司との交友度が少し上がりました。
-------------------------------------------------------------------------------
七日目が終了しました。
……といったところで、今日はここまで。
チャプター2以降は、行ったことのある場所でしか事件が起きません。
そのため、今回の事件の範囲は、ホテル&スプラッタ・スプラッシュ&ボルカニック・マウンテンです。
そのため、事件現場からクロが逆算され、動機へとつながっていく形になります。
動機発表までは自由時間で5回分。
その後、動機発表から事件発生までで3回あります。
そして、今回から時折、キャラの「割り込み」が行われることがあります。
「割り込み」では、その回の自由行動が一つ減る代わりに、そのキャラと自由行動を過ごすことになります。
以上、今回の注意書きでした。
では、書き溜めておきたいので……
>>264~ 自由行動五回分で、五人選択(ダブりあり)or購買部
採用安価のコンマが70以上で、自由行動回数+1
>>262補足
五人選択というのは、一安価につき一人選択
矢倉
三菱
こんばっぱー
昨日の安価が揃っていたので、
矢倉→茅ヶ崎→涌井→蜜岡→三菱→円天寺でまいります
なんでって>>264がコンマ70を超えているから七人分なのですよ!
あ、それと三菱を選んだ>>268はいい勘をしているね
三菱はカウンセリング中なので、他のキャラの好感度もあがる親切設定!
では、更新は21時からです
>>270
訂正 七人分じゃなくて六人分ね…(´・ω・`)
では、更新を再開します。
三人分の自由行動を書き溜められたので、そちらだけ先に更新を……
残りは書け次第更新を行っていきます。
八日目が始まりました。
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この軟禁生活も、開始されてから既に八日目。
六日目の殺人事件、そして学級裁判。
二人の仲間が死んだことで、私達をつないでいた細い糸は途切れてしまった。
宜保さんが決めたルールも、既に何の意味もないものになってしまっていた。
そんな中でも、皆が律儀に守っていることがあった。
超高校級のカウンセラー、三菱さんのカウンセリングの時間割である。
宜保さん、円天寺さん、涌井さん、矢倉さんの四人を除いた面々は、事細かに決められた時間割に従って三菱さんのカウンセリングを受けている。
三菱さんだって辛いはずなのに……そんな表情の一つも見せずに、皆の不安を取り除こうと必死になっているのだ。
ただ、状況が状況だ。流石に、カウンセリングを患者と三菱さんの二人だけで行わせる訳にはいかない。
そんな密室で殺人事件が怒らないとも言えないからだ。
カウンセリングの会場となっているのは広いラウンジだ。
そのラウンジで、広間を挟んだところから三菱さんを見守っていたのが、矢倉君だった。
超高校級のSPとしての素質をかわれ、この現状で最も失いたくないと考えられている三菱さんの護衛を務めている……らしい。
そんな彼は、今なお、眠そうにあくびを一つしながらも三菱さんを視界の中に収めている。
マギカ「……矢倉さん、眠そうだけど」
矢倉「……三菱も、同様だ。お互いに休憩は昼の一時間と夜に三時間のみ」
矢倉「俺は見ているだけだが……あいつは四六時中相談を受け続けている」
矢倉「あいつが無理している中で……俺だけが休むことは出来ん……」
マギカ「でも、こんなに無理していたって……」
矢倉「三菱は……悔しいそうだ」
マギカ「……悔しい? なんで、三菱さんが?」
矢倉「リアナ、愛鬼、茅ヶ崎……カウンセラーであるあいつが、救えなかった三人だ」
矢倉「その手柄は……お前の元に行ったからな」
矢倉「いや、お前を責めているわけではない……」
矢倉「……もし、お前が三人を救えていなかったら、あいつにも手を差し伸べることが出来なかっただろうと言っていた」
マギカ「……そんなこと」
矢倉「……この傷が、見えるか?」
三菱さんに救えないことなんて無い、と言おうとした時だった。
矢倉さんが服をあげると、そこに深い切り傷が見えた。
矢倉「……あいつが、殺しに臨もうとした刻印、だ」
私は、声の一つも上げることが出来なかった。
矢倉「だからこそ、お前の勇気に心づけられたと、そう言っていたぞ」
矢倉「本職である自分が頑張らないといけない、と決意を新たにしたらしい」
矢倉「そんなあいつを支えたい……ただ、それだけが俺がここにいる理由だ」
矢倉「無理など、していない……」
【Info】
矢倉風善との交友度が上昇しました。
昼食のためにカウンセリングを一時中断し、その後仮眠をとりに行くと言っていた矢倉さんと三菱さんの二人と別れ、私はプールへと向かっていた。
プールには、きっとナミちゃんがいると思っていたからだ。
最初の事件の後、部屋から出てきてはプールと食堂にしか行かない生活を送っているみたいだけど……。
昨日は、結局私の元にも姿を見せてくれなかったから少し心配になっていたところだ。
茅ヶ崎「あ……マギカ……」
マギカ「ナミちゃん……気分転換、してるところだった?」
茅ヶ崎「ううん、大丈夫……私はもともと、人を信頼する性格じゃなかったから……」
茅ヶ崎「こういう場面には慣れているところなの……」
茅ヶ崎「クソビッチなゲロブタにカウンセリングなんか受けなくたって……」
茅ヶ崎「大丈夫、なんだから……」
マギカ「もしかして、ナミちゃん……私まで、怖かったりする?」
茅ヶ崎「怖い……? 怖くなんか、ない……」
茅ヶ崎「私は怖がってなんかいない……」
茅ヶ崎「ただ、ただ……人を信用しないだけで!」
茅ヶ崎「信用出来ないんじゃないの! 信用しないだけ……」
茅ヶ崎「アンタみたいなお人好しなおバカさんは大丈夫だけど……」
茅ヶ崎「人間なんて、何を考えているかわからないのよ!」
マギカ「でも、ナミちゃん……!」
茅ヶ崎「何度も殺されかけたアンタなら……わかってるんでしょ?」
茅ヶ崎「……人間の悪意、って奴を……ね」
茅ヶ崎「アンタには死んでほしくないから……だから!」
茅ヶ崎「私を含めて……誰も信用しないで欲しいの」
マギカ「……ナミ、ちゃん」
マギカ「それでも私は……皆を助けたくて……」
茅ヶ崎「……私だって、マギカの気持ちは分かるけど……」
茅ヶ崎「私も……いつ、マギカを殺そうとしちゃうか……分からないから」
マギカ「ナミ、ちゃん……?」
マギカ「ど、どうしたの……そんなに震えて……」
茅ヶ崎「……お願い、マギカ」
茅ヶ崎「私のことも……信じないで……」
フラフラとした足取りで、ナミちゃんはプールを後にしてしまった。
私の言葉も届かないままに……。
【Info】
茅ヶ崎ナミの通信簿項目が更新されました。
『茅ヶ崎ナミは、自分のことも信用しないで欲しい、と言っていた』
もうそろそろ夜時間になるところで、宿泊棟のエレベーターホールで座り込んでいた涌井さんを見つけた。
涌井さんはいつも円天寺さんと一緒にいるから、今日も一緒にいるのかと思ったけど……。
どうやら、円扇さんが起こしてしまった事件の波紋は、幼馴染である二人の間にも溝を生んでいたらしい。
涌井「……マギカ様、でしたか」
涌井「私に何か御用でしょうか?」
涌井さんの反応は、普段よりも少しだけ遅い。
彼女も、きっと……円天寺さんや他のみんなと一緒……。
恐らく、他の皆に対して警戒心を抱いているのであろう。
……だからこそ、他の皆に対して気配りを怠らなかった彼女でさえ、他の皆に対する疑念が消せていない。
私に対しても、警戒心を抱いている、ということで間違いないのだろう。
マギカ「円天寺さん……とは、一緒じゃないの?」
涌井「えっと……ですね……」
涌井「申し訳ありません……実は少々ございまして……」
涌井「プライバシーの関係上、お話はできませんが……」
涌井「私は……コロシアイに参加しようとしてしまったのです……」
マギカ「涌井さんも、なんだ……」
涌井「……“も”とは?」
マギカ「……涌井さんだけじゃないよ。皆、それぞれ行動を起こしてしまっていた……」
マギカ「だからこそ、皆、円扇さんの処刑を自分に置き換えちゃってるのかもしれない……」
マギカ「三菱さんは罪の意識をバネにしてカウンセリングに……」
マギカ「ナミちゃんは、自分のことも信用しないで欲しいって言っていた……」
マギカ「リアナちゃんだって、部屋にこもりきっているし……」
マギカ「きっと、辛いのは涌井さんだけじゃ……」
涌井「ですが、私が殺そうとしたのは……!」
涌井「……美菜輝様、なのですよ!」
涌井「私には、もう……美菜輝様に顔向けすることが……」
マギカ「そんなことないよ!」
マギカ「円天寺さんは、きっとそんなことじゃ……」
マギカ「涌井さんのことを……嫌いになんかならないはずだよ!」
涌井「そういう……ものなのでしょうか?」
マギカ「私は、リアナちゃんやナミちゃん、愛鬼ちゃんに殺されかけたって……」
マギカ「三人のことを嫌いになってなんていないもん!」
マギカ「だから、涌井さんも円天寺さんと話し合ってみてよ……」
涌井「……そう、ですね」
涌井「……私も、もう一度美菜輝様と向き合ってみます……」
涌井「ありがとうございました……マギカ様」
はにかんだように照れながら、涌井さんは自室へと戻っていった。
【Info】
涌井留峰との交友度が上昇しました。
なんか皆危ないのな
茅ヶ崎は親友まだになってないのか
九日目が開始しました。
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まだ朝ごはんを食べる時間になる前に、私は朝の気分を入れ替えるためにテーマパークの入口を歩きまわることにした。
朝ごはんを食べる気分にならないわけではないけど……でも、私だって陰惨な気持ちになっているのは否定できなかった。
そこに、ストン、ストン……と何かが壁に打ち付けられる音が鳴り響く。
どうやら、蜜岡さんが弓道を行っているところみたいだった。
蜜岡「……マギカちゃん、よねぇ?」
蜜岡「……私は気配で誰がいるのか分かっちゃうのよねぇ……」
マギカ「……蜜岡、さん」
マギカ「……どうして、一昨日の裁判ではあんなことを……?」
蜜岡「私が心中をしようとしたことかしらぁ?」
蜜岡「……そうね、マギカちゃんは優しい人だから……」
蜜岡「一緒に死にたい、そう思うのはおかしいことじゃないと思うんだけどぉ……」
いやいや、十分おかしいと思うんだけど。
蜜岡「それにねぇ……私、いじめられっ子だったのよ……」
蜜岡「そんな私を気に配ってくれた人って、大事にしたくなるでしょぉ?」
蜜岡「だから、死んでも一緒にいたいって、思っただけなんだけどなぁ……」
マギカ「……そう言ってくれるのは嬉しいけど……」
マギカ「どうせだったら、一緒に生き残ろうよ!」
マギカ「一緒に外にでて、カラオケ行って、ボウリング行って……!」
蜜岡「もちろん、ふたりきりで……よねぇ?」
マギカ「ちょっとこわいけど……二人きりでも、いいよ」
マギカ「だから、一緒に外に出ようよ!」
蜜岡「そう……ね。もう、心中しようなんて言わないわぁ……」
蜜岡「心中をしようとは、ねぇ……」
蜜岡「これからは……一緒に生き残る手段を考えるわぁ……」
蜜岡「マギカちゃんと、ねぇ?」
どことなく怖い発言に聞こえる錯覚を受けながらも、蜜岡さんはそう言ってくれた。
これからは、心中をしようとはしない、と。
そう約束してくれたんだ。
【Info】
蜜岡美緒との交友度が上昇しました。
スキル『援護射撃』を獲得しました。
『援護射撃』:裁判中のノンストップ議論で誤った解答をした際、一度だけ仲間の誰かがフォローをしてくれる。
>>278
ナミちゃんは、今回のイベントで好感度が上がらないので据え置きです。
次のイベントで正しい選択肢が選べれば親友になるどころかパンツまでくれるレベルになります。
間違えたらヤバい方向向かうという事か…それは
そういや土産屋いかないとなメダル使わんと
お昼休みの直前、三菱さんの様子が気になった私は、カウンセリングルームに向かった。
この時間は、カウンセリングルームとなっているラウンジには破魔耶君がいるはずだ。
この時間の担当は、破魔耶君のはずだからだ。
……破魔耶君とふたりきり……ではないものの、心配になるのは仕方がない、と思う。
三菱「……破魔耶君は、大丈夫みたい……ね」
破魔耶「……三菱さんのが凄いよ」
破魔耶「やっぱり……! ボクが間違っていたんだね……」
破魔耶「三菱さんが外に出るのも……きっと世界にとってはいいことなんだよね!」
破魔耶「三菱さんが外に出たくなったらボクに言ってね?」
破魔耶「喜んでボクが犠牲になるから!」
三菱「嘘を言っちゃいけないわ……」
三菱「それならどうしてあなたは、そんなに震えているのかしら?」
破魔耶「……え?」
三菱「人間誰しも、死にたくないもの……」
三菱「無理してまでそのキャラを貫くてもいいのよ?」
破魔耶「……それでも、ボクは希望のためなら、なんでもするよ」
破魔耶「ボクにとっての希望に、三菱さんやマギカさんが加わっただけでね……」
マギカ「え、私も、なの?」
三菱「マギカさん! あなたは、大丈夫そうね……」
破魔耶「こんなボクに優しくしてくれる二人には……うん、死んでほしくないかな」
破魔耶「だから、出たくなったらボクに一言告げてよね!」
破魔耶「……って、三菱、さん?」
マギカ「ちょ、ちょっと! だ、大丈夫……じゃ、ないよね!」
マギカ「は、破魔耶君! 愛鬼ちゃん呼んできてっ!」
破魔耶「う、うん!」
【Info】
破魔耶麗司との交友度が上昇しました。
スキル:『ラッキー・ハプニング』を獲得しました。
『ラッキー・ハプニング』:動機発表後の自由行動回数が特定回数増加する。
カウンセリングによって、破魔耶麗司のクロ判定値が下がりました。
三菱乍が過労によって倒れました。
>>281
詳しくは言えないけど……選択肢を間違えると……
茅ヶ崎さんはクロまっしぐらでーす!
ちなみに、このまま放置しても……うぷぷぷ
三菱さんが倒れてしまったことを円天寺さんに伝えたところ、彼女は表情を青ざめさせてラウンジへと走りだした。
三菱さんの元には矢倉君と、愛鬼ちゃんがいる。
破魔耶君は愛鬼ちゃんの言われるがまま、ドラッグストアとラウンジの間を何往復もしている。
どうやら、あんな破魔耶君であっても、三菱さんを助けようとする思いは持っているようだった。
愛鬼「……もう、大丈夫よ」
愛鬼「私を気にかけてくれたこいつを……ここで死なせるわけには行かないから……」
破魔耶「そう……だね! ボクを気にかけてくれている彼女を……」
破魔耶「死なせる訳にはいかない、ものね」
円天寺「……どうして、皆さん、手を取り合えるのですか……?」
円天寺「……こんな状態になってまで、どうして……」
愛鬼ちゃんと破魔耶君の連携プレーを見ながら、円天寺さんは立ち尽くしていた。
被害者意識を強く持って、上手くコミュニケーションを取ることが出来ない愛鬼ちゃん。
希望のためならなんでもすると言ってのけ、学級裁判を乱しまくった破魔耶君。
その二人が、手を取り合って三菱さんの看病をしている。
そんな状態に、衝撃を覚えているようだった。
円天寺「どうして、皆さん……」
マギカ「……円天寺さん、あなたがちゃんとしてなくってどうするのさ!」
円天寺「……私は、私は皆さんを……」
……皮膚と皮膚がぶつかり合う、かすれて乾いた音が部屋に鳴り響く。
愛鬼「ま、マギカっ!?」
破魔耶「どうしたの、いきなり……ほら、深呼吸深呼吸!」
円天寺「な、なんですか……?」
マギカ「いつまでそんなこと言ってんのさ!」
マギカ「円天寺さんが皆を信用しないでどうするの?」
マギカ「……皆を疑っている人に、人がついてくるわけないじゃん!」
私の心からの思いだった。
宜保さんは皆を一応は信用しているみたいだったけど……涌井さんと円天寺さんはお互いのことすらも疑い合っていた。
そんな彼女の話に……誰がついてくるというのか……。
だから、私は彼女に目を覚ましてもらいたかった。
円天寺「……少し、考えさせて下さい」
頬を抑えながら退室する円天寺さんに……一抹の不安を覚えながらも。
きっと彼女は立ち直ってくれる、私はそう信じることにした。
この後、バタバタしながらも九日目は瞬く間に過ぎていった。
-------------------------------------------------------
九日目が終了しました。
十日目になりました。
モノクマの準備が整ったようです。
本日、動機が発表されます。
--------------------------------------------------
この生活も既に十日目……。
一時はばらばらになった皆だけど、徐々にお互いのことを意識し合い……
お互いが協力したり、話しあったり出来るようになっていることが分かった。
これはいい傾向だ……そう、私は思っていた。
あの放送が流れるまでは……
モノクマ「館内放送! 館内放送!」
モノクマ「オマエラ! 直ちに……大広間に集合して下さい!」
モノクマの放送が示すもの……それはまぎれもない、動機の提供。
あの、忌々しい疑いあいの毎日が……始まろうとしていた。
直後から三人までのコンマ平均数によって動機が分岐します。
0~49 テレビ
50~99 新聞
動機によって、クロ候補が絞られます!
の
あ
モノクマ「オマエラ! 大広間によくぞ集まってくれました!」
モノクマ「って言っても、今日は良い知らせしか持ってきていないよ?」
モノクマ「オマエラ、ここのホテルに娯楽がないことを気にしてるでしょ?」
モノクマ「テーマパークも近日中には動くことになってるから……」
モノクマ「それまでの繋ぎとしてテレビ番組を見れるようにしましたぁ!」
モノクマ「って言ってもね、ちょっと受信料の問題で現状の番組は見れないので」
モノクマ「各自の部屋のテレビで録画映像を見れるようにしておきましたー」
モノクマ「これ、皆のビデオカードだからちゃんとテレビ見ておいてね?」
モノクマ「もちろん見なくてもいいんだけど……どうせ、娯楽はないんだよ?」
モノクマ「ついでに行っておくと、今回のビデオは前みたいに絶望する内容じゃないよ!」
モノクマ「今大広間に映っている映像のように……」
モノクマ「過去のニュース映像を録画したものだからね!」
モノクマ「人によって、NHKだったりTBSだったりフジだったりでバラバラだけど……」
モノクマ「本当に放送されてるものだから安心してねー」
モノクマ「うぷぷぷぷ……」
モノクマ「オマエラ、誰も反応してくれなくて寂しいです……」
モノクマの発言に、誰も口を開くことはなかった。
私達は、まだ完全にお互いのことを信用できていないらしい。
仕方ないことかもしれない。
動機が発表されていると考えるのは、皆同じだろうから。
今度はどんな絶望的な映像が見せられるのか……、それに対する不安でいっぱいだったのだ。
私ですら、不安だったんだから……。
大広間では誰も口を開かないまま、解散になってしまった。
見るか見ないかは、各自の判断に任せる……。
と言いつつも、きっと皆見てしまうのだろう。
殺す動機にもなるけど……逆に言えば、殺させないためにも利用できる。
だから、私は……このテレビとやらを見なくてはいけないのだ!
部屋に戻った私は、すかさずビデオカードをテレビ横の機材に入れてモノクマが言うニュース映像を見ることにした。
確かに、テレビ画面を見る限りだと、朝のニュース番組のようだ。
毎朝チャンネル1で放送している、国営放送の録画映像らしい。
次のニュースです。
一昨日の未明頃に起こった殺人事件について新しい事実がわかってきました。
殺されたのは、都内の高校に通う宜保 恋次さん (18)。
警察は、昨日までに殺人容疑で都内の中学校に通うCさんを勾留しておりましたが……
今日未明、この殺人事件が正当防衛によるものとしてCさんを解放しました。
Cさんは、江ノ島にサーフィンに来ていたところを連れ去られ、性的暴行にあった模様です。
Cさんが咄嗟に宜保さんを突き飛ばしたところで、打ちどころが悪かったのか、死亡に至った模様です。
Cさんと宜保さんの間にはサーフィンを通じた交流があり……。
聞いたことのある名前だった。
宜保恋次さん……名字から考えるに、宜保さんの親族……なのだろうか?
そして、Cさん……。
江ノ島にサーフィン……間違いない、ナミちゃんのことだろう。
これは、過去の……ニュース?
次のニュースです。
昨日未明、都内にある三菱クリニックが全焼に陥りました。
警察は、三菱クリニック内の火災防備施設に問題があったとして現場検証を行いつつも……
放火の疑いで、希望ヶ峰学園に通う、院長の娘、三菱乍容疑者を指名手配しました。
え……どういうこと?
まさか、過去をほじくり返して、バラされたくなかったら人を殺せってこと……?
そこまで考えて……次のニュースで、私のその考えは吹き飛んでしまった。
次は、悲惨なニュースが入ってきました。
都内にある東京第一高等学校の校舎が爆発してしまったという情報が飛び込んできました。
どうやら、東京第一高等学校には複数の爆薬がしかけられており……
それが一斉に爆発したことによる崩落事故と見られています。
……え?
東京第一高等学校……って、私が通っていた学校、のこと?
希望ヶ峰学園にスカウトされる前の学校……友達がいっぱいいた、私の母校……。
そこが、粉微塵に壊れていた。
あのとき、見た、あの写真とともに……。
マギカ「う、うわあああああっ!?」
あの写真は嘘じゃなかったの……?
本当に起こったことなの……!?
最後まで見なきゃ……誰が、こんなことしたのか……最後まで見なきゃ……!
最後まで見て……殺して……いや、ダメだ。
殺すなんて……でも……!
今回、警察は……この爆弾テロ事件の主犯として……
私立、希望ヶ峰学園に通うリアナ・マルジェイヌ容疑者……。
及び、愛鬼望容疑者……蜜岡美緒容疑者を全国に指名手配いたしました。
近頃の希望ヶ峰学園の生徒による犯罪数は増加の一途をたどっており、政府は学園のあり方について近く査察を入れる予定です。
以上、朝のニュースをお伝えしました。
……嘘、だ。
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!
そんなこと、本当のはずない……!
みんなが私のことをあざ笑って……!?
あの、リアナちゃんの笑顔も、愛鬼ちゃんの照れた顔も……!
あれが嘘だなんて信じないっ!
……でも、もし、あれが本当だったら……?
私は、三人を……許せる……の?
……いや、ちょっと待って。
どうして、私達は……入学したばかりのはずなのに、希望ヶ峰学園に通っていることになっているの……?
過去の、話のはずなのに……!
分からない……そこが分からない……。
皆のことが、分からない……!
何が本当で、何が嘘なのか……!
もう、何も信じたくない気分だった……。
私だって、嘘だって思いたくても、頭の片隅でニュースを信じてしまっている。
きっと、皆もそうなはずだ……。
そして、私の考えていたことは……
最悪の形で、本当だと思い知らせてくれたんだ。
愛鬼「あ、アンタだったのね! 私の病院を爆破したのは!」
藻根「ボクのアトリエを吹き飛ばしておきながら、よくそんなことが言えるものですな!」
藻根「大方、円扇殿をはめたのも……お前なんじゃないですかねぇ!」
茅ヶ崎「殺す、殺してやる! お前が、お前は私が絶対にっ!」
宜保「兄のことは謝罪しよう。……だがな、私が殺されるいわれは……」
茅ヶ崎「黙れぇ! 私が受けた……あの思いを、あのクズ野郎の一族郎党に思い知らせてやるんだよぉっ!」
リアナ「嘘、だ……! マギカ姉が、私の家族を殺したなんて……」
リアナ「そんなこと信じられるわけ無いだろぉ!」
島「本当に……そうなのかよ? あの笑顔の下で……いつ俺たちを殺そうとしてるかわからないぜ?」
島「……俺だって、あいつに母親を殺されてるんだ……」
涌井「地院家様? これは、どういうことなのでしょうか?」
円天寺「どうして、お父様を……お母様をっ……!」
地院家「知らねーよ! だいたい、てめーらだって俺の家族をっ!」
皆が皆、周りのことを疑い合っていた。
昨日までに戻りかけていた団結は……もう、遠くへと行ってしまっていた。
以上で、動機発表パートを終わります。
事件発生までの自由行動が三回残っていますので、そこで爆弾を解体しないといけませんね!
でも……果たして疑い合っている状態で、マギカちゃんの話を聞いてくれるんでしょうかねぇ?
今回のクロ候補は6人なので、どうあがいても事件はおきちゃいますけどねー! いやっほう!
ちなみに、爆弾解体に失敗すると手痛い仕打ちを受けることになるので要注意、ですよー。
では、自由行動三人分を安価で決定。
直後から一人につき、一人を選択。
被りあり、土産売り場の場合は土産、とお願いします。
安価採用について、スキル『ラッキー・ハプニング』が起動します。
採用安価のコンマ下の合計数÷50回分、自由行動が増加します。
だから、破魔耶君のスキルはおすすめって言ったんですよねー。
では、安価 直後から
茅ヶ崎
三菱
円天寺
>>302 茅ヶ崎ナミ
>>303 三菱乍
>>304 円天寺美菜輝
採用。
コンマ下が、36+85+40で161 自由行動が三回追加されます。
あれれ、もっと04・04・31とかで一度も増えなくて絶望すると思っていたのに……。
追加された自由行動分のキャラを安価します。
直後から三人分。
リアナ
島
藻根
動機が発表された後、誰もが仲間に不審な目を向けながら……。
そして、お互いが敵意をむき出しにして……また、バラバラになってしまった。
あのリアナちゃんからでさえ、私に敵意むき出しの表情を向けてきたくらいだ。
……気持ちはわからなくもない。
きっと、私も同じような視線をリアナちゃんに向けていたはずだ。
だけど……人殺しだけは、何があってもやっちゃいけない。
これもきっと、モノクマの仕組んだ罠なのだ……。
円扇さんと同じように、きっと……誰かが罠にハマってしまうことを、モノクマは期待しているのだ。
そうともなれば……きっと、今一番犯行に及びそうなのは、間違いなくナミちゃんだ。
皆の前で、宜保さんを殺すと宣言するほど、彼女の敵意は激しかった。
気持ちは……分からなくはない。
あのニュースを見た限りだと……気持ちはわかる。
だけど……それを認めるわけには……いかない。
私が考えた通り、ナミちゃんはプールに一人でいた。
サーフィンをするわけでもなく、波打ち際で座り込んでいた。
茅ヶ崎「……どうやったら、あのクズ一族を殺せるかな」
茅ヶ崎「シンプルに刺殺? それとも毒殺……ねぇ、マギカはどう思う?」
マギカ「本気で聞いてるんだとしたら、流石に怒るよ?」
茅ヶ崎「マギカは……ちびっ子とヤク中、それに暗い方のクソビッチだっけ……」
茅ヶ崎「殺さなくていいの? 友達の敵、なんでしょ?」
マギカ「それでも……私は、殺人なんてしないよ」
マギカ「きっと、あれもモノクマの嘘……」
茅ヶ崎「嘘なんかじゃないよ」
茅ヶ崎「私は……確かにあの時、ひどい目にあった」
茅ヶ崎「その時の、あいつは……偽名を名乗っていたから、誰なのか結局分からなかったけど……」
茅ヶ崎「ようやく復讐できるんだ……」
茅ヶ崎「止めないで、くれるよね? マギカ……!」
暗い目で、濁った目で私を見つめてくるナミちゃんは、包丁を片手にプルプルと震えていた。
……ナミちゃんに、事件のこと……聞いてみたほうがいいのかな?
>>315
ナミに事件のことを……
① 聞いてみる
② 聞かない
1
>>315
① 聞いてみる 採用
マギカ「待って……! せめて、何があったのかだけでも……話してくれないと」
茅ヶ崎「……マギカは、あのニュースを見たってこと?」
マギカ「えっと……性的暴行を行った宜保さんのお兄さんが死んだ事件のこと、だよね」
茅ヶ崎「……そう、その事件」
茅ヶ崎「でもね、死んだのはあのクズだけじゃないの……」
マギカ「でも、ニュースじゃ、何も……」
茅ヶ崎「宜保の家、高名な霊能力者の家なの」
茅ヶ崎「一般人の殺害の一つや二つ、もみ消せるのよ……」
マギカ「それじゃあ、あの事件ではなにがあったの?」
ナミちゃんは、ぽつりぽつりと語り始めた。
茅ヶ崎「……まず、私はあのクズとはサーフィン仲間だったの」
茅ヶ崎「私にサーフィンを教えてくれたのも彼だったし……いつだって、私に優しくしてくれた……」
茅ヶ崎「お兄ちゃん、みたいな人だった……」
マギカ「……だった?」
茅ヶ崎「あの日、一緒にサーフィンをしようって呼び出されたの」
茅ヶ崎「そしたら、コーラの中に睡眠薬を入れられて……」
茅ヶ崎「気がついた時には、建物の中だった」
茅ヶ崎「……私は、あのクズに……強姦されたの」
マギカ「……でも、それだけじゃなかった?」
茅ヶ崎「私の横に、糸の切れた人形のようになっていた姉の……成れの果てが転がっていた」
茅ヶ崎「きっと……やるだけやられた後……、証拠を残さないようにって、殺されたんだと思う」
茅ヶ崎「……私が途中で目覚めるのも、予想外だったみたいだし」
マギカ「そ、それじゃあ……ナミちゃんが人を信用するなって言った理由って……」
茅ヶ崎「騙されたから……。姉を殺され、純潔を汚されて……」
茅ヶ崎「だから、私はそのままあのクズを突き飛ばした!」
茅ヶ崎「そして……そして……!」
興奮しきったナミちゃんは、そこまで息を荒げると、糸が切れたかのようにおとなしくなった。
マギカ「ナミ、ちゃん? どうした……の?」
茅ヶ崎「だから、私が妹の敵討の為に殺してやったんです!」
茅ヶ崎「何度も、何度も、頭をトロフィーで殴って……」
茅ヶ崎「私の彼氏を、殺してやったんです」
マギカ「え……?」
茅ヶ崎「まさか、妹に手を出そうとするとは……あのロリコンペド野郎め……」
茅ヶ崎「……私の最愛の妹、ナミを殺すなんて……」
茅ヶ崎「本当に救いようのないドクズですよね?」
マギカ「……え、ナミちゃん? 何、言ってるの……?」
茅ヶ崎「マギカちゃんこそ何を言っているんですか? 私は茅ヶ崎アミ……」
茅ヶ崎「『超高校級のライフセーバー』、茅ヶ崎アミ」
茅ヶ崎「そう、名乗ったではありませんか?」
わけが分からなかった。
ナミちゃんが言っていることが分からなかった。
今まで話していたのは、ナミちゃんなの?
それとも、茅ヶ崎アミさん……なの?
茅ヶ崎「折角見つけた宜保の一族……ここで殺さなくてどうするのですか?」
茅ヶ崎「妹のためにも……ここで殺さないと……」
茅ヶ崎「これ以上、妹につらい思いをさせないためにも……」
マギカ「ちょ、ちょっとナミちゃん!?」
茅ヶ崎「お姉ちゃんを殺したあの一族に復讐してやらないと……気がすまないんだよっ!」
茅ヶ崎「分かった!? 分かったらそこをどいてよ!」
茅ヶ崎「私は……! 私の中の悪魔に……あなたまで殺させたくないの!」
茅ヶ崎「だから、私なんて最初からいなかったと思って……っ!」
茅ヶ崎「私のことなんて信用しないでよぉっ!」
マギカ「ダメだよナミちゃん! ナミちゃんが自分を信用しないで、誰が信用するの!」
茅ヶ崎「……あなたには、わからないでしょうね?」
茅ヶ崎「妹を殺された……私の思いなんて」
マギカ「分からないよ! ねぇ、お姉さんはそんなこと願っていたの!?」
茅ヶ崎「私は……あの一族に天誅を与えるまで、殺人を止めるわけには……」
マギカ「天誅って何!? それは、ナミちゃんの人生を棒に振ってまでやることなの?」
茅ヶ崎「私を止めないで……あの男を殺すのを邪魔するなら、妹の親友でも……殺しますよ!」
マギカ「どかない、ひかない! だって、一番苦しんでるのは、ナミちゃん自身のはずだもん!」
茅ヶ崎「どかなければ殺す……! 誰が相手でも……! 妹が苦しんでいるはずないのですから……」
マギカ「だったら殺してみなよ! それが、ナミちゃんの望むことだっていうなら……!」
ナミちゃんの手にした包丁が、目の前まで迫ってきても、私は目を閉じない。
……ナミちゃんを信じているから。
茅ヶ崎「殺す……殺して……だめぇぇぇぇぇぇっ!」
茅ヶ崎「だめ、ダメだよ! お姉ちゃん……マギカは殺しちゃ……!」
茅ヶ崎「マギカは殺しちゃダメなんだよ……」
マギカ「ナミちゃん……」
マギカ「もう、ナミちゃんは……ナミちゃん、だよね?」
マギカ「……もう、アミさんじゃ、ないんだよね?」
マギカ「だったら……一緒に、向きあおう?」
マギカ「……私は、ナミちゃんを裏切らないから……」
茅ヶ崎「……うん」
マギカ「……落ち着いた?」
茅ヶ崎「……殺してやりたいって気持ちは落ち着いてないけど」
茅ヶ崎「整理は、ついた気がする」
マギカ「そっか……」
マギカ「すぐに、殺意なんか……引っ込まないよね……」
茅ヶ崎「でもね、お姉ちゃん……止めてくれてありがとうって言ってたよ」
茅ヶ崎「私のせいで……ナミが心を閉ざしてしまったって……」
茅ヶ崎「私も……止めてくれて嬉しかった」
茅ヶ崎「マギカなら、私を止めてくれるんじゃないかって、そう思ってたから」
マギカ「ナミ、ちゃん……」
茅ヶ崎「……私は、茅ヶ崎アミであって、茅ヶ崎ナミなの」
茅ヶ崎「私自身、おかしいのは理解してる……」
茅ヶ崎「でも、お姉ちゃんがそばに居てくれないと……私は何も出来なかったから」
茅ヶ崎「大好きだったお姉ちゃんが、この世にいないなんて信じたくはなかった」
茅ヶ崎「戸籍上は、お姉ちゃんは生きてるんだもん」
茅ヶ崎「でも、もうお姉ちゃんのフリをする必要は……ないんだよね?」
茅ヶ崎「……マギカがそばに居てくれるんだから」
マギカ「そうだよ、ナミちゃん! だから……」
茅ヶ崎「だから、一緒にここを出よう。二人揃って、ここを」
茅ヶ崎「そしたら、お姉ちゃんのお墓を作って……決別しないとね」
茅ヶ崎「そして報告しないと……ナミにも親友が出来ましたよーって」
茅ヶ崎「そして、一緒に遊び倒すんだぞーって!」
茅ヶ崎「だから、お姉ちゃん……もう、休んでいいんだよ、って……」
マギカ「ナミちゃん……」
茅ヶ崎「だから、ごめん……ちょっとだけ、胸を貸して欲しいの……」
茅ヶ崎「今だけは、今だけは泣かしてほしいから……」
茅ヶ崎「……ナミを救ってくれて、ありがとうございました」
その後、ナミちゃんは私に抱きついて、泣き続けたのだった。
【Info】
茅ヶ崎ナミとの交友度が激しく上昇しました。
茅ヶ崎ナミとの関係が親友になりました。
今日の更新はここまでになります
ノリがいいのに疑心暗鬼なキャラメイクでどうしようかな、と考えていたところで……
最初に思いついたのがこの重い話だったり
モデルをこいしにした理由は、実はここにあったわけですね
心を閉ざしている……そして、いっそのこと多重人格で……姉のフリをする
そんなキャラメイクだったわけですねー
>>1にとって、ナミちゃんのハッピーエンドルートに行ってくれて嬉しいところです。
事件について聞かない選択肢を取った場合は、ジェノサイダーよろしくお姉ちゃんが出てきて
見事クロになる予定のキャラだったわけです
……と、こんな感じで各キャラクターは掘り下げた設定があるので、
掘り下げられると嬉しいですね
ちなみに、主人公が魔法少女になった時点で、ストーリーはすぐに決定できました!
後は、スキルも各キャラ毎に個性的なものを揃えてあるので、狙ってみてもいいかもですね
今夏気獲得した援護射撃やラッキー・ハプニングは便利なスキルですからね
では、今日はこの辺りで失礼致します。
>>318でドキッとさせられていれば、>>1冥利につきます。
次回の更新は月曜日九時から
ではではー
>>329 の 九時ってのは 夜のことだからね!
朝とか仕事場に着いた時間ですやん!
帰宅が遅かったので21時に始まるか微妙なラインだけど、頑張るよ 少し送れるかもだけど
ちなみに、被害者フラグには影響がないよ…
でも、まぁ…ラスト裁判には影響するかもねー
三菱さんが矢倉君を狙った理由は本編で確認できます
第一らーぶらーぶ候補ですね、死ななければ!
好感度が高いとクロになりにくくなる…かも?
少なくとも生存確定ではありませんよー
親友でも運が悪いと死ぬもんですよねー
死亡フラグをはねのけることが出来るかどうか…
さーてと、更新更新
途中でお風呂に抜けると思うので、更新が遅れたらこいつ入浴中だなって思ってくださ
今日は一日、部屋の中でゆっくりと休みたいというナミちゃんと別れて、私は三菱さんの部屋を訪ねていた。
三菱「どなた……って、マギカちゃんなのね」
マギカ「今、大丈夫……ですか?」
三菱「ええ、大丈夫……扉は少しだけ開けて入ってくれるかしら?」
言われるがままに部屋にはいると、何故か上半身裸の三菱さんがベッドの上に横になっていた。
大きい胸が、隠すもののなくなった空間にずどんと自己主張している。
……もげればいいのに。
って、そんなこと言ってる場合じゃなかった。
三菱さんの身体には、見るに耐えない無数の傷が……根強く残っているのだ。
三菱「あら……ごめんなさい、無神経だったわね?」
マギカ「いえ、私は構わないんですけど……」
三菱「やっぱり、私みたいに傷が多いと醜いわよね?」
三菱「……前に、魔法少女に憧れてるって言ったの、覚えているかしら?」
マギカ「はい、覚えていますけど……」
三菱「私は、小学校の頃に本当に魔法少女になりたいって思ったの」
三菱「……カウンセラーになろうとしたきっかけ、ね」
マギカ「そう言えば……どうして、三菱さんはカウンセラーになろうと思ったんですか?」
三菱「そうね……重い話になるわよ?」
マギカ「それでも……構いません」
三菱「私は……人を殺しているわ」
三菱「他でもない、自分の意志で」
三菱「一人は窓から突き落とし、一人は椅子で殴り殺した」
三菱「一人は縄跳びで首を絞めて、一人はカッターナイフを首に刺した」
三菱「……合計で四人」
三菱「どうしてだか、分かる?」
私は、何も言えなかった。
……分かる、なんて軽く言っちゃいけないことだからだ。
三菱「虐められていたから、ただそれだけの理由よ」
三菱「この傷はそのときのもの……治そうと思えば治せるけど、私は絶対に治さない」
三菱「私は、殺した四人の心の闇に気づくことが出来なかった」
三菱「虐められている私が……一番気づいてあげられる存在だったのに……」
三菱「私は彼らから目を背けて、殺してしまった……」
三菱「カウンセリングはその贖罪。この傷は、罪の証なの……」
三菱「なのに……私は、また……過ちを繰り返そうとしてしまったのよね……」
三菱さんは、黙りこんでしまった。
そんな三菱さんに私は……どう話しかけよう。
① どうして、矢倉さんを選んだんですか?
② クリニックのこと、本当なんですか?
③ 自由安価です 直接打ち込んでください
>>342 風呂
1
ナミやんが殺害されない為に二十四時間一緒にいるとかできないん?今のナミやんなら完全に依存しそうだけど。逆に寝込み襲われるかな。
ふー、お風呂から上がってほっかほか亭ですよ!
本当ならほっともっと入っていたいんですけどねぇ……
というわけで、>>342 ① 採用
>>343
『超高校級の才能』って怖いよねぇ……どんな状況であっても、殺人事件って起こるものなんですよね……
まぁ、生き残らせるために方策を打ってもいいけど、それによって殺されたら目も当てられないよね
つまりは、誰かさんが狙っちゃうことになるよ、ということでー
マギカ「……辛いことを聞くかもしれないけど、気になることがあるんだ」
三菱「構いませんよ? ……何でも、聞いてくださいね」
マギカ「……それじゃあ、一つだけ」
マギカ「どうして……最初に殺そうとした対象が、矢倉さん……だったの?」
マギカ「三菱さんの体格なら、リアナちゃんやナミちゃん……女性陣ならだれでも殺せたと思うんだけど……」
それが、私が彼女に抱いた疑問だった。
どうして、わざわざ成功確率の低いであろう矢倉さんを殺そうとしたのか、だ。
……本当は、三菱さんは人を殺そうとは思っていなかった……?
いや、でもそれだと……彼女の言っていることが矛盾してしまう……。
三菱「……矢倉さんはね、私が殺した……お父さんにそっくりなの」
三菱「おかしいよね……私が殺したのに……」
三菱「お父さんなら、私を止めてくれるんじゃないかって気がしたの」
三菱「それが、矢倉さんを殺そうとした……標的にしようとした理由」
三菱「私が殺そうとしたことを知って尚、笑顔で私に殺されたお父さんと、ね……」
三菱「クリニックはお母さんが継いだけど……その後はよく覚えてないのよね」
三菱「……放火した記憶は、ないんだけど……」
三菱さんは、ちょっとつらそうに微笑んで言ってくれた。
三菱さんが矢倉さんを殺そうとした理由は、矢倉さんがお父さんに似ているから、だったみたい。
確かに、こう言っちゃうと矢倉さんに失礼かもしれないけど……少なくとも、矢倉さんは高校生には見えない。
どちらかと言えば、大都会を滑る極道組織で会長を務めたことの有りそうなほどには貫禄がある。
……いや、もちろんそんなはずはないんだけど。
……でも、お父さんかぁ。
三菱「私、本当はお父さんに甘えたかったのかもしれないわね……」
三菱「ふふ、こんなんじゃカウンセラー失格ね」
三菱「でも……矢倉さんになら、私の弱いところを見せられるってものなのかも……」
三菱「それはマギカちゃんも同じね……」
マギカ「三菱さん、無理だけはもうしちゃダメですよ?」
三菱「心配しないでもいいのよ」
三菱「私には、おと……矢倉さんが傍にいてくれるから」
三菱「……本当に、優しい人」
三菱さんのお父さんに対する思いと矢倉さんに対する思いを語られた。
【Info】
三菱乍との好感度が上昇しました。
通信簿の項目が追加されました。
三菱乍は、過去に父親、学友を殺害している。だが、相当のお父さんっ子であり、父親に対して愛情を抱いている。
三菱さんが起こした行動に関しては、彼女との日常イベントをこなすことで分かっていきます。
段階を踏んで話してもらわないといけないよね!
夜時間になりそうだったので、部屋に戻ろうとしたところで……エレベーターホールの椅子に座り込む円天寺さんを見つけた。
どうやら、ラウンジではなくエレベーターホールでコーヒーを飲みながら過ごしているらしい。
先日は円天寺さんにずいぶんと厳しいことを言ってしまったし、頬も叩いてしまったから少し気まずい。
ただでさえ、今は皆が皆を疑い合っている状況の中で、彼女に私の話を聞いてもらえるか、怪しいところだった。
円天寺「あ……マギカちゃん……」
円天寺さんも少し気まずいのか、私と目があった瞬間に目をそらされてしまった。
マギカ「えっと……昨日は……」
円天寺「昨日はごめんねー! 私がどうかしていたみたい……!」
円天寺「私は、もう地院家君を疑ってもいないし……皆が疑い合っている現状を打破したいと思ってるの」
円天寺「宜保さんは宜保さんで、今回は大変みたいだし……」
円天寺「お兄さんの事件のこと、聞いてしまったから……」
円天寺「宜保さん、どうやら部屋にこもって霊媒しているみたいなの」
円天寺「お兄さんと……ナミちゃんのお姉さんの霊を呼び寄せるって言ってた」
円天寺「……関係者だもんね、宜保さんも」
円天寺「だから……私は、皆をまとめあげていかなきゃいけないよね!」
円天寺さんは、決意を新たにしたのか、すっきりした表情で私を見つめていた。
マギカ「もう、大丈夫みたいだね……」
マギカ「今の円天寺さんなら、きっと大丈夫……」
円天寺「……美菜輝、でいいんだよ?」
円天寺「政治家だからってそんなに畏まらなくても大丈夫だよ?」
円天寺「私の目を覚まさせてくれた……そんなマギカちゃんは私のお友達だもん!」
……だからかな、円天……美菜輝ちゃんの言葉遣いが、少女のそれになっているのは。
きっと、彼女の素はこっちなんだろう。
普段は、政治家然とした行動しか取れない、制限のある彼女も、たまには羽を飛ばしたいところもあるのかもしれない。
……美菜輝ちゃんも元気になったみたいだし、何について聞いてみようかな?
① 涌井さんとは仲直り出来た?
② 美菜輝ちゃんが見たニュースの内容は?
③ 自由安価
>>351
2
>>351
② 採用
マギカ「私もできるだけ、皆を一つにしたいって思ってるの……」
マギカ「だから、美菜輝ちゃんが見たニュースの内容を教えてほしんだけど……」
円天寺「……私の見たニュースかぁ」
円天寺「話しにくいけど……いいよ、話してあげるね!」
円天寺「まず、皆三つのニュースを見せられているみたいなの」
円天寺「一つは、希望ヶ峰学園に入る前に起きた、皆の絶望的な事件について」
円天寺「私の場合は、お父さんを火の不始末で殺してしまった……三菱さんの映像だね」
円天寺「お父さんに守られて三菱さんは無事だったみたいだけど……」
円天寺「次に、希望ヶ峰学園に入った後に私達の誰かが起こした事件のこと」
円天寺「私の場合は……愛鬼ちゃんが病院の患者を勝手に薬物の実験に使ったこと……」
円天寺「最後に、自分の身内や友人を、私達の誰かが殺した事件のこと」
円天寺「私の場合は、両親を地院家君に殺されたことになっているね」
マギカ「……そうなると、他人の情報を二つと、自分の情報が一つってことね」
円天寺「どうして希望ヶ峰学園に通っていることになっているのかはわからないけど……」
円天寺「モノクマが用意したダミーのニュースの可能性もあるよね」
円天寺「私達をこんなところに閉じ込め続けられる権力を持った相手だもん」
円天寺「テレビ局に圧力をかけていない、とは言い切れないよ」
……これが全部嘘ならいいんだけど。
そうじゃないなら、ここに集まっている皆は犯罪者集団ってことになってしまう。
でも、私に両親を殺されたって言っていたリアナちゃん。
……私にはそんな記憶なんて存在していなかった。
円天寺「記憶喪失……いや、まさかね」
円天寺「取り敢えず、私は他の人からも話を聞いておくよ」
円天寺「流石に、地院家君には避けられちゃうかもしれないけど……ね」
決意を新たにした美菜輝ちゃんは、部屋へと戻っていった。
これで、皆も一つにまとまってくれる……。
私は、そんな淡い期待を抱きながら、美菜輝ちゃんが立ち直ってくれてよかったと心から思った。
【Info】
円天寺美菜輝との交友度が上昇しました。
スキル『政治家の威光』を獲得しました。
『政治家の威光』:自身の発言力を+2する。
十一日目になりました。
まだ殺人事件は起こっていません。
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今日も、朝食の会場となる食堂の人はまばらだった。
モノクマが言うには、皆食事をここで選んでは寄宿舎で食べているらしい。
……ナミちゃんは寝坊しているそうだ。
まぁ、事件に巻き込まれていないなら、それでいいと思う。
私がそんな寂しい朝食をとっていると、食堂の扉が開いた。
目をこすりながら入ってきたのは、昨日から私を避けていたリアナちゃんだった。
リアナ「あ……ま、マギカ……姉……」
やはり、少しこちらを警戒しているのか、それとも罪悪感を感じているのか。
リアナちゃんの表情は心なしか固かった。
リアナ「あ、あのな……マギカ姉……疑っているわけじゃないんだけど……」
リアナ「どうしても、あのニュースが頭から離れなくて……」
リアナ「ごめん、ごめんね……」
私には、そんなリアナちゃんを攻め立てることは出来なかった。
【疑念は抱かれているものの、好感度が高いため会話ができます】
リアナ「……マギカ、姉……」
マギカ「どうしたの、リアナちゃん?」
リアナ「……どうして、私に何も聞かないの?」
リアナ「どうして、私には何も聞かないの?」
マギカ「聞いて欲しいの? それとも、話せるようになるまで待って欲しいの?」
リアナ「……聞いて欲しいの」
リアナ「そして、マギカ姉じゃそんな事件は起こせないって、証明して欲しいの」
ちょこんと、私の膝の上に座り込むリアナちゃん。
泣きそうな瞳でこちらを見上げるリアナちゃんに、私は……こう話しかけた。
① リアナちゃんの見たニュースの内容は?
② ……モノクマの嘘だよ、全部。
③ 自由安価
>>356
1
>>356 ① 採用
マギカ「まずは、リアナちゃんの見たニュースの内容を教えて欲しいの」
マギカ「ニュースの中身について知らないのに、照明も何も出来ないよね」
リアナ「……そう、だね」
リアナ「私が見たニュースは三つだよ」
リアナ「……一つは、破魔耶が乗っていたクルーズ船が沈没して、彼だけが助かったこと」
リアナ「一つは、円天寺が隣国のニュージーランドとの戦争に踏み切ったこと」
リアナ「そして……最後の一つが、私の家族をマギカ姉が主導して殺した、ってこと」
リアナ「……鍵がかかっていたものを道具も使わずに開けて」
リアナ「火の気もないところで弟を焼死させて」
リアナ「庭で父を水死させた上に……母は階段で感電死……」
リアナ「不自然すぎる犯行の現状から、超高校級の魔法少女である円マギカ容疑者を最重要参考人として行方を追うとともに……」
リアナ「証拠の隠滅に関わった、超高校級の検視官矢田大志容疑者を全国指名手配にしたってことを言ってた」
……鍵を開けることは出来る。火をおこすことも、水を生むことも、電気を流すことも出来る。
それが、私の才能だから。
……モノクマの嘘、だとは思う。
私にはそんな記憶はないから。
……でも、もしも、私が記憶喪失だとしたら……?
私はそれが怖くて仕方がなかった。
リアナ「マギカ姉、何とか言ってよ!」
マギカ「……もし、もしだよ?」
マギカ「もし、私がリアナちゃんの家族をそうやって殺したんだったら……」
マギカ「今頃、リアナちゃんは死んでるんじゃないかな?」
リアナ「……どういうこと?」
マギカ「私は魔法少女だから、『証拠を残さないで』人を殺すことが出来る」
マギカ「それこそ、足がつくようなことはないと思うの」
リアナ「……警察が魔法を、当てにするかどうかってこと?」
マギカ「……お役所が、魔法なんてものを素直に信じないでしょ?」
マギカ「それに……私が見たニュースでも、リアナちゃんは容疑者になっていた」
マギカ「私の学校を吹き飛ばした爆弾テロの容疑者」
マギカ「……リアナちゃんには記憶があること?」
リアナ「……いや、ない」
マギカ「なら……きっと、そういうことだよ」
マギカ「モノクマの作り話……そう、思うしかないよ」
マギカ「ね、……証拠はないけど、お姉ちゃんを信じて?」
リアナ「……うん」
……まだ時間はありそうだ。
もうちょっと話をしようかな。
① 怪盗を始めた理由について
② 自由安価
>>360
1
>>360 ① 採用
そう言えば、私はリアナちゃんの事をよく知らない気がする。
この機会に、折角だから色々と聞いてみようかな?
マギカ「ねぇ、リアナちゃん……怪盗を始めた理由ってある?」
マギカ「まさか、生まれた時から怪盗です、なんてことはないでしょ?」
私の質問に、リアナちゃんは少しだけ逡巡すると……素直に語りだしてくれた。
リアナ「私の家は、元々ヨーロッパに籍を置くそれなりの家柄を誇っていたの」
リアナ「……以前のクイズの時に、私の家……宮殿の中については見れたでしょ?」
リアナ「でも……一つだけ、問題が生じちゃったの」
マギカ「問題……? 貴族の家だったら、怪盗なんかしなくても良さそうだけど……」
リアナ「実はね、弟が一度……誘拐されたの」
リアナ「その身代金を用意している間に、あれよあれよと家は没落……」
リアナ「しかも、弟は助かったものの衰弱して入院……」
リアナ「医療費も嵩んで、家にあるものじゃどうにもならなくなってしまった……」
リアナ「弟のお見舞いに持っていくものを買うお金さえ、捻出できなくなっていたから」
マギカ「土地を売ったりすればなんとかなるんじゃないの?」
リアナ「マルジェイヌの家は、呪われてるって……根も葉もない噂が流れていたの」
リアナ「誰も、家にも土地にも手を付けなかった……」
リアナ「祖父母が首を吊るくらいには……追い詰められていたの」
リアナ「次は無理心中……そう聞いていたから」
リアナ「でも、私はそれを認めることは出来なかったの!」
リアナ「だから、私は悪事を働いて懐を温めている人間の家から、高価なものを盗み出すことにしたの」
リアナ「幸い、私には才能があったから……」
マギカ「それを繰り返している内に……」
リアナ「『超高校級の怪盗』なんて呼ばれるようになっちゃった」
リアナ「正体まで隠して事件を起こしていたのに……」
はにかみながら、リアナちゃんは頭を掻いた。
リアナ「でも……、もう弟も、お父さんも、お母さんも……いないんだよね」
リアナ「私が、怪盗をしている意味なんてなかった……」
リアナ「私は犯罪をしているだけで……」
リアナ「ただ、犯罪者の烙印を押されるだけだもの!」
……そんな、リアナちゃんの心からの叫びに、私はなんてかえせばいいのかな……
自由安価のみ
>>363
言葉より行動。抱きしめて一人ではないこと、受け入れてくれ人がおることに気づかせるや。
>>363 抱きしめて一人じゃないことを示す、採用
……リアナちゃんは、一人だと思い込んでる。
家族の為に怪盗稼業を始めたのに、その家族は……もう、リアナちゃんの元にはいない。
どこにも、リアナちゃんの家族はいないのだ。
……でも、私はこうも思う。
……リアナちゃんの家族がいなくても、きっと一人じゃないって。
だって、私にとって……リアナちゃんは大事な人だもん。
だから私は、それを行動で示す。
リアナ「マギ……カ、姉? な、何してるの?」
マギカ「……私じゃ、リアナちゃんの家族の代わりにはなれないよ」
マギカ「でも、少しでも……お姉ちゃんを頼ってくれてもいいのかな、って思う」
マギカ「私は少なくとも怪盗をしているリアナちゃんを受けれいているから」
マギカ「リアナちゃんがどんなことをしていたとしても……」
マギカ「私はリアなちゃんを受け入れ続けようって思うの」
リアナ「……私のしてきたことは、無駄、だったの?」
マギカ「私は無駄じゃなかったって思うよ?」
マギカ「弟さんの笑った顔、見たことあるでしょ?」
マギカ「その笑顔を作ったのは、リアナちゃんの怪盗の才能だったはずだよ?」
マギカ「リアナちゃんの才能は犯罪に関わるものかもしれないけど……」
マギカ「その才能で救われた人がいることを忘れないで欲しいかな」
リアナ「お姉ちゃん……」
マギカ「ね? だから、弟さんのためにも、もっと怪盗を頑張らないとね!」
マギカ「そして、苦しんでる人を救わないと、ね?」
リアナ「うん! お姉ちゃん!」
リアナ「……本当に、私のお姉ちゃんだったら良かったのにな……」
リアナ「大好き、だよ……」
リアナ「お姉ちゃん!」
普段は見せてくれることのない屈託のない笑顔。
私ですらも初めて見る、素晴らしい笑顔だった。
……これからも、リアナちゃんのお姉ちゃんとして、恥ずかしくない姿を見せないと、ね。
【Info】
リアナ・マルジェイヌとの交友度が上昇しました。
リアナ・マルジェイヌとの関係が義姉妹になりました。
通信簿の項目が追加されました。
リアナ・マルジェイヌは家族の為に怪盗を始めた。
マギカを姉として慕い、これからも自分の才能を苦しんでいる人のために使うことを決意した。
これ、下手するとナミやんとリアやん引き合わせたらお姉ちゃんの取り合いでえらいことになるのでは。
リアナちゃんと別れた私は、もう一人、私を目の敵にしている島君と話しあおうと、スプラッタ・スプラッシュのスタイリストルームへとやってきた。
どうやら、島君は宜保さんの髪を切っているようだった。
てきぱきとした動きで、宜保君の髪を切り、きっちりと整えていく様子は、正に超高校級の美容師の名にふさわしいとさえ思う。
素人の私ですらも、島君の動きがスタイリッシュなのは分かる、というものだ。
島「……なんだよ、俺様を殺しに来たのか?」
宜保「おい、島! 貴様だって、円がそういうことをやるやつだとは思っていないだろう?」
どうやら、島君の疑念は本当に大きい物のようだった。
島君ほどの観察眼を持っている人間だったら、モノクマにもだまされないと思ったけど……あんなことがあった後じゃしかたがないことなのかもしれない。
宜保さんが私をかばってくれてはいるけど、多分、島君には届かないはずだ。
マギカ「……私のことを疑うのはいいよ。私のことだけを警戒していればいいんだもんね」
島「何がいいたいんだよ? あ、俺様が人を殺すっていうのか?」
マギカ「対象が私だけなら、私は殺されない。それで、島君がクロになることは回避できる、よね?」
島「……そうだな。俺様は、お前だけを殺せばいいみたいだからな……」
島「母親の仇であるお前だけを……な」
宜保「貴様は……本当にそれでいいのか?」
島「少なくとも、俺は母親の仇の言い分を信じるつもりはないね」
島「だが、俺様は家族の仇にしか興味はないんでね」
マギカ「それで……コロシアイに参加しないなら……」
宜保「妥協するしかないってことか」
マギカ「でも、島君? これだけは覚えておいて欲しいの……」
マギカ「私は、どんな形であれ、誰にも死んでほしくない」
マギカ「分かって、とは言わないけど……覚えておいて?」
マギカ「それで……いつでもいいから、もう一度私とじっくり話をして欲しいの」
島「そうかよ……考えておいてやるよ」
島「俺様にも……心を整理する時間くらい必要ってもんだからな」
【Info】
好感度が足りないため、疑われている現状で会話がこれ以上進展しません。
島武彦との好感度が上昇しました。
今日はここまで、とさせてくださいー。
そろそろの眠気が激しいので。
そして、新システムです。
好感度が足りないため、疑われている現状で会話がこれ以上進展しません。
つまり、まんべんなく好感度を上げておかないと、あとで困るべってことだべ!
>>366
ナミちゃんは親友、リアナちゃんはお姉ちゃん。
どちらかと言えば蜜岡さんのストレスがマッハ。
さてと、今日は22時から開始予定です。
事件発生前後まで行けるかどうかって感じで考えていますが行けない気もします。
では、本日もよろしくお願いします。
さて、それでは再開いたします
結局、あれ以上島君と会話をすることは出来なかった。
やっぱり、島君は私のことを警戒しているみたいだし……しかたがないのかもしれないけど。
少なくとも、島君は私を殺すことをためらっているみたいだったし、あれなら島君は殺人事件に及ばない……よね?
それに、島君だけじゃない……危ないのは藻根君も一緒だ。
彼は気の合う友人である円扇さんを亡くしている。
……そんな彼が、殺人事件に及ばない、そんな断定はできなかった。
お調子者で変なところもあるし、変態でもあるけど……彼を嫌いにはなれそうになかった。
……彼が敵意をむき出しにしている相手も愛鬼ちゃんだし一捻りで殺されちゃいそうな気もする。
……やっぱり、藻根君とは話しておいたほうがいいかな?
幸い、藻根君はテーマパーク内の椅子に腰掛け、風景画を描いている途中だったようだ。
藻根「ん……? 魔法少女殿、ではありませんか」
藻根「いかがしたのですかな? まさか、ボクが薬剤師殿を殺害しようとでも思っているのですかな?」
藻根「あり得ませんなぁ。少なくとも、ボクは、死こそがアートだとか言うつもりはありませんからなぁ」
マギカ「……大丈夫なんだよね?」
マギカ「私は、藻根くんにも殺人を起こしてほしくなんかないし……」
マギカ「もちろん、愛鬼ちゃんを殺させるわけにも行かないからね?」
藻根「分かっておりますとも! ご安心召されよ、ボクは人を殺すようなことは致しませんので」
藻根「円扇殿……彼の分まで生き抜かなくてはなりませんからなぁ」
藻根「心を落ち着かせようと、風景画を描いていたところなのですよ」
マギカ「じゃあ、本当に?」
藻根「何度も言っているではありませんか! ボクは、誰も殺しませんよ」
藻根「……もし、疑っているのならばここで裸になっても宜しいですぞ?」
マギカ「やめろ」
藻根「やめますので、腕を180度曲げるのはやめてくれませんかね?」
藻根「……ボクなら、もう、大丈夫ですぞ……」
ほ、本当なのかなぁ……?
>>377
① 藻根の見たニュースについて聞く。
② 藻根の絵のモデルになる。
③ 自由安価です。
2
>>377 ② 採用
……本当は、藻根君、無理してるんじゃないかな?
そんな藻根君を元気づけるのであれば……やっぱり、絵のモデルになるしかないかな?
……流石に裸婦画は恥ずかしいけど、それ以外のモデルなら……うん。
マギカ「風景画を描いているお頃で申し訳ないんだけど……」
マギカ「私をモデルに、絵を描いてもらえないかな?」
マギカ「藻根君の……描く絵を見てみたいんだ」
藻根「それはかまいませんが……本当に宜しいのですかな?」
藻根「ボクは裸婦画を……」
マギカ「次行ったらぶっ飛ばすよ?」
藻根「冗談ですぞ冗談、ほら深呼吸深呼吸……」
藻根「とにかく、絵のモデルに成ってくれることを嬉しく承諾しましょうぞ」
藻根「……円扇殿にも手向けの一つくらいあげたいですからなぁ……」
藻根「どちらがよろしいですかね、イラストと……劇画があるわけですが」
マギカ「イラストでお願いしようかな?」
藻根「ふむふむ、了解ですぞ!」
藻根「魔法少女殿のように、かわいい美少女が描けるとなれば、ボクの腕もなるというものですし……」
藻根「円扇殿も、安らかに眠れるといったものではありませんかねぇ?」
藻根「今度、みなさんが揃っている集合絵を描きましょうぞ!」
藻根「死んでしまった、円扇殿や検視官殿も一緒の絵を……」
藻根「ここで皆で過ごした、仲間の証を残したいところですなぁ」
マギカ「藻根君……やっぱり、円扇さんのことを……」
藻根「彼はボクの、親友だったのですぞ……?」
藻根「そんな彼に相談をしてくれないことも……悔しいですし」
藻根「彼が人を殺してしまったことも、悔しくて悔しくてしかたがないのです」
藻根「ボクの才能は……円扇殿ではありませんが……」
藻根君は、私に一枚のイラストを渡してくれた。
そこには、笑顔ではにかむ、私そっくりのものが描かれていた。
藻根「ボクの才能は、人々を笑顔にするためにあるのですからな!」
……どうやら、藻根君は立ち直ってくれたようだ。
イラストは私にプレゼントしてくれるらしい。
……私、きっとこれは大切にするよ。
ここから出ても、一生の宝ものにするから。
【Info】
藻根蔵人との交友度が上昇しました。
藻根蔵人との関係が友人になりました。
スキル『芸術センス』を獲得しました。
『芸術センス』:閃きアナグラムの際に発動可能。ダミーの文字をすべて消すことが出来る。
【今回のクロが決定しました】
【事件発生パートに移行します】
十二日目になりました。
殺人事件が発生しそうな予感がします。
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この日は、朝から忙しかった。
きっかけは、円天寺さんの一言だったりする。
円天寺「折角の機会ですから、皆でそれぞれの才能を生かし合いましょう!」
円天寺「いつまでも三菱さんにばかり負担をかけるわけにはいきませんよね!」
円天寺「そこで、私はこれを企画しました!」
涌井「……突然、何を言い出すのですか」
円天寺「だってだって! 皆お互いで疑い合っても仕方ないでしょ!」
円天寺「協力してモノクマに対応する! それこそが、私達にできることだと思うの!」
宜保「……確かに、そうなのかもしれんな」
宜保「……茅ヶ崎、貴様には腕を見込んでサーフィン講習を開いてもらいたい」
茅ヶ崎「……時間は?」
宜保「そうだな……午後四時からでどうだ?」
茅ヶ崎「……いいよ。それで、この場を収められるって言うなら」
宜保「ほう……貴様、変わったな?」
茅ヶ崎「何のことだかわからないね」
円天寺「まぁまぁ……。午前中は……そうですね、藻根さんに写生大会を……」
藻根「シャセイ大会ですと……ととと、三人がかりで関節技を究めるのはやめていただけませんかなぁ?」
藻根「……ボクが悪かったですから、ね? 魔法少女殿、サーファー殿に怪盗殿……」
マギカ「次下ネタ言ったら、下半身が反応しなくなる魔法をかけるからね」
破魔耶「そ、それはやめてあげようよ……」
島「こいつ、やっぱりえげつねーぜ……」
円天寺「取り敢えず、午前中は写生大会です!」
島「そんじゃーよ……普段は三菱に色々世話にもなっているわけだから」
島「今日はカットがてら俺様が相談に乗ってやるよ」
島「美容師ってのは、それも仕事の一つだからな」
宜保「そうすると、時間は……」
円天寺「お昼休憩が十一時だとして、十二時から三時までの間に行っていただきましょうか」
円天寺「予約される方は……?」
蜜岡「それじゃあ、私は一時からお願いしようかしらぁ?」
破魔耶「ボクは二時からがいいかな」
マギカ「えっと、三時くらいからでお願いしたいかな……」
リアナ「お姉ちゃんが髪を切るなら私も!」
茅ヶ崎「私も……」
島「いやいや、一人ずつしか切れねーからな!」
藻根「それで、写生大会の詳細ですが……どうなさる予定なので?」
藻根「大会ということは……やっぱり優勝とかも決めるということなのですかな?」
円天寺「親睦を深めるためにも……皆で最後に見せ合う、というのはどうでしょうか?」
島「おいおい、美術は万年2だったんだが……恥をかけっていうのか?」
円天寺「旅の恥はかき揚げっていいいますもんね!」
涌井「言いません」
島「……ま、まぁ、こんな機会ならいいのかもしれねーな……」
島「政治家が恥を晒してるのに、俺様がいまさら、だよな」
円天寺「今のは恥を晒してわざとではなく、普通に間違えただけで……!」
涌井「それは墓穴ですよ」
円天寺「ふゆぅ……! と、取り敢えず! 午前中は何人で行動してもいいですから、必ず一枚仕上げてきてくださいね?」
藻根「最高の一枚を仕上げてまいりましょうかねぇ」
藻根「ところでモノクマ殿? いらっしゃりますかな?」
モノクマ「いるけど、何なのさ! ボクは今眠いんだけど……」
藻根「カラーコピー機の有無を確認できればネてもらっても良いですぞ?」
モノクマ「カラーコピー……ラウンジのを勝手に使っていいよ……ふぁぁ」
藻根「いつになくやるきのないモノクマ殿でしたが……ともかく」
藻根「ボクの描いた絵はコピーして皆さんにお渡しいたしましょうぞ!」
宜保「それは楽しみだな。今から期待できそうだ」
リアナ「ねぇねぇ、お姉ちゃん一緒に回ろうね!」
愛鬼「わ、私も一緒に回りたい!」
茅ヶ崎「親友だもん、一緒に回ってくれるよね?」
蜜岡「マギカちゃんが人気なのは嬉しいけど……たまには私にもかまってほしいわぁ……」
破魔耶「それなら、一緒に過ごせばいいじゃないの」
破魔耶「マギカちゃん、ボクも一緒に回らせてもらうよ?」
蜜岡「あ、ずるいわぁ! 私も、私も一緒に回るんだからねぇ?」
円天寺「出遅れちゃったよー……」
藻根「……ふぅ、一枚いい絵が描けそうですぞ」
マギカ「……下半身が」
藻根「今のは別にやらしい意味ではありませんぞ?」
藻根「……怖いですなぁ」
この後、宜保さんが解散を言い渡すと、藻根君が各部屋に写生用の道具を集めて持ってきてくれた。
午前中は大所帯になりそうだけど、みんなでワイワイ絵を描くって経験もいいのかもしれない。
写生用の場所を探すためにテーマパーク内を歩きまわる私達。
私はそこで、少し気になることを皆に聞くことにした。
美菜輝ちゃんは皆を信じてこの企画を催したんだと思う。
だけど、やっぱり皆少しだけ表情が硬い。
疑念は、完全には溶けきれていないってことなのかもしれない。
マギカ「……皆は、もうあのニュースのことはなんとも思わないようになれた?」
私の質問に、すかさず答えを返してきてくれたのは三人だった。
茅ヶ崎「私は……殺すより大事なことが分かったから、もう何も思ってないよ?」
リアナ「……私は、お姉ちゃんがそんなコトしたわけ無いって信じてるから」
藻根「アトリエの一つや二つで人は殺しませんぞ? 腹は立ちますがね!」
残りの三人は、ニュースの内容を思い出しているのか、すこしばっかり考え込んでいた。
愛鬼「……ドラッグはいっぱいあるから、この救急バッグがあれば、満足、よ」
蜜岡「確かにぃ、過去に彼氏を殺したことがあるなんて言われても、記憶に無いから人事なのよねぇ……」
二人もきっと、消極的な賛同を示してくれたのだと思う。
破魔耶「ボクははなから人を殺そうとだなんて思っていなかったよ?」
破魔耶「それにね、ボクは君に生き残って欲しいとさえ思っているよ、マギカさん」
破魔耶「マギカさんこそ、超高校級の聖女、なんだとボクは思っているくらいさ」
破魔耶「そんな女神様がコロシアイを否定するなら、ボクもそれに従うまでさ」
破魔耶「だから、殺人事件が起きないよう、一緒に頑張っていこうよ!」
……まさか、破魔耶君からこんな言葉が出てくるだなんて思わなかったし、それに蜜岡さんが賛同してくれるとも思っていなかった。
……嬉しかった。
この二人に、私の気持ちが響いたことが。
円扇さんと矢田君っていう犠牲者は出てしまったけど、皆は決して仲良くなれないわけじゃなかったんだ。
協力しあってこの生活を打破する、それが出来ると分かるだけでも私は嬉しかった。
マギカ「それじゃあ、これから頑張るために、写生大会は頑張っちゃおうか!」
マギカ「もし、藻根君のおメガネに叶う人がいたら……一つだけお願いを叶えちゃおうかな?」
リアナ「さーて、私は本気で書くぞ……誰にも負けないくらいの絵を」
茅ヶ崎「ちびっ子のはどうせ独創さしか抜きん出てないんでしょ? 常人には理解できないセンスとか」
愛鬼「うっひょおおお! テンション上がってきたー! 薬飲んで落ち着かないと、はぁはぁ……」
蜜岡「一緒に寝れる一緒に寝れる一緒に寝れる一緒に寝れる一緒に寝れる一緒に寝れる」
破魔耶「マギカさんに叶えてもらえるなんて素晴らしいよ! これこそが希望、そう言えるんじゃないかな?」
マギカ(……まずい約束したかな?)
後悔は、今さらどうにもならないから感じるものだった。
愛鬼「ちょ、ちょっと見てみてよ! わ、私はあの山をバックに書くことにするわ!」
リアナ「やはりあの山か……悪くないな」
蜜岡「そうねぇ……皆であの山をモデルにするとして……」
破魔耶「折角だから皆で競ってみる?」
茅ヶ崎「私はいつでもマギカの隣だけどね!」
茅ヶ崎「やっぱり、その席は親友が占領しないでどうするんだーってやつだよね!」
リアナ「ぬっ、ずるいぞ貴様ぁっ!」
蜜岡「マギカちゃんと一緒に描きたいわぁっ!」
マギカ「ちょ、ちょっと……落ち着いてよ! それじゃあ、皆でここで写生しようよ!」
リアナ「……お姉ちゃんがそう言うなら」
茅ヶ崎「マギカがそう言うなら」
蜜岡「マギカちゃんがそう言うなら」
破魔耶「聖女様がそう言うなら……」
マギカ「だーかーら、聖女じゃないってば!」
わいわい、がやがや……。
皆で騒ぎながら、脱出のことも考えないであれこれ出来るのは本当に珍しい機会だと言えた。
楽しい。とにかく楽しい。
ここに誘拐されているとさえ思えないほど。
……まるで、今までも一緒に過ごしてきたかのように気が合うのだ。
もちろん、そんなことがあるわけないんだけど。
リアナ「お姉ちゃんの膝は私の特等席だからな!」
愛鬼「隣、隣いいよね!」
マギカ「もう、勝手にしてよ……」
何だかんだ言いながらも、皆結局は仲がいいのだ。
皆で騒ぎながら、あーだこーだ言いながら、たまに席順を巡って喧嘩がおきながら。
私達は写生の時間を楽しく過ごした。
藻根「いやー、皆さんに出していただいた写生を拝見させていただいたのですぞ!」
藻根「やはり、秘書殿は素晴らしいですなぁ……」
藻根「実は本職なのでは、と思うほどですぞ!」
涌井「お褒めに預かり、恐悦至極……ですわ」
藻根君のお眼鏡にかなったのは、涌井さん。それと……
藻根「カウンセラー殿の絵からは愛情が感じられますなぁ」
藻根「描いた題材は、SP殿ですかな?」
藻根「まさに、らーぶらーぶといったやつですかなぁ?」
三菱「恥ずかしいわ……」
矢倉「悪い気はしない……がな」
三菱さんの絵も、本当に愛情が詰まっているかのような錯覚を覚える絵だった。
藻根君が絶賛するのも分かる。
藻根「弓道家殿、サーファー殿、薬剤師殿に怪盗殿……四人とも画力は凄いと思うのですが……」
藻根「何というか、欲望が渦巻くものしか見えないのですがねぇ……」
藻根「ボクが言えることじゃないかもしれませんが、写生はそういったのをぬきにして描かないと……」
藻根「と言うか、皆さん題材が魔法少女殿なのは……」
藻根「キマシタワー! ってやつなのですかな?」
マギカ「もぐよ?」
藻根「いえいえ、冗談ですぞ!」
藻根「それと……これは皆様にお配りするボクの描いた一枚絵ですぞ」
そこには、ホテルの入口で笑顔で立ち並ぶ、私達16人の姿があった。
一枚の集合写真かと思うくらい精巧な絵。
ここで起きたことも、過ごしたことも忘れないように、大切にしたい思い出。
藻根「皆さんの心の支えにしてくれたら嬉しい、ですぞ」
藻根「以上、ボクからは以上です」
宜保「では、昼休みとする! サーフィン講習まで、各自自由行動にしろ!」
一度皆と別れた私は、昼食を取るために食堂へと向かっていた。
朝の内から、美菜輝ちゃんと涌井さんとでサンドイッチを用意してくれていたからだ。
食堂まで行こうとしたところで、ラウンジに座っている地院家君を見かけた。
地院家「……あいつは、人を殺しているんだぜ?」
地院家「やるなら……ここで……」
地院家「いや、でも……女神様に助けてもらってるのに悪いよなぁ……」
どうやら、地院家君は悩んでいるらしい。
行動に及ぶか及ばないか、を。
マギカ「地院家君、なにか悪いことでも考えてるのかな?」
地院家「いやいや、俺は何も!」
地院家「女神様の手をわずらわせるようなことはしねーって、決めてるからな!」
マギカ「……それならいいけど、美菜輝ちゃんや涌井さんを疑っていると思ってたんだけどなぁ」
地院家「いや、実際そうなんだけどよ……」
地院家「でも、あいつら……こんなに頑張って皆を元気づけようとしてるんだぜ……?」
地院家「そりゃあ、人殺しには人殺しで対応してやりたいって気持ちはあるんだけどよ……」
地院家「あの姿見てると、それでいいのかなーって思うんだよな」
きっと、美菜輝ちゃんが企画をやると言い出した結果がこれだったのだろう。
もし、美菜輝ちゃんが何も出来ないままだったら、地院家君は美菜輝ちゃんを殺していたのかもしれない。
マギカ「……思い、とどまってくれたんだね?」
地院家「女神様のためにも……それに、俺自身のためにも、な」
地院家「こんなところで、立ち止まってられねーじゃん!」
地院家「だから……女神様も気をつけてくれよ?」
地院家「まだ、誰が殺しを企んでるか分からねーんだからさ……」
破魔耶「ボクもそう思うよ!」
突然ラウンジに飛び込んできたのは破魔耶君だった。
ちょっと息を切らしているようだけど……。
破魔耶「マギカさん、警戒は怠っちゃダメだよ?」
破魔耶「こんなところで……超高校級の希望の種を摘ませるわけには行かないからね」
破魔耶「ボクが幸運にも手に入れてきた情報によると……君は、今なお数人に殺意を向けられているよ?」
破魔耶「殺されないように、ちゃんと周囲を警戒しておいてね?」
言いたいことだけ言って、破魔耶君は出て行ってしまった。
地院家「……なんなんだ、あいつ」
マギカ「……きっと、心配してくれてるんだよ」
マギカ「破魔耶君だって、悪い人じゃないからね」
地院家「ほんっと、女神様って優しい!」
地院家「だから、今度俺とデートしてくれませんか?」
マギカ「やだ」
……だって、ちょっと気持ち悪いんだもん。
……破魔耶君には周囲を警戒しておけって言われたけど……誰が何を企んでるかわからない以上、どうしようもないよね?
変に皆を疑いたくもないし……。
取り敢えず、島君に髪の毛を切ってもらいにスタイリストルームに行こうかと食堂を出たところで、慌てている宜保さんと愛鬼ちゃんを見つけてしまった。
愛鬼「どどど、どうしよう! わ、わ、私が管理してたのに……」
宜保「ええい、貴様はっ! なんで、あんなに愛情を注いでいるとか言っていた睡眠薬を紛失するんだ!」
愛鬼「そ、そんなこと言ったって……マギカと一緒にはしゃいでるの、楽しくて……」
愛鬼「初めてリアルが充実したのに……」
宜保「だからといって、職務を全うせずにどうする!」
宜保「危険な薬品のたぐいは、全て貴様に管理を任せていただろうが!」
愛鬼「で、でも写生前には、確かに救急バッグに入ってたはずなのにっ!」
……え、睡眠薬がなくなっちゃった……?
それって、結構まずいんじゃ……!
マギカ「ちょっとちょっと、大声でそんなこと話してたらマズイよ!」
宜保「円か……すまない、配慮にかけたな」
愛鬼「どどど、どうしよう! 超強烈な睡眠薬で、水にとかしたらすーっと身体に吸収されるものが……」
愛鬼「気づかない間になくなっちゃったの……!」
マギカ「わ、分かったから……ね? 落ち着こうよ!」
宜保「どこでなくしたのかもわからないのか?」
愛鬼「ボルカニック・マウンテン……だったと思うけど……」
宜保「今からでも遅くない! さっさと、それを探しに行くぞ!」
愛鬼「わ、わ、わ……待って……!」
愛鬼「ごめんね、マギカ! 私、ちょっと探しに行かないと……」
愛鬼「一応、薬は瓶に入ってたから、見つけたら私に届けてね!」
……睡眠薬がなくなった。
そこはかとなく嫌な感じがするけど……。
愛鬼「そうだ、ココアに探してもらおう!」
宜保「ココア、だと?」
愛鬼「矢田の飼い犬よ。私になついてたから、そのまま飼ってるの……」
へぇ、矢田君の飼い犬は、愛鬼ちゃんがそのまま世話してるんだ。
……元、警察犬。役に立ってくれればいいな。
スタイリストルームでは、既に破魔耶君が島君に髪を切ってもらっているところだった。
手際の良さ、何度見てもスタイリッシュだと思う。
島君が超高校級の美容師だと言われるのも納得の動きだ。
島「早く気てもらって悪いんだけどよ……まだ、少しこいつのに時間がかかるぜ?」
島「もし暇なら、適当にその辺の漫画とか読んでおいてくれよ」
マギカ「あれ、最初に来た時に新聞があった気がするんだけど……」
島「俺様が来た時には新聞なんかなかったぜ? モノクマが回収したか……」
島「誰かが捨てたんじゃねーのか?」
マギカ「そっか……まぁ、漫画でも読んで待ってるよ」
マギカ「あ、このウォーターサーバーの水は飲んでも大丈夫?」
島「モノクマに飲んで平気かどうかは聞いているし、問題ねーと思うぜ?」
破魔耶「そうだね、ボクも後で一杯いただこうかと思ってるんだ」
島「俺様も飲むつもりだしな。流石に、毒とかは入ってねーと思うんだわ」
島「モノクマは、そういうところ、律儀だろうからな」
マギカ「まぁ……確かに」
島「おい、破魔耶。そろそろカットも終わる頃合いだし、髪を洗うからな」
島「今のうちに水を飲んでも大丈夫だぜ? 髪の毛が入ることもないさ」
島「俺様も一休止入れるつもりだしな」
島「そしたら、次は円、お前の番だからな?」
マギカ「うん、よろしくね?」
島君に微笑んで、漫画を開き……ウォーターサーバーから組んだ水を一杯一息に飲み干す。
冷たく冷えた水が、喉を勢い良く降りていく感覚が気持ち良い。
気持ちよすぎて、フラフラ……する?
まさか、気をつけてって、そういうこと、だったの……?
破魔耶君の忠告も虚しく、私はそのまま意識を失った。
??「わんっ! わんっ!」
マギカ「……んん、んー! あれ、ここ、どこだろう?」
マギカ「私……確か、スタイリストルームで水を飲んで、そこで意識を失って……」
マギカ「それとも、料理に入っていたのかな……?」
マギカ「美菜輝ちゃんを疑うわけじゃないけど、水に反応して眠くなるって言ってたもんね……」
マギカ「あれ、水を飲むと、だっけ? 水に溶けて……だっけ?」
マギカ「疲れていただけとは考えにくいし……睡眠薬、だよね」
あたりは真っ暗だった。何も見えないけど、水が流れる音がする。
私はどうやら、睡眠薬を使って眠らされていたみたいだった。
それなのに、どうして私がこんなところにいるのか、わからないけど。
殺された、というわけではないみたいだった。
??「わんっ! わんっ!」
マギカ「あれ、ココアちゃん? もしかしてココアちゃんが私を起こしてくれたの?」
ココア「くぅーん……」
マギカ「あはは、いい子だね! ありがと、お陰で目が覚めたよ?」
……取り敢えず、どうにかしてここを出ないといけなかった。
真っ暗な部屋で、水が流れる場所。
きっと、スプラッタ・スプラッシュの中、だとは思うんだけど……。
あの、真っ暗な部屋。それは、多分、間違いない。
私は取り敢えず、情報がほしいと水路へと近づいていく。
幸い、水路は少しだけ光って見えるので落ちることはなさそうだけど。
水路が見えるところまで歩いたところで、アトラクションの雷が鳴り響く。
マギカ「……え? きゃあああああああああああっ!?」
雷が鳴った瞬間、部屋の中が明るく照らしだされ、水路の中に沈んでいる誰かが見えた。
茅ヶ崎「マギカ! ここにいるの? 大丈夫、怪我して、ないよね!」
愛鬼「よかった……死んじゃったのかと思って焦ったよ……」
宜保「すまないな、円。倉庫に拘束されていた島とリアナを助けだすのに手間がかかって捜索が遅れた」
島「てめーでもよ、生きててよかったぜ……気づいたら倉庫にいたからなぁ……」
リアナ「お姉ちゃん? どこにいるの? ねえってば!」
遠くから皆の声が聞こえる。
でも、私は、目の前の光景が忘れられなくて、そのまま水路に落ちてしまった。
激しい水音に、なんだと皆が近づいてきたとき、再び雷がとどろいた。
水路に落ちてあられもない格好を晒し呆然とする私の目の前に、一人の遺体があることに皆気づいたのだろう。
『死体が発見されました!一定の自由時間のあと、『学級裁判』を開きます!』
木で出来た水路の底に、ジェラルミン製の矢で磔にされ、死んでしまった……。
『超高校級の幸運』破魔耶麗司君の遺体が、そこにあることに。
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チャプター2:絶望のパイはムースの味 非日常編 開始
以上で本日の更新は終了となります。
この展開を予想できた人は果たして……!
取り敢えず、犯行計画はほとんど完成しているので、コトダマを散らばらせ次第捜査パートに。
その後、裁判パートへと移行する予定です。
明日は軽く捜査パートを更新するかもしれませんが、確約はできません。
>>1がどれだけ手早く捜査等をまとめられるかにかかっているので、期待しないでお待ちください。
おそらく、捜査パートの内容だけでクロは予測……可能になりそうです。
では、本日は遅くまでお付き合いありがとうございました。
ちょっと更新したいところだけど、コトダマが出揃ってなーい…
幸運の退場が早いのは、クロとの関係性上しかたがないのかも
死んでも幸運くんには殺ってもらわないといけないことって色々あるしー…
兎にも角にも、見てくれてる人がいて嬉しい限り!
…今日は22時30分…もしかするとその前くらいからちょこっと更新する予定。
さーてと、更新していきますー
どこまで行けるかは微妙なところですが……今日もよろしくお願い致します
取り敢えず、水路に落ちてビショビショになってしまった服を、適当に倉庫にあったジャージに着替えて、私は現場に戻った。
死んでしまった破魔耶君を除いた、十ニ人が私のことを見つめていた。
宜保「……疑いたいわけではない」
宜保「疑いたいわけではないが……」
円天寺「……やっぱり、あなたが?」
愛鬼「……そんなこと、あるわけ無いと信じたいけど」
リアナ「……私は、こんなことを信じないけど……」
矢倉「……起きてしまった以上、真実を突き止めなければ」
藻根「そして、その真実が辛いものであっても……」
藻根「受け入れなくては……ならないのでしょうなぁ」
マギカ「……み、皆? ど、どうしちゃったの……?」
マギカ「早く捜査を開始しないと……」
地院家「いやー……いくら女神様の頼みでもさー……」
涌井「……申し訳ありませんが、円様には今現在容疑がかかっておりますので」
マギカ「よ、容疑……え、どういうこと?」
島「しらばっくれてんじゃねーぞ! 俺様達に薬を盛って……」
茅ヶ崎「あの希望狂いを殺したのは、マギカなんじゃないかってことだよ」
茅ヶ崎「ま、私はマギカが殺したとは思っていないんだけどさ」
茅ヶ崎「この頭でっかちどもが、マギカが犯人だって聞かないわけ」
マギカ「え? だ、だって私は眠ってて、気づいたらここで起こされただけじゃ……」
愛鬼「ねぇ、マギカ? だったら、なんで……」
愛鬼「マギカが起きた場所から、この瓶が出てくる……の?」
マギカ「その……瓶は?」
蜜岡「睡眠薬の小瓶よねぇ、それ……?」
マギカ「え……? え……!?」
宜保「それが動かぬ証拠になってしまっているんだ……」
宜保「貴様が、睡眠薬を盛った……ことのな」
宜保「なにせ貴様が……」
矢倉「睡眠薬を隠し持っていたということだからな……」
マギカ「えっ!? し、知らないよ!」
愛鬼「信じたいけど……」
マギカ「う、嘘じゃないのにっ! ねぇ、リアナちゃん! 蜜岡さん! ナミちゃん!」
リアナ「……」
蜜岡「……」
茅ヶ崎「私は、マギカのお味方だけどねー」
マギカ「ねぇ、皆っ、信じてよぉっ!」
コトダマ:睡眠薬の小瓶を獲得しました。
睡眠薬の小瓶:マギカが倒れていた場所にあった小瓶。元々は愛鬼が管理していた睡眠薬の空瓶のようだ。
宜保「……ともかく、貴様が本当のクロかどうかは置いておくとしても……」
宜保「今の貴様を一人で捜査させるわけにはいかん」
三菱「……こういうのは、クロであるかどうかにかかわらず……」
三菱「一度でも疑いを持ってしまった場合に、人は凝り固まってしまうものですから」
三菱「嘘も付き続ければ、真実になってしまうのと同様です」
マギカ「……それじゃあ、皆は……」
三菱「あなたが犯人だと、思い込んでしまっている……」
三菱「あなたが本当に行動を起こしていなかったとしても……」
三菱「……それは、証拠を持ってしか説明できないってこと」
三菱「目に見えない証拠は……人を動かしてはくれないの」
宜保「そういうことだ……わかってほしい」
円天寺「死刑囚が水を滴る音だけ聞かされて死んでしまった、とかいう話もあるでしょ?」
円天寺「……マギカちゃんが、犯人だって……思い込んでしまいたいって思いもある」
リアナ「もう、あんな学級裁判は……」
リアナ「経験したく、ないからな」
地院家「もう、女神様が犯人でいいんじゃねーかなって……」
地院家「いや、信じたいのはやまやまなんだけどよ……」
地院家「物的証拠が出てきた限り、それを上回る証拠がないと……なぁ」
……そんな、そんなことって、ある?
どうして、どうして……皆、私のことを……。
茅ヶ崎「心配しないでいいって。マギカの無罪は私が証明する」
茅ヶ崎「いいよね、クズ霊媒師。私がマギカと一緒に行動すれば」
茅ヶ崎「それとも、何か異論でもある?」
宜保「……いや、ない。それでいいだろう」
宜保「共犯の可能性はないだろうからな……」
宜保「……任せたぞ、茅ヶ崎」
茅ヶ崎「……ふん、任せておいて構わないわよ、クズ霊媒師」
……結局、皆私のことを信じてくれていないみたい。
みんな、私のことを疑ったまま、捜査へと出て行ってしまった。
この場所を監視するのは、三菱さんと矢倉さんらしい。
茅ヶ崎「それじゃ、行こ? ね、マギカ?」
マギカ「う……うん……」
……願いてても仕方ない、よね。
どこに行こうか……。
場所・人・捜査場所を安価でお願いします。
場所→スプラッタ・スプラッシュコース内/ボルカニック・マウンテン/ラウンジ/スタイリストルーム/倉庫
>>415
スタイリストルーム
>>415
スタイリストルーム、採用
取り敢えず、私はあの後睡眠薬で眠ってしまったわけだから……全然状況がつかめていないんだよね。
まずは、その現場から見に行ってみないと……。
矢倉「……待て」
茅ヶ崎「なーに、のっぽ野郎?」
三菱「矢倉さんは、その……モノクマファイルを確認するように言っているのではないかしら?」
矢倉「そうだ……着替えている間にモノクマが……」
矢倉「……確認しておいたほうが、いいだろう」
マギカ「……そうだね、行く前に確認しておこう」
コトダマ:モノクマファイル02を獲得しました。
モノクマファイル02:被害者は破魔耶麗司。死因は水中に沈められたことによる水死。死亡推定時刻は午後二時四十五分頃。
マギカ「……水死かぁ。それにしても……死亡推定時刻は、私が眠ってしまってから十五分後ってところかなぁ」
茅ヶ崎「これだけじゃ、無実を証明できないね。まずは、スタイリストルームに行ってみようか」
【スプラッタ・スプラッシュ スタイリストルーム】
スタイリストルームの中は、私が眠ってしまった直後のようだった。
スタイリストルームの中には、複数の紙コップが散乱しているし、破魔耶君の髪の毛が床に散らばったままだ。
それに、島君も破魔耶君も、間違いなく冷水を飲んで眠ってしまっているみたいだった。
その証拠に、人型の跡が破魔耶君の髪の毛を押しのけて存在している。
……うーん、犯人は誰なんだろう?
取り敢えず、調べられるところから調べてみないとね……
調べる場所を選択して下さい
スタイリストルーム内:ウォーターサーバー・雑誌置き場・洗面台・藻根
>>418
ウォーターサーバー
↑
>>418 ↑ なので、 >>417 ウォーターサーバー 採用
うーん、やっぱり気になるのはこのウォーターサーバーだよね?
やっぱり、このウォーターサーバーに睡眠薬が盛り込まれてると考えたほうがいいと思うんだよね。
……うーん、やっぱりすぐには出てこないよね……?
マギカ「……うーん、やっぱりこれに……?」
茅ヶ崎「飲んじゃダメだよ? 飲んだらあれこれ変なことしちゃうから」
マギカ「飲まないよ! ……睡眠薬が入っているとしたら、誰が飲むの……」
茅ヶ崎「そうだよねぇ……。それで、なにか怪しいところとかあったかな?」
マギカ「うーん、多分……だけど、ここに睡眠薬が入っている……とは思うんだけど」
マギカ「それを証明する手立てはないかなぁ」
茅ヶ崎「あのヤク中にまかせておくしかないかな」
茅ヶ崎「あのヤク中ならなんとかしてくれるとは思うんだ」
マギカ「……そうだよね。そうすると、怪しいのは寧ろ……」
茅ヶ崎「備え付けだった紙コップ、かな」
ここにはたしかに三杯の紙コップが存在しているわけだし……
茅ヶ崎「気持ち悪いからマギカの以外触りたくないんだけど……無実を晴らすためだからよく見ておくね?」
茅ヶ崎「さっき、ヤク中から唾液に反応する試薬を借りてきたの」
茅ヶ崎「これで、三杯とも使われているか、はっきりするね」
マギカ「……それで、結果は?」
茅ヶ崎「三杯とも使用済み。……島のいうことは間違いなさそうだね」
コトダマ:スタイリストルームの紙コップを獲得しました。
スタイリストルームの紙コップ:スタイリストルームの床に散乱した紙コップ。どうやら、マギカ・破魔耶・島が使用したらしい。
他に気になるのは……雑誌置き場と、洗面台、かな?
藻根君にも話を聞いてみないといけないんだけど……
よくよく考えたら、スタイリストルーム内の捜査を終えるまで安価を採る必要なかった気がする。
なので、このまま残りの場所も調べてしまいますね
マギカ「うーん、やっぱりこの雑誌棚……ちょっとおかしいよね」
茅ヶ崎「明らかにおかしい隙間が存在すること、だよね?」
マギカ「……ともすれば、ここにはなにかがったはずなんだけど……」
茅ヶ崎「何が、あったのかな?」
マギカ「そこまではわからないけど……う、ん?」
マギカ「あれ、この雑誌……ちょっと焦げてる?」
茅ヶ崎「え、焦げ……?」
マギカ「しかも、よく見ると壁にも焦げ跡みたいなのがあるね」
マギカ「雑誌で隠してあるみたいだけど……」
茅ヶ崎「……ってことは、誰かがここで証拠を処分したってことかな?」
マギカ「うーん、焼いて処分するようなものが……?」
コトダマ:スタイリストルームの焦げ跡を手に入れました。
スタイリストルームの焦げ跡:スタイリストルームの壁が一部焦げていた。誰かが雑誌を置いて隠していたらしい。
茅ヶ崎「あ、やっぱりあったあった!」
茅ヶ崎「ここで誰かが焼却処分をしたと考えてみると、ここに燃えカスがあると思ったけど」
茅ヶ崎「想像通りだったよ!」
マギカ「な、何を見つけたの?」
茅ヶ崎「これは、なんだろう……? 新聞の切れ端、かな?」
茅ヶ崎「流石に記事の全貌は見えないけど……」
マギカ「えーと……都内、男性? ……司容疑者を指名手?」
うーん、さっぱりわからないけど……。
コトダマ:新聞の燃えカスを獲得しました。
新聞の燃えカス:雑誌棚にあった新聞と思われる燃えカス。都内男性という言葉と、司容疑者を指名手と書かれている。
茅ヶ崎「それから、この洗面台が気になるって言ってたよね?」
茅ヶ崎「なんでここが気になるって思ったの?」
マギカ「そこ、破魔耶君が座っていた席なんだよね」
マギカ「私が来た時にはカットも終わっていたし、これから洗髪に入るところだったんだよね」
茅ヶ崎「だから洗面台が開いてるんだね」
茅ヶ崎「他の席は洗面台が開いていないもんね」
マギカ「でも……それだけで何か証拠になるのかな?」
茅ヶ崎「うーん、どうなんだろう?」
茅ヶ崎「って、あれ? 島も破魔耶も眠っちゃったんだよね?」
マギカ「そのはずだけど……」
茅ヶ崎「髪を洗ってから眠っちゃったってことなのかな?」
マギカ「……え、なんで?」
茅ヶ崎「だってさ、この洗面台、使用されたあとがあるよ?」
マギカ「え……?」
茅ヶ崎「ほら、洗面台の内側に水滴がびっしりとついてるし……」
マギカ「うーん、髪を洗っている間に眠気が来ちゃったてことなのかな?」
マギカ「そこは、島君に聞いてみないとわからない、よね」
コトダマ:使用された洗面台を手に入れました。
使用された洗面台:水が内側に付着しているため、使用したと思われる洗面台。どうやら、島は洗髪中に眠ってしまったようだ。
藻根「ふむ、魔法少女殿。折角ここにいらっしゃったので、ボクから……一つ情報をさし上げましょうぞ」
藻根「実は、ボクはスプラッタ・スプラッシュを二度ほど乗っているのですが、おかしいところを一ヶ所見つけたのですぞ」
藻根「もし、気になるのであれば確認してみてはいかがですかな?」
藻根「事件に関係があるのかまでは……わからないですが……」
茅ヶ崎「さて、ここはこれぐらいでいいんじゃないかな?」
茅ヶ崎「次はどこに行こうか?」
場所・人・捜査場所を安価でお願いします。
場所→スプラッタ・スプラッシュコース内/ボルカニック・マウンテン/ラウンジ//倉庫
人→藻根・茅ヶ崎以外
捜査場所:破魔耶の遺体
>>424
とりあえず遺体
>>424 遺体 採用
……やっぱり、つらいけど、見ておかないといけないよね。
破魔耶君の遺体……。
私のことをあんなに心配してくれて、初回の裁判からずいぶんと更生してくれたと思っていたのに。
どうして、こんな形で終りを迎えなくちゃならなかったのか……。
茅ヶ崎「辛いのはわかるけど、現実を見ないと……ね?」
茅ヶ崎「希望は前に進むんだ! って……あの希望野郎なら言うと思うんだ」
マギカ「そう、だね……。見ておかないと、ね」
【スプラッタ・スプラッシュ 暗黒の間】
結局、この場所に戻ってきた。
ナミちゃんの言うとおりに、現実に向き合わないとね。
モノクマが捜査のために、と雷以外にあかりのないこの暗黒の間も明るくしてくれている。
今じゃないと、破魔耶君の遺体もよく見えないからね。
矢倉「遺体の……捜査、か」
三菱「まぁ、ナミちゃんはともかく、マギカちゃんならなにもしないわよね」
茅ヶ崎「私ならともかくってどういう意味よ」
三菱「……そういう意味だけど? ってのは冗談よ」
三菱「ま、私もマギカちゃんが犯人だと本気で思っているわけじゃないから」
三菱「思う存分、捜査していって頂戴?」
……破魔耶君、君を殺したクロを突き止めるため、また私に協力して欲しいの。
……お願い、ね?
マギカ「……えっと、破魔耶君の遺体には、ジェラルミン製の矢が四本……」
茅ヶ崎「両手両足にぐっさりと突き刺さってるけど……」
矢倉「両手のひらと、両足の付け根の部分だな……」
矢倉「正確無比に、しかも寸分の狂いもなく直角に突き刺さっている……」
矢倉「相当の手練、だな」
マギカ「この矢を持って、おもいっきり振りかぶったら下の板に刺さるかな?」
矢倉「……無理、だったぞ」
マギカ「それじゃあ、誰かが打ったってことだよね……」
マギカ「でも、どこから? 誰が……?」
コトダマ:ジェラルミン製の矢を獲得しました。
ジェラルミン製の矢:破魔矢の両手両足に突き刺さり、下の板へと貫通している四本の矢。誰かが矢を番えて、破魔耶を貼り付けにしたらしい。
……あれ、破魔耶君ってこの水路に貼り付けにされて水死したんだよね?
それって……どうなんだろう?
確かに、水路の床に貼り付けにされているからか、流れている水も赤黒く変色してしまっている。
そこだけみればおかしくはないんだけど……。
茅ヶ崎「この希望野郎、なんで貼り付けにされてるのに苦悶の表情一つ浮かべてないんだろう?」
マギカ「表情……?」
茅ヶ崎「だってさ、マギカはヤク中の犬に舐められただけで目を覚ましたんでしょ?」
茅ヶ崎「人並みの痛覚があれば、普通矢で射られたら表情が苦悶のものになると思うんだけど」
三菱「……確かに、ちょっとおかしいわね」
三菱「……矢で射られているのに、どうして抵抗の一つもしなかったのかしら?」
マギカ「うーん、なんでなんだろう……?」
マギカ「そもそも、どうして水路で貼り付けにする必要があったんだろう……?」
矢倉「それがわかれば……何か、新しい情報も分かりそうだが……」
マギカ「うーん、どういうこと、なんだろう……?」
コトダマ:破魔耶の遺体の状況を獲得しました。
破魔耶の遺体の状況:破魔耶の遺体は水路の床に矢で磔にされてしまった状態で発見されたにも関わらず、その評定は安らかなものだった。
茅ヶ崎「ちょ、ちょっと待って! それより、この部屋の中でどうやって矢を破魔耶に撃ちこむの?」
マギカ「……どういう、こと? まぁ、矢で貼り付けにするなんて普通に考えたらおかしいけど……」
茅ヶ崎「いや、そこが問題じゃないんだって!」
茅ヶ崎「だってさ、この部屋、普通だったら雷のなっている間しか明るくならないんだよ?」
茅ヶ崎「照明もない暗い部屋で、どうやって犯人は希望野郎に矢を撃ち込んだのかな?」
茅ヶ崎「それも、何度も失敗したわけでもなく……」
茅ヶ崎「用意されていた四本の矢を、正確に撃ちこんで……」
茅ヶ崎「板に垂直になるようにっするなんて、さすがに人間業じゃないよ」
矢倉「……確かに、難しいだろうな……」
三菱「そうなると、どういうことなのかしら?」
マギカ「どうやってか、犯人は矢を打ち込む方法を見つけたか持っていたってことかな?」
コトダマ:スプラッタ・スプラッシュの暗黒の間を獲得しました。
スプラッタ・スプラッシュの暗黒の間:暗黒の間は雷がなっている間しか目の前すらも見えない状態。犯人は何らかの方法で、その暗闇を攻略して、破魔耶を矢で磔にした。
>>426 コトダマ訂正
破魔耶の遺体の状況:破魔耶の遺体は水路の床に矢で磔にされてしまった状態で発見されたにも関わらず、その表情は安らかなものだった。
後は……破魔耶君の遺体だけど……本当に、凄い安らかな表情で死んじゃってる。
……どうして、だろう?
矢で四股を撃ちぬかれてるのに……どうして、こんな安らかな表情で?
茅ヶ崎「マギカ、しっかりしないと!」
茅ヶ崎「破魔耶が苦しんで死んだわけじゃないってだけでも、マギカにとっては朗報、でしょ?」
マギカ「うん、そう……だよね」
茅ヶ崎「それじゃあ、破魔耶の遺体についてもっと詳しく見ないと」
茅ヶ崎「今の私は、マギカの無実を証明するための助手なんだからね」
マギカ「そう、だね。しっかりやらないと……」
マギカ「って、あれ? 破魔耶君の髪の毛、なんか色々付着してるなぁ……」
茅ヶ崎「髪の毛? なんで、そんなところに」
マギカ「いや、わからないけど……」
マギカ「でも、きっと、何らかの理由があると思うんだ」
マギカ「もしかすると、これも破魔耶君の幸運、なのかもしれないね」
茅ヶ崎「あの希望野郎なら、分からなくもないけど……」
茅ヶ崎「髪の毛に付いているのって一体何だったの?」
マギカ「うーん、これは……シャンプー……かな?」
茅ヶ崎「シャンプー? 洗い残しってこと?」
マギカ「そこまではわからないけど……」
マギカ「でも、これ……凝固してるみたいだね」
コトダマ:凝固したシャンプーを獲得しました。
凝固したシャンプー:破魔耶の遺体で、水路に触れていない髪の毛の部分にシャンプーが固まっていた。
といったところで、今日はここまでです。
これで、半分のコトダマが集まったことになります。
とは言え、証言系のコトダマがまだ一個も集まっていませんが。
残りのコトダマ回収は本日(金曜日)の夜になります。
土曜日に裁判をまとめられればいいなーっていう予定だったりします。
ではでは、今回はお疲れ様でしたー。
帰ってくるのがこんな時間になってしまった……
ちょっとばっかり更新しておこうかな…とも思ったけど、凄い眠いので眠ります
ちなみに、土曜日のお昼とか更新しても人いるのかな?
いるようなら、明日の午後二時くらいから証拠を更新していこうかなと思っています
今回の事件は、複数人の思惑が入り組んだものになっているので、そこの構成を上手く練り込めるかどうか……
寝坊しちゃったけど再開します。
十五分後くらいには…再開するのです(´・ω・`)
ちょこちょこ再開していきますぞー
では、参りましょう
って、十五分くらいしか経ってないと思ってたら準備に三十分もかかってた件
おまたせしてしまって申し訳ないです(´・ω・`)
取り敢えず、この部屋に関しては一度きりあげてもいいのかもしれない……。
そう言えば、藻根君がスプラッタ・スプラッシュにおかしいところがあるって言ってたけど、何なんだろう?
見に行ってみたほうがいいのかな……?
茅ヶ崎「それとも、他の人の証言を聞きに行く?」
茅ヶ崎「私はマギカの隙な方でいいと思ってるんだけどね」
さて、どうしようかな?
場所・人・捜査場所を安価でお願いします。
場所→スプラッタ・スプラッシュコース内/ボルカニック・マウンテン/ラウンジ//倉庫
人→藻根・茅ヶ崎・三菱・矢倉以外
>>443
スプラッタ・スプラッシュ
>>443 スプラッタ・スプラッシュコース内 採用
取り敢えず、藻根君はスプラッタ・スプラッシュのコース内に違和感があると言っていた。
だったら、まずはスプラッタ・スプラッシュにもう一度乗ってみたほうがいいかな?
茅ヶ崎「えぇ……あのコースに乗るの? 私あんまりこれ好きじゃないんだけどなぁ……」
マギカ「……私の無実を証明してくれるんじゃなかったの?」
茅ヶ崎「いや、うん……そうなんだけどさ……」
茅ヶ崎「私、あんまり怖いの好きじゃないから目をつぶっててもいい?」
マギカ「いや、だめでしょ!」
茅ヶ崎「うぅ……怖いの嫌だなぁ……」
ごねるナミちゃんを諭して、取り敢えずスプラッタ・スプラッシュに乗ってみるとして……。
確か、コースの内側は、ゾンビのはびこる街、死人が歩く村に、怪物が跋扈する建物、青い巨人の部屋、暗黒の間の順番だったよね?
どこに違和感があるんだろ……。
茅ヶ崎「……ゾンビの街は、前と変わらない気がする……」
マギカ「乗ったことあるの?」
茅ヶ崎「一回目で懲りた。もう二度と乗らないって思ってたのに……」
マギカ「それはしかたがないと思うけど……」
マギカ「それなら、何かが違うって言っても気づけるよね?」
茅ヶ崎「怖かった分、内容はしっかり頭に入ってるけど……!」
茅ヶ崎「あ、マギカ! あれだよ、おかしいの!」
ナミちゃんが指を指しているのは、死人が歩く村のエリアだった。
マギカ「……うーん、何がおかしいんだろ……」
茅ヶ崎「よく見て! あの一体だけ、死人じゃないよ!」
茅ヶ崎「あれ、隣のエリアのゾンビのはず……」
茅ヶ崎「機械仕掛で動いてる人形が、エリアの壁を超えてやってきたとは思えないよ」
マギカ「誰かが動かしたってこと……か」
茅ヶ崎「多分、そうだと思うよ?」
茅ヶ崎「誰か、まではわからないけどね……」
コトダマ:死人の部屋の異変を獲得しました。
死人の部屋の異変:死人の部屋に、一体だけ何故かゾンビの部屋のゾンビ人形が紛れ込んでいた。体格は平均校の男子高校生くらいのようだ。
……そのままコースを進んでいっても、他に気になるところはなかった。
ただ、よくよく考えると暗黒の間で弓矢を撃った方法がわからない……。
垂直に地面に対して矢を撃ったということは部屋の上の方か……あるいは空中から撃ったということになるわけだけど……。
……問題は、上に行く方法がわからないってことかな。
暗黒の間にアトラクションが差し掛かったところで、普段は暗い部屋の全体像が見えるようになっていた。
茅ヶ崎「マギカ! あれ、上の方に通路があるよ!」
マギカ「通路……確かに上の方に通路があるみたい」
マギカ「でも、あの通路どこからつながってるんだろ?」
マギカ「青い巨人の部屋からつながっているとは思うんだけど……」
茅ヶ崎「でも、見える範囲にあの通路に上がる場所なんかなかったよね?」
マギカ「うーん、どこからか入れるってことなのかな?」
茅ヶ崎「どうする? あの通路に入れる場所を探ってみる?」
マギカ「上から矢を撃ったって言うなら、しらないとまずいよね」
マギカ「探ってみるしかないと思うよ」
コトダマ:スプラッタ・スプラッシュの構造を獲得しました。
スプラッタ・スプラッシュの構造:蒼い巨神の部屋から暗黒の間に向けて空中に通路が走っている。どこから入れるのかは不明。
……取り敢えず、もうこれ以上スプラッタ・スプラッシュの内部には何もなさそうだね。
あの通路がどこから続いているのか、スプラッタ・スプラッシュ以外の場所から入れるってことなのかな?
一応、ここのアトラクションって三つとも隣接しているみたいだし……。
茅ヶ崎「うぅ……怖かった、マギカ……おんぶぅ」
マギカ「なんでよ……」
茅ヶ崎「えへへ……それで、どうする?」
場所→ボルカニック・マウンテン/ラウンジ/倉庫
人→藻根・茅ヶ崎・三菱・矢倉以外
>>447
↑
>>447 リアナに話を聞きに行く 採用
マギカ「そう言えば、どうしてリアナちゃんって倉庫に捕まってたのかな?」
茅ヶ崎「うーん、聞いた話だと、マギカに会いにスタイリストルームに行ったらしいんだけど……」
茅ヶ崎「底は本人に聞いてみないとなんとも言えないかなぁ……」
マギカ「それじゃあ、本人に話を聞いてみようか」
テーマパーク内を探しまわってみたところ、リアナちゃんはサイケデリックコースターの入口にいた。
どうやら、このアトラクションを捜査しに来たみたいだけど……
リアナ「お姉ちゃん……」
リアナ「私に何か用か?」
リアナちゃんの態度が少しよそよそしい。
しかたのないことかもしれないけど……少し寂しいな。
マギカ「ねぇ、リアナちゃん? リアナちゃんはどうして倉庫に捕まってたの?」
リアナ「うーん、結論から言うと……分からないんだけど」
茅ヶ崎「わからないってどういうことよ」
リアナ「結論通りだよ……」
リアナ「私はスタイリストルームに入ったところで、覆面をかぶった誰かに襲われて……」
リアナ「気づいたら倉庫で島と一緒に換金されていたんだから」
茅ヶ崎「……それを証明できるものは?」
リアナ「あるよ、ほら……」
リアナちゃんが自分の髪の毛を掻き分けて、私達に頭皮を見せてくる。
そこには、確かに何かで殴られた跡のような切り傷がひとつ存在していた。
リアナ「ね、確かに襲われている、でしょ?」
マギカ「うーん、確かに……」
コトダマ:リアナの傷跡を獲得しました。
リアナの傷跡:リアナの後頭部に誰かから殴られたような傷跡があった。その際に意識を失ってしまったらしい。
茅ヶ崎「ところでさ、あんたがスタイリストルームに入った時ってどういう状況だったの?」
茅ヶ崎「マギカも、島も、あの希望野郎も眠っちゃってたわけでしょ?」
茅ヶ崎「普通に考えたら、一番怪しいのはアンタの気もするんだけど……」
リアナ「……いや、私はこの場合圧倒的に被害者だからな」
リアナ「そもそも、両手を後ろで縛られ、足も縛られた状態でどうやって殺せっていうんだ」
茅ヶ崎「……まぁ、そうなんだけどさ」
リアナ「それで、スタイリストルームの中だったか?」
リアナ「……私もそれほど細かくはわからないわけだが……」
リアナ「少なくとも、もうお姉ちゃんは部屋にはいなかったはずだよ」
茅ヶ崎「……他の二人は?」
リアナ「……島は既に地面に眠ってしまっていたはずだな」
リアナ「……破魔耶は洗面台に突っ伏して眠っていたみたいだな」
茅ヶ崎「……なんで、そこの記憶が曖昧なんだ?」
リアナ「……仕方ないだろ。部屋に入ってすぐに殴られたから、全然細かいことはわからないんだ」
リアナ「島の顔は見えたが……」
リアナ「破魔耶の顔までは分からなかったんだ」
リアナ「あいつは、下を向いていたからな……」
マギカ「そうなると……本当にわからないってことなんだよね」
リアナ「うん、お姉ちゃんが部屋にいなかったってことは確かだよ」
茅ヶ崎「……リアナを殴った犯人がマギカだってことはあり得ないの?」
リアナ「……それは、多分あり得ないと思う」
リアナ「……ごめん、希望的観測なんだけどさ」
リアナ「私からは他に何も言えないよ」
リアナ「お姉ちゃん、頑張って無罪の証拠を手に入れてね?」
コトダマ:リアナの証言を獲得しました。
リアナの証言:スタイリストルームの中にいたのは、島と破魔耶しかいなかった。既にマギカは部屋におらず、島は床で、破魔耶は洗面台に突っ伏して眠っていた。その直後、覆面をかぶった誰かに殴られてしまった。
茅ヶ崎「……‥なんだかだんだんわからなくなってきたよね」
茅ヶ崎「……結構時間が経っちゃったけど……早く他の場所も見ないとね……」
場所・人・捜査場所を安価でお願いします。
場所→ボルカニック・マウンテン/ラウンジ/倉庫
人→藻根・茅ヶ崎・三菱・矢倉・リアナ以外
>>452
蜜岡
>>452 蜜岡に話を聞く 採用
マギカ「うーん、なんだかわからなくはなってきたけど」
マギカ「あんな暗い部屋でも正確無比に相手を射抜くなんて……」
マギカ「蜜岡さんにしか出来ないんじゃないかな?」
茅ヶ崎「まぁ……そんな気もするんだけど……」
茅ヶ崎「……破魔耶の死亡推定時刻には、蜜岡はまだホテルにいたみたいなんだよね……」
マギカ「そうなると、彼女は犯人じゃないってこと?」
茅ヶ崎「そこまでは……言い切れないけど」
茅ヶ崎「取り敢えず、話を聞いてみようか」
蜜岡さんは、テーマパークの入口付近でなにか探しものをしているみたいだった。
蜜岡「あら、お二人ともぉ」
蜜岡「どうかしら? マギカちゃんの無実の証拠は見つかったのかしらぁ?」
マギカ「いや、まだ……なんだけど」
蜜岡「……その目はぁ、私を疑っている目よねぇ?」
蜜岡「あぁん……愛しのマギカちゃんからそんな目で見られるなんてゾクゾクしちゃうぅ……」
茅ヶ崎「……キモっ」
蜜岡「それはともかくとして……私に何か聞きたいのぉ?」
マギカ「えーと、蜜岡さんがなにか気になったこととかあれば……教えて欲しいかなって思うんだけど」
蜜岡「そうねぇ……事件に関係がある家まではわからないけど、いいかしらぁ?」
マギカ「うん、それは構わないんだけど……」
蜜岡「実は昼食時のときのことなのよねぇ……」
マギカ「昼食……? リアナちゃんと蜜岡さんと一緒にご飯食べたよね?」
茅ヶ崎「私は誘ってくれなかったの?」
マギカ「そういうわけじゃないけど、ほら……いなかったからさ」
蜜岡「それでねぇ……リアナちゃんはずーっと、マギカちゃんの膝の上を占拠していたわよねぇ?」
蜜岡「そのとき……何かをマギカちゃんのポケットに入れていたみたいなのぉ」
蜜岡「動きだけしか分からなかったけど……一応、伝えておくわねぇ」
コトダマ:蜜岡の証言を獲得しました。
蜜岡の証言:昼食のタイミングで、リアナが何かをマギカの服のポケットに入れたらしい。
茅ヶ崎「リアナも怪しいけど、蜜岡も怪しいよね」
マギカ「……なんか、皆隠し事してるみたいだけど……」
茅ヶ崎「証拠を集めて解き明かすしかないね……」
場所・人・捜査場所を安価でお願いします。
場所→ボルカニック・マウンテン/ラウンジ/倉庫
人→藻根・茅ヶ崎・三菱・矢倉・リアナ・蜜岡以外
>>455
↑
>>455 倉庫、採用
マギカ「取り敢えず……倉庫に行ってみようか」
茅ヶ崎「そうだね……やっぱり、怪しい場所の筆頭だし……」
茅ヶ崎「あのちびっ子怪盗からも、何かボロが出てるかもしれないし……」
私達は、一路、倉庫に向かうことにした。
倉庫の中には、地院家君と島君がいた。
私が入るなり、露骨に敵意をむき出しにしてくる島君と……申し訳無さそうに視線を泳がせる地院家君が対称的だ。
島「けっ、人殺し様が何かお探しかよ?」
島「何か証拠になりそうなものでも処分しにきたのか?」
地院家「……女神様を疑うわけじゃねーけどよ……」
地院家「証拠の処分くらい、犯人なら思いつきそうだしよ……」
地院家「すまねぇ、女神様! 今だけは、疑わせてもらうわ!」
マギカ「それはしかたのないことだけど……」
茅ヶ崎「で、まるで駄目男と役立たず男はなにか見つけた?」
マギカ「相変わらず毒舌……」
島「見つけたのは、これくらいだぜ」
島「って言っても、俺とリアナの両手を後ろで拘束していたものだぜ?」
茅ヶ崎「手錠……ね。しかも、その上から縄で縛られたんだっけ?」
島「よほど俺たちを外に出したくなかったんだろ?」
島「外に出した瞬間に破魔耶を殺したことがバレるわけだからな」
島「その間に証拠の隠滅でも図ろうとしたんだろ、こいつは……」
地院家「本当に……そうなのか……?」
コトダマ:金属製の手錠を獲得しました。
金属製の手錠:島とリアナの両手を後ろで拘束するのに使われていた。その上で、更に縄によって縛られていたらしい。
地院家「それと……女神様が犯人じゃないって言うなら役立てて欲しいんだけど」
地院家「自由時間中のスケジュールはある程度三菱が知っているみたいだからよ」
地院家「……話、聞いてみてもいいんじゃねーか?」
マギカ「そうだね、ありがとう、地院家君……」
茅ヶ崎「それじゃあ、どうする? 証言を聞く? それとも、通路の謎を解き明かす?」
場所・人・捜査場所を安価でお願いします。
場所→ボルカニック・マウンテン/ラウンジ/倉庫
人→藻根・茅ヶ崎・矢倉・リアナ・蜜岡。地院家・島以外
>>458
うえ
>>458 三菱に話を聞く 採用
マギカ「やっぱり、行動スケジュールを把握しておくのは大事なことだよね」
マギカ「アリバイがあるかどうかはしっかりと確認しておかないと……」
茅ヶ崎「それじゃあ、あのカウンセラーのビッチに話を聞きに行くんだね?」
マギカ「び、ビッチじゃないと思うんだけどなぁ……」
茅ヶ崎「ビッチだよ。昨日もきっとノッポ相手にハッスルしたんじゃ……」
マギカ「な、ナミちゃん!」
茅ヶ崎「冗談だってば、マギカは初心だなぁ……」
矢倉「お前たち、か……」
矢倉「まだ遺体で確認したいことがあるのか?」
茅ヶ崎「あ、違う違う。マギカがそっちのビッチに用があるってさ」
三菱「私に? ……何の用かしら?」
マギカ「地院家君から聞いたんですけど……三菱さん、当日のスケジュールをある程度把握してるんですよね?」
三菱「ああ、アリバイ調査に来たってことね?」
三菱「本当はカウンセリングの相手の情報を流すのは良くないんだけど……」
三菱「今回ばかりはしかたないわよね……」
三菱「まず、写生大会が終わってすぐのカウンセリングはリアナちゃんだったわ」
三菱「そのすぐ後が円天寺さん。これはご飯前だったわね」
三菱「ご飯後には、茅ヶ崎さん、藻根君のカウンセリングを行った後……」
三菱「死亡推定時刻中は蜜岡さんのカウンセリングの途中だったわ」
三菱「その後、三時までの十五分はリアナちゃんの二度目のカウンセリングだったわね」
……そうなると、事件が起きたあたりの行動が読み取れるってことか。
三菱「矢倉さんと宜保君、それに涌井さんはラウンジで一緒にいたから……」
三菱「その三人もアリバイがあるってことじゃないかしら?」
三菱「それと……円天寺さんは、最近不眠症に悩まされてるって聞いたわ」
三菱「愛鬼ちゃんに欲しいと言っているらしかったけど……」
三菱「愛を注いでるからあげられない、とかって断られてるらしいわ」
コトダマ:カウンセリングの順番を獲得しました。
カウンセリングの順番:午前中はリアナと円天寺。午後は、茅ヶ崎とカウンセリング行った後、死亡推定時刻中には蜜岡、その後三時まではリアナの順番だった。証明できるのは、矢倉、宜保、涌井の三名。
コトダマ:三菱の証言を獲得しました。
三菱の証言:円天寺は最近不眠症に悩まされているらしい。愛鬼と睡眠薬を巡って交渉していたが、ずっと断られ続けている。
三菱「私から伝えられることは以上よ?」
三菱「あなたたちも……早めに捜査を進めておいたほうがよさそうね」
三菱「二人共、頑張ってちょうだいね」
場所・人・捜査場所を安価でお願いします。
場所→ボルカニック・マウンテン/ラウンジ
人→藻根・茅ヶ崎・矢倉・リアナ・蜜岡・三菱・地院家・島以外
>>461
ボルカニック・マウンテン
>>461
ボルカニック・マウンテン 採用
ちょっと食事で落ち
戻ってきたので更新再開
マギカ「……うーん、ボルカニック・マウンテンに行ってみようか」
茅ヶ崎「え……なんで? あそこは事件に何の関係もないんじゃ」
マギカ「大丈夫だよ、ジェットコースターに乗るわけじゃないんだから」
マギカ「それに……必要な情報がもしかするとあそこにあるかもしれないんだ」
茅ヶ崎「え、どういうこと……?」
マギカ「よく見てみて。三つのアトラクションは隣接しあっている」
マギカ「それも、それぞれが背後に来るように……」
茅ヶ崎「まさかとは思うんだけど……」
マギカ「ボルカニック・マウンテンからスプラッタ・スプラッシュに抜ける道があるかもしれない」
茅ヶ崎「かもしれないって……」
マギカ「取り敢えず、行くだけ行ってみようよ!」
茅ヶ崎「……それで、来てみたはいいんだけど」
茅ヶ崎「……火口で止まっちゃってどうしたの?」
マギカ「あそこ……よく見ると入口になってる」
マギカ「かすかにランプが灯っているみたい」
茅ヶ崎「いや、火口から落ちたら死んじゃうんだよ!?」
茅ヶ崎「あんなところにどうやって……!」
マギカ「……ロープだよ」
茅ヶ崎「ロープ……? いや、命綱もなしにあんなところに」
マギカ「つべこべ言わない。ほら、ついてきて」
茅ヶ崎「ちょ、ちょっとマギカ!」
茅ヶ崎「嘘でしょ、本当にこんなところ降りていくの……?」
私達は、ロープを使って壁伝いに出入口とみられる扉の前に降りてきた。
隣で、ナミちゃんはぜーはーと息を荒く切らして入るけど、取り敢えずは無事だ。
茅ヶ崎「し……死ぬかと思った」
茅ヶ崎「それにしても、このロープ途中で切れてるね……」
マギカ「誰かがしようした後に切ったのかも……?」
コトダマ:途切れたロープを獲得しました。
途切れたロープ:ボルカニック・マウンテンの秘密の入口に繋がる場所におりていたロープ。刃物のようなもので切断されている。
茅ヶ崎「と、取り敢えずここまで降りてきたんだからさ……」
茅ヶ崎「ここの扉がスプラッタ・スプラッシュにつながっててくれないと……」
茅ヶ崎「無駄足もいいところどころか、ここからロープで上がらないといけないんだよ?」
マギカ「まぁ、そうなっちゃうんだけどさ……」
茅ヶ崎「そんなのむーるぃー!」
マギカ「つながってれば無問題だよ……ほら、開いた」
茅ヶ崎「って、マギカっ! ちょ、ちょっと待ってよ!」
ボルカニック・マウンテンの秘密の扉を開けた先には、青色のシルエットが見えた。
あれは、確か……ブルー・オーガと言う名前だった気がする。
茅ヶ崎「ここって……青い巨人の部屋?」
マギカ「ということは……ここはボルカニック・マウンテンから入れるわけだね」
茅ヶ崎「それでさ、戻るときはどうするんだろ?」
茅ヶ崎「まさか、またボルカニック・マウンテンから戻るの?」
マギカ「うーん、取り敢えず進んでみないことにはわからないかな……」
茅ヶ崎「取り敢えず……行くだけ行ってみようか」
ボルカニック・マウンテンから青い巨人の部屋に、青い巨人の部屋からは暗闇の間を抜けて、その先の扉をくぐり抜けたところで、猛烈なめまいに襲われた。
……と言うより、気持ち悪くなったと言ってもいいのかもしれない。
茅ヶ崎「なんなの……ここ……」
マギカ「鏡と鏡が乱反射して……私達の姿がねじ曲がって映ってる……」
マギカ「うえっ、吐き気が……」
茅ヶ崎「まさか、ここって……」
茅ヶ崎「サイケデリック・コースター?」
マギカ「……そういうことなんだろうね」
マギカ「取り敢えず、早くここから出よう」
マギカ「おそらく、出口がちゃんとあるはずだよ……」
サイケデリック・コースターの通路を走り抜けた先には大きい自動ドアが一つ。
私達の姿を確認すると、自動ドアが開き従業員用の出口から出ることが出来た。
マギカ「一方通行、なんだね……」
茅ヶ崎「でも、誰かがこの道を使った可能性は高そうだね」
マギカ「記憶しておいたほうが良さそうだね」
コトダマ・アップデート:スプラッタ・スプラッシュの構造→三つのアトラクションの構造
三つのアトラクションの構造:ボルカニック・マウンテンの火口を入口に、スプラッタ・スプラッシュの上部を通り、サイケデリック・コースターに出る通用口がある。三つのアトラクションは連結している。
茅ヶ崎「う、気持ち悪い……」
マギカ「愛鬼ちゃんにお薬貰う?」
マギカ「それとも、他の場所を調べる?」
人・場所を安価でお願いします。
場所→倉庫(再) 回るべき場所をすべて回ったため、ダミー選択肢のラウンジは消滅しました。
モノクマメダル五枚獲得。
人→藻根・茅ヶ崎・矢倉・リアナ・蜜岡・三菱・地院家・島以外
>>468
円天寺
>>468 円天寺採用
茅ヶ崎「もうちょっと……我慢してみるぅ……」
マギカ「それじゃあ、円天寺さんにお話聞いてみようか?」
茅ヶ崎「あの隠れ桃色オタクは……えっと……」
茅ヶ崎「確か、ホテルに居るはずだよ」
マギカ「それじゃあ、ホテルまで戻らないといけないね……」
ホテルのロビーまで戻ってきた私達は、そこで顔を青ざめさせた円天寺さんと、彼女をフォローする涌井さんの姿を見つけた。
円天寺「私のせいで……殺人事件が起こってしまいました……」
円天寺「私は、誰も犠牲を出さないようにと今日のことを企画したのに……」
円天寺「他でもない私のせいで、殺人事件を……」
涌井「あれは……美菜輝様のせいではないのですよ」
涌井「誰かに聞かれる可能性は、十分にあったはずなのに……」
涌井「周囲を警戒していなかった私がいけないのです……」
涌井「これでは、秘書失格ですわね」
円天寺「私だって、政治家失格だよぉ……!」
マギカ「えっと、何かあったの?」
円天寺「マギカちゃん……」
円天寺「まさか、あなたがあの話を聞いていたの?」
マギカ「話って……何の?」
円天寺「もう、とぼけなくてもいいんだよ?」
円天寺「私が不眠症だから、愛鬼ちゃんから何とかして睡眠薬をもらおうとしてることを」
涌井「だからこそ円様は愛鬼様から睡眠薬を強奪できた……」
涌井「違いますか?」
茅ヶ崎「……多分、違うと思うよ?」
円天寺「でも、私は、動機が発表されてすぐにその相談を……」
茅ヶ崎「なら余計に違うね。そのとき、私とマギカは一緒にいた」
茅ヶ崎「動機発表後すぐ、なら間違いなくね」
円天寺「では……誰が……?」
涌井「わかりませんわ……。ただ、円様、疑ってしまって申し訳ありません」
マギカ「それはいいんだけど……」
涌井「それより、そろそろ裁判が始まってしまいますわ?」
涌井「体調が悪いなら、愛鬼様のところにいかれたらどうですか?」
マギカ「考えとく……」
特にコトダマは入手できませんでした。
人・場所を安価でお願いします。
場所→倉庫(再) 回るべき場所をすべて回ったため、ダミー選択肢のラウンジは消滅しました。
モノクマメダル五枚獲得。
人→藻根・茅ヶ崎・矢倉・リアナ・蜜岡・三菱・地院家・島・円天寺・涌井以外
>>472
愛鬼
>>472 愛鬼のところに行く 採用
茅ヶ崎「うぅ……もう、限界だよ……」
マギカ「取り敢えず、愛鬼ちゃんにお薬もらおうか」
涌井「そうですね……愛鬼様なら、今頃はドラッグストアにいると思われますわ」
円天寺「流石に嘔吐系ヒロインは昨今でも人気でないからねぇ」
涌井「えぇ、流石に嘔吐系ヒロインは……」
マギカ「二人が何を言っているのかさっぱりだよ……」
取り敢えず、ドラッグストアにやってきた私達は、さっそく薬に囲まれて幸せそうにしている愛鬼ちゃんを見つけた。
……捜査はどうした、捜査は。
愛鬼「はっ、マギカ!? わ、私はちょっとオクスリに浸ってただけで……」
愛鬼「他に睡眠薬がないかを確認してたんだからね……」
愛鬼「ほ、本当よ! あれでしょ、私がクマだらけでひどい顔だから嘘だと思って……」
愛鬼「って、二人共顔色が非常に悪いけどどうしたの?」
マギカ「ちょっと、操作中に色々あってさ……」
愛鬼「取り敢えず……これ、吐き気止めね」
愛鬼「全く……どうして、今日に限ってそんなに気持ち悪いっていう人が出てくるの……」
愛鬼「蜜岡もそうだったしぃ……」
マギカ「……それ、いつくらいの話?」
愛鬼「確か、三時半くらいだったと思うわ……」
愛鬼「凄い気持ちが悪いとか何とかって言ってたんだけど……」
マギカ(……あの通路に気づいていたのは蜜岡さん、なのかな?)
コトダマ:愛鬼の証言を獲得しました。
愛鬼の証言:三時半頃、蜜岡が吐き気を訴えて愛鬼から吐き気止めをもらっていた。
マギカ「そう言えば、盗まれた睡眠薬について聞きたいんだけど……」
愛鬼「どっちかっていえば、どうしてマギカがあれを持っていたのかを聞きたいところなんだけど……」
愛鬼「まぁ、マギカを疑いたくはないから……本当のところを話そうかな」
愛鬼「睡眠薬の何について知りたいの?」
愛鬼「名前? 効能?」
茅ヶ崎「ちょっとヤク中……そんな細かいところを聞いても私達にはわからないし」
茅ヶ崎「裁判中だって理解されないでしょ?」
茅ヶ崎「それじゃ証拠にもならないじゃないの!」
愛鬼「うーん、確かに……」
マギカ「取り敢えず、あの睡眠薬についてのあらましと中身について教えてほしいな」
愛鬼「う、うん……」
愛鬼「まず、睡眠薬の中身について知っていたのは宜保と円天寺、そして私だけ」
愛鬼「涌井も知ってるかもしれないけど、中身の色まではわからないはずだよ」
愛鬼「中身まで見たのは私と宜保だけだから」
マギカ「それでそれで?」
愛鬼「あの小瓶が茶色で、中の睡眠薬はオレンジ色なんだ」
愛鬼「一般人なら、二粒程度で眠らせることが出来るはずだよ」
愛鬼「……だから、あんなに溶かした水を飲んだら、意識を保っていることは難しいはず」
茅ヶ崎「……ということは、水を飲んだ人はクロにはならない?」
愛鬼「いつ飲んだかまではわからないかラ偽装工作は出来ると思うけど……」
愛鬼「そこは、せ、専門分野じゃないのよ……」
マギカ「その話、他の人には?」
愛鬼「してないわ。マギカが最初で最後だから……」
マギカ「そっか。睡眠薬はいつまで入ってたの?」
愛鬼「メディカルバッグには、写生前に入ってるのを見たよ」
愛鬼「でも、表彰式の後にはなくなっていたはずだわ」
マギカ「それだけわかれば十分だよ、ありがとうね」
愛鬼「私にはこれくらいしか出来ないけど……頑張ってね、マギカ」
コトダマ・アップデート:睡眠薬の小瓶
睡眠薬の小瓶:マギカが倒れていた場所にあった茶色い小瓶。元々は愛鬼が管理していた睡眠薬の空瓶のようだ。睡眠薬の色はオレンジ色で、写生中に紛失した。
茅ヶ崎「……ねぇ、マギカ」
茅ヶ崎「一つ気になることがあるんだ……」
マギカ「なーに、ナミちゃん?」
茅ヶ崎「あのロープ……私、どこかで見た記憶があったの」
愛鬼「ロープ?」
マギカ「あ、ボルカニック・マウンテンにあったロープなんだけどね」
茅ヶ崎「ねぇ、ヤク中? 倉庫で縛られた二人って……確か、手錠の上にロープをまいてたよね」
愛鬼「わ、私の記憶でもそうなってるけど……」
愛鬼「そ、それが一体なんだって言うの?」
茅ヶ崎「あのとき、宜保が言っていなかった? このロープ、刃物で切られた後があるって」
宜保「あぁ、たしかにそんなことを言ったが……それがどうかしたのか?」
茅ヶ崎「……そのロープの断面、覚えてる?」
宜保「ああ、このロープだ。なんだ、何かに気づいたのか?」
茅ヶ崎「やっぱり! これ、あそこのロープと一緒だ!」
マギカ「……ってことは、秘密の通路に行った人間も、二人を監禁した人間も」
茅ヶ崎「同一人物、だね」
コトダマ・アップデート:途切れたロープ
途切れたロープ:ボルカニック・マウンテンの秘密の入口に繋がる場所におりていたロープ。刃物のようなもので切断されている。どうやら、島とリアナを縛っていたロープと同じらしい。
宜保「それと、貴様に伝えておこうと思ったことがあってな」
マギカ「何……今の、私は疑われてるんでしょ?」
宜保「……私は貴様を犯人だと思っているわけではない」
宜保「故に、信頼の証にこの情報を伝えておくぞ?」
宜保「倉庫で発見された当時、間違いなくリアナも島も眠っていた」
宜保「そのことには、何の間違いもなかった、とな」
マギカ「……分かった、覚えておくよ」
コトダマ:宜保の証言を獲得しました。
宜保の証言:監禁されていた二人を倉庫で見つけた時、島もリアナも確実に意識を失っていた。その時、発見したのは宜保以外に愛鬼、茅ヶ崎がいたらしい。
モノクマ「オマエラ、時間になりました!」
モノクマ「チケット売り場に集合してくださ―い!」
……捜査の時間が終わった。
今回の学級裁判、私が一番疑われてる……。
なんとしてでも無実を証明して、真のクロを炙りださなければ……!
死んでしまった、破魔耶君のためにも!
【裁判に必要なコトダマがすべて集まりました】
【これより、裁判パートに移行します】
モノクマ「オマエラ、いつまで遊んでんだよ!」
モノクマ「いくらテーマパークが楽しいからって!」
モノクマ「裁判前に遊んでんじゃないよ!」
モノクマ「人の命がかかってるんだぞ!」
マギカ「……それをアンタが言うのね」
藻根「ですが……今の一番の被疑者は、魔法少女殿、なのですぞ?」
茅ヶ崎「マギカの無実は証明できるわ」
茅ヶ崎「どこにいるかわからないけど、本当のクロは覚悟しなさいよ……」
茅ヶ崎「マギカをここまで苦しめた報いとして……股間を蹴りあげてやるわ」
地院家「てめーには地も涙もねーのかよ!」
茅ヶ崎「冤罪を掛けるような奴が悪いのよ」
茅ヶ崎「痴漢された時には、変態デブ野郎にそうやってお仕置きしてたもの」
涌井「それはともかく……これからの裁判、気を緩めずにお願いしますわね」
マギカ「破魔耶君のためにも、真犯人を突き止めないと……」
外の世界が絶望しているというなら、希望を振りまける人間を外に出せばいい。
その一心で、このコロシアイ生活の中でもひときわ異彩をはなっていた破魔耶君。
でも、その芯は優しくて、私のことを心配してくれていた。
私が殺されるかもしれないって、知らせてくれた。
変なところで人間臭くて……やっと、仲良くなれたと思ったのに。
そんな破魔耶君を殺した人間が……この中にいる。
私は、私達はこれから……また、一人……仲間を切り捨てなければいけないのだ。
【裁判準備】
希望のためなら、なんでも出来る。そんな破魔耶麗司が殺されてしまった。
彼を殺したのは一体誰なのか……二度目の、命がけ学級裁判が始まる!
現在のモノクマメダル:46枚。
獲得スキル
『真贋の見極め』:捜査時に、裁判で使用しないコトダマを記録しないようになる。 (裁判では効果なし)
『ビッグウェーブ』:裁判中に一回だけ、他の偽の論破ポイントを消し去ることが出来る。
『援護射撃』:裁判中のノンストップ議論で誤った解答をした際、一度だけ仲間の誰かがフォローをしてくれる。
『ラッキー・ハプニング』:動機発表後の自由行動回数が特定回数増加する。 (裁判では効果なし)
『政治家の威光』:自身の発言力を+2する。
『芸術センス』:閃きアナグラムの際に発動可能。ダミーの文字をすべて消すことが出来る。
『身体強化魔法』:精神力2使用して、論破失敗時のダメージをなくすことが出来る。←チャプター2からの新要素
現在の発言力(HP):8 (チャプター2開始時6+政治家の威光で2足されています)
現在の精神力(MP):6
コトダマ一覧
【モノクマファイル02】:被害者は破魔耶麗司。死因は水中に沈められたことによる水死。死亡推定時刻は午後二時四十五分頃。
【スタイリストルームの紙コップ】:スタイリストルームの床に散乱した紙コップ。どうやら、マギカ・破魔耶・島が使用したらしい。
【リアナの証言】:スタイリストルームの中にいたのは、島と破魔耶しかいなかった。既にマギカは部屋におらず、島は床で、破魔耶は洗面台に突っ伏して眠っていた。その直後、覆面をかぶった誰かに殴られてしまった。
【リアナの傷跡】:リアナの後頭部に誰かから殴られたような傷跡があった。その際に意識を失ってしまったらしい。
【新聞の燃えカス】:雑誌棚にあった新聞と思われる燃えカス。都内男性という言葉と、司容疑者を指名手と書かれている。
【睡眠薬の小瓶】:マギカが倒れていた場所にあった茶色い小瓶。元々は愛鬼が管理していた睡眠薬の空瓶のようだ。睡眠薬の粒の色はオレンジ色で、写生中に紛失した。
【破魔耶の遺体の状況】:破魔耶の遺体は水路の床に矢で磔にされてしまった状態で発見されたにも関わらず、その表情は安らかなものだった。
【ジェラルミン製の矢】:破魔矢の両手両足に突き刺さり、下の板へと貫通している四本の矢。誰かが矢を番えて、破魔耶を磔にしたらしい。
【暗黒の間】:暗黒の間は雷が鳴っている間しか目の前すらも見えない状態。犯人は何らかの方法で、その暗闇を攻略して、破魔耶を矢で磔にした。
【凝固したシャンプー】:破魔耶の遺体で、水路に触れていない髪の毛の部分にシャンプーが固まっていた。
【三つのアトラクションの構造】:ボルカニック・マウンテンの火口を入口に、スプラッタ・スプラッシュの上部を通り、サイケデリック・コースターに出る通用口がある。三つのアトラクションは連結している。
【蜜岡の証言】:昼食のタイミングで、リアナが何かをマギカの服のポケットに入れたらしい。
【愛鬼の証言】:三時半頃、蜜岡が吐き気を訴えて愛鬼から吐き気止めをもらっていた。
【三菱の証言】:円天寺は最近不眠症に悩まされているらしい。愛鬼と睡眠薬を巡って交渉していたが、ずっと断られ続けている。
【死人の部屋の異変】:死人の部屋に、一体だけ何故かゾンビの部屋のゾンビ人形が紛れ込んでいた。体格は平均の男子高校生くらいのようだ。
【スタイリストルームの焦げ跡】:スタイリストルームの壁が一部焦げていた。誰かが雑誌を置いて隠していたらしい。
【使用された洗面台】:水が内側に付着しているため、使用したと思われる洗面台。どうやら、島は洗髪中に眠ってしまったようだ。
【金属製の手錠】:島とリアナの両手を後ろで拘束するのに使われていた。その上で、更に縄によって縛られていたらしい。
【カウンセリングの順番】:午前中はリアナと円天寺。午後は、茅ヶ崎とカウンセリング行った後、死亡推定時刻中には蜜岡、その後三時まではリアナの順番だった。証明できるのは、矢倉、宜保、涌井の三名。
【途切れたロープ】:ボルカニック・マウンテンの秘密の入口に繋がる場所におりていたロープ。刃物のようなもので切断されている。どうやら、島とリアナを縛っていたロープと同じらしい。
【宜保の証言】:監禁されていた二人を倉庫で見つけた時、島もリアナも確実に意識を失っていた。その時、発見したのは宜保以外に愛鬼、茅ヶ崎がいたらしい。
といったところで、裁判パートの執筆に取り掛かるので、今日は多分更新ここまでです。
スレは覗いているので、確認したいこととか矛盾点があったら指摘お願いします。
それにしても相変わらずのコトダマの量だな……。
チャプター2からは、スーパーダンガンロンパ2の方でもおなじみの、新要素が入ってきます。
そう、ロジカルダイブです!
チャプター2の裁判からはロジカルダイブが入ってくるのです。
更に、今回からは本家に存在しない新システム『対論ジャッジメント』が裁判に出てくるですの。
>>1が独自に考えちゃったシステムなので、あまり詳細は気にしないでください。
でも、折角裁判してるなら、こういうのがあってもいいのかなって、思って作ってみました。
詳しくは学級裁判で実際にご覧ください。
なるほど……、コミュニケーションパートを長く取れると感情移入しやすい、かー
(やっべ、日常パートが苦手とか言えない)
でも、確かに結構ポンポン進んでしまってる感はあるので、少し増やしてみてもいいのかも……
参考にさせていただきますねー…さすがに本家ほど練り込むのは難しいですが……
裁判パート書いてたら、また新しいシステム入れるかもしれないです……
まだ試行錯誤段階なので、正式に使うとは言えないのですが……
やっぱり、裁判中に突然チュートリアル入れるよりも、
裁判前に
① ロジカルダイブ
② 対論ジャッジメント(オリジナル)
③ 激論クールダウン(暫定要素)
の見本を置いたほうがいいのかな……って悩み中
息抜き程度に書いてもいいのかなー……なんて
メダル使用土産で行動消費は仕方ないんですかね
乙ー
チュートリアルは裁判前にあった方がいいな
ちょっと返しておくよー
>>487
メダルでの行動消費はなしでもいいかもねー……
各裁判後には、無条件で土産店行けるようにするかなー…
>>488
チュートリアルは裁判前ね、了解
それじゃあ、明日にでも裁判を書き上げて、チュートリアル&裁判前編くらいは投下…できるといいなぁ
ちょっとまだ裁判がまとまっていないので、今日は裁判パートの更新はなしになりそうです。
申し訳ない……。
裁判の概要は、今、セクション18まで行っています。
中断まで行ったところ、という感じですので…明日には中断まで更新できるかもです。
時間次第になりそうですけれども……。
いろいろ推理できてきた頃合いだと思いますが、色々考えると結構簡単だと思われます。
……>>1の力不足だね。
それとゲストルールの更新ですが、すっかり忘れてました。
これは更新しておかないといけませんでしたね。
ご指摘感謝です!
ゲストのルール確認です。
① ゲスト達はこの楽園内だけで共同生活を行いましょう。
共同生活の期限はありません。
② 夜10時から朝7時までを”夜時間”とします。
夜時間はホテルから出られませんので、注意しましょう。
③ 就寝は寄宿舎に設けられた個室でのみ可能です。
他の部屋での故意の就寝は居眠りと見なし罰します。
④ 当楽園『テーキョーモノクマランド』について調べるのは自由です。
特に行動に制限は課せられません。
⑤ キャストことモノクマへの暴力を禁じます。
監視カメラの破壊を禁じます。
⑥ 仲間の誰かを殺したクロは”卒業”となりますが、
自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。
⑦ 仲間の誰かが死体となって発見されたとき、
殺害した当人を除く三人が発見したとみなされるとモノクマアナウンスでお知らせします。
⑧ 鍵のかかってるドアを壊すのは禁止とします。
⑨ 生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。
⑩ 学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます。
⑪ 学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロだけが卒業となり、残りの生徒は全員処刑です。
⑫ なお、ゲストルールは順次増えていく場合があります。
…うー、明日は少しばっかり更新する予定。
裁判まとまらなくて申し訳ない。
開始時刻は、21時~22時の間になります。
帰宅が遅れに遅れましたが、22時前後には開始できる算段です。
取り敢えず、開始したら
① ロジカルダイブ(もどき)
② 対論ジャッジメント
③ 激論クールダウン
のモデルを投稿いたします。
②・③共に、それほど難しいものでもないので、ご安心下さい。
ちなみに、破魔耶君のオシオキは意外と最初に決まっていたり。
まぁ、今回のクロのオシオキも結構早い段階からできていたんですけどね。
オシオキのエグさでは、最初の円扇がダントツだし……。
インパクトに欠けるかなぁ、なんて思ったり。
取り敢えず、ご飯食べながらモデルを投稿します。
① ロジカルダイブについてですが、どう考えても逆転裁判5のカンガエルートです、本当に…
② 対論ジャッジメントは、議論の仲介者として、考える必要があります
③ 激論クールダウンは、ガヤとガヤ同士で結びつくものを合わせ、論破することで議論が進展します。
反論ショーダウンの皆でやるバージョン?
では、次のレスでモデルを投稿してみますね。
これは、写生大会での出来事。
リアナ「ええい、私がお姉ちゃんの膝の上に座るんだ!」
茅ヶ崎「ちびっ子はヤク中にでも抱っこされてればいいでしょ! そこは私の特等席!」
マギカ「いやー、その……私の膝はどっちのものでもないっていうか……」
リアナ「お姉ちゃんは!」
茅ヶ崎「黙ってて!」
マギカ「あ、はい……」
って、そうじゃない!
まずは、二人を……と言うより、蜜岡さんや破魔耶君、愛鬼ちゃんも落ち着かせないと……!
【激論クールダウン】
【そこは私の特等席!】 <いや、マギカさんは誰のものでも……>
【お姉ちゃんは私のものだ!】 <私は座席じゃないんだけどなぁ……>
【わ、私も構って……】 <いや、私こそ構ってほしいわぁ……>
まずは、こういった【】と<>がついたものが同じ数ずつ登場します。
【】に対して、<>が対応するものとなっているので、
正しい組み合わせで選んで、それぞれのガヤを撃墜します。
そうすると、コトダマと議論が登場します。
>【円マギカの自由意志】
>【エコノミークラス症候群】
>【四ノ宮亭円扇の処刑方法】
茅ヶ崎「マギカはあなたのお姉ちゃんじゃないでしょ! 私の親友なの!」
リアナ「貴様の親友かどうかはともかく、私にとってはお姉ちゃんだ!」
茅ヶ崎「……それでも、あんたに【マギカの膝の上は渡さない!】」
こういった形で議論が発展するので、
正しい論破ポイントに、コトダマを発射すれば完了です。
ちなみに、モデル三つをクリアで、モノクマメダルを4枚ゲットです。
試しに、それぞれの回答を……
↓
【お姉ちゃんは私のものだ!】 <いや、マギカさんは誰のものでも……>
【そこは私の特等席!】 <私は座席じゃないんだけどなぁ……>
【わ、私も構って……】 <いや、私こそ構ってほしいわぁ……>
こういうこと?
マギカの自由意志でおけ?
上を補足します。
答え方は
発展前
【○○】→<××>
を指定個数分。
今回では、3つ分必要です。
発展後
【コトダマ】→【論破ポイント】
こちらは代わりません。
では、↓
おっと、補足する間に
>>500 その通りです。
激論なので、皆が思い思いの事を言っているから収集がつかない、そんな状況を思い浮かべて下さい。
その後は、>>501のマギカの自由意志→マギカの膝の上は渡さない で論破となります。
実際の議論では論破ポイントも複数出るのでご注意を。
ラウンジで言い争っている円天寺さんと藻根君を見つけてしまった。
いや、あれは言い争っているというよりも……寧ろ、熱くなりすぎて周りが見えていないだけのような気もするけど。
円天寺「確かに! 藻根君の言うとおり、このヒロインは可愛いと思うけど!」
円天寺「でも! 私は断然こっちの子のが好みなんだよ!」
藻根「いやいやぁ、見どころがありませんぞ?」
藻根「……よろしいですかなぁ? やはりヒロインは……」
藻根「あの包み込むような優しさが必要なのですぞ!」
マギカ「……何を言い争ってるのかと思えば」
円天寺「なら、どちらが正しいか……!」
藻根「魔法少女殿に判断してもらいましょうぞ!」
【対論ジャッジメント】
対論ジャッジメントでは、二人の人物が反論ショーダウンよろしく言い争います。
二人の意見をしっかりと読み取り、どちらに賛同するのかを回答して下さい。
その際には、証拠となる【コトダマ】を提示する必要があります。
>【謎の多い転校生】
>【豆腐メンタルの先輩】
>【ボクと契約して魔法少女になってよ】
>【願いで大事なものを失った少女】
>【魔女になってしまった同級生】
>【……どうでもいい】
藻根「よろしいですかなぁ?」
藻根「やはり、大事なのは包み込むような優しさですぞ!」
円天寺「いえいえ、ここはやはり突き放すような側面を持っている……」
円天寺「その一方で、手のひらを返したかのように優しくなる……」
円天寺「やはりツンデレこそが至高だと、そう思いませんか!」
涌井「あの……、お二人とも?」
涌井「どちらでもよろしいのでは……」
藻根「ええい、幼馴染キャラが毎朝起こしに来てくれるイベントの良さが分からないと申しますかな?」
円天寺「普段つっけんどんな人が、顔を赤らめて……お弁当を差し出してくれる方が夢があります!」
藻根「……埒が、あきませんなぁ?」
円天寺「マギカちゃんは、どっちに賛成!?」
えっと……私は……
賛成する相手は? → 藻根・円天寺・涌井
証明するコトダマは?
尚、賛同できるのは会話に参加している人物にだけですので悪しからず
↓
【……どうでもいい】→ 涌井
こんな感じ?
>>505
そんな感じになります。
実際にはどちらの意見が正しいかを考えた上で、証拠を提示しなければいけないので少し難しいかもです。
実際の議論だとこんなにほのぼのしていないので、ご注意を。
円天寺さんがいつのまにかオタクだった、とか突っ込まないでくださいね!
残りはロジカルダイブですが、これはいわゆるカンガエルートです。
なので、それほど難しくはないんじゃないかと思います。
カウンセリングのために開放されているラウンジで、何故か言い争っている矢倉さんと三菱さんを見つけた。
悪い雰囲気ではないみたいだけど……何を言い争っているのかな?
矢倉「いつまでも頑張り過ぎだと……言っている」
矢倉「いい加減に寝ないと……」
矢倉「体を壊す……ぞ」
三菱「私が皆を支えないでどうするのかしら?」
三菱「私は超高校級のカウンセラー……」
三菱「今こそその才能を見せつける時じゃないの?」
三菱「……それに、私が倒れそうなら、あなたがなんとかしてくれるんでしょ?」
矢倉「……だが、無理は禁物……だ」
矢倉「それでお前が死んだら……皆が悲しむぞ……」
三菱「でも、今が踏ん張りどころなのよ!」
三菱「こんなところで止まっていられないわ……」
なるほど、この喧嘩の原因がわかってきたぞ……
【ロジカルダイブ】
Q1:今回の喧嘩のそもそもの原因は? 痴情のもつれ or 三菱が無理をすること
Q2:どうして矢倉は三菱に怒っている? 三菱が嫌いだから or 三菱が心配だから
Q3:つまり、今回の喧嘩は…… 喧嘩両成敗 or リア充爆発しろ
これで、それぞれのQに対する解答をあげていただき、
全部正解ならクリア、となります
↓
Q1:三菱が無理をすること
Q2:三菱が心配だから
Q3:リア充爆発しろ
マギカちゃんがロジカルダイブしてるの想像すると笑える
>>508
それで正解ですね。
マギカちゃんがロジカル……ダイブ……ダイブ!?
ッて感じですよね。
寧ろ、ナミちゃんのが似合いそうですけど……
取り敢えず、チャプター2の裁判からはこのように三つの要素が入ってくるのでよろしくお願いします。
コトダマを記憶して論破するのは……どうだろう、力量的に入ってくるか微妙なあたりかな、って思ってます。
まだ後半部分の裁判できていないので未定ですが……
今のナミちゃんはおそらく終盤で情報残して消えそうなポジにいそうやでえ……
>>511 つ 【消火弾】
こうですね? こういうことですね?
それはさておき、裁判部分の冒頭だけでも投下しようかな?
途中で絶対に終わると思うので、中断まではいけないですが……宜しいでしょうかね?
学 級 裁 判 !
開 廷 !
モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明を行います!」
モノクマ「学級裁判の結果は、オマエラの投票によって決定されます」
モノクマ「正しいクロを指摘した場合には、クロだけがお仕置き!」
モノクマ「間違った人物を指摘した場合は、クロを除く全員がお仕置きとなり」
モノクマ「皆を欺いたクロだけが、晴れて卒業となります!」
モノクマ「では、オマエラ! 議論を開始して下さーい!」
ここを訪れるのは、これで二回目だ。
学級裁判の会場。
前回は周囲をデフォルメされたクマ模様の壁紙に覆われたファンシーな環境だったけど……。
愛鬼「相変わらずのセンスの無さね……わ、私が言うのも、おこがましいけど」
……今度の学級裁判の会場は、全体的に薄暗い雰囲気だった。
周囲の壁には骸骨・ゾンビ・幽霊といった悪趣味なキャラが印刷された壁紙。
……今回の事件現場がお化け屋敷だったからなのか、裁判場もお化け屋敷にしたということなのだろうか。
二つ増えた遺影。笑顔の破魔耶君の遺影と、笑顔の円扇さんの遺影が、裁判場に飾られていた。
まるでオーディエンスにでもしたかのように、この場の雰囲気に飲み込まれたように。
私が殺人を侵したわけでもないのに、その二人からも糾弾されるような感覚に陥る。
異常な吐き気をもよおす、もうここにいたくない。
そんな気持ちが渦巻くけど、ここで逃げ出すわけにはいかなかった。
……死んでしまった三人のためにも。
……またひとり、犠牲を出してでも。
石にかじりつくなんて生易しい覚悟じゃない。
誰かを見殺しにしてでも、希望を追わなければいけない。
そんな矛盾を認識しながらも、私はまた裁判場に立ったのだ。
宜保「今回の事件、最有力の容疑者は紛れも無く円、貴様だ」
宜保「だからこそ、貴様の正しい発言が私達を動かすということを忘れるな」
宜保「おそらく、貴様が犯人だというのは間違いだ」
宜保「だからこそ、貴様の裁量次第で全滅だということを……忘れるな」
宜保「辛いとは思うが、貴様にしかできん」
宜保「……頼んだぞ」
……それが、私の戦わなくてはいけない理由なんだ。
涌井「今回の事件も随分と謎が多いですわ」
円天寺「仮に、マギカちゃんが犯人だったとすると……」
円天寺「説明がつかないことが多いってことだよね」
宜保「だが、他の誰が事件を起こしたとしても……」
宜保「一人で犯行が可能なのか、という謎が登場するな」
リアナ「……共犯者がいるってことか?」
島「それなら色々と説明はつきそうな気がするがな」
地院家「おい、どういうことだよ?」
地院家「女神様が他の誰かを使って犯罪を行ったっていうのかよ!」
三菱「今更マギカちゃんを擁護する必要はないわよ」
三菱「……もし、共犯者がいるとすれば、それは」
矢倉「……リアナ、茅ヶ崎、地院家、蜜岡、愛鬼……それに、被害者の破魔耶」
矢倉「この六人に限ることが出来るはずだ」
矢倉「お前たちは、円を信頼していたし、べったりだった……」
茅ヶ崎「……はぁ? ついに頭がおかしくなっちゃったの?」
茅ヶ崎「なんで私達が共犯者扱いされなきゃいけないのさ」
愛鬼「そ、そもそも、わ、私は睡眠薬を盗まれたのよ?」
愛鬼「それなのに共犯者扱いだなんて……」
蜜岡「その睡眠薬が盗まれたというのがそもそも嘘なんじゃないかしらぁ?」
リアナ「貴様こそ、貴様こそ! あの矢を考えれば関与しているのは明らかだろうが!」
愛鬼「睡眠薬を盗んだのはあんたが一番可能性がた、高いのよ?」
茅ヶ崎「あー、はいはい。だったらモノクマに直接聞いてみればいいじゃん」
マギカ「……モノクマに?」
茅ヶ崎「そうそう、共犯を行うメリットがあるのかってこと」
茅ヶ崎「どうなの白黒変態クマ!」
モノクマ「はいはい! お答え致しましょうか!」
モノクマ「共犯者にメリットなんてないよ!」
モノクマ「……共犯者がいたとしても、外にでることが出来るのは人を殺したクロただ一人!」
モノクマ「つまり、共犯者は……外には出られません!」
宜保「だが、それをここで知っただけでは共犯者の可能性は消え失せるわけでは……」
モノクマ「ああ、今回の事件は共犯者はいないって言っておくよ!」
モノクマ「いや、いるって言ったほうがいいのかなぁ……?」
モノクマ「少なくとも、クロは思惑通りに動いたりはしていないって言えるんじゃないかな!」
宜保「……明確な共犯関係にあったとはいえない、というわけだな」
宜保「それだけで構わん。共犯者の線は一度消して考えてみるとしよう」
地院家「共犯者の線を消すってことは……」
地院家「一つ一つ情報を整理するってことだよな?」
マギカ「それなら、まずはスタイリストルームで起こったことを考えて見ようか」
島「けっ、クロ候補は黙ってろって!」
茅ヶ崎「……潰すよ?」
地院家「いやいや、やめてやれって……」
宜保「取り敢えず、クロ候補とかは除外して考えろ」
宜保「凝り固まった視点は、必ず視点漏れを起こすぞ」
円天寺「それじゃあ、まずはスタイリストルームで起こったことについて話しあってみるってことで……」
涌井「私が音頭を取りますね。それでは、皆様……」
涌井「スタイリストルームで起こったことについてご存知のことを議論してくださいませ」
【ノンストップ議論 開始】
>【睡眠薬の小瓶】
>【死人の部屋の異変】
>【暗黒の間】
>【モノクマファイル02】
>【スタイリストルームの紙コップ】
茅ヶ崎「まず、スタイリストルームには……」
茅ヶ崎「【睡眠薬が盛られた】ウォーターサーバーがあったわ」
地院家「【それを飲んだ奴ら】は、皆して眠っちまったってことだよな?」
宜保「いつ飲んだかまでは分からないが……」
宜保「少なくとも発見当時、島とリアナ、円の三人は【意識がなかった】ぞ」
愛鬼「……それに加えて、破魔耶の遺体からは【睡眠薬が検出された】わ……」
矢倉「……つまり、あのスタイリストルームでは……」
円天寺「島君とリアナちゃん、マギカちゃんに破魔耶君で……」
円天寺「【四人とも睡眠薬を飲まされて】眠っちゃったってわけだね」
>>518
【コトダマ】→【論破ポイント】
スタイリストルームの紙コップ→四人とも
>>518 【スタイリストルームの紙コップ】 →【四人とも睡眠薬を飲まされて】 正解!
B R E A K !
っと、ちょっと早いけれど、今日はここまで。
なんだか、喉のあたりがへばりついたように気持ち悪い。
奥が乾いてるのかさっきからやたらとえづく……。
というのもあって、そろそろ寝ておきます。
明日……帰宅時間によってはできませんが、更新予定です。
【22時に再開できそうですので、よろしくどうぞー】
>>521が論破ポイントになってる…
では再開しますねー
マギカ「そんなの絶対におかしいよ!」 論破!
マギカ「ちょっと待って、美菜輝ちゃん!」
円天寺「ふぇ……? 私、なにかおかしいこと言った?」
茅ヶ崎「スタイリストルームにあった紙コップの数は三つだけ……」
茅ヶ崎「しかもゴミ箱には紙コップがなかったの」
宜保「つまり、睡眠薬を飲んだのは三人だけ、というわけだな」
地院家「ウォーターサーバーから直接水をのむのは難しいわけだしなぁ……」
三菱「それじゃあ、水を飲んだのは一体誰なのかしら?」
マギカ「私と島君、それに破魔耶君の三人のはずだよ?」
愛鬼「あれ、でもリアナも気を失っていたのよね?」
矢倉「……リアナも睡眠薬を飲んでいたと考えたほうが良くないか?」
円天寺「それとも、マギカちゃんを含めて誰かが……」
島「嘘でもついてんじゃねーのか、って言いたいのか?」
地院家「……その可能性が高いと思うんだけどな」
宜保「いや、誰も嘘は言っていないはずだ」
三菱「何故そう言えるの? だって眠っていたのは四人なんでしょ?」
宜保「睡眠薬を飲んでいないのはリアナだ」
島「なんでそんなことが分かるんだよ!」
島「だいたい、リアナが飲んでいないならこいつが犯人だろ!」
涌井「この段階で犯人を決めるのは時期尚早というものです」
涌井「お聞きしましょう……」
涌井「どうしてリアナ様が睡眠薬を飲んでいないのと断言できるのですか?」
マギカ「リアナちゃんが睡眠薬で眠っていたわけではないという証拠……」
マギカ「それは当然、これだよ!」
証拠品(>>481)を提示して下さい
>>526
うえ
>>526 【リアナの傷跡】 正解!
マギカ「これで証明できるよ!」
マギカ「……確か、リアナちゃん?」
マギカ「スタイリストルームでは、リアナちゃんは誰かに襲われたんだったよね?」
島「おいおい、その証言を信じるってのかよ!」
地院家「流石に、そんな証言嘘なんじゃねーの……?」
宜保「だが、それを証明するものがあるとしたらどうだ?」
三菱「そんなものがあるのかしら?」
茅ヶ崎「ちびっ子、あんたの頭、見せてやったらいいんじゃないの?」
愛鬼「そ、そうね……流石に手当はしているけど、証拠には違いないわよね……」
リアナ「……これが、その証拠だ」
島「傷跡……だと?」
島「それじゃあ、何かぁ? お前は誰かに殴られて気絶したっていうのか?」
宜保「それが真実、というわけだ」
円天寺「……ということは、リアナちゃんは今回の被害者の一人だといえるわけですね」
島「……確かに、俺様と一緒に縛られてたリアナが犯人なわけねーか……」
地院家「じゃあ、リアナはスタイリストルームで他に何を見たんだ?」
矢倉「そうだな、それを聞かないことには議論の進展がない……」
宜保「話してもらうぞ、いいな、リアナ?」
リアナ「言われなくても証言してやるさ」
【ノンストップ議論 開始!】
>【三菱の証言】
>【愛鬼の証言】
>【リアナの証言】
>【三菱の証言】
>【宜保の証言】
リアナ「私がスタイリストルームに入った後……」
リアナ「【物陰にいた】第三者から突然殴られてしまったんだ」
リアナ「だからこそ、私が見たのは【本当に一瞬だけ】だ」
リアナ「不審者も【覆面で顔を隠し】ていたから、誰かもわからん……」
島「おいおい、それじゃ何の手がかりもねーじゃねーかよ!」
リアナ「だが、スタイリストルームには間違いなく眠っている人間がいたはずだ」
宜保「……つまりだ、リアナ」
宜保「貴様はスタイリストルームの中で、円と島、それに破魔耶……」
宜保「【眠っている三人を見た】と言うわけだな?」
【コトダマ】→【論破ポイント】
>>532
リアナの証言→眠っている
>>532 【リアナの証言】→【眠っている三人を見た】 正解!
B R E A K !
マギカ「そんなの絶対おかしいよ!」 論破!
宜保「どこがおかしい?」
宜保「リアナがスタイリストルームで見たのは眠っている三人だろう?」
マギカ「実はそうじゃないんだよね、リアナちゃん?」
リアナ「お姉ちゃんの言うとおりだ……」
リアナ「私が見たのは二人だけ……」
リアナ「一人は洗面台に突っ伏していた破魔耶だ」
リアナ「背中側からしか見えなかったが、あれは男性の体格だったからな」
リアナ「もう一人は床で眠っていた島だ」
リアナ「破魔耶の切った髪の毛の上で眠っていたはずだ」
蜜岡「あらあらぁ? それじゃあ、マギカちゃんはどうしたのぉ?」
マギカ「その時には私はもう暗黒の間にいた……ってことなんだと思う」
マギカ「その辺りはちょっとわからないんだけど……」
地院家「ただよぉ……女神様が第三者の可能性もあるんじゃねーのか?」
島「いや、そもそもリアナが円をかばっている可能性もあるだろ!」
三菱「そうともなると……残念だけど、リアナちゃんの証言を信じる訳にはいかないわ」
涌井「何か、リアナちゃんが第三者に襲われた証拠でもあれば別ですが……」
円天寺「その証拠があっても、第三者が誰かまでは分からなそうだけどね」
茅ヶ崎「……第三者がいた証拠、あるよね?」
茅ヶ崎「そうだよね、マギカ?」
マギカ「第三者がいた証拠……か」
マギカ(そんなのあったっけ……?)
【ノンストップ議論 開始!】
>【新聞の燃えカス】
>【金属製の手錠】
>【凝固したシャンプー】
>【使用された洗面台】
>【三つのアトラクションの構造】
島「第三者がいた証拠なんか誰も持ってねーだろ!」
地院家「そうだよなぁ……そんな証拠があるわけないんだよなぁ……」
宜保「だが、……【島もリアナも】意識は失っていたんだぞ」
円天寺「ですが、それもリアナちゃんの<自作自演>の可能性だってあるよね」
涌井「……残念ながら、リアナ様の証言は【信頼に足りるもので】ありません」
矢倉「……円を姉として慕うお前なら」
矢倉「その【円をかばう】可能性は十分に存在するからな……」
茅ヶ崎「ところがどっこい、そんなわけないんだよね」
茅ヶ崎「そこに気づかないなんて、やっぱりここは馬鹿の見本市なのかなー?」
島「何言ってやがんだよ!」
島「【自分で自分を拘束すれば】、自作自演だって十分に可能だろうが!」
>>536
【コトダマ】→【<論破ポイント>】
うえ
>>536 【金属製の手錠】→【自分で自分を拘束すれば】 正解
B R E A K !
マギカ「そんなの絶対おかしいよ!」 論破!
マギカ「島君、それがあり得ないことは島君自身が知っているはずなんだよ?」
島「俺様がぁ? なんでそれが無理なんて分かるっていうんだよ……」
茅ヶ崎「あんた、本当に馬鹿なのね?」
茅ヶ崎「だってアンタの拘束方法……」
茅ヶ崎「手錠の上にロープで縛っていたでしょ?」
島「なるほど……俺様もリアナも縛られ方は同じだったな、そういえば……」
三菱「確かに、手錠の上からロープで縛るのは……」
三菱「自分自身を縛るのには不適切な縛り方よね?」
蜜岡「でもぉ、それって発見者の証言よねぇ?」
蜜岡「発見者は宜保さんだったかしらぁ?」
蜜岡「宜保さんとリアナちゃんが協力関係にあったとしたらどうかしらぁ?」
宜保「突然何を言い出したかと思えば……」
宜保「それはあり得ん」
宜保「私がリアナと島を発見した当時、奴らは寝ていたし既に縛られていた」
宜保「当然、円? 貴様なら何故無理なのかは証明できるよな?」
マギカ「えっと、うん。義母さんには無理だと思うよ?」
マギカ「だって……」
① 共犯者にメリットがないから
② 発見者は宜保だけではないから
③ 宜保が縛るとすれば亀甲縛りだから
>>539
2
>>539 ② 発見者は宜保だけではないから 正解!
マギカ「だって、発見者は宜保さんだけじゃないんだ」
蜜岡「どういうことぉ?」
宜保「私が発見した時には……愛鬼と茅ヶ崎がいたんだ」
宜保「こいつらが円をかばうならともかく、私やリアナをかばう理由がないだろう?」
蜜岡「うーん、確かにぃ……」
地院家「そのとき、なにか変わったことはなかったのかよ?」
宜保「二人の意識が飛んでいたことくらいだとは思うが……」
茅ヶ崎「ちょっと待って」
茅ヶ崎「もう一つ、なにか違和感があったのをお見だしたわ」
宜保「む……言ってみろ」
茅ヶ崎「島は確か、何故か前の面だけ濡れていたわよね?」
宜保「確かに、濡れはしていたが……それがどうかしたか?」
宜保「倉庫が濡れていたから、というわけではないのか?」
茅ヶ崎「それじゃあ、どうしてちびっ子は濡れていないの?」
茅ヶ崎「島だけが濡れていた……私ははっきりと覚えているもの」
島「でもなぁ、俺様が濡れた理由なんて皆目検討もつかねーが……」
島「監禁される間に濡れたのか……?」
【コトダマ・アップデート!】
【宜保の証言】:監禁されていた二人を倉庫で見つけた時、島もリアナも確実に意識を失っていた。その時、発見したのは宜保以外に愛鬼、茅ヶ崎がいたらしい。どうやら、島は前半身だけ濡れていたようだ。
涌井「……それで、誰が監禁したかはわからないのですか?」
宜保「残念ながら、な」
宜保「犯人につながる直接的な証拠がない……」
円天寺「それじゃあ、八方ふさがりじゃ……」
茅ヶ崎「そんなことないよ、ね?」
リアナ「なんだ、貴様には答えが出ているのか?」
地院家「分かってんなら、もったいぶらずに言ってくれって!」
茅ヶ崎「……私だけじゃないよ、マギカも知ってるはず」
茅ヶ崎「……監禁を行った人物が残した証拠、はっきりと残っていたよね?」
茅ヶ崎「はっきりとした形で事件に関わっている人物……一人だけいるもんね?」
茅ヶ崎「誰が考えても、彼女が関与していない理由なんて思いつかない……」
茅ヶ崎「マギカ、ここまで言えば分かるよね?」
怪しい人物を指定しろ!
>>542
蜜岡
コトダマ一覧
【モノクマファイル02】:被害者は破魔耶麗司。死因は水中に沈められたことによる水死。死亡推定時刻は午後二時四十五分頃。
【スタイリストルームの紙コップ】:スタイリストルームの床に散乱した紙コップ。どうやら、マギカ・破魔耶・島が使用したらしい。
【リアナの証言】:スタイリストルームの中にいたのは、島と破魔耶しかいなかった。既にマギカは部屋におらず、島は床で、破魔耶は洗面台に突っ伏して眠っていた。その直後、覆面をかぶった誰かに殴られてしまった。
【リアナの傷跡】:リアナの後頭部に誰かから殴られたような傷跡があった。その際に意識を失ってしまったらしい。
【新聞の燃えカス】:雑誌棚にあった新聞と思われる燃えカス。都内男性という言葉と、司容疑者を指名手と書かれている。
【睡眠薬の小瓶】:マギカが倒れていた場所にあった茶色い小瓶。元々は愛鬼が管理していた睡眠薬の空瓶のようだ。睡眠薬の粒の色はオレンジ色で、写生中に紛失した。
【破魔耶の遺体の状況】:破魔耶の遺体は水路の床に矢で磔にされてしまった状態で発見されたにも関わらず、その表情は安らかなものだった。
【ジェラルミン製の矢】:破魔矢の両手両足に突き刺さり、下の板へと貫通している四本の矢。誰かが矢を番えて、破魔耶を磔にしたらしい。
【暗黒の間】:暗黒の間は雷が鳴っている間しか目の前すらも見えない状態。犯人は何らかの方法で、その暗闇を攻略して、破魔耶を矢で磔にした。
【凝固したシャンプー】:破魔耶の遺体で、水路に触れていない髪の毛の部分にシャンプーが固まっていた。
【三つのアトラクションの構造】:ボルカニック・マウンテンの火口を入口に、スプラッタ・スプラッシュの上部を通り、サイケデリック・コースターに出る通用口がある。三つのアトラクションは連結している。
【蜜岡の証言】:昼食のタイミングで、リアナが何かをマギカの服のポケットに入れたらしい。
【愛鬼の証言】:三時半頃、蜜岡が吐き気を訴えて愛鬼から吐き気止めをもらっていた。
【三菱の証言】:円天寺は最近不眠症に悩まされているらしい。愛鬼と睡眠薬を巡って交渉していたが、ずっと断られ続けている。
【死人の部屋の異変】:死人の部屋に、一体だけ何故かゾンビの部屋のゾンビ人形が紛れ込んでいた。体格は平均の男子高校生くらいのようだ。
【スタイリストルームの焦げ跡】:スタイリストルームの壁が一部焦げていた。誰かが雑誌を置いて隠していたらしい。
【使用された洗面台】:水が内側に付着しているため、使用したと思われる洗面台。どうやら、島は洗髪中に眠ってしまったようだ。
【金属製の手錠】:島とリアナの両手を後ろで拘束するのに使われていた。その上で、更に縄によって縛られていたらしい。
【カウンセリングの順番】:午前中はリアナと円天寺。午後は、茅ヶ崎とカウンセリング行った後、死亡推定時刻中には蜜岡、その後三時まではリアナの順番だった。証明できるのは、矢倉、宜保、涌井の三名。
【途切れたロープ】:ボルカニック・マウンテンの秘密の入口に繋がる場所におりていたロープ。刃物のようなもので切断されている。どうやら、島とリアナを縛っていたロープと同じらしい。
【宜保の証言】:監禁されていた二人を倉庫で見つけた時、島もリアナも確実に意識を失っていた。その時、発見したのは宜保以外に愛鬼、茅ヶ崎がいたらしい。どうやら、島は前半身だけ濡れていたようだ。
>>542 蜜岡 正解!
マギカ「この事件に深く関わっているのは……」
マギカ「蜜岡さん、あなただよね?」
蜜岡「あらあらぁ? なんで私が疑われているのかしらぁ?」
蜜岡「私はリアなちゃんを監禁したわけでもないし……」
蜜岡「そもそも、破魔耶君の前に髪を切ってもらっていたのよ?」
蜜岡「私がぁ、事件を起こすわけがないじゃないのぉ……」
マギカ「でも、蜜岡さんがリアナちゃんを襲った第三者だってことは、証明できるよ?」
蜜岡「そんな事言われても困るわぁ……」
島「だよなぁ、いきなり蜜岡が怪しいっていわれても……」
円天寺「ノーマークだったよね……」
リアナ「たしかに怪しいところはあると思うけど……」
地院家「第三者って言われてもなぁ……」
宜保「円、言い出したからにはきっちりと底を証明してみせろ」
マギカ「言われなくても、そのつもりだったよ!」
【ノンストップ議論 開始】
>【三つのアトラクションの構造】
>【睡眠薬の小瓶】
>【ジェラルミン製の矢】
>【途切れたロープ】
>【金属製の手錠】
地院家「なぁ、女神様……」
地院家「蜜岡が怪しいところって一体どこなんだよ?」
宜保「そこは【私も疑問だった】……」
宜保「何を持って事件に関与していると言っている?」
茅ヶ崎「まず、リアナ襲ったかどうかはともかく……」
茅ヶ崎「【もう一つの謎】について考えないといけないわ」
愛鬼「もう一つの謎……」
愛鬼「【磔にされた】破魔耶の遺体のこと?」
三菱「うーん、たしかに謎ですけれど……」
矢倉「……そこに蜜岡が【関与した証拠なんてない】はずだぞ」
>>547
【コトダマ】→【論破ポイント】
関与した証拠がない→ジェラルミンの矢
>>547 【ジェラルミン製の矢】→【関与した証拠なんてない】 正解
B R E A K !
マギカ「そんなの絶対おかしいよ!」 論破!
マギカ「ちょっと待って、矢倉さん!」
マギカ「明らかに怪しい証拠があったはずだよ……」
矢倉「怪しい証拠……?」
マギカ「ねぇ、蜜岡さん?」
マギカ「なんで破魔矢君の遺体には矢が突き刺さっていたのかな?」
マギカ「このジェラルミン製の矢……蜜岡さんが使っていたものだよね?」
蜜岡「あらあらぁ? そのとおりではあるけどぉ……」
蜜岡「練習中に使った矢が紛失することは往々にしてあるし……」
蜜岡「それが理由で疑われてるんだとすれば心外だわぁ……」
マギカ「でも、これが蜜岡さんが関与している証拠であって……」
蜜岡「議論の的がずれているわよぉ!」 反論!
蜜岡「たしかにそのジェラルミン製の矢は私が使っていたものよぉ?」
蜜岡「でも、私以外にもその道具を使うことが出来た人間は多くいるわぁ」
蜜岡「だって、その矢は紛失したものですものぉ」
マギカ「認めてくれないんだね……」
【反論ショーダウン 開始】
>【三つのアトラクションの構造】
>【途切れたロープ】
>【破魔耶の遺体の状況】
>【暗黒の間】
>【カウンセリングの順番】
蜜岡「マギカちゃんが私を / 疑っている理由って……」
蜜岡「破魔耶君に刺さっていた / 矢が私の所有物だから、よねぇ?」
蜜岡「でも、紛失してしまった矢の / 行方は私にもわからないわぁ……」
蜜岡「実際、最初の事件だって / 私のなくした矢が使われていたわよねぇ?」
マギカ「それでも、あの行為は蜜岡さんにしか出来なかったはずだよ?」
マギカ「それを認めてくれないと……!」
蜜岡「私にしか出来ない理由はなにかしらぁ?」
蜜岡「【矢は誰にでも入手可能】だし……」
蜜岡「矢で磔くらい【誰にでもできる】ことだと思うんだけどぉ?」
>>551
【コトダマ】→【ウィークポイント】
【誰にでもできる】→【破魔耶の遺体の状況】
>>551
蜜岡「破魔耶君の遺体には矢が刺さっていたのよねぇ?」
蜜岡「その矢はだれでも手に入れられるし……」
蜜岡「金属製のあの矢を振りかぶれば、誰にでも付きさせるわよねぇ?」
蜜岡「私がなにかおかしいことを言っているのかしらぁ?」
宜保「円、適当な事を言っている場合じゃないんだぞ!」
マギカ(しまったぁ……皆の私に対する心証が悪くなったみたいだぞ……)
最安価
>>556
<<552
<<556 【誰にでもできる】→【暗黒の間】 正解!
マギカ「その言葉、斬らせてもらうよ!」
マギカ「誰にでも出来る……確かに、矢を突き刺すだけなら出来たかもしれないよね?」
マギカ「でも……矢倉さんが既に素手で突き刺そうとしてくれたんだ」
矢倉「だが、俺でも出来なかった……」
矢倉「俺に出来ないということは、素手では誰も出来ないということだ……」
蜜岡「それがどうかしたのかしらぁ?」
蜜岡「どうせ、弓を使えば誰にでもできるのは間違いないわよねぇ?」
蜜岡「超高校級の才能の持ち主の皆なら、それくらい当然出来ると思うんだけどぉ?」
マギカ「それも、無理なんだよ……」
マギカ「仮に皆が弓道に通じていたとしても、あの場では……無理なんだ」
蜜岡「言っている意味がわからないわぁ?」
マギカ「破魔耶君の遺体には垂直に矢が刺さっていた……」
マギカ「寸分の狂いもなく、だよ?」
マギカ「あの暗い暗黒の間でそんなことが出来るのは……蜜岡さんだけだよ」
蜜岡「どうして私にしか出来ないって言えるのかしらぁ?」
マギカ「そんなの……蜜岡さんは……」
① 超高校級のヤンデレだから
② 超高校級の弓道家だから
③ 超高校級の超能力者だから
④ 超高校級の怪力だから
>>559
2
>>559 超高校級の弓道家だから 正解!
マギカ「そんなの、超高校級の弓道家だからに決まってるよ!」
マギカ「雷が光る一瞬で破魔耶君の位置を確認したら……」
マギカ「底に寸分の狂いもなく矢を打つことが出来るとしたら……」
マギカ「それは蜜岡さんにしかできないことのはずだよ?」
蜜岡「そうねぇ……それを言われたら、認めるしかないわねぇ」
蜜岡「確かに破魔耶君を射ったのはこの私よぉ?」
蜜岡「でも、だからといって私がリアナちゃんと島君を換金した犯人とは限らないわよねぇ?」
蜜岡「それとも、破魔耶君を矢で射ったから、この私が犯人だとでも言うつもりかしらぁ?」
地院家「いや、でもこいつは今、きっちりと矢で射ったって言ってたぞ!」
島「こいつが犯人に間違いねーだろ!」
茅ヶ崎「その方法もわからないのに、本当にそれでいいっていうの?」
涌井「ですが、事件は決定的になったとも思うのですが……」
マギカ「あー、皆! ちょっと落ち着いてってば……!」
地院家「こいつが犯人に違いねー!」
島「さっさと投票ボタンに移ろうぜ!」
円天寺「ちゃんとわからないところを改めないと……」
茅ヶ崎「どいつもこいつもアホばっか……」
宜保「おい、議論が収拾つかなくなっているだろうが……!」
【激論クールダウン 開始】
【どうやって垂直に矢を刺したのかしら?】 <別の場所から撃ったんじゃない?>
【やっぱり近くから撃ったの?】 <殺したとは限らないわよ……>
【蜜岡が殺したんだろ!】 <方法はきっとあるはずよ>
>>562
【どうやって垂直に矢を刺したのかしら?】 <方法はきっとあるはずよ>
【やっぱり近くから撃ったの?】 <別の場所から撃ったんじゃない?>
【蜜岡が殺したんだろ!】 <殺したとは限らないわよ……>
>>562 正解!
発 展!
>【暗黒の間】
>【三つのアトラクションの構造】
>【死人の部屋の異変】
>【途切れたロープ】
>【破魔耶の遺体の状況】
マギカ「ちょっと、皆一度落ち着いて、議論の筋を戻そうよ!」
蜜岡「私が破魔耶君を射った方法、そんなの分かる人がいるのかしらぁ?」
蜜岡「わからないならここまでね、私がクロでいいんじゃないかしらぁ?」
地院家「謎って言ってもなぁ……<上に打ち上げた>じゃねーの?」
島「<至近距離から>打ち込んだんだろ?」
宜保「その場所に<落ちるように計算して>撃ったのではないのか?」
リアナ「垂直に刺さっているんだから、<上から撃った>に決まってるだろう」
三菱「結局、どれが本当の答えなのかしら?」
蜜岡「この中に解答はあるのかしらぁ?」
>>565
<上から撃った>
【三つのアトラクションの構造】 →<上から撃った>
ごめん、間違えた
>>566 【三つのアトラクションの構造】 →<上から撃った> 正解!
というところで、きょうはここまでで。
もう眠気が限界に来ております故……。
続きは、どうだろ…水曜日中に出来るかな……微妙なところですが……。
さて、今日も少し時間がとれたので、更新いたします。
更新予定は22時22分からです。
では、よろしくお願いします。
マギカ「リアナちゃんの意見に賛成だよ!」 同意!
マギカ「蜜岡さんは、高いところから垂直に矢を撃ち落としたんだ」
愛鬼「高いところっていうのはどこのことを言っているのよ?」
宜保「暗黒の間は上に行くことが出来ない構造になっているんだぞ?」
宜保「その状態で上に行くことなど……」
茅ヶ崎「スプラッタ・スプラッシュの中だけじゃ上にはいけないんだよ」
茅ヶ崎「実際、私はスプラッタ・スプラッシュの上部分に行ったもの」
茅ヶ崎「マギカに無理矢理連れ回されて、ね」
マギカ「あれは捜査のためだもん、仕方ないよ」
涌井「それで、どうやって上部に行くというのですか?」
地院家「まさか、秘密の通路でもあったんじゃねーの?」
マギカ「実はその通り、地院家君が言ってくれたとおりなんだ」
地院家「お、あたった!?」
茅ヶ崎「馬鹿は黙ってて!」
地院家「正面から馬鹿って言われるとさすがにへこむぜ……」
マギカ「それはともかくとして、実はボルカニック・マウンテンから上部に行くことが出来るようになっていたんだよ」
宜保「なるほど、説明してもらおうか……」
マギカ「ボルカニック・マウンテンの中央部分には、火が見える火口部分が見えるよね?」
島「それがどうしたっていうんだよ!」
藻根「さすがにそんなところに行こうとする人などいないと思いますがねぇ……」
藻根「と言うか、ボクは今の今まで謎についていけませんでしたぞ……」
地院家「でもよぉ、女神様はそこに言ったんだよな?」
茅ヶ崎「私もね」
地院家「そこから、どうやってスプラッタ・スプラッシュに向かえるっていうんだ?」
マギカ「まず、ボルカニック・マウンテンの秘密の入口からは、スプラッタ・スプラッシュの青い巨人の部屋に出る」
藻根「ほう、あの青い顔の巨人から逃げまわるゲームっぽいあの部屋ですな?」
マギカ「そのまま直進すると、今度は暗黒の間の天井近くを通る通路に出る」
三菱「あの上に通路があるなんて気づかなかったわ……」
矢倉「だが、それでは破魔耶を磔にした後、ボルカニック・マウンテンから抜けださなければならなくなるぞ?」
宜保「それは非効率的だと言わざるを得んな……」
茅ヶ崎「実はこの通路、さらに奥までつながってるんだよね」
藻根「つながっている先というのは?」
マギカ「サイケデリック・コースターのコース内だね」
マギカ「全面鏡張りのせいで、少し進んだだけで気持ち悪くなったけど」
藻根「ああ、あのコースターは異常ですぞ……」
藻根「ボクも、精神崩壊を起こしそうになりました故……」
円天寺「でも、そこに行けるってことが分かっても、蜜岡さんが行ったことの証明にはならないよ?」
マギカ「実は、蜜岡さんがそのコースを進んだことは証明できるんだよね」
蜜岡「なら聞かせてもらおうかしらぁ?」
蜜岡「何を持って私がその通路を進んだというのかしらぁ?」
藻根「お聞かせもらえますかな?」
マギカ「蜜岡さんが秘密の通路を進んだことを証明できる証拠……」
マギカ「それは、これだよ!」
証拠を提示して下さい(>>543)
>>574
【愛鬼の証言】
>>574 【愛鬼の証言】 正解!
マギカ「これで証明できるよ!」
マギカ「確か、愛鬼ちゃん? 私達がサイケデリック・コースターのコース脇から出てきた後、吐き気止めをもらったよね?」
愛鬼「え、えぇ……なんだか今日はやたらと吐き気止めが出るな、とは思ったけど……」
マギカ「そのとき、愛鬼ちゃんは私とナミちゃん以外に……誰に吐き気止めを処方したんだっけ?」
愛鬼「それは、蜜岡だけど……それがどうしたの?」
宜保「おい、愛鬼! 貴様、今何を言っているのか分かっているのか?」
愛鬼「え、えぇ?」
茅ヶ崎「私とマギカはサイケデリック・コースターのコースを進んだから気持ち悪くなった」
茅ヶ崎「そして吐き気止めをもらった」
愛鬼「それって、まさか……」
マギカ「だからこそ、サイケデリック・コースターを進んでいなければ、吐き気止めなんて貰う必要ないはずだよね?」
藻根「……反論は、ないのですかな?」
蜜岡「反論ですのぉ?」
蜜岡「いいえ、ありませんわぁ」
蜜岡「マギカちゃんに追い詰められるだけでゾクゾクしてしまうものぉ……」
愛鬼「へ、変態だぁぁ!」
藻根「あなたが言うな」
宜保「それを貴様が言うな」
茅ヶ崎「変態がなにか言ってるよー?」
マギカ「ちょっと、収拾つかなくなるから!」
涌井「ですが、一つ疑問がございますわ」
涌井「仮に蜜岡様が上の通路を通っていたとして……」
涌井「蜜岡様がリアナ様と島様を襲った第三者とは断定できないのではありませんか?」
島「確かに、怪しいとは思うが……証拠はねーよな」
マギカ「そんなことはないんだよね……」
マギカ「間違いなく、蜜岡さんが二人を襲った犯人だよ……!」
宜保「その根拠は何なのだ?」
マギカ「その根拠は……」
【閃きアナグラム 開始!】 八文字
か ほ き げ だ ゅ せ
い に ん う く も こ
アンカ指定ミス
>>579
【閃きアナグラム 開始!】 八文字
か ほ き げ だ ゅ せ
い に ん う く も こ
芸術センス使用
>>579 スキル 『芸術センス』使用
【閃きアナグラム】 8文字
か き う ん ほ
そして痛烈な安価ミス
>>583で
かんきんほうほう
うえ
>>582
か ん き ん ほ う ほ う
→ 監禁方法 正解!
Compiete!
マギカ「蜜岡さんが秘密の通路に行った以上、監禁するのに必要な条件をみたすことができるようになるんだ」
蜜岡「どういうことかしらぁ?」
蜜岡「二つの事柄に全然関連性が見いだせないんだけどぉ?」
宜保「たしかにな……どうして上の通路に行くことが監禁することができることにつながる」
宜保「私達は上の通路に行っていないから、その理由がわからんのだ……」
円天寺「大事な証言になりそうだから、そこはしっかりとお願いね?」
藻根「ですが、これで……」
島「蜜岡の犯行を明らかにすることが出来そうだぜ……」
マギカ「蜜岡さんがどうしてリアナちゃんたちをしばれたのか……」
リアナ「その理由は……?」
茅ヶ崎「少しは自分たちでも考えてみたら?」
【ノンストップ議論 開始!】
>【ジェラルミン製の矢】
>【破魔耶の遺体の状況】
>【途切れたロープ】
>【金属製の手錠】
>【睡眠薬の小瓶】
>【三つのアトラクションの構造】
>【蜜岡の証言】
リアナ「蜜岡だけが監禁が可能な理由……」
藻根「あいにくですが……皆目<検討がつきません>ぞ……」
宜保「だが、円と茅ヶ崎の二人が証言している以上……」
宜保「その理由を考えなければ埒があかないぞ……?」
愛鬼「か、<監禁していた時間>についてはどう?」
円天寺「<監禁していた場所>とかじゃないかな?」
涌井「<監禁する方法>ではございませんか?」
地院家「<監禁するに至った人選>とかじゃねーかな?」
三菱「……どれもしっくり来ないわね」
矢倉「本当にこの中に答えがあるのか……?」
>>587
【コトダマ】→<賛成ポイント>
>>587 【途切れたロープ】→<監禁する方法> 正解
B R E A K!
マギカ「……地院家君の意見に賛成だよ」
地院家「なんで微妙にやる気出してくれねーの!?」
マギカ「二人を縛っていたロープは刃物で切られたあとがあったよね?」
宜保「ああ、たしかにあったが……」
リアナ「それがどうかしたの?」
マギカ「実はあのロープの残りの部分は……ボルカニック・マウンテンにあったんだよ」
茅ヶ崎「正確には、秘密の通路の入口部分に、ね」
藻根「どうしてそのような場所にロープが使われているのですかなぁ?」
三菱「おそらく、蜜岡さんが通路に降りるために用いたロープの残り……」
宜保「それこそが二人を縛っていたロープってことか」
愛鬼「そう考えれば辻褄も合うし……」
蜜岡「これは認めないといけないわよねぇ……」
蜜岡「私はぁ、破魔耶君を磔にもしたし、リアナちゃんと島君を監禁もしたわよぉ?」
蜜岡「それがどうしたっていうのかしらぁ?」
島「おい、もう投票タイムでいいんじゃねーか!?」
モノクマ「お、行っちゃいます? 行っちゃっていいんすか?」
地院家「おい、それはまだはえーんじゃねーか?」 反論!
地院家「蜜岡が破魔耶を殺した、とは限らねーだろ!?」
【対論ジャッジメント 開始】
>【新聞の燃えカス】
>【三つのアトラクションの構造】
>【カウンセリングの順番】
>【宜保の証言】
>【途切れたロープ】
>【ジェラルミン製の矢】
>【モノクマファイル02】
島「なんで蜜岡が殺しの犯人じゃねーっていうんだよ!」
島「誰がどう考えたって、こいつが犯人じゃねーか!」
地院家「それは、お前が縛られていたっていう被害者意識から来てるもんだろ?」
地院家「本当にそれが可能かどうか、あるいは整合性があるのか、ちゃんと考えたか?」
島「整合性って何がだよ!」
島「こいつが破魔耶を上の階から射殺して……」
島「更にマギカに罪をかぶせるために下に降りてきて連れ出し」
島「俺たちを監禁した、それで解決じゃねーか!」
地院家「……少しは冷静に考えてみろって」
地院家「蜜岡は殺しの犯人じゃねーはずだぞ、監禁はともかくとしてな」
マギカ(……どっちの意見のが正しいのかな?)
>>591
賛成する方
コトダマ
地院家に『カウンセリングの順番』で
>>591 地院家に『カウンセリングの順番』 正解!
マギカ「私は地院家君の意見に賛成だよ!」
マギカ「蜜岡さんには、破魔耶君を殺すことは出来ないはずなんだ……」
島「はぁ? ここまで条件が揃っているのに、なんで出来ないって言えるんだよ!」
マギカ「だって、蜜岡さんには死亡推定時刻にはアリバイがあるんだもの」
島「そもそも、死亡推定時刻なんてモノクマが適当に書いてるかもしれねーだろ?」
島「だったら、死亡推定時刻中のアリバイなんか関係ないだろ!」
モノクマ「ボクは嘘はつかない主義なんだけどな……」
愛鬼「そ、その言葉がそもそも嘘じゃない……」
マギカ「それじゃあ、死亡推定時刻だけじゃなくて、他の理由で否定してあげてもいいよ?」
島「そ、そんなこと出来るのかよ」
藻根「出来るのですかな?」
宜保「おい、説明しろ円!」
マギカ「皆そこはノリよく聞いてくるんだね……」
マギカ「島君は、破魔耶君が射殺されたっていったよね?」
マギカ「それって本当かな?」
マギカ「私の知っている証拠だと、そんなことはないんだけど……」
証拠品を提出しろ!
>>543から
>>594
モノクマファイル②
>>594 【モノクマファイル02】 正解!
マギカ「モノクマファイル02によると、破魔耶君は水死したことになってるよね?」
マギカ「つまり、矢を撃ったとしてもそれが原因で死んだわけじゃないってことだよ」
マギカ「死亡推定時刻中に犯行が出来ないのであれば……」
茅ヶ崎「蜜岡は、既に死んでいる破魔耶に矢を打ち込んだといえるんじゃないかな?」
宜保「だが、その理由もわからないな……」
宜保「もし、犯人を誤答すれば蜜岡も死ぬのだぞ?」
地院家「……どうせ、俺達を道連れにしようとしてたんだろ?」
円天寺「前もそんなこと行ってたもんね……」
愛鬼「間違いなさそうね……」
島「おいおいおい! ちょっと待ちやがれ!」 反論!
島「なんでてめーらは、蜜岡が犯人じゃないって言い切れんだよ!」
マギカ「だって、実際に犯人じゃないし……」
島「よく考えろ、矢で撃たれている間に死んだかもしれねーだろ!」
宜保「一応、反論は聞いてやるとしよう……」
【反論ショーダウン】
>【スタイリストルームの焦げ跡】
>【ジェラルミン製の矢】
>【三つのアトラクションの構造】
>【破魔耶の遺体の状況】
>【途切れたロープ】
>【死人の部屋の異変】
>【使用された洗面台】
島「どこをどう考えたって…… / 蜜岡が犯人だってなるだろ!」
島「なんでてめーらは / そこまでしてモノクマの情報を信じるんだよ!」
島「もっと自分で考えて見ないと / いつか嘘をつかれるかもしれねーだろ!」
マギカ「……いや、それでも蜜岡さんは犯人じゃないはずだよ」
マギカ「島君が考える、蜜岡さん犯人説の根拠はあるの?」
島「確かに、【破魔耶は水死】したのかもしれねーけど」
島「矢が突き刺さったのと、水死した順番……」
島「それが逆かもしれねーだろ?」
島「つまり、【磔にされてから】破魔耶は水死したんだ!」
>>598
『磔にされてから』を『遺体の状況』で斬るよ
>>598 【破魔耶の遺体の状況】 →【磔にされてから】 正解!
マギカ「その発言、斬らせてもらうよ!」 論破!
マギカ「島君が言うことも普通に考えたら一理あると思うんだ……」
マギカ「でもね、島君? 今回に限ってはそれはあり得ないんだよ……」
島「はぁ? どういうことだよ……」
三菱「一般的に、鋼鉄の矢に思いっきり体を貫かれたらどうなるかしら?」
島「んなの、痛みで目を覚ますか絶叫するに決まってんだろ?」
藻根「睡眠薬で眠っているとはいえ、体の痛みとどちらが勝ちますかな?」
島「体の痛みじゃねーの?」
宜保「なら、どこがおかしいのかはわかっただろう?」
島「……そんなの、矢で撃たれても安らかだった……」
島「って、ああ! そういうことか、すまねー……」
島「苦悶の表情でもない以上、矢で死んだわけじゃねーのか……」
島「なら、死んだ後に射られたってことだな……うん」
宜保「議論はまとまったところで、蜜岡がどうしてこんなことをしたのか検討してみよう」
リアナ「底に真犯人が隠れているのかもしれないからな?」
蜜岡「私はぁ、大事な人を守りたかっただけよぉ?」
茅ヶ崎「……マギカなら、分かるんじゃないかな?」
マギカ「蜜岡さんがこんなことをした理由……それは」
① 破魔耶に恨みがあったから
② マギカがこの事件のクロだと思ったから
③ リアナや島を嵌めようとしていたから
>>601
1じゃね?
>>601 ① 破魔耶に恨みがあったから
蜜岡「私が破魔耶君に恨みを持ってた……」
蜜岡「そうねぇ、マギカちゃんの隣を独占していたのは羨ましいと思ってたわぁ」
蜜岡「次は、茅ヶ崎さん? リアナちゃん? それとも愛鬼さん?」
蜜岡「誰を射ればいいのかしらぁ?」
マギカ(しまったぁ! 皆の私に対する心象が悪くなったみたいだ……)
発言力7→6
>>605
2
>>605 ② マギカがこの事件のクロだと思ったから 正解!
というところで、今日はお開き。
明日には、誰が蜜岡さんをけしかけたのかが分かるはず。
睡眠薬は誰がどうして……
明日にクロまでは判明しなそうだけど……
では、木曜日の夜に再会できるようであればお付き合いおねがいしますねー
ではでは、今日はお疲れ様でしたー
さてと、23時10分から再開しますので、本日もお付き合いいただければ幸いです
では、更新を再開いたしますー
と言っても、それほど進まないで中断と行きそうですがー
マギカ「……もしかしなくても、私を庇おうとしていたのかな?」
リアナ「……お姉ちゃんを庇おうと?」
愛鬼「……どういうこと?」
宜保「さっぱりと意味がわからんのだが……」
マギカ「蜜岡さんは、私にこう言っていたよね?」
マギカ「もう、心中をしようとはしないって」
宜保「それがどうつながるのだ?」
宜保「現にこいつは、私達を混乱させ、全滅させようとしたのだぞ」
涌井「そのとおりですわね。蜜岡様は、明らかに神獣狙いだと思いますが……」
地院家「島やリアナを嵌めようとしていたとかはねーの?」
マギカ「どっちにしろ、それは心中と同じ意味になるよ」
マギカ「それを本人が否定している以上……心中ではないはず」
茅ヶ崎「マギカが真犯人だとすれば、マギカは助かる」
茅ヶ崎「マギカのために自分がクロと誤認させようとしていたわけね」
茅ヶ崎「気持は痛いほどわかるけど、マギカはクロじゃないわ」
円天寺「わ、分かるんだ……」
藻根「では、蜜岡さんがやったことは……」
矢倉「ただ場を見だしただけ、ということだな」
三菱「それなら、本当のことを話してくれるかしら?」
蜜岡「仕方ないわぁ……ちゃんとお話するわ」
蜜岡「マギカちゃんを殺さないため、だもんねぇ……」
蜜岡「まず、私はスタイリストルームで待機していたの」
蜜岡「大前提として、私は睡眠薬は盛っていないわぁ」
蜜岡「スタイリストルームでマギカちゃんとお話しようとしていたところでぇ……」
蜜岡「マギカちゃん、島君、破魔耶君の三人が眠っているのを見たの」
宜保「その後、貴様は何をしたというのだ?」
蜜岡「マギカちゃんと島君は眠っているだけだったけど、破魔耶君は既に死んでいたわ」
三菱「そして、あなたは破魔耶君を水路へと引きずり……」
矢倉「水路に破魔耶を落とした……」
リアナ「そのときにお姉ちゃんも一緒に連れて行ったわけだな?」
蜜岡「えぇ、意識を失っている状態で、あの暗い部屋よぉ?」
蜜岡「最初にマギカちゃんが疑われても容疑がはれるように仕向け、私がクロになれるようにしていたのよぉ」
円天寺「その後、島君とリアナちゃんを監禁したのは……」
蜜岡「一連の事件の犯人が私だと推理させるためよぉ?」
宜保「この事件における隠蔽工作は全て貴様によるものだったわけだな……」
藻根「ほかに何かしたことはないのですかな?」
蜜岡「そうねぇ、洗面台から水が溢れていたから床を拭いたりしたわよぉ?」
蜜岡「あの時、洗面台の栓はされてるみたいだったから、私が抜いておいたのよぉ」
蜜岡「破魔耶君が水路で死んだと見せかけるために、ねぇ?」
宜保「ふん、なるほどな……」
宜保「だが、納得がいかないのは貴様が睡眠薬を入れていないことだ」
茅ヶ崎「睡眠薬は誰が盗んだか、だよね」
茅ヶ崎「そんなの、候補は一人しかいないんじゃない?」
島「誰が犯人か分かるってのかよ?」
マギカ「誰にもばれずに盗みを働く……そんなことが出来るのは、一人しかいないよね?」
怪しい人物を指定しろ!
>>613
リアナ
>>613 リアナ・マルジェイヌ 正解!
マギカ「もう、しらばっくれても無駄だよ?」
マギカ「蜜岡さんは、睡眠薬を盗んだクロじゃないんだ……」
リアナ「ならお姉ちゃん、睡眠薬は誰が盗んだっていうの?」
茅ヶ崎「……それをアンタが聞くのね」
リアナ「……どういう意味だ?」
マギカ「そのままの意味だよ、リアナちゃん?」
リアナ「お、お姉ちゃんまで何を言うの?」
マギカ「……睡眠薬を盗みだしたのは、リアナちゃん、君しかいないんだ」
リアナ「な、何を根拠に……!」
リアナ「だいたい、お姉ちゃん! いつ私が盗んだっていうのさ!」
愛鬼「そんなの決まってるじゃない……」
愛鬼「あんたは、写生大会中に私から睡眠薬を盗んだのよ!」
リアナ「ぐぐ……だが、お姉ちゃん! ひとつ聞かなければいけないことがあるはずだよな?」
マギカ「まだなにか聞きたいことがあるの?」
リアナ「どうしてお姉ちゃんが睡眠薬の入っていた小瓶を持っていたのか……」
リアナ「睡眠薬を盗んだのは、マギカお姉ちゃん」
リアナ「お姉ちゃんの方かもしれないだろう?」
茅ヶ崎「ここまで来て何を言い出すのよ!」
リアナ「私が盗んだ証拠なんてないのだろう?」
リアナ「なら、瓶を持っていたお姉ちゃんのが怪しいだろう?」
リアナ「それとも、私が、超高校級の怪盗である私が盗んだ証拠があるというのか?」
【ノンストップ議論 開始!】
>【リアナの証言】
>【蜜岡の証言】
>【宜保の証言】
>【三菱の証言】
>【愛鬼の証言】
>【睡眠薬の小瓶】
>【凝固したシャンプー】
リアナ「私が盗みだしたなんて証拠……」
リアナ「それが存在するとでも言うのか?」
リアナ「私よりも、【きちんとした物証がある】お姉ちゃんの方が怪しいだろう!」
愛鬼「で、でも……【盗む技術は】アンタが一番だし……」
宜保「だが、それでは円が睡眠薬の小瓶を持っていた理由の説明がつかん」
藻根「【偶然そこに】落ちていたのではないのですかな?」
三菱「【真犯人が残した】偽の証拠なのでは?」
地院家「やっぱり【女神様が盗んだ】のかなぁ……」
【コトダマ】→【論破ポイント】
>>617
うえ
>>617
【蜜岡の証言】→【女神様が盗んだ】 正解!
B R E A K !
マギカ「そんなの絶対おかしいよ!」 論破!
マギカ「リアナちゃんの怪しい行動……見てる人は見てたみたい、だよ?」
リアナ「な、何だというんだ……?」
マギカ「ね、蜜岡さん? リアナちゃんの怪しい行動、しっかり見てたんでしょ?」
蜜岡「昼食の時、リアナちゃんは確かに茶色い小瓶を……」
蜜岡「マギカちゃんの服のポケットに入れていたわよねぇ?」
蜜岡「なんで茶色い小瓶なんかもっていたのかしらぁ?」
リアナ「そ、それは……だな」
リアナ「私だって薬の一つや二つ持っていてもおかしくはない」
リアナ「それに、その茶色い小瓶が私の入れたものだと証明できるわけじゃないんだろう?」
宜保「確かに、それでは証拠としては弱そうだが……」
茅ヶ崎「どうなのよ、ヤンデレ娘。ちびっ子は、マギカを嵌めようとしたの?」
蜜岡「流石に、何を入れたのかまでは分からないわぁ……」
マギカ「でも、誰にも貼らずに盗むなんて芸当、リアナちゃん以外には……」
涌井「その推論はおかしいのではありませんか?」 反論!
マギカ「い、いきなりどうしたの?」
三菱「涌井さんが声を荒げるとは珍しいわね」
涌井「当たり前ですわ。そんな適当な推論で間違った指摘をされても困りますもの」
涌井「そうですよね、美菜輝様?」
円天寺「えー、そうなのかなー……」
【反論ショーダウン】
>【ジェラルミン製の矢】
>【凝固したシャンプー】
>【カウンセリングの順番】
>【死人の部屋の異変】
>【新聞の燃えカス】
>【使用された洗面台】
>【睡眠薬の小瓶】
涌井「リアナ様が本当に盗まれたか / どうか、その証拠はないのですわね?」
涌井「それなら、申し訳ありませんが…… / 当初の予定通り、貴方様が怪しいと思われますわ」
涌井「だって、蜜岡さんがすぐに協力 / してくれそうなのは、あなたが主犯の時だけでしょう?」
マギカ「確かに蜜岡さんは私をかばってくれていたけど……」
マギカ「リアナちゃんが怪しいのは、たしかでしょ?」
涌井「そもそも、それすらも推論ではありませんか……」
涌井「だいたい、睡眠薬と言っても【その種類は千差万別】……」
涌井「【オレンジ色の睡眠薬】なんて、ことさら珍しいものでもありませんわ」
涌井「誰が持っていても、【不思議ではありません】わ」
>>621
うえ
>>621 【睡眠薬の小瓶】→【オレンジ色の睡眠薬】 正解!
B R E A K !
マギカ「その言葉、斬らせてもらうよ!」 論破!
マギカ「ねぇ、涌井さん? どうして瓶の中身が、オレンジ色の睡眠薬だって知ってるの?」
涌井「特におかしいことではありませんわ」
涌井「なにせ、私はオレンジ色の睡眠薬しか存じ上げませんもの」
愛鬼「それがおかしいのよぉ……」
愛鬼「私が持っている睡眠薬で、オレンジ色の物といったら……」
愛鬼「あの茶色い小瓶に入っていた睡眠薬だけなのよ……?」
茅ヶ崎「それなら、どうしてそこの冷徹女は睡眠薬の色まで知ってたのかな?」
円天寺「ねぇ、留峰ちゃん? 答えて、くれるよね……?」
涌井「ふふっ……」
宜保「……涌井、もう言い逃れは出来ない局面だぞ?」
矢倉「白状することだな……」
三菱「本当は、涌井さんが盗んだのね?」
涌井「いいえ、私は睡眠薬の中身を見ただけですわ」
涌井「盗んでもいなければ、盛ってもいない」
涌井「当然、私は破魔耶様を殺したわけでもありませんもの」
涌井「盗んだのはリアナ様、睡眠薬を盛ったのもリアナ様、破魔耶様を磔にしたのは蜜岡様」
涌井「私は別に何もしていませんわよ?」
リアナ「貴様はっ! 貴様がどうしても必要だからと、私はあの睡眠薬を盗んだんだぞ!」
リアナ「それを貴様はっ!」
涌井「あら、私が睡眠薬を欲しがっている理由などありませんわよ?」
涌井「勝手なことを言わないでもらえませんか?」
マギカ「いや、涌井さんが睡眠薬を欲しがる理由……あるにはあるよ?」
涌井「では聞きましょう。私が睡眠薬を欲しがっていたことの理由を……」
証拠品>>543を提出しろ!
>>624
↑
>>624 【三菱の証言】 正解!
マギカ「その理由は三菱さんが知っているはずだよね?」
三菱「円天寺さんが不眠症で悩んでるって話よね?」
マギカ「だから、涌井さんはリアナちゃんに……円天寺さんの不眠症を治すために」
マギカ「睡眠薬を盗むように頼んだんだよね?」
リアナ「ああ、間違いない。私はそう言われたからこそ睡眠薬を盗んだのだ」
涌井「ふふ……ふふふふ……!」
円天寺「ちょ、ちょっと! 留峰ちゃん、どういうこと?」
円天寺「私は睡眠薬なんてもらってないよ!」
リアナ「……盗んだ睡眠薬は事件に使われているのだ」
円天寺「それじゃあ、今回の事件って……」
宜保「涌井が絵を書いた、ということか……」
島「なら、もう決定だろ! 投票タイムと洒落込もうぜ!」
円天寺「どうしてなの、留峰ちゃん……!」
涌井「ふふふ、ふふふふふふ……」
涌井「くく……くっくっく……」
涌井「私が犯人だと、そう思いたいならどうぞご自由に?」
円天寺「どうしてなの、ねぇ! 答えてよ、留峰ちゃん!」
【学級裁判 中断!】
以上で今日の更新は終了です。
遅くまでお疲れ様でした! ッて書いたつもりで書けてなかったよ(´・ω・`)
皆さん、おはようございます!
取り敢えず、本日の22時30分~23時に裁判後半パートを投稿予定。
尚々、SSやイラストは全然リンク貼ってもらって大丈夫です!
寧ろ嬉しいぐらい!
ちなみにチャプター2の裁判は『誰が何をしたか』に焦点を当てたい裁判なので、
全滅しかけまくることうけあいですね!
では、再開していきますー
【???】
??「はっはっは! 君たちと会うのも随分と久しぶりだな!」
??「何!? 私が誰だか忘れた、だと……?」
??「いやいや、そういうのはいいですから……」
??「皆さん、お久しぶりなところですが……」
??「今日は私達から一つヒントを差し上げようかと思いまして……」
??「っていうのもね、ボク達はスキルをもうあげられないけど」
??「まだまだスキルを貰える人って多いよね?」
??「実はスキルをもらっていることで生存が確定する人と」
??「スキルを持っていることによって死亡が確定する人が居るらしいんだよ」
??「まぁ、そういうわけだからよく考えてスキルを取りに行ってね」
??「間違って取りに行くと……生きていて欲しい人が死んでしまって絶望……」
??「そう、この世は絶望に満ち溢れている!」
??「はっはっはっは! まぁ、彼の言うとおりだ」
??「各人同士のつながりが見えてくると、>>1がストーリーを組み立てることがあるようだからな」
??「気をつけてくれるといいだろう」
??「それと、裁判結果でその後の展開が少し変わるんだって」
??「だから、きっちりと裁判に臨んだほうがいいよ?」
??「げほっげほっ! こま、こまめなセーブは忘れないようにしてくださいね?」
??「ほら、水を飲み給え!」
【学級裁判 再開!】
涌井「それで、皆様はこの私が犯人だと、そう言いたいのですわね?」
島「状況を考えてみろよ! どう考えても、てめぇが犯人だろうが!」
リアナ「私に睡眠薬を盗ませ、破魔耶を殺した……そうではないのか?」
三菱「いまのあなたは、とてもじゃないけど信じられるポジションにはいないわよ?」
宜保「貴様が殺しに及ぶとは思ってもいなかったが、これも定め、か……」
茅ヶ崎「意外なところからクロが出てきたけど、これで一件落着かな?」
愛鬼「こ、こんな歪んだ人間なんて死刑、死刑よ!」
藻根「他に申し開きはないのですかな?」
地院家「もう、お前に言い逃れなんてさせねーぞ?」
矢倉「いい加減白状するがいい……」
涌井「くふっ、くふふっ」
モノクマ「本当にそれでいいんスね? その人が犯人でいいんスね?」
モノクマ「後から待った! も異議あり! も聞きませんよ?」
円天寺「ま、待ってください!」
円天寺「私には、留峰ちゃんが殺人を起こすとは思えないの!」
円天寺「だから、少しだけでも話しあう時間がほしいの!」
宜保「いくら、それを貴様が言ったところで……」
宜保「涌井の容疑が晴れるわけでもない……」
宜保「正直無駄だと思うが……」
マギカ「無駄……じゃないと思うよ?」
マギカ「私も、涌井さんは犯人じゃないんじゃないかって思うんだけど……」
宜保「何故、そう思うというのだ?」
マギカ「そのためには、当日の皆の行動を振り返らなくちゃいけないんだ」
マギカ「ねぇ、涌井さん? どうして今朝、美菜輝ちゃんは写生大会を開くって言ったの?」
涌井「それは当然、私が提案したからですわ」
涌井「私は、皆が仲良くなれればいいと思っている美菜輝様を利用して」
涌井「リアナ様に盗むための機会を与えたのです」
宜保「……あまり納得はいかないが、そのとおりなのではないのか?」
地院家「どうしてそんなことの確認が必要なんだよ、女神様」
マギカ「それじゃあ、そこからの事件について振り返ってみようよ」
【ロジカルダイブ 開始】
Q1:破魔耶に盛られた睡眠薬を盗んだのは? リアナ or 蜜岡 or 涌井
Q2:死んだ破魔耶の偽装工作を行ったのは? リアナ or 蜜岡 or 涌井
Q3:一度も現場に足を運んでいないのは? リアナ or 蜜岡 or 涌井
>>642
尚、コンマ下が50以下だと発言力に1ダメージ
Q1リアナ Q2 蜜岡 Q3涌井
>>642 リアナ → 蜜岡 → 涌井 正解!
C O M P L E T E !
発言力 6 → 5
マギカ「それじゃあ、確認してみるよ?」
マギカ「睡眠薬を盗んだのは誰だったっけ?」
茅ヶ崎「底のちびっ子でしょ? それも写生大会中に」
島「んでもって、その睡眠薬は……」
リアナ「私が入れたぞ。お姉ちゃんに殺しをさせないために、な」
茅ヶ崎「はぁ? マギカが人を殺すわけないじゃん」
リアナ「……私も今日は取り乱していたのだ」
リアナ「だから、お姉ちゃんが人を殺すと、涌井に言われたから……」
リアナ「お姉ちゃんを止めるために、スタイリストルームの水に睡眠薬を混ぜた」
リアナ「円天寺のために盗んできた睡眠薬を使ってくれ、とさえ言われたのだからな」
マギカ「そして、リアナちゃんは睡眠薬を入れた……」
マギカ「それじゃあ、眠っていた破魔耶君を殺したクロは分からないから……」
マギカ「死んでしまった破魔耶君に偽装工作を施したのは?」
宜保「それは蜜岡だろう? 本人すら自白しているではないか」
蜜岡「そうよぉ。私は、涌井さんからマギカちゃんが人を殺すって聞いたから」
蜜岡「私が身代わりになれれば、と思って破魔耶君への偽装工作を行ったわぁ」
マギカ「それじゃあ、その時涌井さんってどこにいたのかな?」
地院家「……へ? 涌井は……」
三菱「カウンセリングのために、ラウンジにいたわ」
三菱「ずっと、自由時間中は涌井さんはラウンジから動いていないわ」
円天寺「……と、言うことは?」
涌井「いくら私が怪しいとはいえ、私は犯行を起こせない、というわけですわ」
島「……嘘、だろ?」
藻根「振り出し、というわけですかな?」
愛鬼「ぎ、議論の進展がないじゃない!」
マギカ「……動機、はどうかな?」
マギカ「円扇さんの事件でも動機があった……」
マギカ「今回も、きっとモノクマによる動機が事件の引き金に鳴っているはずだよね」
島「っていっても、俺様はてめーに母親を殺されたニュースくらいだぜ?」
島「東京都の港区に済んでいた俺様の母親を、な!」
円天寺「私は両親を地院家君に殺されたものだけで」
宜保「私は、不貞の兄を茅ヶ崎に殺されたものだけだ」
リアナ「お姉ちゃんが、家族を殺したって……」
茅ヶ崎「宜保の兄に、お姉ちゃんを殺されたんだよ」
三菱「自分の手で、父親を殺したこと、かしら」
矢倉「……矢田の手引で、俺の大事な人は殺されたらしい……」
地院家「円天寺が、俺の家族を殺したんだ」
蜜岡「私は、自分で彼氏を殺しちゃったことね」
藻根「ボクのアトリエを薬剤師殿に吹き飛ばされたことですぞ」
愛鬼「私の病院を藻根に爆破されたことね」
マギカ「私は通っていた学校をリアナちゃんに爆破されたこと……」
マギカ「それじゃあ、涌井さんは?」
マギカ「どうして、涌井さんだけ動機がないんだろうね?」
涌井「私は、自分のニュースを見ていませんもの」
島「だから動機がないって、か?」
マギカ「犯行は不可能でも、動機はあるはずだよね……」
マギカ「動機……どこかになかったかな……?」
証拠品を提示しろ!
>>543 から
>>647
【新聞の燃えカス】
>>649 新聞の燃えカス 正解!
マギカ「そう言えば、島君? あのスタイリストルームに、何か燃えカスみたいなものがあったよね?」
島「燃えカスだぁ? そんなもん見た覚えねーが……」
茅ヶ崎「しらばっくれてもダメだよ。ここにその実物があるんだから」
島「いや、本当に俺様は何もしらねーぞ?」
島「確かに、初日には新聞があったのは覚えてるが……」
島「次の日に行ったら新聞が消えてなくなっていたんだからな」
茅ヶ崎「……本当に知らないの?」
島「いや、知ってたらそんなの隠してねーよ……」
島「今回の事件じゃ、俺様はマギカをクロにしかけた被害者だぜ……?」
マギカ「いや、島君はたしかに知らないかもしれない……」
マギカ「でもそれじゃあ、どうして、誰がこの新聞を燃やしたんだろうね?」
円天寺「……それがわかるというのですか?」
茅ヶ崎「さて、マギカは分かっているのかもしれないよ?」
マギカ(本当はわからないけど……やってみるしか、ないよね)
【ノンストップ議論】
>【新聞の燃えカス】
>【金属製の手錠】
>【宜保の証言】
>【三菱の証言】
>【スタイリストルームの焦げ跡】
>【使用された洗面台】
>【凝固したシャンプー】
茅ヶ崎「それにしても、誰がこんな燃えカスを残したんだろうね
涌井「さて、存じ上げませんわね」
円天寺「……でも、どうして留峰ちゃんには【動機がなかった】のかな?」
宜保「動機がないというのが嘘なのだろう」
宜保「貴様は見たニュースの中身を【報告していない】だけだな?」
島「いや、【本当に動機がない】可能性もあるのか……」
愛鬼「あんただけ、新聞に動機が乗っていたんでしょ?」
涌井「まさか、そんなはずありませんわ」
涌井「それに、わざわざ【スタイリストルーム内で】新聞を燃やすなんてありえませんわ」
>>653
↑
>>653 【スタイリストルームの焦げ跡】 → 【スタイリストルーム内で】 正解!
B R E A K !
というところで今日はここまで。
最近忙しくて全然進んでないな~…
それじゃあ、お疲れ様でしたー
明日にはチャプター2の裁判を終わらせるぞーっと決意表明だけしてドロン
電車の人身事故で大幅に帰宅が遅れる不具合
23時過ぎから続きを投下しますが…人はいらっしゃるのだろうか…
基本的に不運な方な気がする今日この頃
大富豪で、大貧民になるとカードを二枚渡すわけですが…渡す前の最強カードが「K」と「Q」
渡した後、最強カードが「10」とかザラ…
桃鉄で私にボンビーが着いた瞬間にキングボンビーになって
挙句の果てには「なすりつけられない」状態になり、目的に近づいたところで突然ハワイに飛ばされるくらいには不運な感じ…
絶望的ぃ……!
それはともかく、人もいらっしゃるので裁判の続きを投下していこうかなーっと
マギカ「そんなの絶対おかしいよ!」 論破!
マギカ「ねぇ、涌井さん? どうして、スタイリストルームで燃やした、なんて発想に至ったのかな?」
蜜岡「普通、燃えカスがあっても、燃やした場所をスタイリストルームに断定するのはおかしいわぁ」
藻根「確か、少し離れた場所に焼却炉がありましたな」
藻根「誰かが持ち込んだ可能性もあるはずなのですがねぇ」
三菱「……それを、スタイリストルームに限定したのは」
矢倉「お前が燃やしたから、だな?」
涌井「私が燃やしたかどうかはともかく、燃やされた証拠はあるのですか、円様?」
マギカ「スタイリストルームの壁に焼け焦げた跡があったよ」
マギカ「それを燃やした犯人が、雑誌で隠していたみたいだね……」
涌井「……ならば、お話しましょう」
涌井「私がどうして破魔耶様を殺そうとしたのか、を」
円天寺「それじゃあ、やっぱり留峰ちゃんが……」
愛鬼「……話すなら早い内にした方がいいわ」
茅ヶ崎「変態の白黒クマさんは待ってくれないもんね」
モノクマ「変態とは失礼な! ボクはこう見えても紳士なのですぞ」
マギカ「それはどうでもいいから、ほら涌井さん?」
涌井「まずは新聞記事に書かれていた見出しをお伝えしましょうか」
涌井「都内在住の男性、涌井洋一(43)が殺された事件の実行犯として破魔耶麗司容疑者を指名手配」
茅ヶ崎「まぁ、妥当な動機ね」
宜保「だが、貴様はどうにも円を罠に嵌めようとしていなかったか?」
涌井「その理由は簡単ですわ」
涌井「父を殺した主犯は、そこの魔法少女……、円マギカ容疑者、とあったからですわ」
涌井「だからこそ私は、憎い二人を同時に殺すために今回の犯行計画を建てたのです」
涌井「円様、あなたに破魔耶様を殺してもらおうと、ね」
涌井「そして、仮に殺せなかったとしても……諸共処刑できるように、ですわ」
涌井「皆様はそのための尊い犠牲にすぎない……」
涌井「それが、世界の理であって……」
涌井「私が秘書として仕えるべきお方の、教えなのですわ」
島「仕えるべきお方、だぁ?」
地院家「そこの政治家の秘書なんじゃねーのかよ」
涌井「私は、一人の秘書ではありませんの」
涌井「世界中多くの人の秘書を務めているのですわ」
茅ヶ崎「それで……この落とし前はどうとってくれるの?」
茅ヶ崎「あんたが犯人で、マギカを貶めようとしていたって言うなら」
茅ヶ崎「アンタの股間を蹴り上げればいいの?」
涌井「何を言っていらっしゃるのですか?」
涌井「私は破魔耶様の死亡推定時刻にアリバイがある確定シロ……」
涌井「ここからは、破魔耶様を殺した本当の犯人を議論するべきなのでは?」
宜保「……涌井の言葉にも一理ある」
宜保「追求したい気持ちはわかるが、落ち着け茅ヶ崎」
宜保「この事件をどうにかしなければ、貴様の好きな円も一緒に死んでしまうことになると忘れるな」
茅ヶ崎「ちっ、わかってるわよ……!」
マギカ「それじゃあ、誰が犯人なのか……スタイリストルームを訪れた人だけで考えてみようか」
藻根「怪盗殿、弓道家殿、美容師殿に……幸運殿自身ですな」
茅ヶ崎「一応、マギカも候補に入るけど……今さらね」
地院家「誰かの証言が嘘かもしれないってことか……」
円天寺「もう一度証言を振り返ってみようよ」
【ノンストップ議論 開始!】
>【スタイリストルームの焦げ跡】
>【凝固したシャンプー】
>【死人の部屋の異変】
>【使用された洗面台】
>【宜保の証言】
>【睡眠薬の小瓶】
>【モノクマファイル02】
宜保「まず、リアナについてだが……」
宜保「貴様は【睡眠薬を水に】混入し……その後、蜜岡に殴られた」
宜保「間違いないな?」
リアナ「ああ、その点については間違いないだろう」
藻根「そこで、弓道家殿が怪盗殿を急襲!」
愛鬼「気絶した【リアナと島を連れて】倉庫で監禁、したわけね」
地院家「……怪しいのはリアナと蜜岡だが……」
涌井「蜜岡様には【アリバイがございます】わ」
涌井「犯人になることはあり得ませんわ」
リアナ「なっ!? 私が犯人だというのか!」
涌井「当たり前ではありませんか」
愛鬼「だって、あんたが破魔耶を殺していないとすれば……」
愛鬼「マギカが見た瞬間に【モノクマアナウンスが流れる】はずじゃないの!」
茅ヶ崎「それとも、やっぱりお姉ちゃんが犯人だ、って言い張るのかなー?」
>>668
【コトダマ】→【ワイークポイント】
ビッグウェーブ使っていい?
↓にまかせる
>>668
スキル【ビッグウェーブ】使用!
…あと、微訂正。
【ノンストップ議論 開始!】
>【スタイリストルームの焦げ跡】
>【凝固したシャンプー】
>【死人の部屋の異変】
>【使用された洗面台】
>【宜保の証言】
>【睡眠薬の小瓶】
>【モノクマファイル02】
宜保「まず、リアナについてだが……」
宜保「貴様は睡眠薬を水に混入し……その後、蜜岡に殴られた」
宜保「間違いないな?」
リアナ「ああ、その点については間違いないだろう」
藻根「そこで、弓道家殿が怪盗殿を急襲!」
愛鬼「気絶したリアナと島を連れて倉庫で監禁、したわけね」
地院家「……怪しいのはリアナと蜜岡だが……」
涌井「蜜岡様にはアリバイがございますわ」
涌井「犯人になることはあり得ませんわ」
リアナ「なっ!? 私が犯人だというのか!」
涌井「当たり前ではありませんか」
愛鬼「だって、あんたが破魔耶を殺していないとすれば……」
愛鬼「【マギカが見た瞬間にモノクマアナウンスが流れる】はずじゃないの!」
茅ヶ崎「それとも、やっぱりお姉ちゃんが犯人だ、って言い張るのかなー?」
>>673
【コトダマ】→【ウィークポイント】
ワイークじゃないよ!
【使用された洗面台】→【マギカが見た瞬間にモノクマアナウンスが流れる】
>>673 【使用された洗面台】→【マギカが見た瞬間にモノクマアナウンスが流れる】
愛鬼「え、え? わ、私何かおかしいこと言った……?」
宜保「多分おかしいのは、円の意見だな」
藻根「この場合は責められても仕方ないですぞ」
島「それで、どうして洗面台が使用されてるとテメーが見た瞬間にモノクマアナウンスが流れねーんだ?」
地院家「リアナが洗面台を使って殺した、というわけか?」
マギカ(しまったー! 突きつけるコトダマを間違えたみたいだ……)
>>676
>>676
【死人の部屋の異変】→【マギカが見た瞬間にモノクマアナウンスが流れる】 正解!
B R E A K !
マギカ「多分、リアナちゃんは証言として嘘を言っていないの」
マギカ「ただ……リアナちゃんが見たのは、きっと破魔耶君じゃなかったはずなんだ」
愛鬼「な、なに? なぞなぞか何か……?」
宜保「言っている意味がわからんが……どういうことだ?」
マギカ「ねぇ、蜜岡さん?」
マギカ「スタイリストルームの破魔耶君の遺体、運ぶ前に何か偽装しなかった?」
マギカ「リアナちゃんに、何かを誤解させるために……」
蜜岡「そうねぇ、まんまと現れる睡眠薬を混ぜた相手のためにぃ」
蜜岡「破魔耶君と同じ体格のゾンビを、洗面台に運んでおいたわよぉ?」
宜保「それをさっさと言わないか、馬鹿者!」
蜜岡「だってぇ、聞かれなかったもん……」
涌井「ですが、これではっきりしましたわね?」
愛鬼「モノクマアナウンスが流れなかったのは、リアナが破魔耶の遺体を見ていないから……」
宜保「そして、もうひとつ条件があるんだ」
藻根「と、言いますと?」
宜保「島、貴様が破魔耶の遺体を見ていないこと、という条件がだ」
島「当たり前なんじゃねーの? だって、俺様は眠っていたんだぜ?」
地院家「それじゃあ、どんなタイミングでてめーは眠ったと言うんだよ?」
島「あんまり覚えは正直ないんだが……」
島「いいぜ、考えてみるさ」
【ノンストップ議論 開始!】
>【凝固したシャンプー】
>【使用された洗面台】
>【新聞の燃えカス】
>【三つのアトラクションの構造】
>【宜保の証言】
>【死人の部屋の異変】
>【モノクマファイル02】
島「いつから眠ったか……か」
島「間違いなく、【先に破魔耶が眠った】……んじゃねーかな、って思うんだが」
リアナ「【私が部屋に行った時には】少なくとも眠っていたな」
蜜岡「【リアナちゃんより前に】見たけど、その時も眠っていたわね」
愛鬼「それで、いつ眠ったっていうのよ?」
愛鬼「あの睡眠薬は【即効性のあるもの】なのよ……?」
リアナ「いつ眠ったかくらい、想像つかないのか?」
島「そう言われてもよー……」
島「多分、【洗髪後だった】とは思うんだが……」
>>680
【コトダマ】→【ウィークポイント】
やっぱ破魔矢んの自殺かな
↑
えーと、この場合はセーフ、かな?
>>681
【凝固したシャンプー】→【洗髪後だった】 正解!
B R E A K !
マギカ「それは、多分違うんじゃないかなって」 論破!
島「洗髪後じゃなかった、ってのか?」
島「だけど、俺様は確かにあいつの髪にシャンプーを付けたはずだぜ?」
マギカ「でも、殺された破魔耶君の髪には、シャンプーが固まっていたよ?」
茅ヶ崎「超高校級の美容師であるあんたが、そんなヘマをやらかすわけないし」
円天寺「では、破魔耶君が死んだのは……洗髪中ってこと?」
地院家「それなら、てめーが犯人じゃねーかよ!」
島「いやいや、ちょっと待ってくれって!」
島「そんなわけあるかよ! 俺様は、破魔耶に指一本振れてないんだぜ?」
島「嫌、髪には触れたけどよ……」
リアナ「だが、結果的に貴様意外にクロはいないだろう?」
島「んなわけあるかよ! 犯罪計画を建てた涌井も、睡眠薬を盗んだリアナも、破魔耶の遺体に工作した蜜岡も」
島「どう考えたって俺様より怪しいだろうが!」
宜保「だが、蜜岡と涌井にはアリバイがあり、蜜岡の証言が正しい以上、リアナが殺していないことも明白」
宜保「消去法で、貴様がクロになってしまうのだ」
島「ほ、ほかのやつらが殺した可能性はねーのかよ!」
藻根「我々は、お互いを監視したりカウンセリングで一緒にいたりしたのですぞ?」
藻根「アリバイがなくなったのは……」
島「お、俺様しかいねーってのかよ……」
島「そんなの……!」
島「そんなの認められるわけねーだろ!」
【PTA 開始】
島「俺様じゃねーんだって!」
島「俺様は被害者だぜ?」
島「涌井のヤローが一番悪いだろうが!」
島「俺様はやってねー!」
島「何言ってやがる!」
島「この田舎もんやろう!」
島「俺様は殺してなんかいねー!」
マギカ「でも、情況証拠が……」
マギカ「島君の犯行を示しているんだよ?」
島「そんな証拠、あるわけねーだろ?」
島「だって、俺様には殺した記憶もねーし、そもそもこの疑い自体おかしいだろ!」
マギカ「そんなことないよ?」
マギカ「だって、この人が怪しいって思われるものを教えてくれているもの」
>>687 コトダマを選択して下さい。
ただしいコトダマを選択すると、議論が発展します
【使用された洗面台】
んー、眠くなってきてしまって寝落ちしていました、ぞ
取り敢えず、>>687は確かにお間違いなのでございます
なので、正答を>>691にお願いします。
明日にはお仕置きまで行けるか…って、クライマックス推理作ってないや
【宜保の証言】
>>691 【宜保の証言】 正解!
というところで、今日はここまででー
明日には終わりますので、もうちょっとお付き合いをー……
チャプター2は絶望でしたね、で終わりたいところー
【今日は22時開始予定です】
では、再開していきますー
議論発展!
マギカ「宜保さんが教えてくれているんだよ」
マギカ「島君が犯人だってことを……ね」
島「宜保の発言のどこに俺様が犯人だってことを示すものがあるんだよ!」
島「俺様は、破魔耶が眠ったところからの記憶が無いんだぞ?」
島「それだというのに、どうして俺様が犯人だって言い切れるんだ?」
島「やっぱりテメーが犯人なんだろ?」
島「俺様は犯人じゃねーんだって!」
マギカ「じゃあ、私の質問に答えてみてよ?」
島「あ? いいぜ、俺様に答えられる質問なら」
マギカ「それじゃあ、島君はどうして監禁されている間、あんな状態だったの?」
マギカ「どうして、体が濡れてたのかな?」
島「しらねーよ、そんなの……。俺様はたしかに眠ってしまっていたはずなんだ……」
マギカ「島君は、どうやって眠っていたのか、蜜岡さん、覚えてる?」
蜜岡「確か、仰向けだったはずよぉ?」
島「それがどうしたっていうんだよ!」
マギカ「まだ、気づいていないの?」
マギカ「それなら、島君に改めて聞くよ?」
マギカ「島君、君が殺していないっていうのなら、このことについてどう答えるつもりなの?」
か た
△
ぬれ □ ○ だの
×
か ら
>>700
からだのぬれかた
>>700 × ○ □ △
か ら だ の ぬ れ か た 正解!
島「か、体の濡れ方……だぁ?」
島「そ、それがどうしたっていうんだよ……」
茅ヶ崎「……気づかないの? うつ伏せに眠っていたのならともかく」
茅ヶ崎「仰向けだとすれば、それが指し示す可能性はひとつしかないでしょ?」
島「な……ば……ば、馬鹿言ってんじゃねーよ!」
島「まさか、眠る拍子に俺様が水を出したのが原因だっていうのか!?」
リアナ「……スタイリストルームの洗面台は、プッシュボタン式の栓じゃなかったか?」
宜保「それも、蛇口の隣のボタンを推すタイプ……だったはずだな」
島「おいおいおいおい! う、嘘だろ!?」
島「嘘だと行ってくれよ、なぁ!?」
地院家「…………」
円天寺「…………」
愛鬼「…………」
藻根「…………」
島「なぁ、嘘なんだろっ!」
島「頼むよっ! 嘘だって、嘘だっていってくれよ!」
マギカ「……本当は私だって、そう言いたいけど……」
マギカ「この証拠品が、その状態を示しているんだよ」
証拠品を提示しろ!
>>704
仕様された洗面台
>>704 【使用された洗面台】 正解!
マギカ「この洗面台……島君の証言が正しければ、濡れてないはずだよね?」
マギカ「いや、島君の証言を考えなくても濡れていたらおかしいよね?」
マギカ「だって、島君は破魔耶君の髪にシャンプーを付けただけで……」
マギカ「髪は洗い流していなかったんでしょ?」
島「そうだが……それが濡れていたからって!」
蜜岡「あの日、スタイリストルームを訪れたのは……私とリアナちゃん、マギカちゃんだけ」
蜜岡「その三人が殺すことが出来なかった以上、残りの一人しか可能性はないわぁ」
蜜岡「それに、あなたは洗面台の真下で眠っていたのよぉ?」
蜜岡「眠るときに、ボタンを押してしまって栓が出来……」
蜜岡「さらに、水道を出してしまったが故に水が溢れ……」
藻根「眠っていた幸運殿は、水死してしまったというわけですなぁ……」
島「だが、俺様は殺そうとして殺したわけじゃないんだろ?」
島「だいたい、そんなの過失じゃねーか!」
島「俺様が殺したわけじゃ……ねーじゃねーかよ……」
涌井「とは言え、殺しは処刑の対象なのでしょう?」
涌井「ご愁傷様でしたわ。そして、破魔耶様を殺してくれたことを感謝いたします」
円天寺「留峰ちゃんはちょっと黙って!」
円天寺「……ねぇ、モノクマさん? これは殺人にはいらないと思うのだけど?」
モノクマ「何行ってるんすか、事故でも事件でも人殺しは人殺しっすよ!」
モノクマ「さぁさぁ、事件の全貌を振り返ってみましょう!」
マギカ「不本意だけど……」
島「俺様は殺してなんか……ねえんだよおおおおおおおおおおおお!」
Act1 今回の事件は、複数人の思惑が複雑に絡み合った事件だったんだ。
実際に殺人計画を練っていたのは( )さんだった。
彼女は、リアナちゃんと蜜岡さんを巧みに操って、破魔耶君を殺そうと計画していたんだ。
Act2 事件は、睡眠薬を盗み出すことから始まったんだ。
そのために、円天寺さんの善意を利用して、彼女は( )を開かせることに成功した。
愛鬼ちゃんとリアナちゃんは私と同じ行動グループになると踏んでいたから……
そこでリアナちゃんに( )色の小瓶に入った睡眠薬を盗ませることにしたんだ。
Act3 その後、まんまと睡眠薬を盗ませたところで、私が殺人計画を立てていることをそれとなくリアナちゃんに伝える。
そうすることで混乱していたリアナちゃんは、私を止めるために……睡眠薬を混入させてしまったんだ。
スタイリストルームの( )の中に、瓶の中身を全部。
そこで、静かに今回の事件が始まっていったんだ。
Act4 睡眠薬が入っていることなんて知らなかった、島君や破魔耶君、それに私も……。
スタイリストルームでは三人の人間が眠ってしまうことになった。
最初に眠ったのは( )で、次に眠ったのが( )、最後に眠ったのは( )だね。
そして、島君は眠りかける拍子に、洗面台の栓と、( )に触れてしまった。
そのまま洗面台には水が溢れかえり、そこで破魔耶君は( )してしまったんだ。
Act5 そこに現れたのは、私が殺人計画を立てていると騙された蜜岡さんだった。
彼女は、洗面台の水を抜き、周囲の水を拭き取ると破魔耶君の遺体を( )へと連れ出した。
まず、( )に向かい、秘密の通路を通って上部通路から矢を撃ちこんで破魔耶君を磔にしたんだ。
そして、何くわぬ顔でスタイリストルームにゾンビの人形を運び込み、リアナちゃんを急襲。
後は二人を( )で監禁したんだ。
Act6 後は、目覚めた私が破魔耶君の遺体を見つけたものの、何故か持っていた( )の所為で大混乱。
私と、リアナちゃん、それに蜜岡さんに島君、涌井さんと誰が犯人なのかがわからなくなっちゃったんだ。
でも、それぞれの行動を紐解いていくと……。
今回の事件の犯人は、一人しかいない。
それは過失かもしれないけど、でも、原因を作ったのは!
破魔耶君の死の原因を作ってしまったのは、( )!
あなたしかいない!
>>709
概ねあっている解答であれば正解にします。
自由に埋めてみてください!
水死した破魔矢が安らかな表情って、睡眠薬飲んでてもそうなるのかな。もし分かってて事故死したとなるととてつもなくえぐいよな。
Act1 1.涌井
Act2 2.写生会 3.茶
Act3 4.ウォーターサーバー
Act4 5.私 6.破魔耶君 7.島君 8.水道のボタン 9.水死
Act5 10.暗黒の間 11.ボルカニック・マウンテン 12.倉庫
Act6 13.睡眠薬の小瓶 14.島君
正直眠った順番自信がない
>>710
Act1 今回の事件は、複数人の思惑が複雑に絡み合った事件だったんだ。
実際に殺人計画を練っていたのは(涌井)さんだった。
彼女は、リアナちゃんと蜜岡さんを巧みに操って、破魔耶君を殺そうと計画していたんだ。
Act2 事件は、睡眠薬を盗み出すことから始まったんだ。
そのために、円天寺さんの善意を利用して、彼女は(写生大会)を開かせることに成功した。
愛鬼ちゃんとリアナちゃんは私と同じ行動グループになると踏んでいたから……
そこでリアナちゃんに(茶)色の小瓶に入った睡眠薬を盗ませることにしたんだ。
Act3 その後、まんまと睡眠薬を盗ませたところで、私が殺人計画を立てていることをそれとなくリアナちゃんに伝える。
そうすることで混乱していたリアナちゃんは、私を止めるために……睡眠薬を混入させてしまったんだ。
スタイリストルームの(ウォーターサーバー)の中に、瓶の中身を全部。
そこで、静かに今回の事件が始まっていったんだ。
Act4 睡眠薬が入っていることなんて知らなかった、島君や破魔耶君、それに私も……。
スタイリストルームでは三人の人間が眠ってしまうことになった。
最初に眠ったのは(私)で、次に眠ったのが(破魔耶君)、最後に眠ったのは(島君)だね。
そして、島君は眠りかける拍子に、洗面台の栓と、(水道のボタン)に触れてしまった。
そのまま洗面台には水が溢れかえり、そこで破魔耶君は(水死)してしまったんだ。
Act5 そこに現れたのは、私が殺人計画を立てていると騙された蜜岡さんだった。
彼女は、洗面台の水を抜き、周囲の水を拭き取ると破魔耶君の遺体を(暗黒の間)へと連れ出した。
まず、(ボルカニック・マウンテン)に向かい、秘密の通路を通って上部通路から矢を撃ちこんで破魔耶君を磔にしたんだ。
そして、何くわぬ顔でスタイリストルームにゾンビの人形を運び込み、リアナちゃんを急襲。
後は二人を(倉庫)で監禁したんだ。
Act6 後は、目覚めた私が破魔耶君の遺体を見つけたものの、何故か持っていた(睡眠薬の小瓶)の所為で大混乱。
私と、リアナちゃん、それに蜜岡さんに島君、涌井さんと誰が犯人なのかがわからなくなっちゃったんだ。
でも、それぞれの行動を紐解いていくと……。
今回の事件の犯人は、一人しかいない。
それは過失かもしれないけど、でも、原因を作ったのは!
破魔耶君の死の原因を作ってしまったのは、(島君)!
あなたしかいない!
C O M P L E T E !
マギカ「これが、事件の全貌だね!」
島「……おい、こんな結末ってありかよぉ!」
島「俺様は、破魔耶を殺すつもりじゃなかったんだぜ?」
島「なのに、なのに……!」
愛鬼「仕方ない、とはいえないわよね……」
茅ヶ崎「……私は、島は悪く無いと思ってる」
宜保「茅ヶ崎……」
茅ヶ崎「こんな私でも受け入れてくれたマギカを殺そうとした、アンタが憎くないわけじゃない……!」
茅ヶ崎「でも、今回の事件に限っては、アンタは悪くなかったと思ってる」
茅ヶ崎「寧ろ、不運だったんじゃないかな……」
涌井「そうですわね、破魔耶様が幸運だった、とも言えるかもしれませんが」
涌井「いえ、思いの相手を脱出させられなかったのは不運でしょうか?」
宜保「……どういう意味だ?」
涌井「破魔耶様は、ご自分が私に狙われていることにも気づいていたのですわ」
涌井「……だから、取引をしたのです」
円天寺「取引、ってどういうこと?」
藻根「どんな取引を行ったというのですかな?」
涌井「簡単な事ですわ」
涌井「私自身は手を下さない、その代わり他の誰かになら……」
地院家「あいつは殺される道を選んだってのか」
涌井「ええ、円様が殺人を計画していると吹聴して、ですけれど」
島「それじゃあ、あいつが安らかな死に顔してるのは……」
涌井「事故とは言え、誰かに殺されることを覚悟していたからですわ」
涌井「破魔耶様は円様を出したかったようですが……」
涌井「破魔耶様からしたら、島様も希望の対象……」
涌井「結果オーライだったのではないですか?」
島「それじゃあ、俺様は……俺様は……!」
島「被害者にも仕組まれた罠に、嵌っちまったってわけかよ……!」
涌井「それだけではありませんわ」
涌井「破魔耶様は、本当に超高校級の幸運ですわ」
茅ヶ崎「どう考えても不運でしょ、殺されてるんだから」
涌井「いいえ、そうではありませんわ……」
涌井「なにせ、私が起こした行動で、明日からの疑心暗鬼はもっと募ります……」
涌井「いつ殺されるかわからない生活を送らないでいいなんて……」
涌井「まさに幸運ではございませんか!」
島「く、狂ってやがるだろ……こいつ……」
円天寺「もう、留峰ちゃんの考えてることが……分からないよ」
茅ヶ崎「最初から狂ってたんじゃないの?」
茅ヶ崎「少しはまともかな、と思っていたのに残念もいいところだわ」
島「なんで、こうどいつこいつも、おかしいところばっかりもってるんだよ……!」
島「俺様は、そうすれば……、こんな目にはあわないで済んだのに……!」
モノクマ「おやおやぁ? 感傷に浸るのもいいけど、あれがまだなんじゃない?」
マギカ「……あれ?」
モノクマ「なになに? もう忘れちゃったの?」
モノクマ「それとも、事故死だから今回はないと思った?」
モノクマ「残念でした! 今日も例のコーナーはやってきてしまうのです!」
地院家「いや今回は、いらねーだろ!」
モノクマ「それじゃ、全滅するんですね?」
涌井「こうなっては仕方ありませんわ」
涌井「島様を切り捨てて……」
宜保「貴様がそれを言うか! 貴様の起こした行動で、奴が死のうとしているというのに……!」
モノクマ「そういうの面倒くさいんで、さっさと投票に移って下さい!」
モノクマ「今回、超高校級の幸運、破魔耶麗司君を殺したクロは誰なのか……!」
モノクマ「オマエラは、お手元のスイッチで投票して下さい!」
V O T E
島 島 島
モノクマ「いやーっほう! 大正解!」
モノクマ「今回、超高校級の幸運、破魔耶麗司君を殺したクロは……」
モノクマ「主食がマリモの島武彦君でした!」
モノクマ「この生活に事故死なんて存在しないのです!」
モノクマ「事故死でも立派な殺人だよね!」
モノクマ「うぷぷぷ……絶望すればいいと思うよ?」
モノクマ「オマエラの絶望する顔が、ボクの行動源になるんだからね!」
島「俺様が……殺したことになる、ってのか……」
島「俺様が……俺様が……!」
マギカ「し、島君……」
島「俺様が人殺しをしたっていうのかよ!」
モノクマ「ところでさ、オマエラニュースを見て殺人に走ろうとしてたけど」
モノクマ「オマエラにはその事件に関する記憶はないんだろ?」
モノクマ「よくニュースの情報を鵜呑みにしたよね!」
モノクマ「オマエラ、情報が正しいかどうかなんてチェックしないんだね!」
モノクマ「まぁ、嘘は流してないけどさぁ……」
モノクマ「オマエラ、本当にそれでいいの?」
愛鬼「く、クマに心配された……!?」
モノクマ「まぁ、いいや」
モノクマ「オシオキタイムの前に涙のお別れ会とか欲しいでしょ?」
モノクマ「ほら、オマエラ! 悲しがれよ!」
マギカ(こうして、二度目の学級裁判が終わった……)
マギカ(私達に、虚しさだけを残して)
マギカ(いや、虚しさだけじゃない……)
マギカ(虚しさ以上に、疑念を残して……)
マギカ(これから先、皆を疑いながら生きていく毎日が……始まろうとしていた……)
【学級裁判 閉廷 !】
さてさて、今日の更新はここまで
今回の事件でなんとなくわかったかもしれませんが、実は
事件の内容で決まっているのは、誰がどうやって殺すか、だけだったり
今回だと、島は洗面台で水死させるということしか決まっていなかったので、
蜜岡やらリアナやら涌井やらが出てきて大変なことになったわけで……
涌井の殺人計画に島が乗せられた形でしたが、
最初は共犯の上で涌井に裏切らせようかと思っていました
生き別れの兄妹だったのよ! みたいな……
まぁ、それはともかくとして……
だんだんと皆の狂気が具現化してきていい具合に!
さて、今日は以上ですので、お仕置きは明日に。
円扇ほどはえげつなくないから安心召されよ!
ではでは、またの更新を……
帰宅遅くなっちゃったので、更新できませんでしたー…申し訳ない…
人身事故でタクシー代3000円かけて帰ってきたのに……
お仕置きは、うん、うんうん
今日は絶望したので、チャプター4と5は絶望させることにします(作文
取り敢えず、今日はもうおやすみタイム
明日には作成したお仕置きへとうつりたいところ
その後は、チャプター3を新スレでやるにあたって、
あまりを消化するのに何か希望があれば、ってところかな?
裏側を、とか……
スリーサイズは? とか、そういうのでも可ー
反応見て何か書こうかなと思っているので―
本日22時より再開いたしますー
裁判後の会話→お仕置き→チャプター2夜会話ってところまでいければなーっと
それでは再開いたしますー
といっても、多分今日は安価はないんじゃないかと思うので、のんびり更新ー
島「俺様が……破魔耶を殺しちまったんだな」
島「俺様は、絶対犯罪には手を染めないって、おふくろと約束してたのにな……」
マギカ「お母さん……どんな人、だったの?」
島「……犯罪者、だったんだよ」
島「父親と早くに離婚してから、おふくろにはお金を稼ぐすべがなかった」
島「……世間にばれないように、スリを繰り返したコソドロだったんだ」
リアナ「……家族のためなら、手段なんて選んでいられない、か」
島「毎日数万円単位で盗んできては、俺様の学費と……」
島「美容師になるために必要な道具すらも揃えてくれたんだ」
島「俺様にとって、美容師になることは俺様の夢であると同時に……」
島「おふくろとの絆のようなものだったんだよ」
円天寺「でも、そのお母さんは、もう……?」
島「俺様の記憶では、元気だった頃の記憶しかないんだけどよ……」
島「もう、死んじまってるってことなのかな?」
島「そのおふくろが、生涯かけて俺様に守るように厳命していたことがあったんだ」
宜保「……それが、貴様の言う」
島「ああ、犯罪には絶対手を染めないでくれ」
島「私と同じ末路だけは、たどってほしくない」
島「捕まろうが、捕まるまいが、心だけが疲弊していく毎日を俺様に味あわせたくない」
島「おふくろは、いつもそう言って笑っていたんだよ……」
島「でも、俺様は……」
島「人を……。この手で、破魔耶を殺しちまったんだ……」
茅ヶ崎「……アンタが殺したわけじゃないじゃん」
茅ヶ崎「破魔耶はアンタを恨んでるの? アンタは殺したって実感があるの?」
茅ヶ崎「アンタの手には、人を殺したときの感触が残っているっていうの!?」
茅ヶ崎「相手の肉の中を、持っている刃物が貫く感触が」
茅ヶ崎「相手の頭を殴ってしまった、重い鈍器の感触が」
茅ヶ崎「相手の首を絞めた、そのロープの質感が……」
茅ヶ崎「アンタに残っているって?」
茅ヶ崎「そう言いたいわけ!?」
宜保「おい、茅ヶ崎……それ以上、自分の首を絞めるようなことは」
茅ヶ崎「もう我慢できない!」
茅ヶ崎「私はねぇ! 元々、誰にも心なんか開かないまま誰かを殺して外に出ようと思ってたんだよ!」
茅ヶ崎「外に待っている人なんかいないけどさ、こんなところで閉じ込められる生活なんかうんざりだって!」
茅ヶ崎「人を殺すことが怖い? そんな感情なんか最初っからなかったよ!」
茅ヶ崎「宜保の兄を殺して、その仲間のサーファーを殺して、駆けつけた警察官をも殺して……」
茅ヶ崎「二年前、まだ中学生だった私は、既に三人も殺してるんだよ?」
茅ヶ崎「今更、そんなことを恐れることなんかないって、思ってたんだよ」
島「それなら、余計俺様の気持ちなんか分かるわけが……」
茅ヶ崎「何いってんの!? アンタはそれでいいわけ?」
茅ヶ崎「アンタは殺人なんか起こしてないんでしょ?」
茅ヶ崎「モノクマがなんて言おうが知ったことじゃないでしょ!?」
茅ヶ崎「これから、アンタは処刑される……それは間違いないと思う」
茅ヶ崎「死んだら、アンタは母親に会うのよ?」
茅ヶ崎「なら! どうして、アンタは胸を張って母親に会おうと思わないのよ!」
茅ヶ崎「アンタは、人を殺してなんかいない!」
茅ヶ崎「だから、勝手に悲観してるんじゃないわよ!」
茅ヶ崎「私と違って……胸を張って死んだ家族に会えるんだから、幸せだと思いなさいよ……」
宜保「……茅ヶ崎、貴様は……」
茅ヶ崎「何も、言わないで……」
茅ヶ崎「もう、私には遅いことだから」
愛鬼「で、でも、茅ヶ崎の言ってることも間違ってはいない……と思う」
愛鬼「だ、だって……少なくとも、あ、アンタには……」
愛鬼「殺意なんかなかったじゃない……」
藻根「そうですな……。美容師殿は、人を殺してなどおりませんぞ」
円天寺「それは私達が証人。モノクマがなんて言おうと、それだけは変わらない」
島「お、お前ら……」
マギカ「……島君、あなたの母親を殺してしまっている私に何も言う資格なんてないのかもしれない」
マギカ「あなたを処刑に追い込んでしまった、この私が何かを言う資格なんてきっとないんだと思う」
マギカ「でも、それでも……これだけは言わせて欲しいの」
島「……おう」
マギカ「島君は、最後の最後まで超高校級の美容師だったんだよ」
マギカ「破魔耶君の髪型、すっごい素敵になってたと思う」
マギカ「残念なのは、島君にカットしてもらえなかったこと、かな……」
島「……そうだな、俺様もそれは残念に思っていた」
島「俺様も、母親の仇だって血が登っていたこともあって、随分とぞんざいに扱っちまったし……」
島「迷惑料もこめて、もしマギカが俺様達の元へ来ることがあったなら……」
島「そんときは、俺様が責任をもってヘアカットしてやるさ」
島「いつまでも予約は入れといてやるからよ……」
島「いいか、絶対にすぐ来るんじゃないぞ?」
島「それだけは、俺様と約束してくれ」
マギカ「うん、約束するよ」
マギカ「私は、今から60年は絶対に島君にヘアカットしてもらわないから!」
島「ああ、それでいい……」
島「モノクマぁ、そろそろ……」
蜜岡「ちょ、ちょっと待って欲しいの……!」
マギカ「蜜岡さんが? な、何かあるの?」
蜜岡「……まだ、お礼を言っていなかったと思ったのよぉ」
蜜岡「あなたの設えてくれたこの髪型、気に入ってるわ」
蜜岡「……私がこんなことを言うのもおかしいかもしれないけど……」
蜜岡「私は、あなたに会えて良かったと思ってるのぉ」
蜜岡「……もう、心中なんかしようとしないわぁ」
蜜岡「それが、今のあなたにできる私なりの……償いよぉ」
島「そうだな、そうしてやってくれや」
島「もう、こんなこと、俺様で最後に……してくれ」
宜保「心得ているさ。私を誰だと思っている……」
宜保「と言いながら、もうこれで四人も犠牲者を出してしまった、私に言えることではないが……」
三菱「大丈夫よ、今の私達は一人を除いて思いは一つのはずよ」
矢倉「安心しろ……もう、俺が被害を出さない」
島「ああ、大丈夫だ」
島「俺様は、お前らを信じているからな……」
島「おい、涌井!」
涌井「なんでございましょうか、島様」
島「殺意を持つことは、誰しも同じだと思うが……」
島「もう、これ以上道を踏み外すようなことは……」
涌井「ああ、くだらないですわね」
涌井「一度足を道を踏み外した時点で、もう戻ることは出来ないのですわ」
涌井「これから処刑されるあなたもそう」
涌井「そして、その原因を作った私も、おそらくそうなのでしょう」
涌井「これも私が作ってしまった罪、お気になさらず」
涌井「……向き合う覚悟はできておりますわ」
リアナ「……島、一つだけ、頼まれてくれないか?」
島「おう、なんでも言ってくれ」
島「俺様に出来ることなら、なんでもしてやるさ」
リアナ「それなら、茅ヶ崎の姉や、私の家族に三菱の父親……死んでしまっているものに」
リアナ「私達が元気だってこと、伝えてやってくれ」
島「ああ、それぐらいお安い御用ってやつだぜ」
島「……うっし、覚悟は決まった!」
島「お仕置きでも何でもやってもらって構わないぜ!」
モノクマ「なんだよ、もう!」
モノクマ「自覚のない殺人を起こしてしまったっていう絶望を味わえると思ったのに……」
モノクマ「オマエラ、勝手なことをしないでよ!」
島「俺様は、確かにお前に殺されるかもしれない」
島「だが、それがどうしたっていうんだよ」
島「俺様は、おふくろの言いつけを守って死んでいくんだ」
島「無罪を勝ち取った、犯罪者じゃないんだって胸を張ってな!」
モノクマ「くぅ……気に喰わないよ!」
モノクマ「どうして死ぬ間際まで、そんなに希望に満ち溢れたことがいえるっていうのさ!」
モノクマ「オマエラ、それでも絶望なのかよ!」
島「俺様が絶望だ?」
島「馬鹿なこといってんじゃねーよ」
島「絶望なんてのはな……」
島「お前一人で十分なんだよ」
モノクマ「もう、オマエとなんか口を聞いていたくないよ!」
モノクマ「さっさと死んじゃえ!」
モノクマ「この……裏切り者!」
G A M E O V E R !
シマくんがクロに決まりました。
おしおきをかいしします。
QBハウス 三分カッティング!
/人◕ ‿‿ ◕人\ ボクと契約してヘアカットモデルになってよ!
超高校級の美容師
島武彦処刑執行
晴れやかな顔をしている島君は、抵抗することもなくモノクマに連れて行かれてしまった。
代わりに降りてきたのは、あの忌々しいスクリーンだった。
島君が連れて行かれたのは、どうやらメリーゴーランドのようだったけど、そこに馬は一頭もいない。
代わりに、一台の椅子が置かれているだけだ。
メリーゴーランドは、斜め上に向けてゆっくりと動き出す。
傾斜のゆるいエスカレーターのように、ゆっくり、ゆっくりと。
島君の後ろには、モノクマがハサミを持って立っていた。
何を言うでもなく、モノクマは整えられている島君の髪にハサミを入れていく。
床に落ちる島君の髪。速度を増す、モノクマのハサミ。
次々とモノクマが島君の髪の毛を短くしていく。
そして、メリーゴーランドが上に辿り着く頃には、既に島君の手入れされていた長髪は見るも無残になっていた。
……納得の行くヘアスタイルになったのか、モノクマが一度頷くと……。
モノクマは島君の髪にシャンプーを付け、青いところに島君の髪をつけていく。
青い部分はどうやら水だったようで、モノクマは慣れた手つきで島君の洗髪をしていくのだ。
このまま何もない、そう思わせるような、まるでただの断髪式。
だが、モノクマは最後の仕上げに巨大なハサミを島君のお腹に突き刺した。
そこから流れる血液が、白色の床を赤く赤く染め上げていく。
痛いのか、初めて恐怖に歪んだ島君の顔の前には、ドライヤーを構えたモノクマの姿が。
モノクマがスイッチを入れた瞬間、ドライヤーからは巨大な炎が巻き起こり……。
火が消えた時には、椅子もろとも炭になった島君の姿が映しだされていた。
スクリーンの映像がフェードアウトしていくと……島君が乗っていたメリーゴーランドの全貌が見えた。
赤、青、白の三本の螺旋が渦巻く、バーバーポールが、島君の血液をもって完成したのだった。
モノクマ「いやーっほう! エクストリームぅ!」
モノクマ「アドレナリンが……染みわたるぅ!」
モノクマ「これですよ! これですよこれですよ!」
モノクマ「ボクの脳を、アドレナリンが満ち溢れていきますよー!」
モノクマ「最高に……ハイってやつだぁ!」
マギカ「……島、君……」
宜保「私達は、これを持ってもっと団結する必要がある」
宜保「それが、死んだ島の遺言だ……」
宜保「これに、異論のあるものはいるか?」
茅ヶ崎「今さらそれに異論を挟む人間なんていないでしょ」
茅ヶ崎「涌井はともかくとして、ね」
地院家「……死んじまったあいつの分まで、俺は協力するつもりだ」
地院家「それが、死んだ奴らへの最大の供養ってやつだろ……?」
藻根「ボクも、最大限協力していきますぞ!」
三菱「言うまでもない、わ」
愛鬼「い、今まだって十分協力的だったと思うんだけど……」
リアナ「……それがあいつらの遺志だから、な」
宜保「円、貴様に私の補佐を命じる」
宜保「正直言えば、ここまで皆が団結できているのは貴様のおかげだろう」
宜保「貴様がいなければ、もう既に全滅していたかもしれん」
宜保「その点について、感謝してもし足りない」
円天寺「だから、これからはマギカちゃんにも正面切ってうごいてもらいたいの」
円天寺「留峰ちゃんは……その、信用されてないみたいだから」
茅ヶ崎「良い判断だと思うわよ」
茅ヶ崎「マギカは、破魔耶や蜜岡からも好かれてる」
茅ヶ崎「いい人事だと思うわ」
宜保「では……そこまで決めたところで、今日は解散だ」
宜保「皆、決して島を、破魔耶を、矢田を、四ノ宮亭を……忘れるな」
宜保君の言葉は、凄い重いものだったけど……すんなりと私達の胸へと響き渡った。
私にとって、皆にとって、重い一日が終わりを告げようとしていた。
本日はチャプター2の夜会話を投稿する予定
おそらく22時~22時30分頃開始です
さてと、少しだけ更新していきます
チャプター3自体は次のスレで行うことになると思いますので…
今日の予定は、チャプター2夜会話
その後、チャプター3への繋ぎの部分を少しだけ更新しようかと思っております
破魔耶君殺しの学級裁判。
島君への苛烈なお仕置き……。
心身主に疲弊する一日が終わりを告げようとしていた。
もう、後五分もすれば夜時間……こんな時間に外を出歩こうとする人もいないわけで……
静寂だけがホテルを包み込んでいた。
無意味にライトアップされているテーマパークが、逆に不気味なくらいで……。
皆の暗い心を、嘲笑っているかのように感じられた。
モノクマが、私達の絶望を楽しんでいることを、暗示しているようなそんな気さえする。
トントン、と扉を叩く音が響く。
壁は厚く、たしかに完全防音に鳴っているのだが、扉を叩く音だけは部屋の中に鳴り響く。
誰かと思って扉を開けて見れば、バツの悪そうな顔でリアナちゃんが立っていた。
リアナ「……お姉ちゃん、私はお姉ちゃんを裏切ろうとしちゃった」
マギカ「私を……?」
リアナ「私は、お姉ちゃんに疑いがむくようにしてしまったんだよ」
リアナ「最後の最後で怖気づいたんだ……」
マギカ「私の服の中に睡眠薬の小瓶を入れたこと、かな?」
マギカ「私は別に気にはしてないんだけど……」
マギカ「どうしてか、はちょっと気になるかな……」
リアナ「大した理由じゃないの」
リアナ「お姉ちゃんがクロになるのを止めようとしていたのに……」
リアナ「いざ破魔耶の遺体を見たら怖くなっちゃったの」
リアナ「お姉ちゃんが殺したんだって……私の中で悪魔が囁いて……」
リアナ「お姉ちゃんをクロから外したら、自分が殺されるんじゃないかって……」
リアナ「だから、私はお姉ちゃんを見捨てようとしたんだ」
マギカ「私だって、死ぬと思ったら……そうしちゃうと思うの」
マギカ「だから、あんまり無理しちゃダメだよ?」
マギカ「自分を追い詰めるのもダメ」
リアナ「でも、私は……お姉ちゃんを……」
マギカ「それじゃあ、リアナちゃんは今から私の妹兼助手、ね?」
マギカ「それで、今回の件はチャラにしようよ、ね?」
リアナ「お姉ちゃん……」
リアナ「ありがとう、お姉ちゃん……」
リアナ「やっぱり、お姉ちゃんは最高の……家族、だよ」
マギカ「ありがと、リアナちゃん」
マギカ「私も、これで覚悟できた……」
マギカ「私は、皆で脱出してみせるよ!」
マギカ「あんな、モノクマの提示した方法なんかじゃなくて、皆で一緒に!」
リアナ「うん、私も頑張るから……一緒に頑張ろうね、お姉ちゃん」
リアナ「……あれ、なんだか、お姉ちゃんが回って見えるぅ……」
マギカ「り、リアナちゃん? ど、どうしたの?」
マギカ「うわわっ、ひ、ひどい熱だよ!?」
マギカ「あ、愛鬼ちゃん呼んでこないと……!」
モノクマ「ちょっと待って! リアナさんのその症状、インフルエンザだよ」
マギカ「インフルエンザ……なんで、いきなり」
モノクマ「それはボクにも……ただ、インフルエンザで死者を出すわけにもいかないし」
モノクマ「ボクが愛鬼さんを呼んできてあげる」
モノクマ「その後、リアナさんと一緒にいる二人には先にワクチンを撃ってもらうよ?」
モノクマ「当然、その後は全員ワクチンを予防摂取してね」
モノクマ「いい、拒否権はないよ!」
マギカ「なんでもいいから、早くしろ、このクマ!」
モノクマ「もう人使いが荒いなぁ……」
この後、モノクマは約束通り愛鬼ちゃんを連れてきてくれた。
リアナちゃんも一命は取り留めたものの、数日間の療養が必要となり、
モノクマは個室以外での睡眠をルールから外すことを認めた。
また、それにともなってゲストルールでは、人を殺している状態の場合はルール違反をしても罰が与えられないと項目を追加されていた。
モノクマが何を考えているのかはわからないけど……ろくな事にならない、そんな気がした。
マギカ「島君……、見てて。絶対に私達、モノクマを駆逐するから」
それでも、私は……私達は!
モノクマに負けるわけにはいかなかった。
アイテム「高価な竹櫛」を手に入れました。
高価な竹櫛:超高校級の美容師が、将来愛する相手ができたときに渡そうとしていた竹の櫛。島君の形見の品。
さて、本当の本当にこれでチャプター2は終了です。
チャプター3は、やっぱり病気だよね、病気!
罪木ちゃんかわいいよ罪木ちゃん。
さて、ここからは自由にサイドストーリーでも、というところ。
気になる点とか感想とか、質問とかに使ってくれても全然オーケー。
番外編として考えているのは、
① マギカ以外のプライベートタイム
② マギカも含めての、希望ヶ峰時代の日常(死んでしまった人も可能)
③ 安価じゃなければ16人はどうなっていたのか、>>1のボツネタ案披露
④ モノクマ「しーんたーいそくてーい」
ってところ。
でも、身体測定は本編に入れておきたかったなぁ。
もう、被害者が出てるからなぁ……。
取り敢えず、③は時間もかからず投下できるけど、残りは書かないといけないので……。
①と②に関しては、見てみたいキャラとかいれば書き込んでくれると嬉しいな。
ボツネタ案意外と人気あるなぁ…、と苦笑
走り書きになっていたのをまとめ直して投稿するかなー
②に関しては、原作と凄い深い関わりを持った設定にしています
最上級生ですからね、苗木君達が一年生の頃は…
死んだメンバーのことはもう少し知りたいところだよね
裁判で気になったのは>>651の論破ポイントと蜜岡がわざわざ手錠と縄を使って二重に縛り上げた理由かな
スタイリストルームの焦げ跡を涌井さんが見つけることができなかった理由ってあったっけ?
捜査中に証拠を見つけていた可能性があったなら論破ポイントにならないような気がして
③は気になる
これが終わったら書く予定とかないの?
>>759
蜜岡がわざわざ手錠と縄を使った理由は、リアナに脱出されるわけにはいかなかったからですね。
怪盗であるリアナに縄だけじゃ危険、と判断した結果です。
蜜岡の中で、リアナも島も、「マギカを殺しかねない」相手として認識していたのが強いでしょうか。
涌井は当然自分で燃やしているので、跡があることは知っているわけで……単純に失言と言う奴になりそうですね。
それに、涌井としても破魔耶を殺す目的はあれど、それで巻き添えを食らうのは御免被りたかった、というのもあるかもです。
一番の理由は、>>1がそこまで考えてなかったことに←
>>760
一応、この後はシーズン2として続編を書こうかと思っています。
スーパー安価ンロンパ2とかで。
なので、その時のキャラにシフトしちゃってもいいかなーとか、思っていたりするのです
このままいけば、円さんと怪盗とサーファーと弓道で大浴場に行くと、円さんが三人から百合百合搾り取られるというわけですな。
>>762
需要があればお風呂やお泊りも。 いつ誰が脱落するかわからないしー
ちなみに、③の没キャラ案は今まとめているので明日投稿予定
16人の才能は、
書道家・自衛官・ピアニスト・裁縫家
そば打ち職人・応援団・マフィア・経営者
新体操部・聖歌隊・錬金術士・作家
手品師・消防士・給仕・美化委員 で 幸運枠は存在しない感じになりそうでした。
では、ボツネタは明日投稿しますのでー
今日はここで失礼します
後ごめん 島君のスキルの正体も
錬金術士・・・だと・・・?
今のメンバーもボツも含めて委員関係が一つ…何故なのだろうか
帰宅が遅くなってしまったので更新できるか微妙な感じに
明日は休みだからそこでするべきか……
>>764 島君のスキルは、『モデラーカット』で、クライマックス推理の穴埋め数が半分になるスキルでした。
>>765 魔法少女がいるんだから錬金術士がいても、とかなんとか
実際は、アトリエシリーズにはまってたからという理由
錬金術士は凶器もそうだけど、実用アイテムも毎日生成できるチートスキル持ちだべ
美化委員や放送委員はまだ才能っぽいけど、給食委員とか……?
図書委員は考えたけど……後は、実行委員とかかな? 才能っぽさが……
非常に個性の強い面々となっています
一人称が妾とかいるし。ワシとかいるし。
外国人二人もいるし、ハーフもいるし、実年齢一桁もいるし。
後、名前がカオスな子が何人かいるし。
確かに、鍛冶師でも代用効きそうなのが錬金術士かも
「出来たー! じゃないよ、もう! 君はモノモノマシーンを何だと思ってるのさ!」
「え? 素材集め用の道具、でしょ?」
とかになりかねん……!
ちなみに、>>1の中では、覚えやすい→そのキャラの才能に関係ありそうな名前で考えてるので
そば打ち職人がニ八割 わんこ(にわわり わんこ)とか。
以前にどこぞの投稿サイトで投稿しようと思っていたのに、何故かパスワードが違うとかで入れなくなってるところに
残滓データが残ってるらしい……。
後は手品師の幕利 真司(まくり しんじ)のように、キャラや人の名前の組み合わせかな?
幕利→(マリック) 真司→(マギー真司)
美化委員は散梨 綺礼とかだし、覚えやすいけど普通に考えたらカオスな名前よね
ちょこっと更新
これは、本当の本当にボツネタです。
書く予定もありません、悪しからず。
ボツネタ案① 綾瀬夕映「……コロシアイ学園生活、ですか」
ネギまキャラでコロシアイ学園生活をしてみよう! とか考えてた頃の話
ファイルあさってたら見つけたものです
主人公 【超中学級の哲学者】綾瀬夕映
他生徒 【超中学級の同人作家】早乙女ハルナ
【超中学級の図書委員】宮崎のどか
【超中学級のお嬢様】雪広あやか
【超中学級の新体操部】佐々木まき絵
【超中学級の報道家】朝倉和美
【超中学級の護衛】桜咲刹那
【超中学級の占い師】近衛木乃香
【超中学級の双子】鳴滝史伽
【超中学級の双子】鳴滝風香
【超中学級の科学者】超鈴音
【超中学級の幸運】椎名桜子
【超中学級の保健委員】和泉亜子
【超中学級の吸血鬼】エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル
【超中学級のネットアイドル】長谷川千雨
【超中学級の忍者】長瀬楓
【麻帆良学園の先生】モノクマ・スプリングフィールド
……みたいな?
ボツネタ案② モノクマ「誰だよ、コロシアイの面子変更した奴」
現役高校生の皆さんにコロシアイ学園生活をしてもらいましょう!
という、そんなものでした
主人公 【超高校級の中二病】小鳥遊六夏
他生徒 【超高校級の軽音楽部】平沢唯
【超高校級のアイドル】天海春香
【超高校級の不運】上条当麻
【超高校級の軍事オタク】平野コータ
【超高校級のボクサー】真田明彦
【超高校級のテニスプレーヤー】戸塚彩加
【超高校級の接客業】佐々木千穂
【超高校級の女将】天城雪子
【超高校級の愛犬】春海和人
【超高校級のギャング】竜ヶ峰帝人
【超高校級の巫女】東風谷早苗
【超高校級の君主】北郷一刀
【超高校級の護衛対象】八坂真尋
【超高校級の文芸部】長門有希
【超高校級の生徒会長】桜野くりむ
……みたいな?
ちなみに、オリジナルのボツネタ案はまだまとまってなかったり。
誰だよ今日休日って言ったやつ!
普通に仕事だったじゃん……ということで、もう少々お待ちください。
今日はもうくったくたなのよ…。
それはお疲れ様でした…
美化委員の名前が某麻婆神父と同じ…
読書家の犬はどうやって参加すんですかね。
>>771
そりゃあ、もう犬として……参加する?
そんなわけないのか……?
いや、犬だからこそ可能なトリックが…って裁判に参加できない事に気づいた。
これは重大だな……今後、そういったときにどうするかは考えておこうっと
さてと、それでは今日はボツネタをパソコンの奥から引っ張りだしたので、そちらを投稿
キャラ名とモデル、台詞モデルと犠牲者&クロ一覧 黒幕は未定だったみたいなので、未定だけど
ボツネタ
【生徒番号 1】(主人公)
【超高校級の書道家】 羽留 白雪(はねとめ しらゆき)
「私を欺ける算段だった? 残念だけど、目敏さには自身があるんだよね」
モデル:阿良々木月火(物語シリーズ)
【生徒番号 2】 生存
【超高校級の自衛官】 陸海 奏良(りくうみ そら)
「私がいる限り、シラユキちゃんには指一本触れさせないのです!」
モデル:新田維緒(デビルサバイバー2)
【生徒番号 3】 四話クロ
【超高校級のピアニスト】 白鳥 真桜
「やっぱり、何をしてるよりもこれが一番落ち着くわね……」
モデル:水瀬伊織(アイドルマスター)
【生徒番号 4】 五話クロ
【超高校級の裁縫家】 襟締 紬(えりしめ つむぎ)
「何、衣服がほつれたと? よろしい、妾が縫い直してやるのじゃ」
モデル:Windows3.1の擬人化? 大婆様? (OS娘)
【生徒番号 5】 三話犠牲者
【超高校級のそば打ち職人】 二八割 わんこ(にわわり わんこ)
「胃袋を掌握するってのは、この状態において神と同じようなものさ」
モデル:折原臨也(デュラララ!!)
【生徒番号 6】 生存
【超高校級の応援団】 勝常 小笛(かちどき こてき)
「えへへ、精一杯……応援しちゃうぞ!」
モデル:ハス太(這いよれ!ニャル子さん)
【生徒番号 7】 五話犠牲者
【超高校級のマフィア】 ウォルター・スコット
「下らん茶番だな……。俺が出る幕でもないだろう」
モデル:アルバート・ウェスカー(バイオハザード)
【生徒番号 8】 生存
【超高校級の経営者】 天理 虎王(あまり こおう)
「なんやなんや、ワシに何か意見を言おうっていうんかい?」
モデル:真島吾朗(龍が如く)
【生徒番号 9】 ニ話クロ
【超高校級の新体操部】 枚方 りぼん(ひらかた りぼん)
「見てみて、10点満点だったよー!」
モデル:佐々木まき絵(魔法先生ネギま)
【生徒番号 10】 生存
【超高校級の聖歌隊】 浦白 パトリ(うらはく ぱとり)
「パトリが子どもだからって馬鹿にしちゃいけないんだよ!」
モデル:インデックス(とある魔術の禁書目録)
【生徒番号 11】 四話犠牲者
【超高校級の錬金術士】 ローナ・ブリュッセル
「けほっけほっ! あー、また失敗しちゃったかな?」
モデル:ロロライナ・フリクセル(ロロナのアトリエ)
【生徒番号 12】 生存
【超高校級のイラストレーター】 許斐 秋沙(このみ あいさ)
『ごめんなさい、私は声が出ないから……』
モデル:パチュリー・ノーレッジ(東方project)
【生徒番号 13】 一話クロ
【超高校級の手品師】 幕利 真司(まくり しんじ)
「いざいざ、この幕利のマジックショーの開始ですぞ?」
モデル:陳宮(三國無双7)
【生徒番号 14】 三話クロ
【超高校級の消防士】 鎮鹿 熱志
「目の前の相手を助けられなくて、消防士なんか務まらないさ」
モデル:本条大地(桜坂消防隊)
【生徒番号 15】 二話犠牲者
【超高校級の給仕】 井芹 藍(いせり らん)
「少しでも心が和らげば、そんな思いで紅茶を入れさせていただきました」
モデル:古泉一樹(涼宮ハルヒの憂鬱)
【生徒番号 16】 一話犠牲者
【超高校級の美化委員】 塵梨 綺礼(ちりなし きれい)
「何事も綺麗にして置かなければ、女性からの親愛を失ってしまうのでね」
モデル:ククール(ドラゴンクエスト8)
その他の没キャラ案
【超超高校級の子役】 天炉 理子
【超高校級の爆弾魔】 導道 香仙
【超高校級の天気予報士】 天霧 嵐
【超高校級の葬儀屋】 鹿跳 萌
【超高校級のニンベン師】 隠見 面
【超高校級の美食家】 小々鳥 晴縞
【超高校級の介助士】 笹枝 孤助
【超高校級の海女】 雲丹谷 海松
【超高校級のショートレーナー】 百々幸 入鹿
【超高校級の放送委員】 御戸崎 翔
【超高校級の測量士】 米森 間尺
【超高校級の園芸部】 森々 たんぽぽ
【超高校級のパティシエ】 門風蘭 紅夢
【超高校級のオカルトマニア】 六路括 零
というところで、ボツネタ案でした
私はどうやら、スーパーダンガンロンパ2が後を引いてるのか、
優秀な人間が3話でクロになる率が高いのかも?
これで書くかどうかは未定だけど、まぁキャラの案だけは持っていて損はないから、というところで…
さて、ここからは
① マギカ以外のプライベートタイム
② マギカも含めての、希望ヶ峰時代の日常(死んでしまった人も可能)
のための安価を取ろうかと思います。
先に、① から 書いていきたいと思うので、
見たいキャラを 6人ほど選んでください。
一人につき、一人ということで。
取り敢えず、現状は矢倉・円天寺・リアナの三人は確定です
リアナちゃんはこの状態だと保健室でって感じになりそうかなー
ちなみに、一つ告知
チャプター3の選択によって(クロの決定をもって)
チャプター4・5の確定シロが決定します。
つまり、3のクロ選択が、結末に激しく作用するってことでございますわ(´・ω・`)
では、プライベートは
矢倉 円天寺 リアナ 宜保 地院家 蜜岡 の六人で確定です
残りは、過去の希望ヶ峰学園での日常編ですが、
主人公のマギカ、死んだ円扇、矢田、破魔耶、島の四人は書こうかなと思っています
ここに、>>1の推しキャラであるナミちゃんを加えて、六人は確定枠
残り四人を募集するので、
ここから同じように一人一キャラでお願いします
では、残りは藻根 地院家 矢倉 蜜岡を主体として書いていきますね。
では、今日は安価取るところはとれたので、今週中にそれぞれ投稿していこうかなと思っています
年明け前にチャプター3・4くらいまでいけたら嬉しいな―
では、今日はこのへんで失礼しますね
ちょこっと更新 二人だけ
【地院家大門 ホテル・ミコラスタ ラウンジ】
正直に言ってしまえば、俺は何をしたいのかがわからなくなった。
俺は、こんなことをしている黒幕をこの手で引きずり出して、殺したくて仕方がない。
ゆがんでいると言われれば、それまでだと思う。
希望ヶ峰学園は、全世界の希望を集めた、まさに世界最高峰の学園だといえる。
俺は、そんな集められた希望を一人も殺したくないと思っていた。
俺にとって、周りの才能ある人間というのは、本当に雲の上の存在だった。
魔法少女、政治家に秘書、SP、カウンセラー、怪盗に薬剤師。
自分の才能の活かし方次第では、世界すらも変えてしまうほどの才能を持つ彼らも、既に四分の一が死んでしまった。
殺されたんだ。
あの、モノクマとか言う外道に。
俺は正直に言ってしまえば、外に出たい。
人を殺してまで、と言われれば首をひねるところもあるが、殺すとすれば茅ヶ崎だと思っている。
あいつが毒舌家だから、とかじゃない。
俺と同じだ。あいつは、自分の才能を活かしても世界を変えることが出来ないから、だ。
……まぁ、俺にはあいつを殺そうとする理由はすぐにはない。
確かに、今までの動機にも心を揺さぶられることはあったが、女神様に助けてもらった恩を忘れる訳にはいかない。
俺にはやたらと強くあたってくるあの毒舌女に対して、憎まれ口の一つでも言ってやりたいとは思うものの、
だからといって、女神様の恩に背くようなことはしたくないし、俺の正義にも反する。
俺は、本当の悪に対してしか鉄槌を下そうとは思っていないからだ。
……だって、そうだろ? 悪事を働く人間に、容赦なんかする必要なんかないんだ。
だから、俺は、自分の親を殺した円天寺や涌井を許すことは出来なかった。
確かに、島があんな事故で死んだ手前、それに助けてくれる聖女様の手前、協力をしない訳にはいかない。
黒幕を引きずり出すのに、他の皆の力が必要なのも理解できている。
だから、俺は気に入らない人間だろうと、目をつぶって協力するのだ。
地院家「……俺って、ここでどうしたいんだろうな?」
地院家「黒幕を引きずり出して、殺せば満足なのか?」
地院家「それとも……俺は、破魔耶と同じように……」
地院家「……女神様を外に出したいのか?」
……それは、恋という奴なのか?
いつも、邪険にされてる気もするけど、それでも女神様は俺たちをいつも助けてくれていた気がする。
リアナを救い、茅ヶ崎を救い、愛鬼を救って、蜜岡も救った。
あの女神様なら、俺の道標になってくれるんじゃないか。
歪んだ俺の正義を元に戻してくれるんじゃないか。
そんな思いが、沸々と湧き出てくる。
きっと、それこそが女神様の影響力なんだ。
女神様と一緒なら……俺は、きっとやり直せる。
弱い人間を助けようとして始めた中国拳法で、
悪い人間を何人も殺めてきてしまった、俺であっても、やり直せる。
……目下、俺がこの身を血に染めるような悪人が出てこなければ、だが……涌井は危ないな。
いつ動いてもいいように、涌井のことは監視するようにしないといけないな。
だって、俺は……誰にも理解されない偽善者、だから。
【リアナ・マルジェイヌ ホテルミコラスタ リアナの部屋】
……私は、何をしているのだろうか。
お姉ちゃんを怪しんで、お姉ちゃんに助けられ、それでもまだ、お姉ちゃんを疑っている私がいる。
……こんなことなら、私はあんなアルバムなんか欲しくなかった。
お姉ちゃんの秘密の書かれた、あんな学園のアルバムなんて。
あのアルバムを見つけてしまったのは、偶然の産物だった。
テーマパークが開放されたその日、私は死んだ矢田の部屋に忍び込んだ。
元々、宜保と円天寺に依頼されたことだ。
モノクマが施錠してしまった部屋から、矢田の異変を取り出すことが出来るのは、
超高校級の怪盗であるこの私だけだから。
ただ、その遺品の中から、私はあるものを見つけてしまったのだ。
矢田が黒幕に連なる裏切り者なのかもしれないとさえ思うほどのもの。
希望ヶ峰学園の生徒名簿などというものが存在するとは、思わなかったのだから。
『希望ヶ峰学園生徒名簿 三年一組 『超高校級の魔法少女』 円マギカ』
そう書かれていた一ページには、後から書き足されたように殴り書きの文字でこう書かれていた。
『超高校級の災厄』、と。
……あんな、聖女みたいなお姉ちゃんが災厄?
あの優しい笑顔は仮面で、その下には、私達を嘲り笑う黒幕としての顔があるのではないか。
私に、そんな疑念が浮いてきては消えていく。
……そんな自分勝手な理由で、お姉ちゃんを疑ってしまったことを謝りに行ったのに。
私は、部屋の中でお姉ちゃんに殺されるかもしれないとさえ思ってしまった。
……そんなわけがないのに。
茅ヶ崎は、どうして突然心変わりしたかのようにお姉ちゃんになついたのか。
蜜岡は、どうして心中を辞めるなどと言い出したのか。
愛鬼は、何故お姉ちゃんにだけは心をひらいていたのか。
破魔耶は、どうしてお姉ちゃんのために自分の命を犠牲にしてまで一芝居うてたのか。
……お姉ちゃんが、『超高校級の災厄』だから?
茅ヶ崎も、愛鬼も、蜜岡も、破魔耶も、最初っから黒幕側だった?
リアナ「……そんなわけ、あるはずない」
こんなドツボにハマる思考は、きっと熱のせいだ。
私の四十度近い体温のせいなのだ。
私はこれ以上考えても仕方がない、と再び床へと戻ることにした。
……もし、お姉ちゃんが黒幕なら、家族である私が……。
この、私が……殺してでも……トメナイト。
そうだ、私がお姉ちゃんをコロシテ、止めてあげないと……!
愛鬼「ど、どこに行くつもり?」
私がベッドから抜けだそうとしたところで、突然声をかけられた。
『超高校級の薬剤師』、愛鬼望がそこにいた。
そう、そんなこと当たり前なことだったんだ。
私がインフルエンザの光熱で倒れたとき、お姉ちゃんは真っ先に愛鬼を呼んだ。
薬剤師である彼女の医学知識は、少なくともホテルの誰よりも頼りになるから。
そう、愛鬼は……お姉ちゃんを慕っている一人だ。
愛鬼は、ウラギリモノなんじゃないのか……?
そうだ、だったらここでこいつを殺したって……!
愛鬼「……熱に浮かされてるわよ、あんた」
その言葉に、急に私の何かが音を立てて引いていくのがわかった。
私の手元には、忘れもしない、あの忌々しい……一本のナイフ。
あの時、お姉ちゃんを刺してしまった、あのナイフ。
未だに拭かれていない血痕が赤黒く残っている、あのナイフ。
一歩間違えれば、最初の裁判で処刑されていたのは私かもしれなくて……!
リアナ「あ、危ないからナイフをこっちに投げないでちょうだい……」
愛鬼「す、すまん……」
リアナ「あんた、また殺しに走ろうとしていなかった?」
愛鬼の、クマに縁取られた濁った目は、私の目を鋭く貫いていた。
私は、また人を殺そうとした……?
私はここで死ぬの? お姉ちゃんをコロシテ……。
仲間の誰かを疑って、殺して、ばれて、処刑される。
死にたくない、死にたくない、死にたくない。
どうせ死ぬくらいなら、大好きなお姉ちゃんと一緒に死のう。
お姉ちゃんを殺して、私も死ぬ、それで万事解決じゃないか。
愛鬼「あ、あんたが何を思っているのかは知らないし、興味なんかもないわ」
でも、と愛鬼は一呼吸置いてから私の目を見て言った。
愛鬼「ま、マギカに救われた命を、ムダにするのだけは許さないから」
その言葉に、私はどうすればいいのかもわからなくなって、
カランと手にしたナイフを床に落とした。
乙 二人とも黒いな。
後、何持ってるんだ矢田
リアナと愛鬼のセリフ逆になってる?
【宜保 愛也 ホテル・ミコラスタ プール】
宜保「貴様から呼び出しとは、珍しいこともあるじゃないか」
私は、以外な人物からの呼び出しに少なからず驚いていた。
プールに呼び出す辺り、自分の得意なフィールドに引き込みたいというのもあるだろうが……。
今のこいつに、そんなことを考える必要などないとも思っている。
宜保「……私を呼び出して、ここで殺すつもりか?」
それはあり得ない選択肢だ。
円の元で一致団結しているこいつが、今さら私を殺そうとするとも思えない。
兄の件すら割り切ったと言っていた、この人間が、だ。
宜保「……なんだというのだ、茅ヶ崎」
いつぞやは、私を殺すとさえ言っていた……、
最初に殺人を犯すならこいつじゃないかとさえ思った存在だったが、
最近になって円のおかげか随分と丸くなったと思う。
そんな茅ヶ崎が、私を殺しに呼びだしたとは考えにくかった。
茅ヶ崎「……破魔耶を呼び出しなさい」
宜保「……何を言っている」
茅ヶ崎「あんたなら、死んだ人間でも呼び出せるでしょ?」
茅ヶ崎「私とリアナがモノクマを欺くためにしかけた一芝居……」
茅ヶ崎「死んだ破魔耶が、何を知ったのかを確かめたいの」
宜保「……モノクマの目から、私を遠ざけるためか」
茅ヶ崎「断るって言うなら、アンタの秘密を一つ暴露するだけよ」
茅ヶ崎「アンタが自分の姉を殺して家督をついだってことを、ね」
茅ヶ崎の目は本気だった。
こいつは、兄とも関わりがあり、その上で姉のことまで知っているというのか……!
宜保一族は、跡目争いのために家族同士で殺しあう風習があるということまで、知っていると言いたげだった。
私が兄のことで茅ヶ崎に恨みを覚えないのもこのためだ。
茅ヶ崎「……アンタは、兄を姦計に嵌めて殺すために、私の姉を利用した」
宜保「き、貴様は……っ! お、私の……、何が……っ!」
茅ヶ崎「何も知らないに決まってんじゃん」
茅ヶ崎「私が言えることは一つだけ……」
茅ヶ崎「少なくとも、アンタの兄や姉のような外道が家を継ぐよりは良かったんじゃない、ってことだけよ」
茅ヶ崎「あんたも十分外道だとは思うけど」
宜保「……貴様は、血と泥にまみれた俺を見ても、何も感じないというのか?」
茅ヶ崎「人殺し同士、仲良くやろうよってことくらいかな」
宜保「円の為に、か?」
茅ヶ崎「……マギカは、私を助けてくれた」
茅ヶ崎「そして……多分、あの聖女はアンタや蜜岡でも救おうと動くんでしょうね……」
茅ヶ崎「私達のような人殺しをも、別け隔てなく」
宜保「貴様は、何が言いたいのだ?」
茅ヶ崎「私達のような人殺しが、いつまでも希望でいられるはずもない」
茅ヶ崎「だからこそ、あの希望を……マギカを外に出す手伝いをして欲しいの」
宜保「貴様は、あいつに人を殺させる、というのか?」
茅ヶ崎「それはあくまで最終手段ね」
茅ヶ崎「破魔耶がどうしてマギカを聖女と呼んだのか……」
茅ヶ崎「あいつしか知らない情報があるはずなのよ!」
宜保「……分かった、貴様の言う通りに破魔耶をここに呼び出す」
宜保「しっかりと、破魔耶から話を聞き出せよ」
茅ヶ崎「わかったわよ……相棒、って柄じゃないわね」
おどける茅ヶ崎は、すぐに真剣な表情になった。
……その結果、茅ヶ崎が破魔耶から得た情報は、激しく私の頭を悩ませる事となった。
【宜保 愛也 ホテル・ミコラスタ 宜保の部屋】
宜保「……生存者の中に、一人……裏切り者がいる……か」
呼び出した破魔耶から得られた情報は全部で三つだった。
一つは裏切り者が存在するということだ。
矢田、円扇、島、破魔耶の四人の中には裏切り者はいないらしい。
裏切り者は、私達にないはずの記憶を持っていて、『超高校級の絶望』に従って事件を起こしているということだ。
誰が裏切り者かまではわかっていないみたいだが……、私達を混乱させるのに十分な情報だった。
あの、皆での団結は一体何だというのだ!
宜保「……妖しいのは蜜岡、涌井……それに、地院家にリアナ……」
宜保「破魔耶の推測ではそうなっていたが、どうなのだろうか……」
いくら破魔耶が幸運でも、そこまではわからないらしい。
……いや、破魔耶が幸運で手に入れたこの生徒名簿のことを考えれば、ヤツの幸運も馬鹿には出来ないだろう。
まさか、モノクマがラウンジに、幸運にも置き忘れるということがあるとは。
宜保「……『超高校級の聖女』、円マギカ、か」
……奴が聖女だと言われれば、不思議と納得してしまうものだ。
奴は、心のなかにずかずかと、それでいて自然に入り込んでくるのだから。
……心に闇を抱えた私達を、呪縛から解き放ってくれるのだろう。
それこそが、超高校級の聖女。
だが、気になるのは……破魔耶が手に入れたもう一つの資料。
宜保「……人工、メシア計画……」
破魔耶が手に入れたモノクマの忘れ物は三点だ。
その内の一つが、聖女と書かれた生徒名簿。もう一つは、破魔耶自身紛失したと言っていたアルバム。
そして、最後の一つがこの人工メシア計画と書かれた希望ヶ峰学園のプロジェクトだ。
そこには、こう書かれていた。
被験者「円 マギカ」と。
あいつの直筆で、捺印までされ、保証書すらつけられて。
だが、あいつはそんなこと一言も言っていなかった……。
宜保「失われた、学園生活の記憶がある……?」
どういうことだかわからないが、表立っては茅ヶ崎が動くらしい。
私は、そのフォローに努めなくてはならない。
……もし、あいつが死んだら円を頼むと言われて入るが、そんなことにはさせるつもりはないからだ。
……人並みの感情を持たない宜保の一族としては、あるまじき失態なのだろうが、
俺には、この感情がここちよかった。
なんとも言えない信頼関係。
それがくすぐったいとともに、心地よかったのだ。
ボツネタ案②いいね。キャラのセレクトがいい
小鳥遊六夏が主人公なのもいい
三つ目のボツネタもいいな。主人公のモデルが月火ちゃんなのがいい
感情がピーキーそう
この二つ見てみたいな
人工メシア計画ってカムクライズルプロジェクトみたいなものかな?
>>796
矢田の持っていたファイルは、破魔耶がモノクマから手に入れたファイルの一つでした、ってことで
>>797
あ、あれ? どこか逆になってた……?
見返したけど分からなかった……
>>801
六夏かわいいよね!
ともあれ、キャラを数人差し替えるかもだけど、続編は書く予定だよ!
主人公は変わらない予定だけど。
>>802
人工メシア計画については、詳細はストーリーで。
ただ、学園側の思惑はほぼその系列だと思っていただければ―。
さて、残りのプライベートタイムは蜜岡と円天寺と矢倉だね。
ぼちぼち書いて投稿していこうかなー。
平行してチャプター3の構想も練らないと。
チャプター2のプライベートタイムの選択は、チャプター3のクロ選択に関わってるからね!
うぷぷぷぷ……
>>795の真ん中あたり
リアナ「あ、危ないからナイフをこっちに投げないでちょうだい……」
愛鬼「す、すまん……」
リアナ「あんた、また殺しに走ろうとしていなかった?」
勘違いだったらスマン
>>806
おうふ、本当だ……
あれ、おかしいな…携帯で見たら正常に見えてた
……疲れてるのかな?
半日勤務してるっていうのは大変だべさ
いっそスパイク・チュンソフトに転職……いや、なんでもない
ゆっくり待ってるから休んでいいのよ
【円天寺 美菜輝 ホテル・ミコラスタ 円天寺の部屋】
長年連れ添ってきたはずの、留峰ちゃんの変貌を見て、私は恐ろしくなった。
留峰ちゃんの本当の姿が、あれだったのだろうか。
……私は一体誰を信じて、何を信じて……これから先過ごせばいいんだろう。
誰が味方なのか……さっぱりわからない。
円天寺「……裏切り者がいる、って言われてもな」
宜保君から連絡を受けたときの、私の衝撃はすごかった。
私達は、今にも崩壊しそうな砂上の楼閣にいるんだ。
……正直に白状すれば、私は留峰ちゃんが裏切り者なんじゃないかって思ってる。
それに加えて、黒幕はきっと疑われにくいポジションを確立しているとも思っている。
ともすれば、黒幕は宜保君か……マギカちゃんってことになる?
考えれば考えるほどドツボにはまる。
……そもそも、本当に裏切り者が、黒幕が、私達の中にいるのだろうか。
破魔耶君の出任せだったりはしないのだろうか。
……そうも思うけど、モノクマはそういったところに嘘はつかない性格だし。
やっぱり、誰かが黒幕で誰かが裏切り者なのかな?
円天寺「……いつ殺されるかわからないなら、いっそのこと……」
円天寺「でも、それじゃ私も留峰ちゃんのことをあれこれ言えないよね……」
円天寺「私は政治家だから……私を信頼してくれる有権者を欺くわけには……」
円天寺「有権者を欺くわけには……?」
円天寺「……有権者? あれ、有権者を……!?」
頭を激しい痛みが走るのがわかった。
何かを思い出せそうで、でも何も思い出せないで……。
でも、私は確かにオーストラリアの国会議員で……。
ニュージーランドと……戦争を……。
……戦争を? 誰の為に? 何のために……?
涌井「美菜輝様!? どうされたのですか?」
円天寺「留峰ちゃん、頭が割れそうなほどに痛いの……!」
涌井「も、モノクマ様! 即座に、美菜輝様を医務室に!」
モノクマ「医務室なんかないよ……って、何人倒れるのさ!」
モノクマ「もう、リアナちゃんといい円天寺さんといい、三菱さんに藻根君もだっけ?」
モノクマと留峰ちゃんのやりとりを遠巻きに聞きながら、薄れゆく意識の中で……。
私はただ一人の笑顔を思い出していた。
ここに来て初めてであったはずの、彼女の笑顔。
……円マギカが微笑む姿が、私の脳裏から離れなかった。
またちょっとだけ投稿。
結構あれこれチャプター3のフラグを振りまいているけど
最後の最後でプライベートタイムはのほほんとさせて終わるよ
だって、プライベートだもん!
ぎすぎすしてないときなら、いろいろ見れるんだけどねー
まぁ本編につながら番外編なんてこんなものでしょ……
本編につながらない過去の話は、きっとほのぼの出来るよ!
それじゃあ、また明日かな……?
筆が進まないぜよ……
乙 ぶっ倒れてるやつ多くね?
>>811
チャプター3の布石ですぜ…
そりゃあもう、スーパーダンガンロンパ2なチャプター3ですもの
うぷぷぷ…
絶望病だね、絶望病だよ!
でも、記憶を取り戻しても、それがクロになるとは限らないのです!
過去編もうちょっと待ってねー
一応、土曜日に半分くらいは投稿する予定だから…!
というわけで、今日は矢倉のプライベートパートを投稿するよー
……半分くらい三菱さんだけど
【矢倉 風善 ホテル・ミコラスタ 三菱の部屋】
三菱「お、お願い……お父さん、行かないで……」
三菱「乍を一人にしないでよぉ……」
矢倉「安心しろ……俺は、どこにも行かない」
矢倉「手をつないでおいてやるから……安心して寝るんだ」
突然目の前で倒れた三菱をベッドに寝かしつけると、彼女はそんなことを言ってきた。
三菱の体温は41度。
体温的には、それこそ死んでもおかしくないレベルに達していた。
……だというのに、彼女は意外とケロリとしているのだ。
今も、ベッドに運んで来たところで彼女は幼児退行でも起こしたようにすがりついてきていた。
目には涙をいっぱいに貯め、俺の手を握っている。
三菱「えへへ、お父さんの手、あったかいね……」
こうも純粋な目で見られると、俺としても対応に困ってしまう。
たしかに、三菱には好意的な感情を向けていたとは思う。
ホテルに居る女子の中で、一番扇情的な体つきをしているのもまぎれもなく彼女だ。
藻根が言うには、次点が蜜岡で、円天寺、涌井と続くらしい。
……あまりそう言う話に興味が有るわけではないが、それでもさすがに三菱は意識してしまうというものだ。
特に、今の三菱の姿を意識しない男は恐らくいないだろう。
熱に浮かされているせいか、体がほてってしまっている彼女は、パジャマのボタンを半分以上開いているし、
汗で張り付くのが気持ち悪いと言って肌着は下しかつけていない。
チラチラと時折見える谷間が悩ましかった。
……それこそ、誘っているんじゃないかと思うほどに。
三菱「ねぇ、お父さん……、私……」
矢倉「どうした? 眠くなくても、きっちりと寝ないと体が治らないぞ?」
俺の言葉に、何も返さず……ただ三菱は虚空だけを見つめていた。
三菱「乍ねぇ、お父さんが相手なら……いつでも、いいよ?」
三菱は……俺の手から両手を離すと、ひとつひとつ丁寧に、パジャマのボタンを外していく。
流れるような手つきで、彼女は服を脱いでいったのだ。
三菱「お父さん……乍を愛してくれなきゃ、嫌だよ?」
三菱「ね、たくさん家族の証、頂戴?」
……三菱が何を言っているのかが分かってしまえば、俺は本気で彼女のことが心配になってしまった。
今の三菱は、間違いなく幼少期に逆戻ってしまっているのだろう。
……つまりは、三菱の幼少期がこんなに重かったということだ。
こいつは、それを家族の証と信じている。
……三菱が父親を殺したという話は、彼女自身から聞いた。
……無理もない、話なのかもしれない。
俺は、俺だけは……こいつの支えになってやれるだろうか。
誰にも弱音を吐けないカウンセラー、三菱乍の心の支えに。
俺はそう思って、熱い視線を送ってくる三菱を抱きしめる。
熱した鉄でも抱きしめているかのような、特異な熱さの感触だけが俺の内側に広がっていった。
【蜜岡 美緒 ホテル・ミコラスタ 入口】
ストン、ストンと音を立てて、私が放った矢がモノクマの等身大パネルの中心に突き刺さる。
否、正確に言えば……中心から二センチほどずれてしまっていた。
蜜岡「……破魔耶君への偽装工作で、私が心を見だしているとでも……言うのかしらぁ」
その問いに答えてくれる人は誰も居ない。
……ただ、私自身が少なからず動揺していることを理解していた。
蜜岡「私はぁ……ただ、マギカちゃんが外に出られればそれでいいのに……」
蜜岡「もしくは、このホテルの中で二人の花園だけが作れれば、それでいいのに……」
蜜岡「どうして私は、破魔耶君の死体をあんな風に扱ったことに対して罪悪感を……?」
私の心を支配していたのは、どういうわけかそのことに対する後悔。
マギカちゃんのために、そう思って行動してきたのに……どうして私は、他の人に対して心を痛めているの?
蜜岡「……私が、マギカを独占しようとしたあいつらに情を……?」
そんな、そんなわけがない。
もし、そうだというなら……私は何のために……?
ストン。今回はモノクマのパネルにすら当たらなかった。
超高校級の弓道家が聞いて呆れるレベルの精度だ。
蜜岡「……マギカちゃんの為なら、その為なら……」
蜜岡「私は人を……殺せる、はず……なのに」
地院家「うおっ!? な、何するんだよ!」
ストン、と私が撃った矢が木の幹に突き刺さる。
私は、木の裏から出てくる人物を殺すつもりで、喉に突き刺さるように狙いをつけて撃った……つもりだった。
なのに、地院家を殺しているはずの矢は、狙いを外して上空の幹に突き刺さったのだ。
……どうして、私は……。
地院家「って、何泣いてんだよ」
蜜岡「私が……泣いて?」
地院家「……やっぱりさ、お前も女の子なんだな」
ほれ、と私にハンカチを差し出してきた地院家から、それを受け取る。
顔に当てて初めて、私の頬に涙が伝っていることに気づいたのだ。
ああ、そうか。そういうこと、だったのね。
私は……思った以上に、思った以上に……!
地院家「おい、どうしたんだよ……」
蜜岡「ありがとう、おかげで私は一つ気づけたわぁ」
蜜岡「そして……あなたのお陰で決意も出来たのよぉ」
地院家「……そう、なのか?」
ストン、今度放った矢はモノクマの目を突き刺していた。
そうだ、私は思った以上に……ここでの生活を楽しんでいたのだ。
マギカちゃんと、仲間達と送るここでの生活を。
それなら、もう私は……!
もう、あんなことを望むことなんかなくなったんだ。
茅ヶ崎も、リアナも、愛鬼も一緒にここから出ないといけない。
それが、今の私が求めているものだってことに、ようやく気づけたんだから。
以上で、プライベートイベントは終了です
各々の過去とか少し明かせたからいいかな、と……
次は過去編を書いていきますので、今日は以上です
【モノクマ アカデミカルエリア 希望ヶ峰ラボ】
モノクマ「なんだよ、あいつらったら仲良くしやがって……」
モノクマ「あの裏切り者も役に立たないどころか寝返りそうだし……」
モノクマ「死んでいった落語家や幸運の方がよほど場を乱してくれたよ!」
ボクはイラつく心を落ち着かせるかのように、ラボのボタンを押す。
お仕置きした後の美容師と、水路から取り出した幸運の遺体を、ラボの遺体安置所へと入れるためだ。
モノクマ「あいつらの疑心暗鬼を進めるために、あのウィルスをばらまいてみたけど……」
モノクマ「うぷぷぷ、どの程度効力を持ってくれるのかな?」
モノクマ「あの薬剤師の苦しむ姿も見てみたいよねぇ」
モノクマ「自分が作り出した病原菌のせいで死人が出るなんて絶望的でしょ!」
モノクマ「うぷぷぷ……!」
でも、そう考えるとあそこで幸運が死ぬというのは勿体無いことだったのかもしれない。
彼が生き残ってくれれば、より大きい絶望を運んできてくれたんじゃないかなって思うし。
モノクマ「……それじゃあ、幸運の代わりにあいつを使おうかな」
モノクマ「オマエラ、絶望してよね……」
モノクマ「うぷぷぷ……ふはははは……きゃははははははっ!」
モノクマ「人工メシア計画を乗っ取った甲斐があったよ……!」
モノクマ「そう簡単に、希望を増やされてたまるもんかってね……!」
モノクマ「くふふふ……あーはっはははは!」
待っててよ、未来の聖女様。
君は、生まれた時から魔女になる定めだったんだから。
君の大事なものを奪い取ってあげるから!
さぁ、早く……早く絶望してよ……っ! うぷぷぷ!
モノクマ「ぶひゃひゃひゃっ……きゃははははっ!」
【モノクマの動機提示に、今後「裏切り者」もダメージを受けます】
【それに伴い、裏切り者にクロ・被害者判定が生じるようになります】
チャプター2:絶望のパイはムースの味
E N D
生き残りメンバー → 12 人
取り敢えず、学園編は時系列的にチャプター2ではないので、ここで切っておきました。
モノクマ「オマエラは、もう裏切り者の存在に気がついているんじゃないかな?」
ちなみに、チャプター2のタイトル 絶望のパイはムースの味は
映画『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』からとっています。
物語に登場する、ロンドン一まずいパイ屋というフレーズと
美容師が使うであろう整髪剤のムースを食べ物のムースとかけただけですね。
安直ながらも、犯人やストーリーに関わるタイトルをつけていきたいなーと思っているところですが、どうにも難しい。
さってと、この報告だけだと味気ないので、
モノクマ「超高校級の幸運、破魔耶君のお仕置き案を披露していくよ!」
一等当選確率上昇中! 年末ジャンボ福引大会!
超高校級の幸運
破魔耶麗司処刑執行
人を殺してしまった破魔耶君は、モノクマの手によって巨大な球体の中に押し込められた。
スーパーとかによく置いてあるガシャポンの玉のようだけど、中からは開けられないみたいだ。
カメラはガシャポンの玉の中の様子を映し出している。
ガシャポンの外側は赤色に塗装され、破魔耶君は必死に外に出ようと、亀裂部分に手をかけているけど。
巨大なモノクマが、その破魔耶君の入ったガシャポン玉を福引器の中に入れた。
福引器を回すモノクマ。回転するガシャポン玉。
回される回数は、一回や二回ではない。
お客様役のモノクマがふくびきを引いた。
結果は六等だった。
次のモノクマがふくびきを引いた。
今度は四等だった。
三人目のモノクマがふくびきを引いた。
今度は二等だった。
そして、四人目のモノクマがふくびきを回すと、落ちてきたのは赤色のガシャポン。
一等を引いたモノクマのために、一等の内容を決めるルーレットが回され……。
そこにモノクマがダーツを投擲すると、一等の内容が決められたのだ。
一等は、『超高級の純金ハンマー 1億円相当』。
ハンマーを受け取ったモノクマは、嬉々として、赤いガシャポン玉に振り下ろした。
……そして、ガシャポン玉が破裂して、赤黒い液体がクラッカーの中身のように飛び散っていった……。
お仕置き案を投下したと思ってたら、透過できていなかったでござるの巻。
チャプター3の投下もしたいけど、どうしたもんかな。
このスレは、過去編投下するまで残しておいて、チャプター3ように新スレを立てるかな?
同時に二つの板を……ってのもどうなのかな、とも思うし。
どうしたもんかなー…
あ、そうそう、皆も喉風邪には気をつけてね
>>1は喉が痛いです……
あ、そうそう!
>>1だけど、裏切り者枠はもう確定してるみたいだよ!
誰なんだろうねぇ、しかもチャプター3で裏切り者枠暴露だもんねぇ…!
さてと、ここから過去編を投稿していくべ。
元々会話文だけだったところに地の文を後から追加したから
違和感があっても許して欲しいんだべ!
完成したところから随時投稿していく予定だから、時間があいても許して欲しいんだべ!
【島武彦 希望ヶ峰学園在籍時】
澪田「むっはー、唯吹の髪のセットは武彦ちゃんにしか頼めねーっす!」
澪田「これからライブなんで、しっかりとセット頼むっすよ!」
そう言って、一つ下の後輩、澪田が部屋の中に駆け込んできた。
どうやら、俺様を便利屋か何かと勘違いしているようだ。
大和田「あぁ!? 今は俺がリーゼントの調整してもらってるんだよ!」
セレス「あら、私のウィッグの手入れも忘れないで欲しいですわ」
葉隠「それが終わってからでいいから、俺の髪型のセットも頼むべ!」
……と言うか、こいつらは本当に俺様のことを便利屋か何かと勘違いしてるんじゃねーか?
……いや、この学園の人間は皆俺様のもとに散髪にくるんだったな。
こういう時、諦めは大事だと俺様は思っている。
島「ああ、ほらほらわかってるから順番は守れって」
島「それと澪田、お前のライブはまだ六時間以上先の話だろうが」
島「今からセットしてどうするっていうんだ……」
澪田「そんなん決まってるっすー!」
澪田「唯吹は、リハーサルでも本気を出さなきゃいけないんす!」
澪田「今回は、リハーサルにも武彦ちゃん呼んでもいいんすよ?」
あっけらかんと言う澪田。
大和田「……そんなのどうでもいいから、早いところ俺のを仕上げてくれよ先輩」
大和田「これから不二咲や兄弟と学祭の準備に取り掛からなきゃいけねーんだ」
自分の予定を優先したい大和田。
セレス「あら、私もこれから苗木君と、一緒に学祭を回るプランを考えなくてはいけないのです」
セレス「こういうときは、レディファーストではなくて?」
さも当然だと主張するセレス。
……と言うか、お前は別にウィッグがなくてもやっていけるだろうが。
島「いや、セレスはウィッグがなくても十分やっていけると思うんだがな」
島「大和田のリーゼントや葉隠のドレッドヘアーはともかくとして……」
セレス「ですが、やはりこのウィッグがないと落ち着かないのですわ」
澪田「いーじゃないっすか、多恵子ちゃん! 誠ちゃんはきっと今の多恵子ちゃんも好いてくれるっすよ?」
セレス「その名で呼ぶなって言ってんだろうがよぉぉぉ!」
葉隠「……毎度思うんだが、ここほどうるさい場所って学園中探してもないべ」
……葉隠、俺も同感だ。
だがな葉隠、てめーも元凶の一人だってことを自覚した上での発言だよな、それ!
島「……そういうこと言ってると、葉隠、てめーのドレッドヘアーを見てやらんぞ」
葉隠「横暴だべ!」
セレス「……ところで、先輩は意中の人には告白などはされないのですか?」
そんなふざけた会話をしていたところで、セレスがふと思い出したかのように聞いてきた。
俺様の意中の人、それは……。
セレス「確か……太陽のように眩しくて、氷のように美しい、でしたか?」
島「そ、それをここで言うのかよ……!」
澪田「お、武彦ちゃんにも春が来るっすか!?」
澪田「来ちゃうっすか!? 来ちゃうんすね!?」
島「あ、あんまり茶化さないで欲しいんだが……」
そうだ、これは茶化していい話じゃない。
俺様にとって、あいつへの感謝の気持を伝える一つの方法なんだ。
島「俺様は、あいつにこの竹櫛を渡してあげようかと思って……」
島「その……よ、あいつ、これからあるプログラムの被験をするらしいんだ」
だから、あいつが……プログラムを終えて、無事に『超高校級の聖女』になった暁には、俺様は……!
大和田「ってことは……、先輩告白するんだな?」
葉隠「その告白は、達成できれば成功する! 俺の占いは三割当たる!」
セレス「……それでは、七割の確立でフラれますわね」
セレス「でも、私も成功する方にかけさせていただきますわ」
こいつらの脳天気なところにも、俺様は救われてるんだよな……。
これが、あいつの見せてくれた世界ってやつなんだろう。
そうだ、俺様は……こんなにも日常を謳歌できている。
澪田「それじゃあ、景気付けにこの唯吹が一発、歌わせてもらうっすよ!」
島「ええい、お前ら動くんじゃねー!」
島「……あいつに救われた人間は、俺様だけじゃねーんだからよ……」
セレス「あら、弱気になるんですの?」
セレス「……やらないで後悔する方が辛いですわよ」
島「……いや、あいつのプログラムが終わったら、俺様は告白する」
島「……どんな形でも、この竹櫛を渡してやるさ」
そう、それこそが……俺様にとっての聖女だった、あいつへの俺の気持ちの表し方なんだからな。
【破魔耶麗司 希望ヶ峰学園在籍時】
狛枝「ボクみたいな、ただの抽選で選ばれた人間が……」
狛枝「超高校級を名乗るだなんておこがましいよ……」
狛枝「こんな見るに耐えない……このボクが、超高校級だなんてさ」
狛枝「破魔耶先輩もそう思うよね?」
一つ下の幸運、狛枝凪斗。
聞いた話だと、飛行機事故に巻き込まれたり、隕石に巻き込まれたりと随分荒んだ生活を送ってきたみたいだけど……。
どうして、彼が『超高校級の幸運』として選ばれることになったのか。
彼の幸運は、僕と似ているんだ。
必ず、先に何か不幸が起こり、それにともなって幸運が訪れる。
ボクもそうだった。
……彼女がいなければ、今頃絶望していたことだろう。
苗木「あの……二人とも……幸運ってやっぱり」
狛枝「超高校級の彼らを輝かせるためのスケープゴートってところじゃないかな!」
二つ下の幸運、苗木誠。
彼は、僕達のようなとびっきりの幸運は訪れないタイプだって聞いている。
彼は何をするにしても平均なんだ。
ただ、彼には彼女と同じ希望の臭いがする。
……きっと、彼はただの幸運じゃ終わらない人間だと思う。
狛枝「だからさ苗木君? 超高校級の希望である彼女達を侍らせて、喜んでいる場合じゃないんじゃないかな?」
苗木「ぼ、ボクは別に侍らせてだなんて……」
狛枝「舞園さんにセレスさん、霧切さんに戦刃さん……それでもそう言える?」
あー……いや、彼女の方が好かれているみたいだね。
苗木君も幸運の才能以上のスペックを持っているみたいだけど、彼女以上の希望は持てていないみたいだね。
でも、いい兆候だと思うよ。
希望ヶ峰学園が、本当の希望を生み出そうとしているんだもの!
まぁ、それはともかくとして……ここは狛枝君を止めてあげようかな。
苗木君も少し怯えちゃってるみたいだし、これから幸運仲間として一緒に学園を森が得ないと行けないんだもの。
破魔耶「その辺にしておいてやってよ、狛枝君」
破魔耶「僕には、彼が希望を背負って生きる未来が見えるんだ!」
破魔耶「アイドル、探偵、ギャンブラーに軍人……結構じゃないか!」
破魔耶「男女問わずに惹きつける様は、彼女を想像させるね!」
そう、苗木君の希望はきっと世界を救ってくれるものだから……。
狛枝「彼女というと、あの魔法少女の先輩のことだよね?」
狛枝「彼女の希望は、僕達にも大きいものを分け与えてくれるみたいだ……!」
狛枝「でもさ、彼女がもし世界に絶望していたとしたらぞっとするよね」
破魔耶「滅多な話をしちゃいけないよ」
破魔耶「ボクも、彼女のファンクラブの一人なんだからさ」
ボクのクラスの人間は、少なからず彼女に感謝しているんだ。
彼女は、魔法少女としての本分からか、人助けを使命に生きている。
この希望ヶ峰学園は、才能によって生活を縛られた人が多すぎる。
彼女は、そんなボク達の心を温めて、寂しくないように抱きとめてくれるんだ。
苗木「……円先輩、かぁ。ボク、まだ会ったことないんだよね……」
狛枝「これは超高校級の幸運なのに、残念なことだね!」
破魔耶「そうと分かれば、ボクが彼女を呼んでこよう」
破魔耶「きっと、苗木君も喜んでくれるはずだよ!」
苗木「え、ちょ、ちょっと先輩……!」
さぁ、善は急げだ。
早く苗木君を、彼女にあわせてあげたいなぁ……!
破魔耶「待てないよ……だって!」
狛枝「希望は……!」
破魔耶・狛枝「前に進むんだ!」
苗木「ちょ、ちょっと待って下さい……!」
さぁ、苗木君!
君も、彼女と同じように超高校級の希望になるんだよ!
……希望を育てるのは楽しいなぁ。
>>1の書きやすいところから過去編を執筆中だよ!
大体、こんな感じの短編集みたいになるとは思うけど、それで許してね!
ちなみに、クロとなった二人の形見の品は、それぞれ過去編で登場する予定。
個人的に、島君の過去を書いているときに少ししんみりした……。
きっと、円扇さんとかも書きながらしんみりするんだろうな……。
さて、チャプター3の準備を初めて行かないとね。
今度も新しいエリアが解放されるし、裏切り者もいるし、わっくわくのどっきどきだよね!
……え、そんなことない?
しょぼーん(´・ω・`)
とか何とかいいながら、今日はここまで
おやしみなっしー
円扇とかは誰と絡むのだろうか田中か、矢田は故郷とかそんなんで花村かな
おつ
乙 円の求心力凄すぎだろ。
よくよく考えると原作の円は中学生だからある程度成長しているのだろうか。髪の毛長くなったり?
さて、今日も書き上げたところから投下するよぉ!
>>845
描き上げる時の気分で決まるから明言できないかなぁ……
>>846
彼女の求心力の理由は、ストーリーに関わっちゃうかな……
ある程度は、サイドストーリーで補完できるかな……
>>847
>>1の中では、長髪イメージみたい。
結構しっくり来たからね。
【蜜岡美緒 希望ヶ峰学園在籍時】
腐川「きぃぃ……白夜様とあんなに親しげに会話するなんて……なんなのよ、あの女……」
蜜岡「私のマギカちゃんとあんなに親しげに話をするなんて、なんのつもりなのかしらぁ……?」
此方蜜岡美緒、現在、愛しのマギカちゃんを追跡中。
……柱の陰から、いつものようにストーキングをしているところよ。
マギカちゃんは、私達の代の人間にとってまさしく聖女様に等しい存在だから……。
こうしていつも一緒にいないと、なかなか会話ができないのよぉ。
え、ストーキングなんだから会話はしてないって?
こ、細かいところはいいのよぉ……。
霧切「……衆目に晒されるところで何をしているのかしら?」
そこに現れたのは、同じストーカー仲間の霧切響子。
二つ下の後輩で、苗木誠とっていう幸運の子のストーカーを……。
霧切「あまり人聞きの悪いことを言わないで」
霧切「私は別にストーカーなんてしていないわ」
霧切「私の才能が探偵だから、そう見えてしまうだけよ」
そう言っているけど、彼女の才能の活かし方は、いわゆる才能の無駄遣いじゃないかッて思う。
その証拠に……。
蜜岡「苗木君の今日のパンツは?」
霧切「青と白のストライプ模様」
蜜岡「世間の人はそれをストーカーっていうのよぉ」
そこに探偵の才能を活かしてどうする、っていうのかしらねぇ?
霧切「……いいえ、私はやっぱりストーカーではないわ」
霧切「ストーカーというのは、先輩や腐川さんのことを指すのではないかしら?」
…本当に、彼女は強情なところがあるのよねぇ。
少しは素直になれば、件の苗木君にも気にかけてもらえるのではないかしらぁ?
腐川「……私がストーカーってのは気に入らないわ」
腐川「くしゅんっ!」
腐川「本当のストーカーってのは、この先輩のことよね?」
腐川「健全なストーキングは健全な心と肉体に宿るの!」
腐川「んでさ、霧切。まーくんの今日の朝食は?」
霧切「七時半に、食パン二切れにイチゴジャムを乗せて食べていたわ」
霧切「おかずは目玉焼きで、ドリンクに牛乳を飲んでいたわ」
腐川「あー、こいつも超高校級だわ……」
腐川「って、あー! 白夜様が行っちゃう……え、逝っちゃうの?」
腐川「早く追いかけないと、んじゃーねー」
……何というか、腐川さんも同じストーカー仲間だけど難儀な人だと思う。
二重人格らしく、もう一人が今のジェノサイダー翔という超高校級の殺人鬼らしい。
……でも、まぁ、私の代にいたとしたら、私達と同じようになっていたんじゃないかしらぁ。
私達の代は、希望ヶ峰学園始まって以来、最大の問題児学級だったみたいだし。
それもそうよね、希望を育成する学校なのに、入学した生徒が9割方日常に絶望している、なんて。
霧切「ところで、先輩。これは、探偵としての興味からの質問なのだけど」
蜜岡「なにかしらぁ、超高校級のストーカーさん?」
霧切「茶化さないで。……ついでに言えば、超高校級のストーカーは在籍しているでしょう」
蜜岡「そうだったかしらぁ? それで、何が聞きたいのぉ?」
霧切「……円先輩が、どうしてそこまで好かれるのか、よ」
霧切「彼女は確かに可愛い、女の私から見ても」
霧切「でも、あんなに崇拝気味に好かれるなんて異常だわ」
霧切「まるで……」
蜜岡「……私達の代で教祖みたい?」
霧切さんは、こういうところに鋭いと言ったほうがいいのかしらぁ。
そう、彼女は私達の代では教祖にも等しい求心力を持っている。
でもその理由は簡単だわぁ。
蜜岡「ねぇ、霧切さん? あなたが世界に絶望したとき、その絶望を拭い去ってくれる人がいたら?」
霧切「そうね、感謝してもしきれないと思うわ」
蜜岡「規模は小さいけど、苗木君はマギカちゃんと同じ」
霧切「……苗木君が? 苗木君のくせに生意気ね……」
だって、苗木君はあなた達の代の人間を助けてくれているでしょ?
石丸君を、大和田君を、不二咲さんを。
桑田君を、腐川さんを、十神君を。
江ノ島さんを、大神さんを、朝日奈さんを。
葉隠くんを、山田君を。
舞園さんを、セレスさんを、戦刃さんを。
そして、霧切さん、あなた自身も……苗木君に救われているんじゃないかしらぁ?
蜜岡「でも、それ以上言っちゃうとつまらないわね」
蜜岡「後は、探偵としての意地で解き明かして見せて欲しいわぁ」
霧切「そうね、そうさせえてもらうわ」
霧切「でもね、先輩……これだけは言わせてちょうだい」
蜜岡「何かしらぁ?」
霧切「先輩たちの依存はちょっと異常よ……」
霧切「いずれ、取り返しの付かないことにならなければいいのだけれど」
……霧切さんの言葉に、私は何も返さなかった。
超高校級のストーカーって蜜岡のこと?
まさかの霧切さんがガチストーカー…
>>851
超高校級のストーカーは、特に決まっていないけど字面が好きなので出しただけでした
…まぁ、続編書くにしても苗木の代が一年生で書く予定なので、そこまでのどこかで登場するかも
>>852
霧切「いいえ、これは苗木君と離した結果によって手に入れた情報よ」
霧切「パンツは偶然見えただけ、他意はないわ」
ということでかんべんしてあげて下さい
最初は、「そのストーキングスキルを別の方向に活かせば、私の助手にもなれると思うのに」という
そういった方向性で書く予定だったのに、どうしてこうなった……!
安価には参加できてないですがひっそりと見てます頑張ってください!
【四ノ宮亭円扇 希望ヶ峰学園在籍時】
舞園「先輩! 今日のテレビ収録は共演ですね!」
円扇「舞園さんと共演できるだなんて光栄ですね」
円扇「明日にでも世界が滅亡してしまっても、私は満足していけそうです!」
円扇「くくく……はははははっ……あーはっははは……げほっげほっ!」
小泉「あー、言わんこっちゃない……、ほら、先輩、水!」
小泉「明日の収録、そういう側面は見せないでくださいよ!」
円扇「ど、努力はしましょう……」
今日は、希望ヶ峰学園特集ということで、特別のテレビプログラムが組まれていた。
超高校級のアイドル、超高校級の落語家というメディア露出が激しい二人に加えて、
テレビ業界とはつながりの深い、超高級の写真家である小泉さん。
ある意味選ばれるべくして選ばれた三人だと思う。
他にも、話題性の有りそうなところはいる。
超高校級の王女、超高校級のプログラマーに超高校級の軽音楽部。
超高校級の御曹司、超高校級の野球選手に超高校級の政治家だっている。
ただ、視聴率とギャラを考えたら私達三人で落ち着いた、そうだ。
知り合いの超高校級のディレクターがそう言うのだから、多分そうなのだと思う。
小泉「それにしても、私はテレビ出演なんて初めてだから緊張するなぁ……」
小泉「いいですよね、先輩も舞園さんも、テレビには慣れているから、緊張なんて……」
舞園「そんなことないですよ、先輩だってそう言っています」
小泉「な、何も言ってないけど……」
舞園「言わなくても分かるんです、私、エスパーですから」
……いや、たしかに私もそう思っていましたけど、彼女のそれは持ちネタなんじゃないんですか?
さも当然のように、私の心の中を代弁してくれましたけど。
円扇「私達だって、緊張するときは緊張しますよ」
円扇「でも、その緊張を乗り越えるために何をするかが重要なんだと思っています」
小泉「でも、私……こんな外見だし……」
こ、これは行ける雰囲気なのではないですか?
確か、藻根君もそんなことを言っていた気がします!
さぁ、ここが攻めどころですね……!
円扇「そんなことありませんとも! あなたはとても魅力的だ、小泉真昼さん!」
円扇「宜しければ、今夜の収録が終わった後、二人でどこかに……」
舞園「円扇さん? マギカ先輩にいいつけちゃいますよ?」
円扇「げほっげほっ……! い、いやだなぁ……ただの、冗談じゃないですか……」
舞園さんから感じるこれは、まさか……殺気!?
か、彼女こそがこの世界を絶望の渦に巻き込む、悪の権化だとでも言うのだろうか!
舞園「え・ん・お・う・さ・ん?」
円扇「いえ、何も考えていませんとも、はい」
舞園「全く、失礼なことを考えちゃいけませんよ……」
か、彼女はきっと本物のエスパー……とか、そうじゃなくても恐ろしい。
彼女と普通に接することのできる苗木君はどれだけ重厚な精神を……。
小泉「……ふふっ、なんだか悩んでいるのがばかみたいに思えてきちゃった……」
小泉「罪木ちゃんや日寄子ちゃんにもテレビに出るって伝えちゃったし……」
小泉「なんだか二人が相手なら、緊張しないで出来るかも」
舞園「それ、どういう意味ですか!」
円扇「……まぁ、それはそれで喜ばしいではありませんか」
こんな寸劇で、緊張がほぐれてくれたのならば願ったり叶ったりです。
彼女は、テレビ番組に関して言えばまだ素人。
こういうときに、私達が先に立たないでどうする、ということですね。
小泉「ふふ、笑ったらちょっと気になっちゃった……」
小泉「二人は緊張をほぐすのに何かしてるの?」
円扇「……私は、毎朝バナナシェイクを飲んでいますよ」
円扇「それが習慣にもなっていますし……」
彼女の緊張をほぐすため、ここは包み隠さずに。
舞園さんも私の真意を悟ってか、こくりと頷く。
……いやいや、彼女は本当のエスパーなのか?
舞園「大事なものを持ち歩くのもいいと思います」
円扇「私も、練習に明け暮れた台本を持ち歩いていますし」
二人に見せるのは、ボロボロに成った一冊の台本。
表紙も読めなくなっているけど、私にとって何よりも大事なものだ。
舞園「後は好きな人を思い浮かべる、とか……」
小泉「好きっ!? わ、私には、好きな人はいないっていうか……!」
あ、顔が赤くなった。
これは、攻め時ですよね、舞園さん!
円扇「その反応は、好きな人がいる人の反応ですよ?」
小泉「そ、そ、その推理はピンボケだよ……」
舞園「あの、超高校級の相談窓口の人ですか?」
小泉「日向は予備学科よ」
舞園「へー、日向さんっていうんですか?」
……女性陣は恋の話が大好きですからね……。
ここは、飛び火する前に退散を……。
小泉「そ、そんなことより、先輩だってあの魔法少女の……!」
円扇「げほっ……がはっ……きこえ、聞こえませんね」
私は、そう言う恋の話は苦手なのですよ。
小泉さんには悪いですが……ここは退散させていただきますよ!
私はいそいそと、扉を開けると一目散に逃げ出したのでした。
>>854
ありがたいお言葉です!
これからも、是非ともよろしくお願い申し上げますね!
今日も取り敢えず二人更新というところで。
と言うか、過去編を書いてて思った。
学園中から魔法少女の先輩って呼ばれるマギカちゃんは、結構な羞恥なのではないだろうか、と。
年明けまでにチャプター3には入れそうなので、頑張りますよー。
チャプター3の結果次第では、4・5と絶望的な展開が待ち受けておりますので、ね。
くくく……あはははっ……はーはっはっ……げほっげほっ!
では、今日はここまでです。お休みなさい。
乙ー
チャプター3が楽しみ
おつ
恥ずかしいと思ってたらできないから(震え声)
乙、死ぬやつはやっぱり2人なのかな?
円扇の台本の演目は何だったの?
>>860
ここからは、>>1も物語終盤に向けて構想を練っているので、>>1自身も楽しみです!
>>861
でも、マギカちゃん恥ずかしがり屋なんやで(半分忘れてたけど)
>>862
クロ次第ではありますが、最大同時に三人まで死人が出るそうですよ
同じクロが殺せる相手は二人までなのにねぇ……
>>863
円扇の台本の演目は皿屋敷でした。
だからこそお仕置きで使われたわけですからね。
多分、お仕置きが饅頭こわいなら、そっちになっていたはず。
【藻根蔵人 希望ヶ峰学園在籍時】
不二咲「どうしよぉ……折角作ったプログラムだけど、アバターが決まらないよぉ」
山田「世間的には、やはり可愛い女の子のアバターのほうが良いと思うのですぞ!」
左右田「だなぁ……せっかくのプログラムなら、やっぱりアバターくらい万人受けするものにしようぜ」
藻根「……ということで、ボクのもとにデザインを頼みに来たのですかな?」
ボクの居城とかしている美術室に、三人の後輩がお客さんとして尋ねてきていた。
山田殿は、超高校級の同人作家としてボクに教えを請いに来ることもあるからそれとなく親しいけれど、
不二咲殿や左右田殿とはそれほど関わりがないはずなのですがね。
まぁ、頼まれたからには、渾身の一策を仕上げないといけませんなぁ。
藻根「それにしても、今週は依頼が多いですなぁ」
藻根「確か、江ノ島殿からも一つお願いをされておりますぞ」
不二咲「え、江の島さん?」
意外なところで食いついてくる不二咲殿に、ボクは彼女からの頼まれごとを教えてあげる。
藻根「なんでも、ギャルとしてかわいいマスコットが欲しいとか言われましてなぁ」
藻根「白と黒でパンダをモチーフにしたクマ、モノトーンなのでモノクマをデザインしたのですぞ」
美術室の画板置き場の中から、モノクマの原画を持ってきて、三人に見せてみましょうぞ。
やはり、こういうのは多くの人間の意見がほしいというものですからな。
不二咲「か、かわいい……かなぁ?」
山田「どこか恐ろしいところが見えるのですが……」
左右田「あー、でもソニアさんとか喜びそうなデザインだしなー……可愛い、んじゃねーか?」
意外と評判は良くないみたいですなぁ……。
江の島殿は、随分と喜んでくれたのですが……やはり、人の感性によって違うというものですかな。
藻根「……さて、本題ですが……美少女キャラを描けばいいのですかな?」
不二咲「そうですよぉ……。えっと、アバターの名前は……」
左右田「七海千秋、だろ?」
藻根「七海千秋ちゃん、ですなぁ」
藻根「何か設定とかはお有りなのですかな?」
イラストを描く前に、不二咲殿からアバターの情報を聞き出していく。
曰く、超高校級のゲーマー。
曰く、超高校級の居眠り少女。
曰く、おっとりしてるけど意外と鋭い。
曰く、天使。
いや、その設定は何なんだとも思いますが、そこを突っ込むのは野暮というものですぞ。
山田「おおう、みるみるうちに魅力的なキャラが出来てきましたなぁ……」
不二咲「あっ、か、かわいい……」
左右田「そんな反応をするお前も可愛い」
藻根「左右田殿はだれでもいいのですかな?」
左右田「ソニアさん一筋です」
そ、そうなのですな。
不二咲「あ、ありがとう……」
不二咲「藻根先輩に頼んで正解だったよぉ……」
不二咲「この原画と設定集は、ロッカーの中に大事にとっておくよぉ」
藻根「喜んでくれたなら何よりですぞ!」
藻根「ボク達の代は、ある一人の教えから、困っている人に積極的に手を伸ばす学級ですからな」
藻根「お二人も、なにか困ったらボクらに声をかけるのですぞ?」
藻根「……だいたいのことは、魔法少女のマギカ殿が解決してくれますので」
ありがとぉ! と退室していった不二咲殿の姿を脳裏に焼き付けてっと……。
さーて、今日も一作品仕上げるとしますかね!
題材は、天使の微笑みで、よろしいですかな?
乙 何言ってるんだ、
天使はさくらちゃんだろ?
【地院家大門 希望ヶ峰学園在籍時】
九頭竜「これが今回の報酬だ……けどよぉ、いつまで先輩はそんなこと続けるんだ?」
辺古山「これは先輩の生き様……私達にそれを正すことも攻めることも出来ませんよ」
地院家「ま、そういうこった。ウチの連中は皆眩しいからな……」
地院家「我らが女神様の為に、一人くらいは後ろめたいこともしなくちゃならねーんだよ」
俺の希望ヶ峰学園での肩書は、トレーサーだ。
超高校級のトレーサー、それが俺に与えられた肩書だった。
そんな俺が、超高校級の極道である九頭竜に接触している理由は、薄暗いものである。
……俺は、同級生たちを陰から狙おうとする連中を、人知れず潰して回っているからだ。
基本的に、希望ヶ峰学園に肩入れする九頭竜組とは敵対関係の組織が関わっていることが多く、
俺の情報源の多くは九頭竜になっていた。
向こうとしても、敵対組織を潰しまわってくれることに感謝しているらしく、
時折こうやって俺のもとには報酬としてそれなりの額が懐に舞い込んでくる。
九頭竜「先輩は、その金……何に使ってるんだ?」
地院家「……そこには不可侵っていう協定だったはずだがな」
九頭竜「いや、気になるじゃねーか……」
九頭竜「どうして先輩が、極道の尖兵みたいな仕事をこなしているのかってよ」
……気持ちは分からないでもない。
ただ、これはい言うなれば俺にとっての聖戦だ。
仲間達を、彼女を守りぬきたいという俺の欲望からできている聖戦。
辺古山「……ぼっちゃん、それいじょうは踏み込んではいけませんよ」
辺古山「人によって優先したいことは違うものですから」
辺古山「地院家先輩は、何を汚してでも守りたいものがあるのでしょう」
地院家「そうそう、そういうこったな」
辺古山は九頭竜組のヒットマンながら、しっかりとした信念を持っている。
……九頭竜にとって、頼もしい存在となるだろうさ。
いずれ、その信念が別方向に発揮されなければいいんだけどな。
どことなく危なげなく感じてしまうのは仕方のないことだと思う。
地院家「それで、今度はどこが俺達を敵視しているんだ?」
九頭竜「……あー、その言いづらいんだが」
辺古山「希望ヶ峰学園側で、円先輩の求心力を危なく思っている一派があるようです」
九頭竜「……どこがそう思っているかはわからないんだがよ、これは危険じゃねーかと思ってる」
地院家「ヘタすれば、我らが女神様に危険が及ぶってことか……」
相手が希望ヶ峰学園の内部ってのは面倒なことだな。
希望ヶ峰学園を敵に回しちまえば、俺達が孤立するのは目に見えてる。
九頭竜「ペコを貸してやるよ、先輩」
地院家「辺古山をか? 助かるが……いいのか?」
九頭竜「俺にも被害が及びそうなんでね……日向創って知ってるか?」
日向、創? たしか予備学科の……。
九頭竜「俺のダチなんだがな……あいつも目をつけられてる」
地院家「何にだ?」
九頭竜「希望育成プログラム……胡散臭いことこのうえねーぜ……」
たしか似たようなプログラムを聞いたことがある。
女神様が受ける……人工メシア計画。
地院家「そういうことか……ままならねーな」
辺古山「必ず計画を止めなければ……」
九頭竜「取り返しのつかねーことに、なりかねねーよな……」
……これも、女神様の為、皆の為だ。
俺が退学になったとしても、皆に迷惑をかけることはねーだろ。
それなら、やることはただひとつだ。
予備学科から不当に集めたお金を使い、不届きなことをやろうとしている希望ヶ峰学園の膿を……。
俺の手で殺す、それだけだ。
地院家「必ず、見つけ出して……殺す」
辺古山「お供いたしましょう、先輩」
九頭竜「頼んだぜ、ペコ! 先輩!」
やっぱり俺には、こうした方が向いてるらしい。
偽善だろうがなんだろうが、それで俺は満足できる。
……何も、問題なんかないってこった。
見落としてたけど…
>>868
マギカちゃんは聖女、さくらちゃんは女神、不二咲さんは天使…
あれ、地院家君がマギカちゃんを女神って……
ま、まぁ皆天使でいいじゃないか!
おつ、後残ってるのは誰だっただろうか
【矢田大志 希望ヶ峰学園在籍時】
花村「ぼく、希望ヶ峰学園を卒業したら……実家の定食屋を継ごうと思ってるんだ」
花村「確かに、フランス料理やイタリア料理で南青山とかに店を出すのもいいと思うんだけど」
花村「なんていうか、お母さんに楽させてあげたいっていうか……」
花村「やっぱり、超高校級の料理人の進路としてはおかしいかな?」
石丸君が私のもとに連れてきたのは、超高校級の料理人である花村君であった。
石丸君は、彼からの相談に対してどう答えればいいかが分からずに私のもとに連れてきたようだ。
石丸「僕にはどちらが正しいかの判断を下せないのだ!」
石丸「……確かに超高校級の料理人ともなれば、料理会を支えるためにも」
石丸「一等地に出店するというのは大切なことのようにも思える!」
石丸「だが、花村先輩の親を思う心……素晴らしいじゃないか!」
石丸「僕は、どういう判断を下せばいいのだああああ!」
……いや、どうもなにも。
そこまで花村君が決めているのであれば、私達にできることは彼の背中を押してあげることだけだろう。
矢田「いいかね、花村君、石丸君」
石丸「はいっ!」
花村「な、なにかな……?」
矢田「私達の心の拠り所が何か、知っているかね?」
私の質問に首を傾げる二人。何、そんなに難しい話ではないのだ。
心の拠り所は人によってまちまちだろう。
だが、どんな人でも心の拠り所にしている場所、それは……。
矢田「家族、だよ」
矢田「もしくは故郷と言い換えてもいいのかもしれないな」
矢田「ともかく、人間はすべからく、故郷を大切にするべきなのだよ」
私の言葉に、石丸君はなるほど、これで一つ知識が増えました! と、喜んでいるが。
花村君は、私の言葉に思うところがあるようだね。
花村「でも……ぼくは超高校級の料理人だから……そんな田舎の定食屋を継いじゃ、いけないんじゃ……」
矢田「何を言っているのかね! 君は、家庭料理は料理ではないというつもりか!」
花村「そんなつもりじゃないけど……でも、ぼくに課された人生って、そうじゃないんじゃないかと思って」
なるほど、その意見にも一理ある。
だが、人生というのはそういうものではないはずだ。
矢田「それは違うぞ!」
矢田「いいかね、花村君! 君が思っているそれはただの妄想だ!」
矢田「人生というのは、誰に決められるものでもないのだよ!」
矢田「自分自身で創りだすからこその、人生ではないか!」
私の言葉に、うっと声を詰まらせる花村君。
君は何も心配することはないのだ。
……君は、誰にも縛られること無く、故郷の母親を助けてやるがいい。
矢田「君しか、出来ないことをするのも超高校級の料理人として正しい行いではないかね」
花村「そう、なのかな……」
矢田「では、問おうか。……君が食堂で出す料理で一番人気のメニューは何だと思うかね?」
私の質問に、考え込んだ花村君はやがてひとつの答えに辿り着いた。
花村「それは勿論……ステーキとか、じゃないかな」
石丸「それは違うぞ、花村先輩! 一番人気なのはカレーライスだ、この僕が断言しよう!」
矢田「石丸君の言う通りだ! いいかね、花村君」
矢田「高級料理よりも何よりも、一番美味しい庶民の料理を作れる人間こそが、超高校級の料理人なのだよ」
矢田「君は、超高校級のフランス料理人でも、イタリア料理人でも、中華料理人でも」
矢田「パティシエでもグラシエでもクレーピエでもショコラティエでもないのだ!」
矢田「君は、どんな料理でも美味しく作れるからこそ超高校級の料理人なのだろう?」
私の言いたいことがわかったのか、花村君の瞳に光が戻る。
矢田「君にしか出来ない、最高の定食屋を創るのが君の仕事ではないかね?」
矢田「場所など関係あるまい。私は、毎日でも君の食堂に足を運ばせてもらおう!」
矢田「これは……そうだな……」
石丸「男と男の約束、ではどうかね?」
花村「はは、そうだね……男同士の約束だよ」
花村「ぼくは、実家の定食屋を……継ぐんだ!」
そう、それでいい。
いつまでも、お母さんを笑顔にしてやってくれ。
……故郷に戻れないほど、辛いことはないのだからね。
>>872
これで、残りは矢倉さんとナミちゃん、マギカちゃんの三人のはず。
もう今日になってるけど、今日中には残りを書いていこうかな、と思っています。
死んだ人の書くとすごいしんみりするね……これ。
それぞれ原作と絡めようとするといろいろ設定を考えるのが楽しかったり。
では、取り敢えず今日はここまで。
また夜にでも再開します。
取り急ぎ帰宅したのでこれだけ…
>>1の体調が非常に悪いので、今日は更新できません。
喉と熱とか久しぶりに風邪かも…
咳も鼻水もで結構キツイ…
取り敢えず、体調が一定まで持ち直したら明日投稿します
まだ体調は微妙だけど、取り敢えず二人だけ書き上げたので投下。
チャプター3がなかなか初められなくて申し訳ない。
そして、ポケバンクが利用できなくて>>1が絶望。
【矢倉風善 希望ヶ峰学園在籍時】
終里「今日こそ負けねーぞ、矢倉のおっさん!」
大神「……我も、その戦いを見届けさせてもらおう」
弐大「戦じゃああああああああ!」
……む、今日もやってきたか。
懲りずに何度も戦いを挑む様は、昔の俺を思い出して良い。
いつか、本当の強さというやつを彼女も理解してくれるだろう。
……それまで、俺は何度でも彼女の挑戦を受け続けなくてはなるまい。
……だが、今日はその挑戦を受けるわけにもいかない。
俺には、何よりも優先しなければいけない用事というものがある。
三菱「矢倉さん、早くしないとマギカちゃんに置いて行かれちゃうわよ」
矢倉「……む、それはまずい。SPである俺が置いて行かれるわけには……」
三菱「それなら、後輩の少女達なんて置いておいて、早く行きましょうよ」
矢倉「……む、承知した」
矢倉「そういうわけだから、終里、大神、弐大。今日は付き合うことが出来んぞ」
……それで諦めてくれればいいわけだが、果たして。
終里「おいおい、矢倉のおっさん! 勝ち逃げなんてよくねーぜ!」
終里「オレと勝負しろ!」
大神「それが終わったら、我とも一戦頼みたいのだが」
矢倉「俺はSPだ。守る対象から離れる訳にはいかない」
終里「オレにはそんなの関係ねーな! いくぜ!」
……なるほど、言葉だけじゃ納得してはくれないということか。
それならば仕方あるまい。
矢倉「三菱よ、俺の携帯に行き先をメールしておいてくれないか」
矢倉「五分で追い付こう」
三菱「もう、矢倉さんってば……」
三菱「終里ちゃんも大神ちゃんも女の子なんだから、手加減してあげてね?」
言われなくとも分かっている。
大神とは本気を出さなくては渡り合えないだろうが、終里には痛い思いをしてもらうだけでいいだろう。
矢倉「……では、かかってくるがいい」
矢倉「……俺が、世界の広さをもう一度教えてやろう」
終里「さっすが矢倉のおっさんだぜ! 弐大のおっさんもやるか?」
弐大「いや、ワシはええんじゃ。お主が負けたところで、アレをやってやるために勝負を見守ろう」
……弐大には、本当の強さというものが分かっていると見える。
大神もおそらくは、本当の強さというものを知っているのだろう。
終里は、よくも悪くも純粋だ。
強さに固執するというのは、そこに理由があるのだろう。
ならば、俺は……。
終里「行くぜ、矢倉のおっさん!」
矢倉「……来るがいい、お前が強さを知るその時まで、相手になってやろう」
彼らの一つ前を行く人生の先輩として、後輩に教えられることは教えてやらないといけない。
……SPとして、後輩の育成も職務の一端だろうからな。
三菱「あらあら……矢倉さんったら、張りきっちゃって……」
マギカ「……もう、三菱さんも矢倉さんも……お腹いっぱいだよ」
三菱「べ、別に私は矢倉さんが心配でここで覗いているわけでは」
マギカ「もう、今更隠さなくてもいいじゃん」
マギカ「矢倉さんと三菱さんが、恋仲だってこと」
マギカ「矢倉さんに一生守ってもらえる、なんて……羨ましいな、三菱さん」
三菱「……いいえ、私達は傷を舐めあっているだけなの」
マギカ「……三菱さん?」
マギカ「って、もう三菱さん、矢倉さんの近くまで走っていってるし!」
【茅ヶ崎ナミ 希望ヶ峰学園在籍時】
西園寺「あー、茅ヶ崎先輩! いっつも一緒にいる円先輩はどうしちゃったのー?」
西園寺「もしかしてフラれちゃったとか? ぷー、くすくす」
茅ヶ崎「……日寄子ちゃんこそ、いつもいっしょの真昼ちゃんはどうしたのかな?」
茅ヶ崎「……日寄子ちゃん、臭いからフラれちゃった?」
罪木「あ、あのぅ……おふたりとも、喧嘩はよくないと思うんですけどぉ……」
茅ヶ崎「クソビッチちゃんは黙っててくれるかな?」
西園寺「黙ってろ、このゲロブタ!」
罪木「ひぃぃぃんっ! すいません、すいませんっ!」
罪木「ゲロブタですいませんっ! クソビッチですいませんっ!」
……西園寺日寄子と罪木蜜柑。
一つ下の後輩の二人とは、こうして軽口を言えるだけの仲であったりする。
恐らく、後輩の中では、私が一番仲良くしている二人だろう。
……仲良さそうに見えない? これが、私達の友情だから問題なし。
西園寺「さっすが先輩! 奇跡のコンビネーションだよね!」
西園寺「ほら、罪木もいつまでも凹んでないでさ、アンタも悦びなよ」
罪木「な、なんで罵られて悦ばなきゃいけないんですかぁ……」
茅ヶ崎「え、罪木ちゃんマゾヒストでしょ?」
罪木「ふゆぅ、違いますよぉ……」
罪木「むしろ、私はサディストなんですよぉ」
西園寺「きもっ」
茅ヶ崎「ち悪っ!」
罪木「だからぁ、なんでそこだけ息ぴったりなんですかぁ!」
なんでって、日寄子ちゃんの考えていることが手に取るように分かるからだけど。
……プールの授業で、真昼ちゃんがお仕事関連でいないと、わざわざ私の教室まで来て、
帯を結んで欲しいって言ってくるくらいだもんね。
……水着で学校内走るのは恥ずかしくないのかね。
いや、日寄子ちゃんのことだから、その辺の野菜くらいにしか思っていないのかもしれないんだけどさ。
西園寺「ところでさー、どうして先輩は円先輩のこと大好きなの?」
西園寺「百合なの? それともクソビッチなの?」
茅ヶ崎「その二択にすんな。ついでに、百合は蜜岡ね」
罪木「蜜岡先輩は……真性なんですかぁ……」
いや、マギカとベッドインしたいって授業中にノートにびっしりはさすがに引くって。
気持ちはわからなくはないんだけどさ、あれじゃストーカーだよね。
私はほら、いつでもマギカのそばにいるから、問題ないしー。
西園寺「あー、この先輩も百合だったっけ……」
西園寺「なんで一つ上の世代は同性愛者ばっかりなのかなー」
西園寺「……変態の見本市なのかなー」
茅ヶ崎「聞こえてるんだけど? ん?」
西園寺「ちょっと、怒らないでよー! 別に先輩のことをコケにしてるわけじゃないんだからさ」
……なんというか、私を蜜岡と一緒にしないで欲しいかな。
私のは愛情じゃなくて、友情なんだからさ。
そうそう、私のは友情。
彼女に救われた部分が大きいから少し依存はしてるけど、それでも私は友情だと思ってる。
マギカの貞操とか狙ってないし。
罪木「ふゆぅ……、西園寺さんも百合な気がしますけどぉ……」
罪木「あ、でも円先輩可愛いし格好いいですよね」
西園寺「……こいつも危ない気がする」
茅ヶ崎「あんたもね」
……あれだ、私達はきっと同じ感じだ。
百合じゃないけど、ある程度特定の女の子に興味を持っているってことで。
これも一つの友情の形、何だと思う。
西園寺「それに賛成だよ!」
罪木「そ、そうかも知れませぇん!」
……結論、私達は仲がいい。
ね、納得してくれたでしょ?
で、では今日はここまでです。
明日明後日にはチャプター3入る予定、入るよ!
入るよ!
入りたい……!
入れると……いいなぁ。
それでは、またです!
どうも、声が出なくなった>>1でござーます
どどど、どういうことなんだべさ…
年末年始で病院もやっておらずお困りなんだべさ
皆は>>1みたいに体調崩したらアカンよ…
そんなこんなで生存報告な>>1でした
……何も進んでないので、寝付けなかったら過去編最後のを投稿するかもです
書きたいというモチベがあるだけに、逆に辛い>>1なのでした
あ、チャプター3は必ず明日には入りますよ
どうせ大晦日とか暇だし……大晦日暇な人は他にいるのかな―?
笑っちゃ云々見ながら書く予定でしとも
年越しは起きていたい(切実)
まぁ、起きていられないくらい辛ければアレだけど…
現状、声が出ないのと喉に痰?が突っかかっていることくらいで、
熱とかも微弱だから…問題なさそうな
後は薬飲んで何とかするしかないべさ
そろそろ進めないと>>1が、ワクワクしすぎて病気になってまうで!
【円マギカ 希望ヶ峰学園在籍時】
田中「ふ、フハハハハハハ!」
田中「これこそが、真の特異点を持つものの威光ということか!」
ソニア「すごいです、感激です!」
ソニア「ジャパニーズ・マジックガールをこの目で見ることが出来るなんて!」
ソニア「名に余る光栄です。よろしくつかまつってください!」
マギカ「えっとさ……そんな、毎日見て飽きないの?」
田中「愚問だな」
ソニア「飽きることなんて考えられません!」
マギカ「な、仲いいね……」
今日も今日とて、何故かこの二人に捕まってしまう私であった。
この二人と言うのは、現在進行形で中二病進行中の田中君と、
何故か魔法少女というものに激しい興味を抱いてきたソニアさんの二人だ。
別に二人共悪い子ではないのだけれど、ここまで詰め寄られると少し怖いところもある。
田中「……雌猫は、その特異なる力を下々の者を守るべく行使している」
田中「暗黒の救済者とは、真のことだったのだな」
マギカ「えーっと、は、恥ずかしいんだけど……」
ソニア「恥ずかしがることなどありません!」
ソニア「これがええのんか、えー? ってやつです!」
マギカ「それは絶対に違うと思う……」
ま、まぁ……この二人は別段悪いことを考えている二人じゃないからいいんだけどね。
私に対して、何かの目的が会って近づいてきているわけじゃないから。
むしろ、問題なのは……。
戦刃「あ、あの……円先輩」
戦刃「盾子ちゃんが先輩に興味を持っちゃって……」
江ノ島「あんたからは、私様と同じ香りがするのよね……」
江ノ島「こんなギャルと同じ香りがするなんて……言われたくないですよね」
江ノ島「……でもぉ、あなたからは絶望の香りがするのー!」
江ノ島「理解していただけますか? 私よりも大きい絶望を持っているという現実を……」
江ノ島「みとめねーわけには、いかねーよなぁ!?」
うん、この二人……と言うより、江ノ島ちゃんの方だと思う。
と言うか、こんなこと言っておきながら、江ノ島ちゃんの求める絶望の方向性はちょっとおかしいし。
江ノ島「というわけでさ―、私と一緒に断食しようよ!」
マギカ「やだよ、そんなの」
江ノ島「断食してる間にお腹すいてきて絶望的に……」
マギカ「どうせ、飽きたって言ってごはんたべるでしょ?」
江ノ島「真の絶望とかいらないんで」
江ノ島「ある程度の絶望がないと、喜びが半減するでしょ?」
江ノ島「だーかーらー、人間がある程度の絶望を欲するのは当然の欲求なのよ」
うーん、言いたいことは分からなくもないんだけどさ……。
それでも、彼女が絶望を求めるってのは、少しおかしい気もする。
絶望、そんなのものを引きずって、求めるなんておかしい。
その、本当の辛さを知らないから……彼女はそんなことが言えるんだ。
戦刃「せ、先輩……?」
マギカ「本当の絶望を知って尚、そんなこと言えるんだったら……」
マギカ「どこまでも絶望を謳歌すれば、いいんじゃないかな?」
江ノ島「な、なんか寒気してきた……」
マギカ「ま、そんなことできないと思うけどさ」
マギカ「……分かったら、二度と私にその話題を振らないで」
江ノ島「う、うん……たださ、もし、先輩が本当に絶望した時は」
江ノ島「必ず私を誘ってよね!」
……そんなこと、あるわけないけど。
もし、そんなことがあったとしたら……。
マギカ「……そうだね、人類滅亡の一手を行うだけの」
マギカ「参謀くらいにはしてあげるかな」
江ノ島「話がわかるー!」
……彼女は、本当の絶望なんて知らないからそんなこと言えるんだよ。
こんな世界、滅んでしまえばいいって思ったらどうなるか。
ギャルという才能には縛られないだろうけど、魔法少女という才能には縛られる。
……おじいちゃんがいてくれなければ、今頃私は。
いや、そんなことを考えるのはやめよう。
今の私は、友達にも後輩にも、恵まれているのだから。
ちょっと起きちゃったので更新。
また寝ることにするけど。
チャプター3は新スレで開始するので、このスレは自由に消化してくださいませ。
質問とかあれば、答えますよ。
アレばの話ですけどね、アレばの。
ではでは。
おつー
このオリロン終わったらまた安価募ってスーパーオリロン2やるんだっけ?
>>899
そうだねー、次回作はスーパーオリロン2で決定かな
次回はキャラをある程度決めてから安価募る予定
ある程度はボツネタを踏襲した形になりそうかな?
展開については完全に安価で決定ってことになるんじゃないかと予定しておりまする
魔法少女って才能は、間違いなく本人が才能に縛られるものだと思うのが>>1
おとなになっても魔法少女って、人生縛られまくっとりますがな
さて、というわけで新スレでチャプター3を開始します
此方のスレは質問なり感想なりあれば、それで埋めていただけると幸いです
22時にスレを立てる予定なので、テンプレに入れたほうがいい情報とかアレば、是非教えていただければ
マギカがクロになるとしたら、魔法を使ったトリックになっちゃうから…
まぁ、現状無理なトリックを使う人はいないはず…
動機も、まぁ…ロンパ系なら有り得そうな動機しかないはずだから大丈夫だべ!
それじゃあ、新スレ立てるとしようかな
ちょっと此方を覗いたら素晴らしいスキルまとめが。
これは>>1のまとめに役立ちそう。
感謝感激ありがとうです!
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