涼宮ハルヒ「キョン!うんこするわよ!」 (22)

むかーしむかし。ではなくほんの少しだけむかしのこと。
ある学校に涼宮ハルヒという女の子がおった。

ハルヒは特別な力を持っており、それは心で願ったことを現実のものに出来るという力じゃった。

ある日、ハルヒが学校へ行くと同じクラスの童が話しかけてきた。

キョン「やいハルヒ聞いとくれよ。おいらが今朝厠へ行ったらばすこぶる快便でそれはそれは気持ちが良かったぞ」

ハルヒ「なんじゃと。便をするのに気持ちがいいなんてことがあるのか」

キョン「おいらも今まで知らなかったんだがの。便が肛門をするりと抜けていくと何ともいえん気分になるんじゃ」

ハルヒはそれを聞いてたちまち羨ましくなった。

ハルヒ「わしもキョンのやつと同じことをしてみたいのう」

さっそくハルヒは休み時間になって厠へ駆け込むと思いっきりふんばった。
じゃが、ハルヒがどれだけふんばっても兎の糞ほども出んかった。

ハルヒ「おかしいのう。今朝あさげを食べなかったからかのう」

その後、ハルヒは休み時間のたんびに厠へ行ったがやはり便は出んかった。

キョン「やいハルヒ。お前休み時間になるとどこかへ駆けていくが厠へ行ったんじゃろう?便は出たか?」

ハルヒ「それが少しも出んのじゃ」

それを聞いたキョンはハルヒに知恵を授けることにした。

キョン「いいことを教えてやるぞ。浣腸じゃ。浣腸をすると便は良く出てくるのじゃ」

ハルヒはキョンの言う通り浣腸を試そうと思った。
専用の浣腸器具が無いので浣腸はキョンの指で行われた。

キョン「どうじゃ?便は出そうか?」

ハルヒ「まだじゃ。もっと奥まで入れてくれ」

キョンが指を2本3本と入れていくが一向に出そうにない。
ハルヒとキョンはとうとう諦めた。

キョン「お前の肛門は鉄壁じゃ。まるで便は出そうにない。しばらく待ってみたらどうじゃ?」

ハルヒは諦めて自然に催すまで待ってみることにした。

ところがいくら待っても便は出ず、とうとう放課後になってしまった。
ハルヒとキョンはそのまま部室に向かった。
部室には他の童たちが顔をそろえておった。

古泉「ほうほう。便が出なくて困っておるんですか。それは難儀じゃのう」

みくる「きっとそれは便秘じゃ。わしもいつも悩んでおるぞ」

ハルヒは2人に相談してみたが良い考えは浮かばなかった。

古泉「そうじゃ。長門さまに聞いてみたらどうじゃ?あの方は何でも知っとるからのう」

長門は部室の隅で本を読んでおった。
ハルヒは長門にも相談してみた。

ハルヒ「というわけで何とか便を出す方法は無いものかのう」

長門「簡単なことじゃ。飯をたらふく食って下剤を飲めばたちまち湯水のように便は流れ出るじゃろう」

ハルヒは長門の助言通り飯をたらふく食って下剤を飲んだ。
すると、ハルヒの腹の中からこの世のものとは思えぬ鬼のようなうめき声が聞こえてきた。

ハルヒ「これはきっととんでもない便の予兆じゃ。さっそく厠へ行くぞ」

ハルヒが厠へ行くと下着を脱ぐ前に肛門から便が流れ出てしまっておった。

ハルヒ「何とも元気の良い便じゃ。待て、そう早るな。まずは下着を脱いでからじゃ」

そうしてハルヒが便器に股がると待ってましたとばかりに肛門から便が溢れ出た。
その感覚はキョンのやつが言った通り何とも言えん甘美じゃった。

ハルヒ「これは凄い。これほど気持ちの良い便は初めてじゃ」

ところが、便は勢いが弱まってついには出なくなってしまった。

ハルヒ「何じゃ。もう終わりか。もっとしていたいのう」

次の日からハルヒは大量の食い物を食べては下剤を飲み、大量の便を吐き出すようになった。

キョン「やいハルヒ。このごろお前の体から糞の臭いがするぞ」

ハルヒ「そうかのう。わしには何も臭わんぞ」

キョン「お前最近やたらと便をしておるようじゃの。長門が言っておったぞ。やりすぎるとロクなことにならんぞと」

ハルヒ「心配いらん。飯を食って便をする。ごく自然なことをしているだけじゃ」

ハルヒはキョンの言葉に聞く耳を持たず、やはり大量の飯を食っては下剤を飲み大量の便を吐き出す日々を送った。

そして、いつしかハルヒはいつまでも、ずっといつまでも便をしていたいと願うようになっていった。

ある日、キョンが先生に言われた。

先生「授業が始まっとるのに涼宮はどこに行ったんじゃ。キョン、探してこい」

キョンが探すとハルヒは校庭の真ん中におった。

キョン「な、何じゃこれは!?」

そこでキョンが見たものはハルヒが物凄い量の便を出して空へ飛んでいく姿じゃった。

そしてハルヒはそのまま宇宙へと飛んでいき、今も便を出しながら地球を回っておるそうな。


おしまい

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