モバP「アイドルたちが実は人外ばかりだった」 (1000)

P「おはようございます、ちひろさん」

ちひろ「あら、プロデューサーさん♪ おはようございます。お早いんですね」

P「そりゃあ、まぁ……」

ちひろ「……? あぁ、ひょっとしてアイドルのみんなが人間じゃなかったってことですか?」

P「そうですね。だいたいそんなところです」

ちひろ「でもみんな可愛いでしょう?」

P「可愛いですね」

ちひろ「可愛いならいいんじゃないですか」

P「いいんですかねぇ」

ちひろ「いいんですよ」

P「そうですか……」

ちひろ「……そんなに正体が気になるんですか?」

P「どうせなら、知りたいですよ。それがわかったら新しい魅力がわかって、売り出し方だって増えるかもしれませんし!」

ちひろ「ふむふむ……そこまでいうのなら、>>5ちゃんを……」

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モバP「アイドルたちが実は人間じゃなかった」
モバP「アイドルたちが実は人間じゃなかった」 - SSまとめ速報
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の設定を一部流用

以下のアイドルは設定済み。選択した場合短編

小早川紗枝=バリアン人        安倍菜々=ウサミン星人
緒方智絵里=クローバーの精     前川みく =ロボット

佐久間まゆ.=恩のある猫        高森藍子=時の女神
高垣 楓  =蟒蛇            佐城雪美=小豆洗い
向井 拓海 =ウニ            横山千佳=魔女

マスタートレーナー=クリプトン星人(スーパーマン)

千川ちひろ=千川ちひろ

松原

松原早耶(18)
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ちひろ「そこまでいうのなら早耶ちゃんの秘密をお教えしましょう!」

P「早耶のですか?」

ちひろ「えぇ、だってほら……」

 ガチャッ…

早耶「おはようございますぅ~……あらぁ?」

ちひろ「今、ちょうどドアが開くところだったので」

P「……なるほど」

ちひろ「ねー、早耶ちゃん」

早耶「なんだかわりませんけどぉ、そーですねぇ♪」

早耶「ところでぇ、何の話なんですかぁ~?」

ちひろ「うーん、まぁいろいろあったんですが……」

早耶「はぁい」

ちひろ「プロデューサーさんが、みんなの秘密がどうしても知りたーい! っていうんですよ」

早耶「えぇ~! プロデューサーさん、早耶のヒミツ知りたいんですかぁ?」

P「なんかすごく語弊のある言い方なんですが、ちひろさん?」

ちひろ「だって、乙女の秘密なんですもの。ねー、早耶ちゃん」

早耶「ねぇー♪」

P「……乙女色に空間を染めるのやめてください」

ちひろ「あら、お嫌いですか?」

早耶「えぇ~、ショック受けちゃいますぅ……」

P「そうじゃなくって」

P「――というわけでだな」

早耶「なるほどぉ、乙女のヒミツ……知りたいんですねぇ♪」

P「んもう!」

ちひろ「ふふふ、早耶ちゃん? イジワルしすぎちゃだめですよー」

早耶「はぁい……んふっ♪ なんだか嬉しいかもぉ」

P「嬉しい?」

早耶「だってぇ、早耶のホントの姿……見てくれるってことはぁ……」

早耶「早耶のこと、もぉっと知りたいってことですよねぇ? 嬉しいですよぉ♪」

P「……まぁ、そうだな。……教えてくれるのか?」

早耶「はぁい♪ 早耶はぁ……」


>>13
早耶の正体

ksk
とってたら下

早耶「キューピッドでぇす♪」

P「……キュー、ピッド?」

早耶「はぁい! 愛の神様ですよぉ……んふっ! 言っちゃった♪」

P「え、こういう……マヨネーズの……」

早耶「キューピーちゃんじゃありませんよぉ、もうっ」

P「なんと」

早耶「なのでぇ、縁結びとかもできちゃいまぁす!」

P「なんと」

早耶「愛してますかぁ? 恋してますかぁ? 早耶は愛の伝道師なんですぅー♪」

P「……愛かぁ。そういうのはなぁ」

早耶「んふっ、ごめんなさぁい♪ 知ってましたぁ」

P「なんと」

早耶「だってぇ、恋してるかわからなきゃ成就もさせてあげられないじゃないですかぁ」

P「それもそう、だなぁ……」

早耶「ねっ?」

ちひろ「ねー♪」

P「……どうせ俺は寂しい男ですよー」

早耶「うふふふっ! ごめんなさぁい、ジョークですよぉ」

P「ジョークって……いや、恋人はいないんだが」

早耶「えぇ、流石にぃ……早耶ひとりだと全権委託はつらぁいって感じなのでぇ……」

P「………」

早耶「うふっ、心当たりありますかぁ?」

P「……ノーコメントで」

早耶「大丈夫ですよぉ、日本だったら神様だろうと仏様だろうと、萌えたら結婚オッケーなのでぇ♪」

P「そうなのかー」

早耶「人の心が壊れちゃうような愛は無理ですけどぉ、ここなら……ねぇー?」

ちひろ「ねー♪」

P「ちひろさん」

ちひろ「はいはい、なんでしょう?」

P「……いいんですか、それで」

ちひろ「いいんですよ。こうして愛の神様も保証してくれてますし」

早耶「応援しちゃいまぁす♪」

ちひろ「何より私が憑いてますからね!」

P(なんか字が違う気がする)

ちひろ「まぁ、お仕事に能力の悪用は絶対厳禁ですけどね?」

早耶「ねぇー? でもぉ、愛されるってメロメロになっちゃって気持ちいーんですよぉ?」

P「……それはまぁ、女の子としての早耶も魅力的だしなぁ」

早耶「うふふふっ! Pさんのそういうところ、早耶は大好きですよぉ♪」

P「本心だよ、うん」

早耶「えぇ、だからお仕事がんばっちゃうんですぅ!」

早耶「それじゃあ早耶はぁ、みんなをメロメロにしちゃってトロけてきちゃいまぁす♪」

ちひろ「はぁい、じゃあこっちの扉からBスタにいって……」グニャァ…

P「なにそれこわい」

ちひろ「え、だってほら。もう隠す必要はないかなぁって」

早耶「ねぇー? 便利なんですよぉ、コレ」

P「……そのグニャグニャした穴は?」

ちひろ「扉ですけど?」

P「なるほどー」

早耶「じゃあ早耶、いっきまぁーす♪」

ちひろ「いってらっしゃーい♪」

P「うん、いってらっしゃい……」

  グニャン…  ズズズズ…

P(手だけ出てるけど、飲み込まれた先見えないな……いやぁ、なんだこれ……)

ちひろ「穴の先はちゃんとBスタですよ。安心安全ちひろ印です!」

P「……はぁー、便利なんですねぇ」

ちひろ「はい。プロデューサーさんも使いますか?」

P「遅刻しそうなときには、使わせてもらいますね」

ちひろ「はいはーい♪」

P「……とりあえず書類でも終わらせましょうか」

ちひろ「お疲れ様です。私も手伝いますね」

P「ありがとうございます」

ちひろ「いえいえ、私は事務員さんですから!」

P(事務員さんってなんだっけなぁ……)

P「さて、これを……って、あれ? いつの間に来てたんだ、>>25

幸子

輿水幸子(14)
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幸子「いつの間にって、さっきですよ? まったく、ボクが来たのに気付かないなんてプロデューサーさんはボーっとしすぎなんじゃないですか?」

P「ごめんごめん、幸子は小さくて可愛いからなぁ」

幸子「小さいって……まぁ、ボクがカワイイのは当たり前ですけどね! ふふーん!」

P「そうそう。だからつい見落としちゃうんだよ」

幸子「しょうがないですねぇ、もう。もっとちゃんとカワイイものへのセンサーを働かせないと……最高にカワイイ瞬間を見逃しても知りませんよ?」

P「おぉ、そりゃ大変だ! 気を付けるぞー」

幸子「わかればいいんですよ。ふふんっ♪」

P「でも、来たのならちひろさんも……」

幸子「ちひろさん?」

P「え? ほらそこで書類整理………してないな、うん」

幸子「何の話ですか?」

P「いや、なんでもない。たぶん買い物とかだろうから大丈夫だ……」

幸子「それならいいんですけれど……」

P「………」ジッ…

幸子「……なんですか? ボクの顔に何かついていますか? カワイさですか? それはまぁいつものことですね! ボクにカワイイがついているのか、カワイイがボクについているのかって言われるほどですから!」

P「そうだなぁ」

幸子「そうでしょうとも! ふふーん!」

P「……なぁ、幸子。実はだな」

幸子「なんですか?」

P「ちひろさんからな、とんでもないことを言われたんだ」

幸子「と、とんでもないこと? ははぁん。さてはプロデューサーさん、経費でみんなにご飯を奢ったのがばれちゃったんですね!」

P「いや、それじゃなくって」

幸子「じゃあ、この前ボクたちが個人的にファッションショーをするときの出費とか……」

P「あれはちゃんと経費ですー」

幸子「そうですか? それなら――」

P「あー、そのだな」

幸子「……まさか、まさかですけど。プロデューサーさんが、ちひろさんに……」

P「あぁ、言われたよ」

幸子「!」

P「……アイドルたちが人間じゃないって」

幸子「………え?」

P「うん。だから幸子は何かなぁって気になって……」

幸子「…………なんだ、そんなことですか。あぁビックリした」

P「俺もびっくりした」

幸子「まぁ、そうでしょうね。でも当然でしょう? ボクのカワイさと来たら人間ではありえないレベルなんですから!」

P「そうだなー」

幸子「ある意味納得したというところですか? まぁそれも仕方ないでしょう。なぜならボクのカワイさはこの宇宙を燦然と照らすカワイイの化身と――」

P「で、だ」

幸子「……なんですか?」

P「幸子、教えてくれないかな……?」

幸子「ボクの、正体ですか?」

P「うん。知りたいなーって。幸子のカワイイ正体が知りたくて仕事も手につかなくなりそうだ」

幸子「……仕方ないですね。プロデューサーさん! トクベツに! ボクのカワイイカワイイ正体を教えてあげます!」

幸子「ボクは――」


>>34
幸子の正体

アークオルフェノク

幸子「ボクは、オルフェノクの王様です!」

P「……なんて?」

幸子「この、カワイイボクは」

P「うん」

幸子「オルフェノクの――」

P「オル……オル?」

幸子「うーん……そうですね、簡単に言えば人間の進化種といったところでしょうか」

P「えっ」

幸子「一度死んでしまったと思いましたが、カワイイボクがそのまま死んでしまうのは世界の損失でしたから!」

P「うん」

幸子「生き返りました。すごくなって!」

P「そーなのかー」

幸子「そうなんです! ふふーん!」

P「幸子は実は一回死んでたのか……」

幸子「えぇ。ちなみになんですがボクの本来の姿は――」

 ザザァ…… ヴヴ…

P「え、なにを――」




アークオルフェノク「――――」
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P「」

アーク「どうですか、プロデューサーさん?」

P(ふぇぇぇ……身長が1.5倍ぐらいになってるよぉ……2メートル超えてるよぉ……)

アーク「プロデューサーさん?」

P「え、あぁ、うん?」

アーク「……その、これがボクの本当の姿なんですけれど」

P(幸子の声だ……なんだこれ、なんなんだろうこれ……)

アーク「……カワイイ、ですか?」

P「いやぁ、これは……」

アーク「………」

P「………」

アーク「……ぷろ、でゅーさーさん?」

P(……あれ? なんかじーっとみてたらたれ目だしちょっと可愛い気もしてきたぞ……?)

アーク「………ボクは」

P「幸子」

アーク「なんですか?」

P「うん。大丈夫、可愛いよ」

アーク「嘘や慰めなんかいりません!」

P「嘘? そんなわけあるか!」

アーク「でも、さっきは――」

P「さっきはさっきだ! ちょっと身長が1.5倍ぐらいになって、軽く腕を振るわれたらそれだけでこっちが吹き飛びそうな威圧感があるが、それだけだろう!」

アーク「……プロデューサーさん」

P「いやぁ、普段の幸子とあまりにイメージがかけ離れてたから飲み込むのに時間がかかったが……可愛いじゃないか。うん!」

アーク「本当ですか……?」

P「俺はアイドルに嘘つかないぞ」

アーク「プロデューサーさん……!」シュルシュルシュルッ…

P(なんか触手出てる……なにあれこわい)

P「……さ、幸子?」

アーク「なんですか?」シュルシュルッ…

P「その触手、なんだ?」

アーク「しょく……あ、いけないっ! 危ないところでした……」

P「危ないって、なんだったんだ?」

アーク「危うく、プロデューサーさんを使徒再生しちゃうところでしたよ」

P「……そーなのかー」

アーク「そんなことしたら、プロデューサーさんがプロデューサーさんじゃなくなっちゃいますもんね!」

P(しとせいせーって何かは聞かないほうがよさそうだな、うん……)

アーク「……んんっ、じゃあ戻りますね」

 ザザァ…ヴヴ…

P(また影が揺れて……不思議な光景だなぁ……)

幸子「ふふーん! びっくりしましたか? プロデューサーさん!」

P「うん。びっくりした。正直想像の斜め上どころじゃなかったよ」

幸子「ボクのカワイさは、一分一秒今この瞬間も磨かれてますからね!」

P「そうだなー。やっぱり幸子は普段どおりが一番可愛いかもしれないなぁ」ナデナデ…

幸子「そうですか? そうでしょうとも! だってボクは一番カワイイですからね!」

P「そうそう。あっちもいいけど、普段の幸子がいいなー」ナデナデ…

幸子「ふふーん! そうですね、やっぱりボクはカワイイですもんね!」

P「今日もお仕事頑張れよー。いつも無茶させてごめんなー……」ナデナデ…

幸子「構いませんよ! ボクにとっては簡単なことですから!」

P「そーなのかー……」ナデナデ……

幸子「そうですとも!」

P(幸子はいったか……いやぁ、びっくりした……)

P(楓さんの蛇化とか、トゲトゲの拓海とか……紗枝との決闘とは別のモノを感じたもんなぁ……)

ちひろ「それでも受け止められるあたり、プロデューサーさんも人間離れしてますねぇ」

P「ちひろさん……いつから?」

ちひろ「今までも、これからも。あなたのお隣にいましたよ?」

P「なにそれこわい」

ちひろ「ふふっ、冗談です」

P「怖い冗談はやめてくださいよ……」

ちひろ「ところで、食事を経費でっていつのですか?」

P「聞いてたんじゃないですかぁ!」

――――

――

P(……まさか埋め合わせにお使いを頼まれるとは。ちひろさん、自分でも出かけられるだろうに)

P(あの穴とか使えば一発だろうし……まぁ、別にいいんだけれど……)

P(これで不問って言ってたし。まぁ、本当は最初から知ってたんじゃないか……?)


P「なんて、邪推か」

P「えーっと、ここで買い物を……」

  ドンッ  ドサドサッ

P「いたっ!? すみませ――あ、>>60!?」

美玲

早坂美玲(14)
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美玲「がーッ! 気を付けろッ! ……って、あ!」

P「こんなところで、会うなんて……大丈夫か? 立てるか?」

美玲「バカにするなッ! ウチはこれぐらいなんともない!」

P「そうか。ごめんな、不注意だった」

美玲「フンッ……別に、なんともないって言ってるだろ……」

P「……そうかそうか」ポンポン

美玲「な、なんだッ! 頭をポンポンするなーッ! が、がー!」

P(可愛らしいなぁ……しかし、こんなところで会うとは……まさか正体に関係あるのか……?)



>>66
美玲の正体

明治時代生まれ

P(ここは明治村だぞ? 女の子1人で来る場所じゃないだろう……)

P(そもそもおつかいでちょっと来るところでもないだろう! なんだこれは!)ガァン!

美玲「ど、どうした!?」

P「いや、なんでもない。なんかもう、慣れた」

美玲「そ、そうか……? 頭、痛くないのか……?」

P「割と大丈夫だ」

美玲「う……そっか、ウチのせいで、ぶつけたくなったのか……?」

P「そういうわけでもないよ。全然平気だから安心してくれ」

美玲「そうか……なら、いいんだけど……あ! し、心配とかじゃないからな! 本当だからなッ!」

P「そうかそうか」ポンポン…

美玲「がーッ! やめろー!!」

P「でもなぁ、美玲もちっこいしなぁ……」

美玲「ちっこいっていうな! ウチはな、ウチはなぁ……!」プルプル…

P「……ん?」

美玲「ホントはオマエよりずっとずっとトシウエなんだぞッ! ソンケーしろッ!」

P「としうえ……? お前、なにを……」

美玲「そうだッ! ウチは――」



>>78
美玲は『明治生まれ』の『何』?(※人間も可)

ホムンクルス

美玲「ウチは、明治生まれのほむむんくすすだぞッ!!」

P「ほむ……なんて?」

美玲「ほむむん……ほむ、ほむるん……ほる、ほむ……」

P「うん。慌てなくていいから。ゆっくりゆっくり」

美玲「ホ、ホムン! クルス! だッ!!」

P「よく言えたなー、えらいぞー」ナデナデ…

美玲「フ、フン。これぐらい……」

P「……」ナデナデ…

美玲「がーッ!! 撫でるなって言ってるだろッ!」

P「ははは、こやつめ」

P「しかし、ホムンクルスか……」

美玲「そうだッ! ビックリしただろ!」

P「あぁ、驚いた。明治生まれだったとはなぁ」

美玲「そうだッ! ウチは野生にだって生きていけるスゴいホルンムクスだぞッ!」

P「うん、そうだなー」

美玲「もっと驚けよッ! ウチの、ひみつだぞッ!」

P「そうだな。他の人には内緒にしとくからな」

美玲「あ……で、でもちひろは知ってる……」

P「それも知ってる。大丈夫だ」

美玲「そ、そうか?」

P「美玲は若いままなのか?」

美玲「そ、そうだけど……」

P(……アンチエイジングいらずか。いや、年長陣は明治どころじゃない可能性も大いにあるんだが……)

美玲「な、なんだよッ!」

P「いや、なんでもないよ」

P「ところで、なんでこんなところにいたんだ?」

美玲「……ちょっと、懐かしいにおいがしたんだ」

P「懐かしいにおい?」

美玲「表面だけだけど……ウチが、何もわかんないまま生きてたころの、におい……」

P「……」ポフッ

美玲「……な、なんだよ」

P「いや。ごめんな? つい」

美玲「ベツに……ワシャワシャしないなら、いいケド……」

P「そうか。ありがとう」ポフポフ…

美玲「ん………」

――――

――

美玲「くぅ……くぅ……」

P「寝ちゃったか……さて、どうしたもんか……」

美玲「ん……や………」ギュッ…

P(……アイドルをベンチで寝かせて、しかも抱きつかれてるってなぁ。パパラッチとか……)

P(………まぁ、大丈夫だろう。ちひろさんいるし)

P「ふぅ……しばらくこのまま……」


P「……あれ? あそこにいるのって>>88じゃないか?」

岸部さん

岸部彩華(19)
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彩華「あれぇ~? プロデューサーさん、こんなところで何やってるのぉ~?」

P「まぁ、ちょっとお使いにな。彩華は……そうか、仕事か」

彩華「そういうカンジぃ~? うーん、明治時代のパーティとかってぇ、なんかちょっと大変でぇ~」

P「様式ってのがあったからなぁ。彩華はそういうの苦手か?」

彩華「あやか的にはぁ、その場のみんながアゲてイケたらいいって思うのぉ~」

P「そうはいかないのが面倒なところだよなぁ、まったく……」

彩華「そうよねぇ……っていうかぁ、美玲ちゃん寝てるぅ? かわいぃ~♪」

P「さっき会ってなぁ。いろいろ話してたら寝ちゃってさ」

彩華「うふふっ、女の子の寝顔みちゃうなんてぇ。プロデューサーさんってば罪作りな人なんだからぁ♪」

P「あぁ、こりゃ死んだら地獄行きだな俺……」

彩華「えぇ~、それはちょっと困るぅ……みんなも寂しぃって泣いちゃいますよぉ?」

P「うん。まぁそれは当分先だよ、まだまだ元気だから」

彩華「ですよねぇ~。うふふっ、でも本当に美玲ちゃんってばかわいぃ~……」プニプニ…

美玲「うーん……うーん……

P「離れなくってさ。立つに立てないんだよ……というか、やめなさい」

彩華「はぁい♪ ……ところでぇ」

P「どうした?」

彩華「プロデューサーさんはぁ、あやかの秘密は知りたくないのぉ?」

P「……んんっ、なんのことだ?」

彩華「ちひろさんから聞いてたのぉ。プロデューサーさんが絶賛ネタバレタイムだってぇ~♪」

P「まぁ……うん、そうだな。聞いて回ってるかなぁ……」

彩華「ここはあやかもバッチリおひろめしちゃおー♪ って思うんだけどぉ……」

P「……」

彩華「聞きたいかなぁ?」

P「まぁ、本人に抵抗がないのなら……かな」

彩華「それならオッケ~♪ あやかはプロデューサーさんにならぁ、見せてもいいよ?」

彩華「あやかの………」


>>95
彩華の正体

フォトン・バタフライ・アサシン

彩華「正体はぁ~♪」ボウンッ

P「え、なっ……」

 ヒラッ…
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P「……カード? いや、違う」

P「俺の、フィールを込めるんだ!」

P「うおぉぉぉドロー! スタンバイ、メイン! 月光蝶≪ムーンリット・パピヨン≫を召喚!」

P「レベル4の幻蝶の刺客アゲハと月光蝶でオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!」

P「エクシーズ召喚! 来い、彩華――≪フォトン・バタフライ・アサシン≫!」

F・B・A「はぁい♪」
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P「よしっ!」

F・B・A「びっくりしちゃいましたぁ?」

P「割と。彩華は大丈夫か?」

F・B・A「とっても気持ち良かったですよぉ♪ うふふっ」

P「ならよかった。しかし綺麗だなぁ……」

F・B・A「フォトンの光は心の光なんですぅ……プロデューサーさんのおかげぇ♪」

P「そう言ってもらえると嬉しいなぁ。夜の蝶っていうか……夜も昼にしちゃいそうだ」

F・B・A「ふふっ、あやかのカワイイところぉ、いっぱぁ~い撮ってもらわなくちゃですものぉ♪」

P「応援してるよ、彩華」

F・B・A「はぁい♪ んー、あとぉ……」

P「どうした?」

F・B・A「美玲ちゃん、寝たままじゃダメでしょぉ? よかったらあやかがひきとりますけどぉ」

P「うん? あぁ、そうだな……うーん、起こすのは心苦しいんだが……」

F・B・A「普通に起こすと、目覚めもよくないかもぉって? じゃあ――」

P「ん? ……なるほど、そういうことか」

P「フォトン・バタフライ・アサシンのエクシーズ素材をひとつ取り除き、効果発動!」

P「対象は早坂美玲! 選択されたアイドルは表側攻撃表示になり、攻撃力を600ポイントダウンする!」

美玲「ん、んんー……? ふわぁ……なんだぁ……?」

F・B・A「うふふぅ、おはよーございまぁす♪」

P「よし、起きれたな。えらいぞー美玲」

美玲「え……な、なんだオマエ! ひっかくぞッ!」

F・B・A「えぇ~。あやかなのにぃ……」

美玲「あ、あやか……? アヤカなのか? なんで……」

F・B・A「実はあやかぁ、夜の蝶だったのぉ。びっくりしちゃいましたぁ?」

美玲「……キレイ、かも」

F・B・A「……うふふっ♪ うれしぃ~」ギュッ

美玲「ぎゃっ、わ、わぁ! なんだッ! やめろッ!! み、見られてるだろッ!!」

P(微笑ましいなぁ)

F・B・A「よかったらぁ、これからやる『明治のパーティと現代のパーティを語る』っていうのにいっしょにいかなぁい?」

美玲「う………ど、どーしてもっていうなら、いってやってもいいぞッ!」

F・B・A「じゃぁ、どうしてもぉ~♪ 美玲ちゃんにぃ、明治のパーティのこと聞きたいなぁ~」

美玲「し……しかたないな! ちょっとだけだぞッ! ホントに、ちょっとだけだからなッ!!」

F・B・A「はぁ~い♪」

P(美玲は彩華がまかせろって言ったし、これで大丈夫だろう)

P(うーん、珍しい取り合わせだったが……あれも、ありだな……)


P「しかし……ちょっと美玲がデレっぽくなってたのは……」

P「……うん。攻撃力が下がった影響だよな、どう考えても」

P「まぁ、寝れば治るだろ、きっと……」

P「……さて。買い物も終わったし、事務所に戻るとするか……」



>>110
事務所にいたアイドル

しゅーこ

しゅーこ把握
一旦寝ます

二次ネタはわかる範囲で頑張る
無茶ぶりだろうとアイドルは可愛いままでいさせるよう頑張ります! 頑張ります! 頑張ります!!

塩見周子(18)
ttp://i.imgur.com/sGTPzPb.jpg
ttp://i.imgur.com/MPIJ6LW.jpg


 ガチャッ…

P「ただいまー……ん?」

周子「あ、おかえりー♪」モチモチ…

P「周子だけか? ……何食べてるんだ?」

周子「んー、実家から『いつもお世話になってるんだから』って持ってくように言われたんだよねー」モチモチ…

P「思いっきり今、ひとりで、食べてたよな?」

周子「美味しいよ? あたしが保証しちゃう」モチモチ…

P「しゅーこー?」

周子「……食べる?」

P「……はぁ。じゃあもらおうかな」

P「……うん、美味いな」

周子「でしょ? うんうん、八つ橋もいいけどおまんじゅうも結構美味しいんだよねー。今度取り寄せてみる?」

P「あー……悪くないかもしれないな……」

周子「おぉ、ノリノリ? じゃあお礼にサービスしちゃおっかなー? なーんて♪」

P「サービスねぇ」

周子「うん。はいプロデューサー、あーん♪」ヒョイッ

P「あーんってお前……」

周子「あれ、いらない? おっかしーなー」

P「……そういうサービスはいいんです、まったく」

周子「Pさんってばノリわるーい……」

P「だいたい、食べようとしたら自分で食べるだろ周子」

周子「あ、バレてた? 鋭いね、さっすがー」

P「そりゃあ、結構な付き合いだしな」

周子「んー、そっか。そうだよねぇ……」

P「………」

周子「ん、何かついてる? こっち? こっち?」

P「いや、別にそういうわけじゃないよ」

周子「そう? いや、あたしも一応プロだしねー。餡子つけたまま外歩くわけにもいかないじゃん?」

P「そんなことしたら食いしん坊アイドルって言われちゃうな?」

周子「あー、みちるちゃんに言いつけたろー」

P「……本人も否定しないんじゃないか」

周子「……あ、うん。やっぱそう思う?」

P(……しかし周子はいつもの調子だなぁ)

P(正体ねぇ……いったいなんだろう? 気になるけど――)

周子「あ、そうだ。ねぇPさん――」


>>127
周子の正体

女郎蜘蛛

周子「そっちのとってー」

P「そっち? こっちのやつか?」

周子「じゃなくて、えっと……まぁいっか、よっ」シュルッ パシッ

P「えっ」

周子「ん、どーしたの?」

P「……それ、なんだ?」

周子「これ? しゅーこの糸だけど」シュルシュル…

P「……そーなのかー」

周子「うんうん、そーなのだー」

周子「やっぱりねー、同じ味ばっかだと飽きるよね」シュルルッ…ヒョイッ

P「……普通に使ってるが、いいのかそれ?」

周子「んー? だってちひろさんが『プロデューサーさんはみなさんの正体を知りたがってるみたいですよ♪』みたいなこと言ってたし、もう隠さなくてもいいかなーって」

P「それもそうだけどなぁ……」

周子「でっしょー? 便利なんだよね、コレ。遠くのものも取れるし」

P「……羨ましいな、それ」

周子「えっへん。まぁあたしは鍛錬とかしてないから眷属とかはいないんだけどね」

P「眷属?」

周子「うん、クモ。お母さんとかすっごいよ、本気出したら糸だけで家作らせれるんだもん」

P「……お母さんもなのかー」

周子「あたしは半妖ってやつ? 女郎蜘蛛と人間のハーフ♪」

P「ハーフか。その髪もその影響だったりするのか?」

周子「んー、どうなんだろ? 自分ではあんまり意識したことないかな」

P「そういうもんか?」

周子「そういうもんだよ。京都って悪さしない分には居心地いいんだよねぇ、れーみゃく? も巡ってるしさ」

P「……バリアン人にも心地いいのかな、霊脈」

周子「さー、どうなんだろ? あたしは追い出された時に結構ゼツボーしそうになったけど」

P「家出娘だったもんなぁ。拾ってよかったのか」

周子「よかったんだと思うよー。こうやって仕送りもらえるのも、仲直りできたのもプロデューサーのおかげだし?」

P「そうか……」

周子「そうそう。あー……ん、そうだ、あたしの特技見せよっか?」

P「特技?」

周子「うん。こうやって糸出して……ちょちょちょいのちょい、っと♪」シュルルルッ

P「お、おぉぉ……?」

周子「じゃーん、東京タワー」

P「……あやとり?」

周子「うん♪ どーよ、初披露♪」

sageっぱなしだった
ちょっと離席

P「器用なもんだなぁ……」

周子「んー、暇つぶしにはちょうどいいんだよね。何にももってなかったし?」

P「そうか……しかし綺麗な糸だなぁ」

周子「そう? 褒められると結構照れるかも」

P「周子の髪にもちょっと似てるけど、キラキラ光ってるしさ」

周子「んー、なんか……こう……もやもやするなぁ……」

P「どうしてだ?」

周子「なんかね、あれだよ。この糸もあたしの一部なわけだし……綺麗だーって言われるとさ、ね?」

P「そういうものなのか……」

周子「そういうもんなの。いや、嫌じゃないよ?」

P「そうか」

周子「うん、そう」

P「でもなぁ、綺麗なもんは綺麗だし」

周子「……そんなに気に入ったんならさ」

P「うん?」

周子「ちょっと待ってね……んー……」シュルシュルシュル…

P「お、おぉ……!? 手からだけじゃなく、口からも……!?」

周子「やば、やっぱ量出すとこっちの方が楽……ちょ、待って。なんか涎でてるみたいで恥ずかしいかも」

P「いや、なんか……」

P(……色っぽいな、なんて言ったら軽蔑されるかな)

周子「Pさん?」

P「あ、いや。なんでもない……」

周子「これを……ちょちょいのちょーい♪」シュピッ

P「……あみぐるみ?」

周子「ん。ちゃんと手からのほうで編んだよ? この前千枝ちゃんと仁奈ちゃん連れて鈴帆ちゃんに教わってみちゃったんだー♪」

P「へぇ、立派なもんだなぁ。半透明で、神秘的だ」

周子「でしょでしょ、よかったら持ってっていいよ?」

P「……あー、じゃあせっかくだし。ありがとう」

周子「どいたまー♪ 結構ガンジョーだから、お守りにしてもいいかもね」

P「それもいいなぁ……」

周子「んー……っと、それじゃ、しゅーこはそろそろアイドル活動しなきゃいけないし。お留守番しててね、Pさん?」

P「おう、いってらっしゃーい」

周子「いってきまー……と、ありゃ? >>139ちゃんおはよー」

響子

五十嵐響子(15)
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響子「あ、おはようございます! 周子さん」

P「おはよう、響子……周子、いってらっしゃい」

周子「うん、またねー♪ ……あ、響子ちゃん。ゴニョゴニョ…」

響子「え? ……な、ななっ!」

周子「……なんてね♪ ジョークジョーク。冗談だよん♪」

響子「も、もうっ! びっくりさせないでくださいよぉ……」

P「なんの話だ?」

周子「んー? ヒミツのお話♪」

P「……いったか、なんだったんだ?」

響子「え、いえ……そのぅ……」

P「……?」

響子「あっ! その編みぐるみ可愛いですね!」

P「うん? あぁ、そうだな。これはさっき周子にもらったんだ」

響子「えぇっ? そんな、こんなに細かくて綺麗な………あれ? 普通の糸じゃなくって、これって……」

P「周子の糸が綺麗って言ったら、な」

響子「………」

P「……?」

響子「そ、そんな……いいなぁ……」

P「いいなぁって、頼んだらもらえるんじゃないか?」

響子「そうですけど……そうじゃなくって……」

P「……」

響子「……」

P「……あー、響子? その」グゥー…

P「……」

響子「……お腹、減ってるんですか?」

P「ちょ、ちょっと。そういえば遠出してご飯食べてなかったっけな」

響子「もう、気を付けないとダメですよ? 身体が資本なんですから!」

P「あは、ははは。そうだな、気を付けるよ」

響子「それじゃあ――」



>>146
響子の正体

包丁

響子「お弁当、食べませんか?」

P「弁当って……響子の分は?」

響子「大丈夫ですよ、ちゃんと持ってます♪」

P「そうか? じゃあ、遠慮なく……」

響子「はい♪ 手作りですよ!」

 パカッ…

P「おぉ、美味そう……」

響子「えへへ、また上達したねって褒められたんです♪」

P「番組も持ってるしな。流石だよ」

響子「ありがとうございます……えへへっ」

P(……この、ご飯の上に海苔で描かれた何かよくわからない絵以外はとても可愛いな。本当に)

P「いただきまーす……ん、おぉ。美味い、味がよく染みてていいな」

響子「ちょっと切り方にコツがあるんです。下ごしらえって大事なんですよ?」

P「響子はいいお嫁さんになれるだろうなぁ、本当美味いよ……」

響子「そ、そうですか? えへへ……」

P「うん。あとこれ……飾り包丁っていうのか? よくできてるな」

響子「それはちょっとズルしちゃったんですよ。でも気に入ってもらえたなら嬉しいです!」

P「ズルって……こんな細かく掘ったり切ったりにそんな方法あるのか?」

響子「方法というか……えぇっと……」

P「……ひょっとして響子の本当の姿に関係してたりするのか?」

響子「……知ってたんですか?」

P「人間じゃないってことだけは。別に、言いたくないならそれでもいいよ」

響子「いいえ、大丈夫です。なら、ちょっと見ててくださいね?」

響子「えーっと……あ。リンゴひとつもらってもいいですか?」

P「うん? あぁ、この前買ってきたやつだな、はい」

響子「いきます……やぁっ!」シュピピンッ!

  トサトサトサッ

P「これ……は……」

響子「うん。上手にできました!」

P(リンゴが兎の形に……比喩じゃなく、彫刻されてる……! なんてきめ細かな技……!)

響子「やっぱり、自分の手が一番使いやすいんですよね……」キランッ

P(……あ。響子の手が銀に光って……というか、刃物? 包丁、か……?)

響子「これが私の正体。包丁の付喪神……です」

P「……なるほどなぁ」

響子「びっくりしちゃいましたか?」

P「……いや、しっくりくるんじゃないか? 道理で料理も上手いんだ」

響子「えへへ……やっぱり、幸せなご飯っていいですよね……?」

P「うん。そうだなぁ……あー、幸せだ」

響子「美味しいって、やっぱり生きてるってことですもん♪ 兎さんもどうぞ?」

P「食べるのがもったいないぐらい綺麗だけどなぁ……」

響子「コツを掴めば、結構できますよ?」

P「そうなのか?」

響子「はいっ! 私が保証しちゃいます!」

P(……こんな綺麗な兎の像は掘れるのに、兎の絵は残念なのは包丁だからなのかな……そうだろうな、うん)

P「じゃあ、今度コツだけでも聞かせてもらおうかな?」

響子「別に、今でもいいですよ……? 時間はまだありますし」

P「だけど、どうやってだ? 流石に刃物は――」

響子「……ここに、私が」

P「え?」

響子「私が、いますよ? 手の動かし方も、教えられますし……」

P「……それは、うーん」

響子「前から気になってたんですけど、プロデューサーさんはご飯をもう少し気にするべきですっ! この際だから私が包丁≪わたし≫の使い方を教えてあげますからっ!」

P「ご飯はちゃんと……食べて……」

響子「……」

P「食べて……ないな、うん……」

響子「んっ……やぁっ!」ボウンッ

 カランッ

P「おぉ、包丁だ……」

包丁「はい。じゃあまず握ってみてください」

P「うん? こうやって……」ガシッ

包丁「ひゃあっ!? ど、どこ触ってるんですかぁ!」

P「えぇっ!? だ、だけど」

包丁「そんな持ち方したら、指を切っちゃいますよ? 危ないですっ!」

P「だけどこうやって握っとくんだろ?」

包丁「みねに指の腹を沿わせた方がいいと思います。わしづかみするのなら、指をもうちょっと下げて……」

P「……こうか?」

包丁「んっ……うん、いい感じです。はぁ、落ち着く……♪」

P「うーん、まさか持ち方から間違ってたとはなぁ……」

包丁「アイドル活動もそうですけど、基本が一番大事なんです。わかりましたか?」

P「はい……」

包丁「それじゃあ、リンゴの皮むきでも……いいですか、まず左手は――あぁっ! ダメです!」

P「えっ、でもこう……」

包丁「いいですか、指を中途半端に離れた位置に置いておく方が危ないんです! 勢いがついた私は指なんてスパっと切っちゃうんですから!」

P「そうなのかー……」

包丁「そうです。だから、私に指を置くぐらい近くに……」

P「……こうか?」

包丁「はい……それで……」

――――

――

P「……」ショリ…ショリ…

包丁「はい、ゆっくり……上手です。焦らないでくださいね? そのまま……」

P「……でき、た……!」

包丁「わぁ! やりましたね、プロデューサーさん!」
 
 ボゥンッ!

響子「やった! やったぁ! やればできるって思ってたんです!」

P「お、おう! やったぜ響子!」

響子「えへへ……」

P「はは、は……?」

響子「……あっ」

P「響子?」

響子「あ、あぁ……」

P(……なんか響子の身体からやたらと甘い匂いがするし、ベタベタに濡れてる気がするぞ?)

響子「あ、あの。リンゴを切ってそのまま戻っちゃったので全身に汁が残っちゃって……」

P「あぁ、なるほど……大丈夫か?」

響子「はい。ごめんなさい、綺麗にしてから戻ればよかったんですけれど」

P「じゃあ、洗おうか? 包丁の身体を綺麗にしてからのほうがいいんじゃ――」

響子「あ、あらっ……まだ早いですよっ! そんな、洗いっこなんて!」

P「えっ」

響子「あっ」

P「……あー、いや。ごめんな、デリカシーがなくって」

響子「す、すみません! シャワー室いってきます!」

P「お、おう。いってらっしゃい……」

響子「そのまま出発しますから! で、ではー!」

 トテテテテ  ガチャッ  パタタタ…

P(……そうだよなぁ。綺麗にしてあげるってなぁ。セクハラだよなぁ……うん……)

P「響子は出たか……」

ちひろ「あれ、プロデューサーさん。帰ってらっしゃったんですね」

P「あぁ、ちひろさん。えぇ……」

ちひろ「ふふふっ、響子ちゃんになにしてもらったんですか?」

P「なにってまぁ……包丁の使い方を……」

ちひろ「……女の子に自分の使い方を教わる。男としてはなかなかの……」

P「い、いやな言い方をしますね」

ちひろ「しかし、事実ですし。ねぇ?」

P「……そうですけど」

ちひろ「あと、このリンゴの山は?」

P「剥くのに失敗しまして……」シャリ…

ちひろ「なるほどぉ……まったく、もう」

ちひろ「じゃあ、そうですねぇ。このリンゴの山……流石にこのままでは問題ですし」

P「食べきるのは、辛いんですが……」

ちひろ「じゃあ、差し入れにいってあげてはどうでしょう?」

P「差し入れですか、そうですね……」

ちひろ「そうそう。>>168ちゃんのところなんかがちょうどいいんじゃないでしょうか♪」

軍曹

大和亜季(21)
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P「亜季のところ、か……」

P「そろそろ仕事も終わるころかな。ついでにちょっと雑談でもしてこいって言ってたが……」

P(……今回の仕事、実は亜季の正体に関係してるとかっていうんじゃないだろうな?)


亜季「おや、プロデューサー殿! おはようございますっ!」

P「ん、お疲れ。亜季」

亜季「……はて、今日はお迎えではなかったはずですが」

P「一応な。差し入れだ」

亜季「おぉ! ……って、リンゴですか?」

P「うん。いろいろあったんだ……」

亜季「そうでありますか……私はあえて聞きません。プロデューサー殿にも私にも、秘密はありますから!」

P(秘密か……そもそも今回は――)


>>175
亜季の正体

>>172の液体金属ボディタイプ

P(……科学研究番組か。亜季とは結構タイプが違うと思ってたんだがなぁ)

亜季「むむ……なかなかの美味ですね。流石は禁断の果実です」

P「そう言ってもらえると嬉しいな。剥いただけだけどなんか誇らしい気分だ」

亜季「これをプロデューサー殿が、ですか?」

P「……そうだよ。ちょっと不格好なのはそのせいだ」

亜季「……いえ。なるほど、温かい味です」

P「そういってもらえるとありがたいけどなぁ……」

亜季「ふふふ、しかし今回の収録はボリューム満点でしたよ! なんといっても本物の爆薬を使った実験は迫力もありました」

P「爆薬なぁ。だから採石場跡地か……光も一度連れてきてやりたいな、こういうところ」

亜季「ふふ、そうですね。きっと喜ぶでしょう」

P「でも崩れたりしないのか? 採石場だったんだろ?」

亜季「そのあたりはプロたちがきちんと監督を――」

 ガラッ…

亜季「――殺気! 伏せてください!」ガバッ!

P「え、なっ――」


 ドガーン!  ガラガラガラ…  



P(な、なんだなんだ!? なんだかわからないが、上からやたら柔らかい重さが……)

亜季「くっ、まさかこのタイミングで襲撃とは……! 本部、応答を!」

P(……これ、おっぱ……じゃない。亜季の正体絡みだったりするのか、まさか?)

亜季「……どうやら収まりましたか。無事ですか、プロデューサー殿?」

P「え、あぁ……うん……」

亜季「本来ならば先まわって片づけておかねばならないところを……なんという不覚……! 私のレーダーもアテにはなりませんね」

P「いや。それより亜季は大丈夫なのか? 思いっきり岩が……」

亜季「私は平気です。それよりも――」

D「すみませーん! 大丈夫ですか!?」

 ジャキンッ!

亜季「止まりなさい。それ以上近づくのならば容赦はしません……この銃のトリガーは軽いのですよ?」

D「え、いやぁ……なんのことですか? まさか、崩れるなんて……ケガがないか、心配で」

亜季「崩れる直前。貴方だけが一瞬早く動きましたね……個体識別完了。あなたの身元は判明しましたよ、観念することです」

D「は……ハハハ……チッ! 抹殺するチャンスだったのによぉ!」ガシャガシャッ

亜季「プロデューサー殿、どうかそのままで! すぐに片づけて参ります!」

P「なにこれこわい」

  ドゴォーン!  パラパラ…

        ダダダダダ!   バキューン!



P(わぁ、銃撃戦だ……すごいなぁ、今回のロケ、こんな撮影もあるのかー)

P(……じゃ、ないよな。まさか亜季は……って)


P「亜季、危ない! 後ろだッ!」

亜季「え――」

  タァンッ!

D「は……ハハハ! かかったな! そこにはトラップが……」

P「あ……亜季! お前、よくも亜紀を!」

D「これで俺の任務……は………?」

  ズルゥッ…

亜季「……まったくもって、軍法会議物の大失態であります。二度も不覚を取るとは……」

D「なっ……!? 頭が半分吹っ飛んだのに、なんで!?」

亜季「私はパーフェクト・サイボーグ。1%の心以外は、機械なのです。腕がもげようと、頭が吹きとぼうと……決して、引くことも、死ぬこともありません」

D「ひ、ひぃっ!」

D「ま、待て! じょ、情報なら――」

亜季「それではさようなら。あなたの口から聞くことはもはやありません」

 ガチャッ  …タァン!

D「あがっ」

亜季「………」

P「……亜季」

亜季「……ふふっ、バレてしまいましたね。申し訳ありません、プロデューサー殿」

P「お前、サイボーグだったのか……?」

亜季「はい。未来から……ディストピアへと世界を変革せんとする不埒者どもを成敗するべくやってきました」

亜季「特殊液体金属使用パーフェクト・サイボーグ。AKI-シリーズのラストナンバー。大和亜紀であります」

T-1000じゃねぇかww

P「……はぇー」

亜季「まさかプロデューサー殿の手を煩わせることになるとは……申し訳ありません」

P「いや、うん。そっちのDさんはどうするんだ?」

亜季「そうですね……ここまで大規模になってしまうと……もはやごまかしも……」

P「……亜季?」

亜季「ご安心ください。P殿の生活は守られます、ただ私が――」

P「お、おい。どこへ行く気だよ?」

亜季「どこかへ、です。どうかお元気で」


 ヴ…  ヴヴン…

ちひろ「遅くなっちゃったみたいですね♪」

亜季「……ちひろ殿?」

ちひろ「はぁい! 可愛いアイドルが大好きな。みんなの事務員千川ちひろですっ♪」

亜季「いつの間に……まったく反応はなかったはずでは……」

ちひろ「そんな細かいことはいいんです! まったく、今アイドルを諦めようとしていませんでしたか?」

亜季「い、いえ。細かいことなどでは」

ちひろ「細かいこと、ですよ。あんなの」

亜季「ですが、私を狙った刺客が――私の不手際のせいで、番組も!」

ちひろ「番組がどうしたんですか?」

亜季「え?」

監督「いやぁ、亜季ちゃん! いいカットだったねぇ。今度のショートドラマはもっと凝ったのいけそうだよ!」

亜季「はえ?」

ちひろ「うふふっ、やっぱり亜紀ちゃんは重火器が映えますよねー♪」

監督「そうそう。もうね、最高! 今度、うちの撮る映画にも出てもらっちゃうかな」

ちひろ「あらあら。お誘い受けちゃいましたよ、亜季ちゃん、プロデューサーさん?」

亜季「は、あ、あの。私は――」

P「ぜひお願いします! いいですよね、銃と女の子!」

監督「そうそう、いいよねぇ、武器と女の子!」

亜季「……あれぇー……?」

P「……ふぅ」

亜季「あ、あの。いったい何が……?」

ちひろ「いろいろですよ。今のは本編前のショートドラマ……すっごく凝った、ね?」

亜季「で、ですが……」

P「まぁ、そういうことになってるんですよね」

ちひろ「なっちゃったみたいですね。ふふっ♪」

亜季「そ、それでいいのですか!? 私はサイボーグですよ!?」

P「いやぁ、正直みくとかぶってるし……」

ちひろ「スペックは亜季ちゃんのほうが上ですねぇ。流石未来ですよ」

亜季「でも……私は……」

ちひろ「いいんですよ。あなたには1%も心が残っている――人じゃなくても、アイドルなんですから」

亜季「……よいのでしょうか。もっと危険が襲って来るやもしれません」

ちひろ「うーん、今までのやり取りを丸ごと巻き戻して『なかった』ことにもできる子もいますよ? でも、それじゃあプロデューサーさんに衝撃を――あっ」

P「ちひろさん、今なんて言いました?」

ちひろ「ふふっ、なんのことでしょう?」

P「ちょっと俺を驚かせるため、で亜季をあんな目に合わせたんですかあなたは!」

ちひろ「でもほら、ファーストインパクトが一番大事ですし?」

亜季「……ふふっ。まったく、かないませんね……流石です」

P「亜季?」

亜季「刺客や、テロリスト共との戦い。危険に皆さんを巻き込みたくありません。未来を守るのは、大切な使命です」

ちひろ「………それで、どうしたんですか?」

亜季「……AKI-XXX≪ラストナンバー≫としての使命を捨てることはできませんが。私、大和亜季という個人としてはまだここいたいです」

ちひろ「その言葉が聞きたかった!」

亜季「でも」

ちひろ「じゃあポチー」カチッ

亜季「……なんですか、そのスイッチは?」

ちひろ「今この瞬間、亜季さんのいう『ディストピア』にこの世界は繋がらなくなりました! 拍手ー!」

亜季「えっ」

P「ははは、ちひろさんはすごいなぁ」

亜季「えっ」

亜季「……私はいったい何のために戦っていたのでしょうか」

P「ほ、ほら。でもこれで存分にアイドル活動に専念できるぞ?」

亜季「喜ばしいことなのですが……なんというか、どうしたものかと悩んでいるのであります」

P「……うん。お疲れ様……そうだなぁ、じゃあ俺から指令だ!」

亜季「指令でありますか?」

P「亜季は魚は平気だったよな?」

亜季「えぇ、エネルギー変換効率も悪くない食材です」

P「じゃあみくに魚を消化する方法を教えてやってくれ。あいつは魚食べられないのは消化できないせいらしいから」

亜季「わかりました! お任せください!」

P(現代と未来の科学技術が出会うなんて、ちょっとしたSFだなー)

亜季「泣いたり笑ったりできないようにしごいてやります!」

P「あるぇー?」

P「え、根性?」

亜季「知らないのですか、P殿! 改造人間のスペックは特訓することで向上するのであります!」

P(……あぁ、光の話にこの前食いついてたもんなぁ。なるほどな……)

亜季「ジープで追いかけるのと、私自身の翼で追うの。どちらがよいのでしょうか……ふふ、胸が高鳴りますね」

P「そうですねー」

ちひろ「では亜季ちゃん! 善は急げと言いますしみくちゃんのところへいきましょうか!」

亜季「はいっ! 参りましょう!」

P「ははは、それじゃあ俺は――」

ちひろ「プロデューサーさんは歩いて帰ってくださいねー」

P「えっ」

P(まさか、本当に置いて行かれるとはなぁ……)

P(スタッフも撤収しちゃったし、車はさっきのドンパチでエンジンがやられたし……)

P(……位置エネルギー車かぁ。俺がもうちょっとムキムキだったら試したのになぁ)


P「はぁ……」

P「……あれ、>>208?」

南条

南条光(14)
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P「光……どうしたこんなところに?」

光「助けを求める声が聞こえた気がしたんだ。大丈夫?」

P「助け……あはは、まぁある意味求めてたかもなぁ」

光「そっか! でもアタシが来たからにはもう大丈夫だ! 安心してよねっ」

P「おう。すごく心強いぞー」ナデナデ…

光「えへへ……」

P「……ん?」

光「どうしたんだ?」

P「いや、まだ結構山奥だよなぁって思ってさ……」

光「そうだね、だから結構探すのに手間取っちゃって」

P「……光。お前、どうやって来たんだ?」

光「どうって、それは――」


>>222
光の正体

ネイティブ

光「ちょっとクロックアップしてきたんだ」

P「くろっく……なんて?」

光「だから、クロックアップ。こうやってちょっと重力波をいじって――」ウィィィ…

P「えっ」

光「時間軸を切りかえるんだ。自分の歩いた時間は変わらないけど、他の人からみたらすごく速く動いてるようにみえるんだぜっ!」

P「……そーなのかー」

光「うん! あ、でもプロデューサーを連れたままクロックアップは危ないからやめとくね?」

P「できれば、その方がありがたいかな……うん……」

光「そこまで遠くないし、いっしょに歩いたらすぐだよ!」

P「しかし、重力って……時間か。あぁ、でも藍子もいるし今更だなぁ……」

光「藍子さんはね、すごいよ。クロックアップどころかフリーズも使えるんだもん!」

P「フリーズ……時間停止かぁ。そうだな、アレは驚いた」

光「ねー」

P「……なぁ、光?」

光「どうしたんだ、プロデューサー?」

P「光はいろいろと……ほら、ヒーローもののDVDとか持ってるだろ?」

光「うん。ビデオデッキもあるよ! ひょっとして何かみたいのがあるのかっ!?」

P「あれって、特撮番組……だよなぁ」

光「そうだね」

P「それになんか、出てきてなかったか……? その、クロックアップってやつとか、おる……おるふぇのく? とか」

光「オルフェノク? あぁ、いるけど……あぁ、ちなみにアタシはネイティブだからワームとは一応別種かな?」

P「あ、そうなのかー」

P「それって、フィクションじゃないのか?」

光「んー、確かにちょっと話に盛ってあるところはあるけど……だいたいは実はを元にしたフィクションだったはずだぜ?」

P「えっ」

光「だからさ、いるよ。この世界には、ヒーローも悪いやつも、両方」

P「……そーなのかー」

光「アタシも、みんなを守れたらいいなって思って鍛えてるんだ! 身体も心も鍛えなくちゃ、ヒーローにはなれないもん!」

P「光はえらいなぁ」

光「だけどさ、身体を救うだけじゃなくって……心も救えるヒーロー。アイドルって、そういうものにもなれると思うんだ」

P「……そうだなぁ」

光「そのために、今は日進月歩で頑張るんだよ! 勇気が、希望が……この胸で燃える限り!」

P(すっごいまぶしい……光は光だなぁ……)

P「ちなみに、どんな姿なのか教えてもらってもいいか?」

光「うん? あぁ、ネイティブとしての姿かぁ……ちょっと、恥ずかしいなぁ」

P「嫌なら、別にいいんだが……」

光「嫌ってわけじゃないんだよ? でも、ほら……アタシだって女の子だから……」

P「……?」

光「最近、脱皮したところで。ちょっと……今までと違う感じだし……」モジモジ…

P(……これ、はたから見たら絵面がとんでもなく犯罪チックなんじゃないか?)

P「あ、あぁー。それじゃあ、またの機会にしておこうかな?」

光「そ、そう? そっか……うん。アタシの覚悟が決まったら、見てくれる?」

P「あぁ、いくらでも見てやるとも!」

光「アタシ、脱いでもすごいんだぜ!」

P「ちょっと語弊があるなぁ光ゥ!」

光「いや、そんなつもりは……って、街だ!」

P「あぁ、ほんと……う……」


P(>>242が歩いてきてる……まさか、聞かれた……?)

岡崎

岡崎泰葉(16)
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泰葉「……何の話をしてるんですか?」

P「あ、いや……泰葉。きぐう、だな?」

光「泰葉さん! いったいどうしてここに?」

泰葉「ちひろさんから、迎えにいってあげてくれって言われたんです。でもまさか光ちゃんに脱げだなんて……」

P「言ってない言ってない」

光「そうそう、ただアタシがちょっとこれまでと変わってきちゃってるから見せるのが恥ずかしいって言っただけで――」

P「光ゥ!」

光「?」

泰葉「……だめですよ、プロデューサー?」ニコニコ

P「その表面だけの笑顔はやめてくれ! 本当、違うんだ!」

泰葉「ふふっ、冗談です。わかってます、Pさんがそんな人じゃないってことぐらい」

P「お、おう……」

光「だよね! プロデューサーはプロデューサーだもん!」

P「……信頼されてるってことでいいんだよな?」

泰葉「そうですよ。でも、見せてくれっていうのはデリカシーがありませんよ?」

P「気を付けます……」

泰葉「光ちゃんも、女の子なんだから。気を付けないと……Pさんみたいな人ばっかりでもないんだし……」

光「う、うん」

P(………泰葉はしっかりしてるなぁ。本当に)

P「とりあえず、結構近くまでは歩けたなぁ……光のおかげなんだけどさ」

光「えへへっ、いっしょに散歩っていうのもよかったよね!」

泰葉「……仲良しなんですね。本当に」

P「そうかな……そうだな。そう思ってもらえるなら嬉しいな」

泰葉「本当、親子や兄妹みたいですよ?」

P「ははは、まぁアイドルはみんな家族みたいなもんだからな」

 ポフッ…

P「もちろん、泰葉も」

泰葉「……もう。そういうところがデリカシーがないって言われる理由ですよ?」

P「あ、うん……ごめんなさい……」

光「泰葉さんがお姉さんかぁ……それもいいなぁ!」

泰葉「……ふふっ」

P「な、なんだ?」

泰葉「いえ。本当に年頃の娘に振り回されるお父さんみたいだなって」

P「振り回す側がいうのか……」

泰葉「ごめんなさい。つい、嬉しくって……」

P「……別にいいんだけどな?」

泰葉「そうそう、Pさん――」


>>260
泰葉の正体

都市伝説のメリーさん

メリーさん先輩把握
いったん休憩しますー

ちひろさんがちひろさんしてるのは仕様です

泰葉「――私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」

P「え?」

泰葉「ううん。少し、言いたくなっただけ……」

P「……なにかあったのか?」

泰葉「そういうわけじゃ、ないです。ちょっと干渉に浸ってみただけ……」

P「そうか。まぁ、どっちかっていうと後ろにいるのは俺のほうだしな」

泰葉「ふふっ、そうですね。導かれてるだけじゃ……だめかもって、思いますから」

光「えー、アタシは隣にいてほしいなぁ」

P「それぞれ、だな。……はぁ。お、あそこにクレープ屋あるぞ? 食べるか?」

光「食べたい!」

泰葉「それじゃあ、私も……」

泰葉「はむ……」モグ…

光「んー! 美味しい! 美味しいよプロデューサー!」モグモグ!

P「そうか、よかったな。落ち着いて食べなさい落ち着いて」

光「ん、んんっ!」

泰葉「口の横、クリームついてますよ? ほら……」スッ…

光「ん……ありがとう、泰葉さん!」

泰葉「いいえ、どういたしまして。でもせっかくアイドルなんですから身だしなみはキチンと、ね?」

光「はーい!」

泰葉「ふふ、いい子……」

P(……なんかこう、お母さんと子どもというか。おばあちゃんと孫というか……いいなぁあれ……)

光「けふっ、ごちそーさまでしたっ!」

P「おう、迎えに来てくれてありがとうな?」

光「ううん。それじゃあアタシ、千佳との特訓の約束があるから!」

P「千佳と特訓……あぁ……」

光「魔法使いだぜ、魔法使い! ……あれ、魔女とは別物だっけ? まぁいいや、そういう感じなんだ!」

泰葉「ケガしないように気を付けないと、ダメですよ?」

光「うん。ありがとう! いってきまーす!」

 タッタッタッタッタ…

P「……本当、光は元気だなぁ」

泰葉「そうですね……はむ」パクッ…

泰葉「………」

P「……あ、泰葉」

泰葉「なんですか? Pさ――」

 ヒョイッ

P「ほっぺ、クリームついてたぞ? お前も気をつけなきゃ……」

泰葉「あわわわわ」

P「……泰葉?」

泰葉「う、あ、あぁ、もうっ……」ピッピッピッ

P「な、なぁ。携帯なんかだして何を……」

  ~~~♪

P「あれ、着信……泰葉から? なぁどういうつもりで――」ピッ

泰葉「……」フッ

P「消えた!?」


P「あー……えっと、泰葉?」

泰葉『私メリーさん。今郵便局の前にいるの……』

P「郵便局!? 街のはずれじゃないか、いったいどういうことだ?」

泰葉『……急に、触るから。あたたかくて、びっくりしちゃいました』

P「お、おぉ……すまん……」

泰葉『迎えにいったの、邪魔じゃありませんでしたか?』

P「まさか。嬉しかったよ」

泰葉『そうですか……』ピッ

  ツー  ツー  ツー

P「……通話が切れた」

  ~~~~♪

P「またかかってきた……泰葉?」

泰葉『私メリーさん。今スーパーの中にいるの』

P「スーパーって、なんでまた」

泰葉『ちょっとお買い物を頼まれてたのを思い出しました。ついでなので』

P「それぐらい言ってくれればついていくし、何もそんな急がなくっても」

泰葉『ダメです。今の私の顔は見せられません』

P「……どうしてだ?」

泰葉『それは………』

  ツー  ツー  ツー

P「……また切れた」

 ~~~~♪

P「はいこちらプロデューサー。認証応答願います」

泰葉『私メリーさん。いま――え?』

P「ハッハッハ、先手を取ってやったわ! さぁ、どうした?」

泰葉『ん、んん……こちら母星、アースです。あなたの歌を聞かせてくれますか?』

P「ちゃんとのってくれるんだな。優しいなぁ」

泰葉『……通話、切りますよ?』

P「ごめんごめん。それで、どうして離れたんだ?」

泰葉『だって……私らしくないこと、しそうになりましたから』

P「泰葉らしくないことか、それって――」

   ツー  ツー  ツー

P「……次かな」

 ~~~~♪

P「………」

  ~~~~~~♪

P「………」スタスタスタ…

  ~~~~~~~~♪

P「はいもしもし」

泰葉『わたし――」

P「つっかまえたー」パシッ

泰葉「あっ……」

P「メリーさんは後ろにくるもんだからな。ほい、荷物もらうよ」

泰葉「……まだ、最後まで言ってないのに」

P「正面から言ってくれればいいじゃないか」

泰葉「私は、いつも誰かの後ろについていく人形なんです」

P「でももう卒業しちゃったんだろ? なら向き合わなきゃな」

泰葉「……もうっ」

P「それで、泰葉はメリーさんだったのか」

泰葉「えぇ。私らしいと思いませんか?」

P「そうかな……今の泰葉とは、だいぶイメージが違うけどな」

泰葉「……ふふっ、そうですね。私の知ってる顔はもっと、寂しくて、怖くて……」

P「……泰葉?」

泰葉「メリーさんって、感染するんですよ。知ってましたか?」

P「そうなのか?」

泰葉「はい。それでどんどん、自分が失せていって――」

P「……」

泰葉「……なんて。昔のことです」

P「今は?」

泰葉「今は、電話するたびに相手に近づく能力ぐらいしか残ってません。私、メリーさん失格です」

P「そうか」

泰葉「そうなんです」

P「まぁでも。その分アイドルっぽくなってるしいいんじゃないかなぁ」

泰葉「そうですね……」

P「……」

泰葉「……本当は」

P「うん?」

泰葉「ちひろさんは、早めに呼んできてほしいから私に頼んだんだと思うんです」

P「そうなのか?」

泰葉「私、手を繋いでたらいっしょにワープできますから。事務所の電話に掛ければ、すぐに帰れますよ」

P「そうなのかー」

泰葉「はい。そうなんです」

泰葉「……繋ぎますか?」

P「ん……そうだな、繋ぐか」

泰葉「……なら、電話を」

P「いや、電話はいいよ」

泰葉「…………そうですか?」

P「買い食いしながら、ゆっくり帰ろう。だってメリーさん失格なんだろ?」

泰葉「……手を繋いで歩いて。これじゃ、アイドルも失格ですけどね」

P「ハハハ……そうかもなぁ」

泰葉「でも」

P「……」

泰葉「それでも。女の子としては……嬉しいです。ありがとうございます」ニコッ

P(おぉ、素敵な笑顔……いいなぁ、泰葉。絵になる……)

P「ただいま戻りましたー」

ちひろ「あらプロデューサーさん。お帰りなさい♪ 楽しかったですか、デート?」

P「ハハハ、ちょっとおしゃべりしてただけですよ」

ちひろ「そうですかー、うふふっ♪」

P「ハッハッハ」

ちひろ「うふふふ……」

P「ハハハハハハハ!」

ちひろ「あはははははは!」


P「なにがおかしい!!」


ちひろ「満足しました?」

P「はい、割と」

P「結構食べっぱなしなんですよね、俺」

ちひろ「まぁたいへん! このままじゃ太っちゃいますよ? この前コラボしたメッツコーラが……」

P「お向かいさんじゃないですか、今」

ちひろ「てへっ☆」

P「……しかし、本当において行かれるとは思いませんでしたよ」

ちひろ「いやぁ、でもお仕事は>>297ちゃんのお手伝いのおかげで問題なく進みましたよ?」

みくにゃん

前川(15)
ttp://i.imgur.com/xWIGNaJ.jpg


ちひろ「ねー、みくちゃん♪」

前川「そうですね。やはり処理効率を考えればもう少し人員がいてもいいとは思いますが……」

P「!?」

前川「……こちらの書類で終了ですね。今回の業務の完了を報告いたします」

P「え、み、みく……?」

前川「はい、なんでしょうかプロデューサー」

P「ちひろさん! みくが!」

ちひろ「今は事務処理モードですから」

前川「私はいつも通りですが」

P「いや、いつもじゃないからな!?」

ちひろ「みくちゃん、モードをアイドルに。業務完了を了承します」

前川「はい――」ヴヴ…


みく(15)
http://i.imgur.com/SZHw01P.jpg


 ピョコッ ピョコッ  シャキーン!


みく「にゃ!」

P「みくだあぁぁぁぁあああ!!」

みく「あれ、Pチャン? おかえりなさいませ、にゃ?」

P「お、おぉ……ただいま」

みく「……ってそれどころじゃないにゃあ! Pチャン! 亜季チャンになに言ったの!?」

P「なにって……あぁ、うん。ごめんな」

みく「正直、みくはスクラップになるのも覚悟したにゃ……あの目はマジだったよ……?」

P「こう、さ。魚を克服するチューンナップとか、そういうのを教えてもらえたらなって思ったんだ」

みく「それがどこをどう間違えたら背中から翼を生やした状態で鯖を雨みたいに降りそそがせて来る事態になるのかにゃあ……」

P「……ごめんなさい」

みく「べっつにー、おこってはないにゃ? でもにゃあ、心にふかぁーい傷を負っちゃったにゃぁ……?」チラッ

P「わかったわかった。じゃあ今度はお詫びの印に触れあいロケ持ってくるから……」

みく「ホント!? 猫ちゃんかにゃ? それとも、兎さんとかでもいいかもしれないにゃあ……?」

P「おさかな」

みく「それは触れあいじゃなくってただの釣りにゃあ!!」

みく「もー、Pチャンはいっつもイジワルだにゃあ……」

P「みくはなぁ、ついついこう……なぁ?」

みく「なあじゃないにゃあ」

P「ついついこう、にゃあ?」

みく「にゃあでもないにゃあ!!」

P「にゃあにゃあうっさいにゃあ……」

みく「誰のせいだと思ってるにゃ! フシャーッ!」

P「ハハハー」

 ガチャッ…

P「……ん? あれ、>>312じゃないか」

メイコゥ

並木芽衣子(22)
ttp://i.imgur.com/129DGWY.jpg
ttp://i.imgur.com/KlBh3x5.jpg


芽衣子「たっだいまー! お土産買ってきたよっ!」

P「おぉ、どうだった? 久々のオフだったろ?」

芽衣子「楽しかったー! やっぱり旅はいいよねー。キャシーちゃんとヘレンさん。両方面白くってー」

P「へぇ、それも詳しく聞きたいところだなぁ……」

みく「にゃにゃっ、お土産? みくの分もあるのかにゃ?」

芽衣子「うん。みんなで食べるためのお菓子はいっぱいあるよ? はいこれはんぺん」

みく「わぁい! ってなんでにゃ!! はんぺんはお菓子じゃないにゃあ!!」

芽衣子「冗談、冗談っ♪ ごめんね、あははっ」

みく「もー、ショックで寝込んじゃうところだったにゃあ……」

P「猫だけに?」

芽衣子「そ、そうだね……」

みく「ちょっとPチャン! なんでみくが滑ったみたいになってるにゃ!!」

P「ハッハッハ」

芽衣子「大丈夫だよ、失敗したってまたチャレンジすれば」

みく「もー! もー!」

P「おやおや、牛さんかな?」

みく「にゃー! にゃー!!」

芽衣子「律儀だね、みくちゃん……」

芽衣子「んーっ、さってと」

P「お土産の中身、見てもいいか?」

芽衣子「いいよー。本当、楽しかったなぁ……」

P(どこいってたんだっけか。えぇっと……)


>>322
芽衣子の正体

pの妄想

P(あれ? どこにいったんだっけ? 行く前に報告は受けたっけ、それとも――)

ちひろ「芽衣子ちゃんは今回、京都までいったんでしたっけ?」

芽衣子「うん、そうだよ!」

P「……あぁ、そうだったな。でも今日周子が八つ橋とかを実家から仕送りされてるんだよなぁ」

芽衣子「あー、残念! かぶっちゃうなんてついてないね」

みく「でも倍美味しいから満足じゃないかにゃ?」

P「そうだな、はいはんぺん」

みく「だからなんでにゃ!」

芽衣子「ふぅ……」

ちひろ「芽衣子ちゃん、大丈夫ですか?」

芽衣子「ん、大丈夫。ちゃんといるよ?」

P「どうした、芽衣子?」

芽衣子「ううん。旅行の疲れがないかって心配されちゃっただけ」

P「そうか。ならいいんだが……無理はするなよー」

芽衣子「はーい」


ちひろ(ふぅ。芽衣子ちゃんの正体のほうへ意識が向かないようにしておかなきゃ)

ちひろ(……プロデューサーさんの、黒歴史。『理想の彼女』Ver.Pa……から生まれたっていうのは、流石にねぇ)

ちひろ(芽衣子ちゃんの消滅か、Pさんの意識崩壊までありえるわけだし……)

ちひろ(そんなの、誰も得しないわけで。だいたい古い妄想とはいえ細かいところまで設定してないせいで時々芽衣子ちゃん自身が困ってるんだから)

ちひろ(こういう苦労を請け負うのも、また事務員さんなんですけどね。うふふっ♪)

みく「……そもそもこんなにはんぺんを買ってくるなんて。京都に海ってあったのかにゃ?」

P「え? あるだろう。こうして買ってきてるわけだし」

芽衣子「うんうん、あったよ?」

みく「そうなのかにゃあ……でもなんでよりにもよっておさかな……むぅぅ……」

ちひろ「みくちゃんは愛されてますねぇ」

芽衣子「いいよね、愛されるのって! 幸せだと思うけどな?」

みく「みくのハートはズタズタにされちゃいそうにゃあ……」

P「まぁまぁ」

芽衣子「まーまー。よしよししてあげるから許して、ねっ?」

みく「そんなことでみくは許したりしないにゃ!」キリッ

みく「ふにゃあぁぁぁぁ………もっとなでてほしいにゃぁぁ……」トローン…

芽衣子「ふふっ、いいこいいこー」ナデナデ…

P(えらくポーっとしちゃってまぁ……よっぽど撫でられ心地がいいのか……)

芽衣子「あ、プロデューサーもいい子いい子ー」ナデナデ

P「お、おいおい。やめ……あぁ……」

芽衣子「ふふっ、頑張りましたー。褒めてあげるね?」ナデナデ…

P(こ、これは……あぁ、なんだこれ。最高だ………)

みく「み、みくが撫でられてたのー! フシャー!」

P「えぇいうるさい! お前に芽衣子は渡さん!」

芽衣子「あ、あれー? 困ったなぁ、あはは……」

ちひろ「モテモテですねー。うふふっ♪」

みく「ふにゃあ……――スリープモードへ移行します。再起動する場合は――」

P「ぐぅ………」


芽衣子「……寝ちゃったね」

ちひろ「まったく、この2人と来たら……みくちゃんは家に転送しときましょうか」ヴヴン…

芽衣子「それって、便利だよね。どこにでも行けちゃいそう……」

ちひろ「どこにいくのも一瞬ですよ? お望みなら、旅行にも使えるようにしますけれど」

芽衣子「うーん、それはいいかな。だって、旅って道のりも楽しみのひとつだもん」

ちひろ「そうですか?」

芽衣子「そうだよっ! だから今度、いっしょに普通にお買い物とかどうかな?」

ちひろ「あら、芽衣子ちゃんに誘われるなんて嬉しいです♪ そうですねぇ、機会があえばぜひ!」

芽衣子「うん。それじゃあ家に帰ろうかな……プロデューサーのこと、お願いしますっ!」

ちひろ「はい、お疲れ様です。後は任せて……気をつけて帰るんですよー」

芽衣子「はーい!」

P父「実はおまえはな…」
っていう展開に期待

P父「実はおまえはな…」
っていう展開に期待

連投ミスごめん

ちひろ「……うふふっ♪」

ちひろ「プロデューサーさんは寝てるし、さてはてどうしましょうか」

ちひろ「うーん………あら」

ちひろ「これは>>348ちゃんの気配?」

しぶりん

渋谷凛(15)
ttp://i.imgur.com/1nxOIRa.jpg
ttp://i.imgur.com/QoTecsJ.jpg


ちひろ(ふむふむ、凛ちゃんの気配――)

ちひろ(……どうしましょうかねぇ。プロデューサーさんはぐっすりだし)

ちひろ(起こす? そんなもったいないことはしちゃダメですもの♪)


ちひろ「……うん。凛ちゃんの正体のことも考えれば――」



>>357
凛の正体

ラフブ

……ラハブって、紅海の怪物のほう(レヴィアタン)なのか、イエスの祖で宿屋の主人で生き延びた女なのか

どっちなんです?

ちひろ「ふふっ、紅海の怪物。蒼の化身――このまま一旦退出したほうが面白そうかしら?」

ちひろ「ドアが開く前に、退散退散♪」

  ヴヴヴ……  ヴンッ




 ガチャッ

凛「ただいま……あれ?」

凛「おかしいな、プロデューサー? ちひろさん? いないの?」

凛「……」チラッ

凛「別に時間は――あ」

P「ぐぅ……ぐぅ……」

凛「……なんだ。プロデューサー、寝てたんだ」

凛「まったく、仕事のし過ぎで疲れたのかな?」

凛「……」ザァァ…

凛「……っと。いけないいけない……髪が…神に……」

凛「…………」

凛「……楓さんとの仕事のあとだからかな。うん、そうだよね」

凛「はぁ……プロデューサーのこと笑えないよ」

凛「……最近忙しいもんね」

凛「他のみんなも、たくさん話をしててさ――」

 ザワッ…

凛「私も、もっといっしょにいたいけど。そういうわけにもいかないし……」

 ザワザワザワ…

凛「………パートナーがいなくなるのって、やっぱり寂しいんだよ?」

凛「ひとりぼっちの、不死身なんて――」


P「……り、ん…………?」

凛「……あ。起きたの? プロデューサー」

P「おぉ……んん、いつの間にか寝ちゃったみたいだな……」

凛「ふふっ、気を付けないと。風邪ひくよ?」

P「あぁ、そうだ……な……? おい、凛」

凛「なに?」

P「なんでお前、泣いてるんだ?」

凛「えっ……?」

凛「な、泣いてなんかいないよ」

P「嘘つけ。涙のあとまでつけて……どうした? 仕事で失敗したか?」

凛「そんなのじゃないよ」

P「だけどなぁ、凛が泣くなんてただ事じゃないだろ?」

凛「……優しいんだね」

P「おう、プロデューサーだからな! ハッハッハ……」

凛「うん。そうだね……やっぱり、プロデューサーはプロデューサーだよ。大丈夫」

P「お、おう? そうか……?」

凛「それでいいよ。そのほうが、いい。安心できるから」

P「……そうか」

凛「うん。そう」

P「うん、なんのことかわからないが……困ったら言ってくれよ?」

凛「わかってる、大丈夫。私は誰にも負けないから」

P「そりゃ心強い……」

凛「でもね、プロデューサー」ザワッ…

P「……お、おう?」

凛「お仕事が恋人みたいだけど。ちゃんと好きな人も作らなきゃいけないよ?」ザワザワ…

P「お、おう……」

凛「そりゃあ、人間として――じゃなくって、あぁ……もう。やっぱりなんでもない」

P(今明らかに髪が逆立ってたような……正体とか聞くべきなのかな……)

凛「んんっ。まぁ、そりゃあまだ襲名して日は浅いけどさ? 私も本来の年を考えたら」

P「……しゅーめー?」

凛「あ……うん。そうそう、この前いった中華街のしゅーめーがうめぇってね、未央が……」

P「……なんで江戸っ子口調なんだ?」

凛「なんでもないから。本当だよ」

凛「ともかく、プロデューサーはもっと自分の身体をいたわらなきゃ」

P「はい」

凛「ヒトの身体なんて脆いんだから。それなのにいつも無茶ばっかりして」

P「はい」

凛「そういうところもいいところだけど、その分他の子だって……あぁ、もう。今日は月が近いな――」

P「月? ……周期ずれたか?」

凛「そうじゃなくって。体調はちゃんと管理してるし平気だよ」

P「そうか。すまん……」

凛「まぁ、気にしてくれるのは嬉しいけど。うん、今日はこれ以上話すとろくなことにならなそうだし帰るね」

P「……送っていこうか?」

凛「いい。1人にさせて」

P「お、おう……気を付けろよ?」

凛「大丈夫だから……またね」

P「そうか……うん、また明日」

凛(たぶん、いっしょに帰ったら耐えられなくなるだろうし。あぁ、蒼い月と、紅い海が見える――)

P「……大丈夫かな」

ちひろ「大丈夫ですよ、私が保証します」

P「ちひろさん、いつの間に……」

ちひろ「さっきからですかね? 凛ちゃん、ちょっと今日は虫の居所が悪かったというか、性質が出かけたというか……」

P「……正体関係ですか?」

ちひろ「聞きますか?」

P「……あー。いや、いいです。凛が俺に直接言わないってことは、あんまり聞かないほうがいいんでしょうし……」

ちひろ「そうですかー。じゃあ、>>392ちゃんのことはどうですか?」

ユッキ

ユッキ把握
ちょっと休憩。今日は帰ってこないかも

今更誤字訂正
>>197、3つめのセリフ
ちひろ「それで、どうしたいんですか?」

同じく4つめのセリフ
亜季「まだここにいたいです」

>>236、2つめのセリフ
光「だいたいは実話を元にしたフィクションだったはずだぜ?」


出先からなのでIDも変わりつつ、画像も貼れないけれどゆっくり更新

P「友紀ですか?」

ちひろ「えぇ、どうです? 興味、ありませんか?」

P「んー、まぁでも割と想像がつくんじゃないですか?」

ちひろ「えー? じゃあ、なんだと思います?」

P「そうですねえ、まぁ友紀ですし──」


>>430
友紀の正体

ハムスター

P「バットやボールの付喪神とかじゃないんですか?」

ちひろ「ぷすすー! 浅はかですねプロデューサーさん!」

P「……」イラッ

ちひろ「ふふふ、ごめんなさい。でもあまりに自信満々に間違えるのでつい」

P「じゃあ、なんだっていうんですか?」

ちひろ「それはもう、本人に聞いたほうが早いんじゃないでしょうか?」

P「本人にって、今日はキャッツの試合もあるしもう帰宅──」

 ガチャッ!

友紀「おぉいプロデューサー! テレビ見せてテレビ!!」

ちひろ「ね?」

P「あぁ、はい」

友紀「ん、あれ? 何か話してた?」

P「いや、そう大きな話でもないんだがな……」

友紀「そっか! じゃあテレビ見せてテレビ!」

ちひろ「いいですよー。でもまだ時間もありますしおしゃべりしませんか?」

友紀「えー? 今日の試合の見所とか解説して欲しいってこと?」

P「それもいいけど……いや、そうじゃなくてさ」

ちひろ「ほら、プロデューサーさんに話をって前に言いましたよね?」

友紀「あー……言ったっけ?」

P「俺に聞くな」

友紀「よくわかんないけど真面目な話?」

ちひろ「正体関係です。思い出しました?」

友紀「正体……あー! そんな話もしたね、忘れてたよ! あははー」

P「………お前なぁ」

友紀「ん、なになに?」

P「いや。なんでもない……八つ橋食うか?」

友紀「食べる食べる! ついでにビールは?」

P「ありません。というかあわないだろ……?」

友紀「えー、ビールなんて水みたいなものだし。ねぇちひろさん」

ちひろ「今は切らしてますから、我慢してくださいねー」

友紀「そっかー、まぁいっか! いただきまーす」モチモチ…

P(まったく予想がつかないが、なんだっていうんだ…?)

友紀「んー、おいひー」モチモチ…

P「お前なぁ、そんな口の中いっぱいにして……はしたない」

友紀「ん? んー、まらふぁいるよ……」モチモチモチ…

P「食べながら喋らないの!」

友紀「ん!」モチモチ!

P「……というかどこに入ってるんだ?」

友紀「ほふぉふふふぉ」モチモチ…

P「……ほおぶくろ?」

友紀「ん!」ニコー

P「そうか、うん……」

ちひろ「というわけで、友紀ちゃんはハムスターでした!」

P「……なのにキャッツファンなんですか」

ユッキ「ヂュヂュイ!」

?「ハム蔵ー!どこだ!ハム蔵ー!」

友紀「ん、んんーん、も、むふ……」

P「飲み込んでからしゃべりなさい」

友紀「ん、んー……ゴクッ…ふぅ。そうだよ、あたしハムスター!」

P「じゃあ猫なんて天敵だろうに、たんでキャッツなんだ?」

友紀「だって、ねこっぴーはあたしのこと食べなかったよ?」

P「……ん?」

友紀「あたしね、あんなに大きな猫みたの初めてだったから驚いたんだー。だけど助けてくれて、すごいなーって!」

P(ハムスター時代にねこっぴーの着ぐるみに助けられたってことか? なんだ、可愛らしい理由で──)

友紀「あと、キャッツは強いしね。いやぁ、勝つのはキャッツ! 応援しがいもあるよ!」

P「文字通りの畜生か!」

>>438
たんで、じゃなくなんで

誤字もひどいしここらで離脱
夕方再開予定

おい。そのチョコバットへし折られるぞ?

ハム蔵「ヂュッ!ヂュッ!」ドピュドプ

あのさぁ…(呆れ)

姫川友紀(20)
ttp://i.imgur.com/z73r8Op.jpg
ttp://i.imgur.com/PI0QA7R.jpg

再開なの

友紀「でも好きなんだもん。ねこっぴーも、キャッツも。強いものに惹かれるのって本能じゃん?」

P「そうか……このハムスターはまったく……」

友紀「あぁ、でもでも。強いだけじゃダメだよ? あたし的には――」

ちひろ「友紀ちゃん、そろそろプレイボールですよ? 休憩室どうぞ」

友紀「え? おぉ、ホントだ! ありがとー♪」

P「あんまり騒ぐなよー」

友紀「はーい! あ、プロデューサーも見る?」

P「まだいい。今度な今度」

友紀「えー、まぁいっか……じゃああとでねっ」

 タッタッタ… ガチャッ

        よっしゃー! がんばれー!!>


P「……あいつは、まったく」

ちひろ「ビールも事務所に補給しときましょうか?」

P「そんなことしたら帰らなくなりますよ?」

ちひろ「それもそれで楽しいかなぁ、と」

P「楽しいかどうかで決めるんですかそれ」

ちひろ「それ以外に何か必要な条件がありますか? アイドルの子が可愛くて、私も見てて楽しい! いいじゃないですかそれで」

P「……本当、ちひろさんってちひろさんですね」

ちひろ「うふふっ♪ でも悪酔いしないように貯蔵量は考えておかないといけませんねぇ……」

P「……よいしょ。ちょっと外いってきます」

ちひろ「え? あぁ、いってらっしゃいませー♪」


P(……今日もいろいろあったなぁ。売り出し方のヒントになりそうなこととか、命が危なかったりとかしたけど)

P「はぁ………やれやれ……」

P「アイドルが可愛ければいいか。それもそうなのかなぁ」

P「何か飲むか……って、あれ? >>456じゃないか」

しまむら

島村卯月(17)
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ttp://i.imgur.com/ZIbzJiE.jpg


卯月「あ、プロデューサーさん。お疲れ様です!」

P「うん、お疲れ。卯月……レッスンあがりか?」

卯月「はいっ! 島村卯月、頑張りました!」

P「偉いなぁ。ごほうびに何か奢ってやろう」

卯月「本当ですか!? じゃあスポーツドリンク買ってください!」

P「いいとも、ほーれ」

卯月「わぁい!」

卯月「…ンクッ…ンクッ……あぁ、美味しいー♪」パァァ…

P(卯月は卯月だなぁ。うん……)

卯月「あれ、どうしたんですか?」

P「いや。なんでもない……今日のレッスンどうだった?」

卯月「大変でした。でも、楽しかったです!」

P「そうか、今回はボーカルレッスンだったもんな」

卯月「はい! 千秋さんがすっごく綺麗な歌声で……私もあんな風に歌えたらなぁって」

P「頑張ったんだなぁ」

卯月「はい、頑張りました!」

P(……千秋は歌関係の正体か? いや、もしくは………)

P(そんな単純じゃないか? うん、友紀はハムスターだしなぁ……)

P(なら、卯月は――)


>>463
卯月の正体

衣服が本体

P(卯月は……なんだろうなぁ。頑張り屋さんだしなぁ……)

卯月「あの、プロデューサーさん?」

P「あ、いや。なんでもないよ」

卯月「そうですか? ひょっとして熱でもあるのかなって」

P「……そう、見えたか?」

卯月「今日はあんまり元気がなさそうでしたから。頑張り疲れもしちゃいますよね」

P「ははは……まぁ、処理がいろいろとなぁ」

卯月「そうなんですかー」

P「……」

卯月「?」ニコニコ

P(これで悪魔だったりしたら俺は人を信頼できなく――あ、人じゃないんだった)

P「ふぅ。気をつけて帰るんだぞ? えーっと、車は美世が出してくれるんだっけか」

卯月「はい。もう少ししたら帰ります!」

P「そうか。それなら……」

卯月「でも今日は本当にいろいろ――あっ」ツルッ

P「な、あぶっ――」


 ドンガラガッシャーン!


卯月「あ、あいたた……プロデューサーさん!?」

P「お、おう。大丈夫か?」

卯月「はい。でも……あぁ、濡れちゃった……」ビチャ…

P「レッスンあがりだったのにな……着替え出してもらわないと。確かジャージなら――」

卯月「んー、えいっ!」ポンッ

P「えっ」


卯月「ふぅ。プロデューサーさんも着替えなきゃ、スーツにシミが――」
ttp://i.imgur.com/CeA8S5i.jpg

P「待て。ステーイ」

卯月「なんですか?」

P「今、何をした?」

卯月「えーっと、着替えたんですけれど……」

P「……衣装だよな」

卯月「えへへっ、これも私なんです! 動きやすくていいですよね」

P(あ、微妙に会話が噛みあわない。これは卯月の正体関係か、うん)

P「卯月、それはお前の能力だったりするのか?」

卯月「はい。あれ……プロデューサーさん、ちひろさんや凛ちゃんからは聞いてなかったんですか?」

P「あぁ、実はそうなんだ」

卯月「なるほどなるほど……ふふふ、実は私の正体は――!」



友紀「あっれー、卯月ちゃん! なになに、新しい宿り身でもできたのー?」

卯月「――んもー!」

友紀「あ、タイミング悪かった? ごめんごめん。あはは」ケラケラ

P「やどり、み……?」

友紀「うん。卯月ちゃんって服だったよね? けっこう齧り心地よさそうな素材してるしさぁ」

卯月「だ、ダメですよ! そんなことされたら私、困っちゃいます!」

友紀「わかってるわかってる。流石にそんなことはしないよー。でも一回くるまって寝るのぐらいは許してくれないかな?」

卯月「確かに、私は包むのがお仕事ですけど……全身丸ごと包むのは、おふとんのお仕事じゃないですか?」

友紀「そんな細かいことはいいんだよ。ほれほれー、あたしをくるんでみて? ね?」

卯月「ちょ、ちょっとだけならいいですけど……」

友紀「じゃあ、あたしも……ぢゅいっ!」ポンッ

卯月「え、外に出すからちょっと――きゃぁっ! だ、ダメですそんなとこぉ! ひぃん!

ハムスター「おぉ、ふっかふかー♪ いいなぁ、あたしの寝床にも欲しいなー」


P(話に完全に置いていかれた気がする)

ハムスター「あっ、そうだ。こんなことしてる場合じゃなかった」

卯月「くすんくすん……」

ハムスター「卯月ちゃん、今度いらなくなった宿り身あったらくれない? すっごく落ち着くから家に置いときたいかも」

卯月「ダメです! 持って帰ったあと乱暴にする気ですよね?」

ハムスター「ダメかぁ……まぁ、いいや。CM終わる前に帰らなきゃ。ぢゅっ!」ポンッ

友紀「じゃあね卯月ちゃん。また貸してねー」

卯月「もうっ。ちゃんと優しくしてくれるならちょっとだけ、いいですよ?」

友紀「やーりぃ♪ プロデューサーも、今度着せてもらったら? 気持ちいいよー。じゃっ!」


P「……なんだったんだあいつは」

卯月「飲み物買っていきましたよ?」

P「あぁ、うん。知ってる」

P「……で、宿り身ってなんだ?」

卯月「えーっと、私は実は人じゃなくって」

P「うんうん」

卯月「服なんです!」

P「……福?」

卯月「いえ、服。私が着せてもらった衣装や、着てる服が『わたし』になるんです」

P「よくわからないが……つまり、1人ファッションショーとかもできるのか?」

卯月「はい!」

P(……ファッションセンターしまむらかぁ)

卯月「?」

P「着替えは自由自在なのか?」

卯月「一度着た服なら。わたしが着てる服がわたしになるので」

P「なるほど……じゃあ、CDの時のワンピースに着替えたり――」

卯月「はい!」ポンッ
ttp://i.imgur.com/BG6YQhq.jpg

P「ニュージェネレーションの衣装は?」

卯月「はいっ!」ポンッ
ttp://i.imgur.com/jrdBHhD.jpg


P「おぉ、すごいな……」

卯月「みんなといっしょにいた時の服も着れますよ?」

P「へぇ。ってことは、前の振袖とか――」

卯月「はい!」ポンッ
ttp://i.imgur.com/9LHvJpz.jpg

P「……水着とか」

卯月「は――えぇっ!?」

P「そういえば衣装としての水着は着せたことがなかったなぁ。つまりいつかのスクール――」

卯月「だ、ダメですっ!」ピピッ!

P「うおっ!?」

 ボウンッ


P「いったい……なにが……」

卯月「あ……」

P「……」(E:ブルマと体操服)

卯月「……」

P「……」

卯月「……えーっと」

P「なんじゃあこりゃあ!!!!」

卯月「私は、ほら。服なので……相手に着てもらうのが本分というか……」

P「うん」

卯月「ちょっと頑張ると、着てもらえるんです」

P「なるほど」

卯月「なので、とっさにプロデューサーさんに……」

P「そうか。ゼッケンがちゃんと『P』になってて俺感心したよ」

卯月「えへへ……プロデューサーさん、脚も綺麗ですね?」

P「うん、ありがとう。俺のスーツって戻せないかな」

卯月「それはちょっと……私、プロデューサーさんのスーツは着たことありませんし……」

P「ちくしょおぉぉぉう!!」

P「……着替え取りに戻らないとダメかなぁ」

卯月「が、頑張ってください!」

P「おう。今な、ニュージェネレーションの初ライブもぎ取ってきた時ぐらい頑張る気でいるよ」

卯月「それは……えっと、大丈夫です。足は綺麗ですし、お尻もいい形してますよ! フィットしてますからわかります!」

P「やめて! なんかちょっとみじめな気分になって来たから! からかって悪かった! 許して!」

卯月「でも、私のことを着た人のことはある程度伝わってきて――」

P「えぇい、もう脱ぐ! 脱ぐからな!」ヌギヌギ

卯月「ぷ、プロデューサーさん! ダメですよ!」


ちひろ「プロデューサーさーん? ちょっとっていつまで――」

P「あ……」

卯月「ダメです! 脱がないでください!!」

ちひろ「……ふふっ、ごゆっくり♪」

P「待って! 待ってください!! せめて話を!!!」

P「……うん。危うく社会的に死ぬところでしたよ」

ちひろ「卯月ちゃんに悪意はないので許してあげてくださいね?」

P「えぇ、わかってます。からかいすぎました……スーツの着替え、あったんですね。助かりました」

ちひろ「いえいえ。しかし誤解だったとは、残念ですねぇ……」

P「わかってて言ってますよね」

ちひろ「さて、なんのことでしょう?」

P「はぁ……もう。そろそろ帰ります」

ちひろ「あ、わかりました。 あとは片づけておきますから>>487ちゃんのことだけお願いできますか?」

あーにゃ

こずえ

遊佐こずえ(11)
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ttp://i.imgur.com/ADLfebU.jpg


P「え、こずえ? でももう帰ったんじゃ――」

こずえ「ふわぁ……ぷろでゅーさー、かえるのー?」

P「……こ、こずえ?」

こずえ「うんー……こずえだよー……?」

P「……いつからいたんだ?」

こずえ「こずえはねー……いたよー? ……いつからだっけー……」

P「……いつの間にかってことか。そういうこともあるよな、うん」

ちひろ「プロデューサーさん、たくましくなられましたねぇ……」

P「えぇ、おかげさまで」

P「……スカウトしてきた俺が言うのもなんですけれど」

ちひろ「はいはい?」

P「こずえの正体って、何なんですか? けっこう気になってるんですが」

ちひろ「あぁ、それは……どうしましょうか、こずえちゃん?」

こずえ「……しょーたいー?」

P「うん。こずえはどこからきた、だれなんだろうなーって話なんだ」

こずえ「こずえはねー……こずえだよー……?」

P「そうだなぁ……」

こずえ「きたのはねー………」


>>495
こずえの正体

この世界そのもの

こずえちゃんェ…

こずえ「ここだよー……?」

P「ここ?」

こずえ「……そうなのー……こずえはねー……ずっといたのー……」

P「ずっとかぁ……うーん……」

こずえ「こずえはねー……まってたのー……たのしくてきれいなのー……」

P「……よくわからないけど、今は楽しいか?」

こずえ「たのしいよー……?」

P「そうか。よかったなぁ」

こずえ「うんー……よかったー……?」

P「俺か? そうだなぁ、みんなにあえてよかったな」

こずえ「そっかー………じゃー、ずーっといっしょー……」






「ずーっと、いっしょなのー………」






























 





  パキンッ

ちひろ「……さて、プロデューサーさん? こずえちゃんのこと、よろしくお願いしますね?」

P「え? あぁ、はい。わかりました」

ちひろ「こずえちゃんも。プロデューサーさんに抱きついたままじゃ動けなくって困っちゃいますよー」

こずえ「……ふわぁ………わかったー………」

P「じゃあ、こずえだけ家に送ったら今日は帰りますね」

ちひろ「はーい♪」

こずえ「ちひろー……ばいばーい……?」

ちひろ「えぇ、お疲れ様です♪」

P「こずえ、帰りにアイス買ってやろうか?」

こずえ「あいすー……? おいしいのー……」

P「おぉ、美味しいとも。何味がいいかなぁ、バニラかチョコか……抹茶も悪くないし……」

こずえ「ふわぁ……いっしょなのー……」

P「俺とお揃いがいいってことか? うーん、ならやっぱりオーソドックスにバニラかなぁ……」

こずえ「あまいのー……?」

P「甘いぞー。でも、寝る前にはちゃんと歯を磨かないとダメだからな?」

こずえ「うんー……わかったー……」


――――

――



ちひろ「……やれやれ。今のは流石に焦りましたねぇ」

ちひろ「まったくもう。『ずっといっしょ』になるところでしたよ」

ちひろ「はぁ……残業して綻びもなおさなきゃ……」

ちひろ「プロデューサーさん、またうかつなこと言ってなければいいけど……」

P「それじゃあこずえ、おやすみ」

こずえ「おやすみー……ふわぁ……」

  テクテクテク…

P「よし。ちゃんと家まで――」

P「――あれ? こずえの家ってここであってたっけ?」

P「…………」

P「……? あぁ、まぁいいか。俺も帰ろう」

P「ふぅ、今日も疲れ――あれ?」

P(家の前に人影……あれは……)

P(……>>518か? なんでこんなところに)

美優

美優さんはあくなのー……ふわぁ……

ちょっときゅーけー……

美優さんは悪なの

に見えた……

三船美優(26)
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ttp://i.imgur.com/4vzo62w.jpg


P「美優さん?」

美優「あ……プロデューサーさん……」

P「どうしたんですか、こんなところで……もう夜だっていうのに」

美優「その……いろいろと、ありまして……」

P「いろいろ?」

美優「はい。実は――」


>>536
美優の正体

リリス

夫に先立たれた妻の、無意識の集合体

美優「実は……その、散歩をしていたら、道に迷ってしまって……」

P「道にって……何やってるんですか! まったく、家に送りますから」

美優「いえ、それで……家の鍵、無くしてしまいまして……」

P「はい?」

美優「……落とした道に、鍵もなくって。どうすればいいのかわからず………」

P「……いっしょに探して……いや、もう暗いしなぁ。ちひろさんに言ったら……でも残業するんだっけ? あの人の残業っていったい――」

美優「……Pさん」

P「う、はい……」

美優「家に……あげていただけませんか……?」

P(あ、これはアカンやつだ)

P(結局あげてしまった。俺は何をやってるんだろう)

P(しかも――――)


 トントントン…  コトコト…

美優「あの、味つけは濃いめのほうが好きですか……? それとも、薄口のほうが……」

P「あぁ、いや……お任せします。その方がうれしいですから」

美優「わかりました。お口に合うといいんですけれど……」


P(見ろよブラザー。美優さんがエプロンつけて手料理を俺にふるまってくれようとしてるぜ!)

P(断れるかって? そんなの無理に決まってらぁ! HAHAHA!)

P(……あぁ、本当に絵になるなぁ。いいなあ、奥さんっぽいなぁ……)


美優「んっ……」ピクッ

P「?」

美優「お待たせしました……」

P「おぉ、ありがとうございます! 和食かぁ……美味そうだなぁ」

美優「冷蔵庫の中身、勝手に使ってしまって……」

P「いやいや、お願いしたのは俺ですし。それじゃあさっそく、いただき――」

美優「……あ、あのっ!」

P「はへ? あぁ、なんでしょう……?」

美優「その……Pさん」

P「はい……」

美優「わ、わた、わたし……も………」

P(なんか、えらく色っぽいような……)

美優「………!」

P「美優、さん?」

美優「……す、すみません。なんでもありません……食器も、お借りしてしまって」

P「い、いやいや。いいんですよ、むさくるしいところですけれど……鍵も明日には見つかるといいですね……」

美優「はい……」

P(……いかん、いかんな。美優さんを見てるとこう……)

P(アイドルに対してそんな、と思ってるはずなのに。今日はやたらと……あぁ、頭冷やさないと)

P「……すみません、風呂入ってきます」

美優「あ、はい……わかりました……」

P「流石に服はないですけれど、あとでシャワーぐらいならお貸ししますから」

美優「……はい……」


 ガチャッ

P(……ふぅ。落ち着こう)

  ヌギヌギ…

P(冷たいシャワーでも浴びたらすっきりするかな……)

  シャワァァァァァァ…

P(そういえば美優さんも人間じゃないのか……)

P(なんだろうなぁ。まさかそれが関係してたり……)


  ガララ…

P「ん?」

美優「あ、あの……」

P「えっ、美優さん!? ちょ、ちょっと待ってください! 入ってきてるんですか!?」」

美優「はい……その、お背中をお流ししようと思いまして……」

P「いいです! 大丈夫です! 平気です! 結構です!!」

美優「あ……すみません。さしでがましいことを……」

P「き、気持ちは嬉しいです! 本当に!」

美優「でも――」

  ガチャッ

P(え、今後ろで音……)

美優「私、このままだと……耐えられなく、なってしまいそうで……」

P「は、入ってきてます?」

美優「……はい。ご飯、美味しかったですか?」

P「う、美味かったです。すごく……」

美優「よかった……」ピトッ…

P(と、吐息が……背中が、やわらか、服着てない!? こ、これはっ)

美優「……たくましい、背中ですね。頼りたくなってしまって……」

P(これ、完全に誘って――いや、でも俺はプロ、ぷろの、ぷろでゅっ……)

美優「……いけないことだとわかっているんです。でも、身体が――」

P(そ、そすう。そすうをかぞえろ。ひとーつ、ふたーつ、みぃーっつ……ひでぶっ! サヨナラ! 理性はしめやかに爆発四散した!)

美優「――どうしても、耐えられず……私、あなたのことが――」


P「うおおぉぁあああああああ!」ガァン!

美優「Pさっ……!?」

P「消えろ煩悩! 爆ぜろ現実! バニッシュメントォオオオオオ!!」ガァン! ガァン!

美優「や、やめてください! 頭から血が……」

P「ハハハ、危ないところでしたね」ピュー…

美優「だ、大丈夫なんですか……? 血は……」

P「平気ですよ。ほら、この通り!」ピュー…

美優「大丈夫じゃありません! お願いですから、寝ててください……私が、悪かったですから……」

P「ハハハ、美優さんは何も――あれっ」フラッ

  ギュッ

P「……美優、さん?」

美優「やっぱり……本当に、ごめんなさい……」

P「す、すみません……いやぁ。ほら、きっと美優さんにも理由があるんでしょう……?」

美優「……そう、です。でもこんな、利用するようなことをしようとして……」

P「いいんですよ。よかったら理由を聞かせてくれませんか? 対策もできるかもしれませんし、ね」

美優「……私の、本当の姿が何かは知ってますか?」

P「いえ、まったく……何なんですか?」

美優「その……パートナーを無くした女性の心たちの集合体、です」

P「……それって、みぼう……」

美優「……そう、ですね。だから、憧れるんです……素敵な、暖かな家庭に……」

P(……いつかの仕事で、仁奈との関係が親子みたいだなって言われて嬉しそうだったのもそのせい、か?)

美優「事務所でも、普段なら満たされているんです……とても、優しい気持ちにもなれて……でも……」

P「……今日のは、その」

美優「妻、として……やっぱり、求めるものは父性的な愛だけじゃないんです……」

P「ですよねぇ……」

美優「自分への愛が欲しくて……耐えられなくって、身体が……夜泣きする日がありまして……」

P(Oh……)

美優「いつもなら藍子ちゃんに体内の時間をいじってその日を飛ばしてもらったり、他の人に協力してもらうんですけれど……」

美優「……今日は、他の人たちとも連絡がつかず……気が付いたら、家の前に……」

P「………」

美優「……すみません。軽蔑、しましたよね……?」

P「そんなわけないでしょう!」

美優「でも、私」

P「俺だって、俺だって……俺だって! 許されるなら!! 乗りますよ!!!! ノリノリですよ!!!!!」

美優「は、はい」

P「でもねぇ! アイドルとしての美優さんが、そんな、頑張ってくれてるのに! 無碍にはできないでしょう!!」

美優「は、はぁ……」

P「正直ちょっとね、今もギリギリですよ! その欲求ってどうにか解消できませんか!!」

美優「えっと、妻らしいことができたら……少し、楽に……」

P「わかりました、新婚さんごっこでもなんでもおつきあいします! 一線だけは超えませんけど、それでどうにかしましょう!」

美優「……いいんですか?」

P「正直役得だとも思ってます!!」

お前らこずえちゃんに消されるぞ……

☆お嫁さんシチュその1 ~食卓~


美優「はい、あなた……あーん……」

P「あーん……あぁ、美味いなぁ。最高だよ、美優」

美優「そうですか……? ふふっ、よかった……」

P「いつもありがとう。おかげで頑張れるよ」

美優「あぁ……やっぱり、嬉しいです。体も楽に……」

P「よし、他には!」

☆お嫁さんシチュその2 ~お風呂~


美優「お背中お流ししますね」

P(ひつじがいっぴきひつじがにひき、ひつじが……あっ、あれは仁奈かな? よくみたら向こうのは鈴帆だ! わぁい!)ブツブツ…

美優「たくましい、背中……いつもお疲れ様です……」ゴシゴシ…

P(あぁ、でも……おや? 流れ星……彗星かな? 違うな、彗星はもっとバーっと……あ、にょわーっと動いてる。諸星かな?)ブツブツ

美優「……背負われてるんですよね、私も……荷物にならないように隣を歩けたら……」

P「……パートナー、じゃないか。荷物なんかじゃないさ」

美優「……はいっ」

P「ははは、じゃあ次は――」

美優「その、私の背中も……」

P「」

☆お嫁さんシチュその3 ~?~


P(危ないところだった。すごいぞ俺。よく滑らなかったぞ俺の腕。がんばったな俺の理性)

美優「これで、最後です……」

P「はいはい、なんでしょう?」

美優「……」スッ…

P(何を指さして………ベッド? シングルベッド? ホワーイ? な・ぜ・だ?)

美優「いっしょに、寝ていただけませんか……?」

P「」ポーンッ

美優「Pさんっ!?」

犯っちゃえぇぇぇ!

P「は、ははは……なるほど、うん。ピロートークってやつですね、はいはい……」

美優「すみません……」

P「いえ。大丈夫です。もう、ギンギン……じゃなかった、えぇ、はい。余裕ですとも」

美優「その、私は……」

P「ダメです。絶対ダメです……少しは楽になりましたか?」

美優「……そう、ですよね。すみません……身体は、だいぶ楽になりました」

P「なら、いいじゃないですか。ね?」

美優「…………」

P「……あれ、美優さん?」

美優「……いじわる」

P「」ブシュッ

美優「あぁっ!? 血が!」

>>568
こずえ「ふぁ……『殺って』……いいのぉ……?」

――――

――


美優「すぅ………すぅ……」



P「ぜはぁっ……ぜはぁっ……耐えた、耐えきったぞ……!」

P「俺は……俺はぁ………!!」

P「うっ、うおっ、おぉぉぉ……ちくしょう……ちくしょおぉぉぉぉぉ……」ボロボロ…

P「うおおぉぉぉぉぉぉ……エグッ、グスッ……ちくしょう……くそぉぉぉぉ………」ボロボロ…

P「なんで俺プロデューサーなんだよぉぉぉぉ……なんで美優さんがアイドルなんだよぉぉぉぉ……」ボロボロ…

P「もうやだよぉ、ねむいよぉ……ちくしょう……うぁぁぁ……」

P「床、かたいよう……かたいよぉ……美優さんの背中やわらかかったなぁ……」

P「………寝なきゃ……寝よう………寝る……」

  チュンチュン…  チチチ…

P「……あ、れ? もう朝か………」

P「はぁ………ちくしょう………くそう……」

P「……美優さんは帰ったのかな? あ、なんかメモが……」

 [昨日は失礼しました。よろしければ食べてください 美優]

P「朝飯……おぉ、美味そう。これ食べて今日も元気に出社するかぁ!」

P「ハハハ、ハハ、はぁ……」

P「次に美優さんに会ったときどんな顔すればいいんだろう……」

P「……おはようございます」

ちひろ「あら、プロデューサーさん……おはようございます……」

P「……あれ? ちひろさん、疲れた顔してませんか……」

ちひろ「プロデューサーさんこそ……」

P「いろいろありまして……知らなかったんですか……?」

ちひろ「私も、いろいろあったんです……えぇ、いろいろ……」

P「はぁ……あぁ、そうそう。朝一は>>578の仕事ですね」

未央

ちゃんみおきたー!!

本田未央(15)
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ttp://i.imgur.com/2CkmZ2v.jpg


P「未央とか……うん、元気分けてもらえるかな……」

ちひろ「そうですねぇ、私も少し……」

  ガチャッ!

未央「おっはよー諸君! 今日も元気に――」

P「おぉ、未央……」

ちひろ「おはようございます……」

未央「元気じゃない!?」

未央「なになに、どうしちゃったのさ2人とも!」

P「俺はな、自分自身との戦いに勝ったんだよ……」

未央「う、うん?」

ちひろ「私にだって、できないこともあるんですよ……」

未央「……なんだかわかんないけど、大変だったんだね。お疲れ様、2人とも!」

P「おぉ、ありがとう……」

ちひろ「しみるわぁ……」

未央「なんのなんの! この未央ちゃんは――」


>>584
未央の正体

ルシファー

ニュージェネレーションが

凛 ラハブ(リヴァイサン)
しまむらさん 服
ちゃんみお ルシファー

ってなるとしまむらさんが普通に見える不思議!

未央「かつてもっとも神様に近いって言われた堕天使……ルシファーちゃんだからねっ☆」

P「そーなのかー」

ちひろ「そうそう、そうなんですよー」

未央「ちょ、ちょっとちょっと! リアクション薄くない?」

P「……いや、堕天してるってのは驚いたけど」

未央「えぇー? 堕天してなかったら驚かなかったの?」

P「わぁいちゃんみおマジ天使ー」

未央「……よっぽど疲れてるんだね。まったく、このちゃんみおの天使力をお見せせざるを得ないかー」

P「ん……? なんだ、身体が少し、軽く……」

未央「よしよし、ちゃんと加護はまだ与えられたみたいだね」

P「おぉ、身体に力が漲る……!」

未央「えっへん、どんなもんだい! ちょっと疲れてるみたいだから軽ーく回復させたけど」

P「ありがとう、未央! すごいなぁ!」

未央「まぁね。伊達に大罪の七悪魔に数えられてませんよ、えっへへー♪」

P「大罪ねぇ……可愛いは罪って?」

未央「おぉ、言ってくれるね! いやぁ、しぶりんもそうだけどそういうのはあとづけみたいなところもあるしねー」

P「凛?」

未央「あれ? 聞いてないの、しぶりんは――」

   ゾ  ク  ゥ

未央「――ごめん、やっぱりなんでもない」

P「そうか?」

未央(……あー、なるほどなるほど。レヴィアタンの嫉妬の罪はあながち間違いじゃないと。こりゃあ参ったなぁ)

ルシファーは傲慢だよー

未央「まぁいいや、収録いこうよプロデューサー!」

P「おう。じゃあちひろさん、いってきます!」

ちひろ「はいはい、いってらっしゃいませー……」

P「未央、ちひろさんは回復させられないのか?」

未央「あー、うん。できるならするんだけどね……」

ちひろ「私は大丈夫ですから。ね?」

P「そうですか? なら……いってきます」

未央「いってきまーす。無理はダメだよ、ちひろさん?」

ちひろ「ありがとうございます、未央ちゃん……」

P「しかし堕天使ねぇ……どうしてまた?」

未央「んー、いろいろあって神様とケンカしちゃってさ? そしたら堕天ってことになっちゃって」

P「そんなに軽いのか。いいのか天界」

未央「神様だって天使だって生きてるしねぇ。なんかいろいろ理由つけてあるけどそんな感じだよ」

P「はぁ……つまり未央も家出少女だったのか……」

未央「あ、今はもう仲直りしたから大丈夫だよ?」

P「そーなのかー……」

未央「そうそう。プロデューサーも人の桃を勝手に食べるような人になっちゃだめだからね」

P「えっ」

未央「まさかそれがいろいろ神格化されるなんてねぇ、思わないよねー」

P「えぇー……?」

桃って……まさか神って……

未央「さてさて、今日も張り切ってまいりましょー!」

P「おかげさまで俺も元気が出たし、お互い頑張っていこうか!」

未央「うんうん、おじぎをするのだー」

P「へへー」ペコー

未央「うむ、くるしゅうない!」

P「ありがたき幸せ……さ、未央」

未央「うん! それじゃあ、未央ちゃんいっきまーす!」

P「おう、いってらっしゃい!」


P(こっちの収録は2時間……と。打ち合わせをしたら俺は>>610拾ってく感じかな)

蘭子

奈緒

神谷奈緒(17)
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P「――それでは、次回の出演は智絵里とほたるで。はい、ありがとうございました」

  ガチャッ   バタン


P「さて、奈緒のショートインタビューは終わったかな……」


  奈緒「え、あぁー。私はあんまりそういうのは……え? だから違うんだってば! トラプリの時のは加蓮が勝手に!」


P(……クライマックスってところかー。もう少し待とう……)


  奈緒「両津じゃねぇよ!!」

奈緒「はぁ……もう、なんなんだよ……」

 ピトッ

奈緒「ひゃっ!? な、ななっ」

P「お疲れ、奈緒」

奈緒「なんだ、Pさんか……びっくりさせないでくれよ……」

P「ずいぶん突っ込んだ質問されてたみたいだな?」

奈緒「うん。もう、慣れてないっていうのにさ……あたしだって、トラプリのメンバーとして頑張らないといけないって思うし」

P「ははは、奈緒は結構な努力家だよなぁ」

奈緒「そうかな?」

P「卯月とは別方向にな? でもまぁ――」


>>618
奈緒の正体

アラガミ

奈緒があらがみなのー……? わかったー……

きょうはおわりー……おやすみー……?

P「この前の仕事は流石に驚いたぞ?」

奈緒「この前のって……どれだよ?」

P「ほら。フードファイトでさ、ケーキ、パン、ドーナツ、ラーメン、ご飯、眼鏡と各種取り揃えて挑戦した時」

奈緒「あぁ……あれは、ちょっと……」

P「まさかみちるや法子にも食い下がって、四条さんを追い込めるとは思わなかったよ」

奈緒「……食べ放題だったし、仕事だったしでセーブ忘れちゃってさ」

P「うん? あぁ、そっか。そういう能力なのか?」

奈緒「うん。あー……ヒかないって、約束してくれるか?」

P「おぉ、大丈夫。今の俺は無敵だ」

奈緒「じゃあ……ん、さっきくれた缶があるよな?」フリフリ

P「おう、飲んだか? 捨ててこようか」

奈緒「いや――」

  クシャッ   シュンッ

P「えっ」

奈緒「……握りつぶしたわけじゃないよ。『食べた』んだ」

P「あー……あー?」

奈緒「あたしはさ、なんでも食べられるんだ……『オラクル細胞』って知ってる?」

P「知らない」

奈緒「そっか」

奈緒「簡単に言えば、あたしは人っぽいだけで――全身が血で、筋肉で、口で、食道で、消化器官なんだよ」

P「なるほどー」

奈緒「だからその気になればなんでも食べれるんだ。どこからでも、どんなものでも」

P「………お腹減ったりしないのか?」

奈緒「そこら辺は大丈夫。普通の人と変わんない食生活でも平気なんだよ……なぜかわかんないけど」

P「そうか。なら別にいいんじゃないか?」

奈緒「……え?」

P「もっととんでもないことかと思ったら、ずいぶんエコじゃないか! 残さず食べるのって大事だからなぁ」

奈緒「それでいいのかよ!? もっと感想は!?」

P「スチール缶食べたりしたらお腹痛くならないかなーって思ったぐらいかな?」

奈緒「ならねぇよ! だからあたしはなんでも食べられるんだってば!」

P「な ん で も ?」

奈緒「っ……!?」

P「よっしゃ、いいこと聞いたぞ!」

奈緒「ちょ、ちょっと待てよPさん? あたし、そりゃなんでも食べられるって言ったけどさ――」

P「今度の『全国駅めぐり! 全てを巡り、全てを喰らえ!』に参加させるからなー」

奈緒「いや、食べられるのと食べたいのは別だからな!? ホント、食べすぎると若干もたれるときがあるんだって!」

P「へーきへーき、なんくるないさー」

奈緒「なんくるってるってばぁ! 聞けよ! 聞いてよ!」

P「いざって時は白旗もありだし、他にもメンバーはいるから」

奈緒「他って……」

P「みちる、茜。クール枠には悩んでたからなぁ、ハッハッハ」

奈緒「またあたしいろいろ押し付けられる役じゃねぇか! 暴走止められる自信ないぞ!?」

奈緒「ったく、いつもこれだから……」

P「いや、でも結構面白い絵になりそうで期待してるぞー」

奈緒「期待ってさぁ……いや、いいけど」

P「……あ、でも少しもったいないな」

奈緒「何が?」

P「どこからでも食べられるってことはほら、髪から食べたりとかもできるってことだよな?」

奈緒「あぁ、そうだけど」

P「だったらいじられたりするのは嫌かなって思って。髪を結ったりするのは口塞がれるみたいだったりしないか?」

奈緒「……そんなことはないけどさ」

P「そうか?」

奈緒「そうそう。だいたい、さっきはわかりづらかったかもしれないけど……もし髪から食べるんなら」シャキンッ…

P「……おぉ、髪が変形して…………これは………」

奈緒「こういう感じに……なんだよ、黙らないでよ」

P「いや。ちょっとポニテというか、いいな……ツインテとかできるか?」

奈緒「は、はぁ? これはあくまで捕食用だし、1本でも十分だろ……いや、できるけど。こう……」シャキシャキンッ

P「うっひょー!

P(これはアリだな。大いにありだ。食いしん坊属性に変幻自在の髪型! ひゃっほい!)

奈緒「な、なぁ。もういいだろ……?」

P「いや、次はそうだな。思い切ってロングとか――」


>>663「………プロデューサー?」

加蓮

北条加蓮(16)
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加蓮「プロデューサー、何やってるの?」

P「おぉ加蓮! 見てくれこれ!」

加蓮「え? ……おぉー、ツインテ奈緒だ。めっずらしー」カシャッ

奈緒「ちょっ、何で撮ってるんだよ!?」

加蓮「大丈夫大丈夫、ちょーっと面白いなーって思っただけ♪」

奈緒「だいじょばねぇよ! もうっ! からかうなよ!」

加蓮「でもプロデューサーに見せたってことはもう隠さなくってもいいってことでしょ? みんなにも見せたいじゃん」

奈緒「ケロッっというなよ、もう、もうっ……!」

P(おぉ、仲睦まじいなぁ)

奈緒「……あたしは別にそういうんじゃ……」ブツブツ…

加蓮「で、プロデューサーはさ」

P「おう?」

加蓮「奈緒の秘密を知っちゃったわけだけど……」

P「あぁ、加蓮も知ってたか?」

加蓮「うん、ユニットメンバーだし♪ ねぇ――」

奈緒「……言っとくけど、加蓮! お前だってなぁ――」



>>671
加蓮の正体

女神ジュノー

奈緒「言っとくけど、加蓮! お前だってなぁ、秘密はあたし達も知ってるんだぞ!」

加蓮「いいよ? 別に、あたしは困んないし」

奈緒「ぐぬぬ……」

P「秘密って……そうか、加蓮もだなぁ。なんなんだ?」

加蓮「ふふっ、あててみて?」

P「………」

加蓮「……わかんない?」

P「わかんない……」

加蓮「そっかぁ、んー。Pさんの周りの縁は複雑だしね……」

P「縁って……あぁ、恋愛関係、か?」

加蓮「そんなとこ。ジューンブライドって聞いたことない?」

P「あぁー……」

加蓮「それの女神様、実はアタシのことだったりするんだー。まぁこじつけもあるけど」

P「ぁー……? ……え、女神様?」

加蓮「まぁ、本人……本神? じゃないんだけど、そんな感じ。偉い人だったんだって」

P「すごいな加蓮」

加蓮「まぁねー。だけど……だから、恋愛関係は打算とか破産とか、そういう未来も見えちゃって大変でさ」

P「おぉう……」

加蓮「ほとんど直接の力は残ってないのにこれだもん。普通の女の子したいけど、恋愛とか面倒でやる気もなくなっちゃうって」

P「……お疲れ様」

加蓮「ありがと。でもここに来てからだいぶ変わったし平気だよ?」

加蓮「前よりもずっと、自分に向けられてる気持ちや人と人が思いあう気持ちのことを綺麗に見れてる気がするし」

P「……ちひろさんやら、キューピッドのおかげだったりはしないか?」

加蓮「それもあるけど……ふふっ、でも。それ以上に――」

奈緒「……」ムスー…

加蓮「……はいはい、構わないでごめんねー」

奈緒「な、なんだよ! すねてなんかねぇよ!」

加蓮「えー、見えてるのにー」

奈緒「な、なにがだよっ!」

加蓮「いろいろ? ほら、直接干渉はできないけどこれ結構――」

奈緒「わー! わーーー!!!」

奈緒「しゅ、収録いってくる! 加蓮、ぜってー余計なこと言うなよ!? フリじゃないからな!?」

加蓮「はいはーい♪ わかってるってば」

 タッタッタッタ…

加蓮「奈緒ってば、ウブだよねー」

P「お前より年上だろうが……うん? 年上であってるよな?」

加蓮「んー、そうだね。人らしくしてからって意味では先輩かな……」

P「複雑だなぁ、そのあたり」

加蓮「まぁそこら辺は適当でいいんじゃないかな?」

P「そういうもんかねぇ」

加蓮「そういうもの、だよ?」

P「ところで、なんだが……なぁ加蓮」

加蓮「なぁに、Pさん?」

P「……俺の周りの縁ってどうなってるんだ?」

加蓮「んーとね、どれも煌めいてるんだけど……絡みすぎてて見えない、みたいな?」

P「あぁー……」

加蓮「どの道を選んでも幸せだと思うよ? アタシが保証しちゃう♪」

P「……いや、選ばないけどな」

加蓮「えー、ひっどーい」

P「……あのな、加蓮」

加蓮「どうしたの、Pさん……」

P「俺だって、俺だってなぁ……!」プルプル…

加蓮「……P、さん?」

P「えらべるなら……選べるものなら選んどるわぁ!」ダバー

加蓮「ち、血の涙!? どうしたのPさん!?」

P「ちくしょう!! 女神様の幸せ保証つきかぁ! いいなぁ!!!」ドバァー

加蓮「や、やめて! Pさん頭からも血が出てるから!!」

P「落ち着いた」

加蓮「うん、よかったね」

P「まぁ、なんだ。そりゃあウエディングドレスも似合うよなー。ハハハハ!」

加蓮「そうだね、アタシが私になってから着たのは初めてだったけど」

P「ハハ……ハ………」

加蓮「似合ってるって言ってくれたの、嬉しかったなー」

P「……ハ……」ツゥ…

加蓮「なんてね。大丈夫だよ、今はやっぱりアイドルのままでいいから」

P「お、おう」

加蓮「だから、ちゃんと――未来まで、プロデュースしてね?」

P「……はい」

P(……拝啓、お父さん、お母さん。僕は元気です)

P(アイドルたちのプロデュースは発見の毎日です。知らないこともたくさんあります)

P(ミカンを綺麗に剥く方法を初めて知ったときの3倍ぐらいのショックです)

P(まさかミカンが龍になるとはだれが思ったでしょうか……)


P「……たそがれてても仕方ないか」

P「よーし、仕事仕事!!!」

P「次の予定は――そうそう、>>694のところにいってやらなきゃな!!」

茄子

鷹富士茄子(20)
ttp://i.imgur.com/F06wLsG.jpg
ttp://i.imgur.com/jFzXX8U.jpg



P「茄子の仕事姿かぁ、えーっと、どんな内容だったっけ?」

P「……あぁそうそう。これだ」

P「まさか本人も――」


>>700
茄子の正体

アカシックレコード

P「――本人も、教養系の番組の解説ナレーターをやるとは思ってなかっただろうなぁ」

P「結構イメージとは違うし、でもやってみたらしっくりくると……」

茄子「ふふっ、照れちゃいます♪」

P「………いつ終わりました?」

茄子「いえ、実は不調になりそうな機械を『偶然』先に把握できたので少し休憩をもらっちゃいまして」

P「あぁ、なるほど……」

茄子「直るまでは――そうですね、まだ30分ぐらいかかるみたいです♪」

P「なるほどぉ……」

茄子「少しおしゃべり、しませんか?」

P「わかりました、しましょうか?」

P(といっても、話題は――聞くべきか、どうなのか……)

茄子「プロデューサー、いろいろ大変みたいですね……」

P「え? あぁ、まぁ……いろいろと」

茄子「そうですよね、いろいろと……ちひろさんも苦労したみたいで……」

P「ちひろさん?」

茄子「あ、いえ。なんでもありません」

P「なんでもないなら、いいですけど。えぇ……」

茄子「はい♪ あ、そうそう喉が渇いてますよね? よろしければどうぞ」

P「おぉ、ありがとうございます……ん、紅茶?」

茄子「たまには、どうですか?」

P「いえ、なんとなく飲みたい気分だったので助かりました」

茄子「それはよかった♪」

P「ふぅ……」

茄子「んー、ペットボトルのお茶もバカにできませんよねぇ……♪」

P(落ち着くなぁ……収録再開までは時間もあるし……)

茄子「……あ、Pさん。この後事務所に帰るときはBスタを回ったあとレッスン場も見に行くといいみたいですよ?」

P「え?」

茄子「なんとなく、その方がいいことがありそうですから♪」

P「……それじゃあ、そうします」

茄子「はい。おせっかいでごめんなさい」

P「いや、結構それでトラブルも避けられましたしねぇ……まぁ今は納得してますけれど」

茄子「あら、お聞きになられますか? 私の本当の姿……」

P「……言いたくないのなら、いいです」

茄子「そうですか」

茄子「……」

P「……」

茄子「あっ」

P「なんです?」

茄子「……ナースでなーす♪」

P「………」

茄子「……」

P「…………え?」

茄子「……うーん、やっぱり私からの干渉じゃダメですよねぇ」

P「いや、なんですか今の」

茄子「過去のことは振り返らないんです……カコだけに!」キリッ

P「あっハイ」

茄子「たとえばの話なんですけれど、Pさん」

P「はいはい」

茄子「『全知全能』ってあるじゃないですか?」

P「あぁ、ありますねぇ」

茄子「あれって、何でも知ってて何でもできて便利そうじゃないですか」

P「あぁー……でも、寂しそうですよね。なんでもできるって……知ってるっていうのも、大変そうだなぁと」

茄子「……ですよね。ふふっ」

P「ひょっとして正体がそういう能力なんですか?」

茄子「私は何でもはできませんよ。知ってるだけです、少しだけ」

P「はぁ……とんでもないなぁ……」

茄子「これからのこと、知りたいですか?」

P「いいえ、大丈夫です……って答えるのは知ってたんじゃないんですか?」

茄子「知ってたけど、わかりませんでしたから」

P「……?」

茄子「それでいいんです。わかないことを、確かめられたら……それで」

P「まぁ、本人がいいのなら……」

>>714
「わからないこと」じゃなくって「わからないこと」

時々ある括弧の二重表現や抜けといい、迂闊で申し訳ないの

P(なんだか満足気に帰って行ったけど……なんだろうなぁ?)

P「とりあえず言われたとおりにBスタ通ってレッスン場へ――」


P「……予定では>>719がいるはずか?」

肇ちゃん

藤原肇(16)
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P「そうそう、肇がレッスン中だったはずだ」

P「えーっと、どれどれ」

P「……これ、は………!?」


>>723
肇の正体

サボテン

P「これ、は………!!」


肇「………」

トレーナー「………」スクッ…



P「組体操………!!!!」


肇「………やぁ!」ビシッ!

トレーナー「………!」ググッ!


P「サ、サボテンだぁあ~~~!!」

トレーナー「ふぅ、これで――あれ、プロデューサーさん!? 見てたんですか!?」

肇「え、あぁっ……こ、これは……」

P(すっごく綺麗に指先まで伸びてて……見事だったなぁ……)

トレーナー「あ、あれはレッスンの一環ですからね! 肇ちゃんの正体とかはまったく――」

肇「トレーナーさん!」

トレーナー「しまった!」

P「えっ、正体? さっきの組体操が?」

肇「い、いえ。そういうわけでは――」

トレーナー「そうですよ! まさか肇ちゃんがサボテン時代のことを思い返そうと提案しただなんてそんな!」

肇「トレーナーさん!!」

トレーナー「しまった!!」

P「……サボテン?」

肇「いえ………そうですね、これ以上隠しても仕方ありません」

P「う、うん」

肇「私はサボテンです。具体的には、四分の一だけ……クォーターですね」

P(……サボテンと人間ってハーフとかクォーターもあるんだなぁ)

肇「あの、プロデューサーさん?」

P「うん、大丈夫。結構ひさしぶりに素直にびっくりしてる」

肇「そうですか……すみません。秘密にしていて」

P「大丈夫。うん、ウニに比べたら……」

肇「ウニ……ですか?」

P「うん、ウニ」

肇「……私も髪なら尖らせられますよ? おさえていますけれど、細い分強いはずです」メラ…

P(えっ、対抗心燃やしてるの)

P「あー、サボテンなんだな? それも……四分の一と」

肇「はい。お爺ちゃ……祖父は純粋な人間だったんですが……ある日、土と一体になろうとして――」

P「うんうん」

肇「少し、埋まってみたそうです」

P「うん?」

肇「そうしたら、どこからか声が聞こえて。それが最初は土の声だと思ったらしいんですが……」

P「……うん」

肇「お婆ちゃんの――サボテンの、声だったそうです」

P「なるほどなぁ」

肇「その声に惹かれて。頑固だった祖父は祖母と秘密を共有していきました……陶芸家になることも反対されていたそうですから」

P「うんうん」

肇「そして、祖父は両親の反対を押し切り陶芸家になってお婆ちゃんと結ばれたと言っていました」

P「それはどっちを反対したのかな? 陶芸家かな? お婆ちゃんかな?」

P(かっとんでるなぁ、お爺ちゃん。前に実家にいった時は怖そうな人だと思ってたけど――)

肇「その、驚いたでしょうか……?」

P「……いや、うん。大丈夫、少し親しみが持てた気がする」

肇「よかった……おじいちゃんは、プロデューサーさんに感じるものがあるって言ってましたし。秘密を話してよかったです」

P「ハハハ、親しみかぁ……ハハ、ハ……うん。そうだなぁ」

肇「おばあちゃんとはいまだに・……すごく、仲良しで。羨ましいなぁって思うこともありますね……」

P「……おばあちゃん?」

肇「この前、お会いになられませんでしたか?」

P「……えっ、まさかあの盆栽とは別の棚に飾ってあったサボテン?」

肇「はい。若いですよね、2人とも……」

P「あぁー……うん、若いなぁ……」

肇「流石に人の姿では恥ずかしいそうですけれど……それにしてももう少し慎みを持ってくれてもいいと思いませんか?」

P「肇もクォーターってことは、能力もいろいろあるのか?」

肇「はい。さっき言った針もそうですけれど……光合成と、そもそも性質も合わせて多少食べずにいても平気ですね」

P「なるほどなぁ……」

肇「おばあちゃんによく似てるっておじいちゃんも褒めてくれましたけど……でも、よくないなぁとも思うんです」

P「そうだな。ご飯はちゃんと食べないとなぁ」

肇「食べ過ぎて、根腐れしないように気を付けないといけませんけど。ふふっ♪」

P「ハハハ、そうだなぁ」

肇「話をしたら、楽になりました。ありがとうございます……トレーナーさん、レッスンを再開しましょう!」

トレーナー「え? あぁ、はい! わかりました、じゃあ扇から! プロデューサーさんは真ん中です!」

P「えっ、ちょっ――」

肇「はい!」


トレーナー「やぁー!」バサァー

肇「やぁっ!」バササァー

P「わー!」ビシー


P(……愛って業が深いなぁ。なぁ加蓮、早耶……この愛は正しいものなのかな……?)

P(いいことって……なんだろうな……)

P(……秘密を知るのは、いいことなのかな………)

P(ピラミッドは3人でするものじゃ、ないよなぁ)

 グゥゥ…

P「……そろそろ昼飯時かぁ」

P「えーっと、どうしたものか――」


>>767
遭遇するアイドル

森久保ォ!

森久保乃々(14)
ttp://i.imgur.com/3Mw7Lw3.jpg
ttp://i.imgur.com/TkWN4EX.jpg


P「……そうだな、道すがらちょっと食べてくか」

P「んー……いつものところも微妙か……だったら」

P「こういう少し隠れ家的な店とか」

 ガラッ

P「結構うま……かった、り………」

乃々「……」モキュモキュ…

P「……」

乃々「……!?」

P「森久保ォ!!」

乃々「な、なんなんですか……私のこと、追いかけてきたんですか……?」

P「いや、お前今撮影時間じゃいのか! 何やってるんだ!?」

乃々「ち、ちがいますけど……休憩時間なんですけど……」

P「……何時までだ?」

乃々「……」

P「………」

乃々「………」

P「…………」ニコッ

乃々「……………」フイッ

P「……コッチヲミロォ………」

乃々「むぅーりぃー…………」

P「お前はなぁ……」

乃々「ちゃ、ちゃんと戻る気は……ありましたけど……」

P「……怒らないから。本音は?」

乃々「帰る気でしたけど……」

P「そうか」

乃々「……帰ってもいいんですか………?」

P「ダメです」

乃々「うぅ……計画は実行前に頓挫しちゃったんですけど……」

P「まぁ、そうは問屋が卸さないってことだ」

乃々「こうなったら……もりくぼは――」


>>780
乃々の正体

鏡の妖精

乃々「もりくぼは強硬手段に出ざるを得ないんですけど……!」

P(この、プレッシャー! いったい何が……)

 ボゥンッ

P’『おっす、おいらP!』

P「は?」

P’『俺は本当は働きたくないぜ!!』

P「………」

P’『だから、アイドルたちに無理やりに仕事なんかさせないぜ!!』

P「…………」

P’『だぜ………だ、だ……です、けど……』

P「も り く ぼ ォ ………」

P「これは何かな?」

P’『ふ、普通の人なら目の前に自分が現れたら驚くと思うんですけど……』

P「おう、慣れた」

P’『ありえないんですけど……』

P「それで、これはなんだ?」

P’『人の本質が映る鏡ですけど……』

P「じゃあこれは俺の本質か?」

P’『正直、働きたくない気持ちとかが映る予定だったんですけど……』

P「映らなかったか」

P’『そうじゃなければ、私がアフレコする必要もなかったはずなんですけど……』

P(……俺の姿で目をそらして震えてるのは気色悪いなぁ)

P「とりあえず戻ろうか」

 ボゥンッ

乃々「……むぅーりぃー………」

P「うん、よくできました」

乃々「なんで驚かないんですか……非常識だと思うんですけど……」

P「ちょっと自分のドッペルゲンガー見たぐらいでは驚かなくなったんだ。ちょっとタイミングが悪かったな」

乃々「うぅぅ………」

P「乃々もなんだかんだ言いながらちゃんと仕事はできてるんだし。休憩ってことは半分は終わったんだろ?」

乃々「……………!」

P「だったら、もう少し……乃々?」

乃々「…………も」

P「も? どうした乃々? お腹痛いのか?」

乃々「もりくぼふらっしゅっ☆」ピカーッ

P「ぎゃあああ! 目がぁ! 目がァ!!」

乃々「今こそ逃げるチャンス………!」

  トテテテテテ…


       ガラッ

監督「乃々ちゃーん、休憩あがりだよー」

乃々「あっ」

P「それでは、乃々のことをよろしくお願いします……」

監督「はいはい、やっぱり乃々ちゃんはねぇ。『かわいいそう』って感じで撮り手があるからねぇ」

乃々「むぅーりぃー……」

P「いじめすぎないでくださいね。逃げますから」

監督「そうだねぇ、その姿も可愛いんだけどねぇ」

乃々「なんなんですか………いぢめですか……」

P「おう、いぢめだいぢめ。後で抗議は受けるからいってこい」

乃々「いーやぁー………」ズルズル…

P「では、引き取りにはまた……」

監督「はいはい。いこうか乃々ちゃん、次は輝く笑顔を見せてもらうからねー」

乃々「もりくぼは部屋の片隅で薄く笑うので精一杯ですけど………」

P「……なるほど、いいこともあったな?」

P「あー、眼がクラクラする……」

P「そろそろ事務所か……ちひろさんはいるかな?」

P「えーっと……あ。>>800じゃないか」

鷺沢さん

鷺沢文香(19)
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文香「……プロデューサーさん………」

P「おぉ、文香……と……」

ちひろ「くぅ………んん………」

P「寝てるちひろさん、だと……!?」

文香「……なにか……お疲れだったみたいで…………」

P「珍しいなぁ」

文香「そうですね………」

P「……膝枕かぁ」

文香「少しだけ、眠らせてほしいと………なので……」

P「ストールまでかけてあげてるのか。文香は寒くないか?」

文香「………大丈夫です……ありがとうございます………」

P「そうか……」

文香「……はい…………」

P「………」

文香「…………」

P「………あ。それじゃあ俺はちょっと事務処理するから」

文香「………わかり、ました……」

P「………」カチャッ…

文香「…………」ペラッ…

P(ぜんぜん消化されてない……本当にちひろさんもダウンしてたみたいだな……)

文香「……………」ペラッ…

P(ふぅ……じゃあどこから手をつけるか――)


>>810
文香の正体

チクタクマン

P(そうだなぁ、じゃあここから――)

 カタッ…

P「……ん?」

文香「…………」


  カタッ…  カタカタカタ…

P「お、おぉ……?」

文香「………かたん、ころん、からん」

P「文香?」

文香「………ちひろさんも……お疲れみたいですし……」ザァァ…

P(なんだ……? なんだか、寒気が……それに、これは……)

文香「終焉わらせましょう――――プロデューサーさん―――――」

 ザ  ザ  ザ  ザ   ザ   ザ    ザ





P「……ハッ!?」

文香「…………どうしたんですか……?」

P「いや、今……」

文香「…………」

P「……なにか、起きなかったか?」

文香「さぁ………わかりません………」

P「そうか。じゃあ事務処理………んん?」

文香「……さっき、終わらせていましたよね………?」

P「そうだっけか……そうだったような気もするなぁ。ハハハ」

文香「はい………そうですよ………」クスッ…

P「じゃあどうするかなぁ……」

文香「………休憩で、いいのでは……?」

P「……そうだな、じゃあ休憩するかー」

文香「ふふっ……………」

P「…………」

文香「…………」ペラッ

P「……なぁ、文香」

文香「……なんですか………?」

P「文香って、よく読書してるけど……電子書籍とかは読まないのか?」

文香「……電子媒体は………わかってしまうので………」

P「……わかる?」

文香「えぇ………それでは、つまらないでしょう………?」

P「……そうだなぁ、そういうものかな?」

文香「……そうです………だから、今は………」

   ペラッ  … ザザッ

P「………?」

文香「これで、いいんです。今だから………これで……」

P(なんか少し、頭がぼーっとするな……)

P「文香は出ちゃったし、ちひろさんは寝てるし……」

P「参ったな。時間が空いちゃったぞ……?」

P「うーん……あ、そうそう――」


>>825
事務所に来たアイドル

愛結奈

浜川愛結奈(22)
ttp://i.imgur.com/3BHLtwf.jpg
ttp://i.imgur.com/2Kjl9fO.jpg



P「てれってれってれってれってーてれってれてれれれー」

P「てててん、てててーん♪」

P「いっちにぃさーんの……」


愛結奈「……何やってるの?」

P「」

P「いや、違うんだ。違うんだよ」

愛結奈「いえ、問い詰めてるわけじゃないの。ただ少しわからないだけで」

P「リズムがね、来たんだよ。だからこう、静かにノろうと思って、な?」

愛結奈「うん、それで?」

P「まだ誰も来ないと思ってたし、テンションがちょっとおかしくて」

愛結奈「……ふぅ」

P「……」

愛結奈「まぁ――」


>>832
愛結奈の正体

ペプシマン

愛結奈「ワタシも、そういうの嫌いじゃないけどね」

P「そうか?」

愛結奈「ただ、いただけないのはそれよ。それ」

P「それって……コーヒーか?」

愛結奈「そう……そんなものより……」

 デッデーデレデッデーデレ♪ デッデーデレデッデーデレ♪

P「……ん?なんだこの音楽は……」


 ペプシマァァァアアン!

愛結奈「シュワァァァァ!!」
ttp://i.imgur.com/Ofowm5P.jpg

P「!?」

P「えっ、あのっ」

愛結奈「シュワァァ……」

P「……ペプシ、プリーズ?」

愛結奈「……」スッ

P「うん。ありがとう……」

愛結奈「シュワッ!」バッ

  ガシャーンッ!


ちひろ「なんの音……あぁっ、窓ガラスが!」

 ダダダダダダ…  ガチャッ!

ペプシマン「シュワッ!!」
ttp://i.imgur.com/7MXYtjQ.jpg

P「あ、今もらったところなんで間に合ってます」


ペプシマン「シュワァ……」

     \ペプシマァァァン!!/
ttp://www.youtube.com/watch?v=RNrFfn6ZiXA

P「……意外といけるな、ペプシ」

愛結奈「でしょう?」

P「うわぁびっくりした」

愛結奈「あらひどい」

P「……顔はいつもの愛結奈なんだな」

愛結奈「当たり前でしょう?」

P(体は全身タイツなんだけどなぁ……ボディラインとか、モロに出てるし……)

愛結奈「あら、どこ見てるの? クギヅケかしら……」

P「……うん。そうだなぁ」

愛結奈「ふふっ♪ やっぱりペプシって最高ね!」




ちひろ「とりあえず窓ガラス代は弁償していただきますねー」

ペプシマン「シュワァ……シュワ……」

P「なんだったんだろう」

ちひろ「愛結奈ちゃん、『今ペプシを求める声が聞こえた』って飛び出していっちゃいましたね」

P「あの、ちひろさん。そっちの方は?」

ちひろ「あぁ、今日からしばらく清掃をしてくれるそうですよ?」

ペプシマン「シュワァ……」ペコッ

P「あ、どうもご丁寧に」ペコッ

ちひろ「さーてと、じゃあ業務の説明ですけれど――」


>>856
事務所に来たアイドル

三好ちゃん

三好紗南(14)
ttp://i.imgur.com/7wRWbU9.jpg
ttp://i.imgur.com/j2dPske.jpg


 ガチャッ

紗南「おは……あぁっ、ペプシマンだぁ!」

ペプシマン「シュワッ!?」

紗南「おぉー、あのペプシマン!? 本物!? すごいねコレ! どうしたの!?」

ペプシマン「シュ、シュワワ……」テレテレ…

P「紗南、ペプシマンのこと知ってるのか?」

紗南「だって本当、クソゲーだってよく言われてるのみてさぁ、気になってて!」

ペプシマン「シュワッ!?」

紗南「まさか本人が来るなんて思ってなかったよ! ……あれ?]

ペプシマン「シュワァ……」シュン…

紗南「あー、大丈夫だよ? 実際にプレイしたらなかなかマゾゲーだったけど覚えゲー的な高難易度ゲーだったから……」

ペプシマン「シュワ……シュワワ……?」

紗南「ホント! あたしのゲームを見る目は確かだから!」

ペプシマン「シュワァッ! シュワ!」スッ

紗南「え、くれるの?」

ペプシマン「シュワッ!」

紗南「えへへ、ありがとー」

ちひろ「……ペプシマンさーん、こっちへどうぞー。業務の説明ですけれど――」

ペプシマン「シュワァァ!」



P「……いや、いいのかそれで」

紗南「うん? だってさ――」


>>862
紗南の正体

ksk安価ならゴッドイーター

紗南「あたしも神機持ってるし、ペプシマンが歩いてるぐらいよくあるでしょ」

P「じんき?」

紗南「そう、これ」

P「……コントローラか携帯ゲーム機なんじゃないのか、それ?」

紗南「違うよ……こいつは――」カシュンッ


  ガシュッ  ガチャッ  ジャギンッ!


紗南「あたしの相棒なんだから」シュゥゥゥ…

P(うわぁ、質量保存の法則とかってどうなってるんだろう)

紗南「まぁここまで小型化すると普通は火力もなくなるんだけどね、破砕と貫通を両立させるっていうのがコンセプトでさ」

P「うんうん」

紗南「切断は苦手なんだけどね、そこはあたしもプロだから?」

P「ぷろなのかー。何と戦うんだ?」

紗南「うーんとね、何でも食べちゃうアラガミっていう――そうだ、『オラクル細胞』って聞いたことないかな?」

P「おらくる……えっ?」

紗南「まぁ、表面化してないんだけど実は戦ってて――」

P「紗南!」ガシッ

紗南「は、へ? な、なになに? イベント進展が急すぎない? 何事?」

P「……その、オラクル細胞っていうのを持ってるやつを。紗南は狩ってるのか?」

紗南「そ、そうだよ? じゃなきゃ、ビルも、街も、人も食べられちゃうから……」

P「うそだ……そんなバカな!! だって、そんなのっ」

紗南「……どう、したの? 何が……」

P「……そんなの、ないじゃないか……! 同じ事務所なのに、こんな……!」

紗南「………Pさん」

P「なぁ、紗南。それは……どうしてもやらなきゃいけないことなんだよな……」

紗南「そうだね。こっちも一応命がけで戦ってたりするんだよ? 瀬戸際だったりもするんだから」

P「………そうか。なら、もう……」

紗南「……ねぇ、なんなの? あたしに、言えないこと?」

P「……あぁ、これは言えない」

紗南「そっか、なら聞かないけど………」


 ガチャッ

奈緒「Pさん、いる? あのさ、今日のことなんだけど――」

紗南「―――!」

P「あ………!」

P(だ、ダメだ……! 奈緒のほうだって、わかるはずだ。戦ってきたっていうなら……)

P(俺は、俺は――――!)



P「ふたりとも! やめ――」


奈緒「うわ、あっぶないなぁ。事務所で神機出すなよ紗南」

紗南「えへへ、ごめんね奈緒さん! Pさんに見せてあげたくってさ」


P「」ズコー


奈緒「あれ、Pさん?」

紗南「大丈夫? どうしたの?」

P「え、知ってたの?」

紗南「うん。流石に気付くよねー」

奈緒「いやぁ、正直ビビったけどなぁ」

P「そうかそうか」

紗南「最初はね、人間のフリとかしてるんじゃないかって思ったんだけどね」

奈緒「あたし、戦うの苦手でさ。結局人にもアラガミにも味方してないようなもんだし、狙われても文句言えないんだけど」

紗南「だけどさぁ、結構協力してくれてるよね? 何度も助けてもらったし」

奈緒「は、ハァ? しらねーし!」

紗南「……え? まさかあのバレッバレの仮面つけただけの変装って……」

奈緒「し、知らねぇって言ってるだろ!!」

紗南「あー、こりゃツンデレヒロインだねー」ニヤニヤ

奈緒「う、うるさい! あたしのほうが年上なんだから尊重しろぉっ!」バキバキッ!

紗南「おぉっと、危ないなぁ! へっへー、素直になれないあたりがまたおいしいね! そういうところもいいと思うよ!」ジャキジャキンッ!


  ジャギィンッ!  ガガガガガ…

P(うわぁい、これはじゃれあってるんだよなぁ? なんかこう、うん、デスクがひとつのみこまれたけど)

――――

――


ちひろ「で、何やってるんですか」

紗南「ごめんなさい」

奈緒「もうしません」

P「監督不行き届きでした」

ちひろ「まったく。別にデスクのひとつやふたつ直せますけど、じゃれつきの加減を間違えてケガをしたりすることもあるんですよ?」

紗南「はい……」

ちひろ「お姉さんだっていうならもう少しおさえましょうね?」

奈緒「はい……」

ちひろ「プロデューサーさんはまぁ、いいです」

P「わぁい」

ちひろ「その代り、>>885ちゃんの迎えにいってもらいますけど」

だりーな

多田李衣菜(17)
ttp://i.imgur.com/elExaGH.jpg
ttp://i.imgur.com/g2Nhjpl.jpg


P(2人はあの後正座させられたまましばらく説教みたいだが大丈夫かな……)

P(……うん。まぁ、仲良しでよかったかな)

P「それにしても……李衣菜の迎え、か」

P「えーっと、仕事現場は――」


>>891
李衣菜の正体

さとり

P(――うん? 珍しいな、少数ロケでしかもクールな演技が求められるドラマなんて)

P(この前の縁で入れてもらった枠だったか……本人も張り切ってたけど、どうだろうなぁ)

P(もし失敗してたらペプシでも差し入れしてやるか……)
                                                     シュワァァァ…>

P「さて……と……? おっと、撮影中か」




 李衣菜「……そっか。ようやくわかったよ」

  俳優「どうしたんだよ、お前……」

 李衣菜「私はさ………最後まで、分かり合えるって思ってたんだ。バカだよね」

  俳優「わ、わかりあえるさ! だって――」

 李衣菜「だって、私が死ねば戦争は終わるから?」

  俳優「………!」

 李衣菜「化け物。なんでわかった……そうだね、なんでだろう。こんな声を聞くぐらいなら――」

  俳優「や、やめろ! 撃つな!」

 李衣菜「――ヘッドホンを、外さなければよかった」

      タァン…

監督「いやぁいいねぇ李衣菜ちゃん! サイッコーにクールだったねぇ!」

李衣菜「本当ですか!? えへへ、やったぁ!」

俳優「いや、すごいねぇ……若いのに大したもんだ」

李衣菜「ロックでしたか!?」

俳優「ろっ……あー、そうだね、たぶんそうかな……?」

李衣菜「そうですか……」

P(……今のは、すごかったな。李衣菜らしからぬっていうと失礼かもしれないが、本当に――)

李衣菜「あっ、プロデューサー! 見てました!? 見てましたよね! 私のカッコイイところ!!」

P「え、あぁー……うん。見てたよ……」

李衣菜「どうでした!? クールですよね! ワルですよね!! ロックですよね!!!」

P(さっきまでとのギャップがすごいなぁ……ちょっと褒めようと思ってたが、調子に乗りそうだ……)

李衣菜「うっひょー! やっぱり! えへ、えへへへー! 素直に褒めてくれても――ハッ!?」

P「ん?」

P「………」

李衣菜「………」タラァ…

P「なぁ李衣菜」

李衣菜「な、なんでしょう?」

P(実は心が読めたりするのか?)

李衣菜「そ、そんなことできませんよ!」

P「………」

李衣菜「あれ? えっ……あ……」

P「なるほど、そういうことか……そりゃあ堂に入った演技もするよなぁ……」

李衣菜「ち、違いますよ! さっきのは本当に私の実力で!」

P「うん、わかってるよ。えらいなぁ」

李衣菜「わ、わかってるなら……ってごまかされませんからね!」

P「――ありがとうございました。それではまた……」

監督「うんうん、またね李衣菜ちゃん! ロックなのお願いするから」

李衣菜「本当ですか!? 私もロックを磨いて待ってます!!」

P「期待に応えられるように頑張らないとなぁ」

李衣菜「そうですね……」

P「……」

李衣菜「……」

P「……あー、それでだな?」

李衣菜「……わかってます。私が実は心が読めるってこと……ですよね?」

P「まぁ、そうだな」

李衣菜「私は……先祖返りってやつらしくって。あんまり、詳しい理由とかはわかんないんです」

P「先祖返りか……ご先祖様が妖怪だったってことか?」

李衣菜「私も、どっちかっていうとそっちに近いんですかね? 調べようと思ったけど、やめました!」

P「どうしてだ? ……やっぱり、怖かったりとか――」

李衣菜「過去を振り返らないほうがロックなので!!」

P「あぁ、うん」

P「……心が読める、か。大変じゃないのか?」

李衣菜「うーん、ちっちゃいころはすっごく怖かったです。友達にも余計なこと言っちゃったり……」

P「そう、か………」

李衣菜「それで、もういやだって思って……家出したんですよ。我ながらなかなかすごいことしたなぁって思うんですけど」

P「家出って、どれぐらいだ?」

李衣菜「もう無我夢中で。お小遣いで買える一番遠くの切符を買って電車に乗って……」

P「……小学生でそれかぁ」

李衣菜「あのころの私はワルでしたから……でも人が多い都会のほうへいくと、声がどんどん増えていくんです」

P「そりゃあ、そうだろうな……それで?」

李衣菜「声に潰されそうで、気持ち悪くって、なんで家から出ちゃったんだろうって思ってた時――聞こえたんです」

李衣菜「歌が。他の雑音も、悪い気持ちも、全部止めてくれるような……カッコイイ、歌声が」

李衣菜「何にも知らなかったけど、その曲を聞いてからしばらくは周りの声も聞こえなくなって……」

李衣菜「静かなのに、うるさくって。一つの音だけを聞き続けるなんて初めてだったから」

李衣菜「……それが私とロックの出会いです」

P「……そう、だったのか」

李衣菜「はい! 運命的ですよね?」

P「そうだな、運命的だ……よかったなぁ」

李衣菜「だから私、それからヘッドホンでロックを聞くようにしたんです。余計なことが聞こえないように」

P「今も、してるよな」

李衣菜「そうですね……このヘッドホンは、お守りです」

P「お守りかぁ……あれ? なら、なんで声が聞こえるんだ?」

李衣菜「今はもう、ある程度コントロールできちゃいますから! 私だって成長してるんです!」

P「成長ねぇ……」

李衣菜「あぁーっ! 今疑いましたね? 私、本当に成長してますから!!」

P「わかってるよ。信じるとも」

李衣菜「むぅー、なんだか適当な気がする……」

P「なるほどなぁ……」

李衣菜「……あの、プロデューサー」

P「どうした?」

李衣菜「さっきのドラマって、バッドエンドだったじゃないですか」

P「そうだなぁ、ヘッドホンを外さなければ……なんて、悲恋だったしな……」

李衣菜「私は、ヘッドホンを外してよかったって思ってます」

P「……ヘッドホンを?」

李衣菜「だって。ライブのあと……私のことを見てくれる人たちの声って最高に気持ちいいんですよ?」

P「………そうか、よかったなぁ」ポンポン…

李衣菜「えへ……はい! だから、もっともっと頑張らなきゃって思えるんです! 私の声を聞いてもらって、私も、いろんな声が聴きたいから!」

P(李衣菜のやつ、本当に成長して――)

李衣菜「そしてゆくゆくは世界的なロックスターに! うっひょー!」

P(――成長、してるのになぁ。こういうところは変わんないなぁ………)

李衣菜「むむっ、今すっごく聞き捨てならないこと考えてませんでした!?」

P(李衣菜は李衣菜だったなぁ……)

P「あ。拓海と海にいった時の写真の話……すればよかったなぁ」

P「……まぁいいか。さてと、事務所に――」

P「あれ? >>912じゃないか。こんなとこで会うなんて……」

イイハナシダナー

高峯のあ(24)
ttp://i.imgur.com/pk8QPXf.jpg
ttp://i.imgur.com/RtjUjl3.jpg



P「のあさん?」

のあ「……偶然ね。ただ通り過ぎるだけなら、気づきもしなかった……」

P「そうかもしれませんね。今、李衣菜を送ったところなんですよ」

のあ「そう………貴方は、優しいのね」

P「ハハハ、まぁプロデューサーですし」

のあ「私も、望めば叶えてもらえるのかしら?」

P「望みって……送れってことですか? それとも――」


>>920
のあの正体

ブリュンヒルデ

のあ「いいえ………私の望みは、ただそこにあることだけ」

P「そこにって……話をしよう、と?」

のあ「そうね。貴方が望むのなら……そうしましょう。貴方の重荷になどなりたくはない」

P「まぁ、急ぎでもありませんから。何か飲みますか?」

のあ「………いただくわ」

P「じゃあ、ペプシどうぞ」

のあ「………? なるほど、不思議ね……」

P「あれ、口にあいませんでした? ……あぁ、コーラはあまり飲みませんか」

のあ「そう………でも、悪くない。知らないことを超えるというのは、勇気なのかしら? それとも、無謀……」

P「……そこまで深い意味があったわけでもないので、気にしないでください」

のあ「……そうね。言葉が意味を持たないこともあるでしょう」

のあ「……悪くない気分ね」

P「そうですか?」

のあ「自身の中に存在しなかったことを。自身の中で響く音を……『初めて』というのは、やはり特別」

P「あぁ、コーラ初めてだったんですね」

のあ「………ねぇ、P」

P「なんですか?」

のあ「変わらぬものは、存在すると思う?」

P「変わらないもの、ですか……うーん……」

のあ「………」

P「難しいですよ。人も、物も、いつか壊れるわけですし……時代は流れるわけでしょう?」

のあ「……そう」

P「でも。それでも……変わらないものがあったら素敵ですけどね。記憶に残って、ずっと……」

のあ「…………」

P「あれ、のあさん?」

のあ「変わらぬもの………そう。貴方の答えは、それ?」

P「まぁ……時代を超えて愛されたら嬉しいですよね」

のあ「そうね………そう、信じましょう」

P「のあさんは、どう思ってるんですか?」

のあ「私? ………ふふ、そうね」

のあ「たとえ魂が色を変えようと……幾度と生まれ変わり、堕ちようと……」

のあ「変わらぬものは、あるわ。この私がそうであるように」

P「………」

のあ「……少し、おしゃべりが過ぎたわ」

P「もう、いっちゃうんですか?」

のあ「今日の月は、少しばかり狂気をはらんでいる……出る前に、帰るの」

P「……お疲れ様でした」

のあ「えぇ………また会いましょう」カツンッ

  フッ…

P「……消えた」

P「………月が、狂気ね」

P「ふぅ。それじゃあ遅くならないように帰らないとなぁ」

P「事務所に戻って、明日の準備をして……」

P「その時に>>928を――」

きの子

星輝子(15)
ttp://i.imgur.com/3F6qffV.jpg



P「ただいま戻りましたー」

ちひろ「あぁ、おかえりなさい。プロデューサーさん」

P「どうも。とりあえず輝子だけ回収しますね、こっちの領収書と切符お願いします」

ちひろ「はいはーい♪」

P「おーい、輝子ー」ヒョイッ

輝子「フ、フヒ……い、いないよー……」
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P「いや、いるよ?」

輝子「み、見つけるなんて……やるじゃないか、流石、親友……」

P「よせやい、照れるだろ」

ちひろ「気をつけて帰るんですよー」

P「はーい、大丈夫でーす」

輝子「わ、私も……問題、ない……です、はい」

ちひろ「そうですか? でも――」


>>932
輝子の正体

ドライアド

ちひろ「でも、原木。忘れてません?」

輝子「フ、フヒッ……しまった……危ないところ、だった……」

ちひろ「ねー」

P「……原木? キノコですか?」

輝子「こ、これは……親友でも、秘密……流石に、入らないし……」

P「入るって……」

輝子「おぉっと、それ以上は言わせねーぜぇー!! ひゃーっはっはは、は……あ、ごめんなさい……」

P「……うん。もう聞かないから大丈夫だ」

輝子「あ、ありがと……やっぱり、優しいな……フフフ……」

P「じゃあいってきます」

ちひろ「はいはい、いってらっしゃいませ」

輝子「フ、フフフ……」

P「……なぁ輝子?」

輝子「な、なぁに、親友……?」

P「ひょっとしてその樹って輝子の本体だったりするのか?」

輝子「フ、フヒッ!? な、なんで、そんなこと……」

P「なんとなく。そうか……大事なんだなぁ」

輝子「そ、そう……だから、持ってるけど。別に親友のことをないがしろにしたわけじゃなくって……」

P「わかってるよ。じゃあ、ついでに聞いてもいいかな?」

輝子「う、うん。なにかな……?」

P「キノコが友達……だろ? それって、関係するのか?」

輝子「………あ、ある。私、ボッチだったから……」

P「……」

輝子「だ、誰もいなかった………寂しくって、冷たくって、わ、私も……冷たく、なりそうで……」

輝子「だけど……私に、私の中に……友達が、とんできた……」

輝子「それで……増えて……私と、友達は……2人になって……」

P(……それが、キノコの胞子で。輝子の原木に偶然生えたってことか?)

輝子「フ、フヒ………外に、出られたのは特別だけど……」

P「そうなのか?」

輝子「うん……だけど、こ、これも友達の……キノコの、おかげ……」

P「そうか、すごいんだなぁキノコって」

輝子「そ、それほどでもない……フフ……」

P「じゃあ、その輝子に生えてるキノコ以外はどうなんだ?」

輝子「さ、最初は……怖かったけど、今は大丈夫……私は、私だから……どんなキノコも、友達……」

P「そうか……交友関係も広がったんだなぁ」

輝子「そ、そう……でも……」

P「……輝子?」

輝子「私が、もう少し大きかったら……Pも、私のエナジーをあげられる、けど………それが、無念……」

P「……エナジーねぇ。そんなのとっくにもらってるよ!」

輝子「フ、フヒ?」



P「だって――」



P「だって、アイドルしてるみんなを見るのが俺の最高の幸せだからな!」キリッ




輝子「………」

P「…………」

輝子「えっと………?」

P(あぁぁぁん!! すべったぁあああ!!! すっごくいいこと言ったと思ったのにすべったぁああああああ!!!)

P「ち、ちくしょう! どうせ俺なんかー!!」

輝子「し、親友! 危ない、前、前を見やがれぇええええ!」

  キキーッ!  パパパーッ!

P「え、あぁっ!? あ、あぶなっ……」

輝子「フ、フフフ、九死に一生だぜぇ……! 気を付けるんだなぁ! ヒャッハー!!」

P「おう。気を付けるよ……あと、俺は調子に乗らないようにするよ……」

輝子「だ、大丈夫……カッコイイ、ぜ……?」

P「やめて、疑問符つけないで。心折れちゃうから」

輝子「ご、ごめんなさい……」

P「いや。大丈夫だから……」


輝子(し、幸せ……楽しい、かも……親友といっしょなら……それだけでも……)

輝子(……照れる……ぜ……ヒャァアアアアッヒャッヒャッヒャ!」

P「輝子!? いきなりどうした!?」

輝子「テンション上がって来たぜ親友ゥー! ファーーーーーっ」

P「それ以上いけない」

輝子「あっハイ」

P「やれやれ、とんだドライブだったな……と」

ちひろ「お疲れ様でした。プロデューサーさん」

P「あぁ、ちひろさん。お疲れ様です」

ちひろ「業務はおおむね完了です……ぷくくっ」

P「ありがとうございます……なんですか?」

ちひろ「いえいえ、そんな」

P「……まさか」

 ピッ

   P『だって、アイドルしてるみんなを見るのが俺の最高の幸せだからな!』キリッ


P「ぎゃあああああああ!!?」

ちひろ「あははははは!!」

ちひろ「これ、みんなにも聞かせてあげたいですよねー。きっと喜びますよ♪」

P「お、鬼! 悪魔!」

ちひろ「うふふっ、やだなぁ。私はちひろですよ?」

P「ち、ちくしょう……なんて説得力だ……」

ちひろ「まぁ、そうそう見せびらかしたりとかはしないし安心してくださいよ……ねぇ? >>947ちゃん」

鬼! ちひろ! ちひろ!

ちゃま

櫻井桃華(12)
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桃華「そうですわ。こういったものを見せびらかすのは感心いたしませんもの」

P「桃華……!」

桃華「ごきげんよう、Pちゃま♪ 大丈夫ですわ」

P「おぉ……なんて心強い……!」

桃華「こういったものはいざという時のご褒美や、モチベーションを上げるときのとっておきとしてとっておくものですのよ!」

ちひろ「あらあら、なるほど!」

P「桃華ぁ!?」

桃華「ふふっ、冗談ですわ」

P「冗談……? 冗談だよな?」

桃華「はい。でも慌てるPちゃまも見てみたくて。つい♪」

P(なんてことだ……桃華が味方なのかわからなくなってきた……!)

桃華「ご安心くださいまし。わたくしが、櫻井桃華が、そして――」


>>951
桃華の正体

桃華「『愛』そのものが――あなたを守って差し上げますわ」

P「何故そこで愛ッ!?」

桃華「何故って、わたくしはそういった概念ですもの」

P「概念と来たか」

桃華「えぇ。早耶さんに振り回されるのも一興ですわ♪」

P「わぁお……どうしてそんなことになったのかは聞いてもいいか?」

桃華「えぇ、もちろん……では」

桃華「わたくしは、櫻井の家の『娘』として生まれる予定でしたわ」

P「そうだな。その時点では人間だったと」

桃華「そしてお父様は考えました」

P「うんうん」

桃華「『うちの娘が世界中に愛されるような、可愛い子になるといいな』と」

P「うんうん」

桃華「なので、母体にとびっきりの愛を注いでおまじないをしたのです。『愛される子が生まれますように』と」

P「うん」

桃華「神様は間違えて『愛そのものが生まれますよに? よしゃあまかせろ!』となりましたわ」

P「なんでやねん!!」

桃華「そういうわけで、わたくしは『愛』という形で……この世に生を受けたわけです」

P「なるほど……」

桃華「なので、わたくしは常に愛され続けていますし、愛し続けているのですわ」

P「愛って……なんだろうなぁ……」

桃華「愛とは、わたくしですのよ? さぁ、Pちゃま……お疲れでしょう?」

P「いや、だが……」

桃華「ご安心くださいまし。わたくしの最も強く、深く、そしてPちゃまが求めているものは――」

桃華「慈愛。決して見返りや……あなたを傷つけることのない、柔らかな愛ですわ……♪」

  ギュッ…

P(あたた……かい……なんだこれは……)

桃華「さぁ、お疲れでしょう? あなたはいつも、頑張り屋さんですもの……」

P(これが……これが……)

桃華「わたくしの胸の中で、おやすみなさい……♪」



P(        心          か           )

P「すぅ………すぅ……」

桃華「ふふっ、寝顔も愛おしいですわね」

ちひろ「写真……」

桃華「いけませんわよ、ちひろさん?」

ちひろ「はーい。流石に私も無茶はしませんよ……」

桃華「きちんと家まで送って差し上げないと……いっきに負担がかかりすぎて、オーバーヒートしてしまったのでしょうし」

ちひろ「えぇ。だけどきちんと受け止めてあげられる……プロデューサーさんは、流石ですねぇ」

桃華「PちゃまはPちゃまですもの。わたくしの見込んだ人に間違いはありませんわ♪」

ちひろ「ふふっ、本当……大したものですよ」

桃華「よいしょ、よいしょ……うーん、身体の力自体は弱いのが不便ですわ……これじゃあ、Pちゃまが風邪をひいてしまいますもの……」

ちひろ「あとは任せてください。無事に送り届けますから」

桃華「あら……大丈夫ですの?」

ちひろ「私は嘘だけはつかないんですよ」

桃華「……わかりましたわ。あとはお任せします」

ちひろ「はいはーい♪」

ちひろ「さて、と」


ちひろ「………プロデューサーさんと来たら、のんきに寝ちゃってまったく」


ちひろ「この3日間、お疲れ様でした。これからもいっぱい秘密を聞いていくことになるでしょうけれど……」


ちひろ「……ふふ。きっともっと楽しい日々になりますよ? 私が保証しちゃいます」


ちひろ「がんばってくださいね、プロデューサーさん♪」



終わり

>>955

神様『愛そのものが生まれますように? よっしゃあ、まかせろ!!』

なのっ

              ...  -──‐- ..
           . : ´.:.:>-.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.``
          /:.:.//:.:.>.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
.          .':.://.:.: /..::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:⌒ヽ
.          /.:/.:.:.: /.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}.:.:.:.:.:.
        /.:/.:.:/.:.:/.:.:.:/⌒).:.:.:.:.:.:ノ.:.:.:.:八.:.:.:.:.:.
.       /{.:. //.: /.:.:.:/  /.:.:.:.:./.:.:.:. /.:.:!:.:.:. }:.:.           以上、お粗末様でした♪
      /.:.У.:.:.{.:.:.{.{.:./ ∠___彡イ.:.:.:.:.:.:/,,}.:.|:.:.:.:.}.:.:.
      {.:.:{.:.:/{:.:.:{:{/       ,}/}/⌒}.:.|:.:.:.:.}.:.:}          皆様の参加に心より感謝申し上げます!
      八.:.Y.:.:ノ{.:.:.N x==ミ        }.:.|:.:.:.:.}:.リ
...    {:.:.:V{イレ{.:.:.{ 〃〃       ,x=ミ、从|.:.:.:ノ.:.{          途中で話題にあがりました
     从.:.乂.:.:.:{:.:.:{            〃〃 八.:.:.{.:.从          ヒミツのある系女子、ドタバタラブコメディー          
      {.:\.:.\八.:{        ’   /}.:.:./⌒ヾ          「実は私は」はチャンピオンコミックスより1~3巻まで発売中
      八:.:.:.\.:.Y.:.圦   { ̄ `ヽ   /   }: /              定価440円となっています♪
     {\:.:.: ヽ}.:.:. 心、 ゝ-- ′ /   }/               
       \.:.:..:.:.}.:.:.:}   >-  r  ´
     /⌒\.:.:⌒ソ_    {\___/⌒\
..   /................|\.:.:}ノニ)\__人 \..\ ィハ              次回、ドリームLIVEフェスティバルは11/20(水)15:00からです

    |................ | 《三≧≦てイ///「 ̄}....../ / 小             チームメンバーと協力し、強力なライバルユニットを乗り越え!
    |.......,,..... └ノ三ニノ⌒ヽ乂//   }.. / '   l| !             上位を目指して頑張りましょう♪
.     V........`ヾ..^⌒\.:.:.:.:.:. }\/}  八{     l| !
    ∨........... \.........\{\{..... \∧...{     l| ト、
.      ∨................「ちひろ丁........./..../\  i| |..∧ 
.     ∨.....\ └‐─‐‐┴‐<../.......... \,ノ j....∧

      ∨........\....................... /............... /ヽ/..... ∧

.       ∨...........>ー-....__/............... /|\/............∧
        ∨.........../...... /............... /......∨..................∧
.         ∨........{........................ /..............∨....................}
.           \........................../......................}....................ノ

@おまけの1 『野獣の眼光』


友紀「いやぁ、やっぱりキャッツは最高だね! 快勝快勝!」

まゆ「友紀さぁん……?」

友紀「あ、まゆちゃん! 昨日の試合みた?」

まゆ「えぇ、見ましたよ……」

友紀「終始圧倒しちゃってさ、さすがキャッツだよ! 捕食者って感じ?」

まゆ「えぇ……そうですねぇ……」

友紀「んふふー、だから……」

 ゾクッ

友紀「……ん?」

まゆ「猫は捕食者……ですかぁ……」

友紀「ま、まゆちゃん?」

まゆ「ならちょっと猫パンチしても、いいですかにゃあ……?」ピョコンッ

友紀「あ、あたしキャッツファンだけど猫はちょっと……」

まゆ「鳥はお嫌いですかぁ、ハムスターさん……?」フリ…

友紀「ひぃぃ! 食べないでぇ!」




P「なにやってるんですかあれ」

ちひろ「昨日はカイトーズがキャッツにやられてましたから……」

P「あぁ、なるほど……友紀も地雷踏みにいかなきゃいいのに」

@おまけの2 『ためらわないこと』


桃華「わたくしとしては、どういう形であれわたくしのことも含まれると思うのですけれど」

加蓮「えー、でもたまーに桃華が介入してないのとかあるよ?」

早耶「ねぇー? 早耶はぁ、叶わない縁は縁でとってもキレイで好きなんですけどぉ……」

桃華「まぁ! それでもわたくしのことを司ってらっしゃるのかしら?」

早耶「桃華ちゃんにはまだはやいかなぁー? それを超えるために頑張るのがすごぉくきれいなのにぃ♪」

加蓮「あ、それはわかるかも。悲恋は悲恋で、いい悲恋ってあるよね」

桃華「いい悲恋だなんて……むぅ。いけずですわ」

加蓮「ふふっ、そのうちわかるって」

早耶「そうそう。でもぉ……」

加蓮「……うん。ハッピーエンドのほうが後腐れがなくていいよね」

桃華「……当然ですわ。そうでなくては愛などと」

早耶「ですよねぇ? 早耶はぁ、みんなが幸せになるようにしたいんですけどぉ……」

加蓮「あちらをたてればこちらがたたぬ、か。大変だね」

桃華「わたくしたちは直接干渉はできませんものね……がんばってくださいまし」

早耶「はぁーい♪」



P(なんか不吉な予感がする)

ちひろ(ハッ!? 楽しそうな話をしている予感!)

@おまけの3 『女の勲章』

拓海「どうしても譲れねぇってことかよ」

肇「はい。私にも負けられないことがあるんです」

拓海「そうかい、だったら──」

P「2人とも、なにやってるんだ!?」

肇「止めないでください、プロデューサーさん。私がここでひいたら祖父に顔向けできないんです」

拓海「アンタの頼みでも、これはやめられねぇ。正々堂々決着をつけてやるんだからよ」

P「でも、だからって──」


  デッデーデ デッデーデ デッデーデ デデデ♪


P「なんで髭ダンスからの髪の毛グレープフルーツキャッチ対決なんだよぉ!」

肇「ふふふ、楽しくなってきました」

拓海「あぁ、ショートのくせに鋭いじゃねぇか……!」

http://youtube.com/watch?v=u6QU2HFVtxs

※髪に刺さったグレープフルーツはスタッフが美味しくいただきました

なお、勝者は偶然とおりすがった奈緒だった模様

@おまけの4 『強靱無敵最蝶』


彩華「あぁー♪ このフィールもいいわぁ……」

紗枝「そうでっしゃろ? ふふ、若い子たちの心は新鮮やさかい……」

彩華「カードショップですかぁ。彩華もうずいちゃぁう♪」

紗枝「ふふ、そうおっしゃると思ってましたんえ?」スッ…

彩華「これは……蝶デッキ……!」

紗枝「さぁ彩華はん。お力を貸していただけますやろか?」

彩華「うふふっ、蝶☆サイコーよぉ!」ボウンッ

紗枝「ふふふ、では参りましょか……」

 ゴゴゴゴ……

決闘者A「なんだ、このプレッシャー……! あの和服の女、ただものじゃねぇ!」

決闘者B「面白い……おい、あんた。何者だ?」

紗枝「ふふ、おしゃべりはあとでもできますやろ?」スッ…

決闘者B「……あぁ、そうだな」スッ…


   「「決闘!」」


その後、各地で次々と決闘を挑む凄腕の蝶デッキ使いの和服の女が目撃されたそうな



紗枝「ちょう、さいこーですわぁ♪」

彩華「パピ☆ヨン」

@おまけの5 『かこ発みらい行き』


みく「そういえば亜紀ちゃんは未来から来たんだっけ? 未来はどうなってるのかにゃ?」

亜紀「ふむ……私の知る過去はここまで賑やかではありませんでしたから」

みく「そうなの?」

亜紀「えぇ。ですので私の未来とも違う未来になるのではと思っているのです」

茄子「そうですね。でも、悪くはなりませんよ?」スッ

みく「ふにゃっ!? か、茄子ちゃん!? いつからいたの……?」

茄子「偶然、通りかかりまして。話が聞こえてしまったので」

亜紀「なんと……しかし、私の未来と違うということは私は意図せずして改変してしまった時空犯罪者ということに……」

こずえ「ふわぁ………ちがうよー………?」ヌゥ……

亜紀「こ、こずえ……ちゃん?」

こずえ「うん………こずえだよー……?」

みく(今へんなとこから突然現れたような……いや、よそう。みくの発言でみんなを混乱させたくない……)

こずえ「こずえはねー……みんなすきー………」

亜紀「……はい」

こずえ「だから……だいじょーぶなのー……」

亜紀「大丈夫、ですか……ふふっ、本当にそんな気がしてくるから不思議ですね!」

こずえ「そともー……なかもー……みらいもー……いまもー………」

こずえ「こずえは…………こずえだよー………」

茄子「ふふっ、本当に許容範囲の広い世界ですよね♪」

亜紀「えぇ。私も使命を果たした今! 世界のために何ができるかを考え貢献する所存であります!」

こずえ「ふわぁ………ありがとー………」

みく「いい話だにゃあ」

亜紀「まずはみくの魚克服特訓です!」ジャギィンッ!

みく「なんでにゃ!!」

@おまけの6 『なんか混ざった』


芽衣子「次はどこに旅行にいこうかな?」

文香「………お連れしましょうか……知らない場所へ………」

芽衣子「文香ちゃんが? インドア派だと思ってたよ! じゃあいっしょにいこっか!」

文香「えぇ……いっしょに…………」ニコッ…






ちひろ「で、帰ってきたら……」

文香「わぁーお! 流石の私も他人になってしまうとは思いませんでしたよ! ここは何処です?」

ちひろ「アイドル事務所ですよ」

文香「アイドル! なるほどなるほどぉ……ふふふ、こっちの世界はまた違ったオタク文化が育ってるみたいですね! 要チェックです!」

ちひろ(妄想に浸食されて何か違うものひっぱっちゃったみたいですねぇ……)

芽衣子「よくわからないところだったけど、楽しかったなー♪」

@おまけのおわり 『乙彼』


ちひろ「ふふふ……」カチッ

   P『だって、アイドルしてるみんなを見るのが俺の最高の幸せだからな!』キリッ

P「あぁぁぁぁもう!!!」

ちひろ「ふふ、いいじゃないですか。素敵ですよ?」

P「本当に勘弁してくださいよ! 恥ずかしいんですから」

ちひろ「でも、みんなのモチベーションも高まりましたし……」

P「見せたんですか!?」

ちひろ「あっ……」

P「………」

ちひろ「えっと……えへへ……」

P「うわぁぁん!! 事務所やめてやるぅ!!!」

ちひろ「ま、待ってくださいよプロデューサーさん! そんなことしたらみんなに私が狙われちゃいますよぉ!!」

P「うるさぁぁい!! ちひろさんのちひろー!!」




このPの失踪事件は、発覚してから10秒という類をみない早さで解決をみたという
ちひろさんはその日からかなりおとなしくなったとか、懲りてないとか


ちひろ「ふぅ、危ないところでしたね……」

こずえ「ふわぁ……あぶないのー………?」

ちひろ「は、はい! 真面目にやってますから!!」


おわり!

本当に終わり

人外ネタSSは増えてもいいと思う。かぶりでもなんでもいいから書いてほしいかなーって

シェアワールドスレ
モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」
では七つの大罪なアイドルやら、不死身の残念加蓮もいるよ!
シリアスも多めだけど、参加者が増えたら嬉しいの

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2021年04月27日 (火) 01:25:01   ID: S:4syI66

念のため…。
フォトンの頭文字はphotonだからPだからね。

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