3月某日
結衣宅
京子「という事は結衣はもちろんプレゼントをくれるんだよね?」
結衣「誕生日プレゼントをせびるなよ」
京子「くれないの?」
結衣「あげないとは言ってない」
京子「だよなー」
結衣「まだ何にするか全然決めてないけどな」
京子「すんごいの期待してるからねー」
結衣「そんなに期待されると困るんだが」
京子「いやいや、結衣さんのことだからきっと素晴らしいプレゼントが」
結衣「そういえば私のときはボクシンググローブだったな」
京子「うっ……」
結衣「そうなると私はミットをプレゼントするのがちょうど良いか」
結衣「上げた本人はボクシンググローブが欲しいと思ってあげたわけだしな」
京子「あ~、え~っと……」
結衣「ツッコミで怪我しないようにヘッドギアもつけようか」
京子「そ、それはさあ、ほら謝ったじゃん」
結衣「冗談だよ」
結衣「ま、よっぽど変なプレゼントにはしないから安心しろ」
京子「へっへー、楽しみだなー」
結衣「そうだ、今日は泊まるの?」
京子「んーん、ちょっと同人誌のネーム描かなきゃだし」
京子「(……それに最近お泊りが多かったから、さすがに結衣も一人の時間欲しいだろうしなー)」
結衣「そっか」
京子「うん」
結衣「……別に気使う必要ないのに」
京子「え?」
結衣「そこ、右のほう行けば町あるよ」
京子「お?お、おう!」
結衣「(……別に迷惑なんて思ったことないのにな)」
京子「じゃあ一旦セーブするね」
結衣「(京子さえよければずっと居ていいのに)」
京子「あ、やべ、結衣のデータにセーブしちゃった」
結衣「ふざけんなてめえ!!!帰れ!!!」
3/26
結衣宅
結衣「……」
京子「あれ?これ分かれ道どっち?」
結衣「……(はあ、どうしよう)」
京子「おーい!結衣にゃーん!」
結衣「え? あぁ何?」
京子「どっち行けばいいの?」
結衣「ああ、え~っと、右の方に宝箱あるよ」
京子「ほーい」
結衣「(はあ、どうしよう)」
結衣「(まだ何をプレゼントするか決めてない……)」
結衣「チラッ」
京子「ふ~んふふふ~ん♪ ふ~ん♪」
結衣「(京子なら何をあげても喜ぶのかもしれないけど)」
結衣「(でもせっかくだから京子が本当に欲しいものを上げたいよな)」
結衣「(かといって直接なんて聞けないし)」
京子「考え事?」
結衣「いや、なんでもないよ」
京子「結衣はなんでも深く考えすぎるんだよー」
京子「深く考えちゃダメだよ」
結衣「……」
結衣「ん、ありがと」
京子「惚れた?」
結衣「ばか」ペシッ
京子「あぁん」
結衣「(……悩みすぎるのもよくないよな)」
結衣「(うん、そうだ、京子に似合う女の子らしいアクセサリーにしよう)」
3/27
学校・放課後
京子「ゆいー部室行くぞー」
結衣「わるい京子、今日はちょっと用があって」
京子「えー、なんだよー」
結衣「ちょっと買うものあってさ、それじゃ」
京子「ぶー」
結衣「さて……と」
商店街
ポツポツ ポツポツ
結衣「あ……雪だ……」ハァ
結衣「息が白い……早めに買いに行かないとな」
イラッシャイマセー
……
……
アリガトウゴザイマシター
結衣「結構時間かかっちゃったな……」
結衣「このままスーパーで夕飯の買い物済ませちゃおうかな」
結衣「んー今日は何作ろうかな」
結衣「卵が余ってたからなあ……オムライス……」
結衣「最近京子にオムライス作ってなかったよな」
結衣「そろそろ食べたいって言う頃か」
結衣「……」
結衣「ってなんで京子基準で考えてるんだ私は……///」
アリガトウゴザイマシター
結衣「うわ、寒っ!それにもう暗くなってきたな」
~~♪~♪
結衣「メール? 京子からか」
『From:京子
Sub:いとしの結衣にゃんへ
----------------------------
あなたの嫁♪京子だよん☆ミ
家に行ったけどまだ帰ってきて
ないみたいだから入り口の前で
待ってるよ~(≧ε≦o)』
京子「う~~~さび~~~~」ガタガタ
結衣「ハァ……ハァ……」タッタッタッタ
京子「あ、来たかな?」
結衣「京子!」
京子「ゆい゛~~早く結衣のぬくもりで暖まらせて~」
結衣「つめた!お前どれだけ待ってたんだよ!」
京子「いやさ~、実は今日あかり達も用事があったみたいでさ~」
京子「だからごらく部の活動は無しですぐこっち来たんだよね」
結衣「だったらすぐに連絡よこせよ」
京子「すぐに帰ってくるかなと思って……」
結衣「とにかく家の中入るぞ」
ガチャ
結衣「ただいま」
京子「おじゃましまーす」
結衣「とりあえずコタツと暖房と……」ピッピッ
結衣「風邪引くと悪いから手洗いとうがい先にしとけ」
京子「手うが!」
結衣「略すな」
……
京子「暖まるまで時間かかるね」
結衣「ほら、これ上着」バサバサッ
京子「サンキュー」
結衣「部屋暖まるまでそれ羽織っとけ」
京子「ああ……結衣が包みこんでくれてる……」
結衣「上着だっつってんだろ」
京子「くんくん」
結衣「嗅ぐな」
京子「うへへ」
結衣「今温かい飲み物できるから待ってろ」
京子「いたれりつくせりですなあ」
結衣「……っと京子、ちょっと手貸せ」
京子「ん」
結衣「やっぱりまだ冷たいな」ギュ
京子「おおう///」
結衣「な、なんだよ」
京子「んーん、あったかいね」
結衣「私はずっと買い物してたからな、少しはあったかいかもな」
京子「うん、あったかい」
結衣「……」
京子「……」
結衣「体、まだ冷たい?」
京子「……うん、まだ冷たい」
結衣「……そうか」
スクッ
ギュ
結衣「こうやって後ろから抱きしめればあったかいだろ?」
京子「……うん」
京子「あったかい」
京子「結衣の体温が伝わる……」
京子「すごい優しくて、あったかくて」
結衣「私も京子の体温が伝わる」
京子「ん……」
結衣「……」
京子「あと結衣のおっきいおっぱいも」
結衣「……おいコラ」
京子「うそうそ冗談です!」
結衣「……そうか、そーかそーか」
結衣「なんか京子の髪見たら……」
京子「え?」
結衣「こう、顔をうずめたくなるな」モフッ
京子「ひゃぁあん!///」
結衣「京子の長い髪、いい匂いするな」クンクン スーハー
京子「んん~~~~///」ゾク
結衣「サラサラだし」
京子「ん……///」
結衣「綺麗な金髪だ」
京子「はぁ……///」
結衣「ペロッ」
京子「うぅん~~~~~~///」ゾクゾクゾク
結衣「京子のうなじ、おいしいよ」
京子「あぁ……はぁ……///」
結衣「少し汗かいてきた?」レローーー
京子「ん……///」
結衣「体熱くなってきたね」チューチュー
京子「あぁぅ///」
結衣「下、触るけどいいよね?」
京子「…………」コクリ
結衣「足少し開いて」
京子「ん……」スッ
結衣「いいこだね……じゃあ」
~~~♪~♪~~♪
結衣「!!!!!!!」ビクッ
京子「!!!!!!!」ビクッ
~♪~~♪~~♪
京子「ご、ごめん! 私の!」アセアセ
結衣「あ、うん」
結衣「(心臓止まるかと思った……)」
京子「も、もしもし? お母さん?」イソイソ
京子「うん、結衣んちにいる」
京子「うん……うん……分かった」
京子「え? んー、ちょっと待って」
京子「今日泊まっていい?」ヒソヒソ
結衣「あ、あぁいいよ」
京子「うん、泊まる」
京子「ちゃんと結衣がいいって言ったってば」
京子「へーい、分かったー、はーい……」ピッ
結衣「ちゃんとOKもらった?」
京子「うん、大丈夫」
結衣「おばさん何か言ってなかった?」
京子「うちの京子を幸せにしてあげてね、だって」
結衣「そんなこといってねーだろ」
京子「えっと、いつもお世話になってありがとうねって」
結衣「どういたしまして」
京子「うむ、よろしい」
結衣「何でお前が偉そうなんだ」
京子「てへ」
結衣「ふふっ」
京子「……」
結衣「……」
結衣「あーーー、えっと……///」
京子「さっきの続き?」
結衣「えっ!?」
京子「する?」
結衣「あの……///」
結衣「も、もう夕飯のしたくしないと!///」
結衣「京子はゲームしてていいから!」ダッ
京子「……」
京子「結衣にゃんは変な所でヘタレなんだから」
京子「ばか」
――――――――――――――――――
京子「今日のご飯なにー?」
結衣「オムライス」ジュー
京子「おお! ちょうど食べたいと思ってたんだよー」
京子「やっぱり結衣は私のことなんでも分かってるなー」
結衣「単に私が食べたかっただけだよ」
京子「またまたー、本当は私のこと考えてくれてたんでしょ?」
(結衣「最近京子にオムライス作ってなかったよな」)
(結衣「そろそろ食べたいって言う頃か」)
結衣「……っ///」
京子「お?お? 図星ですか結衣さ~ん?」
結衣「別に、ちげーよ!」
京子「いやー京子ちゃん愛されてますなあ」
結衣「ったく……」
結衣「……」
京子「ニヤニヤ」
結衣「……まあ」
結衣「確かにお前のことは考えてたけどさ」プイッ
京子「ぐふふふ」
結衣「キモイ笑い方するな」
結衣「はぁ、やっぱり言うんじゃなかった……っと、あとはフライパンで」
ギュッ
結衣「お、おい! 危ないから抱きつくなよ!/// 」
京子「へへへ、やだよー」ギュゥー
結衣「いてててて! 強いって!」
京子「おっと、つい愛情が」
結衣「急にどうしたんだよ」
京子「……」
京子「嬉しいの」
京子「結衣はさ、こうやって一緒にいるとき」
京子「すごい私のこと考えてくれてるよね」
京子「ご飯とかゲームとか寝る時とか……感じるんだ」
結衣「……うん」
京子「でもさ、私がいない所でも」
京子「そうやって私のこと考えてくれてるんだって思うと」
京子「もうすっごい嬉しくなっちゃって」
京子「気持ちが抑えきれなくなって」
京子「ギューーーってしちゃった」
京子「……だめかな?」ギュ
結衣「……」
結衣「ダメなわけねーだろ」
わろた
京子「へへ」
京子「さすが結衣! 大好き!」
結衣「はいはい私も大好きだよ」
京子「……もっとちゃんと言ってくれなきゃヤダ」
結衣「しょうがないな……」
クルッ
結衣「目、見て」
京子「うん」
結衣「……好きだ」
京子「……うん、私も好き」
結衣「京子が大好きだ」
京子「うん、私も結衣が大好き」
結衣「京子を愛してる」
京子「うん、私も結衣を愛してる」
結衣「京子をすごくすごく愛してる」
京子「うん、私も結衣をすっごいすっごい愛してる」
結衣「……あご上げて」
京子「ん」
結衣「目つぶって」
京子「ん」
チュゥ
京子「んっ……」
結衣「んむ……」
チュ チュゥ チュ
京子「はむぅ……」
結衣「ちゅ……んっ……」
ジューーーー
結衣「……ん?」
京子「ゆ、ゆい! 後ろ!」
結衣「あ! うわぁ焦げてる!」
京子「ど、ど、どうしようゆい!」
結衣「とりあえず火止めよう!」
京子「……またおあずけかよ」
京子「とりあえずなんとかなったね」
結衣「オムライス一つはもう出来てたから半分こして食べるか」
――――――――――――――――――
結衣「布団敷いたぞー」
京子「へーい、今セーブするよー」ピコピコ
結衣「あっ」
京子「ほいポチッっと終了……どしたの?」
結衣「もうすぐ日付け変わるな、って」
京子「京子ちゃんの誕生日ですね」
結衣「まあ私ら年取らないけどな」
京子「永遠の14歳京子ちゃんです!キャピ☆」
結衣「キモイ」
京子「ひどい!」
結衣「……」
結衣「3……2……1……」
結衣「京子誕生日おめでとう」
京子「今年もよろしくお願いします」ペコリ
結衣「正月じゃねぇんだぞ」
京子「でもよろしくね」
結衣「ああ、まぁ、よろしく」
京子「さーて布団敷いたことですし」
結衣「あ、ちょっと待って」
京子「ん?」
結衣「明日はさすがに自分ちにいるだろ?」
京子「まあね」
結衣「だから今のうちに誕生日プレゼント渡しておくよ」
京子「おお! 誕プレ!」
ゴソゴソ
結衣「はいこれ、改めて誕生日おめでとう」
京子「ありがとう結衣! 何かな何かな~」
結衣「ドキドキ」
京子「――――――!!!」
京子「ゆ……ゆ、ゆ、ゆ…………」
京子「ゆびわ……」
京子「ま、ま、マジですか?」
結衣「まぁ……マジだけど///」
京子「け、結婚ですか?///」
結衣「そこまで重くねーよ!」
結衣「実はペアリングなんだけどさ」サッ
京子「おお!」
結衣「なんというかさ、私たちっていつも普通に一緒にいるけど」
結衣「こういうペアで使ったり持ってたりする物ないなって思って」
結衣「その……私たち二人がいつも繋がってるっていう……」
結衣「『証』、みたいなのが欲しかったからさ」
結衣「うん……だから……買った」
結衣「……」
結衣「なんか言えよ///」
京子「……ヤバイ」
結衣「何が」
京子「顔のにやけが止まんない……」
京子「あーーっ、っもう」
京子「超嬉しいよ結衣!」
京子「大大大大大大大大大大好き!」
結衣「そんだけ喜んでもらえたらこっちも安心したよ」
京子「ねえ、つけてつけて」
結衣「ん、どの指がいい?」
京子「トーゼン左手薬指」
結衣「いやそれはまだ早いって」
京子「やだ!ここがいい! ってかなんで結衣は別の指につけてるんだよ!」
結衣「結婚指輪じゃないだろ!」
京子「結婚指輪でいいだろ!」
結衣「結婚指輪ならもっといいの買うっつーの!」
京子「あ、買ってくれるんだ」
結衣「……まあそのうち買うんじゃねーの」プイッ
京子「むふふ」
結衣「ほれ、さっさと嵌める指決めろ」
京子「ねえ、今だけ……この部屋で二人でいるときだけならいいでしょ?」
結衣「…………まあ、それなら」
京子「じゃあ結衣もはずして! 指輪交換しよ!」
結衣「……しょうがないな」スッ
京子「じゃあ結衣からはめて」
結衣「ん、左手だせ」
京子「はい」
スゥ
結衣「痛くない?」
京子「うん、サイズピッタリ」
京子「じゃあ今度は私からね」
結衣「分かった」
スゥ
京子「これでよし!」
結衣「なんだか変な気分だな」
京子「今日はこれ付けて寝よっ」
京子「なんだかずっと見てられるなー……」
結衣「あの、あとさ」
京子「うん」
結衣「実はまだプレゼント……というか渡したいものがあるんだ」
京子「え! な、なに?」
結衣「これはさっき思いついたんだけど……」
京子「?」
結衣「これ、京子に渡そうと思って」
チャリン
京子「……鍵だ」
結衣「うちの合鍵」
京子「!」
結衣「今日、うちの家で待ってたのを見てさ」
京子「……いいの?」
結衣「というか、もうなきゃお前も困るだろ」
結衣「半分一緒に住んでるようなもんだし」
京子「……勝手に上がったりして迷惑じゃない?」
結衣「迷惑だなんて思わない」
結衣「そもそもお前アポなしでよく来るだろ」
京子「そ、それはそうだけど、結衣が断れば帰るつもりではいたよ」
京子「それに、やっぱり結衣にだって一人の時間は大切だろうし」
結衣「一人の時間よりお前と居る時間の方が大切だよ」
結衣「ここは私の家だけど」
結衣「私とお前の家でもあるんだ」
結衣「だからお前の好きなときに来ればいい」
京子「……うん、分かった」
京子「これからもずっと一緒にいようね」
結衣「ああ」
京子「それじゃあ布団に入りますか」
結衣「そうだな、もう日付変わったんだしな」
ブワッ バサッ
結衣「電気消すぞー」
京子「へーい」
ポチッ
結衣「よいしょっと」
京子「へへへ」ダキッ
結衣「いきなりだな」
京子「さっきは途中で電話やオムライスに邪魔されちゃったしね」
結衣「ああ」
京子「それにプレゼントももらったし気分的にやる気マンマンっていうか」
京子「今夜は寝かさないぜ結衣~、みたいな」
結衣「……」
結衣「ホントに?」
京子「おう」
結衣「……」
結衣「……京子」
結衣「実はもう一つ最後にプレゼントがあったの忘れてた」
京子「え? まだあったの?」
結衣「ああ、ちょっとむこう向いてもらえる?」
京子「? いいよ」クルッ
京子「(こんなタイミングでまたプレゼント?)」
シュル バサッ
京子「(音がする……)」
シュル バサッ
京子「(布のこすれるような……)」
シュル
京子「(これって……)」
結衣「いいよ、こっち向いて」
クルッ
京子「!!」
結衣「……///」
京子「おおう……///」
京子「結衣さん、裸デスケド……///」
結衣「プレゼント……私……」
京子「こ、これが最後のプレゼント?」
結衣「そう、プレゼント」
京子「つまり……?」
結衣「つまりプレゼントだから」
結衣「京子が私を好きにしてくれていいってこと」
京子「好きにしていいの?」
結衣「大体いつも私が攻めてるからね」
結衣「今日は京子が思う通りのことをしていいよ」
京子「え、あ、お、おう」
結衣「混乱してるぞ」
京子「あまりに急すぎてどうすればいいのやら……」
結衣「落ち着け」
結衣「京子が感じたままに愛してくれればいいよ」
京子「うん……じゃあ」
京子「愛してるよ結衣」
結衣「私も愛してる、京子」
京子「ゆい……」チュ
結衣「きて……きょうこ」チュゥ
――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――
―――
―――
――――――
――――――――――――
――――――――――――――――――
pppppppppppp
結衣「zzz」
京子「zzz」
pppppppppppppppppp
結衣「…………んーーーーっ」ポチ
結衣「…………」
京子「zzz」
結衣「きょうこー、おきるぞー」
京子「zzz」
結衣「先に朝ごはん準備しとくか……」
京子「いただきます」
結衣「いただきます」
パクパク モグモグ
京子「それにしても昨日は激しかったですな」
京子「おかげできょうの授業はよく眠れそうだ」
結衣「寝るな、というか飯時にする話じゃねーよ」
京子「おかげで結衣の弱点がいっぱい分かったし」
結衣「ブッ!ゴホッ!ゴホッ!」
京子「ほい、台ふき」
結衣「思い出させるなバカ///」ゴシゴシ
京子「いやー、結衣にゃんは良い声で鳴いてましたなあ」
結衣「お前あとで覚えてろよ……」
京子「涙目で懇願する結衣の姿なんてめったに見られないよ」
結衣「やっぱりやめとけばよかった……」
京子「でもいつもよりとっても良かったよね」
結衣「……まあそれはそうだけど」
京子「またああいうシチュエーションでしようぜ」
結衣「1ヵ月後の私の誕生日は楽しみにしてろよ……」
京子「結衣さん目がマジで怖いから……」
結衣「準備出来たかー?」
京子「ちょい待ち!」
結衣「もう行くぞー?」
京子「待てーーい!」ズサァ
京子「よっしゃ行くぞー!」
結衣「よし、んじゃいってきまーす」ガチャ
京子「お邪魔しまし……じゃなかった」
京子「いってきまーす!」
結衣「え?」
京子「だって結衣と私の家なんだろ?」
結衣「……」
結衣「ふふ……そうだな」
京子「ではしゅっぱーつ!」
京子「手繋いでこ?」
結衣「はいはい」ギュ
京子「……あのさ」
結衣「なに?」
京子「ペアリングなんだけど……」
結衣「……」
結衣「別にそのままでいいだろ」
京子「ほんと?!」パアァ
結衣「左手の薬指がいいんだろ?」
結衣「ならそのままでいい」
京子「へへっ」
京子「ありがと」
結衣「しょうがないな、まったく」
京子「ねえねえ、やっぱりみんなに疑われるかな?聞かれるかな?」
結衣「さっさと行くぞ」グイッ
京子「ほいほーい!」
終
綾乃と淫乱ピンクがすごく・・・不憫です・・・
>>113
出してフォローする事も出来たけど無駄に長くなってだれると悪いし
今回は中途半端に出すよりも、もうそのカプだけの視点・世界にした方が集中できるかなと
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