やよい「今度の収録はお泊まりって言って来ました」(202)

やよい「プロデューサーと一緒なら天国も楽しみです!うっうー!」


やよい「プロデューサー、それでお仕事はどこに行くんですか?」

P「あぁ…ちょっと遠出になりそうだよ」

やよい「そうなんですか?お泊りの服、これだけで足りますか?」

P「着替えることも、できないよ…」

やよい「??」

そのままプロデューサーは、山のほうまで車を走らせました


P「ついたよ、やよい」

やよい「ここは何処ですか、プロデューサー」

P「富士の樹海って知ってるか?」

やよい「あ、聞いたことあります!先生が怖いところだよって言ってました」

P「怖い、のかな…俺はもう平気だけどな」

やよい「今日のお仕事はここでするんですか?」

P「あぁ、俺にとっても最後のお仕事になりそうだよ」

やよい「え?プロデューサー、お仕事やめちゃうんですか!?」

P「辞めるっていえば、辞めることになるな」

やよい「そ、そんなの嫌ですっ!」

P「じゃあ、やよいも一緒に来てくれないか?今日はその為に二人で来たんだ」


―そのころ765プロ

春香「たたた、大変だよー!」

小鳥「あら、どうしたの春香ちゃん」

伊織「まったくうるさいわねぇ、一々騒がないでよ」

春香「騒がずにはいられないよっ!これ、これ!」ペラッ

千早「手紙?誰の手紙なの?」

亜美「はるるん、ラブレターもらったの?」

真美「今日はお赤飯ですな→?」

春香「違うよっ!よく見て!」


みんなへ

プロデューサーとしてこの仕事を長く務めてきましたが、

俺はどうやら限界のようです…

一人で幾人ものアイドルを掛け持ち、仕事先には頭を下げて

仕事を取りに行って、断られ、頭を下げ、また仕事を取りに行って…

唯一の救いは、みんながステージで輝いてくれることでした

しかし、分からなくなってしまったんです…俺の存在意義が

正直な話、俺で無くても売れているアイドルをプロデュースすることは簡単だし、

社長が新しいプロデューサーを募集すると聞いたとき、俺は色々なことを悟ってしまいました

もう、疲れました 何もかも


最後に、やよいとドライブを、楽しんできます…不甲斐無い俺をお許しください


プロデューサー

自分はこういう風に解釈しました。違うのであればやり直します


響「ねぇ、これってどういうこと?」

美希「ハニー、仕事やめちゃうの?」

あずさ「それだけで、済むのかしら…」

貴音「なにやら、とても思いつめている様子が伺えます」

千早「これは…高槻さんと心中、ということかしら?」

伊織「ちょっと!縁起でもないこと言わないでよっ!」

美希「そうだよ!ハニーは、そんなことしないよ!」

小鳥「でも…わざわざ紙に書いたということは…」


「・・・」


―樹海

やよい「プロデューサー、辞めたら、めっ!です!」

P「俺、辞めるなんて選択肢が無かったんだ」

やよい「じゃ、じゃあまだ一緒にいられるんですか?」

P「一緒にいるよ…やよい、ずっと一緒だから」

やよい「ホントですかっ!?うっうー!」

P「………ずっと」

やよい「プロデューサー、早く車から降りて、お仕事に行きましょー!」

P「いや、今日は車の中で仕事をするんだよ」

やよい「車の中?…どうやってお仕事するんですか?」


P「待っててくれ…準備するから」


プルルルル プルルルル プルルルル

春香「だめだ、プロデューサーさん電源切ってるよ」

美希「きっと春香の電話は着信拒否なの!ミキがするのっ」ピッ

春香「ぷ、プロデューサーさんはそんなことしないよっ!」

伊織「やよいのほうも駄目ね…」

小鳥「プロデューサーさんが、行きそうな場所…なんて分からないわよね」

響「自分、プロデューサーの家に行ってくるぞ!」

美希「あ、響!抜け駆けは駄目なの」

伊織「そうだ、やよいの家にっ!」

真「ボクもいくよ」

小鳥「あたしは、各仕事先に連絡してみるわ」

千早「私も手伝います」

あずさ「私もお手伝いします」


亜美「こうなったら、名探偵亜美真美が」

真美「兄ちゃん達を絶対に見つけて見せるよ!」



亜美「まず兄ちゃんの手紙…これには情報はなさそうだね」

真美「これじゃ、最悪ただの遺書だよね」

亜美「兄ちゃんの荷物、ほかに何かある?」



真美「仕事の書類と着替えのスーツ…他にめぼしいものはないね」ガサガサ

真美「ややっ!?」

亜美「どーしたんだね真美君っ!」

真美「兄ちゃんのスーツからレシートが出てきたよ!」

亜美「よし、何を買ったのかしらべてみよ→」


真美「ドラッグストアのレシート…お薬買ったみたいだね」

亜美「りっちゃん、この薬って何かわからない?」

律子「ちょっと待ってなさい…」

真美「この間に二つ目…ホームセンターかな」

亜美「なになに…ほにゃららずみ?」

真美「むー、この漢字、なんて読むんだっけ?」

春香「これって…練炭?」

亜美「それそれ!れんたん!」

真美「でも、れんたんって何に使うの?」

春香「え、練炭ってもしかして?」


律子「この薬は、睡眠薬のようね…そして練炭でしょ?決まりじゃない」


亜美「つまり、どういうことなの律っちゃん?」

律子「プロデューサーは、練炭自殺をしようとしているのよ」

真美「練炭自殺?」

春香「密室で、練炭を炊いて一酸化炭素中毒でしたっけ?」

律子「そ、中毒になって最終的に死ぬわね」

亜美・真美「な、なんだってー!」

律子「でも、死ぬための手段なんて今はどうでも良いじゃない」

律子「分かることといったら、死ぬ場所が車の中とかそういう密室の空間ってことでしょ」

亜美「でも車の中なんていったら…」

真美「何処にでもいけちゃうっしょ!」

律子「そうよね…不味いわね」


―やよい家

長介「お兄ちゃんとお姉ちゃん?帰ってきてないよ?」

伊織「そ、そんな…」

真「どこに行くかって、言ってなかった!?」

長介「分かんない…でもお泊りの着替えを持っていってたよ?」

伊織「着替え…でもそんなんじゃ…!」

真「プロデューサーの家にいることを信じよう、伊織」

伊織「やよい…プロデューサー…」


―プロデューサー宅

響「鍵がかかってるぞ」

ピンポーン ピンポーン ピンポーン

美希「押しても出てこないの…」

ドンドンドン

響「おーい!プロデューサー、やよいー!」

美希「ハニー!ハニー!」

ドンドンドン

響「頼むから出てきてくれー!」

美希「ハニー!ミキだよー!開けて欲しいのー!」


プルルルル プルルルル プルルルル

雪歩「真ちゃんからだ!」ピッ

雪歩「もしもし、真ちゃん?」

真「雪歩、やよいの家にはいなかったよ…プロデューサーの家は?」

雪歩「まだ二人から連絡は来てないよ?」

春香「私、電話してみるね」ピッ

真「そうか…」

雪歩「分かったことは何かない?」

真「んー、やよいが外泊のために着替えを持っていったらしいんだけど…」

雪歩「着替え?」

真「でも、それだけじゃあ検討付かないよね…」

律子「そうね…残念だけど、それで特定は無理ね」

真「そうか…」

ピッ

春香「プロデューサーさんの家にもいないって…」


律子「あー!発信機でもつけて置けばよかったなぁ」

春香「ええ!それは冗談ですよね?」

律子「作れないことも無いわよ?」

貴音「しかし…していないということに変わりはありません」

小鳥「ダメ、何処にも行ってないみたい」

雪歩「プロデューサー…やよいちゃん…」

亜美「うあうあー!このままじゃ兄ちゃん達」

真美「本当に死んじゃうよー!」

律子「自殺の名所巡りでも…してみるしか」

春香「笑えませんよね…冗談だったらどれだけましか」


―その頃樹海

P「火をつけて…これを飲めば…」カタカタカタ

やよい「プロデューサー、震えてます」

P「う…ちょっと怖いのかもしれない」

やよい「プロデューサー、これをしたらどうなっちゃうんですかっ?」

P「楽に慣れるよ…やよいも俺も」

やよい「私、寒くないから付けなくても良いですっ」

やよい「それに、知らないお薬は飲んじゃダメって…」

P「これは、ただの栄養剤だよ」

やよい「プロデューサー、めっ!」

P「え?ど、どうしてだい、やよい?」

やよい「栄養は、しっかりごはんを食べなきゃ、めっ!です!」

P「………」


P「やよいは、毎日忙しくないのか?」

やよい「忙しいです、毎日お仕事をして、長介たちの面倒を見て、家のことをして」

P「疲れないのか?」

やよい「疲れます…でも、朝ごはんをしっかり食べて、毎日元気ですっ!」

やよい「私、元気がとりえだから…」

P「そんなことないさ、やよいから元気をもらってる人たちはいっぱいいるから」

やよい「うぅ…でも、今のプロデューサーは元気が無いです」

P「………」

やよい「どうしたら元気になりますか?私、プロデューサーが元気になって欲しいですっ」

P「…うっ…うぅ…」


P「ここまで…きたら…あとには引けないんだ…」

カチッ ジュッ

やよい「あれ、付けちゃうんですかプロデューサー」

P「俺、少し寒いんだ…ごめんな…ごめん…ごめん…」

やよい「わ、私は別に構わないですっ」

P「やよい…これ、飲んでくれないか?」

やよい「え、栄養剤ですか?」

P「あぁ…お願いだ」

やよい「……わかりました、これを飲んだらお仕事しましょー!」

P「あぁ…ぜったいにするよ」

やり遂げるのか・・・それもまた良し


―その頃765プロメンバー

カタカタカタ ターンッ!

律子「できたわ…みんな、今から言うことつぶやいてね」

765プロ緊急キャンペーン、あの車を追え!

今から夕方までに(ナンバープレートと車種)の車を見つけて見つけた現在地をつぶやこう!

見つけられた方の中から抽選で5名様に、765プロメンバー全員のサイン入り色紙をプレゼント!

イベントの詳細はこちらから!

律子「これをみんなのアカウントでつぶやいて」

亜美「おー、ファンの皆に手伝ってもらうんだね→」

真美「さすが律っちゃん!あったまE!」

律子「ごちゃごちゃ言ってないで、さっさとする!」

亜美・真美「りょ→かい!」


律子「…間に合うかしら…」


春香「でも、これで見つかるのかな…」

千早「私達のできることをするまでよ、春香」

伊織「うちのほうでも、捜索は頼んでおいたわ…」

美希「ミキも、探しに行くよ!」

響「自分もいぬ美をつれて、行ってくる!」

律子「みんなで手分けして探しましょう!小鳥さんは、ここで待機していてください」

小鳥「はい、わかりました」

律子「それじゃあ、みんな、絶対に見つけるわよ!」



「オー!!!」


―樹海

やよい「プロデューサー、なんだか眠くなってきました…」

P「zzz...zzz...」

やよい「プロデューサー…?」

P「zzz...zzz...」

やよい「…と、トイレに行きたいです」

ガチャ

やよい「えと…近くにトイレは…」

やよい(ど、何処にもなさそう…どうしよう)




やよい「…」キョロキョロ

目張りしてないのか、致死率低いぞ


亜美「律っちゃん!まだつぶやき0だよ!」

真美「さっき1件来たけど、違う車だったよ」

律子「そう…あー!何処に行ったのよっ!」

律子「これだけ人がいないってなると…ちょっと亜美真美、ヒントとして人のいない場所とでも打っておいて」

亜美真美「りょ→かいでありますっ!」

律子「自殺…人気の無い…って、自殺するなら人気が無い場所を選ぶのは当たり前か」

律子「走っているなら、すぐに見つかる…もう走っていないとするなら距離としては…この範囲」

律子「少しずつ、わかってきたわよ…」


響「いぬ美、分かる?」

いぬ美「バウッ!」タッタッタ

響「あ、待つんだいぬ美ー!」

美希「待っててね…ハニー」



春香「よく考えたら、私達も車に乗せてもらえばよかったね」

千早「電車でも、いけることはいけるわ」

春香「でも、あまり効率的じゃないよね」

千早「言わないで…虚しくなるから」

春香「ご、ごめん」


―樹海

P「zzz...zzz...んぐ…」

P「ダメだ…薬が足りない…のか」

P「やよいは、あれ?」

P「やよい!やよい!?」

ガチャ

やよい「はい、プロデューサー、どうしたんですかっ?」

P「あ、開けたのか…」

やよい「ごめんなさい、そのと、トイレに行きたくなっちゃって…」

P「忘れていたよ…これを」

ビーーーー


雪歩「真ちゃん、プロデューサーとやよいちゃん大丈夫かな?」

真「大丈夫だよ雪歩、二人を信じよう」

伊織「そうよ、勝手に死んでもらったら困るわよ」

貴音「あなた様…いずこへ…」



小鳥「連絡無し、つぶやき無し」

プルルルル プルルルル プルルルル

小鳥「電話も…でない」

小鳥「…プロデューサーさん…やよいちゃん」


小鳥「絶対に、帰ってきてください」

果たして、プロデューサーとやよいの運命やいかにっ!ちょっと私事で空けます

やよい「今度の収録はお泊まりって言って来ました」

P「え? いや、今日は普通に日帰りで大丈夫だぞ?」

やよい「うっうー…違くてですね、あの…そのぉ///」モジモジ

P「ハハハ、やよいは慌てんぼだなあ。お泊まりセットなんか持ってきて」

やよい「あっ! あのっ! 私、今日はプロデューサーの家に泊まりまうー!///」

P「うーん、ウチは散らかってるからなあ。どうせなら伊織の家に泊まればどうだ?」

やよい「うっうー、だからそうじゃなくて…!」

律子「何やってんのあの二人」

乗っ取りなら最後まで書けよ
最近のSSって立て逃げか「用事思い出した」とか「保守よろ」とかが増えたな


やよい「ぷ、プロデューサー?」

P「どうしたやよい?…うまく貼れないな」

やよい「そんなことしたら、出られなくなっちゃいますっ」

P「…これが終わったら出られるよ」

P「あと、悪いけど…もう一回飲んでくれないか」

やよい「うぅ…」

P「その前に、しっかり…貼らないと…」


やよい「プロデューサー、お仕事は嘘ですか」

P「いや、これも立派な仕事なんだよ…」

やよい「嘘です、プロデューサーさっき寝てましたっ」

P「まだ仕事まで時間があったからな…」

やよい「それに…車の中って、私達しかいません」

P「そうだよ」

やよい「一体、なんのお仕事ですか?」

P「それは…」

やよい「プロデューサー、別にこういうことするのは良いです…でも、言ってくれないと私、分かりません」

P「………」


あずさ「律子さん、わかりましたよ」

律子「ホントですか!?」

あずさ「このつぶやき…これであってますよね?」

律子「何でこんなところに…」

あずさ「撮った時間は少し前で、移動中だったそうですけど…向かった先はおそらく…」

律子「えぇ、間違いないでしょう」

亜美「ついに、兄ちゃんとやよいっちの居場所が」

真美「分かるわけですな?」

律子「待ってなさいよ…絶対に!」

戻ってきたか支援

やよいに思春期はまだ早い


P「そうだなやよい…仕事は嘘だ」

やよい「やっぱり…」

P「やよいとちょっとドライブに出かけたかったんだよ」

やよい「それなら、こんなことする必要ありません…」

P「………」

やよい「本当のことは、言えないですか?」



P(…このまま炊いてしまえば良いか)


ガチャ バタン

律子「といっても、ここから先は…どうすれば」

亜美「いちおー、ここらへんって言うのは伝えてあるよ」

真美「多分、ファンの兄ちゃん姉ちゃんがちらほらいるんじゃない?」

律子「…今は、皆が頼りね…私達も手分けして探しましょう」

律子「あずささんは私といてくださいね」

あずさ「そうですね、お願いします」

亜美・真美「こっちは二人で探すよ律っちゃん!」

律子「お願いね、亜美、真美」


響「はぁはぁ…いぬ美ー!」

美希「響、律子…さんたちから連絡きてたよ」

響「そうなの?」

美希「うん、樹海ってところにいるんだって、ホラここ」

響「ここなら、自分達が向かってるぞ」

いぬ美「バウッバウッ!」

美希「じゃあいぬ美を追いかければ、ハニーのところにたどり着くんだね」

響「そーだよ、いぬ美は賢いからね!…でも」

美希「疲れたの…」

765プロから富士の樹海ってそんな短距離なのか


ガタンゴトン

春香「亜美たちから連絡きたね、千早ちゃん」

ガタンゴトン

千早「えぇ、そうね」

ガタンゴトン

春香「私達、何処に向かってるんだろう」

ガタンゴトン

千早「………プロデューサーのところよ、多分」




春香・千早「はぁ…」

>>117
自分で設定しておきながら、後悔してますよ…だから後は樹海としか言わせていません
そこではないということを把握していただけると幸いでござい


伊織「早速あそこに向かってもらえる?」

雪歩「間に合うよね…」

真「大丈夫、大丈夫だよ」

貴音「そうですよ…みんなを、信じましょう」

伊織「待ってなさいよやよい!」

雪歩・真「プロデューサー…」

貴音「…あなた様」

>>20でPが富士の樹海って言っちゃってるけど
フィルターかけとくか


―その頃

やよい「プロデューサー、車の中、暑いです」

P「俺は…寒いんだ」

やよい「嘘ついたら、めっ!…プロデューサー、汗かいてます」

P「もうすぐ…もうすぐで楽にしてやるから」

やよい「つけなくて良いです!」



P「もう、無理なんだよ…」

カチッ


亜美「おっ、つぶやき1件!」

亜美「ふむふむ…分かったよ真美!」

真美「こっちも分かったッぽいよ!」

亜美・真美「急げ→!」



律子「見つかったらしいです」

あずさ「そうなんですか、それじゃあ」

律子「えぇ、急ぎましょう」

あずさ「はい」


美希「まだなの…響…」

響「いぬ美…ちょっと待ってほしいぞ…」

美希「はぁはぁ…あ、小鳥からメールが着てる」ピッ




小鳥「みんな…二人を見つけて来てね」


ファン「これで色紙もらえたら…生きる希望が!」



伊織「律子たちが先に向かってるみたいね…」

雪歩「じゃあ、二人は」

真「ボクたちも早くっ!」

伊織「分かってるわよ」


律子「あ、亜美!真美!」

亜美「結局そろったね→」

真美「兄ちゃん達は、この近くだって」

律子「そうね、さっき確認したわ…急ぎましょう」

あずさ「そうですね、早く行かないと」


―その頃

やよい「ごほっ、ごほっ!」

P「やよい…ごほっ…もう少しの辛抱だからな」

やよい「ぷ、プロデューサー…」


亜美「…あ、あった!律っちゃん、あれ!」

真美「兄ちーゃん!やよいっちー!」タッタッタ

律子「あずささん、私達も」

あずさ「はい」

タッタッタ



ガチャガチャ

亜美「律っちゃん、開かないよ?」

真美「こっちのドアもダメっぽいよ」

律子「目張りしてあるとしたら…えと、石で割るしか無いわね」

見つけただと!

訂正、律子「鍵がしてあるとしたら…えと、石で割るしか無いわね」

―――



伊織「律子ー!」

真「みんなー、おーい!」

雪歩「プロデューサーは、やよいちゃんは」



4人「………」

貴音「どうしたのですか、なぜ答えないのですか…!」

OH...

Pが生き残ってた方がある意味BADじゃね?P的に


律子「まだ…わからないわ、真!プロデューサーをかついでくれる?」

真「え、プロデューサーどうしたんですか!?」

雪歩「そんな…まさか」

律子「今は車に運ぶのが先よ!急いで!」

伊織「そ、そんな…やよい、プロデューサーっ」

律子「泣くのも笑うのも後!ほらっ、早く!」




―――

>>140
そして次は雪歩が犠牲になるのか


春香「プロデューサーさんが…嘘…」

千早「春香、落ち着きなさい」

春香「嘘だよね、こんなの…絶対に…」

千早「春香…」

春香「やだよ…おかしいよ」

美希「…ミキも、信じない」

律子「信じるも信じないも…これが現実なのよ」



律子「やよいが生きているのは、奇跡に近いわ…」

これは特にBADでもないな
新しくP募集するらしいし、損害は極小


プロデューサーが死んだ…

彼は、やよい以上に一酸化炭素を摂取していた…

やよいが生きていることは本当に奇跡

でも、そんなやよいも後遺症で、アイドル人生を絶つこととなった

やよいの傷病に、家族はひどく心を傷つけられたそうで…

兄弟のみんなは、毎日のように病院にやってきて、涙を流して帰り

765プロのみんなも、ぽっかりと穴が開いてしまい…

美希はアイドルを辞め、伊織も竜宮小町を抜け、やよいに付きっ切り

優秀なプロデューサーがいなくなったこのプロダクションで


過去の栄光が再び戻ることは、もうなかった


うーん…もう少しひねってほしかったなぁ
まぁ乙

そうですね…ちょっと用事の間に中毒や、自殺の手法を調べていたのですが
なかなかどうして奥深い、乗っ取りでスレタイと違った趣向で荒らしたことはお許しくださいな

これで終わりというわけじゃ、あるまいな!?

体重からいってやよい死亡P生存のほうが自然だな乙

>>162
一回目の時にやよいは外出て総吸入量が少なかったのでは、と考える


やよい「プロデューサーのお家、立派ですっ」

P「これでも片付けたほうなんだけど…ごめんな」

やよい「それじゃあ、今からお掃除しましょー!」

P「えぇ!?」

やよい「プロデューサー、お掃除はしっかりしなきゃメッ!です」

P「いやそうだけど…忙しくてさ、ははは」

やよい「私も手伝いますから!」

P「迷惑じゃないか?流石に」

やよい「私は慣れてますからっ」

P(先に本とブツを回収しなければ…)

やよい「?…どうしたんですか、プロデューサー」

P「なんでもないぞ!?」


こういう思考が足りなかった

sssp://img.2ch.net/ico/kossorisan.gif
キャラの死亡自体は否定しないけど今回の話じゃただの無意味なバッドエンドだからなぁ

>>169意味のあるバッドエンドを参考に教えていただけると嬉しいです><


P「ふむ、大分綺麗になったな」

やよい「うっうー!広くなりましたっ!」

P「広くなったけど…途中色々大事なものを失った気がするよ」

やよい「うぅ…すみませんプロデューサー」

P「やよいは悪くないよ…ははは」

やよい「そうだっ、プロデューサー!お料理作っても良いですか?」

P「良いけど…作ってくれるのか?」

やよい「はいっ!あ、それで、あのー」

P「ん?」

やよい「プロデューサーにも手伝って欲しいかなぁって…」

P「俺は構わないよ」

やよい「は、はいっ!一緒に作りましょー!」

なるほど…シェイクスピアは、あきらめた記憶があるので暇があれば是非に
そうですね…生還フラグ、を裏切りたかっただけだったかも知れません


やよい「プロデューサーのお家の冷蔵庫、何もありませんっ」

P「一人暮らしだと、あまり料理しないんだよね…たまに炒飯とか焼きそばとかか」

やよい「色々食べないとめっ!です」

P「とは言っても…食材がね」

やよい「じゃ、じゃあ次に泊まるときは、一緒に買い物に行きましょうプロデューサー」

P「そうだな、やよいが選んでくれるか?」

やよい「!…はいっ!もちろんです!」

P「ん、何か嬉しそうだな」

やよい「えへへ、そーですか?」

P(何かあったのか?)

なんだかんだで違う世界線の物語が始まっててわろたwww支援


P「んー、野菜炒め乗せただけだけどうまいな」チュルチュル

やよい「もやしもいっぱいですっ!」チュルチュル

ズズズ

P「ふぅ…うまかった、ごちそうさま」

やよい「ごちそうさまでした」

P「さて、やよいはくつろいでてくれよ、洗い物してきちゃうから」

やよい「あ、私も手伝います」

P「そうか?ありがとうな」

やよい「こういうの手伝うのはとーぜんですっ!」

P「え…なんで?」

やよい「そ、それは…えへへ」

P「?」

やよい「は、早く洗いましょうよー」

P「わ、分かったよ」

うむ、やはりやよいはこうでないと


ジャーーー

やよい「プロデューサー、水は出しっぱなしじゃ無くて、止めないと、めっ!」

P「そうだな、悪い」

ピト

やよい「あっ…」

P「あ、やよいが止めてくれるの?」

やよい「は、はいっ」キュッ

P「…?やよい、手が止まってるけど…」ゴシゴシ

やよい「あ、な、何でもありません」

P「体調が悪いなら言ってくれ?」

やよい「だ、大丈夫です!」

P「なら良いけど…?」

このやよい「めっ!」言いすぎだろwww


P「うーん、やよいはいつも家で何やってるんだ?」

やよい「弟達の世話をしてます」

P「あーそっか…」

やよい「今日は、ごはんも作り置きして、長介に任せたので大丈夫ですっ」

P「えらいな、やよいは」ナデナデ

やよい「そ、そんなことないです」

P「いや、立派なお姉ちゃんじゃないか」ナデナデ

やよい「あぅ…」

P「じゃあやよい、今日は俺と遊ぶか」

やよい「はいっ!」


P「といっても、トランプとリバーシくらいしかないけど」

やよい「リバーシってなんですか?」

P「これこれ、オセロだな」

やよい「あ、やりたいです!」

P「よし、じゃあ俺と勝負だ」



やよい「また勝ちましたー!」

P「いやー、やよいは強いなぁ」

やよい「うっうー♪」

P(可愛いなぁ、やよいは)


P「さて、そろそろお風呂に入っておいで」

やよい「はい、じゃあ行きましょープロデューサー」

P「えっ、いやいや、別々に入ろうな?」

やよい「それじゃあもったいないですよー」

P「勿体無いのはわかる…だけど、一緒に入ったらまずい!」

やよい「大丈夫ですよ」

P「俺が大丈夫じゃない!」



P「で…こうなるのか」

やよい「はいプロデューサー、背中を向けてください」

P(撮影で見慣れているとはいえ…こんなに近くにいられると…)

ゴシゴシゴシゴシ

やよい「プロデューサーの背中って、広いですねっ」

P「そ、そうかな…」

ゴシゴシ

P(耐えるんだ俺…)

やよい「痛くないですか?」

P「いや、丁度良いよ…」

P(良心が痛い…くそー!)


P「………」

やよい「………」

P「よ、浴槽狭くてごめんな?俺、やっぱりでようか?」

やよい「へ、平気です!」

P「そ、そうか…」

やよい「………」

P(ほぼくっついてる…これはまずい)

やよい(ぷ、プロデューサーがこんなに近くに…)


P「さ…やよい、布団こっちに敷いたから」

やよい「はい、じゃあプロデューサーも寝ましょう」

P「うん、俺はこっちに毛布用意してあるから…」

やよい「えっ」

P「おやすみ、やよい」

やよい「ぷ、プロデューサー、あの…えーと…」

やよい「い、一緒に…一緒に寝ませんか!」

P「いや、それは流石に…布団も用意してあるし」

やよい「でも、その…私、プロデューサーと寝たいですっ!」

P「ブッ」

やよい「だ、ダメですか?」

P(やよい…そんな上目遣いでおねだりするなんて…)

P「わ、分かった、分かったから…」

やよい「それじゃあ一緒に!」

P「一緒に寝よう…か」


P「どうしてこうなった…」

やよい「えへへ、プロデューサーあったかいです」

P「そうだな…どちらかというと、やよいのほうがあったかいけど」

やよい「そ、そうですか?」

P「あ…いや…うん」

P・やよい「………」

やよい「私、いつも弟達の面倒見てるから、こういう風に甘えることが無くて」

やよい「ずっと、お兄ちゃんが欲しかったんです」

P「う、うん」

やよい「でも、プロデューサーは私の面倒見てくれて…すごい嬉しいです」

P「………」


やよい「だからプロデューサー…あの…」

P「zz...」

やよい「私の……プロデューサー?」

P「zzz...zzz...」

やよい「…もう、プロデューサー」

やよい「………」


ギューッ


やよい「えへへ…おやすみなさい、お兄ちゃん」



P「お疲れやよい、今日の仕事もバッチリだったぞ」

やよい「プロデューサー、はい、たーっち!いえい!」

P「そうだやよい、そういえばさっき俺に何か用事があるって」

やよい「はい、プロデューサーは、今晩何が食べたいですか?」

P「…え、今晩って?」

やよい「私、何でも作っちゃいます!だから一緒に」


やよい「スーパーに出かけましょう、プロデューサー!」





スレタイで占めてくれたら言うこと無しだったけど

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