春香「英語禁止ボウリング?」(377)
ID:3iAarOos0 代行
~とあるボウリング場~
春香「わあ、わたしボウリングなんて久しぶりだよー!」
千早「春香はボウリングをしたことがあるの?」
真「え、まさか千早、ボウリング初めてなの?」
千早「ええ。あまりこういうところに遊びに来ることはなかったから」
春香「そうなの? じゃあ千早ちゃんには私が教えてあげるね!」
千早「ええ、お願いするわ」
わいわい、がやがや
小鳥「はいはい、注目してくださーい! 全員揃ってますねー?」
一同「はーい!」
小鳥「みんな聞いてると思うけど、今日は765プロ新年会と称して、ボウリングを行うわ! 勝者には豪華商品、そして敗者には罰ゲームもあるわよー?」
雪歩「ば、罰ゲームですかぁ……?」
響「自分、ボウリングは得意だぞ!」
千早「あの、音無さん。私ボウリングは初めてなんですけれど」
貴音「僭越ながら、わたくしもです」
やよい「私もですー……」
小鳥「ふふ、安心して千早ちゃん、貴音ちゃん、やよいちゃん。今日のボウリングはただのボウリングじゃあないわ。なんとあの、英語禁止ボウリングよ!」
春香「英語禁止ボウリング?」
小鳥「そう、英語禁止ボウリング。呼んで字のごとく、英語を喋っちゃいけないボウリングのことよ。知ってる人も居るんじゃないかしら?」
真「あのお正月のテレビ番組のやつですよね? うわぁ! ボクあの番組大好きなんです!」
美希「英語禁止って……英語の言葉を喋っちゃいけないの?」
あずさ「それだけなら簡単そうね~」
小鳥「ちなみにこの様子は、春の765オールスターライブの特典映像として配布する予定だから。みんな、アイドルらしく過ごしてね」
伊織「だからカメラが回ってるのね……。オフの日まで何事かと思っちゃったわよ」
やよい「何だか楽しそうだね、伊織ちゃん!」
小鳥「ふふ。それじゃあ、ルールを説明していくわね。律子さん?」
律子「はいはい。それじゃあまずは簡単なルールを説明していくわね。まず一つ、私と小鳥さん以外は、英語は絶対禁止。これは大前提よ」
雪歩「しゃ、喋っちゃったらどうなるんですかぁ……?」プルプル
小鳥「喋ったら、一回につき100円の罰金がつくわ」
真「100円……流石に、本家よりは優しいんですね」
P「当たり前だろ。お前らからそんなに金取れるわけないじゃないか」
亜美「お→、兄ちゃんやっさし→! 太っ腹ですな→!」
真美「兄ちゃんの腹はたぷたぷですな→!」
P「お前ら、それ他の人には言うなよ……? 特に女性には」ビシ
亜美真美「あいあいさ→!」
やよい「お、お金がかかってるんですか……」
真「まあ、本家は1回1000円だからそれに比べたら随分ましなんじゃないかな?」
律子「あ、審判は私と小鳥さん、それにプロデューサー殿の3人で行うわ」
P「ま、それを見越して新年会費はタダにしてあるんだ。ボウリング代よりは高くならないように気をつけてくれ、って感じだな」
美希「ふっふ~ん。タダでボウリングが楽しめるなんて、とってもいい企画なの♪」
律子「あら美希、凄い自信ね。あとでどうなっても知らないわよ?」
美希「どう考えても楽勝なの!」
真「それがそうでもないんだよね、この企画……」
雪歩「うぅー、凄いミスしちゃいそうだよぉ」
やよい「5回でごひゃくえん、10回でせんえん……」ブツブツ
伊織(やよいに変なスイッチが入っちゃってるわ……)
春香「それより小鳥さん、罰ゲームの方が気になるんですけど」
小鳥「もちろんそれも今から説明するわ!」
律子「その前にまず気をつけておいて欲しいのは、勝ち負けはボウリングのスコアじゃなくて、罰金の金額で判断するということね」
貴音「つまり、多くの英語を口にした者が罰を受ける、ということでしょうか?」
律子「そうよ。ボウリングが初めての人も居るみたいだし、これなら公平でしょう?」
小鳥「もちろんボウリングが上手な人にはボーナスもあるけど、それはあくまでオマケ程度ね。ゲームは純粋に楽しんでほしいと思っているわ」
響「最下位は散々な目にあいそうだな……。それでピヨコ、罰ゲームってなんなんだ?」
小鳥「ふふふ。聞いて驚きなさい。罰ゲームは、なんと……!!」
一同「…………(ごくり)」
小鳥「向こう一ヶ月、事務所のトイレ掃除と窓拭きよ!」
一同「…………」
小鳥「あ、あれ?みんなどうしたの?」
春香「い、嫌なのは確かに嫌だけど」ヒソヒソ
響「なんかすごく地味だぞ……」ヒソヒソ
雪歩「拍子抜けしちゃいましたぁ」ヒソヒソ
千早「というかこれ、音無さんが楽をしたいだけなんじゃないかしら」ヒソヒソ
小鳥(そんなにこれ、嫌だったのかしら……?)
やよい「お掃除くらいなら私、やりますけど……」
伊織「駄目よやよい。それじゃあ罰ゲームにならないじゃないの」
美希「一ヶ月……。これは、絶対に負けられないの……」ゴゴゴ
小鳥「みんなのやる気の差がすごく気になるけど……。続いて優勝商品を発表するわね!」
春香「優勝商品……何だろう?」
亜美「亜美はケーキとかがいいな→!」
真美「お→、亜美いいこと言った!」
貴音「らぁめん一年分……いえ、あまり個人的な望みは申し上げないでおきましょう」
あずさ「温泉旅行とかだと素敵ね~」
小鳥「優勝者にはなんと、『プロデューサーに一日何でも言うことを聞いてもらえる券』が授与されるわ!」
P含む一同「!!!!?」
P「ちょ、ちょっと待ってください音無さん! 聞いてないですよ!」
小鳥「あらやだ。プロデューサーさんこの間、『最近すごく頑張ってるし、あいつらにもそろそろ何かしてやりたいなあ』って言ってたじゃないですか」
P「それは確かに言いましたけど……。大体、お前らも賞品がこんなんじゃ嫌だろ?」チラッ
美希「負けられない。負けられないの」ギリギリ
真「一日、プロデューサーを独り占め……」
春香「何でも、かぁ。何お願いしちゃおっかなぁ、えへへ」
千早(絶好のチャンス、ね……)グッ
あずさ「あらあら。もしかして今日は運命の日、かしら?」
伊織「まずは跪いてもらうところからかしらね。にひひっ♪」
亜美「何でもする?今何でもするって言ったよね!?」
真美「ぐふふ→。何してもらっちゃおっかな→?」
響「何でも……何でも……?///」プシュー
雪歩「…………」キュッ
やよい「うっうー!お願いすることは一つに決まってますー!」
貴音「絶対に負けられない戦いが、ここにある……」キリッ
一同「………………」ゴゴゴゴゴゴ
P「ほ、迸るほどのやる気……」
律子(私も参加したかったな……)
小鳥「はいはーい。みんなのモチベーションも上がったところで、そろそろスタートするわよ!」
律子「とにかく押さえておいてほしいのは、1:英語は禁止。2:だんまりも禁止。ってことだけね。撮影されてるということも忘れないように」
美希「え、黙ってたら駄目なの?」
律子「当たり前じゃない。黙ってたらゲームにならないでしょうが」
美希「はーいなの……」
小鳥「もしも英単語が聞こえたら」
\ピヨー/
小鳥「この小鳥特製ベルでお知らせするわ!」
響「あれ、ベルなのか……?どこから音が出たか分からないぞ」
律子「今のうちに言いたい英語は言っておいた方がいいわよ? 始まったら、ストライクとかガーターとかの言葉もアウトだからね」
春香「あ、そっかぁ。よーし、ストライク!ストライク!ストライク!」
やよい「うー、ガーター!ガーター!ガーター!」
真「田○ハイレーン!田○ハイレーン!」
伊織「真、あんた何言ってるの……?」
真「いやぁ、これを言わないとこの企画って感じがしなくてさ」エヘヘ
伊織「そういうものなのかしら……」
小鳥「それじゃあ早速、スタートよ!」
春香「え、もうスタートなんですか!?」
\ピヨー/ 【start】
春香「あ、いきなりやっちゃった!いっけない」コツン
あずさ「なるほど、こういうのも駄目なんですか。意外と難しそうですね~」
P「ははは、春香らしいミスだな。気をつけろよ」
春香「はー
\ピヨー/ 【miss】
い……?」
P「え、俺もなんですか!?」
律子「当然じゃないですか。最初にちゃんと、私と小鳥さん以外、って言いましたよね?」
P「く、俺審判なのに……理不尽だ……」
美希「見ててねハニー!ミキ、絶対優勝するから!」
\ピヨー/ 【honey】
美希「えー!? これも駄目なの?」
律子「そりゃそうよ。それも立派な英語じゃない」
千早「これは、美希にとっては辛いルー……決まりになりそうね」
亜美「今千早お姉ちゃん危なかったっしょ→?」
真美「ぎりぎり耐えましたなぁ」
千早「どうやら、途中で止めるのはセーフのようね」
\ピヨー/ 【safe】
千早「あ……くっ、油断したわ」
伊織「……というかこれって、美希じゃなくても」
美希「じゃあ今日はプロデューサーって呼ばなきゃ……はっ!?」
\ピヨー/ 【producer】
美希「ああああ!しまったの!」
伊織「やっぱりそうよね。それだって立派な英語だもの」
貴音「なるほど。今日はぷろでゅーさー」
\ピヨー/ 【producer】
貴音「……もとい、あの方を普段のように呼ぶことはできないということですね」
P「あ、そうか。みんないつも大体俺のことはプロ……じゃなくて、英語で呼ぶもんな」
\ピヨー/ 【professional】
P「えええええ!今のもアウトなんですか音無さん!?」
\ピヨー/ 【out】
P「ああああ!面倒くさい!!」
真「これがあるから、意外とこの企画難しいんだよね……」
響「というか、全然ゲームが始まらないぞ……」
\ピヨー/ 【game】
響「……はっ!?」
雪歩「でもでも、そしたら今日はプ……この人のことをどう呼んだらいいんですかぁ??」
美希「うーん。そこの人、とかどうかな?」
伊織「またえらく冷たい感じになったわね」
美希「負けないためには仕方ないの!」
P(何だかすごく、積み上げたものが崩れた気分だな)
貴音「わたくしは……そうですね、あなた様、とでも呼ばせてもらいましょうか」
亜美「お→、お姫ちん、おっしゃれ→!」
あずさ「じゃあ私も、あなた、って呼んじゃおうかしらね~?」
P「うわ、何だかくすぐったいな……。まるで夫婦みたいじゃないか」
貴音&あずさ「ふふふ……」
やよい「何だか、大人の魅力、って感じですー!」
小鳥(この二人、狙ってやってるんでしょうね……うふふ)
律子「というか普通に、Pさんって名前で呼べばいいじゃない」
真「あ、そっか。じゃあボクはPさん、って呼ばせてもらいますね!」
春香「私もそうしよっかな。Pさん、今日はよろしくお願いしますね」
P「お、おお……すごい違和感があるな」
春香「まあまあ、きっとそのうち慣れますよ。もう普段からPさんって呼んじゃおうかな?」
P「それは流石に恥ずかしいからやめてくれよ」ハハハ
春香「ちぇー、もっとPさんとの距離が縮まると思ったのになあ」テヘ
小鳥(春香ちゃん……正攻法って感じね)
真美「真美たちは普段どおり兄ちゃんって呼べばいいから楽勝だね!」
亜美「楽勝だYO!」
やよい「そっか、その手がありましたー!じゃあ今日は、お兄ちゃん、って呼ばせてもらいますね!」ニコッ
P「うっ……」ズキュン
やよい「えっ!?どうかしたんですか、お兄ちゃん?」
P「う、うぐぐ」
千早(高槻さん……自らの破壊力に気付いていないのね)
響「じゃあ自分も、今日はにぃにって呼ばせてもらうぞ! 普段から、自分のにぃににちょっと似てると思ってたんだー」ニカッ
P「う、うぅっ!?響まで!?」
やよい「じゃあ響さんは私のお姉ちゃんですね!うっうー!楽しそうですー!」
響「あ、そうなるな!やよいみたいな妹が持てるなんて、自分幸せだぞ!やよい、はい、た~っ」
やよい「響さん、今日はそれ駄目ですー!」
響「え? ……あ、そっか。やよい、ありがとう!」
やよい「どういたしましてー。それじゃあ今日は、せーの、で行きましょう!」
響&やよい「せーのっ!」パシン
小鳥(タイプの違う二人の妹キャラ……。アリね。思わぬ収穫だわ)
P「せ、背中がむず痒くなりそうだ……」
千早(……我那覇さん、羨ましい)
千早「に、兄さん……」ボソボソ
P「ん? どうした千早?」
千早「!? な、なななな何でもありません!プロデューサーには関係ないですから!」
\ピヨー/ 【producer】
千早「あぅ……」
P「? 変な千早だな」
小鳥(千早ちゃん、ばっちり聞こえたわよ。……アリね)
律子「はいはい、いい加減そろそろ始めるわよ。このペースで行ったら日が暮れちゃうわ」
~1レーン 春香・千早・真・雪歩~
春香「それじゃあ私から行くね!千早ちゃん、よーく見ててよー」
千早「分かったわ、春香」
雪歩「頑張って、春香ちゃん!」
真「最初っから全部倒しちゃえ!」
春香「まずね、投げるときはピンじゃなくて、あそこの三角のマークを見て投げると投げやすいんだよ」
\ピヨー/\ピヨー/ 【pin】【mark】
春香「わ……またやっちゃった」
雪歩「いきなりダブルだなんて、春香ちゃんらしいね」
\ピヨー/ 【double】
雪歩「はぅっ!?」
真「雪歩、余計なこと言うから」
雪歩「うぅ、でも真ちゃん、何か喋ってないとだんまりになっちゃいそうで……」
真(ルール違反で負けたくはないんだね、雪歩)
春香「おほん。気を取り直して……」
千早「ええ。続けて、春香」
春香「それであの三角の中で、真ん中とその隣くらいを目掛けて投げるの。いっくよー、えい!」ゴロゴロ
どんがらがっしゃーん!
春香「やった!見て見て千早ちゃん、ストライクだよ!」
千早「ええ、凄いわ春香。でも……」
春香「へ?」
\ピヨー/ 【strike】
春香「あー!?うぅ、言わないように、ってさっき何回も言ってきたのに」
真「外さないなあ、春香は」
P「もうずっと鳴らすの構えてたからな、俺。春香なら絶対言ってくれるって」
春香「うぅ……恥ずかしいよお」
小鳥「あ、おめでとう!春香ちゃんが今日のストライク第一号ね?」
春香「そうですけど……何か素直に喜べないです」ガクリ
小鳥「喜んじゃっていいわよー。ストライクかスペアを出した人にも今日、賞品が用意してあるから」
春香「え、本当ですか小鳥さん?」
小鳥「もっちろん!ただその場合、賞品はくじ引きで決まることになってるの。プロデューサーさん、くじの箱持ってきてもらってもいいですか?」
P「はい、分かりました。 ほら春香、一枚引いてくれ」スッ
春香「なになに……? わっ、ジュース1本って書いてあります!」
\ピヨー/ 【juice】
P&小鳥「……っ」プルプル
春香「あー、こんなの卑怯ですよ!二人とも、笑わないでください! 」
真「これは春香が最下位で決まりかな?」クス
春香「真まで……うう」
P「それじゃあ、はい。飲み物置いておくぞ」
春香「はい、ありがとうございますPさん」
P「あ、そこは間違えないんだな」
春香「そんなにひょいひょい間違えたりしませんっ」ムスー
P「ははは、ごめんごめん」
~2レーン 伊織、やよい、亜美、真美~
伊織「いい、やよい? さっき春香も言ってたけど、あの三角の印をめがけて投げるのよ」
やよい「分かったよ、伊織ちゃん。えーい!」ゴロゴロ、カラーン!
やよい「わあ!3本も倒れたよ!」
亜美「おー、やよいっち、初めてなのにやるね→」
伊織「も、って。目標は10本よ、10本!」
やよい「うん、でも何だかとっても楽しいよ! 伊織ちゃん、教えてくれてありがとー!」
伊織「ま、まぁこの私が教えたんだからそれくらいは当たり前よ!」
亜美「お→お→いおりん、照れてますな→」ニヤニヤ
真美「基本ですな→」ニヤニヤ
伊織「う、うるさいわね! ボウリングなんてある程度誰が教えても同じ……あ」
\ピヨー/ 【bowling】
伊織「しまったあああああ!」
亜美真美(無言でガッツポーズ)
律子「伊織は平常心だと強そうだけど、慌てると駄目ねえ。あのメンタルは鍛え甲斐があるかしら」
真美「こんなときでも冷静な分析だね、りっちゃん……」
やよい「うっうー! みんな楽しそうでよかったですー!」
~3レーン 美希・響・貴音・あずさ~
響「しかしこのルー……じゃなかった、決まりだと、貴音は有利そうだな」
あずさ「そうねえ。貴音ちゃんは普段から、あまり外来語とかを使わないものね」
美希「ラーメンは中国語だしね。正直羨ましいの」
貴音「そうでしょうか? ……そうかもしれませんね」
響「そうだよ。自分なんかずっと、危なくって危なくって」
P「そういえばそうだなあ。そこは考えてなかったよ」ヒョイ
響「わっ、にぃに! いきなり出てきたらびっくりするぞ!」
美希「あ、ハニー!見に来てくれたの?」
\ピヨー/ 【honey】
P「いーや、ちょっかいをかけに来たんだ」ニヤリ
美希「あー! 駄目なの!見てくれるのは嬉しいけど来ちゃだめなのー!」
響「逆に美希にとってはすごく不利そうだね……」
あずさ「あらあら。もう身に染みついちゃってるのかしらね」
貴音「習慣となった行いはすぐには正せぬもの。美希には、まこと辛い戦いとなりましょう」
P「ま、頑張れよ美希」ヒラヒラ
美希「ハニーの馬鹿ー!!」
\ピヨー/ 【honey】
~2フレーム目~
P「さらっと見た感じだと、上手そうなのは春香と真と響って感じかな」
律子「そうですね。普段からときどきやっていそうなメンバーだからでしょうか。……あ」
小鳥「亜美ちゃんがストライクを出しましたね!」
亜美「へへ→ん!兄ちゃん、亜美の格好いいところ見てた→!?」
P「おお、すごいな亜美。はい、くじだ」
亜美「あんがと兄ちゃん……わ、これ!ほんとにもらっていいの!?」スッ
P「お、それ引いたのか、やるな亜美。持ってくるからちょっと待ってろ」
小鳥「わ、亜美ちゃん大当たりね~」
伊織「何よ亜美、あんた何が当たったの?」
亜美「いおりん?とってもいいものだYO!」
真美「けちけちせずに真美にも教えてYO~」
亜美「まあまあ、慌てないでもすぐに分かるよ→ん」
P「よ、っと……ほら亜美、持ってきたぞ」
春香「あ、あれってもしかして!?」
貴音「上に乗った色とりどりの果物……」
あずさ「あの黄金色の輝きは……」
真「発売開始50分で売り切れ、人気ランキ……1位の!」
伊織「ゴージャスセレブプリンじゃない!!」
\ピヨー/\ピヨー/\ピヨー/ 【gorgeous】【celebrity】【pudding】
伊織「ちょ、ちょっと待ちなさい!今のは無しよ!ノーカンよ、ノーカン!」
\ピヨー/\ピヨー/【no count】×2
伊織「いやああああああ!!!」
律子「伊織……美味しいわね」
小鳥(真ちゃんのはセーフにしておいてあげましょうか)
~3フレーム目~
あずさ「あらあら~? あれ、何かしら~?」
P「?」
真「わ、本格的だなぁ!」ワクワク
春香「見て見て雪歩、なんだろあれ?」
雪歩「ふぇ? わあ、何かいつもと違う!」
響「なあ、にぃに? 自分のところに、ピンクのピンが出てきたんだけど?」
\ピヨー/\ピヨー/ 【pink】【pin】
響「あー、またやってしまったぞ……」ガクリ
真(響も外さないなぁ)
美希「で、ハニー? あれは一体なんなの?」
\ピヨー/ 【honey】
美希「…………orz」
伊織「なんだか早くも最下位が絞られてきた気がするのは、私の気のせいかしら……」
P「というか、俺も知らされていないぞ? 何だろう、あれは」
小鳥「じゃあ私から説明するわね。簡単に言えば、あれはボーナスピンよ!」
貴音「あの桃色の標的……やはり通常のものとは異なるということですか?」
小鳥「そうよ。さっき春香ちゃんはストライクを出して賞品をもらっていたけど、あのピンクのピンは倒すだけで賞品がもらえるの」
律子「これもボウリングが苦手な人のための救済措置みたいなものね。頑張って倒してちょうだい」
伊織「というかあんなもの設置するなんて、どんだけ手間かかってるのよ……」
亜美「狭いところとはいえ、ワンフロア貸切だもんね→」
\ピヨー/ 【one floor】
亜美「うあうあ~!やっちゃったよ……」
響「よーし、じゃあ自分、頑張って倒すぞ!」ゴロゴロ、カラーン!
貴音「む……惜しい。一本残りましたね」
響「でもちゃんとピンクは倒せたぞ!」
\ピヨー/ 【pink】
響「……で、ピヨコ。これもくじ引きでいいの?」
あずさ「段々ベルにも動じなくなってきたわね~……あら」
\ピヨー/ 【bell】
あずさ「いけないいけない」
小鳥「ピンクの場合は違う箱から引いてもらうわ。プロデューサーさん?」
P「はいこれ、響」
響「ありがと、にぃに」ガサゴソ
響「えーっと……『プロデューサーに頭を撫でてもらう』ううううう!?」
一同「Σ!!?」ガタッ
\ピヨー/ 【producer】
小鳥「あらあら。じゃあプロデューサーさん、お願いしますね」
P「ちょ、ちょっと待ってください音無さん」
小鳥「あ、言い忘れてたわね。ピンクピンの方の箱には、ほとんどプロデューサーさんに関する賞品が入っています」
P「いやいや、これのどこが賞品なんですか!?むしろ罰ゲームなんじゃあ?」
\ピヨー/ 【game】
小鳥「あら? でも響ちゃんはそうは思ってないみたいですよ?」
響「…………は、早くしてほしいぞ、にぃに」プルプル
P「目をつぶってぷるぷるしてる……」
小鳥「それに、他のみんなも」
P「へ?」
アイドルとPがイチャイチャしてる映像をライブ後にファンに配ったりしたら
発狂するんじゃないか
あかん眠い……。朝ちょっと予定あるんで寝かせてください
申し訳ないのですが、このまま書いてても多分途中で切れるので、一旦寝させてください
2時くらいには帰ってこれると思いますが、落ちてたら速報あたりで立て直したいと思います
>>106 その辺はピヨちゃんがうまいことカットしてくれるという脳内設定でお願いできれば……
ほ
保守ありがとうございました。多謝です。
ちょっと早いですが>>105から再開しますー
小鳥「あらあら。じゃあプロデューサーさん、お願いしますね」
P「ちょ、ちょっと待ってください音無さん」
小鳥「あ、言い忘れてたわね。ピンクピンの方の箱には、ほとんどプロデューサーさんに関する賞品が入っています」
P「いやいや、これのどこが賞品なんですか!?むしろ罰ゲームなんじゃあ?」
\ピヨー/ 【game】
小鳥「あら? でも響ちゃんはそうは思ってないみたいですよ?」
響「…………は、早くしてほしいぞ、にぃに」プルプル
P「目をつぶってぷるぷるしてる……」
小鳥「それに、他のみんなも」
P「へ?」
貴音「…………」キュッキュッ
千早「……ねえ春香、狙いたいものの正面にある印を目掛けて投げる方がいいのかしら?」
春香「そうだね、それで腕をまっすぐ振れば、そのまままっすぐ向かっていくはずだよ」
雪歩「手首がぶらつかないようにすると、いい感じかも」
真「端っこを狙いたいときだけは、他のを巻き込みながら斜めに投げたほうがいいかな」
千早「……そう。ありがとう春香、真、萩原さん」
伊織「目標を中央に入れてまっすぐ……目標を中央に入れてまっすぐ……」ブウブツ
P「な、なんだこのやる気……まるでライブの直前みたいだ」ナデナデ
\ピヨー/ 【live】
響「ん……にぃに、くすぐったいぞ……」
小鳥(響ちゃんかわいい。……アリだわ)
律子「なんだか混沌としてきたわね……」
P(律子の言うとおり、そこからのボウリングは混沌を極めた。
……というか、ピンクの方のくじ引き箱に、ろくな紙が入っていなかったのだ)
~
貴音「桃色、倒しました。くじを引かせていただきますね」ガサゴソ
P「あ、ああ。引いてくれ。もうさすがにあんな紙は入ってないだろうしな」
貴音「これは……『あなた様が頬ずりをしてくれる』?」
P「は、はぁ!? 何考えてるんですか、音無さん?」
小鳥「…………」ジーッ
P「いいからやってください、って目をしてる……。貴音、いいのかこんなので?」
貴音「あなた様が嫌だというなら無理は申しませんが……規則は規則ですから、できれば達成したいかと」
P「ぐ……じゃあ、少しだけな。いくぞ」フニ
貴音「ああ……あなた様の体温は、こんなにも温かいのですね」ムニムニ
P「お、思ったより乗り気なんだな、貴音……」ススス
貴音「あなた様とこれほどお近づきになれることは、なかなかありませんから、ね……」スス、フニフニ
P(後ずさっても着いて来るっ……!?)
貴音「あなた様、何故後退されるのですか」フニ
P「いや、だってそりゃあ」ズリズリ
貴音「これは『あなた様が頬ずりをしてくれる』という褒美なのですから、あなた様からしていただかねば意味がありません」フニフニフニ
P(貴音に押し倒されるような格好になってるしっ……)
貴音「あなた様。もうしばし、堪能させてください」フニフニフニフニ
P「(た、貴音の頬、柔らかい……)も、もういいだろ貴音、ほら!」バッ
貴音「あん……あなた様は、いけずです」
~
~
真美「んっふっふ~、3番手は真美だね!えぃっ!」ガサゴソ、バッ
真美「何々ー、え、に、『兄ちゃんにほっぺちゅー』……///」カァ
P「音無さん!これもう、完全に罰ゲームの域ですよね!?」
\ピヨー/ 【game】
小鳥「……」チョイチョイ
P「え、真美を指差して何を……?」
真美「えっとね、その……兄ちゃんが嫌じゃないなら、真美は別に……」
P「意外と乗り気でいらっしゃる!?」
真美「だってほら、真美だってゲーノージンだし?き、規則は守らなきゃ駄目っしょ→?」
P「い、いやいや。真美はまだ子どもだから。こういうのは無茶ぶりっていって、別に守らなくてもいいんだぞ?」
真美「真美は子どもじゃないよ!もう立派な大人だし!」
P「あ、いや悪かった。だけどこういうのは嫌々やるもんじゃなくってだな」
真美「真美は嫌じゃないって言ってるっしょ→!?いいから兄ちゃん、そこに直れ→!」チュッ
P「ちょ、ちょっと待て真美!お前これ撮影っ!?」
真美「もんど→むよ→!」チュッ
P「うわ、本当にやったよ。音無さん、何考えてるんですか……?」
小鳥「」チョキチョキ
P「カットすりゃいいってもんじゃないような気が……」
\ピヨー/ 【cut】
真美「兄ちゃん、真美、い、一生忘れないかんね!///」
~
~
美希「やっとミキの番なの! ハニー、早く早く!」
\ピヨー/ 【honey】
P「はいはい。そろそろまともなの出てくれよ?」スッ
美希「とりゃー、なの!えっと、『イケイケファンシーゼリー』3日分……?」
\ピヨー/ \ピヨー/ 【fancy】【jelly】
美希「え? え?え?どゆこと?」
P「お、やったな美希!それ大当たりだぞ!」
美希「な、何でなの!他の人と違うの!ミキだけ不公平なのー!!」ジタバタ
P「美希は優しいなあ。他の人と分けて食べてもいいからな?」
美希「違うのー!そういうことじゃないのー!ハニーの馬鹿あー!」
\ピヨー/ 【honey】
律子「何であれで分からないんですかね、あの人は」
真(岡○さん枠、ちゃんとあるんだ……)
~
~
伊織「『アンタとハグ』、ねえ……」
P「いや、だから伊織。嫌ならやめてもいいんだぞ?」
伊織「うるっさいわね!真美でさえちゃんとやったのに、この伊織ちゃんが投げ出せるわけないでしょ!?」
P「あ、ごめん伊織、その前に」
\ピヨー/ 【hug】
伊織「あっ……もう! ほらアンタ、いいから早く済ませるわよ!」
P「はいはい。じゃあ、ほら」バッ
伊織「っ……」ギュウ
P(こうして見ると伊織もまだまだちっこいなぁ)
伊織(い、意外とあったかいのね……お兄様みたい)
P「ほら、もういいだろ? お疲れさん、伊織」バッ
きゅっ
P「え?」
伊織「も、もうちょっと」
P「え?でも、もう無理しなくていいんだぞ?」
伊織「う、うるさいうるさい! このスーパーアイドル伊織ちゃんがもうちょっとって言ってるんだから、断るなんてありえないでしょ!?」
\ピヨー/\ピヨー/ 【super】【idol】
伊織「あああああ!もう、むかつくわね!アンタもこっちに集中しなさいよ!」
小鳥(ベタねぇ。勿論アリだけど)
~
>>193はミス、こっちで
P「ほら、もういいだろ? お疲れさん、伊織」バッ
きゅっ
P「え?」
伊織「も、もうちょっと」
P「え?でも、もう無理しなくていいんだぞ?」
伊織「う、うるさいうるさい! このスーパーアイドル伊織ちゃんがもうちょっとって言ってるんだから、断るなんてありえないでしょ!?」
\ピヨー/\ピヨー/ 【super】【idol】
伊織「あああああ!もう、むかつくわね!アンタもベル押すのじゃなくてこっちに集中しなさいよ!」
\ピヨー/ 【bell】
小鳥(ベタねぇ。勿論アリだけど)
~
~
千早「ひ、『ひざだっこ』……ですか?」
P「ほんと、これのどこが賞品なんだか……千早はこんなの苦手だろうに」
千早「いえ。提示された以上はしっかりとこなしたいと思います」
P「そうか? 千早は偉いな。じゃあ、おいで」スッ
千早「は、はい。失礼します……」ポスリ
P「……」
千早「……」
P「……」
千早「……」
P「……」
千早「……」
P「……よし、そろそろ終わろうか」
千早「え? 終わりですか?」
P「もう充分だろ。終わっても文句は言われないと思うぞ?」
千早「あ、いえそうではなく……あの、足が痺れてしまったので、もう少しこのままでもいいですか?」
P「ああ、そういうことか。じゃあ直るまでじっとしておいた方がいいかもな」
千早「はい……」
P「……」
千早「……」
P「……」
千早「……♪」キュッ
~
~
亜美「『兄ちゃんがほっぺちゅー』!」
P「は!?それさっきやっただろ?」
亜美「ちっちっ。甘いね兄ちゃん。さっき真美がやったのは、兄ちゃん『に』。今亜美が引いたのは、兄ちゃん『が』なのさ!」
P「ナ、ナンダッテー……な、何だって!?」
亜美「とゆ→わけで!ほらほら兄ちゃん、かも→ん!」
\ピヨー/ 【come on】
P「この絵面、大丈夫なんだろうな……音無さん、ちゃんとカットしておいてくださいよ?」
小鳥「」グッ
\ピヨー/ 【cut】
P「うわあ、めちゃくちゃいい笑顔だ……」
ピョヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨォッ、
ピャアァァァァァッ!!
亜美「兄ちゃん早く→!亜美、待ちくたびれちゃうYO→!」
P「はいはい……」スッ
亜美「」クルッ
P「うお、危ない!いきなり正面向くなよ亜美!」
亜美「ちぇ、失敗→。兄ちゃんをびっくりさせようと思ったのになあ」
P「もう充分びっくりしたよ……大体お前たち、こんなことして嫌じゃないのか?」
亜美「うあうあ~!ひどいよ兄ちゃん、嫌になるわけないじゃん!亜美たちみ~んな、兄ちゃんのこと大好きなんだからね!」
P「う……こいつめ、恥ずかしいことを!」
チュ
P「ほら、さっさと次行って来い!」
亜美「んっふっふ~、ありがと兄ちゃん!あとね、亜美ね→」タタッ
P「な、何だ?」
亜美「い、一生忘れないかんね!」ボソッ
~
~
あずさ「『好きな言葉を言ってもらえる』ですか……」
P「好きな言葉、ですか……でも俺、モノマネとかそんなに得意じゃないですよ?」
あずさ「はい~、あ、決まりました~」
P「お、早いですね。なんて言えばいいんです?」
あずさ「『あずさ、あなたは俺の運命の人だ』」
P「……へ?」
あずさ「女性だったら一度は言われてみたいセリフなんですよ~」
P「あ、ああ……そういうことですか。でも俺に演技力とかは期待しないでくださいね?」
あずさ「はい~、そのままのあなたでいいんです」
P「(あなたって呼ばれるのに慣れない……)あずささん、あなたは俺の、運命の人です。……めちゃくちゃ恥ずかしいですね、これ」
あずさ「う~ん、せっかくだから呼び捨てにしてほしいですね~。はいあなた、もう一回!」
P「ええ!?……あずさ、あなたは俺の運命の人です」
あずさ「『俺にはあなたしか、考えられない』」
P「え?」
あずさ「続けて、ください?」
P「お、俺にはあなたしか、考えられない」
あずさ「『ずっと一緒にいたい』」
P「ずっと一緒にいたい」
あずさ「『あずささん、俺と結婚してください』」
P「『あずささん、俺と』……って、1つって約束でしょう!どこまで言わせるつもりなんですか!」
あずさ「あら~、あなたったら、いじわるですね♪」
~
~
美希「に、二回目なの……」
P「おお、さすが美希。今のところみんな外れしか引いてないから狙い目だぞ?」スッ
美希「えい!」チラ
美希「…………」ガクリ
P「どれどれ……? おお、やるじゃないか美希、本日2個目にして最後のゴージャ……じゃなくて、人気のお菓子だ!」
美希「ミキはときどき、自分の運命を呪いたくなるの……」
P「運が良すぎて困るってか? 少しは俺にも分けてほしいよ」
美希「分けられるもんなら分けてあげたいの!」
真(さすが岡○さん枠……というかこれ、小鳥さんが何か細工してるんじゃあ?)
~
~
雪歩「ぷ、ぷぷぷぷ『プロデューサーと、ポッキーゲーム』……?」
\ピヨー/\ピヨー/ 【producer】【game】
雪歩「は、はぅぅ……」
小鳥(商標名はセーフにしておこうかしらね)
P「雪歩? 流石に男が苦手なお前に、これは無茶だ。やめといた方がいいって」
雪歩「で、でもでも……Pさんのおかげで私、少しはマシになったんです……ここでPさんからも逃げたら私、ダメダメな私のままですから……」
P「雪歩……」
雪歩「お願いします、少しだけ頑張らせてください!」ペコリ
P「……分かったよ、雪歩。でも無茶は絶対だめだからな。お前の頑張りを、俺はよく知ってるから」
雪歩「は、はい!分かりましたぁ!……じゃあ、Pさん、行きます」パク
P「お、おう……(ち、近い……)」パク
雪歩「」サク、サク、サク…
P(少しずつだけど雪歩、頑張ってる……)
雪歩「」サク、サク
P(でももう、顔も真っ赤だし目も潤んでる……そろそろ止めるべきか)
P「ゆk」
雪歩「」フルフル
P(ま、まだ頑張るのか雪歩……本当に、強くなったなあ)
雪歩「」サク、サクサク…
P(って、でもこのまま行くとッ……)ポキン
雪歩「あ……」
P「(俺が動いたから、折れちゃったか)雪歩。よく頑張ったよ」
雪歩「も、もう少しだったのに……」
P「いやいや、今のは俺のせいだから。雪歩は気にする必要ないぞ?」
雪歩「うう、Pさぁん……」
小鳥(惜しかったわね、雪歩ちゃん)
~
~
真「『Pさんにお姫様抱っこしてもらえる』です……///」
P「また真におあつらえ向きなのがきたもんだなぁ。それじゃ、早速いくか?」
真「ちょっと待ってくださいPさん!心の準備がまだで……」
P「そんなもん要らないだろ。ほら行くぞ!」スッ
真「ちょ、ちょっと待っ……ひゃぁぁああ!?」
P「おー、やっぱり女の子だけあって軽いなぁ」
真(ち、近いし高いし触られてるし近いし高いしプロデューサーの匂いするし……うわあああああ)プシュー
P「どうだ真、気分の方は?」
真「ぜんぜん分かりません……」
P「というかその体勢じゃ辛いだろ。真、俺の首に手回せって」
真「ひぇ?え?えええ?」
P「いいから早く。落ちそうで怖いんだよ」
真「ええと、じゃあ失礼して……」グッ
真(近い近い近い近いいい匂い)
P「よーし、そろそろ降ろすぞー」
真「」ポーッ
P「おい真、聞こえてるか?降ろすぞ?」
真「あ、は、はい、いつでもどうぞ!」
P「ほい、っと……」
真「」ポーッ
P「あのー、真姫?」
真「ひ、姫だなんて……。どうしたんですか、Pさん?」
P「そろそろ首に回した手は外していただけないでしょうか? これじゃあまるで……」
真「え? あ、ああああぁぁぁ」カァァ
真(し、しなだれかかってるみたいになっちゃった……///)
小鳥(真ちゃんもベタね……まあ、アリなんだけど)
~
~
春香「『Pさんとお菓子を食べさせあう』、です!」
P「ここにきてまたベタなのがきたもんだな……」
春香「というわけでPさん、はい、あーん」
P「あのな、春香。散々いろんなことをやっといて今更言うのも何なんだが……」
春香「? どうしたんですか、Pさん?」
P「みんなの視線が気になってしょうがないんだ……」
一同(じとー)
春香「あはは、しょうがないですね。もうみんな向こうは終わっちゃったみたいですし」
P「あと美希が順番待ってるけどな」
美希「早く! 春香、早くするの!」
ここまでの流れだと美希に優勝してもらいたいけど
美希がドツボにハマりすぎて勝機が無い
春香「ほら、美希も待ってるし早く終わりましょう。はい、ゼリーです。あーん♪」
\ピヨー/ 【jelly】
春香「あ、またやっちゃった」コツン
P「お前は最後までいつも通りだなぁ」
春香「えへへ、ごめんなさい。……あの、食べてくれないんですか?」
P「いや……さっきまでのはまだ、みんなが向こうに集中してたからよかったんだけど。やっぱり注目されてると恥ずかしいよ」
春香「え? でもさっきまでも、みんなちゃんと注目してましたよ?」
P「……は?」
春香「ねえ、みんな?」
一同(こくこく)
P「う、嘘だろ……?」
春香「本当ですよ。私もちゃあんと、全部見てました!」
P「ま、まじかよ……うわあ、恥ずかしすぎるぞ、俺」
春香「だからほら、諦めてください。はい、あーん♪」
P「なんか理屈がおかしい気もするが……仕方ないか」パク
春香「ふふ、美味しいですか?」
P「ああ、美味しいよ」
春香「じゃあ私も食べたいです」
P「? 食べりゃいいじゃないか」
春香「もう! Pさんは何を聞いてたんですか?『食べさせあう』でしょう?」
P「ああ、そういえばそうだったな。それじゃあもう一個取ってくれ」
P「いや、それじゃなくて。もう一個取ってくれって」
春香「この味が食べたいんです」
P「お前それ、俺の食べかけだぞ……?それでいいのか?」
春香「はい、これじゃなきゃだめなんですっ」
P「春香はお菓子にはこだわるんだなぁ。はいよ、あーん」
春香「あーん」
ヒョイ
P「」パク
春香「え?あれ?」
P「はは、引っかかったな」
実はPには眼鏡型カメラが設置されていて、
視聴者はまるでアイドルとイチャついている気分に!!
Pの声はカットで。
春香「もー、意地悪しないでください!」
P「ははは、ごめんごめん。ほれ」スッ
春香「むー……あーん」
ヒョイ
P「」パク
春香「あれ?もう!プロデューサーさん!」
\ピヨー/ 【producer】
一同(なんでこんなの見せられてるんだろう……)
美希「もー!ハニー、早くするのー!」
\ピヨー/ 【honey】
小鳥(春香ちゃん……さすが王道ね)
~
はよ
~
美希「やっと、やっとミキの番なの!」
P「待たせたな、美希。そしておめでとう」
美希「おめでとう?何で?」
P「実はこの箱、あと一枚しか紙が残ってないんだ。そして俺が知ってて出てない賞品が一つある」
美希「と、いうことは……」
P「そうだな、当然それがお前の景品になる。それも……じゃじゃん!美希の大好きなイチゴババロアだ!」バッ
\ピヨー/ 【Bavarian】
ババロアってそう書くのか
美希「そんなのってないの……」ヘナヘナ
P「お、へたりこむほど嬉しいのか? 美希に当たってくれたらなあ、と思って選んだ甲斐があったよ」
美希「すっごく嬉しいけど、今は全然嬉しくないの!!」スタスタ
P「へ?おーい美希、なんでそんなに怒ってるんだー?」
真(さすが岡○さん枠。一切の容赦がないや)
~
~ゲーム終了~
律子「これでゲーム終了よ!それじゃあ、取り急ぎ結果発表に移るわね。もう、時間押しまくりなんだから」
響「自分、もう神経使いすぎて疲れたぞ……」
やよい「うう~、結局ピンクのピン倒せなかったー……」
伊織「ああもう、そんなことで落ち込まないの!今度一緒に練習に行くわよ!」
美希(きっと春香が最下位だから、罰ゲームは無いの)
春香(きっと美希が最下位だから、罰ゲームは大丈夫だよね?)
律子「まずは、3位から10位を発表するわ!横の数字が、英語を言ってしまった回数ね」
3位:あずさ 7回
4位:真 10回
5位:千早 13回
6位:響 15回
7位:亜美 16回
8位:真美 17回
8位:雪歩 17回
10位:伊織 21回
亜美「やった→!亜美の勝っち→!」
真美「うあうあ~!1回差とか超惜っし→!」
伊織「あ、あっぶない……ぎりぎりじゃない」
やよい優勝でやっとやよいの時代が・・・
ババロアはフランス語なので、らぁめんをアウトにしない限り不公平だわさ
/)
///)
/,.=゙''"/
/ i f ,.r='"-‐'つ____こまけぇこたぁいいんだよ!!
/ / _,.-‐'~/⌒ ⌒\
/ ,i ,二ニ⊃( ●). (●)\
/ ノ il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| |
>>267 ほんとだ……てっきりラーメンはnoodleだと思い込んでた。
まあそこは、審判団の”誤審”ということでどうかひとつ
千早「この感じだと、1位2位が高槻さんと四条さんのどちらかで」
真「最下位が春香か美希、だね」
響「正直、だいたい予想はついてたけどな……」
雪歩「確かにそうかも……」
小鳥「ちなみにプロデューサーさんは、26回だったわ」
真「あはは、プロデューサー、意外と引っかかってたんですね!」
亜美「あれ→?それって兄ちゃんが最下位もあるんじゃないの→?」
真美「もしかすると兄ちゃん、明日から掃除屋さんに転職ですかな→?」
P「いや、俺が言うのもなんだけど……それはないだろ」
あずさ「あの二人、すごい勢いだったものね~」
律子「それじゃあまずは最下位を発表しようかしら?11位と12位は……この二人よ!」
春香(どきどき)
美希(どきどき)
やよいは優勝だろ
なんたってSS見る限りで0回だぞ
11位:春香 42回
12位:美希 51回
春香「やったあ!プロデューサーさん、セーフですよ、セーフ!」
美希「そんなあ……掃除なんてめんどくさいの……」
響「しかし二人ともすごい回数だぞ……」
やよい「美希さんなんて、5100円です。いったい何日分の食費なんだろう……」
千早「高槻さん……あなたはそんなこと気にしなくていいのよ」
貴音「やはり染み付いた習慣は容易くは拭い去れなきもの。きっとその差が勝敗を分けたのでしょう」
小鳥「貴音ちゃんの言うとおりね。美希ちゃんのアウトのうち30回くらいは【honey】だったから」
真「というか、途中から開き直ってたもんね」
雪歩「あれだけ呼んでたら、しょうがないと思いますぅ」
律子「はいはい。それじゃあ注目の、1位2位を発表するわね。ちなみに1位2位はものすごい接戦だったわ」
はい
小鳥「『プロデューサーに一日何でも言うことを聞いてもらえる券』が授与されるのは、果たしてどちらなのか!?注目よ!」
ダララララララララララ
春香「わ、どこからともなくドラムロールが」
伊織「こんな細かいとこまで、どんだけ手間かけてんのよこの企画に……」
亜美「亜美はお姫ちんの勝ちだと思うな!」
真美「いやいや→、やよいっちもなかなかやりますぞ?」
貴音(どきどき)
やよい(どきどき)
律子「栄えある一位は……この人よ!」
100円でもやし4パックは買えるもんな……
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
ー
__ 1位:やよい 0回 --
二 = 二
 ̄.  ̄
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
接戦wwww
やよい「もやし畑をください」
やよい、ピンク倒せなかったみたいだし
お願い事はみんなにしてたこと全部かにゃ
もやし一生食べさせてほしいなーって!
小鳥「というわけで優勝は、やよいちゃんよ!」
美希「ぜ、ぜろ……」ヨロリラ
春香「あはは、これは最初から勝ち目なかったね……」
雪歩「ハイレベルすぎるよぉ……」
やよい「うっうー!勝っちゃいましたあ!」
亜美真美「おめでと→やよいっち!」パチパチ
貴音「やよい、敵ながら天晴れな戦い振りでした」
やよい「貴音さんも凄いですー。私、とっても楽しかったなー!って思います」
律子「貴音は、ほんとに最初の一回だけだったわね。あとは完璧だったわ」
貴音「そうですか。わたくしもまだまだ未熟、ということですね。おめでとう、やよい」
一同「おめでとう!」パチパチパチ
やよい「うわぁ……ありがとうございますー!」ガルーン
ζ*'ヮ')ζガルーン
小鳥「はい、やよいちゃん。賞品のチケットよ」
やよい「ちけっと……あ、プロデューサーにお願いできるチケットですかー?」
小鳥「ええそうよ、『プロデューサーに一日何でも言うことを聞いてもらえる券』。やよいちゃんの好きなときに使ってね。……で、いいですよね?プロデューサーさん」
P「まあ、一度決めたことだしな……やよいの好きなように使ってくれ」
やよい「うーん……じゃあ、はい、プロデューサー」スッ
真「え?もう使っちゃうの、やよい?」
春香「ももももも、勿体無いよ?一日なんだから、もっと朝早くとかに使ったほうが」
美希「そうだよ!それにもっと考えてから使うべきだって、ミキ思うな!」
マジか期待
※すべてのやよい族に告げる・・・
>>302
ちっちゃいやよいがいっぱいいるの想像して和んだ
伊織「この二人、息ぴったりね……ずっと使い方考えてたのかしら」
真「成績は下からの二人なのにね」
貴音「亜美、真美、よいですか? あれを『獲らぬ狸の皮算用』というのです」
亜美「とら→?」
真美「たぬき→?」
P「俺が言うのもなんだが、やよい、本当にいいのか?」
やよい「いいんですよー?私、お願いすることは最初から、決まってましたからー!」
P「そうか……で、俺はどうすればいいんだ?」
やよい「えっとですねー」
一同(ごくり)
やよい「また私たちを、ボウリングに連れてきてくださいー!今日はとーっても楽しかったです、本当にありがとうございましたあ!」
一同「あ……」
律子「やよい……」
小鳥「ふふ。やよいちゃんらしいわね」
春香「うん……。うん、そうだね!プロデューサーさん、券はないですけど、私からもお願いします!」
千早「私も……。今日は楽しかったです、プロデューサー」
雪歩「とっても恥ずかしかったですけど……。またやりたいです!お願いしますぅ」
美希「ミキ、なんか自分のことばかり考えてて恥ずかしいの……。もちろん次来るときも、ミキは一緒だよね?」
あずさ「ほんとう、やよいちゃんにはかなわないわ~」
貴音「これがやよいの、魅力というものなのでしょう」
ζ*'ヮ')ζ<もちろんおごりで
ζ*'ヮ')ζ<これで毎年のもやし源確保かなーって
イチャイチャが見たいッ!
(やよいはいい子だなあ)
真「じゃあじゃあ、今度はスコアでも勝負しましょうよ!しょ、う、ぶ!」
響「あ、それ賛成だぞ!自分、ボウリングも完璧なんだからなー!」
伊織「それじゃあ、次はやよいもちゃんと練習してこないとね!この伊織ちゃんが練習に付き合ってあげるわよ。にひひっ♪」
亜美「今度はりっちゃんもピヨちゃんも一緒にだね!」
律子「え、私も? ……そうねえ、たまにはいいかもね」
小鳥「筋肉痛が心配だわ……ふふふ♪」
真美「もちろん、兄ちゃんも忘れてないYO!」
やよい「みんな……」
小鳥さん・・・
P「お前ら……。そう、だな。また絶対一緒に来よう。今度は俺の奢りだ!」
やよい「本当ですか、プロデューサー?」ワクワク
亜美「やっぱり兄ちゃんは太っ腹ですな→!」
真美「兄ちゃんの腹はもう、お相撲さんレベルですな→」
春香「絶対、ですよ?プロデューサーさん!」
美希「約束破ったらミキ、怒っちゃうからね!」
P「勿論だ。じゃあ春香、最後はいつものあれで締めようか。これが指きりの代わりだ」
春香「あ、いいですねそれ!」
P「それじゃあ春香、頼むぞ」
,。、_,。、
.く/!j´⌒ヾゝ
ん'ィハハハj'〉
ゝノ`ヮ´ノノ ぶぇぇっくしょーい!
春香「はい!それじゃあみんな、準備はいい? 765プロー、ファイトっ!!」
一同「おーーーー!!!!!」
おわり
このあと自宅用と放送用に編集を四苦八苦する事務員の姿があったとか無かったとか。
スレ立て支援保守etc、付き合ってくださった方どうもです。
最近実在番組とのコラボSSが多かったので、大好きなあの交遊録を書かずにはいられませんでした。
あの番組好きな人多くて嬉しかったです。
途中間が空いてごめんなさい。美希スキーで春香スキーでやよいスキーでごめんなさい。
りっちゃん出番少なくてごめんなさい。後半ボウリング何それおいしいの?でごめんなさい。
やよいのいちゃいちゃなくてごめんなさい。
少しでも楽しんでいただけたなら幸い。お目汚し失礼しましたー。
乙
おつ
~しゅーろくごー~
P「ふう……これを片付ければ、終わりかな」
やよい「あ、プロデューサー!今日はありがとうございましたー!」
P「ああやよいか、お疲れ様。楽しんでもらえてなによりだよ」
やよい「お片づけ、手伝いましょうかー?」
P「ん? いやもう終わるから、大丈夫だよ。ゆっくりしてていいぞ」
やよい「わっかりましたー!それとですね、一つ質問があるんですけど……」
P「? 何だ?」
やよい「あのあの、さっきのチケット、確か『一日』使えるって書いてあった気がするんですけど、まだ有効なのかなー、って」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
P「ああ、そういえばあれ、一日だったんだっけ。何かしてほしいことでもあるのか?」
やよい「ん。んん。あの、ちょっと恥ずかしいんですけどー、」
P「何だ?できる範囲のことだったらやってやるぞ?」
やよい「さっきの伊織ちゃんみたいに、ぎゅー!ってしてほしいなーって……」
P「…………」
やよい「ご、ごめんなさい! こんな子どもっぽいお願い、駄目ですよね!それにルール違反みたいですよね……えへへ」
P「なんだ、そんなことか」
やよい「へ?」キョトン
P「そんなことなら、やよいが言ってくれれば、こんな券なんて使わなくてもいつだってしてやるのに」スッ
やよい「え?え?」
P「」ギュッ
やよい(うわわ、プロデューサー、大きくてあったかい……)キュッ
P「どうだ、やよい。こんなんでいいのか?」
やよい「はいー。何だか落ち着きますー」ギュッ
P「そっか、そりゃ良かった」
小鳥(やよいちゃんもやっぱり、みんなのことが気にはなってたのね。伊織ちゃんが一番羨ましく見えた、ってところかしら)
P「やよい、そろそろいいか?片付けに戻らないと……」スッ
やよい「あ……はい、分かりましたー。あ、最後に一つだけいいですか?」
ミンゴス「おらっ! Pそこ代われてばっ!!」
P「ん、何だ?」
やよい「右手をぱーにして、こうやって前に出してくださいー!」
P「ああ、いつものやつな。そういえば今日一回もできなかったもんなあ」
やよい「はい!行きますよー、せーのっ、はい、た~っち!」パシン
P「はは、やよいは元気だな」ニコ
やよい「うっうー!これで充電完了ですー!」
P「もうちょっとで片付け終わるから、俺もすぐ打ち上げ合流するよ。先に行ってていいぞ?」
やよい「はいー!あの、プロデューサー!」
P「どうした?」
やよい「さっきの『いつだって』っていうの、忘れないでくださいねー!」ニコッ
今度こそおわり
乙
代行したかいがあった
素晴らしかったですぞ
このSSまとめへのコメント
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