京太郎「ノーオカルターチーム?」煌「すばら!」【咲-Saki-】 (575)


・ギャグ&シリアス、キャラ崩壊あり。
・謎のすばら押し。
・ご都合主義あり。
・戦闘結果は安価コンマの場合多し。
・キャラ多いので口調を間違っても広い心で見てくれると嬉しいです。

以上の事を許容してくれると、ありがたいです
ではでは、よろしくお願いします!


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1384178687


咲「秋期U-18全国大会ですか?」

まこ「そうじゃ、インハイとはルールが違うんじゃが
 この大会も1チーム5人の団体戦じゃ。
 長野は新人戦も無いからの、いっちょ出てみんか?」

咲「はい、確か三年に一度だけ行われる、かなり由緒正しい大会でしたよね」

優希「やる!やる!また皆で暴れようじぇ!」

和「そうですね、部長が卒業する前にまた皆で大会に出場するのも良いですね」

久「あら、私は出ないわよ」シレッ

優希「えっ!?ど、どうしてだじぇ!?」アタフタ

まこ「それに関しては、もう出場選手は決めとる」

「「!?」」


まこ「夢乃マホ、優希、和、おまんらの後輩じゃ」

咲「確かに、アンダー18だから年齢が低い分には問題無いけど……だったら」

優希「うん、マホと戦うのも楽しいと思うけど……」

和「染谷先輩、秋期U-18は男女混合ですよね?」

まこ「そうじゃな、この大会が有名なんも、全国で初めて男女の垣根を取り払った全国大会じゃからな」

久「……須賀君には、打診したけど断られたわ」

「「えっ!?」」


久「……私を何だと思ってるのよ
 確かに、来年再来年を想定した、次世代の清澄を見てみたいけど
 流石に現部員の須賀君を無視するような真似はしないわよ」プンプン

まこ「……」

咲(ゴメンなさい○○だと思ってました)

優希(ううっ、槍が降らないか心配だじぇ!)

和「……部長、熱とかありませんか?」

久「ひどっ!?」



まこ(京太郎……今頃、おんしは……)



京太郎「此処が―――か」

 他のチームに入られる前に、早く―――さんに会わないとな。


優希「けど、部長~はいいの?」

久「うん?」

優希「1人だけ参加しないで見てるなんて、ツマラナソウなんだじぇ~」

久「あら、私は参加しないなんて一言も言ってないわよ?」

咲「えっ?それじゃっ」

久「まあ、チームメイトは当日までお預けよ。その方が面白いでしょ♪」

まこ(この、性悪女が……けどまあ、1人は予想出来るがの)


衣「ほんとか!ほんとに衣を誘ってくれるのか!」

?「うん、菫が自主性を育てなさいって言ったから
 1人でメンバーを集める事にした、頑張った」フンス

?「それに、この大会は-18
 子供でも参加出来る」

衣「ころもはこどもじゃないころもだんだぞー!」ワー

?「じゃあそういう事で、他のメンバーも決まったら、また電話する」

衣「うむ、遊び相手が増えるのは楽しいのだ♪」

ちょっと説明不足でした
完全オカルト無しは、京太郎のチームだけになります。


久「一人目はもうOKを貰ったから
 早めに2人も目も押さえておかなきゃね~」

 ピポパピポパ。

 トゥルルルルッ~。

?「はい、もしもし」

久「私よ私、わっかる~?」

?「お前の番号は既に登録済みなんだ、分かるも分からないもないだろうが」

久「あはは~、ごめーん」テヘッ

?「それで、何の用だ?」

久「そうそう、それよ!
 秋にあるU-18の大会、知ってるわよね?」

?「ああ、三年に一度開催される大会だろ、もちろん知ってるさ」


久「そう、それなんだけどさ、良かったら私と一緒に出ない?
 今、私以外にももう1人居てさ、その子も偶然にも部長だからさ
 各校の麻雀部部長を集めてチームを作るのも面白そうかな~なんて思ってね」

?「ふむ、それなら悪いが参加は出来ないな」

久「ええ!?なんでよ!」

?「一つは、私はもう既に他のチームに誘われている。
 久と一緒と言うのも面白いが、先約優先だ。
 そしてもう一つ、うちの部長は蒲原だ。私ではない」

久「えっ、そうなの!?」

?「ふふっ、うちのチームも中々面白い事になりそうだ、楽しみにしていてくれ……じゃあな」プチッ

 ツーツーツー。

久「もう、急に切るなんてマナーがなってないわね~」

久「それにしても鶴賀って…………ゆみが部長じゃ無かったんだ」


「わはは?」

「どうかしたの、智美ちゃん?」

「いや何でもないよ佳織」

「そう?」

「(また世界の何処かで、真実を知った人間が増えたんだろうな)」ワハハ


洋榎「ほーか!ほーか!流石はチャンピオン!
 真っ先にウチに電話を掛けてくるなんて、流石分かっとるわー!」

照「いや、あ行で一番先に目が付いたから電話をしてみた
 あと、一番目じゃなくて、二番目に声を掛けた」

洋榎「……そうなんや」


▼チーム:○○
1人目:宮永照
2人目:天江衣
3人目:愛宕洋榎
4人目:
5人目:


京太郎「お願いします!」

?「……」

京太郎「貴方しか居ないんです!お願いします花田先輩!」

煌「ん~、そこまで買ってくれるのは嬉しいですけど、何で私なんですか?
 インターハイでは、私以上に活躍した選手なんて、それこそ山の様に居ますよ?」

京太郎「あの、怒られるかもしれません
 チームメイトになる人に嘘を付きたくないので、……正直に言います」

煌「?」

京太郎「それは、俺が凡人だからです」

煌「……」

煌「詳しく話してください」

京太郎「阿知賀、白糸台、千里山、新道寺の準決勝先鋒戦
 咲の姉、……宮永照の圧倒的勝利でした」

煌「……ええ、その通りです」ズキンッ

京太郎「だからです!」

煌「?」


京太郎「あの無敵の宮永照に、……先に言っておきます、ゴメンなさい。

 特別運が良いわけでも無く、何か特別な力があるわけでも無い
 そんな花田先輩が、自暴自棄にも、自棄っぱちの一か八かでもなく
 麻雀と言う枠組みの中で、真正面から戦っているのを見て
 特にあの、園城寺さんへのアシスト
 ……あれは正直、震えが来ました」

煌「私が上がった時では、なくですか?」

京太郎「はい、あれも素晴しかったですが、あの……いや俺が言いたいのは」

煌「……ゆっくりで良いですよ」

京太郎「俺の勝手な思い込みかもしれませんが……

 花田先輩の戦い方は、全てが後の為に
 後ろで控えている仲間へ繋げる為の打牌だった様に見えました。
 良くも悪くも取れる言い方ですが―――献身、これ見てて一番しっくり来ました」

煌「ふふっ、持ち上げられ過ぎて、少し歯痒いですね」

京太郎「す、すいません、ちょっと熱くなってしまいまして」


煌「私は、自分に出来る事をしただけです。
 仲間の為、それもあるかもしれませんが
 誰よりも勝ちたかった自分の為、それが一番の理由ですよ」

京太郎「もっと親近感が湧きました」

煌「あの先鋒戦を見たのなら知っていると思いますが
 一番宮永さんに近付いたのは、園城寺さんです。
 メアドを交換してますから、紹介程度なら出来ますよ」

京太郎「俺は、花田先輩が良いです」

煌「ハァ……、これで断ったら、まるで私が悪者ですねー」

京太郎「い、いや、そんなつもりは……って、つまり」


煌「はい、しつこく誘われたから決めたのではなく
 私も貴方に興味が出てきました、よろしくお願いします!」スバラ

京太郎「は、はい!こちらこそよろしくお願いします!」パァアア

煌「ああ、後」

京太郎「はい?」

煌「今から仲間になるんですから、煌とお呼び下さい」

京太郎「はい煌先輩!俺の事も京太郎と呼んで下さい」

煌「はい分かりました、京太郎さん」ニコッ


▼チーム○○
1人目:京太郎
2人目:???
3人目:花田煌


哩「花田、今出て行ったんきさん客か?」

煌「はい、長野に居た頃の後輩の同級生です」

哩「……ほぼ他人だな」

煌「はぁ、そう言われればそうですね」アハハ

哩「ばってん、長野からここまで来るなんて、なんか特別な用やったんやろな」

煌「秋にあるU-18の大会知ってますよね?」

哩「ああ、正規名称は『出雲清家主催、全国18歳以下春期大会』やろ
 三年に一度と言うのと、男女混合だと言うのが珍しい大会やったな」

煌「その大会に出ようと誘われました」

哩「長野からわざわざか!?」

煌「はい、そして私はそれを受けました」

哩「そーか、そいは気合の入ってるな……」

煌「はい」

哩「まあ、そこまで求められるんは雀士冥利に尽きるな」

煌「ええっ、20分ほど話しをしたんですが
 私のファンだからじゃなく、勝つ為に私を選んでくれたそうです」

哩「……」

煌「1人の麻雀の打ち手として、これほどすばらな事はありません」スバラデス

哩「……そーか」

煌「ええ、これでまた成長出来そうです」



哩「…………」



京太郎「せっかく九州まで来たんだ、他の所も行ってみるか」


蒲原「ワハハ、OKだぞ」

久「それじゃよろしくお願いするわね蒲原さん」

蒲原「こちらこそヨロシクだぞー」ワハハ



▼チーム○○
1人目:竹井久
2人目:???
3人目:蒲原智美
4人目
5人目


透華「なんですって!U-18に原村和も出場ですって!」

純「ああ、清澄のタコスが自慢げにメールを寄越してきたから間違いじゃねーぜ」

透華「負けていられませんわ!私達も出ますわよ!」

衣「透華、衣は出場出来んぞ」

透華「え?……なんでですの?」パチクリ

衣「衣は実力を買われて、ちゃんぴおんのチームに誘われたからな」エッヘン

純「そう言えば一も、誰かに誘われたとか言ってたな」

透華「な、なんて事ですの……」

純「まあ透華が言えば、一ならこっちを優先すると思うぜ?」

透華「いえ、それはなりません。私達以外に心を開かなかった一が、
 せっかく私の知らない相手とはいえ、交流を持とうとしているのです。
 邪魔するわけにはいきませんわ」

純「けど、どうするんだよ?
 シャクだけどよぉ、あの一年生三人組の揃った清澄は
 生半可なメンバーじゃあ勝負にすらならないぜ?」

ハギヨシ「透華様、よろしいでしょうか」

透華「なんですかハギヨシ?」

ハギヨシ「実は須賀様と言う方と懇意にしておりまして」

透華「ああ、貴方が色々教えているという、清澄の男子部員ですわね」

ハギヨシ「はい、その方から聞いた話しなのですが……」


………………

…………

……


久「もしもし、今大丈夫かしら?」

?「上埜さん!はい、何も問題ありません!」

久「実はさっき、相手の方から売込みがあって
 4人目が決まったから、一応報告をと思ってね」


透華『オーッホホホッ!私が力を貸せば千人力、いえ十万馬力ですわ!
 いいです事、一番目立つチームに致しますわよ!』


久「と言うわけで、4人目は龍門渕の部長、龍門渕透華さんに決定したってわけなのよ」

?「うふふ、上埜さんが最初に言った『部キャプチーム』、現実になっちゃいましたね」

久「まあ、面白いかなー程度で、そこまで拘っちゃいなかったんだけどねえ
 まっ、ここまで来たら最後の1人も、それで揃えちゃいたいわね」

?「上埜さんならきっと出来ます」

久「ありがと、それじゃそっちも良い情報が有ったら教えてね、―――美穂子」

美穂子「はい!」



▼チーム部キャプ
1人目:竹井久
2人目:福路美穂子
3人目:蒲原智美
4人目:龍門渕透華
5人目


華菜「うう、キャプテンは電話中だし……」ショボーン

華菜「ハァ、せっかく誘った大会も、既に清澄の魔女に先を越されていたとは
 華菜ちゃん一世一代の大失敗だし……」

一「あれ?(あそこで蹲っているのは、風越の大将)」

華菜「ハァ……」

一「(顔色も悪そうだな……声を掛けてみようかな?)」


?「たのもー!」

ゆみ「むっ、誰だ君は?」

?「貴様が、かじゅきゆみだな!
 私は名も無き修行者だ、かじゅきゆみ!貴様に麻雀での戦いを所望する!!!」

ゆみ「ふむ、武者修行とか、道場破りとかそういった類いなのかな……?」

?「まあ、そう思ってもらってかまわんよ」

ゆみ「そんなわけの分からないもの受けられない」

?「な、なんだと!?」ソウテイガイ

ゆみ「と、普段なら言う所なのだが……私も自分の力を試したいと思っていた所でね」

?「ふふっ、回りくどい言い方だな」

ゆみ「その勝負、受けよう!」ゴッ

?「ふふ、見せてやろう名も無きチャレンジャーの打ちしゅぢを!」ドン


はやり「はーい!はやりお姉さんが、このスレの説明をしちゃうよ☆

 冒頭で眼鏡のワカ……染谷先輩が言ったように
 今回出てくる大会はインハイとはルールが違います。

 でも安心してね、ルールはとっても簡単だから。
 覚えるべき大事なルールは、下の3つだけなんだよ☆


■対決はトーナメント方式で、1チームVS1チームのタイマンなのです☆

■戦い方は『先鋒2対2』のダブルス、『中堅』も先鋒と同じ『2対2』のダブルス
 そして『大将戦は1対1』の本物のタイマンだよ☆

■勝敗は、インハイの得点方式じゃなくて
 先鋒、中堅、大将戦の三本中、二本先取の『三本勝負』!
 例え微差でも、一点でも上回ったら勝ち!それを二本とればチームの勝利になるんだ♪


 みんな~覚えたかな?
 多分作中でも説明すると思うけど、興味が無い人は読み飛ばしちゃってもOKだよ☆」

ゴメンね、戦力強化とストーリー作りのために
京太郎のチームは、予想外の人が最後に入ります。

そうしないとどう考えて、勝ち目がなかったんや
特に空気を読んでないあのチームには……。


哩「……よし」

 昨日、花田の話ば聞いて、うちは今まで漠然と悩んちってた事に、ようやく決心する事が出来よった。

姫子「部長~、私をこげな所に呼び出して、な、なんの用ですかね?」テレテレ

 可愛い、姫子は可愛くてとても大切な後輩や。
 やけど、――やからこそ、うちは言わんといけん。

哩「姫子」

姫子「ひゃ、ひゃい!」

 こげに純粋に、うちば慕っちくれとる姫子。

姫子(な、なんやろ?も、も、ひょっとして
 こ、こ、恋の告白!?……は、な、無かよね?……多分///)カァアアッ


哩「うちは大学進学はやめて、卒業したらプロば目指す事にしたばい」

姫子「……へ?」

哩「……」

姫子「そ、そ、そうなんですか!
(うわあああ恥ずかしか!うちったら、なんて恥ずかしい事ば考えとったんちゃ///)」

姫子「そうですね!既に貰っている幾つかの大学ば誘いは、正直勿体無かっち思いますけど
 やけど、部長なら今からでもプロでやっちいける実力持ってますから!それも有りですね!」

哩「うん、……ありがとな姫子」

 ゴメン、そげん笑顔で、うちん事なんか祝福せんでよかちよ……。

姫子「そいで、部長は何処に入るんか、決めたとですか?」

 本当にすまなか、姫子。

姫子「やっぱり最初は無難に地元んクラブチームやろか?
 ばってん部長なら、プロでもすぐに全国区になっちゃろうから
 最初っから最大手の、龍門渕グループ経営の『ドラゴンリーグ』、
 それとも実力派の集まっちょる関西の『タイガーリーグ』、う~んどっちも良さそーですね♪」

 うちば―――許さんでくれ。


姫子「私もすぐに、先輩を追って同じリーグに―――」

哩「姫子、お前に教える事は出来なか」

姫子「…………えっ?」

姫子「え?……な、なんでそげんこつ言うんですか?」

姫子「えっ?じょ、冗談ですか?……えっ?」ジワッ

 私がこげな冗談をを好かん事は、姫子自身がようば分かっちょるはずや。

哩「姫子、きさんが大学に行くもプロになるんも、きさんの自由とよ」

姫子「先輩?」

哩「やけん、大学にしろプロにしろ、いっちゃん盛んなんは個人戦や」

姫子「……」ギュッ


哩「麻雀選手の全てが憧れるん十のタイトル『十大タイトル』戦、そいも全てが個人戦や。
 タッグマッチのタイトルもあっけん事はあっけん、やけど十大戦とは比べもんにならん、こまかもんだけや」

哩「タイトルば大小で比べるんは、おかしか事かもしれん
 ばってん、うちは一生ば麻雀に捧げる事ば決めたとよ。
 やから『今から』死に物狂いで、タイトルば目指す!」

姫子(なんとなく、なんとなくですが分かりました。
 部長ば、うちん為に、……うちが一人立ち出来る様にわざと憎まれ役を勝っちくれゆう事は)

哩「そいも出来れば、今は地方リーグに隠れとる、あん怪物を」

姫子(ばってん……やけど、悲しかかよ!苦しかとよ!)

哩「あの最強最悪ば雀士、―――グランドマスター小鍛治健夜プロば、表舞台に引っ張り出した上でや!」

姫子(そして、それ以上に遠すぎます……
 なんで、なんでですか……昨日まで隣で、すぐ隣で一緒に笑い合ってたはずやのに)

哩「うちの言いたい事ば、……こんだけや」

姫子「ぶ、部長……
 (何で、何で何も言えんとよ!……何で何の言葉も出てこんとよ……私)」


 バタンッ。



哩(姫子……一人で立て。そいが、そいが出来よったら

 互いに寄りかからんで、前ば見る事が出来るようになったら、そん時はまた二人で……)


照「……」モグモグ

照「……(プリン美味しい)」モグモグ

照「……プリン、……プリンはプルプル」ジー


 ピポパッ。



照「もしもし、私は宮永照」

?「えっ?……えええっ!?……宮永さん???」

照「そう、私」


小蒔「チャ、チャ、チャンピオンの宮永照さんですかーっ!??」

照「そう、今年も優勝した宮永照です」エヘンッ

小蒔「な、なんで私の黒電話に連絡を?な、な、何で番号を知ってるんですか!?」

照「菫に聞いた」

小蒔「菫さんって、白糸台の部長さんでしたよね……
 そういえば霞ちゃんが連絡を取ってたとか、言ってたような……」

照「難しい話しは、今関係無い」

小蒔「は、はい!(今の難しい話題だったの!?)」

照「……プリン」ボソッ

小蒔「はい?」

照「君が欲しい!」

小蒔「ひゃ、ひゃい!??」

照「私と一緒に麻雀をやろう」キリッ

小蒔「うわわわわ!?わ、わ、私が欲しいって、そ、そんな///」プシュー


▼チームKY
1人目:宮永照
2人目:天江衣
3人目:愛宕洋榎
4人目:神代小蒔←New
5人目:


京太郎「ハァ……」

 あの後、花田先輩を口説いた後、北上する間に何人かに声を掛けてみたのだが
 結果的には、芳しい答えは貰えなかった。

京太郎「まあしょうがないか……今は女子一強時代だもんな」

 5年ほど前には、福本大付属を頂点に、哲工業高校、むこうぶち専修校などの強豪校がひしめき
 圧倒的な男子最強時代を誇っていたのだが、有名選手、人外選手たちの卒業が相次ぎ、次第に衰退し

 今の三年生、宮永照世代になってからは、高校の大会は完全に女子選手の独壇場となったのだった。

 その為、女子をメンバーに誘っても……。

『えっ……男子ですか……』
 言葉が少なくても、迷惑だと言うのが完全に伝わってくるほどだ。


京太郎「無差別に誘えば、出場するだけなら簡単なんだろうけど……」

 俺には、目標があって、それに沿うメンバーを集めていたのだった。
 そして、アイツラに勝つ為に、後ろではなく隣に並び立つためには
 雀力的にも、妥協せずにメンバーを集める必要があるのだ。


 マッガーレッ♪


京太郎「おっと、電話か……はい、もしもし」

?「私だが、今大丈夫かな?」

京太郎「はい大丈夫です、後俺ですが、もう数時間もしたら長野に戻ります」

?「そうか、それでは勧誘は上手くいったのだな」

京太郎「はい、花田先輩はうちのチームに入ってくれる事になりました」

?「そうかそうか、それは良かった
 それで、メンバーの事なんだが、一人面白い打ち手に会ってな
 一つ君に見て欲しいんだ」

京太郎「へぇ~、加治木さんが言うんなら、相当な打ち手なんでしょうね」

ゆみ「ふふっ、あまり買いかぶらないでくれ
 まあ勝敗は十回打って7回私が勝ったのだが」

京太郎「ふむ、でも先輩に3回も勝ったのなら」

ゆみ「いや、勝ったのは私だが……、実力は完全にアイツの方が上だったよ」

京太郎「!?」

ゆみ「ふふっ、とにかく会って確かめてくれ
 彼女の名前は『小走やえ』、奈良最強プレイヤーだ」

よう小走り先輩に勝てたなかじゅ

ちなみに、九州の方言で使われる「ば」は、標準語の「を」と思って頂ければだいたい大丈夫っす
「何『ば』しよると?」→「何『を』してるの?」



照「……えっと」

菫「複数選択は、そこを選ぶんだ」

照「もーわかってるってば!今やるとこだったんだもん!」プクー

菫「携帯も満足に使えないのに、スマホなんて買うから……」

照「……だって、欲しかったんだもん」

菫「やれやれ……」

菫(二人っきりの時の照は、まるで淡みたいに拗ねたり甘えたりしてくれる。
 ……それだけ私に気を許してくれていると言う事だよな///)

照「一人で出来るもん……えーと、これでこれを押して」ピピッ

菫「……」ハラハラ

照「……やった出来た!」パァアア

菫「まあ、それくらい出来て当然だ」パァアア


 ………………
 
 …………
 
 ……


 オー、バモセレッソー♪

洋榎「お?チャンピオンからのメールか、何時も電話やのに珍しいな」

洋榎「なになに」

 《ながの りゅうもんぶちでがっしゅく いえ ころもがだす しんぱいむよう》

洋榎「……分からん。
 長野で合宿ちゅーんは辛うじて分かるけど、その他が意味不明過ぎるわ……」

洋榎「しゃーない、家に着いたらチャンピオンに電話するとしよか」

>>56
あざっす!

博多弁変換サイトを参考にてきとーにやってるんで、
かなりおかしいですよねw

後でチーム構想晒して
皆さんにお知恵を借りるかも……。


哩「なあ花田、ちょっと頼みたい事のあっけんやけど」

煌「はい、なんでしょう!」オマカセアレ


 ………………
 
 …………
 
 ……


姫子「……えっ?」

仁美「だから、花田と部長はなんか大会に出るとかで
 ちょこっちの間、部活に出ないと言うてたよ」

姫子「あの、大会の名前って……分かりますか?」



▼チーム○○
1人目:京太郎
2人目:加治木ゆみ
3人目:花田煌
4人目:小走やえ
5人目:白水哩 ※リザベーション不能状態


▼チーム姫子
1人目:鶴田姫子
2人目
3人目
4人目
5人目

これは予想外
○○は何が入るのだろう?

■↓決定

▼チーム京太郎(チーム:ノーオカルト)
 京太郎
 加治木ゆみ←安定感
 花田煌←最強メンタル
 小走やえ
 白水哩


▼チーム清澄(次世代型)
 優希
 和
 咲
 まこ
 マホ←次代のエースとして参加


■↓ほぼ決定

▼チームKY
 宮永照 「……」モグモグ
 衣 「ほんとか!本当にに衣がぜんりょくをだしてもいいんだな?わーい♪」
 神代小蒔 「zzzz」
 愛宕洋榎 「いやー、ウチはこないな空気読めん事したくないんやけど、……せやけど、どうせなら勝ちたいやん?」
 江口セーラ


▼チーム部キャプ
 竹井久 「面白ければなんでもいいわ!」ドーンッ!
 福路美穂子 「上埜さん、付いていきます…………一生」
 蒲原智美 「ワハハ」
 龍門渕透華 「おーっほほほっ!私が一番でしてよ!」
 弘世菫 「……くっ、胃が痛い」


▼チーム姫子(ナンバー2や、トラウマ持ち等)
 鶴田姫子 「部長……、これが私の答えです」
 愛宕絹恵 「……お姉ちゃん」
 新子憧
 亦野誠子 「5万9400点……私がこの数字を忘れる事は、生涯無いだろうな」
 臼沢塞


■↓未定

▼ちーむほかほか
 松実宥
 姉帯豊音
 ドム
 たかみー お茶役
 妹尾佳織
深堀さんの代わりに、春(黒糖)を入れた方が良いか?


▼チーム1年生&100年生
 二条泉
 淡
 滝見春 ポリポリ
 南浦数絵
 対木もこ
チーム名は気に入っているけど
微妙な集まりなので、バラして他のチームに入れた方がいいかな?
その場合、チーム姫子に塞OUTで淡IN、ほかほかにドムOUT春INかな。


▼チーム:ローリーズ(別名はいてないズ)
 一
 薄墨初美
 鹿倉胡桃
 池田華菜
衣が居れば完璧なのだが
チームKYを恐怖の対象にしたかったので却下。
タコスも清澄に必須なので。


▼チームイケメン
 純
 白望
 むっきー
 ダヴァン
無くても良いチーム、けど、負け役は必要。
ハギヨシでも入れるべきか?


▼チームフェティッシュ(別名、チャンピオンにトラウマを持ってるズ)
玄 おもち!
怜 ふともも!


▼その他
ガイトさん
入れるなら、KYかな?
けど真面目そうだから、合わないかも。

トモキー、巴
チーム眼鏡か?


二回戦も戦えるのか?
入れるんなら、KY、姫子並の強チームに入れたい。

末原さん
強敵と戦わせて上げたい

※チーム名は適当です。

>>28大将戦2人でどうやってやるんだ

>>66
最初は適当な名前で、勝ち上がってったら
オカルトキラーとか、そんな感じの中二っぽい名前で呼ばれだしたりさせたいですね。

>>69
あんまガチガチには決めてないですが
1対1(タイマン)なので
ツモ回数を18回から21回へ増やし
少しだけロン有利にしようかなと思っています。

ただ、心理描写は書いても
闘牌はごまかす予定なので……
あまり期待されないようお願いします。


 チームKY、長野合宿前夜


菫「おい、ちゃんとハンカチちり紙は用意したか?あ、あとチケットも忘れない様にしろよ」アタフタ

菫「それに、今からでも新幹線にした方良いんじゃないのか?深夜バスは
 隣がどんな人になるか分からんのだぞ?(ああ心配だ!心配だ!)」ウロウロ

照「……前から決めてたんだから大丈夫」

照「長野は地元だから、大丈夫……(の筈)」

菫「あとお世話になるんだ、お土産に東京バナナか鬼ティちゃんの人形焼をだな」

照「……菫うるさい」


 ………………

 …………

 ……


 次の日、高速バス乗り場


照「えっと、長野行きは……」キョロキョロ

サングラス黒髪ロングJK(違う、そっちじゃない!……あ、自販機でジュースを買っただけか
 そうだ!そっちの方向だ!……よし、そのまま乗り込むんだぞ照!)


 ………………

 …………

 ……


 待ち合わせ場所、長野駅


照「長野、……久しぶり」

照(そう言えば、東京に引越ししてから、戻ってきたのはこれで……二回目かな)

照(前の時はお墓参りだけで咲に会う勇気は出せなかった
 けど今回はもうインターハイで仲直りしたし、合宿の合間に連絡して……そして)


グラサンマスク前髪パッツン黒髪ロングJK
(ううっ、来る気は無かったのに、思わず新幹線チケットを衝動買いし、先回りしてしまった……)



久「……あれって、白糸台の部長さんよね?」

久(サングラスにマスクって、銀行強盗でもする気なのかしら……)

久(う~ん、挙動不審で怪しさ100%だけど、知らないわけじゃないし一応声を掛けようかな?
 けど物陰に隠れるようにウロウロして、……正直係わり合いになりたくないような、……面白い事になりそうな
 う~ん、ホントどうしようかしら?)

久(よし!女は度胸!)

 スタスタスタ。

久「あの……」

菫「ひゃ、ひゃい!?わ、私は怪しい者では!」ビクッ!



▼チーム部キャプ
1人目:竹井久
2人目:福路美穂子
3人目:蒲原智美
4人目:龍門渕透華
5人目:弘世菫←New
★コンプリート!

               ,. : :´          `: : 、
            ./                `ヽ
        ,.:                     :.
        ,.:゙ ,      |  |             ),
       ./ /         |  |             / ハ
      厶ニ| i     l   |  |
.     「 ̄ | l     ト,| |  |
.       i   | |   _,以 || 「二ニ=‐- ..,,_
     |   l,斗<  .| i |`||
      |  ∧ | j云ニL」ノ .|├=Y⌒ヽ
     .从  .从 jI八::rⅱ || ヾ   }
.      ヾ:、  ハ   ,)ヅ ||       ./
          `ト己   .:::::: ノイ    ,.イ     \
         | .ノ           :' 从       \  jI斗┐
         | ,心、             `ヽ   ___(   |
        ||| 心r_;          ,.厶=孑ヘ\ ├ヘ,_|
            || |!.心、  ,.。o心,  ´    _,,.⊥、L| |
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            ! ;||     r 1 :|   /        ∨
.            ! 小|    ,ハ|| /           ∨
          ! |     _|///|/               ∨
           !|     /  / /              ___∨
            弋   厶イ/            /////∧
                / //             ////////∧
             / ./          \////////// ∨
            ./ ./        ヽ  \///////   ∨

                            また見て哩。


久「えーと、ここが龍門渕さんのお家よ」

菫「わざわざ、ありがとうございます」

ハギヨシ「ようこそいらっしゃいました竹井様、弘世様
 透華お嬢様は、今は小広間にいらっしゃいます」

菫「小広間?」

久「この家には、小広間、中広間、大広間、インフィニット広間と広間だけで4つも広間があるのよ」ボソッ

菫「ふぁっ!?」

ハギヨシ「……」

 とてとて。

ハギヨシ「こちらでございます。では、私めは別件がありますので、此処で失礼させて頂きます」ペコリ

菫「ありがとうございます」

ハギヨシ「では、ごゆっくりどうぞ」スタスタ

久「相変わらずのパーフェクト超人ね~」

久「まあいいや、こんに―――」カチャ


透華「でしたら、この本館でもよろしいのではなくて?その方が私も安心ですし―――」

衣「も~透華はさっきからシツコイぞ!衣は大人だから、一人でもちゃんとおもてなしできるもん!」

久「……(うわー、こっちでもか……)」


透華「ですが、まだどんな人なのか分かりませんし、一応私も会って話しをしてみないと……」

久(あ~あ、それは言っちゃ駄目だってば。
 ……友達を審査するとか、年頃の子供が一番嫌がる行為だと思うわよ)

衣「ううっ!透華の馬鹿!ころもの……ころもの友達はちゃんとしてるもん!駄目じゃないもん!」ダッ

透華「ああ……」

歩「透華様失礼します!……衣お嬢様お待ち下さい~」ダッ

 扉ガラ~ン。

久「あははっ……こんちゃ」キマズイ

菫「こんにちは龍門渕さん、弘世菫です」

透華「んんっ……少々みっともない所を見せてしまいましたわね。
 私は龍門渕透華……一昨年前のインターハイでは闘う事は出来ませんでしたし、始めましてという事になりますわね」

菫「ああ、そうなるな。……しかし、お互いに知っているのに初対面なのは妙な気分だな。
 一昨年の龍門渕旋風の時は、慌ててそちらの牌譜を集めたものだよ、あれは苦労した」

透華「あら、それはご迷惑をお掛けしましたわね」

菫「ふふっ」

透華「おほほほっ」

久(何だろうこの疎外感は……まあ、意気投合したみたいだし、いいっちゃいいんだけどね……)


衣「――と言うわけなのだ、まったく透華はいつも衣をころも扱いしおって」

照(今、ころも扱いって言った?)

照「……分かるかも」

衣「うにゅ?」

照「私も、しっかり者なのに、何時もアレコレ言われる。少しは認めて欲しいかも」

衣「まったくもってその通りなのだ。
 あっ、歩、お菓子とお茶を頼む」

歩「かしこまりましたぁ」

照「うむ、いいタイミングでのお菓子。もてなし方を分かってる」b

衣「ふふっ、ころもはころもだからな!」エヘン

歩「宮永様、紅茶、緑茶、コーヒーと御用意できますが、何がよろしいでしょうか?」

照「コーヒーをブラック」ゴッ

衣「ぶ、ブラックでだと!?そんなの……苦いではないか!」


照「ふふっ、私は大人だから」

衣「流石はちゃんぴおんなのだ!」

歩「かしこまりました」ペコリン

照「あ、コーヒーは半分以下にして、もう半分は牛乳で、あと砂糖は3個でお願いします」

衣「?ブラックなのに、ぎゅーにゅーや砂糖を入れていいのか?」

照「ふふんっ、私も最近気が付いたのだけど
 ドラマとかでお客さんがコーヒーを頼むと、店員さんは必ずミルクと砂糖の有無を聞くんだ」

衣「うむ、そういえばうちのメイドも聞いていたかも!」

照「だから、ブラックに牛乳や砂糖を入れるのに何の問題無い」エッヘン

衣「おお、そうなのか!」ウロコポロリ

衣「あゆむ!あゆむ!ころもも、ぶらっくこーひーにするぞ!牛乳と砂糖を忘れずにな!」

照「初めてなら最初は砂糖を5個は入れた方が良い。これは経験者からのアドバイス」

衣「さ、流石はちゃんぴおんだ!」ソンケー



ハギヨシ「衣様、神代様がご到着されました」

衣「そうか、小蒔もこの部屋に通してくれ」

ハギヨシ「かしこまりました」


………………
…………
……


小蒔「それで霞ちゃんてば、私が携帯を使えないからって合宿に付いて来るなんて言い出すんですよ~」

衣「ケイタイか、アレは面妖不可解な機器であるな」

照「うん、私ですら使いこなすまでは半年も掛かった、初心者ではとても無理」

小蒔「えっ!携帯をお使いになれるんですか!凄いです!」

照「うん、電話もメールも完璧」フンスッ

衣「流石はちゃんぴおんだ!」



 以下ループ

 そろそろチーム作り編は終えて
 京太郎チーム強化編にする予定です。

 テキトーな評価ですが

 ■雀力

 哩:90
 やえ:75
 ゆみ:70
 煌:65
 京太郎:35←成長率高目

 位で始めようかなーと思っています。


やえ「これぞ基本にして王道!――ツモ平和、そしてドラ1!……700、1,300!」
※今大会は、メンゼンツモ&平和は可
ツモ和了の符を度外視し『20符2翻/400・700』。

京太郎「うわ、やられた!」

ゆみ「ふむ、きっちり捲くられてしまったな」

京太郎「で、どうですかね?」

 最初は俺が小走先輩を入れるかどうかという話しだったのに
 何時の間にか、小走先輩が入ってくれるかどうかの面接麻雀になっていた。

やえ「かじゅきに聞いていた通り、弱いな君は」

京太郎「……うっ」

ゆみ「やえ、……呼び難いなら『かじゅ』でいいぞ」

ゆみ(ハンドルネームだから慣れてるし、なにより『かじゅき』は何かムズムズしてしまう)

やえ「そうか?べ、別に呼び難くなどはないが、そう言うなら、そう呼ばせてもらおうかな、うん
 いやー私は発音がネイティブ過ぎるせいか、よく聞き返される事も多くてな」

京太郎(ネイティブって何のネイティブなんだろう?……奈良のネイティブ?)

ゆみ(特に『しゃ、しゅ、しょ』辺りがヤバそうだな)


京太郎「あの~」

やえ「ああ、スマンスマン。まあさっきも言った通り、弱かった」

京太郎「……じゃあ」

やえ「おっと、早まるな若者よ。君は弱い……
 だが、打ちしゅじを見た所、打ち方自体は綺麗だった」

やえ「私の所見だが、君は今成長中、しかも急成長している途中の様に伺えるな」

ゆみ「……ほう」

京太郎「そ、そうなんですかね?」テレテレ

やえ(まあ、急成長って言うのは不安定で、確実性が低いと言う事なんだがな
 ……それで、つまづいてしまった後輩を何人か見た事もある。
 走るスピードが速ければ速いほど、転んだ時の衝撃は強いからな)

京太郎「……小走せんぱい?」

やえ「いや、何でもない。……そうだな、今のまま基本を守って勉強すれば良い打ち手になれる可能性がある」

京太郎「ううっ、なれるじゃなくて、なれる可能性が有る、……ですか」キビシイナー

やえ「ははっ、未来なぞ誰にも判らんからな。……逆に、良いを通り越して、凄い打ち手になれるかもしれんぞ?」

京太郎「おっ、それは良いですね。是非目指しましょう!」

やえ「まあ、宝くじに当たる並の確率だろうけどな」

京太郎「……ううっ、上げて落とされた」

ゆみ「まあここは、宝くじよりも確率が高い、良い打ち手を目指す為に頑張ろうか須賀君」

京太郎「そうッスね!加治木先輩、小走先輩、もう半荘お願いします!」

ゆみ「うむ、もちろんOKだ」



やえ「まっ、とにかく―――ヨロシクな」ニカッ


………………

…………

……



 夕方。


京太郎「おつかれ……さま……でした」バタッ

ゆみ「うむ、今日は集中したな。まるで一週間分を打った気分だ」

やえ「ふぅ……、やっとゆみからトータルでの勝ちをもぎ取れた」

ゆみ「フッ、本来の実力どおりになっただけさ……ところで、かじゅと呼ぶんじゃなかったのか?」

やえ「それは呼び難いからやめた。ゆみも私を呼び捨てなんだし、かまわんだろ?」

ゆみ「……ああ(あのハンドルネーム、可愛いと思うのだが)」

京太郎「あ、片付けは俺がやるから、先に帰って良いっすよ」

ゆみ「そうか?何時も何時もすまないな」


やえ「……」


やえ「……なあ、聞いて良いか?」

京太郎「はい?」

やえ「なんで清澄からの出場ではなくではなく、自分でチームを作ろうと思ったんだ?」


ゆみ「それは―――」

京太郎「大丈夫です」

やえ「ゆみから聞いた話しでは、相当仲が良いらしいじゃないか。
 まさかネットで噂されているように、パシリ扱いされているわけじゃないのだろう?」

京太郎「……えーと、細かい話しは後にして」

ゆみ「……(パシリは事実だが、仲は良いとか……うん、説明し辛いな)」

京太郎「今は良くして貰ってます」

やえ「ふむ」

京太郎「まあインハイまでは初めて団体戦に出れるって言う事もあって、
 あの部長ですら余裕が無かったですし、俺個人としても皆の助けになりたかったから
 頑張り過ぎて、色々ちょっと誤解をまねくような事になってしまったんですよ」

京太郎「けど、インハイが終わってからは部も落ち着いてきて
 部長も今までのお礼だって言って初心者の俺を優先に卓に着かせてくれたり
 色々と教えてくれるようになったんです」

ゆみ(えっ?それって普通じゃないのか?)

やえ(そう言えばうちも、何十人も部員が居るから、卓に着けない部員が相当数居るな……
 卒業前に、三年生有志でちょっと高いプラスチックのカード麻雀でも、十個くらい寄付しようかな)

京太郎「俺のやった事なんて、毎日買い出しに行ったり
 出場校全部の牌譜を集めたりとか、その程度で大した事はやってないんですよ」

ゆみ「……」

京太郎「けど、そんな俺をよくやったって言ってくれて、皆優しくしてくれて……」

やえ(なんだ?聞けば聞くほど、一人だけ外に出てチームを集める必要なんて無いように思えるのだが?)


京太郎「俺が……俺が弱いのが悪いんです」

やえ「?」

京太郎「あの時……」


………………

…………

……



 一週間前、清澄部室。


咲「嶺上開花!へへっ、ゴメンね♪京ちゃんの責任払いだよ」

京太郎「くぅー!またやられちまった!」

まこ「まあまだ覚えんでええが、牌の絞り方を覚えんと咲には振り込んでしまうじゃろうな」

和「う~ん私としては、そういった防御を最初に覚えるべきだと思うのですが」

まこ「ほうか?わしは和了優先で楽しみながら覚える方がええと思うがの~」

 けんけんがくがく。


京太郎「……ふふっ」

咲「?」

久「どうしたのよ須賀君、いきなり笑っちゃって」

京太郎「いや、なんでもないですよ」

京太郎「あっ、優希、作り立てじゃなくて悪いけど、
 俺のバックに全員分のタコス作ってきて有るから配っといてくれるか?俺はお茶入れてくるからさ」

優希「流石は我が愛犬!気が利くんだじぇ~♪」イソイソ

 奔放だけど、締めるべき所はちゃんと締めてくれる頼もしい先輩。

 新しく部長になって忙しいだろうに、部員全員を見てくれて考えてくれている信頼できる先輩。

 そして騒がしかったり、おっちょこちょいだったり、ちょっと怒りっぽいけど意外と面倒見が良かったりする、同級生達。

久「いひひひっ、須賀君、それロンよ!」

京太郎「ギャー!」

まこ「……変な癖が付くから、部長対策はせんでええからな。久も京太郎に構いたいからって、何時もより悪質な待ちにするのはやめーや」

久「そ、そんなんじゃないわよ///」

 勝てないけど楽しかった。

 勉強も運動も人並み程度でしかない俺にとっては、勝てなくても少しずつ強くなる実感と、皆との掛け替えの無いこの時間は、とても掛け替えの無いモノだった。

人居ますかね?

京太郎が部室から離れた原因。
安価+2 ↓下記の1~4からお選び下さい。

1:咲
2:和
3:優希
4:久

俺の中でまこ先輩はぐう聖なので除外。

ありがとうございます、和、了解しました!

>>92 最後の

勉強も運動も人並み程度でしかない俺にとっては、勝てなくても少しずつ強くなる実感と、皆との掛け替えの無いこの時間は、とても掛け替えの無いモノだった。

勉強も運動も人並み程度でしかない俺にとっては、勝てなくても少しずつ強くなる実感と、皆と馬鹿を言ったり、たまに無言になるほど集中したりするこの時間は、とてもとても掛け替えの無いモノだった。

に差し替えお願いします。
なんで、『掛け替えが無い』を二回も書いたし……。


京太郎「その西、ポンだ!」

和(須賀君、本当に楽しそうに打ちますね。シャクですが、皆が構いたくなるのも、……少しだけ……ほんの少しだけ分かる気がします)

咲「自風ポンか~、点数は低そうだけど京ちゃんにロンされたら恥ずかしいし、警戒しなくちゃね」

和(そう言えば……『和了って楽しみながら覚える方がええと思うがの~』)

京太郎「おい、某ときめいてる思い出風に酷い事言うなよ!」

和(和了れば、須賀君はもっと楽しいと思ってくれるのでしょうか?)

まこ「『一緒に帰って、友達に噂とかされると恥ずかしいし』
 ゲームをやった事がのうても、ネットやってれば知っとるんじゃから、恐ろしい知名度じゃの」

和(いえ、駄目です。……いくら部活の練習だとしても、わざと振り込むなんてやってはイケナイ事です!)

優希「京太郎と咲ちゃんは、いっつも一緒に帰ってるのに噂もロンもないもんだじぇ~」

和(……これ以上)

咲「だ、だれが嫁さんですか~///」


和(私は、優希の様な積極性も無いし、部長の様に自然に触れ合う事も出来ません。……ましてや今までずっと一緒に居た咲さんの様には)

まこ「いやいや、言うとらんから」

和(これ以上差を付けられたら……)

京太郎「おいおい、麻雀に集中しろよな」ハハッ

久「ふむ(……須賀君張ったわね。けど、こんな見え見えの捨牌の混一じゃ、流石の優希ですら出さないでしょうね)」


和「……!」タンッ

京太郎「……えっ?」


 訳が分からなかった。

 一瞬頭が真っ白くなって、そして俯いた和を見て、理解した―――理解してしまった。


京太郎「ッッ!!!」


 あの時俺は、考える前に体が動いて、自分の牌を手でなぎ払っていた。
 全てを、何もかも壊してしまいたい……そう、思ったのかもしれない。


京太郎「……あっ」

咲「きょ、……京ちゃん?」

京太郎「あっ、あははっ、スイマセン、ちょっと眩暈がしてぶつかっちゃいました」

まこ「……」

京太郎「スイマセン、具合が悪いんで、お先させて貰いますね」ダッ

和「……あっ」

 バタンッ。

久「……ハァ、やっちゃったわね」



 その時目頭が熱くなったのを、決して誰にも見られたくなかった。
 だから俺は、逃げ出すように走って家に帰りました。


 ……
 
 …………
 
 ………………

京太郎「いくら初心者の俺でも、咲達の闘牌や、皆のために用意した牌譜を読んだりしてきたんです。……あんな見え見えの振込み、……いくらなんでも分かりました」

やえ「……」

京太郎「……別に恨んでるとか、そんなんじゃないんです」

ゆみ「……うん」

京太郎「……ただ、悔しかったんです」

京太郎「真面目で麻雀が大好きなアイツに、その大好きな麻雀を曲げさせた俺の
 ……俺自身の弱さが、とてもとても悔しかったんです」

読んでくれる人ありがとう、今日はここまでです。


 大会16日前。


煌「京太郎君はお久しぶり。そして、小走さん、加治木さん初めまして、花田煌ですよろしくお願いします!」

哩「初めまして皆さん、白水哩ですよろしゅうお願いします」

京太郎「お久しぶりです、わざわざこっちに来てもらってスイマセン」

 哩さんの丁寧な挨拶に続き、煌さんの元気の良い挨拶、それに加治木先輩と小走先輩が挨拶を返す。


京太郎「でも良いんですか、ここ?」

 俺達は今、小奇麗な一軒家に居る。

煌「いいって事ですよ。両親が定年になったら戻ってくる為に残してあったこの家が、皆さんの役に立つのならこれほど嬉しい事はありません」

京太郎「煌先輩……」

煌「それに、たまに使った方が逆に傷まないですから」

やえ「私としても助かるよ、何時までもゆみの家に居候では、皆さん良くしてくれるものの心苦しかったからな」

ゆみ「まあ、うちの家族は寂しがるだろうが、人の家は気を使うからな気持ちは分からなくも無い」

やえ「長野を離れる時は最後に挨拶に寄るよ」

ゆみ「ああ、頼む」

京太郎「けど、今更ですが学校はいいんですか?」

哩「私は三年だし、学校には麻雀大会の為で許可は取ってある」

煌「私も今年から麻雀特待生の枠を貰えたので、問題ありません」スバラデス

やえ「私も似たようなモノだな。
 特にうちの高校は、野球やサッカーよりも麻雀に力を入れている、麻雀進学校だからね」

哩「晩成高校は高校で麻雀を打っていて、知らない人はいないとでしょう。
 特に30年連続インターハイ出場は、今後も破られと事の無い金字塔やと思います」

煌(部長、標準語頑張ってますねえ。……部長程度の方言なら、普通に喋っても問題無いと思うのですが)

やえ「まあそれも、私の代でまた途切れてしまったがね」ハッハッハッ

哩「うっ、す、すまない」

やえ「いや問題無い。学校には悪い事をしたが、私や部員達には良い経験になったよ。
 インハイ常連校と言う事で、知らずに天狗になっていたからね。
 だからこそ……、来年の晩成は強いぞ」フフッ

哩「ほぉ、それは恐ろしかね。花田、よーく覚えておくっとよ」

煌「はい!かしこまりました!」スバラ


ゆみ「盛り上がって来たな、では―――」



京太郎「掃除をしましょう!」

「「えっ?」」

京太郎「使ってないから綺麗ではありますが、半年以上は掃除してないですよね?
 ほら、うっすらと埃が積ってます」ツゥー

煌「うっ、確かに前に戻ったのはお正月でした」

京太郎「では、まずは天井を叩いて埃を落として、順に高い所から下へと掃除していきましょう」

やえ「だ、だが、今の流れは……」

京太郎「大丈夫ですよ、全員で掃除をすればすぐですから」ニコッ

「「……はい」」

 そうして、玄関、台所、トイレ、茶の間、和室が京太郎の指揮の元に瞬く間に掃除されていった。


ゆみ「……気合を入れてやると、掃除とはこんなに早く終わるものなんだな」

京太郎「一気にやれば、こんなものですよ。俺の幼馴染とかだと、何かに気を取られて中断する場合が多かったですね。本とか」

煌「そうですね、一気にやるのがコツです」

哩「……」


ゆみ「だがまあ、これで明日から気持ちよく思いっきり打てるな」

京太郎「はい!」

哩「スケジュールとか、決めちょるんか?」

京太郎「毎日特訓……と言いたい所ですが
 それぞれにやらなきゃいけない事もあるでしょうし」

京太郎「平日は夜19時まで特訓、土日の休日は出たい人だけ出る、自主錬。
 こうしようと、思ってるんですけど、いいでしょうか?」

やえ「良いのではないかな、すすんでやるのとイヤイヤやるのでは覚え方が違うからな」

哩「私も大丈夫とよ」

煌「私もです」

ゆみ「私も問題無いよ」

京太郎「では、そう言う事で……」


京太郎「皆さん、よろしくお願いします!」



 そうして、約二週間の、短いが濃い、麻雀漬けの生活が始まった。


ゆみ「ああそうだ、私はたまに泊めてもらうが、須賀君、君はちゃんと帰ってくれ
 あらぬ疑いが立っても困るからな」

京太郎「ははっ、分かってますよ、それにこのメンバーだと、おも……」

やえ「おも?」

京太郎「おもいっきり美人が揃ってるから、気を付けなきゃなーって思ってたんですよ」アタフタ

哩「な、な、なっ何をっ///」

ゆみ「そうだな、私は女性にしかモテたためしが無いが、やえや哩さんはモテそうだからな」

やえ「いや、私も後輩以外にモテた事は無い。その点、哩は通学中に待ち伏せされてラブレターとか貰ってそうだ」

哩「そ、そ、そんな経験なかとよっ///」プシュー

煌(部長本人は気が付いてませんでしたけど、
 部長の周りは、大体何時も誰かがガードしてましたからねえ。

 特に私と同学年の姫子が入部してからは……凄かったです)



京太郎(ふぅ、……おもち好きを誤魔化せて助かった)


はやり「皆~お久しぶり☆ 皆のアイドル、はやりお姉さんだよ~♪」ユッサユッサ

はやり「ちょっとメタな発言になっちゃうけど、これからの事を説明するね☆」

はやり「と言っても、覚える事は↓の3つだけ。まったくお姉さんの出番が少ないなんて、皆もプンプンだよね?」


■平日の行動は二回。
 夕方までの特訓時間、そしてその後の交友時間。

■休日は基本的に特訓を含めた選択肢。
 それまでの行動や、他チームの行動によってはイベントがあるかも?

■大会前日は、強制的に自由行動となります。


はやり「と、言うわけなんだよ☆」

はやり「詳しくは、実際に行動してるのを見て覚えてね♪
 じゃあこれで、しーゆーあげいん~☆ノシ」プルンプルン

ちと、補足

■休日は基本的に特訓を含めた選択肢。
 それまでの行動や、他チームの行動によってはイベントがあるかも?

↑これは必ず特訓をすると言う意味ではなく。

1、特訓
2、遊びに行く(キャラ指定)
3、(キャラ指定)に電話する

みたいに、選択肢の一つに特訓が含まれると言う意味です。
分かると思いますが、自分で読んでて微妙だったので補足をしました。


 1日目、平日。


京太郎「よーし!メンバーも全員集まったし
 全員での最初の練習だ、気合入れてやるとするか!」

■昼~夕方

 安価+1、↓下記の選択肢からお選び下さい。

1、煌先輩と練習する

2、加治木先輩と練習する

3、小走先輩と練習する

4、哩先輩と練習する

5、全員で練習する

※残り7日くらいから、各チームへの個別対策練習が選べるようになります。


■夜

 安価+3

1、煌先輩と親睦を深める

2、加治木先輩と親睦を深める

3、小走先輩と親睦を深める

4、哩先輩と親睦を深める



 サクサク行く為に、一気に二回分安価を募集してみました
 やってみて、後で変更するかもしれません。


京太郎「小走先輩、お願いします!」

やえ「ふむ、その意気や良し!じっくりと私の打ち方を見るがいい!」

京太郎「はい!(……打ち方だと噛まないのか)」


………………

…………

……


やえ「メンゼン、タンヤオ、平和、ドラ1で四飜。――満貫だ!」

京太郎「おお、スゲー!」

やえ「ふふん♪」

京太郎「けど、先輩って見かけによらず平和好きですよね」

やえ「ぐぬっ……ぴ、平和は王道だから問題ないんだ」

京太郎「は、はい?(問題無いって何が問題なんだろう?)」


 京太郎の雀力が2上がった。
 小走やえの雀力が1上がった。

 京太郎は小走やえの闘牌を少しだけ理解出来た気がした……。


■雀力

 哩:90
 やえ:75→76
 ゆみ:70
 煌:65
 京太郎:35→37


 夜

京太郎「う~ん、今日は思いっきり練習したな」

やえ「須賀も頑張ったな、初心者は伸びが早いから見ていて楽しかったよ」

京太郎「そ、そうですか?」

京太郎(まだ時間はあるな、小走先輩と少し話をしてみよう……)


京太郎「そういえば哩先輩は、卒業したらプロを目指すそうですけど
 小走先輩も、もう決めてるんですか?」

やえ「ふむ、そうだな……今の所は進学を希望しているが
 この大会や、その後も各地を見て回って、様々な雀士に出会い
 それから決めても遅くないと思っている」

京太郎「へぇ……何か、カッコいいですね」

やえ「はっはっはっ、まあそれも大学の願書締め切りまでに決めなきゃいけないがね」

京太郎「うっ、イキナリ生々しくなりましたね」

やえ「ははっ、人生、カッコ良い事ばかりじゃないさ」

京太郎「なるほど、……ちょっと重い言葉ですね」

やえ(数ヶ月前まで、そう思っていた馬鹿がここに居るけどね)ボソッ

京太郎「はい?何か言いました?」

やえ「いや、何でもないよ。
 ……まあ、お互いに居の中の蛙にならない様に頑張ろう」

京太郎「はい?」



 京太郎は小走やえを少しだけ理解出来た気がした……。
 ★☆☆


※☆←空星 ★←充填星
 全部の星が充填されると……。

※センター試験とかは、麻雀の実績で何とか出来る方向で一つ……。

 2日目、平日。


京太郎「昨日は小走先輩と一緒に打って、練習後も話をして少し仲良くなれた気がする……」

 安価+1、↓下記の選択肢からお選び下さい。

■昼~夕方

1、煌先輩と練習する

2、加治木先輩と練習する

3、小走先輩と練習する

4、哩先輩と練習する

5、全員で練習する


■夜

 安価+3

1、煌先輩と親睦を深める

2、加治木先輩と親睦を深める

3、小走先輩と親睦を深める

4、哩先輩と親睦を深める


■雀力&友好度

 哩 :90  ☆☆☆
 やえ:76  ☆☆☆
 ゆみ:70  ☆☆☆
 煌 :65  ★☆☆
 京太郎:37

しまった

■雀力&友好度

 哩 :90  ☆☆☆
 やえ:76  ★☆☆
 ゆみ:70  ☆☆☆
 煌 :65  ☆☆☆
 京太郎:37

でした
安価だったら↓


京太郎「えーと(今日はどうしようかな)」

煌「京太郎くん、今日は私と打ちましょう!」


………………

…………

……


京太郎「煌先輩は、守備が凄いですね~」

煌「いやいや、箱にならないだけで大したものではないですよ」

京太郎「何か、コツとかあるんですか?」

煌「そうですね、勘や経験も時には必要ですが、守りに一番大事なのは諦めない事でしょうか」

京太郎「諦めない……ですか?」

煌「はい、ほぼ最下位確定でオーラスになった時など
 どうでもいいやとか思い、諦めたテキトーな打牌をした経験はありませんか?」

京太郎「うっ!……あります」

煌「そういう時でも諦めない心、そうですね一人で打っていても
 後ろに誰かが、仲間が控えていると思えば、自然と少しでも多くの点棒を残したい!……って思えるようになると思いますよ」ニコッ

京太郎「……は、はい!俺もそうします!」カンドー

京太郎(やべえ、……俺の中の聖人ランキングが染谷先輩から書き換えられそうだぜ)

京太郎(元部長は、信頼は出来ても信用はしちゃいけない人だったしなあ……)シミジミ

煌「?」ドウシタンデショウカ?



■雀力&友好度

 哩 :90  
 やえ:76  
 ゆみ:70  
 煌 :65→1  
 京太郎:37→2



※選ばれなかったキャラも、何日かに一度、雀力は上がります。


京太郎「よし、今日の練習も充実していたな」

ゆみ「それでは私は帰らせてもらおうとするかな、ではまた明日」

京太郎(そう言えば、ゆみ先輩は地元だから
 これから自分の家に帰らなきゃいけないんだよな……よし、夜だし送らせてもらおう)

京太郎「加治木先輩、俺も帰るんで一緒に良いですか?」

ゆみ「ああ、では一緒に帰ろう」キラッ

京太郎(相変わらず男前だなあ~)


京太郎は加治木ゆみをバス停まで送って行った。



京太郎「あの、今更なんですが……」

ゆみ「うん?」

京太郎「受験とかで大変なのに、なんで俺の誘いを受けてくれたんですか?」

ゆみ「……う~ん、似ていたからかな?」

京太郎「え?似てるですか?」

ゆみ「ああ、性格や外見ではなく、境遇が少しだけ似ていると思ってね」

ゆみ「知ってるかもしれないが、私も高校に入ってから麻雀を初めてね
 そして運の良い事に仲間に恵まれて、県の決勝まで行く事が出来た」

京太郎「あの決勝での大将卓は凄かったですね、あの天江衣や咲を相手に、
 オカルト持ちでも無いのに、一歩も引かずに諦めずに戦ってましたもんね」

ゆみ「そこだよ」

京太郎「?」

ゆみ「まあ大した繋がりじゃないが、同じ様に高校から麻雀を初めて
 そして同じ様にオカルト等とは縁が無い、凡人の一般人だ……っと失礼、凡人は余計だったな」

京太郎「いやいや、凡人なのは俺自身がよく知ってますよ」アハハッ

ゆみ「だから大した事じゃない、そんな同じ様な境遇の相手が頼って来てくれて
 それで私が力を貸したいと思った……まあ、ただそれだけの事さ」

京太郎「……ありがとうございます」


 その後も、色々と話をしながらバス停まで歩いた。



 京太郎は加治木ゆみを少しだけ理解出来た気がした……。
 ★☆☆


■雀力&友好度

 哩 :90  ☆☆☆
 やえ:76  ★☆☆
 ゆみ:70  ★☆☆
 煌 :66  ☆☆☆
 京太郎:39

三日目が終わったら、チーム姫子のメンバーを二人ほど安価するかもしれません。
※5万9400点先輩は確定で入れる予定です。

これ雀力どの程度までいるんだろうか

>>134
KY以外は、勝てる、もしくは良い勝負をするようにする予定
あんまハードゲーでもストレス溜まって、面白くない……と思うので。

その為に、作中の土曜日で、練習試合とかさせてみようかと思っています。


 3日目、平日。


京太郎「昨日は煌先輩と練習して、
     帰りには加治木先輩とバス停まで話をしたんだっけな」


■昼~夕方

 安価+1、↓下記の選択肢からお選び下さい。

1、煌先輩と練習する

2、加治木先輩と練習する

3、小走先輩と練習する

4、哩先輩と練習する

5、全員で練習する


■夜

 安価+3

1、煌先輩と親睦を深める

2、加治木先輩と親睦を深める

3、小走先輩と親睦を深める

4、哩先輩と親睦を深める



■雀力&友好度

 哩 :90  ☆☆☆
 やえ:76  ★☆☆
 ゆみ:70  ★☆☆
 煌 :66  ☆☆☆
 京太郎:39



■スケジュール(暫定)

01日目:平日 練:や 話:や
02日目:平日 練:煌 話:ゆ
03日目:平日 
04日目:練習試合
05日目:自由行動
06日目:平日
07日目:平日
08日目:平日
09日目:平日
10日目:平日
11日目:練習試合
12日目:自由行動
13日目:平日
14日目:平日
15日目:自由行動

16日目:試合当日


京太郎「あの哩先輩、ここが分からないんです教えてもらっていいですか?」

哩「うん?……ああ、こん場合は、こうしんしゃい。そうすれば……」


………………

…………

……


京太郎「へぇ~、先輩は牌譜から、決め打ちが多い感性派だと思ってました。
 けど、教わってみると、かなりの理論派なんですね」

哩「人に教えるのんと、自分が打つんはまた別やけん
 人に教える時は、やっぱ大多数にメリットがあるデジタルよりに
 なってしまうのはしょうがなかとよ」

京太郎「なるほど」

哩「まあそれ以前に、基本ば知らんで勘や感性だけで打つわけにはいかんからね
 ちゃんと基本ばふまえた上で、応用ばせんと」

京太郎「うっ!……そうですね、1打1打の意味を考えて打つ事にします」



■雀力

 哩 :90→92
 やえ:76→77
 ゆみ:70→71
 煌 :66→67
 京太郎:39→42

 練習の成果が出たようです、全員に+1されました。


京太郎(そう言えば、長野ニュースで痴漢が出たとか言ってたな)

京太郎「加治木先輩、今日も一緒に帰らせてもらっていいですか?」

ゆみ「ははっ、そんなかしこまった言い方をしなくてもいいぞ
 今は上下の無いチームの仲間同士なんだからな」キラッ

京太郎「うっ!(イケメンオーラがマジパない!)」


………………

…………

……


京太郎「そうなんですか、加治木先輩」

ゆみ「……」

京太郎「加治木先輩?」

ゆみ「なあ、その加治木先輩ってのは止めないか?」

京太郎「はい?……いや、良いですけど、何でですか?」

ゆみ「だって、煌や哩には名前呼びしてるじゃないか。
 一番最初にメンバーになったのに、その……なんとなく疎外感がある様な気がしてだな……」

京太郎「……ぷっ」

ゆみ「な、何故笑う!?」

京太郎「いや、先輩って意外と可愛い性格なんだなーって思って」

ゆみ「いや、こ、これはだな、チームの親睦を深める為にだな、その……」///


 京太郎は、加治木ゆみとの仲が縮まったのを感じた。

■友好度

 哩 :☆☆☆
 やえ:★☆☆
 ゆみ:★★☆
 煌 :☆☆☆


安価+2
京太郎が呼ぶ、加治木ゆみの呼び方は……

1、かじゅ先輩
2、ゆみさん
3、ゆみ先輩
4、その他自由安価
(あんまりな呼び方の場合は、直下、もしくは近い選択肢を優先します)

安価参加ありがとうございます
2、ゆみさん、了解しました。


次回は練習試合と言う事で
『タイプ』を決めようかと思っています。

オカルト:超能力レベル。 京太郎のチームには居ない
デジタル:この場合は牌効率メイン。
感性:勘というより、独自理論や経験を生かした打ち方。
(例:対子場を感じとってチートイツを狙うなど、オカルトではなくあくまで一般人でも出来る範囲)
ノーマル:普通の偏っていない打ち手。

オカルトは感性に強く、感性はデジタルに強く、デジタルはオカルトに強い。
そしてノーマルはどれに対しても、強くも弱くも無い。

みたいにして、ゲーム性を出そうかと思ってます。


では、また明日か、明後日に……。ノシ


 土曜日、昼。


京太郎「今日は練習試合するとか言ってたな」

京太郎「うちのチーム以外は、ゆみさんが集めるって言ってたから、今日の詳しい事何も知らないんだよなー
 う~ん、何か差し入れとか買って行った方いいのかな?」


 ………………
 …………
 ……


桃子「こんにちは、東横桃子ッス!皆さんよろしくです!」

やえ「な、なんだ!?誰も居ないのに女性の声が!??」

煌「……まさかこの長野で幽霊の存在が実証されてしまうなんて、ある意味すばらかもしれません」フムフム

ゆみ「おい……そうでなくてだな」

哩「……」

煌「おお、流石は部長です!こんな時でも沈着冷静とは、正にすばらです!」

哩「」ブクブクブク

京太郎「うわああ!哩先輩が立ったまま失神してるううううう!!!」



ゆみ「……すまんな桃子」

桃子「いや、声が聞こえるだけマシっすよ……」



 京太郎達は、鶴賀学園の麻雀部員と練習試合をする事になった。


京太郎「ゆみさん、最初の組み分けとかは決めてるんですか?」

桃子「……!?(ゆ、ゆみさんんんっ!???)」

ゆみ「うむ、まだ大会でのオーダーも決まってないし
 まずは二戦有る、タッグ戦の方から練習しておこうと思ってる」

ゆみ「その為にうちの部員達は、前もって二人組みになる様に頼んである」

桃子(せ、先輩!な、なんで名前で呼ばれて当然に返してるんすか!?)

哩「今日は練習やけん、こっちも実力ば平均させた方がよかとね」

京太郎「それなら、一番上手い哩さんと一番下手な俺で組ですかね」

哩「一番上手いかどうかはともかく、今日は組もか
 じゃあ、こっちの卓にきんしゃい」

桃子「先輩、私もこの卓に着くッス!」プンスコ

ゆみ「……えっ?ああ、分かった???」

ゆみ(何だ?桃子の奴機嫌悪いのか???)

桃子「モブAさん、今日は絶対に勝つッスよ!」

モブA「は、はい」



 B卓。

京太郎&哩
  VS
桃子&モブA


モモ「須賀くん……清澄の皆さんを助けてて、良い人だと思ってたのにッ!」ギリッ

京太郎「えっ?恨まれてる?な、何故!??」

哩「き、君は、あの……東横さんが、み、見えるのか?」ブルブル

京太郎「はい、長野予選で知り合ってから長いですし
 それに存在が消えるとか、何となく他人事な気がしないんですよね、なんとなく。
 まあ、特に実感が有って言ってるわけじゃ無いですけど」ハハッ

モブA「(この世界線では、幸せになれるといいわね……)」


 東風戦開始!

 ………………
 
 …………
 
 ……



※モモちゃん
思いっきり存在感ありますが、全ては1の力不足のためです
だってその方が書きやすいんですもの……。


■安価コンマ募集

京太郎の点数 +1コンマ
モモの点数   +2コンマ
哩の点数    +3コンマ
モブAの点数  +4コンマ



■ルール
今回は単純に
00←低い 高い→99 です。
ゾロメ設定など、凝った設定は、大会が始ってからで。

■持ち点:25000点(各自)
攻撃翌力:コンマ十の位*雀力
コンマの一の位は、偶数奇数で攻撃相手を決定。

■タイプ相性
オカルトは感性に強く、感性はデジタルに強い、デジタルはオカルトに強い
例:モモ>哩。 オカルトのモモは、感性の哩相手には攻撃翌力が上がる。

■特性
エース持ちの選手は、1試合に一回、得点を1.5倍にする事が出来ます。


まあこんな感じで、詳しい事は実際に勝敗を書いた後に説明したいと思います。
出来るだけ単純に分かり易く、そしてワンチャンありにしたいですね。



では、安価はごゆっくりでどうぞ~。

※点数に関してはご容赦下さい
 後で実際にある役の点数にすり合わせるかも?


モモ「ロンっす!」

京太郎「うわっ!……って東横さんか!
 くぅ~、気を付けていたのに、プレイに集中しててすっかり忘れちまったぜ」

モモ「やったっすよ先輩!微差ですけど、鶴賀チームの勝利っす!」

ゆみ「ほほう……ふむふむ、オーラスで一気に捲くりか
 ステルスモモの面目躍如だな。流石はモモだ」

モモ「えへへっ……もっと褒めてくれても良いっすよ?」

ゆみ「もう、調子に乗りすぎだぞ……」ナデナデ

モモ「えへへっ」///

哩「すまん、……動揺したせいか
 上手く点数ば上げれなかったと」

京太郎「いえ、俺の方こそドラとか来たのに、基礎力が低くて活かせませんでした」

※読まなくても大丈夫です。
雀力とコンマ、両方が高い方がだいたい勝つって思ってくれればOKです。


咏「どこだ此処?」

咏「わっかんねー、何にもかもがわかんねー」

咏「うん、解説?……おいおい、配役ミスにも程があるだろーこれ?」

咏「えっ?……仕事か、仕事ならしょうがないか……、まあ、知らんけど」

咏「まあ、以下の通りだから見ちゃってよ
 興味が無かったら素通りでもいいだろうし」

咏「以下がプレイヤーの詳細らしいよ?」

■プレイヤー
 名前 雀力 タイプ 特性

 京太郎 42 ノーマル 無し
 哩    92 感性   エース(一試合に一回1.5倍)

 モモ   70 オカルト 準エース(1.2倍)
 モブ   50 デジタル 無し


咏「えーと白水哩。珍しい名前だね~
 まあとにかく、この子を見本に解説するらしいぜ?」

咏「この哩って子は、雀力が92でコンマが20
 よって攻撃翌力が1,840か。……え?エース特性?
 えーと、その特性とやらで更に1.5倍か……めんどくせーな、おい」

咏「飽きた。なので、↓を参照してくれよん」


■哩の攻撃翌力 92*20*1.5=2,760

コンマ一の位が6で偶数の為、モブへ攻撃。
モブはデジタルで、哩は感性の為、攻撃翌力が更に1.5倍で
最終攻撃翌力は『4,140点』に。


■↓以下、各自点数

モモ
25,000

モブ
2,500-3,780(京)-4,140(哩)=17,080

京太郎
25,000-5,040=19,960


25,000-3,500=21,500

▼鶴 賀チーム:42,080

▼京太郎チーム:41,460



咏「……と言う事だってさ。
 わっかんねー、何で此処に呼ばれたのかも、この空間が何なのかもマジでわっかんねー
 とにかくもう帰るぜ~。
 さっさと帰って、えりちゃんをイジリたいんだぜー」

大会では、東風ではなく、半荘やるので、安価を二回募集とか
色々と細かい事は多々ありますが、読んで面白いものでもないでしょうから
次からは、大きい変更点と、そして最終結果だけ書く事になると思います。

読んでくださっている皆様、ありがとうございます!

一応sagaにした方が良くね?


相手への攻撃判定が偶数奇数はいいけど、京太郎とモモは奇数で、哩とモブは偶数って決まってるのか?
全然わからんのだけど
説明に書いてて気づかなかっただけならすまん

>>176
両方使い分けてたら、ついつい忘れてしまいましてw
う~ん、大した事の無い更新でも、ずっと佐賀の方良いのかな?

>>178
すいません、書いてません。
やっぱり、中途半端な説明だと気になりますよね。

↓箇条書きになりますが、現在の暫定ルールをまとめました。

■□ルール■□


■コンマ
00←低い 高い→99 

▼ゾロメ設定(変更する可能性有り)
00:白を使った良い効果(未定)
44:チョンボ 8,000点の罰符
77:七対ドラ2 点数が6,400or9,600
(攻撃力が6,400未満なら6,400、9,600未満なら9,600点で固定)


■持ち点と攻撃方法
▼持ち点:25000点(各自)

▼攻撃力:コンマ十の位*雀力

▼相手の指定
コンマの一の位は、偶数奇数で攻撃相手を決定。
最初に名前が書かれた選手が1で奇数、二番目に書かれた選手が偶数となります

Aチーム ○○ 1奇数
Aチーム ×× 2偶数
Bチーム △△ 1奇数
Bチーム □□ 2偶数

↓表記がこの場合でも、数えるのは同じチームなので変わりません。
Aチーム ○○ 1奇数
Bチーム △△ 1奇数
Aチーム ×× 2偶数
Bチーム □□ 2偶数


■タイプ相性(強いタイプは弱いタイプに対し、1.5倍)
オカルト>感性
感性>デジタル
デジタル>オカルト
ノーマル=得意不得意なし
魔王(全てに対し1.2倍)>ノーマル、オカルト、感性、デジタル
大魔王(全てに対し1.5倍)>ノーマル、オカルト、感性、デジタル



■特性
▼エース
エース持ちの選手は、1試合に一回、得点を1.5倍にする事が出来ます。
エース:1.5倍
準エース:1.2倍

▼オカルト(同じく1試合に一回)
得点が2~3倍になる代わりに、コンマの一の位が低いと不発になる。
2倍(0~3で不発)←予定
3倍は(0~5で不発)←予定

▼特殊(この3人に限っては、試合毎に毎回判定)
妹尾佳織:一定のゾロメコンマで役満(3200)が出る。ゾロメは安価で二つまで指名可。
例:「22か88!」←実際に22か88が出れば役満。
神代小蒔:深い眠りに付くほど強い神が降ろせる、その為コンマが低いほど良い。
夢乃マホ:コンマの1の位で判定。5~9ならば、その卓で一番雀力が高い人と同等になる。
他、色々あり。



■試合
半荘を東場(前半戦)と南場(後半戦)に分け、二回安価コンマを募集。
集中攻撃を食らい誰かが飛んだら、そこで試合終了。

▼親権利(←入れるかどうか未定ルール)
野球の先攻後攻と言った方が分かり易いかも
開始前に、前半戦の親権利か後半戦の親権利、どっちを取るか決める。

親権利を持った回では、チーム二人の合計点が1.5倍になる。
逆に、選ばなかった回では、敵チームの攻撃力の合計が1.5倍になる。


▼大将戦
上記とほぼ同じ。
スピーディーな戦いにする為、攻撃力は計算後の攻撃力を2倍。
同時に飛んだ場合は、速さ勝負になり、コンマの一の位が低い方が勝ちとなる。


■未定の予定
飛びにくい計算方法のため、もう少しインフレ化を促進したい。
けど、分かり難くはしたくない。



書き忘れもあると思いますが、今思い出せるのは、こんな所です。

※追記
同じチームに挑めるのは3回まで
3回まけたらゲームオーバー。

負けた場合は、京太郎たちの強化練習有り。


■主人公チームの利点

▼オーダーは試合1時間前までに提出
つまり、相手のオーダーを見て変更出来る。

相性の良い相手に当てましょう、
世の中には空気の読めないチームも居るので卑怯ではありません。


▼タイプ
京太郎は安価でタイプを決定。(デジタル、感性、ノーマルから選択)
他のチームメイトも同じ様に安価か、
もしくは夜時間か日曜日を消費しての、タイプ変更イベント……の予定。

今の所は
哩:感性 煌:ノーマル やえ:ノーマル  かなあ?と思っています。
とくにやえさんは描写が少ないので、悪く言えば決め辛い、良く言えば好きに設定出来る、と思っています。

▼絆システム ←(詳細未定ですが、何らかの形で友好度は反映されます。無意味にはなりません)
チームメイトと友好を深めると、コンビ打ちで良い事があるかも……。
チーム全員の息が合っていると、試合が進む毎に良い事がある可能性も微レ存……。

チーム姫子、メンバー募集

▼チーム姫子
●鶴田姫子 確定
△愛宕絹恵 ほぼ確定
●亦野誠子 確定

残り二人を募集。
決定方法は、一番多く書かれたキャラ
安価+1~8、+8まで行かない場合は今日の23時で締め切り。
同点等の場合は、独断と偏見とフェーリングで決めます。

よろしくオナシャス><

フェーリングってなんだよ……。
(このレスはノーカンで)

純くんといちごちゃん、了解しました。
せやけど……「そんなん考慮しとらんよ」でした。

てっきり、淡か怜あたりが来るのかと思ってました。


京太郎「ふぅ……、今日はすげー脳を使ったな」

 あの後俺達は、色々な人と戦う為に、
 人を入れ替えながら3回戦い、次に検討会。これを何度も繰り返した。

京太郎「やべえ、何時もより遅くなってしまった」

ゆみ「京太郎、今日は皆と帰るから送ってくれなくても大丈夫だぞ」

京太郎「ううっ、……帰り道が逆だって事バレてたんですね」

モモ「先輩!今日はってどういう事ッスか!?」

ゆみ「ははっ、清澄と鶴賀じゃまったくの逆方向じゃないか。流石に気付かない方がおかしいからね」

モモ「先輩、何時もこの男と帰ってるッスか!?危険!危険ですよ!」

京太郎「そっか……そうですよね……。
  ……なんか恥ずかしくなってきた」ボッ

ゆみ「まあそういうな、私としては久しぶりに女の子扱いされて……少し嬉しかったかな」ボソッ

モモ「私は先輩相手なら、タチでもネコでもどっちでもイケるッスよ!」

京太郎「遅いんで、皆さん気をつけてお帰り下さい」ペコリ

「「おつかれさまでしたー!」」



 がやがや、ざやざや。



モモ「……ううっ」グスンッ

ゆみ「さてと、……モモ、私達も帰るぞ。
 そうだな、手伝ってくれた御礼にお前の好きな味噌ホルモンラーメンを奢ってやろうか?」

モモ「……先輩」

ゆみ「どうした?食べたくないのか?」

モモ「行くっす!」グイッ

モモ「へへっ、先輩の驕りなら煮卵も頼んじゃうッスよ!」

ゆみ「ははっ、容赦が無いなー」

モモ「だって一人だと注文しても気付いてくれないッスからね。食べれる時にガツンッと食べるっすよ!」


練習試合を通して、京太郎達の雀力が少し上がった。

■雀力

 哩 :92→93
 やえ:77→78
 ゆみ:71→72
 煌 :67→68
 京太郎:42→43



■日曜日、京太郎の行動は?

1、麻雀の特訓
 (チームメイトの名前があればそのキャラと、一人ならば何時もよりも雀力がグンッと上がります)

2、チームの誰かと出かける

3、電話をする
(キャラ名指定、誰でもOKです。特定のキャラ以外は情報収集になります)

安価+1でオナシャス><


京太郎「こんにちはー」

やえ「む、須賀か。ちょうど良かった」

京太郎「どうかしました?」

やえ「ああ、私と煌は今から日用品の買い出しに行くんだが鍵が一つしかなくてな」

京太郎「はい?」

やえ「それで、さっき郵便局に行った哩を待つか、それとも私が残るか話しをしていた所だったんだ」

京太郎「つまり……」


………………

…………

……


京太郎「そうして俺はお決まりの展開で、留守番になってしまったんだが」

京太郎「まあ、とりあえず練習の為に、牌を出しておくか」ゴソゴソ

 ガラッ  「ただいまー」

哩「む?誰も居んと?」

京太郎「二人は日用品を買いに、街の方に出るって言ってましたよ」ヒョイッ

哩「うわっ!……っと、す、須賀くん、……居たんね」バックンバックン

京太郎「あっ、驚かせてしまってすいません」

京太郎「麻雀の練習をしに来たら、留守番を頼まれまして」

哩「そ、そう……気にせんで良かとよ」ニコッ

京太郎「そ、そっすか……じゃあ、そうします」ドキッ

哩「二人が帰ってくるまで暇やし、私も混ざってよかと?」

京太郎「はい、お願いします!」


………………

…………

……


京太郎「そう言えば」

哩「ん?」

京太郎「ああ、大した事じゃないんですけど
  今この家で、哩先輩と二人っきりなんだなーって思って」

哩「……そ、そうか、そ、そ、そう言えばそうだったかな」

京太郎「哩先輩、多牌してますよ?」

哩「うわわっ」///


 ちょっと何時もよりミスの多い哩先輩と、麻雀をした。


■雀力

 哩 :93→94
 京太郎:43→45

>>二人の雀力が上がった。

>>京太郎は、哩の打ち筋が少し理解出来た気がした……。


 六日目、月曜日。

京太郎「今日は誰と練習しようかな……」


■昼~夕方

 安価+1

1、煌先輩と練習する

2、加治木先輩と練習する

3、小走先輩と練習する

4、哩先輩と練習する

5、全員で練習する


■夜

 安価+2

1、煌先輩と親睦を深める

2、加治木先輩と親睦を深める

3、小走先輩と親睦を深める

4、哩先輩と親睦を深める

■すばら屋敷、昼。


京太郎「そ、それです!ロン!」

やえ「くっ!まさか須賀君から狙われるとは」

京太郎「いや~、これは煌先輩がアシストしてくれたおかげですよ。ありがとうございます」

煌「なあに、いいって事ですよ」

哩「むっ!……次は私らが勝つから、覚悟しときんしゃい」ゴッ


………………

…………

……


煌・京「「ばたんきゅ~!」」


>>煌の雀力が1上がった
>>京太郎の雀力が2上がった

>>京太郎は、すばらの打ち筋を理解出来た気がした……。


 ■すばら屋敷、夜。

京太郎「あれ?煌先輩、出かけるんですか?」

煌「はい、今日はついつい熱くなってしまいましたから、頭を冷やすついでに自販機に行こうかと」

京太郎「龍門渕マンションンの前の自販機ですよね?俺もそっち方向ですから、一緒に良いですか?」

煌「はい、もちろんです」



京太郎「先輩、何飲みます?」

煌「えっ、そんな」

京太郎「何時もお世話になってるお礼ですから、気にしないでくださいよ」

煌「そう……ですか。……うん、じゃあCCレモンの微炭酸の方で」

 ポチ……ガシャン。

京太郎「はい、どうぞ」

京太郎「えーと、俺はアンバサにでもしようかな~」


京太郎「……」ゴクゴク

煌「……」ゴクゴク

京太郎「あの……」

煌「はい」

京太郎「……」

煌「……」

京太郎「……麻雀をやってて、不安になる事ありますか?」

煌「……」

京太郎「今日、先生に、何時まで麻雀をやってるつもりだって言われたんですよ」

煌「……はい」

京太郎「部の皆は、インハイで準優勝してから、学校も急に力を入れて出して
 麻雀をやれ、もっと頑張れって言われてて、逆に部員の皆は辟易するほどなんですけど」

煌「はい」

京太郎「俺はなんか、邪魔みたいに思われているのか、それとも本当に心配してくれているのかもしれませんけど
  『お前じゃどうせプロにはなれないんだからな、どうせ他の奴らに釣られて夢見てるんだろ?
   お前とあいつらじゃ才能が違うんだから、早めに見切りをつけて勉強に気を入れろ』って言われまして」

煌「……はい」

京太郎「別に勉強をおろそかにしてるわけじゃないんですけどね、……まあ成績は中の下ですけど
  俺よりも下の奴らには何も言わないのに、何で俺にだけ言うのかなって思うと……」

煌「……」

京太郎「そんなに……そんなに傍から見ても分かるほど、俺には才能無いのかなとか
  麻雀部に居るのは見苦しいのかなって思えてきて…………」

京太郎「……あははっ、スイマセン、こんなのわけ分かんないですよね」

煌「……野球」

京太郎「はい?」


煌「例えば野球部ですけど、全員が全員プロにいけるわけではないですよね」

京太郎「はい」

煌「まあ、全てが全てじゃないですけど、高校の部活なんてプロを目指して頑張っている人の方が珍しいと思います」

京太郎「……はい」

煌「ですけど、惰性でやっている人も居れば、一所懸命打ち込んでいる人も居ます」

京太郎「……はい」

煌「確かに麻雀に見切りを付けて勉強を頑張ると言うのは、賢い意見だと思います」

京太郎「……はい」

煌「ですが、私は部活動に意味が無いとは思いません」

京太郎「……」

煌「人間は正しいから、無駄だからと、正当だけを選べるようなそんな生物ではありません
 間違いでも、駄目だと分かっていても、それでも間違いを選んでしまうような不完全な生き物です」

京太郎「……」

煌「だからこそ、部活動で皆と過す日々は、例え将来に役に立たない内容だとしても、でも……諦めずに一所懸命頑張った記憶は
 きっと、その後の人生で役に立つと思います」

京太郎「……煌先輩」

煌「いえ、これもきっと後付の答えなんでしょうね。たとえ将来にも人生にも役に立たないとしても、……何度繰り返しても勝つことの出来ない人生だとしても
 それでも私は、きっと何度でもこの人生を選んで、そして皆と部活をする事でしょう」

京太郎「……」ギュッ

煌「そして、例えこの先の未来が見えて、私達のチームが一回戦も勝てないとしても
 それでも私は、きっと……君の、京太郎君からの誘いを断る事はないと思いますよ?」テヘッ

京太郎「……ありがとうございます」



>>その後、京太郎達は何気ない話をしてからそれぞれの家路へと戻っていった。

>>京太郎は、花田煌の事が理解出来た気がした……。


■スケジュール

01日目:平日 練:や 話:や
02日目:平日 練:煌 話:ゆ
03日目:平日 練:哩 話:ゆ
04日目:練習試合 鶴賀
05日目:自由行動 哩
06日目:平日 練:煌 話:煌←New
07日目:平日
08日目:平日
09日目:平日
10日目:平日
11日目:練習試合
12日目:自由行動
13日目:平日
14日目:平日
15日目:自由行動

16日目:試合当日


■友好度

 哩 :☆☆☆
 やえ:★☆☆
 ゆみ:★★☆
 煌 :★☆☆ ピロリロリーン♪


■雀力

 哩 :94
 やえ:78
 ゆみ:72
 煌 :68→69 ピロリロリーン♪
 京太郎:45→47 ピロリロリーン♪

 七日目、火曜日。


京太郎「今日はどうしようかな……あれ、あそこに居るのは?」


■昼~夕方

 安価+1

1、煌先輩と練習する

2、加治木先輩と練習する

3、小走先輩と練習する

4、哩先輩と練習する

5、全員で練習する


■夜

 安価+3

1、煌先輩と親睦を深める

2、加治木先輩と親睦を深める

3、小走先輩と親睦を深める

4、哩先輩と親睦を深める

安価ありがとうございます、次からはちっとあっさり風味になると思います
……ちょっと煌先輩に力入れ過ぎたww


京太郎「(ん?小走先輩か……何をしてるんだろ?)」

京太郎「小走先輩、さっきから何をしてるんですか?」

やえ「ああ君か、まあ見ての通り、単なるツモ切りだよ」

京太郎「いや、それは分かってるんですが」

やえ「ハハッ、すまない。分かってってからかってしまった……須賀くん、君はなぜかは弄りやすくてね」

京太郎「……そんな、まるでうちの部長みたいな事言わないで下さいよ」

やえ「へえ、君の所の部長は、そういった性格なのか?確かに見た目はおさげで可愛かったが、打牌は曲芸まがいの強いものだったな」フムフム

京太郎「……ハハハッ(笑って誤魔化そう)」

やえ「ルーティンワークだよ」

京太郎「はい?」

やえ「だから、私が今やっているのはルーティンワーク、同じ事を繰り返しているってだけだよ」

京太郎「???」

やえ「まあ、説明しないと分からないか」

やえ「そうだな、例えば野球選手が打席に入った時に、バットを回したり、袖を引っ張って位置を直すのを見た事ないかな?」

京太郎「ああ、あります。……そういえば、やる選手は、毎回同じ仕草をして事多いですね?」

やえ「それがルーティンワークなんだよ」

やえ「たとえば、麻雀で相手がカンをして、その牌でドラ4とかが確定したらどう思う?」

京太郎「……すっげー怖いですね」

やえ「そうだ、表には出さないが私だってそんなのは怖い。
 ……だが、その事を判断材料にするのは構わないが、それを怖がって必要な時に引いたり
 その選手だけに注意を払って、その他の選手の事を忘れてしまっては本末転倒だ」

京太郎「はい」


やえ「だから、何時でも平常心で居られるように『何時もと同じ行為』をして、心を落ち着けさせるんだよ」

やえ「まあ、人によっては集中力を高める為だったりと、使い道は色々だけどね」

京太郎「……なるほど」フムフム

やえ「私は、勝つのも負けるのも自分の判断で決めたいからね
 それで何時でも平常心で打てるようにと、ツモ切りを身に染み込ませようとツモ切りをしているってわけだ」

京太郎「小走先輩、俺もやらせてください!」

やえ「須賀くん……君って人は……」

京太郎「……へへっ」

やえ「君にはルーティンワークの前に、覚えなければいけない事が沢山あるだろ!」

やえ「まず一つ、一色を狙う時、君は和了り牌がちゅんじに計算出来ていないな
 牌を見ながら目が泳いでるし、和了る時の声にも自信が無いからすぐに分かるぞ、これは漬け込まれる大きな隙だ。

 自分の和了りを見逃してしまうのが一番駄目だが、それ以外にも
 相手が混一、清一を狙ってきた時、その色を全部抱え込むしか出来なくなってしまう等、
 不利になる要素はいくらでもある」

京太郎「うっ!」

やえ「まだまだあるぞ、出来もしないのに理牌(リーパイ)せずに打つ事が多々あるな
 相手によっては確かに武器にもなるが、それで自分の手の進みが分からなくなっては本末転倒だ
 まずは基本が出来るようになってから応用を頑張りたまえ」
※理牌=牌を整える事。324などを234と数字順に直す事を指す麻雀用語。

京太郎「……はい」

やえ「それとだな―――」クドクドクド



>>京太郎は意外と面倒見の良い小走やえに、麻雀を教わった。
>>京太郎の雀力+2 やえの雀力+1

>>京太郎は、王者の打ちしゅじが分かったような気がした……。


京太郎「さて、今日も頑張ったし帰るとするか!」

煌「京太郎君、ちょっと良いかな?」

京太郎「はい、なんでしょう?」


 ………………
 
 …………
 
 ……

煌「すまないね」

京太郎「いえ、大した手間じゃないですから」

 今俺は、木製の大きなテーブルを運んでる最中だ。
 これは茶の間に置くための物でかなり重たい為に、昼間に見つけたのは良いが
 三人では片側の人が潰れてしまい、運べなかったそうである。

京太郎「えーと、家に上がる前に向きを変えて一旦、降ろしましょう」

煌「了解です」

やえ「……」ゼエゼエ

哩「……」マダマダイケルト、ウチハデキルコナンヨ

 小走先輩は見た目通りだが、哩先輩も意外と体力が無いようだ……。

 そして、片側を三人で持ってもらって、なんとか茶の間に設置する事が出来た。

煌「いやー流石は樫の木のテーブルです、三人で持っても結構重かったですねー」

京太郎「樫ですか……(そりゃ重いはずだわ。この大きさなら80キロを越えてるだろうし)」

煌「いやー助かりました」スバラ

京太郎「いえいえ、こんな事で良かったら何時でも頼って下さいよ」

煌「それじゃ早速……」

京太郎「えっ!?今からですか?」

煌「なーんて冗談ですよ、冗談。すばらジョークです」キラッ

京太郎「……アハハッ」



>>京太郎は更に花田煌と仲が良くなるのを感じた……。


■安価+1
京太郎は煌の事をこらから、どう呼ぶ?

1、煌先輩(変更無し)

2、すばら先輩

3、煌さん

4、自由安価
(あんまりな場合は、直下直前を優先します)


 自宅

京太郎「そう言えば、大会一週間前か、そろそろ出場チームも揃ってきたかな」

>>京太郎はU-18全国大会の公式サイトを開いた。

京太郎「ふむふむ、結構知っている人たちも出てるな」カチカチ


▼チーム清澄
片岡優希
原村和
宮永咲
染谷まこ
夢乃マホ

京太郎「咲達は、……流石だな一週間前にはもうエントリーしてたのか
  それにしてもほんとに、今年の春には二人しか居なかった部とは思えないよな
  誰と当っても怖いな……唯一穴があるとすれば、マホちゃんかな?」


▼チーム部キャプ
竹井久
福路美穂子
龍門渕透華
弘世菫
蒲原智美

京太郎「ブッ!」

京太郎「部長……俺がチームを作るって報告しに行った時ニヤニヤしてたけど
  こういう意味だったのか。……それにしても各チームの部長とか豪華過ぎるぜ
  このチームは、ちょっとやそっとの事じゃ崩れなさそうだな」


▼チーム姫子
鶴田姫子
愛宕絹恵
亦野誠子
佐々野いちご
井上純

京太郎「えーと確か、この一番上の選手は煌さんの同級生だったよな
  そうそう、インハイでも新道寺の大将をやってたっけ。すげー活躍してたしてた」

京太郎「けど、なんかバラバラな面子だよな?インハイで仲良くなった同士とかなのかな?」

京太郎「えーと、他にめぼしいのは…………はあっ?……おいおい、待ってくれよ……」


■チームKY
宮永照
天江衣

京太郎「ちょっと待ってくれよ……ただでさえ圧倒的な咲の姉ちゃんが
  寄りにもよって、衣さんと組むだと!?これは抗議ものだろ……」

京太郎「しかも他の選手も……」

■チームKY
愛宕洋榎
神代小蒔

京太郎「激戦区大阪でも最強候補の一人、愛宕洋榎さんと……
  今年はふるわなかったけど、調子の良い時は常勝チャンピオン宮永照に迫ると言われている神代小蒔選手……」

京太郎「……何これ?…………空気読んでくれよ……」


京太郎「しかも、最後の一人は……【>>安価+1】かよ……」


>>チームKYの最後の一人は?
>>安価+1

1、江口セーラ

2、園城寺怜

3、姉帯豊音


京太郎「しかも、最後の一人は……姉帯豊音選手かよ……」

京太郎「インハイでは咲が勝ったけど、あの理解出来ないオカルトそのものの闘牌
  しかも、まだまだ伸び代があるとか、インハイが終わった後に咲が言ってたっけな……」

京太郎「……はあ、こんなのどうしろっていうんだよ……
  まあ、一回戦で当らない事を祈るしかないな……」



 ■今日の結果■

■スケジュール
01日目:平日 練:や 話:や
02日目:平日 練:煌 話:ゆ
03日目:平日 練:哩 話:ゆ
04日目:練習試合 鶴賀
05日目:自由行動 哩
06日目:平日 練:煌 話:煌
07日目:平日 練:や 話:煌←New
08日目:平日
09日目:平日
10日目:平日
11日目:練習試合
12日目:自由行動
13日目:平日
14日目:平日
15日目:自由行動

16日目:試合当日


■雀力
 哩 :94
 やえ:78→79 ピロリロリーン♪
 ゆみ:72
 煌 :69
 京太郎:47→49 ピロリロリーン♪


■友好度
 哩 :☆☆☆
 やえ:★☆☆
 ゆみ:★★☆
 煌 :★★☆ ピロリロリーン♪

 八日目、水曜日。

京太郎「いやー、ここで練習するのも慣れてきたなー」

■昼~夕方

 安価+1

1、煌先輩と練習する

2、加治木先輩と練習する

3、小走先輩と練習する

4、哩先輩と練習する

5、全員で練習する


■夜

 安価+2

1、煌先輩と親睦を深める

2、加治木先輩と親睦を深める

3、小走先輩と親睦を深める

4、哩先輩と親睦を深める

安価参加ありがとうございます
今日はこれくらいで、続きはまた後日にしたいと思います。

それにしても、14日は長過ぎたかもしれませんww


哩「須賀君その捨牌じゃないとよ、……こっち来んしゃい、詳しく説明ばするけん」

京太郎「は、はい」


>>京太郎は、白水哩にマンツーマンで教わった。
>>京太郎の雀力が2上がった。哩の雀力が1上がった。


京太郎「さて、卓の掃除も終わったし、そろそろ帰るとするか」

やえ「しまった!シャンプーが切れているのを忘れてた!……昼間に買いに行こうと思っていたのにすっかり頭から抜け落ちてしまった」

煌「まあまあ、そう言う事もありますよ。同じ銘柄で良いんですよね?
 皆で使い物ですし、私が買ってきます」

哩「待て花田。何時も何時もお前に任せてばかりでは心苦しいけん、今日ん所はうちに任せておきんしゃい」

煌「ですが、この辺の地理に一番詳しいのは私ですから」

哩「なあに、すぐそこんドラッグストアやろ?夕食前の腹ごなしに丁度よかとよ」

煌「う~ん、そうですか……」

京太郎「あの、行きだけになりますけど俺も一緒に行きますよ。帰り道の途中ですし」

煌「そうですか?ありがとうございます、それなら安心です」

哩「待て花田……、うちは別に方向音痴やなかとよ……」

煌「や、やだなー、そんなつもりじゃありませんよー」



 ………………

 …………

 ……


哩「まったく花田の奴んは、年下ん癖にたまーにやけど年上っぽく振舞うけんね……」

京太郎「丁寧だけどフレンドリー、フレンドリーだけど安心感、というか包容力がある……
  うん、あらためて言葉にすると、確かに不思議なキャラクターですね煌さん」

哩「そうなんよ……って、花田の事、名前呼びしとーと!?」

京太郎「はい、この前一緒に帰った時に、どうせ全員先輩なんだから
  名前に先輩を付けなくても良いんじゃないかって話になって、それでさん付けになりました」

哩「ほ、ほうなんか……」

京太郎「煌さんは『呼び捨てでもいいですよ』って言ってくれたんですけど、流石にそれはマズイと思って」

哩「ああ、花田はサラリとそんなこつば言うけんね……真面目なのに読めん所があると」

京太郎「あの……哩さん……」

哩「な、何ばしたとっ!?」

哩(急に真剣な目で、こっちを見つめるなんて!?ま、まさか!??)

京太郎「言い難いんですが……」

哩「あわわわっ!?」

哩(うちはずっと女子高やったけん、こういうのに耐性がなかとよ!?た、た、確かに憧れたりはしとったけど……)ドキドキ


京太郎「……」

哩「……」

京太郎「……その道じゃないです」

哩「……は?」

京太郎「右に曲がるのは、もう一つ先の十字路です」

哩「そうやったんや……、教えてくれてありがとうね……」

京太郎「スイマセン!さっき方向音痴とかの話題が出たから、ちょっと言うのを躊躇してしまいまして」

哩「気にしないでよか」

京太郎「そうですか?」

哩「ふふっ、須賀君は気にし過ぎな所があるようやね」

京太郎「ははっ、確かにそうかもしれませんね」



哩(うわあああああ!恥ずかしかあああっ!!!何ば勝手に想像しよったんよウチは!!!)

哩(だってだって、幼稚園からずっと女子学校やってん、これはしかたなかとよ!
  両親がその方が安心やって言うてたから、うちもそうやって思ってたし……
  男慣れしとらんのは、しかたがなか事なんよ!……ってうちは誰に言い訳しとるん!)グルグル

京太郎「大丈夫ですか?」カオノゾキコミ

哩「だだだだだ大丈夫と!ももも問題なかよ!」/////

京太郎「はぁ?」

京太郎(何か心配だな、帰りも忘れ物したとか理由作って送って行こうかな……)


>>京太郎と白水哩は一緒に買い物をした。
>>京太郎と哩は、互いを少し意識し始めたようだ……。


■スケジュール
01日目:平日 練:や 話:や
02日目:平日 練:煌 話:ゆ
03日目:平日 練:哩 話:ゆ
04日目:練習試合 鶴賀
05日目:自由行動 哩
06日目:平日 練:煌 話:煌
07日目:平日 練:や 話:煌
08日目:平日 練:哩 話:哩←New
09日目:平日
10日目:平日
11日目:練習試合
12日目:自由行動
13日目:平日
14日目:平日
15日目:自由行動

16日目:試合当日


■雀力
 哩 :94→95 ピロリロリーン♪
 やえ:79
 ゆみ:72
 煌 :69
 京太郎:49→51 ピロリロリーン♪


■友好度
 哩 :★☆☆ ピロリロリーン♪
 やえ:★☆☆
 ゆみ:★★☆
 煌 :★★☆




 哩先輩、★三つ目だと勘違いして、恋愛っぽく書いてしまった……^p^。


■九日、木曜日。


京太郎「もう折り返し地点も過ぎたからな……今まで以上に気合を入れて頑張らないと!」


■昼~夕方

 安価+1

1、煌先輩と練習する

2、加治木先輩と練習する

3、小走先輩と練習する

4、哩先輩と練習する

5、全員で練習する


■夜

 安価+3

1、煌先輩と親睦を深める

2、加治木先輩と親睦を深める

3、小走先輩と親睦を深める

4、哩先輩と親睦を深める

煌さん星3か


煌「京太郎君、今、三尋木咏プロの書いた『わっかんねーけど、何切る?マジわっかんねーけど』
 を読んでるんですけど、一緒にやりませんか?」

京太郎「何切る本ですか、こういうの読んでると、実戦で迷い難くなってありがたいんですよね」

煌「はい、こういうのは何千、何万局も打っているプロの方が
 実際に出合った手牌を書いてるから、本当にタメになります」スバラデス!


>>京太郎は花田煌と検討しながら本を読んだ。
>>京太郎の雀力が2上がった。煌の雀力が1上がった。

今日はここまでにしようかと思います
お付き合いくださりありがとうございます。

次の更新あたりで、京太郎のタイプを募集するかもです。
(デジタル、感性、ノーマルのどれか)

>>252
ごめん、星が増えるのは夜だけなんで
★3はかじゅ先輩なんや……。

★3はパワーアップイベントも兼ねているとだけ言っておきます……。


京太郎「ゆみさん、一緒に帰りましょう」

ゆみ「京太郎、最近は人が居る大通りを帰るようにしているし、無理に逆方向の私を送っていかなくてもいいんだぞ」

京太郎「あははっ、違いますよ。
  今日は鶴賀に住んでいる叔父さんに届け物があって、それで同じバスに乗るんですよ」

ゆみ「む、そうなのか?」

京太郎「はい、そうなんですよ」

ゆみ「……(さっきのセリフ、自信過剰な感じで少し恥ずかしいな)」

京太郎「丁度バスの時間ですし、行きましょうかゆみさん」

ゆみ「ああ、そうだな」///



 ………………
 
 …………
 
 ……


ゆみ「なあ、京太郎」

京太郎「はい、何ですか?」

ゆみ「久なんだが……彼女の進路とかは、聞いているかな?」

京太郎「ああ、元部長ですか、部長はあれでいて成績良いんですよ
  なんたって学生議会長をやってるくらいですからね。あ、議会長ってのは生徒会長みたいなもんです」

ゆみ「へえ……麻雀部の部長を兼任しているのに、生徒会長もやってるのか大変そうだなあ」

京太郎「実際大変だと思いますよ、まあああいう人ですから表には出しませんけど」

ゆみ「ふむ、私とは逆だな。私は真面目に思われるが、麻雀部の部長も友達に押し付けたし
 面倒な事からは逃げているのかもしれないな」

京太郎「いやいや、ゆみさんは中途入部なんですよね?普通そんな人が部長なんてしませんよ
  それに、その事で悩む事自体が真面目な証拠ですから」

ゆみ「むむっ、そうなのかな?」

京太郎「そうですよ、うちの元部長にも見習わせたいくらいです」

ゆみ「ふふっ、そうは言っても信頼しているのは丸分かりだぞ」

京太郎「前も誰かに言ったんですけど、竹井部長は信頼は出来ても信用は出来ない人なんですよね……」

ゆみ「ふむ、言い得て妙だな。確かに彼女に任せれば大丈夫と言う信頼感はあるが
  その分、何をするか分からないから信用出来ない、と言う事か」

京太郎「そうなんですよねー、面白い事に目が無いですから」

ゆみ「ふふっ、清澄は面白そうだな。鶴賀に智美達が居なければ転校したいくらいだよ」

京太郎「へへっ……ってそういえば、進路ですよね。部長は進学するって言ってました
  議会長やってて内申は良いし、勉強も山張りが得意で結構良い点取ってるって言ってましたね」

ゆみ「そうか、進学するのか……当然という気もするし、勿体無い気もするな」

京太郎「勿体無い……ですか?」

ゆみ「ああ、元から強いとは思っていたが、最初は立ち上がりが悪かったものの姫松のエースと互角に戦ったんだ
 地方リーグ所か、全国リーグのチームにだって入れると思うんだが……」

京太郎「あー……ん~、なんて言うか、俺も部長なら行けると思うんですけど
  以外に本人は、自己評価が低いんですよね」

ゆみ「そうなのか?」イガイダナ

京太郎「はい、悪巧みとかは自信満々にやるんですけど
  自分の事になると、弱気になったり、押しが弱くなったりしちゃうんですよね」

ゆみ「ふむ、意外だな。何時も自信満々の姿しか見てないからかもしれないが……」

京太郎「まあ、普段の部長からは考え付きませんよね」

ゆみ「(そんな姿を見せるほど、部員に……京太郎に心を許していると言う事なのか……)」


京太郎「けどこっちも意外でしたよ、ゆみさんはあんまり他人の進路とか気にしない性格かと思ってました」

ゆみ「そうか?……これでも意外と熱血な性格かもしれないぞ?」

京太郎「あははっ、熱血っぽく叫んでるゆみさんとか、超見てみたいですね」

ゆみ「まあ、今後の付き合いもあるんだそんな機会があるかもな」シレット

ゆみ「(モモの時とか、アレは自分でも思い返した時恥ずかしかった///)」



ゆみ「まあなんだ……その……」

京太郎「……」

ゆみ「私も進路で悩んでいてだな……」

京太郎(なんだ?真剣な顔だったのが、少し恥ずかしそうに赤らんで来た)

ゆみ「わ、私如きが、こんな事を言うのは、そのおこがましいんだが……」

京太郎「……はい」

ゆみ「わわわ私もプロを目指してみようかと……その、悩んでるんだ……///」

京太郎「……」

ゆみ「いや、その、私にも自分が才能が無い事や、分不相応な夢だとは分かってるんだが」

ゆみ「その、無駄だったとしても、一度は挑戦したいと言うか……その」

京太郎「……」

ゆみ「…………とくに理由は無いのに、諦め切れなくてな」


京太郎「これから会いに行く叔父さん、格闘家でジムを経営しているんですよ」

ゆみ「え?」

京太郎「格闘なんて日本じゃ儲からないですから、殆どの人が他に仕事をしながら趣味みたいな感じでやってるんですよ」

ゆみ「……?」

京太郎「それはプロになっても変らなくて、総合格闘技の王者とかで、普段は事務仕事をしてたり
  実家の乾物屋を手伝ってたりとかするそうなんです」

ゆみ「……」

京太郎「それで、叔父さんの事務にも儲からない事が分かってても、プロになりたいって入ってくる若い人達は居て」

京太郎「張り切って絶対プロになるって意気込んでいる人も居れば、
  趣味で続けている延長でやってて、目標としてプロになる人も居るそうです」

ゆみ「……うん」

京太郎「そんな人達の話しをなんですけど、絶対プロになって頂点に立つんだ!って言ってた人ほど一回だけの挫折でポッキリ折れてしまったり
  逆に、趣味でゆるゆるやってた人が、何時までも続けて、何時の間にか頂点に立ってたりするんだそうです。
  まあ、そういった例があるってだけで、全員に当て嵌まる話しじゃないですけどね」

ゆみ「……うん」

京太郎「あははっ、なんかわけわかんない話しをしちゃいましたね」

ゆみ「いや、まだ全部は飲み込めていないけど……聞いて良かったよ」

京太郎「だったら、良かったです」

ゆみ「……ありがとう」

京太郎「……」

京太郎「目に見えて才能が有る人間だけしか、先に進めないんじゃ……ちょっと寂しいですからね」

ゆみ「……ああ、そうだな」

京太郎「諦めが悪いだけかもしれませんが……努力を続けられる才能、そういうのもあると思うんです」

ゆみ「そうだな、とても……とても大切な才能だと思うよ」

ゆみ「私も、その才能を目指したくなってしまうくらいにな」

京太郎「ゆみさん……」

ゆみ「フフッ」

京太郎「……(相変わらずイケメンなセリフが似合うなあ)」


>>京太郎と加治木ゆみは、鶴賀までの長い距離を一緒に過した。
>>京太郎とゆみの事が、ゆみは京太郎の事が理解出来た気がした……。


■スケジュール
01日目:平日 練:や 話:や
02日目:平日 練:煌 話:ゆ
03日目:平日 練:哩 話:ゆ
04日目:練習試合 鶴賀
05日目:自由行動 哩
06日目:平日 練:煌 話:煌
07日目:平日 練:や 話:煌
08日目:平日 練:哩 話:哩
09日目:平日 練:煌 話:ゆ←New
10日目:平日
11日目:練習試合
12日目:自由行動
13日目:平日
14日目:平日
15日目:自由行動

16日目:試合当日


■雀力
 哩 :995
 やえ:79
 ゆみ:72
 煌 :69→70 ピロリロリーン♪
 京太郎:51→53 ピロリロリーン♪


■友好度
 哩 :★☆☆
 やえ:★☆☆
 ゆみ:★★★ ……!?
 煌 :★★☆


>>!??

>>加治木ゆみの★が三つ溜まった。
>>加治木ゆみは、迷いを乗り切り成長した。

■加治木ゆみが獲た能力は?

1、エース(得点が1.5倍になる。1試合に1回使用可能)

2、狙い打ち(攻撃する相手を、コンマではなく自分で選べる。1試合に2回使用可能)←前半後半でちょうど二回使い切れる。

3、強敵警戒
(自分が受けるダメージを半減させる。これはダメージを食らった回に自動的に発動。
 1試合に1回だけ使用可能)←大将なら必ずダメージを食らうので、相手の火力が高い時に有利。


安価は22時過ぎで最初のコメント。
安価コメントではなかった場合は↓になります。

もう一回選んだらどうなるんだろ

いやー、すいません長くなってしまいましたwww

試合は、三本中二本取れば良いので、捨て駒になる選手も出てくるかもしれません……。

>>265
何かしらありますが、今回みたいな大幅な強化はありません。
戦力だけを考えるなら、全員を★3にするのが、いいかも?

安価は絶対なので、それに従いますので、かじゅ先輩を連続で選んで貰ってもOKですけどねw

これは3かな?
今思ったけどイベント進行がペルソナっぽいな


ゆみ「……フッ、明日も頑張るとするか」

>>加治木ゆみは、何かが吹っ切れたようだ……。
>>加治木ゆみは平常心を保ち、視界を広く保てるようになった。

>>加治木ゆみは『強敵警戒』を覚えた!





>>271
やはり分かりますか、途中から意識して>>や台詞回しを使ってましたw


■十日、金曜日。


京太郎「まだまだ未熟だけど、そろそろ自分のスタイルを確立しないとな……」


■昼~夕方

 安価+1

1、煌先輩と練習する

2、加治木先輩と練習する

3、小走先輩と練習する

4、哩先輩と練習する

5、全員で練習する


■夜

 安価+3

1、煌先輩と親睦を深める

2、加治木先輩と親睦を深める

3、小走先輩と親睦を深める

4、哩先輩と親睦を深める

安価、ありがとうございます!

ゴメンなさい、ゆみさんで疲れたので
煌先輩をチョロインにするかもしれません……。


京太郎「小走先輩、先輩は自分のスタイルというか、打ち方ってどうやって決めました?」

やえ「……スタイル?……う~ん、打っているうちに何となくかな?」

京太郎「やっぱり、そんな感じですよね。何度も打って、それで作っていくしかないんですかね~」

やえ「まあ、それはそうだが、それだけでも無いさ」

京太郎「はい?」

やえ「好きなプロ選手を真似していて、それが自分のスタイルになった後輩もいれば
 理屈優先で、目標を決めて理想どおりの打ち方を模索していた先輩も居た」

やえ「君が何かしらの目標があるのなら、それを目指すのも悪くは無いよ
 モチベーションと言うのは大事だ。
 五十人以上の部員が居る晩成では、才能があっても埋もれていった奴も居れば
 才能が無くても小さな積み重ねを続けて、レギュラーを奪い取った執念の打ち手も居た」

京太郎「……」ゴクリッ

やえ「何を目指すのも、君次第って事さ」

京太郎「なるほど……なら俺は……」


■現在の、チーム京太郎のタイプ

哩 :感性
やえ:デジタル(偏差値高いのと、他にデジタル候補がいなそうなので……) 
ゆみ:ノーマル
煌 :ノーマル
上記の4人も後で変更するかも。


■京太郎のタイプは?

1、ノーマル(どのタイプにも強くも弱くも無い)

2、感性(オカルトに弱いがデジタルに強い)

3、デジタル(オカルトに強いが、感性に弱い)


安価23時40分過ぎ、最初のコメント。違った場合は↓コメントで。


苗木「モノクマ……僕が決めて良いんだよな?」

モノクマ「うふふっ、苗木くんがそうしたいのなら、何も問題無いよ♪」

苗木「分かった」

モノクマ「(その方が、残姉ちゃんも舞園も、勝った方は嬉しいだろうし……負けた方も諦めが付くだろうからねw)」

苗木「僕が決めたのは……」


舞園「……」

江ノ島「……」



………………

…………

……


舞園「……」

舞園「(敗因は、私が大多数の為であるアイドルとして歌ったの対して
  江ノ島さんは、苗木くんの為だけに行動した事でしょうか……)」

舞園「(ですけど、苗木くんを預けるのは一週間だけの事です。それが過ぎたら……)」

舞園「……絶対に負けませんから!」





 『勝者、江ノ島盾子こと、戦刃むくろ!』

ごめん、ミスwwww
他のスレで書いてるの誤爆っちゃったwwさーせんwww


京太郎(俺に基本を教えてくれた染谷先輩は、究極の効率を目指す効率和とは違って
 打ち手の個性(パーソナル)を思い浮かべて打つ、とは言え、基本的にデータ重視のデジタル寄り
 それに、インハイが終わるまではネト麻ばっかりしてたから、もう既にデジタル打ちの方がしっくりくる感じだ)

京太郎「間に合うかどうか分かりませんが、俺も大会までに自分の打ち筋を手に入れようと思います」

やえ「ふふっ、性急に事を急ぎ過ぎるな……と言いたい所だが、その意気や良ち!
 ニワカにならんように、しっかりと指導してやろう!」ゴッ

京太郎「よろしくお願いします!」ゴッ


>>京太郎は小走やえからスパルタ特訓を受けた……。
>>京太郎は雀力が2上がった。やえは雀力が1上がった。


 夜。


京太郎「スイマセン、掃除に付き合ってもらって」ジャラジャラ

煌「いえいえ、皆で使っている牌や卓ですからね。自分たちで掃除するのは当然ですよ」サッサッ

京太郎「……煌さんって、いっつも敬語ですよね、新道寺でもそんな感じなんですか?」

煌「いえいえ、部長とはこんな感じですけど、同級生とかは結構タメ口で話ししてますよ」

京太郎「へぇ~、それはちょっと見てみたいですね。ちょっとレアな感じしますし」

煌「あははっ、人を珍獣みたいに言わないで下さい」

京太郎「いや、そんなつもりじゃ……いや、そういう事なのかな?」

煌「おいおい、っと一応突っ込んで置きますね」

京太郎「いやー、小芝居させちゃってスイマセン」キュッキュッ

煌「良いって事ですよ」フキフキ

京太郎「けどまあ、煌さんと気兼ね無しにタメ口出来るようになったら楽しいでしょうねー」

煌「……えっ?」

京太郎「いやー、今でも楽しいですけど違う一面も見られたら、嬉しいかな……って思って」

煌「へ、へぇ~……きょ、京太郎君は、私の事をそんなに知りたいんですかー」

京太郎「もちろんですよ!なんたって九州に口説きに行くほど花田煌って人に惚れてますからね!」

煌「えっ?」

京太郎「煌さん?」

煌「そんなフウにイッテもらえるなんて、ホントウにウレシイカギリデス」カタカタ

京太郎「いやー、それだけあの準決勝の麻雀が凄かったって事ですよ、煌さんのあの闘牌にはホント痺れましたよ!」

煌「……そ、そうですよね」

京太郎「はい!」

煌(そうだ、そうです。京太郎君が惚れたって言ってくれているのは私の麻雀です。
 それ以外は、まったくもって1ミリも他意が無い発言なんです!落ち着きなさい私!何時ものすばらな私に戻るんです!)

京太郎「あっ、けど」

煌「はい?」

京太郎「煌さんと実際に接してみて、麻雀だけじゃなく人柄にも惚れちゃいましたけどね」

煌「」ボンッ

京太郎「麻雀が出来て、その上人格者で可愛いなんて、やっぱ先輩は最高ですね!」ニカッ

煌「カ、カ、カワワイイッって///」カァアアアッ

京太郎「って、ちょっと言い過ぎですかね。全部ホントだとしても、なんかナンパみたいですもんね」テヘヘッ

煌(あわわわわっ!?か、可愛いなんて、親戚以外の男性から、は、はじ、初めて言われました!
 し、しかも同じ年代の京太郎から言われるなんて、そ、想定外過ぎますよ!あわわわっ、ど、ど、どうしましょー!??)グルグル

京太郎「あれ?先輩さっきから同じ所拭いてますけど、しつこい汚れでもありました?」

煌「にゃ、にゃんでもないですよー」/////

京太郎「……そうですか???」

煌(うううっ、なんであんな台詞言ってシレッとしてるんですか!?
 これが共学の力ですか!?私の方が驚愕ですよっ!!!)スバラクナーイ!


>>花田煌は京太郎の事を少し意識した……かもしれない。

■花田煌が獲た能力は?

1、準エース←今後の安価選択によってはエース(1.5倍)への能力アップあり。ただし時間消費あり。
(得点が1.3倍になる。1試合に1回使用可能)

2、アベレージ重視打牌
(攻撃力決定のコンマが30以下にならない。例えば12が出たとしても30として扱う)

3、差し込み
(試合前に開相手を選んで、その人の得点を100%→60%に減らせる。1試合に1回可能)

4、差し込みⅡ
(味方に差し込みをして、自分の得点を半分に、味方の得点を倍に増やす。1試合に1回可能)
※注意、ダブルス専用!


※選手の得意不得意により、同じ名前の能力でも性能差があります。


■安価+3~8の多数決でお願いします><

24時間以内に+8まで行かなかった場合は、もっとも多かった能力
同点だった場合は、私の独断と偏見で決定しますのでご了承くださいませ。

4、差し込みⅡ
(味方に差し込みをして、自分の得点を半分に、味方の得点を倍に増やす。1試合に1回可能)
※注意、ダブルス専用!

4、差し込みⅡ
(味方に差し込みをして、自分の得点を50%に、味方の得点を150%に増やす。1試合に1回可能)
※注意、ダブルス専用!

ゴメン、2倍はやり過ぎた……。
このコメントはノーカウントでオナシャス><

結果が14422だったので、2と4で同点決勝行います。


■安価+1

2、アベレージ重視打牌
(攻撃力決定のコンマが30以下にならない。例えば12が出たとしても30として扱う)

4、差し込みⅡ
(味方に差し込みをして、自分の得点を50%に、味方の得点を150%に増やす。1試合に1回可能)
※注意、ダブルス専用!


時間が経っているので、既に投票している人でも関係なく投票しちゃってください。

ありがとうございます!

 就寝時間、布団の中。


煌(そういえば、今日やえさんと京太郎君が麻雀のスタイルについて話しをしていましたね)

煌(……)

煌(今回の大会は終了時の点数の過多ではなく、微差でも一戦毎の勝利数を競う三本勝負です
 私のハコ割れしないなんていう消極的な戦い方は、何の意味も無い戦い方ですね……)

煌(別にこれは、ただ単に諦めが悪いのと、最後まで麻雀を楽しみたいから身に付けた技術です
 だから、私はこれから勝つ為の技術を、スタイルを身に着けなければいけません)

煌(ふふっ……何もしないでいては、こんな私を欲しいと口説いてくれた
 背の高い後輩に面目が立ちませんし……何よりも私自身が納得出来ません。

 なんたって、私は諦めが悪いですからね。
 それに、これくらいの事、高校チャンプに真っ向から対峙した事に比べたら何て事はありません!)

煌(とは言ったものの、何も手掛かりが無くてはどうしようもありません)


煌(私に出来る事……それも、この一週間足らずの間に習得出来る技術……)

煌(今までやった事と言えば、練習に次ぐ練習……新道寺は静かな熱血系が多かったですからねえ
 口では言わないものの、負けず嫌いばかりでした。
 私がインハイで先鋒になったのも、顧問の先生が今までの慣習を壊してでも勝ちたかったからでしたし……)

煌(……あれ?)

煌(……そう言えば私が出た大会は、中学の時を除けばあのインハイの試合が初めてでした)

煌(その中で私が出来た事と言えば……満足に仕事が出来たなどと言えた闘牌は数えるほどしかありません)

煌(………………うん)

煌(ふふっ、そうですね。やっぱり私にはそっちの方が似合ってるのかもしれません)

煌(自分が和了るよりも、自分がどうなろうとチームが、仲間勝利するのがうれしいんですね、私って奴は)

煌(ふふっ、勝利の為の踏み台任されましたー!)



煌(なーんて、誰に任されたわけでもないですけどね。
 まあ、あの時の戦いで少しは成長出来たと思いますし……もう少し自分の事を信用してあげるとしますか!)


>>花田煌は自分自身を踏み台にしても、チームの為に貢献する道を決断したようだ……。

>>煌は"差し込み2"を覚えた。


京太郎「明日はまた練習試合か……確か明日戦うのは……」


1、長野寄せ集め勢

2、『すこやんの麻雀教室in長野』への応募が当った。

■安価+1


京太郎「そうだ、そういえば洒落で応募した
  『すこやんの麻雀教室in長野』に当選したんだった」

京太郎「最強の女子プロ、グランドマスター小鍛治健夜プロか……
  1%でも良いから、その強さを吸収して自分のものにしなきゃな!」

京太郎「おっし、その為にもさっさと寝て、体調を万全にするか!」




■スケジュール
01日目:平日 練:や 話:や
02日目:平日 練:煌 話:ゆ
03日目:平日 練:哩 話:ゆ
04日目:練習試合 鶴賀
05日目:自由行動 哩
06日目:平日 練:煌 話:煌
07日目:平日 練:や 話:煌
08日目:平日 練:哩 話:哩
09日目:平日 練:煌 話:ゆ
10日目:平日 練:や 話:煌←New
11日目:練習試合
12日目:自由行動
13日目:平日
14日目:平日
15日目:自由行動

16日目:試合当日


■雀力
 哩 :96
 やえ:80→81 ピロリロリーン♪
 ゆみ:73
 煌 :71
 京太郎:54→56 ピロリロリーン♪
※三日ごとの全体ポイントアップを忘れていたので、修正しました。各自+1しました。


■友好度
 哩 :★☆☆
 やえ:★☆☆
 ゆみ:★★★
 煌 :★★★ すばらっ!


?「明日は長野で、たしか……高校生と対局だったかな」

?「はぁ……高校生か~、ほんの数年前の様に感じるのにな~」

?「……」

?「若さとか、吸い取れないかな」ボソッ

?「……なーんてね!ジョークジョーク、すこやんジョークだからね!本気にしないでよ?」

?「って……一人で言い訳してもなぁ~……うん、もう寝よう」

 カチンッ。

?「……おやすみ……あっ(お母さん、布団干してくれたんだ……良い匂いだ……)」トロンッ

京太郎「ここが会場か、それにしても……」チラッ

京太郎「すげー人が多いな、地方チームで隠居状態とはいえ流石は最年少タイトルホルダーの小鍛治プロって所か」

京太郎「さあ、頑張りましょうね>>安価+1さん!」

■安価+1
京太郎と共に打つのは?

1、花田煌
2、加治木ゆみ
3、小走やえ
4、白水哩


司会のお姉さん「はーい、ではまず1番の札を持っている方、出てきてくださ~い」

京太郎「あっ、俺達ですね。哩さん行きましょうか」

哩「お、おう……行こうか」カクカク

京太郎(うわ~、凄い緊張してる。右手と右足が同時とか、リアルで見たのは……あっ、部長の時と合わせて二回目か)

哩「」カチンコチン

京太郎「先輩、ちょっといいですか?」

哩「な、なんと?」ガチガチ

京太郎「俺の手を見て、何を表しているか想像してください」キリッ

哩「う、うん」?

京太郎「……」パンッ

哩(パン?手を叩いた?)

京太郎「……」V

哩(2?)

京太郎「……」○

哩(丸?)

京太郎「……」<●><●>

哩(目?見えた?)

哩(えーと、パンとして2で、丸で……あっ)

哩「」ボンッ!

哩「き、き、きしゃん!」///

京太郎「あははっ、すいません、っと時間無いですから早く行きましょう」

哩「まったく!これからプロと打とういうん時に緊張感の無い!」プンプン

哩「……」

哩(あれ?緊張が解けた?…………もしかして京太郎君は、この為に……)

京太郎「哩さん?マジでそろそろ行かないと」

哩「分かっている……私に任せんしゃい!」ゴッ!


司会「さあ始りました『すこやんの麻雀教室』!今日は此処、長野県、長野体育館からお送りしていま~す!」

司会「小鍛治プロ、長野の印象はどうですか?」

健夜「はい、自然が豊富で空気が綺麗な所が良いですね」

司会「ハイ、小鍛治プロは長野=軽井沢のイメージしか無い事が分かりました!」

健夜「そそそそんな事は……!
(わああ何で分かるの!?って言うかアナウンサーって人を弄る事が好きな人ばっかりなの!??)」

司会「はい、今回の対戦相手は高校生のお二人です」

京太郎「よろしくお願いします」

哩「よろしくお願いす……します」

司会「いやー初々しいですねー、さて小鍛治プロ

健夜「はい」

司会「この高校生カップルの印象はどうですか?」

京太郎「!?」ブッ

哩「カカカ、カップルゥ!?」

司会「おや?違いましたか?」

京太郎「ち、違います!学校は違いますけど、麻雀をやってるチームメイトとか、先輩後輩とか、そういうアレの間柄です!」

司会「ほほー、それは失礼。ごめんなさいですよー」

哩(ううっ、そげん思いっきり否定せんでも……)

健夜(カップル……高校生なのにカップル…………アハハハハッ!)

■コンマ安価募集

+1コンマ 京太郎の戦闘力

+2コンマ 司会のお姉さんの戦闘力

+3コンマ 哩の戦闘力

+5コンマ すこやんの戦闘力


京太郎の雀力:56
哩の雀力:96
司会のお姉さん:30
すこやんの雀力:180(←手加減モード)

では、今日は此処までです
アンカは、ごゆっくりどうぞ~。

うーわーwこんな事になるとはwww


気が早いけど、これが終わった後の次回作の候補

京太郎「俺がトレーナー?」 咲「カーン♪」

京太郎「バジリスク?」 照「愛する者よ、ちにちょうられっ!」


京太郎「……お疲れ様でした」

哩「うん、……お疲れ様」

 とても、疲れた……。

 だから、結果だけ言おう……グダグダのズブズブだったと……。





京太郎・哩「よろしくお願いします!」

 緊張も抜け、俺と哩さんは、集中して半荘を始めた。

小鍛治「……」ブツブツ

 小鍛治プロが少し……いや、かなり挙動不信だったが、気にしないでいた方が良いだろうな……。

小鍛治(カップル、カップル、カップル、カップル、カップル、カップル、カップル……高校生なのにカップルなんて……)

 タンッ。

 タンッ。

 タンッ。

 流石に天和とか、ダブリーとかは無かった。

 いやいや、過去の小鍛治プロの牌譜を見れば分かると思うけど、笑えない頻度でそういう事が起こるのだ。

 そして数巡後……。

京太郎「……(う~ん、どれを切るかな……まだ6巡目だし、自分の都合を優先するか)

 タンッ!

小鍛治「ロンです……混一色 混老頭ドラ6、ちょうど13飜で役満ですね」ズズーンッ

京太郎「えええっ!?」


司会『出たー!!!しょっぱなから役満!この空気の読まなさ!流石はグランドチャンピオンだああああって……あれ?』

哩「……あっ」

京太郎「ん?どうしました……って、これは……」

小鍛治「?」キョトンッ

司会『これは痛恨のミス!小鍛治プロ、少牌です!少牌をしちゃってます!!!』

小鍛治「えっ?……ええっ!?」

司会「いや~、いきなり役満だと思ったら実は少牌のチョンボとは……これは高校生カップルへの小鍛治プロからのプレゼントかもしれませんね~」タハハッ

小鍛治「ううっ……すいませんでした」ジャラジャラ-8000

 そしてその後もグダグダだった。

 哩先輩も、それでも集中力を切らさなかったのだが
 何かに呪われているかの様に、クズ配牌しか来ず、結局和了れなかった。

 そしてそれは、他の皆も同じで、あまり上手くないと評判の司会のお姉さんはもちろん、小鍛治プロもその後満貫を一回和了って、プラマイ0になっただけだった。

 そして迎えたオーラス……。

京太郎(うっ!?一九字牌ばっかりか……普段なら国士狙えて喜ぶんだけど
  今の点差の無い状況なら、一番良いのは軽くてすぐに和了れる役なんだよな~)タンッ

 結局俺は、手成りのまま進めたのだが……まったく手牌とは違う牌しかツモれず……。

京太郎「はぁ~……(結局俺も、先輩も和了れずじまいか……)」タンッ


司会『おおっとこれはあああああっ!』

京太郎「?」

哩「あっ!きょ、京太郎!」

京太郎「えっ?えっ???」

司会『これは渋い!長野の高校生雀士、須賀京太郎くん!流し満貫で勝利です!
  しかもこの『すこやん麻雀教室出張版』始って以来の、小鍛治プロ以外の勝利者です!
  いや~誰であろうと空気を読まず勝利する小鍛治健夜プロが、高校生カップルに負けるとは思いませんでしたね~』

小鍛治「ちょっ、人聞きの悪い事を言わないでよ!小学生(低学年)と打った時は、プラマイ0にして、ちゃんと引き分けしたよね!」

司会『……でも、あれって自分が上家で、本当のルールだったら上家優先で勝てた事を分かった上での行動ですよね?』

小鍛治「ぐ……ぐぬぬっ」

司会『やっぱり、大人気ないじゃないですか……』ボソッ



 そう、そんなこんなで……どさくさのうちに、俺は最強アラフォープロに勝ってしまったのだった。



?「アラサーだよ!」

 カンッ!





>>須賀京太郎は、能力:ジャイアントキリングを手に入れる権利を手に入れた。

>>京太郎はグーンと能力が伸びた。雀力が3上がった。

ルールでは、雀力*コンマの十の位という事で……
京太郎以外は全員、攻撃力0でしたwww

リアル「そんなん、考慮しとらんよ……」ですよ!
ある意味美味しいw
なので、全然考えていなかった、ジャイアントキリングという能力を、京太郎の能力候補に入れました。

いやー、咲や照前に、タイプ魔王の強さを見せつけようと思ったのに、こんな事になるとは……流石グランドマスター
想像も出来ない状況にしてくれました。

では、読んでくれるから、ありがとうございます!

■土曜日終了

▼スケジュール
01日目:平日 練:や 話:や
02日目:平日 練:煌 話:ゆ
03日目:平日 練:哩 話:ゆ
04日目:練習試合 鶴賀
05日目:自由行動 哩
06日目:平日 練:煌 話:煌
07日目:平日 練:や 話:煌
08日目:平日 練:哩 話:哩
09日目:平日 練:煌 話:ゆ
10日目:平日 練:や 話:煌
11日目:練習試合:すこやん←new
12日目:自由行動
13日目:平日
14日目:平日
15日目:自由行動

16日目:試合当日


▼雀力
 哩 :96
 やえ:81→82 ピロリロリーン♪
 ゆみ:73→74 ピロリロリーン♪
 煌 :71→72 ピロリロリーン♪
 京太郎:56→59 ピロリロリーン♪
※残りの三人もそれぞれ練習試合をしていました。


▼友好度
 哩 :★☆☆
 やえ:★☆☆
 ゆみ:★★★
 煌 :★★★


京太郎の能力獲得は、14か15日にアンケートでする予定です。


京太郎「明日は自由動向か……」

■日曜日、京太郎の行動は?
 安価+1

1、麻雀の特訓
 (チームメイトの名前があればそのキャラと、一人ならば何時もよりも雀力がグンッと上がります)

2、チームの誰かと出かける(★が二つ上昇)

3、電話をする
(キャラ名指定、誰でもOKです。特定のキャラ以外は情報収集になります)

了解です!


菫「照、どうしても言わなくてはいけない事があるんだ……」

照「?」キョトンッ

照「う、うん
(真面目な菫の、今まで以上の、初めて見るほどの真剣な顔……何の話なんだろう……)」

菫「スマナイ、実は私はお前を観察する為に近付いたんだ……」

照「???……すとーかー?」

菫「やってる事は似ているが違う。……照はU-NASAって知っているか?」

照「しっけいな、……いくら私でも知ってる
  今まで……え~と、二回だっけ?」

菫「ああ、合ってる(まあ公式的には二回って事だけどな)」

照「うん、二回も火星に有人の宇宙船を送った
  国連の宇宙なんとかだよね?」

菫「ああ、国連航空宇宙局、―――正式略称名"U-NASA"だ」

照「でも、なんでU-NASAとかが、ここで出てくるの?」

菫「今は詳しく言えないが、火星には以上進化した生物が居る」

照「異常シンカー?」

菫「そうそう、西部の潮崎のシンカーは本当に魔球レベルだったな」

照「私は、高津派だ」

菫「って、高津も潮崎も摂津も関係無い!」

菫「異常進化!異常に進化した生物がいるんだよ!火星に!」

照「そ-りー」

菫「……」ハァハァ


菫「それでだな、普通の人間ではその生物に対抗出来ない
  だから、世界各国の首脳達は、普通ではない人間に目を付けたんだ」

照「へ~、普通じゃない人間なんているんだ?探すの難しそうだね」

菫「ギフト、超能力、悪魔、超人、仙人……言い方は幾多もあるが、我々が求めるのはただ一つ
  火星の奴らに対抗できる……勝てる能力者だ!」

照「うん、なるほど、分かった」

菫「ほ、ホントか!」

照「菫は、その能力者ってのを探してるんだね!」ドヤァ

菫「……」

菫「そうだ、だからお前に参加して欲しいんだ」

照「え?」

菫「お前の異能を奴らを制圧する為に使ってくれ!そして我々を助けてくれ、頼む!」ガバッ

照「え?え?そんな、いきなり土下座しないで!?」アセアセ

菫「お前が欲しい!私に人生をくれ!!!」

照「えええええっ!???」


 ………………
 
 …………
 
 ……


 そうして、日米合同班
 愛称―――『照フォーマーズ』が結成されたのであった。

 カンッ!



 スイマセン、テルフォーマーズって言いたかっただけです、ゴメンなさい!


哩「スマナイな京太郎君」

京太郎「いいって事ですよ、俺も良い気分転換になって助かりましたから」

哩(少し、花田語がうつってるな……流石の感染力ばい)

京太郎「それで、行きたい場所って何処なんですか?」

哩「えーと、……『はなのみフルーツジャム』っちいうのと『信州の蕎麦茶』ってのを同級生と後輩に頼まれたんだ」

京太郎「へ~、信州蕎麦じゃなくて蕎麦茶ですか?渋いですね」

哩「ああ、そいつは蕎麦は苦手なんだが、ばってん匂いは好いとーらしくてな」

京太郎「……なんか難儀な人ですね」


―――――――――――――――――――――――――――


「……」チュー

「そっか~、子供の頃ワサビたっぷりのお蕎麦食べて、トラウマになっちゃったのね~」

「……なんもかんも、ワサビが悪い」


―――――――――――――――――――――――――――


哩「いや、分かり難い癖のあっけん奴やけど、よか奴なんよ」


京太郎「こっちです」

哩「ここは、……長野駅?」

京太郎「はい、駅ビル、特に新幹線乗り場近くのお土産コーナーは
  県の特産物とかが売ってて、まとめて色んな種類を買いたい時は、便利なんですよ」

哩「……なるほど」

京太郎「もし、此処に無くて専門店を探したいって場合は、そこに連れて行きますから
  遠慮なく言ってくださいね」ニカッ

哩「重ね重ねスマナイ」ペコリ

京太郎「いえいえ、そんなかしこまらないで下さいよ、俺は役得だと思ってるんですから!」アワアワ

哩「役得?」

京太郎「そーですよ!休日にこんな美人の先輩と出かけられるんですから
  役得以外の何もんでもありません!」

哩「///」ボフンッ

哩「き、き、き、きしゃん、な、なにをいうてっ!?」

京太郎「あっ、あそこでジャム売ってますよ!」ギュッ

哩「ちょっ!」タタッ

京太郎「色々ありますよ、どれがいいですかねー」パッ

哩「///」

京太郎「長野の名産は、フルーツだとりんご、ぶどう、西洋梨……あと桃ですね
  どうせなら、名産品の果物の方が長野っぽいですよね」

哩(手を握られた!手を握られた!手を握られて引っ張られた!うわああああ//////)

京太郎「哩さんは、どれが良いと思います?」

哩「へあっ!?」

京太郎「だから、どの果物のジャムを選ぶかですよ、俺は西洋梨好きなんですけど
  ジャムとは方向性違う味ですからね~、無難にいくとリンゴ、けど桃も捨てがたいですよね」

哩「そ、そうやね、私はリンゴが好きかにゃ、で、でも、こ、後輩は桃ばすいとったから……」アタフタ

京太郎「こういうのって悩みますよね~、そう言えばジャムは何瓶買うんですか?」

哩「そやね、個人と部員全員で食べるのとで、全部で5本位かな」

京太郎「それだったら、セットとかも視野に入れても良いですね。代表的な味が揃ってるからハズレはないでしょうし……う~ん、けど冒険して珍しい味も買ってみたくなりますよね」


 ………………
 
 …………
 
 ……


京太郎「いや~、良い買い物しましたね」

哩「う、うん」

京太郎「会計している間に探しておいたんですけど、お茶屋さんはあっちにありましたよ」

哩「ありがとね。……そいにしても京太郎君はマメだな」

京太郎「そうですか?」

哩「そーったい。今は昔ほど九州男児な人は居なかけど、そいでも男が女の手伝いなんかせんっちゆう風潮は残っちょる人もおるからね」

京太郎「それだと俺みたいな軟弱な奴は、怒られちゃいそうですね」

哩「まあ、そういう人も居るっちうだけで、うちん父親とかは
  九州男児ってちうタイプではなかとけどね」

京太郎「哩さんのお父さんになら『この軟弱者!』とかって怒られないのか
  なら、もし会っても問題なさそうですね」

哩「まあ、そうやね」

哩「……ん?」

哩(父と京太郎君が会う?……『お父さん、お嬢さんを僕に下さい!』
  プロポーズ!?結婚!???―――そ、そんな事ば急に言われても困るっちゃけん!??)

京太郎「哩さ~ん?」

京太郎(何だろう、何か考え込んでるのかな?……う~ん、こういう時は……)


哩「……ハッ!」

哩「ふぅ……何故か意識が飛んどったばい」

哩「……」

哩「あれ?京太郎君は何処に!?」キョロキョロ

京太郎「哩さん、これどうぞ」ニュッ

哩「こいは……」

京太郎「お茶屋さんで売っている、抹茶ソフトです。俺のイチオシです、美味しいですよ!」

哩「そうなん?……けど、なんで?」

京太郎「いや~、なんか色々考えてて、表情は俯いていて見えなかったですけど
  煮詰まったのか耳とか赤かったから、クールダウンするのに良いかな~って思って」

哩「……ほうか」

京太郎「好き嫌いも聞かずに買っちゃって、スイマセン
  俺、たまーに突っ走っちゃう時、あるんですよね」

哩「……どっちでも良いの?」

京太郎「はい?」

哩「やけん、抹茶オンリーと、抹茶バニラのハーフ、どっちを選んでもよかと?」

京太郎「は、はい、好きな方食べて下さい!」

哩「やったら、ハーフを貰うばい。……バニラ好きなんよ」///

京太郎「あー、だったらバニラだけの買えば良かったですかね」

哩「いや、せっかくやし抹茶も嫌いじゃ…………むっ!?」ペロッ

哩「この抹茶、……美味しい」ペロペロ

京太郎「でしょー!お茶屋さんだからなのかは分かんないですけど
  スッキリしるけどコクがあって、美味しいんですよー」

哩「京太郎君は、よく食べに来るん?」

京太郎「あー、一人の時はそうでもないですけど友達でバニラソフト好きな奴居て
  夏になると、毎年来てますかね?」

哩「……そっか」

哩(友達って、よく話題に出す幼馴染っち言うてた清澄のエースの事やろか……)

哩(あの子は……宮永咲は、何度も京太郎君とこの味ば味わったんやな……)

京太郎「先輩?」

哩「うん……うん、何でもなか!さあ、こいば食べ切ったら蕎麦茶買おうか!」

哩(そうだ!過去は変えられん!全部、今から始めるしかなか!)

京太郎「はい!」



>>二人は、濃密な時間を過した……。
>>哩は京太郎の事を、京太郎と呼び捨てにするようになった。

 ギュギュギュッ!?
 おや、哩の様子が…………。


■白水哩は新たな能力を得た。

現在持っている能力:エース(得点が1試合に1回、1.5倍になる)

↓これから得られる能力。

1、北九州最強エース:攻撃力が1試合に1回、1.8倍になる。
(エースを消去して、新たに取得)

2、アベレージ重視打牌:攻撃力決定のコンマが25以下にならない。
 例えば12が出たとしても25として扱う。

3、決め打ち:配牌を見て和了りを想像し、その理想系を目指して手を進める。
 自分の最終攻撃力に1,800点をプラスする。1試合に1回使用可能。
(エースなどの、増減を終えた後にプラスする)

※2、3はエースと併用可。1はエースからの進化の為、併用不可。


■安価+3でオナシャス><


■十三日、月曜日。


■スケジュール
01日目:平日 練:や 話:や
02日目:平日 練:煌 話:ゆ
03日目:平日 練:哩 話:ゆ
04日目:練習試合 鶴賀
05日目:自由行動 哩
06日目:平日 練:煌 話:煌
07日目:平日 練:や 話:煌
08日目:平日 練:哩 話:哩
09日目:平日 練:煌 話:ゆ
10日目:平日 練:や 話:煌
11日目:練習試合:すこやん
12日目:自由行動:哩←new
13日目:平日
14日目:平日
15日目:自由行動

16日目:試合当日


■雀力
 哩 :96
 やえ:82
 ゆみ:74
 煌 :72
 京太郎:59


■友好度
 哩 :★★★
 やえ:★☆☆
 ゆみ:★★★
 煌 :★★★


■昼~夕方

 安価+1

1、煌先輩と練習する

2、加治木先輩と練習する

3、小走先輩と練習する

4、哩先輩と練習する

5、全員で練習する


■夜

 安価+3

1、煌先輩と親睦を深める

2、加治木先輩と親睦を深める

3、小走先輩と親睦を深める

4、哩先輩と親睦を深める

 12日夜。


 もうすぐ、あとたった4日で大会ばい……
 奈良1位のやえばはじめ、皆個性的で、私んもレベルアップ出来たと思うが
 問題は、そこじゃなか……私の打ち筋ったい。

 長い事インハイ団体戦ば目標に打っち来た
 次の、姫に得点ば稼がせる事を念頭にした打ち方……

 やけん、ソロで……いや、ソロやなくてダブルスでも
 目の前の勝負だけに全身全霊ば込めた勝負なんて、久しく打ってない。

 もしプロになっても、そんなんじゃ進む事は出来ないだろうな 
 プロは雀力だけじゃなか、精神力も含めた弱肉強食の世界……
 無難に打つだけじゃ、大事な一戦、必ず来る勝負掛けの一戦に
 全てを賭けた全身全霊ば込められと、勝つ事は出来ない……だろうな。

 ……本当は、姫子の為やなかかもしれん
 うちが……私が一人になる為に、自分ば追い込んで
 一人でも勝てるようになる為に、姫子にキツイ事ば言ったのかもしれん。

 あん時は、姫子の為やと思っちけど、こうやって冷静になって思うと……。



 バカバカバカ!今の私のどこが冷静や言うんね!
 どんな時でも平常心!集中する為の熱血なら良かっ!
 やけん、興奮して自分を見失うのは、もっともやっちゃダメな事だ!

 クレバーに、しかし集中力も持続する……それがこの大会の目標とっ!
 やえ、ゆみ、……そして京太郎!皆に負けない様に、私も成長するとよっ!!!


>>白水哩は、『アベレージ打法』を手に入れた……。


京太郎「小走先輩、これってどう思います?」

やえ「どれどれ……ほほう『リーチを掛けるケース、掛けないケース、そんなん知らんし』……か
 中々面白い本を読んでるな」

京太郎「龍門渕書房の"三尋木咏プロシリーズ"、面白くてつい買っちゃうんですよね~」

やえ「うむ、私を含め、うちの学校にもファンは多いな。
 まあ、特ちゅな打ち手だからアンチも多いがな。

 と、今は関係無いな。……ふむ、リーチを掛ける、掛けないか」

京太郎「そうなんですよね、役なしの時は当然として、待ちが多い時と順位が変る時はリーチした方が良いとは思うんですけど
  それ以外の時が、よく分からなくて」

やえ「そうだな、君の言うように、一般的には待ちが広くて牌が絞られてもツモれそうならリーチを掛けた方が得だし
  ここぞと言う時は、たとえテンパイがバレても、リーチをして順位をもぎ取らなければいけないケースもあるだろうな

  逆にリーチを掛けてダメ……というか、意味がないのが八飜が九飜になる場合だな、敵にテンパイを報せた上に相手が高い点数だと察知しても逃げられないからな
  っと、今言ったように、相手が明らかに染め手をしてるとか点数が高い手に、こちらがリーのみ等の低い点数でリーチ勝負というのも悪手だな」

やえ「他にもだな―――」ペラペラ


>>小走やえに、リーチを教わった。
>>京太郎は雀力が2上がった。やえは雀力が1上がった。

スイマセン

逆にリーチを掛けてダメ……というか、意味がないのが八飜が九飜になる場合だな

逆にリーチを掛けてダメ……というか、意味がないのが八飜が九飜になる場合だな、八飜でも九飜でも同じ倍満でリーチを掛ける意味が無いからな。 

脳内変更オナシャス><

安価+1

1、町に出て不良に絡むられる小走先輩

2、子供の頃の小走先輩


京太郎「先輩も、ゲーセンなんて来るんですね~」

やえ「意外か?」

京太郎「いやまあ、高校生だったら意外じゃないですけど
  先輩は進学校の晩成で、しかも麻雀部のエースじゃないですか
  勉強と麻雀だけで手一杯かと思って……俺だったら、どっちか片方でもキツそうですし」

やえ「まあ確かに、家に帰っても勉強と麻雀くらいしかやる事は無いけど……
 だがまあ、これは験担ぎみたいなものでな、大きな大会の前には必ずやるんだよ」

京太郎「へえ~、ゲーセンでテトリスがですか」

京太郎(そう言えば、俺も昔ハマって、小さい携帯テトリス持ってたっけ
  ……あれ?あの携帯テトリス、何処にやったっけ?
  たしか、どっかに旅行に言った時にか無くしちゃったんだよな……確か)

やえ(家に大事にしまってある、もう既に電池が切れた、あの携帯テトリス……
 ふふっ、あれからもう二度と会えなかったけど、迷子になって泣いてる私を慰める為に必死になって
 そして、大事な物だと言っていたのに、押し付けるように私にくれたんだよな……あの、帽子を被った男の子、今は何処に居るんだろうな……)



京太郎「……(長そうだな、今のうちにトイレ言っておくか)」

京太郎「先輩、ちょっとトイレに行って来ますね」

やえ「……ああ、わかった……次はL字、あそこにハメ込んで……」ブツブツ


 ………………
 
 …………
 
 ……


京太郎「ヒュ~♪スッキリしたじぇ~」

 ざわ……ざわ……。
 がや……がや……。

京太郎「ん?騒がしいな……って!アレは!?」


やえ「……」バチバチ
不良「……」バチバチ


京太郎「ちょっ!何やってんですかー!!!」

京太郎「落ち着け俺!よーく状況を確認するんだ!……よしっ!」ジー

 小走先輩が、今時は珍しい不良不良した不良を向き合っている。
 ……とてもにこやかな雰囲気には見えない、というか……明らかにメンチを切ってる構図にしか見えない……。

 …………どうしてこうなった。

 ツンツン。

 ん?

 「あ、あの……」

京太郎「……うん?」



 ………………
 
 …………
 
 ……


 俺の袖を引いたのは小学生の男の子二人で、この二人から話しを聞いた所、こうだった……

 二人は仲良く並んで格闘ゲームで遊んでいたのだが、突然乱入された
 まあこの事は、乱入台なので何の問題は無い。……問題はその後だった。

 この小学生が上手かったのか、それとも乱入者が弱かったのか
 ゲームは小学生が勝ち、乱入者が負けた……そして事件が起こった
 負けた相手、そう今小走先輩と睨みあっている不良が、負けた事にかんしゃくを起こし、台パンしたのである。
 ※台パン:ゲーム筐体を叩く事、台をパンチするの略。

 それに小学生たちはビビった、だがまたもや不良たちは乱入した
 そしてどうしようか決断する前にゲームが始ってしまい、そしてまた買ってしまったのだという。

 そして、同じ高校生……多分高校生だよなあいつら?
 同じ高校生として、とても恥ずかしい。
 小学生にゲームで負けて、台パン、そしてまた負けて、今度は直接難癖を付けるとか……顔が真っ赤になりそうなほど恥ずかしいぜ。


不良「ンダコラァ!テメッ関係ネーだろうがッ!」

やえ「関係無いだと?…貴様らみたいなクズに絡まれている子供を助けるのに関係も関係無いもあるかっ!」

不良「ウッセんだよ!テメーこそ小学生みてーなナリしやがって、バカじゃねーのか!」

やえ「私が小さいのとこの件に何の関係がある?そして背が低いのから、どこにどうやってバカという単語が繋がるんだ?ほら、待っててやるから答えてみろ」ホラホラ

 流石は晩成……立て板に水を流したような、言い回しだ。

不良「ウ……ウルセエッ!って言ってんだろコラアアアアアッ!!!」ガタッ

京太郎「やべっ!」

 マズイッ!

京太郎「いやー待ちました?」

不良「あ?」
やえ「は?」

京太郎「お待たせしてスイマセン、あっそろそろ時間ですね、行きましょうか」

不良「?」

 よし、このまま勢いに任せて出て行けばミッションコンプリートだ!

やえ「うん?時間とは何の時間だ?何も約束してないはずだが?」

京太郎「……」

やえ「何の事か分からないが、このニワカ供には、ゲーセンでのマナーと言うものを
 タップリと教え込んでやらねばならないのだ!少し待ってたまえ!」ドンッ!

京太郎「」

不良「アアッ!?ヤンのかコラッ?テメエ、ヤんのかコラああッ!!!」

やえ「安心したまえ、ニカワは逃がさんよ!」

不良「アアアンッ!!!」ンダコラァアアッ


 ああもう!せっかくの逃げるタイミングがあああ!


やえ「いいかニワカな輩よ!ゲーセンはゲームを楽しく遊ぶところだ
 それはピンフが基本にして王道なように!当たり前で当然な事だ
 そんな当たり前の事すら分からないニカワは、半年ほど勉強してから出直すが良い!」

不良「アアッ!?めんどくせえ事ゴチャゴチャ言いやがって!」ググッ

京太郎「まあまあ、落ち着いて落ち着いて、ほら、周りに人が集まってきましたし
  ここは一つ穏便にですね」

不良「あん?……」キョロキョロ

 ざわ……ざわ……

 何やってるの? なんか、女の子を囲んでるっぽいぜ。
 あらまあ、あの背の高い金髪の子も、優しそうなのにイジメやってるのねえ。

不良B「おい、そんな奴どうでもいいだろ?他、行こうぜ」
不良C「……ダッリィ」

不良「……チッ」

やえ「貴様ら!逃げるのか!」

不良「アアアアッ!ヤンゾコラァアアッ!!!」

 クッ!まだか?

不良B「おい、こんな所でマズイって!」
不良「うるせえ!ここまで言われて引けるかYO!」

 ……ざわざわ……ざわざわ。

 来たか!?

?「おい、ちょっと通してくれ」

 来た!

京太郎「先輩、行きますよ!」

やえ「ふぇ?……ちょ、ちょっと待てぇええええっ!ちょっ!?」ダダダダッ


京太郎「ハァハァ……」

やえ「ハァハァ……」

やえ「ちょっと、……ど、どういうつもりだ!」

京太郎「どういうって!」ゴゴゴッ

やえ「!?」

京太郎「どういうつもりってのは、こっちの台詞です!
  何なんですか!あんな事に首を突っ込んで!何かあったらどうするんですか!」

やえ「ふん……馬鹿な事をしている自覚はある
 だが私は晩成の小走やえだ!あそこで子供を見捨てるような真似は出来ん!
 気を使ってくれた君には悪いが、戻らせてもらう」

京太郎「ふぅ……。もう、大丈夫ですよ」

やえ「うん?」

京太郎「あの小学生二人には、交番に行って『不良が暴れている』って言ってくれるように頼んだんですよ。
  今頃あの店には、お巡りさんがいるはずですから、心配はありません」

やえ「そうか、……それなら良かった」ホッ


京太郎「あの先輩……こんな事を言いたくありませんが
  もっと穏便なやり方の方が……」

やえ「むぅ……そう言われると、返す言葉も無いが」

京太郎「だったら、次からは―――」

やえ「しかし、私にはああしか出来ない。今回は突発的な事だったからアレだが
 次からは君にもチームにも、迷惑を掛けないようにする、だから心配しないでくれ」

京太郎「そういう事じゃありません!」

やえ「!?」ビビクン

京太郎「俺が言いたいのは、チームの事じゃなくて……いや、チームも大事ですけど
 けど、もっと大事なのは小走先輩です!」

やえ「ふぁ?私???」

京太郎「そうですよ!あんなやり方をして、先輩に何かあったらどうするんですか!
 チームも大事ですけど、先輩の方が大事に決まってるじゃないですか!」

やえ「//////!???」

やえ(そんな真っ直ぐな視線で、私の事を大事とか言われたら……)カァアアアアッ!

京太郎「だいたい先輩は真っ直ぐに走り過ぎなんですよ
  女の子なんですから、もうちょっと状況を確認してですねー」クドクド

やえ「……(年上なのに、心配させてしまったな)」

京太郎「それに普段も話しを最後まで聞かないで突っ走る事が多いですし……」クドクドクド

やえ「……」

京太郎「この前なんか、ポイ捨てを注意するのは良いですけど
  関係無いおじさんに説教しちゃったじゃないですか、つまり注意力の問題なんですよ
  麻雀ではちゃんと出来てるんですから、日常生活でもですね」クドクドクドクド

やえ「……」イラッ

京太郎「ちゃんと聞いてます?それでですね―――」

やえ「うっ、うるしゃあああああいっ!私が悪いと思って聞いていれば
 クドクドクドクドと!私だって調子ににょり過ぎないようにと注意してりゅんだ!
 けど、気付いた時にはもう突っ走ってしまうんだからしょうがないだろ!!!」

京太郎「ちょっ、逆切れしないでくださいよ!」ワーワー

やえ「逆切れ?君がだなっ!」ヤーヤー


 ………………
 
 …………
 
 ……


>>二人は仲良く喧嘩した……。
>>京太郎は小走やえを『やえさん』、やえは須賀京太郎の事を『安価+1』と呼ぶようになった……。


1、京太郎(呼び捨て)

2、須賀(池田ァ!的な発音)

■13日終了時

■スケジュール
01日目:平日 練:や 話:や
02日目:平日 練:煌 話:ゆ
03日目:平日 練:哩 話:ゆ
04日目:練習試合 鶴賀
05日目:自由行動 哩
06日目:平日 練:煌 話:煌
07日目:平日 練:や 話:煌
08日目:平日 練:哩 話:哩
09日目:平日 練:煌 話:ゆ
10日目:平日 練:や 話:煌
11日目:練習試合:すこやん
12日目:自由行動:哩
13日目:平日 練:や 話:や←new
14日目:平日
15日目:自由行動

16日目:試合当日


■雀力
 哩 :96
 やえ:82→83
 ゆみ:74
 煌 :72
 京太郎:59→61


■友好度
 哩 :★★★
 やえ:★★☆ ピロリロリーン♪
 ゆみ:★★★
 煌 :★★★



やっぱ、恋愛系の文章は難しいっすわw

■14日、火曜日

■昼~夕方

 安価+1

1、煌先輩と練習する

2、加治木先輩と練習する

3、小走先輩と練習する

4、哩先輩と練習する

5、全員で練習する


■夜

 安価+3

1、煌先輩と親睦を深める

2、加治木先輩と親睦を深める

3、小走先輩と親睦を深める

4、哩先輩と親睦を深める


京太郎「あと二日で大会ですね」タンッ

ゆみ「ああ、後悔しない為にも今出来る事をやろう」タンッ

京太郎「そうですね……
(おっ、キー牌の三が来た!まだ4巡目だし、②②の頭落としで清一狙おうかな?)」タンッ

ゆみ「それだ、ロンッ!――七対ドラドラ、親だから9600点」

京太郎「うわっ!やられたー!
  くうっ、負けませんよ、まだ挽回出来る点数ですからね」


 ………………
 
 …………
 
 ……




京太郎「そういえば、ゆみさんって七対上手いですよね?」

ゆみ「そうかな?」

京太郎「いやまあ、俺から見てって事ですけど
 なんか、イマイチ七対子に移行する見極めが出来ないんですよね」

ゆみ「ふむ、それはだな……」

京太郎「はい!」グイ

ゆみ「と、教えてあげたい所だが、私には無理だ」

京太郎「ええっ!」ズコー

ゆみ「ちょっと恥ずかしい話しなんだが、麻雀を覚えたての頃は、とにかく和了りたくて
 それで、点数が低くても関係なく、なんでも鳴きまくってたんだ」

京太郎「あーはいはい、初心者の頃は、とにかくリーチ派と、鳴き派(主に喰いタン)に別れますよね~」

ゆみ「京太郎君、君はまだリーチに頼ってるように見えるが……」ジー

京太郎「……それはそれですよ」メソラシ


ゆみ「まあとにかく喰いタンや対々をしまくってたんだ」

京太郎「なるほど、……咲に搶槓を決めたゆみさんにも、そういう過去があったんですね」

ゆみ「ここまで言えば、もう分かるかもしれないが……ある時麻雀の本を読んでてな
 『えーマジ鳴くの!?』『鳴き麻雀が許されるのは小学生までだよねー』『キャハハハハ』
 という意見を見て……それからは、鳴こうとする度にその言葉が頭に浮ぶようになって
 対々に飛び付きたいのを我慢して、面前で七対子を狙うようになった……と言うわけさ」

京太郎「……はあ」

ゆみ「フッ、笑ってくれ。……私が面前で七対子を狙うのは、
  こういうくだらない過去があったからなんだ」

京太郎(なんだろう……何とも返し難い話しだな……)

ゆみ「……フッ」トオイメ

京太郎(よし、話題を変えよう……)

京太郎「じゃあ、ゆみさん、今好きな役って何なんですか?
  俺は清一とか破壊力高いし狙いが一直線でいいから好きなんですけど」

ゆみ「好きな役か……ふむ、手成りやその場その場で必要な役を狙うから特に無いが
 自風牌は好きだな。他から出易いし、危険な時に安牌になるしで頼りになる奴だよ」

京太郎「なるほど、対子って無い字牌はすぐ切ってたけど、考えを改めなきゃいけませんね
 それじゃ、チャンタとタンヤオはどっち狙う事多いですか?」

ゆみ「う~ん、これは難しいな……単なる確率ならタンヤオだが
 意識して狙うとなると、チャンタの方がハッキリと狙う事が多いような……」

 あれやこれや
 きゃっきゃうふふ……。


>>京太郎とゆみは、好きな役について語った。
>>京太郎は雀力が2、ゆみは雀力が1上がった。



※私もよく鳴くので、鳴き麻雀を否定するつもりはありません。

好きな役は『純チャン』と『自風(役牌)』
一生に一度和了ってみたいのは、八連荘。

■14日、夜。

 !?
 おや、白水哩のようすが……。


■安価+2

1、エースが1.5から1.6倍へ!

2、アベレージの下限が25から30へ!

3、おもちが3センチアップ!


哩「よし、今日は寝る前に『地獄雀士と~し~』ば読むとするか……」

哩「コンビ打ちではない私には、オカルトは使えないが
 対策として、オカルトのはしりとなった熊倉先生ば描いた本を読んでおいて損はないはず」

>>白水哩は、『地獄先生と~し~』を読んだ……哩は、引き出しが多くなった。
>>アベレージの下限が30へとアップした!


哩「うわ……七人ミサキ、恐っ……」ブルブル

■14日終了時点

■スケジュール
01日目:平日 練:や 話:や
02日目:平日 練:煌 話:ゆ
03日目:平日 練:哩 話:ゆ
04日目:練習試合 鶴賀
05日目:自由行動 哩
06日目:平日 練:煌 話:煌
07日目:平日 練:や 話:煌
08日目:平日 練:哩 話:哩
09日目:平日 練:煌 話:ゆ
10日目:平日 練:や 話:煌
11日目:練習試合:すこやん
12日目:自由行動:哩
13日目:平日 練:や 話:や
14日目:平日 練:ゆ 話:哩←new
15日目:自由行動

16日目:試合当日


■雀力
 哩 :96
 やえ:83
 ゆみ:74→75
 煌 :72
 京太郎:61→63


■友好度
 哩 :★★★ すばらっ♪
 やえ:★★☆
 ゆみ:★★★
 煌 :★★★


■試合前日、京太郎の行動は?

1、麻雀の特訓
 (チームメイトの名前があればそのキャラと、一人ならば雀力が3~4上がります)

2、チームの誰かと出かける(★が二つ上昇)

3、電話をする
(キャラ名指定、誰でもOKです。特定のキャラ以外は情報収集になります)

■安価+1~+5のアンケート



これが終わっても、すぐには大会にならずに
対戦相手決めたり、オーダー決めたりする予定です。

では『1』多数なので、京太郎一人での練習になります。

京太郎「大会前日だ……思いっきり追い込みを掛けるぜ!」

■安価+1コンマ

00~55 雀力3アップ

56~99 雀力4アップ


最後なんで、コンマ甘めにしました
人居るかな?よろしくお願いします!


京太郎(今からたった一日で新しい事なんて覚えられないし、無理をしちゃ意味が無い
  ここは一つ、基礎をもう一度復習するか!)

京太郎「えーと、裏ドラの期待値は、七対子が20%で、平和が35%前後か……ふむふむ」


>>京太郎は、雀力が3上がった!





「須賀君……」

 結局私は、須賀君に連絡する勇気を持つ事は出来ませんでした……。

「そうですよね、今は敵の私ではなく、チームメンバーの皆さんが須賀君を支えているんですもんね
 その方々に任せて、私は自分のやるべき事をしなければいけませんよね!」

>>原村和は京太郎の事を考えるのを止めた。

>>和ルートは消滅しました……。

まあ、俺が言うのもなんだけどオマケみたいなものだからね

ちなみに、和ルートに入る方法は
清澄の誰かに電話する、その時の選択肢で『和の事を聞く』です。
チャンスは自由行動の日しかないし、わからんですよねw


■雀力:特訓前→特訓後
 哩 :90→96 6up
や え:75→83 8up
ゆ み:70→75 5up
 煌 :65→72 7up
京太郎:35→63 28up

 哩 :感  性:エース、アベレージ(下限30)
や え:ノーマル:エース
 煌 :デジタル:差し込みⅡ(自分の得点を50%に、味方の得点を150%に増やす)
ゆ み:感  性:強敵警戒(自分が受けるダメージを半減)
京太郎:デジタル:後で安価予定。


■今の所の予定

予選:キンクリ
1回戦:未定
2回戦:チーム姫子
3回戦:チーム清澄←Aトーナメント決勝

決勝戦:チームKY←Bトーナメントで勝ち上がって来た。
(3回やって勝てなかったら、ノーマルエンド)

基準は成長前の哩の雀力(90)を基準に考えました。
基本的に特性は、1試合に1回。

■チームKY
名前 : 雀力 : タイプ : 特性

照  100(前半)→160(後半) 大魔王 エース
衣  120    魔 王   新海萬月(新月00←→満月99で攻撃力増減0.8倍~2.5倍)←調整中
洋榎 85     感 性   エース
小蒔 30~180 オカルト  特殊(コンマで卸す神変更)

豊音 84     オカルト  エース


▼チーム清澄

片岡優希  80(東場)→50(南場) オカルト 東場爆発(攻撃力3倍、ただしコンマが低ければ不発)
原村和    80 デジタル アベレージ(下限40)
宮永咲   130 魔 王  エース
染谷まこ  70  デジタル 特殊(コンマが成功すれば、相手の雀力が20下がって見せ場すらキンクリされる)
夢乃マホ  35 オカルト  特殊(コンマ成功で、雀力が同卓の一番高い人と同じになる)


▼チーム姫子(ライバルチームなんで原作より少し強め)
鶴田姫子 85 オカルト 独りザベーション(後半はコンマ勝負ではなく、前半の1.9倍の点数になる)
愛宕絹恵 75 ノーマル 準エース
亦野誠子 78 オカルト 爆釣(コンマが3の倍数の場合、攻撃力2倍)

いちご    80 ノーマル 準エース
井上純   75 感 性  一般


■チーム部キャプ雀力
美穂子 83 オカルト 長野最強エース(1.8倍)
久   81 感性   準エース
透華  75 デジタル 特殊(コンマ00、55、99で冷える)
菫   75 オカルト 準エース
ワハハ 55 ノーマル 一般


■予定オーダー

先鋒:照&衣
中堅:豊音&小蒔
大将:洋榎

先鋒:優希&和←和ルートだったら大将予定だった
中堅:まこ&マホ
大将:咲

先鋒:純&ちゃちゃのん
中堅:洋榎&誠子
大将:姫子


一部のキャラは、雀力じゃなくて特性でそれっぽさを演出してみました
まあ、実際に試合やってみて、色々修正するかもしれません。

安価予定の京太郎の方向性

ジャイアントキリング:数字を五つ記入し、当れば勝利。所詮一般人なので運否天賦のギャンブル打ち。

アベレージ:負けない事を念頭に手広く打つ。下限は35!

差し込み:相手を選び安手にさせる、その人の攻撃力を100%→60%に減らせる。

爆守備:自分が"攻撃目標の場合のみ"、相手の攻撃力を100%→30%に減らせる。

※アベレージ以外は、1試合に1度のみ。
タイトルがノーオカルターなんで、地味な感じに偏ったかも?

 大会当日。


京太郎「……」ゴクリッ

煌「いや~、確かに緊張しちゃいますね~」

哩「花田、おまんはそがいな風には見えんぞ?」

煌「いえいえ、緊張すると逆に口数増えちゃう方なんですよねーこれが」

ゆみ「まあ何にせよ、まずは午前中の予選、これをクリアしなければ
 本選のトーナメントには残れないからな、集中して頑張ろう」

やえ「うむ、予選には情報が無い、一見ニワカに見える相手もいるだろうが
 気を緩める事無く、心して掛からねば」ギュッ

京太郎(おお、やえさん気合入ってるな……!)


 予選

京太郎「えーと、予選は東風戦を一人頭3回戦って、チームとしては計15回戦い
 それの合計で、成績上位のチームから出場資格を貰えるって事でしたよね」

煌「そうですねー、本選は勝ち星だけのカウントですが、予選は同じ勝ち数なら
 各試合の点数が考慮されますから、少しは意識しておいた方が良いかもしれませんね」

京太郎「なるほど、点数もか……」

哩「うむ、……しかし点数にばかり気ば取られて、勝ち星を落としたら本末転倒やけん
 先ずは勝つ事に集中せんといけん」

やえ「ああ、その通りだな」



ダメ木「クククッ……俺達以外にも男の出場者が居るとはな」

美しい雀士鈴木 「ふふっ、この予選は偉大なる伝説の一つになるだろう!」

ヤム茶「まあ俺達に勝てる選手なんて、そこら辺に居るとは思えないがな」ニヤリ

斗神「貴様らは、我が斗神グループを背負っての出場だ、無様な姿は晒すんじゃないぞ!」

黒子ダイン「まあ任せておけ、……百獣の王の力というものを見せてやろう!」ゴッ


 ………………
 
 …………
 
 ……


京太郎「やった!総合成績18位で、本選出場32チーム内の枠に残りましたよ!」

煌「いやーやれば出来るもの何ですねー、しかも18位とは中々の成績ではないでしょうか」

哩「そうやね、しかしそれも、こん大会の中に対戦した相手ば毎回飛ばす様な
 恐ろしか選手が出て、そいで成績が下がったチームもあるけん油断は出来なか」

やえ「そうだな、それに予選は運良くあまり強くない選手に当たる事が出来たのも幸運だったな」

京太郎「そうそう、イキナリ手積みして牌を覚えようとしたサングラスの男と対戦したんですけど
 その人、審判に怒られて意気消沈しちゃって、そのおかげか1位が取れてたんですよ
 あれはラッキーでしたね」

やえ「ほほう、そう言えば私も3回目の東風戦で、大きな体格でピンクのワニ柄の男と対戦したんだが
 既に誰かに心を折られて居た様でな、しきり『子供恐い子供恐い子供恐い……』と、呟いていたな……」

ゆ&京(……天江衣と当ったのか)

哩「それなら私も、一回目の対戦でイキナリ空手?……まあ分かんが、とにかく急に『狼牙風々拳!』とか言い出しよってに
 演舞ば始めた奴ばおってな……審判に怒られても辞めんかったから、全員に罰符ば払って最初からジリ貧での開始ばしとったな……」

煌「いや~、流石全国大会、色んな人が居るものですね~」シミジミ



 チーム斗神グループ!予選敗退!!!


煌「この人達は、確か……」

京太郎「ううっ出場してたのは公式サイトの情報で知ってたけど
 まさか一回戦で当るとは……」

やえ「ふむ、知らない名前もあるが、二人は決勝卓に出たチームの部長
 そして一人は前年度に猛威を振るった龍門渕のエース、
 そして今年の個人戦でベスト8に入った福路選手か……侮れないな」

?「あらあら、そんなに褒めてもらえるなんてありがたいわね」

哩「……きしゃんは!?」

京太郎「部長!……どうしたんですか、いきなり現れて……」

久「や~ね~、大きな大会に初めて出場する後輩に激励を与えに来たに決まってるじゃないの♪」

京太郎「はぁ……ありがとうございます」

久「ちょ、ホントだってば!こんな事で嘘付かないわよ!」

京太郎「で、本当のところは?」

久「うん、新道寺の部長や奈良個人戦1位、ここら辺の偵察が出来たらなーなんて思って」

京太郎「ですよねー」

久「わわっ、須賀君ってば誘導尋問なんてどこで覚えたのよ!」

京太郎「そりゃ、部長と半年も付き合っていれば……これぐらいは」



哩「なんか」

煌「仲良いですねー」

ゆみ「清澄は人数が少ない分、結束力は固いからな
 それのおかげで初のインハイで決勝までいけたのだと私は思ってる」

やえ「だが、目の前でこうもイチャイチャされるとな……」


久「じゃあ、またね~♪」

京太郎「はいはい、大会が終ったら部活に戻りますから、部室で会いましょう部長」

久「だから、元部長だってば」

久「あ、チームの皆さん、須賀君の事よろしくお願いしますね」

哩「は、はい」

久「ではでは~」ビューン

煌「いやはや、賑やかな人でしたね」





 別控え室

美穂子「あれで良かったんですか?」

久「だってさ……」

透華「まったく、会うまではあれだけ須賀さんの事を心配して
 ヤキモキしていたのに、会ったら会ったで茶化す事しか出来ないとは……ハァ……」

久「グッ!」

菫「まあ普段と違う自分を見せるのが恥ずかしいってのは、分からなくもないけどな」

久「でしょー、そうなのよねー」

菫「だが、対戦相手になって、それでも会いに言ったのにただ会って意味も無く会話しただけというのは……」

透華「ヘタレ……ですわね」

久「ウガガッ!」

美穂子(上埜さん……表面上はどうあれ、貴方の気持ちはきっと伝わったはずですよ……
 だって、こんなにも大事に、私が嫉妬するほど大事に思っているんですもの)

■対チーム部キャプ:先鋒戦!

透華「おーっほっほっほ♪先鋒、任されましたわ!
 派手に参りますわよ、菫さん!」

菫「やれやれ……まあ、ヤル気があるのは良い事だ、私も負ける気は無いしな」ゴッ!

>>チーム部キャプの透華と菫が現れた。

ゆみ「うーん、相変わらず龍門渕さんは派手好きだな」

やえ「結構、それでこそ戦い甲斐があると言うものだ
  挑戦者の打ちしゅじをお見せしよう」ゴゴッ!


■前半戦

▼透華:75:特殊(コンマ00、55、99で冷える)
安価コンマ+1

▼ゆみ:75:強敵警戒★
安価コンマ+2

▼菫:75:準エース☆
安価コンマ+4

▼やえ:83:エース★
安価コンマ+5

※今回はスピーディー差を取って安価無しで
後半戦にエースと強敵警戒を使うことにします。
菫は前半戦で準エースを使用します。
★←未使用 ☆←使用

冷 え た wwwwww


やえ「―――ロン!
 トイトイ、役牌!暗刻で符が付いて3飜40符の5200点!」

 出だしはやえさんの和了りで菫さんの親を流し、順調だった。
 しかし、2局目でそれは訪れた……。

 別控え室

久「……う~ん」

美穂子「上埜さん、どうかしました?」

久「いや、なんか透華が随分大人しいなって思って」

美穂子「そう言えば、対局直前まであれだけ喋っていたのに……、そう言われればばおかしいですね」

久「まあ、集中してくれているのなら、それはそれでいいのだけどね」

美穂子「集中……」ハッ

久「どうかした?」

美穂子「……」キュィイイイン!

久(美穂子が開眼した!?)

美穂子「……冷えてます」

久「へ?」

美穂子「透華さん、派手に目立つ為に集中して……」

久「……まさか」

美穂子「目立つ事を考え過ぎる余り、逆に一周して麻雀に集中して……」

久「……」

美穂子「『冷え透華さん』になってしまったようです」


透華「……」タンッ

やえ(なんだこの厳寒の冬の様な、突き刺すような寒さ!?)タンッ

菫(これは去年のインターハイで一度だけ見せた!?)タンッ

ゆみ(しまった……、リーチを掛けて逃げられない時に、この『状態』の龍門渕透華に会うとは……)

ゆみ(くぅ……しかし、ツモ切るしか、出来る事は無い……か)


 ――タンッ。


透華「……ロン、混一、小三元、役牌2、ドラ1。
         ―――倍満、24,000点です」


哩「な、なんだアレは!?」

煌「た、対局中に急に雰囲気が変りましたよ!」ガタガタ

京太郎「……『治水』」

哩「チスイ?」

京太郎「俺も聞いた話しなんですが……龍門渕透華選手は、強い相手に当って
 そして極限まで集中すると、まるで己が配下の水を全て支配する竜神の様に
 当たり前の様に……場の流れ全てを治めてしまうそうなんです
 それで付いた名が―――『治水』だそうです」

煌「……た、確かに、このプレッシャーの強さは……
 感じる方向性こそ違いますが、インハイチャンプ、宮永照さんにも勝るとも劣らない強さです」ブルブル





久「ハァ……強くなるのは歓迎だけど
 それが、目立つ事に集中し過ぎてって、どうなのよ……」

美穂子「ま、まあ、良いじゃないですか……あっ」

菫『ロン!……役牌のみ』

久「菫が、今丁度0点のゆみから和了った……という事は」

美穂子「はい、加治木さんのトビで、先鋒戦は私達の勝利です♪」

久「ははっ……まあ、喜んでおきましょうか
 後で記憶の無い透華が騒ぐでしょうけど、それは……任せたわよ」

智美「……ワハハ、何か忘れられていた上に、面倒な事を押し付けられてしまった気分だ」ワハハ


>>先鋒戦、チーム部キャプの勝利!
>>0-1


やえ「うう……訳の分からないうちにやられてしまった」

ゆみ「私が飛んだばかりに……スマン」

哩「まあ、任せんしゃい」

煌「そうですよ、このチームワークバッチリの新道寺コンビに全てお任せ下さい」

京太郎(実質このチームのエースである哩さん、そしてサポートの上手い煌さん
  この二人のコンビなら、相当の格上……照さんたちにだって勝てる可能性がある!)



照「……くちゅんっ!」

衣「どうした照?風邪か?」

照「う~ん、そんな感じじゃないんだけど……噂でもされたのかな~?」ポリポリ

照(もしかして、金髪で身長182㎝の他人の面倒を見るのが得意な年下の男の子に噂をされたのかもしれない)ポッ

衣「???
 ……変な照だなー」モグモグ



■中堅、前半戦

▼煌:72:差し込みⅡ☆
安価コンマ+1

▼美穂子:83:長野最強エース(1.8倍)★
安価コンマ+2

▼哩:96:エース、アベレージ☆
安価コンマ+3

▼久:81:準エース☆
安価コンマ+4


美穂子「ツモ、1300オールです」

煌「ロン!二飜70符、爆点パネで4,500点です!」

 序盤からの乱打戦。
 福路さんの1300オールから始まり、すぐにやり返した煌さんの爆点パネ!
 ……爆点パネってなんだ?
 ※ノーマーク爆牌党!絶賛絶版発売中!

 しかし、転機は、最後の最後、オーラスに訪れた……。

久「ツモ!1,000、2,000!」

久「ロン!4,500!」

 部長の連続地獄待ち和了により、前半戦オーラスに差し掛かる。



ゆみ「くっ!このままでは先鋒戦に続いて連敗……一回戦敗退だ」

やえ「我々で悪い流れを作ってしまったか……」

京太郎「いや、まだです!」

やえ・ゆみ「!?」

京太郎「二人の目を見てください、まだまだ死んでません!」

 俺がそう言った瞬間。



煌「……赤五です」タンッ

哩「ポンッ!」

 場が急激に動いた。

久(新道寺の部長の手は【■■■■■■■■ 五五五 二二二】
 鳴きや点差から考えて、明らかな染め手ね。
 しかもドラは白水さんの染めている色である、萬子の八。……どう考えても高そうね)
※一(萬子) ①(筒子) 1(索子)

久(美穂子、手は進んでる?)ジー

美穂子(ダメです、まだ二向聴です……)フルフル

久(私も張ってないし、差込も無理か……)タンッ

久(救いは私も美穂子も、リーチしてないし鳴いてもないから、安牌で逃げられそうって事ね)


哩「……」ゴッ!

哩(今の私の手は【四四六六八西西 五五五 二二二】
 このまま手ば進めて和了って、後半戦に繋げるんが無難やろな
 やけど……この局無茶ばさせてもらうけん!)ゴッ

京太郎「えっ!?」

 ここで哩さんは無謀とも思える西の雀頭落とし。

【四四六六八①北 五五五 二二二】

 いや、清一を目指しての西切りは十分選択肢の範囲ではある……
 しかしそれは相手が、それぞれに麻雀部を背負ってインハイを戦い抜いた
 部長とキャプテン、この二人でなければだ。

 一発勝負のトーナメントで、まだ後半戦があるのに打つような手ではない
 ここで決めなくても、後で巻き返す事は十分可能なのだ。

 ましてや、ここで部長たちが生牌のドラを出す様な温い打ち方をする筈がない。



久(開始から今まで気配を消していたけど、流石にオーラスじゃもう遅いわ
 ここは流局にして後半戦に突入よ!)

美穂子(捨牌に一や九が有りますが、萬子は絶対に切れません
 字牌も現物以外は切らない方が良いでしょうね……)

 しかし麻雀は運否天賦が多くを支配するゲームである
 まだまだ勝敗の行方は、たゆたっている……。


哩(どうやら、相手の二人ば退かせる事には成功したようばい……後は)ギュッ

【四四四六六八① 五五五 二二二】四

哩「カン!」 ■四四■

 しかしその天賦運否の領域も、人知を尽くせば多少は引き寄せる事も可能だ!
 まあ、これらは後で説明を受けたから分かった事なんだけどね。

 めくられた牌はまたもや七!配牌のみならず、王牌さえも驚異的な対子場!

煌「六です」タンッ
哩「ポンッ!」 六六六

 哩さんが、混一ではなく清一を目指した理由の一つ。それが煌さんから援護である差込。
 自分の手牌と被っている、五と六が鳴けると知ったからの暴挙だった。

 しかし、賭けは賭けに過ぎない……百戦を勝つには、五分五分ではなく
 自分が勝てる工夫が必要なのだ。


哩(来んしゃい!……先鋒戦からの流れ、そして今まで気配を消して作ってきたこの『場』!
 これは絶対に落とせん一局やけん!来いッ!!!)

 この大会、当たり前だが先鋒戦と中堅戦は同じ自動卓で行われる
 そして哩さんは、冷えた透華の能力、『治水』を敏感に感じ取り生かしたのだ。

 先鋒戦で透華さんが和了ったのは混一。
 そして治水で綺麗に治められたそれは、萬子、筒子、索子の色が、綺麗に分けられてしまったのだ。

哩(1~3局の間は、出来るだけ気配ば殺して対子を集め
 そして、ごっそりと固めて自動卓に送り込んだ……)

哩(何十局も戦うんならともかく、東場南場だけの半荘勝負では、まったく意味が無か行為
 やけん、先鋒戦から続いてるこの流れなら違ってくる!)

 治水で綺麗に分けられた『色』、そしてそれに沿って作り上げた対子場……。

哩(牌ば晒して、相手を退かせる事には成功した
 そして、1~3局ば使って極端な対子場ば作る事にも成功した
 後は作り上げた場を信じて引くだけやけん!
 この程度の掛けに勝てんようでは、新道寺のエースなんて口が裂けても言えんとね!!!)ガッ!

哩「ツモ!清一、トイトイ、タンヤオ、ドラ5で丁度13飜の数え役満!
                   8,000の16,000点!!!」

【八 二二二 五(赤)五五 六六六 ■四四■】八  表示牌七七


哩「……ふぅ」

哩(ちょっと出来過ぎの結果かもしれんけど……それだけ龍門渕の治水が凄かったいう事やろな……)

煌「やりましたね、部長!」

哩「おう、このまま後半戦も勝つとよ!」


 勝負はそこで付いたと言っても過言ではないだろう。
 後半戦も、この対子場を見事に操りきった哩さんが制し
 中堅戦は、俺達の勝利となったのだった。



京太郎「哩さん、煌さん、ありがとうございます!」

煌「良いって事ですよー」

哩「それに私達に出来たんは、繋げる事だけばい。
 二回戦へ進む為の決着は任せたけん、……気合入れて行きんしゃい!」

京太郎「はい!」



※言い訳
初めての闘牌シーンなので、色々ツッコミあるでしょう……ゴメンナサイ!
あれですわ、点数のつじつまを合わせるだけで精一杯ですよ……
普通に書いてる人、マジに尊敬します。


■裏での計算
煌はデジタルなのでオカルトの美穂子相手に1.5倍の4860点攻撃
哩は感性なので相性補正無し、エースや差込で補正し、末尾奇数なので同じく美穂子に19440点攻撃。
合計で24300で、キャプテンは飛びとなりました。

詳細
煌:72*90/2(差込Ⅱ)*1.5(相性)=4860
哩:96*90*1.5(エース)*1.5(差込Ⅱ)=19440

雀力*コンマ十の位*相性=攻撃点数


と、此処で痛恨のミスが発覚。
持ち点て最初の方で25,000とか言いましたよね
なんで24,300でキャップが飛ぶんだよ……。
まあ、申し訳ないですが、このまま進めさせてくださいw
あと、テキトーに考えたせいで煩雑なシステムになってしまいましたね
もっと簡潔にせねば……。

京太郎「一対一、これで勝負が決まるのか……」ゴクリッ

智美「ワハハー、責任重大だなー」ワハハ

■大将戦、前半!

▼智美:55:ノーマル:一般
安価コンマ+1

▼京太郎:63:デジタル:アベレージ
安価コンマ+2

■大将戦、後半!

▼智美:55:ノーマル:一般
安価コンマ+3

▼京太郎:63:デジタル:アベレージ
安価コンマ+4


オーラス

智美「ワハハ!ツモ!」

京太郎「そ、そんな……負けただなんて……」グニャアアッ

智美「ワハハハハハッ!」


 ………………
 
 …………
 
 ……

 ワハハハハハ!

「うう、笑うな……笑わないでくれ……」

「おい、京太郎、おいってば!」グイッ

「ハッ!……ここは?」

「休憩が終わったら、すぐに大将戦だぞ?うなされていたようだが、大丈夫か?」

「あ……夢か……」

(この敗北を現実の物にしない為にも……気合を入れなおして行くぞ!)

>>京太郎は夢の仲で智美と勝負した。
>>智美対策を手に入れた……点数に、1.2倍の補正が付きます。

■大将戦、半荘!

▼智美:55:ノーマル:一般
安価コンマ+1

▼京太郎:63:デジタル:アベレージ・智美対策
安価コンマ+2

麻雀飛ばしたら?負けても単に繰り返すだけとかだれるだけだぞ

>>458
飛ばすのって麻雀描写部分ですかね?それともコンマ勝負部分かな?
3回負けたら終りなので、緊張感はそこそこあるかなーと思ってたのですが
見てる方はそうでもないのかな?いやー、難しいもんですねww何も考えずにスレ立てた報いかなww

麻雀描写の方だったら、全員やり直しじゃなくて大将戦だけにしたのですが
くどかったゴメンね、面白くないのは方式よりも俺の力量のせいかとww

良い改善案出せなくてサーセン><
多分このスレは、このまま突き進みそうです、ゴメンね。

■大将戦

京太郎「よろしくお願いします!」

智美「うむ、こちらこそよろしくお願いするぞ」ワハハ

 カチャカチャ、ターンッ!←(山とドラ表示の音)

京太郎(とうとう始った大将戦!これまでの全部を全て出して頑張るぞ!)

智美(東場に親が二回も回って来るのか……練習はしたけど、違和感は残るな……)

 試合は、俺達に相応しく……地味に始った。

京太郎「ツモ、平和のみ1,500点です」

智美「ワハハ、ロン!……しかし役牌のみだ!」ワハハ

 その後も二人しか居ないのに流局したり、無駄に焦って鳴いて点数を低くしたり……だった。

京太郎「……フゥ」ジットリ

智美「……ワハハ、流石に疲れるな~」

 前半戦終了時、微差で俺の方が上だった。
 だがしかし順位点なんてものは無いから、何時逆転されてもおかしくはない程度の差だ。


 後半戦。

 タンッ……タンッ……タンッ。

 何故だろう……手が進まない。

 既に治水の影響は無くなり、相手も能力を持っていない蒲原さんだ
 何かに影響される要素は無い筈なのに……。

 まあ、対戦者の蒲原さんの手も遅そうなのが不幸中の幸いだ。

 タンッ……タンッ……タンッ。
 ジリジリと場が進んで行く。

蒲原「……ノーテン」

京太郎「こちらもノーテンです」


 オーラスになる。
 最後の最後に来ても、点差はわずか1800点。軽いワンチャンスで逆転される点差だ。

【二八九①②③⑦12發白南南】

 中々の配牌だ、チャンタにダブ南、三色まで見える程だ。
 以前の俺なら此処で『オーラスで軽く上がりたい時に限ってこれかよ……』そんな風に腐っていただろう。

 しかし、例え重くても、対面から出そうに無くても
 それでも先に進める手が入ったのだ、本物の魔物たちと戦った時のように
 進んでも進んでも手が伸びない、そんな絶望感の中で戦わなくてもいいのだ。

京太郎「……フッ」ニヤリ

蒲原「?」

 少なくても自分の手で決められるチャンスはあるのだ
 ……これで諦めちゃ、雀士じゃねえ!


【二二八九①②③12發發南南】北

 此処で何を切るか……。

 蒲原さんも、すでに中を鳴いて、役牌の特急券を確保済みだ……。

 重くて出そうに無い、南を落としていくか?
 それとも手が三色に成りたがってるのを察して八九を切るか?
 それとも喰って和了る為に、二落としのチャンタを狙うか?

 デジタルとしての正解はあるだろう……
 しかい、負けたら終わりのトーナメント、ここで、この局での正解を選ばなければいけない。

 俺は…………。

よければ何を切るか、書き込んでくれると参考になってありがたいです。
俺は二を落として、一二三が来て裏目る事多いですw

しまった!北忘れてた!


 部キャプ大学時代。


久「ねえ、まだその目の色コンプレックスなの?」

美穂子「えーと……、そうですね以前ほどは気にならなくなったんですが
 それでも初めて会った人に説明する時とか、すれ違って人に驚いた顔をされるのは
 やはりちょっと、疲れちゃう……かな」

久「ん~……気にし過ぎだとは思うけど、そうねそれならコンタクトにしてみたら?」

美穂子「はい?」キョトンッ

久「あー、説明足らなかったわね。カラーコンタクトよ、カラーコンタクト。
 色付きのコンタクトを入れれば、両方を同じ色にする事も出来るのよ」

美穂子「そ、それは凄いですね!……まさかそこまで科学が進歩してたなんて知りませんでした!」

久「あはは……(科学っていうもんでもないけどね)」

久「けど、美穂子の綺麗な目に使う物なんだから
 ちゃんとした眼科で検査してからの方が良いわね」

美穂子「そうですね、キッチリした所の方が安心です」

久「そうそう、そう言えば評判の良い眼科を龍門渕の眼鏡ッ子から聞いたんだった……え~と、確か……」


美穂子「そんなこんなで、私は今眼科に居ます。
 詳しく言うと、眼科ではなく眼科専門の病院です」

美穂子「わあ~、目の治療だけでこれほど大きな病院を建てられるなんて凄いです。
 これは長野には無い規模です」※久、美穂子は東京の大学に進学しました。

 ドンッ。

美穂子「キャッ!」

?「うわっ」ドタッ

美穂子「す、すいません!大丈夫ですか!?」

 私は一人の男性とぶつかってしまいました。
 普段ならば、小柄な私の方が跳ね飛ばされるのですが
 今回ぶつかった男の人は、とても細く、そして私が言うのもあれですが
 あまり、運動神経もよろしくないようで……ぶつかった拍子に、尻餅を付いていました。

?「ああ、問題無い大丈夫だ」

 彼が余りにも細く華奢だったせいでしょうか?
 あまり男性と言う雰囲気がせず、人見知りのはずの私が、その後
 話しこんでしまったのです。


美穂子「ルルーシュさんは、目のご病気か何かでこちらに?」

ルル「いや、病気では無いんだ……ちょっと不注意でコンタクトレンズを壊してしまってね
 特注品な物だから、この近辺ではこの病院でしか取り扱ってなくてね」

美穂子「奇遇ですね。私もこんたくとれんずの為に此処に来たんですよ」

ルル「へぇ~、綺麗な目をしているのに、視力は悪いのか勿体無い」

美穂子「へっ!?き、きれいでひゅか???」ボッ





久「ちょっと、単なるナンパ男じゃない、それがどうしてこの状況につながるのよ」イライラ

美穂子「そ、それが、診察室でちょっとしたとらぶるがありまして……」

久(チッ……病院で悪い虫が付くなんて……。私も講義をブッチして付いていけばよかったわね)


ルル「それにしても混んでるな。これじゃ診察はだいぶ先かな」

美穂子「そうですね、私は知らなかったんですが、この病院はとても有名らしいですし」

ルル(ラクシャータの知り合いの癖に、普通に経営を出来ているのか……少しは安心して診察を受けられそうだな)

 グワガシャグワワワアアアアンッ!!!

「きゃあっ!」「うわた!?な、何事だ!?」

『我々は"日本開放戦線グレート”だ!』

美穂子「はい???」

ルル「くっ!(お忍びの方が安全とか言う魔女の言葉を信じた俺が馬鹿だったか!)」

『我々は真に日本を独立させる為に、この病院を拠点として接収させてもらう!光栄に思うがいいぞ!!!』
 わーわー!ぎゃーぎゃー!

『静まれ!静まらないと同じ同胞とはいえ、容赦はせんぞ!』

『まあ待て、これだけ大きな病院なら、あの傲慢で卑劣なブリタニア人も居るだろう』

『ははぁん、なるほど。見せしめにすると共にブリタニア本国に対するメッセージにもなると言うわけですな』

美穂子「そ、そんな……見せしめなんて……」ガクガクブルブル

ルル「……チッ」


『隊長!ブリタニア人らしき女を見つけました!』

美穂子「きゃあああ!」

ルル(しまった!自分が見つかって近付けば操るのに都合が良いと楽観して
  傍に自分よりもブリタニア人の特徴を持った相手が居る事を失念していた!)

美穂子「わ、わ、私は日本人です……日本人なんです……」ガチガチ

『フン、みっともないなブリタニアの女よ、土壇場で見え透いた嘘を付くなぞ所詮は肥えた豚と言う事か』

『ふひひっ、最初は俺にやらせてくださいよ!』

『……しょうがないな、あまり汚すなよ』

ルル(クッ!悩んでいる暇も無いっ!)

ルル「貴様らこっちを見ろ!」

ルル「俺こそがお前等の探している、正真正銘のブリタニア人だ!」←いつものポーズ

『!?』

ルル(フハハハハッ!馬鹿め!こっちを見たな!!!)

ルル「(ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!)ボソッ
  お願いです兵隊さん!僕たち市民を全力で逃がしてください!」キュィイイイイインッ

『『…………はい』』

『ばっかもーん!市民を人質に取るとは何たる事だ!』
『隊長が考えた作戦ですよ!俺は嫌だったんですよね』
『さあ皆さん、こちらからお逃げ下さい!』
『勤務されている皆さんも市民だ!全力で逃がすぞ』
『『オー!!!』』

美穂子「……」ボー

ルル「おい、大丈夫か?」

美穂子「……」ボー

ルル「急な展開で驚いているのは分かるが、奴らの仲間が増える前に逃げ出さないと……むっ?これは!?」

美穂子「…………」キュィイイイイインッ


久「それで、こうなったわけ……と」

美穂子「はい、その……私にもよく分からないのですが……
 ルルーシュさんが言うには、私が持っていた目の能力が、その……えーと」

ルル「王の力だ」

美穂子「はい、その王の力と似通っていた為に、共鳴してしまい移ってしまったのではないかと……」

久「まあ、その王だか女王だかの力は良いとしても……」

ルル「良くは無い、情報はキチンと適切に扱うべきものだ」

久「なんでアンタまで私達の部屋に居るのよ!それが一番の問題なのよ!」

ルル「しかたあるまい、半分とは言え俺の能力が移ったのだ、この力はとても危険だ。
 簡単に放っておける代物ではない」

久「放っておいて欲しかったわ……」

ルル「それに、これからの事を考えたら、力を十全にして置くに越した事は無いからな。
 早急にギアスを返してもらわなければならん」

久「これからの事って何よ?」

ルル「フハハハッ!それは言えんな!」

久「イチイチ叫ぶなーーーー!」





美穂子「……あはははっ」

美穂子(これから、……どうなってしまうのでしょうか)

 カンッ!


美穂子「おはようございます上埜さん」

久「もう~、久って呼んでよね~」

美穂子「そ、そうでした……おはようございます、ひ、久さん///」

久「……」

美穂子「久さん?」キュィイイイン

美穂子「あっ!寝る前にギアスこんたくとを、外したままでした!」ワタワタ

美穂子「……」

美穂子「……でも、止まってる久さんも綺麗です」ポー

美穂子「えっと、今なら何を命令しても受け止めてくれるんですよね……」キュィイイイイン

………………
…………
……

久「ハッ!……此処は!?」

美穂子「はふ~♪」

久(意識が途絶えたと思ったら、何時の間にか美穂子を膝枕して頭を撫でていた……
  何の事か分からないと思うけど、私もそんなオカルトありえry)

美穂子「えへへ~♪」

久「……ふふっ」

久(まあ、美穂子が可愛いからいっか!)

 カンッ!


 その年のインハイ。

ジェレ「アッシュフォード学園先鋒、ジェレミア・ゴットバル子……17歳です」ズーン

すこやん「ちょっとアレって、女装したおと―――もががっ!?」

こーこ(ダメだよ!あの学校についてはディートハルト報道局長直々にアンタッチャブルだって言い含められてるんだから!スルーしてスルー!)ボソボソ

すこやん(えー!どういう事なの!?私は大人の事情なんかに屈しないよ!)

こーこ(アラフォーが何言ってるの!)

すこやん『アラサーだよ!』←大音量

こーこ「あっ」

すこやん「あっ」



シュナイゼル「やれやれ、日本人は奥ゆかしいと思っていたのだが、存外騒がしい気質なのかな?」



ジェレ(ふふっ、日本とは素晴しい国だな。何故17歳かは分からなかったが、
 この年齢に限っては、見た目や実年齢が何だろうと、年齢詐称しても咎められないのだからな。

 ふむ、これが『スパイ天国日本』と言われるゆえんかもしれん。
 まあ何にせよ、これで麻雀をやっている女性に拉致をされてしまった我が君を探す手立てが掴める。
 待っていてください、我が君よ!)


ルル「なっ!何故ジェレミアが麻雀の大会に!?しかも女装して出場だと???訳が分からんぞ!!!」

久「ちょ、どうしたのよ?」

ルル「……ハッ!(貴賓席にシュナイゼルが居る、……つまりそういう事か!)」

美穂子「……」オロオロ

ルル「……おのれシュナイゼル!」



衣「ふっ、面妖な輩だが、衣についてこれるかな?」ゴッ

玄「あわわわ、なんでオレンジの仮面を付けた人が!?」

怜「……麻雀や、……麻雀に専念するんや……気にしたら負けや……」←現実逃避

ジェレ「忠義の嵐!」キュィイイイン!

衣「なっ!衣のてが……ぜんぜんすすまないなんて……」グスグス

玄「ドラが来ない!?」

怜「怜ちゃんなのに時が見えへん!?」←まだ余裕がある

ジェレ(これ程までに多種多様なギアスの使い手が居るとは……
 やはりこの大会に目を付けたのは間違いなかった!お救いしますぞマイロード!!!)



ルル「くっ!我が部下を、TVも入っている大衆の面前でこれほどの醜態を晒させるとは……おのれシュナイゼル!」


 今度こそカンッ!
 次から、普通の更新に戻ります。


京太郎「……」北タンッ

 いや、普通に来た牌次第でいこう。
 俺は凡人だ、それは自分自身が痛いほどに知っている。

 だから、自分が出来る範囲内で頑張るしかない。
 しかしその為に、自分が出来る範囲を必死で広げるしかないんだ!

智美「……ワハハ」タンッ

京太郎「?」

智美「いや、勝ち負けを決める勝負を……馬鹿にするつもりはないんだが
 君や私のような、一般人が決める事になるのかと思ったら……何と言うか」

京太郎「……」

智美「とても恐いのと同時に、何故か笑えてしまってな」ワハハー

京太郎「何となく……分かりますよ」

智美「……ふっ、君とはもう少し打っていたい気分だ。……だが」

京太郎「そうですね、もうすぐこの時間も終わってしまいますね」タンッ

 巡目も進み……もう俺も蒲原さんも張っている。
 まだ咲や和の様な、全てを俯瞰から見下ろすような読みは出来ていないが
 勘違いかもしれないけど、空気が互いにもう自分の当たり牌を引くだけの勝負だと教えてくれている。

智美「……うん」

智美「自分と同じ位の実力者と打つというのは、楽しいものだな」

京太郎「……そうですね……そうかもしれません」

 もし蒲原先輩が同じ部に居たら、どうなっていたのだろう?
 もしかしたら、俺は今この大会には出ずに、部室で皆と和気藹々と打ってたのだろうか……。

智美「……」タンッ

京太郎「……」タンッ

 いや、何の意味も無い仮定だ。
 今俺がやらなければいけないのは、自分が和了ることだけだ。

 自分を信じるなんて、意味の無い事には縋らない。
 蒲原さんの当たり牌らしきものが来たら、降りて、それでも和了れる道を探すだけだ。
 とにかくもう、俺は前に進むしか……無いのだから!


 そして巡目も、残り数牌を数える程に減った時……。

京太郎「……」ギュッ

智美「……フッ」

京太郎「ツモ!3飜40符で5,200です!」

 何のドラマ性も無く、普通に……普通の麻雀で終わりは来た。

智美「……おめでとう。楽しかったよ」ワハハー

京太郎「こちらこそ……ありがとうございました」

 だが、普通の、普通の打ち手の蒲原さんと何の能力も無い俺、その二人の何の変哲も派手さも無い麻雀。
 だけど……そんな普通の麻雀だったのに、……いや、だからこそか
 俺は麻雀の楽しさを再確認する事が、出来た気がしたんだ。



やえ「やったな京太郎!」

ゆみ「智美には悪いが、勝ててよかった。次も頑張ろうな」

京太郎「ありがとうございます!……ってアレ?煌さん、居ないんですか?」

哩「ああ花田やったら、昔の知り合いに呼ばれて、ちょっと席ば外しちょる」

京太郎「昔の知り合い?」


>>京太郎たちは1回戦を突破した。
>>京太郎は雀力が2上がった。哩、煌、ゆみ、やえは雀力が1上がった。


32チームだと優勝まで5回戦うので

決勝KY、準決勝清澄、三回戦姫子って事で2回戦目はブッチして自動的に勝った事にしたいと思います。
なので次は三回戦、チーム姫子との戦闘になります。


▼チーム姫子
鶴田姫子 85 オカルト 独りザベーション(後半はコンマ勝負ではなく、前半の1.9倍の点数になる)
愛宕絹恵 75 ノーマル 準エース
亦野誠子 78 オカルト 爆釣(コンマが3の倍数の場合、攻撃力2倍)

いちご    80 ノーマル 準エース
井上純   75 感 性  一般

▼オーダー
先鋒:純&ちゃちゃのん
中堅:絹恵&誠子
大将:姫子


■安価:対チーム姫子用オーダー

1:先鋒:やえ&煌 中堅:京太郎&ゆみ 大将:哩

2:先鋒:やえ&哩 中堅:京太郎&煌 大将:ゆみ

3:先鋒:ゆみ&やえ 中堅:哩&煌 大将:京太郎

4:先鋒:京太郎&ゆみ 中堅:哩&煌 大将:やえ

5:自由安価

※相性的に姫子(オカルト)に有利なのはデジタルの煌、京太郎。相性が悪いのは、ゆみ、哩。
ただまあ、グランドマスターの例もあるので、コンマに差が出れば全て関係なくなります。LVを上げて物理で殴れば解決です。

■安価は18:05過ぎの最初のコメント。違った場合は↓にズレていきます。

やり直しありの安価てつまらんよな
それなら最初から展開考えたらいいのに

1

>>486
あざっす!

>>485
ごめんね、俺が見てきた安価ってゲームオーバーなっても
だいたいやり直してたから、普通の事だと思ってた。
あと、設定がきつ過ぎると荒れるかなーとも。
次に安価立てる時は参考にさせてもらいます。

煌「いやー、まさか大会でムロマホの二人に会えるとは思いませんでした」

煌「優希達とも大会が終った後で会う約束が出来ましたし、この大会に出れて良かったですよ。
 京太郎君様様ですね~」ルン

 「……」ザンッ

煌「あ、貴方は……!」

 「……」





 ガッチャ☆

京太郎「煌さん、おかえりなさい」

哩「久しぶりの再開だったんだ、もう少し長くおってもよかったんやぞ?」

煌「あ、それなら大会後に時間を取る事になりまして」

哩「そうかそうか、その方がゆっくりと出来るからよかね」

煌「あのそれで部長、ちょっといいですか?」

哩「?」





煌「この控え室に戻る途中で姫子に会ったんですよ、それで伝言を承りまして……」

哩「……そうか……姫子は何て言うたんや?」

煌「『次の戦い、私は大将で出ます』……と、これを部長に伝える様に頼まれました」

哩「そうか、分かったとよ」

煌(……二人に何が会ったのかは分かりません。
 しかし、これが決裂ではなく二人が前に進む為の物であれば、良いのですが……)

 チーム姫子控え室。


純「じゃあ行って来るぜ」

いちご「うちも頑張る!拾ってくれた恩は絶対に返すんよ!」

姫子「私ん事は気にせんと、悔いの無い様に気張ってくれればよか」

純「まあそう言うなよ、誰かの為にってのも意外とモチベーションになるもんだぜ」

いちご「そうなんじゃ!ちゃちゃのんは誰かの為に戦う方が力が入るけんね!」

姫子「ほうか、ほんなら……私の為に頑張って、純!いちご!」

「「おう(じゃ)」」


純(あの時……、俺はこのままボディーガードの様な、衣のお守りの様な、そんな中途半端な位置づけのメイドを続けるか
 それとも新たな道を探すべきか……頭が悪いくせに悩んで、カッコ悪いのが嫌で仲間にそんな姿を見せたくなくて
 街で燻ぶって、荒れていた……。
 そんな時だったな、姫子、お前に声を掛けられたのは……)


いちご(インハイでうちはトップじゃったのに、大量失点をして、結局それが敗因になって敗退……
 地元限定とは言え、ネットでアイドルとして扱われていたうちは、必要以上に負けた事を騒がれてしもうて
 家にも学校にも居場所がなくなったんじゃ……。
 そんな時に、誠子と出会って、そして姫子と会う事が出来た……。
 お互いに自分が抱え込んでいる事を話し合って、それようやくうちも前を向く事が出来たんじゃ
 だから、今度は……)


 純 「俺が姫子を助ける番だぜ!」
いちご「うちが姫子を助ける番なんじゃ!」

■先鋒戦!

▼煌:73:デジタル:差し込みⅡ☆
安価コンマ+1

▼やえ:84:ノーマル:エース☆
安価コンマ+2

▼いちご:80:ノーマル:準エース☆
安価コンマ+3

▼純: 75:感性:一般
安価コンマ+4


※安価8回はやっぱ大変なので
半荘一回としてテストしてみます。

煌「よろしくお願いします」

純「おう、よろしくな」

やえ「フッ、威勢が良いな。よろしく頼む」

いちご「よ、よろしくじゃけえ!」フンス



京太郎「煌さん、やえさん、頑張ってください!」

 俺は二人の勝利を祈った。
 だけど、当然の様に相手側も仲間の勝利を願っているのだろう。

哩「……」

哩(皆に無理ば言って、ならせてもらろうた大将戦。
 私は、姫子に何かば伝えるん事が出来るだろうか?
 私は、姫子の思いば感じ取る事が出来るだろうか……)




姫子「……」ギュッ

姫子(純、いちご……、私ば部長と戦わせて……頼むけん!)


純「ポンッ!」ガッ

煌「すばっ!?」

純(俺はこのまま麻雀を続けても、どんどん先に進んで行く潜在能力の高い透華や
 そして現時点ですら、相手にもなる事が出来ない衣……、この二人には一生追いつく事が出来ないかもしれない)

いちご「……③」タンッ

純「チー!」ダンッ

純(しかしだからと言って、それを逃げ口上にして
 アイツラから、大切な仲間から逃げるわけには行かねえ!)

やえ「……こっちだって負けられないのだ!」ダンッ

純「……クッ!」

純(強い所を通しやがる……けど、勝負所!引くわけには行かねえ!)



いちご「……」

いちご(……こん捨牌、純だけやなく対面の小走さんも張っちゅうな)

いちご「……」タンッ

いちご(ちゃちゃのんも一向聴やけど、此処は引いて純に任せるんじゃ)

いちご(姫松に狙い撃ちされた後遺症、ちゃちゃのんは、まだ消し切れてないんじゃ……
 じゃけぇ、じゃからこそ、相手の待ちを抱えたままでも立ち向かえるように特訓したんじゃ!

 けど、そんなんは一朝一夕で出来るわけが無い……じゃから、一生を掛けて
 大学生リーグでも、社会人リーグでも、ずっと突き詰めていって自分の武器まで仕立て上げるんじゃ!
 じゃから今は降りる!完璧に守備を極めてから攻められる爆守備を身に付けるんじゃ!)

やえ「……クッ!」

やえ(引けない!②⑤⑧の三面張なのに引けない……これは亜空間戦法をしまくってる
   上家の井上と待ちが被ってるのかもしれないな)


………………

…………

……


 そして、それぞれの思いを飲み込んだまま場は進み
 ……決着が付いた。

純「ロンッ!」

煌「ええっ!?」スバラクナイ!

純「3飜50符……6,400点で、ちょうど逆転だぜ!」




煌「スイマセン」ショボーン

やえ「スマン、負けてしまった」

京太郎「そ、そんなに落ち込まないで下さいよ」

ゆみ「そうだぞ、少し頼りないかもしれないが、私達にも頼ってくれ」

京太郎「そうですよ、良い見せ場を貰いましたからね。カッコいい所見せますよ!」

哩「そうだぞ。ゆみと京太郎を信じて待つぞ、花田、小走!」

煌「ぶ、部長」スバラ!

やえ「うむ、期待しているぞ、京太郎!ゆみ!」


京太郎「……よし!」

 今までは皆におんぶに抱っこだった。
 けど此処で、皆で先に進むために、少しでも長くチームで居る為に……絶対に勝つ!



 たとえ今日だけの……数時間後には必ず終わってしまうチームだとしても……。

■裏計算


73*80/2=2920 純へ攻撃

やえ
84*40*1.5*1.5=7560 いちごへ攻撃

いちご
80*50*1.3=5200 やえへ攻撃


75*60=4500 煌へ攻撃 感性からデジタルへ1.5倍=6750

▼チーム京太郎攻撃力
2920+7560=10480
▼チーム京太郎
残点数:38050

▼チーム姫子攻撃力
5200+6750=11950
▼チーム姫子
残点数:39520


敗因:煌の差込は、味方のコンマが高くないと効果が薄いので&純の点数が相性で更に伸びたから。

■中堅戦!

▼京太郎:65:デジタル:アベレージ
安価コンマ+1

▼ゆみ:75:感性:強敵警戒
安価コンマ+2

▼誠子:78:オカルト:爆釣
安価コンマ+3

▼絹恵:75:ノーマル:準エース☆
安価コンマ+4

京太郎「ツモ!メンタンピンツモで1,300の2,600!」

誠子「くうっ!」

絹恵「決めれへんかった……」

ゆみ「これで1対1、……後は哩と敵の大将との一騎打ちだな」



※誠子さんの点数が高かったら、マイナス59400点のトラウマと戦う話しになっていました。
絹恵の点数が高かったら、姉を追う事に対する葛藤、姉離れと自分だけの武器のお話し。
次が本番なので、サラッとしてゴメンねw

■裏計算

▼京太郎
65*90=5850 誠子

▼ゆみ
75*50=3750 誠子

▼誠子
78*10=780*1.5(相性)/2(警戒防御)=585 ゆみ

▼絹恵
75*60=4500*1.3(準エース)=5800 京太郎

チーム京太郎攻撃力
9600

チーム姫子攻撃力
6385


アナウンス『1対1で迎えた大将戦!
 戦うのは同じ新道寺女子の生徒、白水哩選手VS鶴田姫子選手です!』



哩「よろしくお願いします」

姫子「よろしく……です」ギュッ



京太郎「……あの、二人とも同じ部活の先輩後輩なんですよね?」

煌「はい、そうですよ」

京太郎「けど、……何か雰囲気重くないですか?」

煌「まあ、色々あるって事ですよ」

京太郎「……はあ?」

煌(二人とも、まだ高校生ですからね。
 色々ぶつかって分かり合う、それは、すばらな事だと思いますよ。
 そう思いませんか?ねえ……姫子、部長)

■大将戦!

▼哩:97:感性:エース、アベレージ
姫子:85:オカルト:独りザベーション

安価コンマ+1
哩前半戦

安価コンマ+2
姫子前半戦

安価コンマ+3
哩後半戦

安価コンマ:無し、前半戦コンマの倍
姫子後半戦


※姫子のオカルトが卑怯なので、哩のエースは一番高いコンマに自動適応。
相性もキツイ事になると思いますが、そのまま……かな。
出来れば知り合いなので、無しにしたいですが……。

あざっす><

ちょっと再戦の簡略化の方法考えてきます。

えーと、大変申し訳ないのですが
哩、姫子戦は、哩が勝った場合と負けた場合、両方書くのはキツイので
先に勝敗を決定させようと思います。

それにまあ、普通に三回負ける可能性も結構高いですし。

■再戦用コンマ募集

▼先鋒戦
煌&やえ
安価コンマ+1

いちご&純
安価コンマ+2

▼中堅戦
京太郎&ゆみ
安価コンマ+3

誠子&絹恵
安価コンマ+4

▼大将戦

安価コンマ+5
安価コンマ+6

姫子
安価コンマ+7
安価コンマ+7*2


※対チーム姫子補正で、煌の差込Ⅱを1.5→1.8 哩の相性を、姫子相手にマイナス補正無しに
此処までしても、負ける時は負ける……でしょう。
このまま三回負けたら、落ちぶれ京太郎SSっぽいのに移行しようかと思います。

ありがとうございます
連続で安価募集するのもアレなんで

では、また明日か明後日にでも~。

ちょっち長いけど、和ルート投下します。


 対清澄、大将戦で京太郎VS和。勝った方が勝ち上がり。





■南三局


京太郎「クッ!」

京太郎(流石和だ、速い。
 ……もっとも正しい最適解を選んで進んでいく速さは、とても高1とは思えないほどだ
 いや、TVで見るプロと比べても、最適解の速さだけなら遜色は無いように見える)

和(ゴメンなさい須賀君、私は貴方を傷付けてしまいました。
 私はきっと、知らず知らずのうちに初心者である須賀君を見下していたのかもしれません。
 だからあんな……手を抜いて須賀君を勝たせる様な……
 本当に馬鹿な真似をしてしまったのでしょう)

和「……」タンッ

和(だからこそ、この大会―――この今の対局に全力を尽くします!
 勝手ですが……全身全霊で戦い、それを謝罪とさせてもらいます!
 
 ……そう、それで決定的に須賀君に嫌われたとしても……です)



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四月



「こんにちは~、見学させてもらっていいでしょうか!」

 初めて見た時の印象は良くありませんでした
 いえ、正直に言えば最悪に近いものがありました。

 顔はそうでもありませんが、背が高くて声が大きくて男性的
 そして馴れ馴れしい性格で、初めてだというのに
 私にも皆にも馴れ馴れしく話し掛けて、あっという間に仲良くなってしまいました。

 ……そうですね、これは中々人と仲良くなれない私の僻みかもしれません
 けど、その時の私は、金髪で馴れ馴れしい性格の彼が
 遊び呆けて他人の迷惑を考えず、自分の権利だけを押し付ける
 そういった人たちと同じ様に見えました。

 初めて会って、そして録に会話もせずに居たのに
 本当に勝手な話しです……。



「あ~あ」
 私と優希、そして須賀君が入部届けを出してから数日経った頃です
「どうにかならないかしらね~」
 部長、……学生議会長でもある竹井久先輩がため息を付きながら上を見上げた。

「部長、どうしたっぽ?」
「いやさー、今年は和と優希、2人も入ってくれたじゃん」
「おう、期待の新戦力だじぇ!」
「だからさー、もう一人入って団体戦に出れないかなーって思ってね……」
「そうですね、後一人ですもんね」

 私達が入った、この清澄麻雀部は部長である竹井先輩の他に、2年生の染谷まこ先輩がいる。

 その二人は、団体戦に出たいものの、部長は学生議会
 染谷先輩は家の家業のお手伝いがあり、部活の勧誘が満足には出来なかったそうなのです。
 実際私と優希も、麻雀部の勧誘行動は、体育館での部活紹介くらいでしか見かけませんでした。

 その為か、私達二人が入ると言った時は、とても喜んで下さりました。

「そうですよね、女子の方はもう一人で5人揃いますもんねー」
「なにー、一人だけ男子で寂しくなっちゃったのかな?ねえ、須賀く~ん」
「いや、そういうわけじゃ」
「こんな美少女たちに囲まれて、そんな事言うなんて生意気だじぇー!」ウリウリ
「うおっ!こめかみをグリグリするなよ、このタコス女!」
「なんだとー!」

 この時の言葉は、随分後になるまで気が付きませんでした。

「おっまたせー!カモ連れてきたぞ、カモ!」

 そうなんです、須賀君はこの会話の次の日に、自分が知る麻雀が出来る女子
 そう、宮永咲さんを連れてきてくれたのです。

 須賀君の事が分からなかったあの頃ならともかく、今なら偶然を装って
 部の為に、団体戦に拘る部長の為に咲さんを連れてきてくれた事が分かります。

 そう、彼は何時も優しかった。



「よーし!今日は大掃除するわよー!」

「こういうのって、新入生が入る前にやるもんじゃないのか?」

「うっ!し、仕方が無いじゃない。私とまこだけってのは流石に大変なのよ……」

「部長、雀卓端っこに避けときますねー」

「おっ、さっすが須賀君、頼りになるー」

「あ、あの私も」

「大丈夫、大丈夫、一人で持てるからさ。よっと!」

 こうして、一番大変な作業を真っ先に行動に移してくれて。



「ただいまだじぇー!」
 私達が合宿をして、帰ってきたら。

「……ぐあ~……ぐーぐー」

「もー、京ちゃんたら、こんな所で寝ちゃって!」プンプン

「のお久、これって」グイ

「何よまこ……あっ」

 私達が合宿をしてる間に、県内全ての高校の牌譜をコピーして
 勝率の高い順など、レギュラーになりそうな人をピックアップしたり。

 彼は「まあ、俺マージャン下手ですから、傾向も対策も立てられないんで、
 これくらいしか出来ませんでしたけどね」って、
 凄い頑張ったのはみえみえなのに、気楽そうに私達が気負わないように笑って言ってくれて……。

 県予選が終わった後も、全国大会の間も
 ずっとずっと、私達の影になって支えてくれた。

 私達がインハイ準優勝校になり、他の皆にちやほやしてされている間も
 周りが須賀君を邪魔者扱いしてるのを、気付かせないように何時も笑顔で居てくれた。

 なのに、私は須賀君にあんな顔をさせてしまった……。
 私が悪いのに、私のせいなに、怒りの後に、あんな苦しみと悲しみを混ぜたような
 後悔の顔をさせてしまった……。

 余りにも安易で、浅はかな行動。
 見た目では信じてもらえない事が多いですが、意地っ張りで頑固な私
 そんな私が、自分がやられたら一番嫌な事を須賀君にやってしまった。

 やった事は取り戻せはしない
 まだまだ子供の私でも、そんな事は分かる。

 けど、だからといって諦めるわけにはいかない
 何もせずに、これ以上須賀君を傷付けるわけにはいかない!

 精一杯、自分に出来る事をやらなきゃ駄目
 須賀君の為だけじゃない……、私自身の為にも。



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―――――――――――――――――――――――――――




京太郎「……」タンッ

 こちらの手を推測してその中から自分の和了る道を必死に探している
 ……須賀君は本当に成長しました。

和「……」タンッ

 私がやるべき事は、揺るがずに自分の信じるスタイルを貫く事
 以前の様に相手を無視したデジタルではなく
 河の情報、相手の鳴き、性格、全てを考慮した上での効率!
 人と相対する事を前提とした、新しい私だけのデジタル打ちを完成させる事!

京太郎「…………」タンッ

 須賀君が、少し迷った後に打った牌。
 そう、今の須賀君ならば正しい最適解の牌を打ってくれると『信じてました』。

和「ロン……3飜30符で5,200です」

 これで、私と須賀君の差は13,000点。



 そして、次はオーラス。
 慢心も油断もせずに、今の私を……須賀君に私を見てもらいます。

 その後に、嫌われたとしても……です。




 オーラス



 後半戦である南場のオーラス
 しかも親番は和であり、連荘は無理。

京太郎「……フフッ」ニヤリ

 正真正銘のラストチャンスか……身震いするほど笑えてくるぜ。
 頬を伝わる冷や汗さえも、心地良かった。

和「……ポンです」タンッ カシャッ

 この俺が、インターミドルチャンプであり
 インターハイ準優勝高である清澄マージャン部女子の中で、咲に次ぐナンバー2の原村和と
 ほぼ敗色濃厚とはいえ、互角に競い合えているのだ。

 部に入った頃の自分を考えれば、これはもう奇跡的な事だ。

 だけど、いやだからこそ、ここで満足するわけにはいかない。
 現実的といえなかったとして、カッコ悪い悪足掻きだとしても
 勝ち筋を、勝利への道を探さなくちゃいけない。

 カッコ悪い自分と決別する為に、麻雀を本当に好きだと自分自身へ胸を張って言えるようになる為に!



―――――――――――――――――――――――――――


―――――――――――――――――――――――――――



 俺は、仲の良い男友達とかに
 部に入った理由は、原村だろ?って言われた時は別に否定はしなかった。
 実際、何割かは本当だし、臆病な俺は、そう思われた方が良いと思ったからだ。


 俺は、今までダラダラと生きてきた。
 特別に頑張らなくても、それなりに生きてこれたからだ。

 また中学の時の事があって、目立つのが嫌いになっていたのが原因かもしれない
 目立てば目立つほど、頭の事……この金髪の事を言われるのが嫌だった。
 地毛である事をわざわざ証明するのも嫌だったし、何よりも俺が金髪である理由
 居なくなってしまった父親の事を喋るのがとても嫌だったからだ。

 だからヘラヘラと、金髪でも違和感の無いようにチャラチャラした態度と口調が見についてしまったのかもしれない
 だから何も言わずに傍に居てくれる咲の傍が心地良かったのかもしれない。


 最初に興味を覚えたのは入学して二日目の部活紹介の時だった
 二つ結びのおさげ、けど真面目で暗そうと言うより挑戦的な目が印象的な三年生
 彼女が麻雀部の部長と普通の高校の生徒会にあたる生徒議会の会長である事は、周りの声で分かった。

 全てがなあなあの俺のには、議会長をやりながら
 部活も部長になるほど熱心にやってる事が素直に、凄いなあと思えた。
 けどそれは、所詮は、他人事の子供のような感想であり
 ちょっと記憶に残った程度のものでしかなかった。


 そしてその次の日から、部活の勧誘期間に入り
 学校は一気に騒がしくなった。

 まだそれほど仲の良い友達の出来てなかった俺は
 高校の品揃えの良い図書館に填まっている咲を待ちながら
 校門前にズラッと並んだ各部活の勧誘や説明を、ブラブラと興味本位で眺めていた。

 その中に一つ、地味なスペースを見付けた
 そこに目が吸い寄せられたのは、部活紹介で気になった麻雀部だったからだろう。

 そこには髪がちょっとボサついた感じの眼鏡を掛けた女性が居て
 彼女は麻雀部と大きく書いたダンボールの前で、ビラを配っていた。

 なんとはなしに近付いた俺も、そのビラを貰った。
 そして見てみると、結構細かく、しかし見出しが上手く作ってあって
 各項目が見やすい物だった。

 俺は感心して熱心に見ていたんだろうな
 ビラを配っていた眼鏡の女性は
 『スマンな、詳しい説明したんじゃが、これから家の手伝いをせんと駄目なんじゃ』
 そう心底悪そうに謝って、ダンボールとビラを持って去っていった。

 この時にはもう、自覚はしていなかったものの
 心の奥底ではもう決めていたのだと思う。

 清澄での部活動は強制じゃないけど
 数日後、俺は麻雀部へ見学に行き、そしてその日に入部届けを貰ってから帰ったんだ。



―――――――――――――――――――――――――――



 きっかけなんて関係無い、今時分がどれだけ本気か
 それが重要だって事は自分でもわかってるし、他人に相談されたらそう答える。

 だけど、何となく興味を持って、そして入部する一員がおもちの大きな同級生だった
 まったく馬鹿らしい、笑えるような理由。
 その事が心に刺の様にまだ残っている。

 あれだけ頑張った雑用も、その引け目があったからかもしれない。

 けど、染谷先輩や和に指導してもらって
 咲や優希に打ってもらい、アドバイスを貰って。

 和が良かれとしてやってくれた事を、大げさに反応して部活から出て行ったり

 けど、そのおかげといっては何だけど、煌さん、哩さん、ゆみさん、やえさんに出会うことが出来て
 そして、こんな俺だけど、自分でも少しは成長したと思えるようになって……。

京太郎「……③切り、通るならリーチです」タンッ!

 普段なら絶対にやる事が無い、ドラ切りリーチ。
 しかしこの点差を覆す為には、俺よりも完璧な最適解を見つけ出す和相手には……
 最低限、この程度のリスクを背負わねば、逆転できる点差を、先に和了れる速さを作り出す事は出来ない!

 俺にはオカルトどころか、過去の牌譜を見返すと
 平均以下の裏ドラ率しか無いことが分かっている。
 強運どころか、弱運なのだ。

 だから、勝負に出る。
 なあなあで、これぐらい頑張ればいいや――と、そう思っていた自分と決別する為に
 これまで頑張っていた自分を信じてやる為に!


和「……」タンッ

 和は次の牌を引き、そしていらない牌を切った。
 つまり、俺のリーチは通ったのだ。

 ふぅ……安心したいが、相手は和だ、そうもいかない。
 かといって、もうリーチしてしまった俺は、何も出来る事が無い。

 どうする?神にでも祈るか?
 いや、九州の巫女さん軍団と違って、俺は本気で神なんて信じてないし、信じ切れないだろう。

 だから、俺はいままで手を貸してくれた色んな人を頭に思い浮かべながら牌をツモり、牌を切った。



 そして、数巡後…………。



和「……ロン、2飜20符――2000点です」

 それは、遠くの音の様に、コダマする様に俺の耳に響いた……。

 勝負は、当然だが、和の和了り止めで終わった。




 ……終わった。

京太郎「ありがとうございました」

 よし、声も震える事無く出せた。

和「……ありがとうございました」

 和の声の方が弱弱しかったが、俺は真っ直ぐに見れない。

京太郎「次、決勝戦頑張ってくれよな、応援してるからさ」

 俺はそう言って、逃げるように早足で対局室を出て行った。

京太郎「……ぐっ……ううっ」

 やるだけやったと思う。
 もっと上手い打ち回しが有ったかもしれないけど
 俺は、今の自分に出来る最善の選択肢選んで、打った、その事に間違いは無いと思う。

 だから、胸を張って……は言い過ぎかもしれないけど
 堂々と控え室に戻って、勝てなくてゴメンと謝れるはずだった。

 けど……

「ぐうっ……うううっ……」

 やはり勝ちたかった。
 今までの努力は間違いじゃなかったと、胸を張れる結果が欲しかった。

「へへっ……やっぱ、早足で逃げてきて正解だったな
 こんな無様な姿、和には見せられないもんな」

 俺は涙声で、出来るだけ気楽に聞こえるように
 自分で自分を騙せるように言った。

「ははっ、まったくカッコ悪いよなぁ……」

 本当に俺は馬鹿だ。
 自分の事で精一杯で、周りには全然気を使えていなかった。


「そんな事ありません、須賀君はかっこ悪くなんてありません」

 逃げてきた対局室側の通路には、見知った
 俺の麻雀の基礎を作ってくれた、同級生の姿があった。

「え?……な、なんで?」

「スイマセン……謝りたくて……」

 俺はボーっと和を見た。

「もしかしたら自分が楽になりたいだけなのかもしれませんが
 あの時、須賀君を見くびって、そして馬鹿な振込みをした事をどうしても謝りたかったんです

 ―――ゴメンなさい!」




「いや、あの時はショックだったけど
 今はもう、本当になんとも思ってないんだ」

「でも!」

「逆にさ……あれのおかげで、今のチームの人達に出会えて
 負けちゃったけど、俺は、俺なりに少し成長出来たと思うんだ」

「はい、さっきの対局の須賀君は凄かったです
 あれは牌の捲りあいで、たまたま私に運があっただけで
 互角の勝負でした」

「おいおい、そんなに褒めるなよ
 俺が調子に乗り易いって知ってるだろ?」

 俺は、自分自身が、もうそんな軽口が叩ける事に驚いていた。

「須賀君は……本当に頑張りました」

 誰でもない、一番多く俺の指導をやってくれた
 一番近くで俺を見ていてくれた人に言われたからかもしれない。

「本当に、強くなったと……さっきの対局で思いました」

 だから、こんなこんがらがった気持ちなのに……。


「私が言っても、信憑性は無いかもしれませんが
 本当に須賀君は凄かったです……あんなに強くなって……
 私は……本当に嬉しかった……です……」

 ああ、そうか、この気持ちは……。

「……」
「え?」

 俺は、何時の間にか、和を抱きしめていた。

「ありがとう、和にそう言ってもらえて
 本当に……うれしいよ」

 ゴメン、気持ち悪いかもしれないけど
 ちょっとだけ、もう少しの間だけ、こうさせていてくれ。

「……須賀君」ギュッ

 何故か和も俺の事を抱きしめ返してくれて……。



 実際は数分なんだろうけど
 永遠みたいな安らぎを、あの時覚えたんだ……。





 そして、10年後。

負けルートはこんな感じ
勝ちルートもあんまり変らないかな。

さて、次はチームメンバーのその後を適当に書いて
それを見て、希望が出たキャラを詳しく書いてみるかな。


 そして、10年後。



「パパーいってらっしゃ~い♪」

「おう、京子もお母さんの言う事を聞いて
 危ない事するんじゃないぞ」

「は~い♪」



 俺達は、高校を卒業した後
 大学の文学部に進んだ先を除いて、全員プロ入りした。

 もっとも、俺だけは1年浪人して、そしてやっと小さいクラブチームに
 何とか拾ってもらったんだけどね……。

 そして、今でも現役で……と言いたい所なんだけど
 俺のプロ現役歴は5年だった。
 これが長いか短いかは判らない。
 こういう事は、他人と比べても意味が無いと思うからだ。

 その後俺は、拾ってもらったチームの職員としてまたまた拾ってもらった
 本当に監督と事務長には頭が上がらない。

 まあ、清澄での雑用が活きたのかそれとも元々素養があったのか
 雑用の他に、マネージャー業や、寮のサポート役なんかも任せられた。
 え?やる幅が多すぎだって?

 ……やっぱ、雑用なのかな?

 あと、事務長には職員になった一年後にはもう
『お前には敵性があると、前々から思ってたんだ』等と言われた。
 ほんと、喜べばいいのか悲しめばいいのか分からない……w


 で、まあ、俺が人生を右往左往してる間に
 咲も大学卒業後はプロ入りしたし
 先にプロ入りしていた和と優希は、順調にキャリアを積んでいた。

 和は半年、優希は1年半でレギュラーになり
 ほんの少し俺を嫉妬させ、そしてその数倍誇らしく思わせてくれた。

 まあ、咲なんかは入った直後にレギュラー確定どこか
 エースになっちまったんだからなあ……
 ここだけの話し、ちょっと引いた。

 そして、冒頭に戻るのだが
 俺が職員になった2年目に、高校の頃から付き合っていた和と結婚したのだ。

 うぇっへっへ、今思い出してもプロポーズの時の事は赤面しちまう
 あっ、絶対にこの事は喋らねえからな!

 そしてまあ、結婚して子供も出来たってわけだ。

 現在の俺は、男子チーム女子チームの総マネージャー兼雑用だ。
 この雑用ってのを外して欲しいのだが、事務長は決して外してくれない……
『だって外したら、今の様に好き勝手に使えないじゃねえか』だとよ。

 ああ、俺は本当に上司に恵まれたなあ……ふぅ……。

 いやまあ、実際は好きでやってる部分が多いから
 問題なんか無いけどね。

 んでまあ、妻の和だけど、子供が生まれたのを機に
 俺が職員やってるチームに移籍してきて
 地元でやる対局メインに仕事をしている。

 一度は日本代表になった事も有るから
 俺は勿体無いから、公式リーグとかに参加したら?と言ったのだが
 「ふふっ、今はもっと大事な物がありますから、不満なんかありませんよ♪」
 なんて、満面の笑顔で言われたら、俺には返す言葉も無いんだよね。

 さてと、今日は日和も良いし
 元気にお仕事を頑張りますか!


 和ルート、カンッ!

放置期間長かったから、色々フラグ忘れてるかも
後、10年後に関しては完全即興なんで、変だったらゴメンね!

てきとーな概略



ゆみ 社会人リーグで京太郎と共に

やえ 全国を放浪し、京太郎がそれを本にして出したらベストセラーに

煌 京太郎は髪を黒く染め、普通のサラリーマンに
煌は専業主婦になるが、子供が中学に上がると同時に、近くの麻雀教室でパート先生になる。

哩 北海道リーグの誰も知り合いの居ない所で自分を鍛える。



雪降り過ぎ。


 仮面ライダーやえ!


 大会も終り、そして二学期も終わった冬休み。
 何故か俺は関西に居た。

京太郎「ホント、なんでなんだよ……」ブゥーン

やえ「何か言ったかー!」ウォンウォン

京太郎「……何でもないです!」

やえ「そうかー!もうすぐ『次』に着くから、狭いかもしれないが我慢してくれー!」

 風に負けない様に、やえさんが叫ぶ。

 そう、今俺はやえさんのバイクに繋がれたサイドカーに乗って
 武者修行の旅に付き合わされているのだった。



「後ひっかけの洋榎とはうちの事やでー!」
「フッ、笑止!二つ名などという恥ずかしい行為、後で後悔するぞ!」
 大阪では、最後に肩を抱き合うほどの親友を得たり。


「そ、それでな……おい、京太郎はそっちで待っててくれ」
「はい?」キョトン
(どうしたら、そんなにオモチがふくよかになるんでしょうか?)シンケン
(あらあら、うふふ♪)
 やえさんが九州の霞さんに熱心に何かを聞いていたり。


「いちごのようにぃ~かわいくてぇ~♪」
「……ふむ(自分のテーマソングか)」
「どうしました?」
「ふぁっ!?……べ、別に自分のテーマソングが欲しいなんてすこちも思ってなんかいないぞ!」
「はぁ?」


 ………………
 
 …………
 
 ……



 そして五年後……。




「ひぃあああああっ!?」

「!?」ビクッ!

「ふぁ、……ふぁい。あ、あじがどうございます……はい」カチャッ

「やえさん、どうしたんですか?」

 この時も俺は、やえさんと旅をしている途中だった。

「あ、あの、そのだな!」

「落ち着いて、……まず、何処からの電話だったんですか?」

「う、うん……『公式』からの電話だった」

「『公式』ですか!」


 日本最大の麻雀組織といえば、東日本にあるドラゴンリーグ、そして実力最強といえば西日本に本拠地を構えるタイガーリーグだが、その上に存在する組織がある。

 『オリンピック』や『WMU(世界麻雀連盟)』で行われる、世界的な大会へ出場する選手を選ぶ組織『日本麻雀公式連盟』である。
 なお、この組織及び、この組織が行う年間を通して行う試合を『公式』と略すのは、既に一般的な事となっている。


「そ、それで、公式からなんて理由で!?」
 流石に、公式からの直々の電話で有った事に心底驚いた。

「私……いや、私達ってかなり長い事、旅をしながら麻雀の武者修行をしてるだろ?」

「はい」

 そうなのである、最初はインハイ県予選で敗退したやえ先輩が
 部の後輩の為に、阿知賀の様な多様性のあるチームと当っても困らない様にと
 様々な選手の牌譜を集めて渡す為に始めた武者修行なのだが……。

 やえさんは、この旅に填まったようで
 俺も二年生、三年生の長期休みは全てつき合わされ
 そしてプロ試験は受かったものの、どのチームにも拾われなかった俺は
 日雇いのバイトをしながら、またもややえさんと旅をして……。

「それで、私が思ってたよりも色々と話題になっていたみたいで」

「はい」ゴクリ

「『仮面ライダーやえ』として、公式のイメージキャラクターになってくれないかって……」

「はい?仮面ライダー……やえ?ですか???」

「う、うん」///


「……」

「あ、あの、バイクとサイドカーで全国を渡り歩いていたのをみて
 何処からとも無く、ライダーやえって言われてたらしくてだな
 それで、公式が西映に軽い気持ちで打診したら、むこうがとても乗り気になったらしくて」

「……うん」

「……あのー」

「凄いじゃないですか!俺も応援しますから、頑張ってください!」

「……あのね」ニヘラ

「はい?」



 そうして、俺が仮面ライダーやえのマスコットキャラとして
 摂氏40度を越える日も、マスコットキャラとしてキグルミを着て
 サイドカーに乗るのは、また別のお話しで……。


その後『仮面ライダーやえ』は……。



衣「とうぉー!へ~ん~しぃ~~~んっ!!!」シュバッ

衣「やえだーきぃいいいいくっ!!!」ボヨン

透華「もう!ベットの上でジャンプするだなんてはしたないですわよ!」

衣「あははははーっ♪」

 瞬く間に全国に広まり、そして
 子供たちに大人気になり。



睦月「やったー!これでヤエダーカード、コンプリートだ!」ウムッ!

文堂「凄い!ダブったの交換して下さい!」

 コラボ商品も売れに売れ。


照「ヤエダースナック、美味しい」ポリポリ

菫(魔法少女☆スミレ♪……うん、これはイケる!)グッ

照「……菫?」

 一部の大きなお友達にも大好評であった。

 
 カン!


 VS照&衣 コンビ



ゆみ「で、だな……」

哩「……」

煌「……」

やえ「……」

 誰も声を出さない……もちろん、俺もだ。

ゆみ「……先鋒、希望者は居るか?」

「「!?」」ビクッ

 全員が目を反らした。
 この場だけじゃなく、全国レベルのぐう聖、煌先輩もだ。

 だけど、それはしょうがない事だ……
 だって、次に当るチームの先鋒戦に立候補するって事は……

 あの倍々返しの恐怖のコークスクリューこと、最強チャンピオン『宮永照』と
 満月の恐怖、水底から除く魔神、昨年、様々な高校生たちにトラウマを植え付けた『天江衣』

 この二人と対戦する事を意味するのだから。

 個別じゃない、この二人と同時に戦うのである。

 ■ねと言われているのと、何ら変らない。


煌「わ、わ、わ、……私が……」ガクガクブルブル

 ぐう聖、煌先輩が自ら犠牲を買って出ようとする。
 チクショウ、俺は見ている事しか出来ないのか!?

哩「待つばい」

 おお、哩先輩!何か秘策が!?

哩「正直に言うと、あの二人は誰が出ても勝つ事は出来んたい」

ゆみ「……まあな」

やえ「悔しいが、確かに勝てるビジョンが見えにゃいな」

 当たり前だ、一般常識が有るなら、1対3で戦わせるべき相手だ
 ……けど、3人掛かりでも勝てそうに無いのだから恐ろしい。

哩「だから、申し訳ないが一番雀力が低い者が相手をしてくれ!」キッパリ

 おい!おいいいいいいい!!!
 だったら、止めるなよ!そのまま流せよ!

煌「……は、はい」アハハハッ

 哩先輩が何か言ってくれるのかと思って期待しちゃったから
 煌先輩、涙目からレ○プ目にランクアップしちゃったじゃないですか!

ゆみ「……と、言う事は」

やえ「……だな」

 ?……なんか悪寒が……。

京太郎「あれ?ちょっと熱が有るかも……ごほっ、ごほんっごほんっ」

哩「京太郎、咳きは出るもんで、言葉で言うもんじゃなかぞ?」ニッコリ




………………

…………

……



照「麻雀は楽しいな!」
衣「うん、照の言う通りだな!」


煌「……」チーンッ
京「……」チーンッ



 強制ヘルモードEND ―カン―

何か、ここどうなるはずやったんや?とか
こんな展開見たかったとか、ありますかね?

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