シンジ「笑ってみて」
レイ「……」ニコッ
シンジ「怒ってみて」
レイ「……」ムッ
シンジ「……」
レイ「どう?」
シンジ「いや、一切変わってない」
レイ「そう」
シンジ「じゃあ、怖がってみて」
レイ「……」ブルブル
シンジ「駄々こねてみて」
レイ「……」ジタバタ
シンジ「ダメだ。分からないよ」
レイ「そう。残念ね」
シンジ「綾波が表情豊かならもっと可愛いと思うんだけど」
レイ「別に可愛くありたいわけじゃないから」
シンジ「そ、そっか。でも、もったいないなぁ」
レイ「……」
,,.---v―---、_
,.イ" | / / / /~`'''ー-、
//~`ヾ、;;;;ソ'''''''''ヾ、 ,.ヽ ヽ
/:,:' ,.... ゞ 彡 彡、ノ )
!/ ~`ー'",..- ... 〉 ! (
i  ̄~` ! 彡 |ノ
,i ,.- 、 ゝ " '" ~ ~` ヾ ,,--、 |
/ _ ヾ"r∂|;!
i ノ _,,.:'
ヽ ノ"( 、_,..:ー'"ヽ、 : : : ,i /
ヽ、 ,. :: :: ヽ ノ:|ラ:)`ヽ、
ヽ、`''''"""''''" ' ,,..-'" // \-、
(1912~ 北海道士別市)
綾波宅
レイ「……」ガチャ
レイ「……」
レイ「……鏡……」トコトコ
レイ「……」
レイ(可愛い……)
レイ「……」ニコッ
レイ「……よくわからない」
レイ「……」トゥルル
アスカ『あ?』
レイ「ちょっと相談があるのだけど」
アスカ『なによ?』
レイ「私は可愛いと思う?」
アスカ『なに?これ?イタズラ?』
レイ「私は真剣だから、聞いて欲しいんだけど」
アスカ『で、なに?』
レイ「今日、碇くんに可愛いって―――」
ブツッ
レイ「あ……」
レイ「……」トゥルルル
アスカ『なによ?』
レイ「碇くんに可愛いって言われて、私―――」
ブツッ
レイ「……」トゥルル
アスカ『しっつこい!!なによ!!あのバカシンジに可愛いって言われたの自慢したいだけぇ!?』
レイ「いいえ、違うわ。それは貴女の被害妄想だと思う」
アスカ『……』
レイ「続けてもいい?」
アスカ『どーぞ』
レイ「今日、碇くんに可愛いって言われて、それで……私は困っているの」
アスカ『なにが?』
レイ「私には表情がないって、碇くんが。表情があればもっと可愛いって言われたわ」
アスカ『それで?』
レイ「そこで訊きたい。貴女はよく面白い表情をするから、そのコツを……」
アスカ『なによぉ!?アンタ、私をバカにしてるの!?』
レイ「してない。尊敬してるだけよ。今だけ」
アスカ『きぃー!!なんかむかつくぅ!!!』
レイ「どうして?」
アスカ『勝手にしろ!!』
ブツッ
レイ「……」トゥルルル
アスカ『なによ!?』
レイ「表情を変えるコツを教えてほしいの」
アスカ『はぁ?!なによ、可愛くなりたいの?!』
レイ「よくわからない。でも、碇くんがそうした方がいいっていってるから、そうしたい」
アスカ『なんかほんと腹立つわ……』
レイ「どうしたらいい?」
アスカ『他の人に聞けばいいでしょ!!私に聞かないで!!』
レイ「……」
アスカ『な、なによ……?黙り込んで……』
レイ「クラスメイトで私の携帯番号を知っているのは貴女だけだから……」
アスカ『え……』
レイ「……お願い……します……」
アスカ『ちょ……と……えと……』
レイ「貴女しかいないの……」
アスカ『……いつ、暇なのよ?』
レイ「いつでも。貴女の都合がいい日でいいから」
数日後
レイ「……」パタパタ
レイ「……掃除、終わりね」
ピンポーン
レイ「……」ガチャ
アスカ「き、きたわよ」
レイ「入って」
アスカ「ふん……相変わらず辛気臭い部屋ね」
レイ「今、お茶だすから」パタパタ
アスカ「……」
レイ「どうぞ」
アスカ「どうも」
レイ「……」
アスカ「……」ズズッ
レイ「……」
アスカ「……」ズズッ
レイ「……」ソワソワ
アスカ「……な、なんで、黙ってるのよ?」
レイ「あ、あまり……友達を呼ぶのは……なれてないから……」ソワソワ
アスカ「だ、誰が友達よ!?ただの知り合い、同僚、パイロット同士ってだけでしょ!!」
レイ「……ごめんなさい」シュン
アスカ「ちっ……」
レイ「……」ソワソワ
アスカ「で、なんだっけ……?表情、だっけ?」
レイ「そう」
アスカ「……笑ってみなさいよ」
レイ「……」ニコッ
アスカ「笑ってる?」
レイ「すごく」
アスカ「アンタ、バカァ?笑うっていうのは―――こう!!」ニコニコ
レイ「……」ニコッ
アスカ「いや、全然変わってないから」
レイ「そう?よくわからないわ」
アスカ「もっと口元をこーやって……」グニーッ
レイ「やふぇて……いふぁい、いふぁい……」
アスカ「これが笑顔よ」
レイ「ふぉうなの?」
アスカ「そうよ。はい。自分でやってみなさい」
レイ「……」グニーッ
アスカ「いや、手を使ってどうするのよ。顔の筋肉だけで笑いなさいよ」
レイ「……」ニコッ
アスカ「……笑ってるの?」
レイ「とっても」
アスカ「絶望的……」
レイ「……私……笑えないの……」シュン
アスカ「というか、アンタが大口開けて笑うとことが想像できないわね」
レイ「そうね。私はそこまで笑ったことがないかもしれないわ」
アスカ「……そーだ」
レイ「なに?」
アスカ「ばんざーい、して。ばんざーい」
レイ「……」バンザーイ
アスカ「……」コチョコチョ
レイ「!?」
アスカ「どう?」コチョコチョ
レイ「ちょ……やめ……んっ……ぁ……」
アスカ「おらおらー」コチョコチョ
レイ「ひゃぁ……んっ……あっ……くっ……」
アスカ「ここかー?」コチョコチョ
レイ「やめ……ぁん……うぅ……ひっ……」
アスカ「ちっ……笑うってより苦しんでる感じになるのね……」
レイ「はぁ……はぁ……ご、めん……なさい……」
アスカ「……」
レイ「ふぅ……ふぅ……」
アスカ「まあ、こんな禁欲的な生活してちゃあ表情もなくなるわね」
レイ「どうしたらいいの?」
アスカ「この部屋!!そしてアンタもその着たきりの制服!!それが元凶ね!!」
レイ「……?」
アスカ「表情っていうのは環境から生まれるものよ。こんな殺風景な場所じゃあ、笑うもんも笑えない」
レイ「ふんふん……」メモメモ
アスカ「まずは服よ!!」
レイ「服?」
アスカ「私服を10着は買う!!これよ!!」グッ
レイ「私服……」
アスカ「お金はあるの?!」
レイ「……」ゴソゴソ
アスカ「……」
レイ「……2万円なら」
アスカ「すっくないわね!!そんなお金じゃあ、ブラしか買えないじゃない!!」
レイ「え?下着は500円から……」
アスカ「アンタ、バカァ!?そんな安物つけてんの!?見せて!!」グイッ
レイ「あ……」
アスカ「ホントダメね……。貯金は?」
レイ「……しらないわ」フルフル
アスカ「えー?生活はどうしてるの?食べ物だって買うでしょ?」
レイ「殆どは現物支給。雑費代として毎週1万円をもらうことになってる」
アスカ「な……!?」
レイ「どうかした?」
アスカ「……アンタ、文句いいなさいよ」
レイ「文句をいう必要がないわ。私はそれで十分に生活できているもの」
アスカ「あっそ……。……そりゃ表情もなくなるわ……」ブツブツ
レイ「……?」
アスカ「わかった。とりあえず行きましょ」
レイ「どこに?」
アスカ「服を買いに!!」
レイ「でも……お金……」
アスカ「……私が出す」
レイ「いいの?」
アスカ「ほら、いくわよ」
レイ「……」コクッ
アスカ(こいつ……こんな生活しながらエヴァにのってたの……?)
アスカ(バッカじゃないの……ホント……)
ショッピングモール
レイ「……」キョロキョロ
アスカ「こっち。なにキョロキョロしてんの」
レイ「あまり、こういうところ来た事がないから」
アスカ「もう……どこの田舎者なのよ……」
レイ「……」トコトコ
アスカ「はい。どれにする?どれでもいいわよ?」
レイ「……」キョロキョロ
アスカ「……」
レイ「……」オロオロ
アスカ「どうしたの?」
レイ「よく……わからないわ……」
アスカ「……そりゃそうか」
レイ「……」オロオロ
アスカ「あーもう!!これとこれ!!!あと、こっちとこっちも!!はい!!着替えてくる!!」
レイ「……どう?」
アスカ「まあ、いいんじゃない?私服を着るだけで随分見違えたじゃない」
レイ「ありがとう」ニコッ
アスカ「……っ」ドキッ
レイ「……次はどうしたらいいの?」
アスカ「あ、ああ。えっと……お会計に行きくの」
レイ「分かったわ」
アスカ(ミニスカートはやりすぎかしら……?)
レイ「なに?」
アスカ「別に。いくわよ」
レイ「……」コクッ
アスカ「―――21万円か……結構、いったわね」
レイ「……」トコトコ
アスカ「ま、いっか」
レイ「ありがとう。こんなに」
アスカ「べっつに。全部、安物だから」
レイ「……」ソワソワ
アスカ「どうかしたの?」
レイ「ちょっと……落ち着かなくて」
アスカ「すぐに慣れるわよ。―――それより」
レイ「なに?」
アスカ「現物支給には断固抗議しなさいよね」
レイ「どうして?」
アスカ「どうしてって……。それでいいわけぇ?!」
レイ「私はそうして生きてきたから、大丈夫よ?」
アスカ「……」
夜 葛城宅
シンジ「はい。ミサトさん」
ミサト「ありがとー!!」
アスカ「ミサト」
ミサト「なぁに?」
アスカ「……零号機のパイロット……えこひいきの……」
ミサト「レイのこと?」
アスカ「あの子だけ現物支給ってどういこと?」
ミサト「え?」
アスカ「しかも、雑費が現金支給って今時ありえないと思うんだけど」
ミサト「そんなばかなぁ!レイだってシンジ君やアスカみたく、電子マネーで―――」
アスカ「でも違うの!」バンッ
シンジ「ア、アスカ……?」
アスカ「あ、ごめん……」
ミサト「……ちょっと確認とってみるわ」
ミサト「もしもし?」
リツコ『珍しいわね。失恋でもしたのかしら?』
ミサト「レイのことなんだけど」
リツコ『なに?』
ミサト「あの子、現物支給と現金支給ってホントなの?」
リツコ『……そうよ』
ミサト「どうして?」
リツコ『あの子にはそれで十分だから』
ミサト「十分って……レイだって女の子なのよ!?」
リツコ『でも、レイからそれについて不満はないそうよ?』
ミサト「……」
リツコ『どうかした?』
ミサト「わかった。もういい」
リツコ『ミサト?』
ミサト「なんとかするわ……私が」
翌日 ネルフ
ミサト「葛城ミサトです」
冬月「入りたまえ」
ミサト「失礼いたします」
レイ「……」トコトコ
冬月「どうしたのかね?」
ミサト「綾波レイのことですこし」
ゲンドウ「なんだ?」
ミサト「ほら、レイ」
レイ「……あ、あの」モジモジ
ゲンドウ「……」
レイ「わ、わたしも……その……普通に……お給料が……ほしいです」モジモジ
ゲンドウ「なぜだ」
レイ「服……買いたいから……」モジモジ
ゲンドウ「そうか」
ミサト「司令……ダメ、でしょうか?」
ゲンドウ「……冬月」
冬月「これか?」ピラッ
ゲンドウ「ああ……綾波レイは今日から支給方法を変更する」
ミサト「え……」
レイ「碇司令……」
冬月「支給額はいくらにするつもりだ?」
ゲンドウ「……85万」
ミサト「!?」
レイ「ありがとうございます」
冬月「いいのか?」
ゲンドウ「構わん」
冬月「……諸手当をつけたら150万にはなるぞ?」
ゲンドウ「問題ない」
ミサト「わ、わたしより……おおい……あ、いや……当然だけど……」
ミサト「あ、あの……」
ゲンドウ「なんだ?」
ミサト「つかぬことをお聞きしますが……初号機パイロットと弐号機パイロットの総支給額は……?」
冬月「シンジは250万、アスカは170万だ」
ミサト「え……?!」
ゲンドウ「なんだ?」
ミサト「い、いえ!!なにも!!」
レイ「それではこれで」
ゲンドウ「まて」
レイ「はい?」
ゲンドウ「これを渡しておく。電子マネーカードだ。これを失くすと大変なことになる」
レイ「はい」
ゲンドウ「こうやって首から提げるタイプの財布カード入れもつけておく」
レイ「これでなくなりませんね」
ゲンドウ「ああ。問題ない」
つまんねーからネタスレたてんな
ミサト「そ、それでは失礼します!!」
レイ「……」ペコッ
冬月「……よかったのか?」
ゲンドウ「レイから言ってくるとは思わなかった」
冬月「お前は本当に甘いな」
ゲンドウ「……」
冬月「ん……?」
ゲンドウ「……さて。そろそろ仕事に……」スクッ
冬月「待て、碇。綾波レイの給料だが7日払いになっているぞ?」
ゲンドウ「……気のせいだ」
冬月「ま、まさか……毎週、150万……払う気か……?」
ゲンドウ「……ああ」
冬月「……」
ゲンドウ「問題……ない」
冬月「どうなってもしらんぞ……」
数週間後 綾波宅
レイ「……」ソワソワ
ピンポーン
レイ「あ……」トコトコ
ガチャ
アスカ「……きたわよ」ムスッ
レイ「みて、この前買った服、着てみたの」
アスカ「ふ、ふん……いいじゃない……の……」
レイ「うれしい」ニコッ
アスカ「……!?」ドキッ
アスカ(こいつ……自覚してないのかしら……普通に笑えるようになってるじゃない……)
レイ「今日はどうする?」
アスカ「そうね……。もっと女の子らしい部屋にしましょう。小物とか家具とか買って」
レイ「ええ。わかったわ」
アスカ「じゃ、いくわよ。足りない分はまた払ってあげるわ」
てす
てす
ショップ
レイ「……」キョロキョロ
アスカ「んー……どれがいいかしら……?」
レイ「あ……」テテテッ
アスカ「こっちのカーペットもいいし……」
レイ(なんだろう……大きいボール……バランス、ボール?)プニプニ
アスカ「うーん……まぁ、あれだけ殺風景だとなにをおいても見違えるんだけど」
レイ「……」ボインボイン
アスカ「……どれがいいかなぁ……まだ、大した給料も入ってないでしょうし……贅沢は……」
レイ「……♪」ボヨンボヨン
アスカ「ねえ、アンタはどれが―――」
レイ「え―――」ズルッ
ドタンッ!!
レイ「……いたい」
アスカ「なにやってんの?!」
!ninja
てす
てす
レイ「……」
アスカ「もう……バカじゃないの?」
レイ「ごめんなさい」
アスカ「それより、色々買わないと」
レイ「これ」ギュッ
アスカ「え?」
レイ「これ買うわ」
アスカ「バランスボール?いるの?」
レイ「たのしいから」
アスカ「あっそ……まぁ、なんでもいいわ」
レイ「……」ギュゥ
アスカ「ほら、他にも買うものあるんだから、早くいくわよ」
レイ「……」コクッ
アスカ「全く……」
てす
シンジ「笑ってみて」
レイ「……」ニコッ
シンジ「怒ってみて」
レイ「……」ムッ
シンジ「……」
レイ「どう?」
シンジ「いや、一切変わってない」
レイ「そう」
シンジ「じゃあ、怖がってみて」
レイ「……」ブルブル
シンジ「駄々こねてみて」
レイ「……」ジタバタ
シンジ「ダメだ。分からないよ」
レイ「そう。残念ね」
シンジ「綾波が表情豊かならもっと可愛いと思うんだけど」
レイ「別に可愛くありたいわけじゃないから」
シンジ「そ、そっか。でも、もったいないなぁ」
レイ「……」
「えっと……58万円になります」
レイ「カードで」
「はい」
アスカ「帰るの?」
レイ「大丈夫だと思うわ」
アスカ「本当でしょうね……」
「ありがとうございます。商品は後日、配送いたします」
レイ「はい」
アスカ「レシートみせて」
レイ「……」スッ
アスカ(残高は……一ヶ月生活できるだけ残ってるのかしら……?)
アスカ「!?」
レイ「どうかした?」
アスカ「な、なんでこんなに……もらってるわけ……?」
レイ「え?」
綾波宅
レイ「……」ガチャ
レイ「……」
レイ「……鏡……」トコトコ
レイ「……」
レイ(可愛い……)
レイ「……」ニコッ
レイ「……よくわからない」
レイ「……」トゥルル
アスカ『あ?』
レイ「ちょっと相談があるのだけど」
アスカ『なによ?』
レイ「私は可愛いと思う?」
アスカ『なに?これ?イタズラ?』
レイ「私は真剣だから、聞いて欲しいんだけど」
アスカ『で、なに?』
レイ「今日、碇くんに可愛いって―――」
ブツッ
レイ「あ……」
レイ「……」トゥルルル
アスカ『なによ?』
レイ「碇くんに可愛いって言われて、私―――」
ブツッ
レイ「……」トゥルル
アスカ『しっつこい!!なによ!!あのバカシンジに可愛いって言われたの自慢したいだけぇ!?』
レイ「いいえ、違うわ。それは貴女の被害妄想だと思う」
アスカ『……』
シンジ「笑ってみて」
レイ「……」ニコッ
シンジ「怒ってみて」
レイ「……」ムッ
シンジ「……」
レイ「どう?」
シンジ「いや、一切変わってない」
レイ「そう」
シンジ「じゃあ、怖がってみて」
レイ「……」ブルブル
シンジ「駄々こねてみて」
レイ「……」ジタバタ
シンジ「ダメだ。分からないよ」
レイ「そう。残念ね」
シンジ「綾波が表情豊かならもっと可愛いと思うんだけど」
レイ「別に可愛くありたいわけじゃないから」
シンジ「そ、そっか。でも、もったいないなぁ」
レイ「……」
レイ「私は可愛いと思う?」
アスカ『なに?これ?イタズラ?』
レイ「私は真剣だから、聞いて欲しいんだけど」
アスカ『で、なに?』
レイ「今日、碇くんに可愛いって―――」
ブツッ
レイ「あ……」
レイ「……」トゥルルル
アスカ『なによ?』
レイ「碇くんに可愛いって言われて、私―――」
ブツッ
レイ「……」トゥルル
アスカ『しっつこい!!なによ!!あのバカシンジに可愛いって言われたの自慢したいだけぇ!?』
レイ「いいえ、違うわ。それは貴女の被害妄想だと思う」
アスカ『……』
シンジ「笑ってみて」
レイ「……」ニコッ
シンジ「怒ってみて」
レイ「……」ムッ
シンジ「……」
レイ「どう?」
シンジ「いや、一切変わってない」
レイ「そう」
シンジ「じゃあ、怖がってみて」
レイ「……」ブルブル
シンジ「駄々こねてみて」
レイ「……」ジタバタ
シンジ「ダメだ。分からないよ」
レイ「そう。残念ね」
シンジ「綾波が表情豊かならもっと可愛いと思うんだけど」
レイ「別に可愛くありたいわけじゃないから」
シンジ「そ、そっか。でも、もったいないなぁ」
レイ「……」
レイ「私は可愛いと思う?」
アスカ『なに?これ?イタズラ?』
レイ「私は真剣だから、聞いて欲しいんだけど」
アスカ『で、なに?』
レイ「今日、碇くんに可愛いって―――」
ブツッ
レイ「あ……」
レイ「……」トゥルルル
アスカ『なによ?』
レイ「碇くんに可愛いって言われて、私―――」
ブツッ
レイ「……」トゥルル
アスカ『しっつこい!!なによ!!あのバカシンジに可愛いって言われたの自慢したいだけぇ!?』
レイ「いいえ、違うわ。それは貴女の被害妄想だと思う」
アスカ『……』
シンジ「笑ってみて」
レイ「……」ニコッ
シンジ「怒ってみて」
レイ「……」ムッ
シンジ「……」
レイ「どう?」
シンジ「いや、一切変わってない」
レイ「そう」
シンジ「じゃあ、怖がってみて」
レイ「……」ブルブル
シンジ「駄々こねてみて」
レイ「……」ジタバタ
シンジ「ダメだ。分からないよ」
レイ「そう。残念ね」
シンジ「綾波が表情豊かならもっと可愛いと思うんだけど」
レイ「別に可愛くありたいわけじゃないから」
シンジ「そ、そっか。でも、もったいないなぁ」
レイ「……」
>>1
つまんねー死ねゴミクズ
シンジ「笑ってみて」
レイ「……」ニコッ
シンジ「怒ってみて」
レイ「……」ムッ
シンジ「……」
レイ「どう?」
シンジ「いや、一切変わってない」
レイ「そう」
シンジ「じゃあ、怖がってみて」
レイ「……」ブルブル
シンジ「駄々こねてみて」
レイ「……」ジタバタ
シンジ「ダメだ。分からないよ」
レイ「そう。残念ね」
シンジ「綾波が表情豊かならもっと可愛いと思うんだけど」
レイ「別に可愛くありたいわけじゃないから」
シンジ「そ、そっか。でも、もったいないなぁ」
レイ「……」
レイ「私は可愛いと思う?」
アスカ『なに?これ?イタズラ?』
レイ「私は真剣だから、聞いて欲しいんだけど」
アスカ『で、なに?』
レイ「今日、碇くんに可愛いって―――」
ブツッ
レイ「あ……」
レイ「……」トゥルルル
アスカ『なによ?』
レイ「碇くんに可愛いって言われて、私―――」
ブツッ
レイ「……」トゥルル
アスカ『しっつこい!!なによ!!あのバカシンジに可愛いって言われたの自慢したいだけぇ!?』
レイ「いいえ、違うわ。それは貴女の被害妄想だと思う」
アスカ『……』
シンジ「笑ってみて」
レイ「……」ニコッ
シンジ「怒ってみて」
レイ「……」ムッ
シンジ「……」
レイ「どう?」
シンジ「いや、一切変わってない」
レイ「そう」
>>1つまんねーんだよゴミ野郎が
>>1死ね超つまんない
アスカ「まだ一回分しか支給されてないはずでしょ?!」
レイ「そう?」
アスカ「そうって、そうよ!!」
レイ「……」
アスカ「あんた、月にいくらもらってるわけ?!」
レイ「司令は150万だって」
アスカ「明らかに4倍は貰ってるでしょ、これ?!」
レイ「よくわからないわ」
アスカ「……」
レイ「はやく買えってバランスボールで遊びたい」
アスカ「……」
アスカ(まさか、お給料がいいから笑顔ができるようになったわけ……?)
>>1打ち切れ超つまんない
>>1死ね過疎スレ
シンジ 「出るぞ綾波イィッ・・・」
「びゅるびゅるどくんどくん・・・」
その日のバイトで、俺は寺生まれで霊感の強いTさんにその夢を相談してみた
しかし、Tさんは「しょせん夢だろ?」と冷たい対応
なんとしても引き下がれないので必死に何とかしてください!と頼み込むと
「それじゃあ俺の作ったお守りやるからそれを枕元に置いて寝ろ、
そうすりゃ大丈夫だ」とお守りを渡してくれた
次の日、不安ながらも朝の早かった俺は床に付いた、そこでまた夢を見た
「つづき、つづき、つづき!つづき!つづき!つづき!」
またあの男だ!!俺は夢の中でTさんのお守りを探した
しかしどこにも見当たらない・・・
「これ?これ?これ?」なんとお守りを男が持っている!もうおしまいだ!!
だが次の瞬間、お守りが眩い光に包まれ、どこからとも無くTさんの声が
「破ぁ!!」
お守りは光と共に飛び散り、男の半身を吹き飛ばした。
「あああああああああ」
半身でのたうつ男を尻目に俺は夢から目覚めた
枕元にあったはずのお守りはどこをどんなに探しても見つからなかった・・・
その話をTさんに話すと
「半身を吹き飛ばした?
やれやれ、威力は親父の作った奴の半分か・・・」と呟くTさん
寺生まれはスゴイ、俺は感動を覚えずにはいられなかった。
綾波宅
アスカ「よっと……」
レイ「ありがとう」
アスカ「じゃあ、私は……」
レイ「まって」
アスカ「なに?」
レイ「この前の洋服代、返すわ」
アスカ「いいわよ。別に」
レイ「お願い、返させて」
アスカ「……また今度、受け取る。それより、今日買った物は明日か明後日には届くんだからちゃんとどこになにを置くか―――」
レイ「……?」
アスカ「なんで不思議そうな顔をするのよ……?」
レイ「だって、その日もきてくれるんじゃ……」
アスカ「え?」
レイ「え?」
ネルフ
日向「おい聞いたか?」
青葉「しってるさ。まさか防衛費だけじゃくて設備費まで削減なんてな」
マヤ「ここ、解体されるんでしょうか?」
日向「ありえない話じゃないな。ここってほら、結構疎まれてるから」
青葉「誰が日本を守ってると思ってるんだ」
マヤ「ほんとですよ。エヴァの修繕費用だって大幅カットなんですよ?」
日向「出撃のたびに損傷を気にしなきゃいけないとか地獄だよ、全く」
青葉「使徒は手加減してくれないからな」
マヤ「そうですね」
冬月「……」
ゲンドウ「問題ない」
冬月「何もいってないだろう」
葛城宅
シンジ「はい、ミサトさん」
ミサト「ありがとー!!」
アスカ「……」
シンジ「アスカ」
アスカ「なに?」
シンジ「最近、綾波が明るくなったと思うんだけど、アスカがなにかしてるの?」
ミサト「私もおもったぁ。なんかー表情はそんなだけど雰囲気が柔らかくなったっていうか」
アスカ「……そうかもね」
シンジ「アスカ?」
アスカ「……あいつ……金で……」
ミサト「金?」
アスカ「なんでもなーい。シンジー。おかわりー」
シンジ「はいはい」
アスカ「次は部屋のコーディネートか……」
綾波宅
レイ「……♪」ボヨンボヨン
レイ「きゃ―――」ズルッ
ドタッ!!
レイ「よいしょ……」
レイ「……♪」ボヨンボヨン
ピリリリ
レイ「あ―――」ズルッ
ドタッ!!
レイ「もしもし?」
アスカ『もしもし?なにしてたの?』
レイ「あそんでたわ」
アスカ『あ、そう……それより、今度いくときシンジも連れて行っていい?』
レイ「碇くん?ええ、大丈夫」
アスカ『じゃあ、男手もいるから連れて行くわ』
翌日
「では、ここに印鑑を」
レイ「……」ポンッ
「ありがとうございましたー」
レイ「……」トゥルルル
アスカ『もしもし?』
レイ「荷物、届いたわ」
アスカ『じゃあ、今からいくから』
レイ「待ってる」
ピッ
レイ「……」トコトコ
レイ「……♪」ボヨンボヨン
ピンポーン
レイ「……」ガチャ
アスカ「きたわよ」
シンジ「綾波、僕もきてよかったかな?」
レイ「碇くんならいつでもきてもいいから」ニコッ
シンジ「えっ……」ドキッ
アスカ「ふんっ!!」ガスッ
シンジ「ぎゃぁ?!」
アスカ「で、荷物は?」
レイ「こっちよ」
シンジ「アスカ!!なんで足を踏むんだよ!?」
アスカ「はやくきなさい。アンタにはベッドを運んでもらうから」
シンジ「ベッド……?」
レイ「お願い。碇くん」
シンジ「あ、うん……やってみるよ」
シンジ「はぁ……はぁ……!!」
アスカ「よし。こんなもんね」
レイ「別の部屋みたい……」
アスカ「ふふん。この天才アスカ様にかかればこんなもんよ!!」
レイ「ありがとう」ニコッ
アスカ「ふ、ふんっ!!べ、別に、ただの気まぐれだからね」
レイ「碇くん」
シンジ「え?」
レイ「ありがとう。本当にうれしいわ」
シンジ「あ……いや……うん」
レイ「これで、私、笑える?」
シンジ「え?」
レイ「碇くんが望んだ私に……なれるかしら?」
シンジ「綾波……。うん、なれるよ。きっと」
アスカ「……けっ」
レイ「そうだ。二人にお礼がしたいのだけど」
シンジ「お礼?そんなのいいよ」
レイ「させて」
シンジ「う、うん……」ドキッ
アスカ「……」ジトーッ
レイ「あの」
アスカ「なによ?」
レイ「お金返すついでに……貴女も」
アスカ「奢りならいくわ」
レイ「じゃあ」
シンジ「行こうか」
レイ「ええ」
アスカ「……なによ……デレデレして……」
スーパー
レイ「カート……カート……」トコトコ
シンジ「……」
アスカ「なんで……」
レイ「なんでも籠にいれていいから」ガラガラ
シンジ「う、うん。ありがとう」
レイ「自分で買い物できるようになって嬉しいの」
シンジ「そ、そうなんだ」
レイ「……これと……これと……」ヒョイヒョイ
アスカ「ちょっと!!ちょっと!!」
レイ「なに?」
アスカ「食べられる分だけ買いなさいよ!!」
レイ「碇くんもいるし、いっぱいいると思って」
シンジ「僕はそんなにたべないって!!」
レイ「そう……」
ネルフ
冬月「……予算の削減か」
ゲンドウ「……」
冬月「元々、予算は削減されつつあったが……」
ゲンドウ「ああ」
冬月「まさかのパイロットの人件費に回すためか……?」
ゲンドウ「問題ない」
冬月「碇……」
ゲンドウ「他の予算を削減し、エヴァの修繕費及び人件費に充てる」
ゲンドウ「それだけだ」
冬月「……防衛費を削減すると使徒を倒したあとが怖いぞ?」
ゲンドウ「構わん。どうせ人間はエヴァには勝てんよ」
冬月「ところで……その腕時計は?」
ゲンドウ「レイからだ。いいだろう?」
冬月「……それだけでレイの給料を上げたのか……貴様……」
ごめん寝てた
眠いからおわり
おいおいうっせーな
お前ら千と千尋の
__
,-┘└、LiLi /三 / lニl )ヽ
 ̄| | ̄_ /_/7/ //
〃ノ | ヽヽ // /二ノ _ _
// | | LlLl
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・ 〉し ' (~・、 ,n( ( >、___ン ̄ ノ| .⌒ヽ `' /⌒ l
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!_ニニ、 `ヽ) )ノ  ̄'''''''''""゛゛゛゛ ( ) .ノ/~\` l (⌒ )
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これか!
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