月「お前は…」
ガッシュ「私の名前はガッシュ・ベルだ!よろしく頼むぞ!」
月「ガッシュ…?この本はお前の?」
ガッシュ「うぬ、今日からお主が私のパートナーだ」
月「え?」
ガッシュ「魔界の王になるためには、他の魔物達も倒さねばならんのだ」
ガッシュ「協力してくれぬか?」
月(なに言ってんだコイツ…)
ガッシュ「名は確か夜神月と言ったな!」
ガッシュ「月と呼ばせてもらうのだ」
月「待て、ガッシュ」
ガッシュ「む?」
月「どうして、お前は俺の家が分かったんだ?」
ガッシュ「それは…この手紙を読めば分かるはずだ」
スッ
月「これは?」
ガッシュ「月の父上から手紙を受け取ったのだ」
月「と、父さんが…?」
ガッシュに手渡された手紙を月はゆっくりと読み始める
月へ…
誕生日おめでとう
そこにいる、ガッシュ君は誕生日プレゼントだ
月は学校で1人ぼっちだから、丁度いいだろ?
仕事が落ち着いたらまた家に戻る…偉大なる父より
―回想シーン―
総一郎「…警察署の前に子供が倒れている…」
ガッシュ「…」
総一郎はガッシュの傷を手当し看病をした
ガッシュ「助かったのだ!お礼になにかさせてはくれぬか?」
総一郎「…私の息子は、人よりも少し賢いんだ」
総一郎「そのため、私の息子は勉強を怠けてしまい学校にも行かなくなった」
総一郎「だから、ガッシュくん」
総一郎「月を…月をどうか社会復帰させてくれないか?」
ガッシュ「…お安い御用なのだ!」
総一郎「いい子だね」
月「父さんが…そんなことを…」
ガッシュ「月の父上は本当に貴様の事を心配しておる」
月「…知らないよ、父さんは余計な事をしてくれたな…」
ガッシュ「…お主の事を真剣に心配してくれているのだぞ!?」
月「やかましいっ!!」
月「ふザケルな…!!!!」
バチバチッ!!
月「がはっ…」
ガッシュ「…」
月「な、なんだこれ…!?」
月「まさか、さっきこの本に書いてあった…」
「ザケル」
月「第1の術…ザケル……?」
ガッシュ「月、その本に書かれている呪文を発すれば私は技を発動できるのだ」
月「!」
月「いや、しかしまだ読めないページもあるな…」
月「ゲームの必殺技みたいに今後増えていくってことだな」
ガッシュ「その呪文を使い、魔物達と戦わねばならんのだ」
月「ゴクリ…どうやら僕はとんでもない世界に踏み込んでしまったようだ…」
月「ガッシュ」
ガッシュ「ヌッ?」
月「お前は魔界の世界ではどんな奴だったんだ?」
ガッシュ「いや、私には魔界にいた頃の記憶がないのだ」
月「へぇー」
ガッシュ「うぬ」
コンコン
母「月…今日は学校はどうするの?」
月「パス」
母「…いい加減にしてちょうだい」
母「母さんもう疲れたのよ…貴方に…」
母「学校で浮いてるからってなによ!いじめられて悔しいなら見返しなさいよ!!」
月「…っ!やかましいクソババア!!!!!」
ガッシュ「月!!母上に向かってやかましいとはなんだ!!」
月「うるさい…!ふザケルな!!」
バチバチッ
月「っァ!!!」
本日2回目のザケルを食らった月の肉体は限界に達していた
月(まぁいいや、家にいても暇だし…学校に行ってやるか)
月「この本、暇潰しになりそうだしね」
スッ
ガチャッ
母「…ら、らいと」
月「いってきます」
ガッシュは月の学生鞄にこっそりと忍び込んだのであった
―学校―
教師「~であるからして」
月(余所見中)
教師「……おい、夜神この問題を解いてみろ」
月「…」
「2×8」
月「16」
教師「…チッ、正解だ…」
「なんだよ夜神の奴…久し振りにきてインテリ気取ってんのかよ」
「頭良いなら学校に来なくていいのになー」
月「……」
ガッシュ(…)
天才だなwwwwwwww
キンコンカーンコーン
「昼休みだねーご飯一緒に食べようよ」
「また、夜神の奴1人で食べてるークスクス」
月「…」
ガタッ
月は立ち上がり教室を出ようとする
ガッシュ(なぜ、帰ろうとしているのだ…?まだ授業は…!)
ガッシュ「月ーーー!待つのだ!!」
月「…なっ!?」
「なに、あの子?」
「夜神の奴、不要な物持って来るとかヤンキーじゃん」
月「…おい!こっちこい!」
グイッ
ガッシュ「ヌゥッ!痛いのだ!!」
―体育館裏―
月「はぁはぁ…」
ガッシュ「すまぬのだ…どうしても我慢出来ず出てしまったのだ…」
月「もういいさ、僕は帰るから」
ガッシュ「それは私が許さん!キチンと最後まで授業を受けていくのだ!」
月「あんな奴等と勉強したって…僕の頭が濁るだけだよ」
ガッシュ「…友達…友達さえいれば…そんな事は思わなくなるはずだぞ」
月「…クッ!!」
ガッシュ「でも、安心するのだ」
月「?」
ガッシュ「今日からは私が月の友達なのだ!これで学校も楽しめるはずだぞ!」
月「……」
ガッシュ「ヌゥッ?私が友達では嫌なのか…?」
月「お前が友達でも、僕の生活は変わらない…」
スタスタ
ガッシュ「ま…待つのだ月!まだ話は終わってないぞ!」
月(僕は一生家に引きこもっていればいい)
月(こんなバカな奴等と比べ合う必要もない……)
ミサ「や、夜神くん…」
月「ミサ…」
ミサ「今度の期末テストで分からない所いっぱいあるから」
ミサ「夜神くんに教えてもらいたいな…」
月「ごめん、僕もう帰るから」
ミサ「ま…待ってよ夜神くん…!」
月(……)
月「…ただいま」
月「あ、そうか…母さん仕事か」
ガッシュ「母上殿は今はおらぬぞ」
月「が…ガッシュ…」
ガッシュ「やはり、学校を抜け出してきたのだな?」
ガッシュ「そんな生活、いつまで続けるつもりなのだ」
ガッシュ「せっかくお主は素晴らしい頭脳を持ち生まれて来たのだぞ!」
月「天才な僕は周りから僻まれるのさ」
月「だから、僕は外に出てはいけない人間なんだよ」
ガッシュ「……ええい!そんなことはいいのだ!とにかく学校に…」
ピンポーン
ピンポーン
月「ん?」
ガッシュ「誰かきたのだ」
スタスタ
月「誰だ…こんな昼間に家を訪ねてくるなんて…」
ガチャッ
総一郎「…」
リューク「…よぉ」
月「!?」
ガッシュ「…父上なのだ!」
総一郎「月、ただいま」
月「父さん…その化け物誰なんだよ…?」
総一郎「この本を見れば分かるだろ?」
スッ
月「が、ガッシュと同じ本…!?黒いの本なんてあるのか…!」
総一郎「私は彼のパートナーだ」
リューク「リュークだ、よろしくな」
月「クッ…何をするつもりだ父さん……」
総一郎「こうするに決まっているだろ」
総一郎「ギガノリューク…!!」
ズシャァッ!!
月「グァァ!!」
ガッシュ「月!」
月「くっ…こいつ、黒い光線なんて放ちやがって…」
ガッシュ「月…こちらも反撃をするのだ!」
月「ああ、父さんに1発でかいのをぶち込む…!」
リューク「ニヤッ」
月「…いけ!!ザケル!!」
バチバチッ!!
リューク「……悪いな、強力な呪文でない限り俺は傷すらつかないぜ」
月「なっ!?」
総一郎「そういうことだ、月」
総一郎「いくぞ…リリューク!!」
ズシャァッ!!!
月「ぐぁあああああああ」
リューク「おいおい、もう終わりか?」
リューク「ちょっとは楽しませてくれよ」
ガッシュ「はぁはぁ……」
月「が、ガッシュッ!!お前…僕を庇ったのか…!?」
ガッシュ「ら…いと……私は大丈夫だ……次の…次の指示を私に…」
月「…!!」
総一郎「月、残念だがリュークには勝てない」
総一郎「私は彼を王にする」
リューク「りんごだらけの世界にしてぇんだよ…」
月「りんごだらけ…!?」
リューク「りんごだ、魔界をりんごの世界に変えるんだよ」
ガッシュ「そ…そんなことをしては魔界がおかしくなってしまうのだ!」
ガッシュ「月!絶対にこの者を王にしてはならぬ!」
月「わ、分かってる…!」
月(ガッシュは俺を必要としてくれてる…俺の指示を待ってる…)
月「…うおおおおおおおお!!!」
月「ザケル!!!」
シーン
月「え…?ザケル!!ザケル!!ザケル!!!」
月が何度、呪文を発しようが技が発動されることはない
総一郎「心の力が尽きたようだな」
月「心の…力…?」
総一郎「今のお前には戦いから逃げ出したいという恐怖心しか見えん」
月(そんなバカな…!僕は恐怖心なんて一切ない…!)
月(ガッシュを…ガッシュを王にしたい!)
総一郎「くだらん」
総一郎「リューク、いくぞ」
リューク「あいよ」
総一郎「ギガノリューク!!!!!」
ガッシュ「ぬぁぁあああ!!」
月「ガッシュ…!!」
月(やめろ…やめろ!ガッシュをこれ以上傷つけないでくれ…!)
リューク「あんまりいじめとか好きじゃねーんだけどな」
月「父さん、もうやめてくれ…」
総一郎「お前が私に本を差し出せばいいだけだ」
月「この本を?」
総一郎「本を燃やされれば魔物は元の世界にへと帰還するからな」
リューク「要は負けってことだ」
月(じゃあ、本を渡せばガッシュは王になれない…?)
ガッシュ「月…はぁはぁ……決して渡してはならぬ…」
総一郎「ならば、とことん傷つけるしかないな」
月「止めろォォォ!!止めてくれ!!」
支援
ー1時間後ー
ガッシュ(ボロボロ)
月「が、ガッシュ……」
総一郎「無様な姿だな」
リューク「オモシロ」
月(ダメだ…!ガッシュが動けないんじゃ僕はなにもできない!)
ガッシュ「月……お主は…一人ぼっちではない……」
月「っ!!」
総一郎「はははは!死に際の一言がそれか!」
月「笑うな…笑うなーーーーーっ!!!」
月「本よ…ガッシュ…ガッシュという戦士に力を貸してくれ!!!」
〈 ̄ヽ
,、____| |____,、
〈 _________ ヽ,
| | | |
ヽ' 〈^ー―――^ 〉 |/
,、二二二二二_、
〈__ _ __〉
| | | |
/ / | | |\
___/ / | |___| ヽ
\__/ ヽ_____)
キラキラッ
総一郎「月の本が金色の光に包まれた!?」
リューク「おい、次の一撃…受けるのしんどいかもな」
総一郎「なんだと?」
月「ガッシュ…いくぞ!お前には俺がついてる!」
月「ザケル!!!!!」
バチバチッ
総一郎「わ、技を発動出来たのか…!」
月「やったか!?」
リューク「いててっ…さっきのより威力が上がってるぜ」
月(クッ…!これでもまだ奴を倒せないのか…!)
総一郎「ここで、消し去るのも惜しい」
リューク「だな」
月「…!」
総一郎「今回は見逃してやるが、次はそうはいかんぞ」
リューク「じゃあな、今度は退屈凌ぎぐらいには成長しろよ」
スタスタ
ガッシュ「月…私は…私はとても悔しいのだ…!!」
月「俺もだガッシュ…」
月の目には涙が溢れていた
一緒に強くなろう…ガッシュ…
おらおら!清潔で 美しく すこやかな毎日を目指す 花王様が130ゲットだぜ!
. ‐、‐-.,_
ヽ ヽ、 >>131 あるある大辞典は単独提供だ!うらやましいか(プ
'i 'i, >>132 130ゲットもできねーのか?ビオレで顔洗ってこい(ゲラ
,ノ.,_ | >>133 資生堂ばっか買うなよ(w
< ‘` ! >>134 お前もしゃくれアゴ(プ
,'=r ,/ >>135 ライオン製品でも使ってろよ(ゲラ
、.,_,..-'´ / >>136 P&Gには負けんぞ!
`"'''―'''"´ >>137 ヘルシア厨必死だな(ププッ
オリジナル路線入ったかと思ったらそうでもなかった
大体とうちゃん何がしたいんだよwww
社会復帰任せたなら温かく見守れwww
総一郎情緒不安定すぎるわwww
よく考えたら父ちゃんガッシュ送ったんだよな
月の父はガッシュを見つけたとき魔物だと気付かなかったのかな
ギガノリューク!(キリッ!
でもりんごだらけってよくね
月「ガッシュ…」
ガッシュ「月!今日は早起きなのだな!」
月「僕、学校行くよ」
ガッシュ「ヌゥッ?それはホントなのか!?」
月「もう、引きこもり生活は終わりだ」
ガッシュ「ようやく、分かってくれたのだな…!」
月「行ってくるガッシュ」
ガッシュ(月、お主はあの戦いを経て一回り成長したのだな…)
月、登校……!
俺達の登校はこれからだ!
ー公園ー
月「すまん…ガッシュ…」
僕は嘘つきだ
学校の門の前に立った瞬間、足が震えて中に入れなかった
月「なにが…なにが学校に行くだ…!」
月「僕はなにも成長していない!」
月「そろそろ、昼飯の時間だな」
もぐもぐ
月(一人で食べる弁当って…楽しくないな…)
ん
ト、 ______)
「::::\┐ _,,. --──- 、..,,_ `ヽ. で 泣 早
r-‐'へ::::::::!_'´ __,,,,......,,,,,__ `ヽ、 ', す い く
> :、:;::::::>''"´ `"'' 、 ':, i. よ て 続
└─ァ''" / `':., ',. !! る け
,:' / / ,' / ,' i. ', ':, i ',! i. |. 子 て
/ ,' .,'`メ、!,_,/ ./! 、i__,,!イ .|. i ,ゝ | |. も .下
,' i ,!/,.-ァー;' / !/ァ;ー'-r'、 ! /__」 | | い さ
i ! ハ!イ i `ハ i `'ハ Y/ i/ ; | |. る い
└'^iー! ,iヘ ':,_ン ':,__ン ノ!' | i. i ,' ん ! !
,:' .!.7,.,., ' .,.,., ,'! .! | |∠,_ ________
o ゜/ ,:'. ト、 r‐,-‐ ''"´`ヽ. / ; | ! ! `Y´ ̄
,' .// i. `i:.、.,!/ ,.イ,:' ,' | ,'i .|
レヘ_/ヽ. !ァ''"´ `ヾi、ー=''"/ヨ___,/、___!へr三/) (ヽ三/) ))
/ ヾ!二へ/:::::ト,.-'‐'^ヽ(((i ) ___ ( i)))
,' ',l>く}:::7 rノ/ / \ ヽ \
K_ _,r-イYン/ムi:::::/ ,ノ´く / (●) (●) \ > )
/Y>ベ´ '';:::::io:/ ,イ\ `/::::::⌒(__人__)⌒:::::\' /
,.:':::::ヽ、ン':, ヽ/ ,イ /゙,ー、 |  ̄ |/
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はよ
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