妹「もーしもーみーらいはこーこですかー!!」 (8)

妹「あなたをむかえにー!きましたぁー!」

兄「……おい」

妹「ふぁふぁふぁーもーのは、みなれたーたらったー…」

兄「サビも、ロクに歌えてねぇじゃねーか」

妹「あら、兄さん。どうしたのですか?こんな夜遅くに。…もしかして、夜這いですか?」

兄「いや、夜中に大声で熱唱してるお前に苦z……」

妹「やっと…やっと、その気になってくれたのですね?…長かった…実に長かった。兄さんを想い続けて1○年…やっと、私の想いが届いたのですね…!!」

兄「いや、話聞いてくれない?」

妹「おや、では夜這いではないと?」

兄「何故、実の妹に俺が夜這い仕掛けなければならないのかと…」

妹「いいえ、私と兄さんは実の兄妹ではありませんよ。」

兄「なんだと?!」

妹「実は、私は母の親戚の子供でして。でも、実の両親は私が幼い頃に借金苦で自殺してしまいました。」

兄「そんなの初耳だぞ?」

妹「ええ。私も、初耳です。」

兄「…ん?」

妹「そうだったらいいなと言う、希望的観測です。」

兄「数秒前の俺の驚きを返せよ。愚妹。」

妹「私は兄さんと、結婚したいです。」

兄「俺は嫌だぞ」

妹「じゃあ、兄さんと結合したいです。」

兄「結合?」

妹「セックスです」

兄「俺の妹がこんなにビッチなわけがない」

妹「お兄ちゃんだけど、ゴムさえあれば関係ないよね」

兄「おーまいがっ!」

妹「しかし、兄さんに私の恥ずかしい所を見られてしまいました。」

兄「部屋でヒトカラしてる所をか?」

妹「もう、こうなったら兄さんには責任を取って貰う他ありません。」

兄「いや、俺は苦情を…」

妹「さぁ!今すぐ責任を取って下さい!!」

兄「なぁぜ、ベッドの上に全裸でいる?」

妹「キャストオフでのプレイはお好みではないと?」

兄「そうだな。出来れば着衣でのプレイが…いや、そうじゃなくてだな」

妹「責任を取って、ハメ撮り写真を撮りましょう!」

兄「うぜぇ…そのドヤ顔うぜぇ…」

兄「まぁ、どうでもいいけど、夜中に大声でヒトカラはするな。近所迷惑だろ?」

妹「そうですね。これからは自粛致します。ですが…」

妹「私は、プレイ中は声を抑える事は出来ないかもしれません…」

兄「うん。がんばれー」

妹「あっ!兄さん!待って下さい!兄さん!」

妹「くそぅ…兄さんめ…。自分の部屋に戻って鍵をかけましたね…!」

母「あんた…全裸で何やってるの…?」

妹「見て分かりませんか?兄さんに逆レイプかまそうとしてr……あふんっ!」

母「さっさと部屋へ戻りなさい」

妹「ぐぬぬ…!」

妹「まさか、私の母があんなに暴力的だとは思いませんでした…。」

妹「未だに、右頬が痛いです。流石は元ヤンですね。唯一褒められる部分は、兄さんを産んでくれたことだけですよ。」

妹「もう、こうなったらアレしかありませんよ。ええ、この悶々とした気分を治めるにはアレを敢行するしかありませんね。」

妹「よろしい、ならば洗濯かごだ」

妹「まずは、下に降ります。この時は正装…いや、聖装で行きます。俗にいう全裸です。」

妹「そして闇夜に紛れ、風呂場に行きます。」

妹「ここで、必要となるのが、この頭に付いているナイトビジョンです。」

妹「なぜ必要なのか?それは、間違えて父のパンツを取ってしまう可能性があるからです。」

妹「そんな、最悪な状況は御免被るのです。」

妹「あ、ちなみに、父はブリーフ派です。だからクソみたいなブリーフは触りたくもありません。」

妹「私が今一番に欲するのは兄さんの愛ですが、二番目に欲しいのは兄さんのボクサーパンツです。」

妹「そうこうしている内に、兄さんのボクサーパンツを救い出します」

妹「私は、それをジップロックに入れて、そそくさと自分の部屋に戻るのです。」

妹「ふふふ…ようやく、兄さんのおパンツを、おゲットせしめましたよ…。」

妹「さぁ、兄さんが1日中ずっと履いていた芳しきパンツをクンカクンカしながら、果てると致しましょうか…ぐふふ…」

兄「………なんか、悪寒がする。風邪か?」

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