ネロ「安価でおいしいものを探しに行く!」(155)

ネロ「芋と駄菓子ばっかりじゃおなかが空くよ…」グウゥ

シャロ「そうだねえ…ぐぇっぷ…おなかと背中がくっつい…げふっ…ちゃう」

ネロ「…明らかに何か食べてるじゃないか!!」

シャロ「あ、アンリエットさんにかまぼこを貰ってなんかないよ!」

ネロ「この裏切りもの!」

ネロ「いいさ、僕だって自分の力でおいしいものを探しに行く!」

ネロ「シャロになんか分けてあげないんだからなバーカバーカ!」

ネロ「僕の鼻が告げている…!おいしいものがあるのは>>5だ!」クンカクンカ

牢屋

ネロ「確か前に明智のバカに捕まった時…!」

ネロ「あの時のごはん…おいしかったなぁ…」

ネロ「よぅし!牢屋に入ってごはんを貰うぞ!」

ネロ「でも…普通に捕まったんじゃまた会長に怒られるしなぁ…」

ネロ「…そうだ!>>12の方法で!」

全裸で徘徊する

ネロ「あの時はG4の捜査の邪魔をしたから怒られたんだよなぁ…」

ネロ「だったら!誰にも迷惑をかけない方法で牢屋に入ればいいんじゃないか!」

ネロ「僕ったら天才!さて…どうやって…」

ネロ「……あ、エリーだ」

エリー「………」スタスタ

二十里「待ちたまえ!!」バッ

エリー「ひぃ…っ!!」

二十里「自然と一体化し更に美しさを増したナチュラルビューティーな僕を見ろォ!!」バッバッ

エリー「来ないで…ください…!」カアァ

ネロ「…………」

ネロ(…あれだ!)

ネロ「エリー!」

エリー「あ…ネロ…?」

ネロ「おなかが空いて美しくスレンダーになった僕の体を見ろーーっ!!」バッ

エリー「!?」

ネロ「どうだこの薄い肉!痩せた体が最ッ高にせくしーだろ!?」バッバッ

エリー「ネロ…!服、着て…!」

ネロ「なんでだよー!僕の体、世界が嫉妬する美しさだろ!?」バッバッ

エリー「女の子が…外で、裸…なんて…!」

ネロ「エリーだって脱いだことあるだろー!!」

エリー「あの時のことは…忘れて…!」

ネロ「見ろー!!僕を見ろオォォォ!!!!」

アンリエット「…………」

ネロ「……………」

二十里「…………」

アンリエット「……何か、言う事は?」

ネロ「…すいませんでした」

二十里「美しすぎてすいませんでした…」

アンリエット「…………」

ネロ「………あの」

二十里「アンリエット様!彼女をどうか許してあげてください!」バッ

二十里「彼女は美しい僕に憧れるあまりッ!つい僕の真似をしてしまった!」

二十里「美しい物に憧れるのは最早人類の本能ッ!義務!権利だッ!!」

二十里「そうだろう!?」

ネロ「違うけど」

ネロ「怒られただけだったよ…脱いで損した…!」イライラ

ネロ「あー…どうやったら出来るだけ怒られないで牢屋に入れるのかなぁ」

ネロ「…別の方法を探した方がいいかもね」

ネロ「おいしいもの…おいしいごはんがある場所と言ったら」

ネロ「やっぱ>>25だよね!」

根津の部屋

根津「あー、暇だなぁ」ダラダラ

根津「何か楽しいことでも…ん?」

ネロ「おっじゃまー!」ガチャ

根津「うわ!?いきなり何しにきやがった!」

ネロ「おなか空いたんだよー!何かくれよー!」

根津「ダメダメなお前なんかにくれてやるものなんかねーよ!帰れ!」

ネロ「根津、確か七味持ち歩いてただろー!?あれ舐めさせてくれるだけでいいから!」

根津(…どんだけダメダメなんだ)

根津「し、仕方ねーな…!俺がなんかおごってやるよ!」

ネロ「えっマジ!?じゃあ満漢全席を…」

根津「ふざけんな!>>32だ!」

シャロ肉

ネロ「なにそれ?」

根津「普通の店じゃめったに食べられないレアものだぜ!」

根津「ほ、本当はお前なんかに食わせるがもったいねー代物だけどな!」

ネロ「…なんでそんなの持ってんの?」

根津「この前盗ん……ごほんごほん!」

根津「貰ったんだよ!腐らせるのも悪いからお前にくれてやる!」

ネロ「やったー!早く早く♪」

根津「ちょっと待ってろって」

根津「炎のトイズ!!」シャキィン

ネロ「あ~…お肉の焼けるいいにおいが…!」グウゥ

根津「ほらできたぞ、丸焼きだ!」ドンッ

ネロ「久しぶりの動物性たんぱく質!」ギランッ

ネロ「分けてあげないからな!全部僕のだからな!」

根津「いらねーよ!」

ネロ「いっただきまーーす!」ガブッ

ネロ「……………!」

ネロ「うーまーいーぞー!!」

ネロ「簡単に噛み切れる、食べやすい柔らかさ!」

ネロ「噛んだ瞬間に口の中に流れ込んでくる、大量のうまみを閉じ込めた肉汁!」

ネロ「このじゅーしーさに驚いているうちに、叩き込まれる第二の衝撃!」

ネロ「同時に襲い来る甘みとうまみ…!原始的な、荒々しさを感じる肉本来のおいしさ!」

ネロ「うおぉー!」ガブガブガブ

根津「………」ゴクリ

ネロ「あー…!おいしかった…!」ゲフッ

ネロ「あ、骨持って帰っていい?」

根津「す、好きにしろよ…」

ネロ「ところでさぁ」

ネロ「シャロ肉の…シャロって…なに?」

根津「………知りたいか?」ニヤリ

根津「シャロ肉の…シャロってのはなぁ…!」

ネロ「…………!」




根津「シャロヴィプテリクスの肉だーー!!」

ネロ「な、なんだってー!あの三畳紀初期に現れた爬虫類の!?」

根津「そうだよ!後足に張られた飛膜で滑空ができた…」

根津「滑空する爬虫類としては最も初期のものの一つである生き物、シャロヴィプテリクスの肉だー!」

ネロ「くっ…!通りでおいしいはずだ…!」

ネロ「……ごちそうさまでした!!」

シャロヴィプテリクス「ってなんでですか~」

ネロ「あー、ちょっとはおなかの足しになったよ」

ネロ「根津もたまには役に立つなぁ」

ネロ「さーて、次はどこに行けばごはんが手に入るかなぁ?」

ネロ「……そうだ!」

ネロ「>>55に行けば、おいしいごはんがあるはずだ!」

石流さん

ネロ「石流さんのところに行けば何かもらえるはず!」

ネロ「最悪、みんなの芋を独り占めにできれば……くっくっく!」

ネロ「そうときまれば、早速厨房に行かなくちゃ!」


食堂「多すぎる料理長」

根津「…でさぁ、仕方がないからシャロ肉を分けてやったぜ」

石流「そうか、シャロヴィプテリクス肉を…」

根津「なんていうか、あそこまでダメダメだと逆になんとかしてあげたくなっちまうっていうか…」

石流「意志が弱いな、ラット」

石流「アンリエット様はミルキィホームズを極限まで追いつめてから倒すおつもりなのだ」

石流「配下の我々がミルキィホームズを助けるようでは本末転倒…」

ネロ「ごはんくーださい!」

石流「貴様にやる飯などない!」

ネロ「なんでだよー!ごはんちょーだいごはんー!」

石流「貴様の食事は芋一個だとアンリエット様から仰せつかっている」

ネロ「じゃあ芋よこせよ!」

石流「まだ夕飯の時間には早い…夜になってから来るんだな」

ネロ「待てないから来てるんだろ!?もー話の通じないおっさんだなぁ!」

石流「貴様ッ!!」

ネロ「そっちが芋をくれないならこっちだって考えがあるんだからな!」キッ

ネロ「名付けて…>>66大作戦!」

>>63

ネロ「デレ作戦!」

石流「デレ作戦…だとっ!?」

ネロ「……石流さん、僕とってもおなかが空いてるんだ…」

ネロ「おなかいっぱいになればきっとトイズも取り戻せる気がするんだ…」

ネロ「今まで、おっさんとか35歳とか長髪うぜえとか厨二きめえとかいってごめんなさい…」

ネロ「反省するから、僕にごはんをおくれよぅ…!」ウルウル

石流「デレてないうえにちっとも可愛くないッ!!!」

石流「よって今日のミルキィホームズの夕飯は抜きだ」

ネロ「なっ!?なんでだよー!!」

ネロ「ふざけんなごはんよこせよこせよこせー!!」

石流「断る断る断るーーーッ!!!」

ネロ「覚えてろおっさん!」

石流「貴様ァーーッ!!!」

ネロ「愛想なんて振り撒いて損したよ、あーぁおなかすいたなぁ」ブツブツ

ネロ「さて…今日の夕飯がないってことはピンチだぞ」

ネロ「なんとかして明日の朝まで食いつなぐ方法を考えなくちゃ…」

ネロ「そうだ!」

ネロ「>>76に行けばいいんじゃないかな!?」

次子の家

ネロ「銭形のとこにいけばごはん奢ってもらえるんじゃないかな!?」

ネロ「G4の中じゃ、一番面倒見よさそうだもんね」

ネロ「いたいけな少女がおなかを空かせて訪ねて行けばきっとおいしいごはんを…!」

ネロ「よし!張り切っていくぞー!」


次子さんち

ネロ「こんちはー」ピンポーン

次子「あれー?珍しい客だなぁ」ガチャ

次子「一人?どうしたの?」

ネロ「おなか減ったからなんか下さい!」

次子「そっかー」

次子「>>85

キス

次子「…………ん」チュッ

ネロ「!!?」

ネロ「ちょ…!待っ、なにして…!んぁっ」

次子「んー…」グイィッ

ネロ「ふぁっ…!?やぁ、んんっ…」ビクッ

ネロ(べ、べろがっ、からんでっ)

ネロ(なんか、へんだよぉ…)

次子「………はぁ」スッ

次子「ごめんねー、給料日前でお金なくてさー」

次子「それで我慢しといてねー」

次子「私、今日夜勤だからー、おやすみー」バタン

ネロ「ん………」ゾクゾク

ネロ「……甘かったな」ドキドキ

ネロ「甘くてもおなかが膨らまなきゃ意味ないんだよ!」

ネロ「はぁー…余計なカロリー使ったよ」

ネロ「そろそろがっつり食べたい…おなかへった…」グウゥ

ネロ「>>100に行けば、なにかあるかなー?」

男子トイレ

ネロ「そういえばこの前、クラスの男子が何か話してたような…」

ネロ「おかず…?がどうとか言ってて…トイレがどうとか…」

ネロ「…!そうかっ!男子トイレにおいしいものを隠してあるんだな!!」

ネロ「へっへーん!僕が行って全部たいらげてやるもんね!」


男子トイレ

ネロ「あっれー?何も見つからない…」キョロキョロ

ネロ「くっそぉ…どこに隠してあるんだ…」ゴソゴソ

ネロ「そこはかとなく魚介の香りがする…絶対どこかにあるはずなんだ!」

ネロ「どこだー!うおぉー!!」ガサゴソ

ネロ「見つからなかったよ…ちくしょー…!」イライラ

ネロ「男子共め、馬鹿なくせに物を隠すのは上手いんだから」

ネロ「次こそ見つけてみせる!探偵として!」

ネロ「今度はみんなと行こーっと」

ネロ「他にごはんがありそうなところ…>>111かな?」

咲ちゃん家

ネロ「そうだ…なにもおなかを膨らますのはごはんだけじゃない!」

ネロ「パンが無ければお菓子を私にくださいってコーデリアも言ってたし!」

ネロ「でも駄菓子は飽きた…僕の帽子、駄菓子しか出ないんだもんなぁ」

ネロ「思いっきりおしゃれなお菓子を食べたい…!」

ネロ「だったら、遠山のところにいくしかないじゃないか!」


咲ちゃんち

ネロ「遠山ー!とおやまー!」ピンポンピンポンピンポーン

咲「はいよー、おかえりんこー」ガチャ

ネロ「ただいま!」

咲「…でー?何か用?」

ネロ「僕におなかいっぱいお菓子を分けてくれ!」

咲「いいけどー…」

ネロ「やった!流石遠山、話が分かる!」

ネロ「いっぱいおしゃれなお菓子が欲しい!」

咲「………」

咲(正直、給料日前だからきつい…)

咲(でも、ここでお菓子をあげないのもかわいそうだしー)

ネロ「……遠山?」

咲「……思考中なう」

ネロ「……?」

咲(どうすれば…)

咲「………>>123!!」ハッ

小林先生の胆嚢あげる

咲「結構前に買ったお菓子があった…」

ネロ「何これ…『小林オペラの胆嚢』?」

ネロ「グロいよ!なんだよこれ!」

咲「…昔、ハリー○ッターが流行った時…」

咲「蛙チョ○とか百○ビーンズとか変わったお菓子がいっぱい出て…」

咲「その中にあった」

ネロ「魔法使い何食ってんだよー!!」ムッシャムッシャ

ネロ「うまい!」

咲「私も食べよっかなー」ムッシャムッシャ

ネロ「うまい!小林の胆嚢うまいぞ!」

咲「魔法くおりてぃー」ムッシャムッシャ

ネロ「うおぉうまい!小林の胆嚢を堪能したぞー!」



小林「っくし!」

神津「寒いな…」

ネロ「あーなんだか心なしかおなかが膨れたよ、なにこれ魔法?」

ネロ「よーし!この調子でおなかをいっぱいにするぞ!」

ネロ「さて…次はどこに行こうか」

ネロ「>>138に行けばなにかあるかな?」

会長のところ

ネロ「…だめだ、もう思いつかない」

ネロ「結局学院に帰ってきちゃったよ…夕飯抜きなのに」

ネロ「くっそぅ、おなか空いたなぁ…!」グウゥゥ

ネロ「……みんなは夕飯の時間かぁ」

ネロ「…ん?あれは…」



石流「アンリエット様、三日三晩じっくり煮込んだ特製シチューでございます」

アンリエット「ありがとう、石流さん」

アンリエット「………視線?」ハッ

ネロ「……………!」ジー

アンリエット(ゆ、譲崎ネロ…!?)ビクッ

ネロ「…………!!」ジィーー

アンリエット(そうか…ミルキィホームズは今日、夕飯抜きでしたね…)チラッ

シャロ「おなか空きました~…!」

エリー「胃が…痛い、です…」

コーデリア「ネロはどこ行ったの~!?」

アンリエット「……そこにいるのは分かってますよ」

ネロ「ばれてた!!?」ギョッ

シャロ「あー!ネロー!」

コーデリア「どこ行ってたの!?いきなり夕飯抜きになるし、ネロはいないし…!」

エリー「心配…しました…」

ネロ(ま、まずい…!僕だけ色んなところで何か食べてたのがバレたら…!)

ネロ「え、えーっと!その…あのぉ…!」

ネロ(………そうだ!)

ネロ「ご、ごはんを探しに行ってたんだ!」

コーデリア「ごはん…?」

ネロ「そ、そう!夕飯が抜きになっちゃったから…なにかみんなで食べられるもの、無いかなぁ…って!」

シャロ「それで、何か見つかったの!?」

ネロ「えーと…!えーと!」

ネロ「こ、これだっ!!」バッ

エリー「これは…!」

シャロ「………骨?」

コーデリア「骨じゃない!ボーンじゃない!!」

ネロ「ただの骨じゃないぞっ!シャロ肉の骨だー!」

シャロ「シャロ肉!?」

コーデリア「な、なんですってー!?あの三畳紀初期に現れた爬虫類の!?」

ネロ「そうだよ!後足に張られた飛膜で滑空ができた…」

エリー「滑空する爬虫類としては…最も初期のものの一つである生き物…シャロヴィプテリクスの肉なの…?」

ネロ「いやー、これを探し出すのには苦労したよ…なんてったってレアものだからね…」

アンリエット「…貴女たち」

シャロ「あ、アンリエットさん!」

アンリエット「その骨をどうしようと私の及ぶところではありませんが…」

アンリエット「それで、どうやって飢えをしのぐつもりですか?」

シャロ「………骨?」

コーデリア「骨じゃない!ボーンじゃない!!」

ネロ「ただの骨じゃないぞっ!シャロ肉の骨だー!」

シャロ「シャロ肉!?」

コーデリア「な、なんですってー!?あの三畳紀初期に現れた爬虫類の!?」

ネロ「そうだよ!後足に張られた飛膜で滑空ができた…」

エリー「滑空する爬虫類としては…最も初期のものの一つである生き物…シャロヴィプテリクスの骨なの…?」

ネロ「いやー、これを探し出すのには苦労したよ…なんてったってレアものだからね…」

アンリエット「…貴女たち」

シャロ「あ、アンリエットさん!」

アンリエット「その骨をどうしようと私の及ぶところではありませんが…」

アンリエット「それで、どうやって飢えをしのぐつもりですか?」

ネロ「がじがじします!」

シャロ「もぐもぐします!」

コーデリア「ちゅーちゅーします!」

エリー「ぺろぺろ…します…」

アンリエット「…………はぁ」

アンリエット(あまりにもみじめすぎて見ていられませんわ…)

アンリエット「石流さん、厨房をお借りしますわ」

石流「は、はいっ」

アンリエット「来なさい…ミルキィホームズ」

アンリエット「その骨を使って、何か作りましょう」

石流「なっ…!?アンリエット様…!」

アンリエット「今日だけ特別…です」

ネロ「会長…!」

シャロ「いいんですかー!?」

コーデリア「でも…骨って」

エリー「骨で…なにを…?」

アンリエット「それだけあれば出汁くらいとれるでしょう…」

ネロ「よっしゃー!鶏がらだー!!」

シャロ「わーい!わーい!」

ネロ(その後、会長と一緒にシャロ骨から出汁をとって…)

シャロ(しょうゆラーメンを作りました!)

コーデリア(古代生物の骨からとったまさに元祖鳥スープは…)

エリー(とっても…おいしかったです…)

アンリエット「たまにはラーメンもいいですね…シャーロック、かまぼこ入れますか?」

シャロ「はいですー!」

エリー「あったまります…」

コーデリア「しみるわ~…!」

ネロ「ぷっはー!食べたー!!」

ネロ「僕、おなかいっぱいだよ!」

ネロ「よーし、この調子で明日もおなかいっぱいになるぞっ!!」


おしまい

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