岡部「明日は何の日か、だと?」(163)
日付過ぎちゃったけど
ほぼオールキャラバレンタインネタ。
今日は何が何でも完走する。
では最初から投下します。
【 2/13 午後 ラボ 】
岡部「そんなもの……この狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真の知ったことではぬわぁーい!」
ダル「オカリン、それ今回だけはただの負け惜しみにしか聞こえないお」
岡部「ぐっ……じ、事実! 関係ないのだから関係ないのだ!」
ダル「世界中のおにゃのこたちが男子諸君にチョコをあげる、そんなバレンタインイベントだろ!」
岡部「正直お前がチョコを貰えるとは思えん。相手がいないだろう」
ダル「僕には明日!大事な使命があるんだお!暇人のオカリンと一緒にしないでもらいたい!」キリッ
岡部「なっ……貴様抜け駆けか……!!」
岡部「(……いや、コイツには将来鈴羽が生まれるぐらいの美人嫁が出来るはずなのだから不思議でもないか……)」
岡部「(しかしバレンタインデートとは……まるでリア充ではないか。……なんだか複雑だ)」
岡部「ダルよ……俺に紹介もしないとは随分独り占めをしたいようだな。流石ダルの嫁と言ったところか」
ダル「独り占めなんて出来る事ならしたいに決まってるだろ常考」
ダル「おおおおおフェイリスたんは俺の嫁! 誰にも譲らん!」
岡部「……は? フェイリス? コミマで知り合ったコスプレ少女じゃなくて?」
ダル「オカリンこそ何言ってるん? 僕明日はメイクイーンニャン×2のバレンタインイベントに参戦するんだぜ?」
ダル「フェイリスたんからの手作りチョコ貰えるとか幸せすぎるだろおおおおおおおおwktk!」
岡部「」
岡部「(くそっ……深読みしすぎたか……)」
ダル「というわけで僕明日はラボには来ないと思われ。一日中のイベントだからさ」
岡部「ほう、メイクイーンも中々でかい規模のイベントやるんだな」
ダル「何々? オカリンも興味湧いちゃった感じ?」ニヤニヤ
岡部「興味などない。俺が興味を持つのは世界に混沌をもたらす方法のみだ!」
ダル「はいはい、厨二病乙」
ダル「だけど牧瀬氏がいないんだからあんまり暴走すんの控えてくれお。ツッコミめんどい」
岡部「なっ、助手は関係ないだろう。それに暴走ではない!これが俺のn」
カンカンカンカン トントン ガチャ
まゆり「トゥットゥルー♪ まゆしぃなのです☆」
岡部「ん? あぁ、まゆりか。どうした? 今日はバイトで来れないんじゃなかったのか?」
まゆり「本当はそうだったんだけどねー」
まゆり「明日のイベントのまゆしぃ担当分が早く終わったからちょっと遊びにきちゃったのです」
岡部「ほう、やはりまゆりも参加するのか」
まゆり「うん! きっと明日は楽しくなると思うんだぁ」ニコッ
ダル「まゆ氏はメイクイーンの中でもなかなかの人気を誇ってるからね。ファンも結構多いんだお」
岡部「……そうか。まぁあまりはしゃぎすぎるなよ」
まゆり「うん? 大丈夫だよ~フェリスちゃんもいるしねぇ」
ダル「お? もうこんな時間かお。明日は早いから今日はもう帰るお」
岡部「む、分かった。じゃあな」
まゆり「じゃあねーダル君~また明日なのです~」
ガチャッ バタン
まゆり「ダル君帰っちゃったねえ」
岡部「お前も帰らなくていいのか? ダルのあの感じだと明日も早いのだろう?」
まゆり「うん。でもね、オカリンにちょっと言っておこうかなーと思って」
岡部「ん? なんだ?」
まゆり「最近ね、ラボメン全員で集まったイベントってなかったよね?」
岡部「? あー……まぁそうだな。年始に助手が帰ってきたという事で少し集まったぐらいだな」
岡部「結局奴はすぐ帰ってしまったが…」
まゆり「それでね……」
まゆり「本当はね、明日はバイトが入ってなかったら」
まゆり「ラボメン皆でチョコパーティを開こうと思ってたのです」
まゆり「るか君でしょ、萌郁さんでしょ、ダル君、フェリスちゃんにクリスちゃん」
まゆり「それにまゆしぃとオカリン。皆で」
まゆり「……バイトのせいってわけじゃないんだけど」
まゆり「なんだか考えてた事が出来なくなっちゃって寂しいなあって思ったのです」
岡部「ふむ……」
まゆり「でもね、クリスちゃんはアメリカに行っちゃってるし」
まゆり「フェリスちゃんだってメイクイーンの方でイベントは考えてると思ったし……」
まゆり「よーく考えてみれば最初っから無理だったんだねえ」
まゆり「……皆で、集まりたかったなあ」
岡部「……」
まゆり「ごめんねぇ……こんなこと、今言ってもしょうがないのにね」
まゆり「……こうやって二人でいるとね、最初の頃のラボを思い出して寂しくなっちゃうんだぁ」
まゆり「最初の頃のあのゆったりとした感じも好きだったんだけど、今はやっぱり皆一緒が楽しいのです」
岡部「……まゆり」
まゆり「うん?」
岡部「……近いうちに全ラボメンに招集をかける」
岡部「まぁ流石に各々の予定は聞かないとまずいが……」
岡部「基本的に忙しいクリスティーナに合わせれば問題なかろう」
まゆり「……うん、そうだねぇ。じゃあクリスちゃんにメールしとかなきゃ!」
岡部「問題ない。それは俺が送っておく。とりあえずお前は明日のイベントのことだけ考えておけ」
まゆり「うん!」
岡部「じゃあ今日はもう遅いから帰れ。……俺が送っていってやるから」
まゆり「えへへぇ~……じゃあお言葉に甘えようと思うのです♪」
―――――
―――
―
【 2/14 午前 ラボ 】
岡部「さて、世の中はバレンタインなどとうつつを抜かしているようだが……」
岡部「この狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真にはそんなことは関係なーい!」
岡部「まぁ、昨日まゆりが言っていた事は考えねばならぬのだが……」
岡部「いかんせん、助手から返信が来ないようでは身動きが出来ん……」
岡部「というわけで」
岡部「クリスティーナから返信がくるまでだが!」
岡部「今日も今日とて機関に対抗するべくして未来ガジェットの開発にいそしむのだ!!」
岡部「では開始する!!!」
・ ・ ・
岡部「…………」カチカチッ
岡部「…………」カチカチッ
岡部「…………」ドアチラッ
・ ・ ・
岡部「…………」カチカチッ
岡部「…………」カチカチッ
岡部「…………」ケイタイカパッ
・ ・ ・
岡部「なんだこのバレンタイン系スレの乱立は……」カチカチッ
岡部「…………」カチカチッ
岡部「…………」ドアチラッ
岡部「……今日はラボには誰も来ないのだろうか……」
岡部「……まぁ皆忙しいのだから仕方ないか……」
岡部「ってまるで俺が忙しくないみたいじゃないか! そんなことはないぞ!!」
岡部「ちょっと気分が下がってるな……ここはドクペでも飲んで喝を入れるか」キッチンへ
冷蔵庫 カパッ
岡部「なっ……」
岡部「ドクペが…一本もない…」
岡部「いや、ドクペどころか昨日買っておいたプリンまでないではないか……!!!」
岡部「名前を書いておかなかったから誰かが食べてしまったのか……くそっ」
岡部「ぐっ……こんな日に外へ出かけるのは大変不本意であるが……」
岡部「致し方ない。俺の灰色の脳細胞が糖分とドクペを欲しているため、買い出しに出かけるか」
【 2/14 お昼頃 スーパー 】
岡部「(ふむ。目的の品は手に入った。ドクペもプリンも予備を考慮して二つずつ)」
岡部「(ついでに夕飯分のカップ麺だって二つ購入だ!)」
岡部「(フッフッフ……これで万が一誰かに食されても俺の分が残ってるという訳だ!! ぬかりはない!)」
岡部「(さて、ラボへ戻るか……)」
ポッピーンポロロンポッピッポー
岡部「ん?メール……助手か?」パカッ
--------------
From:ルカ子
凶真さん、本日はラボにいらっしゃいますか?
あとで少し用事があるので寄ろうと思ってるんですけど…
いらっしゃらなければまた今度にするので大丈夫です。
P.S.今日はまだ五月雨の素振りはやってません。。。
すみません><
--------------
岡部「ほう、用事とな。……柳林神社ならここからすぐだし……」
岡部「修行の様子見も兼ねて寄るか」
【 2/14 お昼過ぎ頃 柳林神社 】
るか「…………」箒シャッシャッ
岡部「フゥーッハッハッハ!! ルぅーカぁー子ぉよ! この鳳凰院凶真が直々に出向いてやったぞ!」
るか「……え? ……って、え、あ、おかっ、きょ、凶真さん!? なんでここに!?」
岡部「いや、丁度買い出しに行っていてな。メールをもらった時に近くを通りかかったものだから来たのだが」
るか「あっ、す、すみません! まさか来て頂けるとは思わなかったので……!あっと、えっと……」ワタワタ
岡部「ん?何か言い辛い事なのか?」
るか「い、いえ!そうじゃないんですけどっ……じゅ、準備が……」
岡部「準備?」
るか「はい……あ、あの! 凶真さんにお、お渡ししたいものがあって、少し待ってていただけますか……?」
岡部「まぁ特に急いでるわけでもないからな。よかろう」
るか「っじゃ、じゃあちょっと取りに行ってきますね!」
岡部「(どうしたというのだ?)」
-数分後-
タッタッタッタ…
るか「っはぁ! た、大変お待たせしました……すみません……」
岡部「いやたいして待ってなどいないが……」
るか「直前にラッピングをしてお渡ししようと思っていたので準備が整ってなくて……」
るか「あのっ……こっ、これをどうぞ!」箱差し出し
岡部「なんだこれは? 随分と丁寧な箱のようだが……」
るか「バ、バレンタインのチョコレートですッ!」
岡部「なっ!? チョ、チョコレート……だと?」
るか「はい! えっと、おかっ……凶真さんにはいつもお世話になってますし」
るか「そのっ……教えてあげるついでに作った程度なのであまり自信はないんですけど……」
るか「貰って……頂けないでしょうか?」ウルッ
岡部「お、おぉう、ちょ、ちょっと待てええええええ」アセアセ
だが……男だ
岡部「(ルカ子は! 男で! 俺も! 男だ! だけど!)」
岡部「(ひ、日頃のお礼ぐらいなら貰ってもいいよな……)」
岡部「(一瞬ルカ子が女だった時の世界線を思い出してキュンとなってしまったが……)」
岡部「(だが男だ!)」
岡部「(よし! 俺は正常!)」
るか「あのー……気に入らなかったでしょうか? ならこれは自分で食べるので……」
岡部「ちょっと待て! 誰がいらないと言った」
岡部「俺はルカ子の師だからな! 弟子の好意は受け取っておくのが道理だろう!」
岡部「その……有難く頂いておこう」
るか「……っ、あ、ありがとうござます!」ニコッ
岡部「(ぐっ、またもや精神攻撃を……)」
岡部「と、時にルカ子。さっき教えたついでと言っていたが、誰かと一緒に作ったのか?」
るか「え? ……あっ! い、いえ! そこは何でもないんです! 気にしないで下さいっ!」
岡部「そうか……」
るか「はい……」
岡部「……」アセアセ
るか「……」テレテレ
岡部「(な、なんだこの微妙な空気……)」
岡部「ま、まぁなんだ。チョコはラボで美味しく頂くとしよう!」
岡部「それでは俺は今日は帰るが……しゅ、修行はしっかり個人で行っておくように!」
るか「っはっ、はい! それでは失礼します!」
【 2/14 午後 ブラウン管工房前 】
岡部「(ふう……さっきは流石に驚いたな……まさかルカ子からチョコを貰うとは……)」
岡部「(バレンタインに貰うチョコが男からって……いいのかそれで)」
岡部「(まぁ見た目はそこらの女より女らしいからいいか)」
岡部「だが、男だ」キリッ
萌郁「……」ボーッ
岡部「ん? シャイニングフィンガーではないか」
萌郁「あっ……岡部、くん……?」
【 2/14 午後 ブラウン管工房前 】
岡部「(ふう……さっきは流石に驚いたな……まさかルカ子からチョコを貰うとは……)」
岡部「(バレンタインに貰うチョコが男からって……いいのかそれで)」
岡部「(まぁ見た目はそこらの女より女らしいからいいか)」
岡部「だが、男だ」キリッ
萌郁「……」ボーッ
岡部「ん? シャイニングフィンガーではないか」
萌郁「あっ……岡部、くん……?」
むっ!?ちゃんとまゆしぃのハッピーエンドになるのか?
あああああミスったああああ
>>42の次はこっち
-------------------------
岡部「今日もバイトなのか? たいして客も来ないくせに忙しい事だな」
萌郁「ううん……違う……今日は非番……だった」
岡部「だった?」
萌郁「……」コクッ
萌郁「店長さん……体調、悪くなっちゃった……みたいで……」
岡部「なん、だと……」
岡部「あの屈強な体と精神を持っているであろうMr.ブラウンでも体を壊す事があるのか……」
岡部「……クックック、実に気分が良い! そのまま当分は寝込んでいてほしいものだな!」
萌郁「……」
岡部「それで今は貴様が店番、という訳か」
萌郁「……」コクッ
萌郁「ぁ……そうだ……ちょっと、待って」ガサゴソ
岡部「?」
萌郁「……これ、あげる」
岡部「……あー……もしやこれは、『チョコレート』と言った奴か……?」
萌郁「昨日……作った……食べてくれるかなって……」モジモジ
岡部「そ、そうか……」
岡部「(くっ、本来女子からチョコを貰ったとなれば大喜びするはずなのだが……)」
岡部「(何故か包みを見せられた時から悪寒しかしない!! といっても理由は明白だがな!)」
岡部「(…………はっ!? まさか……)」
岡部「指圧師よ……一応聞いておくが、そのー……」
岡部「Mr.ブラウンにも……渡した……のか?」
萌郁「…………もちろん。その場で、食べてくれた」
岡部「」
パカッ
岡部「―――俺だ。現在、機関の攻撃よりも強烈な"ブツ"を手に入れてしまうかもしれない可能性が出てきた」
岡部「出来れば回避したかったのだが……何? これもシュタインズ・ゲートの選択だと……?」
岡部「こんな選択が……こんな選択が許されるのか……くっ、了解した。何とか乗り切って見せるさ」
岡部「―――エル・プs」
萌郁「……何、してるの?」ヒョイ
岡部「うおおおおおお!!! いきなりこっちをのぞき込んでくるなあああああ!!!」
萌郁「……っ……ごめん、なさい」ビクッ
岡部「い、いや、だ、大丈夫だ」ドキドキ
萌郁「……それで、チョコ……」
岡部「あ、あぁ。いい頂いておこう」ブルブル
もえかはだんだん喋るようになったんだね
岡部「ただし! 俺はまだ昼飯を食べていないためその後に美味しく頂こうと思う!」
岡部「よってこの場では食さないが、いいな!?」
萌郁「……うん……ありがと」ホッ
岡部「む、むう……」
岡部「(なんなんだ、調子が狂うぞこれは……)」
岡部「(とりあえず、一旦"コイツ"は封印でもしておくか……)」
岡部「(Mr.ブラウンでさえ勝てないのに俺が勝てるわけがない)」
でもクリスのアップルパイよりマシだよね
【 2/14 午後 ラボ帰宅 】
まゆり「あれー?オカリンだぁートゥットゥルー♪」
岡部「なっ、まゆり!? お前何故ここにいるんだ。 今日はメイクイーンのイベントではないのか?」
まゆり「えへへ~それがまゆしぃとしたことが忘れ物をしちゃったのです。だから取りに来てたんだよぉ~」
岡部「そうか……忙しないやつだな」
まゆり「えへへぇ~……あ、バイトが終わったらまたラボ寄ってもいいかな?」
岡部「まぁ、別にかまわんが」
まゆり「じゃあ帰りに寄るね! ……あっ、そうだ!」
まゆり「オカリンも今からメイクイーンニャン×2のイベント参加しない?」
岡部「俺が? 今からか?」
まゆり「うん! 昨日言おうと思ったんだけど忘れちゃってて……」
まゆり「オカリンが時間空いてたらでいいんだけど、どうかな?」
岡部「俺は別にバレンタインなぞに興味はない」
まゆり「あう……そっかぁ……残念」ショボン
岡部「(ぐぐっ、そんな残念そうな顔をするなと……! だが……!)」
岡部「だ、だが、どうしてもというなら行かない事も無いぞ」
まゆり「わあほんとぉ!? うわぁーい! じゃあ今すぐ行くのです☆」パァァッ
岡部「え? おい、ちょっ、準備が」荷物ドサァ
まゆり「レッツゴー♪」
【 2/14 午後 メイクイーンニャン×2 】
岡部「しかしイベントとは一体どんな事やってるんだ? 随分早い時間からやってるようだが……」
まゆり「んー? それはねぇ」
ガチャッ
フェイリス『まだまだ行っくニャーン!!』
客「「「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!」」」
客「「「( ゚∀゚)o彡°フェイリス!フェイリス!( ゚∀゚)o彡°」」」
岡部「な、なんだこれは……」ポカーン
まゆしぃキター
マユシイニャンニャン可愛すぎ
まゆり「今はフェリスちゃんのバレンタインライブの途中なのです☆」
まゆり「午前中はチョコ配ったりー色々ゲームとかしてたんだけどね~」
岡部「そ、そうか……」
岡部「(これは予想以上の熱気である)」
-ライブ後-
フェイリス「凶ぉ真ぁ~~~!!!」ダキッ
岡部「どわぁ、ちょ、くっつくでない!」ヒッペガシ
フェイリス「むぅ~このぐらいなんでもないニャン!」
フェイリス「それにぃ~凶真ならきっと来てくれるって信じてたニャン♪」
ダル「ぬおおおおお!! フェイリスたんに抱きつかれるとか裏山過ぎるだろ常孝!!」机バンバンバンバンッ
フェイリス「ダルニャンはまたあとでニャン♪」
ダル「うっはあwwwww僕全裸待機余裕wwwwwwwww」
岡部「リアルにはやるなよ」
ダル「心の全裸的な意味だお」
今でもフェイリスにとって凶真は王子様なのかニャ?
フェイリス「ニャッフッフ……そしてフェイリスにはぁ~……」
フェイリス「先の事まで見とおせる未来眼[フューチャーアイズ]が覚醒したのニャ!」シャキーン
岡部「なに!? ついに覚醒の時だと……!?」
フェイリス「そうニャ。そして、この先は……凶真とのラッブラブデートだニャーン☆」
岡部「だが断る」キリッ
フェイリス「ニャ~ン! 凶真つれないニャン! いじわるぅ~!」
フェイリス「だけどそんな凶真も……大好きだニャン♪」
岡部「い、いい加減からかうのはよせ!!」
ダル「オカリンまじ爆発しろ!!! 死ね! 氏ねじゃなくて死ね!!!」
岡部「はぁ……ダルは本当に通常運転だな」
フェイリス「しょーがニャいニャ~……はいっ、凶真ぁ♪ フェイリスのお手製チョコだニャン☆」
岡部「え? あ、あぁ、うむ。そういえばそういうイベントだったな。……貰っておく」
フェイリス「ちなみに味はビターだニャン☆ ちょっぴり苦ーい大人の味ニャン♪」ウィンク
ダル「うおおおおおおおおおフェイリスたん僕にもウィンクぷっりいいいいいいいず!!!!!」バンバンッ
岡部「……実にここは平和である」
フェイリス積極的だニャ
まゆしぃも頑張れ!
【 2/14 夕方 メイクイーンニャン×2前 】
岡部「(さて……そろそろか)」チラッ
ガチャッ
まゆり「あっれ~? オカリンなんでいるのー?」キョトン
岡部「お前を駅まで送ろうと思ってな」
岡部「まぁ俺は後でラボに戻るから自宅までは送れないが……」
岡部「(少し過保護すぎる気もするが……平気だろう)」
まゆり「大丈夫だよ~じゃあ今日もオカリンと途中まで帰れるんだねぇ」ニッコニッコ
岡部「なっ、変な言い方をするでない!」
あ、ミス
>>68の次はこっちですすんません
-------------------------------
【 2/14 夕方 メイクイーンニャン×2前 】
岡部「(さて……そろそろか)」チラッ
ガチャッ
まゆり「あっれ~? オカリンなんでいるのー?」キョトン
岡部「お前を駅まで送ろうと思ってな」
岡部「まぁ俺は後でラボに戻るから自宅までは送れないが……」
岡部「(少し過保護すぎる気もするが……平気だろう)」
まゆり「大丈夫だよ~」
まゆり「じゃあ今日もオカリンと途中まで帰れるんだねぇ~なんだかデートみたいだねぇ~えへへぇ」ニッコニッコ
岡部「なっ、変な言い方をするでない!」
岡部「あーそれと、さっきは帰りにラボに寄ると言っていたが……また明日にしろ」
岡部「流れとは言え、客があれだけ騒げば疲れもあるだろうし、今日はそのまま駅に向かうぞ」
まゆり「んーっと、まゆしぃは別に疲れてないよ? 体力には自信があるのです」
岡部「それでも、だ。ダルも帰ったことだし……」
岡部「なにより、暗くもなってきたしな」
まゆり「オカリンがそこまで言うなら……今日はそのまま帰ろうと思うのです♪」
まゆしぃ何気に運動神経いいからな(^w^)
【 2/14 夕方 メイクイーン→駅 帰り道 】
岡部「ちなみにラボに用事とはなんだったんだ?」
まゆり「んー? えへへぇ~知りたい? 知りたい~?」
岡部「ラボメンの行動管理は俺の最優先事項だからな」
まゆり「本当はねぇ……今オカリンがここにいるから寄らなくてもよかったのです☆」
岡部「ん? どういうことだ?」
まゆり「んふふふ~それでは発表しまぁーす!ダダダダダダ……(セルフドラムロール)」
岡部「?」
まゆり「ダダダダダ……じゃん! はいチョコレートだよぉ♪」水色袋差し出し
岡部「ほう、今年も……俺にくれるのか?」
まゆり「うん♪ しかも今年はフェリスちゃんと一緒に作ったから味もばっちりなのです☆」
岡部「毎年毎年完食しきれた試しがなかったからな……」
まゆり「ぶー! あれはあれで美味しいと思うのです! 食べ物を粗末にしちゃだめだよー?」
岡部「ふっ……分かってるさ。それに、今年のは味見もしたんだろう?」
まゆり「もちろんなのです♪」
岡部「なら安心して食えるな」
まゆり「うん♪ ……あのね、オカリン」
岡部「なんだ?」
まゆり「いつもありがとうね」
岡部「ど、どうした突然」
まゆり「ううん、突然じゃないよー? 言う機会がないだけで、いっつも心の中ではそう思ってるのです」
まゆり「まゆしぃはオカリンの人質で、本当に本当によかったと思うんだぁ」
まゆり「昨日も似たような事言っちゃったけど」
まゆり「オカリンの人質だったからラボメンの皆ともお友達になれたし」
萌え死んだ
まゆしぃ天使すぎる
まゆり「……でもね、まゆしぃはオカリンの人質がよくても、オカリンが辛くなったら……」
まゆり「それはまゆしぃにとっても辛いことだから、きちんと言ってほしいかなぁーっt」
岡部「だから俺はお前を重荷だと思った事は一度も無いと何度も言ってるだろう…!」
まゆり「へっ?」キョトン
ビンタくる?
岡部「俺は俺の意思で狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真を名乗っているのだ!!」
岡部「そこにまゆりの意思は関係ない!」
岡部「だが、貴様はこの崇高なる鳳凰院凶真の手中にある、すなわち、それが人質!」ババッ
岡部「フゥーッハッハッハッハ!!!!」
まゆり「ほぇー……」ポカーン
岡部「あー……」
岡部「……つまりっ、……まだまだお前には人質になってもらうからな」
岡部「そっ、そこそこの自由は与えてやるが! この俺からは逃れられないと思え!!」
岡部「……あと、もう俺が辛いだろうとか自分が重荷だろうとか、そんなこと考えるな」
岡部「俺はお前が生きててくれるなら何でもしたし、これからも……多分する、と思う」
岡部「って、これは言ってもまゆりには分からんか……まぁとにかくだ」
岡部「まゆりは、側にいてくれるだけで、十分なんだ」
岡部「重荷どころか随分助けられてるんだぞ? これでも」
岡部「存在そのものと言うかー……なんというかー……」
岡部「う、上手くは言えないが……」ワタワタ
岡部「と、とにかく。 お前はそのままでいいから。今のままでいいから……」
岡部「何も考えずに普通にしてろ。いいな?」頭ポンポン
まゆり「オカリン……」ジワッ
まゆしぃ「まゆしぃがおばあちゃんになるまで人質がいいなぁ」来いぃぃぃぃぃぃぃ
ゴシゴシ
まゆり「っ……ありがとう、オカリン」ニコッ
岡部「う、うむ」
まゆり「……やっぱりオカリンは優しいんだよねぇ」ボソッ
岡部「うん? 何か言ったか?」
まゆり「ううん、なんでもないよー♪ じゃあまゆしぃは心置きなく……」
まゆり「オカリンが嫌ーって言うまで人質を続けようと思うのです♪」エヘヘ
岡部「そんな時は来ないだろうが……うむ、まぁそれでいい」
―――――
―――
―
【 2/14 夜 駅 】
まゆり「それじゃあまた明日ね! トゥットゥルー♪」バイバイ
岡部「あぁ。……あっ、電車の中で寝過ごしたりするなよー?」
タッタッタッタッ…
岡部「……」
岡部「(……まゆりは……やはりいつもあんな事を考えているのだろうか)」
岡部「また少し、考え直さねばな……」
オカリンにフラれたら俺が結婚してあげる
個人的におかまゆは少し切ない方が好きです。
心があったかくなるようなものも。
そしてすいません地味にまだ続きます。
以下続き。
【 2/14 夜 ブラウン管工房前 】
岡部「(ふむ……しかし、まぁなんだ)」
岡部「(今年は意外にも多く貰えたな。……まぁ全てラボメンガールズからなのだが)」
岡部「(……悪くない)」
岡部「……ん? って、なああああああ!」ラボ見上げ
岡部「ラボの電気が……つけっぱなし……だと……?」
岡部「あああああしまった……出る時に急いで連れ出されたから気づかなかったのか……不覚ッ!」
岡部「急いで消さねば電気代がああああああ」ダッシュ
カンカンカンカン
ガチャッ
「遅いッッッ!!!」
岡部「」ビク
岡部「……は?」ポカーン
紅莉栖「…………岡部、あんた今日どこ行ってたんだ?」
岡部「え、……く、クリスティーナ!? 何故ここにいる!? 今はアメリカにいるはずだろう!!」
紅莉栖「いいから私の質問に答えろ」ギロッ
岡部「うぐっ……助手の分際でこの俺に指図などs」
紅莉栖「あん?」
岡部「あ、はい。ご説明させて頂きます」
切ないのが合ってるのは同意です
報われないのはまゆしぃだってわかってるのです…
そんなまゆしぃが好きだー!!
-かくかくしかじか-
紅莉栖「ふーん……つまり他の女の子にチョコを貰いに行ってたんだ。わ・ざ・わ・ざ」イライラ
岡部「ご、誤解を招くような言い方をするな! それにわざわざ貰いに行ったわけではない!」
岡部「……い、行く先々で……くれたのだ」
岡部「フッ……まぁこれも、この狂気のマッドサイエンティストの人望と言うやつk」
紅莉栖「黙れ厨二病」
岡部「なっ、これは断じて厨二病などでないだろう! 事実だ!」
岡部「大体! 俺を質問攻めにする前にやることがあるだろう!」
紅莉栖「は?」
岡部「帰ってくる時は必ず連絡をよこすという約束ではなかったか!」
紅莉栖「あっ、ま、まぁそんな約束もしてたわね……」
岡部「それに昨日のメールにも返信すらしないとはどういう事なのだ!」
紅莉栖「それは……」
岡部「ふんッ、どーせ貴様の事だからァ? 研究だかなんだかで頭いっぱいで忘れていたのだろう!」
紅莉栖「……っ」
岡部「貴様は生粋の研究大好きっ娘だからな! だがな! まゆりも寂しがっていたのだぞ!」
紅莉栖「……」
岡部「それを貴様はよくも……ぬけぬけと俺を問いただせるものだな!」
紅莉栖「……」グスッ
岡部「え?」
クリスチョコ渡す→キス→実は告白を決意したまゆしぃがラボに戻って目撃→まゆしぃ愛想笑いで飛び出す→クリスが「岡部追いかけなさい」→オカリン追いかける
まゆしぃ…
岡部「(あ、しまった……少し言いすぎたか……)」
岡部「(本気で責めようとかは欠片も思ってなかったのだが……まずい)」
岡部「あっ、いや、つまりはー、そのー……ちゃ、ちゃんとこまめに連絡は欲しいということで……」
紅莉栖「……――ッ! こッの馬鹿岡部!!!」シュッ
パァンッ ポトッ
岡部「あいたっ!! ちょ、顔に物を投げるのは反則だろう!! 角がっ!」ヒリヒリ
岡部「……って、…………ん? これは……」
紅莉栖「……何よッ! 人が滅多にやらないことしてやったっていうのに!!!」
紅莉栖「私だって何度も連絡しようか迷ったわよ!!!」
紅莉栖「でもっ、どうせ! 岡部のことだから! チョコ一個も貰えてないだろうと思って!!」
紅莉栖「あんたの落ち込んだ顔を励ましてやろう……とかって思ってたわけじゃないけど!!」
紅莉栖「あんたが貰った時に驚いた顔見て』プゲラざまあああwwwwww』って言ってやろうと思って!!」
紅莉栖「ずううううっと連絡我慢してたのに!!!」
紅莉栖「それがなによ!! あんた朝早く様子見に行ったらまだラボにいないじゃない!!」
紅莉栖「それで昼には流石にいるだろうと思って来てみても! またいないじゃない!!」
紅莉栖「私を避けてるの?! なんなの?! 馬鹿なの!? 死ぬの!!!?」
岡部「」ポカーン
おわふ、紅莉栖の台詞ミスった
>>106の次はこっちです
------------------------------
紅莉栖「ずううううっと連絡我慢してたのに!!!」
紅莉栖「それがなによ!! あんた朝早く様子見に行ったらまだラボにいないじゃない!!」
紅莉栖「それで午後には流石にいるだろうと思って来てみても! またいないじゃない!!」
紅莉栖「私を避けてるの?! なんなの?! 馬鹿なの!? 死ぬの!!!?」
岡部「」
クリスのツンデレは反則的な可愛さがある
まゆしぃ派の俺もグラつくほどだ
にしてもどうしてこんな時間に投下したし
紅莉栖「ふっ……」グスッ
岡部「くっ、紅莉栖……とりあえず泣くのは……」
紅莉栖「泣いてないわ!!!」グズズッ
岡部「お、おう……」
岡部「(なんだこの状況は……俺は幻覚でも見てるのか……?)」
>>111
普段から帰宅が遅いもので…
申し訳ない…
岡部「えーと……つ、つまりだ。要約すると……」
岡部「お、俺に、手作りチョコを渡して驚かせようとしたから……連絡はしなかった……のか?」
紅莉栖「……なッ!! 違っ! っけど……」
紅莉栖「ええい! もういい!! それでいい!!」グズッ
岡部「(こ、これはなんということだ……)」
岡部「じゃ、じゃあこの投げてきた箱は……」カパッ
紅莉栖「……私が作ったチョコだ。悪いか」グズッ ゴシゴシ
紅莉栖「……ッちなみに、漆原さんに教えてもらったから味は完璧なはずよ……」
紅莉栖「まずいなんて言わせるもんですか……!」キッ
やっべクリスティーナかわええ
正ヒロイン恐るべし…
岡部「紅莉栖……」
紅莉栖「……なっ、何よ……」
岡部「すまない」
紅莉栖「……っ」
岡部「まさかお前がそこまで計画した上で……こんな形で貰えると思ってなかったのだ」
岡部「ある意味、いや、そのままの意味でも驚いた」
紅莉栖「……」
岡部「それで……つい、とっさにああ言ってしまったが……」
岡部「そのー……あー……」
紅莉栖「……?」
岡部「……ありがとう、紅莉栖」
紅莉栖「……っ」
紅莉栖「……そ、それは……まぁ私も……あんたに連絡なしで帰ってきちゃったわけだから……」
紅莉栖「……悪かったわ。よくよく考えてみればちょっと度が過ぎたわね」
岡部「し、しかしだな!!」
紅莉栖「な、なによ……」
岡部「その……俺としては、帰ってきた時に……」
岡部「お前がいた時点で驚いたというか嬉しかったというかなんというかだな……」目ソラシ
紅莉栖「……ばっ、馬鹿じゃないの!? そのぐらいで嬉しがるな!」
岡部「だ、だからそれは! 連絡をよこさなかった貴様が悪い訳で!!!」
紅莉栖「ぐっ……」
岡部「むっ……」
岡部「……いかん、これでは終わらないな」
紅莉栖「……」モジモジ
岡部「……」キョロキョロ
岡部「……これ、今食べてもいいか?」ガサッ
紅莉栖「なっ……ちょっ、私もう帰るからあとで一人で食べなさいよ!!」
岡部「しかしもう終電も行ってしまってるぞ?」
紅莉栖「えっ……あ、歩いて帰るからいい!!」
岡部「しかし暗いと危ないではないか。……今日はラボに泊ってけ」
紅莉栖「でも……夕飯も……」
岡部「昼に偶然にも予備と思って買ってきたカップ麺が2つある。それを食うがいい」
紅莉栖「……」
岡部「それに……何を心配してるのかは知らんが、別にお前にHENTAI行為をしようなどとも思ってない」
紅莉栖「バッ! そんなこと考え……たけども、ちょっとだけ、あくまでわずかな可能性として」
岡部「おい」
紅莉栖ちゃんばっかズルいのです
まゆしぃだってオカリンのこと好きなんだよ?
紅莉栖ちゃんよりずっとずっと前から…オカリンが大好きなんだから
まゆしぃぃぃぃぃぃぃぃ(ToT)
ガサゴソ
岡部「……ほら、カップ麺」コトッ
紅莉栖「……あ、ありがとう」
岡部「その間に俺はこれを食べる」パカッ
紅莉栖「……あくまでチョコが先なのか」
岡部「当たり前だろう。お前がそこまで行動したチョコだからな。食べるのが礼儀だろう」
紅莉栖「なんか礼儀とかまで言われるとちょっと複雑なんだけど……」
岡部「では……食うぞ」ドキドキ
紅莉栖「え、えぇ……」ドキドキ
岡部「(コイツはもちろん覚えてないだろうが……)」
岡部「(夏以来、助手の料理は避けてきたからな……心配だが)」
岡部「(だが今回はルカ子と作ったというし……大丈夫、きっと大丈夫……なハズ!)」
岡部「むぐ」パクッ
紅莉栖「ど、どう……?」
岡部「……普通に食える」
岡部「これは……普通に食えるぞ……!!!」
紅莉栖「美味しいとは言わないんだな」
岡部「…………いや、美味い」
紅莉栖「はいはい、どーせ分かってましたよ絶対美味しいなんて言わな……え?」
岡部「このぐらいの甘さが良いな。甘すぎず苦すぎず」
紅莉栖「……な、なんでこういう時に限って素直にっ……」カァァッ
不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味すぎて意味が分かんないよー!!
岡部「料理も平均してこれぐらいの美味さなら安心して任せられるのだがな……」
岡部「って、ん? どうしたのだ? うつむいたりなんかして。カップ麺伸びるぞ?」
紅莉栖「うるさい!! こっち見んな! バカ岡部!!!」
岡部「お、おう……」
岡部「とっ、とにかく! このぐらいならラボのキッチンに立たせてやるから……」
岡部「……これからも……その、精進するように! いいな!」
紅莉栖「いっ、言われなくても上手くなるわよ!」
紅莉栖「それに今回は結構長い滞在になるから思う存分食べさせてやろうじゃないの!!」
紅莉栖「じゃあ早速明日から一人でt」
岡部「あっ! いやいや! まままだ、時間はあるのだだだろう?」声ウワズリ
岡部「なら当分はルカ子と一緒に作ってくれ頼む!!」ブルブル
紅莉栖「……仕方ないわね……漆原さんには迷惑がかかっちゃうけど……」
紅莉栖「岡部にまた不味いって言われるよりマシかしら」
岡部「(俺とラボメンの健康面も兼ねて是非そうして欲しい……)」
岡部「(と、いったら殺されそうだから言うのはやめておこう……)」
紅莉栖「じゃあこれからどんどん美味しいもの食べさせてやるんだから覚悟しなさいよね!!」
岡部「まぁ期待せずに待っているとするか」
【-終わり-】
ふう、無事完走。
なんだか詰め込み過ぎて、
後半もはやバレンタインとは何の関係も無くなった気がしてならない。
お付き合い頂いた方々、お疲れさまでした。
初SSで色々あったけど
昨日今日に引き続き保守・支援してくれた人、本当に有難う。
嬉しいものだね。
そして鈴羽はどう頑張っても入らなかった…
まぁそれは7+数年後にたっぷり貰うという事で。
あ、ここからはちょっと蛇足というか追記と言うか。
個人的にモヤモヤした部分があったので
とりあえず需要ありでもなしでもとりあえず全投下しておく。
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【 2/15 朝 ラボ 】
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―――
―――――
岡部「……時に、助手よ」
紅莉栖「だから助手じゃないといっとろーが。何よ?」
岡部「昨日聞きそびれたのだが……貴様、早朝に一回寄ったと言ったよな?」
紅莉栖「ええ、言ったわ。その時あんたもいなかったけどね」
岡部「……もしやその時、プリン食べていかなかったか……?」
紅莉栖「へっ!?」ビクッ
岡部「食べたんだな?」
紅莉栖「だ、だって……名前書いてなかったし……誰が食べてもいい用なのかと……」
岡部「ほほーう、犯人は貴様だったか。朝からプリンとは……随分食い意地が張っているではないか」
乙
いい夢が見れそうじゃわい
しかしまゆしぃに入り込む隙間はないのぉ…
紅莉栖「だだだだだって日本にきてすぐ漆原さんの所へ頼みに行っちゃったから」
紅莉栖「プリンなんて食べれなかったし……」
紅莉栖「それに! 名前を書いておかない方が悪いのよ!」プイッ
岡部「いや、自分で買ってきたものを食べるのが普通だろう!!」机バンバンッ
岡部「貴様、もしダルやまゆりの分でも同じことが言えるのか!?」
紅莉栖「ぐぐっ……橋田やまゆりはプリン買ってこないわよ!」
紅莉栖「大体! まゆりはバナナとからあげが好物だし! 橋田は……知らないけど」
岡部「ほーう? 随分な自信ではないか」
岡部「なら今度2人が買ってきた時の反応が楽しみだなァ? 助手よォ」
紅莉栖「ふんっ! いつになることやらだけどね!!」
カンカンカンカン…トントン ガチャ
まゆり「トゥットゥルー♪ おはよーなのです☆」
岡部「おぉ、まゆりか。今日はいつになく早いな」
紅莉栖「あっ、まゆり。ハロー」
タタタタッ
まゆり「うわああああ本当にクリスちゃんだあああ」ダキッ
紅莉栖「うわああう! まっ、まゆり?!」アセアセ
まゆり「うわあー! 久しぶりだねぇ~! 会いたかったよおおう」ムギューッ
紅莉栖「あっ、ちょっ、くすぐったいわよ、ふふっ」
まゆり「オカリンにねー? 昨日夜にクリスちゃんが帰ってきたよ―ってメールがあったからー」
まゆり「まゆしぃはいてもたってもいられなくて、ラボに来ちゃったのです☆」
紅莉栖「まゆり……ごめんね。連絡出来なくて……」
まゆり「ううん。全然気にしてないよぉー♪ クリスちゃんに会えたからそれでいいのです☆」ニコッ
岡部「だから言っただろう助手よ、『まゆりも寂しがっている』とな」
紅莉栖「え、えぇ……本当にごめんね、まゆり」
まゆり「ううん! 大丈夫だってぇ~」
岡部「というかまゆり、なんだその袋。またバナナのストックはあったと思うが……」
まゆり「バナナじゃないよぉ♪ これは紅莉栖ちゃんにプレゼントなのです☆」
紅莉栖「私に?」
まゆり「うーん♪ はいっ、どーぞ」スッ
紅莉栖「わぁ……こ、これは……!」
まゆり「じゃっじゃーん! 『プレミアムプリンデラックス』なのです♪」ズズイッ
紅莉栖「まゆりが……プリン……しかも、私のために?」
まゆり「えっへへ~ちょっと奮発しちゃったぁ~」
まゆり「あとでオカリンがきっとパーティ開くんだろうなあとは思ったけど……」
まゆり「先に渡しておこうと思ったのです♪」
紅莉栖「まゆり……ありがとう」ギュッ
まゆり「うん♪」ニコッ
岡部「フッフッフッフ……フゥーッハッハッハッハ!!!」
紅莉栖「な、なによ突然! 折角人がほのぼのとした空気に浸ってるのに!」
岡部「フッフッフ……まさかァ、つい先ほどの事を忘れたわけではあるまいなァ?」
紅莉栖「はぁ? 何言ってんのよ」
岡部「先程貴様は……『橋田やまゆりはプリン買ってこない』といったな?」
岡部「だが事実! こんなにも早いとは予想外だったが……まゆりはプリンを買ってきたではないか!」フフーン
紅莉栖「はァ!? これは私に買ってきてくれたんだからノーカンでしょ!」
岡部「たとえどんな形であろうと! 買ってきたものは買ってきたものだ!」ドヤァ
岡部「これを、どう弁解するのだ? ん?」
紅莉栖「完全にただの屁理屈です本当にありがとうございました!!!」
まゆり「えへへ~オカリンと紅莉栖ちゃんはやっぱり仲が良いねえ~見ててニヤニヤしちゃうよぉ」ニヤニヤ
岡・紅「「仲良くない!!!」」
岡・紅「「ぐぬっ……」」
まゆり「えへへぇ」
こっからご都合展開。
見てる人がどれだけいるか分からないが、
ちょっとでも「ないわー」と思ったらそっと閉じて下さいな。
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カンカンカンカン
ガチャッ
ダル「お? おぉ??? 牧瀬氏いつ帰ってきたん? これは僕にも予想外の展開である」
るか「皆さん、おはようございますッ」
萌郁「……おは、よう」
フェイリス「ニャニャ~!? クーニャンがいるニャン! 」
岡部「なっ!? お前ら揃いも揃って何故ここに!?」
ダル「つい下で会ったんだお」
るか「下でお会いしたので……」
萌郁「下で……会った」
フェイリス「下で会ったのニャン♪」
岡部「これも……シュタインズ・ゲートの選択なのか」
仲良すぎだっつーの
まゆしぃいい子すぎだっつーの
眠れないっつーの
鈴羽「実はあたしもいるよー!!」開いてる窓からバッキーン
鈴羽「……っと、やっほー! オカリンおじさん!」イエイ
岡部「ちょちょちょちょっと待て!!! お前は一番いちゃだめだろう!!!」ガタガタッ
鈴羽「えー! だって本編一回も出れなかったんだからおまけぐらいいてもいいじゃーん」ブーッ
岡部「それにお前どこにタイムマシン……」
鈴羽「ふふふー。だいじょーぶ! 今度はラジ館じゃなくてここの屋上にタイムマシン出現させたから」
岡部「そ、そうか……」
鈴羽「まぁーチョコは持ってきてないけど、7年とちょっと待っててよ。そしたらいーっぱいあげるからさっ!」
岡部「昆虫入りは勘弁してほしいがな……」
まゆり「うわああー! ラボメン勢揃いだねぇ~まゆしぃは嬉しくなっちゃうのです♪」ニッコニコ
岡部「ま、まぁ何はともあれ、これで特に連絡なしで全員揃ったということで……」
岡部「これより! クリスティーナ帰還による宴会の準備を始めようと思う! 異論は却下だ!」
全員(紅除く)「「「おぉー!」」」
紅莉栖「なっ! これから!? 今日!?」
岡部「なんだ。用事でもあるのか?」
紅莉栖「用事はっ! ……ない、けど……」
紅莉栖「その、突然だし……皆迷惑なんじゃないかと……」ショボン
岡部「なら全員了承の返事などしないと思うが?」
岡部「それにルカ子もフェイリスもいる。料理を作れる絶好の機会だと思うが? ん?」
紅莉栖「……わ、わかったわよ! じゃあ……お言葉に甘えようかしら」
岡部「最初から……というか普段からそうやって素直になってればいいものを」ボソッ
紅莉栖「あ!? 今なんか言った!?」ギロッ
岡部「い、いやぁ、なな何も」ブルブル
岡部「よよよーし! 今日は俺も直々に買い出しに行こうではないか!」
岡部「ルカ子! フェイリス! 買い出しに行くぞ! 残りはラボで準備だ! では!」ガチャッ ダダダッ
紅莉栖「あ、ちょっ、逃げるな岡部ぇーーーー!!」
まゆり「ふふふー♪ やっぱりまゆしぃは皆仲良しさんが一番楽しいのです☆」
【---おまけ 終わり---】
ラボメン全員集合感動やな…
まゆしぃが目を輝かせてるのが浮かぶ
なんとかプリンフラグ…て言うほどでもないが、回収できました。
これで本当に終わり。
鈴羽…本当に無理矢理になっちゃったけどごめんね…
嫌いじゃないんだよ!
そしてやっぱり昨日と同じくこんな時間ですね。
でもおまけまで完走できたので自分的にスッキリです。
あと、こんな風にした方が読みやすいとかあったら
ちょろっと書いてくれると嬉しい。
今度もし書く機会がある時までに精進しておきます。
あ、早い時間から始めるってのは除きます。身に染みたので。
それではこんなおまけにまでお付き合い頂き、
有難うございました。
またどこかで。
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