小梅「プ、プロデューサーさん…」
ジリジリ
P「まあ落ち着け小梅」
小梅「…付き合ってくれるって、い、言ったのに」
P「そりゃお前…幾らなんでも」
小梅「う、嘘つき!」
P「ぐふっ」
日菜子「………………」
ジー
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小梅「グスッ」
P「…………解ったよ」
小梅「…え?」
P「俺も男だ、自分で言った事の責任くらい取ってやる」
小梅「ほ、本当に?」
P「でも1本だけだからな?それで勘弁してくれ」
小梅「…うん!」
日菜子「………………」
ジー
カチャカチャ
小梅「〜♪」
P「やれやれ」
小梅「それじゃ…」
キラーン
スプラッタDVD
小梅「…うふ、ふ」
P「ああ、逃れられないか…(普通のホラーだと思ってたのに)」
日菜子「………むふ」
………
……
…
『プ、プロデューサーさん!』
ジリジリ
『まあ落ち着きな小梅』
『…付き合ってくれるって、い、言ったのに…』
『そりゃお前…俺もそうしたいさ、けど幾らなんでも歳の差とか…』
『う、嘘つき!』
『ふっ…』
『グスッ』
『…しょうがない子だ』
『…え?』
『俺も漢だ、責任くらい取ってやるさ』
『…あ、ほ、本当に?』
『ただ…耐えられるかな?勘弁してくれ何て言われても止めないぜ?』
ズイッ
『あ……え、えっと…』
ナデナデ
『〜♪』
『やれやれ、困った子猫ちゃんだ』
『えへへ…』
『もう、逃さないからな」
日菜子「むふふふふ…」
………
……
…
P「おい杏、起きろコラ仕事だぞ」
杏「杏なら寝てるよ、これは寝言だよ」
P「おっと、ここに何故か新発売の飴が」
ピクッ
杏「…ふ、ふん、杏を仕事に行かせたいならこの3倍は持って来いというのだ!」
P「あのさぁ」
日菜子「…………………」
ジー
『杏起きてくれ、お仕事の時間だぞ?』
『杏なら寝てるよ、これは寝言だよ』
『お前のためにここに新発売の飴を用意したんだ』
ピクッ
『ふ、ふん、杏を仕事に行かせたいならこの3倍は持って来いというのだ!』
『それは流石に無いな…ああ、困ったなどうしよう、どうしたら杏が働いてくれるんだ…』
『…そうだね、じゃあアレが欲しいな』
『うん?アレって何だ?」
『プロデューサーの……甘い飴、とか』
『…こいつめ』
『えへへ…」
日菜子「むふふふふ…」
………
……
…
光「プロデューサー!遊ぼうぜ!」
P「おう、暇だしいいけど何するんだ」
光「決まってるだろ!いつもの特撮ごっこだ!」
P「……………」
光「…どうかした?」
P「いや、別に…でもたまには女子らしい事でもいいんじゃ」
光「それじゃアタシ他の皆誘ってくるよ!」
ダダダダダダ
P「むう、どうしたもんか」
日菜子「………………」
ジー
『プロデューサー!遊ぼうぜ!』
『ああ、暇だし構わないさ…で何を?』
『決まってるだろ!いつも…の』
『………………』
ズイッ
『ど、どうかした?というかちょっと…ち、近いから離れて欲し』
『…たまには女子らしい事もいいんじゃないか?』
『あ、え…え?………何言ってるんだよプロデューサー!アタシ他の皆も呼んで─』
ガシッ
『さて、どうしてやろうかな』
『…っ!だから冗談は止めてよ!い、いきなりこんな…』
『ふふ…そういう顔の光も可愛いぞ』
『あ、あわわわわ』
日菜子「むふふふふ…」
みく「Pちゃん、最近みくの扱いが酷いと思うのにゃ」
P「そうか?言うほどの事はないと思うが」
みく「そうなのにゃ!他の子とは一杯遊ぶ癖にみくの事は放置プレイなんだにゃ!」
P「プレイとか言うなっての…ったく、解ったよ、何したら許してくれるんだ?」
みく「むっふっふそうだにゃあ…じゃあ罰として今日のPちゃんはみく専用の遊び相手にゃ!猫は寂しいと死んじゃうのにゃ!」
P「お仕事あるから一日は無理」
みく「え、酷くない?」
日菜子「………………」
ジー
『Pちゃん…最近みくの扱いが酷いと思うのにゃぁ…』
『そうか?言うほどキツい事してないぞ』
『と、とぼけるにゃ!他の子には優しくするのにみくには…激しいプレイばっかして!』
『何のことやら』
『…でもPちゃんが望むのにゃらみくはいいのにゃ、みくはまだ15歳だけどこのセクチーなみくボディにPちゃんがめろめろにゃんだから…仕方ないのにゃ…みくは罪な女にゃ』
『あ、みくにゃんはいいです』
『なんでにゃーーー!!!!』
日菜子「…むふ?」
『ていうか不健全な思考に引きました、みくにゃんのファン辞めます』
『一個前に光ちゃんに何したか言ってみろにゃ!』
『アレは光だから輝くシチュだろうが、この素人め』
『うにゃああああああ!!!』
日菜子「………………」
日菜子「………………」
日菜子「…駄目、みたいですねぇ」
日菜子「(みくちゃんの妄想で何処かからノイジが混じっちゃいました…何ででしょう?)」
日菜子「でもまあいっか、今日は一杯捗った素敵な妄想日和でしたし、むふ、むふふふふ…」
P「おっす」
日菜子「わひゃあ!?」
ノイジじゃなくてノイズです
P「…そんなに驚くなよ」
日菜子「あ…プロデューサーさん、ですかぁ」
P「おうよ、普段通り妄想してるんだと思ったが…何かあったのか?」
日菜子「…む、むふふ、平気、ですよ」
P「(どう見ても平気じゃないんだけどなあ)」
日菜子「(日菜子とした事が…油断しました)」
日菜子「(妄想は楽しいけど、周りにちゃんと注意しないとびっくりしちゃいますねえ)」
日菜子「(ああ、でもプロデューサーさんが不意をついて日菜子にびっくりな事を…むふ、ふふふ)」
P「…日菜子」
クイッ
日菜子「え?」
日菜子「プロ…プロデューサーさん?」
日菜子「(え、この姿勢は…王子様がお姫様にキスさせるために顎を…固定する…)」
P「ちょっと動くな」
日菜子「だ、駄目ですよぉ…日菜子まだ準備が…」
P「すぐ終わるから」
日菜子「あ…あ…(プロデューサーさんの顔がこんな傍、に)」
日菜子「(あわ、わわわ…あ、あれだけ妄想した、のに)」
日菜子「(今日もたくさんして…トレーニングばっちりで)」
日菜子「(なの、に…いざとなったら、頭真っ白…)」
日菜子「(日菜子変な顔してないかなぁ…?目を瞑るべき…あ、プロデューサーさんの顔が見れないのはちょっと…)
日菜子「(それにこういう時はお姫様みたいな素敵な台詞を…う、うう)」
日菜子「(ああ…妄想、今一度日菜子に妄想さん力を貸し)」
P「よっと」
フキフキ
日菜子「…………?」
P「ふう、拭けたな」
日菜子「………あれ?」
P「妄想するのはいいけどさ、涎垂らしてるのは乙女として駄目だろ」
日菜子「………………」
P「涎にも気付かないってお前の妄想はもう白昼夢の域に達してそうだよなーははは」
日菜子「………………」
P「ははは…は…………?」
………
……
…
本当に日菜子の王子様は駄目駄目ですねえ
P「おーい?」
妄想の王子様みたいに気の利いた事はいつできるのでしょうか?
P「日菜子ー?」
ああ、でもさっきのは本当にドキドキしました
P「き、聞こえてるか?」
あれは妄想できませんでした…今度から妄想のレパートリーが増えそうですぅ
P「涎垂らした顔がダラしなくて可愛いとか思ってないからさ、うん」
妄想もいいですけどぉ
P「というか女の子の涎拭くの割とドキドキしたっていうか」
現実も…むふ、いいですよねぇ…何があるか解らなくて…
P「すいません、役得とかちょっとだけ思って」
駄目駄目な王子様ですけど…むふ、やっぱり
日菜子「プロデューサーさん」
P「お、おう…自首しろというなら自首するから…」
日菜子「ありがとうございます………素敵ですぅ」
P「え、ええっ!?」
日菜子「むふふ」
おしまい
読んでくれた方ありがとうございました
オチが強引でごめんなさい
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