マミ「下着が無くなってる……」(71)
マミ「おかしいわねぇ、お気に入りのが減ってるわ」
QB「……」
マミ「セキュリティはしっかりしてるから泥棒は考えにくいし……」
QB「不思議だねぇ」
マミ「キュウべぇ、貴方何か知ってる?」
QB「さぁ?マミの下着を僕がどうこうするはずないじゃないか」
マミ「そうよねぇ、どこいったのかしら」
QB(高く売れたよ)
QB「また買えばいいよ」
マミ「そうだけど、使い捨てってわけじゃないし、勿体無いわよ」
QB「確かに着用回数多い方が高値がついたね」
マミ「へっ?」
QB「なんでもないよ」
マミ「仕方ないわね……今日はこれで」モゾモゾ
QB「ずいぶんシンプルなデザインのパンツだね」
マミ「子どもみたいで好きじゃないけどね」
マミ「それじゃパトロールに行ってきます、お留守番よろしくね」
QB「気をつけて」
ガチャ、バタン
QB「さてと、今日の注文はっと」カタカタ、ターン
QB「おお、相変わらずマミが一番人気だね……杏子は伸び悩んでるなぁ」
QB「まどかもなかなか伸びてるね、清楚な子の方が人気なのかな、わけがわからないよ」
QB「『まどかちゃんが二日間はきっぱなしの黒パンツ』って条件が厳しすぎるよ、まったく」
QB「やれやれ、魔法ブルセラも大変だ」
QB「さやかは……変な人気があるなぁ」
QB「汗や唾液を含んだ衣服が売れるのは彼女くらいだよ」
QB「さて、ほむらのタイツでも回収に行くかな」
QB「あれは高く売れるからね、比較的入手も容易だから助かるよ」
ーーー
マミ「ティロ・フィナーレ!」
さやか「はあっ!」
まどか「たぁっ!」
さやか「ふぃー、疲れた疲れた」
マミ「二人ともお疲れさま」
まどか「お疲れさまです」
さやか「戦いの後のコーラは美味い!」グビグビ
まどか「もー」
さやか「げふっ」
まどか「さやかちゃん、おじさんみたい」
さやか「失礼な」
マミ「うふふ、さっ、帰りましょう」
さやか「はーい」ポイッ
QB(これは思わぬ拾い物)コソコソ
QB「ほむらのタイツが回収できなかったのは残念だけどこれはこれで」
QB「『速報・さやかの飲みかけペットボトル出品』、と」カタカタ、ターン
QB「おっ、さっそく注文が殺到してるね」
ーーー
さやか「……」ブルッ
まどか「どうしたの?」
さやか「いや、なんか、悪寒が」
マミ「そういえば私も下着泥棒にあったみたいなの、嫌な世の中ね」
まどか「えぇ!?」
さやか「マミさんもですか!?」
マミ「え?」
マミ「私もって……」
まどか「実は私とさやかちゃんも」
さやか「色んな物がちょこちょこ無くなってるんですよ」
まどか「私なんか歯ブラシまで」
さやか「あたしなんて選択カゴに入れといたはずの体操服が無くなったんだよ!?」
マミ「なるほど……」
まどか「マミさん?」
マミ「暁美さんは何か言ってなかった?」
まどか「そう言えばほむらちゃんもシャーペンやら何やらが無くなったとか」
マミ「魔法少女ばかりが盗難に……」
マミ「二人とも、少しいいかしら?」
さやか「はぁ、大丈夫ですけど」
マミ「喫茶店にでも行きましょう、ご馳走するわ」
まどか「わーい」
さやか(わざわざ確認しなくても……ま、いっか)
ーーー
QB「さやかの飲みかけペットボトル、15000円で落札でーす」カタカタ
QB「唾液付きなのがウケたね、だったら」
QB「この杏子の使用済みリップクリームはどうなるかな?」
QB「おや、三人がどこかに行くみたいだ、こうしちゃいられないよ」タッ
スタバ
マミ「カフェモカを一つ」
まどか「抹茶ラテ!」
さやか「えーと、じゃあ練乳イチゴ豆乳ラテを」
まどか「一番高いやつ……」
さやか「うっ」
マミ「気にしなくていいのよ」クスクス
QB「喫茶店か、ストローやスプーンを使うに違いない」コソコソ
QB「上手くいけば商品を大量ゲットだよ」
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