P「俺の家が燃えてる…」(752)

早朝 765プロ

小鳥「おっはよーございまーす」ガチャ

P「…」ズーン

小鳥「あれ、プロデューサーさん今日は早いんですね」

P「…」

小鳥「あれあれ?どうしたんですか暗いですよプロデューサーさん」

         ___
       ∠__ /`ヽ

         |⌒ ⌒.| / |
         | (・)(・) | ||イ),|
         |* C *.| || ノ   俺の家が燃えてる…
         |´ー一` | |Y´
    ξー┤l>G<l .|(ニニヽ
      ̄ ̄|___|/ξノ
       /,/  \ヽ

     (^`V /     >`ー、 =3
     \_,ソ=3   (_ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

社長「音無君、実は昨日彼の家が燃えて…」

小鳥「そ、そうだったんですか…そんなことが」

小鳥「ごめんなさいプロデューサーさん、さっきのは謝ります」

P「別に…いいですよ」

小鳥「えーっとえーっと、ほら命があっただけでもよしとしましょうよ、ね?」

P「俺に生きてる価値なんてあるんですかねえ…はぁ…」

小鳥「うわ、めっちゃ落ち込んでますよ社長」

社長「うむ…手当ては出来る限り出すつもりなのだが、やはり精神的にショックを受けているようだな」

小鳥「無理もないですよね、家に帰ったら自分の家が燃えてるんですもの」

社長「しかしこのままでは仕事にも影響してしまわんかね?」

小鳥「そうですね、あのプロデューサーさんの様子を見ると…」

P「………はぁ」

小鳥「ダメそうですね」

社長「困ったな」

小鳥「今日は私がいつもの2倍働きますから、心配しないでください」

社長「音無君いつもすまないね」

小鳥「私はいいんです、それよりプロデューサー大丈夫でしょうか?」

社長「うーむ…」

小鳥「プロデューサーさん」

P「なんでしょうか…」

小鳥「今は辛いと思いますが元気を出してください、お願いします」

P「そんなこと言われても…俺に残されたのはもうこのスーツくらいですよ」

小鳥「…今日泊まるところはあるんですか?」

P「無いです、家…燃えましたから」

小鳥「もしよければウチに来ません?プロデューサーさんの助けになりたいんです」

P「え…でも」

小鳥「一時的にでもいいんです、一人で毎日ホテル暮らしだと絶対高くついちゃいますよ」

小鳥「その点私のウチに来れば3食お風呂昼寝付きです、どうですかプロデューサーさん?」

P「はは、小鳥さんありがとうございます」

小鳥「ということは?」

P「これからお世話になります、よろしくお願いします」

小鳥「うんうん、こういう時は素直に甘えてくださいね」

P「小鳥さん…」ジーン

社長「私の家に誘おうと思ったが、どうやら余計な気遣いだったようだな」

社長「おっとそろそろアイドルの諸君がくる頃だな、退散退散っと」

ガチャ

春香「おはようございます」

小鳥「あら春香ちゃん、おはよう」

P「春香か、おはよう」

春香「どうしたんですかプロデューサーさん、何か元気ないですね」

P「そ、そんなことないぞ…昨日はたまたま寝不足だっただけだ」

春香「もーっ夜遅くまで何してたんですか?仕事のし過ぎで倒れるとかはやめてくださいね」

P「あ、あぁ…気を付けるよ」

春香「そんなプロデューサーさんにはこれ、キャラメルですどうぞ」

P「あ、ありがとな春香」

千早「おはようございます」

響「はいさーい、おはようだぞプロデューサー」

貴音「みなさんおはようございます」

ガヤガヤ

P「みんな揃ったみたいだな」

小鳥「あの、プロデューサーさん」

P「ん?何ですか?」

小鳥「みんなには、その…言わないんですか?火事のこと」

P「言ってもしょうがないでしょう、かえってみんなを心配させるだけです」

小鳥「それはそうですが」

P「それに、小鳥さんがウチに来てくれていいって言ってくれたじゃやいですか」

P「あれすごく嬉しかったんですよ、感謝してます本当に」

小鳥「あ、あぅ…分かりましたプロデューサーさんの問題ですもんね、私がとやかく言うことではないですね」

真「ねえねえ、いつまで待たせるのさ」

響「2人とも自分たちのこと忘れてるんじゃないのか?」

亜美「兄ちゃんとピヨちゃんが内緒話、これは何か怪しいですな→」

真美「もししてもしかすると、今日のデートの打ち合わせかもしれませんな→」

雪歩「ええ?プロデューサーがデート?」

美希「それはダメなの、ハニーは美希のものなの」

春香「まあまあ、何もデートって決まったわけじゃ…」

律子「そうよ、あの2人は忙しそうだから代わりに私が今日のスケジュールを確認するわね」

伊織「なによただ楽しそうに喋ってるだけじゃない、どこが忙しそうなんだか」

律子「そこ、何か言った?」

伊織「別に、なんでもないわよ」

律子「はい、スケジュールは今言ったとおりよ、各自準備して」

P「律子、フォローありがとな」

律子「プロデューサー」

律子「社長から聞きました、その…昨日のこと」

P「あぁ」

律子「プロデューサーはすごいです、家が火事にあったっていうのに昨日の今日でもう仕事に就くなんて」

P「これでもいっぱいいっぱいなんだがな」

律子「辛いなら無理しないでください、プロデューサーは、その…765プロにはなくてはならない人ですから」

P「ありがとう律子」

律子「私にも手伝えることがあったら何でも言ってくださいね、少しだけならお金も貸せますから」

P「いざとなったら頼むよ、ありがとな」

律子「でも今日一日プロデューサーは事務所にいてくたさい、営業は全部私がやりますから」

P「ど、どうしてだ?」

律子「念のためです、車で万が一事故でも起こしたら大変ですからね」

小鳥「そうですね私も今日は一日中事務所にいたほうがいいと思います」

P「確かに今の俺じゃそうかもしれないな」

律子「それじゃ行って来ます、プロデューサーを任せましたよ」

小鳥「はい、いってらっしゃい」

P「俺は問題児扱いかよ」

小鳥「そんなことないですよ、プロデューサーさんは我が社のエースですから」

春香「それじゃあ行ってきますねプロデューサーさん」

P「いってらっしゃい、頑張れよ」

バタン

P「…」

P「2人っきりですね」

小鳥「そ、そうですね」

P「お茶でも入れましょうか」

小鳥「あ、それなら私が…」

P「俺がいれますよ、小鳥さんは座って待っててください」

小鳥「で、でも」

P「~♪」

小鳥「……はい」

P「…」カタカタ

プルルルルル

P「はい765プロです」

小鳥「…」ジー

P「はいありがとうございます、失礼します」

ガチャ

小鳥「…」ジー

P「ん?小鳥さんどうかしました?」

小鳥「え、あ、いや…」

P「お茶のおかわりですか?待っててください今汲んできます」

小鳥「そ、そうじゃなくて」

P「いいからいいから、ね」

小鳥「は、はい」

帰宅したら燃えてる家を見て

P「わはははははは!」

P「はは……は……」

春巻じゃねえか

寝てましたすみません

小鳥「あの、プロデューサーさん」

P「はい」

小鳥「私の家、ここから30分くらいなんですよ」

P「そうですか」

小鳥「それで、昨日は忙しかったから部屋の掃除ができてなくてですね…」

小鳥「そ、それに冷蔵庫の中もちょうど切らしちゃってて…」

P「すみません俺のせいで」

小鳥「いや、そういう話じゃなくてですね」

小鳥「仕事が終わったら買い物に付き合ってくれませんか?」

P「えぇ、もちろんいいですよ」

小鳥「本当ですか?ありがとうございます」

P「って、どうして小鳥さんがお礼を言うんですか」

P「お礼を言うのは俺のほうですよ」

小鳥「えへへ、だって嬉しくて」

小鳥さんってそんなかわいくないのに持ち上げる人が多いのはなんで?
マイナーキャラ好きな俺かっこいい的な思考なの?



律子「それじゃお疲れ様でした、お先に失礼します」

P「お疲れ、今日は助かったよ」

小鳥「律子ちゃんお疲れ様」

律子「明日はお休みなのでプロデューサーはゆっくり休んでください、それでは」

バタン

P「そうか…明日は休みだったのか」

小鳥「どうかしましたか?」

P「いえ、仕事は家のことを忘れさせてくれるいい機会だったので…」

小鳥「…」

小鳥「大丈夫ですよ、私がいますから」

P「分かってますよ小鳥さん」ポンポン

小鳥「えっ」

P「俺が一番感謝してるのは小鳥さんですから」ナデナデ

小鳥「あ、あぅ…」

P「買い物でしたよね、行きましょうか」

小鳥「…はい」



P「たくさん買いましたね」

小鳥「2人分ですから」

P「何から何まですみません」

小鳥「気にしないでください、今まで一人で寂しかったのでプロデューサーさんが来てくれて嬉しいです」

P「へーここが小鳥の家か」

小鳥「うふっ男の人を家に上げるのは初めてです」

P「なにか言いました?」

小鳥「いいえ、なんでもないですよ」

ガチャ

小鳥「どうぞ、散らかってますけど」

P「お邪魔します」

小鳥「ただいまって言ってもいいんですよ」

P「あ、そうか…じゃあただいま」

小鳥「うふふ、おかえりなさい」

P「意外と広い部屋なんだなぁ…って、これは生すかのDVD!?」

小鳥「みんなの初めての生放送ですから、最初から全部焼いて見てます」

P「俺も後で見たいです」

小鳥「じゃあ明日はゆっくり2人でDVD鑑賞ですね、マメに録画しといてよかった」

プロデューサーのアレも小鳥さんのおマメに録画しちゃうわけか

小鳥「今お風呂沸かしますね」

P「あ、すみません」

小鳥「その間こたつにでも入って温まっていてください」

P「あれ、また出かけるんですか?」

小鳥「ちょっと薬局に…」

P「それなら俺も」

小鳥「大丈夫です、すぐ戻ってきます」

バタン

P「行ってしまった」

P「一人でどうしろっていうんだよ俺」

P「今のうちに出来ることはないかな?」

P「そうだ、さっき買い物に行って来たし何か料理でも作ろうかな」

P「作り置きできて簡単に作れそうなものは…」

P「カレーだな」

P「えーっと、にんじんとじゃがいも、それにカレー粉はどこだっけ…」



ガチャ

小鳥「ただいま…って、うわぁカレーのいい匂い」

P「おかえりなさい小鳥さん、悪いとは思いましたが勝手に作っちゃいました」

小鳥「プロデューサーさん料理も出来るんですね」

P「いやー男の手料理なんで味には期待しないでください」

P「それより何買ってきたんですか?言ってくれれば俺も一緒に行ったのに」

小鳥「それは、その…これです、栄養ドリンクです」

P「栄養ドリンク?」

小鳥「プロデューサーさんが無理して身体を壊さないようにって…あはは」

P「じゃあそのもう一つの袋には何が入っているんですか?」

小鳥「え?こ、これはですね…」

P「ちょっとしますね」チラッ

小鳥「あっ…」

P「これは、パジャマ?」

小鳥「サイズが分からなくて…多分合ってると思いますけど」

P「小鳥さん俺のために?」

小鳥「スーツのまま寝たらしわになっちゃいますよ、かと言って私の服じゃ小さすぎるし」

P「そっか、俺服も何も無いんだった」

小鳥「でしたら、明日出掛けるついでにプロデューサーさんの洋服も見に行きませんか?」

P「でも、今の俺にそんなお金…」

小鳥「貸し1こでいいですから」

P「はは、それじゃお言葉に甘えます」

小鳥「出世払いでお願いしますね」

P「また厳しいことを、分かりました精進します」

昼ご飯食べてきます

小鳥「私の実家が燃えてる・・・」

小鳥「親鳥が焼き鳥になってしまった・・・」

P「あれ、そういえば何か忘れているような…」

グツグツ

P「ああしまった、カレーが」

ピーピー

P「ん?なんだこの音は?」

小鳥「お風呂が沸きましたってことですよ」

P「おお、なるほど…ってそうじゃなくてカレーが焦げるっ」

小鳥「…」

小鳥「ねぇプロデューサーさん」

P「何ですか?ちょっと後にしてください、今忙し…」

小鳥「ご飯にします?お風呂にします?」

P「え、ちょ…小鳥さん?」

小鳥「それとも…」

P「お、お風呂行ってきます」ダッ

小鳥「あーん残念」

風呂場

ザパァ

P「ふー…生き返るなあ」

P「まったく、小鳥さんも冗談が過ぎますよ」

P「っていうか小鳥さんってあんなキャラだっけ?」

P「まあ泊まらせてもらってる分邪険にはできないし」

P「たまには小鳥さんの冗談にも付き合ってあげるか」

P「しかし、こんな生活も悪くないかもな」

P「ここんとこずっと家に帰ってなかったし、たまに帰ってもやることといえば洗濯と寝ることだけだったし」

P「それに小鳥さんといると結構楽しいし」

P「ハッ何をいってるんだ俺は」

P「まだ少し混乱しているようだ」ブクブク

P「小鳥さん、お風呂あがりましたよ」

小鳥「はーいちょっと待っててくださいね」バンバン

P「何してるんですか?」

小鳥「布団を敷いてるんですよ…っと」ファサッ

P「…」

小鳥「あ、夕飯は向こうのテーブルにありますから」

P「いや、小鳥さんベットがあるじゃないですか」

P「どうしてわざわざ布団を2つ敷いてるんですか」

小鳥「だ、だってー…お客さん来てるのに私だけベットで寝るのはちょっと」

P「いいんです、小鳥さんはベットで寝ていいんです」

小鳥「えー」

小鳥「じゃあ私もお風呂に」

P「あれ、小鳥さん一緒に食べないんですか?」

小鳥「うーん…この時間に食べたら太っちゃうから」

P「今でもそんなに細いのに?」

小鳥「仮にもアイドル事務所ですから、それにみんなも食事制限頑張ってるんですよ」

P「確かに、みんな体型維持に努力してるんだな」

P「貴音以外…」

小鳥「私も食べても太らない身体がほしいです」

P「ははは、あれは貴音がおかしいんですよ」

小鳥「というわけですみませんが私がお風呂に入ってる間に食べちゃっててください」

P「なるほど、確かに目の前で美味しそうに食べられちゃたまりませんね、分かりましたいただきます」

小鳥「食器は台所に置いといてください、後で洗いますから」

P「はい、それじゃいただきます」

 \i、"ゞ/( _ 人 ,;从ノ" i、;;::.\メラメラ                      /
)ヾ ノ  从 ,,:;:''  ,; ;, ,;., ’∠だれですかわたしのいえにひをつけたのは>
    \          /./_                 _    \

  | \   | ̄ ブームけ  ̄| _ ..:| : :. ̄ / /∨| /W\  /\|  \  .|  ̄
:. ,: |::: : |  |::::| ̄ ̄| ̄ ̄ './ ̄\: :::::::|//   |/     \/       \|
,)ノ',|::: : |  | ,;' ,;ノ!、从 ゙'! |  ^o^ |..::::::|

ノ;ノヾ;, ., ( _ 人 ,从ノ" i、 i \_/ ::::::::| (:

(. ,.( ,;  /         / つ つ :::::::|.:从, ボーボー
人:. ヾ,、 (.         (_つ ノ    ,;;'人,,ノ
 (;. (:,  ,)::.           し´ ;,、 ,;ノノ .:;.(
、 ヽ;,:.;):.从;.,パチパチ       . ,、 ,.:;(゙:  ,.:.人
从ヾ;. '',人ヾ,´         ,ノ (,.ノ,、ヾ , .,;ノ

;;''')ヽ);;;;;;;,,,,,,)ソ''⌒;;)⌒;ソ.( ,;. ,:ノヾ; . ,;) ,、, 从 メラメラ

P「うん美味い、我ながら良くできてる」

小鳥「春は花をいっぱい咲かせよう夏は光いっぱい輝こう♪」

P「風呂場から聞こえてくる…小鳥さんノリノリだな」

P「おっとこうしちゃいられない、明日の予定は…っと」

P「しまったついいつもの癖で、明日は仕事は休みだった」

P「んんー…そう考えるとなんだか眠くなってきちゃったな」

小鳥「お待たせしましたプロデューサー、さん…」

P「zzz」

小鳥「寝てる」

小鳥「もう、こたつで寝ると風邪引きますよ…寝るなら布団で寝なくちゃダメです」グググ

小鳥「ダメだ、重い…」ハァハァ

P「zzz」

小鳥「あーあ、せっかく布団敷いたのに」

小鳥「まったくしょうがないですねプロデューサーさんは」ファサッ

小鳥「…」

小鳥「お疲れ様ですプロデューサーさん」チュッ

小鳥「私ってばズルい女です」

小鳥「おやすみなさい」

カチッ

パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン
パン     パンパンパンパンパンパンパンパン
パン( `・ω・) パンパンパンパンパンパンパン
  (( ( つ つ
     ),ィ⌒(  ・`д'・)
   (_(__人__,つ 、つ


        ; '     ;         
         \,,(' ⌒`;;)        
   ( ´・ω:;( (;; (´・:;⌒)/

   ( つ  (;. (´⌒` ,;) ) ’
    | ,ィ⌒((´:,(’ ,; ;'),`
   (_(__人__,つ 、つ

翌日

P「ん…」

チュンチュン

P「朝か…」

P「小鳥さんは」

小鳥「zzz」

P「まだ寝てるな」

P「ふあー…」

P「…」

P「顔洗うか」

P「あ、しまった…結局パジャマ着てないや」

P「せっかく昨日小鳥さんが買ってきてくれたのに」

P「よし、今日こそは着よう、それにはまず出掛ける準備だ」

P「ちょっとコンビニで髭剃りでも買ってくるか」

バタン

小鳥「うぅーん、おはようございますプロデューサーさん」

小鳥「…」

小鳥「プロデューサーさん?」

小鳥「あれ?プロデューサーさんどこに行っちゃったんですか?」

小鳥「お風呂?」バン

小鳥「それともトイレ?」バン

小鳥「どこにもいない…」

小鳥「もしかして、やっぱり私となんか一緒に居られないとかで出て行っちゃったんじゃ…」

小鳥「ハッそうだ、それならどこかに書き置きがあるはず」

小鳥「どこにもない、やっぱり出て行っちゃったんだー」

ガチャ

P「ただいまー」

小鳥「え?」

P「あ、起きてたんですね小鳥さん」

小鳥「ふえぇぇん、起きてたんですねじゃありませんよー勝手に出ていかないでくださいー」ダキッ

P「すみません、ちょっと買い物をしてて」

小鳥「もう、もし私が鍵閉めてたらどうするつもりですかー」

小鳥「…ん?鍵?」

タタタ

P「あれ小鳥さんどこ行くんですか」

タタタ

小鳥「プロデューサーさん、これ」スッ

P「なんですかこの鍵」

小鳥「私の家の合鍵です、プロデューサーさんが持っていてください」

P「いいんですか?」

小鳥「これからは仕事の終わる時間も違ってくるはずですから、持っていたほうが便利ですよ」

P「そういうことでしたら…ありがとうございます」

小鳥「はぁ、でもよかった、プロデューサーさんが戻ってきてくれて」

P「戻るも何も…今の俺の居場所は小鳥さんの家だけです」

P「俺、当面はここでお世話になるつもりだったんですがダメでしたか?」

小鳥「ダメなんてそんなことありません」

P「それに小鳥さんには貸しがありますし…」

P「ちゃんと返すまでは勝手に離れません、約束します」

小鳥「約束ですよ」

P「はい」

グー

P「そ、それより朝ご飯食べません?歩いてきたらお腹減っちゃいました」

小鳥「クスッ、待っててくださいすぐ作ります」

P「今日は俺の服を買いに行くんですよね?」

小鳥「そうですよー、私も暇なので付き合ってあげます」

P「まぁ、小鳥さんは出資者みたいなものですからね」

小鳥「それに男の人ってどんなところで服を買ってるのかも知りたいし」

P「そういうものですか?」

小鳥「題してプロデューサーさん改造計画」

P「それ菊地真の改造計画ですよ」

小鳥「今日はプロデューサーさんを私の手でかっこ良くさせてあげますから覚悟してくださいね」

P「はは、お手柔らかに」

遅すぎだろもっとペース上げろ



試着室

P「どうですか?」シャッ

小鳥「いいですよプロデューサーさん、次はこれ着てください」

P「は、はい」

P「どうでしょう?」

小鳥「いやああああプロデューサーさんカッコいいですー」

P「ちょ、小鳥さん?目がまんまあの時の雪歩そっくりですよ」

小鳥「次はこれ、その次はこれですよプロデューサーさん」

P「そんなワイルド系の服俺には似合いませんよ、もう終わりにしましょう?」

小鳥「あああああんカッコいいですーお持ち帰りしたいですー…あ、もうしてましたー」

P「ダメだ聞いてない、今更になって真の気持ちがわかった気がする」



P「落ち着きましたか?」

小鳥「すみません、取り乱しました」

P「まさか小鳥さんがあんなにはしゃぐなんて」

小鳥「うぅ…恥ずかしいです」

P「でも小鳥さんの面白い一面が見れてなんか得した気分ですよ」

小鳥「え?」

P「普段大人しい小鳥さんが俺だけに見せる姿ってことでいいですよね?」

小鳥「あ、あぅ…はい」

P「だったら許します、ほら、どこか昼飯でも食べに行きましょう」

小鳥「…そうですね」パアァ

P「うおっ、どうしたんですか急に腕なんか組んだりして」

小鳥「いーじゃないですか、私がこうしていたいんです」

夕方

帰り道

ガサガサッ

小鳥「たくさん買っちゃいましたね」

P「すみません、お金は必ず返しますから」

小鳥「いいんです、お金じゃ買えない経験しましたから」

P「何か…今日は充実した一日でした」

小鳥「どうしたんですか急に」

P「俺、最近仕事ばっかで街で遊ぶなんて久しぶりでしたから」

P「小鳥さん、今日は付き合ってくれてありがとうございます」

小鳥「いえいえ、こちらこそ楽しかったですよ」

ガチャ

小鳥「ただいまー」

P「ただいま…うーさむさむっ」

小鳥「私暖房いれておくので先に着替えてきてください」

P「わかりました」

P「あ、そういえば洗濯はどうするんだろ?」

P「やっぱ別々のほうがいいよな…って、ん?これは小鳥さんの下着!?」

P「そ、そうだよな…俺の汗臭いシャツと小鳥さんの下着を一緒に洗うなんてそんなこと出来ないよな」

P「小鳥さーん、俺の洗濯物は別々に置いておきますね」

小鳥「どうしてですかー?一緒でいいですよー」

P「えっ?」

P「女の人って普通こういうの気にするんじゃなかったのか?」

P「それとも小鳥さんが寛容なだけなのか」

P「うーん…」

P「後者だと考えておこう」

P「まあ俺もこっちのほうが変な気遣いしなくて済むから楽でいいな」

>P「女の人って普通こういうの気にするんじゃなかったのか?」
>P「それとも小鳥さんが寛容なだけなのか」
>P「うーん…」
>P「後者だと考えておこう」

おかしくね?

ガチャ

P「おぉ、部屋があったかい」

小鳥「光速で暖房つけましたから、それよりもうすぐ始まりますよ竜宮小町の歌番組」

P

ミスですが続けます

P「そういえば今日だったな」

小鳥「竜宮小町の初ゴールデンですよプロデューサーさん」

P「生放送だし3人とも緊張してなければいいけど」

小鳥「きっと大丈夫ですよ、あ、始まりました」

P「うん、振り付けも間違えてないし声もよく出てる…完璧だな」

小鳥「プロデューサーさん、律子さんみたいですよ」

P「あ、すみませんつい仕事モードに…」

小鳥「いいですよ、そのほうがプロデューサーさんらしいです」

P「俺らしい?」

小鳥「はい」

P「はは、そんなこと言ってくれるのは小鳥さんだけですよ」

小鳥「うふふ、そうですか?」

P「それしても小鳥さんはオンとオフの使い分けが上手いですね、俺も見習わなくちゃ」

小鳥「わ、私のことはいいんです、さあご飯にしましょう」

P「俺も手伝います」

小鳥「ダメです、今日は私に作らせてください」

トントン

小鳥「~♪」

P「小鳥さんが自らキッチンに立つとは…」

P「俺は何時の間にか小鳥さんは料理が出来ないイメージだったが」

小鳥「プロデューサーさんあともう少しで出来ますからね」

P「こんなにも家庭的な人だったんだな」

P「俺にとって事務員の印象が大きかっただけにてっきり小鳥さんは私生活でもポワポワした人だと思っていたけど」

P「今日一緒にいて分かったよ、俺は小鳥さんを気にかけている」

P「始めはなんともなかったのに、今はこんなにも小鳥さんに惹かれてる」

小鳥「あちち…プロデューサーさん出来ましたー運ぶの手伝ってください」

P「それに対し小鳥さんは俺のことをどう思ってるのか…」

P「まぁいいか、今は小鳥さんの要請に応えるとしよう」

P「なんせ小鳥さんと居ると気遣いせずになんだかんだ楽しくやっていけるから」

P「はーい、今行きますよ」

P「ん?この料理は?」

小鳥「私の得意料理の一つ、びっくりドリアですよ」

P「びっくりドリア?」

小鳥「ご飯はピラフ状に、ご飯の上は柔らかいスポンジ状のホワイトソースで固めてあるんです」

P「へぇー、これは美味しそうだ」

小鳥「そうでしょ?さあ熱いうちに運んじゃいましょう」

P「了解です、鍋ことでいいですよね?よいしょ…っと」

小鳥「わぁープロデューサーさん力持ち」

パクパク

小鳥「どうですかお味は…」

P「うん、美味しいですよ小鳥さん」

小鳥「本当ですか?やったー」

P「凄いですね、なんて言うか懐かしい味です」

小鳥「おふくろの味…とでも言うんでしょうかね」

小鳥「大切な人に食べてもらいなさいって母から教わったんですよ」

P「大切な人って…え?」

小鳥「うふふ、今がその時なんですよ」ニコニコ

P「はは、まいったなあもう」

小鳥「おかわりありますからゆっくり食べてくださいね」

AM1:16
P「小鳥さんダメです!止めてください!」
小鳥「無理です!ずっと好きだったのに気付かないのが悪いんですよ!」パンパンパンパン

って展開になるの?

P「ご馳走様でした」

小鳥「まさか全部食べちゃうなんて」

P「久しぶりに美味しい手料理を食べましたよ、もう完全に小鳥さんに手なずけられた感があります」

小鳥「やだプロデューサーさんったら、そんなこと言われたら本気にしちゃいますよ?」

P「さあ、食事の後は生すかのDVD鑑賞ですよ小鳥さん」

小鳥「あ、誤魔化しましたね、もうっズルいんだから」

P「最初から見ると一体何時間かかることやら」

小鳥「眠くなったら布団ですよ」

P「じゃあパジャマに着替えてこようかな」

小鳥「途中で寝る気満々ですね」

春香「それではまた来週、生っすかサンデー」

P「zzz」

小鳥「やっぱり寝ちゃいましたか」

小鳥「もう、あれほどお布団でって言ったのに」

小鳥「明日の目覚ましセットして、朝食は…簡単なものでいっか」

小鳥「プロデューサーさんのために部屋暖かくしておきますね」

小鳥「明日はベットで寝かせてあげようかな、もちろん私が布団で」

小鳥「おやすみなさいプロデューサーさん」

カチッ

翌朝

ピピピピピピピピ

小鳥「ん…何の音?」

ピピピピピ

小鳥「あ、プロデューサーさん電話ですよ、起きてください」

P「え?あ、すみません小鳥さん、えーっと誰からだ…って社長から?」

ピッ

P「もしもし」

社長「いやー朝早く申し訳ない、どうしても君に伝えておかなければならないことがあってね」

P「は、はい…何でしょうか?」

社長「それは事務所で話すとしよう、音無君も一緒なのだろう?2人で来てくれたまえ」

P「わかりました、はい…失礼します」ピッ

小鳥「あの、社長はなんて…?」

P「分かりませんが俺たちに話があるそうです」

765プロ事務所

P「おはようございます」

小鳥「おはようございまーす」

社長「すまないね、急に呼び出して」

P「それで話っていうのは…?」

社長「うむ、実は君の家の火災についてなんだがあることが分かった」

P「何ですかそれは」

社長「そう焦らないで聞いてくれ、君の家は放火にあったのだよ」

P「なんですって?」

小鳥「酷い、誰がそんなこと…」

社長「私も犯人に心当たりがあるのだが…まさか君がターゲットになってしまうとは」

P「社長、誰なんですかその人物とは」

小鳥「ぎくっ…」

社長「そう、犯人は君個人…というよりは我が765プロに対しての怨みが強人物で」

社長「私の旧知の友人でもあった彼のことだと思っている」

小鳥「まさか…」

P「961プロ」

社長「証拠は何もない、こんな推測のような状態で言うのもなんだが…」

社長「明らかに君の家だけを狙ったように集中的にガソリンがまかれていたんだ」

社長「ここまで悪質な手口は私も初めてだよ」

小鳥「悪質って…一歩間違えればプロデューサーさん死んでましたよ」

社長「ま、まだ黒井が犯人だと決まったわけじゃないが…調べてみる価値はありそうだな」

社長「君は今音無君の所に住んでいるのだろう」

社長「どうだい?何か嫌がらせは受けていないかね?」

小鳥「今のところは特に…」

社長「そうか、分かった」

社長「だがくれぐれも注意してくれたまえ、私も全力で君達をサポートしよう」

小鳥「はい、ありがとうございます」

P「…」

社長「なに大丈夫だ、黒井には私が直々に話しておこう」

社長「こんな朝早く呼び出してすまなかったね話は以上だ、今日もいつも通り仕事に励んでくれたまえ」

P「失礼しました」

バタン

小鳥「そっかー放火だったんですね」

小鳥「犯人が誰しろ許せないですよ、どうしてプロデューサーさんの家を狙ったんでしょうかね」

小鳥「でも安心してください、私の家は安全ですから」

P「小鳥さん、そのことなんですが…」

小鳥「ダメです」

P「え?」

小鳥「プロデューサーさん、どうせ私の迷惑になるからとか私を巻き込んじゃうからとか言って出て行くつもりですよね?」

P「どうして分かったんですか」

小鳥「分かりますよ、プロデューサーさんは…優しいから」

P「分かってるのならなおのこと」

小鳥「私は嫌です」

P「どうしてですか、俺がいたら小鳥さんまで…」

小鳥「だって、私は…プロデューサーさんがいなくなることのほうが辛いんです」

小鳥「それにプロデューサーさんとなら私どんな嫌がらせでも耐えられます」

P「小鳥さん、そこまで…」

小鳥「だからプロデューサーさん、今までどおりでいてください」

小鳥「お願いします」

P「…分かりました」

小鳥「!」

P「小鳥さんは俺が命にかえても守ります」

小鳥「プロデューサーさん、大好きです」ダキッ

P「おわ、ちょ…ここ事務所」

社長「…若いとはいいものだな」

小鳥さんは火をつけましたよ
プロデューサーの心にね(キリッ

春香「あわわどうしよう、今のってプロポーズ…だよね」

春香「早起きしてよかったかも、プロデューサーさんの貴重なところ見ちゃいました」

美希「何を見たの?」

春香「えっとね、プロデューサーさんの…って、うわあああ…美希」

美希「おはようなの」

春香「き、今日は早いんだね、いつもは遅いのに」アハハ

美希「なんかこの前ハニーの様子がおかしかったから何かあると思って早く来てみたの」

春香(うわぁ、すごい…当たってるよ)

春香「美希は感が鋭いんだね」

美希「うんまあね、だからそこどいて、早く事務所に入りたいの」

春香(えーっと今は2人きりにさせてあげようかな)

春香「あ、そうだ、ねえ美希朝ご飯は食べた?」

美希「まだだけどおにぎり買ってあるから事務所で…」

春香「私まだだからその辺で一緒に食べよう」

美希「え?嫌なの、今すぐハニーに会いたいの」

春香「いいからいいから」ズルズル

美希「うえええん、これじゃ早起きした意味がないの~」

P「ん?今春香の声がしませんでしたか?」

小鳥「そうですか?私にはなんとも」

ガチャ

P「あれ?本当だ、誰もいない」

小鳥「プロデューサーさん、張り切りすぎですよ」

P「そうですよね、こんな早朝に来るわけないですもんね」

小鳥「そんなプロデューサーさんに、はい」スッ

P「これは、この前の栄養ドリンク」

小鳥「765プロ、ファイトー、ですよ」

P「よし、今日も頑張るか」

1週間後

社長「ふむ…ふむ…それは本当かね?」

社長「なるほど、分かったありがとう」ピッ

P「社長今の電話は」

社長「ああ、放火の実行犯が捕まったようだ」

小鳥「本当ですか!」

社長「犯人は961プロに頼まれてやった、と自供しているらしい」

小鳥「やっぱり961プロだったんですね」

社長「黒井ももうすぐ捕まるだろう…どうかしたかね?」

P「あ、いえ…何でもありません、犯人が捕まってよかったです」

社長「今回のことは本当にすまなかった、私がもっとしっかりしていれば」

P「大丈夫です、社長は悪くありません」

P「悪いのは黒井ですから…」

小鳥「プロデューサーさん」

小鳥「全て計画どおりでござるwwwデュフフwwww」

765プロ事務所

小鳥「プロデューサーさん、どうしたんですかさっきから…元気ないですよ?」

P「すみません、少し考え事をしていて」

『次のニュースです、今日午後2時過ぎ東京赤坂に本社を構える961プロダクションの黒井社長が放火の容疑で書類送検されました』

春香「あー、見てくださいプロデューサーさん」

美希「黒井社長逮捕されちゃったなの」

響「自分たちに悪いことした罰が当たったんだぞ」

小鳥「これで一段落ですねプロデューサーさん」

P「うーん…」

小鳥「プロデューサーさん?」

P「よし、決めた」

P「小鳥さん、今日は早く帰れますよね?」

小鳥「え?そうですねえ、夕方にはあがれると思いますけど」

P「よかったら今日ディナーでも行きませんか?いいお店があるんですよ」

小鳥「うわぁ、いいですねえディナー」

P「それじゃ終わったらビルの前で待っていてください、やよい達の撮影が終わったら迎えに行きますから」

小鳥「はあい、わかりました」

小鳥「プロデューサーさんのほうから誘ってくれるなんて嬉しいな」

トピ主はよw






ぬるぽ

やよい「うっうー、お迎えありがとうございます…って、あれ?いつもと服装が違います」

伊織「どうしたのよアンタ、そのスーツ見るからに高そうなんだけど」

P「これから大事な話があるんでな、どうだ似合ってるか?」

やよい「プロデューサーカッコいいです」

伊織「まあ、似合わなくはないかもね…」

P「ありがとう、2人に言われると何だか自信がついて来たよ」

やよい「ところで大事な話ってなんですか?」

P「大人の、大事な話だ」

P「やよいや伊織にはまだ早い話かな」

伊織「ちょっと何よそれ、やよいはともかく私を子供扱いしないでくれる?」

P「おっとごめんな伊織、でも…今日は本当に大切な日なんだ」

>>626
ガッ

キキッ

P「着いたぞ」

やよい「お疲れ様でしたプロデューサー」

P「ああ、今日もよく頑張ったな」

伊織「…」

P「どうした?降りないのか?」

伊織「アンタの大事な話ってつまり、あれよね…」

P「なんだ?心配してくれてるのか?」

伊織「べ、別にそんなんじゃないわよ…ただ」

P「ただ?」

伊織「その話、うまくいくといいわね」ガチャ

P「伊織…」

P「ありがとうな、俺頑張るよ」

伊織「うん、このスーパーアイドル伊織ちゃんが応援してあげるんだから失敗は許さないわ」

P「伊織は成長したな、さっきは子供扱いして悪かった」

伊織「いいから行きなさい、その人待たせてるんでしょ?」

P「ああ、そうだな」

P「それじゃ2人とも気を付けて帰るんだぞ」

やよい「また明日ですプロデューサー」

伊織「絶対頑張りなさいよー」

小鳥「えーっとここで待ってればいいのかな?」

キキッ

ガチャ

P「お待たせしました、小鳥さん」

小鳥「あら、どうしたんですかその格好…それに車まで」

P「今日は特別な日ですから、はい、小鳥さんもこれに着替えて来てください」

小鳥「これって、ドレスじゃないですか」

P「俺の服を選んでくれたお礼です、きっと似合うと思いますよ」

小鳥「あ、ありがとうございます、すぐに着替えてきますね」

コツ コツ

小鳥「お待たせしました」

P「小鳥さん」

小鳥「どうですか?似合ってます?」

P「綺麗です、とても」

小鳥「えへへ、でもこれから何処へ?」

P「行けば分かりますよ、それでは車へどうぞ」

車内

小鳥「珍しいですね、プロデューサーさんがこんな粋な計らいをしてくるなんて」

P「そうですか?俺だってやる時はやりますよ」

P「大切な人のためならいくらお金をつぎ込んでも構わないって、今がその時なんじゃないかなって思うんです」

小鳥「プロデューサーさん」

P「もうすぐ着きますよ」

カランカラン

「ようこそいらっしゃいませ」

P「どうも、お久しぶりです」

「これはこれは…高木殿から伺っております、どうぞこちらへ」

P「行きましょう小鳥さん」

小鳥「…」

P「小鳥さん?」

小鳥「ハッすいません、つい部屋の内装に見とれていました」

小鳥「そういえばさっきからお久しぶりだとか高木殿だとか言ってましたけどもしかして」

P「ええ、ここでは大事な商談を決めるために何度か来たことがあります」

小鳥「わ、私なんかが来てよかったんですかね?」

P「…」

P「小鳥さん、貴方に見せたいものがあります」

小鳥「見せたいもの?」

P「その前に何か飲みましょう、ワインはお嫌いですか?」

小鳥「いえ、好きですけど」

P「それではワインを2つ」

小鳥「あ、プロデューサーさん、車なのにお酒は…」

P「大丈夫ただの様式美です」

小鳥「そうですか…」

P「乾杯」

カチン

P「お味はどうですか?」

小鳥「なめらかでとっても美味しいです」

P「それはよかった、料理のほうも冷めないうちにいただきましょう」

小鳥「そうですね、いただきます」

小鳥「うーん料理も美味しいですねプロデューサーさん」

P「喜んでもらえて何よりです」

小鳥「それで、私に見せたいものって何ですか?」

P「それはですね…」

P「これです」スッ

小鳥「中を開けても?」

P「どうぞ」

パカッ

小鳥「これって…指輪じゃないですか」

P「今ここではっきり言います」

P「俺は音無小鳥さん貴方が好きです」

小鳥「!」

P「短い間ですが一緒にいてこれほど楽しかった女性は小鳥さん以外にいません」

P「俺の運命の人は間違いなく小鳥さんです」

P「この申し出にYESなら指輪をはめてください、NOなら箱を閉じ俺に渡してください」

ドキドキ

小鳥「プロデューサーさん…」

小鳥「そんなの、決まってるじゃないですか」スッ

P「小鳥さん」

P「ありがとうございます」

小鳥「これからも私のそばにいてくださいね」

P「はい!」

それから3日後、美希の鋭い女の感によって俺達の同棲生活はすぐにバレてしまった。
しかしこれを機に俺と小鳥さんは今の関係を周囲に公表することに決めた。
社長を含めみんなが祝福してくれた…が、美希だけはどうしても諦めきれないのかすっと泣いていたのをよく覚えている。
そんな美希も今じゃトップアイドルの仲間入りだ、春香も千早も…765プロのアイドル全員が。

忙しくなった事務所に朗報が入ったのはその3ヶ月後だった。
なんと小鳥さんが妊娠したらしい。
俺ももうすぐパパになるんだと思うと今の仕事をよりいっそう頑張らないとな、とそう思うようになった。
まさかあの放火からこんな逆転劇が起こるなんて夢にも思わなかったが、どれもこれも運命のいたずらというやつだろう。
俺は小鳥さんという伴侶を手に入れた、がこれはゴールでは無く、スタートなのだと思う。
ピンチがチャンスになることはいくらでもある、これは誰にでも言えることだ。
俺は進む。小鳥さんの手を取りみんなの成長を見守りながら進むだろう。

終わり

途中で寝ちゃったり遅かったりしてごめんなさい
保守してくれた人読んでくれた人どちらもありがとです

起きたら終わってみんなの小鳥さん結婚してたwwwwww
 フッ… l!               (~)
  |l| i|liヽ            γ´⌒`ヽ
  {i:i:i:i:i:i:i:i:}      __ _ ニ{i:i:i:i:i:i:i:i:}  ヴォン!!
l|(( ´・ω・):l. __ ̄ ̄ ̄  (( ´・ω・)

  !i   ;li    ̄ ̄ ̄    キ(::::::::::::)三
  i!| |i      ̄ ̄  ̄   =と__)__) ―

             //(~)////// //
            γ´⌒`ヽ// / ;  ;

             {i:i:i:i:i:i:i:i:}// / ヒュンッ
           //(・ω・` ))//
          ///(::::::::::::::)/ /               (~)
  シュパパパッ  ////ミ三三彡//             γ´⌒`ヽ
          // /// /// //             {i:i:i:i:i:i:i:i:}
シャキーン!!  (~)  / / // /              と(´・ω・` ) >>1
    γ´⌒`ヽ / / /                   ノ:::::と_ノ
     {i:i:i:i:i:i:i:i:}//                    (_⌒ヽ
    (・ω・`∩      三              ノノ `J
     (:::::::::::::ノ ニ≡              ; .: ダッ
    キ 'y  ノ 三  三   三          人/!  ,  ;
    =(__ノ_) 三    ―_____从ノ  レ,

        

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