シノ「アリスはちっちゃくて可愛いですね~」ナデナデ
アリス「私は4人の中で一番誕生日が早いんだよ!本来なら私が撫でるんだよ!」
陽子「その割には身長も胸も小さいよな~」
カレン「昔はアリスのが身長も胸も大きかったデス!」
陽子「イギリス人ってみんな高身長でボインが多いイメージがあるんだけどな~」
アリス「まだ発展途上だよお!」フルフル
シノ「アリスはアリスですよ、今のままが一番です」ニコッ
アリス「シノ・・・」
カレン「シノ!アリスとワタシどっちの方が可愛いデスか?」
シノ「断然カレンです!」
アリス「えええ!!!この流れで!?」
シノ「流れ・・・?同じ金髪なら髪が長くてスタイルの良いカレンの方が素敵です」
カレン「シノ大好き!」ギュッ
シノ「ブリティッシュガールの鑑です!」ギュッ
アリス「うう・・・」
陽子「アリスはカレンには無い魅力が有るよ!例えば・・・妹属性?」
アリス「お姉ちゃんだよ!」
~忍家~
シノ「アリス~機嫌を直して下さい」
アリス「もう・・・」プンプン
シノ「アリスはカレンと違って起伏がありませんから・・・正直抱きしめても楽しくありません」
アリス「・・・」プイッ
シノ「・・・おやすみなさい」
アリス(起伏が無い・・・か)
~学校~
アリス「ヨーコ!」ダキッ
陽子「どうしたアリス!?急に抱きついて!」
アリス(すごい柔らかい・・・包容力があるよ・・・)
カレン「オハヨウゴジャイマー・・・」
アリス「カレン!」ダキッ
カレン「なっ、なんデスか!?」アタフタ
アリス(ヨーコには劣るけどとっても暖かい・・・そして柔らかい・・・)ギュウッ
カレン「え?太らない秘訣デスか?それはもちろんセックスでーす!!」
カレン「セックスはさいこーのスポーツデスよね!!」
カレン「はっ、恥ずかしいデス!アリス!」
アリス「ねえ2人とも、私に抱きつかれてどうだった?」
陽子「どうだったって・・・そりゃ驚いたさ」
アリス「感想じゃなくて感触!」
陽子「そうだな・・・固かったな」
カレン「ゴツゴツしてたデス!アリスはもっとご飯をちゃんと食べるべきデス!」
陽子「そうだぞ!女の子はちょっと太ってるくらいが可愛いって誰か言ってたぞ!」
アリス「ちゃんと3食取ってるよお・・・」
「ねえねえカレンちゃん!これ食べる!?」
カレン「ありがたいデス!いただくデス!」パクッ
「キャー食べた!可愛い~!」
アリス(食べるだけで可愛いって言われるんだ・・・)
シノ「アリスは固すぎるんですよ」ヌッ
アリス「固い・・・?やっぱり私ってそうなんだ・・・」グスン
シノ「違います!体系的なことではありません!思考です!思考!」
アリス「思考・・・?」
シノ「アリスはちょっと固すぎるんですよ、もっと年相応の振る舞いをしたらどうですか?」
アリス「年相応って・・・」
シノ「ちょっとぶりっ子しても大丈夫だと思います!」
アリス「ぶっ、ぶりっ子・・・?」
シノ「とにかく実践です!」
アリス「えーっと・・・エッフェル塔の高さって知ってるぅ?324mなんだってぇ」キャピキャピ
「きゃああああ!!!!かわいいいい!!!!!」
アリス「えっ、ええ・・・?」
シノ「やりましたね!アリス!」
「お菓子上げる!」
「作って来たお弁当食べる!?」
「近所に新しいカフェがオープンしたんだって!行こうよ!」
陽子「やれやれ、アリスはモテモテだな」
アリス「わっ、私はシノ一筋だよ!」
「きゃああ!アリスちゃんかわいいいい!」
アリス「ええ・・・」
シノ「良かったですね、アリス」ニコッ
~3ヶ月後~
陽子「もう夏か~今年も4人でどこか遊びに行こうよ!」
カレン「そうデスね・・・去年は山に行ったデスし今年は海がいいデス!」
シノ「海ですか~いいですね~」
アリス「うっ、海はちょっと・・・」
陽子「なんでだ~?もしかして太ったからとか!」
アリス「うっ!?・・・そっ、そんなワケないよ、ねっ、シノ?」
シノ「確かにここ最近アリスは以上な太り方をしてます」
アリス「えええ!!!乙女に体重の話は禁物なんだよ!」
シノ「アリスが先にお風呂に入るともうお湯がスッカラカンです」
陽子「うーん・・・相撲とか始めたらどうだ?アリス」
アリス「ひどいよ~!カレン!女の子は【ちょっと】太ってるくらいがちょうどいいんだよね!?」
カレン「これはさすがに太り過ぎデス」
アリス「えええええ!!!!!!!カレンの嘘つき!!!!!」
シノ「ほら見て下さい、このアリスの髪、油にまみれてます」
陽子「うわこりゃあひどいな・・・夏は相当キツいぞ・・・」
アリス「もう!見ないでよ~!!!!」プンプン
「アリスちゃんこれ上げる!」
「ちょっと作り過ぎちゃって・・・よかったらどうぞ!」
アリス「わああ!ありがとうみんな~!」パクパクモグモグ
シノ「・・・」
陽子「どうするシノ・・・このままじゃ太り過ぎてアリスが爆発しちゃうかも・・・」
シノ「ええ!?爆発するんですか!?」
陽子「冗談だよ・・・とにかく痩せないとまずい、家での食事を減らすとか・・・」
シノ「家の食事は太る前から変わっていません、たぶんクラスのみんなの餌付けが原因だと・・・」
カレン「エサを与えないで下さいってプラカードを吊るしておきマショウ!」
シノ「うーん・・・アリスが運動をしてくれればいいんですけど・・・」
陽子「アリスは運動が苦手だしな・・・」
カレン「何かショックを与えて痩せさせるデス!」
シノ「アリスを傷つけたくありません・・・アリス自身が気づいてくれるまで・・・」
陽子「その割にはさっき太ってるって堂々と言ったよな・・・」
~1週間後~
アリス「うんしょ・・・シノ~起き上がるのがきついよ~手伝って~!」ジタバタ
シノ「はい・・・」グイッ
アリス「ありがとう!・・・ってきゃっ!」ドスン
シノ「きゃあああああ!!!!ナニするんですかアリス!?」ギュウウウウウ
アリス「ごめんシノ・・・体勢を崩しちゃって・・・」
シノ「潰れます!潰れてしまいます!!早くどいて下さい!!!!」ギュウウウ
アリス「あっ、ごめん」
シノ「はあ・・・はあ・・・」
アリス「大丈夫シノ~?」
シノ(悪魔です・・・悪魔がここに居ます・・・)
アリス「制服がキツいよお~私も【少し】は成長したのかな?これならヨーコやカレンにも負けないかも!」ギュウウウウ
シノ(力士が・・・スモウレスラーが鏡の前でポーズを決めてる・・・)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シノ「もう我慢できません、陽子ちゃんどうしましょう」
陽子「うーん・・・もう実力行使しかないな・・・」
カレン「そうデス!やるしかないデス!マンションの一室を貸してあげるデス!」
シノ「ありがとうございます!ではさっそく・・・」
~忍家、深夜~
アリス「日本の食べ物美味しいよお」パクパクシノ「おいデブ」
アリス「シノ!?こっ、これは・・・!」
シノ「最近食料の減りが早いと思ったらこういうことだったんですね」
アリス「うう・・・ごめんなさい」
シノ「でも大丈夫です、私たちが責任を持ってアリスを元に戻しますから」ニコッ
アリス「あれ?なんだか眠くなって・・・」バタッ
シノ「ふふふ・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~カレンのマンション~
アリス「うう・・・ここは?」
シノ「やっと目が覚めましたか。アリス」
アリス「シッ、シノ?!何をするの!?」
陽子「これからアリスは元に戻るんだ」
カレン「先生にはちゃんと説明して休暇をもらいまシタ!」
シノ「アリスが痩せるまで家に帰しません」
アリス「ええええええ!!!!!!」
シノ「さてまずは自覚をしてもらいましょうか」ドンッ
アリス「この鏡は何・・・?」
陽子「この鏡に向かって自分はデブですと言い続けるんだ」
カレン「ブタさんって思ってもいいデスよ!」
アリス「いっ、嫌だよ!私太ってなんかないよ!」
シノ「こんなにお腹を大きくしてもまだ太ってないと言うのですか?」グイッ
アリス「きゃっ!お腹のお肉をつままないでよ~///」
陽子「しょうがない、私たちがデブって耳元で囁くか!」
カレン「観念するデスアリス!」
「アリスはデブ」「アリスはデブ」「アリスはデブ」「アリスはデブ」「アリスはデブ」「アリスはデブ」「アリスはデブ」「アリスはデブ」「アリスはデブ」「アリスは
アリス「嫌ああああア!!!!!!!」
デブ「私はブタです・・・ブヒイ・・・」
陽子「ふう、やっと自覚が終わったな!」
シノ「ねえねえブタさん、ブタさんは生きてて楽しいですか~?」
ブタ「いっ、生きててごめんなさい・・・私のような矮小な存在が生きててごめんなさい・・・」
カレン「痩せればいいんデスよ!元に戻れば人間としての生活が戻ってくるデス!」
陽子「そうだ!愛するシノのためだ!」
シノ「今こそありふれた日々の素晴らしさに気づく時です!」
デブ「・・・!」
~数週間後~
アリス「やったよお!目標体重まで下がったよお!」
シノ「やりましたね!ブ・・・アリス!」
陽子「やっぱりこの姿が一番可愛いな!」ナデナデ
カレン「人間やればできるデス!お祝いの食事を用意してあるデス!みんなで食べるデス!」
陽子「やったあ!」
シノ「わあ!気が利きますね、カレン!」
シノ「わあ!なんて豪華!」
アリス「久しぶりのちゃんとした食事だよお!」
陽子「思えばアリスにはひどいことをしたな・・・」
カレン「アリスはゲテモノばかり食べてたデス、これくらい豪華でもバチはあたらないデスよ」
アリス「みんなは私のためを思ってやってくれたんだよね!全然気にしてないよ!」
陽子「そうか・・・じゃあいただきます!」
アリス「頂きます!」パクッ
シノ「美味しいです!」
陽子「やっぱ金持ちの料理は違うな!」
アリス「・・・オヴェエエエエエエ!!!!!」
カレン「アリスが吐いたデス!?」
陽子「久しぶりの食事で気持ち悪くなったんだな・・・」
シノ「食事美味しいです」パクパク
~1週間後~
「アリスちゃん!おかし上げる!」
「アリスちゃんお弁当の余りあげる!」
アリス「ごめん・・・食欲がなくて・・・」ゲッソリ
シノ「どうしましょう・・・痩せたのはいいですけどこのままでは・・・」
陽子「カレン・・・分かってるな」
カレン「第二回アリス地獄の合宿inワタシのマンション開催デス!」
アリス「それは嫌ああああああああ!!!!!!!!」パクパク
陽子「あっ、食べた」
~end~
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません